JP2005338919A - 座標入力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、一方の面に歪み検出センサを形成した基部2と、この基部2の他方の面から所定高さで直立するスティック3と、このスティック3に圧入支持可能なラバーキャップ8と、このラバーキャップ8の上端部に形成した操作部8aを押圧操作することにより操作可能な押圧検出センサ(図示せず)とを備え、ラバーキャップ8は、操作部8aが形成された部分の内部にドーム状の空洞部8bが形成され、操作部8aを押圧操作すると、空洞部8bが弾性変形して押圧検出センサが操作可能になっている。
【選択図】 図2
Description
また、スティック53には、第1、第2、第3孔部53a、53b、53cが形成されている。また、スティック53の上端部には所定深さの凹部53dが形成されている。
また、駆動ピン54の係止部54cには、駆動ピン54の上下動に連動して上下動するバネ支持部材55が係止されている。
前記バネ支持部材55には、圧縮バネ56が配設され、この圧縮バネ56の下端部がドーム状のメタルコンタクト57に弾接して配設されている。また、メタルコンタクト57の下部には、上下に所定のギャップを有して互いに対向する接点58a、58aが形成されたメンブレンシート58が配設されている。
すると、ドーム状のメタルコンタクト57が反転して、メンブレンシート58の上方の先天58aが降下して下方の接点に接して導通するようになっている。
このスティック53の傾倒を、スティック53の側面に貼着した歪み検出センサ(図示せず)が検出するようになっている。
このような従来の座標入力装置51は、例えばキーボード入力装置(図示せず)の複数のキースイッチ間に配置されて、操作者の指等でラバーキャップ59に押圧加重、または傾倒加重を印加することで、所望の座標入力ができるようになっている。
また、メタルコンタクト57が反転したときに発生するクリック感は、圧縮バネ56を介して操作者の指に伝達されるので、クリック感が圧縮バネ56で減衰されて、操作者の指に伝達されるクリック感が小さくなる問題があった。
また、従来の座標入力装置51は、高さ方向の寸法が大きくなり薄型化の障害になる問題があった。
本発明は前述のような課題を解決して、良好且つ大きなクリック感を操作者に伝達できると共に、小型化が可能な座標入力装置を提供することを目的とする。
前記基部2とスティック3とからなる入力部材4は、それぞれアルミナ等の耐熱性セラミック材からなり、周囲の環境温度が大きく変化しても、膨張、あるいは収縮がほとんどない、温度特性に優れた材料で形成されている。
そして、互いに隣り合う梁部2b間には、隣り合う梁部2bを連結する桟部2cがそれぞれ形成されている。
また、桟部2cが形成された部分には、所定寸法で下方側に突出する台座部2dが形成されている。
また、四角柱状のスティック3の上端面には、所定の径寸法と深さ寸法の第1支持孔3aが形成され、この第1支持孔3aの底面中心に第1支持孔3aより小径の第2支持孔3bが貫通形成されている。
また、第1支持孔3aの外形線とスティック3の四角柱の対角線とが交わる4箇所に略半円形状のスライド溝3cが第1支持孔3aと同じ深さに形成されている。また、四角柱状の4つの外壁面3dには、所定高さの突起3eがそれぞれ形成されている。
また、上板5bの四方には、4個の側板5cが接続されて下向きに折り曲げされ、この4個の側板5cがスティック3の外壁面3dを挟み込み可能になっている。
そして、スティック3に取り付けたキャップ支持部材5は、互いに対向するしく板5c、5cが四角柱のスティック3の外壁面3dを挟み込むと共に、抜け止め孔5dに突起3eが嵌合して、スティック3から抜け止めされるようになっている。
また、円柱部6bの外周面には、部分的に突出させて複数の突部6dが形成されて、この突部6dが、スティック3のスライド溝3cにスライド可能に嵌合するようになっている。
また、駆動ピン6に一体化される操作体7は、金属等からなり、図9に示すように、上面に面積の大きな操作面7aを有する円板部7bと、この円板部7bの下面から太径の第1連結部7cと第2連結部7dとが突出形成されている。
このような駆動ピン6の第1、第2圧入孔6e、6fに、操作体7の第1、第2連結部7c、7d圧入することにより、駆動ピン6と操作体7とが一体化されて、共に上下方向にスライド自在となるるようになっている。
前記ラバーキャップ8は、合成ゴムの一種であるニトリルゴム(NBR)等からなり、上端部に略円弧状の操作部8aが形成され、この操作部8aには、操作者の指を滑りにくくするために、微細な複数の滑り止め部材(図示せず)が、例えば植毛加工されて形成されている。
また、ラバーキャップ8の下端部8cの中央部には、形状が四角形の嵌合孔8dが形成され、この嵌合孔8dは、空洞部8bにつながって形成されている。
また、ラバーキャップ8の下端部8cには、嵌合孔8aの周囲に所定の幅寸法と深さ寸法の溝8eが形成され、この溝8eによって、ラバーキャップ8は、空洞部8b側だけでなく下端部8c側も弾性変形可能になっている。
そのために、操作者の押圧ストロークを長くして、操作フィーリングを向上できるようになっている。
また、スティック3に圧入したラバーキャップ8は、キャップ支持部材5の抜け止め孔5dから突出する突起3eが、嵌合孔8dの内壁面に喰い込んでキャップ支持部材5を介してスティック3に強固に圧入支持できるようになっている、
そして、スティック3に圧入したラバーキャップ8の操作部8aに斜め上方、または横方向から傾倒荷重を加えてスティック3が傾倒すると、梁部2bが微小に歪む。この梁部2bの歪みを歪み検出センサ9aが検出可能になっている。
前記プレート支持部10aには、ステンレス板等の弾性のある金属板を球状に突き出し形成して、断面が円弧状のメタルコンタクト11が支持されている。そして、このメタルコンタクト11の頂部に駆動ピン6のセンサ操作部6cが当接して、駆動ピン6が上方に弾性付勢されるようになる。
そして、駆動ピン6が押圧されて降下すると、メタルコンタクト11がセンサ操作部6cに押圧されて、反転してクリック感が発生する。
前記メンブレンスイッチは、反転したメタルコンタクト11によって第2戦記板12が押圧されると、スイッチ回路が切り換わるようになっている。
また、第2センサ基板12、メタルコンタクト11を取り付けたプレート支持部材10、第1センサ基板9、入力部材4のそれぞれは、金属板からなるメタルプレート13に積層載置されて、カシメ部13aを入力部材4の基部2桟部2cにカシメ付けることで、一体化されて本発明の座標入力装置1が構成されている。
また、ラバーキャップ8に加えていた押圧加重を解除すると、メタルプレート11が初期状態の断面円弧状に自動復帰して、メンブレンスイッチのスイッチ回路が切り換わると共に、駆動ピン6が上方に押し上げられる。
同時に、弾性変形していた空洞部8bも初期状態のドーム状に自動復帰して、駆動ピン6と一体化された操作体7が初期位置に上昇する。
尚、本発明の実施の形態では、押圧検出センサをメンブレンスイッチで説明したが、圧電素子等の圧力を検出可能なセンサであれば良い。
このような変形例の座標入力装置15は、突出した操作部18aと対向する部分に操作体17が位置しているので、駆動ピン16の位置を認識でき、確実な押圧操作が可能になる。
2 基部
2a 切り欠き部
2b 梁部
2c 桟部
2d 台座部
3 スティック
3a 第1支持孔
3b 第2支持孔
3c スライド溝
3d 外壁面
4 入力部材
5 キャップ支持部材
5b 挿通孔
4c 側板
5d 抜け止め孔
5e 支持板
6 駆動ピン
7 操作体
8 ラバーキャップ
8a 操作部
8b 空洞部
8c 下端部
8d 嵌合孔
Claims (14)
- 一方の面に歪み検出センサを形成した基部と、この基部の他方の面から所定高さで直立するスティックと、前記スティックに圧入支持可能なラバーキャップと、このラバーキャップの上端部に形成した操作部を押圧操作することにより操作可能な押圧検出センサとを備え、前記ラバーキャップは、前記操作部が形成された部分の内部にドーム状の空洞部が形成され、前記操作部を押圧操作すると、前記空洞部が弾性変形して前記押圧検出センサが操作可能になっていることを特徴とする座標入力装置。
- 前記押圧検出センサ上には、ドーム状のメタルコンタクトが配設され、前記スティックには、前記押圧検出センサを押圧操作可能な駆動ピンが支持され、前記ラバーキャップの前記操作部を押圧操作すると、前記空洞部の弾性変形で前記駆動ピンが押圧されて、前記メタルコンタクトが反転可能になっていることを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
- 前記スティックには、前記駆動ピンを挿通支持可能な支持孔が貫通形成され、前記ラバーキャップを押圧操作すると、前記駆動ピンが前記支持孔内をスライドするようになっていることを特徴とする請求項2記載の座標入力装置。
- 前記スティックには、前記ラバーキャップの下端部を支持するキャップ支持部材が取り付けられ、前記ラバーキャップは、前記操作部を押圧操作すると前記下端部が前記キャップ支持部材によって降下が規制されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記スティックは、四角柱に形成され、前記キャップ支持部材は、前記スティックの四角柱の外壁面を挟み込み可能な側板を有し、この側板には、前記ラバーキャップの下端部を支持可能な支持板が一体形成されていることを特徴とする請求項4記載の座標入力装置。
- 前記スティックの前記外壁面には、前記キャップ支持部材の前記側板に形成した抜け止め孔に嵌合可能な突起が形成されていることを特徴とする請求項5記載の座標入力装置。
- 前記ラバーキャップには、前記スティックに圧入可能な嵌合孔が形成され、前記スティックに取り付けた前記キャップ支持部材の前記抜け止め孔からは、前記突起が所定寸法突出するようにしたことを特徴とする請求項6記載の座標入力装置。
- 前記駆動ピンは、円柱部を有し、この円柱部の外周面を部分的に突出させて突部を形成し、前記キャップ支持部材には、前記駆動ピンの前記円柱部が挿通可能な挿通孔が形成され、前記円柱部を前記挿通孔に挿通させた前記駆動ピンは、前記突部によって抜け止めされることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記駆動ピンには、前記ラバーキャップに形成した前記空洞部の天井面に当接する操作面が形成され、この操作面の形状は、前記円柱状部分の外径より大きく形成されていることを特徴とする請求項8記載の座標入力装置。
- 前記操作面は、前記駆動ピンと別体の操作体に形成され、この操作体に形成した連結部を前記駆動ピンに形成した圧入孔に圧入して、前記駆動ピンと前記操作体とを一体化したことを特徴とする請求項9記載の座標入力装置。
- 前記スティックには、前記四角柱の対角線上に前記駆動ピンの前記突部がスライド自在に嵌合可能なスライド溝を形成したことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記駆動ピンは、樹脂材料からなることを特徴とする請求項3乃至11のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記ラバーキャップの前記下端部には、所定の幅寸法と深さ寸法の溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の座標入力装置。
- 前記ラバーキャップの前記操作部は、前記駆動ピンに固着して一体化した前記操作体の操作面と対向する部分を所定高さ突出形成したことを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の座標入力装置。
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