JP2005331024A - 摩擦式変速機 - Google Patents

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太田  雅樹
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Akinobu Kanai
明信 金井
Akihito Yamanochi
亮人 山ノ内
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Abstract

【課題】小型化を実現可能な対面コーン型の摩擦式変速機を提供する。
【解決手段】各遊星コーン28は、太陽コーン18と摩擦接触する第2受動面28aと、頂点が各第1変速面27bの頂点と対面する側にあり、外周側の母線が各固定コーン27の各第1変速面27bと同径位置で第1軸芯O1と平行であり、かつ第3軸芯O3と同心のテーパ状に形成されて変速リング26と摩擦接触する第2変速面28bとを有する。各第1変速面27b及び変速リング26の接点である第1接点Pが第2軸芯O2に対する有効径を第1有効径bとし、各第2変速面28b及び変速リング26の接点である第2接点Qが第3軸芯O3に対する有効径を第2有効径cとした場合、第1有効径b及び第2有効径cの一方は第1有効径bと第2有効径cとが等しくなる値未満にはならないように、各第1変速面27b及び各第2変速面28bの一方の頂点側が削除されている。
【選択図】図1

Description

本発明は摩擦式変速機に関する。
特許文献1に従来の摩擦式変速機が開示されている。この摩擦式変速機では、図8に示すように、その一部を示すハウジング90内に変速室90aが形成されており、この変速室90a内には入力軸91及び出力軸92が第1軸芯O1回りに回転可能に支承されている。この摩擦式変速機では、入力軸91の後方に大径の太陽コーン91aが一体的に形成されているとともに、出力軸92の前端に大径の出力ロータ92aが一体的に形成されている。
また、ハウジング90にはそれぞれ軸部93cによって少なくとも3個の固定コーン93が支承されており、これらの固定コーン93は変速室90a内で第1軸芯O1に対して傾斜した第2軸芯O2回りに自転可能になっている。
各固定コーン93は、太陽コーン91aと摩擦接触する第1受動面93aと、外周側の母線が第1軸芯O1と平行であり、かつ第2軸芯O2と同心のテーパ状に形成された第1変速面93bとを有している。また、各固定コーン93は第2軸芯O2と同心の軸部93cを有している。
また、出力ロータ92aにはそれぞれ軸部94cによって少なくとも3個の遊星コーン94が支承されており、これらの遊星コーン94は変速室90a内で第1軸芯O1に対して傾斜した第3軸芯O3回りに自転可能になっている。
各遊星コーン94は、太陽コーン91aと摩擦接触する第2受動面94aと、頂点が各固定コーン93の各第1変速面93bの頂点と対面する側にあり、外周側の母線が各固定コーン93の各第1変速面93bと同径位置で第1軸芯O1と平行であり、かつ第3軸芯O3と同心のテーパ状に形成された第2変速面94bとを有している。また、各遊星コーン94は第3軸芯O3と同心の軸部94cを有している。
さらに、変速室90a内には第1軸芯O1と同心の環状をなす変速リング95が第1軸芯O1と平行な方向に移動可能に設けられている。変速リング95は各固定コーン93の第1変速面93b及び各遊星コーン94の第2変速面94bと摩擦接触しており、この変速リング95によって各固定コーン93及び各遊星コーン94の自転速度を変化させるようになっている
この摩擦式変速機では、入力軸91が第1軸芯O1回りに回転駆動されれば、太陽コーン91aが各固定コーン93の各第1受動面93aを押圧することにより、各固定コーン93が第2軸芯O2回りに自転する。このため、各第1変速面93bに押圧された変速リング95が第1軸芯O1回りで入力軸91の回転方向とは逆方向に回転する。また、太陽コーン91aが各遊星コーン94の各第2受動面94aを押圧することにより、各遊星コーン94は第3軸芯O3回りに自転するとともに、第1軸芯O1回りに入力軸91の回転方向と同方向(正方向)に公転しようとする。しかし、変速リング95が各遊星コーン94の各第2変速面94bを押圧するため、各遊星コーン94には第1軸芯01回りに逆方向に公転しようとする力が働く。従って、各遊星コーン94の公転する方向及び回転数は、太陽コーン91aが各第2受動面94aを押圧することによる正方向への公転力と、変速リング95が各第2変速面94bを押圧することによる逆方向への公転力との差によって決まり、各遊星コーン94の公転が出力ロータ92aを介して出力軸92に伝達される。
この際、図9に示すように、各固定コーン93の第1変速面93bと変速リング95との接点を第1接点P、各遊星コーン94の第2変速面94bと変速リング95との接点を第2接点Qとすると、第1変速面93bの外周側の母線が第2変速面94bの外周側の母線と同径位置であるため、第1接点Pの第1軸芯O1に対する有効径aは第2接点Qの第1軸芯O1に対する有効径aに等しい。
なお、各第1受動面93a及び太陽コーン91aの接点である第3接点Rの第2軸芯O2に対する有効径dと、第3接点Rの第1軸芯O1に対する有効径eと、各第2受動面94a及び太陽コーン91aの接点である第4接点Sの第3軸芯O3に対する有効径fと、第4接点Sの第1軸芯O1に対する有効径gとの間には、c/d=f/gが成立している。
そして、第1接点Pが第2軸芯O2に対する有効径を第1有効径bとし、第2接点Qが第3軸芯O3に対する有効径を第2有効径cとした場合、変速リング95がb=cで等しい位置で各固定コーン93及び各遊星コーン94と摩擦接触すれば、b/a×a/c=1であり、増減速比0となる。つまり、この状態では、入力軸91の回転にかかわらず、出力軸92は回転しない。
また、変速リング95がb<cの位置で各固定コーン93及び各遊星コーン94と摩擦接触すれば、b/a×a/c<1であり、増減速比はプラスとなる。つまり、変速リング95が各固定コーン93における第1変速面93bの小径側と各遊星コーン94における第2変速面94bの大径側とで摩擦接触すれば、各遊星コーン94の正方向への公転力が、変速リング95による逆方向への公転力を上回るため、出力軸92は正方向に回転する。変速リング95が各固定コーン93における第1変速面93bのより小径側と各遊星コーン94における第2変速面94bのより大径側とで摩擦接触すれば、出力軸92は正方向に高速で回転する。
一方、変速リング95がb>cの位置で各固定コーン93及び各遊星コーン94と摩擦接触すれば、b/a×a/c>1であり、増減速比はマイナスとなる。つまり、変速リング95が各固定コーン93における第1変速面93bの大径側と各遊星コーン94における第2変速面94bの小径側とで摩擦接触すれば、各遊星コーン94の正方向への公転力より、変速リング95による逆方向への公転力が上回るため、出力軸92は逆方向に回転する。変速リング95が各固定コーン93における第1変速面93bのより大径側と各遊星コーン94における第2変速面94bのより小径側とで摩擦接触すれば、出力軸92は逆方向に高速で回転する。
こうして、この摩擦式変速機では、入力軸91のトルクを出力軸92に伝達しつつ入力軸91の回転速度を増減して出力軸92に伝達可能になっている。
この種の対面コーン型の摩擦式変速機は、各固定コーン93及び各遊星コーン94という2組のコーンを用いている点において、各遊星コーンの1組だけを用いる例えば特許文献2開示の摩擦式変速機と異なる。後者の摩擦式変速機が0〜1程度の増減速比を発揮できるに留まるのに対し、対面コーン型である前者の摩擦式変速機は、マイナスからプラスまでの増減速比を発揮できるというメリットを有する。
特公昭50−19807号公報 特開2002−221266号公報
しかし、上記従来の対面コーン型の摩擦式変速機は、各固定コーン93及び各遊星コーン94という2組のコーンを第1軸芯O1方向で対面させていることから、軸長が長く、体格も大きなものである。このため、この摩擦式変速機を例えば車両に搭載して空調圧縮機等の補機の駆動に用いる場合、搭載スペースと、大重量による燃費等の悪化とが問題になる。
一方、この摩擦式変速機によって補機を駆動する場合、増減速比0によって電磁クラッチを不要にしたり、増減速比0程度によって小型化したりできることとなり、これによって例えば車両の重量増加や部品点数増加を回避できるメリットはあるものの、逆方向の回転を生じる増減速比は補機によっては不要な場合もある。例えば、車両用空調圧縮機は逆転して駆動されることを要求することはない。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、小型化を実現可能な対面コーン型の摩擦式変速機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の摩擦式変速機は、内部に変速室をもつハウジングと、該変速室内で第1軸芯回りに回転可能に支承された入力軸と、該変速室内で該第1軸芯回りに回転可能に支承された出力軸と、該ハウジングに支承されて該変速室内で該第1軸芯に対して傾斜した第2軸芯回りに自転可能に設けられた少なくとも3個の固定コーンと、該出力軸に支承されて該変速室内で該第1軸芯に対して傾斜した第3軸芯回りに自転可能に設けられた少なくとも3個の遊星コーンと、該変速室内で該第1軸芯と同心の環状をなして該第1軸芯と平行な方向に移動可能に設けられ、各該固定コーン及び各該遊星コーンの自転速度を変化させる変速リングとを備え、
各該固定コーンは、該入力軸と摩擦接触する第1受動面と、外周側の母線が該第1軸芯と平行であり、かつ該第2軸芯と同心のテーパ状に形成されて該変速リングと摩擦接触する第1変速面とを有し、
各該遊星コーンは、該入力軸と摩擦接触する第2受動面と、頂点が各該第1変速面の頂点と対面する側にあり、外周側の母線が各該固定コーンの各該第1変速面と同径位置で該第1軸芯と平行であり、かつ該第3軸芯と同心のテーパ状に形成されて該変速リングと摩擦接触する第2変速面とを有し、
該入力軸及び該変速リングが各該固定コーン及び各該遊星コーンと接触することにより、該入力軸のトルクを該出力軸に伝達しつつ該入力軸の回転速度を増減して該出力軸に伝達可能な摩擦式変速機において、
各前記第1変速面及び前記変速リングの接点である第1接点が前記第2軸芯に対する有効径を第1有効径とし、各前記第2変速面及び該変速リングの接点である第2接点が前記第3軸芯に対する有効径を第2有効径とした場合、該第1有効径及び該第2有効径の一方が、該第1有効径と該第2有効径とが等しくなる値未満にならないように、各該第1変速面及び各該第2変速面の一方は頂点側が削除された切頭円錐面となっていることを特徴とする。
本発明の摩擦式圧縮機では、各固定コーンの第1変速面の外周側の母線が各遊星コーンの第2変速面の外周側の母線と同径位置であるため、第1接点の第1軸芯に対する有効径は第2接点の第1軸芯に対する有効径に等しい。そして、変速リングが第1軸芯と平行な方向に移動することにより、第1有効径と第2有効径とが等しい値をとれば、増減速比0となり、入力軸の回転にかかわらず、出力軸は回転しない。
第1有効径と第2有効径とが等しくなる値未満に第1有効径がならないように、各固定コーンの第1変速面の頂点側が削除されている場合、変速リングが各固定コーンにおける第1変速面の大径側と各遊星コーンにおける第2変速面の小径側とで摩擦接触するので、各遊星コーンの正方向への公転力より変速リングによる逆方向への公転力が上回り、出力軸は逆方向に回転する。変速リングが各固定コーンにおける第1変速面のより大径側と各遊星コーンにおける第2変速面のより小径側とで摩擦接触すれば、出力軸は逆方向に高速で回転する。
一方、第1有効径と第2有効径とが等しくなる値未満に第2有効径がならないように、各遊星コーンの第2変速面の頂点側が削除されている場合、変速リングが各固定コーンにおける第1変速面の小径側と各遊星コーンにおける第2変速面の大径側とで摩擦接触するので、各遊星コーンの正方向への公転力が変速リングによる逆方向への公転力を上回り、出力軸は正方向に回転する。変速リングが各固定コーンにおける第1変速面のより小径側と各遊星コーンにおける第2変速面のより大径側とで摩擦接触すれば、出力軸は正方向に高速で回転する。
本発明の摩擦式圧縮機は、第1有効径と第2有効径とが等しくなる値未満に第1有効径がならないように各第1変速面の頂点側を削除するか、その値未満に第2有効径がならないように各第2変速面の頂点側を削除する。いずれを選択するかは、入力軸の回転の方向と出力軸の所望される回転の方向とによって決定される。例えば、入力軸が出力軸の所望される回転の方向とは逆方向に回転される場合は、第1有効径がその値未満にならないように各固定コーンの第1変速面の頂点側を削除する。一方、入力軸が出力軸の所望される回転の方向と同じ方向に回転される場合は、第2有効径がその値未満にならないように各遊星コーンの第2変速面の頂点側を削除する。
こうして、この摩擦式変速機は、各固定コーン及び各遊星コーンという2組のコーンを第1軸芯方向で対面させていながら、各固定コーン及び各遊星コーンの一方の頂点側を削除することにより、その分だけ短軸化される。
したがって、この摩擦式変速機は小型化が実現されている。
本発明の摩擦式変速機は車両用補機を駆動するものである場合に大きな効果を奏する。すなわち、車両においては、補機等の搭載スペースが制限されやすいとともに、優れた燃費等が要求されるのであるが、本発明の摩擦式変速機によれば、小型化によってそれらを容易に解決することができる。
特に、本発明の摩擦式変速機は空調圧縮機を駆動するものである場合に大きな効果を奏する。すなわち、空調圧縮機は作動の要否のために電磁クラッチを備える場合があり、本発明の摩擦式変速機によれば、増減速比0によってそのような電磁クラッチを不要にしたり、増減速比0程度によって電磁クラッチを小型化したりできることとなり、これによって車両の重量増加や部品点数増加を回避できるメリットがある。また、空調圧縮機は逆転して駆動されることはなく、本発明の摩擦式変速機で十分に作動可能である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜4を図面を参照しつつ説明する。
実施例1の摩擦式変速機は、図1に示すように、スクロール型の圧縮機構40と一体の摩擦式変速機構30として、変速機付き圧縮機とされている。この変速機付き圧縮機は車両用空調装置を構成している。
この変速機付き圧縮機は、フロントハウジング11、センターハウジング12、シェル13及びリヤハウジング14からなるハウジング10を備えている。フロントハウジング11及びセンターハウジング12は互いに締結されることにより、内部に変速室10aを形成している。シェル13は後述する固定スクロール41を一体に有しており、センターハウジング12とシェル13との間には後述する可動スクロール42等が設けられている。シェル13及びリヤハウジング14は互いに締結されることにより、内部に吸入室51及び吐出室52を形成している。
フロントハウジング11にはボス11aが形成されており、ボス11a内には前端をボス11a内に位置させる入力軸17がシール部材15及びラジアル軸受16を介して第1軸芯O1回りに回転可能に支承され、入力軸17の後方は変速室10a内に延びている。変速室10a内に位置する入力軸17の後端には太陽コーン18が圧入されている。太陽コーンは、前方を小径とする第1軸芯O1と同心のテーパ状に形成された第1作動面18aと、後方を小径とする第1軸芯O1と同心のテーパ状に形成された第2作動面18bとを有している。
また、変速室10a内において、フロントハウジング11には複数個の軸受メタル21aが圧入されており、各軸受メタル21aにはそれぞれ軸部27cによって少なくとも3個の固定コーン27が第1軸芯O1に対して傾斜した第2軸芯O2回りに自転可能に片持ちで支承されている。また、各固定コーン27のスラスト側とフロントハウジング11との間にも軸受メタル21bが介在されている。
各固定コーン27は、図2に示すように、太陽コーン18の第1作動面18aと摩擦接触する円弧状の第1受動面27aと、外周側の母線が第1軸芯O1と平行であり、かつ第2軸芯O2と同心のテーパ状に形成された第1変速面27bとを有している。また、各固定コーン27は第2軸芯O2と同心の軸部27cを有している。この変速機付き圧縮機は、入力軸17が出力軸24の所望される回転の方向と逆の方向に回転されるべきものであるため、各固定コーン27の第1変速面27bは頂点側が削除された切頭円錐面となっている。
また、図1に示すように、変速室10a内において、第1軸芯O1回りで回転可能な出力軸24には第1軸芯O1方向に延びるキー23を介して出力ロータ25が挿入されている。出力ロータ25の各固定コーン27側には複数個の軸受メタル22aが圧入されており、各軸受メタル22aにはそれぞれ軸部28cによって少なくとも3個の遊星コーン28が第1軸芯O1に対して傾斜した第3軸芯O3回りに自転可能に片持ちで支承されている。また、各遊星コーン28のスラスト側と出力ロータ25との間にも軸受メタル22bが介在されている。
各遊星コーン28は、図2に示すように、太陽コーン18の第2作動面18bと摩擦接触する円弧状の第2受動面28aと、頂点が各固定コーン27の各第1変速面27bの仮想の頂点と対面する側にあり、外周側の母線が各固定コーン27の各第1変速面27bと同径位置で第1軸芯O1と平行であり、かつ第3軸芯O3と同心のテーパ状に形成された第2変速面28bとを有している。また、各遊星コーン28は第3軸芯O3と同心の軸部28cを有している。
図1に示すように、センターハウジング12には、第1軸芯O1と平行かつ同心の環状をなすシリンダ室12aがフロントハウジング11側を開いて形成されている。シリンダ室12a内には筒状をなす変速リング26が往復動可能に収納されている。変速リング26は、先端側の内周に円弧状の第1押圧面26aが形成され、この第1押圧面26aより後方側の内周に円弧状の第2押圧面26bが形成されている。なお、フロントハウジング11の内周面には、シリンダ室12aから変速室10a側に突出した変速リング26の外周面を案内するガイド面11bが形成され、ガイド面11bの最も前端は変速リング26の先端面と当接するストッパ面11cとされている。
変速リング26の第1押圧面26aは各固定コーン27の第1変速面27bと摩擦接触し、その第2押圧面26bは各遊星コーン28の第2変速面28bと摩擦接触し、この変速リング26によって各固定コーン27及び各遊星コーン28の自転速度を変化させるようになっている。
出力軸24は出力ロータ25の後端面と対面するフランジ24aを有している。出力ロータ25の後端面には周方向で深さが浅くなる溝25bが凹設され、フランジ24の前端面には溝25bと面対称をなす溝24bが凹設され、溝25b、24b内には球形のボール29が収納されている。この変速機付き圧縮機では、これら溝25b、24b及びボール29が周方向で等間隔に6組設けられている。全ての溝25b、24b及びボール29によって調圧手段が構成されている。
以上のハウジング10、入力軸17、太陽コーン18、各固定コーン27、各遊星コーン28、出力軸24、出力ロータ25、変速リング26及び調圧手段等によって摩擦式変速機構30が構成されている。
また、出力軸24はフランジ24aの後方に大径部24cを有している。一方、センターハウジング12には第1軸芯O1方向に移動可能に隔壁33を有している。隔壁33をこのように構成するためには、キーやスプラインを採用することができる。そして、出力軸24のフランジ24aと隔壁33との間にはスラスト軸受34が設けられ、出力軸24の大径部24cと隔壁33との間にはラジアル軸受35が設けられている。大径部24cの後端には駆動ピン36が第1軸芯O1に対して偏心して突設されている。駆動ピン36は駆動ブッシュ43に対して偏心して圧入されている。なお、駆動ブッシュ43はバランスウェイトも兼ねている。
駆動ブッシュ43の外周面にはラジアル軸受46を介して可動スクロール42が設けられている。可動スクロール42は、ラジアル軸受46が設けられ、径方向に延びる円板状の可動側板42bと、この可動側板42bから第1軸芯O1と平行かつ後方に一体に突出された渦巻状の可動渦巻部42cとからなる。可動渦巻部42cの先端にはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)からなるチップシール42dが設けられている。
隔壁33の後端面には3本以上の固定ピン47が第1軸芯O1と平行に固定されており、可動スクロール42の可動側板42bには固定ピン47と同数の可動ピン48が第1軸芯O1と平行に固定されている。また、隔壁33と可動側板42bとの間には固定ピン47及び可動ピン48と同数の可動リング49が設けられており、各可動リング49には貫通孔49aが形成されている。各貫通孔49a内には対をなす固定ピン47及び可動ピン48が各々の軸芯間を公転距離とした状態で収納されている。これら固定ピン47、可動ピン48及び可動リング49により自転防止手段が構成されている。
シェル13は固定スクロール41を一体に有している。固定スクロール41は、径方向に延びる円板状の固定側板41bと、この固定側板41bから第1軸芯O1と平行かつ前方に一体に突出された渦巻状の固定渦巻部41cとからなる。固定渦巻部41cの先端にもPTFEからなるチップシール41dが設けられている。
固定スクロール41の固定渦巻部41c及び可動スクロール42の可動渦巻部42cは第1軸芯O1方向の突出長さが等しく設定されており、固定スクロール41の固定渦巻部41cがチップシール41dを介して可動スクロール42の可動側板42bと摺動し、可動スクロール42の可動渦巻部42cがチップシール42dを介して固定スクロール41の固定側板41bと摺動するようになっている。
固定側板41bの中心部分には吐出室52と連通可能に吐出口52aが貫設されており、吐出室52内では吐出口52aを塞ぐように吐出弁53及びリテーナ54が固定側板41bに固定されている。また、固定側板41bの外周部分には吸入室51と連通する吸入口51aが貫設されている。
以上のハウジング10、出力軸24、駆動ブッシュ43、可動スクロール42、自転防止手段及び固定スクロール41等によって圧縮機構40が構成されている。
そして、車両用空調装置において、吐出室52は配管61によって凝縮器71に接続され、凝縮器71は配管62によって膨張弁72を介して蒸発器73に接続され、蒸発器73は配管63によって吸入室51に接続されている。また、図示しない制御弁によって変速リング26がシリンダ室12aから出没可能に構成されている。
以上のように構成された実施例1の変速機付き圧縮機においては、摩擦式変速機構30の入力軸17が車両のエンジン又はモータによって第1軸芯O1回りに回転駆動されれば、太陽コーン18の第1作動面18aが各固定コーン27の各第1受動面27aを押圧することにより、各固定コーン27が第2軸芯O2回りに自転する。このため、各第1変速面27bに第1押圧面26aで押圧された変速リング26が第1軸芯O1回りで逆方向に回転する。また、太陽コーン18の第2作動面18bが各遊星コーン28の各第2受動面28aを押圧するとともに、変速リング26の第2押圧面26bが各第2変速面28bを押圧することにより、各遊星コーン28が第3軸芯O3回りに自転するとともに、第1軸芯O1回りに公転する。これにより、各遊星コーン27の公転が出力ロータ25を介して出力軸24に伝達される。
このため、圧縮機構40においては、出力軸24が回転駆動されることにより、駆動ブッシュ43が自己の軸芯に偏心して回転し、可動スクロール42が自転防止手段によって自転が規制された状態で公転する。これにより、固定スクロール41と可動スクロール42との間に形成される圧縮室は、外周側から中心部分に向かって容積が縮小される。このため、吸入室51内の冷媒が圧縮室で圧縮され、吐出室52に吐出される。吐出室52内の冷媒は凝縮器71に供給され、蒸発器73によって車両の冷房が実現される。
この際、摩擦式変速機構30において、図2に示すように、各固定コーン27の第1変速面27bと変速リング26の第1押圧面26aとの接点を第1接点P、各遊星コーン28の第2変速面28bと変速リング26の第2押圧面26bとの接点を第2接点Qとすると、第1変速面27bの外周側の母線が第2変速面28bの外周側の母線と同径位置であるため、第1接点Pの第1軸芯O1に対する有効径aは第2接点Qの第1軸芯O1に対する有効径aに等しい。
なお、各第1受動面27a及び太陽コーン18の第1作動面18aの接点である第3接点Rの第2軸芯O2に対する有効径dと、第3接点Rの第1軸芯O1に対する有効径eと、各第2受動面28a及び太陽コーン18の第2作動面18bの接点である第4接点Sの第3軸芯O3に対する有効径fと、第4接点Sの第1軸芯O1に対する有効径gとの間には、c/d=f/gが成立している。
そして、第1接点Pが第2軸芯O2に対する有効径を第1有効径bとし、第2接点Qが第3軸芯O3に対する有効径を第2有効径cとした場合、制御弁によって変速リング26の第1、2押圧面26a、26bがb=cで等しい位置で各固定コーン27及び各遊星コーン28と摩擦接触すれば、b/a×a/c=1であり、増減速比0となる。つまり、この状態では、入力軸17の回転にかかわらず、出力軸24は回転しない。このため、圧縮機構40においては、電磁クラッチをOFFしたと同様、圧縮仕事がなされないこととなる。
この変速機付き圧縮機では、各固定コーン27の第1変速面27bの頂点側が削除されており、第1有効径bが第2有効径cより小さくなることはない。このため、制御弁によって変速リング26の第1、2押圧面26a、26bがb>cの位置で各固定コーン27及び各遊星コーン28と摩擦接触すれば、b/a×a/c>1であり、増減速比はマイナスとなる。つまり、変速リング26が各固定コーン27における第1変速面27bの大径側と各遊星コーン28における第2変速面28bの小径側とで摩擦接触するので、各遊星コーン28の正方向への公転力より変速リング26による逆方向への公転力が上回り、各遊星コーン28は逆方向へ公転することから、出力軸24は逆方向に回転する。
より詳細に説明するにあたり、入力軸17側から各固定コーン27及び変速リング26を見た場合を図3(A)及び図4(A)に示し、入力軸17側から各遊星コーン28及び変速リング26を見た場合を図3(B)及び図4(B)に示す。
第1有効径bが第2有効径cより僅かに大きい場合、図3(A)に示すように、各固定コーン27は逆方向に自転し、変速リング26は逆方向に回転する。それに対し、各遊星コーン28は逆方向に自転しつつ正方向に公転する力が働く。しかしb/a×a/c>1の場合、変速リング26の逆方向への回転力が各遊星コーン28の正方向への公転力を上回る。従って、図3(B)に示すように、各遊星コーン28は第1軸芯01回りを逆方向に低速で公転することから、出力軸24は逆方向に低速で回転する。
そして、第1有効径bが第2有効径cよりかなり大きい場合、図4(A)に示すように、各固定コーン27は逆方向に自転し、変速リング26は逆方向に高速で回転する。このため、図4(B)に示すように、各遊星コーン28は逆方向に自転しつつ第1軸芯O1回りを逆方向に高速で公転することから、出力軸24は逆方向に高速で回転する。
この間、調圧手段は、各ボール29が出力ロータ25とフランジ24aとの間に作用するトルクに応じて両溝25b、24bの深さの浅い方向に転動し、出力ロータ25及び各遊星コーン28を太陽コーン18側に付勢する。そして、太陽コーン18が各固定コーン27も付勢する。このため、太陽コーン18、変速リング26及び出力ロータ25がそのトルクに応じた付勢力で各固定コーン27及び各遊星コーン28に付勢され、各々と各固定コーン27及び各遊星コーン28との相対すべりが防止されている。
こうして、この変速機付き圧縮機では、摩擦式変速機構30において、入力軸17のトルクを出力軸24に伝達しつつ入力軸17の回転速度を増減して出力軸24に伝達することができるため、圧縮機構40において圧縮容量が制御される。つまり、この変速機付き圧縮機では、エンジン等の回転速度に拘わらない圧縮容量の増減が可能であり、快適な空調が可能になる。
また、この変速機付き圧縮機は、各固定コーン27及び各遊星コーン28という2組のコーンを第1軸芯O1方向で対面させていながら、各固定コーン27の頂点側を削除することにより、その分だけ短軸化されている。
したがって、この変速機付き圧縮機は、小型化によって車両における搭載スペース及び燃費の問題を容易に解決することができる。また、この変速機付き圧縮機によれば、増減速比0によって電磁クラッチを不要にしたり、増減速比0程度によって電磁クラッチを小型化したりできるため、車両の重量増加や部品点数増加を回避することもできる。
実施例2の変速機付き圧縮機は、図5に示すように、入力軸17が出力軸24の所望される回転の方向と正方向に回転されるべきものであるため、各固定コーン27の第1変速面27bの頂点側は削除されず、各遊星コーン28の第2変速面28bの頂点側が削除された切頭円錐面となっている。他の構成は実施例1と同様である。
この変速機付き圧縮機では、第2有効径cが第1有効径bより小さくなることはない。このため、制御弁によって変速リング26の第1、2押圧面26a、26bがb<cの位置で各固定コーン27及び各遊星コーン28と摩擦接触すれば、b/a×a/c<1であり、増減速比はプラスとなる。つまり、変速リング26が各固定コーン27における第1変速面27bの小径側と各遊星コーン28における第2変速面28bの大径側とで摩擦接触すれば、各遊星コーン28の正方向への公転力が変速リング26による逆方向への公転力を上回り、各遊星コーン28が第1軸芯01回りを正方向に公転することから、出力軸24は正方向に回転する。変速リング26が各固定コーン27における第1変速面27bのより小径側と各遊星コーン28における第2変速面28bのより大径側とで摩擦接触すれば、出力軸24は正方向に高速で回転する。他の作用効果は実施例1と同様である。
実施例3の変速機付き圧縮機は、図6に示すように、実施例1、2の各固定コーン27及び各遊星コーン28とは異なる各固定コーン271及び各遊星コーン281を採用している。
各固定コーン271は、太陽コーン181の第1作動面181aと摩擦接触する他端側が頂点をなすテーパ状の第1受動面271aと、外周側の母線が第1軸芯O1と平行であり、かつ第2軸芯O2と同心のテーパ状に形成された第1変速面271bとを有している。また、各固定コーン271はハウジング111に支承される第2軸芯O2と同心の軸部271cを有している。
また、各遊星コーン281は、太陽コーン181の第2作動面181bと摩擦接触する他端側が頂点をなすテーパ状の第2受動面281aと、仮想の頂点が各固定コーン271の各第1変速面271bの頂点と対面する側にあり、外周側の母線が各固定コーン271の各第1変速面271bと同径位置で第1軸芯O1と平行であり、かつ第3軸芯O3と同心のテーパ状に形成された第2変速面281bとを有している。また、各遊星コーン281は出力ロータ251に支承される第3軸芯O3と同心の軸部281cを有している。この変速機付き圧縮機は、入力軸17が出力軸24の所望される回転の方向と正方向に回転されるべきものであるため、各遊星コーン281の第2変速面281bの頂点側が削除されている。
変速リング261は、先端側の内周に円弧状の第1押圧面261aが形成され、この第1押圧面261aより後方側の内周に円弧状の第2押圧面261bが形成されている。他の構成は実施例1、2と同様である。
この変速機付き圧縮機においても、実施例1、2と同様の作用効果を奏することができる。
実施例4の変速機付き圧縮機は、図7に示すように、実施例1〜3の各固定コーン27、271及び各遊星コーン28、281とは異なる各固定コーン272及び各遊星コーン282を採用している。
各固定コーン272は、太陽コーン182の第1作動面182aと摩擦接触する他端側が頂点をなすテーパ状の第1受動面272aと、外周側の母線が第1軸芯O1と平行であり、かつ第2軸芯O2と同心のテーパ状に形成された第1変速面272bとを有している。また、各固定コーン272はハウジング111に支承される第2軸芯O2と同心の軸部272cを有している。
また、各遊星コーン282は、太陽コーン182の第2作動面182bと摩擦接触する他端側が頂点をなすテーパ状の第2受動面282aと、仮想の頂点が各固定コーン272の各第1変速面272bの頂点と対面する側にあり、外周側の母線が各固定コーン272の各第1変速面272bと同径位置で第1軸芯O1と平行であり、かつ第3軸芯O3と同心のテーパ状に形成された第2変速面282bとを有している。また、各遊星コーン282は出力ロータ251に支承される第3軸芯O3と同心の軸部282cを有している。この変速機付き圧縮機も、入力軸17が出力軸24の所望される回転の方向と正方向に回転されるべきものであるため、各遊星コーン282の第2変速面282bの頂点側が削除されている。他の構成は実施例1〜3と同様である。
この変速機付き圧縮機においても、実施例1〜3と同様の作用効果を奏することができる。
以上において、本発明を実施例1〜4に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜4に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。例えば各軸受メタルに替えてボールやコロを用いた軸受を採用することは可能である。
本発明は車両用空調圧縮機を駆動する場合に用いて好適である。
実施例1の変速機付き圧縮機の断面図である。 実施例1の変速機付き圧縮機の要部断面図である。 実施例1の変速機付き圧縮機の説明図である。 実施例1の変速機付き圧縮機の説明図である。 実施例2の変速機付き圧縮機の要部断面図である。 実施例3の変速機付き圧縮機の要部断面図である。 実施例4の変速機付き圧縮機の要部断面図である。 従来の摩擦式変速機の断面図である。 従来の摩擦式変速機の要部断面図である。
符号の説明
30…摩擦式変速機構(摩擦式変速機)
10a…変速室
10…ハウジング(11…フロントハウジング、12…センターハウジング、13…シェル、14…リヤハウジング)
O1…第1軸芯
17…入力軸(18…太陽コーン)
24…出力軸(25…出力ロータ)
O2…第2軸芯
27、271、272…固定コーン
O3…第3軸芯
28、281、282…遊星コーン
26、261…変速リング
27a、271a、272a…第1受動面
27b、271b、272b…第1変速面
28a、281a、282a…第2受動面
28b、281b、282b…第2変速面
P…第1接点
b…第1有効径
Q…第2接点
c…第2有効径
40…圧縮機構(圧縮機)

Claims (3)

  1. 内部に変速室をもつハウジングと、該変速室内で第1軸芯回りに回転可能に支承された入力軸と、該変速室内で該第1軸芯回りに回転可能に支承された出力軸と、該ハウジングに支承されて該変速室内で該第1軸芯に対して傾斜した第2軸芯回りに自転可能に設けられた少なくとも3個の固定コーンと、該出力軸に支承されて該変速室内で該第1軸芯に対して傾斜した第3軸芯回りに自転可能に設けられた少なくとも3個の遊星コーンと、該変速室内で該第1軸芯と同心の環状をなして該第1軸芯と平行な方向に移動可能に設けられ、各該固定コーン及び各該遊星コーンの自転速度を変化させる変速リングとを備え、
    各該固定コーンは、該入力軸と摩擦接触する第1受動面と、外周側の母線が該第1軸芯と平行であり、かつ該第2軸芯と同心のテーパ状に形成されて該変速リングと摩擦接触する第1変速面とを有し、
    各該遊星コーンは、該入力軸と摩擦接触する第2受動面と、頂点が各該第1変速面の頂点と対面する側にあり、外周側の母線が各該固定コーンの各該第1変速面と同径位置で該第1軸芯と平行であり、かつ該第3軸芯と同心のテーパ状に形成されて該変速リングと摩擦接触する第2変速面とを有し、
    該入力軸及び該変速リングが各該固定コーン及び各該遊星コーンと接触することにより、該入力軸のトルクを該出力軸に伝達しつつ該入力軸の回転速度を増減して該出力軸に伝達可能な摩擦式変速機において、
    各前記第1変速面及び前記変速リングの接点である第1接点が前記第2軸芯に対する有効径を第1有効径とし、各前記第2変速面及び該変速リングの接点である第2接点が前記第3軸芯に対する有効径を第2有効径とした場合、該第1有効径及び該第2有効径の一方が、該第1有効径と該第2有効径とが等しくなる値未満にならないように、各該第1変速面及び各該第2変速面の一方は頂点側が削除された切頭円錐面となっていることを特徴とする摩擦式変速機。
  2. 車両用補機を駆動するものであることを特徴とする請求項1記載の摩擦式変速機。
  3. 前記車両用補機は空調圧縮機であることを特徴とする請求項2記載の摩擦式変速機。
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