JP2005330070A - 作業機の旋回装置 - Google Patents

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尚隆 増田
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Abstract

【課題】旋回輪42に設けたギア19と当該ギア19にかみ合わせたピニオンギアとのバックラッシによるガタをなくするための防止策を施す際に、回転方向を逆回転方向に操作しても確実にバックラッシによるガタを生じさせないようにする作業機の旋回装置を提供する。
【解決手段】 第1油圧モータ15aで駆動する第1ピニオンギア17と第2油圧モータ16aで駆動する第2ピニオンギア18とを旋回輪に設けたギア19にかみ合わせ、第1油圧モータ15aで駆動して旋回輪42を正回転させているときには第2油圧モータ16aを従動回転させ油圧ポンプとして作用させ、第2油圧モータ16aで駆動して旋回輪42を逆回転させているときに第1油圧モータ15aを従動回転させ油圧ポンプとして作用させ、各油圧モータを互いに逆回転する状態にして、バックラッシによるガタを生じさせないようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作業機の旋回装置に関するものであり、旋回輪に設けたギアにピニオンギアをかみ合わせた旋回装置におけるバックラッシによるガタの防止に関するものである。
この種の作業機の旋回装置は、移動式クレーンあるいは高所作業車等の建設機械に使用されている。例えば図4に図示する移動式クレーンでは、走行台車40に旋回台41を旋回輪(ベアリング)42を介して旋回自在に取付け、走行台車40側の旋回輪42にギアを設け、旋回台側に油圧モータで駆動されるピニオンギアを前記旋回輪に設けたギアにかみ合わせて取付けている。そして、油圧モータを駆動してピニオンギアを回転させ、走行台車40に対して旋回台41を旋回させるようにしている。このような旋回装置は、旋回輪42に設けたギアとピニオンギアのバックラッシによるガタを防止するための対策が施されている。
例えば、図5に図示する旋回装置が公知である。この旋回装置は、旋回輪に設けたギア50に沿って駆動用ピニオンギア51と反力用ピニオンギア52とを並設配置し、第1の油圧モータ53の出力軸に駆動用ピニオンギア51を嵌着し、第2の油圧モータ54の出力軸に反力用ピニオンギア52を嵌着し、第1の油圧モータ53の正転側と第2の油圧モータ54の逆転側を接続するとともに、第1の油圧モータ53の逆転側と第2の油圧モータ54の正転側を接続して、方向制御弁55を介して油圧源からの圧油を供給するようにしている。そして第2の油圧モータ54は、第1の油圧モータ53より小容量にしている。
このように構成した旋回装置は、駆動用ピニオンギア51と反力用ピニオンギア52とが相互に逆方向へ回転するようにし、第1の油圧モータ53より第2の油圧モータ54の容量が小さいため、モータ容量差によって反力用ピニオンギア52は反力を保ちながら駆動用ピニオンギア51と同一方向へ回転することになる。すなわち、駆動用ピニオンギア51と反力用ピニオンギア52とは、旋回輪に設けたギア50を介して反対方向へ押し合った状態を維持しながら回転するので、ギアのガタが解消される。
ところが駆動用ピニオンギア51を正方向へ駆動している時に逆方向へ駆動させるように方向制御弁55を切換えると、駆動用ピニオンギア51と反力用ピニオンギア52とは、これまでとは反対方向に旋回輪に設けたギア50にかみ合うように一旦作用し、再び反対方向へ、駆動用ピニオンギア51と反力用ピニオンギア52とが押し合った状態を維持しながら逆方向に回転する。すなわち、駆動方向を変更するために方向制御弁55を切換えた時に生じるバックラッシによるガタについては対策が取られていない。また、駆動方向の変更時だけでなく、加速から減速に移る際にも同様に生じるバックラッシによるガタについては対策が取られていない(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−25647公報(第2頁〜第3頁、図2)
このように、回転方向を逆回転方向に操作した際や、加速から減速に移る際に、旋回輪に設けたギアと当該ギアにかみ合わせたピニオンギアとのバックラッシによるガタを確実に生じさせないようにする作業機の旋回装置が要求されていた。
本発明は、このような要求を満たす作業機の旋回装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の作業機の旋回装置は、第1油圧モータで駆動する第1ピニオンギアと第2油圧モータで駆動する第2ピニオンギアとを旋回輪に設けたギアにかみ合わせ、第1ピニオンギアを第1油圧モータで駆動して旋回輪を正回転させ第1油圧モータを駆動中には第2油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させるとともに、第2ピニオンギアを第2油圧モータで駆動して旋回輪を逆回転させ第2油圧モータを駆動中には第1油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させるようにした作業機の旋回装置であって、油圧源から油圧の供給を受け各油圧モータを駆動するよう切換え操作して旋回輪の旋回操作を行う切換弁と、当該切換弁の給排ポートの一方を第1油圧モータの正回転側供給口に接続する正回転供給油路と、切換弁の給排ポートの他方を第2油圧モータの逆回転側供給口に接続する逆回転供給油路と、第1油圧モータの正回転駆動時の排出口と第2油圧モータの逆回転駆動時の排出口とを接続する接続油路と、切換弁の排出ポートとタンク間に配置され切換弁からの排出油に背圧を持たせてタンクに帰還させる排出用背圧弁と、当該排出用背圧弁の前段と前記接続油路を接続する補助油路とを、備えたことを特徴とするものである。
請求項2記載の作業機の旋回装置は、第1油圧モータで駆動する第1ピニオンギアと第2油圧モータで駆動する第2ピニオンギアとを旋回輪に設けたギアにかみ合わせ、第1ピニオンギアを第1油圧モータで駆動して旋回輪を正回転させ第1油圧モータを駆動中には第2油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させるとともに、第2ピニオンギアを第2油圧モータで駆動して旋回輪を逆回転させ第2油圧モータを駆動中には第1油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させるようにした作業機の旋回装置であって、油圧源から油圧の供給を受け各油圧モータを駆動するよう切換え操作して旋回輪の旋回操作を行う切換弁と、当該切換弁の給排ポートの一方を第1油圧モータの正回転側供給口に接続する正回転供給油路と、切換弁の給排ポートの他方を第2油圧モータの逆回転側供給口に接続する逆回転供給油路と、第1油圧モータの正回転駆動時の排出口と第2油圧モータの逆回転駆動時の排出口とを接続する接続油路と、切換弁の排出ポートとタンク間に順に直列に配置され切換弁からの排出油に背圧を持たせてタンクに帰還せる第1排出用背圧弁および第2排出用背圧弁と、第1排出用背圧弁の前段から前記正回転供給油路および逆回転供給油路に油圧の供給を許容し逆方向への油圧の供給を規制する各第1チエック弁と、第1排出用背圧弁の後段から前記接続油路に接続する補助油路とを、備えたことを特徴とするものである。
請求項3記載の作業機の旋回装置は、請求項1または請求項2において、正回転供給油路および逆回転供給回路にそれぞれ介挿され切換弁から各油圧モータへの油圧の供給を許容し逆方向への油圧の供給を規制する第2チエック弁と、当該第2チエック弁と並列にそれぞれ配置され各油圧モータが油圧ポンプとして作用した時に負荷として機能する背圧弁とを備えたことを特徴とするものである。
請求項4記載の作業機の旋回装置は、請求項3において、各背圧弁のベント通路を各背圧弁の二次側油路に開閉接続させる電磁弁を配置し、必要に応じて各背圧弁の機能を無効にできるようにしたことを特徴とするものである。
請求項1に係る本発明の作業機の旋回装置は、正回転時には第1ピニオンギアを第1油圧モータで駆動し第2油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させ、逆回転時には第2ピニオンギアを第2油圧モータで駆動し第1油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させる。駆動回転する油圧モータの排出口から排出される排出油は、排出用背圧弁で背圧を持たせるようにしてあるものだから、従動回転する油圧モータには十分な油量の供給を確保でき、キャビテーションの発生を防止し油圧ポンプとして作用させることができる。そして従動回転する油圧モータを油圧ポンプとして作用させる時に、油圧ポンプとして作用する従動回転する油圧モータから吐出される油量は、管路ならびに切換弁の排出ポートを経過させるようにしており、これらを経過する際の通過抵抗が従動回転する油圧モータの油圧ポンプとしての負荷として機能するものであるから、各ピニオンギアと旋回輪に設けたギアとのかみ合い状況は、あたかも各ピニオンギアが旋回輪に設けたギアを互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転する。しかも回転方向を逆方向に回転するべく切換弁を操作しても、各ピニオンギアが旋回輪に設けたギアを互いに逆回転させるように歯面を密着させたかみ合い状態より逆回転をスタートするものであるから、駆動方向を変更するために切換弁を切換えてもバックラッシによるガタを生じさせないようにすることができる。同様に加速から減速に移る操作をしても、駆動回転している油圧モータが駆動回転している限り各ピニオンギアが旋回輪に設けたギアを互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転しているものだから、バックラッシによるガタを生じさせない。
請求項2に係る本発明の作業機の旋回装置は、請求項1の場合と同様に、正回転時には第1ピニオンギアを第1油圧モータで駆動し第2油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させ、逆回転時には第2ピニオンギアを第2油圧モータで駆動し第1油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させる。駆動回転する油圧モータの排出口から排出される排出油は、第2排出用背圧弁で背圧を持たせるようにしてあるものだから、従動回転する油圧モータには十分な油量の供給を確保でき、キャビテーションの発生を防止し油圧ポンプとして作用させることができる。そして従動回転する油圧モータを油圧ポンプとして作用させる時に、油圧ポンプとして作用する従動回転する油圧モータから吐出される油量は、管路ならびに切換弁の排出ポートを経過させるようにしており、これらを経過する際の通過抵抗が従動回転する油圧モータの油圧ポンプとしての負荷として機能するものであるから、各ピニオンギアと旋回輪に設けたギアとのかみ合い状況は、あたかも各ピニオンギアが旋回輪に設けたギアを互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転する。しかも回転方向を逆方向に回転するべく切換弁を操作しても、各ピニオンギアが旋回輪に設けたギアを互いに逆回転させるように歯面を密着させたかみ合い状態より逆回転をスタートするものであるから、駆動方向を変更するために切換弁を切換えてもバックラッシによるガタを生じさせないようにすることができる。同様に加速から減速に移る操作をしても、駆動回転している油圧モータが駆動回転している限り各ピニオンギアが旋回輪に設けたギアを互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転しているものだから、バックラッシによるガタを生じさせない。
次に、切換弁の排出ポートより排出される排出油は、第1排出用背圧弁で背圧を持たせて接続油路に接続してあるものだから、切換弁を操作して減速制御操作をすると、駆動回転している油圧モータには切換弁から油圧の供給が減じられ、旋回している作業機から慣性により逆に回転させられるように作用しょうとする状態になる。しかしながら、切換弁の排出ポートより排出される排出油は、第1排出用背圧弁で背圧を持たせて接続油路に接続し、第1排出用背圧弁の前段側から前記正回転供給油路および逆回転供給油路に油圧の供給を許容し逆方向へを規制する各第1チエック弁を配置してあるものだから、第1排出用背圧弁による背圧分だけ駆動回転している油圧モータに油圧を供給することができ、駆動回転している油圧モータは作業機から慣性力を受けても油圧ポンプとして作用することはない。したがって、減速させる場合に駆動回転している油圧モータが油圧ポンプとして作用しないようにしてあるものだから、各ピニオンギアが旋回輪に設けたギアを互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転して、バックラッシによるガタを生じさせない。
請求項3に係る本発明の作業機の旋回装置は、請求項1または請求項2において、正回転供給油路および逆回転供給回路にそれぞれ介挿され切換弁から各油圧モータへの油圧の供給を許容し逆方向への油圧の供給を規制する第2チエック弁と、当該第2チエック弁と並列にそれぞれ配置され各油圧モータが油圧ポンプとして作用した時に負荷として機能する背圧弁とを備えている。よって、油圧モータとして駆動させる時に駆動回転させる油圧モータに切換弁より駆動油圧を供給するようにチエック弁が機能し、従動回転させる油圧モータを油圧ポンプとして作用させる時に油圧ポンプの負荷として背圧弁が機能しバックラッシによるガタを防止するための十分な反トルクを発生させることができる。
請求項4に係る本発明の作業機の旋回装置は、請求項3において、各背圧弁のベント通路を各背圧弁の二次側油路に開閉接続させる電磁弁を配置し、必要に応じて各背圧弁の機能を無効にできるようにしたものである。すなわち、電磁弁で各背圧弁のベント通路を各背圧弁の二次側油路に接続させると、各背圧弁は背圧弁としての機能を失い、従動側の油圧モータが油圧ポンプとして作用する場合の負荷が軽減するので、駆動側の油圧モータは回路効率よく旋回駆動することができ、大きな旋回能力を確保できる。また、電磁弁で各背圧弁のベント通路を各背圧弁の二次側油路に接続させるのを阻止すると、各背圧弁は背圧弁として機能させ、回路効率が多少悪くなるがバックラッシによるガタを防止するための十分な反トルクを発生させることができ、確実にバックラッシによるガタ防止機能を持たせることができる。
以下本発明に係る作業機の旋回装置について、移動式クレーンに実施される場合の実施形態を図1〜図4に図示し以下に説明する。移動式クレーンは、図4に図示し説明したように、走行台車40に旋回台41を旋回輪(ベアリング)42を介して旋回自在に取付け、走行台車40側の旋回輪42にギアを設け、旋回台側に油圧モータで駆動されるピニオンギアを前記旋回輪に設けたギアにかみ合わせて取付けている。そして、油圧モータを駆動してピニオンギアを回転させ、走行台車40に対して旋回台41を旋回させるようにしている。このような旋回装置は、旋回輪42に設けたギアとピニオンギアによるバックラッシによるガタを防止するために次のような対策を施している。
図3は、旋回輪42のギア19とピニオンギアのかみ合い状態を説明する説明図である。図3において、17,18は第1ピニオンギアと第2ピニオンギアであって、旋回輪42に設けたギア19に平面視において180度対向した位置にかみ合わせて配置している。なお、図3においては、旋回輪42に設けたギア19に平面視において180度対向した位置に第1ピニオンギア17と第2ピニオンギア18をかみ合わせているが、第1ピニオンギア17と第2ピニオンギア18は旋回輪42に設けたギア19の円周上の任意位置にかみ合わせるようにしておけばよく、必ずしも180度対向した位置にかみ合わせて配置しておかなくてもよい。
図1及び図2は、本発明に係る作業機の旋回装置を説明する説明図である。図1において、15は、第1旋回ユニットであって、第1油圧モータ15aと減速機15bとブレーキ装置15cとで構成している。すなわち、第1油圧モータ15aと減速機15bを介して第1ピニオンギア17を連結させ、第1ピニオンギア17を第1油圧モータ15aで駆動して旋回輪42を正回転するようにしている。ブレーキ装置15cは、ブレーキシリンダを備え、常時はスプリング力で第1油圧モータ15aと減速機15bを連結する軸の回転を規制し、ブレーキシリンダの作動時にはスプリング力に抗して作動するので前記規制を解除するようになっている。
同様に16は、第2旋回ユニットであって、第2油圧モータ16aと減速機16bとブレーキ装置16cとで構成している。すなわち、第2油圧モータ16aと減速機16bを介して第2ピニオンギア18を連結させ、第2ピニオンギア18を第2油圧モータ16aで駆動して旋回輪42を逆回転するようにしている。ブレーキ装置16cは、ブレーキシリンダを備え、常時はスプリング力で第2油圧モータ16aと減速機16bを連結する軸の回転を規制し、ブレーキシリンダの作動時にはスプリング力に抗して作動するので前記規制を解除するようになっている。
第1旋回ユニット15と第2旋回ユニット16は、対に配置してあるもので、第1油圧モータ15aと第2油圧モータ16aは略同容量の油圧モータで構成し、減速機15bと減速機16b、および第1ピニオンギア17と第2ピニオンギア18、ブレーキ装置15cとブレーキ装置16cも同じものを使用している。
5は、ブレーキ開放用切換弁であって、電磁切換弁で構成し、通電時にパイロット油圧2をブレーキシリンダに供給してブレーキを開放させ、非通電時にブレーキシリンダからの油圧をドレインに連通させブレーキを効かせるようにしている。
3は、旋回バルブであって、油圧パイロット式の切換弁3aとリリーフ弁3bとを備えている。油圧パイロット式の切換弁3aは、図示しないが油圧パイロット操作弁の操作に基づいて旋回輪42を正回転あるいは逆回転するように切換えられるようになっており、中立時には油圧源1からの油圧を次に説明する補助油路を経過してタンクに帰還させるキャリオーバ油路を構成している。そして切換弁3aのPポート(油圧供給ポート)を油圧源1に接続し、Tポート(排出ポート)を次に説明する補給油路に接続している。リリーフ弁3bは、油圧源1からの油圧を切換弁3aのPポートに接続する油路と次に説明する補助油路間に介挿させている。
4は、排出用背圧弁で、切換弁3aのTポートから排出される排出油をタンクに帰還させる油路に介挿させ、排出油に背圧を持たせるために配置している。20は、前記切換弁3aの給排ポートの一方を第1油圧モータ15aの正回転側供給口に接続する正回転供給油路であり、21は、切換弁3aの給排ポートの他方を第2油圧モータ16aの逆回転側供給口に接続する逆回転供給油路である。23は、油圧モータ15aの正回転駆動時の排出口と油圧モータ15bの逆回転駆動時の排出口を接続する接続油路であり、22は、前記排出用背圧弁4の前段と接続油路23を接続する補助油路であって、切換弁3aのTポートから排出される排出油に背圧を持たせ、当該背圧を接続油路23に導き各油圧モータが油圧ポンプとして作用している時に、油圧ポンプの吸入側にバキュームによるキャビテーションの発生をしないようにしたものである。
6は、正回転供給油路20に介挿され切換弁3aから第1油圧モータ15aへの油圧の供給を許容し逆方向への油圧の供給を規制する第2チエック弁である。9は、逆回転供給回路21に介挿され切換弁3aから第2油圧モータ16aへの油圧の供給を許容し逆方向への油圧の供給を規制する第2チエック弁である。
7は、第2チエック弁6と並列に配置され第1油圧モータ15aが油圧ポンプとして作用した時に負荷として機能する背圧弁である。10は、第2チエック弁9と並列に配置され第2油圧モータ16aが油圧ポンプとして作用した時に負荷として機能する背圧弁である。これらの背圧弁7,10の設定圧は、各油圧モータが油圧ポンプとして作用した時に、負荷として機能させ駆動側の油圧モータに対してバックラッシによるガタの防止をするに十分な反力を作用させるに足りるような設定圧に予め設定してある。
8は、電磁弁であって、各背圧弁7,10のベント通路を各背圧弁7,10の二次側油路に開閉接続させ、必要に応じて各背圧弁7,10の機能を無効にできるようにしたものである。
13,14は、各油圧モータ15a,16aにそれぞれ並列配置されたオーバロードリリーフバルブである。11,12は、接続油路23からそれぞれ正回転供給油路20あるいは逆回転供給油路21に油圧の供給を許容し逆方向を阻止する第1チエック弁である。この第1チエック弁11,12は、各油圧モータ15a,16aを駆動回転させている時に油圧モータへの油圧の供給が不足状態になるのを防止のために配置したものである。
このように構成した本発明に係る作業機の旋回装置は、次のように作用する。まず、背圧弁7,10を機能させる場合について説明する。電磁弁8への通電を断ち、各背圧弁7,10のベント通路を各背圧弁7,10の二次側油路との接続を閉にする。そして旋回輪42が目的の方向に旋回するよう油圧パイロット操作弁を操作し、切換弁3aを切換える。油圧パイロット操作弁の操作に連動してブレーキ開放用切換弁5に通電し、ブレーキ装置15c,16cのブレーキシリンダを作動させ、第1油圧モータ15aと第2油圧モータ16aのブレーキを開放する。
いま旋回輪42が正回転する方向に油圧パイロット操作弁を操作したとする。油圧源1からの油圧は、切換弁3aの給排ポートから正回転供給油路20により、第2チエック弁6を経過して第1油圧モータ15aの正回転側供給口に供給される。そして第1油圧モータ15aの排出口は接続油路23および補助油路22を経過して排出用背圧弁4を介してタンクに接続されているものであるから、第1油圧モータ15aは正回転駆動し、第2油圧モータ16aは駆動しない。
第1油圧モータ15aの正回転に伴って、減速機15bを介して第1ピニオンギア17を回転させ、旋回輪42を正方向に回転させる。旋回輪42の正方向の回転に伴って第2ピニオンギア18が回転させられ、減速機16bを介して第2油圧モータ16aを回転させる。すなわち、第2油圧モータ16aを従動回転させて油圧ポンプとして作用させるもので、第1油圧モータ15aの排出口から排出され排出用背圧弁4で背圧を持った排出油が第2油圧モータ16aに接続油路23を経過して吸入され、第2油圧モータ16aの逆回転側供給口より逆回転供給油路21に排出する。
逆回転供給油路21には背圧弁10を介挿させているので、第2油圧モータ16aから吐出する油圧は背圧弁10で設定されている圧力にまで昇圧して切換弁3aを経過して補助油路22から排出用背圧弁4を介してタンクに帰還する。そして補助油路22の一部の油圧は、接続油路23に供給され、第1油圧モータ15aから排出される排出油で不足する油量を第2油圧モータ16aに補給する。
よって図3に図示するように、第1ピニオンギア17は旋回輪42に設けたギア19を正方向に回転させるように作用するものであるから、第1ピニオンギア17と旋回輪42に設けたギア19とのかみ合い部は、17aで接触する。一方第2ピニオンギア18は旋回輪42に設けたギア19で回転させられるように作用するものであるから、第2ピニオンギア18と旋回輪42に設けたギア19とのかみ合い部は、18bで接触する。すなわち、あたかも各ピニオンギア17,18が旋回輪42に設けたギア19を互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転するのである。したがって、バックラッシによるガタの発生を阻止することができる。しかも従動回転させる第2油圧モータ16aを油圧ポンプとして作用させる時に、油圧ポンプの負荷として背圧弁10が機能し、バックラッシのガタを防止するための十分な反トルクを発生させることができる。
次に、旋回輪42を逆回転方向に旋回するよう油圧パイロット操作弁を操作し、切換弁3aを切換える。油圧パイロット操作弁の操作に連動してブレーキ開放用切換弁5に通電し、ブレーキ装置15c,16cのブレーキシリンダを作動させ、第1油圧モータ15aと第2油圧モータ16aのブレーキを開放する。
旋回輪42が逆回転する方向に油圧パイロット操作弁を操作すると、油圧源1からの油圧は、切換弁3aの給排ポートから逆回転供給油路21により、第2チエック弁9を経過して第2油圧モータ16aの逆回転側供給口に供給される。そして第2油圧モータ16aの排出口は接続油路23および補助油路22を経過して排出用背圧弁4を介してタンクに接続されているものであるから、第2油圧モータ16aは逆回転駆動し、第1油圧モータ15aは駆動しない。
第2油圧モータ16aの逆回転に伴って、減速機16bを介して第2ピニオンギア18を回転させ、旋回輪42を逆方向に回転させる。旋回輪42の逆方向の回転に伴って第1ピニオンギア17が回転させられ、減速機15bを介して第1油圧モータ15aを回転させる。すなわち、第1油圧モータ15aを従動回転させて油圧ポンプとして作用させるもので、第2油圧モータ16aの排出口から排出され排出用背圧弁4で背圧を持った排出油が第1油圧モータ15aに接続油路23を経過して吸入され、第1油圧モータ15aの正回転側供給口より正回転供給油路20に排出する。
正回転供給油路20には背圧弁7を介挿させているので、第1油圧モータ15aから吐出する油圧は背圧弁7で設定されている圧力にまで昇圧して切換弁3aを経過して補助油路22から排出用背圧弁4を介してタンクに帰還する。そして補助油路22の一部の油圧は、接続油路23に供給され、第2油圧モータ16aから排出される排出油で不足する油量を第1油圧モータ15aに補給する。
よって図3に図示するように、第2ピニオンギア18は旋回輪42に設けたギア19を逆方向に回転させるように作用するものであるから、第2ピニオンギア18と旋回輪42に設けたギア19とのかみ合い部は、18bで接触する。一方第1ピニオンギア17は旋回輪42に設けたギア19で回転させられるように作用するものであるから、第1ピニオンギア17と旋回輪42に設けたギア19とのかみ合い部は、17aで接触する。すなわち、あたかも各ピニオンギア17,18が旋回輪42に設けたギア19を互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転するのである。したがって、バックラッシによるガタの発生を阻止することができる。しかも従動回転させる第1油圧モータ15aを油圧ポンプとして作用させる時に、油圧ポンプの負荷として背圧弁7が機能し、バックラッシのガタを防止するための十分な反トルクを発生させることができる。
以上のように、旋回輪42を正方向ならびに逆方向のいずれの方向に回転させる場合においても、第1ピニオンギア17と旋回輪42に設けたギア19とのかみ合い部は17aで接触し、第2ピニオンギア18と旋回輪42に設けたギア19とのかみ合い部は18bで接触するものである。よって、回転方向を逆方向に回転するべく切換弁3aを操作しても、各ピニオンギア17、18が旋回輪42に設けたギア19を互いに逆回転させるように歯面を密着させたかみ合い状態から逆回転をスタートさせることができるものであるから、バックラッシによるガタを生じさせることなく逆回転をさせることができる。
次に、背圧弁7,10を機能させない場合について説明する。電磁弁8へ通電し、各背圧弁7,10のベント通路と各背圧弁7,10の二次側油路との接続を開にする。そして旋回輪42が目的の方向に旋回するよう油圧パイロット操作弁を操作し、切換弁3aを切換える。油圧パイロット操作弁の操作に連動してブレーキ開放用切換弁5に通電し、ブレーキ装置15c,16cのブレーキシリンダを作動させ、第1油圧モータ15aと第2油圧モータ16aのブレーキを開放する。
いま旋回輪42が正回転する方向に油圧パイロット操作弁を操作したとする。油圧源1からの油圧は、切換弁3aの給排ポートから正回転供給油路20により、第2チエック弁6を経過して第1油圧モータ15aの正回転側供給口に供給される。そして第1油圧モータ15aの排出口は接続油路23および補助油路22を経過して排出用背圧弁4を介してタンクに接続されているものであるから、第1油圧モータ15aは正回転駆動し、第2油圧モータ16aは駆動しない。
第1油圧モータ15aの正回転に伴って、減速機15bを介して第1ピニオンギア17を回転させ、旋回輪42を正方向に回転させる。旋回輪42の正方向の回転に伴って第2ピニオンギア18が回転させられ、減速機16bを介して第2油圧モータ16aを回転させる。すなわち、第2油圧モータ16aを従動回転させて油圧ポンプとして作用させるもので、第1油圧モータ15aの排出口から排出され排出用背圧弁4で背圧を持った排出油が第2油圧モータ16aに接続油路23を経過して吸入され、第2油圧モータ16aの逆回転側供給口より逆回転供給油路21に排出する。
逆回転供給油路21には背圧弁10を介挿させているが、電磁弁8へ通電し、各背圧弁7,10のベント通路を各背圧弁7,10の二次側油路との接続を開にして、各背圧弁7,10の機能を無効にするようにしているものであるから、第2油圧モータ16aから吐出する油圧は背圧弁10で設定されている圧力にまで昇圧しないで、切換弁3aを経過して補助油路22から排出用背圧弁4を介してタンクに帰還する。そして補助油路22の一部の油圧は、接続油路23に供給され、第1油圧モータ15aから排出される排出油で不足する油量を第2油圧モータ16aに補給する。
すなわち、第2油圧モータ16aから吐出する油量は背圧弁10が機能しなくても逆回転供給油路21などの油路ならびに切換弁3aの排出ポートを経過させるようにしており、これらを経過する際の通過抵抗が従動回転する第2油圧モータ16aの油圧ポンプとしての負荷として機能するものである。
よって図3に図示するように、第1ピニオンギア17は旋回輪42に設けたギア19を正方向に回転させるように作用するものであるから、第1ピニオンギア17と旋回輪42に設けたギア19とのかみ合い部は、17aで接触する。一方第2ピニオンギア18は旋回輪42に設けたギア19で回転させられるように作用するものであるから、第2ピニオンギア18と旋回輪42に設けたギア19とのかみ合い部は、18bで接触する。すなわち、あたかも各ピニオンギア17,18が旋回輪42に設けたギア19を互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転するのである。したがって、バックラッシによるガタの発生を阻止することができる。
しかも回転方向を逆方向に回転するべく切換弁3aを操作しても、各ピニオンギア17,18が旋回輪42に設けたギア19を互いに逆回転させるように歯面を密着させたかみ合い状態より逆回転をスタートするものであるから、駆動方向を変更するために切換弁13aを切換えてもバックラッシによるガタを生じさせないようにすることができる。同様に加速から減速に移る操作をしても、駆動回転している油圧モータが駆動回転している限り各ピニオンギア17,18が旋回輪42に設けたギア19を互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転しているものだから、バックラッシによるガタを生じさせない。
次に、背圧弁7,10を機能させないで、旋回輪42を逆回転する方向に油圧パイロット操作弁を操作する場合については、上記から同様に作用することは容易に理解できるのでこの場合についての説明を省略する。
このように、電磁弁8で各背圧弁7,10のベント通路を各背圧弁7,10の二次側油路に接続させると、各背圧弁7,10は背圧弁としての機能を失い、従動側の油圧モータが油圧ポンプとして作用する場合の負荷が軽減するので、駆動側の油圧モータは回路効率よく旋回駆動することができ、大きな旋回能力を確保できる。また、電磁弁8で各背圧弁7,10のベント通路を各背圧弁の二次側油路に接続させるのを阻止すると、各背圧弁は背圧弁として機能させ、回路効率が多少悪くなるがバックラッシのガタを防止するための十分な反トルクを発生させることができ、確実にバックラッシによるガタ防止機能を持たせることができる。
したがって、上記実施形態では、背圧弁7,8を正回転供給油路20および逆回転供給油路21に配置したが配置しなくてもよい。この場合は、背圧弁7,8の機能を無効にした場合と同様に作用することが明らかであるので詳細な説明を省略する。
なお、上記実施形態では、各背圧弁7,10のベントを電磁弁8で各背圧弁7,10の二次側に開閉接続させるようにしたが、二次側でなく直接タンクあるいはドレイン油路に開閉接続させるようにしてもよい。
次に、旋回バルブ3に流量制御装置27を用いた実施形態について図2に図示し以下に説明する。図2に図示し説明する実施形態は、図1に図示し説明した実施形態と以下に説明する点で構成が相違しており、それ以外の部分は図1に図示し説明した実施形態と同じであるので同じ構成の部分は説明を省略する。
図2において、切換弁3aのTポート(排出ポート)とタンク間に、第1排出用背圧弁25と第2排出用背圧弁24を直列に配置し、切換弁3aからの排出油に背圧を持たせてタンクに帰還させるようにしている。切換弁3aの排出ポートと第1排出用背圧弁25の連結路(第1排出用背圧弁25の前段)から前記正回転供給油路20および逆回転供給油路21に油圧の供給を許容し逆方向への油圧の供給を規制する各第1チエック弁11,12と、第1排出用背圧弁25と第2排出用背圧弁24の連結路(第1排出用背圧弁25の後段)を前記接続油路23に連結する補助油路26を備えている。
このように構成することにより、図1に図示し説明したものと同様の作用効果を得ることができることは勿論であるが、更に次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、切換弁3aの排出ポートより排出される排出油は、第1排出用背圧弁25で背圧を持たせて接続油路23に接続してあるものだから、切換弁3aを操作して減速制御操作をすると、駆動回転している油圧モータには切換弁3aから油圧の供給が減じられ、旋回している作業機から慣性により逆に回転させられるように作用しょうとする状態になる。しかしながら、切換弁3aの排出ポートより排出される排出油は、第1排出用背圧弁25で背圧を持たせて接続油路23に接続し、第1排出用背圧弁25の前段側から前記正回転供給油路20および逆回転供給油路21に油圧の供給を許容し逆方向への油圧の供給を規制する各第1チエック弁11,12を配置してあるものだから、第1排出用背圧弁25による背圧分だけ駆動回転している油圧モータに油圧を供給することができ、駆動回転している油圧モータは作業機から慣性力を受けても油圧ポンプとして作用することはない。したがって、減速させる場合に駆動回転している油圧モータが油圧ポンプとして作用しないようにしてあるものだから、各ピニオンギア17,18が旋回輪に設けたギア19を互いに逆回転させる状態となりその状態が保持されたまま回転して、バックラッシによるガタを生じさせない。
なお、上記実施形態では、旋回輪42の内輪にギア19を設け、第1ピニオンギア17と、第1ピニオンギア18をかみ合わせるようにした場合を説明したが、旋回輪42の外輪にギア19を設け各ピニオンギア17,18をかみ合わせるようにしてもよい。
上記実施形態では、移動式クレーンに適用した場合を例に説明したが、高所作業車、穴掘建柱車、掘削機、等、旋回駆動させるようにした作業機の旋回ガタ防止装置として適用できること勿論のことである。
本発明に係る作業機の旋回装置を説明する説明図である。 本発明に係る作業機の旋回装置を説明する説明図で、他の実施形態を説明する説明図である。 旋回輪に設けたギアと各ピニオンギアのかみ合い状態を説明する説明図である。 移動式クレーンに用いられる旋回装置を説明する説明図である。 従来の旋回装置を説明する説明図である。
符号の説明
4 排出用背圧弁
6 第2チエック弁
7 背圧弁
8 電磁弁
9 第2チエック弁
10 背圧弁
11 第1チエック弁
12 第1チエック弁
15a 第1油圧モータ
16a 第2油圧モータ
17 第1ピニオンギア
18 第2ピニオンギア
19 ギア
3a 切換弁
20 正回転供給油路
21 逆回転供給油路
22 補助油路
23 接続油路
24 第2排出用背圧弁
25 第1排出用背圧弁
26 補助油路
42 旋回輪

Claims (4)

  1. 第1油圧モータで駆動する第1ピニオンギアと第2油圧モータで駆動する第2ピニオンギアとを旋回輪に設けたギアにかみ合わせ、第1ピニオンギアを第1油圧モータで駆動して旋回輪を正回転させ第1油圧モータを駆動中には第2油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させるとともに、第2ピニオンギアを第2油圧モータで駆動して旋回輪を逆回転させ第2油圧モータを駆動中には第1油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させるようにした作業機の旋回装置であって、
    油圧源から油圧の供給を受け各油圧モータを駆動するよう切換え操作して旋回輪の旋回操作を行う切換弁と、当該切換弁の給排ポートの一方を第1油圧モータの正回転側供給口に接続する正回転供給油路と、切換弁の給排ポートの他方を第2油圧モータの逆回転側供給口に接続する逆回転供給油路と、第1油圧モータの正回転駆動時の排出口と第2油圧モータの逆回転駆動時の排出口とを接続する接続油路と、切換弁の排出ポートとタンク間に配置され切換弁からの排出油に背圧を持たせてタンクに帰還させる排出用背圧弁と、当該排出用背圧弁の前段と前記接続油路を接続する補助油路とを、備えたことを特徴とする作業機の旋回装置。
  2. 第1油圧モータで駆動する第1ピニオンギアと第2油圧モータで駆動する第2ピニオンギアとを旋回輪に設けたギアにかみ合わせ、第1ピニオンギアを第1油圧モータで駆動して旋回輪を正回転させ第1油圧モータを駆動中には第2油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させるとともに、第2ピニオンギアを第2油圧モータで駆動して旋回輪を逆回転させ第2油圧モータを駆動中には第1油圧モータを従動回転させ油圧ポンプとして作用させるようにした作業機の旋回装置であって、
    油圧源から油圧の供給を受け各油圧モータを駆動するよう切換え操作して旋回輪の旋回操作を行う切換弁と、当該切換弁の給排ポートの一方を第1油圧モータの正回転側供給口に接続する正回転供給油路と、切換弁の給排ポートの他方を第2油圧モータの逆回転側供給口に接続する逆回転供給油路と、第1油圧モータの正回転駆動時の排出口と第2油圧モータの逆回転駆動時の排出口とを接続する接続油路と、切換弁の排出ポートとタンク間に順に直列に配置され切換弁からの排出油に背圧を持たせてタンクに帰還せる第1排出用背圧弁および第2排出用背圧弁と、第1排出用背圧弁の前段から前記正回転供給油路および逆回転供給油路に油圧の供給を許容し逆方向への油圧の供給を規制する各第1チエック弁と、第1排出用背圧弁の後段から前記接続油路に接続する補助油路とを、備えたことを特徴とする作業機の旋回装置。
  3. 請求項1または請求項2において、正回転供給油路および逆回転供給回路にそれぞれ介挿され切換弁から各油圧モータへの油圧の供給を許容し逆方向への油圧の供給を規制する第2チエック弁と、当該第2チエック弁と並列にそれぞれ配置され各油圧モータが油圧ポンプとして作用した時に負荷として機能する背圧弁とを備えたことを特徴とする作業機の旋回装置。
  4. 請求項3において、各背圧弁のベント通路を各背圧弁の二次側油路に開閉接続させる電磁弁を配置し、必要に応じて各背圧弁の機能を無効にできるようにしたことを特徴とする作業機の旋回装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007284170A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Kobelco Cranes Co Ltd 作業機械の旋回ロック装置
JP2011020812A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Aichi Corp 作業車
EP3015608A4 (en) * 2013-06-28 2017-04-12 Volvo Construction Equipment AB Hydraulic pressure control device for construction machinery
CN112065017A (zh) * 2020-08-14 2020-12-11 湖南创一机械有限公司 一种升降机用的升降平台

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