JP2005328740A - 植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】矮化剤を用いることなく、日常的な居住空間において、過剰な養水分の供給を制限して徒長を防止し、高い気相率を確保することにより、根詰まりや根腐れの発生を抑え、草花を矮化栽培することができる植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法を提供する。
【解決手段】植物の草丈の伸長を抑制しつつ栽培する植物矮化栽培装置であって、(A)植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体を備えた蓋部、及び、(B)該蓋部と嵌合し、底部に排水穴を有し、発泡プラスチックビーズを入れた根部容器を有する植物矮化栽培装置、並びに、根部容器に発泡プラスチックビーズを入れ、植物支持体に播種又は苗を移植した蓋部を嵌合し、蓋部の給液穴から灌水して発泡プラスチックビーズを水面に浮遊させ、排水穴から排水するとともに水が付着した発泡プラスチックビーズを植物の根に付着させ、発泡プラスチックビーズに付着した水を植物の根に吸収させる植物矮化栽培方法。
【選択図】図1
【解決手段】植物の草丈の伸長を抑制しつつ栽培する植物矮化栽培装置であって、(A)植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体を備えた蓋部、及び、(B)該蓋部と嵌合し、底部に排水穴を有し、発泡プラスチックビーズを入れた根部容器を有する植物矮化栽培装置、並びに、根部容器に発泡プラスチックビーズを入れ、植物支持体に播種又は苗を移植した蓋部を嵌合し、蓋部の給液穴から灌水して発泡プラスチックビーズを水面に浮遊させ、排水穴から排水するとともに水が付着した発泡プラスチックビーズを植物の根に付着させ、発泡プラスチックビーズに付着した水を植物の根に吸収させる植物矮化栽培方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、矮化剤を用いることなく、日常的な居住空間において、過剰な養水分の供給を制限して徒長を防止し、高い気相率を確保することにより、根詰まりや根腐れの発生を抑え、草花を矮化栽培することができる植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法に関する。
植物を容器で栽培する際に、観賞上、小さな容器が適する場合がある。例えば、生活にうるおいとゆとりを与えるために、オフィスの机や自宅の食卓の上に植物を置いて楽しむことが行われている。しかし、小さい容器で培土を使用すると、固相率が高くなって根の生育空間が限られ、根詰まりを起こしやすい。また、水耕栽培を行うと、過剰水分による徒長や、滞留水による根腐れを生じやすく、健全に生育することが困難となる。
室内用の家庭園芸の分野では、焼成石を用いた礫耕栽培方法や、盆栽の栽培方法などを利用して、観葉植物や花木を小型サイズで育てたものが、ハイドロカルチャー、ミニ盆栽などの名称で流通している。一方、パンジーやインパチェスなどの生長の早い草花は、徒長や根詰まり、根腐れを起こしやすく、ハイドロカルチャーやミニ盆栽の栽培方法では鑑賞性の高い草姿を得ることは難しい。このために、さまざまな植物矮化栽培方法が試みられている。
例えば、ユリの球根の植え付け前に容易に矮化処理を実施することができ、熟練を要せずに矮化の程度を揃えることができるユリの球根の矮化処理方法として、ユリの球根を発芽処理し、この処理により発芽した球根を矮化剤に浸漬する方法が提案されている(特許文献1)。しかし、矮化剤の使用は、人体や自然環境に対して悪影響を及ぼすおそれがある。矮化剤などの薬剤を使用することなく、ペチュニアなどの花卉類の草丈の矮化を可能にする方法として、育苗期以降に明期の光質を制御し、例えば、栽培光を黄色光とすることにより、草丈を矮化する方法が提案されている(特許文献2)。しかし、一鉢のためにオフィスや家庭で特殊な栽培光を用いることは困難であり、また、特殊な栽培光を用いるために外部光を遮断すると、植物の生長の過程を眺めて楽しむことができない。
特開平6−217658号公報(第2頁)
特開平9−266725号公報(第2頁)
室内用の家庭園芸の分野では、焼成石を用いた礫耕栽培方法や、盆栽の栽培方法などを利用して、観葉植物や花木を小型サイズで育てたものが、ハイドロカルチャー、ミニ盆栽などの名称で流通している。一方、パンジーやインパチェスなどの生長の早い草花は、徒長や根詰まり、根腐れを起こしやすく、ハイドロカルチャーやミニ盆栽の栽培方法では鑑賞性の高い草姿を得ることは難しい。このために、さまざまな植物矮化栽培方法が試みられている。
例えば、ユリの球根の植え付け前に容易に矮化処理を実施することができ、熟練を要せずに矮化の程度を揃えることができるユリの球根の矮化処理方法として、ユリの球根を発芽処理し、この処理により発芽した球根を矮化剤に浸漬する方法が提案されている(特許文献1)。しかし、矮化剤の使用は、人体や自然環境に対して悪影響を及ぼすおそれがある。矮化剤などの薬剤を使用することなく、ペチュニアなどの花卉類の草丈の矮化を可能にする方法として、育苗期以降に明期の光質を制御し、例えば、栽培光を黄色光とすることにより、草丈を矮化する方法が提案されている(特許文献2)。しかし、一鉢のためにオフィスや家庭で特殊な栽培光を用いることは困難であり、また、特殊な栽培光を用いるために外部光を遮断すると、植物の生長の過程を眺めて楽しむことができない。
本発明は、矮化剤を用いることなく、日常的な居住空間において、過剰な養水分の供給を制限して徒長を防止し、高い気相率を確保することにより、根詰まりや根腐れの発生を抑え、草花を矮化栽培することができる植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、植物の根が伸び出した根部容器内に発泡プラスチックビーズを入れ、該容器に灌水して水が付着した発泡プラスチックビーズを根に付着させるとともに排水し、発泡プラスチックビーズに付着した水を植物の根に吸収させることにより、植物の吸水量を制限して徒長を防ぎ、矮化栽培し得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)植物の草丈の伸長を抑制しつつ栽培する植物矮化栽培装置であって、(A)植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体を備えた蓋部、及び、(B)該蓋部と嵌合し、底部に排水穴を有し、発泡プラスチックビーズを入れた根部容器を有することを特徴とする植物矮化栽培装置、
(2)(C)根部容器の底部と嵌合し、根部容器の排水穴から排出される排水を受ける受器を有する(1)記載の植物矮化栽培装置、
(3)蓋部が、給液穴を備えてなる(1)記載の植物矮化栽培装置、
(4)底部に排水穴を有する根部容器に発泡プラスチックビーズを入れ、植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体に播種又は苗を移植した蓋部を嵌合し、蓋部の給液穴から灌水して発泡プラスチックビーズを水面に浮遊させ、排水穴から排水するとともに水が付着した発泡プラスチックビーズを植物の根に付着させ、発泡プラスチックビーズに付着した水を植物の根に吸収させることを特徴とする植物矮化栽培方法、
(5)発泡プラスチックビーズの直径が、0.5〜5mmである(4)記載の植物矮化栽培方法、及び、
(6)発泡プラスチックビーズの投入量が、根部容器の容積の15〜40体積%である(4)記載の植物矮化栽培方法、
を提供するものである。
すなわち、本発明は、
(1)植物の草丈の伸長を抑制しつつ栽培する植物矮化栽培装置であって、(A)植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体を備えた蓋部、及び、(B)該蓋部と嵌合し、底部に排水穴を有し、発泡プラスチックビーズを入れた根部容器を有することを特徴とする植物矮化栽培装置、
(2)(C)根部容器の底部と嵌合し、根部容器の排水穴から排出される排水を受ける受器を有する(1)記載の植物矮化栽培装置、
(3)蓋部が、給液穴を備えてなる(1)記載の植物矮化栽培装置、
(4)底部に排水穴を有する根部容器に発泡プラスチックビーズを入れ、植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体に播種又は苗を移植した蓋部を嵌合し、蓋部の給液穴から灌水して発泡プラスチックビーズを水面に浮遊させ、排水穴から排水するとともに水が付着した発泡プラスチックビーズを植物の根に付着させ、発泡プラスチックビーズに付着した水を植物の根に吸収させることを特徴とする植物矮化栽培方法、
(5)発泡プラスチックビーズの直径が、0.5〜5mmである(4)記載の植物矮化栽培方法、及び、
(6)発泡プラスチックビーズの投入量が、根部容器の容積の15〜40体積%である(4)記載の植物矮化栽培方法、
を提供するものである。
本発明の植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法によれば、矮化剤を用いることなく、日常的な居住空間において草花を栽培し、矮化された植物の開花を楽しむことができる。
本発明の植物矮化栽培装置は、植物の草丈の伸長を抑制しつつ栽培する装置であって、(A)植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体を備えた蓋部、及び、(B)該蓋部と嵌合し、底部に排水穴を有し、発泡プラスチックビーズを入れた根部容器を有する装置である。本発明装置は、(C)根部容器の底部と嵌合し、根部容器の排水穴から排出される排水を受ける受器を有することが好ましい。また、蓋部が、給液穴を備えてなることが好ましい。
図1は、本発明の植物矮化栽培装置の一態様の斜視図である。本態様の植物矮化栽培装置は、蓋部1、根部容器2及び受器3からなる。蓋部は、植物4を支持する支持体5を備え、支持体には植物の根6が伸び出す穴7が設けられている。本発明装置において、穴の形状に特に制限はなく、例えば、図1に示すような細長いスリット状の穴とすることができ、あるいは、独立した円形穴などとすることもできる。蓋部は、給液穴8を有する。根部容器は、蓋部と嵌合し、底部に排水穴9を有し、発泡プラスチックビーズ10が入れられている。受器は、根部容器の底部と嵌合し、根部容器の排水穴から排出される排水を受ける。なお、図1においては、理解を容易にするために、根部容器の右方は、発泡プラスチックビーズのない状態を示す。
図1は、本発明の植物矮化栽培装置の一態様の斜視図である。本態様の植物矮化栽培装置は、蓋部1、根部容器2及び受器3からなる。蓋部は、植物4を支持する支持体5を備え、支持体には植物の根6が伸び出す穴7が設けられている。本発明装置において、穴の形状に特に制限はなく、例えば、図1に示すような細長いスリット状の穴とすることができ、あるいは、独立した円形穴などとすることもできる。蓋部は、給液穴8を有する。根部容器は、蓋部と嵌合し、底部に排水穴9を有し、発泡プラスチックビーズ10が入れられている。受器は、根部容器の底部と嵌合し、根部容器の排水穴から排出される排水を受ける。なお、図1においては、理解を容易にするために、根部容器の右方は、発泡プラスチックビーズのない状態を示す。
本発明装置の材質に特に制限はないが、外部光により根の伸長が著しく抑制される植物に関しては、遮光性の高い材料が好ましく、外部光による影響が少ない植物に関しては、透明度の高い容器を用いることにより、地上部のみならず、根部の生長も眺めて楽しむことができる。容器の材料に特に制限はなく、例えば、プラスチック、ガラス、陶器などを挙げることができる。これらの中で、プラスチックは、切断、接着などの加工を容易に行うことができるので、好適に用いることができる。
本発明装置において、根部容器の底部の排水穴は、蓋部の給液穴から灌水したときに根部容器が水で満たされるように、十分に小さいことが好ましい。また、発泡プラスチックビーズが根部容器から落下しないように、発泡プラスチックビーズの直径より小さいことが好ましい。
本発明に用いる発泡プラスチックビーズは、比重が1未満であって水に浮くものであれば、特に制限なく用いることができる。また、発泡プラスチックビーズの形状に特に制限はなく、例えば、真球状のビーズのほかに、破砕形状のビーズも用いることができる。発泡プラスチックビーズの材質にも特に制限はなく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、EPDM、ポリスチレン、ABS、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、シリコーンなどを挙げることができる。これらの中で、発泡ポリスチレンビーズは、外観の良好な真球状のビーズを容易に入手することができるので、特に好適に用いることができる。
本発明装置において、根部容器の底部の排水穴は、蓋部の給液穴から灌水したときに根部容器が水で満たされるように、十分に小さいことが好ましい。また、発泡プラスチックビーズが根部容器から落下しないように、発泡プラスチックビーズの直径より小さいことが好ましい。
本発明に用いる発泡プラスチックビーズは、比重が1未満であって水に浮くものであれば、特に制限なく用いることができる。また、発泡プラスチックビーズの形状に特に制限はなく、例えば、真球状のビーズのほかに、破砕形状のビーズも用いることができる。発泡プラスチックビーズの材質にも特に制限はなく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、EPDM、ポリスチレン、ABS、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、シリコーンなどを挙げることができる。これらの中で、発泡ポリスチレンビーズは、外観の良好な真球状のビーズを容易に入手することができるので、特に好適に用いることができる。
本発明の植物矮化栽培方法においては、底部に排水穴を有する根部容器に発泡プラスチックビーズを入れ、植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体に播種又は苗を移植した蓋部を嵌合し、蓋部の給液穴から灌水して発泡プラスチックビーズを水面に浮遊させ、排水穴から排水するとともに水が付着した発泡プラスチックビーズを植物の根に付着させ、発泡プラスチックビーズに付着した水を植物の根に吸収させる。
本発明方法においては、蓋部の植物支持体に少量の配合培土などを入れて播種し、発芽させることができ、あるいは、苗床で生育した苗を植物支持体に移植することもできる。本発明方法においては、植物支持体に播種又は苗を移植した蓋部を、底部に排水穴を有し、発泡プラスチックビーズを入れた根部容器に嵌合し、蓋部の給液穴から養液を灌水することが好ましい。灌水する養液としては、例えば、ハイポネックス(登録商標)などの肥料を1,000〜5,000重量倍に希釈した液肥などを挙げることができる。蓋部の給液穴から灌水して根部まで水位を上昇させると、発泡プラスチックビーズは水面に浮上する。根部容器に供給された水が排水穴から排水され、水面が低下していくと、発泡プラスチックビーズは植物の根に絡まって付着する。根部容器の水がすべて排出されたのち、植物は、根に付着した発泡プラスチックビーズに付着している水を吸収する。
本発明方法によれば、ハイドロカルチャーのように根全体が水中に浸漬されている場合に比べて、養水分の吸収量が少ないので、植物の草丈の伸長が抑制され、矮化する。本発明方法によれば、過剰な灌水による徒長を防ぎ、広い気相域を確保し、培地中のように根の三次元構造を取りながら根を伸張させることにより、根詰まりや根腐れの発生を抑えて、植物を矮化栽培することができる。
本発明方法においては、蓋部の植物支持体に少量の配合培土などを入れて播種し、発芽させることができ、あるいは、苗床で生育した苗を植物支持体に移植することもできる。本発明方法においては、植物支持体に播種又は苗を移植した蓋部を、底部に排水穴を有し、発泡プラスチックビーズを入れた根部容器に嵌合し、蓋部の給液穴から養液を灌水することが好ましい。灌水する養液としては、例えば、ハイポネックス(登録商標)などの肥料を1,000〜5,000重量倍に希釈した液肥などを挙げることができる。蓋部の給液穴から灌水して根部まで水位を上昇させると、発泡プラスチックビーズは水面に浮上する。根部容器に供給された水が排水穴から排水され、水面が低下していくと、発泡プラスチックビーズは植物の根に絡まって付着する。根部容器の水がすべて排出されたのち、植物は、根に付着した発泡プラスチックビーズに付着している水を吸収する。
本発明方法によれば、ハイドロカルチャーのように根全体が水中に浸漬されている場合に比べて、養水分の吸収量が少ないので、植物の草丈の伸長が抑制され、矮化する。本発明方法によれば、過剰な灌水による徒長を防ぎ、広い気相域を確保し、培地中のように根の三次元構造を取りながら根を伸張させることにより、根詰まりや根腐れの発生を抑えて、植物を矮化栽培することができる。
本発明方法において、根部容器への灌水の頻度に特に制限はないが、頻度が高いと徒長を促進するため、適宜、頻度を調整する必要がある。通常は、1日に1回程度の灌水で植物を生育することができる。根部容器の水位が上昇したのち、水が完全に排出されるまでの時間は、10分以内であることが好ましく、10分を超え長くなったり、完全に排出されずに容器内に残留すると、植物の根に吸収される養水分の量が多くなり、植物が徒長するおそれがある。
本発明方法において、受器に受けられた排水の処理方法に特に制限はなく、例えば、そのまま保管して次回の灌水に使用することができ、あるいは、植木鉢などに灌水することもできる。
本発明方法においては、発泡プラスチックビーズの直径が0.5〜5mmであることが好ましく、2〜4mmであることがより好ましい。発泡プラスチックビーズの直径が0.5mm未満であると、表面張力により発泡プラスチックビーズ間に付着する養水分の量が多くなり、過剰水分となるおそれがある。発泡プラスチックビーズの直径が5mmを超えると、植物の根に付着しにくくなるおそれがある。
本発明方法において、受器に受けられた排水の処理方法に特に制限はなく、例えば、そのまま保管して次回の灌水に使用することができ、あるいは、植木鉢などに灌水することもできる。
本発明方法においては、発泡プラスチックビーズの直径が0.5〜5mmであることが好ましく、2〜4mmであることがより好ましい。発泡プラスチックビーズの直径が0.5mm未満であると、表面張力により発泡プラスチックビーズ間に付着する養水分の量が多くなり、過剰水分となるおそれがある。発泡プラスチックビーズの直径が5mmを超えると、植物の根に付着しにくくなるおそれがある。
本発明方法において、根部容器への発泡プラスチックビーズの投入量は、根部容器の容積の15〜40体積%であることが好ましく、18〜30体積%であることがより好ましい。ただし、発泡プラスチックビーズの投入量は、ビーズ粒子間の空間も含めて測定した見かけの体積である。発泡プラスチックビーズの投入量が根部容器の容積の15体積%未満であると、植物の根に付着する発泡プラスチックビーズの量が十分でなく、乾燥のために根が枯死するおそれがある。発泡プラスチックビーズの投入量が根部容器の容積の40体積%を超えても、生育には影響を与えず、材料の無駄となり、また、根の伸長領域の制限となるおそれがある。
本発明の植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法を用いて栽培する植物に特に制限はなく、例えば、パンジー、インパチェンス、アゲラタム、ビンカ、コリウス、アリッサム、ゼラニウム、ベゴニア、ペチュニア、バーベナなどを挙げることができる。
本発明装置及び方法によれば、根部容器内に効率よく根系を形成させ、植物の草丈の伸長を抑制しつつ、健全に生長させることができるので、観葉植物に限らず、草花も矮化栽培し、その開花を楽しむことができる。
本発明の植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法を用いて栽培する植物に特に制限はなく、例えば、パンジー、インパチェンス、アゲラタム、ビンカ、コリウス、アリッサム、ゼラニウム、ベゴニア、ペチュニア、バーベナなどを挙げることができる。
本発明装置及び方法によれば、根部容器内に効率よく根系を形成させ、植物の草丈の伸長を抑制しつつ、健全に生長させることができるので、観葉植物に限らず、草花も矮化栽培し、その開花を楽しむことができる。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
実施例1
図1に示す植物矮化栽培装置8個を用いて、インパチェンス(品種;F1インパクト)を栽培した。蓋部を嵌合する部分を除いた根部容器の有効部分の寸法は、内径3cm、高さ3.5cm、容積25cm3であり、この中に直径2mmの発泡ポリスチレンビーズ5cm3を入れた。
平成16年1月23日に、488穴セルトレーに配合培土(ピート:バーミキュライト:パーライト、体積比5:4:1)を入れて播種した。2月25日に苗8本を各装置の蓋部の支持体に移植し、スリットから根を外に出し、蓋部を根部容器に嵌合した。
微粉ハイポネックス(登録商標)3,000倍液(N−P−K=6.5−6−19)を養液とし、1日に1回この養液を根部容器が満たされるまで灌水したのち排水し、養液が付着した発泡ポリスチレンビーズを根に付着させた。また、植物育成用蛍光灯を用いて装置上部の照度4,500ルクスとなるように1日12時間照射した。温度は、昼間21℃、夜間18℃に保った。
3月30日に地上部と根部の新鮮重、地上部の草丈、開花と花蕾数を計測した。8本の平均値は、地上部重量4.89g、根部重量3.32g、草丈5.8cm、開花・花蕾数6.9個であった。
比較例1
底の中央に直径5mmの排水穴を開けた内径3cm、高さ3.5cmのプラスチック容器8個に、配合培土(ピート:バーミキュライト:パーライト、体積比5:4:1)を入れて栽培器とし、インパチェンスを栽培した。
実施例1と同じインパチェンスの苗8本を、2月25日に各栽培器に移植し、1日に1回実施例1と同じ養液を排水穴から水が流出するまで灌水した。また、光照射と温度は、実施例1と同じ条件にした。
3月30日に地上部と根部の新鮮重、地上部の草丈、開花と花蕾数を計測した。8本の平均値は、地上部重量4.69g、根部重量1.75g、草丈8.2cm、開花・花蕾数6.1個であった。
比較例2
排水穴のない内径3cm、高さ3.5cmの湛水プラスチック容器8個に、ハイドロボール(登録商標)を入れて栽培器とし、インパチェンスを栽培した。
実施例1と同じインパチェンスの苗8本を、2月25日に各栽培器に移植し、実施例1と同じ養液を、培土の3分の1の水位を維持するように灌水した。また、光照射と温度は、実施例1と同じ条件にした。
3月30日に地上部と根部の新鮮重、地上部の草丈、開花と花蕾数を計測した。8本の平均値は、地上部重量5.41g、根部重量2.15g、草丈8.5cm、開花・花蕾数6.3個であった。
実施例1及び比較例1〜2の結果を、第1表に示す。
実施例1
図1に示す植物矮化栽培装置8個を用いて、インパチェンス(品種;F1インパクト)を栽培した。蓋部を嵌合する部分を除いた根部容器の有効部分の寸法は、内径3cm、高さ3.5cm、容積25cm3であり、この中に直径2mmの発泡ポリスチレンビーズ5cm3を入れた。
平成16年1月23日に、488穴セルトレーに配合培土(ピート:バーミキュライト:パーライト、体積比5:4:1)を入れて播種した。2月25日に苗8本を各装置の蓋部の支持体に移植し、スリットから根を外に出し、蓋部を根部容器に嵌合した。
微粉ハイポネックス(登録商標)3,000倍液(N−P−K=6.5−6−19)を養液とし、1日に1回この養液を根部容器が満たされるまで灌水したのち排水し、養液が付着した発泡ポリスチレンビーズを根に付着させた。また、植物育成用蛍光灯を用いて装置上部の照度4,500ルクスとなるように1日12時間照射した。温度は、昼間21℃、夜間18℃に保った。
3月30日に地上部と根部の新鮮重、地上部の草丈、開花と花蕾数を計測した。8本の平均値は、地上部重量4.89g、根部重量3.32g、草丈5.8cm、開花・花蕾数6.9個であった。
比較例1
底の中央に直径5mmの排水穴を開けた内径3cm、高さ3.5cmのプラスチック容器8個に、配合培土(ピート:バーミキュライト:パーライト、体積比5:4:1)を入れて栽培器とし、インパチェンスを栽培した。
実施例1と同じインパチェンスの苗8本を、2月25日に各栽培器に移植し、1日に1回実施例1と同じ養液を排水穴から水が流出するまで灌水した。また、光照射と温度は、実施例1と同じ条件にした。
3月30日に地上部と根部の新鮮重、地上部の草丈、開花と花蕾数を計測した。8本の平均値は、地上部重量4.69g、根部重量1.75g、草丈8.2cm、開花・花蕾数6.1個であった。
比較例2
排水穴のない内径3cm、高さ3.5cmの湛水プラスチック容器8個に、ハイドロボール(登録商標)を入れて栽培器とし、インパチェンスを栽培した。
実施例1と同じインパチェンスの苗8本を、2月25日に各栽培器に移植し、実施例1と同じ養液を、培土の3分の1の水位を維持するように灌水した。また、光照射と温度は、実施例1と同じ条件にした。
3月30日に地上部と根部の新鮮重、地上部の草丈、開花と花蕾数を計測した。8本の平均値は、地上部重量5.41g、根部重量2.15g、草丈8.5cm、開花・花蕾数6.3個であった。
実施例1及び比較例1〜2の結果を、第1表に示す。
第1表に見られるように、実施例1のインパチェンスは、比較例1〜2のインパチェンスに比べて、根部重量が大きく充実した根系となり、効果的に矮化して草丈が低く、花付きがよく、鑑賞性の高い矮化植物になっている。
実施例2
実施例1と同じ植物矮化栽培装置を用いて、インパチェンス(品種:F1インパクト)を栽培し、発泡ポリスチレンビーズの直径及び投入量と植物の生長状態の関係を調べた。
直径2mmの発泡ポリスチレンビーズ1.25cm3、2.5cm3、5.0cm3、7.5cm3、10.0cm3、直径4mmの発泡ポリスチレンビーズ5.0cm3、又は、直径6mmの発泡ポリスチレンビーズ5.0cm3を入れた根部容器3個ずつを準備し、蓋部の植物支持体に配合培土(ピート:バーミキュライト:パーライト、体積比5:4:1)を入れ、平成16年2月20日にインパチェンス(品種;F1インパクト)を播種した。
微粉ハイポネックス(登録商標)3,000倍液(N−P−K=6.5−6−19)を養液とし、1日に1回この養液を根部容器が満たされるまで灌水したのち排水し、根が伸び出したのちは、養液が付着した発泡ポリスチレンビーズを根に付着させた。また、植物育成用蛍光灯を用いて装置上部の照度4,500ルクスとなるように1日12時間照射した。温度は、昼間21℃、夜間18℃に保った。
4月10日に、地上部と根部の新鮮重を測定し、各3個の装置の平均値を求めた。直径2mmの発泡ポリスチレンビーズ5.0cm3を入れた装置のインパチェンスの地上部重量は3.15g、根部重量は2.72gであった。
比較例3
発泡ポリスチレンビーズの代わりに、ふるい粒径2〜3mmのパーライト5.0cm3又はふるい粒径5〜8mmのパーライト5.0cm3を入れた植物矮化装置を用いた以外は、実施例2と並行して実施例2と同じ操作を行った。
4月10日のふるい粒径2〜3mmのパーライト5.0cm3を入れた装置のインパチェンスの地上部重量は2.23g、根部重量は1.46gであった。
比較例4
発泡ポリスチレンビーズの代わりに、ふるい粒径3〜5mmのバーミキュライト5.0cm3を入れた植物矮化装置を用いた以外は、実施例2と並行して実施例2と同じ操作を行った。
4月10日のインパチェンスの地上部重量は1.30g、根部重量は0.77gであった。
実施例2及び比較例3〜4の結果を、第2表に示す。
実施例2
実施例1と同じ植物矮化栽培装置を用いて、インパチェンス(品種:F1インパクト)を栽培し、発泡ポリスチレンビーズの直径及び投入量と植物の生長状態の関係を調べた。
直径2mmの発泡ポリスチレンビーズ1.25cm3、2.5cm3、5.0cm3、7.5cm3、10.0cm3、直径4mmの発泡ポリスチレンビーズ5.0cm3、又は、直径6mmの発泡ポリスチレンビーズ5.0cm3を入れた根部容器3個ずつを準備し、蓋部の植物支持体に配合培土(ピート:バーミキュライト:パーライト、体積比5:4:1)を入れ、平成16年2月20日にインパチェンス(品種;F1インパクト)を播種した。
微粉ハイポネックス(登録商標)3,000倍液(N−P−K=6.5−6−19)を養液とし、1日に1回この養液を根部容器が満たされるまで灌水したのち排水し、根が伸び出したのちは、養液が付着した発泡ポリスチレンビーズを根に付着させた。また、植物育成用蛍光灯を用いて装置上部の照度4,500ルクスとなるように1日12時間照射した。温度は、昼間21℃、夜間18℃に保った。
4月10日に、地上部と根部の新鮮重を測定し、各3個の装置の平均値を求めた。直径2mmの発泡ポリスチレンビーズ5.0cm3を入れた装置のインパチェンスの地上部重量は3.15g、根部重量は2.72gであった。
比較例3
発泡ポリスチレンビーズの代わりに、ふるい粒径2〜3mmのパーライト5.0cm3又はふるい粒径5〜8mmのパーライト5.0cm3を入れた植物矮化装置を用いた以外は、実施例2と並行して実施例2と同じ操作を行った。
4月10日のふるい粒径2〜3mmのパーライト5.0cm3を入れた装置のインパチェンスの地上部重量は2.23g、根部重量は1.46gであった。
比較例4
発泡ポリスチレンビーズの代わりに、ふるい粒径3〜5mmのバーミキュライト5.0cm3を入れた植物矮化装置を用いた以外は、実施例2と並行して実施例2と同じ操作を行った。
4月10日のインパチェンスの地上部重量は1.30g、根部重量は0.77gであった。
実施例2及び比較例3〜4の結果を、第2表に示す。
発泡ポリスチレンビーズの直径が2mmの場合、投入量が5体積%又は10体積%であると、根に付着する発泡ビーズの量が十分でなく、乾燥による根の枯死が観察された。発泡ビーズの投入量が20体積%、30体積%又は40体積%であると、根の枯死は見られず、生育も同等である。また、発泡ポリスチレンビーズの直径が2mm又は4mmであると、根に付着するが、直径が6mmになると、根に付着しにくくなる。
直径2〜3mmのパーライトは、根に付着するが、その付着量は発泡ポリスチレンビーズに比べて少なく、直径5〜8mmのパーライトと、直径3〜5mmのバーミキュライトは、根にほとんど付着しない。
直径2〜3mmのパーライトは、根に付着するが、その付着量は発泡ポリスチレンビーズに比べて少なく、直径5〜8mmのパーライトと、直径3〜5mmのバーミキュライトは、根にほとんど付着しない。
本発明の植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法によれば、矮化剤を用いることなく、日常的な居住空間において、過剰な養水分の供給を制限して徒長を防止し、高い気相率を確保することにより、根詰まりや根腐れの発生を抑え、植物を矮化栽培することができる。
1 蓋部
2 根部容器
3 受器
4 植物
5 支持体
6 根
7 穴
8 給液穴
9 排水穴
10 発泡プラスチックビーズ
2 根部容器
3 受器
4 植物
5 支持体
6 根
7 穴
8 給液穴
9 排水穴
10 発泡プラスチックビーズ
Claims (6)
- 植物の草丈の伸長を抑制しつつ栽培する植物矮化栽培装置であって、(A)植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体を備えた蓋部、及び、(B)該蓋部と嵌合し、底部に排水穴を有し、発泡プラスチックビーズを入れた根部容器を有することを特徴とする植物矮化栽培装置。
- (C)根部容器の底部と嵌合し、根部容器の排水穴から排出される排水を受ける受器を有する請求項1記載の植物矮化栽培装置。
- 蓋部が、給液穴を備えてなる請求項1記載の植物矮化栽培装置。
- 底部に排水穴を有する根部容器に発泡プラスチックビーズを入れ、植物の根の伸び出し穴を有する植物支持体に播種又は苗を移植した蓋部を嵌合し、蓋部の給液穴から灌水して発泡プラスチックビーズを水面に浮遊させ、排水穴から排水するとともに水が付着した発泡プラスチックビーズを植物の根に付着させ、発泡プラスチックビーズに付着した水を植物の根に吸収させることを特徴とする植物矮化栽培方法。
- 発泡プラスチックビーズの直径が、0.5〜5mmである請求項4記載の植物矮化栽培方法。
- 発泡プラスチックビーズの投入量が、根部容器の容積の15〜40体積%である請求項4記載の植物矮化栽培方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004148747A JP2005328740A (ja) | 2004-05-19 | 2004-05-19 | 植物矮化栽培装置及び植物矮化栽培方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101026389B1 (ko) * | 2008-09-30 | 2011-04-07 | 유진곤 | 창포를 이용한 수질개선 장치 |
CN112314424A (zh) * | 2020-11-05 | 2021-02-05 | 北京市农林科学院 | 一种免移栽漂浮板及其在韭菜漂浮栽培中的应用 |
CN113728846A (zh) * | 2021-10-09 | 2021-12-03 | 刘斌 | 一种樱桃苗木矮化培育方法及其培植装置 |
CN114342791A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-15 | 农业农村部规划设计研究院 | 一种节水植物栽培装置 |
-
2004
- 2004-05-19 JP JP2004148747A patent/JP2005328740A/ja active Pending
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