JP2005337294A - 支持部材脱落防止装置 - Google Patents

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眞也 永田
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Abstract

【課題】従来から支持対象物に用いられている載置台及び支持部材を保持でき、振動を受けた場合でも載置台から支持部材が脱落するおそれの少ない支持部材脱落防止装置を提供する。
【解決手段】支持部材脱落防止装置1は、載置台用保持部材2と、支持部材用保持部材3とを備える。載置台用保持部材2は、内部に載置台受容部21を区画形成する二つの載置台外周保持分割片4、5を備え、この載置台受容部21に載置台102を、載置台102の外周側から受容するとともに、受容した載置台102の外周を、二つの載置台外周保持分割片4、5の内周面から構成された載置台外周保持部25で保持する。支持部材用保持部材3は、支持部材受容孔34の内周面から構成される支持部材外周保持部33によって、支持部材受容孔34に受容した支持部材の固定用ナット101bの外周を保持し、この状態で、載置台用保持部材2に固定されている。
【選択図】 図5

Description

本願発明は、支持対象物を支持し載置台に載せられた支持部材が載置台からの脱落を防止する支持部材脱落防止装置に関するものである。
従来から、支持部材によって支持された旋盤等の支持対象物100は、例えば図9に示すように支持対象物100に設けられた支持部材取付け部100aの支持部材取付け片100cに、支持部材101が取付けられ、この支持部材101を、床面等の設置面に置いた載置台102の上面に単に載せられ、これにより、支持部材101によって支持対象物100を支持するようにしている場合が多い。しかし、支持部材101を載置台102に単に載せておくだけでは、地震等によって振動を受けると、支持部材101が載置台102から滑り落ちてしまう危険性がある。
そこで、振動を受けた場合でも、支持部材が載置台から滑り落ちる危険性の少ない支持部材脱落防止装置が、例えば各種機械用高さ調整装置200として提案されている。このものは、図10に示すように、支持対象物に設けられた支持部材取付け部100aの支持部材取付け片100cに螺合され外周に雄ネジ部201aを有する筒状の支持部材201と、支持部材201を載置する載置台202と、支持部材201と載置台202とを固定する外周に雄ネジ部203aを有するボルト部材203とを備えたものである。そして、雄ネジ部201aを介して支持部材取付け片100cに螺合した支持部材201を載置台202に載せ、その状態から、ボルト部材203を支持部材201に設けたボルト挿通孔201bに挿通させるとともに、ボルト挿通孔201bから下方側に突出したボルト部材203の雄ネジ部203aを、載置台202に設けたボルト螺合用雌ネジ部202aに螺合する。これにより、振動を受けた場合でも、支持部材201が載置台202から滑り落ちて脱落してしまうようなことを確実に防止できる。
特開平9−229291号公報
しかしながら、この各種機械用高さ調整装置200における支持部材201は、ボルト挿通孔201bを有するもので、載置台202は、ボルト螺合用雌ネジ部202aを有するものであり、この各種機械用高さ調整装置用として新たに製作した専用品である。そのため、図9に示すような従来のボルト挿通孔201bを有しない支持部材101およびボルト螺合用雌ネジ部202aを有しない載置台102には、適応できず、上記各種機械用高さ調整装置を用いる場合は、それらを取り外して、図10に示すようなボルト挿通孔201bを有する支持部材201及びボルト螺合用雌ネジ部202aを有する載置台202に交換しなければならない。その際、工作機械は一般に、相当な重量を有するため、支持部材101および載置台102を取り外して交換するのが困難且つ労力を要してしまう。
また、従来の支持部材101にボルト挿通孔201bを明けると、断面積が減少して強度が弱くなってしまい、工作機械のような相当な重量を有するものの使用に好ましくない。
本願発明は、従来から支持対象物に用いられている載置台及び支持部材を保持でき、振動を受けた場合でも載置台から支持部材が脱落するおそれの少ない支持部材脱落防止装置の提供を目的とする。
本願発明は、次の特徴を有する支持部材脱落防止装置を提供することにより上記課題を解決する。
本願の請求項1記載の発明は、支持対象物を支持した支持部材であって載置台の上面に載せられた支持部材がその載置台の上面から脱落するのを防止する支持部材脱落防止装置であり、載置台用保持部材と、載置台用保持部材と固定状態に連結された支持部材用保持部材とを備え、上記載置台用保持部材は、載置台の外周を保持する載置台外周保持部を備え、上記支持部材用保持部材は、支持部材の外周を保持する支持部材外周保持部を備えたものであることを特徴とする支持部材脱落防止装置である。
本願の請求項2記載の発明は、請求項1記載の支持部材脱落防止装置において、上記支持部材用保持部材は、支持部材を受容する支持部材受容孔を備え、上記支持部材外周保持部は、支持部材受容孔の内周面から構成されたものであり、上記載置台用保持部材は、支持部材用保持部材と取り外し可能に連結されたものである。
本願の請求項3記載の発明は、請求項1記載の支持部材脱落防止装置において、載置台用保持部材は、周片を有する二つの載置台用保持分割片を備え、これらの載置台用保持分割片の周片における周方向の端部同士が取り付けられることにより、内部に載置台を載置台の外周側から受容し得る載置台受容部が区画形成されるとともに、載置台用保持分割片の周片の内周面が載置台外周保持部を構成して載置台受容部に受容した載置台の外周を保持可能とされたものである。
本願の請求項1記載の発明においては、載置台用保持部材は、載置台の外周を保持する載置台外周保持部を備え、支持部材用保持部材は、支持部材の外周を保持する支持部材外周保持部を備えたものとする。こうすることにより、従来から使用されている支持部材及び載置台を加工することなくそのまま用いることができる。しかも、例えば支持部材にボルト挿通孔を明けることによる支持部材の強度の低下を防止できる。
本願の請求項2記載の発明においては、支持部材外周保持部は、支持部材受容孔の内周面に形成されたものとする。こうすることにより、支持部材受容孔に、支持部材に入れれば良く、これにより、支持部材外周保持部によって、支持部材の外周を保持でき、保持する作業を容易なものにできる。
本願の請求項3記載の発明においては、載置台受容部に載置台を載置台の外周側から受容できる。これにより、載置台に支持部材が載せられている場合でも支持部材が邪魔になることなく、載置台受容部に載置台を受容でき、受容した載置台の外周を載置台外周保持部によって保持できる。従って、工作機械等に使用されて載置台に支持部材を載せた状態で、載置台及び支持部材の外周を保持でき、支持部材脱落防止装置の装着作業を容易に行なうことができる。
図1は、本願発明の一実施形態の支持部材脱落防止装置の正面図、図2は、その右側面、図3は、その平面面である。
本願発明の支持部材脱落防止装置1は、支持対象物を支持し載置台の上面に載せられた支持部材がその載置台の上面から脱落するのを防止するものである。ここで、本願発明の説明に先だって、この実施形態に用いられる支持部材101および載置台102について、図5、図7を参照して簡単に説明する。
この実施形態では、支持対象物として旋盤、フライス盤等の工作機械装置を例に説明する。支持部材101は、工作機械の装置を支持し、その状態で、載置台102に載せられている。
支持部材101は、支持対象物100を支持する支持脚101aと、支持脚101aを支持対象物100に固定する固定ナット101bとを備えている。支持脚101aの外周には、雄ネジ部101cが備えられ、上端に、スパナ等の工具を係合する工具係合部101dが備えられている。
そして、この支持脚101aは、支持対象物100に設けられた支持部材取付け部100aに取り付けられている。詳しくは、支持対象物100の支持部材取付け部100aは、ほぼ水平方向に伸ばされた支持部材取付け片100cを備えている。又、支持部材取付け片100cには、雌ネジ部100bが設けられている。そして、支持脚101aは、この支持部材取付け片100cの雌ネジ部100bに螺合されることにより、支持対象物100の支持部材取付け部100aに取り付けられている。又、この状態で、支持脚101aの雄ネジ部101cに螺合した固定ナット101bが支持部材取付け片100cの上面に当接されて締め付けられることにより、支持脚101aが支持対象物100の支持部材取付け部100aに固定された状態とされている。
又、この状態から、固定ナット101bを緩め、支持脚101aの工具係合部101dに工具、例えばスパナを係止し、スパナを回転させる。これにより、支持部材取付け部100aから下方側への支持脚101aの突出量を調整でき、支持対象物100の高さ調整をできる。
一方、この実施形態に用いられる載置台102は、金属製の円柱状のものから構成され、上面に支持部材載置面102aが備えられている。そして、この載置台102は、支持対象物100を設置する床面等の設置面に置かれた状態で、支持部材載置面102aに支持部材101の支持脚101aが載せられる。
次に、本願発明の支持部材脱落防止装置1について説明する。本願発明の支持部材脱落防止装置1は、図1〜図4に示すように載置台100を保持する載置台用保持部材2と、支持部材101を保持する支持部材用保持部材3とを備えている。
載置台用保持部材2は、この実施形態では、上面を有する円筒体を、軸方向にほぼ二等分割するようにして形成された左載置台用保持分割片4と、右載置台用保持分割片5との二つの載置台用保持分割片を備えている。
左載置台用保持分割片4及び右載置台用保持分割片5は、夫々、上片4a、5aと、断面半円状の周片4b、5bとを備えている。
そして、これらの左載置台用保持分割片4及び右載置台用保持分割片5の各周片4b、5bの周方向の第1端としての後端同士が、蝶番6を介して回転可能に取付けられている。そして、これらの左載置台用保持分割片4と右載置台用保持分割片5とで、上面を有する円筒体を形成するとともに、内部に載置台を受容する載置台受容部21を区画形成できるようになっている。
又、これらの左載置台用保持分割片4と右載置台用保持分割片5との周片4b、5bの内周面25a、25bが載置台外周保持部25を構成し、載置台受容部21に受容した載置台102の外周を保持する。この実施形態における載置台外周保持部25の径は、載置台102の外周径と同程度に設定され、載置台外周保持部25と載置台102の外周の全周と実質的に内接するようになっている。
又、これらの左載置台用保持分割片4と右載置台用保持分割片5との各上片4a、5aによって形成された載置台用保持部材2の上面には、支持部材101の支持脚101aを挿通する支持部材挿通孔22が備えられている。
また、このようにして、左載置台用保持分割片4及び右載置台用保持分割片5の各周片4b、5bの後端同士が回転可能に取付けられることによって、図4に示すように各周片4b、5bの前端同士の間に開閉自在な受容口21aが形成可能とされており、この受容口21aから載置台受容部21に載置台102を入れられるようになっている。
又、この各周片4b、5bの前端同士は、係止手段によって、係脱自在に係止できるようにされている。この実施形態における係止手段は、図5及び図7に示すように右載置台用保持分割片5に設けられた固定片51と、左載置台用保持分割片4に設けられたネジ孔41、41と、後述する載置台用保持部材2と支持部材用保持部材3とを連結する連結用ボルト7、7とから構成されている。
固定片51は、右載置台用保持分割片5の外周に溶接等の固定手段によって取り付けられた取付部51aと、右載置台用保持分割片5の周方向側に突出した突出部51bとを備えている。又、突出部51bには、連結用ボルト7、7を挿通する連結用ボルト挿通孔51c、51cが、左載置台用保持分割片4のネジ孔41、41に対応する位置に穿設されている。
そして、連結用ボルト7、7が、支持部材用保持部材3に設けられたボルト挿通用長孔32aに通された後、右載置台用保持分割片5の連結用ボルト挿通孔51c、51cを通って、左載置台用保持分割片4のネジ孔41、41に螺合される。これにより、左載置台用保持分割片4と右載置台用保持分割片5とが受容口21aを閉めた閉状態で互いに係止され、受容口21aは閉状態に維持される。
又、この実施形態の載置台用保持部材2は、図1〜図4に示すように床面等の設置面に固定するための設置面固定部材22a、22bを備えている。この実施形態では、右載置台用保持分割片5の外周面に取付ボルト81を介して取付けられた第1の設置面固定部材22aと、左載置台用保持分割片4の外周面に取付ボルト82を介して取付けられた第2の設置面固定部材22bとから構成されている。
第1の設置面固定部材22aは、右載置台用保持分割片5に取付けられた保持片取付部23と、設置面に取付ける設置面取付部24とを備えている。保持片取付部23は、取付ボルト81、81を挿通する長溝状のボルト挿通用長孔23aを備えている。そして、このボルト挿通用長孔23aに通した取付ボルト81、81を、右載置台用保持分割片5に設けられたネジ孔(図示せず)に螺合することにより、第1の設置面固定部材22aが右載置台用保持分割片5に取付けられている。
設置面取付部24は、保持片取付部23の下端から右載置台用保持分割片5の外周側に突設されている。又、この設置面取付部24には、アンカーボルト挿通孔24aが穿設され、このアンカーボルト挿通孔24aに、設置面に設けられたアンカーボルト(図示せず)を通し、ナット等を介して設置面に固定できるようになっている。
第2の設置面固定部材22bは、上記第1の設置面固定部材22aと同じ構成を採っている。
次に、支持部材脱落防止装置1の支持部材用保持部材3について説明する。この実施形態の支持部材用保持部材3は、板状体から構成されており、支持部材保持片31と、支持部材保持片31を下方側から支持する支持片32とから構成されている。
支持部材保持片31は、支持部材101の固定ナット101bの外周を保持する円形状の支持部材外周保持部33を備えている。この支持部材外周保持部33は、支持部材101の固定ナット101bの外周を受容可能に穿設された円形状の支持部材受容孔34の内周面から構成されている。
又、この実施形態の支持部材受容孔34、即ち支持部材外周保持部33の直径D1は、図6に示すように支持部材101の固定ナット101bの最大外周径D2と同程度に設定され、支持部材外周保持部33と固定ナット101bとが実質的に内接するようになっている。より具体的には、例えば支持部材外周保持部33の直径D1が、50mm程度とされ、最大外周径D2が47mm程度の固定ナット101bの外周を支持部材受容孔34に受容し、固定ナット101bの外周を支持部材外周保持部33によって保持する。
支持片32は、この実施形態では、支持部材保持片31から下方側にほぼ直角に折り曲げ成形されて上下方向に伸ばされている。この支持片32には、連結用ボルト7、7を挿通可能に、上下方向に伸ばされた長溝状の連結用ボルト挿通用長孔32aが備えられている。
そして、この連結用ボルト挿通用長孔32aに通した連結用ボルト7、7が、右載置台用保持分割片5の連結用ボルト挿通孔51c、51cに通され左載置台用保持分割片4のネジ孔41、41に螺合されて締め付けられる。これにより、支持片32を載置台用保持部材2に固定状態に連結できるようになっている。又、この連結によって、支持部材保持片31の支持部材外周保持部33は、載置台用保持部材2の支持部材挿通孔22の上方側に、支持部材挿通孔22とほぼ同心になる位置に配位される。
また、支持部材用保持部材3は、連結用ボルト挿通用長孔32aによって、締め付けた連結用ボルト7、7を緩めることにより、載置台用保持部材2に上下移動可能に連結された状態になる。これにより、載置台用保持部材2に対して支持部材用保持部材3の支持部材保持部33の高さ位置を調整する場合は、連結状態で行なうことができ、高さ位置調整を容易なものにできる。
以上のように構成された支持部材脱落防止装置1を、工作機械を支持し載置台102に載せられた支持部材101及び載置台102に装着するには、まず、図5に示すように、載置台用保持部材2のネジ孔41、41に螺合した連結用ボルト7、7を外し、支持部材用保持部材3と載置台用保持部材2とを分離した状態にする。
そして、支持部材取付け部100aの上方側に突出した支持部材101の支持脚101aを支持部材用保持部材3の支持部材外周受容孔34に上方側から通すようにして、支持部材用保持部材3の支持部材外周受容孔34に支持部材101の固定ナット101bを受容させるとともに、載置台用保持部材2の受容口21cを開き、載置台102を載置台102の外周側から受容口21cを介して載置台受容部21に入れ、受容口21cを閉める。
そして、この状態から、連結用ボルト7、7を、支持部材用保持部材3のボルト挿通用長孔32a、右載置台用保持分割片5の連結用ボルト挿通孔51c、51cに順次通した後、左載置台用保持分割片4のネジ孔41、41に螺合し、締め付ける。これにより、図6、図7に示すように、工作機械を支持し載置台102に載せられた状態の支持部材101及び載置台102に、装着できる。
装着後は、各載置台用保持分割片4,5が上片4a、5aによって変形し難いものから構成されているため、例えば地震によって載置台102等から載置台用保持分割片4,5に力がかかった場合でも、各載置台用保持分割片4,5を変形し難いものにでき、載置台102の外周を確実に保持できる。
以上、実施形態の支持部材脱落防止装置1は、次のように把握することもできる。即ち、支持部材脱落防止装置1は、載置台102の外周を保持する載置台外周保持部25を有する載置台用保持部材2と、載置台用保持部材2と固定状態に連結され支持部材101の外周を保持する支持部材外周保持部33を有する支持部材用保持部材3とを備え、この載置台用保持部材2は、上面を有する筒体から構成され、筒体の内周面が載置台外周保持部25を構成し、この載置台外周保持部25は、載置台102の外周と実質的に内接するである。
尚、上記実施形態では、支持部材外周保持部33を支持部材受容孔34の内周壁から構成しているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば図8に示すように、支持部材用保持部材3を、支持部材用保持本体部35と、保持片36とを備えたものとする。この支持部材用保持本体部35は、支持部材101の固定ナット101bの外周の一部を保持する本体用保持部33aを備えている。保持片36は、支持部材101の固定ナット101bの外周の一部を保持する保持片用保持部33bを備えている。又、保持片36の基端側が支持部材用保持本体部35に回転自在に取付けられることにより、支持部材用保持本体部35の本体用保持部33aと保持片36の保持片用保持部33bとで円形状の支持部材外周保持部33を形成する。保持片36の先端側は、係止手段としてのボルト37によって支持部材用保持本体部35に係脱自在に取付けられるようになっている。このようにして、支持部材用保持本体部35の本体用保持部33aと保持片36の保持片用保持部33bとの間に、支持部材101の固定ナット101bを受容し、その受容した固定ナット101bを、支持部材用保持本体部35の本体用保持部33aと保持片36の保持片用保持部33bとで保持する。
又、上記実施形態では、載置台用保持部材2に支持部材用保持部材3を取り外し可能に連結しているが、例えば、支持部材用保持部材3を、上記図8に示したように、支持部材用保持本体部35と保持片36とから構成する場合には、載置台用保持部材2と支持部材用保持部材3とを溶接等によって取り外し不能に固定しても良い。
また、上記実施形態では、支持部材用保持部材3における支持部材外周保持部33を有する支持部材保持片31は、支持対象物100の支持部材取付け片100cの上方位置に配位され支持部材取付け片100cの上方に突出した支持部材101の固定ナット101bを保持するようにしているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば支持部材保持片31を、支持対象物100の支持部材取付け片100cの下方位置に配位させ支持部材取付け片100cの下方に突出した支持部材の外周一部を保持するようにしても良い。ただし、支持部材保持片31を、支持対象物100の支持部材取付け片100cの上方位置に配位させておけば、振動を受けた場合に、支持部材101の支持脚101aが支持部材外周保持部33から上方に抜け出るおそれの少ないものにできる。従って、この点で、上記実施形態のように、支持部材用保持部材3における支持部材外周保持部33を有する支持部材保持片31は、支持対象物100の支持部材取付け片100cの上方位置に配位され支持部材取付け片100cの上方に突出した支持部材101の支持脚101a又は固定ナット101bを保持するようにしておくのが好ましい。
また、上記実施形態では、支持部材外周保持部33は、支持部材101の固定ナット101bの外周を保持するようにしているが、例えば支持部材101の支持脚101aの外周を保持するようにしても良い。
また、上記実施形態では、支持部材用保持部材3は、支持部材用保持部材3に対する支持部材外周保持部33の高さ位置を調整できるように、支持部材用保持部材3に連結されているが、この形態のものに限らず、例えば支持部材用保持部材3は、支持部材用保持部材3に対する支持部材外周保持部33の高さ位置を調整不能に、支持部材用保持部材3に連結されるものでも良く、適宜変更できる。
又、上記実施形態では、載置台用保持部材2は、上面を有するものから構成しているが、例えば上面を設けないものとして実施することもでき、適宜変更できる。ただし、上面を設けたものにしておけば、載置台用保持部材2が変形し難くなるので、上面を設けたものにしておくのが好ましい。
また、載置台用保持部材2は、上記実施形態のように断面円形状のものから構成されるものに限らず、載置台102の外周を保持できるものであれば良く、適宜変更できる。例えば断面四角形状のものでもよい。ただし、載置台用保持部材2を載置台102の外周形状に合わせた形状にしておけば、載置台102のほぼ外周全体を受けることができ、確実に保持できる点で好ましい。
又、載置台用保持部材2は、上記実施形態のように左載置台用保持分割片4と右載置台用保持分割片5との二つの分割片から構成する形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば、載置台用保持部材2を分割しない一つの円筒体のものから構成しても良い。載置台用保持部材2を一つの円筒体から構成する場合は、次のようにして載置台102に装着する。
まず、載置台102の上面に載せた支持部材11の支持脚101aを、一旦、載置台102の上面から外す。そして、その状態で、載置台用保持部材2を、載置台102の上方側から載置台102に被せるようにして載置台用保持部材2の内部の載置台受容部21に入れる。その後、支持部材11の支持脚101aを、載置台用保持部材2の支持部材挿通孔22を通して載置台用保持部材2内の載置台102に載せる。
又、載置台用保持部材2を分割する場合は、二つに分割する形態のものに限らず、三つ以上の分割片から構成しても良い。又、二つの分割片から構成する場合、上記実施形態のように、分割片の第1端同士を回転自在に取付けるものに限らず、両端をボルト等で取り付けるようにしても良い。
また、載置台用保持部材2の支持部材挿通孔22の大きさは、支持脚101aを通せことのできる大きさであれば良く、特に限定されない。ただし、支持部材挿通孔22を、支持脚101aの外径よりも直径で10〜30mm程度、大きいものに形成しておくのが好ましい。支持部材挿通孔22の直径を、支持脚101aの外径よりも10mm以上大きくしておくと、地震による振動を受けた場合に、支持脚101aが支持部材挿通孔22から上方側に出て載置台用保持部材2の上面4a、5aに当たるようなことを防止できる。一方、支持部材挿通孔22の直径が、支持脚101aの外径よりも30mm以上大きくなると、載置台用保持部材2の各左載置台用保持分割片4、右載置台用保持分割片5が変形し易くなるおそれが生じる。
また、支持対象物100は、特に限定されない。例えば机、棚等の事務機器、箪笥等の家具、旋盤又はボール盤等の工作機械等に適応できる。ただし、本願発明は、支持対象物100に取付けた状態の載置部材及び支持部材にそのまま装着できるため、旋盤又はボール盤等の工作機械等のように相当な重量を有するものに対して適応するのが、特に好ましい。
又、本願発明における載置台外周保持部は、保持する載置台の外周との間に多少の隙間ができても、支持部材が載置台から落ちない程度であれば良い。ただし、載置台外周保持部が、保持する載置台の外周に実質的に内接できる程度に形成しておけば載置台の外周をより確実に保持できる点で好ましい。支持部材外周保持部についても、上記載置台外周保持部と同様である。
上記実施形態では、設置面固定部材22a、22bを設けたものとしているが、設置面固定部材22a、22bを設けないものとして実施することもでき、適宜変更できる。
また、設置面固定部材22a、22bを設ける場合、上記実施形態のように二つ設けるものに限らず、一つまたは三つ以上設けるようにしても良い。
本願発明の一実施形態の支持部材脱落防止装置の正面図である。 その右側面図である。 その平面図である。 支持部材脱落防止装置の分解平面図である。 支持部材脱落防止装置を、支持部材及び載置台に装着させる際の説明図である。 支持部材及び載置台に装着した状態の支持部材脱落防止装置の平面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 他の実施形態の支持部材脱落防止装置の支持部材用保持部材の要部の平面図である。 従来の支持部材脱落防止装置の断面図である。 従来の別な支持部材脱落防止装置の断面図である。
符号の説明
1 支持部材脱落防止装置
2 載置台用保持部材
3 支持部材用保持部材
4 左載置台用保持分割片
5 右載置台用保持分割片
21 載置台受容部
25 載置台外周保持部
33 支持部材受容孔
34 支持部材外周保持部

特許出願人 有限会社 永田工作所
出願人代理人 弁理士 田川 幸一

Claims (3)

  1. 支持対象物を支持した支持部材であって載置台の上面に載せられた支持部材が載置台の上面から脱落するのを防止する支持部材脱落防止装置であり、
    載置台用保持部材と、載置台用保持部材と固定状態に連結された支持部材用保持部材とを備え、
    上記載置台用保持部材は、載置台の外周を保持する載置台外周保持部を備え、
    上記支持部材用保持部材は、支持部材の外周を保持する支持部材外周保持部を備えたものであることを特徴とする支持部材脱落防止装置。
  2. 請求項1記載の支持部材脱落防止装置において、
    上記支持部材用保持部材は、支持部材を受容する支持部材受容孔を備え、
    上記支持部材外周保持部は、支持部材受容孔の内周面から構成されたものであり、
    上記載置台用保持部材は、支持部材用保持部材と取り外し可能に連結されたもの。
  3. 請求項1記載の支持部材脱落防止装置において、
    載置台用保持部材は、周片を有する二つの載置台用保持分割片を備え、
    これらの載置台用保持分割片の周片における周方向の端部同士が互いに取り付けられることにより、内部に載置台を載置台の外周側から受容し得る載置台受容部が区画形成されるとともに、載置台用保持分割片の周片の内周面が載置台外周保持部を構成して載置台受容部に受容した載置台の外周を保持可能とされたもの。

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016086883A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社岡村製作所 デスクの連結構造

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