JP2005333214A - 二重ジャンパ線試験方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 新設交換機の回路がブラックボックス化されていても、「ジャンパ線リバース」であるか否かの判定ができる二重ジャンパ線試験方法を提供すること。
【解決手段】 二重ジャンパ線試験器20の送出部20bは、複合波形交流試験生成部20aで生成された複合波形信号の交流試験信号を、既設交換機11に送出する。前記複合波形信号の交流試験信号は既設交換機11から局内回線L11とL12、試験弾器S11とS12、ジャンパ線J11とJ12、ジャンパ線J21とJ22、試験弾器S11とS12にそれぞれ挿入された容量型断線プラグCCとCC、局内回線L21とL22、及び新設交換機12を順に流れて、受信部20cで受信される。そして、判定部20dは、送出信号と受信信号を比較し、二重ジャンパ線の接続が正常かリバースかを判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電話交換機の新設時又は更改時に各加入者に対する配線盤の二重ジャンパ線の接続の正常性を試験する方法及び装置に関する。
二重ジャンパ線試験は、電話交換機を新設又は端子増設した場合、電話加入者の収容替えを間違いなく円滑に行うために、配線盤において一時的に旧交換機と新交換機の両方に対して行われる二重ジャンパの接続の正当性を調べる試験である。二重ジャンパ線試験方法は、基本的には直流信号方式と交流信号方式がある。
直流信号方式の二重ジャンパ線試験方法は、配線盤の第1のジャンパ線と第1の局内回線を介して既設交換機に接続されている加入者回線を新設交換機に接続替えするために、前記加入者回線と新設交換機とを配線盤の第2のジャンパ線と第2の局内回線とを介して接続し、前記既設及び新設交換機のいずれか一方に対して二重ジャンパ線試験装置から直流試験信号を供給し、前記既設及び新設交換機の他方を介して直流試験信号を前記二重ジャンパ線試験装置で受信し、受信した直流試験信号のレベルによって、二重ジャンパ線の接続の正当性を前記二重ジャンパ線試験装置において判定する二重ジャンパ線試験方法である。直流信号方式の二重ジャンパ線試験方法においては、前記二重ジャンパ線試験装置と既設交換機との間、及び前記二重ジャンパ線試験装置と新設交換機との間は、LTTと呼ばれる回線試験用の特殊なトランクを介して接続されなければならない。ところが、LTTが設置されている電話交換局舎は減少しつつあり、直流信号方式の二重ジャンパ線試験方法が採用できない場合が多くなってきた。
交流信号方式の二重ジャンパ線試験方法は、特開平1−181366号公報(特許文献1)に開示されている。即ち、配線盤の第1のジャンパ線と第1の局内回線を介して既設交換機に接続されている加入者回線を第2の交換機に接続替えするために、前記加入者回線と第2の電話交換機とを配線盤の第2のジャンパ線と第2の局内回線とを介して接続し、且つ前記第2の局内回線を容量型断線プラグによって直流的に遮断すると共に交流的に接続し、前記第1及び第2の電話交換機のいずれか一方に対して0.3〜3.4kHz程度の可聴信号の交流試験信号を送出し、前記第1及び第2の電話交換機の他方を介して交流試験信号を受信し、受信した交流試験信号のレベルと位相によって、二重ジャンパ線の接続の正当性を判定する二重ジャンパ線試験方法である。この二重ジャンパ線試験方法においては、受信した交流試験信号のレベルが設定値以上であれば「正常」、設定値に満たなければレベルの大きさによって「片側断線」又は「両側断線」、更に位相が反転していたら「ジャンパ線リバース」とそれぞれ判定される。
上述の従来の二重ジャンパ線試験方法は交流信号方式と呼ばれ、現在広く採用されている。交流信号方式の二重ジャンパ線試験方法は、LTTを設置していない電話交換局舎でも採用できるからである。また、端子増設した稼動中の交換機でも容量型断線プラグによって交換機からの通話直流電流を遮断できるため、稼動中の交換機に対しても二重ジャンパ線試験を自動的かつ遠隔制御で行うことができ、操作性が高いからである。
近年、新ノード交換機と呼ばれる新型交換機が採用されるようになってきた。ところが、新ノード交換機は各加入者用の回路がメーカによりブラックボックス化されており、新ノード交換機を通過した交流試験信号の位相変化はメーカ毎に異なるだけでなく、変化量も不明である。このため、新ノード交換機が新設交換機として電話交換局に設置された場合に、従来の交流信号方式の二重ジャンパ線試験方法では、「ジャンパ線リバース」であるか否かの判定ができないという問題がある。換言すれば、新ノード交換機の伝送特性はメーカ毎に異なるだけでなく、不明であるために、交流方式の二重ジャンパ線試験が適切に実施できないのである。
特開平1−181366号公報
本発明が解決しようとする課題は、新設交換機の回路がブラックボックス化されていても、「ジャンパ線リバース」であるか否かの判定ができる二重ジャンパ線試験方法を提供することである。
上述の課題を解決する第1の手段は、容量型断線プラグを用いた交流方式の二重ジャンパ線試験方法において、試験信号として1周期の前半周期と後半周期の波形が明確に異なる複合波形交流試験信号を採用したことである。
上述の課題を解決する第2の手段は、容量型断線プラグを用いた交流方式の二重ジャンパ線試験方法において、前記容量型断線プラグとしてセラミックコンデンサ型断線プラグを採用し、且つ試験信号として正弦波交流試験信号又は複合波形交流試験信号を採用したことである。
本発明により、新設交換機がどのような伝送特性であっても、「ジャンパ線リバース」であるか否かの判定が適切に行えるようになった。従って、新ノード交換機を新設交換機とした場合にも、交流方式の二重ジャンパ線試験方法が適用できるようになった。
本発明を実施するための最良の形態は、交流試験信号として1周期の前半周期と後半周期の波形が明確に異なる複合波形交流試験信号を用いた交流方式の二重ジャンパ試験である。即ち、配線盤の第1のジャンパ線と第1の局内回線を介して第1の電話交換機に接続されている加入者回線を第2の交換機に接続替えするために、前記加入者回線と第2の電話交換機とを配線盤の第2のジャンパ線と第2の局内回線とを介して接続し、且つ前記第2の局内回線を容量型断線プラグによって直流的に遮断すると共に交流的に接続して二重ジャンパ線の接続の正常性を試験する二重ジャンパ線試験方法において、前記第1及び第2の電話交換機のいずれか一方に対して複合波形交流試験信号を送出し、前記第1及び第2の電話交換機の他方を介して前記試験信号を受信して二重ジャンパ線の接続の正常性を判定する二重ジャンパ線試験方法である。
図1は、本発明の実施例1の二重ジャンパ線試験方法を説明するための図である。図1において、図示しない電話機は加入者回線L01とL02、配線盤10、局内回線L11とL12を経て既設交換機11に接続されている。また、前記電話機は加入者回線L01とL02、配線盤10、局内回線L21とL22を経て新設交換機12に接続されている。
配線盤10において、加入者回線L01とL02はジャンパ線J11とJ12の一端にそれぞれ接続され、ジャンパ線J11とJ12の他端は試験弾器S11とS12をそれぞれ経て既設交換機側の局内回線L11とL12の一端に接続されている。また、加入者回線L01とL02はジャンパ線J21とJ22の一端にそれぞれ接続され、ジャンパ線J21とJ22の他端は試験弾器S21とS22をそれぞれ経て新設交換機側の局内回線L21とL22の一端に接続されている。そして、試験弾器S21とS22には容量型断線プラグCCとCCがそれぞれ挿入されている。容量型断線プラグCCとCCが挿入されている試験弾器S21とS22は、いずれも直流的には遮断状態であるが、交流的には接続状態となっている。
複合波形交流試験信号生成部20a、送出部20b、受信部20c、及び判定部20dからなる二重ジャンパ線試験器20は、送出部20bから複合波形交流試験信号を既設交換機11に送出し、且つ新設交換機12からの受信信号を受信部20cで受信するように、既設交換機11と新設交換機12に接続されている。判定部20dは、受信信号を評価して、二重ジャンパ線の接続の正常、リバースを判定する。
二重ジャンパ線試験器20は、図2のブロック図で示す如く、CPU21、データメモリ22、キーボードの如き入力部23、液晶表示器の如き表示部24、送出部20b、及び受信部20cで構成されている。データメモリ22は、試験信号格納部22aと受信信号格納部22bを備えている。送出部20bは、デジタル・アナログ変換器20ba、フィルタ20bb、及び増幅器20bcで構成されている。更に、受信部20cは、フィルタ20ca、増幅器20cb、及びアナログ・デジタル変換器20ccで構成されている。
次に、実施例1の二重ジャンパ線試験を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。作業員は図2の入力部23を操作して試験開始指令をCPU21に入力すると、CPU21はプログラムに従ってデータメモリ22の試験信号格納部22aに格納されている複合波形交流試験信号のデータを読出し、送出部20bに入力する。送出部20bは入力されたデジタルの複合波形交流試験信号をデジタル・アナログ変換器20baでアナログ信号に変換し、フィルタ20bbで濾波し、増幅器20bcで増幅する。このようにして得られたアナログの複合波形交流試験信号は、図6(A)に示す如き波形の信号である。即ち、位相0°〜180°の間に2つの小さな山を有し、位相180°〜360°の間に1つの深い谷を有する複合波形交流試験信号である。この複合波形交流試験信号は、例えば400Hzの正弦波交流に位相を90°遅らせた800Hzの正弦波交流を加算して得られたものである。要するに、本発明において用いられる試験信号は、1周期の前半周期と後半周期の波形が明確に異なる複合波形交流試験信号である。このような複合波形交流試験信号は、二重ジャンパ試験において、新設交換機の位相や減衰特性の影響を全く受けないからである。
CPU21は、前記複合波形交流試験信号を第1複合波形交流試験信号として既設交換機11に送出する(101)。第1複合波形交流試験信号は、既設交換機11から局内回線L11とL12、試験弾器S11とS12、ジャンパ線J11とJ12、ジャンパ線J21とJ22、試験弾器S11とS12にそれぞれ挿入された容量型断線プラグCCとCC、局内回線L21とL22、及び新設交換機12を順に流れて、受信部26で受信される(102)。受信部20cにおいて、受信信号はフィルタ20caで濾波され、増幅器20cbで増幅され、更にアナログ・デジタル変換器20ccでデジタル信号に変換されて、CPU21に入力される。CPU21は、プログラムに従って、デジタル信号の受信信号を第1受信信号としてデータメモリ22の受信信号格納部22bに記憶する(103)。
次にCPU21は、第1複合波形交流試験信号を反転した第2複合波形交流試験信号を生成し、既設交換機11に送出する(104)。第2複合波形交流試験信号は、図6(B)に示す如き波形の信号、即ち1周期の前半周期と後半周期の波形が明確に異なる複合波形試験信号である。第2複合波形交流試験信号は、既設交換機11から局内回線L11とL12、試験弾器S11とS12、ジャンパ線J11とJ12、ジャンパ線J21とJ22、試験弾器S11とS12にそれぞれ挿入された容量型断線プラグCCとCC、局内回線L21とL22、及び新設交換機12を順に流れて、受信部20cで受信される(105)。受信部20cにおいて、受信信号はフィルタ20caで濾波され、増幅器20cbで増幅され、更にアナログ・デジタル変換器20ccでデジタル信号に変換されて、CPU21に入力される。CPU21は、プログラムに従って、デジタル信号の受信信号を第2受信信号としてデータメモリ22の受信信号格納部22bに記憶する(106)。
続いて、CPU21は、データメモリ22から受信信号のデータを読出し、受信信号が基準レベルに達しているか否かを判定する(107)。ステップ107でNOと判定された場合、二重ジャンパ線の接続は図9に示す如く片断、又は図10に示す如く断線である(111)。
ステップ107でYESと判定された場合、CPU21は、データメモリ22から読み出した受信信号のデータを評価し、二重ジャンパ線の接続の正常性を判定する(108)。ステップ108の評価は、立て続けに受信された第1受信信号と第2受信信号が、立て続けに送出された第1複合波形交流試験信号と第2複合波形交流試験信号の波形と同一又は類似であるかを評価して行われる。
即ち、第1受信信号が図6(A)に示す如き波形であって、且つ第2受信信号が図6(B)に示す如き波形であった場合には、二重ジャンパ線の接続は正常である(109)。図7は、二重ジャンパ線接続が正常な場合の既設交換機11と新設交換機12と配線盤10の接続状態を示す図である。逆に、第1受信信号が図6(B)に示す如き波形であって、且つ第2受信信号が図6(A)に示す如き波形であった場合には、二重ジャンパ線の接続はリバースである(110)。図8は、二重ジャンパ線接続がリバースの場合の既設交換機11と新設交換機12と配線盤10の接続状態を示す図である。
ステップ107におけるNOの判定結果、及びステップ108の判定結果は、CPU21によって表示部24に表示される。或いは、ステップ106の後に、データメモリ22から試験信号のデータと受信信号のデータを読出し、送出信号波形と受信信号波形を表示部24に同時に表示させるようにしてもよい。
以上、試験信号を既設交換機11に送出し、且つ受信信号を新設交換機12から受信する試験方法を説明したが、試験信号を新設交換機12に送出し、且つ受信信号を既設交換機11から受信する試験方法にも、本発明の第1実施例は適用できることは勿論である。
図3は、本発明の実施例2の二重ジャンパ線試験方法を説明するための図である。図3において、図示しない電話機は加入者回線L01とL02、配線盤10、局内回線L11とL12を経て既設交換機11に接続されている。また、前記電話機は加入者回線L01とL02、配線盤10、局内回線L21とL22を経て新設交換機12に接続されている。
配線盤10において、加入者回線L01とL02はジャンパ線J11とJ12の一端にそれぞれ接続され、ジャンパ線J11とJ12の他端は試験弾器S11とS12をそれぞれ経て既設交換機側の局内回線L11とL12の一端に接続されている。また、加入者回線L01とL02はジャンパ線J21とJ22の一端にそれぞれ接続され、ジャンパ線J21とJ22の他端は試験弾器S21とS22をそれぞれ経て新設交換機側の局内回線L21とL22の一端に接続されている。そして、試験弾器S21とS22には、図11に示す如き直流バイアス特性のセラミックコンデンサを備えたセラミックコンデンサ型断線プラグCCとCCがそれぞれ挿入されている。セラミックコンデンサ型断線プラグCCとCCが挿入されている試験弾器S21とS22は、いずれも直流的には遮断状態であるが、交流的には接続状態となっている。
交流試験信号生成部20e、送出部20b、受信部20c、及び判定部20dからなる二重ジャンパ線試験器20は、送出部20bから複合波形交流試験信号を既設交換機11に送出し、且つ新設交換機12からの受信信号を受信部20cで受信するように、既設交換機11と新設交換機12に接続されている。判定部20dは、受信信号を評価して、二重ジャンパ線の接続の正常、リバースを判定する。
実施例2における二重ジャンパ線試験器20も、図2のブロック図で示す如く、CPU21、データメモリ22、キーボードの如き入力部23、液晶表示器の如き表示部24、送出部20b、及び受信部20cで構成されている。データメモリ22は、試験信号格納部22aと受信信号格納部22bを備えている。送出部20bは、デジタル・アナログ変換器20ba、フィルタ20bb、及び増幅器20bcで構成されている。更に、受信部20cは、フィルタ20ca、増幅器20cb、及びアナログ・デジタル変換器20ccで構成されている。
実施例2における二重ジャンパ線試験方法は、実施例1における二重ジャンパ線試験方法と一部で異なっている。それは、試験弾器S21とS22には、セラミックコンデンサを備えたセラミックコンデンサ型断線プラグCCとCCがそれぞれ挿入されている点である。セラミックコンデンサは、図11に示す如く、印加される電極間電圧が大きくなると容量が低下するという直流バイアス特性を有する。このため、セラミックコンデンサ型断線プラグCCとCCが挿入されている試験弾器S21とS22は、いずれも直流的には遮断状態であるが、交流的には接続状態となっているが、更に前記交流的な接続状態はセラミックコンデンサ型断線プラグCCとCCの電極間電圧によってインピーダンスが変化するのである。この現象を利用して、二重ジャンパ線が正常かリバースかを判定するのが、実施例2における二重ジャンパ線試験方法である。
次に、実施例2の二重ジャンパ線試験を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。作業員は図2の入力部23を操作して試験開始指令をCPU21に入力すると、CPU21はプログラムに従ってデータメモリ22の試験信号格納部22aに格納されている複合波形交流試験信号のデータを読出し、送出部20bに入力する。送出部20bは入力されたデジタルの複合波形交流試験信号をデジタル・アナログ変換器20baでアナログ信号に変換し、フィルタ20bbで濾波し、増幅器20bcで増幅する。このようにして得られたアナログの複合波形交流試験信号は、図6(A)に示す如き波形の信号、即ち1周期の前半周期と後半周期の波形が明確に異なる複合波形交流試験信号である。
CPU21は、前記複合波形交流試験信号を既設交換機11に送出する(201)。この複合波形交流試験信号は、既設交換機11から局内回線L11とL12、試験弾器S11とS12、ジャンパ線J11とJ12、ジャンパ線J21とJ22、試験弾器S11とS12にそれぞれ挿入されたセラミックコンデンサ型断線プラグCCとCC、局内回線L21とL22、及び新設交換機12を順に流れて、受信部26で受信される(202)。受信部20cにおいて、受信信号はフィルタ20caで濾波され、増幅器20cbで増幅され、更にアナログ・デジタル変換器20ccでデジタル信号に変換されて、CPU21に入力される。CPU21は、プログラムに従って、デジタル信号の受信信号をデータメモリ22の受信信号格納部22bに記憶する(203)。
続いて、CPU21は、データメモリ22から受信信号のデータを読出し、受信信号が基準レベルに達しているか否かを判定する(204)。ステップ204でNOと判定された場合、二重ジャンパ線の接続は図9に示す如く片断、又は図10に示す如く断線である(208)。
ステップ204でYESと判定された場合、CPU21は、データメモリ22から読み出した受信信号のデータを評価し、二重ジャンパ線の接続の正常性を判定する(205)。ステップ205の評価は、受信信号が送出された複合波形交流試験信号の波形と同一又は類似であるかを評価して行われる。
即ち、送出された複合波形交流試験信号が図6(A)に示す波形であって、受信信号が図6(A)に示す如き波形であった場合には、二重ジャンパ線の接続は正常である(206)。逆に、受信信号が図6(C)に示す如き波形であった場合には、二重ジャンパ線の接続はリバースである(207)。リバース状態においては、セラミックコンデンサ型断線プラグCCとCCの両端には直流バイアスが印加され、試験弾器S21とS22の両端のインピーダンスが増大するからである。なお、前記直流バイアスは、既設交換機11から局内回線L11とL12に、同時に新設交換機12から局内回線L21とL22に与えられている。
なお、実施例2の二重ジャンパ線試験方法においては、試験信号として複合波形交流試験信号でなく、正弦波交流試験信号を用いることもできる。要するに、実施例2の二重ジャンパ線試験方法は、セラミックコンデンサ型断線プラグCCとCCが挿入された二重ジャンパ線試験回路に、複合波形交流試験信号又は正弦波交流試験信号を一回だけ送出し、受信信号の顕著なレベル低下の有無を判定し、正常状態かリバース状態かの判定を行うものである。従って、上述の実施例2の二重ジャンパ線試験方法は、新設交換機の減衰特性が既知である場合には、1回線の試験のみで接続の正常性の判定が確実に行える。もし、新設交換機の減衰特性が未知な場合には、複数回線について実施例2の二重ジャンパ線試験を行い、複数の受信信号を統計的に処理し、接続の正常性の判定を行う。
以上、試験信号を既設交換機11に送出し、且つ受信信号を新設交換機12から受信する試験方法を説明したが、試験信号を新設交換機12に送出し、且つ受信信号を既設交換機11から受信する試験方法にも、本発明の第2実施例は適用できることは勿論である。
実施例3は、セラミックコンデンサ型断線プラグCCとCCが挿入された二重ジャンパ線試験回路に、第1複合波形交流試験信号と前記第1複合波形交流試験信号を反転した第2複合波形交流試験信号を立て続けに送出し、立て続けに受信した第1受信信号と第2受信信号を評価し、正常状態かリバース状態かの判定を行うものである。要するに、図3の二重ジャンパ線試験回路に、図4のフローチャートに従った試験を適用した二重ジャンパ線試験方法である。
本発明の実施例1の二重ジャンパ線試験方法を説明するための図である。 本発明の実施例1の二重ジャンパ線試験装置のブロック構成図である。 本発明の実施例1の二重ジャンパ線試験方法を説明するための図である。 本発明の実施例1の二重ジャンパ線試験のフローチャートの一例である。 本発明の実施例2の二重ジャンパ線試験のフローチャートの一例である。 二重ジャンパ線試験における信号の波形図である。 二重ジャンパ線接続が正常な場合の既設交換機と新設交換機と配線盤の接続状態を示す図である。 二重ジャンパ線接続がリバースの場合の既設交換機と新設交換機と配線盤の接続状態を示す図である。 二重ジャンパ線接続が両線断の場合の既設交換機と新設交換機と配線盤の接続状態を示す図である。 二重ジャンパ線接続が片線断の場合の既設交換機と新設交換機と配線盤の接続状態を示す図である。 セラミックコンデンサの特性曲線である。
符号の説明
10 配線盤
11 既設交換機
12 新設交換機
20 判定装置
20a 複合波形交流試験信号生成部
20b 送出部
20ba デジタル・アナログ変換器
20bb フィルタ
20bc 増幅器
20c 受信部
20ca フィルタ
20cb 増幅器
20cc アナログ・デジタル変換器
20d 判定部
20e 交流試験信号生成部
21 CPU
22 データメモリ
23 入力部
24 表示部
CC〜CC 容量型断線プラグ
CC〜CC セラミックコンデンサ型断線プラグ
11〜J22 ジャンパ線
01〜L02 加入者線
11〜L22 局内回線
11〜S22 試験弾器























Claims (8)

  1. 配線盤の第1のジャンパ線と第1の局内回線を介して第1の電話交換機に接続されている加入者回線を第2の交換機に接続替えするために、前記加入者回線と第2の電話交換機とを配線盤の第2のジャンパ線と第2の局内回線とを介して接続し、且つ前記第2の局内回線を容量型断線プラグによって直流的に遮断すると共に交流的に接続して二重ジャンパ線の接続の正常性を試験する二重ジャンパ線試験方法において、
    前記第1及び第2の電話交換機のいずれか一方に対して複合波形交流試験信号を送出し、前記第1及び第2の電話交換機の他方を介して受信した受信信号を評価して二重ジャンパ線の接続の正常性を判定することを特徴とする二重ジャンパ線試験方法。
  2. 配線盤の第1のジャンパ線と第1の局内回線を介して第1の電話交換機に接続されている加入者回線を第2の交換機に接続替えするために、前記加入者回線と第2の電話交換機とを配線盤の第2のジャンパ線と第2の局内回線とを介して接続し、且つ前記第2の局内回線をセラミックコンデンサ型断線プラグによって直流的に遮断すると共に交流的に接続し、前記第1及び第2の電話交換機のいずれか一方に対して試験信号を送出し、前記第1及び第2の電話交換機の他方を介して受信した受信信号を評価して二重ジャンパ線の接続の正常性を判定する二重ジャンパ線試験方法において、
    前記試験信号は正弦波交流試験信号又は複合波形交流試験信号であることを特徴とする二重ジャンパ線試験方法。
  3. 前記交流試験信号は立て続けに2回送出されるものであることを特徴とする請求項1又は2の二重ジャンパ線試験方法。
  4. 前記複合波形交流試験信号は、1周期の前半周期と後半周期の波形が明確に異なる複合波形交流試験信号であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの二重ジャンパ線試験方法。
  5. 配線盤の第1のジャンパ線と第1の局内回線を介して第1の電話交換機に接続されている加入者回線を第2の交換機に接続替えするために、前記加入者回線と第2の電話交換機とを配線盤の第2のジャンパ線と第2の局内回線とを介して接続し、且つ前記第2の局内回線を容量型断線プラグによって直流的に遮断すると共に交流的に接続して前記第1及び第2のジャンパ線からなる二重ジャンパ線の接続の正常性を試験する二重ジャンパ線試験方法に使用する二重ジャンパ線試験装置であって、
    前記第1及び第2の電話交換機のいずれか一方に対して複合波形交流試験信号を送出する試験信号送出部と、前記第1及び第2の電話交換機の他方を介して前記試験信号を受信する試験信号受信部と、前記試験信号受信部の受信信号を評価して二重ジャンパ線の接続の正常性を判定する判定部とからなる二重ジャンパ線試験装置。
  6. 配線盤の第1のジャンパ線と第1の局内回線を介して第1の電話交換機に接続されている加入者回線を第2の交換機に接続替えするために、前記加入者回線と第2の電話交換機とを配線盤の第2のジャンパ線と第2の局内回線とを介して接続し、且つ前記第2の局内回線をセラミックコンデンサ型断線プラグによって直流的に遮断すると共に交流的に接続し、前記第1及び第2の電話交換機のいずれか一方に対して試験信号を送信し、前記第1及び第2の電話交換機の他方を介して前記試験信号を受信して二重ジャンパ線の接続の正常性を判定する二重ジャンパ線試験装置であって、
    前記第1及び第2の電話交換機のいずれか一方に対して正弦波交流試験信号又は複合波形交流試験信号を送出する試験信号送出部と、前記第1及び第2の電話交換機の他方を介して前記試験信号を受信する試験信号受信部と、前記試験信号受信部の受信信号を評価して二重ジャンパ線の接続の正常性を判定する判定部とからなる二重ジャンパ線試験装置。
  7. 前記交流試験信号は立て続けに2回送出されるものであることを特徴とする請求項5又は6の二重ジャンパ線試験装置。
  8. 前記複合波形交流試験信号は、1周期の前半周期と後半周期の波形が明確に異なる複合波形交流試験信号であることを特徴とする請求項5〜7のいずれかの二重ジャンパ線試験装置。






























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