JP2005338919A - 座標入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の座標入力装置は、良好且つ大きなクリック感を操作者に伝達できると共に、小型化が可能な座標入力装置を提供すること。
【解決手段】 本発明は、一方の面に歪み検出センサを形成した基部2と、この基部2の他方の面から所定高さで直立するスティック3と、このスティック3に圧入支持可能なラバーキャップ8と、このラバーキャップ8の上端部に形成した操作部8aを押圧操作することにより操作可能な押圧検出センサ(図示せず)とを備え、ラバーキャップ8は、操作部8aが形成された部分の内部にドーム状の空洞部8bが形成され、操作部8aを押圧操作すると、空洞部8bが弾性変形して押圧検出センサが操作可能になっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は座標入力装置に係わり、スティックを傾倒操作することにより所望の座標入力が可能であると共に、スティックに圧入嵌合させたラバーキャップを押圧操作することで別な座標入力を行うことができる座標入力装置に関する。
従来の座標入力装置を、特許文献1に基づいて説明すると、従来の座標入力装置51は、図11に示すように、基部52と、この基部52から直立状に突出するスティック53とを有し、このスティック53の側面に歪み検出センサ(図示せず)が貼着されている。
また、スティック53には、第1、第2、第3孔部53a、53b、53cが形成されている。また、スティック53の上端部には所定深さの凹部53dが形成されている。
また、第1孔部53aには、駆動ピン54が挿通支持され、この駆動ピン54は、外径が大きな頭部54aと、第1孔部53aに嵌合可能な支柱部54bと、この支柱部54bの下端部に形成した鈎状の係止部54cとからなっている。
また、駆動ピン54の係止部54cには、駆動ピン54の上下動に連動して上下動するバネ支持部材55が係止されている。
前記バネ支持部材55には、圧縮バネ56が配設され、この圧縮バネ56の下端部がドーム状のメタルコンタクト57に弾接して配設されている。また、メタルコンタクト57の下部には、上下に所定のギャップを有して互いに対向する接点58a、58aが形成されたメンブレンシート58が配設されている。
また、駆動ピン54の頭部54aには、ラバーキャップ59が固着され、ラバーキャップ59を下方に押圧操作すると、駆動ピン54が降下してバネ支持部材55が圧縮バネ56を圧縮させてメタルコンタクト57を押圧する。
すると、ドーム状のメタルコンタクト57が反転して、メンブレンシート58の上方の先天58aが降下して下方の接点に接して導通するようになっている。
また、ラバーキャップ59に斜め上方または横方向から傾倒加重を印加すると、駆動ピン54を介してスティック53が傾倒する。
このスティック53の傾倒を、スティック53の側面に貼着した歪み検出センサ(図示せず)が検出するようになっている。
このような従来の座標入力装置51は、例えばキーボード入力装置(図示せず)の複数のキースイッチ間に配置されて、操作者の指等でラバーキャップ59に押圧加重、または傾倒加重を印加することで、所望の座標入力ができるようになっている。
特開平09−230999号公報
しかし、従来の座標入力装置51は、メタルコンタクト57を圧縮バネ56を介して駆動ピン54が間接的に操作していたので、若干のタイムラグが発生し、入力時の操作フィーリングが悪いという問題があった。
また、メタルコンタクト57が反転したときに発生するクリック感は、圧縮バネ56を介して操作者の指に伝達されるので、クリック感が圧縮バネ56で減衰されて、操作者の指に伝達されるクリック感が小さくなる問題があった。
また、従来の座標入力装置51は、高さ方向の寸法が大きくなり薄型化の障害になる問題があった。
本発明は前述のような課題を解決して、良好且つ大きなクリック感を操作者に伝達できると共に、小型化が可能な座標入力装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明の座標入力装置は、一方の面に歪み検出センサを形成した基部と、この基部の他方の面から所定高さで直立するスティックと、前記スティックに圧入支持可能なラバーキャップと、このラバーキャップの上端部に形成した操作部を押圧操作することにより操作可能な押圧検出センサとを備え、前記ラバーキャップは、前記操作部が形成された部分の内部にドーム状の空洞部が形成され、前記操作部を押圧操作すると、前記空洞部が弾性変形して前記押圧検出センサが操作可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記押圧検出センサ上には、ドーム状のメタルコンタクトが配設され、前記スティックには、前記押圧検出センサを押圧操作可能な駆動ピンが支持され、前記ラバーキャップの前記操作部を押圧操作すると、前記空洞部の弾性変形で前記駆動ピンが押圧されて、前記メタルコンタクトが反転可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記スティックには、前記駆動ピンを挿通支持可能な支持孔が貫通形成され、前記ラバーキャップを押圧操作すると、前記駆動ピンが前記支持孔内をスライドするようになっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第4の解決手段として、前記スティックには、前記ラバーキャップの下端部を支持するキャップ支持部材が取り付けられ、前記ラバーキャップは、前記操作部を押圧操作すると前記下端部が前記キャップ支持部材によって降下が規制されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第5の解決手段として、前記スティックは、四角柱に形成され、前記キャップ支持部材は、前記スティックの四角柱の外壁面を挟み込み可能な側板を有し、この側板には、前記ラバーキャップの下端部を支持可能な支持板が一体形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第6の解決手段として、前記スティックの前記外壁面には、前記キャップ支持部材の前記側板に形成した抜け止め孔に嵌合可能な突起が形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第7の解決手段として、前記ラバーキャップには、前記スティックに圧入可能な嵌合孔が形成され、前記スティックに取り付けた前記キャップ支持部材の前記抜け止め孔からは、前記突起が所定寸法突出するようにしたことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第8の解決手段として、前記駆動ピンは、円柱部を有し、この円柱部の外周面を部分的に突出させて突部を形成し、前記キャップ支持部材には、前記駆動ピンの前記円柱部が挿通可能な挿通孔が形成され、前記円柱部を前記挿通孔に挿通させた前記駆動ピンは、前記突部によって抜け止めされることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第9の解決手段として、前記駆動ピンには、前記ラバーキャップに形成した前記空洞部の天井面に当接する操作面が形成され、この操作面の形状は、前記円柱状部分の外径より大きく形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第10の解決手段として、前記操作面は、前記駆動ピンと別体の操作体に形成され、この操作体に形成した連結部を前記駆動ピンに形成した圧入孔に圧入して、前記駆動ピンと前記操作体とを一体化したことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第11の解決手段として、前記スティックには、前記四角柱の対角線上に前記駆動ピンの前記突部がスライド自在に嵌合可能なスライド溝を形成したことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第12の解決手段として、前記駆動ピンは、樹脂材料からなることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第13の解決手段として、前記ラバーキャップの前記下端部には、所定の幅寸法と深さ寸法の溝が形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第14の解決手段として、前記ラバーキャップの前記操作部は、前記駆動ピンに固着して一体化した前記操作体の操作面と対向する部分を所定高さ突出形成したことを特徴とする。
本発明の座標入力装置におけるラバーキャップは、操作部が形成された部分の内部にドーム状の空洞部が形成され、操作部を押圧操作すると、空洞部が弾性変形して押圧検出センサが操作可能になっているので、空洞部によって軽い押圧加重で操作部を弾性変形させることができ、操作性の良い座標入力装置を提供できる。
また、押圧検出センサ上には、ドーム状のメタルコンタクトが配設され、スティックには、押圧検出センサを押圧操作可能な駆動ピンが支持され、ラバーキャップの操作部を押圧操作すると、空洞部の弾性変形で駆動ピンが押圧されて、メタルコンタクトが反転可能になっているので、駆動ピンによって直接メタルコンタクトを押圧することができ、反転によって発生するクリック感を駆動ピンを介して直接感じ取ることができる。そのために、更に操作性に優れた座標入力装置を提供できる。
また、スティックには、駆動ピンを挿通支持可能な支持孔が貫通形成され、ラバーキャップを押圧操作すると、駆動ピンが支持孔内をスライドするようになっているので、ラバーキャップに加える押圧加重を、駆動ピンを介してロス無くメタルコンタクトに加えることができる。
また、スティックには、ラバーキャップの下端部を支持するキャップ支持部材が取り付けられ、ラバーキャップは、操作部を押圧操作すると下端部がキャップ支持部材によって降下が規制されているので、反転したメタルプレートが初期状態に復帰するときに、駆動ピンにラバーキャップの負荷が加わらない。そのために、駆動ピンを操作前の初期状態に確実でスピーディーに復帰させることができる。
また、スティックは、四角柱に形成され、キャップ支持部材は、スティックの四角柱の外壁面を挟み込み可能な側板を有し、この側板には、ラバーキャップの下端部を支持可能な支持板が一体形成されているので、キャップ支持部材を介してスティックに圧入したラバーキャップの下端部は、支持板に支持されて下方への移動を確実に規制することができる。
また、スティックの外壁面には、キャップ支持部材の側板に形成した抜け止め孔に嵌合可能な突起が形成されているので、突起を抜け止め孔に嵌合させることで、キャップ支持部材を確実にスティックに抜け止めして取り付けできる。
また、ラバーキャップには、スティックに圧入可能な嵌合孔が形成され、スティックに取り付けたキャップ支持部材の抜け止め孔からは、突起が所定寸法突出するようにしたので、スティックにラバーキャップを圧入すると、突起が嵌合孔の内面に喰い込んで、ラバーキャップをスティックから強い力で抜け止めすることができる。
また、駆動ピンは、円柱部を有し、この円柱部の外周面を部分的に突出させて突部を形成し、キャップ支持部材には、駆動ピンの円柱部が挿通可能な挿通孔が形成され、円柱部を挿通孔に挿通させた駆動ピンは、突部によって抜け止めされるので、キャップ支持部材によって、駆動ピンを確実にスティックに抜け止め支持することができる。そのために、ラバーキャップを交換時に、駆動ピンがスティックから飛び出すことが無く、交換が容易である。
また、駆動ピンには、ラバーキャップに形成した空洞部の天井面に当接する操作面が形成され、この操作面の形状は、前記円柱状部分の外径より大きく形成されているので、駆動ピンを押圧操作する操作面積を大きくでき、操作性が良い。
また、操作面は、駆動ピンと別体の操作体に形成され、この操作体に形成した連結部を駆動ピンに形成した圧入孔に圧入して、駆動ピンと操作体とを一体化したので、ラバーキャップの交換が更にようになる。
また、スティックには、四角柱の対角線上に駆動ピンの突部がスライド自在に嵌合可能なスライド溝を形成したので、スライド溝に突部を嵌合させることで、駆動ピンの回り止めをすることができる。
また、駆動ピンは、樹脂材料からなるので、操作体の圧入が容易である。
また、ラバーキャップの下端部には、所定の幅寸法と深さ寸法の溝が形成されているので、ラバーキャップは、押圧操作で、空洞部だけでなく、下端部の溝でも弾性変形させることができ、操作ストロークを長くすることができ、操作フィーリングを良くすることができる。
また、ラバーキャップの操作部は、駆動ピンに固着して一体化した操作体の操作面と対向する部分を所定高さ突出形成したので、駆動ピンの位置を確実に認識して、確実な押圧操作を行うことができる。
本発明の座標入力装置は、携帯型のノートパソコン等のキーボード装置に取り付けられており、ディスプレー上のカーソル等を任意の位置に移動操作可能になっている。このような本発明の座標入力装置の1実施の形態を、図1〜図10に基づいて説明すると、図1は本発明の座標入力装置の分解斜視図であり、図2は本発明の座標入力装置の要部断面図であり、図3の本発明の座標入力装置の斜視図であり、図4は本発明に係わる入力部材の斜視図であり、図5は本発明に係わるラバーキャップの斜視図であり、図6は図5の断面斜視図であり、図7は本発明に係わるキャップ支持部材の斜視図であり、図8は本発明に係わる駆動ピンの斜視図であり、図9は本発明に係わる操作体の斜視図であり、図10は本発明のその他の実施の形態の要部断面図である。
本発明の座標入力装置1は、図1〜図3に示すように、外形が略円形状に形成された基部2と、この基部2の上面(他方の面)の中央部から所定高さで直立する略四角柱状のスティック3とが形成された入力部材4が配設されている。
前記基部2とスティック3とからなる入力部材4は、それぞれアルミナ等の耐熱性セラミック材からなり、周囲の環境温度が大きく変化しても、膨張、あるいは収縮がほとんどない、温度特性に優れた材料で形成されている。
また、入力部材4は、図4に示すように、略円形状の基部2の円周方向が90゜の等間隔に分割されて4つの切り欠き部2aが形成され、この切り欠き部2a、2aに挟まれた部分に、4個の梁部2bが形成されている。
そして、互いに隣り合う梁部2b間には、隣り合う梁部2bを連結する桟部2cがそれぞれ形成されている。
また、桟部2cが形成された部分には、所定寸法で下方側に突出する台座部2dが形成されている。
また、梁部2bのそれぞれの下面側(基部2の一方の面)には、例えば耐熱性のあるサーメット系の抵抗体が印刷等により形成され、その後抵抗体の抵抗値のバラツキをレーザトリミング等で調整した歪み検出センサ(図示せず)がそれぞれ形成されている。
また、四角柱状のスティック3の上端面には、所定の径寸法と深さ寸法の第1支持孔3aが形成され、この第1支持孔3aの底面中心に第1支持孔3aより小径の第2支持孔3bが貫通形成されている。
また、第1支持孔3aの外形線とスティック3の四角柱の対角線とが交わる4箇所に略半円形状のスライド溝3cが第1支持孔3aと同じ深さに形成されている。また、四角柱状の4つの外壁面3dには、所定高さの突起3eがそれぞれ形成されている。
また、スティック3には、ステンレス板等を打ち抜きして形成したキャップ支持部材5が被せられている。前記キャップ支持部材5は、図7に示すようにスティック3の上端面と対向する上板5aを有し、この上板5aの中央部には、後述する駆動ピン6がスライド自在に挿通可能な挿通孔5bが形成されている。
また、上板5bの四方には、4個の側板5cが接続されて下向きに折り曲げされ、この4個の側板5cがスティック3の外壁面3dを挟み込み可能になっている。
また、側板5cには、縦長状の抜け止め孔5dがそれぞれ形成されると共に、下端部側が直角状に外向きに折り曲げられて、支持板5eがそれぞれ形成されている。前記支持板5eには、スティック3に圧入支持した後述するラバーキャップ8下端部8cが当接するようになっている。
そして、スティック3に取り付けたキャップ支持部材5は、互いに対向するしく板5c、5cが四角柱のスティック3の外壁面3dを挟み込むと共に、抜け止め孔5dに突起3eが嵌合して、スティック3から抜け止めされるようになっている。
また、スティック3の第2支持孔3bには、樹脂材料等からなる駆動ピン6が挿通支持可能になっている。前記駆動ピン6は、図8に示すように、第2支持孔3bに挿通支持される細径の操作軸6aと、第1支持孔3aに嵌合する操作軸より太径の円柱部6bとからなり、操作軸6aに下端部には、スイッチ操作部6cが突出形成されている。
また、円柱部6bの外周面には、部分的に突出させて複数の突部6dが形成されて、この突部6dが、スティック3のスライド溝3cにスライド可能に嵌合するようになっている。
また、円柱部6bの中心部には、所定の径寸法と深さ寸法の第1圧入孔6eと、この第1圧入孔6eの底部に第1圧入孔6eより細径で所定深さの第2圧入孔6fが形成されている。
また、駆動ピン6に一体化される操作体7は、金属等からなり、図9に示すように、上面に面積の大きな操作面7aを有する円板部7bと、この円板部7bの下面から太径の第1連結部7cと第2連結部7dとが突出形成されている。
前記円板部7bの直径寸法は、後述するラバーキャップ8の嵌合孔8dと略同等の大きさに形成されて、嵌合孔8dを挿通可能になっている。また、駆動ピン6と操作体7との連結は、まず、駆動ピン6の操作軸6aをスティック3の第2支持孔3bに挿通すると、円柱部6bが第1支持孔3aに嵌合すると共に、突部6dがスライド溝3cにスライド可能に嵌合する。
次ぎに、スティック3の上端部側からキャップ支持部材5を取り付けると、駆動ピン6は、円柱部6bが挿通孔5bから上方に突出すると共に、突部6dが挿通孔5bで抜け止めされて、上下方向に所定寸法スライド自在となる。
このような駆動ピン6の第1、第2圧入孔6e、6fに、操作体7の第1、第2連結部7c、7d圧入することにより、駆動ピン6と操作体7とが一体化されて、共に上下方向にスライド自在となるるようになっている。
また、入力部材4のスティック3には、キャップ支持部材5を介して、図5、図6に示すような、略帽子状のラバーキャップ8が圧入支持可能になっている。
前記ラバーキャップ8は、合成ゴムの一種であるニトリルゴム(NBR)等からなり、上端部に略円弧状の操作部8aが形成され、この操作部8aには、操作者の指を滑りにくくするために、微細な複数の滑り止め部材(図示せず)が、例えば植毛加工されて形成されている。
また、ラバーキャップ8の操作部8aが形成された部分の内部には、ドーム状の空洞部8bが形成され、操作部8aを押圧操作すると、空洞部8bの高さ方向がつぶれる方向に弾性変形して、操作部8aが降下するようになっている。
また、ラバーキャップ8の下端部8cの中央部には、形状が四角形の嵌合孔8dが形成され、この嵌合孔8dは、空洞部8bにつながって形成されている。
そして、嵌合孔8dが入力部材4のスティック3に、キャップ支持部材5を介して圧入可能になっている。
また、ラバーキャップ8の下端部8cには、嵌合孔8aの周囲に所定の幅寸法と深さ寸法の溝8eが形成され、この溝8eによって、ラバーキャップ8は、空洞部8b側だけでなく下端部8c側も弾性変形可能になっている。
そのために、操作者の押圧ストロークを長くして、操作フィーリングを向上できるようになっている。
このようなラバーキャップ8は、キャップ支持部材5を取り付けると共に、操作体7を一体化した駆動ピン6を挿通支持した状態のスティック3に、嵌合孔8dを圧入して降下させると、図1に示すように、下端部8cがキャップ支持部材5の支持板5eに当接して下端部8cの降下がストップすると共に、空洞部8bの天井面に操作体7の操作面7aが当接するようになっている。
また、スティック3に圧入したラバーキャップ8は、キャップ支持部材5の抜け止め孔5dから突出する突起3eが、嵌合孔8dの内壁面に喰い込んでキャップ支持部材5を介してスティック3に強固に圧入支持できるようになっている、
また、入力部材4の基部2の台座部2dを除く下面には、FPC(フレキシブル基板)からなる第1センサ基板9が接着剤等で固着され、この第1センサ基板9には、入力部材4の基部2の梁部2bと対向する4箇所の位置に歪み検出センサ9aがそれぞれ形成され、4個の歪み検出センサ9aの中央部には、駆動ピン6のセンサ操作部6cが挿通可能な孔9bが形成されている。
そして、スティック3に圧入したラバーキャップ8の操作部8aに斜め上方、または横方向から傾倒荷重を加えてスティック3が傾倒すると、梁部2bが微小に歪む。この梁部2bの歪みを歪み検出センサ9aが検出可能になっている。
また、第1センサ基板9の下部には、フィルム状のプレート支持部材10が配設されおり、このプレート支持部材10の中央部にプレート支持部10aが形成されている。
前記プレート支持部10aには、ステンレス板等の弾性のある金属板を球状に突き出し形成して、断面が円弧状のメタルコンタクト11が支持されている。そして、このメタルコンタクト11の頂部に駆動ピン6のセンサ操作部6cが当接して、駆動ピン6が上方に弾性付勢されるようになる。
そして、駆動ピン6が押圧されて降下すると、メタルコンタクト11がセンサ操作部6cに押圧されて、反転してクリック感が発生する。
また、メタルコンタクト11を支持したプレート支持部材10は、第2センサ基板12上に載置されている。前記第2センサ基板12は、複数のフィルムを積層したメンブレンシートからなり、第2センサ基板12のメタルコンタクト11が対向する部分には、押圧検出センサであるメンブレンスイッチ(図示せず)が形成されている。
前記メンブレンスイッチは、反転したメタルコンタクト11によって第2戦記板12が押圧されると、スイッチ回路が切り換わるようになっている。
また、第2センサ基板12、メタルコンタクト11を取り付けたプレート支持部材10、第1センサ基板9、入力部材4のそれぞれは、金属板からなるメタルプレート13に積層載置されて、カシメ部13aを入力部材4の基部2桟部2cにカシメ付けることで、一体化されて本発明の座標入力装置1が構成されている。
このような構成の本発明の座標入力装置1の操作を、図1に基づいて説明すると、まず、押圧検出センサを操作するには、ラバーキャップ8の操作部8aを略垂直方向に押圧すると、空洞部8bが弾性変形して、天井面が操作体7の操作面7aを押圧して押圧加重を加えると、駆動ピン6が下方にスライドして降下する。 この時、同時にラバーキャップ8の下端部8cの溝8eを形成した部分も弾性変形するので、スティックの高さが低くても、駆動ピン6のストロークより操作部8aの操作ストロークを長くでき、薄型、小型にしても操作フィーリングを良くすることができる。
前記降下する駆動ピン6のセンサ操作部6cによって、頂部が押圧されたメタルコンタクト11は、反転してクリック感が発生すると共に、下部の第2センサ基板のメンブレンスイッチ(図示せず)が操作されてZ方向の入力が行われる。
また、ラバーキャップ8に加えていた押圧加重を解除すると、メタルプレート11が初期状態の断面円弧状に自動復帰して、メンブレンスイッチのスイッチ回路が切り換わると共に、駆動ピン6が上方に押し上げられる。
同時に、弾性変形していた空洞部8bも初期状態のドーム状に自動復帰して、駆動ピン6と一体化された操作体7が初期位置に上昇する。
また、歪み検出センサ9aを操作するには、バーキャップ8の操作部8aに斜め上方、または横方向から傾倒荷重を加えると、スティック3が傾倒し、このスティック3の傾倒を歪みを歪み検出センサ9aが検出してX−Y方向の入力を行うことができる。
尚、本発明の実施の形態では、押圧検出センサをメンブレンスイッチで説明したが、圧電素子等の圧力を検出可能なセンサであれば良い。
また、本発明の変形例としての座標入力装置15を、図10に基づいて説明すると、ラバーキャップ18操作部18aは、駆動ピン16に固着して一体化した操作体17の操作面17aと対向する部分を所定高さ突出形成したものでも良い。
このような変形例の座標入力装置15は、突出した操作部18aと対向する部分に操作体17が位置しているので、駆動ピン16の位置を認識でき、確実な押圧操作が可能になる。
本発明の座標入力装置の分解斜視図である。 本発明の座標入力装置の要部断面図である。 本発明の座標入力装置の斜視図である。 本発明に係わる入力部材の斜視図である。 本発明に係わるラバーキャップの斜視図である。 図5の断面斜視図である。 本発明に係わるキャップ支持部材の斜視図である。 本発明に係わる駆動ピンの斜視図である。 本発明に係わる操作体の斜視図である。 本発明のその他の実施の形態の要部断面図である。 従来の座標入力装置の要部断面図である。
符号の説明
1 本発明の座標入力装置
2 基部
2a 切り欠き部
2b 梁部
2c 桟部
2d 台座部
3 スティック
3a 第1支持孔
3b 第2支持孔
3c スライド溝
3d 外壁面
4 入力部材
5 キャップ支持部材
5b 挿通孔
4c 側板
5d 抜け止め孔
5e 支持板
6 駆動ピン
7 操作体
8 ラバーキャップ
8a 操作部
8b 空洞部
8c 下端部
8d 嵌合孔

Claims (14)

  1. 一方の面に歪み検出センサを形成した基部と、この基部の他方の面から所定高さで直立するスティックと、前記スティックに圧入支持可能なラバーキャップと、このラバーキャップの上端部に形成した操作部を押圧操作することにより操作可能な押圧検出センサとを備え、前記ラバーキャップは、前記操作部が形成された部分の内部にドーム状の空洞部が形成され、前記操作部を押圧操作すると、前記空洞部が弾性変形して前記押圧検出センサが操作可能になっていることを特徴とする座標入力装置。
  2. 前記押圧検出センサ上には、ドーム状のメタルコンタクトが配設され、前記スティックには、前記押圧検出センサを押圧操作可能な駆動ピンが支持され、前記ラバーキャップの前記操作部を押圧操作すると、前記空洞部の弾性変形で前記駆動ピンが押圧されて、前記メタルコンタクトが反転可能になっていることを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  3. 前記スティックには、前記駆動ピンを挿通支持可能な支持孔が貫通形成され、前記ラバーキャップを押圧操作すると、前記駆動ピンが前記支持孔内をスライドするようになっていることを特徴とする請求項2記載の座標入力装置。
  4. 前記スティックには、前記ラバーキャップの下端部を支持するキャップ支持部材が取り付けられ、前記ラバーキャップは、前記操作部を押圧操作すると前記下端部が前記キャップ支持部材によって降下が規制されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の座標入力装置。
  5. 前記スティックは、四角柱に形成され、前記キャップ支持部材は、前記スティックの四角柱の外壁面を挟み込み可能な側板を有し、この側板には、前記ラバーキャップの下端部を支持可能な支持板が一体形成されていることを特徴とする請求項4記載の座標入力装置。
  6. 前記スティックの前記外壁面には、前記キャップ支持部材の前記側板に形成した抜け止め孔に嵌合可能な突起が形成されていることを特徴とする請求項5記載の座標入力装置。
  7. 前記ラバーキャップには、前記スティックに圧入可能な嵌合孔が形成され、前記スティックに取り付けた前記キャップ支持部材の前記抜け止め孔からは、前記突起が所定寸法突出するようにしたことを特徴とする請求項6記載の座標入力装置。
  8. 前記駆動ピンは、円柱部を有し、この円柱部の外周面を部分的に突出させて突部を形成し、前記キャップ支持部材には、前記駆動ピンの前記円柱部が挿通可能な挿通孔が形成され、前記円柱部を前記挿通孔に挿通させた前記駆動ピンは、前記突部によって抜け止めされることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の座標入力装置。
  9. 前記駆動ピンには、前記ラバーキャップに形成した前記空洞部の天井面に当接する操作面が形成され、この操作面の形状は、前記円柱状部分の外径より大きく形成されていることを特徴とする請求項8記載の座標入力装置。
  10. 前記操作面は、前記駆動ピンと別体の操作体に形成され、この操作体に形成した連結部を前記駆動ピンに形成した圧入孔に圧入して、前記駆動ピンと前記操作体とを一体化したことを特徴とする請求項9記載の座標入力装置。
  11. 前記スティックには、前記四角柱の対角線上に前記駆動ピンの前記突部がスライド自在に嵌合可能なスライド溝を形成したことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の座標入力装置。
  12. 前記駆動ピンは、樹脂材料からなることを特徴とする請求項3乃至11のいずれかに記載の座標入力装置。
  13. 前記ラバーキャップの前記下端部には、所定の幅寸法と深さ寸法の溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の座標入力装置。
  14. 前記ラバーキャップの前記操作部は、前記駆動ピンに固着して一体化した前記操作体の操作面と対向する部分を所定高さ突出形成したことを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の座標入力装置。
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