JP2005335874A

JP2005335874A - エレベータのドアレールの改修方法及びドアレール構造。

Info

Publication number: JP2005335874A
Application number: JP2004156231A
Authority: JP
Inventors: Naoyuki Hamada; 直幸濱田; Yoshiyuki Taji; 義之田路
Original assignee: Hitachi Building Systems Co Ltd
Current assignee: Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date: 2004-05-26
Filing date: 2004-05-26
Publication date: 2005-12-08

Abstract

【課題】現地での作業時間を短縮し、かつ、安価なエレベータのドアレールの改修方法を提供する。
【解決手段】戸１を吊り下げる吊り板３に固定されている案内ローラ２を案内する、複数個の分割ドアレール４と、これを連結する基準レール７を有するドアレールの改修方法において、戸１を開いた状態とし、内側の分割ドアレール４を固定しているボルト８を取り外した後、新しい分割ドアレールに取り替える。次いで、戸１を閉じた状態にし、外側の分割ドアレール４を固定しているボルト８を取り外した後、同様に、新しいドアレールに取り替える改修方法。
【選択図】図１

Description

本発明はエレベータのドアレールの改修方法及びドアレール構造に関する。

古い型のドアレール構造として、例えば、図４，５に示すようなドアレールがある。

図４，５において、１はエレベータの戸で、この戸１は、案内ローラ２を固定した吊り板３により吊り下げられている。一方、ドアレール１１は、取付板５に、ジスタントピース６を介して、ボルト８とナット９により固定されている。戸１は、案内ローラ２に設けられた案内溝と、押さえローラ１０により、ドアレール１１に沿って可動する構造である。

上記構造のドアレールを、例えば、偏摩耗等により取り替える場合には、従来、戸１を取り外してから、ドアレール１１を取り替えるという方法が取られていた。

これに関連する公知例として、実開昭５７−４２０７０号が知られており、この公知例においても、ドアレールの取替の際には、戸１の取り外しが必要であった（特許文献１参照。）。
実開昭５７−４２０７０号公報

上記従来の改修方法において、ドアレールは図４の如く、１本の長尺物であるため、戸の取り外し作業が必要となり、改修作業に多大の時間と作業費用がかかるという問題があった。また、摩耗した箇所が一部のみであっても、ドアレール全体を取り替える必要があるため、製作費用がかかるという問題があった。

本発明の目的は、短時間で作業でき、かつ、安価なドアレールの改修方法を提供することにある。

上記目的は、ドアレールを複数に分割し、これを連結させる基準レールを有する構造とすることにより、達成される。

ドアレールを分割しておくと、部分的に着脱可能となり、戸の取り外し作業が不要となり、作業を短時間で行うことが出来るばかりか、摩耗したドアレールのみを取り替えることが可能なため、作業費用、及び製作費用を安価とすることができる。

本発明によれば、戸の取り外し作業を省略できるため、作業時間を大幅に短縮できるばかりか、ドアレールの摩耗した箇所のみを取り替えることで、作業費用、及び製作費用を安価とすることができるという顕著な効果を達成することができる。

以下、本発明のエレベータのドアレールの構造、及びドアレールの改修方法の実施形態を図を用いて説明する。図１，２は本発明の一実施形態になるドアレールの正面図、図３は図１，２のＡ−Ａ断面図である。

図１〜３において、１はエレベータの戸で、この戸１は、案内ローラ２を固定した吊り板３により吊り下げられている。一方、分割ドアレール４はドアレールの長手方向に複数に分割されており、取付板５に、ジスタントピース６と基準ドアレール７を介して、ボルト８とナット９により固定されている。基準ドアレール７は、１本の長尺物で、分割ドアレール４を連結しており、分割ドアレール４の段差を無くす役割を果たす、すなわち、基準ドアレール７により、各分割ドアレール４を一直線となるように保持する。また、基準ドアレール７の高さ方向寸法は、分割ドアレール４より小さく構成されている。戸１は、案内ローラ２に設けられた案内溝と、押さえローラ１０により、分割ドアレール４に沿って可動する構造である。

取替に当たっては、図１のように、戸１を開いた状態とし、内側の分割ドアレール４を固定しているボルト８を取り外した後、新しい分割ドアレールに取り替える。次いで、図２のように、戸１を閉じた状態にし、外側の分割ドアレール４を固定しているボルト８を取り外した後、新しい分割ドアレールに取り替える。

このように、ドアレールを分割することで、従来必要であった戸の取り外し作業を省略し、作業時間を大幅に短縮することができるとともに、摩耗した箇所のみを取り替えることができるという顕著な効果を達成することができる。

本発明の一実施形態になるドアレールの戸開状態の正面図である。本発明の一実施形態になるドアレールの戸閉状態の正面図である。図１，２のＡ−Ａ断面図である。従来構造のドアレールの戸開状態の正面図である。図４のＢ−Ｂ断面図である。

符号の説明

１戸
２案内ローラ
３吊り板
４分割ドアレール
５取付板
６ジスタントピース
７基準ドアレール
８ボルト
９ナット
１０押さえローラ
１１ドアレール

Claims

エレベータのドアレールを改修する方法において、ドアレールを長手方向に複数に分割したものとし、摩耗したドアレールのみを、戸を取り外すことなく、個別に新しいドアレールに取り替えることができるエレベータのドアレールの改修方法。
戸の上部の案内ローラを案内するドアレールにおいて、ドアレールを、間口方向に複数に分割した複数の分割ドアレールで構成したことを特徴とするエレベータのドアレール構造。
各分割ドアレールを保持する基準レールを有することを特徴とする請求項２記載のエレベータのドアレール構造。