JP2005331994A - デジタル信号記録再生装置、記録装置、及び再生装置、並びに、デジタル信号記録再生方法、記録方法、及び再生方法 - Google Patents

デジタル信号記録再生装置、記録装置、及び再生装置、並びに、デジタル信号記録再生方法、記録方法、及び再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体にブロック暗号化されたデータを特殊再生が可能になるように記録し、このデータを再生することができる装置及び方法を提供する。
【解決手段】デジタル信号記録再生装置は、受信したトランスポートパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータを付加するデータ付加部51と、ダミーデータが付加されたペイロードをブロック暗号方式により暗号化する暗号化部52と、暗号化されたペイロードを持つトランスポートパケットを記録媒体に記録するデータ記録部53と、記録媒体からトランスポートパケットを読み出すデータ読み出し部55と、データ読み出し部55により読み出されたトランスポートパケットのペイロードを復号する復号化部56と、復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除するダミーデータ削除部57とを有する。
【選択図】 図5




Description

本発明は、デジタル符号化されたデータをブロック暗号化して記録又は再生する装置及び方法に関するものである。
例えば、特開2000−331421号公報(特許文献1)には、MPEG2(Moving Picture Experts Group Phase2)画像データの各フレーム構造を判定して、各フレーム構造を識別する識別子をトランスポートパケット(TSパケット)に組み込んで記録する技術、及び、記録されたデータを特殊再生する際に、識別子に基づいて特殊再生に必要なフレーム構造を有するTSパケットのみを選別して復号する技術が開示されている。
また、デジタルコンテンツの著作権保護の観点から、コンテンツを暗号化して記録することが求められている。トランスポートストリーム等のような大量のデータを暗号化するためには、データ(平文)を一定の長さのブロックに区切り、そのブロック単位で暗号化や復号化を行うブロック暗号方式が適している。
特開2000−331421号公報
ところで、ブロック暗号方式においては、暗号ブロックの先頭から復号を開始しないと
正しい復号ができない。しかし、従来の記録再生装置において再生(特殊再生をも含む。)を行う場合には、記録媒体でランダムアクセスがなされるので、アクセスされたTSパケットのペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるとは限らず、ブロック暗号化されたデータの再生ができなかった。
そこで、本発明は上記したような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、記録媒体にブロック暗号化されたデータを再生が可能になるように記録するデジタル信号記録装置及び記録方法、記録媒体に記録されたブロック暗号化されたデータを再生することができるデジタル信号再生装置及び再生方法、並びに、記録媒体にブロック暗号化されたデータを再生が可能になるように記録し、このデータを再生することができるデジタル信号記録再生装置及び記録再生方法を提供することにある。
参考例のデジタル信号記録再生装置は、
受信されたトランスポートパケットのペイロードをブロック暗号方式により暗号化する暗号化手段と、
前記ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを示す暗号ブロック先頭情報を前記トランスポートパケットに付加する暗号ブロック先頭情報付加手段と、
前記暗号ブロック先頭情報が付加されたトランスポートパケットを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体からトランスポートパケットを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段により読み出されたトランスポートパケットのペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを暗号ブロック先頭情報に基づいて解析し、ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるトランスポートパケットから出力を開始する暗号ブロック先頭情報解析手段と、
前記暗号ブロック先頭情報解析手段から出力されたトランスポートパケットを復号する復号手段と
を有することを特徴としている。
参考例のデジタル信号記録再生装置は、前記暗号ブロック先頭情報付加手段による暗号ブロック先頭情報の付加を、トランスポートパケットのアダプテーションフィールドに暗号ブロック先頭情報をプライベートデータバイトとして挿入することによって行うことを特徴としている。
参考例のデジタル信号記録再生装置は、前記暗号ブロック先頭情報付加手段による暗号ブロック先頭情報の付加を、トランスポートパケット毎にトランスポートパケットヘッダの直前の領域に暗号ブロック先頭情報を付加することによって行うことを特徴としている。
請求項1に係るデジタル信号記録再生装置は、
受信したトランスポートパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータを付加するデータ付加手段と、
前記データ付加手段によりダミーデータが付加されたトランスポートパケットのペイロードをブロック暗号方式により暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化手段により暗号化されたペイロードを持つトランスポートパケットを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体からトランスポートパケットを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段により読み出されたトランスポートパケットのペイロードを復号する復号手段と、
前記復号手段により復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除するデータ削除手段と
を有すること特徴としている。
参考例のデジタル信号記録装置は、
受信されたトランスポートパケットのペイロードをブロック暗号方式により暗号化する暗号化手段と、
前記ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを示す暗号ブロック先頭情報を前記トランスポートパケットに付加する暗号ブロック先頭情報付加手段と、
前記号ブロック先頭情報が付加されたトランスポートパケットを記録媒体に記録する記録手段と
を有することを特徴としている。
参考例のデジタル信号記録装置は、前記暗号ブロック先頭情報付加手段による暗号ブロック先頭情報の付加を、トランスポートパケットのアダプテーションフィールドに暗号ブロック先頭情報をプライベートデータバイトとして挿入することによって行うことを特徴としている。
参考例のデジタル信号記録装置は、前記暗号ブロック先頭情報付加手段による暗号ブロック先頭情報の付加を、トランスポートパケット毎にトランスポートパケットヘッダの直前の領域に暗号ブロック先頭情報を付加することによって行うことを特徴としている。
請求項2に係るデジタル信号記録装置は、
受信したトランスポートパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータを付加するデータ付加手段と、
前記データ付加手段によりダミーデータが付加されたペイロードをブロック暗号方式により暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化手段により暗号化されたペイロードを持つトランスポートパケットを記録媒体に記録する記録手段と
を有すること特徴としている。
参考例のデジタル信号再生装置は、
ペイロードがブロック暗号方式により暗号化され、かつ、前記ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを示す暗号ブロック先頭情報が付加されたトランスポートパケットが記録されている記録媒体から、前記トランスポートパケットを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段により読み出されたトランスポートパケットのペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを暗号ブロック先頭情報に基づいて解析し、ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるトランスポートパケットから出力を開始する暗号ブロック先頭情報解析手段と、
前記暗号ブロック先頭情報解析手段から出力されたトランスポートパケットを復号する復号手段と
を有することを特徴としている。
請求項3に係るデジタル信号再生装置は、
ペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータが付加され、その後ペイロードがブロック暗号方式により暗号化されたトランスポートパケットが記録されている記録媒体から、前記トランスポートパケットを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段により読み出されたトランスポートパケットのペイロードを復号する復号手段と、
前記復号手段により復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除するデータ削除手段と
を有すること特徴としている。
参考例のデジタル信号記録再生方法は、
受信されたトランスポートパケットのペイロードをブロック暗号方式により暗号化し、
前記ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを示す暗号ブロック先頭情報を前記トランスポートパケットに付加し、
前記暗号ブロック先頭情報が付加されたトランスポートパケットを記録媒体に記録し、
前記記録媒体からトランスポートパケットを読み出し、
前記記録媒体から読み出されたトランスポートパケットのペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを暗号ブロック先頭情報に基づいて解析し、
ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるトランスポートパケットから復号を開始する
ことを特徴としている。
参考例のデジタル信号記録再生方法は、前記暗号ブロック先頭情報の付加を、トランスポートパケットのアダプテーションフィールドに暗号ブロック先頭情報をプライベートデータバイトとして挿入することによって行うことを特徴としている。
参考例のデジタル信号記録再生方法は、前記暗号ブロック先頭情報の付加を、トランスポートパケット毎にトランスポートパケットヘッダの直前の領域に暗号ブロック先頭情報を付加することによって行うことを特徴としている。
請求項4に係るデジタル信号記録再生方法は、
受信したトランスポートパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータを付加し、
前記ダミーデータが付加されたトランスポートパケットのペイロードをブロック暗号方式により暗号化し、
前記暗号化されたペイロードを持つトランスポートパケットを記録媒体に記録し、
前記記録媒体からトランスポートパケットを読み出し、
前記記録媒体から読み出されたトランスポートパケットのペイロードを復号し、
前記復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除する
こと特徴としている。
参考例のデジタル信号記録方法は、
受信されたトランスポートパケットのペイロードをブロック暗号方式により暗号化し、
前記ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを示す暗号ブロック先頭情報を前記トランスポートパケットに付加し、
前記暗号ブロック先頭情報が付加されたトランスポートパケットを記録媒体に記録する
ことを特徴としている。
参考例のデジタル信号記録方法は、前記暗号ブロック先頭情報の付加を、トランスポートパケットのアダプテーションフィールドに前記暗号ブロック先頭情報をプライベートデータバイトとして挿入することによって行うことを特徴としている。
参考例のデジタル信号記録方法は、前記暗号ブロック先頭情報の付加を、トランスポートパケット毎にトランスポートパケットヘッダの直前の領域に前記暗号ブロック先頭情報を付加することによって行うことを特徴としている。
請求項5に係るデジタル信号記録方法は、
受信したトランスポートパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータを付加し、
前記ダミーデータが付加されたトランスポートパケットのペイロードをブロック暗号方式により暗号化し、
前記暗号化されたペイロードを持つ前記トランスポートパケットを記録媒体に記録する
こと特徴としている。
参考例のデジタル信号再生方法は、
ペイロードがブロック暗号方式により暗号化され、かつ、前記ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを示す暗号ブロック先頭情報が付加されたトランスポートパケットが記録されている記録媒体から、前記トランスポートパケットを読み出し、
前記読み出されたトランスポートパケットのペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを暗号ブロック先頭情報に基づいて解析し、
ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるトランスポートパケットから復号を開始する
ことを特徴としている。
請求項6に係るデジタル信号再生方法は、
ペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータが付加され、その後ペイロードがブロック暗号方式により暗号化されたトランスポートパケットが記録されている記録媒体から、前記トランスポートパケットを読み出し、
前記読み出されたトランスポートパケットのペイロードを復号し、
前記復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除する
こと特徴としている。
請求項1のデジタル信号記録再生装置によれば、TSパケットのペイロードの先頭が必ず暗号ブロック先頭となるよう調整されているので、通常再生開始時や、特殊再生を含むランダムアクセス時でも確実に再生を行うことができる。
また、請求項2のデジタル信号記録装置によれば、TSパケットのペイロードの先頭が必ず暗号ブロック先頭となるよう調整されているので、通常再生開始時や、特殊再生を含むランダムアクセス時でも確実に再生を行うことができる。
また、請求項3のデジタル信号再生装置によれば、TSパケットのペイロードの先頭が必ず暗号ブロック先頭となるよう調整されているので、通常再生開始時や、特殊再生を含むランダムアクセス時でも確実に再生を行うことができる。
また、請求項4のデジタル信号記録再生方法によれば、TSパケットのペイロードの先頭が必ず暗号ブロック先頭となるよう調整されているので、通常再生開始時や、特殊再生を含むランダムアクセス時でも確実に再生を行うことができる。
また、請求項5のデジタル信号記録方法によれば、TSパケットのペイロードの先頭が必ず暗号ブロック先頭となるよう調整されているので、通常再生開始時や、特殊再生を含むランダムアクセス時でも確実に再生を行うことができる。
また、請求項6のデジタル信号再生方法によれば、TSパケットのペイロードの先頭が必ず暗号ブロック先頭となるよう調整されているので、通常再生開始時や、特殊再生を含むランダムアクセス時でも確実に再生を行うことができる。
先ず、実施の形態1から4までに係るデジタル信号記録再生装置が受信するデジタル符号化信号であるMPEG2方式のトランスポートストリーム(TS)について説明する。図2は、TSを構成するトランスポートパケット(TSパケット)の模式図である。1つのTSパケットは188バイトの固定長パケットサイズで構成され、パケットヘッダ(以下「ヘッダ」という。)には4バイトのサイズが割り当てられている。図2に示されるように、TSパケットのヘッダを除いた184バイトは、アダプテーションフィールド及び/又はペイロード(データ部)で構成される。アダプテーションフィールドとペイロードが共存するときは、アダプテーションフィールドが常にペイロード前方に存在する。すなわち、TSパケットの構造には、“ヘッダ+ペイロード”構造、“ヘッダ+アダプテーションフィールド”構造、及び、“ヘッダ+アダプテーションフィールド+ペイロード”構造の3種類がある。ペイロードは、音声や画像等のメインデータのPESパケットにより構成される。
アダプテーションフィールドは、プライベートデータバイトフィールドにより、サイズを拡張できるようになっている。アダプテーションフィールド内のトランスポート・プライベイト・データ・フラグ(transuport_private_data_flag)が‘1’の場合、プライベートデータバイトが存在することを示し、この場合、トランスポート・プライベイト・データ・レングス(transport_private_data_length)フィールドによりプライベートデータバイトのバイト数を示すようになっている。
次に、ストリーム等、大量のデータの暗号化に用いられる共通鍵ブロック暗号方式について説明する。共通鍵暗号方式では、暗号化と復号化のそれぞれにおいて同一の秘密鍵を用いる。共通鍵ブロック暗号方式は、平文を一定のブロック長毎に区切って、共通鍵を用いて暗号化処理を行い、復号の際も同じブロック単位に共通鍵を用いて復号を行う。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るデジタル信号記録再生装置(実施の形態1に係るデジタル信号記録再生方法を実施する装置)を示すブロック図である。
図1に示されるように、実施の形態1に係るデジタル信号記録再生装置は、受信されたTSパケットのペイロードをブロック暗号方式により暗号化する暗号化部11と、ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを示す暗号ブロック先頭フラグをTSパケットに付加する暗号ブロック先頭フラグ付加部12と、暗号ブロック先頭フラグが付加されたTSパケットを記録媒体14に記録するデータ記録部13とを有する。また、実施の形態1に係るデジタル信号記録再生装置は、記録媒体14からTSパケットを読み出すデータ読み出し部15と、このデータ読み出し部15により読み出されたTSパケットのペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるか否かを暗号ブロック先頭フラグに基づいて解析し、ペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であるTSパケットから出力を開始する暗号ブロック先頭フラグ解析部16と、暗号ブロック先頭フラグ解析部16から出力されたTSパケットを復号する復号化部17とを有する。
記録媒体14は、デジタル信号記録再生装置の一部として備えられている記憶装置(例えば、ハードディスク装置等)である場合と、デジタル信号記録再生装置に挿入及び取り出しできる記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク等)である場合とがある。
まず、記録媒体14への暗号ブロックの記録について説明する。デジタル放送用のチューナ等(図示せず)で受信されたTSは、まず暗号化部11に送られる。暗号化部11は、TSパケットのペイロードの先頭から、共通鍵ブロック暗号方式によりNバイト(Nは所定の正の整数)のブロック単位の暗号化が行われる。暗号ブロック長とペイロード長が整数倍関係にあるとは限らないので、TSパケットのペイロード部分をブロック暗号化する場合には、必ずしもTSパケットのペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭になるとは限らない。
暗号ブロック先頭フラグ付加部12は、暗号ブロックの先頭がTSパケットのペイロードの先頭であるか否かを示す暗号ブロック先頭フラグを、TSパケットに挿入する。暗号ブロック先頭フラグ付加部12で暗号ブロック先頭フラグが付加されたTSパケットは、データ記録部13に送られる。データ記録部は、暗号ブロック先頭フラグが付加されたTSパケットを記録媒体14に記録する。
次に、記録媒体14に記録されているデータの再生について説明する。記録媒体14に記録されているデータは、データ読み出し部15によりTSパケット単位で読み出される。読み出されたTSパケットは、暗号ブロック先頭フラグ解析部16に送られる。ここでは、ランダムアクセスを含む再生開始指示後、暗号ブロック先頭がTSパケットのペイロードと一致したパケットを検出していなければ、まず暗号ブロック先頭フラグを解析する。その結果、TSパケットのペイロードの先頭が暗号ブロックの先頭であることを示している場合、復号化部17に転送し、そのTSパケットから復号を開始する。ペイロード先頭が暗号ブロックの先頭でない場合、そのTSパケットは削除する。再生開始指示を受信してしばらくの間は、TSパケットのペイロード先頭が暗号ブロック先頭でない可能性が高く、TSパケットのペイロード先頭が暗号ブロック先頭であるTSパケットを検出するまで、TSパケットは削除されることになる。一度、暗号ブロック先頭がTSパケットペイロードと一致したパケットを検出すれば、暗号ブロック先頭フラグは解析せず、復号化部17にデータを渡し、復号を行う。
ランダムアクセスが発生する毎に、上記したように暗号ブロック先頭フラグの解析による復号開始ポイントのサーチを行う。復号されたTSパケットは、暗号ブロック先頭フラグが除去され、後段のデマルチプレクサ(図示せず)に出力さら、再生部で映像又は音声に再生される。
以上説明したように、実施の形態1に係るデジタル信号記録再生装置においては、TSパケット毎に暗号ブロック先頭フラグを付加してから記録媒体14にTSパケットを記録するため、通常再生開始時や特殊再生等のランダムアクセス時に、ペイロード先頭が暗号ブロックの先頭であるTSパケットを容易に検出でき、これにより確実に復号を開始することができる。
また、実施の形態1に係るデジタル信号記録再生装置の構成の中のデータ記録のための構成(暗号化部11、暗号ブロック先頭フラグ付加部12、及びデータ記録部13)から、デジタル信号記録装置(実施の形態1に係るデジタル信号記録方法を実施する装置)を独立した装置として構成することもできる。また、実施の形態1に係るデジタル信号記録再生装置の構成の中のデータ再生のための構成(データ読み出し部15、暗号ブロック先頭フラグ解析部16、及び復号化部17)から、デジタル記録再生装置(実施の形態1に係るデジタル信号再生方法を実施する装置)を独立した装置として構成することもできる。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2に係るデジタル信号記録再生装置における暗号ブロック先頭フラグ挿入位置を示す図である。実施の形態2に係るデジタル信号記録再生装置においては、図3に示されるように、ブロック先頭フラグ挿入位置をTSパケットのアダプテーションフィールドのプライベートデータバイトに挿入している。また、上記プライベートデータバイトに挿入する暗号ブロック先頭フラグは、暗号ブロックの先頭がTSパケットペイロードの先頭であるときのみ挿入するようにしてもよい。
再生開始時、データ読み出し部15から読み出されたTSパケットは、暗号ブロック先頭フラグ解析部16に送られるが、ここではアダプテーションフィールドのプライベートデータバイトに挿入された上記暗号ブロック先頭フラグを解析し、その結果、TSパケットのペイロード先頭が暗号ブロックの先頭に一致していることを示す場合に、始めてTSパケットを復号化部17に転送し、復号を開始する。この復号化処理によって得られた映像信号は、ディスプレイに動画として表示される。
実施の形態2に係るデジタル信号記録再生装置は、以上のように暗号ブロック先頭フラグをアダプテーションフィールドのプライベートデータバイトに挿入して記録するため、MPEG規格に準拠したフォーマットで記録でき、また通常再生開始時や特殊再生等のランダムアクセス時に、ペイロードが暗号ブロックの先頭であるTSパケットを容易に検出でき、これにより確実に復号を開始することができる。
なお、実施の形態2において、上記以外の点は、上記実施の形態1と同じである。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3に係るデジタル信号記録再生装置における暗号ブロック先頭フラグ挿入位置を示す図である。実施の形態3に係るデジタル信号記録再生装置においては、図4に示されるように、暗号ブロック先頭フラグ付加部12の暗号ブロック先頭フラグの付加位置を、TSパケットのヘッダの前に付加するようにしている。
再生開始時、データ読み出し部15から読み出されたTSパケットは、暗号ブロック先頭フラグ解析部16に送られるが、ここではTSパケットのヘッダ直前に付加された上記暗号ブロック先頭フラグを解析し、その結果、TSパケットのペイロード先頭が暗号ブロックの先頭に一致していることを示す場合に、始めてTSパケットを復号化部17に転送し、復号を開始する。なお、復号化部17に転送するTSパケットは、暗号ブロック先頭フラグが除去されている。
実施の形態3に係るデジタル信号記録再生装置は、以上のように暗号ブロック先頭フラグをTSパケットヘッダの直前に付加して記録するため、簡単な回路で復号開始位置の検出ができる。
なお、実施の形態3において、上記以外の点は、上記実施の形態1と同じである。
実施の形態4
図5は、本発明の実施の形態4に係るデジタル信号記録再生装置(実施の形態4に係るデジタル信号記録再生方法を実施する装置)を示すブロック図である。
図5に示されるように、実施の形態4に係るデジタル信号記録再生装置は、受信したTSパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータ(例えば、乱数データであり、ペイロードと区別できるデータであれば何であってもよい。)を付加するダミーデータ付加部51と、ダミーデータ付加部51によりダミーデータが付加されたペイロードをブロック暗号方式により暗号化する暗号化部52と、暗号化部52により暗号化されたペイロードを持つTSパケットを記録媒体54に記録するデータ記録部53とを有する。また、実施の形態4に係るデジタル信号記録再生装置は、記録媒体54からTSパケットを読み出すデータ読み出し部55と、データ読み出し部55により読み出されたTSパケットのペイロードを復号する復号化部56と、復号化部56により復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除するダミーデータ除去部57とを有する。
記録媒体54は、デジタル信号記録再生装置の一部として備えられている記憶装置(例えば、ハードディスク装置等)である場合と、デジタル信号記録再生装置に挿入及び取り出しできる記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク等)である場合とがある。
また、実施の形態4に係るデジタル信号記録再生装置の構成の中のデータ記録のための構成(ダミーデータ付加部51、暗号化部52、及びデータ記録部53)から、デジタル信号記録装置(実施の形態4に係るデジタル信号記録方法を実施する装置)を構成することもできる。また、実施の形態4に係るデジタル信号記録再生装置の構成の中のデータ再生のための構成(データ読み出し部55、復号化部56、及びダミーデータ除去部57)から、デジタル記録再生装置(実施の形態4に係るデジタル信号再生方法を実施する装置)を構成することもできる。
実施の形態1、2、3では、暗号化部11では暗号化処理と同時に、暗号ブロック先頭フラグ付加部12で暗号ブロックの先頭を示す暗号フラグを付加し、暗号ブロック先頭フラグ解析部16ではランダムアクセス開始時に本フラグの参照により、必ず暗号ブロックの先頭から復号を開始できるようにしていた。実施の形態4では、全TSパケットのペイロード先頭が必ず暗号ブロックの先頭になるように調整を行う。
デジタル放送用のチューナ等で受信されたTSパケットは、まずダミーデータ付加部51に送られる。TSパケットのペイロード長と暗号ブロック長は必ずしも整数倍の関係にはないため、TSパケットのペイロードの最後の部分が暗号ブロック長に満たなくなる場合がある。ダミーデータ付加部51は、暗号ブロック長の整数倍に等しくなるように、ペイロードに乱数データのダミーデータを付加する。次に、暗号化部52に送られ、TSパケットのペイロードの先頭から、暗号化が行われる。暗号化部52で暗号ブロック先頭フラグが付加されたTSパケットは、データ記録部53に送られ、記録媒体54に記録される。
次に、記録媒体54に記録されているデータの再生について説明する。記録媒体54に記録されているデータは、データ読み出し部55によりTSパケット単位で読み出される。
読み出したTSパケットのペイロードの先頭は、必ず暗号ブロックの先頭となるように作成されているため、ダミーデータを付加したTSパケット単位で復号していく限り、復号化部56はそのままTSパケットを復号できる。復号後、ダミーデータ削除部57で、TSパケットに付加されたダミーデータが削除され、後段のデマルチプレクサ(図示せず)等にTSパケットが出力され、映像又は音声が再生される。
実施の形態4に係るデジタル信号記録再生装置は、以上のようにダミーデータを付加することにより、TSパケットのペイロードの先頭が必ず暗号ブロック先頭となるよう調整されているため、通常再生開始時や特殊再生等のランダムアクセス時でも確実に復号することができる。
実施の形態1に係るデジタル信号記録再生装置の構成を示すブロック図である。 MPEG2におけるトランスポートストリームを構成するTSパケットの構成図である。 実施の形態2に係るデジタル信号記録再生装置における暗号ブロック先頭フラグ挿入位置を示す図である。 実施の形態3に係るデジタル信号記録再生装置における暗号ブロック先頭フラグ付加位置を示す図である。 本発明の実施の形態4に係るデジタル信号記録再生装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 暗号化部、 12 暗号ブロック先頭フラグ付加部、 13 データ記録部、 14 記録媒体、 15 データ読み出し部、 16 暗号ブロック先頭フラグ解析部、 17 復号化部、 51 ダミーデータ付加部、 52 暗号化部、 53 データ記録部、 54 記録媒体、 55 データ読み出し部、 56 復号化部、 57 ダミーデータ除去部。

Claims (6)

  1. 受信したトランスポートパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータを付加するデータ付加手段と、
    前記データ付加手段によりダミーデータが付加されたペイロードをブロック暗号方式により暗号化する暗号化手段と、
    前記暗号化手段により暗号化されたペイロードを持つトランスポートパケットを記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体からトランスポートパケットを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出されたトランスポートパケットのペイロードを復号する復号手段と、
    前記復号手段により復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除するデータ削除手段と
    を有すること特徴とするデジタル信号記録再生装置。
  2. 受信したトランスポートパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータを付加するデータ付加手段と、
    前記データ付加手段によりダミーデータが付加されたペイロードをブロック暗号方式により暗号化する暗号化手段と、
    前記暗号化手段により暗号化されたペイロードを持つトランスポートパケットを記録媒体に記録する記録手段と
    を有すること特徴とするデジタル信号記録装置。
  3. ペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータが付加され、その後ペイロードがブロック暗号方式により暗号化されたトランスポートパケットが記録されている記録媒体から、前記トランスポートパケットを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出されたトランスポートパケットのペイロードを復号する復号手段と、
    前記復号手段により復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除するデータ削除手段と
    を有すること特徴とするデジタル信号再生装置。
  4. 受信したトランスポートパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータを付加し、
    前記ダミーデータが付加されたペイロードをブロック暗号方式により暗号化し、
    前記暗号化されたペイロードを持つトランスポートパケットを記録媒体に記録し、
    前記記録媒体からトランスポートパケットを読み出し、
    前記記録媒体から読み出されたトランスポートパケットのペイロードを復号し、
    前記復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除する
    こと特徴とするデジタル信号記録再生方法。
  5. 受信したトランスポートパケットのペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータを付加し、
    前記ダミーデータが付加されたペイロードをブロック暗号方式により暗号化し、
    前記暗号化されたペイロードを持つ前記トランスポートパケットを記録媒体に記録する
    こと特徴とするデジタル信号記録方法。
  6. ペイロード長がブロック暗号化の際のブロック長の整数倍に等しくなるようにダミーデータが付加され、その後ペイロードがブロック暗号方式により暗号化されたトランスポートパケットが記録されている記録媒体から、前記トランスポートパケットを読み出し、
    前記読み出されたトランスポートパケットのペイロードを復号し、
    前記復号されたペイロードに付加されているダミーデータを削除する
    こと特徴とするデジタル信号再生方法。
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