JP2005337202A - 両吸込遠心ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 同じ揚程を維持したままで、必要液量の変動に応じて流量を可変し、ポンプ効率の低下を抑えることができる両吸込遠心ポンプを提供する。
【解決手段】 ポンプ主軸2を、第1の遠心羽根車1Aを取付けてモータ8により駆動される駆動側ポンプ主軸2Aと、第2の遠心羽根車1Bが取付けられ、かつクラッチ機構18によって駆動側ポンプ主軸2Aの駆動力が伝達または遮断される従動側ポンプ主軸2Bとに分割する。クラッチ機構18を、動力伝達形態に保持してモータ8を運転し、第1、第2の遠心羽根車1A,1Bの双方を同時に回転させて、所定の揚程を維持した大流量運転を行う。一方、クラッチ機構18を、動力遮断形態に保持してモータ8を運転し、第1の遠心羽根車1Aのみを回転させて、所定の揚程を維持した小流量運転を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 ポンプ主軸2を、第1の遠心羽根車1Aを取付けてモータ8により駆動される駆動側ポンプ主軸2Aと、第2の遠心羽根車1Bが取付けられ、かつクラッチ機構18によって駆動側ポンプ主軸2Aの駆動力が伝達または遮断される従動側ポンプ主軸2Bとに分割する。クラッチ機構18を、動力伝達形態に保持してモータ8を運転し、第1、第2の遠心羽根車1A,1Bの双方を同時に回転させて、所定の揚程を維持した大流量運転を行う。一方、クラッチ機構18を、動力遮断形態に保持してモータ8を運転し、第1の遠心羽根車1Aのみを回転させて、所定の揚程を維持した小流量運転を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は両吸込遠心ポンプに関し、吐出流量を可変できるようにした両吸込遠心ポンプに関する。
従来より、両吸込遠心ポンプとして、図8に示す両吸込うず巻ポンプがある。この両吸込うず巻ポンプは、第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bとの2つの遠心羽根車1A,1Bを背中合わせに一体に結合した構造の遠心羽根車1を備えており、第1の遠心羽根車1Aの入口1aと第2の遠心羽根車1Bの入口1bとを、ポンプ主軸2の軸線C方向で互いに反対側に開口して、つまり、第1の遠心羽根車1Aの入口1aは軸線C方向の右側に開口し、第2の遠心羽根車1Bの入口1bは軸線C方向の左側に開口して、ポンプ主軸2に同時回転可能に取付けられてポンプケーシング3に回転自在に収容されており、第1の遠心羽根車1Aの入口1aは、ポンプケーシング3内の第1の流入路4Aを介して吸込口3Aに連通し、第2の遠心羽根車1Bの入口1bは、ポンプケーシング3内の第2の流入路4Bを介して吸込口3Aに連通している。そして、ポンプケーシング3の吸込口3Aには吸込管5が接続され、ポンプケーシング3において第1の遠心羽根車1Aの出口1a´と第2の遠心羽根車1Bの出口1b´の外周側に形成されるうず巻室6の図示されていない出口に吐出管(図示省略)が接続される(たとえば、非特許文献1、特許文献1参照。)。
前記構成の両吸込うず巻ポンプによれば、軸継手7を介してポンプ主軸2に連結されている原動機(たとえばモータ)8を起動し、ポンプ主軸2と遠心羽根車1とを同時に回転させることで、水槽9内の水は吸込管5を通り、吸込口3Aを経てポンプケーシング3に吸い上げられ、ポンプケーシング3に内部では、第1の流入路4Aと第2の流入路4Bとに分岐して揚水される。第1の流入路4Aに分岐された揚水は第1の遠心羽根車1Aの入口1aに吸い込まれ、第2の流入路4Bに分岐された揚水は第2の遠心羽根車1Bの入口1bに吸い込まれる。そして、第1の遠心羽根車1Aの入口1aに吸い込まれた揚水は出口1a´からうず巻室6に吐出されるとともに、第2の遠心羽根車1Bの入口1bに吸い込まれた揚水は出口1b´からうず巻室6に吐出されて合流し、うず巻室6の出口(図示省略)から図示されていない吐出管に押し上げられて下流側の配水域に配水される。なお、図8において、10はスリーブ、11はスリーブナット、12は羽根車キー、13はグランドパッキン、14はパッキン押さえ、15は軸受部を示す。
社団法人 日本機械学会著「機械図集 ポンプ」 明善印刷株式会社出版、昭和55年2月20日発行、P.39
実開昭56−109699号公報
ところで、両吸込うず巻ポンプでは、遠心羽根車1の回転数が一定である条件において、揚水量(以下の説明では、流量という)は、遠心羽根車1の流路巾、詳しくは、第1、第2の遠心羽根車1A,1Bそれぞれの羽根車翼の軸線C方向寸法の和の大きさによって決まり、押上げ揚程(以下の説明では、揚程という)は、遠心羽根車1の直径によって決まる特性を有している。したがって、前記従来の両吸込うず巻ポンプでは、ポンプ下流側の流量調整弁の弁開度を変えない限り、ポンプ主軸2と遠心羽根車1を定格回転させている場合の流量と揚程に変動は生じない。すなわち、ポンプ主軸2と遠心羽根車1の定格回転によって、所定の揚程を維持した100%流量運転が継続されることになる。
ところが、両吸込うず巻ポンプを、たとえば、一日のうちでも時間帯による使用水量の変動幅が大きい上水道配水設備に使用した場合、使用水量の少ない夜間などの時間帯は、流量調整弁を絞り、たとえば50%流量で運転を行うが、この運転点ではポンプ効率が悪くなる。
そこで、たとえば、使用水量の変動幅が大きい上水道配水設備に使用しても、使用水量の変動に応じて流量を可変できるようにして、使用水量の少ない時間帯において、流量調整弁を絞ることによる効率の低下を極力回避して、ポンプを効率よく運転することができる両吸込遠心ポンプを発明するに至った。
すなわち、本発明は、同じ揚程を維持したままで、必要液量の変動に応じて流量を可変し、ポンプ効率の低下を抑えることができる両吸込遠心ポンプを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る両吸込遠心ポンプは、第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車との2つの遠心羽根車が、それぞれの入口をポンプ主軸の軸線方向で互いに反対側に開口して当該ポンプ主軸に同時回転可能に取付けられてポンプケーシングに回転自在に収容されている両吸込遠心ポンプにおいて、前記2つの遠心羽根車とポンプ主軸が各別に分割され、前記ポンプ主軸が、前記第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車のいずれか一方を同時回転可能に取付けて原動機により駆動される駆動側ポンプ主軸と、前記第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車の残る他方を同時回転可能に取付けた従動側ポンプ主軸とに分割され、駆動側ポンプ主軸の駆動力を従動側ポンプ主軸に伝達または遮断するクラッチ機構が設けられていることを特徴とするものである。
このような構成であれば、ポンプ主軸および遠心羽根車の回転数が一定で、かつ第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車の流量と揚程が互いに等しい条件において、クラッチ機構を動力伝達形態に保持しておき、原動機の運転により駆動側ポンプ主軸と従動側ポンプ主軸とを同時に回転させて、第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車との双方を回転させることによって、所定の揚程を維持した100%流量運転を行うことができる。
一方、クラッチ機構を動力遮断形態に保持することで、原動機の運転により駆動側ポンプ主軸のみを回転させ、従動側ポンプ主軸を停止させることができるので、駆動側ポンプ主軸に同時回転可能に取付けられている第1、第2の遠心羽根車のいずれか一方の遠心羽根車のみの回転によって、所定の揚程と効率をほぼ維持した50%流量運転を行うことができる。
他方、ポンプ主軸および遠心羽根車の回転数が一定で、第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車の揚程が互いに等しく、かつ駆動側ポンプ主軸に同時回転可能に取付けられている第1の遠心羽根車の流量が従動側ポンプ主軸に同時回転可能に取付けられている第2の遠心羽根車の流量よりも小さい条件であれば、クラッチ機構を動力伝達形態に保持した場合には、第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車との双方の回転によって、所定の揚程を維持した100%流量運転を行うことができ、クラッチ機構を動力遮断形態に保持することで、駆動側ポンプ主軸に同時回転可能に取付けられている第1遠心羽根車(流量の小さい遠心羽根車)のみの回転によって、所定の揚程と効率をほぼ維持した50%未満の流量運転を行うことができる。
前記目的を達成するために、請求項2に記載の発明に係る両吸込遠心ポンプは、第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車との2つの遠心羽根車が、それぞれの入口をポンプ主軸の軸線方向で互いに反対側に開口して当該ポンプ主軸に同時回転可能に取付けられてポンプケーシングに回転自在に収容されている両吸込遠心ポンプにおいて、前記2つの遠心羽根車とポンプ主軸が各別に分割され、前記ポンプ主軸が、前記第1の遠心羽根車を同時回転可能に取付けて第1の原動機により駆動される第1ポンプ主軸と、前記第2の遠心羽根車を同時回転可能に取付けて第2の原動機により駆動される第2ポンプ主軸とに分割されていることを特徴とするものである。
このような構成であれば、第1の原動機の運転により駆動される第1ポンプ主軸および第1の遠心羽根車の回転数と第2の原動機の運転により駆動される第2ポンプ主軸および第2の遠心羽根車の回転数が一定で互いに等しく、かつ第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車の流量と揚程が互いに等しい条件において、第1の原動機と第2の原動機の双方を運転することで、第1ポンプ主軸と第2ポンプ主軸とを同時に回転させて、第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車との双方を回転させることによって、所定の揚程を維持した100%流量運転を行うことができる。
一方、第1の原動機と第2の原動機のいずれか一方を運転し、他方を停止させることで、第1ポンプ主軸と第2ポンプ主軸のいずれか一方のみを回転させ、他方を停止させることができるので、回転する第1ポンプ主軸または第2ポンプ主軸に同時回転可能に取付けられている第1、第2の遠心羽根車のいずれか一方の遠心羽根車のみの回転によって、所定の揚程を維持した50%流量運転を行うことができる。
他方、第1の原動機の運転により駆動される第1ポンプ主軸および第1の遠心羽根車の回転数と第2の原動機の運転により駆動される第2ポンプ主軸および第2の遠心羽根車の回転数が一定で互いに等しく、第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車の揚程が互いに等しく、かつ第1、第2の遠心羽根車のいずれか一方の遠心羽根車の流量が残る他方の流量よりも小さい条件であれば、第1の原動機と第2の原動機の双方の運転によって、所定の揚程を維持した100%流量運転を行うことができ、第1の原動機と第2の原動機のいずれか一方のみの運転によって、第1、第2の遠心羽根車のいずれか一方の流量の小さい遠心羽根車のみを回転させることで、所定の揚程を維持した50%未満の流量運転を行うことができる。また、逆に流量の大きい遠心羽根車のみを回転させることで、所定の揚程を維持した50%以上100%未満の流量運転を行うことができる。
また、第1の原動機と第2の原動機のいずれか一方が運転され、他方が停止している前記50%または50%未満の流量運転状態の途中で、停止している他方の第1または第2の原動機を運転した場合には、回転を開始した他方の第1または第2の遠心羽根車の回転数が遠心ポンプ固有の機械的ロスによって決まる吐出開始点に到達した時から定格回転数に達するまでの領域内において、運転を開始した他方の第1または第2の原動機の回転数をインバータ制御により無段階で増減することによって、前記他方の第1または第2の遠心羽根車の吐出量を無段階で増減することができるので、この増減された吐出量を加算した流量運転を行うこともできる。
本発明においては、回転している前記第1、第2の遠心羽根車のいずれか一方側から吐出されて停止している第1、第2の遠心羽根車のいずれか他方側の体内を通り、これらの入口から逆向きに吐出された吐出液を受け止めて、ポンプケーシングの吸込口へ逆流するのを防止して滞留させるとともに、停止している前記第1、第2の遠心羽根車のいずれか他方側の回転開始によってポンプケーシングの吸込口から前記回転を開始した第1、第2の遠心羽根車のいずれか他方側の入口に向かう揚液の流れを許容する逆流防止手段を設けることが好ましい。
このようにすることで、回転している第1、第2の遠心羽根車のいずれか一方側から吐出された吐出液の一部が、停止している第1、第2の遠心羽根車のいずれか他方側の体内を通ってこれらの入口から逆向きに吐出されても、この吐出液を受け止めて、ポンプケーシングの吸込口へ逆流するのを防止して滞留させることができるので、ポンプケーシングの吸込口から回転している第1、第2の遠心羽根車のいずれか一方側の入口に向かう揚液のスムーズな流れが確保されて、ポンプ効率が低下するのを抑制できる。
また、停止している第1、第2の遠心羽根車のいずれか他方側が回転を開始すると、ポンプケーシングの吸込口から回転を開始した第1、第2の遠心羽根車のいずれか他方側の入口に向かう揚液の流れを許容できる。
本発明によれば、原動機の運転により第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車との双方を同時に回転させて、所定の揚程を維持した大流量運転を行うことができるとともに、第1、第2の遠心羽根車のいずれか一方の遠心羽根車のみを回転させて、所定の揚程を維持した小流量運転に切り換えて、ポンプ効率の低下を抑えることができる。
図1は請求項1に記載の発明の実施形態に係る両吸込うず巻ポンプの一例を示す断面図、図2はクラッチ機構とポンプ主軸との関係の実施形態を拡大した断面で示す構成図である。なお、図8で説明した従来例と同一もしくは相当部分には、同一符号を付して重複した構造の説明は省略する。
図1、図2において、ポンプ主軸2は、第1の遠心羽根車1Aのみを同時回転可能に取付けて原動機(たとえばモータ)8により駆動される駆動側ポンプ主軸2Aと、第2の遠心羽根車2Bのみを同時回転可能に取付けた従動側ポンプ主軸2Bとに分割されている。駆動側ポンプ主軸2Aは軸線C方向の有底孔を備えた円筒状のもので、軸線C上に配置した支持棒16を挿入することで、支持棒16に対して軸線Cまわりの回転を自在、かつ軸線C方向の移動を不能に構成されている。また、従動側ポンプ主軸2Bは、外周筒部2B1と内周筒部2B2とを、スプライン17によってトルクを伝達しながら軸線C方向に移動可能に結合した(フェザーキーによって結合してもよい)二重構造の円筒状のもので、内周筒部2B2に支持棒16を挿入することで、外周筒部2B1が支持棒16に対して軸線Cまわりの回転を自在、かつ軸線C方向の移動を不能に構成されているとともに、内周筒部2B2が支持棒16に対して軸線Cまわりの回転を自在、かつ外周筒部2B1と支持棒16の双方に対して軸線C方向の移動を自在に構成されており、外周筒部2B1に第2の遠心羽根車2Bが同時回転可能に取付けられる。
駆動側ポンプ主軸2Aと従動側ポンプ主軸2Bは、クラッチ機構18によって駆動側ポンプ主軸2Aの駆動力を従動側ポンプ主軸2Bに伝達したり、あるいは駆動力を遮断できるように構成される。また、クラッチ機構18はクラッチ断続機構19の操作によって、駆動側ポンプ主軸2Aから従動側ポンプ主軸2Bへの動力伝達状態または動力遮断状態に変換できるように構成してある。
クラッチ機構18は、駆動側回転体18Aと従動側回転体18Bとを備え、双方18A,18Bの互いに対向する面に複数の係合つめ18a,18bを設けたかみあいクラッチによって構成されており、駆動側回転体18Aは駆動側ポンプ主軸2Aの先端に設けられ、従動側回転体18Bは従動側ポンプ主軸2Bにおける内周筒部2B2の先端に設けてある。そして、内周筒部2B2の後端部は外周筒部2B1の後端からさらに後方(図1,図2では左方向)へ適宜液密に延出させてクラッチ断続機構19に連結してある。また、支持棒16の一端部は内周筒部2B2の後端からさらに後方(図1,図2では左方向)へ適宜液密に延出させて、支持棒受部20により軸線Cまわりの回転および軸線C方向の移動を不能に支持されており、従動側回転体18Bと外周筒部2B1の間にはスプリング21を介設してある。このスプリング21は、従動側回転体18Bおよび内周筒部2B2を常時駆動側ポンプ主軸2A方向に弾圧付勢して、従動側回転体18Bの複数の係合つめ18bと駆動側回転体18Aの複数の係合つめ18aとが互いにかみあったクラッチ機構18の動力伝達形態を保持するように働く。
クラッチ断続機構19は、プーリ状の回転体19Aと、断続用の操作レバー19Bとを備え、プーリ状の回転体19Aは、内周筒部2B2の後端部に外嵌して該内周筒部2B2と同時回転可能、かつ軸線C方向の相対移動を不能に取付けられており、断続用の操作レバー19Bは、その先端部をプーリ状の回転体19Aの外周溝部に臨ませた状態で、支点ピン19Cによって該支点ピン19Cの軸まわりの回動(矢印R1,R2参照)を可能に適宜支持されている。
したがって、図2において実線で示すように、従動側回転体18Bの係合つめ18bが駆動側回転体18Aの係合つめ18aにかみあっているクラッチ機構18の動力伝達形態では、断続用の操作レバー19Bは実線で示す動力伝達姿勢に保持される。そして、動力伝達姿勢に保持されている断続用の操作レバー19Bを矢印R1方向に回動させて二点鎖線で示す動力遮断姿勢に適宜保持することで、従動側回転体18Bおよび内周筒部2B2はスプリング21の弾圧付勢力に抗して二点鎖線で示す位置まで後退し、従動側回転体18Bの係合つめ18bと駆動側回転体18Aの係合つめ18aとのかみあいが解除されたクラッチ機構18の動力遮断形態に保持される。
このような動力遮断形態に保持されているクラッチ機構18は、二点鎖線で示す動力遮断姿勢で適宜保持されている断続用の操作レバー19Bの保持を解くことによって、従動側回転体18Bおよび内周筒部2B2はスプリング21の弾圧付勢力により実線で示す元の位置まで前進して、従動側回転体18Bの係合つめ18bが駆動側回転体18Aの係合つめ18aにかみあうクラッチ機構18の動力伝達形態に保持されるとともに、前記二点鎖線で示す動力遮断姿勢で適宜保持されていた断続用の操作レバー19Bは、矢印R2方向に回動して実線で示す動力伝達姿勢に保持されることになる。
前記構成において、モータ8によってポンプ主軸2と遠心羽根車1とを所定の回転数で回転させる。この場合、遠心羽根車1を構成している第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bの流量と揚程が互いに等しい条件を有し、かつクラッチ機構18が動力伝達形態に保持されていると、モータ8により駆動側ポンプ主軸2Aと従動側ポンプ主軸2Bおよび第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bとを回転させて、所定の揚程を維持した100%流量運転を行うことができる。
一方、クラッチ機構18を動力遮断形態に保持すると、モータ8により駆動側ポンプ主軸2Aのみを回転させ、従動側ポンプ主軸2Bを停止させることができる。このため、駆動側ポンプ主軸2Aに同時回転可能に取付けられている第1の遠心羽根車1Aのみの回転によって、所定の揚程を維持した50%流量運転を行うことができる。
他方、モータ8によってポンプ主軸2と遠心羽根車1とを所定の回転数で回転させる。この場合、遠心羽根車1を構成している第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bの揚程が互いに等しく、流量は第2の遠心羽根車1Bよりも第1の遠心羽根車1Aの方が小さい条件を有し、かつクラッチ機構18が動力伝達形態に保持されていると、モータ8により駆動側ポンプ主軸2Aと従動側ポンプ主軸2Bおよび第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bとを回転させて、所定の揚程を維持した100%流量運転を行うことができ、クラッチ機構18を動力遮断形態に保持すると、駆動側ポンプ主軸2Aに同時回転可能に取付けられている第1の遠心羽根車1Aのみの回転によって、所定の揚程を維持した50%未満の流量運転を行うことができる。
すなわち、クラッチ機構18を動力伝達形態に保持することで、モータ8により駆動側ポンプ主軸2Aおよび第1の遠心羽根車1Aと、従動側ポンプ主軸2Bおよび第2の遠心羽根車1Bの双方を同時に回転させて、所定の揚程を維持した大流量運転を行うことができるとともに、クラッチ機構18を動力遮断形態に切換え保持することで、駆動側ポンプ主軸2Aおよび第1の遠心羽根車1Aのみを回転させて、所定の揚程を維持した小流量運転に切り換えることができる。したがって、本発明に係る両吸込うず巻ポンプを、たとえば、使用水量の変動幅が大きい上水道配水設備に使用しても、使用水量の変動に応じて流量を可変できるので、ポンプ効率の低下を抑えることができる。
つぎに、請求項2に記載の発明について説明する。
図3は、請求項2に記載の発明の実施形態に係る両吸込うず巻ポンプの一例を示す断面図である。なお、図1で説明した請求項1に記載の発明係る両吸込うず巻ポンプおよび図8で説明した従来例と同一もしくは相当部分には、同一符号を付して重複した構造の説明は省略する。
図3は、請求項2に記載の発明の実施形態に係る両吸込うず巻ポンプの一例を示す断面図である。なお、図1で説明した請求項1に記載の発明係る両吸込うず巻ポンプおよび図8で説明した従来例と同一もしくは相当部分には、同一符号を付して重複した構造の説明は省略する。
図3において、ポンプ主軸2は、該ポンプ主軸2の軸線C上で、第1の遠心羽根車1Aのみを同時回転可能に取付けて第1の原動機(たとえばモータ)8Aにより駆動される第1ポンプ主軸2aと、第2の遠心羽根車1Bのみを同時回転可能に取付けて第2の原動機(たとえばモータ)8Bにより駆動される第2ポンプ主軸2bとに分割されている。第1のモータ8Aと第2のモータ8Bとしては、型式、容量および定格回転数などが同一のものを使用する。
このような構成であれば、第1、第2のモータ8A,8Bによって、第1ポンプ主軸2aと第2ポンプ主軸2bおよび第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bとを互いに等しい所定の回転数で回転させる。この場合、遠心羽根車1を構成している第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bの流量と揚程が互いに等しい条件を有していると、所定の揚程を維持した100%流量運転を行うことができる。
一方、第1のモータ8Aを運転し、第2のモータ8Bを停止させることにより、第1ポンプ主軸2aと第1の遠心羽根車1Aのみを回転させ、第2ポンプ主軸2bと第2の遠心羽根車1Bとを停止させることができる。このため、第1の遠心羽根車1Aのみの回転によって、所定の揚程を維持した50%流量運転を行うことができる。なお、第1のモータ8Aを停止し、第2のモータ8Bを運転することによって、第2ポンプ主軸2bと第2の遠心羽根車1Bのみを回転させ、第1ポンプ主軸2aと第1の遠心羽根車1Aを停止させて、回転している第2の遠心羽根車1Bによって、所定の揚程を維持した50%流量運転を行うこともできる。
他方、第1、第2のモータ8A,8Bによって、第1ポンプ主軸2aと第2ポンプ主軸2bおよび第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bとを互いに等しい所定の回転数で回転させる。この場合、遠心羽根車1を構成している第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bの揚程が互いに等しく、流量は第2の遠心羽根車1Bよりも第1の遠心羽根車1Aの方が小さい条件であれば、所定の揚程を維持した100%流量運転を行うことができ、第2のモータ8Bを停止させることにより、第1ポンプ主軸2aと第1の遠心羽根車1Aのみの回転によって、所定の揚程を維持した50%未満の流量運転を行うことができる。
なお、遠心羽根車1を構成している第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bの揚程が互いに等しく、流量は第1の遠心羽根車1Aよりも第2の遠心羽根車1Bの方が小さい条件であれば、第1のモータ8Aを停止させることにより、第2ポンプ主軸2bと第2の遠心羽根車1Bのみの回転によって、所定の揚程を維持した50%未満の流量運転を行うこともできる。
また、第1、第2のモータ8A,8Bのいずれか一方(たとえば、第1のモータ8A)が運転され、他方(たとえば、第2のモータ8B)が停止している50%流量運転の途中で、停止している第2のモータ8Bを運転した場合には、運転を開始した第2の遠心羽根車1Bの回転数が、図4の回転数と吐出量(流量)との関係を示すグラフにおいて、うず巻ポンプ固有の機械的ロスによって決まる吐出開始点n1に到達した時から50%流量q3が得られる回転数n4に達するまでの領域内において、第2のモータ8Bの回転数をインバータ制御により無段階で増減することによって、第2の遠心羽根車1Bの吐出量(流量)を0〜q1の範囲、つまり、0%〜50%の範囲で無段階に増減することができるので、この増減された吐出量を加算したトータル流量運転を行うこともできる。
仮に、第2のモータ8Bの回転数制御により第2の遠心羽根車1Bの回転数をn2に設定すると、第2の遠心羽根車1Bで25%流量q1が得られ、この流量q1を第1の遠心羽根車1Aの50%流量に加算した75%のトータル流量運転を行うことができ、第2のモータ8Bの回転数制御により第2の遠心羽根車1Bの回転数をn3に設定すると、第2の遠心羽根車1Bで30%流量q2が得られ、この流量q2を第1の遠心羽根車1Aの50%流量に加算した80%のトータル流量運転を行うことができる。
すなわち、第1、第2のモータ8A,8Bを同時に運転することで、第1、第2の遠心羽根車1Bの双方を同時に回転させて、所定の揚程を維持した大流量運転を行うことができるとともに、第1、第2のモータ8A,8Bのいずれか一方を運転し、他方を停止させることで、所定の揚程を維持した小流量運転に切り換えることができる。したがって、本発明に係る両吸込うず巻ポンプを、たとえば、使用水量の変動幅が大きい上水道配水設備に使用しても、使用水量の変動に応じて流量を可変し、ポンプ効率の低下を抑えることができる。
つぎに、請求項3に記載の発明について説明する。
前記請求項1または請求項2に記載の発明において、図5,図6に示すように、第2の流入路4Bの上流端部にポンプケーシング3の吸込口3Aから第2の遠心羽根車1Bの入口1b(図1および図3参照)に向かう揚水の流れを許容し、逆向きの流れを遮断する逆流防止手段22を設けることで、第1の遠心羽根車1Aを回転し、第2の遠心羽根車1Bを停止した50%流量運転時において、ポンプケーシング3の吸込口3Aから第1の流入路4Aを通過して、第1の遠心羽根車1Aの入口1aに向かう揚水(矢印F)のスムーズな流れが確保され、ポンプ効率が低下するのを抑制できるとともに、停止している第2の遠心羽根車1Bが回転を開始すると、ポンプケーシング3の吸込口3Aから第2の流入路4Bを通過して、第2の遠心羽根車1Bの入口1bに向かう揚水(矢印F1)の流れを許容して、100%流量運転を行うことができる。
前記請求項1または請求項2に記載の発明において、図5,図6に示すように、第2の流入路4Bの上流端部にポンプケーシング3の吸込口3Aから第2の遠心羽根車1Bの入口1b(図1および図3参照)に向かう揚水の流れを許容し、逆向きの流れを遮断する逆流防止手段22を設けることで、第1の遠心羽根車1Aを回転し、第2の遠心羽根車1Bを停止した50%流量運転時において、ポンプケーシング3の吸込口3Aから第1の流入路4Aを通過して、第1の遠心羽根車1Aの入口1aに向かう揚水(矢印F)のスムーズな流れが確保され、ポンプ効率が低下するのを抑制できるとともに、停止している第2の遠心羽根車1Bが回転を開始すると、ポンプケーシング3の吸込口3Aから第2の流入路4Bを通過して、第2の遠心羽根車1Bの入口1bに向かう揚水(矢印F1)の流れを許容して、100%流量運転を行うことができる。
すなわち、逆流防止手段22は、弁座板22Aと、この弁座板22Aに設けた弁孔22aの開閉を可能に当該弁座板22Aに取付けたフラップからなる逆止弁22Bと、弁座板22Aをポンプケーシング3の内部に固定支持する支持棒22Cとを備えており、弁座板22Aは、支持棒22Cに支持されて第2の流入路4Bの上流端部で揚水の流れ(矢印F1)に交差するように配置されており、逆止弁22Bは、第2の遠心羽根車1Bの回転時に生じる揚水の流れ(矢印F1)によって、図5の二点鎖線で示すように押し上げられて弁孔22aを開放し、第2の遠心羽根車1Bが停止して、揚水の流れ(矢印F1)が生じない場合には、図5の実線および図6に示すように、自重および水圧によって弁孔22aを閉塞できるように、弁座板22Aにヒンジ結合22Dしてある。
このように構成された逆流防止手段22によれば、図1および図3に示す第1の遠心羽根車1Aを回転し、第2の遠心羽根車1Bを停止した、たとえば50%流量運転時において、第1の遠心羽根車1Aから吐出された吐出水の一部が、停止している第2の遠心羽根車1Bの出口1b´(図1および図3参照)から内部に流入し、体内を通って入口1b(図1および図3参照)から逆向きに第2の流入路4Bに吐出されても、逆止弁22Bが自重および水圧によって弁孔22aを閉塞していることにより、吐出水を第2の流入路4Bの内部で受け止めて、ポンプケーシング3の吸込口3Aへ逆流するのを防止して滞留させることができる。このため、ポンプケーシング3の吸込口3Aから第1の流入路4Aを通過して、第1の遠心羽根車1Aの入口1a(図1および図3参照)に向かう揚水(矢印F)のスムーズな流れが確保され、ポンプ効率が低下するのを抑制できる。また、停止している第2の遠心羽根車1Bが回転を開始すると、ポンプケーシング3の吸込口3Aから第2の流入路4Bを通過して、第2の遠心羽根車1Bの入口1b(図1および図3参照)に向かう揚水(矢印F1)の流れによって逆止弁22Bが押し上げられて弁孔22aを開放するので、揚水(矢印F1)の流れを許容して、100%流量運転を行うことができる。
また、図7に示す両吸込うず巻ポンプにおいて、第1の遠心羽根車1A(図1および図3参照)は、固形物通過性能に劣る反面、所望する揚程や吐出水量を確保できる特性の5〜6枚の羽根翼を備えた構造となし、第2の遠心羽根車1B(図1および図3参照)は、固形物通過性能に優れている反面、吐出水量の面で第1の遠心羽根車1Aよりも劣る特性の2〜3枚の羽根翼を備えた構造にするとともに、第1の遠心羽根車1A上流側の第1の流入路4Aに、パンチングメタルや金網などで構成されたスクリーン23を設置し、第1の流入路4Aと第2の流入路4Bを仕切板24で仕切ることによって、第1、第2の遠心羽根車1A,1Bを同時に回転した100%流量運転に際して、揚水に含まれている固形物が第1の遠心羽根車1Aに流入するのを防止できるので、該第1の遠心羽根車1Aに固形物がひっかかって、ポンプ効率が低下するのを避けることができるとともに、固形物は、固形物通過性能に優れている第2の遠心羽根車1Bによってひっかかることなくスムーズにうず巻室6に吐出されて、揚水とともにうず巻室6の出口(図示省略)から図示されていない吐出管に押し上げられて下流側の排水域に排水される。
なお、前記各実施形態では、モータ8によって原動機を構成し、第1、第2のモータ8A,8Bによって第1、第2の原動機を構成して説明しているが、ディーゼルエンジンやガスタービンエンジンによって、原動機あるいは第1、第2の原動機を構成してもよい。また、かみあいクラッチからなるクラッチ機構18を使用しているが、摩擦クラッチあるいは電磁クラッチによってクラッチ機構18を構成してもよい。また、クラッチ以外の動力の伝達/遮断機構を用いてもよい。さらに前記各実施形態では、両吸込うず巻ポンプで説明しているが、両吸込タービンポンプにも適用できることはいうまでもない。また、第1の遠心羽根車1Aと第2の遠心羽根車1Bの揚程を互いに異なったものとすることも可能である。
1 遠心羽根車
1A 第1の遠心羽根車
1B 第2の遠心羽根車
1a 第1の遠心羽根車の入口
1b 第2の遠心羽根車の入口
2 ポンプ主軸
2A 駆動側ポンプ主軸
2B 従動側ポンプ主軸
3 ポンプケーシング
8 モータ(原動機)
8A 第1のモータ(第1の原動機)
8B 第2のモータ(第2の原動機)
18 クラッチ機構
22 逆流防止手段
C ポンプ主軸の軸線
1A 第1の遠心羽根車
1B 第2の遠心羽根車
1a 第1の遠心羽根車の入口
1b 第2の遠心羽根車の入口
2 ポンプ主軸
2A 駆動側ポンプ主軸
2B 従動側ポンプ主軸
3 ポンプケーシング
8 モータ(原動機)
8A 第1のモータ(第1の原動機)
8B 第2のモータ(第2の原動機)
18 クラッチ機構
22 逆流防止手段
C ポンプ主軸の軸線
Claims (3)
- 第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車との2つの遠心羽根車が、それぞれの入口をポンプ主軸の軸線方向で互いに反対側に開口して当該ポンプ主軸に同時回転可能に取付けられてポンプケーシングに回転自在に収容されている両吸込遠心ポンプにおいて、
前記2つの遠心羽根車とポンプ主軸が各別に分割され、前記ポンプ主軸が、前記第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車のいずれか一方を同時回転可能に取付けて原動機により駆動される駆動側ポンプ主軸と、前記第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車の残る他方を同時回転可能に取付けた従動側ポンプ主軸とに分割され、駆動側ポンプ主軸の駆動力を従動側ポンプ主軸に伝達または遮断するクラッチ機構が設けられていることを特徴とする両吸込遠心ポンプ。 - 第1の遠心羽根車と第2の遠心羽根車との2つの遠心羽根車が、それぞれの入口をポンプ主軸の軸線方向で互いに反対側に開口して当該ポンプ主軸に同時回転可能に取付けられてポンプケーシングに回転自在に収容されている両吸込遠心ポンプにおいて、
前記2つの遠心羽根車とポンプ主軸が各別に分割され、前記ポンプ主軸が、前記第1の遠心羽根車を同時回転可能に取付けて第1の原動機により駆動される第1ポンプ主軸と、前記第2の遠心羽根車を同時回転可能に取付けて第2の原動機により駆動される第2ポンプ主軸とに分割されていることを特徴とする両吸込遠心ポンプ。 - 請求項1または請求項2に記載の両吸込遠心ポンプにおいて、
回転している前記第1、第2の遠心羽根車のいずれか一方側から吐出されて停止している第1、第2の遠心羽根車のいずれか他方側の体内を通り、これらの入口から逆向きに吐出された吐出液を受け止めて、ポンプケーシングの吸込口へ逆流するのを防止して滞留させるとともに、停止している前記第1、第2の遠心羽根車のいずれか他方側の回転開始によってポンプケーシングの吸込口から前記回転を開始した第1、第2の遠心羽根車のいずれか他方側の入口に向かう揚液の流れを許容する逆流防止手段が設けられていることを特徴とする両吸込遠心ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004160854A JP2005337202A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 両吸込遠心ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004160854A JP2005337202A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 両吸込遠心ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005337202A true JP2005337202A (ja) | 2005-12-08 |
Family
ID=35491038
Family Applications (1)
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JP2004160854A Pending JP2005337202A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 両吸込遠心ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005337202A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103486048A (zh) * | 2013-09-24 | 2014-01-01 | 江苏大学 | 一种光伏用变速多级离心泵结构 |
CN107084138A (zh) * | 2017-06-08 | 2017-08-22 | 三联泵业股份有限公司 | 一种新型结构的大功率潜水混流泵叶轮 |
CN109555714A (zh) * | 2019-01-23 | 2019-04-02 | 上海诺地乐通用设备制造有限公司 | 一种可变双进风离心风机、实现方法及系统 |
CN109555714B (en) * | 2019-01-23 | 2024-07-09 | 英飞同仁风机股份有限公司 | Variable double-air-inlet centrifugal fan, realization method and system |
-
2004
- 2004-05-31 JP JP2004160854A patent/JP2005337202A/ja active Pending
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