JP2005334145A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Mitsuhiro Okazaki
光宏 岡崎
Yoshiya Fukushima
由也 福島
Masayuki Moro
政行 茂呂
Junichi Onouchi
淳一 尾内
Eiji Nozawa
栄治 野澤
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Abstract

【課題】 貯湯タンクにおけるヒーターの取付部からの漏水や漏電を生ずることがなく、貯湯タンクの安全性を向上することができる食器洗浄機を得ること。
【解決手段】 水の加熱手段12を内部に備え、食器類の洗浄用温水または乾燥用温風を洗浄槽20に供給する貯湯タンク10をこの洗浄槽20の外部に配置した食器洗浄機において、加熱手段12の発熱部122が設定水位100より下方に位置するように、加熱手段12を貯湯タンク10の蓋5に垂設する。また、貯湯タンク10の下部を面積が上部よりも小さくするよう傾斜もしくは湾曲し、更には加熱手段12の発熱部122を包囲するように筒状部材18を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に家庭用の食器洗浄機に関し、特に食器洗浄機の洗浄槽の外部に配置される貯湯タンクの構造に関する。
従来、食器洗浄機において、食器類を洗浄する洗浄槽の内部や洗浄水の循環径路中にヒーター等の加熱手段を設けると、箸などの小物類が食器かごから落ちて焦げたりし、あるいは残滓物の混ざった洗浄水が加熱手段を通過することで乾燥時に異臭を発生するなどの問題があることなどから、洗浄水の加熱手段を有する加熱タンクすなわち貯湯タンクと、食器類の洗浄を行う洗浄槽とを別体に構成し、貯湯タンクを洗浄槽の外部に設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開平3−34459号公報(第5−第7頁、第1図)
しかし、従来の貯湯タンクはヒーターの口出し部(取付部)が水没する構成となっており、貯湯タンクの熱膨張や収縮による熱変形によりヒーターの取付部から水漏れを起こすことがあり、水漏れを防ぐためにはシールを厳重にする必要があった。
また、貯湯タンクが金属製タンクの場合にはヒーターから漏電を生じないようその取付部の耐食性処理及び絶縁処理を厳重にする必要があった。
さらに、ヒーターの発熱部より下方の部分は加熱されずに水の状態で滞留するため、貯湯タンク内の水が均一な温度に加熱されないという問題もあった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、貯湯タンクにおけるヒーターの取付部からの漏水や漏電を生ずることがなく、貯湯タンクの安全性を向上することができる食器洗浄機を得ることを目的とする。
また、本発明は、貯湯タンクの底部における加熱されない水(非加熱水)の量をできるだけ少なくし、さらに積極的には対流を生じさせて均一な温度に加熱することができる食器洗浄機を得ることを目的とする。
本発明に係る食器洗浄機は、水の加熱手段を内部に備え、食器類の洗浄用温水または乾燥用温風を洗浄槽に供給する貯湯タンクをこの洗浄槽の外部に配置した食器洗浄機において、
前記加熱手段の発熱部が設定水位より下方に位置するように、該加熱手段を前記貯湯タンクの蓋に垂設したものである。
本発明によれば、加熱手段の発熱部が設定水位より下方に位置するように、加熱手段を貯湯タンクの蓋に垂設したものであるので、加熱手段の取付部から漏水や漏電を生ずることはなく、貯湯タンクの安全性を向上することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示す食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図、図2は貯湯タンクの断面側面図、図3は貯湯タンクの取付状態を示す側面図である。
この食器洗浄機は、図3に示すように、例えばキッチンシステムの流し台に組み込まれて引き出し式に出し入れできるように構成されたものであり、この食器洗浄機の洗浄槽20の正面に貯湯タンク10がネジ(図示せず)で取り付けられている。なお、図3では、洗浄槽20は図示しない箱状の機体から引き出されている状態を示している。
貯湯タンク10は、縦置きにされ、その箱体状の本体部分は、図1に示すように、例えばポリプロピレン、エポキシ樹脂、ABS樹脂等からなる樹脂製の外部タンク1と、例えばステンレス、アルミニウム、銅等からなる金属製の内部タンク2とから構成されている。樹脂製の外部タンク1は隔壁3により2つのエリアに区画され、一方の貯湯エリア4aに金属製の内部タンク2が遊嵌するごとくゆるく収められている。他方のエリアは後述のように給湯または送風のための給湯/送風エリア4bとなっている。
樹脂製の外部タンク1の上部開口部は、後で詳しく説明するが、樹脂製の蓋5をシール部材6を介して蓋固定手段7により取り付けて気密に密閉する構成となっている。
上記貯湯タンク10は、金属製の内部タンク2に給水するための給水手段11、給水された水を加熱するための加熱手段12、洗浄槽20に食器洗浄用の温水を供給するための給湯手段13、洗浄槽20に食器乾燥用の温風を送風するための送風手段14、内部タンク2内の水の設定水位100を検出するための水位検知手段15、内部タンク2内の水の温度を検出するための温度検知手段16、及び安全策としての温度過昇防止手段17を備えている。以下、これらの各手段についてさらに詳細に説明する。
給水手段11は、水道管に接続された給水管111を例えば電磁弁からなる給水弁112を介して上記外部タンク1の蓋5に接続する構成となっている。
加熱手段12は、例えばシーズヒーターからなるものであり、ヒーター121は蓋5に取り付けられ、発熱部122は設定水位100以下となるように設置される。したがって、ヒーター121の取付部123は水没しない構成となっている。
給湯手段13は、樹脂製の外部タンク1の底部に設けられた取水口131と上記給湯/送風エリア4b上に対応する位置において蓋5に設けられた送水口132とを給湯ポンプ133を介して接続する給湯管134と、給湯/送風エリア4bの底部に設けられた取出口135と洗浄槽20とを接続する給湯/送風管136とから構成されている。また、金属製の内部タンク2の底部にも取水口131に連通する穴137が設けられている。なお、外部タンク1、内部タンク2の底面はそれぞれの取水口131、穴137に向けて傾斜するように形成されている。
送風手段14は、蓋5上に設置され、貯湯タンク10内部に送風する送風機141により構成されている。温風は蓋5と隔壁3の間の隙間を通って給湯/送風エリア4bに入り、その底部に接続された給湯/送風管136を通じて洗浄槽20内に送風される。
このように、給湯/送風エリア4bを介して給湯手段13及び送風手段14が洗浄槽20に通じるように設けられている。
水位検知手段15は、例えばフロート式のリードスイッチからなる水位センサを備えたものであり、磁気反応素子(図示せず)を内蔵し蓋5より垂設された逆T字状の浮子ガイド部材151と、磁石(図示せず)を内蔵し浮子ガイド部材151に遊嵌された浮子152とから構成されている。浮子152に内蔵された磁石が浮子ガイド部材151に内蔵された磁気反応素子と同一レベルになったときに、設定水位100を検出するようになっている。
温度検知手段16は、例えば蓋5より垂設された棒状部材161の先端部(下端部)にサーミスタ等の温度センサ(図示せず)を内蔵したものである。
温度過昇防止手段17は、例えばヒーター121の上部に取り付けられた温度ヒューズ171により構成されている。貯湯タンク10内の水温の異常温度は、まず、温度検知手段16により検出するが、それ以上に温度が上昇したときには温度ヒューズ171が溶断することで食器洗浄機の運転を停止させることにしている。万が一の安全対策として温度過昇防止手段17が設けられている。
図3に一部を示した洗浄槽20は、その構成要素の図示は省略するが、食器類を載置する食器かご、食器類に向けて洗浄用温水を噴射する洗浄ノズル、湯だまり部の洗浄用温水を洗浄ノズルから噴射させる洗浄ポンプ、洗浄後の処理水を機外に排出する排水管、排水ポンプ等の排水手段などを備えている。なお、前述の給湯/送風管136の一端は、この例では図3に示すように、洗浄槽20の前面側の壁面に接続されており、貯湯タンク10の洗浄用温水は洗浄槽20の前面壁に設けられた接続口21から給湯され、内部の湯だまり部に所定量の温水が溜まるようになっている。そして、この湯だまり部に溜められた洗浄用温水を洗浄手段の洗浄ポンプで洗浄ノズルに圧送し噴射させることにより食器類の洗浄及びすすぎ洗いを行う。
ここで、この食器洗浄機の動作を説明する。食器類は、洗浄工程、すすぎ工程、及び乾燥工程を経て洗浄を終了するが、その前に、貯湯タンク10に所定温度の洗浄用温水を貯める貯湯工程がある。
(1)貯湯工程
食器類の洗浄を実施する前の準備段階として貯湯工程が実施される。貯湯工程では、まず、貯湯タンク10に給水を開始する。すなわち、給水弁112を開いて水道水を給水管111を通して貯湯タンク10上部の蓋5より注水する。金属製の内部タンク2内の水位が上がり、設定水位100になると、水位検知手段12が作動し電磁弁からなる給水弁112を閉じる。したがって、水位検知手段12によって常に一定量の洗浄水を内部タンク2に貯留することができる。
次に、蓋5に取り付けられ、内部タンク2内に挿入された加熱手段12のヒーター121により、内部タンク2内の水を高温(例えば、80℃)に加熱する。水の温度は温度検知手段16によって検知することができる。また、ヒーター121の通電をオン・オフ制御することで水温を所定の温度範囲に保つことができる。
以上により、貯湯タンク10に所定温度の洗浄用温水を貯める貯湯工程が終了する。
(2)洗浄工程
食器類の洗浄にあたって、まず、貯湯タンク10内の洗浄用温水を給湯ポンプ133により内部タンク2の穴137及び外部タンク1の取水口131から抜き取り、給湯管134を通して樹脂製の外部タンク1の給湯/送風エリア4bに送入する。すると、洗浄用温水は給湯/送風エリア4bの底部に設けられた取出口135より給湯/送風管136を自然流下して洗浄槽20内に入り、図示しない湯だまり部に溜められる。所定量の温水が溜まったとき給湯ポンプ133の運転を停止し、ついで図示しない洗浄ポンプを作動して上記のように洗浄ノズルから洗浄用温水を噴射させて食器類の(本)洗浄を行う。
(3)すすぎ工程
上記の洗浄工程が終わると次にすすぎ工程に移行する。すすぎ工程では、一旦洗浄後の水を排水ポンプ(図示せず)で湯だまり部から機外に排出する。排水後、再び上記のように貯湯タンク10から湯だまり部に洗浄用温水を送り、その後、洗浄ポンプで洗浄ノズルから噴射させて食器類のすすぎ洗いを行う。すすぎ洗いは少なくとも1回、あるいは貯湯タンク10内の洗浄用温水がなくなるまで複数回行う。すすぎ洗い後はすすぎに使った水を排水ポンプで排出する。また、貯湯タンク10内の洗浄用温水を全部機外に排水する。なお、排水ポンプは洗浄ポンプで兼用することもある。
なお、貯湯タンク10内の一定の湯量を洗浄とすすぎ洗いに小分けして使う場合と、それぞれの工程で全部を使い切る場合とがあり、いずれの場合でもよい。但し、後者の場合には、洗浄を行っている間に、すすぎ用の水を再度貯湯タンク10に供給して貯め、所定の湯温に加熱するものである。すすぎ用の温度は洗浄用の温度と変更することができる。
(4)乾燥工程
上記のすすぎ工程が終わると次に乾燥工程に移行する。乾燥工程では、貯湯タンク10を空にし、ヒーター121への通電量を低くして温度を下げ、送風機141により蓋5から貯湯タンク10内に送風を開始する。ヒーター121により暖められた温風は蓋5と隔壁3の間の隙間を通り上記給湯/送風エリア4bに入る。すると、温風は給湯/送風エリア4bの底部に設けられた取出口135より給湯/送風管136を通って洗浄槽20内に入り、食器間の隙間を下方から上方へ通過したのち洗浄槽20外へ排出される。このように、貯湯タンク10内で適温に暖められた温風を所定時間洗浄槽20内に送入することによって、すすぎ洗い後の食器類を短時間に乾燥させることができる。
以上により、食器類の(本)洗浄、すすぎ洗い、及び乾燥が終了する。
本実施の形態1によれば、ヒーター121の発熱部122が設定水位100より下方に位置するように、ヒーター121を貯湯タンク10の蓋5に取り付けて垂設したので、ヒーター121の取付部123からの漏水や漏電を生ずることがなく、貯湯タンク10の安全性を向上することができる。また、ヒーター121を樹脂製の蓋5に取り付けることにより、ヒーター121の取付部123において特別な耐食性及び絶縁性の対策を講じなくてもよい。
また、貯湯タンク10を樹脂製の外部タンク1と金属製の内部タンク2とから構成したので、外部タンク1の温度の上昇を抑えることができ表面温度は高くならない。そのため、給湯管134の外部タンク1との接続部におけるシール構造を、例えばゴムチューブを用いることなどで簡単に構成することができ、水漏れは生じないうえにコスト低減が可能となる。また、外部タンク1の温度の上昇を抑えることができるので、周囲温度が上がることがなく、台所周辺に熱気がこもったりすることがないため不快感を生じさせない。また、貯湯タンク10の取付位置の制約がなくなり任意の位置に取り付けが可能となる。
よって、安価で、使い勝手のよい食器洗浄機を提供することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2による食器洗浄機の貯湯タンクを図4から図6に示す。図4はこの貯湯タンクの断面正面図、図5は断面側面図である。また、図6(A)〜(C)は貯湯タンクの断面平面図で、ここでは3つの構成例が示してある。
本実施の形態2では、貯湯タンク10を樹脂製の外部タンク1と金属製の内部タンク2とから構成するとともに、この外部タンク1と内部タンク2の間に断熱材8aまたは空気層8bを設けたものである。その他の構成は実施の形態1と同じであるので、同一部品または相当品には同一符号を付して説明は省略する。以降の実施の形態についても特に断らない限り同一部品または相当品には同一の符号を用いる。
図6において、(A)は外部タンク1と内部タンク2の間に空気層8bを設けた場合、(B)は外部タンク1と内部タンク2の間に断熱材8aを設けた場合、(C)は外部タンク1の内面に縦方向に凹凸条を形成し、その凹条の空間8cに空気または水を介在させた場合を示している。
本実施の形態2によれば、外部タンク1と内部タンク2の間に断熱材8aまたは空気層8bを設けることにより、樹脂製の外部タンク1への伝熱をより効果的に遮断することができるので、貯湯タンク10の更なる安全性の向上を図ることができる。
実施の形態3.
次に、図7は本発明の実施の形態3による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図で、図8はその貯湯タンクの断面側面図である。
貯湯タンク10の基本的な構成は実施の形態1と同様である。すなわち、貯湯タンク10は樹脂製の外部タンク1と金属製の内部タンク2とからなる。但し、本実施の形態3では、貯湯タンク10の下部を底面に向かって左右及び奥行きの幅が狭くなるように周囲の側壁を傾斜させたものである。つまり、貯湯タンク10の下部の面積(横断面積)が上部よりも小さくなるように下部の壁面を傾斜させたものである。なお、傾斜面は少なくとも図8のように奥行きの幅が狭くなるように設ければよく、必ずしも全面を傾斜させる必要はない。また、貯湯タンク10の下部を湾曲状に形成してもよい。
ヒーター121のループ状に形成された発熱部122の最も下に位置する発熱部分(最下位発熱部分)122aより下の水は湯にならず水のままである。したがって、金属製の内部タンク2の壁体には、この最下位発熱部分122aを境として上下に湯に接する高温部分と水に接する低温部分とに分かれる温度分布が上下方向に生じる。そこで、この加熱されない水のままの部分(非加熱水)をなるべく少なくするために、本実施の形態3のように貯湯タンク10の下部を面積が小さくなるように傾斜もしくは湾曲させる。また、貯湯タンク10の下部を傾斜もしくは湾曲させることによって、図8に矢印で示すように傾斜面あるいは湾曲面に沿って水の対流が生じるので、最下位発熱部分122aより下の水の部分が少なくなる効果(非加熱水の減少効果)もある。
実施の形態4.
次に、図9は本発明の実施の形態4による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図で、図10はその貯湯タンクの断面側面図である。
本実施の形態4は、上述の実施の形態2と3を組み合わせたものであり、樹脂製の外部タンク1と金属製の内部タンク2の間に空気層または断熱材8を設けるとともに、貯湯タンク10の下部を面積が小さくなるように傾斜(または湾曲)させたものである。
したがって、本実施の形態4によれば、実施の形態2による貯湯タンク10の断熱効果と実施の形態3による非加熱水の減少効果を併せ持つ。
実施の形態5.
次に、図11は本発明の実施の形態5による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図で、図12はその貯湯タンクの断面側面図である。
本実施の形態5は、ヒーター121の発熱部122を全体もしくは少なくとも大部分を筒状部材18で囲む構成としたものである。
この筒状部材18でヒーター121の発熱部122を包囲することにより、水の加熱時、図12に矢印で示すように、筒状部材18内において、加熱された水が上昇し、周囲の水がタンク底部より筒状部材18内に進入するという水の対流が生じる。したがって、このような水の対流を筒状部材18を設けることにより積極的に起こさせることによって、貯湯タンク10内の水を均一に加熱することができ、かつ前述のように金属製の内部タンク2の壁体に発生する上下方向の温度分布を均一化し、樹脂製の外部タンク1の熱応力を軽減させることができる。また、本実施の形態5によれば、実施の形態4の場合と異なり非加熱水がなくなる効果もある。
さらに、本実施の形態5によれば、実施の形態3のように貯湯タンク10の下部を面積が小さくなるように傾斜もしくは湾曲させる必要はないので、貯湯タンク10の容量を実施の形態3のものよりも多くすることができる。
なお、筒状部材すなわち対流発生用の筒状部材18の取付方法は図示していないが、水が筒状部材18の下方から進入するようにするには、筒状部材18をタンク底面より若干浮かせて取り付けるか、もしくは筒状部材18の下端に切欠き部を設けるなどの手段を講じればよい。
実施の形態6.
図13は本発明の実施の形態6による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図である。
本実施の形態6は、特に貯湯タンク10における温度検知手段16の取付位置に関するものである。
温度検知手段16は、以上の実施の形態1乃至5でも示したように、貯湯タンク10の蓋5より金属製の内部タンク2内に垂下される。但し、下端の温度検出部162はヒーターの最下位の発熱部分122aよりも常に上方に位置するように設置する。この設置条件を満たす限り、温度検知手段16をどこに取り付けてもよい。例えば、図13に示すように、ヒーター121の取付部123の間に温度検知手段16を設置してもよい。
実施の形態7.
図14は貯湯タンク10における温度検知手段16の別の取付例を示すものである。
この例は、温度検知手段16を貯湯タンク10内に水平に設置したものである。但し、設置位置はヒーターの最下位の発熱部分122aよりも上方の位置である。
このように、温度検知手段16を貯湯タンク10内に水平に設置しても、貯湯タンク10が樹脂製の外部タンク1と金属製の内部タンク2で構成されているため、温度検知手段16の取付部のシール構造を、例えばパテを用いることなどにより比較的簡単に構成することができ、かつ外部に漏水することはない。
実施の形態8.
図15は本発明の実施の形態8による食器洗浄機の貯湯タンクの蓋部の上面図、図16はその蓋部の正面図である。また、図17及び図18は蓋の取付方法を示す断面側面図と上面図である。
貯湯タンク10の蓋は湯気を漏出させない密閉構造であれば、どのような構成でもよいが、例えば、パッキンを介してネジ止めする構造でもよいが、貯湯タンク10の外部タンク1が樹脂製であることから、多少なりとも成形による変形が生じる。すなわち、外部タンク1の上端部は鼓状に変形する。このような成形上の変形は避けられないものであり、したがって、かかる変形を別の方法で拘束することとしたものである。
本実施の形態8は、蓋固定手段7として半割状に構成された1組の蓋固定具7a、7b及びシール部材6により蓋5を気密に取り付けるものである。蓋5の下面には外部タンク1の上端開口内面に挿入する矩形状の挿入部5aが形成されている。また、蓋5には前述の給水管111の接続部や給湯管134の接続部、ヒーター121の取付穴、水位検出手段15及び温度検知手段16の取付穴、送風機141の送風口等が形成されている。なお、蓋5及び蓋固定具7a、7bはいずれも樹脂製であるが、特に樹脂製のものに限定はされない。また、ヒーター121や水位検出手段15、温度検知手段16は圧入などの手段で簡単に蓋5に取り付けることができる。
蓋5の取付構造及び取付方法を図15乃至図18に基づいて説明する。蓋5の上面及び箱形の外部タンク1の上端部側面(ここでは長辺側の面)にそれぞれ複数の突起71a、71bを設ける。一方、蓋固定具7a、7bは断面がアングル状に形成され、その水平辺部7c及び垂直辺部7dにはそれぞれ上記突起71a、71bと係合させる穴72a、72bを設ける。穴72の大きさは突起71よりも大きめにつくる。また、水平辺部7cのコーナ部には切れ目7eを設けて取り付けを容易にすることが好ましい。垂直辺部7dの左右両側にはネジ73の取付片7fを設ける。
蓋5を外部タンク1に取り付けるには、まず、図17(A)に示すように、シール部材6を蓋5の挿入部5aの外周部に装着し、その蓋5の挿入部5aを外部タンク1の上端開口部に嵌合する。
次に、図17(B)、図18(A)に示すように、まず、蓋5の上面に設けた突起71aに蓋固定具7a、7bの水平辺部7cに設けた穴72aを入れ、蓋5を押し付けて垂直辺部7dに設けた穴72bを外部タンク1の上端部側面に設けた突起71bに引っ掛けて係合させる。これによって、シール部材6は締め代分だけ外部タンク1の上端面に圧接される。
最後に、図17(C)、図18(B)に示すように、蓋固定具7a、7bの左右の取付片7f同士をネジ73で締め込んでいき、垂直辺部7dを外部タンク1の上端部側面に密着させる。
以上のように、本実施の形態8によれば、シール部材6を外部タンク1の上端面全周に圧接した状態で、半割状の蓋固定具7a、7bにより、蓋5と外部タンク1を両側から挟んで固定するものであるので、外部タンク1に成形上の変形が生じてもその変形を簡単に拘束することができ、蓋5の取付が容易であるとともに、外部タンク1の上端開口部を均一にシールし密閉することができる。
実施の形態9.
図19は本発明の実施の形態9による食器洗浄機の貯湯タンクの側面図である。
本実施の形態9は、例えば、貯湯タンク10の側面に食器洗浄機の制御基板30を設けたものである。図19において、31は電子部品、32は支持部材である。
前述のように、貯湯タンク10は樹脂製の外部タンク1と金属製の内部タンク2からなり、樹脂製の外部タンク1の表面温度は高くならないため、熱に弱い電子部品31等を搭載した制御基板30を外部タンク1に取り付けることができる。
以上に述べた各実施の形態の食器洗浄機は、流し台の下方に組み込まれ食器類を引き出し式に出し入れして使用する引き出し方式のものについて説明したが、本発明はこれに限らず、流し台上に置いて使用される卓上式や、同じ組み込み式であっても流し台に設けられた蓋を上下に開閉して使用するトップオープン式と称されるものについても同様に適用することができるものである。
本発明の実施の形態1による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図。 図1の貯湯タンクの断面側面図。 図1の貯湯タンクの取付状態を示す側面図。 本発明の実施の形態2による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図。 図4の貯湯タンクの断面側面図。 図4の貯湯タンクの断面平面図。 本発明の実施の形態3による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図。 図7の貯湯タンクの断面側面図。 本発明の実施の形態4による貯湯タンクの断面正面図。 図9の貯湯タンクの断面側面図。 本発明の実施の形態5による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図。 図11の貯湯タンクの断面側面図。 本発明の実施の形態6による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図。 本発明の実施の形態7による食器洗浄機の貯湯タンクの断面正面図。 本発明の実施の形態8による食器洗浄機の貯湯タンクの蓋部の上面図。 図15の貯湯タンクの蓋部の正面図。 図15の貯湯タンクの蓋の取付方法を示す断面側面図。 図15の貯湯タンクの蓋の取付方法を示す上面図。 本発明の実施の形態9による食器洗浄機の貯湯タンクの側面図。
符号の説明
1 外部タンク、2 内部タンク、3 隔壁、4a 貯湯エリア、4b 給湯/送風エリア、5 蓋、5a 挿入部、6 シール部材、7 蓋固定手段、7a、7b 蓋固定具、7c 水平辺部、7d 垂直辺部、7e 切れ目、7f 取付片、8a 断熱材、8b 空気層、8c 空間、10 貯湯タンク、11 給水手段、12 加熱手段、13 給湯手段、14 送風手段、15 水位検知手段、16 温度検知手段、17 温度過昇防止手段、18 筒状部材、20 洗浄槽、21 接続口、30 制御基板、31 電子部品、32 支持部材、71a、71b 突起、72a、72b 穴、73 ネジ、100 設定水位、111 給水管、112 給水弁、121 ヒーター、122 発熱部、122a 最下位発熱部分、123 取付部、131 取水口、132 送水口、133 給湯ポンプ、134 給湯管、135 取出口、136 給湯/送風管、137 穴、141 送風機、151 浮子ガイド部材、152 浮子、161 棒状部材、162 温度検出部、171 温度ヒューズ。

Claims (6)

  1. 水の加熱手段を内部に備え、食器類の洗浄用温水または乾燥用温風を洗浄槽に供給する貯湯タンクをこの洗浄槽の外部に配置した食器洗浄機において、
    前記加熱手段の発熱部が設定水位より下方に位置するように、該加熱手段を前記貯湯タンクの蓋に垂設したことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記貯湯タンクの蓋は樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 前記貯湯タンクの下部の面積を上部よりも小さくしてなることを特徴とする請求項1または2記載の食器洗浄機。
  4. 前記貯湯タンクの下部を少なくとも奥行き幅が狭くなるように傾斜または湾曲してなることを特徴とする請求項3記載の食器洗浄機。
  5. 前記加熱手段の発熱部を囲むように筒状部材を前記貯湯タンク内に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の食器洗浄機。
  6. 前記貯湯タンクは樹脂製の外部タンクと金属製の内部タンクを備え、この外部タンクの上端部に前記蓋を気密に取り付けてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の食器洗浄機。
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