JP2005332328A - 集計システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 皿の上に載せられた食物の種類、価格等を記録した無線タグを皿に組み込むこと無く、無線タグを食物自体に付着、内蔵させることにより、客が食事を完了した食物の数量、価格を正確に集計することができる集計システムを提供する。
【解決手段】 無線タグ200から識別符号を読み出すリーダ100と、リーダが無線タグに記録された識別符号を読み出した結果に基づいて集計対象物についての集計を行う集計装置50と、を備えた集計システムにおいて、リーダは、識別符号記録済みの無線タグを付した複数の集計対象物が少なくとも一つの収容体内に収容された状態で各無線タグから識別符号を読み出す作業を実行し、集計装置は、リーダが収容体内の各無線タグから読み出した識別符号に基づいて、収容体内の各集計対象物の種別、数量、或いは単価を判定し、最終的に合計価格を算出する。
【選択図】 図1
【解決手段】 無線タグ200から識別符号を読み出すリーダ100と、リーダが無線タグに記録された識別符号を読み出した結果に基づいて集計対象物についての集計を行う集計装置50と、を備えた集計システムにおいて、リーダは、識別符号記録済みの無線タグを付した複数の集計対象物が少なくとも一つの収容体内に収容された状態で各無線タグから識別符号を読み出す作業を実行し、集計装置は、リーダが収容体内の各無線タグから読み出した識別符号に基づいて、収容体内の各集計対象物の種別、数量、或いは単価を判定し、最終的に合計価格を算出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば人体などの生体内に食物等と共に経口摂取されても無害な微小無線タグを利用した集計システムに関し、例えば回転寿司店等の飲食店において、食物の種類、或いは個々の固体を識別する識別符号を記録した微小無線タグを、食物と共に客に経口摂取させることにより体内に一時的に保持せしめ、精算時にリーダによって客の体内にある無線タグの記録情報を読取ることによって、客が摂取した食物の品種、合計数量、価格等を容易に集計、算出できるようにした集計システムに関する。
回転寿司店では、皿に載せた寿司を客席に沿って移動するベルトコンベアにより巡回させる過程で、客が皿単位で寿司を取り上げ、寿司を食した後は皿を積み重ねておくシステムが採用されている。店側は、客が食事を完了した際に、テーブル上に積まれた皿の種類と枚数、寿司の単価を判別、カウント等することにより、最終的に合計価格を算出して課金する。
また、最近では、売り上げ集計作業を効率化するために、皿毎に無線タグを組み込んでおくとともに、皿に載せる寿司の価格に応じた数値を無線タグに書き込んでおくことにより、会計時にリーダによって、皿に付した無線タグから数値を読み取って、合計価格を算出する技術が提案されている(特開2000−225049公報)。
また、特開2000−245609公報には、皿に載せた寿司の鮮度保持限界時間を、皿に取り付けたIDタグに予め記録した搬送開始時間と現在時刻から演算することにより、食品の種類に応じて回収する時期を判定できるようにした技術が開示されている。
また、特開2001−184471公報には、IDタグを備えた皿が多数積み重ねられた場合であっても、集計器から出力される電力用電波から動作に必要な電力を得ることができるようにした技術が開示されている。
しかし、上記従来技術においては、何れも無線タグを皿に組み込む必要があり、そのために低廉な一般の皿よりも皿のコストが高くなるという問題がある。また、食後に皿を使って集計することから、集計を終了するまでは回収したり洗うことなく、客席のテーブル上に皿を放置する必要があった。このため、一つの店舗において使用する皿の総枚数が増大して、収納スペースの増大、取扱の煩雑化、人手の増加等の問題が生じていた。更に、無線タグを埋め込んだ高コストな皿の枚数が増大することにより、投下資本が増大する、という欠点を有している。
また、客によっては、自分のテーブルに積み上げられた皿の枚数によって、自分が食した量を他人に知られることに不快感を感じる人もいるため、この点の改善が望まれていた。
特開2000−225049公報
特開2000−245609公報
特開2001−184471公報
また、最近では、売り上げ集計作業を効率化するために、皿毎に無線タグを組み込んでおくとともに、皿に載せる寿司の価格に応じた数値を無線タグに書き込んでおくことにより、会計時にリーダによって、皿に付した無線タグから数値を読み取って、合計価格を算出する技術が提案されている(特開2000−225049公報)。
また、特開2000−245609公報には、皿に載せた寿司の鮮度保持限界時間を、皿に取り付けたIDタグに予め記録した搬送開始時間と現在時刻から演算することにより、食品の種類に応じて回収する時期を判定できるようにした技術が開示されている。
また、特開2001−184471公報には、IDタグを備えた皿が多数積み重ねられた場合であっても、集計器から出力される電力用電波から動作に必要な電力を得ることができるようにした技術が開示されている。
しかし、上記従来技術においては、何れも無線タグを皿に組み込む必要があり、そのために低廉な一般の皿よりも皿のコストが高くなるという問題がある。また、食後に皿を使って集計することから、集計を終了するまでは回収したり洗うことなく、客席のテーブル上に皿を放置する必要があった。このため、一つの店舗において使用する皿の総枚数が増大して、収納スペースの増大、取扱の煩雑化、人手の増加等の問題が生じていた。更に、無線タグを埋め込んだ高コストな皿の枚数が増大することにより、投下資本が増大する、という欠点を有している。
また、客によっては、自分のテーブルに積み上げられた皿の枚数によって、自分が食した量を他人に知られることに不快感を感じる人もいるため、この点の改善が望まれていた。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、皿の上に載せられた食物の種類、価格等を記録した無線タグを皿に組み込むこと無く、無線タグを食物自体に付着、内蔵させることにより、客が食事を完了した食物の数量、価格を正確に集計することができる集計システムを提供することを目的としている。
このことによって、回転寿司店等においては、食べ終わった後の皿を客の座席位置にあるテーブル上に積み重ねておく必要が無くなり、食後直ちに皿を回収して順次再使用に供することが可能となり、また食べ終わった皿の枚数を他人に看取される不具合もなくなる。
このことによって、回転寿司店等においては、食べ終わった後の皿を客の座席位置にあるテーブル上に積み重ねておく必要が無くなり、食後直ちに皿を回収して順次再使用に供することが可能となり、また食べ終わった皿の枚数を他人に看取される不具合もなくなる。
上記課題を解決するため請求項1の発明は、集計対象物を特定するための識別符号を記録された読み出し専用のメモリ、送信回路、及び送信用アンテナを搭載した無線タグと、無線タグから前記識別符号を読み出すリーダと、該リーダが無線タグに記録された識別符号を読み出した結果に基づいて集計対象物についての集計を行う集計装置と、を備えた集計システムにおいて、前記リーダは、識別符号記録済みの無線タグを付した複数の集計対象物が少なくとも一つの収容体内に収容された状態で各無線タグから識別符号を読み出す作業を実行し、前記集計装置は、前記リーダが前記収容体内の各無線タグから読み出した識別符号に基づいて、収容体内の各集計対象物の種別、数量、或いは単価を判定し、最終的に合計価格を算出することを特徴とする。
請求項2の発明は、記録・読み出し可能な不揮発性メモリ、送受信回路、及び送受信用アンテナを搭載した無線タグと、無線タグが付される集計対象物を特定するための識別符号を無線タグに対して記録・読み出しするリーダライタと、リーダライタが無線タグに記録された識別符号を読み出した結果に基づいて集計対象物についての集計を行う集計装置と、を備えた集計システムにおいて、前記リーダライタは、集計対象物毎に異なった識別符号を無線タグに記録する作業と、識別符号記録済みの無線タグを付した複数の集計対象物が少なくとも一つの収容体内に収容された状態で各無線タグから識別符号を読み出す作業を実行し、前記集計装置は、前記リーダライタが、前記収容体内の各無線タグから読み出した識別符号に基づいて、収容体内の各集計対象物の種別、数量、或いは単価を判定し、最終的に合計価格を算出することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記集計装置を、前記リーダ側、或いは前記リーダライタ側に装備したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3において、同一の識別符号を記録した複数の前記無線タグを、特定の集計対象物に関連付けて使用することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか一項において、前記集計対象物は、飲食物であり、飲食物の種別、固体毎に、使用する無線タグに異なった識別符号を記録して使用することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5において、前記集計対象物は、回転寿司店で提供される寿司であることを特徴とする。
請求項2の発明は、記録・読み出し可能な不揮発性メモリ、送受信回路、及び送受信用アンテナを搭載した無線タグと、無線タグが付される集計対象物を特定するための識別符号を無線タグに対して記録・読み出しするリーダライタと、リーダライタが無線タグに記録された識別符号を読み出した結果に基づいて集計対象物についての集計を行う集計装置と、を備えた集計システムにおいて、前記リーダライタは、集計対象物毎に異なった識別符号を無線タグに記録する作業と、識別符号記録済みの無線タグを付した複数の集計対象物が少なくとも一つの収容体内に収容された状態で各無線タグから識別符号を読み出す作業を実行し、前記集計装置は、前記リーダライタが、前記収容体内の各無線タグから読み出した識別符号に基づいて、収容体内の各集計対象物の種別、数量、或いは単価を判定し、最終的に合計価格を算出することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記集計装置を、前記リーダ側、或いは前記リーダライタ側に装備したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3において、同一の識別符号を記録した複数の前記無線タグを、特定の集計対象物に関連付けて使用することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか一項において、前記集計対象物は、飲食物であり、飲食物の種別、固体毎に、使用する無線タグに異なった識別符号を記録して使用することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5において、前記集計対象物は、回転寿司店で提供される寿司であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項において、前記無線タグと関連付けられる集計対象物についての識別符号は、集計対象物の種別、固体、或いは単価を識別するための符号であることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れか一項において、前記識別符号として、乱数を使用することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れか一項において、前記集計装置は、集計対象物毎に関連付けて使用される無線タグの識別符号が重複しないように検査し、重複した場合には、識別符号を生成し直すことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れか一項において、前記集計装置は、集計済みの識別符号を記録した無線タグが他の集計時に読み出されたとしても、集計済みの識別符号については再度集計に加えないことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れか一項において、前記無線タグは、モールド樹脂、或いは無害なゼラチン状物質により被覆され、且つ1μm程度の寸法を有していることを特徴とする。
請求項12の発明は、識別符号を記録していない請求項2に記載の無線タグを複数個混入した流動体を集計対象物に塗布、混入してから、前記リーダライタにより当該集計対象物に付された無線タグに対して、該集計対象物固有の識別符号を記録することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れか一項において、前記識別符号として、乱数を使用することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れか一項において、前記集計装置は、集計対象物毎に関連付けて使用される無線タグの識別符号が重複しないように検査し、重複した場合には、識別符号を生成し直すことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れか一項において、前記集計装置は、集計済みの識別符号を記録した無線タグが他の集計時に読み出されたとしても、集計済みの識別符号については再度集計に加えないことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れか一項において、前記無線タグは、モールド樹脂、或いは無害なゼラチン状物質により被覆され、且つ1μm程度の寸法を有していることを特徴とする。
請求項12の発明は、識別符号を記録していない請求項2に記載の無線タグを複数個混入した流動体を集計対象物に塗布、混入してから、前記リーダライタにより当該集計対象物に付された無線タグに対して、該集計対象物固有の識別符号を記録することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、無線タグには予め識別符号(種別、ID、価格等)が記録されており、集計装置は、リーダが収容体内の各無線タグから読み出した識別符号に基づいて、収容体内の各集計対象物の種別、数量、或いは単価を判定し、最終的に合計価格を算出する。このため、本集計システムを回転寿司店に適用した場合、個々の皿に無線タグを付することなく、また寿司を食べ終えた皿を客のテーブル上に積み上げておく必要がなくなる。このため、テーブル上から皿を早期に撤去して洗浄に供することが可能となり、使用する皿の枚数を大幅に減少でき、また他人に食べた寿司の数量を看取される虞がなくなる。
請求項2の発明では、デフォルト状態において識別符号が記録されていない無線タグに対して、出荷後の任意の時点で識別符号を記録、書き換えできるように構成したので、この集計システムを回転寿司店に適用した場合には、寿司の固体毎に異なった識別符号を付与することができることとなり、集計時における精度を高めることができる。
請求項3の発明では、前記集計装置をリーダ、或いはリーダライタの外部に設けず、リーダ、リーダライタ内に設けるようにしたので、システムを簡易化することができる。
請求項4の発明では、同一の識別符号を記録した複数の無線タグを、特定の集計対象物に関連付けて使用するようにしたので、無線タグの付着漏れ、情報の記録漏れがなくなる。
請求項5の発明では、飲食物の種別、固体毎に、使用する無線タグに異なった識別符号を記録して使用するようにしたので、飲食物の容器等に無線タグを組み込むことなく、低コストで、食後の集計作業を実現できる。
請求項6の発明では、本発明の集計システムを回転寿司店に適用するようにしたので、従来多量に使用されていた皿の個数を減少させたり、皿の回収効率を高めることができるので、トータルの作業性が向上するばかりでなく、他人に食べた数量を把握されることがなくなる。
請求項2の発明では、デフォルト状態において識別符号が記録されていない無線タグに対して、出荷後の任意の時点で識別符号を記録、書き換えできるように構成したので、この集計システムを回転寿司店に適用した場合には、寿司の固体毎に異なった識別符号を付与することができることとなり、集計時における精度を高めることができる。
請求項3の発明では、前記集計装置をリーダ、或いはリーダライタの外部に設けず、リーダ、リーダライタ内に設けるようにしたので、システムを簡易化することができる。
請求項4の発明では、同一の識別符号を記録した複数の無線タグを、特定の集計対象物に関連付けて使用するようにしたので、無線タグの付着漏れ、情報の記録漏れがなくなる。
請求項5の発明では、飲食物の種別、固体毎に、使用する無線タグに異なった識別符号を記録して使用するようにしたので、飲食物の容器等に無線タグを組み込むことなく、低コストで、食後の集計作業を実現できる。
請求項6の発明では、本発明の集計システムを回転寿司店に適用するようにしたので、従来多量に使用されていた皿の個数を減少させたり、皿の回収効率を高めることができるので、トータルの作業性が向上するばかりでなく、他人に食べた数量を把握されることがなくなる。
請求項7の発明では、無線タグと関連付けられる集計対象物についての識別符号は、集計対象物の種別、固体、或いは単価を識別するための符号であるので、無線タグの識別符号をチェックすれば、確実に種別、固体、価格を特定することができる。
請求項8の発明では、識別符号として、桁数の大きい乱数を使用するので、1営業時間単位中において、同じ識別符号が重複して使用される虞が皆無となる。
請求項9の発明では、集計装置は、集計対象物毎に関連付けて使用される無線タグの識別符号が重複しないようにしているので、少なくとも一営業期間中において同じ識別符号が異なった集計対象物に関連して使用される不具合がなくなる。
請求項10の発明では、集計済みの識別符号を記録した無線タグが他の集計時に読み出されたとしても、集計済みの識別符号については再度集計に加えないようにしているので、精算時にダブって請求が行われることがなくなる。
請求項11の発明では、無害な物質により被覆され、且つ1μm程度の寸法を有しているので、これを食物と共に経口摂取したとしても、無害且つ、違和感もない。
請求項12の発明では、無線タグを複数個混入した流動体を集計対象物に塗布、混入してから、リーダライタにより当該集計対象物に付された無線タグに対して、該集計対象物固有の識別符号を記録するようにしているため、無線タグが誤って他の集計対象物に付着しない限り、誤精算、誤集計を防止できる。
請求項8の発明では、識別符号として、桁数の大きい乱数を使用するので、1営業時間単位中において、同じ識別符号が重複して使用される虞が皆無となる。
請求項9の発明では、集計装置は、集計対象物毎に関連付けて使用される無線タグの識別符号が重複しないようにしているので、少なくとも一営業期間中において同じ識別符号が異なった集計対象物に関連して使用される不具合がなくなる。
請求項10の発明では、集計済みの識別符号を記録した無線タグが他の集計時に読み出されたとしても、集計済みの識別符号については再度集計に加えないようにしているので、精算時にダブって請求が行われることがなくなる。
請求項11の発明では、無害な物質により被覆され、且つ1μm程度の寸法を有しているので、これを食物と共に経口摂取したとしても、無害且つ、違和感もない。
請求項12の発明では、無線タグを複数個混入した流動体を集計対象物に塗布、混入してから、リーダライタにより当該集計対象物に付された無線タグに対して、該集計対象物固有の識別符号を記録するようにしているため、無線タグが誤って他の集計対象物に付着しない限り、誤精算、誤集計を防止できる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の集計システムの構成を示すブロック図であり、図2は無線タグの構成を示すブロック図である。
本発明の集計システムは、読み出し専用の不揮発性メモリ(ROM)から成るメモリ装置23と送信回路21とを備えたRFIDマイクロチップ201に、送信用アンテナ20を搭載した無線タグ200と、無線タグ200が関連使用される集計対象物を特定するための識別符号(種別、ID、製造時期、価格等)を無線タグ200から読み出しするリーダ100と、リーダ100に対してデータの授受を行ってシステム全体を制御する集計装置(コンピュータ)50と、を備えて構成されている。
図1は、本発明の一実施形態の集計システムの構成を示すブロック図であり、図2は無線タグの構成を示すブロック図である。
本発明の集計システムは、読み出し専用の不揮発性メモリ(ROM)から成るメモリ装置23と送信回路21とを備えたRFIDマイクロチップ201に、送信用アンテナ20を搭載した無線タグ200と、無線タグ200が関連使用される集計対象物を特定するための識別符号(種別、ID、製造時期、価格等)を無線タグ200から読み出しするリーダ100と、リーダ100に対してデータの授受を行ってシステム全体を制御する集計装置(コンピュータ)50と、を備えて構成されている。
以下に述べる実施形態では、本発明の集計システムを回転寿司店における集計作業に適用した例について説明する。この実施形態における集計システムの適用例の概要は、次の通りである。即ち、まず、無線タグメーカーでは、出荷前に、専用の記録装置を用いて、寿司ネタの種類毎に異なった識別符号(種別、ID、価格等)を、無線タグ200に内蔵したメモリ装置23内に記録しておく。例えば、中トロ用の無線タグと、エビ用の無線タグには、種類の違いを示す符号と、無線タグのIDを示す符号、更に必要に応じて価格を示す符号を記録する。価格計算に際しての単位となる一皿上に載せる一カン、又は複数カンの寿司については、同一の識別符号を記録した無線タグを付着させる。
このように寿司ネタ別、固体別に異なった識別符号を記録された無線タグを回転寿司屋は購入し、握った寿司を皿に載せる前、或いは皿に載せてから、寿司ネタ別、固体別に分類した無線タグを該当する寿司の適所に付着させる。その際、皿を巡回させるベルトコンベヤに皿を載せる前段階で、皿に載せた寿司ネタの種類と付着した無線タグの記録内容が合致するか否かを読み取り装置(図3の読み取り装置105)によって確認する。
客は、ベルトコンベア上を巡回する寿司を皿単位で取出して寿司を食し、空になった皿はテーブル上に積載するか、或いは直ぐに店員によって回収される。精算に際しては、客が寿司を食べ終わってレジに向かう際に、レジ近傍に配置したゲートに設置したリーダ100が客の腹中にある無線タグに記録された識別符号を身体外から読み取り、この読み取りデータに基づいて、集計対象物としての寿司の種別、数量、或いは単価を集計装置50が判定し、最終的に合計価格を算出する。
このように寿司ネタ別、固体別に異なった識別符号を記録された無線タグを回転寿司屋は購入し、握った寿司を皿に載せる前、或いは皿に載せてから、寿司ネタ別、固体別に分類した無線タグを該当する寿司の適所に付着させる。その際、皿を巡回させるベルトコンベヤに皿を載せる前段階で、皿に載せた寿司ネタの種類と付着した無線タグの記録内容が合致するか否かを読み取り装置(図3の読み取り装置105)によって確認する。
客は、ベルトコンベア上を巡回する寿司を皿単位で取出して寿司を食し、空になった皿はテーブル上に積載するか、或いは直ぐに店員によって回収される。精算に際しては、客が寿司を食べ終わってレジに向かう際に、レジ近傍に配置したゲートに設置したリーダ100が客の腹中にある無線タグに記録された識別符号を身体外から読み取り、この読み取りデータに基づいて、集計対象物としての寿司の種別、数量、或いは単価を集計装置50が判定し、最終的に合計価格を算出する。
この無線タグ用リーダ100は、集計装置50との間でデータの授受を行うための送受信装置1と、リーダ100全体の動作を制御する制御装置2と、制御装置2を動作させる手順を記憶したファームウェアと読み取ったデータを格納するメモリ装置3と、制御装置2からのデータを搬送波に乗せて変調する変調器4と、操作コマンドを入力する入力装置5と、制御装置2により制御された情報を表示する表示装置6と、制御装置2からの交流信号である電力供給用信号を電力増幅する電力増幅器7と、ループアンテナ9から受信した搬送波から2値化データに変換する検波復調器8と、無線タグ200から電力用搬送波によりデータを受信するループアンテナ9とを備えて構成されている。
なお、リーダ100側に設けた制御装置2に集計装置50の機能を付与し、制御装置2によってシステム全体を制御するように構成してもよいが、本実施形態では、リーダ100の外部に集計装置50を配置した例に基づいて説明する。或いは、集計装置50によって制御装置2の機能を発揮させてもよい。また、入力装置5、表示装置6、或いはメモリ装置3を、集計装置50側の入力手段、表示手段、メモリ手段によって代用させても良い。
なお、リーダ100側に設けた制御装置2に集計装置50の機能を付与し、制御装置2によってシステム全体を制御するように構成してもよいが、本実施形態では、リーダ100の外部に集計装置50を配置した例に基づいて説明する。或いは、集計装置50によって制御装置2の機能を発揮させてもよい。また、入力装置5、表示装置6、或いはメモリ装置3を、集計装置50側の入力手段、表示手段、メモリ手段によって代用させても良い。
次に、本構成によるリーダ100の動作を説明する前に、リーダ100による読み書きの対象となるRFIDタグ(無線タグ)200の構成を説明する。図2は、本発明の実施形態に係る無線タグの構成を示すブロック図である。本実施形態の無線タグ200は、リーダ100からの電力用搬送波を受けてリーダ100にデータを送信するループアンテナ20と、読み出しコマンドを生成する送信回路21と、ループアンテナ20が受信した電力用搬送波を受け、それを整流して直流電力に変換する電力生成回路22と、制御用ファームウェアとデータの記憶を司るメモリ装置(不揮発性メモリ)23と、制御回路26からの送信コマンドに搬送波を乗せて変調する変調器24と、無線タグ200の全体の動作を制御する制御回路26と、を備えて構成されている。
無線タグ200は、例えばシリコン結晶から成るRFIDマイクロチップ201に、金(Au)膜から成る送信用アンテナ20を搭載した構成を有するため、人体の消化器系によって消化されることがなく、副作用もないため、収容体としての人体が経口摂取しても無害である。
使用する無線タグ200は、例えば微小寸法を有しているため、寿司のシャリや、ネタに付着したものを人が経口摂取したとしても違和感がなく、無害である。必要に応じて、無線タグを樹脂やゼラチン等から成る微小カプセル等によって被覆するようにして、違和感を完全に払拭するようにしてもよい。
なお、この種の超小型無線タグとしては、例えば日立製作所が開発した「アンテナ内蔵型ミューチップ」が知られている。この無線タグは、0.4mm角の微小サイズ半導体チップの表面に2m45GHz帯高周波アンテナをパターン形成した構成を備えている。
無線タグ200は、例えばシリコン結晶から成るRFIDマイクロチップ201に、金(Au)膜から成る送信用アンテナ20を搭載した構成を有するため、人体の消化器系によって消化されることがなく、副作用もないため、収容体としての人体が経口摂取しても無害である。
使用する無線タグ200は、例えば微小寸法を有しているため、寿司のシャリや、ネタに付着したものを人が経口摂取したとしても違和感がなく、無害である。必要に応じて、無線タグを樹脂やゼラチン等から成る微小カプセル等によって被覆するようにして、違和感を完全に払拭するようにしてもよい。
なお、この種の超小型無線タグとしては、例えば日立製作所が開発した「アンテナ内蔵型ミューチップ」が知られている。この無線タグは、0.4mm角の微小サイズ半導体チップの表面に2m45GHz帯高周波アンテナをパターン形成した構成を備えている。
次に、図1と図2に基づいて夫々の動作について説明する。リーダ100は、図示しない電源が投入されると、制御装置2のイニシャル動作後、メモリ装置3に記憶されたプログラムに従い動作を開始する。まず、初期化が行われる。次に、制御装置2は、無線タグ200に供給する電力供給用信号と、ポーリング信号を交互に電力増幅器7から送信する。その信号は、ループアンテナ9から電磁波として外部に放射される。次に、稼働状態にある無線タグ200がリーダ100に近接すると、ループアンテナ20が電力供給用信号を受信し、電力生成回路22によりその搬送波を整流して直流電力に変換して、タグ内の全ての回路に供給する。電力を供給されて制御回路26が駆動すると、メモリ装置23に格納されたプログラムに従って制御を開始する。
次に、無線タグの制御回路26は、自分が呼び出されていることを認識すると、レスポンスを変調器24により変調して送信回路21を介してループアンテナ20から送信する。このレスポンスをリーダ100がループアンテナ9で受信して、検波復調器8で2値化コードに変換し、制御回路2により解析して無線タグ200が規格に合致したタグであると認識すると同時に、メモリ装置23に記録された識別符号を読み出す。
次に、無線タグの制御回路26は、自分が呼び出されていることを認識すると、レスポンスを変調器24により変調して送信回路21を介してループアンテナ20から送信する。このレスポンスをリーダ100がループアンテナ9で受信して、検波復調器8で2値化コードに変換し、制御回路2により解析して無線タグ200が規格に合致したタグであると認識すると同時に、メモリ装置23に記録された識別符号を読み出す。
図3は本発明の一実施形態に係る集計システムを回転寿司店における精算作業に適用した例を示すブロック図である。
この実施形態において使用する無線タグ200には、予め無線タグメーカーにおいて、寿司ネタ別に識別符号が記録されている。図3(a)に示すように、回転寿司店では、握った寿司30に対して寿司ネタ別に図示しない付着手段を用いて少なくとも一個の無線タグを付着させる。この無線タグには、当該寿司の種類と、固体別のIDが少なくとも記録され、必要に応じて単価が記録されている。また、回転寿司店においては、一皿単位で価格が計算されるので、一つの皿31上に載せられる1カン、又は複数カンの寿司30に対して同一の識別符号が記録された無線タグを付着(内蔵)させる必要がある。
このように同一種類、同一価格の寿司については、同一の識別符号を記録した無線タグを最低一個ずつ関連使用する(付着させる)ことにより、集計時に客が食べた寿司30の数量を皿の枚数として検出することが可能となる。
即ち、本実施形態では、リーダ100は、寿司職人の手作業、或いは製造装置によって製造された寿司30に対して、寿司ネタの種類、固体毎に、同一の識別符号を記録した無線タグを付する。
無線タグを寿司に付する手段としては、ディスペンサ等を用いても良いし、製造装置によりシャリを成形する場合には成形時に付着させてもよい。
必要に応じて、図3(b)に示すように、読み取り装置105を用いて、埋め込み後の寿司に対して埋め込みの完了と、記録された識別符号と寿司とが一致しているか否かの確認を行う。
(c)のように無線タグが付された寿司を食した客は、食事終了後に(d)のようにゲート40を通過する際に、ゲート40に設けられたリーダ100によって読取を受ける。
従って、例えば一皿に載せられた同一種類の複数個の寿司を複数人で分けて食べたとしても、後述する集計時に、全員がゲート40を通過する限りは、一皿分のみの価格がカウントされることとなる。
この実施形態において使用する無線タグ200には、予め無線タグメーカーにおいて、寿司ネタ別に識別符号が記録されている。図3(a)に示すように、回転寿司店では、握った寿司30に対して寿司ネタ別に図示しない付着手段を用いて少なくとも一個の無線タグを付着させる。この無線タグには、当該寿司の種類と、固体別のIDが少なくとも記録され、必要に応じて単価が記録されている。また、回転寿司店においては、一皿単位で価格が計算されるので、一つの皿31上に載せられる1カン、又は複数カンの寿司30に対して同一の識別符号が記録された無線タグを付着(内蔵)させる必要がある。
このように同一種類、同一価格の寿司については、同一の識別符号を記録した無線タグを最低一個ずつ関連使用する(付着させる)ことにより、集計時に客が食べた寿司30の数量を皿の枚数として検出することが可能となる。
即ち、本実施形態では、リーダ100は、寿司職人の手作業、或いは製造装置によって製造された寿司30に対して、寿司ネタの種類、固体毎に、同一の識別符号を記録した無線タグを付する。
無線タグを寿司に付する手段としては、ディスペンサ等を用いても良いし、製造装置によりシャリを成形する場合には成形時に付着させてもよい。
必要に応じて、図3(b)に示すように、読み取り装置105を用いて、埋め込み後の寿司に対して埋め込みの完了と、記録された識別符号と寿司とが一致しているか否かの確認を行う。
(c)のように無線タグが付された寿司を食した客は、食事終了後に(d)のようにゲート40を通過する際に、ゲート40に設けられたリーダ100によって読取を受ける。
従って、例えば一皿に載せられた同一種類の複数個の寿司を複数人で分けて食べたとしても、後述する集計時に、全員がゲート40を通過する限りは、一皿分のみの価格がカウントされることとなる。
識別符号は、無線タグのメモリ装置23(不揮発性メモリ)に記録されるが、無線タグに記録する識別符号としては、乱数を用いるのが好ましい。リーダ100の制御装置(符号生成部)2は、乱数等から成る識別符号を生成する機能を有し、メモリ装置23には無線タグに書き込んだ識別符号と対応する寿司の単価を記録し、識別符号とそれに対応する寿司の価格に関するデータを示すテーブル(価格表)を保持する。後述する集計時に無線タグから識別符号を読取る場合には、メモリ装置23内の価格表から識別符号を手掛かりとして個々の単価を検索し、集計装置50による集計に供する。なお、無線タグに予め寿司の単価が記録されている場合には、このようなテーブルは不要である。
無線タグと関連付けて使用される集計対象物としての寿司についての識別符号は、寿司の種別、固体、或いは単価を識別するための符号である。使用する識別符号は、寿司固体、或いは一皿上の寿司群毎に異なる値とする必要がある。仮に、無線タグに対して、付着する寿司固体、或いは一皿上の寿司群毎のIDを記録せずに、寿司ネタの種類の違いのみを示す識別符号を記録した場合には、識別符号の数が減少するので制御が容易になるが、同一人が同一種類の寿司を複数皿分食べた場合に、皿の枚数を正確に計数できなくなる。
また、無線タグに記録する識別符号は、少なくとも1営業時間単位(一日)の期間中に、同一の値が生じないようにする必要がある。そこで、無線タグメーカーにおいて無線タグに記録する識別符号は、寿司固体、或いは一皿上に載せる寿司群毎に異なる値とする必要があり、しかも乱数の桁数を意図的に大きく設定する。このように桁数の長い乱数を使用することにより、1営業時間中において、以前に生成した識別符号との同一性を検査する必要をなくすることができる。乱数としては、例えば160ビット程度で表現する2進数程度の長さを使用することが好ましい。このようにすることにより、同じ識別符号が重複して使用される虞がほぼ皆無となる。
無線タグと関連付けて使用される集計対象物としての寿司についての識別符号は、寿司の種別、固体、或いは単価を識別するための符号である。使用する識別符号は、寿司固体、或いは一皿上の寿司群毎に異なる値とする必要がある。仮に、無線タグに対して、付着する寿司固体、或いは一皿上の寿司群毎のIDを記録せずに、寿司ネタの種類の違いのみを示す識別符号を記録した場合には、識別符号の数が減少するので制御が容易になるが、同一人が同一種類の寿司を複数皿分食べた場合に、皿の枚数を正確に計数できなくなる。
また、無線タグに記録する識別符号は、少なくとも1営業時間単位(一日)の期間中に、同一の値が生じないようにする必要がある。そこで、無線タグメーカーにおいて無線タグに記録する識別符号は、寿司固体、或いは一皿上に載せる寿司群毎に異なる値とする必要があり、しかも乱数の桁数を意図的に大きく設定する。このように桁数の長い乱数を使用することにより、1営業時間中において、以前に生成した識別符号との同一性を検査する必要をなくすることができる。乱数としては、例えば160ビット程度で表現する2進数程度の長さを使用することが好ましい。このようにすることにより、同じ識別符号が重複して使用される虞がほぼ皆無となる。
次に、客が食事を終了してレジにて精算する場合には、店内から出口(レジスターの設置場所)に至る経路に設けたゲート40(リーダ100のアンテナ9を設置)を利用して、客(収容体)の体内にある無線タグの記録内容の読取りが実施される。即ち、ゲート40に設けたアンテナ9から読み出し用の信号を客の腹部に向けて出力することにより、無線タグ200の電力生成回路22を起動させて無線タグ内の全ての回路に電力を供給し、メモリ装置23に記録された識別符号を読み出す。客の腹部には、摂取した食物が無線タグと共に存在しているため、アンテナ9から読み取り用の信号を出力することによって、客の腹中にある全ての無線タグの記録情報を読み出すことができる。
制御装置2が、無線タグから読み出した識別符号に基づいて、メモリ装置3に記録された価格表を検索して集計を終了した場合には、価格表中から既精算の識別符号を削除し、同じ値の識別符号を再度生成、或いは検索しないようにする。このように構成することにより、一度集計を終了した客が、再度テーブルに戻って食事を再開した後で再び精算のためにゲート40を通った際に、集計済みの無線タグからの読み取り結果を再度の集計結果に影響させることがなくなる。
制御装置2が、無線タグから読み出した識別符号に基づいて、メモリ装置3に記録された価格表を検索して集計を終了した場合には、価格表中から既精算の識別符号を削除し、同じ値の識別符号を再度生成、或いは検索しないようにする。このように構成することにより、一度集計を終了した客が、再度テーブルに戻って食事を再開した後で再び精算のためにゲート40を通った際に、集計済みの無線タグからの読み取り結果を再度の集計結果に影響させることがなくなる。
次に、図4は、本発明の他の実施形態に係る集計システムの構成を示すブロック図である。
本発明の集計システムは、記録・読み出し可能な不揮発性メモリ(EEPROM)から成るメモリ装置23と送受信回路21を備えたRFIDマイクロチップ201に、送受信用アンテナ20を搭載した無線タグ210と、無線タグ210が付される集計対象物を特定するための識別符号を無線タグ210に対して記録・読み出しするリーダライタ110と、リーダライタ110に対してデータの授受を行ってシステム全体を制御する集計装置(コンピュータ)50と、を備えて構成されている。
本実施形態に係る集計システムの適用例の概要は、次の通りである。即ち、回転寿司屋において、寿司に無線タグ210を付着させておき、寿司を皿に載せる前後何れかの段階で当該寿司に付した無線タグに固有の識別符号をリーダライタ110から記録する。つまり、回転寿司店において、皿に載せる寿司毎に異なった識別符号を無線タグに記録する。そして、客が寿司を食べ終わってレジに向かう際に、リーダライタ110が読み取った客の腹中にある無線タグに記録された識別符号に基づいて、集計対象物としての寿司の種別、ID、数量、或いは単価を集計装置50が判定し、最終的に合計価格を算出する。
この無線タグ用リーダライタ110は、集計装置50との間でデータの授受を行うための送受信装置1と、リーダライタ110全体の動作を制御する制御装置2と、制御装置2を動作させる手順を記憶したファームウェアと読み取ったデータを格納するメモリ装置3と、制御装置2からのデータを搬送波に乗せて変調する変調器4と、操作コマンドを入力する入力装置5と、制御装置2により制御された情報を表示する表示装置6と、制御装置2からの交流信号である電力供給用信号と変調器4からの書き込みコマンドを電力増幅する電力増幅器7と、ループアンテナ9から受信した搬送波から2値化データに変換する検波復調器8と、無線タグ210との電力用搬送波とデータの授受をするループアンテナ9とを備えて構成されている。
なお、リーダライタ110側に設けた制御装置2に集計装置50の機能を付与し、制御装置2によってシステム全体を制御するように構成してもよいが、本実施形態では、リーダライタ110の外部に集計装置50を配置した例に基づいて説明する。或いは、集計装置50によって制御装置2の機能を発揮させてもよい。また、入力装置5、表示装置6、或いはメモリ装置3を、集計装置50側の入力手段、表示手段、メモリ手段によって代用させても良い。
本発明の集計システムは、記録・読み出し可能な不揮発性メモリ(EEPROM)から成るメモリ装置23と送受信回路21を備えたRFIDマイクロチップ201に、送受信用アンテナ20を搭載した無線タグ210と、無線タグ210が付される集計対象物を特定するための識別符号を無線タグ210に対して記録・読み出しするリーダライタ110と、リーダライタ110に対してデータの授受を行ってシステム全体を制御する集計装置(コンピュータ)50と、を備えて構成されている。
本実施形態に係る集計システムの適用例の概要は、次の通りである。即ち、回転寿司屋において、寿司に無線タグ210を付着させておき、寿司を皿に載せる前後何れかの段階で当該寿司に付した無線タグに固有の識別符号をリーダライタ110から記録する。つまり、回転寿司店において、皿に載せる寿司毎に異なった識別符号を無線タグに記録する。そして、客が寿司を食べ終わってレジに向かう際に、リーダライタ110が読み取った客の腹中にある無線タグに記録された識別符号に基づいて、集計対象物としての寿司の種別、ID、数量、或いは単価を集計装置50が判定し、最終的に合計価格を算出する。
この無線タグ用リーダライタ110は、集計装置50との間でデータの授受を行うための送受信装置1と、リーダライタ110全体の動作を制御する制御装置2と、制御装置2を動作させる手順を記憶したファームウェアと読み取ったデータを格納するメモリ装置3と、制御装置2からのデータを搬送波に乗せて変調する変調器4と、操作コマンドを入力する入力装置5と、制御装置2により制御された情報を表示する表示装置6と、制御装置2からの交流信号である電力供給用信号と変調器4からの書き込みコマンドを電力増幅する電力増幅器7と、ループアンテナ9から受信した搬送波から2値化データに変換する検波復調器8と、無線タグ210との電力用搬送波とデータの授受をするループアンテナ9とを備えて構成されている。
なお、リーダライタ110側に設けた制御装置2に集計装置50の機能を付与し、制御装置2によってシステム全体を制御するように構成してもよいが、本実施形態では、リーダライタ110の外部に集計装置50を配置した例に基づいて説明する。或いは、集計装置50によって制御装置2の機能を発揮させてもよい。また、入力装置5、表示装置6、或いはメモリ装置3を、集計装置50側の入力手段、表示手段、メモリ手段によって代用させても良い。
次に、本構成によるリーダライタ110の動作を説明する前に、リーダライタ110による読み書きの対象となるRFIDタグ(無線タグ)210の構成を先に説明しておく。図5は、本発明の実施形態の無線タグの構成を示すブロック図である。本実施形態の無線タグ210は、リーダライタ110からの電力用搬送波によりデータの授受をするループアンテナ20と、書き込みコマンド読み出しコマンドを生成する送受信回路21と、ループアンテナ20からの電力用搬送波を受け、それを整流して直流電力に変換する電力生成回路22と、制御用ファームウェアとデータの記憶を司るメモリ装置(不揮発性メモリ)23と、制御回路26からの送信コマンドに搬送波を乗せて変調する変調器24と、送受信回路21からの搬送波データから2値化データに変換する検波器25と、無線タグ210の全体の動作を制御する制御回路26と、を備えて構成されている。
無線タグ210のその他の構成は、上記第1の実施形態について説明したことがそのまま当てはまる。
無線タグ210のその他の構成は、上記第1の実施形態について説明したことがそのまま当てはまる。
次に、図4と図5に基づいて夫々の動作について説明する。リーダライタ110は、図示しない電源が投入されると、制御装置2のイニシャル動作後、メモリ装置3に記憶されたプログラムに従い動作を開始する。まず、初期化が行われる。次に、制御装置2は、無線タグ210に供給する電力供給用信号と、ポーリング信号を交互に電力増幅器7から送信する。その信号は、ループアンテナ9から電磁波として外部に放射される。次に、無線タグ210がリーダライタ110に近接すると、ループアンテナ20が電力供給用信号を受信し、電力生成回路22によりその搬送波を整流して直流電力に変換して、無線タグ内の全ての回路に供給する。電力を供給されて制御回路26が駆動すると、メモリ装置23に格納されたプログラムに従って制御を開始する。
次に、無線タグの制御回路26は、まず送受信回路21からコマンドを検波器25で復調して2値化信号に変換し、そのコマンドを解析する。その結果自分が呼び出されていることを認識すると、レスポンスを変調器24により変調して送受信回路21を介してループアンテナ20から送信する。このレスポンスをリーダライタ110がループアンテナ9で受信して、検波復調器8で2値化コードに変換し、制御回路2により解析して無線タグ210が規格に合致したタグであると認識する。それにより、以後リーダライタ110と無線タグ210との間でポーリングが行われる。
次に、無線タグの制御回路26は、まず送受信回路21からコマンドを検波器25で復調して2値化信号に変換し、そのコマンドを解析する。その結果自分が呼び出されていることを認識すると、レスポンスを変調器24により変調して送受信回路21を介してループアンテナ20から送信する。このレスポンスをリーダライタ110がループアンテナ9で受信して、検波復調器8で2値化コードに変換し、制御回路2により解析して無線タグ210が規格に合致したタグであると認識する。それにより、以後リーダライタ110と無線タグ210との間でポーリングが行われる。
図6は本発明の一実施形態に係る集計システムを回転寿司店における精算作業に適用した例を示すブロック図である。
この実施形態において使用する無線タグ210は、無線タグメーカーから出荷されたデフォルト状態では何らの識別符号も記録されておらず、握る前のシャリやネタに無線タグを混ぜておいたり、或いは多数の無線タグを混入した水等の液体を刷毛等を用いて完成した寿司のシャリやネタの部分に塗布することによって寿司に付着(内蔵)された状態となる。このような簡便な付着方法を行うためには、無線タグの大きさを、例えば1μm程度に小型化したものが適している。このように識別符号が記録されていない無線タグを保持した寿司に対して、リーダライタ110の書き込み機能を利用してアンテナ9から記録信号を出力することによって、寿司の固体毎、或いは一皿上の寿司毎に、それらに固有の識別符号を記録する。
仮に、同一種類、同一価格の寿司であっても、異なった皿に載せる寿司については、異なった識別符号を無線タグに記録することにより、集計時に正確な皿の枚数を検出することが可能となる。
なお、無線タグを、握る前のシャリの段階で無線タグを混入させるにしても、或いは握った寿司に後から無線タグを付着させるにしても、一つの寿司に必ず複数の無線タグが付着するように、使用する無線タグの数、密度を予め適切に設定する。これにより、無線タグの付着漏れ、識別符号の記録漏れを防止することができる。
即ち、本実施形態では、リーダライタ110は、寿司職人の手作業、或いは製造装置によって製造された寿司に対して、一カン毎、或いは一皿に載せる複数の寿司毎に、夫々に付された無線タグに対して同一の識別符号を記録するのであり、これを換言すれば、無線タグへの識別符号の書き込み作業は、同一の識別符号を付すべき1、又は複数の寿司に対して行われる。
従って、例えば一皿に載せられた複数個の寿司を複数人で分けて食べたとしても、後述する集計時に、全員がゲート40を通過する限りは、一皿分のみの価格がカウントされることとなる。
この実施形態において使用する無線タグ210は、無線タグメーカーから出荷されたデフォルト状態では何らの識別符号も記録されておらず、握る前のシャリやネタに無線タグを混ぜておいたり、或いは多数の無線タグを混入した水等の液体を刷毛等を用いて完成した寿司のシャリやネタの部分に塗布することによって寿司に付着(内蔵)された状態となる。このような簡便な付着方法を行うためには、無線タグの大きさを、例えば1μm程度に小型化したものが適している。このように識別符号が記録されていない無線タグを保持した寿司に対して、リーダライタ110の書き込み機能を利用してアンテナ9から記録信号を出力することによって、寿司の固体毎、或いは一皿上の寿司毎に、それらに固有の識別符号を記録する。
仮に、同一種類、同一価格の寿司であっても、異なった皿に載せる寿司については、異なった識別符号を無線タグに記録することにより、集計時に正確な皿の枚数を検出することが可能となる。
なお、無線タグを、握る前のシャリの段階で無線タグを混入させるにしても、或いは握った寿司に後から無線タグを付着させるにしても、一つの寿司に必ず複数の無線タグが付着するように、使用する無線タグの数、密度を予め適切に設定する。これにより、無線タグの付着漏れ、識別符号の記録漏れを防止することができる。
即ち、本実施形態では、リーダライタ110は、寿司職人の手作業、或いは製造装置によって製造された寿司に対して、一カン毎、或いは一皿に載せる複数の寿司毎に、夫々に付された無線タグに対して同一の識別符号を記録するのであり、これを換言すれば、無線タグへの識別符号の書き込み作業は、同一の識別符号を付すべき1、又は複数の寿司に対して行われる。
従って、例えば一皿に載せられた複数個の寿司を複数人で分けて食べたとしても、後述する集計時に、全員がゲート40を通過する限りは、一皿分のみの価格がカウントされることとなる。
識別符号は、無線タグのメモリ装置23(記録・読み出し可能な不揮発性メモリ)に記録されるが、無線タグに記録する識別符号としては、乱数を用いるのが好ましい。リーダライタ110の制御装置(符号生成部)2は、乱数等から成る識別符号を生成する機能を有し、メモリ装置23には無線タグに書き込んだ識別符号と対応する寿司の単価を記録し、識別符号とそれに対応する寿司の価格に関するデータを示すテーブル(価格表)を保持する。後述する集計時に無線タグから識別符号を読取る場合には、メモリ装置23内の価格表から識別符号を手掛かりとして個々の単価を検索し、集計装置50による集計に供する。
無線タグが関連付けて使用される集計対象物としての寿司についての識別符号は、寿司の種別、固体ID、或いは単価を識別するための符号である。使用する識別符号としては、寿司固体、或いは一皿上の複数の寿司毎に異なる値とする必要がある。一方、寿司ネタの種類毎に同一の識別符号を記録することにより、識別符号の数が減少するので制御が容易になるが、同一人が同一種類の寿司を複数皿分食べた場合に、皿の枚数を正確に計数できなくなるので、無線タグに記録する識別符号は、少なくとも1営業時間単位(一日)の期間中に、同一の値が生じないようにする必要がある。そこで、制御装置2が生成する識別符号は、寿司固体、或いは一皿上に載せる複数の寿司毎に異なる値とする必要があり、しかも乱数の桁数を意図的に大きく設定する。このように桁数の長い乱数を使用することにより、1営業時間単位中(一日)において、以前に生成した識別符号との同一性を検査する必要をなくすることができる。乱数としては、例えば160ビット程度で表現する2進数程度の長さを使用することが好ましい。このようにすることにより、同じ識別符号が重複して使用される虞がほぼ皆無となる。
無線タグが関連付けて使用される集計対象物としての寿司についての識別符号は、寿司の種別、固体ID、或いは単価を識別するための符号である。使用する識別符号としては、寿司固体、或いは一皿上の複数の寿司毎に異なる値とする必要がある。一方、寿司ネタの種類毎に同一の識別符号を記録することにより、識別符号の数が減少するので制御が容易になるが、同一人が同一種類の寿司を複数皿分食べた場合に、皿の枚数を正確に計数できなくなるので、無線タグに記録する識別符号は、少なくとも1営業時間単位(一日)の期間中に、同一の値が生じないようにする必要がある。そこで、制御装置2が生成する識別符号は、寿司固体、或いは一皿上に載せる複数の寿司毎に異なる値とする必要があり、しかも乱数の桁数を意図的に大きく設定する。このように桁数の長い乱数を使用することにより、1営業時間単位中(一日)において、以前に生成した識別符号との同一性を検査する必要をなくすることができる。乱数としては、例えば160ビット程度で表現する2進数程度の長さを使用することが好ましい。このようにすることにより、同じ識別符号が重複して使用される虞がほぼ皆無となる。
次に、客が食事を終了してレジにて精算する場合には、店内から出口(レジスターの設置場所)に至る経路に設けたゲート40(リーダライタ110のアンテナ9を設置)を利用して、客の体内にある無線タグの記録内容の読取りが実施される。即ち、ゲート40に設けたアンテナ9から読み出し用の信号を客の腹部に向けて出力することにより、無線タグ210の電力生成回路22を起動させて無線タグ内の全ての回路に電力を供給し、メモリ装置23に記録された識別符号を読み出す。客の腹部には、摂取した食後の食物が無線タグと共に存在しているため、アンテナ9から読み取り用の信号を出力することによって、客の腹中にあるほぼ全ての無線タグの記録情報を読み出すことができる。
制御装置2が、無線タグから読み出した識別符号に基づいて、メモリ装置3に記録された価格表を検索して集計を終了した場合には、価格表中から既精算の識別符号を削除し、同じ値の識別符号を再度生成、或いは検索しないようにする。このように構成することにより、一度集計を終了した客が、再度テーブルに戻って食事を再開した後で再び精算のためにゲート40を通った際に、集計済みの無線タグからの読み取り結果を再度の集計結果に影響させることがなくなる。
なお、無線タグに記録する情報としては、識別符号の他に、製造時期等、鮮度保持期限を示す情報を記録しておいても良い。
制御装置2が、無線タグから読み出した識別符号に基づいて、メモリ装置3に記録された価格表を検索して集計を終了した場合には、価格表中から既精算の識別符号を削除し、同じ値の識別符号を再度生成、或いは検索しないようにする。このように構成することにより、一度集計を終了した客が、再度テーブルに戻って食事を再開した後で再び精算のためにゲート40を通った際に、集計済みの無線タグからの読み取り結果を再度の集計結果に影響させることがなくなる。
なお、無線タグに記録する情報としては、識別符号の他に、製造時期等、鮮度保持期限を示す情報を記録しておいても良い。
以上のように本発明の集計システムによれば、これを回転寿司店に適用した場合には、客が食した寿司単体、或いは一皿上の寿司群単位で、売り上げ集計することができるので、無線タグを寿司皿に取り付ける必要が無くなり、寿司皿にかかるコストを削減できる。また、食事中に空になった寿司を食事が終了するまでテーブル上に積み重ねておく必要が無くなり、寿司皿を直ぐに回収することがかのうとなる。このため、寿司皿の運用回転効率を高めることができ、寿司皿の総数を削減できる。更に、食事後の集計時に寿司皿をカウントする作業が不要となり、集計作業を効率化できる。
また、本発明の集計システムを適用する対象としては、回転寿司店に限らず、ファーストフードレストラン、レストラン一般、デパートやスーパーマーケットにおける総菜店などにおいて、料理や食材を取り分けて販売する店舗に適用してもよい。特に、昼食、夕食時のように、客が混み合う時期のように、客が入り乱れている状況下において、集計対象物の集計漏れが起きないようにする上で、極めて有効な手段である。
また、本発明の集計システムを飲料の販売店に適用する場合には、無線タグを飲料に混入しておき、販売時点でコップ等の容器に移した飲料内の無線タグに課金情報を書き込み、販売することとなる。その後、リーダによって客の体内、或いは容器内の飲料内の無線タグの記録情報を読み出すことにより、精算金額を容易に集計することができる。
また、集計対象物は、飲食物に限らない。小売店等において、他種類の商品を販売する際に、商品毎に付着、内蔵させた無線タグにIDと価格に関する情報を記録しておき、レジでの精算時に客が購入しようとする商品にリーダを接近させることによって一括して集計を完了することができる。
また、精算時に、精算済みの商品にだけ書き込み装置によって識別符号を無線タグに記録しておくことにより、万引き等の不正行為を行おうとする客がレジを通過した場合に、リーダが客が隠し持つ商品等に付された未精算の無線タグから未精算である旨の記録情報を読み取ることができるので、不正行為を防止できる。この場合は、無線タグを付着、内蔵させる対象を、食物自体、商品自体とする必要はなく、個々の商品の容器、包装に付すれば足りる。しかも、無線タグとして必ずしも超小型のものを使用する必要はなく、精算時に書き込み装置によって精算済みである旨の情報を書き込み可能な無線タグであればよい。
また、本発明の集計システムを適用する対象としては、回転寿司店に限らず、ファーストフードレストラン、レストラン一般、デパートやスーパーマーケットにおける総菜店などにおいて、料理や食材を取り分けて販売する店舗に適用してもよい。特に、昼食、夕食時のように、客が混み合う時期のように、客が入り乱れている状況下において、集計対象物の集計漏れが起きないようにする上で、極めて有効な手段である。
また、本発明の集計システムを飲料の販売店に適用する場合には、無線タグを飲料に混入しておき、販売時点でコップ等の容器に移した飲料内の無線タグに課金情報を書き込み、販売することとなる。その後、リーダによって客の体内、或いは容器内の飲料内の無線タグの記録情報を読み出すことにより、精算金額を容易に集計することができる。
また、集計対象物は、飲食物に限らない。小売店等において、他種類の商品を販売する際に、商品毎に付着、内蔵させた無線タグにIDと価格に関する情報を記録しておき、レジでの精算時に客が購入しようとする商品にリーダを接近させることによって一括して集計を完了することができる。
また、精算時に、精算済みの商品にだけ書き込み装置によって識別符号を無線タグに記録しておくことにより、万引き等の不正行為を行おうとする客がレジを通過した場合に、リーダが客が隠し持つ商品等に付された未精算の無線タグから未精算である旨の記録情報を読み取ることができるので、不正行為を防止できる。この場合は、無線タグを付着、内蔵させる対象を、食物自体、商品自体とする必要はなく、個々の商品の容器、包装に付すれば足りる。しかも、無線タグとして必ずしも超小型のものを使用する必要はなく、精算時に書き込み装置によって精算済みである旨の情報を書き込み可能な無線タグであればよい。
1 送受信装置、2 制御装置、3 メモリ装置、4 変調器、5 入力装置、6 表示装置、7 表示装置、8 検波復調器、9 ループアンテナ、20 送信用アンテナ、21 送信回路、22 電力生成回路、23 メモリ装置、24 変調器、25 検波器、26 制御回路、30 寿司、40 ゲート、50 集計装置、100 リーダ、110 リーダライタ、200 無線タグ、201 RFIDマイクロチップ、210 無線タグ。
Claims (12)
- 集計対象物を特定するための識別符号を記録された読み出し専用のメモリ、送信回路、及び送信用アンテナを搭載した無線タグと、無線タグから前記識別符号を読み出すリーダと、該リーダが無線タグに記録された識別符号を読み出した結果に基づいて集計対象物についての集計を行う集計装置と、を備えた集計システムにおいて、
前記リーダは、識別符号記録済みの無線タグを付した複数の集計対象物が少なくとも一つの収容体内に収容された状態で各無線タグから識別符号を読み出す作業を実行し、
前記集計装置は、前記リーダが前記収容体内の各無線タグから読み出した識別符号に基づいて、収容体内の各集計対象物の種別、数量、或いは単価を判定し、最終的に合計価格を算出することを特徴とする集計システム。 - 記録・読み出し可能な不揮発性メモリ、送受信回路、及び送受信用アンテナを搭載した無線タグと、無線タグが付される集計対象物を特定するための識別符号を無線タグに対して記録・読み出しするリーダライタと、リーダライタが無線タグに記録された識別符号を読み出した結果に基づいて集計対象物についての集計を行う集計装置と、を備えた集計システムにおいて、
前記リーダライタは、集計対象物毎に異なった識別符号を無線タグに記録する作業と、識別符号記録済みの無線タグを付した複数の集計対象物が少なくとも一つの収容体内に収容された状態で各無線タグから識別符号を読み出す作業を実行し、
前記集計装置は、前記リーダライタが、前記収容体内の各無線タグから読み出した識別符号に基づいて、収容体内の各集計対象物の種別、数量、或いは単価を判定し、最終的に合計価格を算出することを特徴とする集計システム。 - 前記集計装置を、前記リーダ側、或いは前記リーダライタ側に装備したことを特徴とする請求項1又は2に記載の集計システム。
- 同一の識別符号を記録した複数の前記無線タグを、特定の集計対象物に関連付けて使用することを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の集計システム。
- 前記集計対象物は、飲食物であり、飲食物の種別、固体毎に、使用する無線タグに異なった識別符号を記録して使用することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の集計システム。
- 前記集計対象物は、回転寿司店で提供される寿司であることを特徴とする請求項5に記載の集計システム。
- 前記無線タグと関連付けられる集計対象物についての識別符号は、集計対象物の種別、固体ID、或いは単価を識別するための符号であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の集計システム。
- 前記識別符号として、乱数を使用することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の集計システム。
- 前記集計装置は、集計対象物毎に関連付けて使用される無線タグの識別符号が重複しないように検査し、重複した場合には、識別符号を生成し直すことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の集計システム。
- 前記集計装置は、集計済みの識別符号を記録した無線タグが他の集計時に読み出されたとしても、集計済みの識別符号については再度集計に加えないことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の集計システム。
- 前記無線タグは、モールド樹脂、或いは無害なゼラチン状物質により被覆され、且つ1μm程度の寸法を有していることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の集計システム。
- 識別符号を記録していない請求項2に記載の無線タグを複数個混入した流動体を集計対象物に塗布、混入してから、前記リーダライタにより当該集計対象物に付された無線タグに対して、該集計対象物固有の識別符号を記録することを特徴とする集計システム。
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