JP2005340941A - 通信システム、携帯端末及びサーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な操作でメニュー画面の表示を自由に変更できるとともに、携帯端末における内蔵アプリケーションの起動操作及びネットワーク上のリソースへのアクセス操作を一つの画面行うことができるようにする。
【解決手段】
通信網上のサーバに、携帯端末で表示可能なコンテンツのプログラムソースに、所定サーバへのアクセス命令及び携帯端末に内蔵のアプリケーション起動命令の定義が記述された、メニュー画面用のメニューコンテンツを蓄積しておき、サーバにアクセスした携帯端末からの送信要求に応じて、要求されたメニューコンテンツをサーバから携帯端末に送信し、携帯端末において、取得したメニューコンテンツとその識別情報を記憶し、記憶された複数のメニューコンテンツの中から選択されたメニューコンテンツをメニュー画面として設定し、そのメニューコンテンツを表示部に表示する。
【選択図】 図4
【解決手段】
通信網上のサーバに、携帯端末で表示可能なコンテンツのプログラムソースに、所定サーバへのアクセス命令及び携帯端末に内蔵のアプリケーション起動命令の定義が記述された、メニュー画面用のメニューコンテンツを蓄積しておき、サーバにアクセスした携帯端末からの送信要求に応じて、要求されたメニューコンテンツをサーバから携帯端末に送信し、携帯端末において、取得したメニューコンテンツとその識別情報を記憶し、記憶された複数のメニューコンテンツの中から選択されたメニューコンテンツをメニュー画面として設定し、そのメニューコンテンツを表示部に表示する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、通信システム、携帯端末及びサーバに関し、特に、通信網上のサーバにアクセスした携帯端末からのコンテンツ送信要求に応じサーバ内の当該コンテンツを携帯端末に送信する通信システム、携帯端末及びサーバに関する。
従来、例えば携帯電話端末において、内蔵アプリケーションソフトウェア(電話帳、電卓、スケジュール帳など)を起動するためのユーザインターフェース機能として組み込まれているメニュー機能については、メニュー画面の色や背景などの複数の視覚的デザインがプリセットデータとして携帯電話端末内のフラッシュメモリ等に保持されている。また、メニュー表示内の一つずつのメニューアイコンを変更するカスタマイズ機能が実現されている。
例えば、メニュー表示において利用する機能の選択を容易化し、操作性を向上させるものとして、利用者が必要とする機能を書き込み可能な不揮発性のメモリに設定登録し、メニュー表示に際して、簡易メニュー表示が選択された場合、前記メモリに設定登録されている機能だけを表示部に表示するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載のものは、所定の操作によってユーザが機能を選択できるので、メニュー機能をカスタマイズして利用したい機能だけを表示部へメニューとして表示することができる。
特開2001−86219号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、変更可能な表示デザインの数に制限があった。また、メニュー表示全体のデザイン変更に関する自由度が低く、デザインの追加が不可能である。さらに、自作メニューの表示に取り替えることもできないという問題があった。
また、特許文献1に記載のものを始めとする従来の携帯電話端末に内蔵のアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションという。)は、専用のメニュー機能で起動され、Web(World Wide Web)サイトへの接続時は、Webブラウザ(以下、単にブラウザという。)を起動する必要がある。
図10は、従来の携帯電話端末の画面表示例を示す図であり、図10Aはメニュー画面の一例、図10Bはブラウザを起動する際の表示画面の一例、図10Cは内蔵アプリケーションのツール機能を選択する際の表示画面の一例を示す図を示す。例えば、携帯電話端末からインターネットに接続してWebサイトを閲覧したいときは、図9Aのメニュー画面から例えばiモード(日本電信電話株式会社登録商標)等のインターネット接続モード(以下、Webモードという。)を選択して図9Bに示すWebモード画面を表示させ、Webモード画面内のWebモードメニューを選択して所定のブラウザを起動させることでWebサイトの閲覧ができる。また、携帯電話端末に内蔵のアプリケーションを起動させたいときは、一旦上述の処理で起動させたブラウザを終了する。そして、図9Aのツール等を選択し、図9Cのツール画面から所望のアプリケーションを選択するような操作で実現できる。
このように、よく使用する内蔵アプリケーションの利用と、インターネット等のネットワーク上のリソースへアクセスを行うためには、それぞれに別々のアプリケーションを起動させる必要があり、例えばパーソナルコンピュータのOS(Operating System)等で採用されているデスクトップ画面上での操作のように、一つの画面上で簡易な操作で起動することはできないという問題があった。
斯かる点に鑑み、本発明は、簡易な操作でメニュー画面の表示を自由に変更できるとともに、携帯端末における内蔵アプリケーションの起動操作及びネットワーク上のリソースへのアクセス操作を一つの画面で行うことができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、通信網との通信手段を備えた携帯端末から通信網に接続されたサーバにアクセスし、サーバから携帯端末へコンテンツを送信するものであって、携帯端末で表示可能なコンテンツのプログラムソースに、通信網上の所定サーバへのアクセス命令及び携帯端末に内蔵のアプリケーションソフトウェア起動命令の定義が記述された、メニュー画面用のメニューコンテンツをサーバに蓄積し、携帯端末からのメニューコンテンツ送信要求に応じて蓄積されたメニューコンテンツをサーバから携帯端末に送信し、携帯端末においてサーバより取得したメニューコンテンツとその識別情報を記憶し、この記憶されたメニューコンテンツの中から選択されたメニューコンテンツをメニュー画面として設定し、このメニュー画面として設定されたメニューコンテンツを表示部に表示するようにする。
斯かる本発明によれば、ユーザはサーバより所望のメニューコンテンツをダウンロードしてメニュー画面に表示することにより、取得した所望のメニューコンテンツによるメニュー表示又はデフォルトメニュー表示を選択可能となる。
また、サーバよりダウンロードするメニューコンテンツ、例えばHTMLファイル等のプログラムソースに対し、通信網上のリソースへのアクセスを行うための記述に加え、携帯端末本体の内蔵アプリケーションを起動するための記述を拡張定義したので、ユーザは一つの画面で通信網上のリソースへのアクセス操作と内部アプリケーションの起動操作を行うことができる。
本発明によれば、ユーザはサーバより所望のメニューコンテンツをダウンロードしてメニュー画面に表示することにより、取得した所望のメニューコンテンツによるメニュー表示又はデフォルトメニュー表示を選択可能となり、携帯端末のメニューで表示される全体の視覚効果について、例えばアプリケーションの表示順序、機能構成、アニメーションの効果等、自由に変更することができるという効果がある。
また、ダウンロードするメニューコンテンツ、例えばHTMLファイル等のプログラムソースに対し、通信網上のサーバへのアクセスを行うための記述に加え、携帯端末の内蔵アプリケーションを起動するための記述を拡張定義したので、ユーザは一つの画面で通信網上のリソースへのアクセス操作と内部アプリケーションの起動操作を行うことができるので、メニュー機能を切り替える必要がなく使い勝手が良いという効果がある。
以下、図1〜図9を参照して、本発明の一実施の形態の例について説明する。本例は携帯端末の一例として携帯電話端末に本発明を適用した例である。
図1は、本発明の一実施の形態のシステム構成を示す図である。図1において、1は通信機能及びブラウザを備える携帯電話端末、5はインターネット等の通信網、6は通信網5に接続されたWebサーバ(コンテンツサーバ)、7はコンテンツサーバ6内に格納され後述するメニューコンテンツが保存されているデータベースを示す。
利用者は、図1に示される携帯電話端末1のキー入力部3を操作してブラウザを起動させ、アンテナ4を介し基地局(図示略)に無線接続して通信網5上の所定のコンテンツサーバ6にアクセスし、液晶ディスプレイなどからなる表示部2に表示されるWebサイト上のページを閲覧することができる。利用者はWebサイトから所望の画像データや音声データ、プログラムデータ等を携帯電話端末1へダウンロードすることができる。
図2は、本発明の一実施の形態の携帯電話端末1のソフトウェア構成例を示す図であり、階層化して示している。
図2において、最上位のアプリケーション層にネットワーク環境などで利用されるアプリケーションソフトウェア(以下、APとも称する。)として例えばSun Microsystems社開発のJava(登録商標)アプリケーション、コンテンツサーバ6より取得したコンテンツデータを表示するWebブラウザ(単にブラウザともいう。)13、携帯電話端末1に内蔵された、例えば電話帳、電卓、カメラ機能等のアプリケーションが設けられる。この内蔵アプリケーションは、専用のメニュー機能として用意されソフトウェアとしては本体に組み込み形式で搭載されている。なお、JVM12はJava仮想マシンを示す。
アプリケーション層の下位層には、ブラウザ13とコンテンツサーバ6の間でHTML(HyperText Transfer Protocol)ファイルやこれに関連付けられた画像データ等の送受信に用いられるHTTP15、その下位層に携帯電話端末1及びコンテンツサーバ6間のデータ転送の管理及びデータ転送の信頼性を保証するトランスポートレイヤ16、さらに下位層にパケット通信のためのアドレス管理と経路選択を行うパケット通信プロトコル17が構成される。
また、アプリケーション層の下位層には、アプリケーション(AP)管理部18があり、下位層のシステム制御部19からの制御信号を受けてブラウザ13や他のアプリケーション等のアプリケーションの起動及び終了の管理を行う。システム制御部19は、キー入力部3からの入力信号に基づく所定の制御、及び本発明の通信システムを実現するための制御を行う。
さらに、アプリケーション層の下位層にある描画ライブラリ20は、複数のソフトウェアで使用される描画に関する処理を行うものである。ファイルマネージャー22は、例えばファイルのコピーや移動などといったファイルシステムの操作をGUI(Graphical User Interface)で実現するものである。また、フラッシュメモリライブラリ23はフラッシュメモリ34(図3参照)へのファイルのコピーや移動などといった処理を実現するものである。そして、これら描画ライブラリ20、ファイルマネージャー22、フラッシュメモリライブラリ23は、オペレーティングシステム(OS)25との橋渡しをするドライバ部21により制御される。なお、このドライバ部21は各ライブラリ及びファイルマネージャーの専用ドライバとして作成し、3つに分割してもよい。
最下位層に位置するOS25は基本ソフトウェアであって、キー入力や画面出力といった入出力機能やメモリの管理など、多くのアプリケーションから共通して利用される基本的な機能を提供し、コンピュータシステム全体を管理するソフトウェアである。
図2に示されるように、本例のソフトウェア構成は、無線によるパケット通信機能を備え、コンテンツサーバ6より取得したコンテンツデータを表示するブラウザ13を備える。なお、本発明を実現するためのソフトウェア構成はこの例に限るのではない。
図3は、本発明の一実施の形態の携帯電話端末1のハードウェア構成例を示す図である。図中、破線で囲まれた部分は携帯電話端末1の筐体内に収納された部分を表す。
図3において、CPU(Central Processing Unit)31はシステム全体の演算及び制御を司る制御部であり、その演算及び制御はバスで接続されたRAM(Random Access Memory)33をワークエリアとしてROM(Read Only Memory)32又はフラッシュメモリ34に記録された上述ソフトウェア構成を実現するプログラムに従い行われる。
また表示部2は、アプリケーションに実装されたGUIを表示し、例えばCPU31においてキー入力部3を介して入力されたユーザの操作信号に基づき処理された結果などを表示する。
また無線送受信部35は、アンテナ4を介して基地局と送受信するデータの変調及び復調等の処理を行うものである。携帯電話端末1はユーザの無線送受信部35からアンテナ4を介して通信網5上のコンテンツサーバ6にアクセスして、メニューコンテンツ等の所望のコンテンツデータを取得することができる。取得したコンテンツデータは、CPU31で所定の処理が行われ、不揮発性のフラッシュメモリ34に保存される。
またフラッシュメモリ34は、コンテンツサーバ6から取得したメニューコンテンツの保存に加え、このメニューコンテンツのファイル番号、内蔵アプリケーションの機能番号をデータベースに記憶する。
図3に示されるように、本例のハードウェア構成は、不揮発性メモリとして例えばフラッシュメモリ34を備え、ソフトウェア処理にてダウンロードしたメニューコンテンツデータをフラッシュメモリ34へ保存する機能を備える。またメニューコンテンツを保存する操作表示と、これをメニュー表示として表示部2へ表示させる機能を備える。なお、本発明を実現するためのハードウェア構成はこの例に限るものではない。
上述の図2に示すソフトウェア構成及び図3に示すハードウェア構成により、携帯電話端末1は以下のような機能を有している。携帯電話端末1に搭載されるブラウザ13は、所望のURLで示される通信網5上のWebサイトへ接続し、HTMLファイルその他画像データ(GIF、JPEG等)のダウンロードと表示を行える。また、ダウンロードしたコンテンツ(HTMLファイル、GIF、JPEG等)を携帯電話端末本体のフラッシュメモリ34に格納できる。また、HTMLファイルを読み込み、このHTML記述を構文解析し、画面上に成形された文書、画像の表示を行える。
本例は、上述したようなソフトウェア構成及びハードウェア構成を利用して、携帯電話端末1に搭載されているブラウザ機能のソフトウェアを拡張し、変更可能なメニュー機能を実現する。
従来の携帯電話端末では、内蔵アプリケーションを起動するメニュー機能とWebサイトの情報を表示するブラウザは独立の機能として存在しているが、本例はブラウザが解析、表示可能なコンテンツファイル、例えばHTMLファイルの記述形式を拡張することにより、HTMLファイル内に内蔵アプリケーションの起動命令を記述し、ブラウザのみで内蔵アプリケーション起動とWebサイトに接続の双方の機能を実現させる。具体的には、携帯電話端末のブラウザが解釈できるHTMLタグに「指定された内蔵アプリケーションを起動する」という意味を持つタグの定義を追加する。
以下に、HTMLプログラムソースのAタグ(他のURL(Uniform Resource Locator)へリンクを張るタグ)に定義される、Webページへのアクセスを行う記述と、内蔵アプリケーションを起動する記述を示す。なお、"apex"はアプリケーション起動命令属性を示すものである。
(HTMLタグセットのAタグ記述)
・Webページへのアクセス・・・<a href="http:{ Domain Name }">
・内蔵APの起動・・・・・・・・・・・・・<a href="apex:{ 携帯電話端末内蔵AP機能番号}">
・Webページへのアクセス・・・<a href="http:{ Domain Name }">
・内蔵APの起動・・・・・・・・・・・・・<a href="apex:{ 携帯電話端末内蔵AP機能番号}">
図4は、HTMLファイルのプログラムソース内に内蔵アプリケーション起動命令の記述を追加定義したHTMLタグ拡張例を示す。図4において、あるHTMLプログラムソースのタグセットのAタグを拡張した例であり、既存のネットワーク接続用のAタグに内蔵AP起動用の記述を新たに追加している。図4に示される内蔵AP起動用の記述において、"apex:"以降の♯xxxxは起動すべき内蔵アプリケーションを識別するための機能番号であり、この機能番号が登録されたデータベースは携帯電話端末1のROM32に格納されている。
図5は、図4に示される拡張HTMLにより表示部2に表示されるGUIの表示例を示す図である。1つのメニュー画面上で、Webページへのリンク部、例えば「会社のホームページ」及び「私のページ」と、携帯電話端末1に内臓のアプリケーション、例えば「電卓」、「スケジュール帳」が表示され、ユーザはメニュー機能を切替えることなく1つのメニュー画面上で双方の操作が行える。
このHTMLプログラムソースのタグセットの例えばAタグに、内蔵アプリケーションを起動する記述を追加定義した拡張Aタグ、すなわち内蔵アプリケーションの起動命令を含むメニュー用のHTMLファイル(メニューコンテンツ)を作成し、通信網5上の特定のWebサーバ例えばコンテンツサーバ6(図1参照)にアップロードしておく。
図6は、コンテンツサーバ上のメニューコンテンツを携帯電話端末1にダウンロード操作する際の画面表示例を示すものである。例えば、まずユーザが携帯電話端末1の表示部2に表示されている待ち受け画面(図6A)のWebモードボタンを選択又はキー入力部3のWebモードキーを押下し、Webモードメニュー(図6B)を表示する。次に、Webモードメニュー上でカーソル61を移動させてリストからインターネットを選択すると、ブラウザ13が起動しURL入力画面あるいはURL履歴画面(図6C)が表示されるので、メニューコンテンツ一覧が公開されている所定のWebページのURLを入力し、ブラウザ13にメニューコンテンツ一覧を表示する(図6D)。
そして、ダウンロード可能なメニューコンテンツ一覧からユーザが所望のダウンロードメニュー、例えばダウンロードメニューBを選択すると、ダウンロードメニューBを表示部2に表示する(図6E)。ユーザは表示されたダウンロードメニューBを見て内容を確認後にダウンロードを希望する場合、ダウンロードボタンを押下する。携帯電話端末1はダウンロードボタンの入力信号を受けてコンテンツサーバ6からのダウンロードを実行し、フラッシュメモリ34へダウンロードメニューBを格納する。ダウンロードされたダウンロードメニューBは、本例ではWebモードメニュー内の画面メモ内に保存される。ダウンロード処理後、図6Aと同様の待ち受け画面(図6F)に戻る。
次に、図7及び図8を参照して、ダウンロードしたメニューコンテンツを新規メニュー表示用に設定/解除する操作について説明する。図7は、メニューコンテンツのメニュー設定/解除の操作処理を示すフローチャートである。また、図8は、メニューコンテンツのメニュー設定/解除操作時の画面表示例を示す。
図7のフローチャートにおいて、まず携帯電話端末1のブラウザ画面上で、図6に示される操作表示に沿ってダウンロードしたメニューコンテンツをフラッシュメモリ34に保存する(ステップS1)。次に、ブラウザ13の保存済みコンテンツの一覧表示画面から、メニュー機能として使用するメニューコンテンツを選択し、表示する(ステップS2)。
ここでは、例えばWebモードメニュー内で設定/解除操作する場合について説明すると、待ち受け画面(図8A)から所定の操作によりWebモードメニュー画面(図8B)を表示する。そして、Webモードメニュー画面のリスト上でカーソル81を移動させ、例えばフラッシュメモリ34にダウンロードされているメニューコンテンツが格納された画面メモを選択し、ダウンロードメニューの一覧を表示する(図8C)。ユーザはこの画面メモ表示のダウンロードメニュー一覧から、カーソル81を移動させて所望のメニュー、例えばダウンロードメニューBを選択して表示させる(図8D)。
ここで、ユーザがキー入力部3により図8に示されるダウンロードメニューBの表示画面中の機能ボタンを押下すると、「メニューB設定/解除」を含む該当メニューコンテンツに対する操作を行う機能メニュー(サブメニュー)(図8E)が表示される。ユーザから「メニューB設定/解除」が押下されると(ステップS3)、選ばれているダウンロードメニューBのファイル番号(以下、インデックス値ともいう。)と、現在携帯電話端末1のメニュー表示用として設定されたメニューコンテンツのファイル番号(インデックス値)をフラッシュメモリ34から読み出して一致しているか否かを判断する(ステップS4)。判断ステップS3において、「メニューB設定/解除」が押下されなかったときはステップS2に戻る。
判断ステップS4において、ダウンロードメニューBのファイル番号と、現在メニュー表示用として設定されたメニューコンテンツのファイル番号が一致していない場合、あるいはダウンロードしたメニューコンテンツを新規にメニュー表示用に設定しなかった、すなわちデフォルトメニューの場合、表示部2の画面上に「メニュー設定?」(図示略)のメッセージを表示し(ステップS5)、ユーザに「OK」か「NO」の選択を求め、いずれが選択されたか判断する(ステップS6)。
ユーザがキー入力部3を操作して「OK」を選択すると、メニュー表示設定のファイル番号(インデックス値)を新たに設定したメニューコンテンツ、すなわちダウンロードメニューBのファイル番号に変更してフラッシュメモリ34に書き込む(ステップS7)。このようにして、ユーザが再度待ち受け画面からキー入力部3よりメニュー表示操作を実行すると、メニュー表示が上記設定したダウンロード済みメニューコンテンツBの表示に切り替わる。
ステップS6において「NO」が選択された場合、あるいはステップS7におけるフラッシュメモリ34への書き込みが終了すると、ステップS2の例えば画面メモ(図8F)の表示に戻り、設定をやり直すか、終了して待ち受け画面(図8A)に戻る。
一方、ダウンロードメニューBのファイル番号と、現在メニュー表示用として設定されたメニューコンテンツのファイル番号が一致している場合、表示部2の画面上に「メニュー解除?」(図示略)のメッセージを表示し(ステップS8)、ユーザに「OK」か「NO」の選択を求め、いずれが選択されたか判断する(ステップS9)。
ユーザがキー入力部3の操作により「OK」を選択すると、フラッシュメモリ34に現在記憶されているコンテンツファイル番号(インデックス値)を消去し、携帯電話端末1のメニュー表示にダウンロードしたコンテンツメニューの表示を不可とする意味のデフォルト値をフラッシュメモリ34に書き込む(ステップS10)。そして、再度待ち受け画面からユーザがキー入力部3よりメニュー表示操作を実行すると、メニューがデフォルトメニュー(携帯電話端末1に予め組み込まれた専用のメニュー機能アプリケーションによるメニュー表示)に戻る。
ステップS9において「NO」が選択された場合、あるいはステップS10におけるフラッシュメモリ34への書き込みが終了すると、ステップS2の例えば画面メモ(図8F)の表示に戻り、設定をやり直すか、終了して待ち受け画面(図8A)に戻る。
次に、図9を参照してダウンロードしたメニューコンテンツの起動及び使用操作処理について説明する。図9は、ダウンロードメニューの起動及び使用操作処理を示すフローチャートである。
図9のフローチャートにおいて、まず携帯電話端末1の電源をオンするなどして表示部2に待ち受け画面(図6A参照)を表示する(ステップS21)。ユーザが携帯電話端末1の機能を使用するため、待ち受け画面表示の状態からキー入力部によりメニューボタンを選択するか、又はキー入力部3のメニューキーを押下すると、フラッシュメモリ34にメニュー表示用として設定されたダウンロードメニューファイル番号(インデックス値)を読み出し(ステップS22)、そのインデックス値がデフォルト値か否かを判断する(ステップS23)。
ここでインデックス値がデフォルト値であった場合、デフォルトメニューアプリケーション(AP)を起動して、表示部2にメニュー表示する(ステップS24)。
一方、インデックス値がデフォルト値でない場合、AP管理部18がブラウザ13(図2参照)を起動する(ステップS25)。そしてブラウザ13が指定されたインデックス値に該当するメニューコンテンツデータをフラッシュメモリ34から読み出し(ステップS26)、メニューコンテンツデータを解析して表示部2に、例えば図5に示すメニュー画面のメニューコンテンツを表示する(ステップS27)。
ここで、ユーザ操作によるキー入力があった場合、その入力操作がメニュー表示のAタグを選択したものか否かを判断する(ステップS28)。キー操作部3を操作してURL(Http://)のAタグが選択されたか否か、すなわちネットワーク上に存在する情報リソースへのアクセス要求であるかどうかを判断する(ステップS29)。
ここでURLのAタグが選択された場合、例えば図5に示すメニュー画面の「会社のホームページ」のリンク文字が選択されたときは所定のWebページへ接続して指定されたコンテンツを取得し(ステップS30)、終了するとステップS27のコンテンツメニュー表示に戻る。
一方、URLではなくapex:#xxxxのAタグが選択された場合、すなわち携帯電話端末1の内蔵アプリケーション起動要求がなされた場合、ブラウザ13は起動引数として選択されたAタグの内蔵アプリケーション機能番号(#xxxx)を取得し、起動アプリケーションを決定する(ステップS31)。続いてブラウザ13からAP管理部18へ指定した内蔵アプリケーションの機能番号を通知し起動要求を行う(ステップS32)。
ブラウザ13から機能番号を受信したAP管理部18は、ブラウザ13の動作を一時中断して(ステップS33)、指定された機能番号に該当する内蔵アプリケーションを起動し(ステップS34)、ユーザ操作に従って内蔵アプリケーションが実行される。
そして、内蔵アプリケーションの実行処理が終了したかどうかを判断し(ステップS35)、終了した場合はステップS26の処理に戻り、ブラウザ13が指定されたインデックス値に該当するメニューコンテンツデータを再度フラッシュメモリ34から読み出し、メニューコンテンツデータを解析して表示部2にメニューコンテンツを表示する。
以上述べた実施の形態によれば、ユーザはコンテンツサーバ6より所望のメニューコンテンツをダウンロードしてメニュー画面に表示することにより、デフォルトメニュー又は所望のメニューコンテンツによるメニュー表示を選択可能となり、携帯電話端末1のメニューで表示される全体の視覚効果について、例えばアプリケーションの表示順序、機能構成、アニメーションの効果等、自由に変更することができる。
また、ダウンロードするメニューコンテンツ、例えばHTMLファイルのプログラムソースに対し、ネットワーク上のリソースへのアクセスを行うための記述に加え携帯電話端末本来の内蔵アプリケーションを起動するための記述を拡張定義したので、ユーザは1つの画面でネットワーク上のリソースへのアクセス操作と内部アプリケーションの起動操作を行うことができる。
さらに、例えばデザイナーなどがメニュー機能のGUIをデザインしてコンテンツサーバ6にアップデートすることにより、製造時にプリセットデータとして用意すべきメニュー機能のGUIを最少数にとどめられるので、携帯電話端末事業者はメニュー機能のGUI設計のコストダウンを実現できる。
また、ユーザに提供するメニューコンテンツをベクタグラフィックスを利用したコンテンツで対応した場合、ベクタグラフィックスではコンテンツ内にフォントの埋め込みが可能であるため、日本語以外の文字コードでのメニュー表示を携帯電話端末本体のフォントメモリ容量を増加させずに、複数言語対応メニューとして提供することが可能となり、GUI設計のコストダウンを実現できる。
さらにまた、コンテンツプロバイダの観点からすると、新しいデザインのメニューコンテンツを作成しコンテンツサーバ6にアップデートしておくことにより、ユーザにメニューコンテンツをダウンロードさせるという新サービスを提供でき、既存のコンテンツダウンロードサービスの拡張が行えるという利点がある。あるいは、ユーザ自身が作成したメニューコンテンツをサーバにアップロードし、それを携帯端末にダウンロードして、カスタマイズメニューとして利用するといったことも考えられる。
次に、本発明の他の実施の形態の例について説明する。本例は、携帯端末の待ち受け画面として設定できるアプリケーション、例えばJavaアプリケーションでメニュー機能を実現するようにしたものである。ソフトウェア構成及びハードウェア構成は図2及び図3と同様である。
具体的には、携帯電話端端末1の通信網5上のコンテンツサーバ6へのアクセス命令及び内蔵アプリケーションの起動命令を含むメニューコンテンツを、HTMLでなくJavaアプリケーションによる外部アプリケーションとして作成し、このメニューコンテンツのファイルをコンテンツサーバ6に置く。ユーザが通信網5を介してそのJavaアプリケーションで作成されたメニューコンテンツを携帯電話端末1にダウンロードし、フラッシュメモリ34に保存する。そして、所定の操作を行い待ち受け画面(兼メニュー画面)として設定すると、Javaアプリケーションによるメニューコンテンツが待ち受け画面として表示される。勿論、上述例と同様に、表示するメニュー機能を予めユーザが選択し設定できるようにしておく。したがって、本来の内蔵アプリケーションとして用意されているメニューアプリケーション機能と表示を切り替えることができる。
以上のように構成することにより、待ち受け画面にメニュー機能を持たせることができ、ユーザがキー入力により待ち受け画面からメニュー機能を呼び出す操作が不要となる。その他本例は、上述の実施の形態の例と同様の作用、効果を奏する。
なお、本発明は上述したこれらの実施の形態の例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
1…携帯電話端末、2…表示部、3…キー入力部、4…アンテナ、5…通信網、6…コンテンツサーバ、7…メニューコンテンツ、11…Java、13…ブラウザ、14…内蔵アプリケーション、18…AP管理部、31…CPU、12…ROM、13…RAM、14…フラッシュメモリ、15…無線送受信部、31,61,81…カーソル
Claims (7)
- 通信網との通信手段を備えた携帯端末から前記通信網に接続されたサーバにアクセスし、前記サーバから前記携帯端末へコンテンツを送信する通信システムであって、
前記携帯端末で表示可能なコンテンツのプログラムソースに、前記通信網上の所定サーバへのアクセス命令及び前記携帯端末に内蔵のアプリケーションソフトウェア起動命令の定義が記述された、メニュー画面用のメニューコンテンツを蓄積する蓄積手段と、
前記携帯端末からのメニューコンテンツ送信要求に応じて前記蓄積手段に蓄積された前記メニューコンテンツを前記携帯端末に送信する送信手段と
を有するサーバと、
前記サーバより取得した前記メニューコンテンツとその識別情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたメニューコンテンツの中から選択されたメニューコンテンツをメニュー画面として設定する制御手段と、
前記メニュー画面として設定されたメニューコンテンツを表示する表示手段と
を有する携帯端末と
から構成される通信システム。 - 前記携帯端末の制御手段は、メニュー画面の設定処理において、前記記憶手段から前記選択されたメニューコンテンツと現在メニュー画面に設定されているメニューコンテンツの識別情報をそれぞれ読み出して同一かどうかを判別し、
双方のメニューコンテンツの識別情報が異なる場合、前記選択されたメニューコンテンツを新たにメニュー画面に設定する
ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 前記携帯端末の制御手段は、前記サーバより取得した前記メニューコンテンツが表示されたメニュー画面上の任意のリンク部が選択されたときに、前記選択されたリンク部が前記通信網上の所定サーバへのアクセス命令である場合、前記通信網上の指定サーバにアクセスし、
前記選択されたリンク部が前記携帯端末の内蔵アプリケーションソフトウェアの起動命令である場合、前記制御手段は、前記メニュー画面を表示するアプリケーションソフトウェアの動作を一時中断し、前記内蔵アプリケーションソフトウェアを起動する
ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 通信網との通信手段を備え、前記通信網に接続されたサーバにアクセスし、前記サーバからコンテンツをダウンロードする携帯端末であって、
前記サーバより取得した、前記携帯端末で表示可能なコンテンツのプログラムソースに、前記通信網上の所定サーバへのアクセス命令及び前記携帯端末に内蔵のアプリケーションソフトウェア起動命令の定義が記述された、メニュー画面用のメニューコンテンツと、その識別情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたメニューコンテンツの中から選択されたメニューコンテンツをメニュー画面として設定する制御手段と、
前記メニュー画面として設定されたメニューコンテンツを表示する表示手段と
を有することを特徴とする携帯端末。 - 前記制御手段は、メニュー画面の設定処理において、前記記憶手段から前記選択されたメニューコンテンツと現在メニュー画面に設定されているメニューコンテンツの識別情報をそれぞれ読み出して同一かどうかを判別し、
双方のメニューコンテンツの識別情報が異なる場合、前記選択されたメニューコンテンツを新たにメニュー画面に設定する
ことを特徴とする請求項4記載の携帯端末。 - 前記制御手段は、前記サーバより取得した前記メニューコンテンツが表示されたメニュー画面上の任意のリンク部が選択されたときに、前記選択されたリンク部が前記通信網上の所定サーバへのアクセス命令である場合、前記通信網上の指定サーバにアクセスし、
前記選択されたリンク部が前記携帯端末の内蔵アプリケーションソフトウェアの起動命令である場合、前記制御手段は、前記メニュー画面を表示するアプリケーションソフトウェアの動作を一時中断し、前記内蔵アプリケーションソフトウェアを起動する
ことを特徴とする請求項4記載の携帯端末。 - 携帯端末から通信網を介して送信されたコンテンツ送信要求に応じてコンテンツを送信するサーバであって、
前記携帯端末で表示可能なコンテンツのプログラムソースに、前記通信網上の所定サーバへのアクセス命令及び前記携帯端末に内蔵のアプリケーションソフトウェア起動命令の定義が記述された、メニュー画面用のメニューコンテンツを蓄積する蓄積手段と、
前記携帯端末からのメニューコンテンツ送信要求に応じて前記蓄積手段に蓄積された前記メニューコンテンツを前記携帯端末に送信する送信手段と
を有することを特徴とするサーバ。
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JP (1) | JP2005340941A (ja) |
Cited By (2)
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JP2010510757A (ja) * | 2006-11-22 | 2010-04-02 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 無線機器上のアプリケーションにリンクする装置及び方法 |
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2004
- 2004-05-24 JP JP2004153618A patent/JP2005340941A/ja not_active Withdrawn
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