JP2005334109A - 閉鎖式新生児保育器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、予防効果を増大させ、閉鎖式新生児保育器の交換回数を減らせる事により必然的に清拭する回数も減り、人件費の節約にもなり感染も予防できる。
【解決手段】 閉鎖式新生児保育器のプラスチックフードの表面及び保育器内部空気循環部壁面にオルガノシランとナノ二酸化チタンとシランカップリングと組合せてシリコン混合したシリコン系溶液をコーティングすることにより防汚・抗菌・静電防止にて構成させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 閉鎖式新生児保育器のプラスチックフードの表面及び保育器内部空気循環部壁面にオルガノシランとナノ二酸化チタンとシランカップリングと組合せてシリコン混合したシリコン系溶液をコーティングすることにより防汚・抗菌・静電防止にて構成させる。
【選択図】 図1
Description
閉鎖式新生児保育器のプラスチックフードの表面及び保育器内部空気循環部壁面をオルガノシランとナノ二酸化チタンとシランカップリングと組合せてシリコン混合したシリコン系溶液をコーティングし防汚・抗菌・静電防止する。
この発明は、閉鎖式新生児保育器のプラスチックフードの表面及び保育器内部空気循環部壁面をオルガノシランとナノ二酸化チタンで防汚・抗菌・静電気の帯電を防ぐ仕様にする事に関する。
従来の発明の閉鎖式新生児保育器は母親の子宮内同様の状態するためにクリーンルームになり、かつ陽圧になっており、低出生体重児或いは病的新生児の治療や処置に際し、プラスチックフードや処置窓の開閉を1日に多数回行うために保育器内部が汚染されやすい。現状では感染予防の為に5日に1度の割合で保育器の交換を行っているが、低出生体重児或いは病的新生児には人工呼吸器や心拍呼吸モニタや薬液注入ポンプが装着されているため、前記保育器の交換は容易ではない。また保育器交換後に保育器内部を清拭・消毒する作業は、全てを分解し清拭・消毒しなければならないため作業が大変な時間を要する。
従来の発明によると、
(1)閉鎖式新生児保育器に使用するプラスチックフードにおいて、少なくとも一部が光触媒を含むポリマー材料で構成されている。
(2)内表面の少なくとも一部が光触媒で被覆されたことを特徴とする。
(3)前記光触媒が酸化チタン系触媒である。
(4)前記酸化チタン系触媒が可視光線下に触媒作用を発現し、かつ安定した酸素欠陥を有する二酸化チタン系触媒である。
(5)プラスチックフードを備えた閉鎖式新生児保育器において前記プラスチックフードが上記(1)乃至(3)に記載されたプラスチックフードの保育器である。
特開2002−113053号公報 (頁2 0005〜0010参照)
(1)閉鎖式新生児保育器に使用するプラスチックフードにおいて、少なくとも一部が光触媒を含むポリマー材料で構成されている。
(2)内表面の少なくとも一部が光触媒で被覆されたことを特徴とする。
(3)前記光触媒が酸化チタン系触媒である。
(4)前記酸化チタン系触媒が可視光線下に触媒作用を発現し、かつ安定した酸素欠陥を有する二酸化チタン系触媒である。
(5)プラスチックフードを備えた閉鎖式新生児保育器において前記プラスチックフードが上記(1)乃至(3)に記載されたプラスチックフードの保育器である。
しかしながら、従来から使用されているこの技術によれば、感染を予防するために保育器の交換回数が多く、保育器内部の清掃も大変で時間を要する欠点がある。
そこで、出願する本発明は、予防効果を増大させ、閉鎖式新生児保育器の交換回数を減らせる事により必然的に清拭する回数も減り、人件費の節約にもなり感染も予防できる。
そこで、出願する本発明は、予防効果を増大させ、閉鎖式新生児保育器の交換回数を減らせる事により必然的に清拭する回数も減り、人件費の節約にもなり感染も予防できる。
以上の課題を解決するために、本発明は、閉鎖式新生児保育器のプラスチックフードの表面及び保育器内部空気循環部壁面にオルガノシランとナノ二酸化チタンとシランカップリングと組合せてシリコン混合したシリコン系溶液をコーティングすることにより防汚・抗菌・静電防止になることを特徴とする閉鎖式新生児保育器である。
この発明によれば、前記閉鎖式新生児保育器のプラスチックフードの表面及び保育器内部空気循環部壁面にオルガノシランとナノ二酸化チタンとシランカップリングと組合せてシリコン混合したシリコン系溶液をコーティングすることにより今までに無い防汚・抗菌・静電防止効果を得ることが出来る。
本発明は、閉鎖式新生児保育器のプラスチックフードの表面及び保育器内部空気循環部壁面にオルガノシランとナノ二酸化チタンとシランカップリング組合せてシリコン混合したシリコン系溶液をコーティングすることにより防汚・抗菌・静電気の帯電を防ぐ効果を発揮するものである。
前記シリコン系溶液に混合するオルガノシランは接触した微生物の表面に化学的に結合してその微生物を殺す化合物であるが、環境に優しく人には無害である。抗菌力は長時間活性を保ち、微生物の細胞膜を破って作用する効果があり、皮膚移植片において感染を抑制する効果もある。
また前記シリコン系溶液に混合するナノ二酸化チタンは、紫外線が当たると、前記ナノ二酸化チタンを施した表面に極薄い水の膜ができ、そこに付着する水分と非常になじみやすくなる超親水性であるため、保育器内部を高加湿しても曇らず前記低出生体重児或いは病的新生児の観察がしやすくなり、かつ、防汚・抗菌効果を発揮させる。
太陽や蛍光灯の光でナノ二酸化チタンが活性し、防汚・抗菌効果が発現するとされる光触媒ですが、光触媒に用いられる二酸化チタンは主にアナターゼ型であるため、光触媒反応が発現する光は紫外線に限られている。そこで可視光下でも十分な活性が認めら優れ、耐候性・分散性があるルチル型ナノ二酸化チタンを用いる事により、優れた光沢・耐久性が得られるとともに、可視光下でも十分な防汚・抗菌効果を発揮できる。環境にも優しく人に無害である。
本発明の閉鎖式新生児保育器のプラスチックフードの表面抵抗値は1013〜1016Ω以上で、医師及び看護師の衣類の摩擦より発生した静電気は蓄積され、帯電現象の無くなる1010〜1011Ωには程遠く、精密な医療器械に誤動作を発生させる。前記本発明ではシリコン系混合溶液をコーティングすることにより静電防止領域の6x1010〜4x1011Ωを発揮し静電気の蓄積を防止することができる。
前記のシリコン系混合溶剤は蛍光灯照明下においてはオルガノシランとルチル型ナノ二酸化チタンが有効に働き、また清拭・消毒後の閉鎖式新生児保育器が保管されている蛍光灯照明の無い保管庫内ではオルガノシランが有効に働き、その結果今までに無い抗菌効果が維持される。
前記閉鎖式新生児保育器のプラスチックフード2の表面及び保育器内部空気循環部壁面に前記シリコン系混合溶液をコーティングし、設定条件は室温25℃で蛍光灯照明下にて閉鎖式新生児保育器を器内温度32度で湿度80%の条件下にて14日間作動させ、毎日8時と16時と24時に閉鎖式新生児保育器の処置窓3を15分間開放させる作業を行い、3日ごとに閉鎖式新生児保育器のプラスチックフード2の表面及び保育器内部の空気循環部分の空気吹出口4とプラスチックフード内面上部5と空気吸込口6の3箇所の雑菌繁殖について調べた結果、カビ・雑菌の発生は見られなかった。(これを実施例1とする。)
閉鎖式新生児保育器のプラスチックフード2の表面及び保育器内部の空気循環部壁面をコーティング未処理の保育器を使用する(実施例2とする)。実施例1と同様の設定条件で試験を行った結果、5日後からカビ・雑菌等の繁殖があることが確認された。
本発明の活用例として特に抵抗力の弱った老人・子供がいる病院・特別養護老人ホームで使用される医療器械や手術室等に、前記シリコン混合溶剤をコーティングすることにより蛍光灯下では光触媒が働き、光の無いところではオルガノシランが働き、MRSA等の耐性菌発生を無くすことが出来、院内感染を防止できた。
1 閉鎖式新生児保育器全体図
2 プラスチックフード
3 処置窓
4 吹出口
5 プラスチックフード内面
6 吸込口
2 プラスチックフード
3 処置窓
4 吹出口
5 プラスチックフード内面
6 吸込口
Claims (1)
- 閉鎖式新生児保育器のプラスチックフードの表面及び保育器内部空気循環部壁面にオルガノシランとナノ二酸化チタンとシランカップリングと組合せてシリコン混合したシリコン系溶液をコーティングすることにより防汚・抗菌・静電防止にて構成させた事を特徴とする閉鎖式新生児保育器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004154255A JP2005334109A (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | 閉鎖式新生児保育器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004154255A JP2005334109A (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | 閉鎖式新生児保育器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005334109A true JP2005334109A (ja) | 2005-12-08 |
Family
ID=35488320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004154255A Pending JP2005334109A (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | 閉鎖式新生児保育器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005334109A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009543553A (ja) * | 2006-07-14 | 2009-12-10 | エクセレレックス インク. | 環境保護用収容システム |
KR101917149B1 (ko) | 2018-05-17 | 2018-11-09 | 주식회사 대수하이테크 | 내후성이 우수한 방오성 코팅조성물 |
-
2004
- 2004-05-25 JP JP2004154255A patent/JP2005334109A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009543553A (ja) * | 2006-07-14 | 2009-12-10 | エクセレレックス インク. | 環境保護用収容システム |
KR101917149B1 (ko) | 2018-05-17 | 2018-11-09 | 주식회사 대수하이테크 | 내후성이 우수한 방오성 코팅조성물 |
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