JP2005328371A - 超電導回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1のジョセフソン転送ライン回路(104)と、第2のジョセフソン転送ライン回路(105)と、第3のジョセフソン転送ライン回路(106)とを有する超電導回路が提供される。第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路は、ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、入力された単一磁束量子パルスを転送する。第2のジョセフソン転送ライン回路は、第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路の間に接続され、ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路に比べて入力単一磁束量子パルスを鈍化又は遅延して転送することによりそのパルス間隔を均一化して出力する。
【選択図】 図1
Description
図1(A)は本発明の第1の実施形態による超電導回路の構成例を示し、図1(B)はその動作波形を示す。パルス発生回路101は、例えば外部の基準発振器であり、矩形パルスS1を生成する。DC/SFQ回路102は、矩形パルスS1の立ち上がり時に単一磁束量子(SFQ:single flux quantum)パルスS2を生成する。逓倍回路103は、単一磁束量子パルスS2の周波数を例えば4倍に逓倍し、逓倍した単一磁束量子パルスS3を生成する。単一磁束量子パルスS3は、逓倍された4つのパルスの組みの中では等間隔になるが、4つのパルスの組みの間では間隔が広くなったり狭くなってしまい、全体的に不均一なパルス間隔になってしまう。第1のジョセフソン転送ライン(JTL:Josephson Transmission Line)回路104は、単一磁束量子パルスS3を転送する。
τ×Vg=φ0
β=2πIcCRn2/φ0
図9(A)は本発明の第2の実施形態による超電導回路の構成例を示し、図9(B)はその動作波形を示す。図9(A)において、DC/SFQ回路901は、矩形パルスS11の立ち上がり時に単一磁束量子パルスを生成して信号S12を出力する。逓倍回路902は、図5(B)に示すラダー型逓倍回路であり、スプリッタ522、コンフルエンスバッファ523及びジョセフソン転送ライン回路524により構成される。逓倍回路902は、信号S12を逓倍して信号S13を出力する。ジョセフソン転送ライン回路903は、図1の第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路104及び106のように通常のジョセフソン転送ライン回路でよく、好ましくは図1の第2のジョセフソン転送ライン回路105であり、信号S13を転送して信号S14を出力する。トグルフリップフロップ(T−FF)904は、分周回路であり、入力信号S14を2つの出力端子に交互に切り替えて出力する。その一方の出力信号S15は、入力信号S14の周波数を1/2に分周した信号である。トグルフリップフロップ905も、同様に、入力信号S15の周波数を1/2に分周して信号S16を出力する。この信号S16をクロック信号として使用することができる。
ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、入力された単一磁束量子パルスを転送する第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路と、
前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路の間に接続され、ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路に比べて入力単一磁束量子パルスを鈍化又は遅延して転送することによりそのパルス間隔を均一化して出力する第2のジョセフソン転送ライン回路と
を有する超電導回路。
(付記2)
前記第2のジョセフソン転送ライン回路に供給されるバイアス電流は、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路に供給されるバイアス電流よりも小さい付記1記載の超電導回路。
(付記3)
前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路は、それぞれジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含むユニット回路が複数接続されている付記2記載の超電導回路。
(付記4)
前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路は、それぞれ超電導インダクタが各ジョセフソン接合素子間に接続され、
前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路内の各ジョセフソン接合素子に前記バイアス電流が供給される付記3記載の超電導回路。
(付記5)
前記第2のジョセフソン転送ライン回路に供給されるバイアス電流は、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路に供給されるバイアス電流よりも小さい付記2記載の超電導回路。
(付記6)
前記第2のジョセフソン転送ライン回路内の超電導インダクタは、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路内の超電導インダクタよりもインダクタンスが大きい付記1記載の超電導回路。
(付記7)
前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路は、それぞれジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含むユニット回路が複数接続されている付記6記載の超電導回路。
(付記8)
前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路は、それぞれ超電導インダクタが各ジョセフソン接合素子間に接続されている付記7記載の超電導回路。
(付記9)
前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路は、それぞれ各ジョセフソン接合素子に第1の超電導インダクタが直列接続され、その各直列接続間に第2の超電導インダクタが接続されている付記7記載の超電導回路。
(付記10)
前記第2のジョセフソン転送ライン回路内の前記第1の超電導インダクタは、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路内の前記第1の超電導インダクタよりもインダクタンスが大きい付記9記載の超電導回路。
(付記11)
前記第2のジョセフソン転送ライン回路内の前記第2の超電導インダクタは、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路内の前記第2の超電導インダクタとインダクタンスが同じである付記10記載の超電導回路。
(付記12)
前記第2のジョセフソン転送ライン回路は、各ジョセフソン接合素子に第1の超電導インダクタが直列接続され、その各直列接続間に第2の超電導インダクタが接続され、
前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路は、各ジョセフソン接合素子に第1の超電導インダクタが直列接続されないで、各ジョセフソン接合素子間に第2の超電導インダクタが接続されている付記7記載の超電導回路。
(付記13)
前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路の前記第2の超電導インダクタは、インダクタンスが同じである付記12記載の超電導回路。
(付記14)
前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路は、それぞれジョセフソン接合素子に並列に接続される抵抗を含む付記1記載の超電導回路。
(付記15)
前記第2のジョセフソン転送ライン回路内の前記抵抗は、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路内の前記抵抗よりも小さい付記14記載の超電導回路。
(付記16)
前記第2のジョセフソン転送ライン回路のマッカンバ係数は、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路のマッカンバ係数よりも小さい付記1記載の超電導回路。
(付記17)
さらに、単一磁束量子パルスを逓倍するための逓倍回路を有し、
前記第1のジョセフソン転送ライン回路は、前記逓倍された単一磁束量子パルスを転送する付記1記載の超電導回路。
(付記18)
さらに、前記第3のジョセフソン転送ライン回路により出力された単一磁束量子パルスを分周するための分周回路を有する付記17記載の超電導回路。
(付記19)
単一磁束量子パルスを逓倍するための逓倍回路と、
ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、前記逓倍された単一磁束量子パルスを転送するジョセフソン転送ライン回路と、
前記ジョセフソン転送ライン回路により出力された単一磁束量子パルスを分周するための分周回路と
を有する超電導回路。
(付記20)
前記ジョセフソン転送ライン回路は、入力された単一磁束量子パルスを鈍化又は遅延しかつパルス間隔を均一化して出力するようにその単一磁束量子パルスを転送する付記19記載の超電導回路。
(付記21)
単一磁束量子パルスを出力するための出力回路と、
ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、前記単一磁束量子パルスを鈍化又は遅延しかつパルス間隔を均一化して出力するようにその単一磁束量子パルスを転送するジョセフソン転送ライン回路と
を有する超電導回路。
(付記22)
前記出力回路は、単一磁束量子パルスを逓倍するための逓倍回路を含む付記21記載の超電導回路。
102 DC/SFQ回路
103 逓倍回路
104 第1のジョセフソン転送ライン(JTL)回路
105 第2のジョセフソン転送ライン(JTL)回路
106 第3のジョセフソン転送ライン(JTL)回路
Claims (10)
- ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、入力された単一磁束量子パルスを転送する第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路と、
前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路の間に接続され、ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路に比べて入力単一磁束量子パルスを鈍化又は遅延して転送することによりそのパルス間隔を均一化して出力する第2のジョセフソン転送ライン回路と
を有する超電導回路。 - 前記第2のジョセフソン転送ライン回路に供給されるバイアス電流は、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路に供給されるバイアス電流よりも小さい請求項1記載の超電導回路。
- 前記第2のジョセフソン転送ライン回路内の超電導インダクタは、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路内の超電導インダクタよりもインダクタンスが大きい請求項1記載の超電導回路。
- 前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路は、それぞれジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含むユニット回路が複数接続されている請求項3記載の超電導回路。
- 前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路は、それぞれ各ジョセフソン接合素子に第1の超電導インダクタが直列接続され、その各直列接続間に第2の超電導インダクタが接続され、
前記第2のジョセフソン転送ライン回路内の前記第1の超電導インダクタは、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路内の前記第1の超電導インダクタよりもインダクタンスが大きい請求項4記載の超電導回路。 - 前記第1〜第3のジョセフソン転送ライン回路は、それぞれジョセフソン接合素子に並列に接続される抵抗を含み、
前記第2のジョセフソン転送ライン回路内の前記抵抗は、前記第1及び第3のジョセフソン転送ライン回路内の前記抵抗よりも小さい請求項1記載の超電導回路。 - 単一磁束量子パルスを逓倍するための逓倍回路と、
ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、前記逓倍された単一磁束量子パルスを転送するジョセフソン転送ライン回路と、
前記ジョセフソン転送ライン回路により出力された単一磁束量子パルスを分周するための分周回路と
を有する超電導回路。 - 前記ジョセフソン転送ライン回路は、入力された単一磁束量子パルスを鈍化又は遅延しかつパルス間隔を均一化して出力するようにその単一磁束量子パルスを転送する請求項7記載の超電導回路。
- 単一磁束量子パルスを出力するための出力回路と、
ジョセフソン接合素子及び超電導インダクタを含み、前記単一磁束量子パルスを鈍化又は遅延しかつパルス間隔を均一化して出力するようにその単一磁束量子パルスを転送するジョセフソン転送ライン回路と
を有する超電導回路。 - 前記出力回路は、単一磁束量子パルスを逓倍するための逓倍回路を含む請求項9記載の超電導回路。
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CN110268526A (zh) * | 2017-02-06 | 2019-09-20 | 微软技术许可有限责任公司 | 用于超导设备的约瑟夫森传输线 |
US11982700B2 (en) | 2020-02-04 | 2024-05-14 | Teknologian Tutkimuskeskus Vtt Oy | Self-resetting single flux-quantum microwave photodetector |
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- 2004-05-14 JP JP2004145129A patent/JP2005328371A/ja active Pending
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