JP2005333415A - 高信頼監視装置システムおよび監視サービス - Google Patents
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Abstract
【課題】映像受信手段で受信する映像が指定の時間における所定の監視対象を映した映像であることを自動的にチェックする。
【解決手段】監視カメラ100が監視対象101を撮影し、撮影した映像を映像受信手段111が受信する監視カメラシステムにおいて、動作指示手段110の送信する動作指示を受けて所定の信号を発生する信号発生装置105を、監視対象101と共に監視カメラ100の撮像範囲に入る場所に固定して設置する。動作指示手段110が動作指示を与え、異常検出手段112が監視対象101と信号発生装置105の発生する信号とを共に撮影した映像を分析して、映像中の所定の場所で動作指示の通りの信号を発生しているかどうかを判定する。判定の結果、所定の場所で所定の信号を発生していないと判定した場合には、通知手段114が監視員104にアラートを上げる。
【選択図】図1
【解決手段】監視カメラ100が監視対象101を撮影し、撮影した映像を映像受信手段111が受信する監視カメラシステムにおいて、動作指示手段110の送信する動作指示を受けて所定の信号を発生する信号発生装置105を、監視対象101と共に監視カメラ100の撮像範囲に入る場所に固定して設置する。動作指示手段110が動作指示を与え、異常検出手段112が監視対象101と信号発生装置105の発生する信号とを共に撮影した映像を分析して、映像中の所定の場所で動作指示の通りの信号を発生しているかどうかを判定する。判定の結果、所定の場所で所定の信号を発生していないと判定した場合には、通知手段114が監視員104にアラートを上げる。
【選択図】図1
Description
本発明は、監視対象を撮影する監視カメラを利用してリモートから監視する監視カメラシステムのセキュリティに関する。
従来から、高価なもの(宝石、美術品、現金自動預け払い機など)を守るために、監視カメラを設置し、上記監視カメラの撮影する映像をリモートにある映像受信装置が受信し、モニタに表示する監視カメラシステムが知られている。監視員は上記モニタを見て監視対象に問題がないかどうかを判断するが、適切に判断を下すには映像受信装置の受信する映像が確実にその時点での監視対象の様子を映した映像であること(以下では、正規の映像と呼ぶ)が要求される。しかし、監視カメラの設置台数が多い時には、監視員は全てのモニタを常時注視することができず、正規でない映像を受信していても見逃す可能性が高くなる。あるいは、複数の監視カメラからの映像を切り替えつつ順次モニタに表示する場合にも、映像が正規でないことに監視員が気付くのは困難となる。
映像受信装置が正規でない映像を受信する原因には、カメラによる撮像を妨害されることと映像をなりすまされることが挙げられる。
カメラによる撮像の妨害に関しては、特許文献1、2に、対策技術が開示されている。
特許文献1には、監視カメラの向きが変えられたことを自動判定する技術が開示されている。
また、特許文献2には、監視カメラの視野が覆われたことを自動判定する技術が開示されている。
これらの従来技術を利用すれば、カメラ監視が妨害された場合にも正規の映像を受信していないことに迅速に監視員が気付くことができるようになる。
しかし、正規でない映像を受信する別の原因である映像のなりすましを自動判定することは、上記従来技術を利用しても困難である。映像のなりすましとは、監視員の目を欺いてあたかも正規の映像を受信しているように見せかける不正行為である。
例えば、悪意のある者が監視対象を写した写真を監視カメラの前に置くことにより、あたかも実際の監視対象を映し出しているかのように監視員に見せかけることが挙げられる。
さらには、監視カメラと映像受信装置とを接続する通信回線上において悪意のある者が、過去の録画映像にすりかえることや、違う監視カメラのとった映像にすりかえることにより、あたかも監視対象が無事であるかのように監視員に見せかけるといったことも挙げられる。
この時、監視カメラの向きは正しく、また映像(画面)が暗くなるものではないため、上記従来技術を利用しても映像のなりすましを自動判定することはできない。
さらに、上記映像受信手段の受信する映像が正規の映像であるかどうかをチェックする際には、上記チェックを行うたびに処理のオーバーヘッドがかかる。
一方、監視対象を監視するといった場合、カメラ監視以外にも警備員といった人の目による直接的な監視もある。人の目による監視の充実する時間帯には、カメラ監視において正規の映像であることの必要性が低くなり、このような場合にまで上記チェックを行うことは余計な負担をかけることになる。
本発明は、その一態様として、監視対象に関する状態情報を収集する監視装置と、前記監視装置が収集した状態情報を受信する情報受信手段とを備える監視システムを提供する。具体的には、前記監視装置が状態情報を収集可能な範囲で、動作指示を受けて、前記監視装置が収集する状態情報に所定の変化を生じさせる状態変化手段と、前記状態変化手段に対して前記動作指示を送信する動作指示手段と、前記監視対象の状態情報と前記状態変化手段が変化させる状態情報を共に収集した状態情報を分析し、前記状態変化手段が前記所定の変化を生じさせているかを判定する異常検出手段と、前記所定の場所で前記所定の変化が生じていないと判定した時にアラートを出力する通知手段と、を備えることを特徴とする。
なお、上記監視装置の一例が監視カメラであり、情報受信手段の一例が映像受信手段であり、収集される状態情報の一例が映像である。また、これにより、上記情報受信手段の受信する映像が確実にその時点での監視対象を撮影した映像ではない場合に、監視員に迅速に通知できるようになる。
また、映像受信手段で受信した上記映像を、録画映像として記録しておき、事後に証拠として参照してもよい。
なお、前記状態変化手段は、前記監視装置が収集対象とする状態に所定の変化を生じさせるものであってもよい。また、前記状態変化手段は、前記監視装置が収集した状態情報に所定の変化を生じているように、前記監視装置を制御するものであってもよい。
これにより、上記監視装置が上記監視対象の状態情報を収集すると共に、確実に上記状態変化手段が変化させる状態情報を捉えることができる。
さらに、上記監視装置システムは、各々が種類の異なる前記信号を発生する前記状態変化手段を複数備え、前記複数の状態変化手段が、所定の場所で所定の状態の変化を生じさせていないと、前記異常検出手段が判定した時に、前記通知手段が前記アラートを出力してもよい。
これにより、監視対象の正規でない状態情報を受信したと判定する誤報を防ぎ、精度を高めることができる。
さらに、前記監視装置は、撮像手段と、集音手段とを備え、前記状態変化手段が、光の点灯あるいは消灯を行うことにより前記撮像手段が撮影する映像に変化を起こす第1の信号発生手段、および/または、音の発生有無あるいは高低により、前記集音手段が集音する音の情報に変化を起こす第2の信号発生手段、であってもよい。
なお、上記集音手段はたとえばマイクであり、また監視装置に備えられていても良い。
これにより、上記監視装置が監視対象を撮影することを標準的に備える場合には、上記監視装置には特に変更を加えずに、また、上記監視装置が音を収集することや電波を受信することを標準的に備える場合にも、上記監視装置には特に変更を加えずに、上記監視装置システムを構成できる。
また、前記監視装置システムは、動作指示を受けて前記状態情報の収集動作を制御する動作制御手段と、前記動作制御手段に対して動作を指示する動作指示手段と、前記監視装置が収集した状態情報を分析し、前記動作指示手段の指示した通りの変化が収集した前記状態情報に生じているかどうかを判定する異常検出手段と、前記所定の変化が生じていないと判定した時にアラートを出力する通知手段と、を備えてもよい。
これにより、上記監視装置システムで説明した上記状態変化手段を設置しなくても、所定の時間における状態情報であることを上記異常検出手段が判定し、所定の状態情報でない場合には監視員に迅速に通知することができる。
また、前記監視装置システムにおいて、前記動作制御手段が、前記監視装置の撮像方向を変更する第1の動作制御手段、および/または、前記監視装置の撮像範囲を変更する第2の動作制御手段、であってもよい。
これにより、上記監視装置が監視カメラである場合に、撮像方向の移動、あるいはズームイン・ズームアウト、あるいは撮像範囲の回転といった動作制御のうち1つ以上を標準的に備える場合には、上記監視カメラには特に変更を加えずに、上記監視カメラシステムを構成できる。
また、前記監視装置システムにおいて、前記情報受信手段が受信する情報を記録する時に、前記異常検出手段が判定した結果を前記受信した情報に合成して記録し、事後に前記記録した情報を参照する時に、前記判定した結果を前記受信した情報と共に再現してもよい。
これにより、状態情報が映像である場合に、監視員が事後に録画映像を参照する時に、映像に合成された判定結果を目視することで上記録画映像が正規の映像であることを容易に確認できるようになる。
さらに、前記監視装置システムは、一定時間内に動作指示を送信する頻度を設定する送信間隔設定手段を備え、時間帯に応じて前記送信の頻度を変えて前記動作指示を送信してもよい。
さらに本発明は、状態情報が、正規の映像であることの必要性が低い場合には、上記チェックの回数を減らし、上記チェックの処理を効率化する監視サービスを提供する。
これにより、正規の映像であることのチェックを頻繁に行わなくても良い時間帯においては、上記送信の頻度を下げる設定を行うことで、上記異常検出手段の処理のオーバーヘッドを下げ、上記処理を効率化できる。
また、上記監視サービスにおいて、上記動作指示の送信回数に応じて料金を徴収する従量制課金を特徴とする監視サービスを提供してもよい。
これにより、上記監視サービスの利用者は、正規の映像であることのチェックを頻繁に行わなくても良い時間帯には上記送信回数を減らす設定を行うことで、必要以上に料金を支払わなくて済む。
本発明の上記態様における高信頼監視カメラシステムによれば、映像受信手段で受信した映像を分析し、指定の時間における所定の監視対象を映した映像であることを自動的にチェックし、正規の映像ではない場合には監視員に通知することから、監視員は監視カメラから送られてくる映像が正規の映像ではないことに迅速に気付くことができるという効果がある。
また、上記態様におけるカメラサーバは、上記自動的にチェックした結果である正常(正規の映像である)・異常(正規の映像でない)について、正常・異常を区別できる情報を上記映像受信手段の受信した映像に合成して録画し、事後に録画映像を参照するときには正常あるいは異常を示す情報も上記映像と共に表示することから、監視員は上記録画映像が正規の映像であることを容易に把握できるという効果がある。
また、上記上記態様における高信頼カメラシステムを利用した監視サービスは、上記映像受信手段の受信する映像が正規の映像であることをチェックする頻度を時間帯に応じて変えられるため、正規の映像であることのチェックを頻繁に行わなくても良い場合には、上記監視サービスの利用者が上記チェックの回数を減らす設定を行うことで、上記チェックの処理を効率化できると共に、上記利用者は必要以上に料金を支払わずに済むという効果がある。
本発明によれば、カメラ映像のなりすましを防ぐことができる。
本発明の実施形態を以下に示す。
図1に高信頼監視カメラシステムの構成図を示す。上記高信頼監視カメラシステムは、監視カメラ100とカメラサーバ102と信号発生装置105とが通信回線103により接続されたシステム構成をとる。
上記監視カメラ100は、監視対象101を撮影し、撮影した映像をディジタル化し(以下、映像データと呼ぶ)、通信回線103を通じて上記カメラサーバ102へと上記映像データを渡す装置である。動作制御装置901は実施例1では用いない。
上記信号発生装置105は、上記カメラサーバ102が生成し送信する動作指示に応じて、例えば光の点灯・消灯といった変化を起こす装置である。ここで、上記信号発生装置105は、上記監視カメラ100の撮像範囲に入る場所に固定して設置するものである。
上記カメラサーバ102は、CPU106、メモリ107、記憶装置114、上記通信回線103と接続されたLANコントローラといった通信装置108、キーボードやマウスやタッチパネルといった入力装置109、モニタといった表示装置113、スピーカなどの音源装置118、パトロールランプといった警報装置119、上記カメラサーバ102が内部で持つ時間を管理する時刻装置120、およびバスなどの通信線(バスという)116から構成される機器である。
上記カメラサーバ102は、上記メモリ107にロードしたプログラムをCPU106が実行することにより、動作指示部110、映像受信部111、異常検出部112、通知部115、再生部117を実現する。
上記各プログラムは、あらかじめ、上記機器内に格納されていても良いし、必要なときに当該機器が利用可能な記憶媒体、または通信媒体(すなわち、通信回線103またはその上の搬送波またはデジタル信号)を介して、当該機器に導入されてもよい。
上記動作指示部110は、監視員といった当事者も、当事者以外の人間、例えば映像データを偽造して上記カメラサーバ102に送りつける人間も予測できないような動作指示を生成し、上記通信回線103を通じて上記信号発生装置105へと送信する。
上記映像受信部111は、上記通信回線103を通じて上記監視カメラ100の送信する上記映像データを受信する。上記異常検出部112は、上記映像データを分析し正規の映像であるかどうかを判定し、上記モニタ113に監視員104が目視できるように上記映像データおよび上記判定結果を表示することや、監視対象への不正行為を録画した映像として事後に参照する証拠とするために上記記憶装置114に上記映像データおよび上記判定結果を保存する処理を行う。
上記通知部115は、上記異常検出部112が上記映像データを正規の映像ではないと判定するときに、上記モニタ113に異常を示すアラートを表示することや、あるいは、上記音源装置118から音声や警告音で異常を示すアラートを出すことや、あるいは、上記警報装置119から異常を示すアラートを上げることを行う。また上記再生部117は、上記監視員104が上記入力装置109から操作することにより、上記記憶装置114に保存した上記録画映像を上記モニタ113に表示する。
なお、上記高信頼監視カメラシステムは、上記音源装置118あるいは上記警報装置119を備えていなくても良い。
ここで、通常の監視カメラシステムとは、図1に示す上記高信頼監視カメラシステムのシステム構成から、上記信号発生装置105と、上記動作指示部110と、上記異常検出部112と、上記通知部115とを取り除いた構成となる。
上記通常の監視カメラシステムの処理は、上記監視カメラ100の撮影した映像を上記映像受信部111が映像データとして受信し、上記映像受信部111が上記映像データを上記モニタ113に表示するあるいは上記記憶装置114に録画し、録画した映像データを上記監視員104の操作に応じて上記再生部117が上記モニタ113に表示する、という処理を行う。
一方、本発明の高信頼監視カメラシステムの構成は、上記通常の監視カメラシステムにおける上記監視カメラ100には特に変更を加えずに、新たに上記信号発生装置105と、上記動作指示部110と、上記異常検出部112と、上記通知部115とを追加することで構成する。
上記信号発生装置105の起こす変化は上記監視カメラ100で撮影されるものであり、上記変化は、新たに追加する上記動作指示部110の生成する動作指示を上記信号発生装置105が受けて起こすものであり、さらに上記変化を撮影した映像データをもとに、正規の映像であるかどうかを新たに追加する上記異常検出部112が判定する。
そのため、上記監視カメラ100は上記監視対象101および上記信号発生装置105を撮影し映像データを送信できるものであれば良く、上記通常の監視カメラシステムにおける上記監視カメラ100には特に変更を加える必要はない。
つづいて図2から図4を用いて、上記映像受信部111が受信した映像が正規のものであるかどうかをチェックする処理の流れと利用するデータについて説明する。
図4に示す動作指示―映像変化対応テーブル402は、上記動作指示部110の送信する動作指示406の一覧と、上記動作指示に応じて上記信号発生装置105が所定の変化を起こす時に上記異常検出部112が検出する映像変化407との対応を保持したものである。
上記動作指示部110は上記動作指示―映像変化対応テーブル402を参照して、上記動作指示406に該当するうちの一つの動作指示をランダムに選択し、上記信号発生装置105に送信する。
上記異常検出部112は上記映像受信部111の受信する映像データを分析する時に、上記動作指示―映像変化対応テーブル402にある上記映像変化407のうちいずれかに該当する変化が起きているかどうかを調べ、上記ランダムに選択した動作指示に対応する所定の映像変化が起きているときに、正規の映像を受信したと判断する。
また図4に示すしきい値テーブル412は、上記動作指示に対応した上記映像変化を検出できないときに、検出できなかった累積回数に応じて異常レベルを決定するための対応関係を示したものである。上記累積回数の値は上記メモリ107に、411に示すように保持する。
図2は、上記カメラサーバ102が実施するカメラ監視の動作フローチャートを示したものである。
動作フローチャートは大きく、<初期化>(ステップ201からステップ203まで)と<動作指示の送信>(ステップ210からステップ211まで)と<映像変化の検出>(ステップ220からステップ231まで)とからなる。
上記<初期化>は、上記監視カメラ100で上記監視対象101を撮影しはじめる時に上記カメラサーバ102が行う処理である。また上記<動作指示の送信>と上記<映像変化の検出>は、上記監視カメラ100が撮影している間、交互に処理を繰り返すものである。
上記<初期化>ではまずステップ201で通信に伴う遅延時間、すなわち、上記動作指示部110が上記信号発生装置105に動作指示を送信してから、上記動作指示に応じた上記信号発生装置105の引き起こす変化を上記異常検出部112が検出するまでの遅延時間Tdelayを上記異常検出部112が測定し、上記メモリ107に図4の410に示すように上記異常検出部112が記憶する。
上記測定においては、上記監視カメラ100の撮像範囲において上記信号発生装置105の前を遮られないようにしておく。このとき、上記動作指示部110がテスト用の動作指示を上記信号発生装置105に送信し(送信時刻をTsendとする)、上記異常検出部112が上記監視カメラ100の送信した映像データの中で所定の変化を示している部分を検出し、上記検出した時刻(Trecvとする)を求める。
例えば、上記動作指示が「点灯を開始」であるときには、上記異常検出部112が上記映像データの中で輝度が上昇する部分を検出する。このようにして上記遅延時間Tdelay410を次式で計算する。
Tdelay = Trecv − Tsend (式1)
上記Tdelay410は、例えば上記通信回線103がTCP/IPネットワークなら数十ミリ秒になり、人工衛星を経由するネットワークなら数秒になる、と予想される。
上記Tdelay410は、例えば上記通信回線103がTCP/IPネットワークなら数十ミリ秒になり、人工衛星を経由するネットワークなら数秒になる、と予想される。
なお、上記所定の変化を示す部分は、上記異常検出部112が上記モニタ113に上記映像データを表示して、タッチパネルといった上記入力装置109を使って上記監視員104が指示することで指定できるものであっても良い。
ステップ202では、上記信号発生装置105の引き起こす変化が、上記監視カメラ100の撮像範囲においてどの位置で起きるかを上記異常検出部112が上記メモリ107に記憶する。
上記ステップ201ですでに、上記動作指示に応じて映像データの中で変化する部分を特定できていることから、図3の(A)に示すように、撮像範囲300に対して所定の変化を示す所定の場所が301に示す位置にあることを、上記所定の変化を示す部分を円で近似し、上記円の中心座標と半径を求めることで、上記異常検出部112が上記メモリ107に記憶する。
ステップ203では、上記メモリ107に保持する、図4の411に示す累積回数の値を、上記異常検出部112がクリアする。
つぎに上記<動作指示の送信>では、ステップ210にて、上記カメラサーバ102でランダムな動作指示を、上記動作指示部110が生成する。例えば、図4に示す動作指示テーブル401に示すような一つのエントリに「特定の送信時刻403に、点灯を開始するあるいは消灯するといった所定の動作指示404を送信する」という内容を生成する。
さらに上記動作指示部110が、上記動作指示―映像変化対応テーブル402を参照し、上記動作指示404に対応する映像変化407を検索し、上記検索結果を上記動作指示テーブル401の映像変化405の列に保持する。上記動作指示テーブル401の内容は、上記動作指示部110が、上記カメラサーバ102の上記メモリ107に記憶する。
ステップ211では、上記動作指示テーブル401の内容に従って、上記時刻装置120の示す時刻が上記送信時刻403(例えばT1)に合致したときに、上記動作指示部110が、所定の上記動作指示404を上記信号発生装置105に送信する。上記信号発生装置105は上記動作指示を受けると所定の変化、例えば光を点灯する、あるいは消灯するといった変化を起こす。
つづいて上記<映像変化の検出>を説明する。
最初に正規の映像であると判定する場合の処理の流れを示す。
ステップ220にて、上記監視カメラ100の撮影した上記監視対象101の映像データを、上記映像受信部111が受信する。例えば物体を監視対象とする場合には上記監視対象101と共に上記監視カメラ100の撮像範囲に入る場所に固定して設置されていると述べた上記信号発生装置105は、図3の(B)あるいは(C)に示すように、上記映像データの中に上記監視対象101と共に撮影される。
ステップ221では、上記映像データを分析し、所定の位置で所定の変化が起きているかどうかを上記異常検出部112が確認する。例えば、上記信号発生装置105が光の点灯・消灯を行う装置である場合には、上記映像データにおける図3の(A)に示す所定の位置301における輝度の変化を上記異常検出部112がチェックする。
具体的には、図3の(B)点灯状態における302に示す位置で輝度が下降する変化を、あるいは、図3の(C)消灯状態における303に示す位置で輝度が上昇する変化をチェックし、図4の動作指示テーブル401の上記T1に該当するエントリの上記映像変化405が起きているかどうかを判定する。
上記所定の変化を検出した時には、ステップ222では、上記異常検出部112が上記検出した時刻を上記時刻装置120から求め(ここではS1とする)、さらに上記T1と上記S1の時刻を比較し、
0.8×Tdelay < S1−T1 < 1.2×Tdelay (式2)
を満たすかどうかをチェックする。ここで、上記「0.8」と「1.2」の値は上記通信回線103を経由した通信の遅延時間が上記Tdelay410の通りではない時の許容ばらつきの一例を表したものであり、他の値でも良い。
0.8×Tdelay < S1−T1 < 1.2×Tdelay (式2)
を満たすかどうかをチェックする。ここで、上記「0.8」と「1.2」の値は上記通信回線103を経由した通信の遅延時間が上記Tdelay410の通りではない時の許容ばらつきの一例を表したものであり、他の値でも良い。
上記ステップ222で上記式2を満たす場合には、ステップ223へと進み、上記異常検出部112が図4の上記動作指示テーブル401から、上記時刻T1に該当するエントリを削除する。
ステップ224では、上記異常検出部112が上記累積回数411の値を0とする。
ステップ225にて、上記異常検出部112が図4に示すしきい値テーブル412にしたがって異常レベルを判定し、上記映像データに上記異常レベルの情報を上記しきい値テーブル412にしたがって合成する。
例えば、上記累積回数が0の時は上記異常レベルが青となり、図3の(D)に示す表示が行われるように上記時刻装置120の示す現在時刻304と、青色で塗りつぶした丸305とを上記映像データに合成する。
しきい値テーブル412では、安全なレベルを青色、通知が必要になる可能性がある注意レベルを黄色、アラート通知が必要な異常レベルを赤色と定義している。なお、使用する色は一例であって、他の色を用いても良い。
ステップ226では、上記異常検出部112が上記合成した映像データを、上記モニタ113に表示する、あるいは、上記記憶装置114に保存する。
以上が上記<映像変化の検出>における正常時の処理の流れとなる。つづいて異常時の処理の流れを説明する。
上記ステップ221にて所定の位置での変化の発生を検出できなかった時には、ステップ227にて、上記異常検出部112が上記時刻装置120の示す現在時刻Uについて遅延時間以上が経過したかどうかをチェックする。すなわち、
U−T1 ≧ 1.2×Tdelay (式3)
を満たすかどうかを調べる。ここで上記「1.2」の値は、上記式2のばらつき上限を示す値にする。もし上記式3を満たさなければ、ふたたびステップ221に戻り、上記異常検出部112が所定の位置での変化の発生を検出する。
U−T1 ≧ 1.2×Tdelay (式3)
を満たすかどうかを調べる。ここで上記「1.2」の値は、上記式2のばらつき上限を示す値にする。もし上記式3を満たさなければ、ふたたびステップ221に戻り、上記異常検出部112が所定の位置での変化の発生を検出する。
上記式3を満たすならば、ステップ228にて、上記異常検出部112が上記動作指示テーブル401における上記時刻T1に該当するエントリを削除する。
つづいてステップ229では、上記異常検出部112が上記累積回数411の値をインクリメントする。
ステップ230では、上記異常検出部112が図4に示す上記しきい値テーブル412にしたがって、上記累積回数411をもとに異常レベルを判定する。上記ステップ227にて上記式3を満たすのであれば異常レベルは最低でも黄となり、また上記累積回数411が一定のしきい値以上であれば異常レベルは赤となる。上記異常レベルが黄と判定されれば、上記ステップ225の処理へと進む。
上記異常レベルが赤と判定されれば、ステップ231では、上記通知部115が上記監視員104にアラートを通知し、上記ステップ225の処理へと進む。
また、別の異常時の処理として、ステップ222にて、上記式2を満たさなければ、上記ステップ229の処理へと進む。このとき、上記異常レベルは最低でも黄となり、上記累積回数411が一定のしきい値を超えるようであれば、上記異常レベルは赤となる。
以上、カメラ監視の動作フローチャートおよび利用するデータについて説明した。
なお、上記記憶装置114に録画した上記映像データは、上記監視員104が上記入力装置109から操作することにより、上記再生部117を利用して上記モニタ113に表示してもよい。
この時、上記異常検出部112が上記異常レベルを表す情報を上記映像データに合成しているので、上記監視員104が事後に上記映像データを参照する時にも、上記異常レベルを上記映像データと共に確認することができる。
さらに上記異常レベルが青であることを確認することにより、上記映像データが過去の所定の時間における上記監視対象101を映した映像であることを容易に把握することができる。
また上記ステップ231における上記通知部115の出す上記アラートは、例えば異常を表す情報を文字列や記号といった装置を用いて上記モニタ113で通知するものでも良く、あるいは、上記カメラサーバ102におけるスピーカといった上記音源装置118で音声や警告音で通知する、あるいはパトロールランプといった上記警報装置119を点滅させることにより通知する、といった方法でも良い。
また、上記映像データを事後に上記再生部117を利用して参照する時に、頭出しを容易に実施できると便利である。そこで、上記ステップ225において、上記異常レベルが変化する時に上記映像データのヘッダ部などに頭出しのための情報を追加しても良い。
例えば、クリアされていない上記累積回数411をステップ224でクリアした時(黄あるいは赤から青に変わる時)と、クリアされた上記累積回数411をステップ229でインクリメントする時(青から黄に変わる時)と、ステップ230で上記累積回数411が所定のしきい値を超えた直後の時(黄から赤に変わる時)に、頭出しのための情報を追加しても良い。
また、上記異常レベルを赤とする時の基準となる上記しきい値テーブル412について、上記累積回数411の代わりに、上記異常検出部112が正規の映像を受信していないと判定した累積時間を利用しても良い。
以上説明した実施例1による高信頼監視カメラシステムを、ATM(現金自動預け払い機)を対象に適用する例について、図5から図8の図面を用いて説明する。特に、上記監視カメラ100と上記監視対象101と上記信号発生装置105の具体的な配置について説明する。
図5は、上記監視カメラ100をブース監視カメラとして配置する場合を示した例である。上記監視カメラ100は、ブースを横から見た図5(A)に示すようにATM501を主たる監視対象とし、上記ATM501に近づく接近者502を撮影するためのものである。
上記監視員104は、上記ブース監視カメラ100が撮影する図5(B)に示す撮像範囲300の映像を用いて、上記接近者502が上記ATM501に対する破壊や盗難やいたずらといった不正行為をしていないかをチェックする。
上記監視カメラ100はブースの天井に固定して取り付け、ブースにある1台以上の上記ATM501および上記信号発生装置105を撮像範囲300として捉える。
さらに、上記接近者502が上記ATM501の前に立っても上記信号発生装置105が上記監視カメラ100の撮像範囲300として撮影されるように、例えば上記ATM501の天板などに上記信号発生装置105を取り外し困難に固定して取り付け、また上記監視カメラ100が上記接近者502の頭上から上記信号発生装置105を上記撮像範囲300に捉えるように上記監視カメラ100を取り付ける。
これにより、たとえ上記接近者502が上記ATM501に近づいたとしても、上記信号発生装置105の前を上記接近者502が遮る可能性を小さくしている。
なお、1台の上記カメラサーバ102が2台以上の上記信号発生装置105を管理するような場合、上記信号発生装置105に送信する動作指示はすべて同一のものであっても、異なるものであっても良く、当事者以外の人間、例えば上記通信回線103上で映像データを偽造または改ざんして上記カメラサーバ102に送りつけようとする人間も、上記監視員104といった当事者も予測できないものであれば良い。
また、上記信号発生装置105を上記ATM501近傍に固定して設置することにより、万一、上記ATM501が盗難にあった場合に上記監視員104がATMの盗難を迅速に気づくという効果もある。なぜなら、盗難により上記信号発生装置105も所定の場所から動くことになり、異常検出部112の処理により、上記異常レベルが赤になるからである。
上記信号発生装置105は上記ATM501に新たに取り付けるだけでなく、例えば上記ATM501のカード入出口にキャッシュカードの挿入を促すためや、キャッシュカードの取り忘れを防止するために設けられるフリッカーランプを利用しても良い。
あるいは、現金の出金口や現金の入金口や通帳入出口にあるフリッカーランプを利用しても良い。この場合にも、上記監視カメラ100の位置を、上記接近者502が上記ATM501の前に立っても上記接近者502の頭上から上記フリッカーランプを撮像範囲300に捉えることができるように配置すれば良い。
図6は、上記監視カメラ100を人物カメラとして配置する場合を示したものである。上記監視カメラ100は、キャッシュカードを使って上記ATM501から現金を引き出す、あるいは上記ATM501に現金を預け入れる、あるいは通帳に記帳する、あるいは上記ATM501で振込みを行うなどの操作を実施する人物602の顔を撮影するためのものである。例えば、不正なキャッシュカードを利用して上記ATM501で取引した人物を特定する、などの用途で利用される。
上記監視カメラ100は、図6(A)に示すように上記ATM501に固定して取り付け、撮像範囲300に上記ATM501の正面に立つ人602の顔と上記信号発生装置105を捉えるものである。
上記信号発生装置105は、上記正面に立つ人602の背後に位置する壁面に取り外せないように、なおかつ、上記監視カメラ100の撮像範囲300に入り、さらに、上記正面に立つ人602が上記ATM501を利用する時に顔で遮られると想定される場所よりも上部の場所に取り付ける。
これにより、上記正面に立つ人602が上記ATM501を利用する時に上記信号発生装置105の前を遮る可能性を小さくする。
上記信号発生装置105の設置場所は、上記正面に立つ人602はATMブースの入り口601と上記ATM501との間を行き来すると想定されることから、上記信号発生装置105を、上記正面に立つ人602が上記ATM501を利用する時に顔で遮られると想定される場所から見て、上記ATMブースの入り口601とは左右反対の場所で、なおかつ、上記監視カメラ100の撮像範囲300に入る場所としても良い。
2台以上の上記ATM501が隣同士に並ぶときには、隣り合った2台の上記ATM501各々に設置された監視カメラ100が、共通の上記信号発生装置105を捉えるようにしても良い。これにより、上記信号発生装置105の設置台数を少なくして上記高信頼監視カメラを実現することもできる。
図7は、上記監視カメラ100を、出入り口監視カメラとして配置する場合を示したものである。上記監視カメラ100は、ブース内に入る人物701を撮影するためのものである。例えば、ブース内で現金を引き出した直後の人から現金をひったくろうとする、人物を特定する、といった用途に使うことができる。
上記監視カメラ100は、図7(A)に示すように、ブースの天井に設置し、出入り口601と上記出入り口601から入ってくる人物701と上記信号発生装置105とを撮像範囲300に捉えるものである。上記信号発生装置105は上記出入り口601の上部に位置する壁に取り外せないように設置し、これにより、上記ブース内に入る人物701が上記信号発生装置105の前を遮る可能性を小さくする。
図8は、上記監視カメラ100を保守監視カメラとして配置する場合を示したものである。上記監視カメラ100は、上記ATM501の内部の天板に取り付け、撮像範囲300に保守員801が上記ATM501の保守扉804を開けて上記ATM501の内部を保守するときの手元と上記信号発生装置105を捉えるものである。
上記監視員104は、図8(B)に示す映像を見て、上記保守員801が不正なキーボード入力や不正なハードウェアの取り付けや取り外しなどを行っていないかどうかをチェックする。上記信号発生装置105は、図8に示すように、上記保守員801が上記ATM501の内部の保守作業を行う時に手元が行かないと想定される場所に固定して設置し、これにより上記信号発生装置105が上記保守員801の手元で遮られる可能性を小さくする。
なお、一般に上記保守員801が保守作業を行う時に、上記保守員801だけで作業をさせず立会人802をつける場合は、図2のステップ231で示したアラートを、上記通知部115が上記監視員104に通知すると共に、上記立会人802の保持する携帯電話などの携帯端末803にも通知しても良い。
さて、以上説明してきた上記信号発生装置105は、例えば光の点灯・消灯を行う装置としてきたが、その他の装置も利用可能である。例えば、上記監視カメラ100は映像を撮影すると共にマイクを備え集音できる場合もあり得る。そこで、上記信号発生装置105は、ステレオ音源で音を発生させる装置であっても良い。
この場合、上記異常検出部112は、ステレオ音源の方向を検出することで上記監視カメラ100の撮像方向に上記信号発生装置105を捉えていることを確認するとともに、音のON・OFFの間隔や音の高低を検出することで動作指示のとおりに上記信号発生装置105が変化していることを確認する。
さらに別の装置としては、上記監視カメラは例えば赤外線といった電波を検出できる場合もあり得ることを利用し、上記信号発生装置105は電波を発する装置であっても良い。
この時、上記監視カメラ100は上記カメラサーバ102に映像データを送信するだけでなく、上記検出した電波の情報も送信する。
上記電波が指向性の高いタイプならば、上記異常検出部112が電波の発生源の方向を検出することで、上記監視カメラ100が撮像方向に上記信号発生装置105を捉えていることを確認する。
上記電波が無指向性のタイプならば、上記信号発生装置105を3個以上設置しておき、上記異常検出装置105が上記監視カメラ100と3個以上の上記電波の発生源までの到達時間を割り出し、三点測量を利用して上記監視カメラ100の空間的な位置を計算することで、上記信号発生装置105を撮像範囲に捉えていることを確認する。
また、電波のON・OFFを検出することで、上記信号発生装置105が動作指示のとおりの変化を起こしていることを確認する。
また、上記信号発生装置105は、上記光の点灯・消灯を行う装置や、上記ステレオ音源で音を発生させる装置や、上記電波を発生する装置のうち、2つ以上を組み合わせたものでも良い。
組み合わせることにより、例えばある一種の信号発生装置で異常レベルが黄と判定され、さらに他の種類の信号発生装置でも異常レベルが黄だと判定される場合に、両者を合わせて全体の異常レベルを赤とするように処理するといったことにより、映像データを正規でない映像だと判定する誤判断を少なくし、精度を高めることができる。
以上説明した実施例1の高信頼監視カメラシステムによれば、上記映像受信部111の受信する映像が指定の時間における所定の監視対象101を映した映像であることを上記異常検出部112が自動的にチェックし、上記映像が正規の映像でないと判定した場合には上記通知部115が上記監視員104に通知することができるようになる。
また、上記異常検出部112は判定結果である正常(正規の映像である)・異常(正規でない映像である)といった情報を上記映像に合成して上記記憶装置114に保存し、事後に録画映像を参照する時にも正常あるいは異常といった情報を上記モニタ113上に上記映像と共に表示する。上記監視員104は判定結果が正常であることを確認することで上記録画映像が正規の映像であることを容易に把握できるようになる。
図1、図9、図10を用いて実施例2を説明する。実施例2では、所定の監視対象を映した映像であるかどうかは問わず、指定の時間における映像であるかどうかをチェックする。
実施例2における高信頼カメラシステムの構成は、図1のシステム構成において、上記実施例1における上記信号発生装置105を設置せずに、代わりに監視カメラ100の動作を制御する動作制御装置901を設ける点が異なる。上記動作制御装置901は、通信回線103と接続され、動作指示部110の指示するとおりに上記監視カメラ100の動作を制御するものである。
実施例2における上記監視カメラ100は、撮像方向を上下左右斜めに変えることや、ズームイン・ズームアウトを行うことや、撮像範囲を回転することのいずれか1つ以上を備えたカメラを想定しており、また上記動作指示部110の送信する動作指示とは、上記監視カメラ100の備えた動作を制御するものである
図9を使って、上記動作指示によって上記監視カメラ100の撮影する映像がどのように変化し、異常検出部112がどうやって映像変化を検出するのかについて説明する。上記映像受信部111の受信する映像データが図9(A)に示すような監視対象101と撮像範囲300との位置関係であったとき、上記動作指示部110が「撮像範囲を左に移動せよ」という動作指示を上記動作制御装置901に送信した場合には、図9(B)に示すように上記監視対象101は上記撮像範囲300の中で右側に移動すると期待される。
図9を使って、上記動作指示によって上記監視カメラ100の撮影する映像がどのように変化し、異常検出部112がどうやって映像変化を検出するのかについて説明する。上記映像受信部111の受信する映像データが図9(A)に示すような監視対象101と撮像範囲300との位置関係であったとき、上記動作指示部110が「撮像範囲を左に移動せよ」という動作指示を上記動作制御装置901に送信した場合には、図9(B)に示すように上記監視対象101は上記撮像範囲300の中で右側に移動すると期待される。
上記監視カメラ100が、撮影した映像を、監視カメラ100でディジタル化するときの符号化方法としてMPEGを利用する場合、PピクチャおよびBピクチャと呼ばれるピクチャタイプにおいては、「動き推定」と呼ばれる処理により「動きベクトル」が算出される。
上記動き推定とは、時間軸方向に映像を標本化して得られる、ある時間間隔ごとの連続した複数の静止画像間(連続したフレーム)において、上記フレーム中の画素の動きに注目して、上記画素の動きを検出するものである。上記動き推定を利用することにより、Pピクチャおよび前向き予測のBピクチャにおいては、図9(C)に示すような動きベクトル1001が算出される。
このため、上記異常検出部112は、右向きの上記動きベクトル1001が所定の個数以上あることを調べることにより、映像が右に移動したかどうかを判定する。
上記動作指示は、図9(C)に示す右移動を代表とする上下左右斜めへの移動を表すものだけでなく、図9(D)に示すようなズームイン・ズームアウトを表すものでも良い。動きベクトル1002は上記監視カメラ100でズームインした例を示している。
あるいは、図9(E)に示すような、撮像範囲の特定の位置を中心にして上記監視カメラ100を右回転・左回転するものであっても良い。動きベクトル1003は上記監視カメラ100を左回転した例を示している。
さらには、ズームイン・ズームアウトの場合には、上記監視カメラ100は光学式ズームで行うものでも良いし、ディジタル式ズームで行うものであっても良い。
以上のような所定の変化を検出する上記異常検出部112を備えることにより、上記動作指示部110および上記異常検出部112が図2に示すカメラ監視の動作フローチャートにおける<動作指示の送信>と<映像変化の検出>と同一の処理を行うことで、上記映像受信部111の受信する映像が指定の時間における映像であるかどうかを判定できるものとなる。
ただし、実施例1における図4の動作指示―映像変化対応テーブル402の代わりに図10に示す動作指示―映像変化対応テーブル1102に差し替え、図2の上記ステップ221では図3(A)に示すような所定の位置における所定の変化を検出する代わりに、図9(C)あるいは(D)あるいは(E)に示すような撮像範囲300全体における所定の変化を検出する。
上記チェックの後には上記ステップ225にて、上記映像受信部111の受信する映像データに、図9(F)に示すように異常レベルの情報305を合成する。
以上説明した実施例2により、上記信号発生装置105を上記監視対象101と同じ場所に設置することができないような場合にも、上記映像受信部111の受信する映像が所定の時間における映像であることを上記異常検出部112がチェックすることができる。
また実施例1で説明した方法と、実施例2で説明した方法とを併用してもよい。実施例1による上記チェック方法で異常レベルが黄と判定され、さらに実施例2による上記チェック方法で異常レベルが黄と判定されるときに、両者を合わせた全体の異常レベルを赤とするように処理することで、映像データを正規でない映像だと判定する誤報を少なくし精度を高めることができる。
実施例3では、以上説明してきた実施例1あるいは実施例2の高信頼監視カメラシステムを利用して、監視サービスを提供する方法を述べる。
上記実施例1における図4の動作指示テーブル401において、動作指示404を送信する間隔が狭いほど、上記映像受信部111の受信した映像が正規の映像ではないことを上記異常検出部112が検出する際の検出漏れを少なくすることができる。
例えば、数時間おきに動作指示を出すような場合に比べて、数秒おきに動作指示を出す方が、上記検出漏れは小さくなる。そこで、動作指示404を送信する間隔を狭くするほど多く課金することとし、上記高信頼監視カメラシステムの利用料金を、上記動作指示テーブル401における上記動作指示404を送信した回数に比例して徴収する従量制課金とする。
上記監視サービスの一形態を図11に示す。カメラサーバ102は、2つの監視対象101aおよび101bをそれぞれ監視カメラ100aおよび100bで監視している。上記監視カメラの識別子をそれぞれカメラaとカメラbとする。上記カメラサーバ102の記憶装置114には、カメラID1202と上記カメラID1202に対応する送信回数1203および送信間隔1204を格納するサービス管理テーブル1201を保持する。
図2に示す動作フローチャートのステップ211において動作指示を送信する時に、動作指示部110が該当するカメラID1202の上記送信回数1203の値をインクリメントする。
また上記サービス管理テーブル1201における上記送信間隔1204とは、一定時間内に少なくとも規定回数以上の動作指示を送信するという送信頻度を、上記監視カメラ100ごとに設定したものである。監視対象の置かれる環境のセキュリティの度合いは、時間帯によって変わってくることが考えられる。
例えば24時間稼動のATMを監視対象とする場合、昼間は利用客が多くATMのブースには警備員が常駐することもあり、監視カメラ以外にも人間の目によりATMを監視することになるため、上記送信間隔を広げてもよい場合がある。そこで昼間は上記送信間隔を広げ必要以上に課金されないように設定してもよい。
一方、夜間は利用客も少なく、監視員は動きの少ない映像をチェックすることになり、正規でない映像を受信したことに気付きにくくなるため、上記送信間隔を狭めることにより、上記検出漏れを小さくすることが望ましい。
上記のポリシーに基づき、上記サービス管理テーブル1201の送信間隔1204においては、時間帯ごとに動作指示を送信する頻度を変える設定を格納する。
さらに図2に示すステップ210にて動作指示部110がランダムな動作指示を生成する時には、該当する上記カメラID1202の上記送信間隔1204の設定内容を見て、上記時刻装置120の示す現在時刻に応じて一定時間内に規定回数以上の動作指示を送信する。
以上説明した実施例3により、上記映像受信装置の受信する映像が正規の映像であることのチェックを頻繁に行わなくても良い場合には、時間帯に応じて上記送信間隔を広げる設定を行うことで、上記異常検出装置が頻繁に映像変化を検出せずに済み、上記チェック処理のオーバーヘッドを抑えることができる。
実施例4では、上記実施例1の図2で説明したカメラ監視の動作フローチャートの変形例を示す。システム構成は、上記実施例1と同じである。上記実施例1においては、映像変化を検出するたびに、上記変化の原因となった動作指示が見つかるかどうかを調べていたが、実施例4においては、時間軸をセグメントと呼ぶ一定間隔に分け、上記セグメント内でどれだけ動作指示の通りの映像変化を検出できたかを調べることを行う。
図13に示す動作指示―映像変化対応テーブル1401は、上記信号発生装置105が光の点灯・消灯を行う装置である場合の、動作指示406の一覧と、上記異常検出部112の検出する映像変化407と上記動作指示406との対応関係と、ならびに上記対応関係に値1402を対応させた、2個以上のエントリを保持するテーブルである。
また、しきい値テーブル1411は、上記セグメントにおいてどれだけ動作指示の通りの映像変化を検出できたかに応じて異常レベルを決定する時に参照するテーブルである。
図12に示す実施例4の場合の動作フローチャートを用いて、カメラ監視の処理の流れを述べる。
<初期化>では上記実施例1と同様に、ステップ201では上記遅延時間Tdelay410を測定し、ステップ202では上記監視カメラ100の撮像範囲において変化の起きる位置を検出し、上記メモリ107に保持する。
<動作指示の送信>では、ステップ210にてランダムな動作指示を生成する。例えば、図13の1403に示すように0から255までの範囲で生成した乱数を2進数表示し、2進数表示した桁ごとに上記動作指示―映像変化対応テーブル1401における値1402に応じて動作指示を決定する。
ステップ211では、上記セグメントをさらに8等分したブロックと呼ぶ間隔に分けて、上記ブロックごとに上記動作指示を上記信号発生装置105に送信する。例えば、図13の1404に示すように、上記ブロック1405の間隔ごとに光を点灯するあるいは消灯するといった動作指示を送信する。
<映像変化の検出>では、ステップ220にて上記映像受信部111が上記監視カメラ100からの映像データを受信する。ステップ1301では、上記映像データを上記セグメントの時間分だけ受信したかどうかを判定し、まだ受信途中であれば上記ステップ220へと戻る。
上記ステップ1301で受信した映像データは、図13の1406に示すように、上記動作指示1404を送信しはじめた時刻から上記遅延時間Tdelay410だけ遅れて受信しはじめ、上記セグメントの時間分だけ受信したものとなる。ステップ1302では、上記セグメントの時間分の映像データについて、上記所定の位置における映像変化を検出する。
ステップ1303では、図13の1409に示すように、上記セグメントを上記ブロックに分けて、上記ブロックごとに輝度の平均をとり、輝度の高低を決定するとともに、上記輝度の高低に応じて、上記動作指示―映像変化対応テーブル1401の上記映像変化407を参照して上記ブロックごとに該当する値1402を検索し、上記セグメントにおける検出値1410を算出する。
例えば、1409における左から3番目のブロックにおいて、図13の1407に示す輝度の高い部分と1408に示す輝度の高い部分とが輝度の低い部分をはさんで検出されるような場合にも、上記ブロック内で平均することにより上記ブロックでは輝度が高いと算出し、上記ブロックに該当する値を1とする。
ステップ1304では、図13に示す1403に示す値と1410に示す値とを比較して、2進数表示で値の異なる桁の個数、すなわち異常ブロック数を数える。上記異常ブロック数に応じて上記しきい値テーブル1411を参照して異常レベルを決定し、上記異常レベルが赤の場合には、ステップ231で上記通知部115が上記監視員104にアラートを上げる処理を行う。
上記異常レベルが青あるいは黄の場合には、ステップ225へと進み、上記異常レベルの情報を上記映像データに合成する。つづくステップ226では、上記映像データを上記モニタ113に表示する、あるいは、上記記憶装置114に録画する。
以上説明した実施例4により、上記セグメントごとにまとめて映像変化を検出することによって、上記信号発生装置105の前を遮られる可能性や、上記通信回線103において大量の通信トラフィックが発生するときに大きな通信遅延が起きた場合でも映像変化の検出を効率良く行うことができる。
上記各実施例で述べた監視カメラシステムは、撮像範囲が固定されるようなカメラ監視全般に適用できる。実施例1で述べたATMとそのブースを監視対象とするだけでなく、例えば他にも宝石のカメラ監視や美術品のカメラ監視といった用途や、重要施設における出入り口のカメラ監視といった用途にも利用できる。
100:監視カメラ、101:監視対象、102:カメラサーバ、103:通信回線、104:監視員、105:信号発生装置、106:CPU、107:メモリ、108:通信装置、109:入力装置、110:動作指示部、111:映像受信部、112:異常検出部、113:モニタ、114:記憶装置、115:通知部、116:バス、117:再生部、118:音源装置、119:警報装置、120:時刻装置、300:撮像範囲、401:動作指示テーブル、402:動作指示―映像変化対応テーブル、410:遅延時間、411:累積回数、412:しきい値テーブル、501:ATM、502:ATMへの接近者、601:ATMブースの入り口、602:ATMの正面に立つ人、701:入り口から入ってくる人物、801:保守員、802:立会人、803:携帯端末、804:保守扉、901:動作制御装置、1102:動作指示―映像変化対応テーブル、1201:サービス管理テーブル、1401:動作指示―映像変化対応テーブル、1411:しきい値テーブル。
Claims (9)
- 監視対象に関する状態情報を収集する監視装置と、前記監視装置が収集した状態情報を受信する情報受信手段とを備える監視システムにおいて、
前記監視装置が状態情報を収集可能な範囲で、
動作指示を受けて、前記監視装置が収集する状態情報に所定の変化を生じさせる状態変化手段と、
前記状態変化手段に対して前記動作指示を送信する動作指示手段と、
前記監視対象の状態情報と前記状態変化手段が変化させる状態情報を共に収集した状態情報を分析し、前記状態変化手段が前記所定の変化を生じさせているかを判定する異常検出手段と、
前記所定の場所で前記所定の変化が生じていないと判定した時にアラートを出力する通知手段と、を備える
ことを特徴とする監視装置システム。 - 請求項1記載の前記監視装置システムにおいて、
前記状態変化手段は、前記監視装置が収集対象とする状態に所定の変化を生じさせる
ことを特徴とする監視装置システム。 - 請求項1記載の前記監視装置システムにおいて、
前記状態変化手段は、前記監視装置が収集した状態情報に所定の変化を生じているように、前記監視装置を制御する
ことを特徴とする監視装置システム。 - 請求項2記載の前記監視装置システムにおいて、
各々が種類の異なる前記信号を発生する前記状態変化手段を複数備え、
前記複数の状態変化手段が、所定の場所で所定の状態の変化を生じさせていないと、前記異常検出手段が判定した時に、
前記通知手段が前記アラートを出力する
ことを特徴とする監視装置システム。 - 請求項2記載の前記監視装置システムにおいて、
前記監視装置は、撮像手段と、集音手段とを備え、
前記状態変化手段が、光の点灯あるいは消灯を行うことにより前記撮像手段が撮影する映像に変化を起こす第1の信号発生手段、および/または、音の発生有無あるいは高低により、前記集音手段が集音する音の情報に変化を起こす第2の信号発生手段、である
ことを特徴とする監視装置システム。 - 請求項3記載の前記監視装置システムにおいて、
動作指示を受けて前記状態情報の収集動作を制御する動作制御手段と、
前記動作制御手段に対して動作を指示する動作指示手段と、
前記監視装置が収集した状態情報を分析し、前記動作指示手段の指示した通りの変化が収集した前記状態情報に生じているかどうかを判定する異常検出手段と、
前記所定の変化が生じていないと判定した時にアラートを出力する通知手段と、を備える
ことを特徴とする監視装置システム。 - 請求項6記載の前記監視装置システムにおいて、
前記動作制御手段が、
前記監視装置の撮像方向を変更する第1の動作制御手段、および/または、
前記監視装置の撮像範囲を変更する第2の動作制御手段、である
ことを特徴とする監視装置システム。 - 請求項1記載の監視装置システムにおいて、
前記情報受信手段が受信する情報を記録する時に、前記異常検出手段が判定した結果を前記受信した情報に合成して記録し、事後に前記記録した情報を参照する時に、前記判定した結果を前記受信した情報と共に再現する
ことを特徴とする監視装置システム。 - 請求項1記載の監視装置システムにおいて、
さらに一定時間内に動作指示を送信する頻度を設定する送信間隔設定手段を備え、時間帯に応じて前記送信の頻度を変えて前記動作指示を送信する
ことを特徴とする監視装置システム。
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