以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)音楽関連サービス提供システム
(1−1)システム構成
図1において、1は全体として音楽関連サービス提供システムを示し、この音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末2と、当該クライアント端末2を管理するポータルサーバ3と、当該クライアント端末2に対して音楽に関する各種サービスを提供する複数のサーバSV1乃至SV6とを有している。
この実施の形態の場合、音楽データ配信サーバSV1は、ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3)、AAC(Advanced Audio Coding )、WMA(Windows(登録商標) Media Audio )、RealAUDIO G2 Music Codec、MP3(MPEG Audio Layer-3)形式等でなる音楽データをクライアント端末2に配信する音楽データ配信サービスを提供する。
また物販サーバSV2は、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等をクライアント端末2を介してユーザに販売する物販サービスを提供する。
さらにラジオ放送情報配信サーバSV3は、ラジオ局を介して放送されているラジオ放送のラジオ番組や音楽等についてのラジオ放送情報をクライアント端末2に配信するラジオ放送情報配信サービスを提供する。
さらにインターネットラジオサーバSV4は、インターネットに相当するネットワークNTを介してラジオ放送データをストリーミング配信の形態でクライアント端末2に向けて放送するインターネットラジオ放送サービスを提供する。
さらにディスク情報提供サーバSV5は、個々のCDに関する、当該CDに記録されている楽曲の曲名や演奏時間、アーティスト名等でなるディスク情報をCDデータベースに登録しておいてクライアント端末2に提供するディスク情報提供サービスを提供する。
これに加えて課金サーバSV6は、ポータルサーバ3等からの要求に応じてユーザに対し様々な料金を課すための課金処理を実行するようになされている。
(1−2)クライアント端末2の構成
(1−2−1)クライアント端末2の機能回路ブロック構成
次にクライアント端末2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。図2に示すようにクライアント端末2は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部20がユーザによって操作されると、当該操作入力部20でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部21に送出する。
入力処理部21は、操作入力部20から与えられる操作入力信号を特定の操作コマンドに変換しバス22を介して制御部23に送出する。
制御部23は、バス22を介して接続された各回路から与えられる操作コマンドや制御信号に基づいてこれら各回路の動作を制御する。
表示制御部24は、バス22を介して供給される映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ映像信号を表示部25に送出する。
表示部25は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、筐体表面に直接取り付けられている場合や外付けされている場合がある。
そして表示部25は、制御部23による処理結果や各種映像データが表示制御部24を介してアナログ映像信号として供給されると、当該アナログ映像信号に基づく映像を表示する。
音声制御部26は、バス22を介して供給される音声データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ音声信号をスピーカ27に送出する。スピーカ27は、音声制御部26から供給されるアナログ音声信号に基づく音声を出力する。
外部記録媒体記録再生部28は、CDや、フラッシュメモリが外装ケースに内包されたメモリスティック(登録商標)等の外部記録媒体に記録されているコンテンツデータを読み出して再生し、又は当該外部記録媒体に対し記録対象のコンテンツデータを記録する記録再生部である。
外部記録媒体記録再生部28は、外部記録媒体からコンテンツデータとして映像データを読み出したとき、当該読み出した映像データをバス22を介して表示制御部24に供給する。
これにより表示制御部24は、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体からコンテンツデータとして読み出された映像データをアナログ映像信号に変換して表示部25に供給する。
また外部記録媒体記録再生部28は、外部記録媒体からコンテンツデータとして音声データを読み出したとき、当該読み出した音声データをバス22を介して音声制御部26に供給する。
これにより音声制御部26は、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体からコンテンツデータとして読み出された音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に供給する。
さらに制御部23は、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体から読み出されたコンテンツデータをバス22を介してクライアント端末2内部の記憶媒体29に送出し、その記憶媒体29に対して当該コンテンツデータを記憶する(以下、このようにコンテンツデータを記憶媒体29に記憶することをリッピングと呼ぶ)ことができる。
そして制御部23は、記憶媒体29からコンテンツデータとしてイメージデータ又はビデオデータ等の映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス22を介して表示制御部24に供給する。
また制御部23は、記憶媒体29からコンテンツデータとしてオーディオデータ等の音声データを読み出したときには、当該読み出した音声データをバス22を介して音声制御部26に供給する。
これに加えて制御部23は、記憶媒体29から音楽データを読み出して外部記録媒体記録再生部28に転送することにより当該外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体に対しその音楽データを記録させることもできる。
放送信号受信部30は、各ラジオ局から送信されるラジオ放送波を受信し、チューナ部31に供給する。
チューナ部31は、制御部23の制御のもと、放送信号受信部30を介して受信されたラジオ放送波の中から例えば操作入力部20を介して指定されたラジオ局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる音声データをバス22を介して音声制御部26に送出する。
音声制御部26は、チューナ部31から与えられた音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に送出することにより、当該スピーカ27からラジオ局で放送されているラジオ番組の番組音声を出力させ、かくしてユーザに対しラジオ番組の番組音声を聴取させることができる。
また制御部23は、チューナ部31で得られた音声データを記憶媒体29に送出して記憶することにより、ラジオ番組の番組音声を録音することもできる。
さらに制御部23は、通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してネットワークNTに接続し、当該ネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV5にアクセスすることができ、これによりポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV5との間で各種情報や各種データを送受信する。
エンコーダ/デコーダ部34は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信された圧縮符号化されているコンテンツデータ、あるいは記憶媒体29や外部記録媒体から読み出された圧縮符号化されているコンテンツデータを復号し表示制御部24や音声制御部26に送出する。
またエンコーダ/デコーダ部34は、外部記録媒体から読み出された圧縮符号化されてはいないコンテンツデータや、チューナ部31から与えられる音声データ等を圧縮符号化し、当該圧縮符号化したコンテンツデータを記憶媒体29に送出する。
これによりエンコーダ/デコーダ部34で圧縮符号化されたコンテンツデータは、制御部23の制御のもと記憶媒体29に記憶される。
著作権管理部35は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介してダウンロードされるコンテンツデータに対応する著作権管理情報や、外部記録媒体記録再生部28により外部記録媒体から読み出されたコンテンツデータに対応する著作権管理情報を生成する。
著作権管理部35で生成された著作権管理情報は、制御部23の制御のもとにコンテンツデータと対応付けられて記憶媒体29に登録される。
また著作権管理部35は、記憶媒体29と特定の外部記録媒体との間で著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックアウトするときや、当該特定の外部記録媒体と記憶媒体29との間で当該著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックインするときに、当該コンテンツデータに対応する著作権管理情報の内容を適切に更新することにより、そのコンテンツデータに対する著作権を保護する。
ページ情報生成部36は、ネットワークNTからネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信されたXML(eXtensible Markup Language)ファイル、あるいはHTML(Hyper Text Markup language)ファイル等のページ情報を解釈して表示部25に表示するための映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
認証処理部37は、ネットワークインタフェース33を介して接続されるネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4に対し認証情報を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して送信する等の認証処理を実行する。
認証情報記憶部38は、認証処理部37がポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV4に対しアクセスするときに必要となる認証情報を記憶する。
ラジオ放送表示制御部39は、現在、ユーザによる聴取用に受信中のラジオ放送に関するラジオ放送情報を要求するための要求信号を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して、当該受信中のラジオ放送を放送しているラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
その結果、ラジオ放送表示制御部39は、ネットワークNT上のラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたラジオ放送情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると共に、当該受信したラジオ放送情報を表示制御部24に送出することにより表示部25に対し、現在受信中のラジオ番組の番組名や、当該受信中の楽曲のタイトル及びアーティスト名等からなるラジオ放送情報を表示させる。
(1−2−2)ディレクトリ管理
クライアント端末2の制御部23は、記憶媒体29に対して記憶するコンテンツデータを、図3に示すディレクトリ構成で管理する。まず「root」ディレクトリの下層に対しては、規定範囲内での任意の数の「folder」ディレクトリが作成される。この「folder」ディレクトリは、例えばコンテンツが属するジャンル、又は所有ユーザ等に対応して作成される。
この「folder」ディレクトリの下層には、規定範囲内での任意の数の「album」ディレクトリが作成され、当該「album」ディレクトリは例えば1つのアルバムタイトル毎に対応するようになされている。この「album」ディレクトリの下層においては、その「album」ディレクトリに属するとされる1以上の「track」ファイルが格納され、この「track」ファイルが1つの楽曲すなわちコンテンツとなるものである。
このようなコンテンツデータについてのディレクトリ管理は、記憶媒体29に記憶されているデータベースファイルによって行われる。
(1−3)ポータルサーバ3の機能回路ブロック構成
次に、図4を用いてポータルサーバ3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ポータルサーバ3内の制御部50は、バス51を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部52は、制御部50の制御のもと、ネットワークインタフェース53を介してクライアント端末2やその他サーバSV1乃至SV6と各種情報を送受信する。
顧客データベース部54には、音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID(Identification)情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。
ページ情報記憶部55には、音楽関連サービス提供システム1の運営業者が管理するページ情報等が記憶されている。
なおページ情報は、XML等の言語によって記述されており、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2、ラジオ放送情報配信サーバSV3及びインターネットラジオサーバSV4等にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)情報を含んでいる。
認証処理部56は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部54に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
そして認証処理部56は、ユーザ認証処理を終了すると、当該ユーザ認証処理の結果を示したポータル認証結果情報(後述する認証セッションID情報)を発行し、当該発行したポータル認証結果情報を認証情報記憶部57に一時記憶する。
このとき制御部50は、認証処理部56によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部55に記憶されている契約者用のページ情報をポータル認証結果情報と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
なお制御部50は、認証処理部56によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部55に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信するように構成しても良い。
また認証処理部56は、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3からユーザに対する認証処理が実行された結果、当該ユーザのクライアント端末2から取得して送信されるポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信すると、当該受信したポータル認証結果情報と、認証情報記憶部57に一時記憶していた当該ユーザに対応するポータル認証結果情報とを比較する。
これにより認証処理部56は、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3から受信したポータル認証結果情報に対する認証処理として、正規のポータル認証結果情報であるか否かを確認する確認処理を実行し、その確認結果を示す確認結果情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介して当該音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に返信する。
周波数情報記憶部58には、地域を特定可能な郵便番号等の地域コードと、その地域コードの示す地域で受信可能なラジオ放送の放送周波数を示す周波数情報、当該ラジオ放送を放送するラジオ局の名称(以下、これをラジオ局名と呼ぶ)及び当該ラジオ局毎のユニークな識別情報であるコールサインとが対応付けられて記憶されている。
URL記憶部59には、ラジオ放送用のラジオ局毎のコールサインと、当該コールサインに対応するラジオ局で提供する現在放送中のラジオ番組に関し当該ラジオ番組の番組名やそのラジオ番組内で現時点に流されている楽曲のタイトル等からなるラジオ放送情報(以下、これを特にナウオンエア情報と呼ぶ)を取得可能なURL情報とが対応付けられて記憶されている。
(1−4)音楽データ配信サーバSV1の機能回路ブロック構成
次に、図5を用いて音楽データ配信サーバSV1の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。音楽データ配信サーバSV1内の制御部70は、バス71を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部72は、制御部70の制御のもと、ネットワークインタフェース73を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報や、コンテンツデータ等の各種データを送受信する。
顧客データベース部74には、音楽データ配信サーバSV1の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部75が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部74を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部76には、音楽データ配信サーバSV1が管理する、ダウンロード可能な音楽データを紹介する音楽データ配信用のページ情報等が記憶されている。
因みに音楽データ配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末2を利用するユーザに対してダウンロードを希望する音楽データを選択させることができる。
そして制御部70は、クライアント端末2から送信される、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部76に記憶された音楽データ配信用のページ情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
認証処理部75は、クライアント端末2から送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部74に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部75は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してポータルサーバ3に送信する。
そして認証処理部75は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部75は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部70は、認証処理部75によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部76に契約者用として記憶されている音楽データ配信用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して制御部70は、認証処理部75によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部76に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ところで認証情報記憶部77には、認証処理部75により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部75により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
音楽データ記憶部78には、上述のATRAC3形式やMP3形式等で圧縮符号化された複数の音楽データが各々のコンテンツID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。
検索部79は、クライアント端末2に対し音楽データ配信用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末2から送信される、ダウンロード希望の音楽データ検索用の検索キーが格納されそのダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号がネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信されると、当該受信されたダウンロード要求信号からその検索キーを取り出す。
そして検索部79は、かかる検索キーに基づいて、音楽データ記憶部78内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。
これにより制御部70は、その検索されたダウンロード希望の音楽データを通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
また制御部70は、このときクライアント端末2への音楽データのダウンロードに伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介して課金サーバSV6に送信することにより、課金サーバSV6に対し当該ユーザに対する音楽データのダウンロードに応じた課金処理を実行させる。
(1−5)物販サーバSV2の機能回路ブロック構成
次に、図6を用いて物販サーバSV2の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。物販サーバSV2内の制御部90は、バス91を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部92は、制御部90の制御のもと、ネットワークインタフェース93を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報を送受信する。
顧客データベース部94には、物販サーバSV2の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部95が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部94を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部96には、物販サーバSV2が管理する、販売対象のCDやDVD等のパッケージメディアを紹介するパッケージメディア販売用のページ情報等が記憶されている。
因みにパッケージメディア販売用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末2を利用するユーザに対して購入を希望するCDやDVD等のパッケージメディアを選択させることができる。
そして制御部90は、クライアント端末2から送信される、パッケージメディア販売用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部96に記憶されたパッケージメディア販売用のページ情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
認証処理部95は、クライアント端末2から送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部94に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部95は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してポータルサーバ3に送信する。
そして認証処理部95は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部95は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部90は、認証処理部95によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部96に契約者用として記憶されているパッケージメディア販売用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して制御部90は、認証処理部95によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部96に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ところで認証情報記憶部97には、認証処理部95により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部95により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
パッケージメディア情報記憶部98には、販売対象のCDやDVD等の複数のパッケージメディアに関する情報(以下、これをパッケージメディア情報と呼ぶ)が各々のパッケージメディアID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。
検索部99は、クライアント端末2に対しパッケージメディア販売用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末2から送信される、特定のCDやDVD等のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号がネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信されると、当該受信されたメディア情報要求信号から当該特定のパッケージメディア検索用の検索キーを取り出す。
そして検索部99は、かかる検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部98内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。
これにより制御部90は、その検索されたパッケージメディア情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信し、かくしてユーザに対し特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を提示する。
その結果、制御部90は、クライアント端末2から送信される、上述の特定のパッケージメディアを購入要求する購入要求信号をネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信すると、当該クライアント端末2を利用するユーザへの当該特定のパッケージメディアの引き渡し手続等の購入処理を実行する。
また制御部90は、特定のパッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介して課金サーバSV6に送信することにより、課金サーバSV6に対し当該ユーザに対する特定のパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。
さらに制御部90は、課金サーバSV6によるユーザに対する課金処理が完了すると、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
(1−6)ラジオ放送情報配信サーバSV3の機能回路ブロック構成
次に、図7を用いてラジオ放送情報配信サーバSV3の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ラジオ放送情報配信サーバSV3内の制御部110は、バス111を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部112は、制御部110の制御のもと、ネットワークインタフェース113を介してクライアント端末2やポータルサーバ3等と各種情報を送受信する。
顧客データベース部114には、ラジオ放送情報配信サーバSV3の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部115が、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部114を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部116には、ラジオ放送情報配信サーバSV3が管理し、当該ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局によってすでに放送されたラジオ番組に関するラジオ放送情報(以下、これを特にオンエアリスト情報と呼ぶ)の取得に利用させるオンエアリスト情報配信用のページ情報等が記憶されている。
因みにオンエアリスト情報配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述され、クライアント端末2を利用するユーザに対し、ラジオ番組の放送日時情報や番組名等を、取得希望のオンエアリスト情報に対する検索キーとして入力させるための入力ボックス等が設けられている。
オンエアリスト情報記憶部117には、ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局ですでに放送されたラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻及び番組放送終了時刻等と、当該ラジオ番組内で流された楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等とをリスト化して生成されたオンエアリスト情報が記憶されている。
そして制御部110は、クライアント端末2から送信される、オンエアリスト情報配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部116に記憶されたオンエアリスト情報配信用のページ情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
その結果、検索部118は、クライアント端末2からオンエアリスト情報配信用のページ情報上で入力された取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが格納されオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号が送信されることにより、そのオンエアリスト情報要求信号をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、当該受信したオンエアリスト情報要求信号から検索キーを取り出す。
そして検索部118は、かかる検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部117内のオンエアリスト情報全体に対し当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。
これにより制御部110は、その検索された取得希望のオンエアリスト情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
またナウオンエア情報記憶部119には、ラジオ放送情報配信サーバSV3に対応するラジオ局で現在放送中のラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、当該ラジオ番組内で現時点に流されている楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等からなるナウオンエア情報が記憶されている。
そして認証処理部115は、クライアント端末2からナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号と共に送信される、当該クライアント端末2を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部114に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部115は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末2から送信される、ポータルサーバ3で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してポータルサーバ3に送信する。
そして認証処理部115は、ポータルサーバ3へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ3からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部115は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部110は、認証処理部115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ナウオンエア情報記憶部119に記憶されているナウオンエア情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して制御部110は、認証処理部115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部116に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
このようにして制御部110は、ユーザからナウオンエア情報の取得が要求されたとき、当該ユーザを正規ユーザであると認証したときには、ナウオンエア情報を配信するものの、ユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、そのユーザに対してナウオンエア情報の配信サービスのようなラジオ放送情報配信サーバSV3が提供するラジオ放送情報配信サービスを受けさせないようにしている。
ところで認証情報記憶部120には、認証処理部115により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部115により、クライアント端末2を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
(1−7)ディスク情報提供サーバSV5の機能回路ブロック構成
次に、図8を用いてディスク情報提供サーバSV5の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ディスク情報提供サーバSV5内の制御部130は、バス131を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部132は、制御部130の制御のもと、ネットワークインタフェース133を介してクライアント端末2等とディスク情報等の各種情報を送受信する。
ディスク情報記憶部134には、市販のCDに関するディスク情報(すなわち、CDに音楽データとして記録されている楽曲の曲名や演奏時間、アーティスト名、個々の楽曲の音楽データに対するコンテンツID情報等でなる)と、当該CDの音楽データに対する管理データに基づいて生成されたそのCD固有の固有管理情報とが対応付けられて登録されている。
検索部135は、クライアント端末2からCDの再生時に送信されるそのCDの固有管理情報を含むディスク情報取得要求信号が、ネットワークインタフェース133及び通信制御部132を順次介して受信されると、制御部130の制御のもと、当該受信されたディスク情報報要求信号に含まれる固有管理情報を検索キーとして、ディスク情報記憶部134に記憶している複数のディスク情報の中から、当該検索キーの示す検索条件に該当するディスク情報を検索する。
そして制御部130は、この検索部135によって検索されたディスク情報を、通信制御部132及びネットワークインタフェース133を順次介してクライアント端末2に送信する。
このようにしてディスク情報提供サーバSV5は、クライアント端末2で再生されたCDに対するディスク情報を、当該クライアント端末2に提供し得るようになされている。
(1−8)各サーバの処理概要
次に図9乃至図14に示すシーケンスチャートを用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行される処理や、クライアント端末2とその他の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行される処理の概要を説明する。
(1−8−1)クライアント端末2及びポータルサーバ3間のユーザ認証処理手順
まず図9を用いて、クライアント端末2とポータルサーバ3との間で実行されるユーザ認証処理手順について説明する。
音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末2において制御部23は、例えばクライアント端末2に対して電源を投入する操作が行われ、又はユーザにより操作入力部20の特定の操作ボタンが押下されたことに応じてその操作入力部20で認識された操作入力信号が入力処理部21で操作コマンドに変換されて与えられると、認証要求処理を開始する。
クライアント端末2で認証要求処理を開始すると、ステップSP1において、制御部23は、認証情報記憶部38に対し予め一時記憶している認証セッションID情報等を格納した接続要求信号を生成し、当該生成した接続要求信号を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
因みに認証セッションID情報は、クライアント端末2とポータルサーバ3とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用としてポータルサーバ3によって発行される識別情報である。
なおかかる認証セッションID情報については、ユーザ認証処理等に利用するうえで、ポータルサーバ3による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従ってポータルサーバ3から認証セッションID情報を取得したクライアント端末2は、その認証セッションID情報を有効期限以内にポータルサーバ3に対して提示することができない場合、ポータルサーバ3により、当該認証セッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。
これによりポータルサーバ3は、過去に発行した認証セッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。
また認証情報記憶部38に一時記憶されている認証セッションID情報は、クライアント端末2とポータルサーバ3とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのポータルサーバ3によって発行されたものである。
クライアント端末2から接続要求信号が送信されると、これに応じてステップSP2においてポータルサーバ3の制御部50は、ネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介してその接続要求信号を受信し、当該受信した接続要求信号に格納されている認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。
そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から接続要求信号として受信された認証セッションID情報等に基づいてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2から受信した認証セッションID情報等の有効期限が切れる等して、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP3において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると、これに応じて認証情報記憶部38に記憶しているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出し、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP4において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもとにユーザ認証処理として、そのクライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部54に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出する。
その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部50の制御のもとにポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末2に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。
そして制御部50は、認証処理部56によりそのクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP5において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出する。
そして認証処理部37は、制御部23の制御のもとに、ポータルサーバ3から受信されたその認証セッションID情報等を認証情報記憶部38に一時記憶する。
これにより制御部23は、ポータルサーバ3に対しページ情報を要求するためのページ情報取得要求信号を、ポータルサーバ3から受信して認証情報記憶部38に一時記憶されたその認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP6において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、上述のステップSP4においてクライアント端末2に対して発行し認証情報記憶部57に一時記憶していた認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果ステップSP7において、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からのページ情報の取得要求が正当な要求であると判断し、クライアント端末2に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。
これにより制御部50は、ページ情報記憶部55から、ユーザによって取得要求されたページ情報を読み出すと共に、当該読み出したページ情報を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP8において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信されたページ情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その有効期限の延長された認証セッションID情報等を認証処理部37に送出する。
ページ情報生成部36は、制御部23から与えられたページ情報に基づいて、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3へのリンクが埋め込まれたページの映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
これにより表示制御部24は、ページ情報生成部36から与えられた映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部25に送出することにより当該表示部25にそのアナログ映像信号に基づく映像としてポータルサーバ3のページを表示させる。
また認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された、有効期限の延長された認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP5において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
(1−8−2)クライアント端末2及び各サーバSV1乃至SV3間のユーザ認証処理手順
次に、図10において、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行するユーザ認証処理について以下に説明する。
この場合、かかるユーザ認証処理としては、クライアント端末2が図9について上述したようにポータルサーバ3からページ情報を一旦取得し、引き続きそのページ情報に埋め込まれたリンクにより音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3にアクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを間接アクセス認証処理と呼ぶ)がある。
またかかるユーザ認証処理としては、クライアント端末2がポータルサーバ3のページ情報を取得せずに、予めブックマークとして登録しているURL情報等により音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に直接アクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを直接アクセス認証処理と呼ぶ)もある。
ただし間接アクセス認証処理については、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。
また直接アクセス認証処理についても、クライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。
そして間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理では、クライアント端末2において音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3へのアクセスに使用するURL情報の取得の仕方のみが異なるだけで、当該URL情報の取得以降には、間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理の両方ともに同様の手順で実行することができる。
従って以下には、クライアント端末2のアクセス先として、説明を簡略化するうえで音楽データ配信サーバSV1を代表として用い、さらに間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理をまとめて1つのユーザ認証処理として説明する。
まず、ステップSP10において、クライアント端末2の制御部23は、ページ情報にリンクとして埋め込まれたURL情報、又はすでにブックマークとして登録しているURL情報等に従って、音楽データ配信用のページ情報(他の物販サーバSV2やラジオ放送情報配信サーバSV3では、パッケージメディア販売用のページ情報やオンエアリスト情報配信用のページ情報等となる)を取得要求するページ情報取得要求信号と共に、認証情報記憶部38から読み出したサービスセッションID情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
因みにサービスセッションID情報は、クライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用として、クライアント端末2がアクセスした音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3によって発行される識別情報である。
なおかかるサービスセッションID情報については、上述した認証セッションID情報と同様に、ユーザ認証処理等に利用するうえで音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従って各サーバSV1乃至SV3からサービスセッションID情報を取得したクライアント端末2は、そのサービスセッションID情報を有効期限以内に発行元の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3に対して提示することができない場合、これら発行元の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3により、当該サービスセッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。
これにより音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3は、過去に発行したサービスセッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。
また認証情報記憶部38に一時記憶されているサービスセッションID情報は、クライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのアクセス先の音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3によって発行されたものである。
ステップSP11において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。
認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部77にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部75は、例えばクライアント端末2から受信したサービスセッションID情報の有効期限がすでに切れていることにより、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末2からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求ではないと判断する。
そして制御部70は、認証処理部75によりクライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報と、音楽データ配信サーバSV1を識別するショップコードとを通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP12において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信された認証エラー情報及びショップコードをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証エラー情報により、音楽データ配信サーバSV1においてユーザが正規ユーザとして認証されなかったことを認識すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したショップコードを認証情報記憶部38に一時記憶する。
そして制御部23は、ポータルサーバ3に対して、音楽データ配信サーバSV1にアクセスするための認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成し、当該生成した認証チケット発行要求信号を音楽データ配信サーバSV1のショップコード、及びすでにポータルサーバ3から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶している認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP13において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、これらを認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、そのクライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信された認証セッションID情報の有効期限がすでに切れており、当該クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求ではないと判断する。
そして制御部50は、認証処理部56によりクライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
これに対して認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信した認証セッションID情報の有効期限が未だ切れてはいないことで、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、後述するステップSP18に移る。
ステップSP14において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信すると、認証情報記憶部38に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出すと共に、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP15において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部54に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部50の制御のもとポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末2に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。
そして制御部50は、認証処理部56によりそのクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP16において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37により認証情報記憶部38に一時記憶する。
そして制御部23は、再びポータルサーバ3に対して、認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成すると共に、当該生成した認証チケット発行要求信号を、認証情報記憶部38にすでに一時記憶しているショップコード、及びこのとき一時記憶した認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ここで本実施の形態では、クライアント端末2において認証情報記憶部38に対しショップコードを一時記憶しておいたが、これに限らず、当該クライアント端末2とポータルサーバ3との間でステップSP12乃至ステップSP16の処理を実行する際にショップコードを順次送受信することにより、クライアント端末2において認証情報記憶部38に対しショップコードを一時記憶しなくてもステップSP16においてポータルサーバ3に対しショップコードを送信することが可能である。
ステップSP17において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、これらを認証処理部56に送出する。
これにより認証処理部56は、制御部50の制御のもと、そのクライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57にすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、例えばクライアント端末2から受信した認証セッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP18に移る。
ステップSP18において、認証処理部56は、制御部50の制御のもと、上述のステップSP17においてクライアント端末2から受信したショップコード及び認証チケット発行要求信号に基づいて、ポータル認証結果情報として、当該ショップコードの示す音楽データ配信サーバSV1へのアクセスを可能にする認証チケット等を発行する。
そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと、その発行した認証チケット等を認証情報記憶部57に一時記憶すると共に、クライアント端末2に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。
これにより制御部50は、認証チケット等を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP19において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された認証チケット等と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報を認証処理部37に送出する。
そして制御部23は、そのポータルサーバ3から受信した認証チケット等を認証要求信号と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
また認証処理部37は、このとき制御部23の制御のもとに認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP16において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
ステップSP20において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信された認証要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信する。
そして制御部70は、そのクライアント端末2から受信した認証チケット等を当該認証チケット等の確認を要求する認証チケット確認要求信号と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP21において、ポータルサーバ3の制御部50は、音楽データ配信サーバSV1から送信された認証チケット確認要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証チケット確認要求信号及び認証チケット等を認証処理部56に送出する。
そして認証処理部56は、制御部50の制御のもと認証チケット確認要求信号に応じて、その音楽データ配信サーバSV1から受信された認証チケット等と、認証情報記憶部57にすでに一時記憶している認証チケット等とを比較するようにして、当該音楽データ配信サーバSV1から受信した認証チケットに対する確認処理を実行する。
その結果、制御部50は、認証処理部56により、音楽データ配信サーバSV1から受信した認証チケット等が正規の認証チケット等であると確認されると、当該認証チケット等を正規の認証チケット等であると確認したことを示す確認結果情報を通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP22において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、ポータルサーバ3から送信された確認結果情報をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報を認証処理部75に送出する。
これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもとにその確認結果情報に応じ、サーバ認証結果情報として、現時点のクライアント端末2と音楽データ配信サーバSV1との通信接続状態に対するサービスセッションID情報等を発行すると共に、当該発行したサービスセッションID情報等を認証情報記憶部77に一時記憶する。
また制御部70は、認証処理部75によりそのクライアント端末2に対して発行されたサービスセッションID情報等を通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP23において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信されたサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37により認証情報記憶部38に一時記憶させる。
これにより制御部23は、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号を、音楽データ配信サーバSV1から受信して認証情報記憶部38に一時記憶させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP24において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。
これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、上述のステップSP22においてすでにクライアント端末2に対し発行して認証情報記憶部77に一時記憶していたサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部75は、例えばクライアント端末2から受信したサービスセッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、そのクライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部70は、認証処理部75により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP25に移る。
ステップSP25において、制御部70は、ページ情報記憶部76から、ユーザにより取得要求された音楽データ配信用のページ情報を読み出すと共に、認証処理部75により、クライアント端末2に対して発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。
そして制御部70は、そのページ情報記憶部76から読み出した音楽データ配信用のページ情報を、認証処理部75により有効期限を延長させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP26において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信された音楽データ配信用のページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した音楽データ配信用のページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、音楽データ配信サーバSV1から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP23において一時記憶していたサービスセッションID情報等を有効期限の延長されたサービスセッションID情報等に更新する。
またページ情報生成部36は、音楽データ配信用のページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24に送出する。
これにより表示制御部24は、ページ情報生成部36から与えられた映像データに対しディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部25に送出することにより当該表示部25にそのアナログ映像信号に基づく映像として音楽データ配信用のページを表示する。
(1−8−3)音楽関連サービス提供処理
続いて図11乃至図14において、図10について上述したクライアント端末2と、音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3との間で実行されたユーザ認証処理手順の終了後に、当該ユーザ認証処理手順においてクライアント端末2が音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2及びラジオ放送情報配信サーバSV3から取得した音楽データ配信用のページ情報、パッケージメディア販売用のページ情報及びオンエアリスト情報配信用のページ情報等を利用して音楽データ配信サービス、物販サービス及びラジオ放送情報配信サービスの提供を受ける際の音楽関連サービス提供処理について説明する。
(1−8−3−1)音楽データ配信サービス提供処理手順
まず図11を用いてクライアント端末2が、音楽データ配信サーバSV1から音楽データ配信サービスの提供を受ける際の音楽データ配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP30において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示された音楽データ配信用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、ダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号を生成する。
そして制御部23は、そのダウンロード要求信号を、すでに音楽データ配信サーバSV1で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して音楽データ配信サーバSV1に送信する。
ステップSP31において、音楽データ配信サーバSV1の制御部70は、クライアント端末2から送信されたダウンロード要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース73及び通信制御部72を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部75に送出する。
これにより認証処理部75は、制御部70の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部77に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部70は、認証処理部75により、クライアント端末2を利用して音楽データのダウンロードを要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP32に移る。
ステップSP32において、検索部79は、ダウンロード要求信号に格納されている検索キーに基づいて、音楽データ記憶部78内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。
そして制御部70は、検索部79により音楽データが検索されると、認証処理部75により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP33に移る。
ステップSP33において制御部70は、音楽データ記憶部78から、検索部79によって検索されたダウンロード希望の音楽データを読み出すと共に、当該読み出したダウンロード希望の音楽データを、認証処理部75により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部72及びネットワークインタフェース73を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP34において、クライアント端末2の制御部23は、音楽データ配信サーバSV1から送信されたダウンロード希望の音楽データと、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した音楽データを記憶媒体29に記憶すると共に、その音楽データ配信サーバSV1から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、音楽データ配信サーバSV1から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
このようにしてクライアント端末2は、音楽データ配信サーバSV1の提供している音楽データ配信サービスを利用して、ユーザにより取得の希望された音楽データをダウンロードすることができる。
(1−8−3−2)物販サービス提供処理手順
次に図12を用いてクライアント端末2が、物販サーバSV2から物販サービスの提供を受ける際の物販サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP40において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示されたパッケージメディア販売用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じた特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号を生成する。
そして制御部23は、そのメディア情報要求信号を、すでに物販サーバSV2で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して物販サーバSV2に送信する。
ステップSP41において、物販サーバSV2の制御部90は、クライアント端末2から送信されたメディア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部95に送出する。
認証処理部95は、制御部90の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部97に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2を利用してパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP42に移る。
ステップSP42において、検索部99は、メディア情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部98内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。
そして制御部90は、検索部99によりパッケージメディア情報が検索されると、認証処理部95により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP43に移る。
そしてステップSP43において制御部90は、パッケージメディア情報記憶部98から、検索部99によって検索されたパッケージメディア情報を読み出すと共に、当該読み出したパッケージメディア情報を、認証処理部95により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP44において、クライアント端末2の制御部23は、物販サーバSV2から送信されたパッケージメディア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したパッケージメディア情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その物販サーバSV2から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、物販サーバSV2から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部36は、制御部23から与えられたパッケージメディア情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出する。
このようにして制御部23は、表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてパッケージメディア情報を表示させると、次のステップSP45に移る。
ステップSP45において、制御部23は、表示部25に映像として表示させたパッケージメディア情報に対応するパッケージメディアを購入要求する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じてそのパッケージメディアを購入要求する購入要求信号を生成する。
そして制御部23は、その購入要求信号を、すでに物販サーバSV2から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等(すなわち、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等)と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介して物販サーバSV2に送信する。
ステップSP46において、物販サーバSV2の制御部90は、クライアント端末2から送信された購入要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース93及び通信制御部92を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部95に送出する。
認証処理部95は、制御部90の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部97に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2を利用してパッケージメディアの購入を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP47に移る。
ステップSP47において、制御部90は、クライアント端末2を利用するユーザに対し、購入要求されたパッケージメディアを引き渡すための手続等の購入処理を実行すると共に、当該パッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介して課金サーバSV6に送信することにより、その課金サーバSV6に対し当該ユーザに対するパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。
また制御部90は、認証処理部95により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。
ステップSP48において、制御部90は、課金処理終了後、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を、認証処理部95により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部92及びネットワークインタフェース93を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP49において、クライアント端末2の制御部23は、物販サーバSV2から送信された購入完了ページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した購入完了ページ情報をページ情報生成部36に送出すると共に、その物販サーバSV2から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、物販サーバSV2から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部36は、制御部23から与えられた購入完了ページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出する。
これにより制御部23は、表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像として購入完了ページを表示させる。
このようにしてクライアント端末2は、物販サーバSV2の提供している物販サービスを利用して、ユーザに対して所望のパッケージメディアを購入させることができる。
(1−8−3−3)オンエアリスト情報配信サービス提供処理手順
次に図13を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にオンエアリスト情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP60において、クライアント端末2の制御部23は、表示部25に映像として表示させたオンエアリスト情報配信用のページ上で入力ボックスに対し取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが入力され、当該入力された検索キーを示す文字列に対応する制御コマンドが入力処理部21から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、取得希望のオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号を生成する。
そして制御部23は、そのオンエアリスト情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3で発行され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ステップSP61において、ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110は、クライアント端末2から送信されたオンエアリスト情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部115に送出する。
認証処理部115は、制御部110の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部110は、認証処理部115により、クライアント端末2を利用してオンエアリスト情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP62に移る。
ステップSP62において、検索部118は、オンエアリスト情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部117内のオンエアリスト情報全体に対し、当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。
そして制御部110は、検索部118によりオンエアリスト情報が検索されると、認証処理部115により、クライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP63に移る。
そしてステップSP63において制御部110は、オンエアリスト情報記憶部117から、検索部118によって検索されたオンエアリスト情報を読み出すと共に、当該読み出したオンエアリスト情報を、認証処理部115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP64において、クライアント端末2の制御部23は、ラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたオンエアリスト情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したオンエアリスト情報をページ情報生成部36に送出すると共に、そのラジオ放送情報配信サーバSV3から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ラジオ放送情報配信サーバSV3から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部36は、制御部23から与えられたオンエアリスト情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部24によりアナログ映像信号に変換して表示部25に送出することにより当該表示部25に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてオンエアリスト情報を表示させる。
このようにしてクライアント端末2は、ラジオ放送情報配信サーバSV3の提供しているラジオ放送情報配信サービスを利用して、ユーザに対して所望のオンエアリスト情報を取得させることができる。
(1−8−3−4)ナウオンエア情報配信サービス提供処理手順
次に図14を用いてクライアント端末2が、ラジオ放送情報配信サーバSV3からラジオ放送情報配信サービスとして特にナウオンエア情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ただしナウオンエア情報を提供するラジオ放送情報配信サーバSV3は、ラジオ局(コールサイン)毎に設けられている。
そしてクライアント端末2には、初期状態において、各ラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバSV3のURL情報が記憶されていない場合がある。
そのため以下のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順については、各ラジオ放送情報配信サーバSV3のURL情報をラジオ局のコールサイン毎にポータルサーバ3が管理している場合を例に挙げて説明する。
またかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、クライアント端末2が、ラジオ局毎の放送周波数を自動プリセットするためにポータルサーバ3に対して当該放送周波数を示す周波数情報を要求するときに、認証情報記憶部38に対し認証セッションID情報等を一時記憶してはいない場合を想定している。このため、まずクライアント端末2は、ポータルサーバ3に対しユーザID情報及びパスワード情報等を送信することになる。
ステップSP70において、クライアント端末2の制御部23は、入力処理部21から各ラジオ局の放送周波数を自動プリセットするように要求する操作コマンドが入力されると、これに応じて各ラジオ局の受信可能な放送周波数の周波数情報を取得要求する周波数情報要求信号を、ユーザにより入力された地域コードと、認証情報記憶部38に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP71において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信された周波数情報要求信号、地域コード、ユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、そのクライアント端末2から受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部56に送出する。
認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信されたユーザID情報及びパスワード情報等と、顧客データベース部54に登録している顧客情報とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部56は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証し、当該クライアント端末2からの周波数情報の取得要求が正当な要求であると判断すると、制御部50の制御のもと、現時点のクライアント端末2とポータルサーバ3との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行し、当該発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部57に一時記憶する。
そして制御部50は、このように認証処理部56によりユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP72に移る。
ステップSP72において、制御部50は、クライアント端末2から受信した地域コードに基づいて、周波数情報記憶部58内の複数の周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストの中から当該地域コードに対応する周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを検索してリスト化し読み出す。
これにより制御部50は、周波数情報記憶部58からリスト化して読み出した周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを、上述のステップSP71において認証処理部56によりクライアント端末2に対して発行された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP73において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストと、認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該ポータルサーバ3から受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示制御部24に送出する。
これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと、ポータルサーバ3から受信された認証セッションID情報等を認証情報記憶部38に一時記憶する。
また表示制御部24は、制御部23から与えられた周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示部25に送出することにより当該表示部25に対しそのリストを表示させる。
さらに制御部23は、このとき入力処理部21から入力される選択コマンドに基づき、選択された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを記憶媒体29にプリセットとして記憶して、次のステップSP74に移る。
ステップSP74において、制御部23は、入力処理部21から入力されるチューニング制御コマンドに応じて、チューナ部31を、ラジオ放送波の中からチューニング制御コマンドに対応する放送周波数で放送されているラジオ放送のラジオ放送信号を抽出するように制御する。
これによりチューナ部31は、放送信号受信部30により受信されたラジオ放送波の中から、その放送周波数で放送されているラジオ放送信号を抽出して復号等の所定の受信処理を施し、この結果得られた音声データを音声制御部26に送出する。
従って音声制御部26は、チューナ部31から与えられる音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ27に送出することにより当該スピーカ27から、選択されたラジオ番組の音声を出力させることができる。
ステップSP75において、ラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもと、記憶媒体29から、上述のチューニング制御コマンドに対応する放送周波数を示す周波数情報に対応して記憶されているコールサインを読み出すと共に、当該読み出したコールサインを、認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶されている認証セッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してポータルサーバ3に送信する。
ステップSP76において、ポータルサーバ3の制御部50は、クライアント端末2から送信されたコールサイン及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース53及び通信制御部52を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部56に送出する。
認証処理部56は、制御部50の制御のもと、クライアント端末2から受信された認証セッションID情報等と、認証情報記憶部57に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2から受信した認証セッションID情報等が有効期限内のものであり、当該クライアント端末2を利用してコールサインを送信したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP77に移る。
ステップSP77において、制御部50は、クライアント端末2から受信したコールサインに基づいて、URL記憶部59内の複数のURL情報の中から当該コールサインに対応付けられたURL情報を検索する。
また制御部50は、認証処理部56により、クライアント端末2に対し発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長させる。
そして制御部50は、URL記憶部59から、その検索したURL情報を読み出すと共に、当該読み出したURL情報を、認証処理部56により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部52及びネットワークインタフェース53を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP78において、クライアント端末2の制御部23は、ポータルサーバ3から送信されたURL情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、URL情報をラジオ放送表示制御部39に送出する。
認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ポータルサーバ3から受信された有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等の内容を更新する。
またラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに、当該制御部23から与えられたURL情報を、記憶媒体29に記憶しているコールサインに対応付けて記憶媒体29等に一時記憶する。
そしてラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに、記憶媒体29等に一時記憶したURL情報に従って、ナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3から受信され認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ここでかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP78においてクライアント端末2からナウオンエア情報要求信号及びサービスセッションID情報等をラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する処理が、図10について上述したステップSP10の処理に対応している。
従ってこのラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP78の処理に引き続き、クライアント端末2及びラジオ放送情報配信サーバSV3並びにポータルサーバ3において、図10について上述したステップSP11乃至ステップSP13及びステップSP18乃至ステップSP22と同様のユーザ認証処理を順次実行した後、続くステップSP79に移る。
ステップSP79において、クライアント端末2のラジオ放送表示制御部39は、制御部23の制御のもとに再び、記憶媒体29等に一時記憶していたURL情報に従ってナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバSV3から受信して認証情報記憶部38に対し一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部32及びネットワークインタフェース33を順次介してラジオ放送情報配信サーバSV3に送信する。
ステップSP80において、ラジオ放送情報配信サーバSV3の制御部110は、クライアント端末2から送信されたナウオンエア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース113及び通信制御部112を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部115に送出する。
これにより認証処理部115は、制御部110の制御のもと、クライアント端末2から受信されたサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部115は、クライアント端末2を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末2からのナウオンエア情報の取得要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部110は、認証処理部115により、クライアント端末2を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、当該認証処理部115により、そのクライアント端末2に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP81に移る。
ステップSP81において、制御部110は、ナウオンエア情報記憶部119からナウオンエア情報を読み出し、当該読み出したナウオンエア情報を、認証処理部115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部112及びネットワークインタフェース113を順次介してクライアント端末2に送信する。
ステップSP82において、クライアント端末2の制御部23は、ラジオ放送情報配信サーバSV3から送信されたナウオンエア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース33及び通信制御部32を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部37に送出すると共に、ナウオンエア情報をラジオ放送表示制御部39に送出する。
これにより認証処理部37は、制御部23の制御のもと認証情報記憶部38において、ラジオ放送情報配信サーバSV3から受信された有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部38に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またラジオ放送表示制御部39は、制御部23から与えられたナウオンエア情報を表示制御部24を介して表示部25に送出することにより、当該表示部25に対し、現在受信中のラジオ放送のラジオ番組に関するナウオンエア情報を表示させる。
そしてかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、この後、クライアント端末2がステップSP79におけるナウオンエア情報の取得要求を定期的に繰り返し実行すると共に、ラジオ放送情報配信サーバSV3がクライアント端末2からその取得要求を受けてステップSP80及びステップSP81の処理を順次実行する。
これによりクライアント端末2では、現在受信中のラジオ番組の番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、そのラジオ番組内で現在流れている楽曲のタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等をナウオンエア情報として時々刻々と更新しながらクライアント端末2の表示部25に表示することができる。
(1−9)クライアント端末2のハードウェア回路ブロック構成
(1−9−1)回路構成
次にクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。かかるクライアント端末2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成では、一部の機能を後述するソフトウェアモジュールに従って実現している。
図15に示すようにクライアント端末2は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部200がユーザによって操作されると、当該操作入力部200でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部201へ送出する。
入力処理部201は、供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、当該操作入力信号を操作コマンドに変換し、これをバス202を介してCPU(Central Processing Unit)203に供給する。
CPU203は、ROM(Read Only Memory)204に予め格納されている基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムをバス202を介してRAM(Random Access Memory)205に読み出し、これら各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部201から供給される操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
ディスプレイ206は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、筐体表面に直接取り付けられている場合や外付けされている場合がある。
そしてディスプレイ206は、CPU203による処理結果や各種映像データが表示処理部207を介してアナログ映像信号として供給されると、当該アナログ映像信号に基づく映像を表示する。
メディアドライブ208は、例えばCDや、フラッシュメモリが外装ケースに内包されるメモリスティック(登録商標)に記録されたコンテンツデータを読み出して再生し、又は当該CDやメモリスティックに対し記録対象のコンテンツデータを記録する。
そしてメディアドライブ208は、CDやメモリスティックからコンテンツデータとして映像データを読み出したときには、当該再生した映像データをバス202を介して表示処理部207に供給する。
またメディアドライブ208は、CDやメモリスティックからコンテンツデータとして音声データを読み出したときには、当該再生した音声データを音声処理部209に供給する。
表示処理部207は、バス202を介して供給される映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ映像信号をディスプレイ206に供給することにより、当該ディスプレイ206にそのアナログ映像信号に基づく映像を表示させる。
また音声処理部209は、バス202を介して供給される音声データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ音声信号を2チャンネルのスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210からそのアナログ音声信号に基づくステレオ音声を出力させる。
さらにCPU203は、メディアドライブ208で読み出したコンテンツデータをバス202を介してハードディスクドライブ211に送出することにより、当該ハードディスクドライブ211にそのコンテンツデータをコンテンツファイルとして記憶し得るようにもなされている。
因みにCPU203は、ハードディスクドライブ211に対して記憶したコンテンツデータを、図3について上述したディレクトリ構成で管理している。
そしてCPU203は、ハードディスクドライブ211に記憶したコンテンツファイルを当該ハードディスクドライブ211からコンテンツデータとして読み出すこともできる。
なおCPU203は、ハードディスクドライブ211からコンテンツデータとして映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス202を介して表示処理部207に供給する。
またCPU203は、ハードディスクドライブ211からコンテンツデータとして音声データを読み出したときには、当該読み出した音声データを音声処理部209に供給する。
アンテナ212は、各ラジオ局から送信されてくるラジオ放送波を受信し、これをAM/FMチューナでなるチューナ213に送出する。
チューナ213は、CPU203の制御のもと、アンテナ212を介して受信されたラジオ放送波の中から例えば操作入力部200を介して指定されたラジオ局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる音声データをバス202を介して音声処理部209に供給する。
音声処理部209は、チューナ213から与えられた音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ210に送出することにより、当該スピーカ210からラジオ局で放送されているラジオ番組の番組音声を出力させ、かくしてユーザに対しラジオ番組の番組音声を聴取させることができる。
またCPU203は、チューナ213で得られた音声データをハードディスクドライブ211に送出して記録することにより、ラジオ番組の番組音声を録音することもできる。
さらにCPU203は、通信処理部214、ネットワークインタフェース215を順次介してネットワークNTに接続し、当該ネットワークNT上のポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV5にアクセスすることができ、これによりポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV5との間で各種データを送受信することができる。
(1−9−2)プログラムモジュール構成
図16に示すように、上述の図15に示したハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2に実装されるプログラムモジュールとしては、OS上で動作するようになされており、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV5との間でやりとりを行う。
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)メッセージプログラム240は、ポータルサーバ3やその他サーバSV1乃至SV5との間のやりとりをHTTP通信で行うものであり、コミュニケータプログラム241は、HTTPメッセージプログラム240とデータのやりとりを行うプログラムモジュールである。
コミュニケータプログラム241の上位には、コンテンツのコーデックを解釈して再生するコンテンツ再生モジュール242、著作権保護に関する情報を取り扱う著作権保護管理モジュール243が位置し、そのコンテンツ再生モジュール242、著作権保護管理モジュール243の上位に対して、インターネットラジオの選局及び再生を行うインターネットラジオ選局再生モジュール244、楽曲購入及び試聴曲の再生を司る楽曲購入再生モジュール245がそれぞれ位置している。
インターネットラジオ選局再生モジュール244と、楽曲購入再生モジュール245とにより再生された音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
インターネットラジオ選局再生モジュール244、楽曲購入再生モジュール245の上位にはXMLブラウザ246が位置し、各種サーバからのXMLファイルを解釈し、ディスプレイ206に対して映像表示を行う。
例えば、XMLブラウザ246を介してユーザに選択された楽曲は楽曲購入再生モジュール245で購入処理され、ハードディスクコンテンツコントローラ247を介してハードディスクドライブ211に書き込まれる。
なおコミュニケータプログラム241には、ライブラリ248の認証ライブラリ248Aが接続されており、当該認証ライブラリ248Aはポータルサーバ3等と連携して各種認証処理を行うようになされている。
さらにコミュニケータプログラム241の上位には、データベースアクセスモジュール249、コンテンツデータアクセスモジュール250及びハードディスクコンテンツコントローラ247が位置する。
このデータベースアクセスモジュール249は、ハードディスクドライブ211に構築された各種データベースにアクセスし、コンテンツデータアクセスモジュール250はハードディスクドライブ211に格納されたコンテンツデータにアクセスし、ハードディスクコンテンツコントローラ247はハードディスクドライブ211に格納されたコンテンツデータを管理するようになされている。
ハードディスクコンテンツコントローラ247の上位には、ラジオ局が放送した楽曲のタイトルやアーティスト名等を表示するためのラジオ放送情報表示モジュール251、及びラジオ局を選局したり、当該ラジオ局から受信した楽曲としてのコンテンツデータをハードディスクドライブ211に記憶(録音)するチューナ選局再生/録音モジュール252が位置している。
例えば、オーディオユーザインタフェース253を介して選局されたラジオ局から受信した楽曲は、コンテンツデータアクセスモジュール250を介してハードディスクドライブ211へ書き込まれるようになされている。
またチューナ選局再生/録音モジュール252により再生されたコンテンツデータとしての音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
ラジオ放送情報表示モジュール251は、チューナ選局再生/録音モジュール252によって現在ラジオ局が放送している楽曲のタイトルやアーティスト名等のナウオンエア情報のようなラジオ放送情報をラジオ放送情報配信サーバSV3からHTTPメッセージプログラム240経由で受信し、これをオーディオユーザインタフェース(UI)253を介してディスプレイ206に表示する。
なおオーディオユーザインタフェース253を介してディスプレイ206に表示したラジオ放送情報は、ライブラリ248のクリップライブラリ248Bに一時的に記憶することもでき、ユーザからの指示に従って最終的にはデータベースアクセスモジュール249を介してハードディスクドライブ211へ記憶される。
CD再生モジュール254は、メディアドライブ208に対してCDを再生するように制御する。
そしてCD再生モジュール254によりCDから再生された音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
HDD再生モジュール255は、図示はしていないが、ハードディスクコンテンツコントローラ247及び著作権保護管理モジュール243と接続されている。
これによりHDD再生モジュール255は、ハードディスクコンテンツコントローラ247の制御のもとにハードディスクドライブ211から読み出されたコンテンツデータとしての音声データを、著作権保護管理モジュール243から供給される著作権管理情報に従って再生する。
そしてHDD再生モジュール255により著作権管理情報に従って再生された音声データは、音声処理部209に転送されることにより、最終的にスピーカ210から音声として出力される。
リッピングモジュール256は、図示はしていないが、ハードディスクコンテンツコントローラ247及び著作権保護管理モジュール243と接続されている。
これによりリッピングモジュール256は、CD再生モジュール254によりCDから再生された音声データを、著作権保護管理モジュール243から供給される、その音声データを管理するための著作権管理情報と共に、ハードディスクコンテンツコントローラ247の制御のもとハードディスクドライブ211のハードディスクに記憶される(すなわち、リッピングされる)ように、CD再生モジュール254、著作権保護管理モジュール243及びハードディスクコンテンツコントローラ247を制御する。
ところで以上説明したプログラムモジュールにおいてHTTPメッセージプログラム240及びコミュニケータプログラム241は、図2について上述したクライアント端末2の通信制御部32と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
またコンテンツ再生モジュール242は、図2について上述したクライアント端末2のエンコーダ/デコーダ部34と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらに著作権保護管理モジュール243は、図2について上述したクライアント端末2の著作権管理部35と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにインターネットラジオ選局再生モジュール244は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらに楽曲購入再生モジュール245は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにXMLブラウザ246は、図2について上述したクライアント端末2の入力処理部21及びページ情報生成部36と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにハードディスクコンテンツコントローラ247及びデータベースアクセスモジュール249並びにコンテンツデータアクセスモジュール250は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにライブラリ248の認証ライブラリ248Aは、図2について上述したクライアント端末2の認証処理部37及び認証情報記憶部38と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにライブラリ248のクリップライブラリ248Bは、図2について上述したクライアント端末2の制御部23と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにラジオ放送情報表示モジュール251は、図2について上述したクライアント端末2のラジオ放送表示制御部39と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにチューナ選局再生/録音モジュール252は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26並びにチューナ部31と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにオーディオユーザインタフェース253は、図2について上述したクライアント端末2の入力処理部21及び制御部23並びに表示制御部24と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにCD再生モジュール254は、図2について上述したクライアント端末2の音声制御部26及び外部記録媒体記録再生部28と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにHDD再生モジュール255は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び音声制御部26と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
さらにリッピングモジュール256は、図2について上述したクライアント端末2の制御部23及び外部記録媒体記録再生部28並びにエンコーダ/デコーダ部34と同様の機能を実現可能なプログラムモジュールである。
従って図15について上述したハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2では、CPU203が上述の各種プログラムモジュールに従って、図2について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2と同様の処理を実行することができる。
またハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2は、後述するコンテンツ記録保持処理手順を実現可能である。
そして機能ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2は、各機能ブロックが、それぞれハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2に実装されているプログラムモジュールで実現可能な機能を網羅していることにより、かかるハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成のクライアント端末2と同様に後述のコンテンツ記録保持処理手順を実現することができる。
(1−10)ポータルサーバ3の構成
次に、図17を用いてポータルサーバ3のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ポータルサーバ3は、全体を統括的に制御するCPU300が、ROM301又はハードディスクドライブ302に記憶されている基本プログラムやコンテンツ記録保持支援プログラム等の各種プログラムを、バス303を介してRAM304に適宜展開しこれを実行することにより、ユーザ認証処理等の各種処理を行う。
この場合、CPU300は、ハードディスクドライブ302のハードディスク内に予め構築した顧客データベースに対して、音楽関連サービス提供システム1の利用が許可されたユーザのユーザID情報、パスワード情報及びそのユーザの使用するクライアント端末2固有の端末ID情報等を対応付けて顧客情報(以下、これをユーザ登録情報と呼ぶ)として登録している。
CPU300は、ユーザによる音楽に関する各種サービスの利用に応じてクライアント端末2からユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報が送信されると、これらをネットワークインタフェース305を介して受信する。そしてCPU300は、そのユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報に基づいて、ハードディスク内の顧客データベースにすでに登録しているユーザ登録情報を検索するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、CPU300は、ユーザ認証処理が終了すると、かかるユーザ認証処理の結果を示したポータル認証結果情報を生成し、これをネットワークインタフェース305を介してクライアント端末2へ送信する。
(1−11)音楽データ配信サーバSV1の構成
次に、図18を用いて音楽データ配信サーバSV1のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。音楽データ配信サーバSV1は、全体を統括的に制御するCPU310が、ROM311又はハードディスクドライブ312に記憶されている基本プログラムやデータ配信プログラム等の各種プログラムを、バス313を介してRAM314に適宜展開しこれを実行することにより、クライアント端末2に対して音楽データを配信するための処理を行う。
例えばこのハードディスクドライブ312には、上述のATRAC3形式や、MP3形式等で圧縮符号化された複数の音楽データが、コンテンツID情報と対応付けて記憶されている。
音楽データ配信サーバSV1のCPU310は、クライアント端末2からダウンロード要求信号が送信されると、これをネットワークインタフェース315を介して受信する。そしてCPU310は、かかるダウンロード要求信号に基づいて、ハードディスクドライブ312に記憶している複数の音楽データの中から、ユーザによってダウンロード要求された音楽データを検索する。これによりCPU310は、その検索した音楽データをネットワークインタフェース315を介してクライアント端末2に送信する。
(1−12)物販サーバSV2の構成
次に、図19を用いて物販サーバSV2のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。物販サーバSV2は、全体を統括的に制御するCPU320が、ROM321又はハードディスクドライブ322に記憶されている基本プログラムや各種プログラムを、バス323を介してRAM324に適宜展開しこれを実行することにより、物販サービスを提供するための処理を行う。
ここで、この物販サービスを提供する方法の一例を説明する。例えば物販サーバSV2のハードディスクドライブ322には、パッケージメディア販売用のページ情報等が記憶されている。このページ情報は、XML等の言語によって記述されている。そしてクライアント端末2のユーザは、かかるパッケージメディア販売用のページを介して、購入を希望するCDやDVDを選択することができる。
物販サーバSV2のCPU320は、クライアント端末2からの要求に応じて、かかるパッケージメディア販売用のページ情報を、ネットワークインタフェース325を介してクライアント端末2に送信することにより、当該クライアント端末2のディスプレイ206に対し、そのパッケージメディア販売用のページ情報を映像のページとして表示させる。
そしてCPU320は、クライアント端末2から、そのページを介して購入希望のパッケージメディアが選択されたことに応じて、購入要求信号が送信されると、これをネットワークインタフェース325を介して受信する。これによりCPU320は、かかる購入要求信号に応じて、クライアント端末2のユーザに対しバーケージメディアを販売するための処理を実行する。
(1−13)ラジオ放送情報配信サーバSV3の構成
次に、図20を用いてラジオ放送情報配信サーバSV3のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ラジオ放送情報配信サーバSV3は、全体を統括的に制御するCPU330が、ROM331又はハードディスクドライブ332に記憶されている基本プログラムや各種プログラムを、バス333を介してRAM334に適宜展開しこれを実行することにより、ラジオ放送情報配信サービスを提供する。
ここで、このラジオ放送情報配信サービスを提供する方法の一例を説明する。例えばこのラジオ放送情報配信サーバSV3のハードディスクドライブ332には、オンエアリスト情報や、ナウオンエア情報等が記憶されている。
ラジオ放送情報配信サーバSV3のCPU330は、クライアント端末2から例えばナウオンエア情報要求信号が送信されると、これをネットワークインタフェース335を介して受信する。そしてCPU330は、ナウオンエア情報要求信号に応じて、ハードディスクドライブ332からナウオンエア情報を読み出し、これをネットワークインタフェース335を介してクライアント端末2に送信する。
(1−14)ディスク情報提供サーバSV5の構成
次に、図21を用いてディスク情報提供サーバSV5のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ディスク情報提供サーバSV5ば全体を統括的に制御するCPU340が、ROM341又はハードディスクドライブ342のハードディスクに記憶されている基本プログラムやディスク情報提供プログラム等の各種プログラムを、バス343を介してRAM344に適宜展開しこれを実行することにより、ディスク情報提供処理等の各種処理を実行する。
これによりCPU340は、ハードディスクドライブ342のハードディスク内に予め、CDに関するディスク情報の登録用としてディスク情報データベースを構築している。
ところでCDには、データ記録面に音楽データ記録領域と管理データ記録領域とが設けられている。その音楽データ記録領域には、1又は複数曲の音楽データが記録されている。また管理データ記録領域には、その音楽データ記録領域に記録されている音楽データを管理するための、個々の音楽データに対する再生時間(すなわち、個々の楽曲の演奏時間)や、再生の順番、その音楽データ記録領域における再生開始位置等のTOC(Table Of Contents )と呼ばれる管理データが記録されている。
従ってCPU340は、ハードディスク内のディスク情報データベースに対し、個々のCDに関するディスク情報(すなわち、CDに音楽データとして記録されている楽曲の曲名や演奏時間、アーティスト名、個々の楽曲の音楽データに対するコンテンツID情報等でなる)と、当該CDの音楽データに対する管理データに基づいて生成された、そのCD固有の固有管理情報とを対応付けて登録している。
CPU340は、例えばクライアント端末2からCDの再生の際にそのCDに対する固有管理情報が送信されると、これをネットワークインタフェース345を介して受信する。そしてCPU340は、その固有管理情報に基づいて、ハードディスク内のディスク情報データベースに登録している複数のディスク情報の中から、当該固有管理情報に対応するディスク情報を検索する。これによりCPU340は、その検索したディスク情報をネットワークインタフェース345を介してクライアント端末2に送信する。
これによりCPU340は、クライアント端末2に対し、再生されたCDに関するディスク情報を提供し得るようになされている。
(1−15)課金サーバSV6の構成
次に、図22を用いて課金サーバSV6のハードウェア回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。課金サーバSV6は、全体を統括的に制御するCPU350が、ROM351又はハードディスクドライブ352のハードディスクに記憶されている基本プログラムや課金処理プログラム等の各種プログラムを、バス353を介してRAM354に適宜展開しこれを実行することにより、課金処理等の各種処理を実行する。
この場合、CPU350は、ハードディスクドライブ352のハードディスクに構築した課金情報データベースに対し、ユーザに対する課金処理に使用するユーザID情報や当該ユーザの口座番号等の課金処理使用情報を登録している。またCPU350は、かかる課金データベースに対し、コンテンツID情報にコンテンツデータの販売価格を対応付けてコンテンツ価格情報として登録している。さらにCPU350は、その課金情報データベースに対し、物販サーバSV2を利用して購入可能なCDやDVD等の販売価格等も物販価格情報として登録している。
CPU350は、ポータルサーバ3や音楽データ配信サーバSV1、物販サーバSV2から、課金対象のユーザ、及びそのユーザに購入されるコンテンツデータやCD等の購入対象を特定可能で、かつ当該ユーザに対する課金処理の実行を依頼する課金依頼情報が送信されると、これをネットワークインタフェース355を介して受信する。そしてCPU350は、その課金依頼情報に基づいて、ハードディスク内の課金情報データベースの中から、課金対象のユーザの課金処理使用情報と、そのユーザの購入する購入対象の価格情報(すなわち、コンテンツ価格情報及び物販価格情報)を探し出す。
これによりCPU350は、課金情報データベースの中から探し出した課金処理使用情報及び価格情報を用いてユーザに対する課金処理を実行し、かくしてユーザに対しコンテンツデータやCD等の購入対象を正しく購入させ得るようになされている。
(2)データ記録保持シーケンス
次に、クライアント端末2においてCDに記録されている音楽データをハードディスクドライブ211のハードディスクに記録保持するデータ記録保持シーケンスについて説明する。
(2−1)ユーザにより1台のクライアント端末2が継続的に使用されている場合の第1のデータ記録保持シーケンス
図23及び図24に示すように、クライアント端末2のCPU203は、当該クライアント端末2の使用者であるユーザ固有のユーザID情報及びパスワード情報と、そのクライアント端末2固有の端末ID情報とをポータルサーバ3に送信する。これによりCPU203は、ポータルサーバ3において、これらユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報が互いに対応付けられてユーザ登録情報として登録されると、図16について上述した各種プログラムモジュールに従い第1のコンテンツ記録保持処理手順を開始する。
CPU203は、第1のコンテンツ記録保持処理手順を開始すると、ステップSP101においてCDの再生が要求されたか否かを判断する。
このステップSP101において肯定結果が得られると、このことはユーザにより音楽の聴取用にクライアント端末2に対して所望のCDが装填され、操作入力部200を介してCDに対する再生命令が入力されたことを表しており、このときCPU203は、次のステップSP102に移る。
ステップSP102においてCPU203は、メディアドライブ208によってCDの管理データ記録領域及び音楽データ記録領域を順番に再生する。
これによりCPU203は、CDの管理データ記録領域から読み出した管理データに基づいて、そのCDに関するディスク情報を特定可能な当該CD固有の固有管理情報を生成する。またCPU203は、管理データ記録領域及び又は音楽データ記録領域における管理データ及び又は音楽データの再生結果に基づいて、データ記録面の傷等に起因して発生した再生エラーの回数及び当該データ記録面におけるエラー発生位置等を示すディスク再生状態情報を生成する。そしてCPU203は、これら固有管理情報及びディスク再生状態情報をまとめてCDの物理的構造の個体差に関するディスク固有情報(すなわち、個々のCD固有の情報である)とし、次のステップSP103に移る。
ステップSP103においてCPU203は、ディスク固有情報を、ユーザ登録情報の登録の際にハードディスク又はRAM205に記憶していたユーザID情報及びパスワード情報、並びにクライアント端末2の製造の際にROM204又はハードディスクに記憶されていた端末ID情報と共に格納したディスク登録要求信号を生成する。これによりCPU203は、かかるディスク登録要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信し、次のステップSP104に移る。
ポータルサーバ3のCPU300は、クライアント端末2を利用するユーザのユーザ登録情報を登録したことで、ROM301又はハードディスクに予め記憶している第1のコンテンツ記録保持支援プログラムに従って第1のコンテンツ記録保持支援処理手順を開始している。
CPU300は、第1のコンテンツ記録保持支援処理手順を開始すると、ステップSP121において、クライアント端末2からCDの再生に応じて、そのCDの登録用として送信されたディスク登録要求信号をネットワークインタフェース305を介して受信する。そしてCPU300は、そのディスク登録要求信号に格納されているユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報と、ハードディスク内の顧客データベースに登録しているユーザ登録情報とに基づいてユーザ認証処理を実行する。
これによりCPU300は、かかるステップSP121において、そのユーザ認証結果に応じて、クライアント端末2のユーザによりCDに対するディスク登録が要求されたか否かを判断する。
このステップSP121において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2のユーザに対するユーザ認証処理の結果、当該ユーザを正規ユーザであると認証したことで、そのユーザによるCDのディスク登録の要求が正当なものであることを確認したことを表しており、このときCPU300は、次のステップSP122に移る。
ここでCPU300は、ハードディスク内の顧客データベースに対し、個々のユーザによるディスク登録の要求に応じて登録対象のCD固有のディスク固有情報を、そのディスク登録を要求したユーザのユーザ登録情報に含まれる少なくともユーザID情報及び端末ID情報に対応付けて登録している。またCPU300は、その顧客データベースに対し、CDのレンタルショップで貸出用に取り扱われているCD固有のディスク固有情報についても、そのレンタルショップ固有のショップID情報と対応付けて登録している。
従ってステップSP122においてCPU300は、クライアント端末2から取得したディスク登録要求信号に格納されているディスク固有情報を、顧客データベース内の全てのディスク固有情報(すなわち、個々のユーザからのディスク登録の要求に応じて登録したディスク固有情報と、レンタルショップで貸出用に取り扱われているCDのディスク固有情報との両方である)と順次比較する。これによりCPU300は、その比較結果に基づいて、今回クライアント端末2から取得したディスク固有情報が、顧客データベースに対し未登録であるか否かを判断する。
このステップSP122において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2から今回取得したディスク固有情報が、物販サーバSV2を利用して購入され又はCD販売店で購入されてから初めてクライアント端末2で再生されたCDのディスク固有情報であり、そのディスク固有情報を顧客データベースに未だ登録してはいなかったことを表している。このときCPU300は、次のステップSP123に移る。
ステップSP123においてCPU300は、クライアント端末2から取得したディスク登録要求信号に格納されているユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報に基づいて顧客データベース内でそのユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報を全て含むユーザ登録情報を特定する。そしてCPU300は、顧客データベースに対して、その特定したユーザ登録情報に含まれる少なくともユーザID情報及び端末ID情報に、ディスク固有情報を対応付けて追加登録し、次のステップSP124に移る。
ステップSP124においてCPU300は、ステップSP123において顧客データベースに対し新たに登録したディスク固有情報から固有管理情報を取り出し、当該取り出した固有管理情報を格納したディスク情報要求信号を生成する。そしてCPU300は、かかるディスク情報要求信号をネットワークインタフェース305を介してディスク情報提供サーバSV5に送信して、次のステップSP125に移る。
このときディスク情報提供サーバSV5のCPU340は、ROM341又はハードディスクに予め記憶されているディスク情報提供プログラムに従ってディスク情報提供処理手順を開始している。
そしてCPU340は、ディスク情報提供処理手順を開始すると、ステップSP151においてポータルサーバ3から送信されるディスク情報要求信号の受信を待ち受け、そのディスク情報要求信号をネットワークインタフェース345を介して受信すると、次のステップSP152に移る。
ステップSP152においてCPU340は、ディスク情報要求信号に基づいて得られる固有管理情報と、ハードディスクドライブ342のハードディスク内のディスク情報データベースにすでに登録している固有管理情報のうち内容が一致するものを検出する。
そしてCPU340は、ハードディスク内のディスク情報データベースから、ディスク情報要求信号に基づいて得られた固有管理情報と内容の一致した固有管理情報に対応付けているディスク情報を、クライアント端末2で再生されたCDのディスク情報として読み出す。これによりCPU340は、そのディスク情報をディスク情報提供信号として、ネットワークインタフェース345を介してポータルサーバ3に送信する。
このようにしてCPU340は、この後、ステップSP151及びステップSP152の処理を適宜繰り返し実行してディスク情報提供処理手順を継続する。これによりCPU340は、この後、ポータルサーバ3からの要求に応じてそのポータルサーバ3に対し、ディスク登録されたCDのディスク情報を提供し得るようになされている。
このときステップSP125においてCPU300は、ディスク情報提供サーバSV5から送信されるディスク情報提供信号の受信を待ち受けており、そのディスク情報提供信号をネットワークインタフェース305を介して受信すると、次のステップSP126に移る。
ステップSP126においてCPU300は、ハードディスク内の顧客データベースに対し、ディスク情報提供信号に基づいて得られるディスク情報を、ステップSP123で追加登録したディスク固有情報に対応付けて登録して、次のステップSP127に移る。
ステップSP127においてCPU300は、クライアント端末2で再生されたCDに対するディスク固有情報及びディスク情報の登録が完了したことを通知する登録完了信号をネットワークインタフェース305を介してそのクライアント端末2に送信して、次のステップSP128に移る。
このときステップSP104においてCPU203は、ポータルサーバ3からの、CDに対するディスク登録の完了の有無の通知を待ち受けている。そしてCPU203は、ポータルサーバ3から送信された登録完了信号をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信すると、ディスプレイ206を介してユーザに、クライアント端末2で再生したCDをポータルサーバ3でディスク登録したことを通知して、次のステップSP105に移る。
ステップSP105においてCPU203は、クライアント端末2ですでに再生し、ポータルサーバ3に対してディスク登録も済んでいるCDの音楽データに対する記録保持が要求されたか否かを判断する。
このステップSP105において肯定結果が得られると、このことはユーザにより、クライアント端末2で過去に再生したCDを再びクライアント端末2に装填することなく、そのCDの音楽データをハードディスクドライブ211のハードディスクに記録保持するように要求されたことを表しており、このときCPU203は、次のステップSP106に移る。
ステップSP106においてCPU203は、クライアント端末2で記録保持用に取得可能な音楽データの提示を要求する取得可能曲提示要求信号を、ユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報と共に通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信して、次のステップSP107に移る。
このときステップSP128においてCPU300は、クライアント端末2から送信された取得可能曲提示要求信号と、ユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報とをネットワークインタフェース305を介して受信する。そしてCPU300は、そのユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報と、ハードディスク内の顧客データベースに登録しているユーザ登録情報とに基づいてユーザ認証処理を実行する。
これによりCPU300は、かかるステップSP128において、そのユーザ認証処理の結果に応じて、クライアント端末2のユーザにより取得可能曲の提示が要求されたか否かを判断する。
このステップSP128において肯定結果が得られると、このことはクライアント端末2のユーザに対するユーザ認証処理の結果、当該ユーザを正規ユーザであると認証したことで、そのユーザによる取得可能曲の提示の要求が正当なものであることを確認したことを表している。このときCPU300は、次のステップSP129に移る。
ステップSP129においてCPU300は、ハードディスク内の顧客データベースに登録している複数のユーザ登録情報のうち、クライアント端末2から取得したユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報を全て含むユーザ登録情報を特定する。またCPU300は、その特定したユーザ登録情報に含まれるユーザID情報及び端末ID情報に対応付けている全てのディスク固有情報を特定する。さらにCPU300は、その特定した全てのディスク固有情報にそれぞれ対応付けているディスク情報に基づいて、クライアント端末2で取得可能な曲を提示するための取得可能曲提示信号を生成する。
そしてCPU300は、その取得可能曲提示信号をネットワークインタフェース305を介してクライアント端末2に送信して、次のステップSP130に移る。
このときステップSP107においてCPU203は、ポータルサーバ3から送信される取得可能曲提示信号の受信を待ち受けている。そしてCPU203は、かかる取得可能曲提示信号をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信すると、次のステップSP108に移る。
ステップSP108においてCPU203は、取得可能曲提示信号に基づき、表示処理部207を介してディスプレイ206に、図25に示すような取得可能曲一覧画面400を表示する。
この場合、取得可能曲一覧画面400には、クライアント端末2ですでに再生され、かつディスク登録も済んでいるCDに音楽データとして記録されている全ての楽曲の曲名401とその音楽を演奏しているアーティスト名402とを一覧表として示す取得可能曲一覧表403が表示される。また取得可能曲一覧表403内には、各曲名にそれぞれ対応させて取得の有無を示すチェックボックス404が表示されている。
因みに取得可能曲一覧画面400では、特に表示はしていないが、取得可能曲の曲名に、当該取得可能曲の音楽データに対するコンテンツID情報が対応付けられている。
従ってCPU203は、その取得可能曲一覧画面400によりユーザに対して、ハードディスクに記録保持するために取得可能な全ての音楽データを一括して提示し、次のステップSP109に移る。
ステップSP109においてCPU203は、操作入力部200の操作に応じて取得可能曲一覧画面400上で1又は複数の楽曲が記録保持対象として任意に選択される(すなわち、チェックボックス404にチェックマークの入れられる)と、当該取得可能曲一覧画面400から、その選択された1曲又は複数曲の全ての楽曲に対応するコンテンツID情報を取り出す。そしてCPU203は、かかるコンテンツID情報を格納した曲取得要求信号を生成し、当該生成した曲取得要求信号を通信処理部214及びネットワークインタフェース215を順次介してポータルサーバ3に送信して、次のステップSP110に移る。
このときステップSP130においてCPU300は、クライアント端末2から送信される曲取得要求信号の受信を待ち受けている。そしてCPU300は、その曲取得要求信号をネットワークインタフェース305を介して受信すると、次のステップSP131に移る。
ステップSP131においてCPU300は、クライアント端末2から与えられた曲取得要求信号に基づいて、記録保持対象に選択された全ての音楽データを示し(すなわち、選択された楽曲をコンテンツID情報で示し)、かつその選択された音楽データをクライアント端末2に配信するように指示する配信指示信号を生成する。そしてCPU300は、かかる配信指示信号をネットワークインタフェース305を介して音楽データ配信サーバSV1に送信して、次のステップSP132に移る。
因みにCPU300は、クライアント端末2に適用された、音楽データを扱う際の圧縮符号化方式を示す情報(以下、これを圧縮符号化情報と呼ぶ)を、当該クライアント端末2からユーザ登録の際にユーザ登録情報の一部として、又は記録保持対象の音楽データの取得が要求された際に曲取得要求信号の一部として受け取っている。これによりCPU300は、このようにして受け取った圧縮符号化情報を配信指示信号に格納してその配信指示信号を音楽データ配信サーバSV1に送信している。
このとき音楽データ配信サーバSV1のCPU310は、ROM311又はハードディスクに予め記憶されているデータ配信プログラムに従ってデータ配信処理手順を開始している。
そしてCPU310は、データ配信処理手順を開始すると、ステップSP141においてポータルサーバ3から送信される配信指示信号の受信を待ち受け、その配信指示信号をネットワークインタフェース315を介して受信すると、次のステップSP142に移る。
ステップSP142においてCPU310は、ポータルサーバ3から与えられた配信指示信号に基づいて、ハードディスクドライブ342のハードディスクから、クライアント端末2で記録保持対象に選択された全ての楽曲の音楽データを読み出す。
そしてCPU310は、ハードディスクから読み出した音楽データが全く圧縮符号化されてはいない場合や、クライアント端末2に適用されている圧縮符号化方式とは異なる圧縮符号化方式で圧縮符号化されている場合には、かかる音楽データをクライアント端末2に適用されている圧縮符号化方式で圧縮符号化する。そしてCPU310は、かかる記録保持対象の音楽データ(すなわち、全ての音楽データがクライアント端末2に適用されている圧縮符号化方式で圧縮符号化されている)をネットワークインタフェース315を介してクライアント端末2に送信する。
このようにしてCPU310は、この後、ステップSP141及びステップSP142の処理を適宜繰り返し実行してデータ配信処理手順を継続する。これによりCPU310は、ポータルサーバ3からの指示に従い、クライアント端末2に対し記録保持対象の音楽データを配信し得るようになされている。
このときステップSP110においてCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から送信される音楽データの受信を待ち受けている。そしてCPU203は、その音楽データをネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信すると、次のステップSP111に移る。
ステップSP111においてCPU203は、音楽データ配信サーバSV1から取得した記録保持対象の全ての音楽データをハードディスクドライブ211のハードディスクに記録保持する。
このようにしてCPU203は、この後、ステップSP101乃至ステップSP111の処理を適宜繰り返し実行して第1のコンテンツ記録保持処理手順を継続する。これによりCPU203は、ポータルサーバ3に対してCDをディスク登録しつつ、音楽データ配信サーバSV1から、そのディスク登録したCDに記録されている音楽データのうち任意に選択された記録保持対象の音楽データを取得して記録保持し得るようになされている。
因みに上述のステップSP101において否定結果が得られると、このことはユーザにより、クライアント端末2に対してCDが装填されてはいないことを表しており、このときCPU203は、ステップSP105に移る。
また上述のステップSP105において否定結果が得られると、このことはユーザにより、クライアント端末2で過去に再生したCDの音楽データをハードディスクに記録保持するように要求されてはいないことを表しており、このときCPU203は、ステップSP111に引き続き再度実行されるステップSP101に移る。
ところでステップSP132においてCPU300は、配信指示信号を音楽データ配信サーバSV1に送信したとき、又は音楽データ配信サーバSV1からのクライアント端末2に対する記録保持対象の音楽データの配信が終了したとき(すなわち、音楽データ配信サーバSV1から音楽データの配信の終了が通知されたとき)等の所定のタイミングで、音楽データの記録保持を要求したユーザに対し課金処理を実行するように依頼する課金処理実行依頼信号を生成する。そしてCPU300は、かかる課金処理実行依頼信号をネットワークインタフェース305を介して課金サーバSV6に送信する。
そしてCPU300は、この後、ステップSP121乃至ステップSP132の処理を適宜繰り返し実行して第1のコンテンツ記録保持支援処理手順を継続する。これによりCPU300は、クライアント端末2からの要求に応じてCDをディスク登録し、そのディスク登録したCDに記録されている音楽データのうちユーザによって任意に選択された記録保持対象の音楽データを音楽データ配信サーバSV1からクライアント端末2に配信させ、かくしてクライアント端末2に対しCDを音楽データの記録保持用に再生させることなくその音楽データを記録保持させ得るようになされている。
因みに上述のステップSP121において否定結果が得られると、このことはクライアント端末2でCDが再生されてはいないために、ディスク登録が特には要求されていないこと、又は正規ユーザとは異なる第三者によりディスク登録が不当に要求されたこと(すなわち、ディスク登録要求信号として取得したユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報の少なくとも1つが顧客データベースに登録されてはいないことでディスク登録を取り止めたこと)を表しており、このときCPU300は、ステップSP128に移る。
また上述のステップSP122において否定結果が得られると、このことはユーザによって、レンタルショップで借りたCD(すなわち、すでにレンタルショップによりディスク登録されているCD)を誤ってディスク登録するように要求されたこと、又は友人から借りたCD(すなわち、すでに友人によりディスク登録されているCD)を誤ってディスク登録するように要求されたことを表している。
従ってCPU300は、このときクライアント端末2で再生されたCDがすでにディスク登録されているために、今回はそのCDをディスク登録することができないことを通知する登録取止通知信号をネットワークインタフェース305を介してそのクライアント端末2に送信して、ステップSP128に移る。
このためCPU203は、このときステップSP104においてポータルサーバ3から送信された登録取止通知信号をネットワークインタフェース215及び通信処理部214を順次介して受信する。そしてCPU203は、その登録取止通知信号に応じてディスプレイ206を介してユーザに、クライアント端末2で再生したCDがすでにディスク登録の済んでいるものであり、今回の要求ではディスク登録することができないことを通知して、次のステップSP105に移る。
さらに上述のステップSP128において否定結果が得られると、このことはユーザの所有するCDを未だ1枚もディスク登録してはいないこと、又はユーザのCDをすでにディスク登録しているものの、その時点ではユーザにより音楽データの記録保持が要求されてはいないこと、さらには正規ユーザとは異なる第三者により音楽データの記録保持が不当に要求されたこと(すなわち、取得可能曲提示要求信号として取得したユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報の少なくとも1つが顧客データベースに登録されてはいないことで取得可能曲提示信号の生成を取り止めたこと)を表しており、このときCPU300は、ステップSP132に移る。
ところでポータルサーバ3が課金処理実行依頼信号を送信したとき、課金サーバSV6のCPU350は、ROM351又はハードディスクに予め記憶されている課金処理プログラムに従って課金処理手順を開始している。
CPU350は、課金処理手順を開始すると、ステップSP161においてポータルサーバ3からネットワークNT経由で送信される課金処理実行依頼信号の受信を待ち受けている。そしてCPU350は、その課金処理実行依頼信号をネットワークインタフェース355を介して受信すると、次のステップSP162に移る。
ステップSP162においてCPU350は、ポータルサーバ3から与えられた課金処理実行依頼信号に基づいて、ハードディスク内の課金情報データベースに登録しているユーザの課金処理使用情報と、そのユーザによって取得される記録保持対象の音楽データの価格を示すコンテンツ価格情報とを参照しながら、クライアント端末2のユーザに対して、記録保持対象の音楽データの取得に対する課金処理を実行する。
このようにしてCPU350は、この後、ステップSP161及びステップSP162の処理を適宜繰り返し実行して課金処理手順を継続する。これによりCPU350は、クライアント端末2で音楽データ配信サーバSV1から記録保持対象の音楽データを取得して記録保持する毎に、そのクライアント端末2のユーザに対して的確に課金処理を施し得るようになされている。
因みに音楽関連サービス提供システム1では、音楽データ配信サーバSV1から記録保持対象の音楽データをクライアント端末2に配信する際、ユーザに対しその音楽データに対する代価の支払いが生じる。しかしながら音楽関連サービス提供システム1では、ユーザにより、かかる音楽データがCDの形態で一度は購入されており、またかかる音楽データがユーザの個人的な利用に限定して音楽データ配信サーバSV1からクライアント端末2で取得されていることにより、音楽データの価格を、ディスク登録せずにその音楽データを単独で購入する場合に比べて引き下げている。
これにより音楽関連サービス提供システム1では、クライアント端末2で、ユーザによって購入されたCDに記録されている音楽データを記録保持する際に、音楽データ配信サーバSV1による記録保持対象の音楽データの配信を利用し易くしている。
このようにしてクライアント端末2は、CDが音楽データの再生用に一度でも装填されると、自動的にそのCDをユーザの所有物としてポータルサーバ3でディスク登録する。この状態でクライアント端末2は、ディスク登録しているCDに記録されている音楽データをハードディスクに記録保持するように要求されたとき、当該クライアント端末2に対してそのCDを装填させることなく、ポータルサーバ3の管理のもとに音楽データ配信サーバSV1から、記録保持対象として任意に選択された音楽データを取得してハードディスクに記録保持することができる。
従ってクライアント端末2は、音楽データの記録保持のためだけにCDを装填させることなく、いつでもCDに記録されている音楽データをハードディスクに容易に記録保持するこができる。
(2−2)ユーザによって使用されるクライアント端末2が変更された場合の第2のデータ記録保持シーケンス
以下には、音楽関連サービス提供システム1において、ポータルサーバ3でユーザID情報及びパスワード情報と、クライアント端末2固有の端末ID情報とがユーザ登録情報として登録されていたものの、ユーザによりそれまで使用されていたクライアント端末2(以下の説明では適宜、このクライアント端末2を過去使用クライアント端末2と呼ぶ)に替えて同様構成の他のクライアント端末が使用された場合の第2のデータ記録保持シーケンスについて説明する。
図23及び図24との対応部分に同一符号を付して示す図26及び図27において、ユーザにより過去使用クライアント端末2に替えて使用され始めた他のクライアント端末のCPUは、当該過去使用クライアント端末2との交換後に例えば初めてネットワークNTに接続されると、図16について上述した各種プログラムモジュールに従って第2のコンテンツ記録保持処理手順を開始する。
他のクライアント端末のCPUは、第2のコンテンツ記録保持処理手順を開始すると、ステップSP201においてポータルサーバ3に対し、当該他のクライアント端末が過去使用クライアント端末2に替えて使用され始めたことを通知するように要求されることを待ち受ける。そしてCPUは、過去使用クライアント端末2から他のクライアント端末への変更の通知が要求されると、次のステップSP202に移る。
ステップSP202において他のクライアント端末のCPUは、ユーザのユーザID情報及びパスワード情報並びに過去使用クライアント端末2固有の端末ID情報と共に、他のクライアント端末のROM又はハードディスクに予め記憶されている当該他のクライアント端末2固有の端末ID情報を格納した端末変更通知信号を生成する。そしてCPUは、かかる端末変更通知信号を通信処理部及びネットワークインタフェースを順次介してポータルサーバ3に送信して、次のステップSP101に移る。
このときポータルサーバ3のCPU300は、ROM301又はハードディスクに予め記憶されている第2のコンテンツ記録保持支援プログラムに従って第2のコンテンツ記録保持支援処理手順を開始している。
そしてCPU300は、第2のコンテンツ記録保持支援処理手順を開始すると、ステップSP211において、クライアント端末から送信された端末変更通知信号をネットワークインタフェース305を介して受信する。そしてCPU300は、その端末変更通知信号に格納されているユーザID情報及びパスワード情報並びに過去使用クライアント端末2固有の端末ID情報と、ハードディスク内の顧客データベースに登録しているユーザ登録情報とに基づいてユーザ認証処理を実行する。
これによりステップSP211においてCPU300は、かかるユーザ認証処理の結果に応じて、他のクライアント端末からユーザの使用するクライアント端末の変更が通知されたか否かを判断する。
このステップSP211において肯定結果が得られると、このことは他の顧客データベースのユーザを正規ユーザであると認証したことで、そのユーザによるクライアント端末の変更の通知が正当なものであることを確認したことを表している。このときCPU300は、次のステップSP212に移る。
ステップSP212においてCPU300は、他のクライアント端末のユーザに対するユーザ認証処理で特定したユーザ登録情報について、これに含まれる過去使用クライアント端末2固有の端末ID情報を、端末変更通知信号に格納されている他のクライアント端末固有の端末ID情報に替えて内容を更新する。これによりCPU300は、この後、ユーザに対し他のクライアント端末を使用していても音楽関連サービス提供システム1で提供可能な各種サービスを受けることができるようにして、次のステップSP213に移る。
そして他のクライアント端末のCPUは、このようにして当該他のクライアント端末固有の端末ID情報をユーザ登録情報の一部としてポータルサーバ3に登録すると、ステップSP202に続くステップSP101及びステップSP102の処理を順次実行して、続くステップSP203に移る。
ステップSP203において他のクライアント端末のCPUは、ディスク固有情報を、ユーザID情報及びパスワード情報並びに他のクライアント端末固有の端末ID情報と共に格納したディスク登録要求信号を生成する。そしてCPUは、かかるディスク登録要求信号を通信処理部及びネットワークインタフェースを順次介してポータルサーバ3に送信して、次のステップSP104に移る。
このときステップSP213においてCPU300は、他のクライアント端末2からCDの再生に応じて、そのCDの登録用として送信されたディスク登録要求信号をネットワークインタフェース305を介して受信する。そしてCPU300は、そのディスク登録要求信号に格納されているユーザID情報及びパスワード情報並びに他のクライアント端末固有の端末ID情報と、ハードディスク内の顧客データベースに登録しているユーザ登録情報とに基づいてユーザ認証処理を実行する。
これによりステップSP213においてCPUは、かかるユーザ認証処理の結果に応じて、他のクライアント端末のユーザによりCDに対するディスク登録が要求されたか否かを判断する。
このステップSP213において肯定結果が得られると、このことは他のクライアント端末のユーザを正規ユーザであると認証したことで、そのユーザによるCDのディスク登録の要求が正当なものであることを確認したことを表している。このときCPU300は、次のステップSP122に移る。
これにより他のクライアント端末のCPUは、ステップSP203の処理に引き続きステップSP104及びステップSP105の処理を順次実行し、そのステップSP105において肯定結果を得ると、次のステップSP204に移る。
またポータルサーバ3のCPU300は、ステップSP213の処理に引き続きステップSP122乃至ステップSP127の処理を順次実行することにより、他のクライアント端末で再生されたCDをディスク登録して、次のステップSP214に移る。
従ってステップSP204において他のクライアント端末のCPUは、当該他のクライアント端末で記録保持用に取得可能な音楽データの提示を要求する取得可能曲提示要求信号をユーザID情報及びパスワード情報並びに他のクライアント端末固有の端末ID情報と共に通信処理部及びネットワークインタフェースを順次介してポータルサーバ3に送信する。そしてCPUは、次のステップSP107に移り、そのステップSP107からステップSP111までの処理を順次実行した後、ステップSP101乃至ステップSP111の処理を適宜繰り返し実行して第2のコンテンツ記録保持処理手順を継続する。
このときステップSP214においてCPU300は、他のクライアント端末から送信された取得可能曲提示要求信号と、ユーザID情報及びパスワード情報並びに他のクライアント端末固有の端末ID情報とをネットワークインタフェース305を介して受信する。そしてCPU300は、そのユーザID情報及びパスワード情報並びに他のクライアント端末固有の端末ID情報と、ハードディスク内の顧客データベースに登録しているユーザ登録情報とに基づいてユーザ認証処理を実行する。
これによりステップSP214においてCPU300は、かかるユーザ認証処理の結果に応じて、他のクライアント端末のユーザにより取得可能曲の提示が要求されたか否かを判断する。
このステップSP214において肯定結果が得られると、このことは他のクライアント端末のユーザを正規ユーザであると認証したことで、そのユーザによる取得可能曲の提示の要求が正当なものであることを確認したことを表している。このときCPU300は、次のステップSP215に移る。
ステップSP215においてCPU300は、ハードディスク内の顧客データベースに登録している複数のユーザ登録情報のうち、他のクライアント端末から取得したユーザID情報及びパスワード情報並びに他のクライアント端末固有の端末ID情報を全て含むユーザ登録情報を特定する。そしてCPU300は、その特定したユーザ登録情報に含まれるユーザID情報及び他のクライアント端末固有の端末ID情報に対応付けている全てのディスク固有情報を特定する。
因みに、ユーザ登録情報に含まれるユーザID情報及び他のクライアント端末固有の端末ID情報に対応付けられている全てのディスク固有情報は、ユーザにより過去使用クライアント端末2に替えて他のクライアント端末が使用されてからディスク登録したCDのディスク固有情報を含むことはもちろん、過去使用クライアント端末2を使用してディスク登録していたCDのディスク固有情報も含んでいる。
すなわちCPU300は、過去使用クライアント端末2固有の端末ID情報に対応付けていたディスク固有情報を、他のクライアント端末固有の端末ID情報を登録したときに当該他のクライアント端末固有の端末ID情報に対応付け直している。
従ってCPU300は、ハードディスク内の顧客データベース上で特定した全てのディスク固有情報にそれぞれ対応付けているディスク情報(すなわち、過去使用クライアント端末2を使用しているときにディスク登録したCDのディスク情報と、他のクライアント端末を使用していてディスク登録したCDのディスク情報の両方である)に基づいて、他のクライアント端末で取得可能な曲を提示するための取得可能曲提示信号を生成する。
そしてCPU300は、その取得可能曲提示信号をネットワークインタフェース305を介して他のクライアント端末に送信して、次のステップSP129に移る。これによりCPU300は、そのステップSP129からステップSP132までの処理を順次実行した後、ステップSP211乃至ステップSP132の処理を適宜繰り返し実行して第2のコンテンツ記録保持支援処理手順を継続する。
因みに上述のステップSP211において否定結果が得られると、このことは正規ユーザとは異なる第三者により、記録保持対象の音楽データを不当に取得して記録保持するために端末の変更が偽装されて要求されたこと(すなわち、端末変更通知信号として取得したユーザID情報及びパスワード情報並びに過去使用クライアント端末2固有の端末ID情報の少なくとも1つが顧客データベースに登録されてはいないことで、新たに使用された他のクライアント端末固有の端末ID情報の登録を取り止めたこと)を表しており、このときCPU300は、ステップSP214に移る。
これにより正規ユーザの使用する他のクライアント端末のCPUは、ポータルサーバ3に対してCDをディスク登録しつつ、過去使用クライアント端末2が使用されていたときにディスク登録したCDに記録されている音楽データと、当該他のクライアント端末が使用されてからディスク登録したCDに記録されている音楽データとのうち記録保持対象として任意に選択された音楽データを音楽データ配信サーバSV1から取得してハードディスクに記録保持し得るようになされている。
このようにして他のクライアント端末のCPUは、ユーザにより過去使用クライアント端末2に替えて当該他のクライアント端末が使用された場合でも、その過去使用クライアント端末2を使用してディスク登録していたCDと、他のクライアント端末を使用してディスク登録したCDとの何れに記録されている音楽データでも、記録保持対象として任意に選択させ、ポータルサーバ3の管理のもとに音楽データ配信サーバSV1から、当該選択された記録保持対象の音楽データを取得してハードディスクに対し容易に記録保持することができる。
(3)動作及び効果
以上の構成において、音楽関連サービス提供システム1のクライアント端末2は、音楽の聴取等のためにCDが装填されたとき、自動的にそのCDの物理的構造の固体差に関するディスク固有情報を生成してポータルサーバ3に登録する。
そしてクライアント端末2は、音楽データをハードディスクに記録保持するように要求されたとき、ポータルサーバ3から、そのクライアント端末2を用いたすでにディスク登録していたCDの音楽データを示す取得可能曲一覧表(すなわち、記録保持対象として選択可能な音楽データのリスト)を取得してユーザに提示する。
その結果、クライアント端末2は、取得可能曲一覧表上で記録保持対象の音楽データが任意に選択されると、その選択された音楽データをポータルサーバ3に通知することで、当該ポータルサーバ3の管理のもとに、音楽データ提供サーバ4からその記録保持対象の音楽データを取得してハードディスクに記録保持する。
またポータルサーバ3は、ユーザの使用しているクライアント端末2が他のクライアント端末に変更されたとき、変更前のクライアント端末2固有の端末ID情報を当該他のクライアント端末固有の端末ID情報に替えてユーザ登録情報の一部として追加登録することで、そのユーザ登録情報に含まれるユーザID情報と、当該他のクライアント端末固有の端末ID情報とに対し、過去のすでに登録していたディスク固有情報を対応付け直すと共に、新たなディスク固有情報も対応付けて登録する。
そして他のクライアント端末は、ポータルサーバ3で、当該他のクライアント端末固有の端末ID情報をユーザ登録情報の一部として登録すると、この後は、上述と同様にして、ポータルサーバ3の管理のもとに、音楽データ提供サーバ4から、任意に選択された記録保持対象の音楽データを取得してハードディスクに記録保持する。
以上の構成によれば、クライアント端末2においてCDが装填されたときに、自動的にそのCDの物理的構造の固体差に関するディスク固有情報を生成してポータルサーバ3に登録し、この状態で音楽データの記録保持が要求されると、ポータルサーバ3からディスク登録しているCDの音楽データを示す取得可能曲一覧表を取得してユーザに提示し、その結果、記録保持対象の音楽データが任意に選択されると、音楽データ提供サーバ4からその選択された記録保持対象の音楽データを取得してハードディスクに記録保持するようにしたことにより、ユーザに対して、クライアント端末2に音楽データの記録保持のためにわざわざCDを装填させるような煩雑な作業を何ら行わせることなく、すでに自動的にディスク登録していた、CDに記録されている音楽データのうち記録保持対象の音楽データを任意に選択させるたけで、当該選択された記録保持対象の音楽データをネットワークNT経由で取得してハードディスクに記録保持することができ、かくしてクライアント端末2に対しCDに記録されている音楽データを容易に記録保持させることができる。
また音楽関連サービス提供システム1では、CDのディスク登録の際に、そのCDの物理的構造の固体差に関するディスク固有情報を用いることで、ユーザによりクライアント端末2を使用し始める前にすでに所有されている過去のCDや、ごく最近購入されたCDのようにどのようなCDについても、クライアント端末2に例えば曲の内容の確認用としてCDを一度だけ装填させて再生すれば、その時点でCDをディスク登録して個別に特定可能な状態にすることができる。
ところで従来の読取装置では、CDから音楽データを再生して内蔵型記録媒体に記録保持する場合、その音楽データに対して音楽の演奏時間とほぼ同等な再生時間が必要となり、その再生時間がそのまま記録保持の時間に反映されるため、その記録保持に多大な時間がかかる。
これに対して音楽関連サービス提供システム1では、クライアント端末2に対して、CDから音楽データを再生させるわけではなく、音楽データ配信サーバSV1から記録保持対象に任意に選択された音楽データを圧縮符号化して送信し記録保持させることで、クライアント端末2において記録保持対象の音楽データを短時間で音楽データ配信サーバSV1から取得し、かつハードディスクにその音楽データを短時間で記録保持することができ、かくして音楽データの記録保持に要する時間を、CDからの音楽データの再生時間よりも格段的に短縮して、音楽データに対する記録保持の処理全体が煩雑化することも未然に回避することができる。
そして音楽関連サービス提供システム1では、ポータルサーバ3が選択可能曲提示要求に応じて、ディスク固有情報に対応付けて登録している全てのディスク情報に基づいて選択可能曲停止信号を生成してクライアント端末2に提供していることで、そのクライアント端末2で複数の光ディスクにそれぞれ記録されている記録保持対象の音楽データを一括して選択させ、当該選択された多数の音楽データを記録保持させることができる。
従ってこの音楽関連サービス提供システム1では、記録保持対象の種々の音楽データが記録されているCDが複数存在する場合でも、クライアント端末2においてそのCDの枚数だけこれらCDの装填と音楽データの記録保持とを繰り返し行わせることなく、複数枚のCDに記録されている多数の音楽データをまとめて比較的短時間に記録保持させることができる。
さらにこの音楽関連サービス提供システム1では、ポータルサーバ3において、クライアント端末2からディスク登録や選択可能曲の提示が要求されたときに、ユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報を用いてユーザ認証処理を実行し、ユーザを正規ユーザと認証したときにのみかかる要求に応じるようにしたことで、CDをディスク登録してはいない第三者によって音楽データが不当に取得され記録保持されることをほぼ確実に回避することができる。
これに加えて音楽関連サービス提供システム1では、ユーザの使用するクライアント端末2が他のクライアント端末に変更されたときには、当該他のクライアント端末固有の端末ID情報をユーザ登録情報の一部として追加登録し、ユーザID情報と、その新たな端末ID情報とに過去のすでに登録していたディスク固有情報を対応付け直すと共に、新たなディスク固有情報も対応付けて登録することで、ユーザの使用するクライアント端末2が変更されても、その変更前と変更後で何ら変わりなく音楽データを記録保持させることができる。
そしてかかる音楽関連サービス提供システム1では、このようにユーザの使用するクライアント端末2が変更されたとき、ユーザID情報と、新たに使用される他のクライアント端末固有の端末ID情報とに過去のすでに登録していたディスク固有情報を対応付け直すと共に、新たなディスク固有情報も対応付けて登録することで、過去使用クライアント端末2でディスク登録していたCDを、新たに使用される他のクライアント端末でディスク登録し直したり、当該過去使用クライアント端末2でディスク登録していたCDに記録されている音楽データを、新たに使用される他のクライアント端末で記録保持し得なくなることを未然に回避することができる。
従って音楽関連サービス提供システム1では、ユーザの使用するクライアント端末2が変更されたときに、新たに使用される他のクライアント端末に対し、ネットワークNT上のポータルサーバ3及び音楽データ配信サーバSV1並びにディスク情報提供サーバSV5を利用して、過去使用クライアント端末2における音楽データの記録保持の状況を容易に再現することができる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、ユーザの使用するクライアント端末2が他のクライアント端末に変更されたときに、当該ユーザのユーザ登録情報に含まれる過去使用クライアント端末2固有の端末ID情報を他のクライアント端末固有の端末ID情報に替えて当該ユーザ登録情報の内容を更新するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザの使用するクライアント端末2が他のクライアント端末に変更されたときに、顧客データベースに対して、当該ユーザのユーザ登録情報に含まれる過去使用クライアント端末2固有の端末ID情報をそのまま残しつつ、当該ユーザ登録情報に含まれる少なくともユーザID情報及びその端末ID情報に他のクライアント端末固有の端末ID情報を対応付けて登録すると共に、これらユーザID情報と、2種類の端末ID情報とに全てのディスク固有情報を対応付けるようにしても良い。このようにすれば、ユーザにより複数台のクライアント端末2が使用されているような場合に、これら複数台のクライアント端末2の何れにおいても、上述した実施の形態と同様に記録保持対象の音楽データをハードディスクに記録保持することができる。
また上述の実施の形態においては、ポータルサーバ3がCDをディスク登録した際にディスク情報提供サーバSV5からそのディスク登録したCDのディスク情報を取得して登録するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2がCDを再生した際にディスク情報提供サーバSV5からその再生したCDのディスク情報を取得し、その再生したCDのディスク固有情報と共に当該取得したディスク情報をポータルサーバ3に送信して登録させるようにしても良く、このようにすれば、ポータルサーバ3に対してディスク登録の際の処理負荷を低減させることができる。因みに、上述の実施の形態によれば、CDを特定するために固有管理情報及びディスク再生状態情報からなるディスク固有情報を用いるようにしたが、かかるディスク固有情報にISRD(International Standard Recording Code)と呼ばれるディスク登録情報や、個々のCD固有のディスクID情報を加えても良く、ディスク情報の取得の際に固有管理情報と共にそのディスク登録情報やディスクID情報を併用すれば、個々のCDをさらに確実に特定することができる。
さらに上述の実施の形態においては、ポータルサーバ3でユーザのユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報をユーザ登録情報として登録しておき、これらユーザID情報及びパスワード情報並びに端末ID情報を用いてユーザ認証処理を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ポータルサーバ3でユーザのユーザID情報及びパスワード情報をユーザ登録情報として登録しておき、これらユーザID情報及びパスワード情報を用いてユーザに対する認証処理を実行するようにしても良い。このようにすれば、認証処理に用いる情報を減らす分、ポータルサーバ3に対してユーザ認証処理の際の処理負荷を低減させることができる。
さらに上述の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ提供装置を、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3及び音楽データ配信サーバSV1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置や、ポータルサーバ3と音楽データ配信サーバSV1とを一体構成にしたコンテンツ提供装置等のように、この他種々の構成のコンテンツ提供装置に広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ記録保持端末を、図1乃至図27について上述したクライアント端末2及び他のクライアント端末に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )、ゲーム機器、コンパクトディスクプレーヤやDVDプレーヤ等の情報処理装置のように、光ディスクに記録されているコンテンツデータを記録保持することができれば、この他種々のコンテンツ記録保持端末に広く適用することができる。
すなわち上述の実施の形態においては、ハードウェア回路ブロック、機能回路ブロック及びプログラムモジュールをクライアント端末2に実装した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらを携帯電話機やパーソナルコンピュータ等、クライアント端末2以外の種々の端末に実装するようにしても良く、これらハードウェア回路ブロック、機能回路ブロック及びプログラムモジュールを実装した端末であれば、上述したクライアント端末2と同様の処理を実現することができる。
さらに上述の実施の形態においては、クライアント端末2が受信可能な放送としてラジオ局から放送されるラジオ放送を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2がテレビジョン用の放送局から放送されるテレビジョン放送を受信し、そのテレビジョン放送のテレビジョン番組に関する各種放送情報等をネットワークNT上のサーバから取得することも可能である。
さらに上述の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ記録保持プログラムを、クライアント端末2のROM204又はハードディスクに予め記憶している図16について上述した各種プログラムモジュールに適用し、当該クライアント端末2のCPU203がその各種プログラムモジュールに従って図23及び図24並びに図26及び図27について上述した第1及び第2のコンテンツ記録保持処理手順を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成のコンテンツ記録保持プログラムを適用し、そのコンテンツ記録保持プログラムが格納されたプログラム格納媒体をクライアント端末2にインストールすることにより第1及び第2のコンテンツ記録保持処理手順を実行するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ提供プログラムをポータルサーバ3のROM301又はハードディスクに予め記憶している第1及び第2のコンテンツ記録保持支援プログラムと、音楽データ配信サーバSV1のROM311又はハードディスクに予め記憶しているデータ配信プログラムとに適用し、当該ポータルサーバ3のCPU300がその第1及び第2のコンテンツ記録保持支援プログラムに従って図23及び図24並びに図26及び図27について上述した第1及び第2のコンテンツ記録保持支援処理手順を実行し、かつ音楽データ配信サーバSV1のCPU310がそのデータ配信プログラムに従って図23及び図24並びに図26及び図27について上述したデータ配信処理手順を実行するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成のコンテンツ提供プログラムを適用し、そのコンテンツ提供プログラムが格納されたプログラム格納媒体を例えば、一体化されたポータルサーバ3及び音楽データ配信サーバSV1でなるコンテンツ提供装置にインストールすることによりコンテンツ記録保持支援処理手順及びデータ配信処理手順に相当するコンテンツ提供処理を実行するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツ記録保持端末で光ディスクから再生されるコンテンツデータとして、図1乃至図27について上述したクライアント端末2でCDから再生される音楽データを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CD−ROM等の光ディスクから再生されるゲームプログラム、写真や動画像等の画像データ、テキストデータ等のように、この他種々の光ディスクから再生されるコンテンツデータを広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、ユーザ毎のユーザ識別情報とパスワード情報とを対応付けてユーザ登録情報として登録するためのデータベースが構築され、当該データベースにユーザ登録情報が登録された登録用記憶媒体として、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3の顧客データベース部54や、ハードディスクドライブ302を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ポータルサーバ3の外部に設けられた記録媒体等のように、この他種々の登録用記録媒体を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツ記録保持端末から送信された、ユーザ識別情報及びパスワード情報と、当該コンテンツ記録保持端末で、コンテンツデータの記録された光ディスクの再生結果に基づいて生成された当該光ディスクの物理的構造の個体差に関するディスク固有情報とを受信する情報受信手段として、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3の通信制御部52や、CPU300及びネットワークインタフェース305を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツ記録保持端末から送信された、ユーザ識別情報及びパスワード情報と、当該コンテンツ記録保持端末で、コンテンツデータの記録された光ディスクの再生結果に基づいて生成された当該光ディスクの物理的構造の個体差に関するディスク固有情報とを受信するハードウェア回路構成の情報受信回路や、ポータルサーバ3とクライアント端末2との間で利用する通信方式に応じた無線通信インタフェース等のように、この他種々の情報受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、情報受信手段によって受信されたユーザ識別情報及びパスワード情報に基づいて、登録用記憶媒体内のデータベースに登録されているユーザ登録情報を検索することにより当該受信されたユーザ識別情報及びパスワード情報を含むユーザ登録情報を特定し、登録用記憶媒体内のデータベースに対してディスク固有情報を、当該特定したユーザ登録情報の少なくともユーザ識別情報に対応付けて登録すると共に、ディスク固有情報によって特定される光ディスクに記録されているコンテンツデータを特定可能なディスク情報を当該ディスク固有情報に対応付けて登録する登録手段として、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3の制御部50や、CPU300を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、登録処理を専用に実行するハードウェア回路構成の登録処理回路等のように、この他種々の登録手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、ディスク情報によって特定可能なコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶媒体として、図1乃至図27について上述した音楽データ配信サーバSV1の音楽データ記憶部78や、ハードディスクドライブ312を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音楽データ配信サーバSV1の外部に設けられた記録媒体や、ポータルサーバ3のハードディスクドライブ302等のように、この他種々のコンテンツ記憶媒体を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツ記録保持端末から送信された、ユーザ識別情報及びパスワード情報と、取得可能コンテンツ提示要求信号とを受信する提示要求受信手段として、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3の通信制御部52や、CPU300及びネットワークインタフェース305を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツ記録保持端末から送信された、ユーザ識別情報及びパスワード情報と、取得可能コンテンツ提示要求信号とを受信するハードウェア回路構成の提示要求受信回路や、ポータルサーバ3とクライアント端末2との間で利用する通信方式に応じた無線通信インタフェース等のように、この他種々の提示要求受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、提示要求受信手段によって受信されたユーザ識別情報及びパスワード情報に基づいて、登録用記憶媒体内のデータベースに登録されているユーザ登録情報を検索することにより、当該受信されたユーザ識別情報及びパスワード情報を含むユーザ登録情報のユーザ識別情報に対応付けられて登録されているディスク固有情報を特定し、当該特定したディスク固有情報に対応付けられて登録されているディスク情報に基づいて取得可能コンテンツ提示情報を生成する提示情報生成手段として、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3の制御部50や、CPU300を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、取得可能コンテンツ提示情報を生成する専用のハードウェア回路構成の提示情報生成回路等のように、この他種々の提示情報生成手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、提示情報生成手段によって生成された取得可能コンテンツ提示情報をコンテンツ記録保持端末に送信する情報送信手段として、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3の通信制御部52や、CPU300及びネットワークインタフェース305を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、提示情報生成手段によって生成された取得可能コンテンツ提示情報をコンテンツ記録保持端末に送信するハードウェア回路構成の情報送信回路や、ポータルサーバ3とクライアント端末2との間で利用する通信方式に応じた無線通信インタフェース等のように、この他種々の情報送信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツ記録保持端末から送信された、取得可能コンテンツ提示情報の中で任意に選択された記録保持対象のコンテンツデータを示すコンテンツ取得要求信号を受信する取得要求受信手段として、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3の通信制御部52や、CPU300及びネットワークインタフェース305を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツ取得要求信号を受信するハードウェア回路構成の取得要求受信回路や、ポータルサーバ3とクライアント端末2との間で利用する通信方式に応じた無線通信インタフェース等のように、この他種々の取得要求受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、取得要求受信手段によって受信されたコンテンツ取得要求信号に基づいて、コンテンツ記憶媒体から記録保持対象のコンテンツデータを読み出してコンテンツ記録保持端末に送信するデータ送信手段として、図1乃至図27について上述した音楽データ配信サーバSV1の制御部70及び通信制御部72や、CPU310及びネットワークインタフェース315を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツ記録保持端末に送信するハードウェア回路構成のデータ送信回路等のように、この他種々のデータ送信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、他のコンテンツ記録保持端末から送信されたユーザ識別情報及びパスワード情報並びに当該他のコンテンツ記録保持端末固有の他の端末識別情報を受信する登録情報受信手段として、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3の通信制御部52や、CPU300及びネットワークインタフェース305を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他のコンテンツ記録保持端末から送信されたユーザ識別情報及びパスワード情報並びに当該他のコンテンツ記録保持端末固有の他の端末識別情報を受信するハードウェア回路構成の登録情報受信回路や、ポータルサーバ3とクライアント端末2との間で利用する通信方式に応じた無線通信インタフェース等のように、この他種々の登録情報受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、登録情報受信手段によって受信されたユーザ識別情報及びパスワード情報に基づいて、登録用記憶媒体内のデータベースに登録されているユーザ登録情報を検索することにより、当該受信されたユーザ識別情報及びパスワード情報を含むユーザ登録情報を特定し、登録用記憶媒体内のデータベースに対して他の端末識別情報を、当該特定したユーザ登録情報の少なくともユーザ識別情報に対応付けて登録して、特定したユーザ登録情報の内容を更新する登録情報更新手段として、図1乃至図27について上述したポータルサーバ3の制御部50や、CPU300を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、データベースに登録しているユーザ登録情報の内容を更新する専用のハードウェア回路構成の登録情報更新回路等のように、この他種々の登録情報更新手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツデータの記録された光ディスクを再生する再生手段として、図1乃至図27について上述したクライアント端末2の外部記録媒体記録再生部28や、CPU203及びメディアドライブ208を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CD−ROMドライブのように、コンテンツデータの記録された光ディスクを再生するハードウェア回路構成の再生回路等のように、この他種々の再生手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、再生手段による光ディスクの再生結果に基づいて、当該光ディスクの物理的構造の個体差に関するディスク固有情報を生成する生成手段として、図1乃至図27について上述したクライアント端末2の制御部23や、CPU203を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ディスク固有情報を生成する専用のハードウェア回路構成の生成回路等のように、この他種々の生成手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、予めユーザ毎のユーザ識別情報とパスワード情報とを対応付けてユーザ登録情報として登録しているコンテンツ提供装置に対して、ユーザ識別情報及びパスワード情報と、生成手段によって生成されたディスク固有情報とを送信することにより、当該送信したユーザ識別情報及びパスワード情報を含むユーザ登録情報を特定させ、当該特定させたユーザ登録情報の少なくともユーザ識別情報にディスク固有情報を対応付けて追加登録させると共に、当該ディスク固有情報によって特定される光ディスクに記録されているコンテンツデータを特定可能なディスク情報をディスク固有情報にさらに対応付けて登録させる情報送信手段として、図1乃至図27について上述したクライアント端末2の制御部23及び通信制御部32や、CPU203及び通信処理部214並びにネットワークインタフェース215を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、予めユーザ毎のユーザ識別情報とパスワード情報とを対応付けてユーザ登録情報として登録しているコンテンツ提供装置に対して、ユーザ識別情報及びパスワード情報と、生成手段によって生成されたディスク固有情報とを送信することにより、当該送信したユーザ識別情報及びパスワード情報を含むユーザ登録情報を特定させ、当該特定させたユーザ登録情報の少なくともユーザ識別情報にディスク固有情報を対応付けて追加登録させると共に、当該ディスク固有情報によって特定される光ディスクに記録されているコンテンツデータを特定可能なディスク情報をディスク固有情報にさらに対応付けて登録させるハードウェア回路構成の情報送信回路等のように、この他種々の情報送信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、記録保持用に取得可能なコンテンツデータの提示を要求するための取得可能コンテンツ提示要求信号を、ユーザ識別情報及びパスワード情報と共にコンテンツ提供装置に送信する提示要求送信手段として、図1乃至図27について上述したクライアント端末2の制御部23及び認証処理部37並びに通信制御部32や、CPU203及び通信処理部214並びにネットワークインタフェース215を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記録保持用に取得可能なコンテンツデータの提示を要求するための取得可能コンテンツ提示要求信号を、ユーザ識別情報及びパスワード情報と共にコンテンツ提供装置に送信するハードウェア回路構成の提示要求送信回路等のように、この他種々の提示要求送信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、提示要求送信手段による取得可能コンテンツ提示要求信号の送信に応じてコンテンツ提供装置から、当該提示要求送信手段によって送信されたユーザ識別情報及びパスワード情報を含むユーザ登録情報の当該ユーザ識別情報に対応付けられて登録されているディスク固有情報が特定され、当該特定されたディスク固有情報にさらに対応付けられて登録されているディスク情報に基づいて生成されて送信された取得可能コンテンツ提示情報を受信する情報受信手段として、図1乃至図27について上述したクライアント端末2の制御部23及び通信制御部32や、CPU203及び通信処理部214並びにネットワークインタフェース215を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、提示要求送信手段による取得可能コンテンツ提示要求信号の送信に応じてコンテンツ提供装置から、当該提示要求送信手段によって送信されたユーザ識別情報及びパスワード情報を含むユーザ登録情報の当該ユーザ識別情報に対応付けられて登録されているディスク固有情報が特定され、当該特定されたディスク固有情報にさらに対応付けられて登録されているディスク情報に基づいて生成されて送信された取得可能コンテンツ提示情報を受信するハードウェア回路構成の情報受信回路等のように、この他種々の情報受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、情報受信手段によって受信された取得可能コンテンツ提示情報の中で任意に選択された記録保持対象のコンテンツデータを示すコンテンツ取得要求信号をコンテンツ提供装置に送信する取得要求送信手段として、図1乃至図27について上述したクライアント端末2の制御部23及び通信制御部32や、CPU203及び通信処理部214並びにネットワークインタフェース215を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、情報受信手段によって受信された取得可能コンテンツ提示情報の中で任意に選択された記録保持対象のコンテンツデータを示すコンテンツ取得要求信号をコンテンツ提供装置に送信するハードウェア回路構成の取得要求送信回路等のように、この他種々の取得要求送信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、取得要求送信手段によるコンテンツ取得要求信号の送信に応じて、コンテンツ提供装置から送信された、記録保持対象のコンテンツデータを受信するデータ受信手段として、図1乃至図27について上述したクライアント端末2の通信制御部32や、通信処理部214及びネットワークインタフェース215を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、取得要求送信手段によるコンテンツ取得要求信号の送信に応じて、コンテンツ提供装置から送信された、記録保持対象のコンテンツデータを受信するハードウェア回路構成のデータ受信回路等のように、この他種々のデータ受信手段を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、データ受信手段によって受信されたコンテンツデータを記録保持する記録保持手段として、図1乃至図27について上述したクライアント端末2の記憶媒体29や、ハードディスクドライブ211を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クライアント端末2内の半導体メモリ等のように、この他種々の記録保持手段を広く適用することができる。
1……音楽関連サービス提供システム、2……クライアント端末2……ポータルサーバ、SV1……音楽データ配信サーバ、23、50……制御部、28……外部記録媒体記録再生部、29……記憶媒体、32、52、72……通信制御部、203、300、310……CPU、208……メディアドライブ、211、302、312……ハードディスクドライブ、214……通信処理部、215、305、315……ネットワークインタフェース。