JPS5911224Y2 - 液体変速機の冷却装置 - Google Patents

液体変速機の冷却装置

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JPS5911224Y2
JPS5911224Y2 JP14288779U JP14288779U JPS5911224Y2 JP S5911224 Y2 JPS5911224 Y2 JP S5911224Y2 JP 14288779 U JP14288779 U JP 14288779U JP 14288779 U JP14288779 U JP 14288779U JP S5911224 Y2 JPS5911224 Y2 JP S5911224Y2
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Japan
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oil
torque converter
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outlet
cooler
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JP14288779U
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JPS5660847U (ja
Inventor
功棋 高田石
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新潟コンバ−タ−株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液体変速機の冷却装置に関するものである。
第1図は液体変速機の構造を示したもので、1は原動機
とつながる入力軸、11は変速機の出力軸である。
入力軸1は、トルクコンバータ4のインペラ5と係合す
る変速運転用クラッチ2と、逆転機10の入力軸9と係
合する直結運転用クラッチ3とに接続している。
まず変速運転のときは、変速運転用クラッチ2が嵌合し
て、原動機からの動力が入力軸1から変速運転用クラッ
チ2を経てトルクコンバータ4のインペラ5を回転させ
、これによって生ずる循環流がタービン6を回し、更に
フリーホイール8を経て逆転機10の入力軸9を回す。
次いで直結運転に際しては、変速運転用クラッチ2を切
離して直結運転用クラッチ3が嵌合され、その結果、動
力は入力軸1から直結運転用クラッチ3を経て直接逆転
機10に伝達される。
このときタービン6と逆転機10の入力軸9との間にフ
リーホイル8が設けられているので、トルクコンバータ
4のタービン6は回転されない。
従来、上記液体変速機の冷却装置は、第2図に図示する
ように、トルクコンバータ17の油排出口21と油導入
口16とを冷却器22を介して接続し、この油導入口1
6と冷却器22との間の管23に、ポンプ13から圧力
調整弁14を経て圧油を供給する管15が接続され、ま
た冷却器22の胴の中間に、途中絞り25を経てサンプ
タンク12に通ずる管24が接続されている。
そして変速運転時にはトルクコンバータ17の内部の油
が入力側のインペラ18のポンプ作用によって、出力側
のタービン19およびステータ20を経てトルクコンバ
ータ17の内部で循環する。
この際に、上記油排出口21は高圧になるとともに上記
油導入口16は低圧になるので、この内部圧の差によっ
て排出口21から油を冷却器22に送り、この冷却器2
2で冷却した後に油導入口16に自然循環するようにし
ている。
そしてポンプ13により供給された油はトルクコンバー
タ17および冷却器22を循環しながら、冷却器22の
中間から固定絞り25を経てサンプタンク12に流出し
、この冷却油は液体変速機内の歯車噛合等による機械損
失発熱を冷却するのに利用される。
そしてこの従来装置において直結運転および中立運転の
場合即ちインペラ18と原動機との接続を切離した場合
、上記トルクコンバータ17の内部での油の循環が停止
し、油排出口21と油導入口16との間の圧力差がなく
なるので、上記油排出口21から冷却器22を経て油導
入口16に循環する油の流れも停止し、ポンプ13から
供給された油は抵抗の大きいトルクコンバータ17を避
けて管23を流通して逆の方向から冷却器22へ流入し
、冷却器22の中間部から管24と固定絞り25を経て
サンフ゜タンク12に流出する。
したがって、サンフ゜タンク12へ流出する冷却油の冷
却器22による冷却程度はこの冷却器22を通過する冷
却油量に大きく影響し、変速運転時の冷却器通過油量は
トルクコンバータ冷却循環流量であり、その流量が大き
いので冷却効果も大きいが、上記直結運転時のものはト
ルクコンバータの循環がなく、ポンプ13からの供給油
量のみとなり冷却効果は少ない。
なお中立運転時も直結運転と同様であるが、中立運転時
は動力を遮断しているので、機械損失発熱が少なく冷却
の必要がない。
またサンプタンク12へ流出する冷却油による機械損失
発熱を冷却する効果を高める手段として固定絞り25の
絞り孔を大きくすることが考えられるが、液体変速機が
稼動しない時、つまりポンプ13から油量供給がない状
態において、トルクコンバータ17および冷却器22を
含む冷却装置内の油がサンプタンク12内に落ちやすく
なり、トルクコンバータ17の外へ油漏れを生ずること
が考えられるので上記固定絞リ25の絞り孔を大きくす
ることは限度がある。
この様な従来の冷却装置において東南アジアの様な高温
地域での長時間の直結運転がなされる場合、液体変速機
の温度上昇となりオーバヒートの原因の1つとなる。
本考案はこのような点に鑑みなされたもので、液体変速
機の冷却循環回路中に、ワンウエイバルブとバイパスバ
ルブとを設け、液体変速機を変速、直結および中立のど
の運転時にも歯車噛合等の機械損失発熱に対して有効な
冷却をできるようにするものである。
本考案の一実施例を第3図に基づいて説明する。
液体変速機のトルクコンバータ4の高圧発生部分になる
油排出口35に管38を介して冷却器39の油流入口を
接続し、この冷却器39の油流出口に管40を介してワ
ンウエイバルブ41の流入口45を接続する。
このワンウエイバルブ41は円筒状のケーシング44の
内部に一端開口円筒状の弁体42を進退自在に液密嵌合
し、上記流入口45に上記弁体42の右端面部を対向さ
せるとともにこの弁体42の内部に装着した圧縮コイル
ばね43によって上記流入口45に上記右端面部を附勢
し、また上記流入口45に近いケーシング44の側面に
流出口46を設けてなるもので、第3図bに図示するよ
うに、流入口45に供給された圧油は上記ばね43の附
勢力に抗して弁体42を押し開き、上記流出口46に連
通ずる。
また上記ワンウエイバルブ41の流出口46に管37を
介してトルクコンバータ4の低圧部分になる油導入口3
6を接続し、そして、上記油排出口35から上記冷却器
39およびワンウエイバルブ41を経て上記油導入口3
6にトルクコンバータ4の内部の油を自然循環可能とす
る。
また上記ワンウエイバルブ41とトルクコンバータ4の
油導入口36との間の管37に管34を介してポンプ2
7の吐出側を接続する。
このポンプ27にはまた圧力調整弁28を介して各潤滑
冷却部への管33を接続する。
上記圧力調整弁28は、ポンプ27から吐出された圧油
により弁体29が圧縮コイルばね32の附勢力に抗して
移動して溝30が連通し、上記ばね32の附勢圧と上記
弁体29の右方の室31の内部油圧とがつり合う溝30
の開口位置で上記弁体29が停止し、上記室31内の油
圧すなわちポンプ27の吐出圧を一定に保持する。
また上記冷却器39とワンウエイバルブ41との間の上
記管40に管47を介してバイパスバルブ48の流入口
52を接続する。
このバイパスバルブ48は、円筒状のケーシング58の
内部に一端開口円筒状の弁体49を進退自在に液密嵌合
し、この弁体49の外周面の2箇所に環状の溝50.5
1を設け、右方の溝50は大きな絞り孔54を、左方の
溝51には小さな絞り孔55を介してそれぞれ弁体49
の内部56に連通し、この弁体49の内部56は上記ケ
ーシング58の左端の流出口57を経てサンブタンク2
6に接続する。
またこの弁体49の内部56に圧縮コイルばね53を装
着し、このばね53によって上記弁体49を右方へ附勢
するとともに、上記ケーシング58の右端に作動流体供
給口59を設け、この作動流体供給口59に直結運転用
クラッチを嵌合する圧油の作動と連動するようにして流
体圧を供給して、弁体49を上記ばね53の附勢力に抗
して左方へ移動するようにする。
以下作動について説明する。
変速運転用クラッチ2を嵌合させると、入力軸1からの
動力がトルクコンバータ4のインペラ5を回動させ、油
を介してタービン6及び第1図に示した逆転機入力軸9
へ回転を伝達させると同時に、トルクコンバータ4の外
周部つまり冷却油排出口部35に高圧油を、また内周部
つまり冷却油導入口部36に低圧油を発生させ、その圧
力差によってワンウエイバルブ41の弁体42を押し開
き、冷却器39を介してトルクコンバータ内の油が排出
口35から導入口36へと自然循環する。
一方、バイパスバルブ48の弁体49は、直結運転用ク
ラッチ3の嵌合操作とのみ連動される様になっているた
め、この変速運転時にはスプリング53によって第3図
Cの様に位置し、冷却器39を通過した油は管47を経
て、弁体の溝51及び小さい絞り孔55より、サンプタ
ンク26内へ流出する。
この際油は小さい絞り孔55を通過するため、サンプタ
ンク26に戻る油量は比較的少ないが冷却器39を通過
する油量はトルクコンバータ4のポンプ作用によって多
量に自然循環するので、その冷却程度が大きい。
つまり、サンプタンク26への流出油量は少ないが、歯
車噛合等による機械損失発熱を冷却するに充分な低温の
冷却油とすることができる。
次に、直結運転用クラッチ3を嵌合させ、変速運転用ク
ラッチ2を切離しすると、入力軸1からの動力がトルク
コンバータ4を介さないので、第1図に示した逆転機1
0の人力軸9へ直接伝達される。
従ってトルクコンバータ4の外周部と内周部には圧力差
が生じなくなり、ワンウエイバルブ41の弁体42が流
出口46を閉じ、トルクコンバータ4内の油の自然循環
がなくなる。
一方バイパスバルブ佃の弁体49は、上記直結運転用ク
ラッチ3の嵌合操作と連動して、第3図aの様に位置し
、ポンプ27からの供給油は、トルクコンバータ4内及
び冷却器39を通過し、管47を経て弁体49の溝50
及び大きな絞り孔54よりサンプタンク26内へ流出す
る。
このサンプタンク26内へ流出した冷却油は、第2図に
示された従来例のサンプタンクへの流出冷却油に比べて
大きな絞り孔54故に流出量が多いことと冷却器の冷却
面積を全部通過する故に冷却程度が大きい。
つまりサンプタンクへ従来例に比べて低温で多量の冷却
油を流出させることにより、機械損失発熱に対しての冷
却効果が大きく改善される。
また中立運転の場合は、第1図に示した変速運転用クラ
ッチ2および第1図に示した直結運転用クラッチ3をと
もに切離した状態に相当し、変速運転時と同様にバイパ
スバルブ48に流体圧が作用しないため、弁体49はス
プリング53の附勢力で右端に押圧され、液体の流入口
52は溝51の小さい絞り孔55と連通し、サンプタン
ク26への流出量を絞り、そのうえトルクコンバータ4
が停止しているので、このトルクコンバータ4のポンプ
作用による循環流も生或しないので、油圧ポンプ27か
らトルクコンバータ4、冷却器39及びバイパスバルブ
48を経てサンプタンク26に循環する油量は最も少な
くて、冷却器39の冷却効果も低いが、中立運転のとき
は機械損失発熱がほとんどないので潤滑油の温度上昇が
なくサンプタンク26の油温は低く保たれる。
このように本考案によれば、直結運転と連動してバイパ
スバルブの大きい絞り孔に連通ずるとともにワンウエイ
バルブを閉じ液体変速機の作動油をポンプによって、ト
ルクコンバータから冷却器に強制的に多量に流通するよ
うにしたから、変速運転時のトルクコンバータの作用に
よる自然循環冷却と同様に、直結運転時にも液体変速機
の有効な冷却を行うことができる。
そしてこれによって例えば高温地域で、ディーゼルカー
やダンプカーに組込まれた液体変速機の長時間直結運転
に対して充分な冷却効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は液体変速機の構造図、第2図は従来の液体変速
機の冷却装置の回路図、第3図aは本考案の液体変速機
の冷却装置の一実施例を示す回路図、第3図b,Cはそ
のワンウエイバルブ及びバイパスバルブの変速運転時の
断面図である。 2・・・・・・変速運転用クラッチ、3・・・・・・直
結運転用クラッチ、4・・・・・・トルクコンバータ、
26・・・・・・サンプタンク、27・・・・・・ポン
プ、35・・・・・・油排出口、36・・・・・・油導
入口、39・・・・・・冷却器、41・・・・・・ワン
ウエイバルブ、45・・・・・・流入口、46・・・・
・・流出口、48・・・・・・パイパスバルブ、52・
・・・・・流入口、54 .55・・・・・・絞り孔、
57・・曲流出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トルクコンバータの入力側に変速運転用クラッチと直結
    運転用クラッチとを設けた液体変速機において、トルク
    コンバータの油排出口と冷却器の油流入口とを接続し、
    この冷却器の油流出口とワンウエイバルブの流入口とを
    接続し、このワンウエイバルブの流出口とトルクコンバ
    ータの油導入口とを接続することにより上記トルクコン
    バータの油排出口から上記冷却器およびワンウエイバル
    ブを経て上記トルクコンバータの油導入口にトルクコン
    バータ内部の油を自然循環し、上記ワンウエイバルブの
    流出口とトルクコンバータの油導入口との間にポンプの
    吐出口を接続し、上記冷却器の油流出口とワンウエイバ
    ルブの流入口との間に変速および沖立運転時に小さい絞
    り孔に連通し直結運転時に大きい絞り孔に連通ずるよう
    に切換えるバイパスバルブの流入口を接続し、このバイ
    パスバルブの流出口と上記ポンプの吸込側のサンプタン
    クとを接続したことを特徴とする液体変速機の冷却装置
JP14288779U 1979-10-16 1979-10-16 液体変速機の冷却装置 Expired JPS5911224Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5660847U JPS5660847U (ja) 1981-05-23
JPS5911224Y2 true JPS5911224Y2 (ja) 1984-04-06

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