JP2005333310A - 2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法 - Google Patents
2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005333310A JP2005333310A JP2004148733A JP2004148733A JP2005333310A JP 2005333310 A JP2005333310 A JP 2005333310A JP 2004148733 A JP2004148733 A JP 2004148733A JP 2004148733 A JP2004148733 A JP 2004148733A JP 2005333310 A JP2005333310 A JP 2005333310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bidirectional communication
- core
- optical
- fiber
- communication device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
【課題】2心双方向通信装置間の通信を1本の光ファイバ心線を用いて行わせることができるようにするための2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置を提供する。
【解決手段】2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置10は、光カプラ11と、光カプラ11と2心双方向通信装置の光送信部1とを接続するための第1のレセプタクル121と、光カプラ11と2心双方向通信装置の光受信部2とを接続するための第2のレセプタクル122と、光カプラ11と光ファイバ心線3とを接続するための第3のレセプタクル123と、光カプラ11と接続された第4のレセプタクル124と、光カプラ11と第1のレセプタクル121との間に設けられたかつ反射光が第1のレセプタクル121に入射するのを防止するための光アイソレータ13と、第4のレセプタクル124の光カプラ11と反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ14とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置10は、光カプラ11と、光カプラ11と2心双方向通信装置の光送信部1とを接続するための第1のレセプタクル121と、光カプラ11と2心双方向通信装置の光受信部2とを接続するための第2のレセプタクル122と、光カプラ11と光ファイバ心線3とを接続するための第3のレセプタクル123と、光カプラ11と接続された第4のレセプタクル124と、光カプラ11と第1のレセプタクル121との間に設けられたかつ反射光が第1のレセプタクル121に入射するのを防止するための光アイソレータ13と、第4のレセプタクル124の光カプラ11と反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ14とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、送信系と受信系とで別々の光ファイバ心線を用いて通信を行う2心双方向通信装置間の通信を1本の光ファイバ心線を用いて行わせることができるようにするための2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法に関する。
同一波長による光通信機器では、対向する送信装置の送信波長が同じであるため、送信系と受信系は別々の光ファイバ心線を用いて構成されている。すなわち、光送信部と光受信部とを備える2心双方向通信装置を2つの光端局にそれぞれ設け、一方の2心双方向通信装置の光送信部と他方の2心双方向通信装置の光受信部とを光ファイバ心線で接続するとともに、一方の2心双方向通信装置の光受信部と他方の2心双方向通信装置の光送信部とを他の光ファイバ心線で接続することにより、この2心双方向通信装置間の通信を同一波長の光を用いて行っている。
なお、一芯双方向光通信網にも二芯双方向光通信網にも対応することができるようにするために、一芯双方向光通信網の光ファイバの接続端部または二芯双方向光通信網の光ファイバの送信用接続端部が挿入される第1のポートと、二芯双方向光通信網の光ファイバの受信用接続端部が挿入される第2のポートと、第1のポート内にて、挿入された光ファイバの接続端部に対応して配設される発光素子および受光素子と、第2のポート内にて、挿入された光ファイバの接続端部に対応して配設される第2の発光素子とを含む、一芯双方向及び二芯双方向兼用送受信装置が、以下に示す特許文献1に開示されている。
また、二芯型と一芯型光トランシーバを相互に接続して双方向全二重型の光デジタル通信を行うことができるようにするために、双方向全二重方式の光信号を伝送するための単芯の光ファイバから成る光ファイバケーブルであって、単芯の光ファイバの一端部に対して、送信信号光および受信信号光を分配するための光分配器を介して、二芯型コネクタが取り付けられており、単芯の光ファイバの他端部に対して、一芯型光コネクタが取り付けられた光ファイバケーブルおよび光通信装置が、以下に示す特許文献2に開示されている。
特開2000−307524号公報
特開2002−23014号公報
また、二芯型と一芯型光トランシーバを相互に接続して双方向全二重型の光デジタル通信を行うことができるようにするために、双方向全二重方式の光信号を伝送するための単芯の光ファイバから成る光ファイバケーブルであって、単芯の光ファイバの一端部に対して、送信信号光および受信信号光を分配するための光分配器を介して、二芯型コネクタが取り付けられており、単芯の光ファイバの他端部に対して、一芯型光コネクタが取り付けられた光ファイバケーブルおよび光通信装置が、以下に示す特許文献2に開示されている。
しかしながら、2心双方向通信装置間の通信を行う場合には、送信系と受信系とに別々の光ファイバ心線が必要になるため、光ファイバ心線の本数に余裕があるときには問題がないが、利用者の増加に伴い光ファイバ心線の本数が足りなくなったときには、新たに光ファイバケーブルを新設したり増設したりする必要が生じる。
また、既設の2心双方向通信装置間を接続する2本の光ファイバ心線のうちの1本が切断したりすると、この切断した光ファイバ心線の代わりに光ファイバケーブル内の他の光ファイバ心線を用いる必要が生じ、光ファイバケーブルの有効活用が図れなくなる。
また、既設の2心双方向通信装置間を接続する2本の光ファイバ心線のうちの1本が切断したりすると、この切断した光ファイバ心線の代わりに光ファイバケーブル内の他の光ファイバ心線を用いる必要が生じ、光ファイバケーブルの有効活用が図れなくなる。
本発明の目的は、2心双方向通信装置間の通信を1本の光ファイバ心線を用いて行わせることができるようにするための2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法を提供することにある。
本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置は、送信系と受信系とで別々の光ファイバ心線を用いて通信を行う2心双方向通信装置(50,60)に接続されて使用される2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10,110)であって、光カプラ(11,111)と、該光カプラと前記2心双方向通信装置の光送信部(1,51,61)とを接続するための第1のレセプタクル(121,1121)と、前記光カプラと前記2心双方向通信装置の光受信部(2,52,62)とを接続するための第2のレセプタクル(122,1122)と、前記光カプラと光ファイバ心線(3,70)とを接続するための第3のレセプタクル(123,1123)とを備えることを特徴とする。
ここで、前記光カプラと前記第1のレセプタクルとの間に設けられたかつ反射光が該第1のレセプタクルに入射するのを防止するための光アイソレータ(13,113)をさらに備えてもよい。
前記光カプラが2:2の光カプラ(11)であり、前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10)が、前記光カプラと接続された第4のレセプタクル(124)と、該第4のレセプタクルの前記光カプラと反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ(14)とをさらに備えてもよい。
前記光カプラが1:2の光カプラ(111)であってもよい。
ここで、前記光カプラと前記第1のレセプタクルとの間に設けられたかつ反射光が該第1のレセプタクルに入射するのを防止するための光アイソレータ(13,113)をさらに備えてもよい。
前記光カプラが2:2の光カプラ(11)であり、前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10)が、前記光カプラと接続された第4のレセプタクル(124)と、該第4のレセプタクルの前記光カプラと反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ(14)とをさらに備えてもよい。
前記光カプラが1:2の光カプラ(111)であってもよい。
本発明の2心双方向通信装置間の通信方法は、送信系と受信系とで別々の光ファイバ心線を用いて通信を行う第1および第2の2心双方向通信装置(50,60)間で1本の光ファイバ心線(70)を介して通信を行わせる2心双方向通信装置間の通信方法であって、2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10,110)を前記第1および第2の2心双方向通信装置にそれぞれ接続し、前記第1の2心双方向通信装置(50)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置と前記第2の2心双方向通信装置(60)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置とを前記1本の光ファイバ心線を介して接続し、前記第1の2心双方向通信装置(50)の光送信部(51)から出力された光信号を該第1の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置,前記1本の光ファイバ心線および前記第2の2心双方向通信装置(60)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置を介して該第2の2心双方向通信装置の光受信部(62)に送信し、前記第2の2心双方向通信装置(60)の光送信部(61)から出力された光信号を該第2の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置,前記1本の光ファイバ心線および前記第1の2心双方向通信装置(50)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置を介して該第1の2心双方向通信装置の光受信部(52)に送信することを特徴とする。
ここで、前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置が、光カプラ(11,111)と、該光カプラと前記第1または第2の2心双方向通信装置の光送信部(51,61)とを接続するための第1のレセプタクル(121,1121)と、前記光カプラと前記第1または第2の2心双方向通信装置の光受信部(52,62)とを接続するための第2のレセプタクル(122,1122)と、前記光カプラと前記1本の光ファイバ心線とを接続するための第3のレセプタクル(123,1123)とを備え、前記第1の2心双方向通信装置(50)の前記光送信部(51)から出力された光信号を該第1の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第1のレセプタクル,前記光カプラ,前記第3のレセプタクル,前記1本の光ファイバ心線,前記第2の2心双方向通信装置(60)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第3のレセプタクル,前記光カプラおよび前記第2のレセプタクルを介して該第2の2心双方向通信装置の前記光受信部(62)に送信し、前記第2の2心双方向通信装置(60)の前記光送信部(61)から出力された光信号を該第2の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第1のレセプタクル,前記光カプラ,前記第3のレセプタクル,前記1本の光ファイバ心線,前記第1の2心双方向通信装置(50)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第3のレセプタクル,前記光カプラおよび前記第2のレセプタクルを介して該第1の2心双方向通信装置の前記光受信部(52)に送信してもよい。
前記光カプラが2:2の光カプラ(11)であり、前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10)が、前記光カプラと接続された第4のレセプタクル(124)と、該第4のレセプタクルの前記光カプラと反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ(14)とをさらに備えてもよい。
前記光カプラが1:2の光カプラ(111)であってもよい。
ここで、前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置が、光カプラ(11,111)と、該光カプラと前記第1または第2の2心双方向通信装置の光送信部(51,61)とを接続するための第1のレセプタクル(121,1121)と、前記光カプラと前記第1または第2の2心双方向通信装置の光受信部(52,62)とを接続するための第2のレセプタクル(122,1122)と、前記光カプラと前記1本の光ファイバ心線とを接続するための第3のレセプタクル(123,1123)とを備え、前記第1の2心双方向通信装置(50)の前記光送信部(51)から出力された光信号を該第1の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第1のレセプタクル,前記光カプラ,前記第3のレセプタクル,前記1本の光ファイバ心線,前記第2の2心双方向通信装置(60)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第3のレセプタクル,前記光カプラおよび前記第2のレセプタクルを介して該第2の2心双方向通信装置の前記光受信部(62)に送信し、前記第2の2心双方向通信装置(60)の前記光送信部(61)から出力された光信号を該第2の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第1のレセプタクル,前記光カプラ,前記第3のレセプタクル,前記1本の光ファイバ心線,前記第1の2心双方向通信装置(50)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第3のレセプタクル,前記光カプラおよび前記第2のレセプタクルを介して該第1の2心双方向通信装置の前記光受信部(52)に送信してもよい。
前記光カプラが2:2の光カプラ(11)であり、前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10)が、前記光カプラと接続された第4のレセプタクル(124)と、該第4のレセプタクルの前記光カプラと反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ(14)とをさらに備えてもよい。
前記光カプラが1:2の光カプラ(111)であってもよい。
本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法は、次の効果を有する。
(1)2つの2心双方向通信装置に本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置をそれぞれ接続することによりこの2つの2心双方向通信装置間の通信を1本の光ファイバ心線を用いて行わせることができるため、本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置を使用しない場合に比べて、倍の数の新たな利用者を収容することができる。
(2)既設の2つの2心双方向通信装置を接続する2本の光ファイバ心線のうちの1本が切断した場合には、この2つの2心双方向通信装置に本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置をそれぞれ接続することにより、切断した光ファイバ心線の代わりに光ファイバケーブル内の他の光ファイバ心線を用いる必要なく、生きている方の光ファイバ心線のみを用いてこの2つの2心双方向通信装置間の通信を再開させることができる。
(1)2つの2心双方向通信装置に本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置をそれぞれ接続することによりこの2つの2心双方向通信装置間の通信を1本の光ファイバ心線を用いて行わせることができるため、本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置を使用しない場合に比べて、倍の数の新たな利用者を収容することができる。
(2)既設の2つの2心双方向通信装置を接続する2本の光ファイバ心線のうちの1本が切断した場合には、この2つの2心双方向通信装置に本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置をそれぞれ接続することにより、切断した光ファイバ心線の代わりに光ファイバケーブル内の他の光ファイバ心線を用いる必要なく、生きている方の光ファイバ心線のみを用いてこの2つの2心双方向通信装置間の通信を再開させることができる。
2心双方向通信装置間の通信を1本の光ファイバ心線を用いて行わせることができるようにするという目的を、通信を行う2つの2心双方向通信装置に2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置をそれぞれ接続することにより実現した。
以下、本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(以下、「単心双方向通信アダプタ装置」と称する。)および2心双方向通信装置間の通信方法の実施例について図面を用いて説明する。
本発明の第1の実施例による単心双方向通信アダプタ装置10は、図1に示すように、2:2の光カプラ11と、光カプラ11と2心双方向通信装置の光送信部1とを接続するための第1のレセプタクル121と、光カプラ11と2心双方向通信装置の光受信部2とを接続するための第2のレセプタクル122と、光カプラ11と光ファイバ心線3とを接続するための第3のレセプタクル123と、光カプラ11と接続された第4のレセプタクル124と、光カプラ11と第1のレセプタクル121との間に設けられたかつ反射光が第1のレセプタクル121に入射するのを防止するための光アイソレータ13と、第4のレセプタクル124の光カプラ11と反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ14とを備える。
本発明の第1の実施例による単心双方向通信アダプタ装置10は、図1に示すように、2:2の光カプラ11と、光カプラ11と2心双方向通信装置の光送信部1とを接続するための第1のレセプタクル121と、光カプラ11と2心双方向通信装置の光受信部2とを接続するための第2のレセプタクル122と、光カプラ11と光ファイバ心線3とを接続するための第3のレセプタクル123と、光カプラ11と接続された第4のレセプタクル124と、光カプラ11と第1のレセプタクル121との間に設けられたかつ反射光が第1のレセプタクル121に入射するのを防止するための光アイソレータ13と、第4のレセプタクル124の光カプラ11と反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ14とを備える。
次に、本実施例による単心双方向通信アダプタ装置10を第1の光端局に設けられた第1の2心双方向通信装置50および第2の光端局に設けられた第2の2心双方向通信装置60にそれぞれ接続して1本の光ファイバ心線70を介して2つの2心双方向通信装置間で通信を行わせるときの動作(本発明の一実施例による2心双方向通信装置間の通信方法)について、図2を参照して説明する。
第1の2心双方向通信装置50から第2の2心双方向通信装置60に光信号を送信する場合には、第1の2心双方向通信装置50の光送信部51から光信号が出力される。この光信号は、第1の2心双方向通信装置50に接続された単心双方向通信アダプタ装置10の第1のレセプタクル121および光アイソレータ13を介して光カプラ11に入力されて分岐される。このとき、光カプラ11から第4のレセプタクル124に向けて出力される光信号は、第4のレセプタクル124を介して無反射終端コネクタ14に入力されるため、光カプラ11に再度入力されることはない。
また、光カプラ11から第3のレセプタクル123に向けて出力される光信号は、第3のレセプタクル123を介して光ファイバ心線70に入力されたのち、第2の2心双方向通信装置60に接続された単心双方向通信アダプタ装置10の第3のレセプタクル123を介して光カプラ11に入力されて分岐される。このとき、光カプラ11から第1のレセプタクル121に向けて出力される光信号は、光アイソレータ13により第1のレセプタクル121に入力されることはない。一方、光カプラ11から第2のレセプタクル122に向けて出力される光信号は、第2のレセプタクル122を介して第2の2心双方向通信装置60の光受信部62に入力される。これにより、第1の2心双方向通信装置50から送信された光信号は第2の2心双方向通信装置60に受信される。
第1の2心双方向通信装置50から第2の2心双方向通信装置60に光信号を送信する場合には、第1の2心双方向通信装置50の光送信部51から光信号が出力される。この光信号は、第1の2心双方向通信装置50に接続された単心双方向通信アダプタ装置10の第1のレセプタクル121および光アイソレータ13を介して光カプラ11に入力されて分岐される。このとき、光カプラ11から第4のレセプタクル124に向けて出力される光信号は、第4のレセプタクル124を介して無反射終端コネクタ14に入力されるため、光カプラ11に再度入力されることはない。
また、光カプラ11から第3のレセプタクル123に向けて出力される光信号は、第3のレセプタクル123を介して光ファイバ心線70に入力されたのち、第2の2心双方向通信装置60に接続された単心双方向通信アダプタ装置10の第3のレセプタクル123を介して光カプラ11に入力されて分岐される。このとき、光カプラ11から第1のレセプタクル121に向けて出力される光信号は、光アイソレータ13により第1のレセプタクル121に入力されることはない。一方、光カプラ11から第2のレセプタクル122に向けて出力される光信号は、第2のレセプタクル122を介して第2の2心双方向通信装置60の光受信部62に入力される。これにより、第1の2心双方向通信装置50から送信された光信号は第2の2心双方向通信装置60に受信される。
第2の2心双方向通信装置60から第1の2心双方向通信装置50に光信号を送信する場合には、第2の2心双方向通信装置60の光送信部61から光信号が出力される。この光信号は、第2の2心双方向通信装置60に接続された単心双方向通信アダプタ装置10の第1のレセプタクル121および光アイソレータ13を介して光カプラ11に入力されて分岐される。このとき、光カプラ11から第4のレセプタクル124に向けて出力される光信号は、第4のレセプタクル124を介して無反射終端コネクタ14に入力されるため、光カプラ11に再度入力されることはない。
また、光カプラ11から第3のレセプタクル123に向けて出力される光信号は、第3のレセプタクル123を介して光ファイバ心線70に入力されたのち、第1の2心双方向通信装置50に接続された単心双方向通信アダプタ装置10の第3のレセプタクル123を介して光カプラ11に入力されて分岐される。このとき、光カプラ11から第1のレセプタクル121に向けて出力される光信号は、光アイソレータ13により第1のレセプタクル121に入力されることはない。一方、光カプラ11から第2のレセプタクル122に向けて出力される光信号は、第2のレセプタクル122を介して第1の2心双方向通信装置50の光受信部52に入力される。これにより、第2の2心双方向通信装置60から送信された光信号は第1の2心双方向通信装置50に受信される。
また、光カプラ11から第3のレセプタクル123に向けて出力される光信号は、第3のレセプタクル123を介して光ファイバ心線70に入力されたのち、第1の2心双方向通信装置50に接続された単心双方向通信アダプタ装置10の第3のレセプタクル123を介して光カプラ11に入力されて分岐される。このとき、光カプラ11から第1のレセプタクル121に向けて出力される光信号は、光アイソレータ13により第1のレセプタクル121に入力されることはない。一方、光カプラ11から第2のレセプタクル122に向けて出力される光信号は、第2のレセプタクル122を介して第1の2心双方向通信装置50の光受信部52に入力される。これにより、第2の2心双方向通信装置60から送信された光信号は第1の2心双方向通信装置50に受信される。
以上説明したように、第1および第2の2心双方向通信装置50,60間の通信を1本の光ファイバ心線70を介して行わせることができるため、単心双方向通信アダプタ装置10を用いない場合に比べて倍の数の新たな利用者を収容することができる。また、第1および第2の2心双方向通信装置50,60を接続する2本の光ファイバ心線のうちの1本が切断した場合でも、生きている方の光ファイバ心線(光ファイバ心線70)のみを用いて第1および第2の2心双方向通信装置50,60間の通信を再開させることができるようになるため、切断した光ファイバ心線の代わりに光ファイバケーブル内の他の光ファイバ心線を用いる必要をなくすことができる。
次に、本発明の第2の実施例による2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(以下、「単心双方向通信アダプタ装置」と称する。)について、図3を参照して説明する。
本実施例による単心双方向通信アダプタ装置110は、図1に示した2:2の光カプラ11の代わりに1:2の光カプラ111を備える点で、上述した第1の実施例による単心双方向通信アダプタ装置10と異なる。
これにより、本実施例による単心双方向通信アダプタ装置110では、2心双方向通信装置の光送信部1から出力される光信号は第1のレセプタクル1121,光アイソレータ113,光カプラ111および第3のレセプタクル1123を介して光ファイバ心線3に入力され、また、光ファイバ心線3から入力される光信号は第3のレセプタクル1123,光カプラ111および第2のレセプタクル1122を介して2心双方向通信装置の光受信部2に入力されるため、図1に示した第4のレセプタクル124と無反射終端コネクタ14とは不要となる。
本実施例による単心双方向通信アダプタ装置110は、図1に示した2:2の光カプラ11の代わりに1:2の光カプラ111を備える点で、上述した第1の実施例による単心双方向通信アダプタ装置10と異なる。
これにより、本実施例による単心双方向通信アダプタ装置110では、2心双方向通信装置の光送信部1から出力される光信号は第1のレセプタクル1121,光アイソレータ113,光カプラ111および第3のレセプタクル1123を介して光ファイバ心線3に入力され、また、光ファイバ心線3から入力される光信号は第3のレセプタクル1123,光カプラ111および第2のレセプタクル1122を介して2心双方向通信装置の光受信部2に入力されるため、図1に示した第4のレセプタクル124と無反射終端コネクタ14とは不要となる。
本実施例による単心双方向通信アダプタ装置110を第1の光端局に設けられた第1の2心双方向通信装置50および第2の光端局に設けられた第2の2心双方向通信装置60にそれぞれ接続して1本の光ファイバ心線70を介して第1および第2の2心双方向通信装置50,60間で通信を行わせるときの動作については、図2を参照して上述した第1の実施例による単心双方向通信アダプタ装置10を用いたときの動作と同様であるので、その説明は省略する。
以上の説明では、第1のレセプタクル121,1121と光カプラ11,111との間に光アイソレータ13,113を設けたが、光アイソレータ13,113は、光カプラ11,111からの反射光の大きさや光カプラ11,111の光分岐性能によっては必ずしも必要ではない。
本発明の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法は、新たに設けられる2心双方向通信装置間の通信を1本の光ファイバ心線を用いて行わせるためのアダプタ装置として、また、既設の2つの2心双方向通信装置を接続する2本の光ファイバ心線のうちの1本が切断した場合に生きている方の光ファイバ心線だけを使用してこの2心双方向通信装置間の通信を再開させるためのアダプタ装置として、さらに、光ファイバの心線不足対策(設備の稼働率向上策)として使用することができる。
1,51,61 光送信部
2,52,62 光受信部
3,70 光ファイバ心線
10,110 単心双方向通信アダプタ装置
11,111 光カプラ
121,1121 第1のレセプタクル
122,1122 第2のレセプタクル
123,1123 第3のレセプタクル
124 第4のレセプタクル
13,113 光アイソレータ
14 無反射終端コネクタ
50 第1の2心双方向通信装置
60 第2の2心双方向通信装置
2,52,62 光受信部
3,70 光ファイバ心線
10,110 単心双方向通信アダプタ装置
11,111 光カプラ
121,1121 第1のレセプタクル
122,1122 第2のレセプタクル
123,1123 第3のレセプタクル
124 第4のレセプタクル
13,113 光アイソレータ
14 無反射終端コネクタ
50 第1の2心双方向通信装置
60 第2の2心双方向通信装置
Claims (8)
- 送信系と受信系とで別々の光ファイバ心線を用いて通信を行う2心双方向通信装置(50,60)に接続されて使用される2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10,110)であって、
光カプラ(11,111)と、
該光カプラと前記2心双方向通信装置の光送信部(1,51,61)とを接続するための第1のレセプタクル(121,1121)と、
前記光カプラと前記2心双方向通信装置の光受信部(2,52,62)とを接続するための第2のレセプタクル(122,1122)と、
前記光カプラと光ファイバ心線(3,70)とを接続するための第3のレセプタクル(123,1123)と、
を備えることを特徴とする、2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置。 - 前記光カプラと前記第1のレセプタクルとの間に設けられたかつ反射光が該第1のレセプタクルに入射するのを防止するための光アイソレータ(13,113)をさらに備えることを特徴とする、請求項1記載の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置。
- 前記光カプラが2:2の光カプラ(11)であり、
前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10)が、
前記光カプラと接続された第4のレセプタクル(124)と、
該第4のレセプタクルの前記光カプラと反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ(14)とをさらに備える、
ことを特徴とする、請求項1または2記載の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置。 - 前記光カプラが1:2の光カプラ(111)であることを特徴とする、請求項1または2記載の2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置。
- 送信系と受信系とで別々の光ファイバ心線を用いて通信を行う第1および第2の2心双方向通信装置(50,60)間で1本の光ファイバ心線(70)を介して通信を行わせる2心双方向通信装置間の通信方法であって、
2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10,110)を前記第1および第2の2心双方向通信装置にそれぞれ接続し、
前記第1の2心双方向通信装置(50)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置と前記第2の2心双方向通信装置(60)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置とを前記1本の光ファイバ心線を介して接続し、
前記第1の2心双方向通信装置(50)の光送信部(51)から出力された光信号を該第1の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置,前記1本の光ファイバ心線および前記第2の2心双方向通信装置(60)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置を介して該第2の2心双方向通信装置の光受信部(62)に送信し、
前記第2の2心双方向通信装置(60)の光送信部(61)から出力された光信号を該第2の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置,前記1本の光ファイバ心線および前記第1の2心双方向通信装置(50)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置を介して該第1の2心双方向通信装置の光受信部(52)に送信する、
ことを特徴とする、2心双方向通信装置間の通信方法。 - 前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置が、光カプラ(11,111)と、該光カプラと前記第1または第2の2心双方向通信装置の光送信部(51,61)とを接続するための第1のレセプタクル(121,1121)と、前記光カプラと前記第1または第2の2心双方向通信装置の光受信部(52,62)とを接続するための第2のレセプタクル(122,1122)と、前記光カプラと前記1本の光ファイバ心線とを接続するための第3のレセプタクル(123,1123)とを備え、
前記第1の2心双方向通信装置(50)の前記光送信部(51)から出力された光信号を該第1の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第1のレセプタクル,前記光カプラ,前記第3のレセプタクル,前記1本の光ファイバ心線,前記第2の2心双方向通信装置(60)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第3のレセプタクル,前記光カプラおよび前記第2のレセプタクルを介して該第2の2心双方向通信装置の前記光受信部(62)に送信し、
前記第2の2心双方向通信装置(60)の前記光送信部(61)から出力された光信号を該第2の2心双方向通信装置に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第1のレセプタクル,前記光カプラ,前記第3のレセプタクル,前記1本の光ファイバ心線,前記第1の2心双方向通信装置(50)に接続された前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置の前記第3のレセプタクル,前記光カプラおよび前記第2のレセプタクルを介して該第1の2心双方向通信装置の前記光受信部(52)に送信する、
ことを特徴とする、請求項5記載の2心双方向通信装置間の通信方法。 - 前記光カプラが2:2の光カプラ(11)であり、
前記2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置(10)が、
前記光カプラと接続された第4のレセプタクル(124)と、
該第4のレセプタクルの前記光カプラと反対側に取り付けられた無反射終端コネクタ(14)とをさらに備える、
ことを特徴とする、請求項6記載の2心双方向通信装置間の通信方法。 - 前記光カプラが1:2の光カプラ(111)であることを特徴とする、請求項6記載の2心双方向通信装置間の通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004148733A JP2005333310A (ja) | 2004-05-19 | 2004-05-19 | 2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004148733A JP2005333310A (ja) | 2004-05-19 | 2004-05-19 | 2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005333310A true JP2005333310A (ja) | 2005-12-02 |
Family
ID=35487672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004148733A Pending JP2005333310A (ja) | 2004-05-19 | 2004-05-19 | 2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005333310A (ja) |
-
2004
- 2004-05-19 JP JP2004148733A patent/JP2005333310A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4573215A (en) | Optical data distribution network with listen-while-talk capabilities | |
US20060008210A1 (en) | Network tap with interface for connecting to pluggable optoelectronic module | |
US6909821B2 (en) | Network for distributing signals to a plurality of users | |
US20150093073A1 (en) | Optical Tap Modules Having Integrated Splitters And Aggregated Multi-Fiber Tap Output Connectors | |
US10790899B2 (en) | Optical tapping in an indexing architecture | |
US4955014A (en) | Broadband optical communication system, particularly in the subscriber area | |
JP3224869U (ja) | 双方向通信光ファイバージャンパー線 | |
JPS61124907A (ja) | 光フアイバコネクタ | |
JPH0259664B2 (ja) | ||
US9594223B2 (en) | Opto-electrical connection systems including opto-electrical cables providing configurable connectivity between electrical devices having electrical interfaces, and related assemblies and methods | |
CN105453458A (zh) | 波分复用器模块 | |
WO2004075422A2 (en) | Module having two bi-directional optical transceivers | |
EP0433023B1 (en) | Improved interference suppression in optical communication systems | |
US20200186274A1 (en) | Optical duplexer and optical transceiving system | |
JP2005333310A (ja) | 2心双方向通信装置用の単心双方向通信アダプタ装置および2心双方向通信装置間の通信方法 | |
US5068847A (en) | Fiber optic network architecture having data feedback for monitoring communications thereon | |
US7062167B2 (en) | Optical transmission system, monitoring method therefor, optical communication apparatus, and optical external conducting apparatus | |
US10707956B1 (en) | Active fiber tap | |
JP2005333311A (ja) | 2心双方向通信網における事故回復方法 | |
CN213547518U (zh) | 一种单光纤双波长双向中继放大器 | |
US10551309B2 (en) | Method and system to improve scheme of optical network cable and audio cable | |
CN207382321U (zh) | 1芯光纤通信系统 | |
JP2024044681A (ja) | 光伝送路接続性確認システム | |
JPS6187439A (ja) | 車上データ伝送ネツトワーク | |
KR101014411B1 (ko) | 송수신 장치 및 이를 갖는 광통신 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090519 |