JP2005339078A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様なセンサや電源に対応できる小型のセンサを提供する。
【解決手段】センサ端末100を、センサ本体110と、このセンサ本体110に取替え可能に取り付けられる電源装置200とから構成し、前記センサ本体110を、積層する基板で構成した固定ユニット11と、この積層する基板の積層方向Pの一方P1に増設可能に取り付けられる各種の増設センサ基板14と、固定ユニット11と増設センサ基板14とを収納するセンサ筐体111とから構成し、前記電源装置を前記積層方向Pの他方P2に取替え可能に取り付けられる電源筐体201と、この電源筐体201に収納される電源202とから構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信機能付きの電子回路に関する。特に、センサネットシステムを構築するために好適な汎用性のある小型電子回路に関する。
近年、センサに無線通信機能を有する小型の電子回路を付加して、現実世界の様々な情報をリアルタイムに情報処理装置に取り込むネットワークシステム(以下、センサネットという)が検討されている。センサネットには幅広い応用が考えられており、例えば、無線回路、プロセッサ、センサ、電池を集積した指輪型の小型電子回路により、脈拍等を常時モニタし、モニタ結果は無線通信により診断装置に送信され、モニタ結果に基づいて健康状態を判定するといったような医療応用も考えられている(非特許文献1)。
しかし、センサネットを広く実用化するためには、無線通信機能、センサ、および、電池等の電源を搭載する電子回路(以下、センサノードという)を、長時間に渡ってメンテナンスフリー、かつセンサデータを送信し続けられるものとし、かつ外形も小型化することが重要になる。このため、超小型でどこにでも設置できるセンサノードの開発が進められている。現段階では、実用上、1年程度の期間、電池交換をせずに使用可能であることが、メンテナンスコストおよび使い勝手の両面から必要と考えられている。
このように、センサノードは、超小型であると同時に低消費電力であることが要求される。例えば、非特許文献2には、「Mica2Dot」と呼ばれる、直径3cm程度の小型のセンサノードのプロトタイプが紹介されている。このMica2Dotは、無線通信に必要な機能を集積したRFチップと、低消費電力のプロセッサチップから構成される。
このプロトタイプにおいては、99%の時間は待機状態で、残りの1%の時間のみを間欠的に起動してセンサを動かして結果を無線通信するという間欠動作により、小型電池にて1年程度の動作が可能としている。このセンサノードでは、米国にて免許不要で使用可能な周波数帯である260〜470MHz、902〜928MHz等の周波数帯を利用して無線通信を行う。一般的に無線通信を行うためには、免許やあらかじめ認証された特別な送受信機を使用する必要があり、利用に制限が大きい。そのため、免許不要な周波数を利用するのであれば、手間とコストをかけずに設置可能となりシステムの構築が容易になるため、このような周波数帯を用いることが有利である。特に、米国においては送信電力の最大値は、433MHz帯では電界強度は11mV/m以下、また、900MHz帯では、50mV/m以下と規定されており(いずれも送信点より3mの距離の地点)、免許不要な周波数帯の中でも、これらの送信電力の規制値が比較的緩和されている周波数帯を使用することで、良好な通信性能かつ低コスト化を実現している。
しかし、電波法規は国や地域によって異なっており、例えば日本における電波法規は非特許文献3に記載されている通りであり、必ずしも免許不要な周波数帯において許容されている電界強度が緩和されているとは限らない。
また、非特許文献4には、センサノードの電源として好適な小型ボタン電池が開示されている。
Sokwoo Rhee他「Artifact-Resistant Power-Efficient Design of Finger-Ring Plethysmographic Sensors」, IEEE Transactions On Biomedical Engineering, Vol.48, No.7, July 2001, pp.795-805
Crossbow 「Smarter Sensors In Silicon」[online][2004年2月16日検索]、インターネット〈URL : http://www.xbow.com/Support/Support_pdf_files/Motetraining/Hardware.pdf〉 「たくさん使われている微弱無線機器」[online][2004年2月17日検索]、インターネット〈URL : http://www.circuitdesign.jp/jp/technical/technical_pdf/bijaku.pdf.PDF〉 「Data Sheet CR2032」[online][2004年2月21日検索]、インターネット〈URL : http://www.maxell.co.jp/e/products/industrial/battery/pdf/CR2032_DataSheet.pdf〉
センサノードを実用化する場合、このセンサノードを構成する無線通信機能、プロセッサ、センサ、および、電源などの個々の機能を小型化することが重要であるが、これらをセンサ端末の筐体内に効率よく配置することも重要である。
例えば、前記非特許文献3には、円形の回路基板の表面に各種回路を設け、裏面に円柱形状の電池を設け、これらを透明な円柱ケース内に配置した天候検知センサノードが開示されている。しかし、この従来例では、目的に応じて、前記基板を製造しなければならないため、汎用性がなく、コスト高となる。また、電池寿命を考慮して、大型のケースを採用しているため、小型電池で対応可能であっても、大型のケースを採用しなければならない。
この様なセンサノードは大量に設置されることから、量産化に適した構造を備え、低価格を実現することが重要である。更にまた、これらセンサノードは、多様なセンサとの組み合わせ対応できるとともに、多様な電源に対応できることも小型化で低価格を実現する要素でもある。
そこで、この発明の目的とするところは、多様なセンサや電源に対応できる小型のセンサ端末を提供することにある。
本発明に係るセンサ端末は、前記目的を達成するために、無線通信機能やプロセッサ機能及び電源機能を積層する基板で構成したセンサノードと、この積層する基板の積層方向の一方に各種センサを収納するセンサ収納空間を形成し、他方に電池収納空間を備えたセンサ筐体とで構成する。
具体的には、センサ本体と、このセンサ本体に取替え可能に取り付けられる電源装置とから構成される電子装置であって、前記センサ本体を、積層する基板で構成した固定ユニットと、この積層する基板の積層方向の一方に増設可能に取り付けられるセンサ基板と、固定ユニットとセンサ基板とを収納するセンサ筐体とから構成し、前記電源装置を前記積層方向の他方に取替え可能に取り付けられる電源筐体と、この電源筐体に収納される電源部とから構成する。
本発明によれば、多様なセンサや電源に対応できる小型のセンサ端末を提供することができる。
以下、図1から図19を参照して、この発明に係るセンサネットシステムを詳細に説明する。
先ず、図1を参照して、この実施の形態に係るセンサネットの概略構造を説明する。図1は、このセンサネットのシステム構成図を示している。
この実施の形態に係るセンサネットシステム1は、複数のセンサ端末100と、前記複数のセンサ端末100から無線通信を介してデータを収集する基地局400と、この基地局400とインターネット等に代表される広域ネットワーク網500を介して接続される管理サーバ600とを含んで構成される。
前記センサ端末100は、説明を簡単にするために1個を図示しているが、前記基地局400と複数接続することができる。例えば、建物全体の空調を制御する目的で、建物全体にばら撒かれる。これらばら撒かれたセンサ端末100は無線通信により、基地局400と無線通信を行い、センスした温度データなどの各種データを送信することができる。
前記基地局400は、アンテナANT1、無線通信インタフェースRF1、プロセッサCPU1、メモリMEM1、二次記憶装置STR1、表示装置DISP1、ユーザーインタフェース装置UI1、及びネットワークインタフェースNI1を含んで構成される。このうち、二次記憶装置STR1は、典型的には、ハードディスク等で構成される。また、表示装置DISP1は液晶表示等で、ユーザーインタフェース装置UI1は、キーボード/マウス等で構成される。
前記基地局400は、無線インタフェース/アンテナ経由で、センサ端末100と無線通信を行い、温度等の測定データを読み出す。この基地局400では、受信した測定データを元に、二次記憶装置STR1あるいはメモリMEM1上に格納されている品質判定プログラムQPR1に従って、建物全体の温度制御を行う。さらに、ネットワークインタフェースNI1経由で、インターネット等に代表される広域ネットワーク網500を介して、遠隔地にある管理サーバー600と通信可能である。
ここで、この基地局400では、基本的には予め設定されたプログラムに従って前記センサ端末100から送信されるデータを処理したり、あるいは前記管理サーバ600に随時または定期的に送信する。したがって、前記プロセッサCPU1、メモリMEM1、表示装置DISP1などは、この基地局400のメンテナンスに使用するものである。したがって、前記機能を実現するための前記基地局400は、小型情報端末装置と通信装置と電源装置などから構成し、これらを野外に設置可能なドーム型筐体401に収める構造でもよい。
前記管理サーバ600は、ネットワークインタフェースNI10と、この管理サーバ600を統括的に管理するプロセッサCPU10と、各種の処理プログラムを格納したメモリMEM10と、各種データを格納するデータベースDB10が設置され、各種のデータを統括的に管理することができる。
また、この実施の形態では、前記複数のセンサ端末100と基地局400との通信の仲介を行う中継器450を設置することができる。この中継器450は、通信機能とデータ記憶機能を備え、例えば、建物の所定の位置に複数設置され、無線通信で最寄のセンサ端末100と通信を行って、このセンスした各種データを有線で前記基地局400に送信することができる。もちろん、この中継器450に通信装置を備えて、前記基地局400と無線通信で接続するようにしても良い。
そして、この実施の形態の特徴の1つは、センサノード10を複数の基板を積層した構造とし、特に、センサ回路を備えた増設センサ基板14を取替え可能な構造とした点にある。
この実施の形態では、無線通信回路とプロセッサ回路とを備えたメイン基板12に設け、このメイン基板12の下部に電源基板13、前記メイン基板12の上部に前記増設センサ基板14を積層した構造を取ることで、センサノード10の小型化を実現している。特に、この積層構造では、前記電源基板13の投影面積内に前記メイン基板12と増設センサ基板14を備えることで、前記小型化をいっそう向上するとともに、配線などの簡素化を図ることができる。また、前記増設センサ基板14は、多様なセンサに対応して準備され、前記電源基板13または前記メイン基板12に取替え可能に取り付けることができる。これにより、大きな設計変更を要することなく多様なセンサ機能に対応できるので、小型化を実現するとともに、コスト低減を図ることができる。
更に、この実施の形態の特徴の1つは、前記小型化をいっそう実現するために、各種回路素子を基板の両面に効率よく配置したメイン基板12と電源基板13を採用した点にある。
この実施の形態のメイン基板12は、一方の基板面にセンサ回路から入手したセンサデータを送信データに変換する第1の信号処理回路を備え、他の基板面に第1の信号処理回路からの送信信号を高周波信号に変換する第2の信号処理回路とを分離して配置することで、ノイズの発生源となるデジタル回路と高周波回路とを分離するとともに、小型化を実現している。
一方、電源基板13は、前記メイン基板12と対向する一方の基板面である部品面に電源回路素子を配置し、他方の基板面を電源取付面としている。更に、前記増設センサ基板14は、前記メイン基板12と対向する一方の面にセンサ素子を配置するようにすることで、常に、センサ素子を複数の基板の中で上部とすることができるので、センサ素子のセンサ感度を向上させることができる。
更に、この実施の形態の特徴の1つは、センサ端末100を、センサ本体110と、このセンサ本体110に取替え可能に取り付けられる電源装置200とから構成し、前記センサ本体110を、無線回路やプロセッサ回路及び電源回路を積層する基板で構成した固定ユニット11と、この積層する基板の積層方向Pの一方P1に増設可能に取り付けられる各種の増設センサ基板14と、固定ユニット11と増設センサ基板14とを収納するセンサ筐体111とから構成し、前記電源装置を前記積層方向Pの他方P2に取替え可能に取り付けられる電源筐体201と、この電源筐体201に収納される電源202とから構成した点にある。
即ち、この実施の形態では、センサ端末100を、各種の回路基板を備えたセンサ本体110と、電池や充電池などの電源自身を収納する電源装置200とを分離した構造としているので、多様な用途に対応可能な汎用性のある構造とすることができる。
センサ本体110は、積層構造のメイン基板12と電源基板13とを固定ユニット11として、前記センサ筐体111内に収め、積層方向Pの一方P1に各種の増設センサ基板14を収納するセンサ収納空間20を備えている。この実施の形態では、前記センサ収納空間20をドーム状に形成し、このドーム面にセンサ窓112を備えている。このセンサ窓112は、凸レンズ状または凹レンズ状に形成した透光性素材で形成することで、センサ素子の感度を向上させることができる。なお、前記センサ窓を多様な光センサに対応して光フィルタにしてもよい。
一方、この実施の形態では、電源の種類ごとに複数の電源装置200を事前に用意し、使用用途に対応して電源を選択可能とし、この選択可能な電源に対応した電源装置200と、前記センサ本体110とを組み合わせて使用することができる。
この実施の形態では、ボタン電池を収納する電池装置250と、充電池を収納する充電池装置300と、太陽電池を備えた太陽電池装置350とが用意されている。センサ本体110と前記電池装置250とを組み合わせた電池対応センサ101は、センサ端末100を小型化できるので、設置スペースが小さい場所や繰り返し使用ができない用途に適している。また、センサ本体110と前記充電池装置300とを組み合わせた充電池対応センサ102は、繰り返し充電ができる用途に適している。更に、センサ本体110と前記太陽電池装置350とを組み合わせた太陽電池対応センサ103は、太陽光が当たる設置場所での用途に適している。
更に、この実施の形態の特徴の1つは、前記センサ本体110の前記積層方向Pの他方P2に前記電源装置200との取り付けを可能にするセンサ側連結部113を設け、このセンサ側連結部113に電池ホルダ114を備えた点にある。一方、電源装置200には、前記センサ本体110との連結を可能にする電源側連結部201を備え、この電源側連結部201に前記電池ホルダ114を収納する電源収納空間21を備えるようにしている。これにより、前記センサ本体110は、最低限の電源装置として前記電池ホルダ114を備えているので、この電池ホルダ114にボタン電池を取り付ければ、動作可能とすることができる。つまり、この実施の形態では、センサ本体110を、それ自身で動作可能な装置として標準的に使用できるので、多様な電源装置200や増設センサ基板14との組み合わせが容易なため、汎用性が図られて、低コストで製造することができる。
以下、図2から図19を参照して、この実施の形態に係るセンサノード10を詳細に説明する。
先ず、図2から図9を参照して、この実施の形態に係るセンサノード10の具体的な構成を説明する。図2は積層されるセンサノードの外観斜視図である。図3は積層されるセンサノードの側面図である。図4は積層されるセンサノードの上面図である。図5はメイン基板の一方の基板面に配置される第1の信号処理回路の回路図である。図6はメイン基板の他方の基板面に配置される第2の信号処理回路の回路図である。図7はメイン基板の断面図である。図8は電源基板の回路配置面の外観図である。図9は電源基板の電源配置面の外観図で、(a)図が断面図、(b)図が底面図である。
図2から図4において、この実施の形態では、各基板を成形のしやすい四角形状を基本としている。そして、最も大きな面積を備える電源基板13を基本に、その上部に前記メイン基板12、このメイン基板12の上部に選択的に取り付けられる増設センサ基板14を配置している。前記メイン基板12及び増設センサ基板14は、前記電源基板13に取り付けられるメイン基板用接続部15と、増設センサ基板用接続部16を介して接続される。そして、この2つの接続部15、16により、前記3つの積層構造における上下の位置関係が特定され、各基板に取り付けられる回路素子の配置スペースが確保される。
この2つの接続部15、16は、四角形状の電源基板13の対向する辺側にそれぞれ設けられている。したがって、この電源基板13に取り付けられるメイン基板12と増設センサ基板14は、図3に示すように、前記接続部15、16を介して両側からそれぞれ片持ちで支持される。このため、バランスのよい基板配置とすることができるとともに、基板の上面おける回路素子の配置スペースを確保することができる。
前記したように、この実施の形態では、電源基板13の積層方向Pの一方P1側となる部品面13aに電源回路素子が配置され、この電源回路素子を備えた部品面13aと対向する電源取付面13bにボタン電池251を取り付けるための図示しないホルダーや端子が設けられる。この詳細については図9で説明する。
また、前記メイン基板12は、前記電源基板13側の基板面をデジタル面12bとして、第2の信号処理回路を備え、このデジタル面12bと対向する基板面をRF面12aとしてRF回路素子を配置する第1の信号処理回路としている。この回路構成の詳細については図5から図7で説明する。
更にまた、前記増設センサ基板14は、前記メイン基板12と対向する開放された基板面12aにセンサの感知素子を備えるようにする。したがって、このセンサノード10の基板配置において常に露出する位置にセンサの感知素子を配置することができるので、センサの感度を向上させることができる。なお、この増設センサ基板14は、センサの種類により複数用意される。そして、これら多様な増設センサ基板14は、増設センサ基板用接続部16とその位置が固定されて設けられているので、この増設センサ基板14を用途に応じて取り替えることにより、他の基板を変更することなく汎用性を図ることができるから低価格を実現することができる。
また、図4に示すように、この実施の形態では、ベースとなる電源基板13の投影面積内に、この電源基板13に積層される基板(メイン基板12、一点破線で図示した増設センサ基板14)を配置しているので、小型化を実現している。
次に、図5、図6、図7を参照して、メイン基板10の回路構成を更に説明する。図5は、メイン基板10のRF面へ実装した様子を示し、図6はメイン基板10のデジタル面へ実装した様子を示す。
図5に示されるように、メイン基板10のRF面12aには、高周波信号処理チップCHIP1(以下、「RFチップ」と称する)、第1の水晶振動子X1、高周波スイッチRFSW、高周波低雑音増幅器LNA、マッチング回路MA、デジタル面に実装された回路とのインタフェースIF1、表示装置DISP、および、コンデンサC1、C2、C3、C4が実装されている。
また、図6に示されるように、デジタル面12bには、プロセッサチップCHIP2、コネクタCN1、第1および第2の電源遮断スイッチ(PS1、PS2)、内部センサとしての温度センサTS1、第2および第3の水晶振動子(X2、X3)、及びRF面上に設けられたスイッチRFSWおよび増幅器LNAをインタフェースIF1経由で制御するRFSW/LNA制御回路LSCから構成される。コネクタCN1には外部センサが接続される。なお、水晶振動子X1〜X3に代えてセラミック振動子を用いることもできる。
RFチップCHIP1とプロセッサチップCHIP2とはインタフェースIF1により相互に接続される。プロセッサチップCHIP2は、内部センサから、またはコネクタCN1経由で外部センサからセンサデータを収集し、センサデータをインタフェースIF1経由でRFチップCHIP1に引き渡す。RFチップCHIP1はセンサデータを無線信号に変換して、このセンサノード10の外部に設置される外部無線端末に送信する。また、逆に外部無線端末からの無線信号を受信する。外部無線端末からは、典型的には、センサデータの送信要求や、無線通信の周波数や伝送レート等の動作パラメータが送信され、このセンサノード10で受信されたデータは、インタフェースIF1経由でプロセッサチップCHIP2に引き渡され、次回からの無線通信時の設定等に使用される。
図7に示すのは、このメイン基板12の断面図である。この図に示されるように、このメイン基板12の内部には、グランドプレーンGP1および電源プレーンVP1が設置されている。これら2つのプレーンは、このメイン基板12の表裏(RF面12aとデジタル面12b)のシールドとして利用され、RF面12に実装される高周波回路に伝達されるプロセッサチップCHIP2等から発生されるノイズを低減して実効的な受信感度を向上させる。グランドプレーンGP1は、グランド電位(基準電位)GNDに接続されたビア(例えばビアV20)に接続され、グランド電位GNDが与えられている。また、電源プレーンVP1は、電源ラインVDDに接続されたビア(例えばビアV10)に接続され、電源電位VDDが与えられている。
次に、図6を参照しながら、このメイン基板10のデジタル面12bに実装されたプロセッサチップCHIP2について説明する。プロセッサチップCHIP2は、メモリ回路MEM、プロセッサ回路CPU、データ入出力回路SIO、A/D変換回路ADC、タイミング生成回路TIM、プログラマブル入出力回路PIOを含む。これらの回路ブロックは、内部バスBU1により相互に結合され、データのやり取りや制御がなされる。
メモリ回路MEMは低消費電力なSRAM(Static Random Access Memory)やフラッシュメモリ等の不揮発メモリで構成される。メモリ回路MEM上に、この実施の形態に特有な制御方式を実現するためのソフトウェアが搭載される。プロセッサ回路CPUは搭載されたソフトウェアに従ってプロセッサチップCHIP2内の他の回路ブロックを制御して、所望の動作を実現する。
データ入出力回路SIOはシリアルデータの入出力回路であり、センサデータをRFチップCHIP1に送るために使用される。また、プログラマブル入出力回路PIOはパラレルデータの入出力回路であり、主にRFチップCHIP1の送信/受信等の動作モードの制御に必要な制御データの入出力のために使用される。
コネクタCN1には外部センサが接続されるが、外部センサはアナログデータを出力するものであっても、デジタルデータを出力するものであってもよい。アナログタイプのセンサのセンサデータAPはAD変換回路ADCによりデジタルデータに変換される。例えば、このセンサノード10にはアナログタイプの温度センサTS1がメイン基板12上に内蔵されており、センサTS1からの温度データATはAD変換回路ADCにてデジタル量に変換され、必要に応じてメモリMEM上に格納される。一方、デジタルタイプのセンサデータDPはプログラマブル入出力回路PIOを介してプロセッサチップCHIP2に入力され、必要に応じてメモリMEM上に格納される。
また、プロセッサチップCHIP2はRFSW/LNA制御回路LSCを制御し、増幅器LNAの電源のオン/オフや高周波スイッチRFSWの送受信切り替えを実行する。さらに、プロセッサチップCHIP2は電源遮断スイッチPS1,PS2を制御して、温度センサTS1や外部センサの電源のオン/オフを制御する。また、タイミング生成回路TIMは、水晶振動子X2またはX3の発振周波数から、動作に必要なタイミング、例えば、クロック信号や後述する間欠動作において使用されるタイマ信号が生成される。
なお、プロセッサチップCHIP2は、低消費電力動作のため2つの水晶振動子を使い分けている。水晶振動子X2はメインクロック用で、例えば、数MHz以上のものである。メインクロック使用時の消費電流は、典型的には数mAとなる。
一方、水晶振動子X3は、サブクロックおよびタイマ信号の生成用で、例えば腕時計用に使用される32KHzの超低消費電力のタイプのもので構成される。プロセッサチップCHIP2は、低消費電力モードにおいてメインクロックX2を停止させ、サブクロックX3によりプロセッサチップを駆動することにより、消費電流を10μA以下に削減可能である。さらに、上記回路ブロックのうちAD変換回路ADC、データ入出力回路SIO、プログラマブル入出力回路PIO、メモリMEMは、プロセッサ回路CPUからの制御によりクロック供給を止めることにより、待機時の消費電流を低く抑え、数μA以下の待機電流を実現することができる。
次に、図5を参照しながら、メイン基板10のRF面12aに実装されたRFチップCHIP1について説明する。RFチップCHIP1は、高周波変復調回路RF、発振回路OSC及び制御回路CONから構成される。プロセッサチップCHIP2から送られて来たセンサデータDSは高周波変復調回路RFにおいて所定の周波数帯(〜315MHz)の高周波無線信号RFOに変換され、外部無線端末へと送信される。また、外部無線端末からの高周波無線信号は、アンテナANT1にて受信され、高周波変復調回路RFにて復調される。復調された信号CSはインタフェースIF1経由でプロセッサチップCHIP2に引き渡される。なお、このセンサノード10では受信強度をモニタしており、受信強度を示す信号ASも高周波変復調回路RFのRSSI端子からインタフェースIF1経由でプロセッサチップCHIP2に引き渡されている。
また、発振回路OSCは水晶振動子X1の発振周波数をベースに、RFチップCHIP1全体の動作に必要なクロック信号、及び目的の無線通信帯の高周波信号(搬送周波数信号)が生成される。
さらに、高周波変復調回路RFと発振回路OSCとは、制御回路CONにより、プロセッサチップCHIP2の制御信号CSに応じて制御される。具体的には、送信や受信等の動作モードの切り替えや、送受信信号の周波数帯の微調整、あるいは、送信電力等が制御される。さらに、プロセッサチップCHIP2からの制御信号により発振回路OSCを停止させて、RFチップCHIP1全体を待機状態に移行させることも可能である。この場合、RFチップCHIP1の消費電流を典型的には1μA以下にまで削減可能である。
その他の構成要素について動作及び構成を説明すると以下の通りである。
高周波スイッチRFSWは、デジタル面上に設けられたRFSW/LNA制御回路LSCにより制御される。アンテナANT1とRFチップCHIP1との間の結線を切り替えて所望の送受信動作を実現する。具体的には、送信時には高周波スイッチRFSWのRI端子とRO2端子間を導通させる。また、受信時にはRI端子とRO1端子を導通させる。
増幅器LNAはRFチップCHIP1の外付けとして、アンテナANT1で受信された非常に微弱な高周波無線信号を、RFチップCHIP1で復調可能なレベルにまで増幅する。ここで、増幅器LNAを外付けとしたのは、RFチップCHIP1と違うプロセスで形成された素子を用いるためである。低コスト化及び低消費電力動作のため、RFチップCHIP1はCMOS回路で構成することが望ましい。しかし、その一方でCMOS回路にはゲート雑音が大きいといった問題があり、微弱な高周波無線信号を増幅するのは不得手である。そこで、増幅器LNAとしてはCMOSコンパチブルでないプロセスで形成された回路を用い、外付け回路としている。増幅器LNAはその増幅能力を考慮し、例えばGaAsといった化合物半導体、SiGe、あるいはバイポーラ回路で構成することが望ましい。
アンテナANT1にて受信された高周波無線信号は、増幅器LNAの入力端子LIに入力され、所定の増幅率で増幅された後に出力端子LO経由で出力される。増幅器LNAの増幅率は、315MHz帯で10m程度の通信距離で安定的に通信したい場合には、10〜20dB程度が好ましい。また、増幅器は一般に消費電流が大きいため、イネーブル端子LEを制御することにより動作状態と待機状態とを切り替えるようにし、待機時の消費電流を典型的には10μA程度まで削減可能となっている。しかし、このセンサノード10において10μAもの電流を常時消費すると電池寿命に深刻な影響を与えるため、本実施例においてはプロセッサチップCHIP2からの制御によって増幅器LNAへの電源供給を遮断するように構成し、このセンサノード10の低消費電力化を図っている。
マッチング回路MAは、RFチップCHIP1の入出力インピーダンスと、高周波スイッチRFSWおよび増幅器LNAの入出力インピーダンスをマッチングさせ、高周波無線信号がこれらの素子の間でロスなく伝達できるようにするための回路である。マッチング回路MAは、インダクタ、コンデンサ、抵抗、あるいは、フィルタ等の受動部品で構成される。
次に、図8と図9を参照して、電源基板13を更に詳細に説明する。図8において、この実施の形態の電源基板13は、前記部品面13aの対向する辺の一方の辺側に20ピンの前記メイン基板用接続部15を配置し、他方の辺側に前記増設センサ基板用接続部16となる8ピンセンサポートを設けている。そして、この2つの接続部15,16の間に設けられる開放された2辺の空間を利用して、一方の辺側に電源選択SW31と、外部電池端子32を備え、他方の辺側にリセットSW33を設け、中央には、2.8Vレギュレータ34やパワーオンリセット35、「2SJ203」36などの電源回路素子を配置している。したがって、外部からの操作や接続が容易である。
図9において、この実施の形態では、電源基板13を一辺の長さが25mmの正方形の大きさを備え、この電源基板13の投影面積に収まるボタン電池251を採用している。このボタン電池251は、電源取付面13bに取り付けられる電池ホルダ114を介してこの電源基板13に着脱可能に取り付けられる。前記電池ホルダ114は、電源取付面13bの中央に取り付けられる電池端子114aと、ボタン電池251の両側を保持する保持部材114bとから構成される。前記保持部材114bは、この保持部材114bで保持されるボタン電池251を前記電池端子114a側に押し付ける電源端子114cを備えている。そして、この2つの電源端子114a、114cは正方形の対角線に沿って延存して形成されることで、配線の自由度を確保している。また、この実施の形態では、前記2つの電源端子114a、114c間に2個の電池を直列で収納可能にしている。
さて、この実施の形態では、前記電池ホルダ114を備えた電源基板13とメイン基板12を固定ユニット11として使用する。そして、他の電源から電源供給を受ける場合は、その配線を前記外部電池端子32に接続するとともに、接続した電源に対応するように前記電源選択SW31を切り替えるようにする。
このため、前記固定ユニット11を標準仕様として大量生産することができるので、製造コストを低くおさえることができる。そして、電池以外の電源を使用する場合は、前記電源選択SW31と外部電池端子32を利用して、簡単に切り替えられるので多様な電源から電源供給を受けることができる。特に、多様な電源に対応して電源基板を製造すると、製造ラインを複数持つ必要があるが、この実施の形態では、この課題が解決される。しかも、この実施の形態では、この固定ユニット11を覆うセンサ筐体111も含めて、センサ本体110として、1つの固定されたシステムとすることで、コストを更に大幅に削減することができる。これを図10で説明する。
図10は、電池対応センサ101の断面図である。図10において、この実施の形態では、前記電源基板13とメイン基板12を含めた2つの積層する固定ユニット11をセンサ筐体111内に収めている。このセンサ筐体111は、電源基板13に取り付けられる電池ホルダ114を、このセンサ筐体111の外に露出するような開口部115を備え、この開口部115を介して、電源装置200と連結される。
したがって、この実施の形態では、用途に応じて多様に選択可能な電源をセンサ本体110と分離する電源装置200内に収めるようにしたので、センサ本体110を標準仕様として固定されるシステムとすることができる。しかも、このシステムでは、前記電池ホルダ114を露出する開口部115を介して前記電源装置200と連結するので、この連結部の空間を削減して小型化できる。
また、前記センサ筐体111の上部、即ち、前記開口部115と対向するメイン基板12側には前記増設センサ基板14を収納するためのセンサ収納空間20が形成される。このセンサ収納空間20は基板中央が最も高さの有るドーム形状に形成される。そして、このセンサ収納空間20は少なくとも1枚の増設センサ基板14を収納可能な大きさを備えて形成される。したがって、この実施の形態では、増設センサ基板14をメイン基板12に取り付けなくとも、このセンサ筐体111に取り付けられて使用される。例えば、この実施の形態では、前記メイン基板12に温度センサを備えているので、前記増設センサ基板14を備えなくとも、このセンサ端末100を温度センサとして使用することができる。
一方、この実施の形態では、多様な用途に適して製造される増設センサ基板14を電源基板13(メイン基板12でもよい)に取り付けて、このセンサ筐体111に収めることができるので、センサの種類ごとにセンサ筐体111を変更する必要がない。
また、この実施の形態では、前記ドーム状のセンサ筐体111にセンサ窓112を備えている。このセンサ窓112には透光性素材で密閉しているので、前記増設センサ基板14に光学センサを設けても、外界から内部基板を保護しつつ、前記光学センサの感度を維持することができる。したがって、このセンサ端末100を屋外に設置することが可能である。
更に、この実施の形態ではこのセンサ窓112にレンズを備えることができる。例えば、凸レンズを備えることで、前記光学センサに集光させたり、あるいは、凹レンズを備えて前記増設空間内に光を拡散させたりすることができる。また、前記増設センサ基板14に光や電波の発信部を備えて、前記レンズを介して、効率よく発信させることができる。加えて、前記レンズに変えて光学フイルタを備えてもよい。
次に、図10から図16を参照して、センサ端末100や電源装置200の外観構造を更に説明する。
先ず、図10から図12を参照して、電池対応センサ101の外観構造を説明する。図10は電池対応センサの縦断面図である。図11は電池対応センサ101の部品展開図であり、(a)図は電池対応センサの部品展開図、(b)図は取付アダプタの接続を示す外観図である。図12は電池対応センサの外観図で、(a)図は平面図、(b)図は底面図、(c)図は正面図、(d)図は右側面図、(e)図は背面図、(f)図は左側面図である。
先ず、図10、図11において、センサ本体110を説明する。この実施の形態では、このセンサ端末100を防滴構造とすることで、野外での設置性を向上させている。即ち、この実施の形態では、前記センサ筐体111と、電源装置200とで密閉された空間を形成している。この構造を実現するために、前記センサ筐体111は、センサ筐体111の周囲を構成する中間筐体116と、この中間筐体116の上部、即ちセンサ収納空間20を覆うドーム状の上部筐体117とから構成している。
そして、この上部筐体117は、その平面積が前記中間筐体116の平面積より大きく形成している。即ち、この実施の形態では、前記中間筐体116の断面積より大きい上部筐体117で中間筐体116の上部を覆う構造とすることで、中間筐体116を、その上部を覆う上部筐体117で隠す構造としている。そして、前記上部筐体117をドーム状とすることで、中間筐体116の上部を傘で覆うような、あるいは、「茸」にも似た中間筐体116の上部が膨らんだ外観形状としている。このため、例えば、この上部筐体117が上面となる姿勢でセンサ110を野外に設置した場合、雨が降っても、水滴はドームの曲面に沿って落下するので、中間筐体116に水滴があたるのを軽減できる。
また、この実施の形態では、センサ本体110の側面形状において、前記ドーム状の曲面と、前記中間筐体116の垂直面とを水平面で結び、この水平面にドーム状の上部筐体117と中間筐体116との接合部118を設けている。即ち、前記ドーム状の上部筐体117の投影面積内に前記接合部118を形成することで、この接合部118を上部筐体117で隠して水滴などの侵入を軽減できる。
また、図11に示すように、前記上部筐体117は、センサ窓用の開口部119を備えた上部筐体ベース120と、前記センサ窓用の開口部119を覆う窓カバー121とから構成する。前記開口部119は、ドーム状の上部筐体117の凸曲面を切り欠くように凹状に形成される。具体的には、この開口部119を、開口穴119aと、この開口穴119aの周囲に形成されるリング状の取付面119bと、この取付面119bと前記ドーム状の曲面とを連続させるすり鉢状の傾斜面119cで形成される。
一方、窓カバー121は凸状のドーム面121aと、その周囲に形成されるリング状の取付面121bで構成される。この実施の形態は、前記ドーム面をレンズとしている。
そして、前記上部筐体ベース120の取付面119bに窓カバー121の取付面121bを外側から接着することで、窓カバー121と上部筐体ベース120を一体不可分として、この接着部からの水漏れを軽減している。更に、この実施の形態では、前記窓カバー121の取付部121bに塗装や印刷を施すことにより、前記接着面を隠蔽するとともに、このリング状の塗装あるいは印刷面をアクセントとする意匠性に優れた外観とすることができる。
加えて、この実施の形態では、前記窓カバー121をドーム状の中心から外れた変心位置に設けている。これにより、このセンサ端末100を縦姿勢(積層方向Pを上下方向)で野外に設置しても、凹状の窓カバー121が傾いて形成されるので、この凹状の窓カバー121に水滴が溜まるのを防ぐことができる。また、窓カバー121が傾いて設置されているので、窓の受光の方向性を出すことができる。
次に、図10から図16を参照して電源装置200の外観構造やセンサ本体110との連結を説明する。
図10、図11において、この実施の形態では、前記センサ筐体111の中間筐体116の断面形状を、電源基板13にあわせて、四角形状としている。そして、この四角形状の中間筐体116の下端部をそのまま前記開口部119として、前記電源装置200との連結部としている。図10から図12は、ボタン電池251を収納する電池筐体252とセンサ本体110とを組みあわせた電池対応センサ101の断面図または外観図を示している。
前記電池筐体252は,前記センサ本体110にあわせて、その断面形状を四角形状とする上部が開口した箱型の外観を備えている。この電池筐体252の上部開口部253の周囲は、その下部の周囲より段差を持って薄肉で形成される電池筐体252の連結部254が形成される。
一方、前記センサ筐体111の開口部119は、その内面が、その上部の内面より段差を持って薄肉で形成される連結部122が形成される。そして、この内面が段差を持って形成されるセンサ筐体111の連結部122に外面が段差を持って形成される電池筐体252の連結部254を入り込ませることで、この電池筐体252とセンサ筐体111を、その外観が段差を生じることなく連結することができる。この2つの連結部122、254の接触部には、図示しない連結状態を維持させるロック凹部と、ロック凸部を備えることで、2つの連結状態を堅固に固定することができる。例えば、対向する接触面の中央に前記ロック凹部と、ロック凸部を設けることで、樹脂の弾性(たわみ)を介して2つの筐体を連結したり、分離したりすることが可能である。
この構造によれば、電池対応センサ101を積層方向Pを上下方向とする縦姿勢で野外に設置しても、センサ筐体110と電池筐体252の連結部から水滴が侵入することを軽減できる。また、必要により、この連結部にパッキンを取り付ければ更に強固な防滴構造とすることができる。
また、前記連結部には、前記固定ユニット11と外部の端末あるいは外部アンテナ、外部センサ、外部電源等と配線するための、配線穴123が形成される。この実施の形態によれば、配線穴123は、前記2つの筐体111、252の同位置にスリット状の開口部を形成し、これを嵌合することで簡単に形成することができる。なお、この開口穴123には図示しないゴムパッキンを介して配線を行うことで防滴構造とすることができる。
上述したように、この実施の形態では、固定ユニット11と外部の端末あるいは外部アンテナ、外部センサ、外部電源等を配線穴123を介して配線しているが、これに限るものではない。例えば、配線穴123から露出するようにコネクタ124を設け、このコネクタ124を介して固定ユニット11と外部の端末あるいは外部アンテナ、外部センサ、外部電源等を配線(接続)するようにしても良い。以下、このコネクタ124を介して外部アンテナを接続した場合について説明する。
コネクタ124には、用途や電波状況、通信方式に応じてロッドアンテナやホイップアンテナ、ヘリカルアンテナ、ワイヤアンテナ等の各種アンテナを選択して接続できるようになっている。そして、この実施の形態では、外部アンテナが接続された状態で、センサ端末100の設置方向と電波状況に応じてアンテナの伸長方向を設定、あるいは変更ができるようになっている。例えば、ロッドアンテナやホイップアンテナ、ヘリカルアンテナ等の直立可能なアンテナを接続した場合には、コネクタが上方となるようにセンサ端末100を設置することで、アンテナが上方へ向き、電波感度を向上させることが可能となる。
また、ワイヤアンテナを接続した場合には、コネクタが下部となるようにセンサ端末100を設置し、ワイヤが下方に伸びるようにすることで、電波感度を向上させることが可能となる。
さらに、この実施の形態では、例えば、センサ端末100を設置面に対して水平に設置した場合、コネクタ124(配線穴123)が水平方向に位置することになるが、この場合、接続されたアンテナを直立させることにより、電波感度を向上させることが可能となる。
上記のように、この実施の形態では、コネクタ124を介して外部アンテナを配線できるようにしているが、これに限るものではない。例えば、チップアンテナやパタンアンテナ等の小型アンテナや、渦巻き状に巻かれたワイヤアンテナ等をセンサ本体110(センサ収納空間20)内に収納するように配置しても良い。これにより、アンテナが外部に露出しないので、センサ端末全体のサイズを小さくすることができる。加えて、センサ端末100を野外に設置した際の防滴効果をより向上させることができ、しかもアンテナの劣化を軽減することができる。
電池筐体252は、前記電池ホルダ114を収納する内容積を備える箱型の形状とし、その底面にフラットな外部取付面255を形成している。この外部取付面255には、外部取付手段256として、例えば、一対のネジ穴を設けている。したがって、このネジ穴を介して、設置すべき部材にねじを介して取り付けることができる。
また、この実施の形態では、取付用外部アダプタ257として、吸盤が用意されている。好適なものとしては、吸盤の直径が前記センサ筐体111の投影面内に収まる大きさとすることで、センサ筐体111の大きさを目安にこの吸盤を介して設置することができるので、設置性を向上することができる。この吸盤は、取付台座257aと吸盤部257bとで構成され、前記取付台座257aを介して前記電池筐体252に取り付けることができる。
次に、図13と、図14を参照して、充電池装置300を説明する。図13は、充電池装置の外観図であり、(a)図は充電池装置の斜視図、(b)図は充電池装置の部品展開図である。図14は充電池対応センサの外観図で、(a)図は平面図、(b)図は底面図、(c)図は正面図、(d)図は右側面図、(e)図は左側面図、(f)図は背面図である。
図において、この充電池装置300は、偏平な充電筐体301の一方にセンサ本体110との連結部302、他方に充電池303を内蔵する充電収納部304を備えた構造としている。一般に、充電池303は、ボタン電池などに比べると、大きな容積を備え、重量もまた大きくなる。このため、前記センサ本体110の積層方向Pに充電池303を連続させると積層方向の全長が長くなる。
そこで、この実施の形態では、前記積層方向Pのセンサ本体110と充電池303とを並べて配置し、これを薄型の充電筐体301で連続させた構成としている。
即ち、この実施の形態では、偏平な充電筐体301の長手方向の一方に立上部305で覆われた開口部306を形成し、他方を充電池収納隆起部307としている。前記立上部305は、前記電池筐体252の上端部に形成される連結部254と同様な構造と外形を備えた連結部302が形成される。このため、前記センサ本体110の連結部122をこの立上部305に形成される連結部302を介して取り付けることができる。なお、前記立上部305は、前記開口部306内に前記電池ホルダ114を収納可能な高さに設定されている。
ここで、前記連結部302が形成される充電筐体301の一方は、前記センサ本体110のドーム状の上部筐体117の投影面積内に収まるように形成される。このため、センサ本体110を積層方向Pを上下方向とする姿勢でこの充電筐体301に取り付けて野外に設置した場合、前記連結部302が前記ドーム状の上部筐体117で隠蔽されるので、ドーム面に沿って流れる水滴が前記連結部302から内部に侵入することを軽減することができる。
一方、前記充電池収納隆起部307は、その内部に充電池収納部304が形成される。そして、この充電池収納隆起部307の全高は前記センサ本体110を取り付けた状態の全高(厚さ)と同等または低く形成される。更に、この充電筐体301の底面はほぼフラットな取付面308で形成され、更に、この取付面308に外部取付手段256となるネジが設けられる。
この実施の形態では、前記充電筐体301を、この薄型の充電筐体301の上部を覆う上部筐体309と、下部を覆う下部筐体310と、前記充電収納部304の下部を覆う開閉蓋311とから構成する。そして、前記開閉蓋を取り外し可能とすることで、充電池303のメンテナンスを可能とすることができる。なお、312は銘板である。
上述したように、この実施の形態では、電源として充電池を用いているが、充電池に変えて乾電池等の容量の大きな電池を用いるようにしても良い。これにより、電池寿命をより長くすることが可能となる。
前記連結部302には、前記センサ本体110に形成した配線穴123と嵌合する配線穴123が形成され、この配線穴123を介して前記固定ユニット11と外部の端末あるいは外部アンテナ、外部センサ、外部電源等を接続することができるようになっている。なお、電池対応センサ101の実施形態と同様、配線穴123にコネクタ124を設け、このコネクタ124を介して接続するようにしてもよい。
次に、図15と図16を介して、太陽電池装置350を説明する。図15は、太陽電池装置の外観図であり、(a)図は太陽電池装置の斜視図、(b)図は太陽電池装置の部品展開図である。図16は太陽電池対応センサの外観図で、(a)図は平面図、(b)図は底面図、(c)図は正面図、(d)図は右側面図、(e)図は左側面図、(f)図は背面図である。
この太陽電池装置350は、偏平な太陽電池筐体351の長手方向の中央に太陽電池筐体352を設け、長手方向の一方にセンサ取付筐体353を設け、他方に取っ手筐体354を備えている。この実施の形態では、前記太陽電池筐体352を上面形状がほぼ四角形とする箱型の形状とし、この箱型の一辺側に上面形状が円形のセンサ取付筐体353を連続して形成し、前記一辺側と対向する他辺側にリング状の取っ手筐体354を連続して形成される。
前記太陽電池収納部352は、その上面に透明窓355が形成され、内部の太陽電池356の受光部が露出される。また、前記センサ取付筐体353の上面中央には、凹状のセンサ連結部357を形成している。このセンサ連結部357は、円形の外形の内部が内側に傾斜して形成され、その中央には立上部358で覆われた開口部359が形成される。この立上部358は、前記電池筐体252の上端部に形成される連結部254と同様な構造と外形を備えた連結部360が形成される。このため、前記センサ本体110の連結部122をこの立上部358に形成される連結部360を介して取り付けることができる。なお、前記立上部358は、前記開口部359内に前記電池ホルダ114を収納可能な高さに設定されている。
ここで、円形の外形を備える前記センサ連結部357は、前記センサ本体110のドーム状の上部筐体117の投影面積内に収まるように形成される。このため、センサ本体110を積層方向Pを上下方向とする姿勢でこの太陽電池筐体351に取り付けて野外に設置した場合、凹状のセンサ連結部357が前記ドーム状の上部筐体117で隠蔽されるので、ドーム面に沿って流れる水滴が前記センサ連結部357に侵入するのを軽減することができる。
この太陽電池筐体351は、その上部を覆う上部筐体361と、下部を覆う下部筐体362とから構成し、その内部は、内壁面363により、少なくとも前記電池ホルダ114を収納する収納部364と、前記太陽電池356を収納する基板収納部365とに分割される。前記内壁面363は、配線穴366が形成され、前記電源基板13と太陽電池356との配線を行うことができる。
また、上部筐体361と下部筐体362の連結部367は、大きな丸みを持って外周に張り出した太陽電池筐体351の頂点部に形成される。そして、この下部筐体362の連結部367は前記上部筐体361の連結部367の内側に入り込むように形成している。このため、センサ本体110を取り付けたこの太陽電池装置350を野外に設置しても、太陽電池筐体351内への水滴の侵入が軽減される防滴構造とすることができる。また、前記連結部367には、配線穴123が形成され、この配線穴123を介して前記固定ユニット11と外部の端末あるいは外部アンテナ、外部センサ、外部電源等を接続することができるようになっている。なお、電池対応センサ101の実施形態と同様、配線穴123にコネクタ124を設け、このコネクタ124を介して接続するようにしてもよい。
次に、図17を参照して、ドーム型筐体401を備えた基地局400の外観構造を説明する。図17は、基地局の部品展開図である。この実施の形態では、前記基地局400が野外に設置されることを前提としているため、その外観構造は防滴構造を備えて構成される。この実施の形態では、前記センサ本体110の外観に合わせて、筐体上部が筐体下部より外側に張り出した「茸」形状にも似た形状を備えている。その構造は、ドーム状の天板部402と、中間筐体403と、底板404と、小型情報端末装置405と、通信装置406と、電源装置407とから構成される。この実施の形態では、前記中間筐体403を上方が広く、下方が狭い筒状の形態とし、その開いた上方部分を前記天板部402で覆い、下部を前記底板404で覆うことで、下部より上方が周囲に張り出した特徴あるドーム型筐体401を形成している。
これにより、前記ドーム状の天板部402の投影面積内に、その下部を覆うことができるので、雨などの水滴がドーム型筐体401内に侵入することを軽減することができる。しかも、前記底板404から前記通信装置404から引き出されるアンテナや広域ネットワーク網500に接続するコードを引き出すことができる。なお、前記天板部402は着脱可能に取り付けられるので内部装置のメンテナンスが可能である。また、アンテナはドーム内に設けるようにしてもよい。
図18は、太陽電池対応センサを構成する太陽電池装置の他の実施の形態を示す外観図であり、(a)図は前方斜視図、(b)図は後方斜視図、(c)図は側面図である。この実施の形態は、センサ本体110を多様な電源装置200と組み合わせることができる。図18は、設置型の太陽電池対応センサ103aを示したものである。この実施の形態に係る太陽電池筐体370は、屈折した薄型の筐体本体371と、この筐体本体371を支持する脚部372とから構成される。前記筐体本体371は、側面からみて下部1/3の位置で「く字」状に屈折しており、上部の広い面373に太陽電池356が取り付けられ、下部の狭い面374に積層方向Pが横姿勢の前記センサ本体110が取り付けられる。
この実施の形態では、前記脚部372と、ほぼ垂直姿勢の前記狭い面374を前記センサ本体110の取付部375で連結している。この取付部375は前記電池ホルダ114を収納可能である。そして、センサ本体110は、センサ窓112を上方に向けるように取り付けられる。
この構造によれば、前記センサ窓112及び太陽電池356が斜め上方に向けて設置されるので、太陽光やセンサ信号などを受けやすくすることができる。
また、図19は、このセンサの多様な使用状態の一部を示したものである。(a)図は、図11の(b)図で説明した取付用外部アダプタ257を取り付けた電池対応センサ101の使用状態を示している。この使用方法によれば、前記取付用外部アダプタ257である吸盤を介して壁面などに簡単に取り付けることができる。例えば、空調機が取り付けられる部屋の温度分布を計る場合、任意の壁面に、温度センサを備えた電池対応センサ101を簡単に取り付けることができる。
また、(b)図は、ボルト380のトップ面に電池対応センサ101を取り付けたものである。このボルト380の先端には歪みセンサ381が取り付けてあり、この歪みセンサ381の接続線は電池対応センサ101に取り付けられる図示しない歪みセンサ基板に接続される。このボルト380、例えば、建物や橋の所定の連結部に取り付けることで、建物や橋の歪みを検知することができる。
また、(c)図は、図15で説明した太陽電池対応センサ103の使用状態を示すものである。この太陽電池対応センサ103によれば、前記取っ手筐体354を介して人間が保持することもできるし、壁面の取り付け具に簡単に引っ掛けて設置させることができる。
また、(d)図は、図13で説明した充電池対応センサ102を、他の設置アダプタ390と組み合わせた事例を示している。この事例では、L型の設置台に前記外部取付手段256を介して取り付けたものである。このように、他の設置アダプタ390と組み合わせることで設置用途を多様にすることができる。
本発明により多様なセンサや電源に対応できる小型のセンサ端末が提供され、それにより種々の分野におけるセンサネットシステムの構築が可能になる。
センサネットのシステム構成図である。 積層されるセンサノードの外観斜視図である。 積層されるセンサノードの側面図である。 積層されるセンサノードの上面図である。 メイン基板の一方の基板面に配置される第1の信号処理回路の回路図である。 メイン基板の他方の基板面に配置される第2の信号処理回路の回路図である。 メイン基板の断面図である。 電源基板の回路配置面の外観図である。 電源基板の電源配置面の外観図である。 電池対応センサの断面図である。 電池対応センサ101の部品展開図である。 電池対応センサの外観図である。 充電池装置の外観図である。 充電池対応センサの外観図である。 太陽電池装置の外観図である。 太陽電池対応センサ103の外観図である。 基地局の部品展開図である。 太陽電池対応センサを構成する太陽電池装置の他の実施の形態を示す外観図である。 センサの多様な使用状態の一部を示した説明図である。
符号の説明
1…センサネット(システム)、10…センサノード、11…固定ユニット、12…メイン基板、13…電源基板、14…増設センサ基板、15…メイン基板用接続部、16…増設センサ基板用接続部、20…センサ収納空間、21…電源収納空間、31…電源選択SW、32…外部電池端子、33…リセットSW、34…2.8Vレギュレータ、35…パワーオンリセット、36…「2SJ203」、100…センサ、101…電池対応センサ、102…充電池対応センサ、103…太陽電池対応センサ、110…センサ本体、111…センサ筐体、112…センサ窓、113…センサ側連結部、114…電池ホルダ、115…開口部、116…中間筐体、117…上部筐体、118…接合部、119…開口部、120…上部筐体ベース、121…窓カバー、122…連結部、123…配線穴、124…コネクタ、200…電源装置、201…電源側連結部、250…電池装置、251…ボタン電池、252…電池筐体、253…上部開口部、254…連結部、255…外部取付面、256…外部取付手段、257…取付用外部アダプタ、300…充電池装置、301…充電筐体、302…連結部、303…充電池、304…充電収納部、305…立上部、306…開口部、307…充電池収納隆起部、308…取付面、309…上部筐体、310…下部筐体、311…開閉蓋、350…太陽電池装置、351…太陽電池筐体、352…太陽電池筐体、353…センサ取付筐体、354…取っ手筐体、355…透明窓、356…太陽電池、357…センサ連結部、358…立上部、359…開口部、360…連結部、361…上部筐体、362…下部筐体、363…内壁面、364…収納部、365…基板収納部、366…配線穴、367…連結部、370…太陽電池筐体、380…ボルト、400…基地局、401…ドーム型筐体、402…天板部、403…中間筐体、404…底板、405…小型情報端末装置、406…通信装置、407…電源装置、450…中継器、500…広域ネットワーク網、600…管理サーバ、P…積層方向。

Claims (9)

  1. センサ本体と、このセンサ本体に取替え可能に取り付けられる電源装置とから構成される電子装置であって、
    前記センサ本体を、積層する基板で構成した固定ユニットと、この積層する基板の積層方向の一方に増設可能に取り付けられるセンサ基板と、固定ユニットとセンサ基板とを収納するセンサ筐体とから構成し、
    前記電源装置を前記積層方向の他方に取替え可能に取り付けられる電源筐体と、この電源筐体に収納される電源部とから構成した
    ことを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1記載の電子装置において、
    前記固定ユニットを、無線通信回路とプロセッサ回路とを備えたメイン基板と、電源基板とから構成し、
    前記メイン基板は、一方の基板面にセンサ回路から入手したセンサデータを送信データに変換する第1の信号処理回路を備え、他の基板面に第1の信号処理回路からの送信信号を高周波信号に変換する第2の信号処理回路とを分離して配置した
    ことを特徴とする電子装置。
  3. 請求項2記載の電子装置において、
    電源基板は、前記メイン基板と対向する一方の基板面に電源回路素子を配置し、他方の基板面を電源取付面とし、この電源取付面を前記電源装置に面して配置した
    ことを特徴とする電子装置。
  4. 無線通信回路とプロセッサ回路とを備えたメイン基板と、このメイン基板の一方に積層配置される電源基板と、前記メイン基板の他方に積層配置されるセンサ基板と、前記3つの基板を覆うセンサ筐体とを備え、
    前記電源基板は、前記メイン基板に面した第1の基板面に電源回路を備え、第1の基板面と対向する第2の基板面に電池ホルダを備え、
    前記センサ筐体は、前記3つの基板を覆う第1の筐体と、前記電池ホルダを覆う第2の筐体とから構成される
    ことを特徴とする電子装置。
  5. 請求項4記載の電子装置において、
    前記メイン基板は、一方の基板面にセンサ回路から入手したセンサデータを送信データに変換する第1の信号処理回路を備え、他の基板面に第1の信号処理回路からの送信信号を高周波信号に変換する第2の信号処理回路とを分離して配置した
    ことを特徴とする電子装置。
  6. 請求項5記載の電子装置において、
    センサ基板は、メイン基板と対向する一方の面にセンサ素子を配置したことを特徴とする電子装置。
  7. 無線通信回路とプロセッサ回路とを備えたメイン基板と、このメイン基板の一方に積層配置される電源基板と、前記2つの基板を覆うセンサ筐体とを備え、
    前記電源基板は、前記メイン基板に面した第1の基板面に電源回路を備え、第1の基板面と対向する第2の基板面に電池ホルダを備え、
    前記センサ筐体は、前記3つの基板を覆う第1の筐体と、前記電池ホルダを覆う第2の筐体とから構成され、
    前記第1の筐体は、前記メイン基板の他方にセンサ基板を収納するセンサ収納空間を備えている
    ことを特徴とする電子装置。
  8. 請求項7記載の電子装置において、
    前記センサ収納空間はドーム状に形成され、このドーム面にセンサ窓を形成したことを特徴とする電子装置。
  9. 無線通信回路とプロセッサ回路とを備えたメイン基板と、このメイン基板の一方に積層配置される電源基板と、前記2つの基板を覆うセンサ筐体とを備え、
    前記電源基板は、前記メイン基板に面した第1の基板面に電源回路を備え、第1の基板面と対向する第2の基板面に電池ホルダを備え、
    前記センサ筐体は、前記3つの基板を覆う第1の筐体と、前記電池ホルダを覆う第2の筐体とから構成され、
    前記第1の筐体は、前記メイン基板の他方にセンサ基板を収納するセンサ収納空間を備え、
    前記センサ収納空間はドーム状に形成され、このドーム面にセンサ窓を備え、
    前記第2の筐体に吸盤を設けた
    ことを特徴とする電子装置。
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