JP2005338360A - 光スイッチおよび光スイッチシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】防爆性を有し、コア径の太い光ファイバが不要で、スイッチ動作を安定化できる光スイッチおよび光スイッチシステムを提供する。
【解決手段】コアとクラッドを有する光ファイバ(20a,20b)を有し、この光ファイバは、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部SPを有しており、入射端に光Linが入射され、出射端からセンサ部を通過した光Loutを出射する構成となっており、センサ部を中心として所定の曲率(Roff)で曲線を描くように配置されており、動作状況に応じて光ファイバの曲率をRonに変動させるスイッチ部材(14、15、16)を有する構成とする。これに発光素子、受光素子、電子回路部などを一体化したモジュールなどと組み合わせて光スイッチシステムとする。
【選択図】図1

Description

本発明は光スイッチおよび光スイッチシステムに関し、特に、光ファイバセンサを用いた光スイッチおよび光スイッチシステムに関するものである。
防爆領域などでは、スイッチの切り替え時に火花を発生させる虞のある電気接点を有するタイプのスイッチを用いることができないため、例えば光を用いてon/offを制御する光スイッチなどが用いられている。
光スイッチを用いてon/offを動作させる構成においては、例えば、発光素子からの光を光ファイバなどで防爆領域に導き、防爆領域に設けられた光スイッチを通過させ、光スイッチから戻ってくる出力光を光ファイバなどで防爆領域外へと導いて受光素子で受光し、例えば受光した光量に応じてon/offを判断する。
上記の光スイッチとしては、例えば2本の光ファイバの端面同士を向かい合わせて両光ファイバ間に光を伝送させる構成において、端面同士を十分に合わせて2本の光ファイバ間に伝送する光の端面における損失を小さくした状態と、端面同士をずらして上記の損失を大きくした状態とを、スイッチ部材の機械的な動作により制御する構成が知られている。この構成では、光スイッチの動作状況に応じて2本の光ファイバを通過する光の量が制御される。
しかし、上記の構成の光スイッチにおいては、スイッチ動作を実現するためには、例えばコア径を1mm程度にまで太くした光ファイバが必要であり、さらにスイッチ動作が安定しないなどの欠点を有していた。
一方、光ファイバを用いた光ファイバセンサに関して、いわゆるヘテロコア部をセンサとして用いる構成が特許文献1および特許文献2に記載されている。
しかし、特許文献1および特許文献2に記載の光ファイバセンサは、このままではスイッチ動作をさせることができない。
国際公開97/48994号パンフレット 特開2003−214906号公報
解決しようとする問題点は、防爆性を有する光スイッチにおいて、コア径の太い光ファイバが必要であり、しかもスイッチ動作を安定化させることが困難であったという点である。
本発明の光スイッチは、コアおよびコアの外周に積層されたクラッドを備え、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を有し、前記センサ部を中心として所定の曲率で曲線を描くように配置された光ファイバと、動作状況に応じて前記光ファイバの描く曲線の曲率を変動させるスイッチ部材とを有し、前記光ファイバは、入射端に光が入射され、出射端から前記センサ部を通過した光を出射する。
上記の本発明の光スイッチは、コアおよびコアの外周に積層されたクラッドを備える光ファイバを有する。この光ファイバは、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を有しており、入射端に光が入射され、出射端からセンサ部を通過した光を出射する構成となっている。また、センサ部を中心として所定の曲率で曲線を描くように配置されており、さらに、動作状況に応じて光ファイバの描く曲線の曲率を変動させるスイッチ部材を有する。
上記の本発明の光スイッチは、好適には、前記センサ部は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部であり、前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である。
または好適には、前記センサ部は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材が前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である。
または好適には、前記センサ部は、前記光ファイバのクラッドが除去された構成である。
上記の本発明の光スイッチは、好適には、前記スイッチ部材は、前記所定の曲率とは異なる曲率の側面を有する円盤状部材と、前記円盤状部材の前記側面を前記光ファイバのセンサ部に押圧または離間するように移動可能な押圧部材とを有し、前記押圧部材が押圧されることにより、前記光ファイバのセンサ部から離間していた前記円盤状部材が前記光ファイバのセンサ部に押圧されて前記光ファイバの描く曲線の曲率が前記円盤状部材の前記側面に沿って変動する構成となっている。
また、本発明の光スイッチシステムは、コアおよびコアの外周に積層されたクラッドを備え、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を有し、前記センサ部を中心として所定の曲率で曲線を描くように配置された光ファイバと、動作状況に応じて前記光ファイバの描く曲線の曲率を変動させるスイッチ部材とを有する光スイッチと、前記光ファイバの入射端に入射する光を発光する発光素子と、前記光ファイバの出射端から出射する光を受光し、光信号を生成する受光素子と、前記光信号に応じて制御信号を出力する電子回路部とを有する。
上記の発明の光スイッチシステムは、コアおよびコアの外周に積層されたクラッドを備える光ファイバを有する光スイッチと、光スイッチを構成する光ファイバの入射端に入射する光を発光する発光素子と、光ファイバの出射端から出射する光を受光し、光信号を生成する受光素子と、光信号に応じて制御信号を出力する電子回路部とを有する構成となっている。
上記の光スイッチは、光ファイバの中途部に、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を有し、センサ部を中心として所定の曲率で曲線を描くように配置されており、さらに、動作状況に応じて光ファイバの描く曲線の曲率を変動させるスイッチ部材を有する。
上記の発明の光スイッチシステムは、好適には、前記電子回路部は、前記光信号に対する閾値を設定し、前記閾値と前記光信号を比較する閾値設定比較部を有する。
さらに好適には、前記閾値設定比較部は、前記光ファイバが前記センサ部を中心として所定の曲率で曲線を描くように配置されたときに前記受光素子で生成される第1の光信号と、前記スイッチ部材の動作により前記光ファイバの描く曲線の曲率が変動したときに前記受光素子で生成される第2の光信号とから、前記第1および第2の光信号の間の値を選択して前記閾値として設定する。
またさらに好適には、前記電子回路部は、前記閾値設定比較部の比較結果に応じてスイッチオンの制御信号またはスイッチオフの制御信号を出力する制御部を有する。
上記の発明の光スイッチシステムは、好適には、前記センサ部は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部であり、前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である。
または好適には、前記センサ部は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材が前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である。
または好適には、前記センサ部は、前記光ファイバのクラッドが除去された構成である。
上記の本発明の光スイッチシステムは、好適には、前記スイッチ部材は、前記所定の曲率とは異なる曲率の側面を有する円盤状部材と、前記円盤状部材の前記側面を前記光ファイバのセンサ部に押圧または離間するように移動可能な押圧部材とを有し、前記押圧部材が押圧されることにより、前記光ファイバのセンサ部から離間していた前記円盤状部材が前記光ファイバのセンサ部に押圧されて前記光ファイバの描く曲線の曲率が前記円盤状部材の前記側面に沿って変動する構成となっている。
本発明の光スイッチは、電気接点を用いていないので防爆性を有しており、光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部などの伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を用いた構成であることから、コア径の太い光ファイバが不要で安定したスイッチ動作を実現することができる。
また、本発明の光スイッチシステムは、電気接点を用いていないので防爆性を有しており、光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部などの伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を用いた構成であることから、コア径の太い光ファイバが不要で安定したスイッチ動作を実現できる光スイッチシステムである。
以下に、本発明の光スイッチおよび光スイッチシステムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
第1実施形態
図1(a)は本実施形態に係る光スイッチの構成を示す模式図である。
光スイッチPSは、コアおよびコアの外周に積層されたクラッドを備える光ファイバ(20a,20b)を有する。
この光ファイバ(20a,20b)は、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部SPを有しており、入射側の光ファイバ20a入射端に、例えば発光ダイオードなどの発光素子から出射された光Linが入射され、出射側の光ファイバ20b出射端からセンサ部SPを通過した光Loutを出射する構成となっている。出射光Loutは、例えばフォトダイオードなどの受光素子で受光される。
光ファイバ(20a,20b)としては、例えばコア径9μm程度のシングルモードファイバ、あるいは例えばコア径50μm程度のマルチモードファイバなどを用いることができる。
光ファイバ(20a,20b)は筐体11中に導かれ、固定点(12a,12b)で固定され、ガイド(13a,13b)でガイドされて配置されている。
また、図1(b)および(c)は光スイッチを構成する光ファイバ(20a,20b)のセンサ部SPを中心とした配置を示す模式図である。
光スイッチPSは、動作状況に応じて光ファイバ(20a,20b)の描く曲線の曲率を変動させるスイッチ部材を有しており、例えば、スイッチ部材が光ファイバ(20a,20b)に非接触となることで、光ファイバ(20a,20b)自体の剛性により、図1(c)に示すようなセンサ部SPを中心として所定の曲率(例えばRoff)で曲線を描くように配置される。また、スイッチ部材が光ファイバ(20a,20b)に接触することで、スイッチ部材の押圧により、図1(b)に示すような所定の曲率(Roff)と異なる曲率(Ron)で曲線を描く配置となる。
スイッチ部材は、例えば、所定の曲率(Roff)とは異なる曲率の側面を有する円盤状部材14と、円盤状部材14の側面を光ファイバのセンサ部SPに押圧または離間するように移動可能な押圧部材15とを有する。例えば、押圧部材15はバネ16により筐体11の所定位置に押圧されて組み立てられた構成となっており、指などでバネ16の弾性力に逆らって押圧部材15を方向DR1に押圧すると、押圧部材15の先端が円盤状部材14に接触してこれを方向DR2に押圧し、光ファイバのセンサ部SPに接触させ、押圧する。
このように、押圧部材15が押圧されることにより、光ファイバのセンサ部SPから離間していた円盤状部材14が光ファイバのセンサ部SPに押圧されて光ファイバの描く曲線の曲率が円盤状部材14の側面に沿って変動する構成となっている。
例えば、押圧部材15を押圧している間だけ光ファイバのセンサ部SPが押圧されて光ファイバの描く曲線の曲率が変動し、押圧を停止すると速やかに曲率がもとに戻って、スイッチのon/offを制御する方式となっている。
あるいは、押圧部材15を一回押圧すると、押圧部材15が不図示の構造により係止されて、円盤状部材14がセンサ部SPを押圧した状態を保持し、さらに押圧部材15をもう一回押圧すると、押圧部材15が係止構造から外れて、バネ16の弾性力で円盤状部材14とセンサ部SPが離間する位置にまで押圧部材15が戻される構造となっていてもよい。
光ファイバ(20a,20b)は、その中途部、即ち、光入射側の光ファイバ20aと光出射側の光ファイバ20bの間にセンサ部SP有する。
図2(a)は、センサ部SPの構成の一例を示すための、光ファイバ(20a,20b)のセンサ部SP近傍での斜視図であり、図2(b)はセンサ部SP近傍での長手方向の断面図である。
光ファイバ(20a,20b)は、コア21と、その外周部に積層されたクラッド22とを有する。発光素子からの光は、光入射端側からコア21に入射され、センサ部SPを介して光出射端側のコア21から受光素子へと出射される。
上記の構成の光スイッチは、例えば、20〜50mm×20〜50mm×厚み2〜3mm程度の大きさの筐体中に、上記の部品が収められている構成となっている。
図2(a)および(b)に示すセンサ部SPは、光ファイバ(20a,20b)のコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部3であり、コア31と、その外周部に積層されたクラッド32とを有する。
ヘテロコア部3におけるコア31の径blは、光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alより十分に小さく、例えばal=9μm、bl=5μmである。また、ヘテロコア部3の長さclは数mm〜数cmであり、例えば5mm程度である。
光ファイバ(20a,20b)とセンサ部SPを構成するヘテロコア部3は、長手方向に直交する界面4でコア同士が接合するように同軸に、例えば汎用化されている放電による融着などにより、接合されている。
図2(a)および(b)に示すように、光ファイバ(20a,20b)の中途部にセンサ部SPが接合されてなる構成において、ヘテロコア部3におけるコア31の径blと光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alとが界面4で異なっており、このコア径の差に起因して光の一部がヘテロコア部3のクラッド32にリーク光Wとしてリークし、クラッド32と外界との境界においてセバネッセント波を発生させ、これを外界に作用させることができる。エバネッセント波は、第1媒質中の光が第2媒質との境界で全反射したときなどに第2媒質中に生じる光波のように、境界面からの距離とともに指数関数的に減衰するエバネッセント(Evanescent:次第に消える)な波であり、実質的にエネルギーを持たない光波のことである。エバネッセント波により外界との相互作用を受けた光は、再び光ファイバのコア21に入射し、伝送される。
上記のようにリークした光Wの光量は、センサ部SPを中心とする光ファイバ(20a,20b)の描く曲線の曲率に応じて変化するので、外界と相互作用した結果生じた変化、即ち、ヘテロコア部などのセンサ部SPに歪みなどの変動が与えられたときにセンサ部SPを経た光の量の損失(変化)を検出することで光ファイバの曲率がRonまたはRoffのいずれであるのか、即ち、スイッチ部材の動作状況として押圧部材15が押圧されたon状態またはされていないoff状態のいずれであるのかを検知することができる。
センサ部SPとしては、他の構成を採用することも可能である。
図3(a)〜(c)は、センサ部SPの構成の一例を示すための、光ファイバ(20a,20b)のセンサ部SP近傍での長手方向の断面図である。
図3(a)では、センサ部SPを構成するヘテロコア部3のコア31の径blが、光ファイバ(20a,20b)のコア21の径alよりも大きな構成となっている。
図3(b)に示すように、ヘテロコア部の代わりに、センサ部SPは、光ファイバ(20a,20b)のコア21の屈折率あるいはクラッド22の屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材30が光ファイバ(20a,20b)の中途部に接合されてなる構成とすることもできる。
図3(c)に示すように、センサ部SPが光ファイバ20のコア21の一部が露出するようにクラッド22を削ることで形成された構成とすることも可能であり、この場合には、センサ部SPにおけるコア21の表面においてエバネッセント波を外界に直接作用させることができる。
本実施形態の光スイッチによれば、電気接点を用いていないので防爆性を有している。
また、ヘテロコア部などの伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を用いることで、再現性よく低損失変化を検知することができ、安定したスイッチ動作を実現することができる。
また、従来の光スイッチで用いていたコア径の太い光ファイバなど不要で市販の光ファイバを利用することが可能である。
本実施形態の光スイッチにおいて、スイッチ部材は動作状況に応じて光ファイバ(20a,20b)の描く曲線の曲率を変動させる構成となっていれば上記以外の構成であってもよく、上記の円盤状部材14、押圧部材15およびバネ16などからなる構成は一例に過ぎない。
また、上記の構成においては円盤状部材14がセンサ部SPを押圧する状態としない状態でon/offを検知する構成としているが、例えば円盤状部材14がセンサ部SPを押圧する程度を変化させることで、光ファイバ(20a,20b)の描く曲線の曲率を変動させ、on/offに対応させて検知する構成にすることもできる。
第2実施形態
図4は本実施形態に係る光スイッチシステムPSSの構成を示す模式図である。
例えばn個の光スイッチ(PS1、PS2・・・PSn)を構成する入射側の光ファイバ(20a1、20a2・・・20an)に、対応する発光ダイオード(LED1、LED2・・・LEDn)などの発光素子からの光が入射するように結合されており、一方、出射側の光ファイバ(20b1、20b2・・・20bn)から出射される光が、対応するフォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)などの受光素子に入射するように結合されている。発光ダイオード(LED1、LED2・・・LEDn)の発光する光の波長は、例えば650nm帯、850nm帯あるいは1300nm帯とすることができる。
光ファイバ(20a1、20a2・・・20an、20b1、20b2・・・20bn)と、発光ダイオード(LED1、LED2・・・LEDn)およびフォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)の結合は、例えばモジュラージャックなどの容易に脱着可能な構成となっている。
発光ダイオード(LED1、LED2・・・LEDn)は発光ダイオード制御部LCRにより制御されており、例えばパルス光を発光する。
フォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)は、光スイッチ(PS1、PS2・・・PSn)を経た光を受光し、光信号を生成して、制御信号を出力する電子回路部へと出力される。
電子回路部は、例えば、アンプ(AP1、AP2・・・APn)、A/Dコンバータ(ADC1、ADC2・・・ADCn)、閾値設定比較部SC、制御部CR、発光ダイオード制御部LCRおよびインターフェース(IF1,IF2)などから構成されている。
さらに、電子回路部は、例えば、上記の発光ダイオード(LED1、LED2・・・LEDn)およびフォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)とモジュールMDとして一体に形成されている。
必要に応じて設けられるアンプ(AP1、AP2・・・APn)は、フォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)からの光信号を増幅してA/Dコンバータ(ADC1、ADC2・・・ADCn)へ出力し、A/Dコンバータ(ADC1、ADC2・・・ADCn)は入力された光信号をデジタル化して閾値設定比較部SCに出力する。
閾値設定比較部SCは、例えば記憶回路と比較回路などから構成され、制御部CRに接続されている。
閾値設定比較部SCは、閾値設定比較部SC内において予め設定された閾値と、フォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)で生成される光信号を比較して、例えば光信号が閾値よりも小さい場合にはロー(L)信号を、光信号が閾値よりも大きい場合にはハイ(H)信号を、それぞれ制御部CRに出力する。図面上は、フォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)から光信号がパラレルに入力され、ロー(L)信号またはハイ(H)信号をシリアルに出力する構成としているが、これに限らず、ロー(L)信号またはハイ(H)信号をパラレルに制御部CRに出力する構成などとしてもよい。
制御部CRは、IP/Core回路あるいはプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの回路で構成されており、各種のインターフェース(IF1,IF2)に接続されている。
制御部CRは、上記のロー(L)信号あるいはハイ(H)信号が入力されると、例えば対応する光スイッチ(PS1、PS2・・・PSn)の動作状況がそれぞれonあるいはoff(あるいはその逆)であると判別し、判別結果である制御信号out1を例えばTCP/IPなどのインターネットに接続するインターフェースあるいはUSBフォーマットなどのインターフェースIF1に出力する。あるいは、光スイッチ(PS1、PS2・・・PSn)の動作状況がそれぞれon(I)あるいはoff(O)であること示す制御信号out2をI/OインターフェースIF2に単に出力してもよい。
インターフェース(IF1,IF2)は必要に応じて外部機器などに接続されており、上記の制御信号により、光スイッチ(PS1、PS2・・・PSn)の動作状況(onまたはoff)が伝達され、これに応じた外部機器の動作がなされる。
上記の構成の光スイッチシステムの動作について説明する。
まず、閾値設定比較部SCの閾値設定動作において、閾値を設定する。
例えば、光ファイバがセンサ部SPを中心として所定の曲率(Roff)で曲線を描くように配置されたときにフォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)で生成される第1の光信号と、スイッチ部材の動作により光ファイバの描く曲線の曲率が変動したときにフォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)で生成される第2の光信号とから、第1および第2の光信号の間の値を選択して閾値として設定し、これを記憶回路に記憶する。
次に、通常の動作について説明する。
まず、発光ダイオード(LED1、LED2・・・LEDn)からの光が光スイッチ(PS1、PS2・・・PSn)を経てフォトダイオード(PD1、PD2・・・PDn)で受光され、光信号が生成される。
光信号は、アンプ(AP1、AP2・・・APn)によりA/Dコンバータ(ADC1、ADC2・・・ADCn)の入力レンジに適合するように増幅された後、A/Dコンバータ(ADC1、ADC2・・・ADCn)に入力されてデジタル化され、閾値設定比較部SCに出力される。
閾値設定比較部SCにおいて、上記のように設定された閾値と、入力された光信号が比較され、例えば光信号が閾値よりも小さい場合にはロー(L)信号が、光信号が閾値よりも大きい場合にはハイ(H)信号が、それぞれ制御部CRに出力され、光スイッチ(PS1、PS2・・・PSn)の動作状況がそれぞれonあるいはoffであると判別されて、これに対応する制御信号がインターフェース(IF1,IF2)を介して外部機器に伝達される。
上記において、ロー(L)信号をonに、ハイ(H)信号をoffに判別する方式としてもよく、逆にロー(L)信号をoffに、ハイ(H)信号をonに判別する方式としてもよい。
上記の本実施形態に係る光スイッチシステムによれば、電気接点を用いていないので防爆性を有している。
また、ヘテロコア部などの伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を用いることで、再現性よく低損失変化を検知することができ、安定したスイッチ動作を実現することができる。
また、従来の光スイッチで用いていたコア径の太い光ファイバなどは不要で、市販の光ファイバを利用することが可能である。
さらに、市販のシングルモードファイバやマルチモードファイバなどの光ファイバを用いることで、発光ダイオードおよびフォトダイオードと電子回路部などを一体にしたモジュールとの間の距離を容易に長く取ることができる。
上記の本実施形態に係る光スイッチシステムにおいて、発光素子の発光する光量が低下した場合などにおいて、閾値設定比較部SCにおいて設定した閾値に適合しなくなった場合などにおいて、閾値を設定しなおすことが可能である。
この場合、上述のように、光ファイバを所定の曲率(Roff)としたときに生成される第1の光信号と、Roffから曲率を変動させてRonとしたときに生成される第2の光信号とを入力し、第1および第2の光信号の間の値を選択して閾値として設定する。
本発明は上記の説明に限定されない。
例えば、光スイッチを構成するスイッチ部材の構成は第1実施形態に示した構成に限らず、スイッチの動作状況に応じて光ファイバの曲率を変動させるような構成となっていればその他の構成とすることができる。
また、第2実施形態において光スイッチの個数に特に限定はなく、1個の光スイッチのみを有する光スイッチシステムとすることもできる。
また、第2実施形態において、発光素子および受光素子は、それぞれn個の素子をアレイ化した構成としてもよい。また、ADコンバータもn個分をアレイ化して一体に構成することができる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の光スイッチは、例えば防爆対策が必要な領域に用いるスイッチとして用いることができる。
本発明の光スイッチシステムは、例えば防爆対策が必要な領域に用いるスイッチを提供するスイッチシステムとして用いることができる。
図1(a)は本発明の第1実施形態に係る光スイッチの構成を示す模式図であり、図1(b)および(c)は光スイッチを構成する光ファイバのセンサ部を中心とした配置を示す模式図である。 図2(a)は、センサ部の構成の一例を示すための、光ファイバのセンサ部SP近傍での斜視図であり、図2(b)はセンサ部近傍での長手方向の断面図である。 図3(a)〜(c)は、センサ部の構成の一例を示すための、光ファイバのセンサ部近傍での長手方向の断面図である。 図4は本発明の第2実施形態に係る光スイッチシステムの構成を示す模式図である。
符号の説明
3…ヘテロコア部
4…界面
11…筐体
12a,12b…固定点
13a,13b…ガイド
14…円盤状部材
15…押圧部材
16…バネ
20a,20a1,20a2・・・20an,20b,20b1,20b2・・・20bn,…光ファイバ
21,31…コア
22,32…クラッド
30…光透過部材
ADC1,ADC2・・・ADCn…ADコンバータ
AP1,AP2・・・APn…アンプ
CR…制御部
DR1、DR2…方向
IF1,IF2…インターフェース
Lin…入射光
Lout…出射光
LCR…発光ダイオード制御部
LED1,LED2・・・LEDn…発光ダイオード
MD…モジュール
out1,out2…制御信号
PD1,PD2・・・PDn…フォトダイオード
PS,PS1,PS2・・・PSn…光スイッチ
PSS…光スイッチシステム
SC…閾値設定比較部
SP…センサ部
W…リーク光

Claims (13)

  1. コアおよびコアの外周に積層されたクラッドを備え、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を有し、前記センサ部を中心として所定の曲率で曲線を描くように配置され、入射端に光が入射されて出射端から前記センサ部を通過した光を出射する光ファイバと、
    動作状況に応じて前記光ファイバの描く曲線の曲率を変動させるスイッチ部材と
    を有する光スイッチ。
  2. 前記センサ部は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部であり、前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である
    請求項1に記載の光スイッチ。
  3. 前記センサ部は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材が前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である
    請求項1に記載の光スイッチ。
  4. 前記センサ部は、前記光ファイバのクラッドが除去された構成である
    請求項1に記載の光スイッチ。
  5. 前記スイッチ部材は、前記所定の曲率とは異なる曲率の側面を有する円盤状部材と、前記円盤状部材の前記側面を前記光ファイバのセンサ部に押圧または離間するように移動可能な押圧部材とを有し、前記押圧部材が押圧されることにより、前記光ファイバのセンサ部から離間していた前記円盤状部材が前記光ファイバのセンサ部に押圧されて前記光ファイバの描く曲線の曲率が前記円盤状部材の前記側面に沿って変動する構成となっている
    請求項1〜4のいずれかに記載の光スイッチ。
  6. コアおよびコアの外周に積層されたクラッドを備え、伝送する光の一部の外界との相互作用を可能にするセンサ部を有し、前記センサ部を中心として所定の曲率で曲線を描くように配置された光ファイバと、動作状況に応じて前記光ファイバの描く曲線の曲率を変動させるスイッチ部材とを有する光スイッチと、
    前記光ファイバの入射端に入射する光を発光する発光素子と、
    前記光ファイバの出射端から出射する光を受光し、光信号を生成する受光素子と、
    前記光信号に応じて制御信号を出力する電子回路部と
    を有する
    光スイッチシステム。
  7. 前記電子回路部は、前記光信号に対する閾値を設定し、前記閾値と前記光信号を比較する閾値設定比較部を有する
    請求項6に記載の光スイッチシステム。
  8. 前記閾値設定比較部は、前記光ファイバが前記センサ部を中心として所定の曲率で曲線を描くように配置されたときに前記受光素子で生成される第1の光信号と、前記スイッチ部材の動作により前記光ファイバの描く曲線の曲率が変動したときに前記受光素子で生成される第2の光信号とから、前記第1および第2の光信号の間の値を選択して前記閾値として設定する
    請求項7に記載の光スイッチシステム。
  9. 前記電子回路部は、前記閾値設定比較部の比較結果に応じてスイッチオンの制御信号またはスイッチオフの制御信号を出力する制御部を有する
    請求項7または8に記載の光スイッチシステム。
  10. 前記センサ部は、前記光ファイバのコア径と異なるコア径を有するヘテロコア部であり、前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である
    請求項6〜9のいずれかに記載の光スイッチシステム。
  11. 前記センサ部は、前記光ファイバのコアの屈折率あるいはクラッドの屈折率と同等の屈折率を持つ光透過部材が前記光ファイバの中途部に接合されてなる構成である
    請求項6〜9のいずれかに記載の光スイッチシステム。
  12. 前記センサ部は、前記光ファイバのクラッドが除去された構成である
    請求項6〜9のいずれかに記載の光スイッチシステム。
  13. 前記スイッチ部材は、前記所定の曲率とは異なる曲率の側面を有する円盤状部材と、前記円盤状部材の前記側面を前記光ファイバのセンサ部に押圧または離間するように移動可能な押圧部材とを有し、前記押圧部材が押圧されることにより、前記光ファイバのセンサ部から離間していた前記円盤状部材が前記光ファイバのセンサ部に押圧されて前記光ファイバの描く曲線の曲率が前記円盤状部材の前記側面に沿って変動する構成となっている
    請求項6〜12のいずれかに記載の光スイッチシステム。
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