JP2002287619A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2002287619A
JP2002287619A JP2001084578A JP2001084578A JP2002287619A JP 2002287619 A JP2002287619 A JP 2002287619A JP 2001084578 A JP2001084578 A JP 2001084578A JP 2001084578 A JP2001084578 A JP 2001084578A JP 2002287619 A JP2002287619 A JP 2002287619A
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seed
recording
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encryption key
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Application number
JP2001084578A
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English (en)
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Takayuki Sugawara
隆幸 菅原
Kenjiro Ueda
健二朗 上田
Wataru Iba
渉 猪羽
Seiji Higure
誠司 日暮
Toshio Kuroiwa
俊夫 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 「コピー禁止」のコンテンツについて、
視聴者が視聴したい時間にコンテンツを一度のみ視聴す
ることを可能とする。 【解決手段】 所定の単位ブロックを暗号化するための
暗号鍵のシードは、所定の単位ブロック以外の一つ又は
複数の単位ブロック、もしくは、所定の単位ブロック以
外の一つ又は複数の単位ブロックを暗号化した情報に基
づくものであり、単位ブロックの先頭は、MPEGビデ
オのGOP、MPEGオーディオの1オーディオフレー
ム、MPEGシステムレイヤのPESパケット、MPE
GシステムレイヤのTSパケット群、テープメディアの
1トラック内に記録される情報群、ディスクメディアの
1セクタ内に記録される情報群、ECCを構成するメデ
ィアのECCブロック内に記録される情報群の少なくと
も一つである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視聴制限のあるコ
ンテンツに暗号化を施し記録再生する、記録再生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、映像や音声等のコンテンツは、ビ
デオテープやオーディオテープ等のテープ状記録媒体に
記録されたり、CDやDVD等のディスク状記録媒体に
記録されたりしているが、これらの媒体に記録されたコ
ンテンツをダビング等の行為によって不正にコピーされ
ることが問題となっていた。
【0003】また、映像や音声等のコンテンツを記録す
る際にデジタル方式が採用されるようになり、上述した
媒体への記録の他にデータ配信などによってもコンテン
ツが配布されるようになり、不正なコピーの防止はより
重要になってきている。
【0004】次に、デジタルコンテンツデータに対する
コピーの制限方法について説明する。近年、上述したよ
うに映像や音声のデジタル配信が普及してきたことによ
り、コンテンツの配信を行うコンテンツプロバイダによ
ってデジタルコンテンツデータに「コピー禁止」や「一
回コピー可」等の視聴制限をかけていた。このようなデ
ジタルコンテンツデータでは、コンテンツの中にコピー
ガード信号を挿入することにより、コピーしようとした
ときに、コピーした側のコンテンツの映像が乱れるとい
った効果をもたらしていた。
【0005】このような方法を採用したコピーガードの
代表的なものとしてマクロビジョン方式(擬似シンクパ
ルス方式、カラーストライプ方式)と呼ばれるものがあ
る。これは、「コピー禁止」の制限がかかったコンテン
ツのアナログ信号の特定部分に一定の信号を組み込むこ
とにより、このコンテンツを録画しても、録画機器が特
定部分に組み込んだ信号を認識しながら録画するため、
コピー後の画面を再生すると前述した信号の影響で画面
が鑑賞に堪えないものとなってしまう方法である。ま
た、この方式のコピーガードを採用したコンテンツをデ
ジタル録画機器で録画しようとしても、録画機器がこの
信号を認識して録画ができない仕組みとなっている。な
お、デジタル放送のPPV(Pay Per View)番組にはこ
の方式が採用されている。
【0006】しかしながら、この方式のコピーガードで
は画面を乱す信号を除去するだけで正常な状態でコピー
できるため、このコピーガードを回避するための機器が
市販されるようなことが行われてきた。
【0007】また、「一回コピー可」の制限がかかった
コンテンツについてはコピー世代の管理をすることによ
って規定回数以上のコピーを防止してきた。この方法の
代表的なものとしては、CGMS(Copy Generation Ma
nagement System)と呼ばれるものがある。これは、コ
ンテンツのデジタル信号の特定の箇所に特定のデジタル
信号(1.コピー不可,2.コピー一世代のみ可,3.
コピー無制限の三通り)を組み込み、この信号をデジタ
ル録画機器が識別することにより、そのコンテンツに組
み込まれる特定のデジタル信号が指示するようにコピー
を制限する方法である。なお、MD(ミニディスク)の
コピー世代管理にもCGMS方式が採用されている。
【0008】しかしながら、CGMS方式もコピー世代
に関するフラグを「コピー不可」のものから「コピー可
能」のものに書き換えることによってコピーガードを解
除することができた。
【0009】このようなことを踏まえて、DVDではデ
ジタルコンテンツデータ自体に暗号をかけて媒体に記録
するようにした。従って、データをそのまま取り出そう
としても暗号化がかかっているコンテンツを取り出すこ
とになり、しかも、暗号鍵を取り出すことは困難である
ので、実際に暗号化がかかっていないデジタル信号をコ
ピーするのは難しくなった。
【0010】このような暗号化の方式の一つであるDE
S(Data Encryption Standard)について説明する。
DESは平文(原文)、暗号文、暗号鍵共に64ビット
のサイズを持つブロック暗号である。ただし、暗号鍵は
64ビットのうち8ビットをパリティに使用しているた
め、実質的な暗号鍵の長さは56ビットである。
【0011】DESの基本構成を図1に示す。平文の隣
り合った各ビットがほぼ32ビット離れるようにビット
の入れ替えが行われた後、16段の同一の変換が繰り返
し適用される。各段では、前段から入力される上位32
ビットのLn-1と下位32ビットのRn-1をそれぞれひと
まとまりとし、鍵生成部から入力される48ビットの鍵
nを用いて、それらをLnとRnとに変換して次段に出
力する。そして、16段目の出力のL16とR16とを入れ
替えた後、IP-1により各ビットを置換することで暗号
文が出力される。一方、鍵は選択置換PC−1により8
ビットのパリティピットが取り除かれると共に、残りの
56ビットの入れ替えが行われる。
【0012】その後、上位28ビットのCnと下位28
ビットのDnをそれぞれひとまとまりとしてシフトを1
6段繰り返しながら、各段毎に鍵Knを作成する。図1
に示したDESの基本単位である16段の変換部は各段
共に図2に示す構造となっており、前段からの入力(L
n-1,Rn-1)と次段の出力(Ln,Rn)は次の関係を満
たす。 L=Rn-1,Rn=Ln-1EXORf(Rn-1,Kn) ここでは、EXORは排他的論理和を示しており、関数
f(Rn-1,Kn)は、更に図3に示す構造を有してい
る。
【0013】f関数への入力Rn-1は32ビットからな
るが、拡大置換Eにより、48ビットに拡大される。次
に、その48ビットとKnとをビット単位で排他的論理
和を取った後、6ビット単位の8個に分割され、それぞ
れがS1〜S8のSボックスに入力される。各Sボックス
では6ビットの入力が4ビットの出力に非線形変換され
る。最後に、その出力の4ビットを8個合わせた32ビ
ットが、置換Pによりビット位置が入れ替えられ、f
(Rn-1,Kn)の出力となる。
【0014】DESの基本変換である式 Ln=Rn-1,Rn=Ln-1EXORf(Rn-1,Kn) を解いて、(Ln-1,Rn-1)を(Ln,Rn)で表すと次
式となる。 Rn-1=Ln,Ln-1=RnEXORf(Rn-1,Kn)=R
nEXORf(Ln,Kn) これによって(Rn,Ln)から(Rn-1,Ln-1)を求め
る操作は、(Ln-1,Rn -1)から(Ln,Rn)を求める
操作を同じ構造になっていることが分かる。この性質
は、復号を暗号化と同じ変換で行うことができることを
意味している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
デジタル放送のPPV番組では「コピー禁止」の制限が
かかっているため、そのコンテンツを一回だけ視聴する
ことができるが、視聴者はPPV番組が放送されている
決まった時間帯に見なければいけなかった。このよう
に、「コピー禁止」のコンテンツについては、その著作
権者がコンテンツの視聴を一回だけ許可する意図であっ
たとしても、実際には視聴する時間帯を限定してしまう
ことになっていた。また、「コピー禁止」のコンテンツ
を記録媒体に記録して一回だけ視聴を許可する場合も、
一回コンテンツを視聴したらコンテンツの再生を不可能
とする方式が確立されていなかった。更に、これを実現
するために、コンテンツを再生しながら見終わった部分
のデータを消去するというのは処理が難しく実現が困難
であった。例えば、パーソナルコンピュータ等でハード
ディスク上のデータを削除するのはファイルシステムの
FATを消去しているだけなので、実際にデータを消去
しているわけではなかった。
【0016】一方、「一回コピー可」のコンテンツは、
例えばVTRとHDD(ハードディスクドライブ)とを
組み合わせた記録再生装置で記録する場合でも一回どち
らかの媒体に記録したらそれ以上の記録は二回目のコピ
ーとなってしまうためできなかった。従って、一度視聴
した後に所望の番組だけを保存用の媒体に改めて記録す
ることはできなかった。このように、「一回コピー可」
のコンテンツについては、その著作権者がコンテンツが
記録される媒体は一つに限定するという意図であったと
しても、実際には一度記録したコンテンツを別の媒体に
記録して元の記録媒体の記録部分を消去する、いわゆる
コンテンツの移動が許可されていなかった。
【0017】また、暗号化に関しても、コンピュータの
性能の向上によって暗号鍵を知ることが容易となった。
そして、一つのコンテンツに固定の鍵を使用すること
は、その鍵を知ることができたらそのコンテンツ全てが
解読されたことになり、その結果、デジタルコンテンツ
が違法にコピーされることが予想される。そこで、これ
を回避するために鍵を時間毎に変化させるという方法が
ある。これによってコンテンツの一部の暗号化に使用さ
れた鍵が知られても、コンテンツ全体が解読されたこと
にはならず、固定の鍵を使用する場合に比べて安全性は
増す。また、復号時に複数の鍵を生成する際に暗号化に
使用した鍵を計算するが、その鍵又はその鍵のシードを
別に記憶しておく必要があるが、この方法ではその記憶
量が複数個の鍵の個数に比例して大きくなるという欠点
がある。ここで「鍵のシード」とは鍵の生成の元になる
情報を表している。
【0018】更に、暗号化に関しては特開平9−107
536号公報に記載されているように、ブロック連鎖法
における暗号化処理として、P(1)を暗号鍵K及び初
期値IVに依存させて、暗号化関数E1を用いて暗号化
し、P(i)(2≦i≦n)は、暗号鍵K及びP(i−
1)に依存させて、暗号化関数E2を用いて順次暗号化
し、暗号化されたデータブロック(C(1),C
(2),…,C(n))を生成する方法が開示されてい
る。しかしながら、この場合には、暗号鍵Kが固定であ
り、暗号化の基になるデータが暗号化を行うデータの前
のデータであるため、暗号化が解かれる危険性が高いと
いう問題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、再生順序のある複数の単位ブロックが連続した
情報を単位ブロック毎に暗号化する暗号化手段と、前記
暗号化された情報を記録媒体に記録する記録手段と、前
記記録媒体から読み出された前記暗号化された情報の複
数の単位ブロックを単位ブロック毎に復号化して再生す
る復号化手段とを有し、前記単位ブロックを暗号化する
ための暗号鍵のシード及び前記暗号化された単位ブロッ
クを復号化するための暗号鍵のシードは、前記所定の単
位ブロック以外の一つ又は複数の単位ブロック、もしく
は、前記所定の単位ブロック以外の一つ又は複数の単位
ブロックを暗号化した情報に基づくものであることを特
徴とする記録再生装置であって、前記単位ブロックの先
頭は、MPEGビデオのGOPの先頭、MPEGオーデ
ィオの1オーディオフレームの先頭、MPEGシステム
レイヤのPESパケットの先頭、MPEGシステムレイ
ヤのrandom accessindicatorが1であるTSパケットか
ら次のrandom access indicatorが1であるTSパケッ
トの手前までのTSパケット群の先頭、MPEGシステ
ムレイヤのpayload unit start indicatorが1であるT
Sパケットから次のpayload unit indicatorが1である
TSパケットの手前までのTSパケット群の先頭、テー
プメディアの1トラック内に記録される情報群の先頭、
ディスクメディアの1セクタ内に記録される情報群の先
頭、ECCを構成するメディアのECCブロック内に記
録される情報群の先頭の少なくとも一つであることを特
徴とする記録再生装置を提供する。
【0020】また、再生順序のある複数の単位ブロック
が連続した情報を単位ブロック毎に暗号化する暗号化手
段と、前記暗号化された情報を記録媒体に記録する記録
手段と、前記記録媒体から読み出された前記暗号化され
た情報の複数の単位ブロックを単位ブロック毎に復号化
して再生する復号化手段とを有し、前記単位ブロックを
暗号化するための暗号鍵のシード及び前記暗号化された
単位ブロックを復号化するための暗号鍵のシードは、前
記再生順序にて前記所定の単位ブロックより前の一つ又
は複数の単位ブロック、もしくは、前記所定の単位ブロ
ックより前の一つ又は複数の単位ブロックを暗号化した
情報に基づくものであり、かつ、前記暗号鍵のシードは
二回以上連鎖していることを特徴とする記録再生装置で
あって、前記連鎖が所定の回数でリセットされる場合
に、前記連鎖がリセットされる単位ブロックの先頭は、
MPEGビデオのGOPの先頭、MPEGオーディオの
1オーディオフレームの先頭、MPEGシステムレイヤ
のPESパケットの先頭、MPEGシステムレイヤのra
ndom access indicatorが1であるTSパケットから次
のrandom access indicatorが1であるTSパケットの
手前までのTSパケット群の先頭、MPEGシステムレ
イヤのpayload unit start indicatorが1であるTSパ
ケットから次のpayload unit indicatorが1であるTS
パケットの手前までのTSパケット群の先頭、テープメ
ディアの1トラック内に記録される情報群の先頭、ディ
スクメディアの1セクタ内に記録される情報群の先頭、
ECCを構成するメディアのECCブロック内に記録さ
れる情報群の先頭の少なくとも一つであることを特徴と
する記録再生装置を提供する。
【0021】更に、前記再生順序のある複数の単位ブロ
ックのうち、先頭の単位ブロックの暗号化に用いる暗号
鍵のシードの初期値IVを記憶する記憶手段を有し、前
記暗号化手段によって暗号化された前記再生順序のある
複数の単位ブロックのうち、先頭の単位ブロックを復号
化して再生する際に、前記記憶手段に記憶された暗号鍵
のシードの初期値IVを用いることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の記録再生装置を提供する。
【0022】また更に、前記再生順序のある複数の単位
ブロックのうち、先頭の単位ブロックの暗号化に用いる
暗号鍵のシードの初期値IVを記憶する記憶手段を有
し、前記暗号化された情報のうち先頭の単位ブロックか
ら所定の単位ブロックまでを復号化して再生する際に、
前記記憶手段に記憶された暗号鍵のシードの初期値IV
を用いると共に、前記所定の単位ブロックまでの再生が
終了したら、前記記憶手段から前記暗号鍵のシードの初
期値IVを消去し、前記所定の単位ブロックの次の再生
順序にあたる単位ブロックの暗号化に用いる暗号鍵のシ
ードを記憶することを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の記録再生装置を提供する。
【0023】更にまた、前記再生順序のある複数の単位
ブロックのうち、先頭の単位ブロックの暗号化に用いる
暗号鍵のシードの初期値IVを記憶する記憶手段を有
し、前記連鎖は複数の階層を有すると共に、第二の階層
は前記暗号鍵のシードの初期値IVに基づいて暗号化が
行われ、第三の階層以降は前の階層の暗号鍵のシードに
基づいて暗号化が行われており、前記暗号化された情報
のうち先頭の単位ブロックから所定の単位ブロックまで
を復号化して再生する際に、前記記憶手段に記憶された
暗号鍵のシードの初期値IVを用いると共に、前記所定
の単位ブロックまでの再生が終了したら、前記記憶手段
から前記暗号鍵のシードの初期値IVを消去し、前記記
憶手段に前記所定の単位ブロックの次の再生順序にあた
る単位ブロックの暗号化に用いる暗号鍵のシードと、前
記所定の単位ブロック以降の階層の暗号化に用いる暗号
鍵のシードとを記憶することを特徴とする請求項2に記
載の記録再生装置を提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記録再生装置
の一実施例について図面を参照して説明する。デジタル
コンテンツデータが放送局から送られてくるAVデータ
であり、「コピー禁止」である場合、放送が行われた時
間帯以降の任意の時間にその番組を一回だけ視聴できる
記録再生装置としてハードディスクレコーダーを例に説
明する。
【0025】本実施例では、「コピー禁止」のコンテン
ツについて、一回のみ視聴可能とすることでこのような
ハードディスクレコーダーを実現している。ハードディ
スクにはMPEG(Motion Picture Expert Group)の
トランスポートストリーム(TS)を記録する。なお、
暗号化/復号化にはDESを使用する。
【0026】図4は本発明に係る記録再生装置の記録部
を示す図である。チューナー1や外部信号入力部2によ
ってMPEGのTSが入力されて、スイッチ回路部3へ
送られる。ここでユーザーインターフェース200によ
って出された指示に従って、チューナー1又は外部信号
入力部2から記録信号処理部4に信号が送られる。記録
信号処理部4に送られた信号に対してそこでタイムコー
ド、絶対トラック番号などが生成される。その後、信号
は暗号化部5に送られてデータの暗号化が行われる。そ
して、記録部6においてディスク100に記録される。
なお、ディスク100には、映像信号、音声信号の他に
タイムコードなどが例えばサブコードエリアに記録され
る。
【0027】また、図5は本発明に係る記録再生装置の
再生部を示す図であり、暗号化された信号を復号化する
復号化装置を内蔵したものである。まず、再生部10に
よってディスク100の信号を読み取り、読み取った信
号は復号化部9に送られる。そこでデータの復号化が行
われた後、再生信号処理部8に送られ、エラー訂正等が
行われた後、外部信号出力部7を介してモニタ300に
出力される。
【0028】このように図4及び図5に示す構成のハー
ドディスクレコーダーにおいて、「コピー禁止」のデジ
タルコンテンツデータを記録する場合には、「コピー禁
止」を示す信号を前述したCGMSによって記録する。
例えば、デジタル放送では、TSにdigital copy contr
ol descriptorという記述子があり、更にその中にdigit
al recording control data(デジタルコピー制御情
報)という2ビットのフィールドがある。そのフィール
ドの中に例えば「コピー可」=00、「一回コピー可」
=10、「コピー禁止」=11というように記述され
る。入力された信号に対して、ハードディスクレコーダ
ーが「11」という2ビットを検知すると、同一コンテ
ンツでは一定のConstiを初期ベクトル生成関数hi
の入力として初期値IV=hi(Consti)を計算す
る。
【0029】初期値IVは、入力されたコンテンツの最
初の単位ブロックを暗号化する際の鍵のシードとなるも
のである。従って初期値IVが簡単に知られてしまうと
暗号化されたコンテンツが解読される恐れがあるので、
初期値IVはハードディスク外の解析が困難な媒体に記
録する。媒体としては、例えば、取り外しが困難なフラ
ッシュメモリー等を使用する。この場合、単位ブロック
を184バイトとして考えると、初期値IVを鍵生成関
数gの入力として鍵K1=g(IV,Const)を計
算する。以後、Kiは、i番目のブロックを暗号化/復
号化する際に使う鍵を表すものとする。また、Cons
tは鍵生成の元になるその他の情報を表すものとする。
ここで、Constの情報が同一コンテンツ内で時間と
共に変化するものと仮定すると、Constの情報を記
憶しておかなければならない。また、それらの情報が時
間と共に変化するものである場合、変化した全ての情報
を記憶しておくための大容量のフラッシュメモリーを使
用しなければならなくなるので、Constは例えばハ
ードディスク固有のIDなど同一のコンテンツ内で一定
のパラメータからなるものとする。なお、暗号化/復号
化にはDESを使用しているので、鍵Kiが56ビット
である必要がある。よって、初期値IVとConstと
のビット数の合計が56ビット以上になる方が好まし
い。なぜならば、鍵生成関数gが1対1関数であると鍵
iから初期値IVやConstが推測し易くなるから
である。従って、鍵生成関数gがn(n≧2)対1関数
となるようにする。
【0030】次に図6を用いて本発明に係る暗号化方法
について説明する。1TSパケットの188バイトのう
ち、ヘッダの4バイトを除いた単位ブロックの184バ
イトという値は、AVデータが記録されている領域のバ
イト数である。TSパケットP(1)のAVデータであ
る184バイトの中にDESの暗号化ブロック64ビッ
トが23ブロック分ある。そして、この23ブロックに
対してそれぞれTSパケットP(1)の暗号化鍵K1
暗号化する。なお、暗号化されたP(1)はC(1)と
記載する。なお、TSパケットP(2),P(3),…
に関しても同様の操作を行う。
【0031】次に、P(2)の暗号化に使用する鍵K2
の作成方法を説明する。鍵K2=g(S1,Const)
と定義する。ここで、S1とは鍵シード生成関数をhと
するとSi=h(P(i))で定義されるものとする。
すなわち、一つ前の単位ブロックの平文を鍵のシードと
する。これによって暗号鍵は1単位ブロック毎に可変に
なり、たとえ一つの暗号鍵が分かっても全ての平文を解
読するのは困難である。また、このほかにも暗号鍵のシ
ードを複数用意することによって暗号鍵を可変にする方
法があるが、全ての暗号鍵のシードを別に記憶しておく
必要があった。しかし、本発明の方法を採用すると、暗
号鍵のシードの可変部分はハードディスク上に記録して
いる暗号文を復号化した平文であるから、解析すること
も困難で別の領域に記憶しておく必要もない。K3以降
もK3=g(S2,Const),K4=g(S3,Con
st),…となる。
【0032】一方、再生する際にはフラッシュメモリー
上の初期値IVを読んで鍵K1を生成し、C(1)を復
号化する。その際、P(1)からS1も同時に生成して
おく。次に、そのS1から鍵K2を生成し、C(2)を復
号化する。暗号化と復号化の概略を図7に示す。また、
上述した実施例では、一つ前の単位ブロックから暗号鍵
のシードを生成していたが、単位ブロックの暗号鍵のシ
ードを過去の一つの単位ブロックから生成しても良く、
例えば二つ前の単位ブロックを使用しても良い。
【0033】次に、「コピー禁止」のコンテンツを途中
まで再生したときに、一度再生した部分が見られないよ
うにする方法について説明する。図8に示すようにTS
パケットC(1)からC(4)までを再生するものとす
る。上述した説明のように、まず初期値IVを読んでC
(1)から復号化を開始する。そして、C(4)の復号
化を終了した時点で再生を終了する。ここで、次回にC
(1)からC(4)までのデータを再生できないように
するために、フラッシュメモリーに記録されていた初期
値IVを消去する。これによってC(1)を復号化する
ための鍵K1を生成することができなくなる。しかし、
次回、C(5)から再生を開始するためにはC(5)を
復号するための暗号鍵K5のシードS4を記録しておかな
ければならない。従って、再生を開始した時点で初期値
IVをフラッシュメモリーから消去、又は、その後必要
な場合はバッファに移動する。そして、再生を終了した
時点でS4をフラッシュメモリーに記録する。これによ
り、次回はC(1)からC(4)が復号できないことに
より再生ができなくなる。一方、フラッシュメモリーに
4と共にP(5)の先頭アドレス等を記録しておくこ
とによって次回からC(5)以降の再生が可能になる。
この例では、SiはC(i+1)の復号化に使用する暗
号鍵Ki+1のシードとなっているが、二つの初期値IV1
とIV2とを持つことによってSiをC(i+2)の復号
化に使用する暗号鍵Ki+2のシードにしても良い。同様
に、初期値IVを3つ、4つ、…と持つことによって、
iを3つ、4つ先の単位ブロックを復号化するための
シードとして使用可能である。また、暗号鍵Ki+2のシ
ードをSiとSi+1のように複数にする、すなわち過去の
二つ以上の平文を元に暗号鍵を生成しても良い。このよ
うにSiがKi+1、Si+1がKi+2、…のシードになってい
ることを以後、「連鎖している」と呼ぶこととする。
【0034】元々、「コピー禁止」のコンテンツは放送
時に一度だけ視聴することができるという趣旨で放送さ
れているものである。従って、一度再生した部分を巻戻
して視聴するのは著作権者の意図に反する可能性が高い
ので許可されないことがある。しかし、現行の「コピー
禁止」のコンテンツは巻戻して視聴することができない
のは当然であるが、途中から視聴することは可能であ
る。よって、「コピー禁止」のコンテンツをハードディ
スクレコーダーに記録して、早送りのみは許可される可
能性はある。そこで、上述した方法で早送りを行うと、
ランダムアクセスに優れたハードディスクであるにもか
かわらず、必ずC(1)から復号していかなければなら
ない。従って、コンテンツの後半の方から視聴するよう
なことがあると、そこまでアクセスするのに非常に時間
がかかってしまう。そこで、以下のような構成が考えら
れる。
【0035】図9にその概略を示す。図中の矢印は矢印
の始点にある情報が指している情報を暗号化するための
暗号鍵のシードになることを示す。隣のブロックの連鎖
をこまめにリセットして、その代わりにリセットがかか
った次にP(2−1)というブロックを設ける。P(2
−1)は、初期値IVをシードにした暗号鍵で暗号化さ
れる。そして、P(2−1)はP(2−2)とP(3−
1)の暗号化鍵のシードとなる。このような構成によ
り、例えばP(3−4)にアクセスしたい場合は、初期
値IV→P(2−1)→P(3−1)→P(3−2)→
P(3−3)→P(3−4)という順序で復号化してい
けば短い時間でアクセスすることが可能となる。このよ
うな構成を以後二つの「階層」と呼ぶことにする。そし
て、P(2−1),P(3−1),P(4−1),…の
ことを「第2階層」と呼ぶことにする。なお、上述した
実施例では、この階層の数が二つの場合を説明したが、
階層の数を三つ以上にしても良い。しかし、階層の数を
三つ以上にするとランダムアクセスにかかる時間が短縮
されるという利点があるものの、暗号化/復号化の方法
が複雑になるという欠点がある。なお、ここからは、第
1階層の単位ブロックを暗号化/復号化する暗号鍵のシ
ードを生成する関数をh1、第2階層の単位ブロックを
暗号化/復号化する暗号鍵のシードを生成する関数をh
2、…と記述する。また、第2階層のP(2−1)によ
って生成される暗号鍵K3-1のシードをT2-1、P(3−
1)によって生成される暗号鍵K4-1のシードをT3-1
…とする。
【0036】次に、連鎖が複数の階層になっている場合
に、コンテンツの一度再生した部分を視聴不可能とする
方法について説明する。図10に示すように、TSパケ
ットC(1−1)からC(2−3)までを再生するもの
とする。再生開始時には、フラッシュメモリーには初期
値IVが記録されている。そして、再生を開始した時点
で初期値IVをフラッシュメモリーから消去、又は、そ
の後必要なときにはバッファに移動して、C(2−3)
まで再生が終了した時点でT2-1とS2-3をフラッシュメ
モリーに記録する。S2-3を記録する理由は複数の階層
を持たなかったときと同様にK2-4を生成するため、す
なわちC(2−4)から再生できるようにするためであ
る。一方、C(2−3)まで再生を終了して、次回、C
(4−1)から再生したい場合には、第2階層のC(4
−1)にできるだけ速くランダムアクセスするために、
2-1→C(3−1)→C(4−1)と進むのが最も速
い。従って、ランダムアクセスのためにT2-1もフラッ
シュメモリーに記録している。更に、C(2−4)から
の再生とランダムアクセスが可能になる。
【0037】以上、ハードディスクレコーダーで「コピ
ー禁止」のデジタルコンテンツを記録する際の説明を行
ってきた。なお、本実施例ではMPEGのTSパケット
のデジタルコンテンツデータに相当する184バイトを
単位ブロックのサイズとして取ってきたが、これはアプ
リケーションに応じてさまざまなサイズを取ることが可
能である。図7や図9のような連鎖を一つのコンテンツ
を通して行った場合、途中でデータを誤って読み取った
り、誤って記録したりすることで正しく再生できなくな
ることがある。この場合、一箇所の誤りがその後も連鎖
するために起きるものなので、これを防止するために初
期値IVから始まる連鎖を同一コンテンツ内で複数回リ
セットするという方法を取ることもできる。例えば図1
1に示すように初期値IVを複数用意することによって
連鎖が複数回リセットされることになるので、誤りの伝
播を防止することができる。
【0038】なお、本実施例ではハードディスクレコー
ダーについてのみ説明してきたが、「コピー禁止」のコ
ンテンツの場合には、光ディスクレコーダーなどでも実
現可能であるし、ランダムアクセスができなくなるが、
コンテンツを最初から再生する場合にはテープレコーダ
ーでも実現可能である。
【0039】これまでは「コピー禁止」のコンテンツの
場合について説明してきたが、以下、放送局から送られ
てくるデジタルコンテンツデータが「一回コピー可」で
ある場合に、その番組を一つの別媒体にのみ記録するこ
とができる記録再生装置の例としてハードディスクレコ
ーダーとデジタルVTRを組み合わせた記録再生装置に
ついて説明する。本発明の実施の形態では、「一回コピ
ー可」のコンテンツについては、一回のみ別媒体に記録
可能とすることで、このようなハードディスクレコーダ
ーとデジタルVTRとを組み合わせた記録再生装置を実
現した。ハードディスクレコーダーのハードディスクと
VTRのビデオテープにはMPEGのTSを記録する。
そして、暗号化/復号化にはDESを使用する。
【0040】図12は、本発明の一実施例であるハード
ディスクレコーダーとデジタルVTRとを組み合わせた
記録再生装置の記録部のブロック図である。同図におい
て、チューナー1や外部信号入力部2によってMPEG
のTSパケットが入力されて、スイッチ回路部3に送ら
れる。ここで、ユーザーインターフェース200から出
された指示に従って、テープ記録信号処理部12又はデ
ィスク記録信号処理部14に信号が送られる。テープ記
録信号処理部12に送られた信号に対してはタイムコー
ドや絶対トラック番号等が生成される。その後、テープ
記録部13に送られてテープ300にデジタル記録され
る。テープ300には映像信号、音声信号の他にタイム
コード、絶対トラック番号等が例えばサブコードエリア
に記録される。また、ディスク記録信号処理部14に送
られた信号に対してタイムコード等が生成される。その
後、ディスク記録部15に送られてディスク100にデ
ジタル記録される。そして、ハードディスクにもテープ
同様に映像信号、音声信号の他にタイムコードや絶対ト
ラック番号等が記録される。ディスク再生信号処理部1
7は、ハードディスクレコーダーにて記録された信号を
再生するもので、この再生信号をテープ記録信号処理部
12へ送ることでデータのコピーを行うことができる。
【0041】図13は本発明におけるデジタル信号記録
再生装置の再生部のブロック図である。テープ再生時に
は、テープ再生部19によってテープ300の信号を読
み取る。そして、その信号はテープ再生信号処理部18
に送られ、そこでエラー訂正等が行われた後、スイッチ
回路部3に送られる。また、ディスク再生時には、ディ
スク再生部21によってディスク100の信号を読み取
る。そして、その信号はディスク再生信号処理部20に
送られ、そこでエラー訂正等が行われた後、スイッチ回
路部3とテープ記録信号処理部17へ送られる。そし
て、ユーザーインターフェース200によって出された
指示に従って、テープ300の再生信号又はディスク1
00の再生信号を外部信号出力部16を介してモニタ4
00に出力する。
【0042】次に、図12、図13に示す構成のハード
ディスクレコーダーとデジタルVTRとを組み合わせた
記録再生装置によって、「一回コピー可」のデジタルコ
ンテンツデータを記録する際の説明を行う。「一回コピ
ー可」を示す信号は、「コピー禁止」を示す信号と同様
にCGMSによって記録される。例えば、デジタル放送
ではTSにdigital copy control descriptorという
記述子があり、更にその中にdigital recording cont
rol data(デジタルコピー制御情報)という2ビット
のフィールドがある。そのフィールド中で例えば「コピ
ー可」=00、「一回コピー可」=10、「コピー禁
止」=11というように記述される。入力された信号に
対して、記録再生装置がその「10」という2ビットを
検知すると、同一コンテンツでは一定のConsti
初期ベクトル生成関数hiの入力とし、初期値IV=hi
(Consti)として計算する。以下、「コピー禁
止」の場合と同様に暗号化を行う。また、「一回コピー
可」のコンテンツは「コピー禁止」のコンテンツと異な
り、再生に関しては何度行っても良いので、「一回コピ
ー可」のコンテンツは別媒体に記録を行う際に限って鍵
を消去することとする。例えば、図8に示すように、ハ
ードディスクに記録されたC(1)からC(4)までを
テープに記録し始めたらフラッシュメモリーから初期値
IVを消去して、C(4)までの記録が終了したらシー
ドS4をフラッシュメモリーに記録する。従って、再生
の際には、フラッシュメモリーの初期値IVは参照をす
るが、フラッシュメモリーに対しての記録や消去は行わ
ない。
【0043】また、「コピー禁止」のコンテンツに関し
ては、元々デジタル放送のPPVのコンテンツが一回の
み視聴可能という意図で放送されているので、途中の単
位ブロックから再生した場合、それ以前のデータの再生
は許可されず、そのことは考慮する必要がなかった。し
かしながら、視聴者が所望の部分だけをコピーしたり、
一つのコンテンツを分割して複数のテープにコピーする
こともできる。例えば、図14に示すように、C(2−
3)以降をテープにコピーして、それ以前はハードディ
スク上で再生できるようにしておくこともできる。その
方法としては、まずC(2−3)からテープにコピーを
開始し、単位ブロックC(2−3)をコピーし終えた時
点でC(2−3)のデータ自体を消去するかC(2−
3)のデータを関係のないデータに書き換える。そし
て、フラッシュメモリーのデータの書き換えは行わな
い。これによって、コピーが終了するとC(2−3)は
データ自体が存在しないので復号化はできず、同時にK
2-4も生成することができない。しかし、初期値IVと
C(2−1)が残っていることにより初期値IV→C
(2−1)→C(3−1)→ということでC(3−1)
以降は復号化が可能になる。従って、これを避けるため
にC(3−1)までコピーが終了した時点でC(2−
3)と同様にC(3−1)も消去する。これでC(3−
2)以降は再生が不可能になる。また、例えばC(2−
3)からC(3−3)までコピーする場合は、上述した
ものを組み合わせることによってC(2−3)とC(3
−1)を消してT 3-1とS3-3とをフラッシュメモリーに
記録すれば良い。
【0044】以上、ハードディスクレコーダーとデジタ
ルVTRとを組み合わせた記録再生装置で「一回コピー
可」のデジタルコンテンツを記録する際の説明を行っ
た。なお、ハードディスクレコーダーとデジタルVTR
とを組み合わせた記録再生装置についてのみ説明してき
たが、「一回コピー可」のコンテンツの場合、ハードデ
ィスクドライブ部には光ディスクレコーダー等のランダ
ムアクセスが可能な記録装置であれば置換可能であり、
VTR部にはあらゆる記録装置で置換可能である。
【0045】次に、これまで説明してきた単位ブロック
の先頭はMPEGビデオのGOP、MPEGオーディオ
の1オーディオフレーム、MPEGシステムレイヤのP
ESパケット、MPEGシステムレイヤのrandom acces
s indicatorが1であるTSパケットから次のrandom ac
cess indicatorが1であるTSパケットの手前までのT
Sパケット群、MPEGシステムレイヤのpayload unit
start indicatorが1であるTSパケットから次のpayl
oad unit start indicatorが1であるTSパケットの手
前までのTSパケット群、テープメディアの1トラック
内に記録される情報群、ディスクメディアの1セクタ内
に記録される情報群、ECCを構成するメディアのEC
Cブロック内に記録される情報群の少なくとも一つであ
る場合の効果と、これらのシンタックスについて説明す
る。
【0046】MPEGはいくつかの技術を組み合わせて
作成されている。入力画像は動き補償器で復号化した画
像と、入力画像の差分を取ることで時間冗長部分を削減
する。予測の方向は、過去、未来、両方からの3モード
存在する。また、これらは16画素×16画素のMB
(マクロブロック)ごとに切り替えて使用できる。予測
方向は入力画像に与えられたピクチャタイプによって決
定されるが、過去からの予測と、予測をしないでそのM
Bを独立で符号化する2モード存在するのがPピクチャ
ーである。また、未来からの予測、過去からの予測、両
方からの予測、独立で符号化する4モード存在するのが
Bピクチャーである。そして、全てのMBが独立で符号
化するのがIピクチャーである。動き補償は、動き領域
をMBごとにパターンマッチングを行ってハーフペル精
度で動きベクトルを検出し、動き分だけシフトしてから
予測する。動きベクトルは水平方向と垂直方向が存在
し、何処からの予測かを示すMC(Motion Compensatio
n)モードとともにMBの付加情報として伝送される。
このIピクチャーから次のIピクチャーの前のピクチャ
ーまでをGOP(Group Of Picture)といい、蓄積メデ
ィアなどで使用される場合には、一般に約15ピクチャ
ー程度が使用される。このGOPの先頭のデータ(シー
ケンスヘッダーをGOPの前に記述している場合にはそ
のシーケンスヘッダーの先頭)に単位ブロックの先頭が
同期して記録してあると、例えば、途中までアクセスを
して、そこまでが復号不可能にする場合にも、そこまで
のGOPまでが復号不可能とすることができ、中途半端
に次のGOP全てを復号できなくする非効率的な状態を
避けることができる。なお、GOP内にIピクチャーを
複数枚含む場合もある。
【0047】MPEGオーディオの1オーディオフレー
ムには、MPEGのオーディオのサンプリング周波数や
ピットレートに依存するが、1秒間に相当するサンプル
数をまとめて圧縮し、その単位ごとにMPEGで規定さ
れているSYNCワードとヘッダー、エラーチェックの
ためのCRCなどを記述する。このヘッダーには復号に
必要な主要なパラメータが記述されており、本発明の単
位ブロックの先頭が同期して記録してあると、例えば、
途中までアクセスをして、そこまでが復号不可能にする
場合にも、そこまでのオーディオフレームまでが復号不
可能とすることができ、中途半端に、次のオーディオフ
レーム全てを復号できなくする非効率な状態を避けるこ
とができる。
【0048】MPEGシステムレイヤのPESパケット
は、MPEGシステムレイヤーでのトランスポートスト
リームとプログラムストリームの両方に共通な構造体を
持っており、そのPESパケットのデータに関するデコ
ードタイミングを示すDTS(Decoding Time Stamp)
や再生表示のタイミングを示すPTS(PresentationTi
me Stamp)などの重要な時刻情報や各種パラメータが記
述されている。このPESパケットの単位に、本発明の
単位ブロックの先頭が同期して記録してあると、例え
ば、途中までアクセスをして、そこまでが復号不可能に
する場合にも、そこまでのPESパケットまでが復号不
可能とすることができ、中途半端に次のPESパケット
全てを復号できなくする非効率的な状態を避けることが
できる。
【0049】MPEGシステムレイヤのrandom access
indicatorが1であるTSパケットから次のEGのシス
テムレイヤーのトランスポートストリームのシンタック
スの中に、アダプテーションレイヤーがあって、そこに
ランダムアクセスが可能かどうかを示すビットが記述で
きるようになっている。ランダムアクセスが可能である
ということは、ビデオデータにおいてはこのトランスポ
ートパケット内にビデオのシーケンスヘッダーが記述さ
れていることを示し、オーディオデータである場合に
は、オーディオフレームの先頭データが記述されている
ことを示す。このrandom access indicatorが1である
TSパケットから次のrandom access indicatorが1で
あるTSパケットの手前までのTSパケット群を単位と
して、本発明の単位ブロックの先頭が同期して記録して
あると、例えば、途中までアクセスして、そこまでが復
号不可能にする場合にも、そこまでのrandom access in
dicatorが1であるTSパケットから次のrandom access
indicatorが1であるTSパケットの手前までのTSパ
ケット群までが復号不可能とすることができ、中途半端
に、次のrandom access indicatorが1であるTSパケ
ットから次のrandom access indicatorが1であるTS
パケットの手前までのTSパケット群を、全てを復号で
きなくする非効率な状態を避けることができる。
【0050】MPEGシステムレイヤのpayload unit s
tart indicatorが1であるTSパケットから次のpayloa
d unit start indicatorが1であるTSパケットの手前
までのTSパケット群とはMPEGのシステムレイヤー
のトランスポートストリームのシンタックスの中に、T
Sヘッダー領域があって、そのTSパケットのペイロー
ドに前記PESパケットが記述されているかどうかを示
すもので、PESパケットのときの効果と同様に、この
payload unit start indicatorが1であるTSパケット
から次のpayload unit start indicatorが1であるTS
パケットの手前までのTSパケットの手前までのTSパ
ケット群の単位に、本発明の単位ブロックの先頭が同期
して記録してあると、例えば、途中までアクセスして、
そこまでが復号不可能にする場合にも、そこまでのpayl
oad unit start indicatorが1であるTSパケットから
次のpayload unit start indicatorが1であるTSパケ
ットの手前までのTSパケット群までが復号不可能とす
ることができ、中途半端に次のpayload unit start ind
icatorが1であるTSパケットから次のpayload unit s
tart indicatorが1であるTSパケットの手前までのT
Sパケット群の全てを復号できなくする非効率な状態を
避けることができる。
【0051】また、テープメディアの1トラック内に記
録される情報群、ディスクメディアの1セクタ内に記録
される情報群、ECCを構成するメディアのECCブロ
ック内に記録される情報群とは、それぞれ、メディアに
依存したアクセスの単位や、エラー訂正の単位であっ
て、それぞれのデータをアクセス、もしくは、編集する
場合に、その単位ごとにアクセスを行うと非常にアクセ
ス効率の良いものである。従って、これらのアクセス単
位と本発明の単位ブロックの先頭が同期して記録してあ
ると、例えば、途中までアクセスをして、そこまでが復
号不可能にする場合にも、そこまでのアクセス単位まで
が復号不可能とすることができ、中途半端に次のアクセ
ス単位全てを復号できなくする非効率な状態を避けるこ
とができる。
【0052】次に、これまで説明してきた複数の連鎖階
層を持つ単位ブロックの先頭がMPEGビデオのGO
P、MPEGオーディオの1オーディオフレーム、MP
EGシステムレイヤのPESパケット、MPEGシステ
ムレイヤのrandom access indicatorが1であるTSパ
ケットから次のrandom access indicatorが1であるT
Sパケットの手前までのTSパケット群、MPEGシス
テムレイヤのpayload unitstart indicatorが1である
TSパケットから次のpayload unit start indicatorが
1であるTSパケットの手前までのTSパケット群、テ
ープメディアの1トラック内に記録される情報群、ディ
スクメディアの1セクタ内に記録される情報群、ECC
を構成するメディアのECCブロック内に記録される情
報群の少なくとも一つである場合の効果について説明す
る。
【0053】前述したように、それぞれの単位と本発明
の単位ブロックで同期をとることは、途中までアクセス
して、そこまでが復号不可能にする場合にも、非常に効
率良く本発明の機能を設計することができることを説明
したが、少なくとも2回以上連鎖している暗号化/復号
化方法及び装置において、一つ前の単位ブロックの暗号
鍵をシードにしている場合の第1の階層と2以上の場合
の第nの階層(nは2以上の整数)とを組み合わせて、
複数の連鎖階層で構成されていて、そのうちの一つ若し
くは複数の階層の単位ブロックの先頭に、前記MPEG
ビデオのGOP、MPEGオーディオの1オーディオフ
レーム、MPEGシステムレイヤのPESパケット、M
PEGシステムレイヤのrandom access indicatorが1
であるTSパケットから次のrandom access indicator
が1であるTSパケットの手前までのTSパケット群、
MPEGシステムレイヤのpayload unit start indicat
orが1であるTSパケットから次のpayload unit start
indicatorが1であるTSパケットの手前までのTSパ
ケット群、テープメディアの1トラック内に記録される
情報群、ディスクメディアの1セクタ内に記録される情
報群、ECCを構成するメディアのECCブロック内に
記録される情報群などに同期させることによって、連鎖
ブロックからすぐに圧縮データのアクセスユニットの先
頭に効率良くアクセスすることが可能となる。
【0054】次に、これまで説明してきた連鎖する単位
ブロックにおいて、連鎖が所定の回数でリセットされる
場合に、リセットされる単位ブロックの先頭がMPEG
ビデオのGOP、MPEGオーディオの1オーディオフ
レーム、MPEGシステムレイヤのPESパケットMP
EGシステムレイヤのrandom access indictorが1であ
るTSパケットから次のrandom access indicatorが1
であるTSパケットの手前までのTSパケット群、テー
プメディアの1トラック内に記録される情報群、ECC
を構成するメディアのECCブロック内に記録される情
報群の少なくとも一つである場合の効果について説明す
る。
【0055】これも前述したように、それぞれの単位と
本発明の単位ブロックで同期をとることは、途中までア
クセスをして、そこまでが復号不可能にする場合にも、
非常に効率が良く本発明の機能を設計することができる
ことを説明したが、少なくとも2回以上連鎖している暗
号化/復号化方法及び装置において、連鎖が所定の回数
でリセットされる場合に、リセットされる単位ブロック
の先頭は、前記MPEGビデオのGOP、MPEGオー
ディオの1オーディオフレーム、MPEGシステムレイ
ヤのPESパケット、MPEGシステムレイヤのrandom
access indicatorが1であるTSパケットから次のran
dom access indicatorが1であるTSパケットの手前ま
でのTSパケット群、MPEGシステムレイヤのpayloa
d unit start indicatorが1であるTSパケットから次
のpayload unit start indicatorが1であるTSパケッ
トの手前までのTSパケット群、、テープメディアの1
トラック内に記録される情報群、ディスクメディアの1
セクタ内に記録される情報群、ECCを構成するメディ
アのECCブロック内に記録される情報群らに同期させ
ることによって、リセットされた連鎖ブロックに直接エ
ントリーし、その単位ブロックからすぐに圧縮データの
アクセスユニットの先頭に効率良くアクセスすることが
可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る記
録再生装置によれば、「コピー禁止」のコンテンツにつ
いて、今までは放送時のみしか視聴することができなか
ったが、視聴者が視聴したい時間にコンテンツを一度の
み視聴することが可能となった。また、「一回コピー
可」のコンテンツも、媒体に記録した後で一度限り別の
媒体にコピー及び編集することが可能となる。そして、
その際にハードディスク上にあるデータのセキュリティ
に関しては暗号化されることによって保障される。更
に、「コピー禁止」のコンテンツに対して途中までコン
テンツを見た場合には、それまでの暗号鍵のシードを消
去する方法によって途中の地点までの再生を不可能にす
るという機能も実現可能である。同様に、「一回コピー
可」のコンテンツも別の媒体にコピーした部分は再生を
不可能とすることができる。また、暗号鍵のシードが所
定の単位ブロック以外の平文、もしくは、暗号文である
ことによって、所望のブロック以降の再生を不可能にす
るという機能も実現可能である。そして、連鎖する方式
を取ることにより、記録しておく暗号鍵のシード情報の
容量が非常に少なくて済む。
【0057】また、MPEGビデオのGOPや、MPE
Gオーディオの1オーディオフレーム、MPEGシステ
ムレイヤのPESパケット、MPEGシステムレイヤの
random access indicatorが1であるTSパケットから
次のrandom access indicatorが1であるTSパケット
の手前までのTSパケット群、MPEGシステムレイヤ
のpayload unit start indicatorが1であるTSパケッ
トから次のpayload unitstart indicatorが1であるT
Sパケットの手前までのTSパケット群、テープメディ
アの1トラック内に記録される情報群、ディスクメディ
アの1セクタ内に記録される情報群、ECCを構成する
メディアのECCブロック内に記録される情報群をアク
セス単位とすると、このアクセス単位を本発明の単位ブ
ロックに同期して記録しておくことで、例えば途中まで
アクセスをして、そこまでが復号不可能にする場合に
も、そこまでのアクセス単位までが復号不可能とするこ
とができ、中途半端に次のGOP全てを復号できなくす
る非効率な状態を回避することができる。
【0058】また、複数の連鎖階層を持つ単位ブロック
の先頭に前記アクセス単位を同期して記録しておくこと
で、連鎖ブロックからすぐに圧縮データのアクセスユニ
ットの先頭に効率良くアクセスすることが可能となる。
更に、連鎖する単位ブロックにおいて、連鎖が所定の回
数でリセットされる場合に、リセットされる単位ブロッ
クの先頭に前記アクセス単位を同期して記録しておくこ
とで、リセットされた連鎖ブロックに直接エントリー
し、その単位ブロックからすぐに圧縮データのアクセス
ユニットの先頭に効率良くアクセスすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】DESの基本構成を示す図である。
【図2】DESの基本単位である16段の変換部の構造
を示す図である。
【図3】DESで用いられる関数fの構造を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る記録再生装置の記録部の構成を示
すブロック図である。
【図5】本発明に係る記録再生装置によって記録した信
号を再生する再生部の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る記録再生装置に適用される暗号化
方法におけるMPEGのTSの構成と暗号化の概略を示
す図である。
【図7】本発明に係る記録再生装置に適用される暗号化
方法による暗号化と復号化方法及び復号化装置による復
号化を示す図である。
【図8】本発明に係る記録再生装置に適用される暗号化
方法によって暗号化されたコンテンツの再生方法を示す
図である。
【図9】本発明に係る記録再生装置に適用される暗号化
方法による暗号化の一例を示す図である。
【図10】本発明に係る記録再生装置に適用される暗号
化方法によって暗号化されたコンテンツの別の再生方法
を示す図である。
【図11】本発明に係る記録再生装置に適用される暗号
化方法による暗号化の別の例を示す図である。
【図12】本発明の一実施例であるハードディスクレコ
ーダーとデジタルVTRとを組み合わせた記録再生装置
の記録部を示すブロック図である。
【図13】本発明の一実施例であるハードディスクレコ
ーダーとデジタルVTRとを組み合わせた記録再生装置
の再生部を示すブロック図である。
【図14】本発明に係る記録再生装置に適用される暗号
化方法を適用したハードディスクレコーダーとデジタル
VTRとを組み合わせた記録再生装置の再生方法を示す
図である。
【符号の説明】
1 チューナー 2 外部信号入力部 3 スイッチ回路部 4 記録信号処理部 5 暗号化部 6 記録部 7 外部信号出力部 8 再生信号処理部 9 復号化部 10 再生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04N 5/92 H (72)発明者 日暮 誠司 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 黒岩 俊夫 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA13 FA23 GB05 GB37 GB40 HA24 JA01 JA22 KA05 LA07 5D044 AB05 AB07 BC01 CC04 DE03 DE68 GK08 GK17 5J104 JA03 NA02 PA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生順序のある複数の単位ブロックが連続
    した情報を単位ブロック毎に暗号化する暗号化手段と、 前記暗号化された情報を記録媒体に記録する記録手段
    と、 前記記録媒体から読み出された前記暗号化された情報の
    複数の単位ブロックを単位ブロック毎に復号化して再生
    する復号化手段とを有し、 前記単位ブロックを暗号化するための暗号鍵のシード及
    び前記暗号化された単位ブロックを復号化するための暗
    号鍵のシードは、前記所定の単位ブロック以外の一つ又
    は複数の単位ブロック、もしくは、前記所定の単位ブロ
    ック以外の一つ又は複数の単位ブロックを暗号化した情
    報に基づくものであることを特徴とする記録再生装置で
    あって、 前記単位ブロックの先頭は、MPEGビデオのGOPの
    先頭、MPEGオーディオの1オーディオフレームの先
    頭、MPEGシステムレイヤのPESパケットの先頭、
    MPEGシステムレイヤのrandom access indicatorが
    1であるTSパケットから次のrandom access indicato
    rが1であるTSパケットの手前までのTSパケット群
    の先頭、MPEGシステムレイヤのpayload unit start
    indicatorが1であるTSパケットから次のpayload un
    it indicatorが1であるTSパケットの手前までのTS
    パケット群の先頭、テープメディアの1トラック内に記
    録される情報群の先頭、ディスクメディアの1セクタ内
    に記録される情報群の先頭、ECCを構成するメディア
    のECCブロック内に記録される情報群の先頭の少なく
    とも一つであることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】再生順序のある複数の単位ブロックが連続
    した情報を単位ブロック毎に暗号化する暗号化手段と、 前記暗号化された情報を記録媒体に記録する記録手段
    と、 前記記録媒体から読み出された前記暗号化された情報の
    複数の単位ブロックを単位ブロック毎に復号化して再生
    する復号化手段とを有し、 前記単位ブロックを暗号化するための暗号鍵のシード及
    び前記暗号化された単位ブロックを復号化するための暗
    号鍵のシードは、前記再生順序にて前記所定の単位ブロ
    ックより前の一つ又は複数の単位ブロック、もしくは、
    前記所定の単位ブロックより前の一つ又は複数の単位ブ
    ロックを暗号化した情報に基づくものであり、かつ、前
    記暗号鍵のシードは二回以上連鎖していることを特徴と
    する記録再生装置であって、 前記連鎖が所定の回数でリセットされる場合に、前記連
    鎖がリセットされる単位ブロックの先頭は、MPEGビ
    デオのGOPの先頭、MPEGオーディオの1オーディ
    オフレームの先頭、MPEGシステムレイヤのPESパ
    ケットの先頭、MPEGシステムレイヤのrandom acces
    s indicatorが1であるTSパケットから次のrandom ac
    cess indicatorが1であるTSパケットの手前までのT
    Sパケット群の先頭、MPEGシステムレイヤのpayloa
    d unit start indicatorが1であるTSパケットから次
    のpayload unit indicatorが1であるTSパケットの手
    前までのTSパケット群の先頭、テープメディアの1ト
    ラック内に記録される情報群の先頭、ディスクメディア
    の1セクタ内に記録される情報群の先頭、ECCを構成
    するメディアのECCブロック内に記録される情報群の
    先頭の少なくとも一つであることを特徴とする記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】前記再生順序のある複数の単位ブロックの
    うち、先頭の単位ブロックの暗号化に用いる暗号鍵のシ
    ードの初期値IVを記憶する記憶手段を有し、 前記暗号化手段によって暗号化された前記再生順序のあ
    る複数の単位ブロックのうち、先頭の単位ブロックを復
    号化して再生する際に、前記記憶手段に記憶された暗号
    鍵のシードの初期値IVを用いることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記再生順序のある複数の単位ブロックの
    うち、先頭の単位ブロックの暗号化に用いる暗号鍵のシ
    ードの初期値IVを記憶する記憶手段を有し、 前記暗号化された情報のうち先頭の単位ブロックから所
    定の単位ブロックまでを復号化して再生する際に、前記
    記憶手段に記憶された暗号鍵のシードの初期値IVを用
    いると共に、 前記所定の単位ブロックまでの再生が終了したら、前記
    記憶手段から前記暗号鍵のシードの初期値IVを消去
    し、前記所定の単位ブロックの次の再生順序にあたる単
    位ブロックの暗号化に用いる暗号鍵のシードを記憶する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録
    再生装置。
  5. 【請求項5】前記再生順序のある複数の単位ブロックの
    うち、先頭の単位ブロックの暗号化に用いる暗号鍵のシ
    ードの初期値IVを記憶する記憶手段を有し、 前記連鎖は複数の階層を有すると共に、第二の階層は前
    記暗号鍵のシードの初期値IVに基づいて暗号化が行わ
    れ、第三の階層以降は前の階層の暗号鍵のシードに基づ
    いて暗号化が行われており、 前記暗号化された情報のうち先頭の単位ブロックから所
    定の単位ブロックまでを復号化して再生する際に、前記
    記憶手段に記憶された暗号鍵のシードの初期値IVを用
    いると共に、 前記所定の単位ブロックまでの再生が終了したら、前記
    記憶手段から前記暗号鍵のシードの初期値IVを消去
    し、前記記憶手段に前記所定の単位ブロックの次の再生
    順序にあたる単位ブロックの暗号化に用いる暗号鍵のシ
    ードと、前記所定の単位ブロック以降の階層の暗号化に
    用いる暗号鍵のシードとを記憶することを特徴とする請
    求項2に記載の記録再生装置。
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