JP2005331943A - 画像データ転送を開始するためにメモリ位置の変更を検知するシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

【課題】画像データ転送を開始するためにメモリ位置の変更を検知するシステムおよび方法。
【解決手段】メモリ位置変更を検知して画像データ転送を開始するシステム及び方法は位置検知モジュール及びコントローラ・ロジックからなるディスプレー・コントローラを含む。ホストの中央演算装置からディスプレー・コントローラのレジスタにおける表示画面レジスタに対するレジスタ書き込みオペレーションを検知する。表示画面レジスタはディスプレー・コントローラのビデオ・メモリにおいて表示画面がどこに格納されているか定義する。位置検知モジュールは応答的に転送フラグ設定し、表示画面データにおいて1つ以上のメモリ位置が変更されたことを示す。次に転送フラグが位置検知モジュールによって設定されたことを検知し、効率的にフレーム転送オペレーションを開始し、ビデオメモリから該当する表示画面データをディスプレーに転送することができる。
【選択図】 図２

Description

本発明は一般的に電子ディスプレー・コントローラ・システムに関するもので、より具体的には画像データ転送を開始するためにメモリ位置の変更を検知するシステムおよび方法に関する。

電子画像データの効率的な表示方法を実施（implement）することは最新電子デバイスの設計者および製造者にとって重要な事項である。しかし電子デバイスにおいて効率的に画像データを表示することはシステム設計者にとっては相当な問題となり得る。例えばデバイスの機能性および性能の向上への要求が増えるとシステムの更なる運転能力が必要となり、さらにハードウェア資源の追加が必要となる可能性がある。能力またはハードウェアがさらに必要となると、それに対応して生産コストの増加や運転上の非効率による経済的な悪影響をもたらす可能性がある。

さらにデバイスの能力が増強されて各種先端的な表示制御操作を行えるようになるとシステム使用者にとって利点が増えるかもしれないが、同時にデバイスの各種コンポーネントの制御および管理の必要も高まる可能性がある。例えばデジタル画像データを効率的に操作（manipulates）、転送、および表示する能力が増強された電子デバイスにおいてはデジタル・データの量の多さと複雑さのため効率的な実施が有益かもしれない。

米国特許第6,175,373号明細書

システム資源に対する要求が増加し、データの大きさも相当に増加しているため、電子画像データの表示制御のための新しい方法を開発することは関連電子技術にとって重要であることは明らかである。従って前述のすべての理由から電子画像データ表示に効率的なシステムを開発することは最新電子デバイスの設計者、製造者、および使用者とって重要な事項である。

本発明によれば画像データ転送を開始するためにメモリ位置の変更を検知するシステムおよび方法が開示される。実施形態によっては電子デバイスが中央演算装置（ＣＰＵ）、1つ以上のディスプレー、およびディスプレー・コントローラを含んで実施される。ディスプレー・コントローラの位置検知モジュールが初めにディスプレー・コントローラのビデオ・メモリにおいて表示画面データの具体的な格納位置を定義する表示画面レジスタ（on-screen register）をモニタする。

表示画面レジスタに変更が生じ、表示画面データの1つ以上のメモリ位置が変化したと位置検知モジュールが判断した場合、位置検知モジュールはそれに応じてディスプレー・コントローラのコントローラ・レジスタに転送フラグを設定し、表示画面データの少なくとも１つのメモリ位置が変更されたことを示す。最後に上記転送フラグに応じディスプレー・コントローラのコントローラ・ロジックが対応する転送オペレーションを開始し、表示画面データのフレーム（a frame）をディスプレー・コントローラからホスト電子装置のディスプレーに提供することができる。各種実施形態において上記転送オペレーションはディスプレー・コントローラのコントローラ・ロジックにより自動的に行なわれ、または代わりにＣＰＵおよび適当なシステム・ソフトウェアによって調整されることができる。このように本発明は画像データ転送を開始するためにメモリ位置の変更を検知する改良されたシステムおよび方法を提供する。

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

［実施形態１］
本発明はディスプレー・コントローラ・システムの改良に関連する。以下の説明は通常の当業者が発明を制作し、使用できるように呈示され、特許出願およびその要求事項という関係において提供される。本明細書に開示される実施形態に対する各種変更は当業者には明らかであり、その一般的原則は他の実施形態にも適用できる。従って本発明は呈示される実施形態にのみ限定する意図はなく、本明細書で説明する原則および特徴と整合性が取れる最大範囲に適用されるものである。

本発明は画像データ転送を開始するためにメモリ位置の変更を検知するシステムおよび方法からなり、位置検知モジュールおよびコントローラ・ロジックを有するディスプレー・コントローラ装置を含む。位置検知モジュールはホストの中央演算装置からディスプレー・コントローラのコントローラ・レジスタにおける表示画面レジスタへのレジスタ書き込みオペレーションを検知する。表示画面レジスタはディスプレー・コントローラのビデオ・メモリのどこに表示画面データが格納されているかを定義する。

位置検知モジュールは表示画面データの１つ以上のメモリ位置が変更されたことを示すためにそれに応じてディスプレー・コントローラのコントローラ・レジスタに転送フラグを設定する。コントローラ・ロジックは続いて適当な表示画面データをビデオ・メモリからホスト電子装置のディスプレーに転送するためのフレーム転送オペレーションを開始することができる。

図１では本発明による電子デバイス110の一実施形態のブロック図が示される。図１の実施形態は中央演算装置（ＣＰＵ）122、入出力インタフェース（Ｉ／Ｏ）126、ディスプレー・コントローラ128、デバイス・メモリ130、および1台以上のディスプレー134を含むがこれらに限定されるものではない。別の実施形態では電子装置110が図１の実施形態に関連して説明される要素または機能に加えられ、またはそれらに代わる要素または機能を含むことができる。

図１の実施形態でＣＰＵ122は任意の適当で有効なプロセッサ・デバイスまたはマイクロプロセッサとして実施でき、各種ソフトウェア・プログラムの命令に従って電子装置110の操作を制御し、調整する。図１の実施形態でデバイス・メモリ130は任意の記憶装置構成からなり、ランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ），読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、および着脱式メモリまたはハードディスクなどの記憶装置を含むがこれらに限定されない。図１の実施形態でデバイス・メモリ130は電子装置110が各種機能および操作を行なうようＣＰＵ122が実行するプログラム命令のデバイス・アプリケーション（a device application of program instructions）を含むことができるがこれらに限定されない。デバイス・アプリケーションは対応する電子装置110の種類や具体的な用途などの要素に応じて通常その特定の性質や機能性が異なる。

図１の実施形態で、上記デバイス・アプリケーションはＣＰＵ122が画像データならびに対応する転送および表示情報をホスト・バス138経由でディスプレー・コントローラ128に提供できるようなプログラム命令を含むことができる。本発明によりディスプレー・コントローラ128は次に応答的に受信画像データをディスプレー・バス142経由で電子装置110のディスプレー134の少なくとも1台に提供する。図１の実施形態で入出力インタフェース（Ｉ／Ｏ）126は電子装置110との間で任意の必要な情報を交換するために1つ以上のインタフェースを含むことができる。入出力インタフェース126はデバイス使用者が電子装置110と通信できるような手段を1つ以上含むことができる。さらに各種外付け電子装置もＩ／Ｏ126を通して電子装置110と通信することができる。例えばデジタル・カメラなどのデジタル画像装置が捕らえた画像データを電子装置110に提供するために入出力インタフェース126を利用することができる。

図１の実施形態で電子装置110はディスプレー・コントローラ128を有利に用いてディスプレー134に関する各種操作および機能を効率的に管理することができる。ディスプレー・コントローラ128の実施および機能性は図２−４および６−９に関連してさらに後述される。図１の実施形態で電子装置110は任意の好ましい種類の電子装置またはシステムとして実施される。例えば実施形態によっては電子装置110が携帯電話、携帯情報端末、電子画像装置、あるいはコンピュータ装置が各々実施されることができる。電子装置110の操作および利用の各種実施形態は図２−９に関連してさらに後述される。

次に図２では図１における本発明によるディスプレー・コントローラ128の一実施形態のブロック図が示される。図２の実施形態はコントローラ・ロジック212、ビデオ・メモリ216、コントローラ・レジスタ220、および位置検知モジュール224を含むがこれらに限定されない。別の実施形態ではディスプレー・コントローラ128が図２の実施形態に関連して説明される要素または機能に加えられ、またはそれらに代わる要素または機能を含むことができる。

図２の実施形態でディスプレー・コントローラ128は画像データならびに対応する転送および表示情報をＣＰＵ122（図１）から受け取る集積回路デバイスとして実施することができる。ディスプレー・コントローラ128はそこで受信画像データをデバイス使用者に表示するために電子装置110のディスプレー134に適当かつ効率的な方法で自動的に提供する。図２の実施形態でコントローラ・ロジック212はディスプレー・コントローラ128の全体的操作を管理する。実施形態によりコントローラ・ロジック212は画像作成モジュールおよび転送モジュールを含むことができるが、これらに限定されない。画像作成モジュールはビデオ・メモリ216からの画像データの読み込みの管理、およびコントローラ・レジスタ220からの情報に応じ対応する表示用の画像ピクセルの形成を管理する。転送モジュールは上記画像ピクセルをディスプレー134（図１）に提供する画像データ転送オペレーションを行う。位置検知モジュール224の実施および利用の実施形態は図８−９に関連してさらに後述される。

次に図３では図２における本発明によるビデオ・メモリ216の一実施形態のブロック図が示される。図３の実施形態でビデオ・メモリ216は表示画面データ312および非表示画面データ316を含むがこれらに限定されない。別の実施形態ではビデオ・メモリ216が図３の実施形態に関連して説明される要素または機能に加えられ、またはそれらに代わる要素または機能を含むことができる。

図３の実施形態でビデオ・メモリ216は任意の有効な種類のメモリ・デバイスまたは構成を利用して実施することができる。例えば実施形態によってビデオ・メモリ216はランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）デバイスとして実施することができる。図３の実施形態で表示画面データ312および非表示画面データ316は各々ビデオ・メモリ216において単独の隣接メモリ・ブロックとして示される。 しかし他の様々な実施形態では表示画面データ312および／あるいは非表示画面データ316がビデオ・メモリ216において複数の非隣接メモリ・ブロックとして容易に格納することができる。

図３の実施形態でＣＰＵ122 （図１）は表示画面データ312に画像データを書き込み、装置使用者に表示するためにこれをディスプレー・コントローラ128が電子装置110のディスプレー128に転送する。図３の実施形態で表示画面データ312はディスプレー134（図１）への表示用に任意の適当な種類の情報を含む。例えば表示画面データ312はディスプレー134の主画面領域に対応する主画面データを含むことができる。さらに表示画面データ312はディスプレー134の上記主画面領域内に位置する１つ以上の画面内画面の画面領域に対応する画面内画面（ＰＩＰ）の画像データを含むことができる。

図３の実施形態で非表示画面データ316は電子装置134のディスプレー134に表示されない任意の適当な種類の情報またはデータを含むことができる。例えば非表示画面データ316はディスプレー・コントローラ128用の各種デュアル・バッファリング方式（dual buffering schemes）をサポートするために利用でき、またはディスプレー・コントローラ128が使用するために特定のフォントまたはその他のオブジェクトをキャッシュするために利用できる。ビデオ・メモリ216の利用は図６および８−９に関連してさらに後述される。

図４では図２における本発明によるコントローラ・レジスタ220の一実施形態のブロック図が示される。図４の実施形態でコントローラ・レジスタ220は構成レジスタ412、転送レジスタ416、雑レジスタ（miscellaneous registers）420、転送フラグ424、および表示画面レジスタ428を含むがこれらに限定されない。別の実施形態ではコントローラ・レジスタ220が図４の実施形態に関連して説明される要素または機能に加えられ、またはそれらに代わる要素または機能を含むことができる。

図４の実施形態でＣＰＵ122（図１）または他の適当な構成要素が有効に情報をコントローラ・レジスタ410に書き込み、ディスプレー・コントローラ128の構成レジスタ412が使用する各種操作パラメータおよび他の関係情報を指定することができる。図４の実施形態でコントローラ・レジスタ220は構成レジスタ412を用いてディスプレー・コントローラ128および／あるいは電子装置110のディスプレー134の構成に係わる各種情報を格納することができる。例えば構成レジスタ412はディスプレーの種類、ディスプレーのサイズ、ディスプレーのフレーム率、およびディスプレーの各種タイミングのパラメータを指定できる。図４の実施形態でコントローラ・レジスタ220は転送レジスタ416を用いてビデオ・メモリ216（図３）から電子装置110のディスプレー134にピクセル・データを提供するための転送オペレーションに係わる各種情報を格納することができる。

図４の実施形態でコントローラ・レジスタ220は雑レジスタ420を用いてディスプレー・コントローラ128が使用するための任意の望ましい情報またはデータを有効に格納できる。図４の実施形態でコントローラ・ロジック212 （図２）、位置検知モジュール224、またはその他の適当な構成要素は転送フラグを設定してディスプレー134に画像データを転送するきっかけとなる特定の条件が満足されたことを示すことができる。これに応じてコントローラ・ロジック212（図２）は図８に関連して後述する対応転送手順を行なう。図４の実施形態でＣＰＵ122またはその他の適当な構成要素は表示画面レジスタ428がビデオ・メモリ216に表示画面データ312を格納するための指定位置に関する各種情報を含むようプログラムすることができる。表示画面レジスタ428の実施および利用は図７−９に関連してさらに後述される。

図５では図１の本発明によるディスプレー134の一実施形態のブロック図が示される。図５の実施形態でディスプレー134はディスプレー・メモリ512、ディスプレー・ロジック514、ディスプレー・レジスタ516、タイミング・ロジック520、および１つ以上の画面524を含むが、これらに限定されない。別の実施形態でディスプレー134は図５の実施形態に関連して説明されるいくつかの要素あるいは機能に加える、または代わる要素あるいは機能を含むことができる。

図５の実施形態でディスプレー134はランダム・アクセス・メモリに基づく液晶ディスプレー・パネル（ＲＡＭベースのＬＣＤパネル）として実施されている。しかし別の実施形態でディスプレー134は適当な任意のディスプレー技術または構成を用いて実施することができる。図５の実施形態でディスプレー・コントローラ128は各種のディスプレー情報をディスプレー・バス142経由でディスプレー・レジスタ516に送る。ディスプレー・レジスタ516は受信したディスプレー情報を用いてタイミング・ロジック520を有効に制御することができる。図５の実施形態でディスプレー・ロジック514はディスプレー134用にデータ転送およびディスプレー機能を管理し調整する。

図５の実施形態でディスプレー・コントローラ128のコントローラ・ロジック212（図２）はディスプレー・バス142経由でビデオ・メモリ216（図２）から画像データをディスプレー・メモリ512に送る。図５の実施形態でディスプレー・メモリ512は通常ランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）で実施される。しかし他の各種実施形態でディスプレー・メモリ512の実施は任意の各種メモリ・デバイスの種類または構成を用いることができる。図５の実施形態でディスプレー・メモリ512は次にディスプレー・コントローラ128から受信した画像データをタイミング・ロジック520経由で１つ以上の画面524に送り電子装置110の装置使用者が見ることができる。画像データをディスプレー134 を効率的に転送する各種方法は図６ないし９に関連してさらに後述される。

図６では図３の本発明による表示画面データ312の一実施形態のブロック図が示される。図６の実施形態で表示画面データ312は主画面612および画面内画面（ＰＩＰ）データ616を含むが、これらに限定されない。別の実施形態で表示画面データ312は図６の実施形態に関連して説明されるいくつかの要素あるいは機能に加える、または代わる要素あるいは機能を含むことができる。例えばある実施形態では電子装置110 が１つ以上のＰＩＰ画面と関連ＰＩＰデータをサポートすることができる。

図６の実施形態で表示画面データ312 はディスプレー134（図５）の１つ以上の画面524で表示する任意の適当な種類の情報を含むことができる。例えば表示画面データ312 はディスプレー134の主画面領域に対応する主画面データ612 を含むことができる。さらに表示画面データ312 はディスプレー134の上記主画面領域に位置する１つ以上の画面内画面の画面領域に対応する画面内画面（ＰＩＰ）データ616 を含むことができる。

図６の実施形態で主画面データ612およびＰＩＰデータ616は表示画面データ312において単独の隣接メモリ・ブロックとして示される。 しかし他の様々な実施形態では主画面データ612および／あるいはＰＩＰデータ616がビデオ・メモリ216において複数の非隣接メモリ・ブロックとして容易に格納することができる。主画面データ612またはＰＩＰデータ616におけるメモリ位置変更の検知は図８−９に関連してさらに後述される。

図７では図４の本発明による表示画面レジスタ428の一実施形態のブロック図が示される。図７の実施形態で表示画面レジスタ428は主画面開始アドレス712、主画面ストライド716、ＰＩＰ画面開始アドレス720、ＰＩＰ画面ストライド724およびＰＩＰ画面高さを含むが、これらに限定されない。別の実施形態で表示画面レジスタ428は図７の実施形態に関連して説明されるいくつかの要素あるいは機能に加える、または代わる要素あるいは機能を含むことができる。

図７の実施形態でＣＰＵ122またはその他の適当な構成要素は表示画面データ312を格納するためにビデオ・メモリ216において具体的な格納位置を定義する情報を含むよう表示画面レジスタ428をプログラムすることができる。例えば図７の実施形態で表示画面428は上記主画面領域用の主画面データ612がビデオ・メモリ216のどこに格納されているかを指定する主画面開始アドレス712および主画面ストライド716を含んでいる。

図７の実施形態で主画面ストライド716は対応する主画面データ612のサイズを定義する任意の値を含むことができる。実施形態によっては主画面データ612が実際に表示される主画面より大きい論理サイズを有することができる。従って主画面ストライド716を使用しビデオ・メモリ216における主画面データ612の終了アドレスを計算することができる。主画面の高さは通常固定値であるが、実施形態によっては表示画面レジスタ428が表示される主画面の選択可能な高さを指定する別個の主画面高さレジスタを含むことができる。

同様に図７の実施形態で表示画面428はさらにＰＩＰ画面領域用のＰＩＰデータ616がビデオ・メモリ216のどこに格納されているかを指定するＰＩＰ画面開始アドレス720およびＰＩＰ画面ストライド724を含んでいる。図７の実施形態でＰＩＰ画面ストライド724は対応するＰＩＰデータ616のサイズを定義する任意の値を含むことができる。実施形態によってはＰＩＰデータ616が実際に表示されるＰＩＰ画面より大きい論理サイズを有することができる。従ってＰＩＰ画面ストライド724を使用しビデオ・メモリ216におけるＰＩＰデータ616の終了アドレスを計算することができる。

図７の実施形態で表示画面レジスタ428はさらに表示されるＰＩＰ画面の選択可能な高さを指定することによりＰＩＰ画面の高さ728を定義する別個の表示画面レジスタを含むことができる。代わりの実施形態によっては表示画面レジスタ428が任意の数の追加レジスタを含むことができる。例えば表示画面レジスタ428は主画面またはＰＩＰ画面のいずれか用に色深度レジスタを含み表示画面データ312から表示される各ピクセルを表すために使用されるバイナリー・ビット数を定義することができる。

図７の実施形態で位置検知モジュール224（図２）は表示画面レジスタ418からの現在のレジスタ値と表示画面レジスタ418の既知レジスタ値とを比較し、ビデオ・メモリ216内の表示画面データ428の格納位置に関しメモリ位置の変更が生じたか判断する。表示画面レジスタ428に対する１つ以上のレジスタ書き込みオペレーションの介入により表示画面データ316の格納位置に変更が生じたと位置検知モジュール224が判断した場合、位置検知モジュールはそれに応じて転送フラグ424（図４）を設定し、現況の転送オペレーションを開始する。

本発明ではこのようにディスプレー・コントローラ128が各種の高度表示機能をサポートすることができる。例えば実施形態によってディスプレー・コントローラ128はＣＰＵ122がビデオ・メモリ216における非表示画面データ316の２つの異なった領域に画像データのフレームを交互に書き込むデュアル・バッファリング方式（dual buffering schemes）をサポートすることができる。この後もっとも最近に書き込まれた画像データのフレームを表示画面データ312として交互にディスプレー134に転送することができる。

ディスプレー・コントローラ128はさらにＣＰＵ122がビデオ・メモリ216における非表示画面データ316に画像データの一連のフレームを同時に書き込むアニメーション処理をサポートすることができる。この後ディスプレー・コントローラ128は画像データの一連のフレームを表示画面データ312として各々順にディスプレー134に転送することができる。加えて実施形態によってＣＰＵ122は非表示画面データ316に大きなブロックの画像データを同時に書き込み、後に一定時間をかけてより小さい表示 データ312の サブブロックとして転送することができる。表示画面レジスタ428の利用は図８−９に関連してさらに後述される。

図８では本発明の一実施形態による転送オペレーションを行なうための方法工程のフローチャートが示される。図８のフローチャートは例示の目的で呈示されており、別の実施形態で本発明は図８の実施形態に関連して説明される工程および順序に加えられ、またはそれらに代わる工程および順序を用いることができる。

図８の実施形態において工程816でディスプレー・コントローラ128の位置検知モジュール224は任意の有効な方法を用いてメモリ位置の変更があるか表示画面レジスタ428をモニタする。工程820で位置検知モジュール224は表示画面レジスタ428に変化が生じたか判断する。例えば実施形態によっては位置検知モジュール224が表示画面レジスタの既知値と現在値を比較してＣＰＵ122またはその他の適当な構成要素が表示画面レジスタ428の内容を変更したか判断する。

位置検知モジュール224が表示画面レジスタ（on-screen registers）428のいずれかが変更され、主画面データ612またはＰＩＰデータ616の各々のメモリ位置が変化したと判断した場合、それに応じて位置検知モジュール224は工程824でコントローラ・レジスタ220に転送フラグ424を設定する。最後に工程828で上記転送フラグ424に応じてディスプレー・コントローラ128のコントローラ・ロジック212が対応する転送オペレーションを開始し、ディスプレー・コントローラ128の表示画面データ312から画像データのフレームをディスプレー134に提供することができる。各種実施形態において上記転送オペレーションはディスプレー・コントローラのコントローラ・ロジックにより自動的に行なわれ、または代わりにＣＰＵおよび適当なシステム・ソフトウェアによって調整されることができる。このように図８の実施形態は画像データ転送を開始するためにメモリ位置の変更を検知する改良されたシステムおよび方法を提供する。

図９では本発明の一実施形態による表示画面メモリ位置モニタ手順を行なうための方法工程のフローチャートが示される。図９のフローチャートは、図８の工程820に関連して上述のごとく、表示画面312においてメモリ位置の変更が生じたかを判断する一実施形態を呈示している。図９のフローチャートは例示の目的で呈示されており、別の実施形態で本発明は図８の実施形態に関連して説明される工程および順序に加えられ、またはそれらに代わる工程および順序を用いることができる。

図９の実施形態において工程912で位置検知モジュール224は最初に表示画面レジスタ428からの主画面開始アドレス712が変化し、対応する主画面データ612においてメモリ位置の変更が示されたか判断する。主画面開始アドレス712が変化している場合、それに応じて位置検知モジュール224は工程920でコントローラ・レジスタ220に転送フラグ424を設定する。

しかし主画面開始アドレス712が変化していない場合、工程924で位置検知モジュール224は表示画面レジスタ428からの主画面ストライド716が変化し、対応する主画面データ612におけるメモリ位置の変更を示しているか判断する。主画面ストライド716が変化している場合、それに応じて位置検知モジュール224は工程920でコントローラ・レジスタ220に転送フラグ424を設定する。実施形態によって位置検知モジュール224はさらに表示画面レジスタ428における主画面高さレジスタからの主画面の高さの値が 変化した場合にも転送フラグ424を設定することができる。

上記工程924において主画面ストライド716が変化していない場合、工程928で位置検知モジュール224は表示画面レジスタ428からのＰＩＰ画面開始アドレス720が変化し、対応するＰＩＰデータ616におけるメモリ位置の変更を示しているか判断する。ＰＩＰ画面開始アドレス720が変化している場合、それに応じて位置検知モジュール224は工程920でコントローラ・レジスタ220に転送フラグ424を設定する。

しかしＰＩＰ画面開始アドレス720が変化していない場合、工程932で位置検知モジュール224は表示画面レジスタ428からのＰＩＰ画面ストライド724が変化し、対応するＰＩＰデータ616におけるメモリ位置の変更を示しているか判断する。ＰＩＰ画面ストライド724が変化している場合、それに応じて位置検知モジュール224は工程920でコントローラ・レジスタ220に転送フラグ424を設定する。

しかしＰＩＰ画面ストライド724が変化していない場合、工程936で位置検知モジュール224は表示画面レジスタ428からのＰＩＰ画面高さ728が変化し、対応するＰＩＰデータ616におけるメモリ位置の変更を示しているか判断する。ＰＩＰ画面高さ728が変化している場合、それに応じて位置検知モジュール224は工程920でコントローラ・レジスタ220に転送フラグ424を設定する。ＰＩＰ画面高さ728が変化していない場合、図９の処理は転送フラグ424を設定せず、転送オペレーションを開始しないで終了することができる。

発明は特定の好ましい実施形態を参考に上記に説明された。この開示に照らし他の実施形態が当業者には明らかになるであろう。例えば本発明は上記実施形態で述べた以外の特定の構成および方法を用いて実施することができる。さらに本発明は好ましい実施形態として上述した以外のシステムと併せて有効に使用することができる。従って上記実施形態に対するこれらおよびその他の異なった形は本発明に含まれることが意図され、本発明は添付請求項によってのみ限定される。

本発明による電子デバイスの一実施形態のブロック図。 図１における本発明によるディスプレー・コントローラの一実施形態のブロック図。 図２における本発明によるビデオ・メモリの一実施形態のブロック図。 図２における本発明によるコントローラ・レジスタの一実施形態のブロック図。 図１における本発明によるディスプレーの一実施形態のブロック図。 図３における本発明による表示画面データの一実施形態のブロック図。 図４における本発明による表示画面レジスタの一実施形態のブロック図。 本発明の一実施形態による転送オペレーションを行なうための方法工程のフローチャート。 本発明の一実施形態による表示画面のメモリ位置モニタ手順を行なうための方法工程のフローチャート。

符号の説明

126 入出力インタフェース（Ｉ／Ｏ）
122 ＣＰＵ
130 デバイス・メモリ
138 ホスト・バス
128 ディスプレー・コントローラ
142 ディスプレー・バス
134 ディスプレー
212 コントローラ・ロジック
216 ビデオ・メモリ
220 コントローラ・レジスタ
224 位置検知モジュール
312 表示画面データ
316 非表示画面データ
412 構成レジスタ
416 転送レジスタ
420 雑レジスタ
424 転送フラグ
428 表示画面レジスタ
524 画面
520 タイミング・ロジック
512 ディスプレー・メモリ
142 ディスプレー・バス
514 ディスプレー・ロジック
516 ディスプレー・レジスタ
612 主画面データ
616 画面内画面（ＰＩＰ）データ
712 主画面開始アドレス
716 主画面ストライド
720 ＰＩＰ画面開始アドレス
724 ＰＩＰ画面ストライド
728 ＰＩＰ画面高さ
816 表示画面レジスタのモニタ
820 表示画面レジスタへの変更
824 転送フラグの設定
828 ディスプレーへフレーム転送の実施
916 主開始アドレス変更？
924 主ストライド変更？
928 ＰＩＰ開始アドレス変更？
932 ＰＩＰストライド変更？
936 ＰＩＰ高さ変更？
920 転送フラグ設定

Claims (42)

1. 電子情報を扱うシステムであって、
   表示画面レジスタへのレジスタ書き込みオペレーションを検知する位置検知モジュールで、前記表示画面レジスタはビデオ・メモリにおいて表示画面データのメモリ格納位置を定義し、前記位置検知モジュールがそれに応じて転送フラグを設定することにより前記表示画面レジスタおよび前記表示画面データの前記メモリ格納位置が変化したことを示す位置検知モジュールと、
   前記位置検知モジュールにより前記転送フラグが設定されるたびに前記ビデオ・メモリから前記表示画面データをデータ送り先に転送するための転送オペレーションを開始するコントローラ・ロジックと、
   を含むシステム。
2. 前記データ送り先が携帯電子装置のディスプレーを含み、前記ディスプレーはランダム・アクセス・メモリに基づく液晶ディスプレーとして実施される請求項１に記載されるシステム。
3. 前記携帯電子装置が携帯電話装置として実施される請求項２に記載されるシステム。
4. 前記コントローラ・ロジックおよび前記位置検知モジュールが前記転送オペレーションを調整するディスプレー・コントローラ内に実施される請求項１に記載されるシステム。
5. 前記ディスプレー・コントローラが前記表示画面データのメモリ格納位置が変更された時にのみ前記転送オペレーションを行なうことにより携帯電子装置のために装置資源および運転能力を保存する請求項４に記載されるシステム。
6. 前記ディスプレー・コントローラが中央演算装置および前記携帯電子装置との間でトランスペアレントな（transparent）インタフェースとして機能する集積回路デバイスとして実施される請求項４に記載されるシステム。
7. 前記位置検知モジュールが前記表示画面レジスタにおいてホスト電子装置の中央演算装置からの前記レジスタ書き込みオペレーションをモニタする前記請求項１に記載されるシステム。
8. 前記中央演算装置が前記表示画面向けに前記メモリ格納位置を定義するために前記表示画面レジスタをプログラムすることにより前記転送オペレーションの用意をする請求項７に記載されるシステム。
9. 前記中央演算装置が前記レジスタ書き込みオペレーションを行い前記ビデオ・メモリにおける前記表示画面レジスタおよび主画面データおよび画面内画面データを含む前記表示画面データの前記メモリ格納位置を変更したことを前記位置検知モジュールが判断する請求項７に記載されるシステム。
10. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタ内で行なわれたことを前記位置検知モジュールが現在の表示画面レジスタ情報を既知の表示画面レジスタ情報と比較することによって判断する請求項１に記載されるシステム。
11. 前記表示画面レジスタが前記メモリ格納位置を定義するための表示画面情報を格納し、前記表示画面情報は主画面開始アドレス、主画面ストライド、主画面高さ、画面内画面の画面開始アドレス、画面内画面の画面ストライド、および画面内画面の画面高さを含む請求項１に記載されるシステム。
12. 前記表示画面レジスタが前記メモリ格納位置を定義するために前記表示画面情報を格納し、前記表示画面情報は主画面データ用にビット毎ピクセルのパラメータを定義する主画面に対する色深度レジスタを含み、前記表示画面情報はさらに画面内画面データ用にビット毎ピクセルのパラメータを定義する画面内画面に対する画面の色深度レジスタを含む請求項１に記載されるシステム。
13. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける主画面開始アドレスに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項１に記載されるシステム。
14. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける主画面ストライドに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項１に記載されるシステム。
15. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける主画面高さに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項１に記載されるシステム。
16. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける画面内画面の画面開始アドレスに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項１に記載されるシステム。
17. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける画面内画面の画面ストライドに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項１に記載されるシステム。
18. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける画面内画面の画面高さに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項１に記載されるシステム。
19. 前記位置検知モジュールが前記転送フラグを設定したことをコントローラ・ロジックが検知し、前記コントローラ・ロジックはそれに応じて前記ビデオ・メモリから前記データ送り先に前記表示画面データのフルフレーム転送を開始し、前記フルフレーム転送は前記コントローラ・ロジックの自動転送モジュールによって自動的に行なわれ、あるいは前記フルフレーム転送がホスト電子装置の中央演算装置により手動で行なわれる請求項１に記載されるシステム。
20. 中央演算装置が画像データのフレームを前記ビデオ・メモリにおける非表示画面の２つの異なった領域に交互に書き込むデュアル・バッファリング方式を前記位置検知モジュールがサポートし、前記転送フラグが設定された時に前記フレームの内それぞれ最も新しく書き込まれたものが前記データ送り先に交互に転送され、前記位置検知モジュールはさらに前記中央演算装置が非表示画面データに一連の画像データのフレームを同時に書き込み、前記転送フラグが設定された時に前記コントローラ・ロジックが前記一連のフレームの個々のフレームを表示画面データとして前記送り先に順に転送するアニメーション処理をサポートする請求項１に記載されるシステム。
21. 電子情報を扱う方法であって、
    位置検知モジュールを用いて、ビデオ・メモリにおける表示画面データのメモリ格納位置を定義する表示画面レジスタに対するレジスタ書き込みオペレーションを検知する工程と、
    前記表示画面レジスタおよび前記表示画面データの前記メモリ格納位置が変更されたことを示すために前記位置検知モジュールで転送フラグを設定する工程と、
    前記転送フラグが前記位置検知モジュールにより設定されるたびにコントローラ・ロジックを用いて前記ビデオ・メモリからデータ送り先に前記表示画面データを転送するために転送オペレーションを開始する工程と、
    を含む方法。
22. 前記データ送り先が携帯電子装置のディスプレーを含み、前記ディスプレーはランダム・アクセス・メモリに基づく液晶ディスプレーとして実施される請求項２１に記載される方法。
23. 前記携帯電子装置が携帯電話装置として実施される請求項２２に記載される方法。
24. 前記コントローラ・ロジックおよび前記位置検知モジュールが前記転送オペレーションを調整するディスプレー・コントローラ内に実施される請求項２１に記載される方法。
25. 前記ディスプレー・コントローラが前記表示画面データのメモリ格納位置が変更された時にのみ前記転送オペレーションを行なうことにより携帯電子装置のために装置資源および運転能力を保存する請求項２４に記載される方法。
26. 前記ディスプレー・コントローラが中央演算装置および前記携帯電子装置との間でトランスペアレントな（transparent）インタフェースとして機能する集積回路デバイスとして実施される請求項２４に記載される方法。
27. 前記位置検知モジュールが前記表示画面レジスタにおいてホスト電子装置の中央演算装置からの前記レジスタ書き込みオペレーションをモニタする前記請求項２１に記載される方法。
28. 前記中央演算装置が前記表示画面向けに前記メモリ格納位置を定義するために前記表示画面レジスタをプログラムすることにより前記転送オペレーションの用意をする請求項２７に記載される方法。
29. 前記中央演算装置が前記レジスタ書き込みオペレーションを行い前記ビデオ・メモリにおける前記表示画面レジスタおよび主画面データおよび画面内画面データを含む前記表示画面データの前記メモリ格納位置を変更したことを前記位置検知モジュールが判断する請求項２７に記載される方法。
30. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタ内で行なわれたことを前記位置検知モジュールが現在の表示画面レジスタ情報を既知の表示画面レジスタ情報と比較することによって判断する請求項２１に記載される方法。
31. 前記表示画面レジスタが前記メモリ格納位置を定義するための表示画面情報を格納し、前記表示画面情報は主画面開始アドレス、主画面ストライド、主画面高さ、画面内画面の画面開始アドレス、画面内画面の画面ストライド、および画面内画面の画面高さを含む請求項２１に記載される方法。
32. 前記表示画面レジスタが前記メモリ格納位置を定義するために前記表示画面情報を格納し、前記表示画面情報は主画面データ用にビット毎ピクセルのパラメータを定義する主画面に対する色深度レジスタを含み、前記表示画面情報はさらに画面内画面データ用にビット毎ピクセルのパラメータを定義する画面内画面に対する画面の色深度レジスタを含む請求項２１に記載される方法。
33. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける主画面開始アドレスに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項２１に記載される方法。
34. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける主画面ストライドに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項２１に記載される方法。
35. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける主画面高さに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項２１に記載される方法。
36. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける画面内画面の画面開始アドレスに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項２１に記載される方法。
37. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける画面内画面の画面ストライドに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項２１に記載される方法。
38. 前記レジスタ書き込みオペレーションが前記表示画面レジスタにおける画面内画面の画面高さに対し行なわれたことを前記位置検知モジュールが判断し、前記位置検知モジュールはそれに応じて前記転送フラグを設定する請求項２１に記載される方法。
39. 前記位置検知モジュールが前記転送フラグを設定したことをコントローラ・ロジックが検知し、前記コントローラ・ロジックはそれに応じて前記ビデオ・メモリから前記データ送り先に前記表示画面データのフルフレーム転送を開始し、前記フルフレーム転送は前記コントローラ・ロジックの自動転送モジュールによって自動的に行なわれ、あるいは前記フルフレーム転送がホスト電子装置の中央演算装置により手動で行なわれる請求項２１に記載される方法。
40. 中央演算装置が画像データのフレームを前記ビデオ・メモリにおける非表示画面の２つの異なった領域に交互に書き込むデュアル・バッファリング方式を前記位置検知モジュールがサポートし、前記転送フラグが設定された時に前記フレームの内それぞれ最も新しく書き込まれたものが前記データ送り先に交互に転送され、前記位置検知モジュールはさらに前記中央演算装置が非表示画面データに一連の画像データのフレームを同時に書き込み、前記転送フラグが設定された時に前記コントローラ・ロジックが前記一連のフレームの個々のフレームを表示画面データとして前記送り先に順に転送するアニメーション処理をサポートする請求項２１に記載される方法。
41. 電子情報を扱うシステムであって、
    ビデオ・メモリにおける表示画面データのメモリ格納位置を定義する表示画面レジスタに対する書き込みオペレーションを検知する手段と、
    前記表示画面レジスタおよび前記表示画面データの前記メモリ格納位置が変更されたことを示すために応答的に転送フラグを設定する手段と、
    前記転送フラグが設定されるたびに前記ビデオ・メモリからデータ送り先に前記表示画面データを転送するために転送オペレーションを開始する手段と
    を含むシステム。
42. 電子情報を扱うシステムであって、
    データのメモリ格納位置が変更されたことを検知する位置検知モジュールで、それに応じて転送フラグを設定する位置検知モジュールと、
    前記位置検知モジュールにより前記転送フラグが設定されるたびに前記データをデータ送り先に転送するための転送オペレーションを開始するコントローラ・ロジックと
    を含むシステム。
    

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