JP2005328317A - 通信装置、再送制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的の1つは、新規送信、再送信の検出精度を高めることである。
また、本発明の目的の1つは、新規送信、再送信の検出に新規送信、再送信時に変化する冗長バージョン情報、コンスタレーション再配置情報(Xrv)を利用可能とすることである。
【解決手段】 本発明においては、HSDPA方式に対応した移動局において、基地局から受信したXrvをHS−PDSCHで送信されるデータが新規送信に係るものであるか再送信に係るものであるかの判断に用いる制御部を備えたことを特徴とする移動局を用いる。また、更に前記制御部は、XndもHS−PDSCHで送信されるデータが新規であるか再送であるかの判断に用いることを特徴とする移動局を用いる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通信装置、再送制御方法に関する。これらの装置が利用されるシステムとしては、例えば、W−CDMA移動通信システムが代表例として挙げられる。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で、第3世代移動通信システムの1つの方式であるW−CDMA方式の標準化が進められている。そして、標準化のテーマの1つとして下りリンクで最大約14Mbpsの伝送速度を提供するHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が規定されている。
HSDPAは、適応符号化変調方式を採用しており、例えば、QPSK変調方式と16値QAM方式とを基地局、移動局間の無線環境に応じて適応的に切りかえることを特徴としている。
また、HSDPAは、H−ARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を採用している。HSDPAは、移動局が基地局からの受信データについて誤りを検出した場合に、移動局からの要求により基地局からデータの再送が行われ、移動局は、既に受信済みのデータと、再送された受信データとの双方を用いて誤り訂正復号化を行うことで特徴付けられる。このようにH−ARQでは、誤りがあっても既に受信したデータを有効に利用することで、誤り訂正復号の利得を高め、再送回数を抑えている。
HSDPAに用いられる主な無線チャネルは、HS−SCCH(High Speed-Shared Control Channel)、HS−PDSCH(High Speed-Physical Downlink Shared Channel)、HS−DPCCH(High Speed-Dedicated Physical Control Channel)がある。
HS−SCCH、HS−PDSCHは、双方とも下り方向(即ち、基地局から移動局への方向)の共通チャネルであり、HS−SCCHは、HS−PDSCHにて送信するデータに関する各種パラメータを送信する制御チャネルである。各種パラメータとしては、例えば、どの変調方式を用いてHS−PDSCHによりデータを送信するかを示す変調タイプ情報や、拡散符号の割当て数(コード数)、送信データに対して行うレートマッチングのパターン等の情報が挙げられる。
一方、HS−DPCCHは、移動局から基地局への方向である上り方向の個別の制御チャネルであり、HS−PDSCHを介して受信したデータの受信可、否に応じてそれぞれACK信号、NACK信号を移動局が基地局に対して送信する場合に用いられる。尚、移動局がデータの受信に失敗した場合(受信データがCRCエラーである場合等)は、NACK信号が移動局から送信されるので、基地局は再送制御を実行することとなる。
その他、HS−DPCCHは、基地局からの受信信号の受信品質(例えばSIR)を測定した移動局が、その結果をCQI(Channel Quality Indicator)として基地局に送信するためにも用いられる。基地局は、受信したCQIにより、下り方向の無線環境の良否を判断し、良好であれば、より高速にデータを送信可能な変調方式に切りかえ、逆に良好でなければ、より低速にデータを送信する変調方式に適応的に切りかえる。
・「チャネル構造」
次に、HSDPAにおけるチャネル構成について説明する。
図1は、HSDPAにおけるチャネル構成を示すための図である。尚、W−CDMAは、符号分割多重方式を採用するため、各チャネルは符号により分離されている。
まず、説明していないチャネルについて簡単に説明しておく。
CPICH(Common Pilot Channel)、P−CCPCH(Primary Common Control Channel)は、それぞれ下り方向の共通チャネルである。
CPICHは、移動局においてチャネル推定、セルサーチ、同一セル内における他の下り物理チャネルのタイミング基準として利用されるチャネルであり、いわゆるパイロット信号を送信するためのチャネルである。P−CCPCHは、報知情報を送信するためのチャネルである。
次に、チャネルのタイミング関係について説明する。
図1のように、各チャネルは、15個のスロットにより1フレーム(10ms)を構成している。先に説明したように、CPICHは他のチャネルの基準として用いられるため、P−CCPCH及びHS−SCCHのフレームの先頭はCPICHのフレームの先頭と一致している。ここで、HS−PDSCHのフレームの先頭は、HS−SCCH等に対して2スロット遅延しているが、これは、移動局がHS−SCCHを介して変調タイプ情報を受信してから、受信した変調タイプに対応する復調方式でHS−PDSCHの復調を行うことを可能にするためである。また、HS−SCCH、HS−PDSCHは、3スロットで1サブフレームを構成している。
HS−DPCCHは、CPICHに同期していないが、上り方向のチャネルであり、移動局において生成されたタイミングに基づくためである。
以上が、HSDPAのチャネル構成の簡単な説明である。
次に、HS−SCCHで送信されるデータの内容及び符号化手順について説明する。
・「HS−SCCHで送信されるデータ」
HS−SCCHで送信されるのは、次のデータである。各データは、2スロット遅れで送信されるHS−PDSCHの受信処理に用いられる。
(1)Xccs(Channelization Code Set information)
(2)Xms(Modulation Scheme information)
(3)Xtbs(Transport Block Size information)
(4)Xhap(Hybrid ARQ Process information)
(5)Xrv(Redundancy and constellation Version)
(6)Xnd(New Data indicator)
(7)Xue(User Equipment identity)
(1)〜(7)について説明する。
(1)のXccsは、HS−PDSCHでデータを送信する際に用いる拡散符号を示すデータ(例えば、マルチコード数とコードオフセットの組み合わせを示すデータ)で、7ビットで構成される。
(2)のXmsは、HS−PDSCHで用いる変調方式がQPSK、16値QAMのいずれかであることを示すデータで1ビットで構成される。
(3)のXtbsは、HS−PDSCHで伝送されるデータのトランスポートブロックサイズ(HS−PDSCHの1サブフレームで送信するデータサイズ)を算出するために用いられるデータで、6ビットで構成される。
(4)のXhapは、H−ARQのプロセス番号を示すデータで3ビットで構成される。基地局は、ACK、NACKを受信するまでは移動局でデータの受信ができたかどうかの受信可否判断ができないが、ACK、NACKを受信するまで新規データブロックの送信を待つとなると伝送効率が低下する。そこで、ACK、NACKの受信前に新規データブロックを送信すべく、サブフレームで送信するデータブロックの各々にプロセス番号を定義し、プロセス番号により移動局は受信処理を切り分けて行なう。即ち、基地局は、再送を行なう場合には、先に送った際のプロセス番号と同一のプロセス番号を付与するという条件のもと、伝送ブロックのそれぞれについてプロセス番号を付与して、HS−SCCHを介してXhapとして送信する。
従って、移動局は受信したXhapに基づいて、HS−PDSCHを介して受信したデータを分類し、HS−SCCHにより同一のプロセス番号が通知されたデータ流の中で、(6)で説明するXndに基づく、新規送信、再送信の識別を行なって新規データと再送データの合成等を行なうこととなる。
(5)のXrvは、HS−PDSCHの再送時における冗長バージョン(RV)パラメータ(s、r)、コンスタレーションバージョンパラメータ(b)を示すデータで、3ビットで構成される。
具体的には、適応変調により16値QAMで送信を行なう場合、
rv=0で、(s、r、b)=(1、0、0)、
rv=1で、(s、r、b)=(0、0、0)、
rv=2で、(s、r、b)=(1、1、1)、
rv=3で、(s、r、b)=(0、1、1)、
rv=4で、(s、r、b)=(1、0、1)、
rv=5で、(s、r、b)=(1、0、2)、
rv=6で、(s、r、b)=(1、0、3)、
rv=7で、(s、r、b)=(1、1、0)
とし、適応変調によりQPSKで送信を行なう場合、
rv=0で、(s、r)=(1、0)、Xrv=1で、(s、r)=(0、0)、
rv=2で、(s、r)=(1、1)、Xrv=3で、(s、r)=(0、1)、
rv=4で、(s、r)=(1、2)、Xrv=5で、(s、r)=(0、2)、
rv=6で、(s、r)=(1、3)、Xrv=7で、(s、r)=(0、3)
とする。
尚、sは後に説明するレートマッチング処理において、組織ビットを優先するかどうかを示すためのビットである。例えば、s=1の場合は組織ビットを優先し、s=0の場合は組織ビットを優先しない。rはレートマッチング処理の際に、パンクチャ、レピテッション処理を施す対象のビットのパターンを示し、bはコンスタレーション再配置のパターンを示す。
再送信時には、受信側で合成することを考慮して、送信するビットを変化させたり、コンスタレーション配置を変更することが望ましいため、Xrvを0〜7の間で循環させて用いる。また、初期送信時毎にXrvを変更する必要はないため、新規送信時の初期値は一定でよい。
(6)のXndは、HS−PDSCHの送信ブロックが新規ブロックか再送ブロックかを示すデータで、1ビットで構成される。例えば、新規ブロックを送信する場合に、0から1、または1から0に切り換え、再送時には切り換えることなく、同じ値を用いる。
例えば、新規送信、再送信、新規送信、再送信、再送信、新規送信を順に行なう場合は、1、1、0、0、0、1といったようにビットが変化することとなる。
(7)のXueは、移動局の識別情報を示すデータで、16ビットで構成される。
・「HS−SCCHで送信されるデータの符号化」
図2は、HS−SCCHで送信される上記(1)〜(7)の各データの符号化手順(符号化装置)を示す図であり、主に基地局で実行される。
図において、1は符号化部、2はレートマッチング処理部、3は乗算器、4はCRC演算部、5は乗算器、6は符号化部、7はレートマッチング処理部、8は符号化部、9はレートマッチング処理部を示す。
次に各ブロックの動作について説明する。
7ビットで表現される(1)Xccs(x1,1〜x1,7)と1ビット表現される(2)Xms(x1,8)は、合計8ビットのデータとして符号化部1に入力される。ここで、添え字の前半の数は、第1スロットで送信されるデータに関するものであることを意味し、カンマ(,)で区切られた後半の数は何ビット目かを示している。
さて、符号化部1は、入力されたデータに8ビットのテールビットを付加し、合計16ビットに対して符号率1/3の畳み込み符号化処理を施す。従って、符号化されたデータは、合計48ビットとなり、z1,1〜z1,48としてレートマッチング処理部2に与えられる。レートマッチング処理部2は、所定のビットをパンクチャ、レピテッション処理等して、第1スロットに収まるビット数に調整(ここでは、40ビットとする)して出力する(r1,1〜r1,40)。
レートマッチング処理部2からのデータは、乗算器3によりc1〜c40との乗算がなされ、s1,1〜s1,40として出力され、図1のHS−SCCHにおける、1サブフレームの先頭のスロットである第1スロット目(第1パート)で送信される。
ここで、c1〜c40は、(7)Xue(xue1〜xue16)からのデータを符号化部8により、8ビットのテールビットの付加の後、符号化率1/2で畳み込み符号化して得られたb1〜b48を、更に、レートマッチング処理部9で、レートマッチング処理部2と同様のビット調整を行なって得たものである。
一方、6ビットの(3)Xtbs(x2,1〜x2,6)、3ビットの(4)Xhap(x2,7〜x2,9)、3ビットの(5)Xrv(x2,10〜x2,12)、1ビットの(6)Xnd(x2,13)は、合計13ビットのy2,1〜y2,13として、更に、16ビットのy2,14〜y2,29が付加することで合計29ビットのy2,1〜y2,29として符号化部6に入力される。
ここで、y2,14〜y2,29は、(1)〜(6)の合計21ビットに対してCRC演算部4において、CRC演算処理がなされ、演算結果としてのc1〜c16に(7)Xue(xue1〜xue16)を乗算して得られたものである。
さて、符号化部6に入力されたy2,1〜y2,29は、8ビットのテールビットが付加された後に、符号化率1/3で畳込み符号化されz2,1〜z2,111の111ビットのデータとしてレートマッチング処理部7に入力される。
レートマッチング処理部7は、上述したパンクチャ等の処理によりr2,1〜r2,80の80ビットを出力し、これらのr2,1〜r2,80は、図1のHS−SCCHにおける、1サブフレーム内における2番目、3番目のスロット(第2パート)で送信される。
以上のように、(1)、(2)のデータは、第1スロットで送信、(3)〜(6)は第2〜第3スロットで送信するといったように、別個のスロットとして区別して送信するが、これらに対しては、共通にCRC演算がなされて、第2スロット内でCRC演算結果として送信されるため、第1、第2スロットの双方を完全に受信することで受信エラーの検出が可能となる。
また、第1スロットで送信するデータに対しては、符号化部1による畳込み符号化後、乗算器3により(7)Xueを乗算しているため、他局宛てのデータを第1スロットで受信した場合には、復号過程で生成される尤度(パスメトリック値等)が自局宛てに比べて小さなものとなるため、尤度と基準値との比較により自局宛てでない可能性が高いことがわかることとなる。
・「HS−PDSCHで送信されるデータの符号化」
次に、送信データがHS−PDSCHを介して送信されるまでの過程についてブロック図を用いながら説明する。
図3は、本発明に係る送信装置を示す図である。
尚、送信装置の1例として、先に説明したHSDPAに対応したW−CDMA通信システムの送信装置(無線基地局)について説明することとする。他の通信システムにおける送信装置に適用することも可能である。
図において、10はHS―PDSCHを介して送信する伝送データ(1サブフレーム内で送信するデータ)を順次出力するとともに各部(11〜26等)の制御を行う制御部を示す。図2において説明した(1)〜(7)の各値は、この制御部10が与えている。
尚、HS−PDSCHは、共通チャネルであるから、順次出力される伝送データは、それぞれ異なる移動局宛てであることが許容される。
11は、順次入力される伝送データ(同じ無線フレーム内で送信するデータ)に対してCRC演算を行い、この伝送データの最後尾にCRC演算結果を付加するCRC付加(CRC attachment)部、12は、CRC演算結果が付加された伝送データに対して、ビット単位でスクランブルをかけることで、送信データにランダム性を与えるビットスクランブル(Bit scrambling)部を示す。
13は、次に行うチャネル符号化において、符号化の対象とするデータ長が長くなりすぎることで、受信側の復号器の演算量が増大することを防止する等の目的から、入力されたビットスクランブル後の伝送データが、所定のデータ長を超える場合に、分割(例えば、2等分)する符号ブロック分割(Code block segmentation)部を示す。図では、入力データ長が所定のデータ長を超えており、2等分(第1データブロック、第2データブロックに分割)した場合の出力を示している。もちろん分割数として2以外の分割数とする例も考えられるし、また、等分ではなく、異なるデータ長に分割する例も考えられる。
14は、分割された各データについてそれぞれ、別個に誤り訂正符号化処理を施すチャネル符号化(Channel coding)部を示す。尚、チャネル符号化部14としては、前述のターボ符号器を用いることが望ましく、ここでもターボ符号器を用いることとする。
従って、その第1の出力は、先に説明したように、第1ブロックについて、符号化対象のデータと同じデータである重要な組織ビット(U)と、組織ビット(U)を畳み込み符号化して得られる第1冗長ビット(U')と、組織ビットをインタリーブ処理してから同様に畳み込み符号化して得られる第2冗長ビット(U'')とが含まれる。同様に、第2の出力には、第2ブロックについての組織ビット(U)、第1冗長ビット(U')、第2冗長ビット(U'')が含まれる。
15は、チャネル符号化部14(ターボ符号器)からシリアル入力された第1ブロック及び第2ブロックについて、組織ビット(U)、第1冗長ビット(U')、第2冗長ビット(U'')のそれぞれに分離して出力するビット分離(Bit separation)部を示す。
16は、入力されたデータ(複数のブロックに分割している場合は、分割されたブロックのデータの全て)が、後段のバーチャルバッファ部17の所定の領域に収まるデータ量となるように、入力データに対してパンクチャ処理(間引き)等のレートマッチング処理を行う第1レートマッチング(1st rate matching)部を示す。
17は、制御部10により、送信対象の移動局の受信処理能力に応じた領域を設定され、その領域内に、第1レートマッチング部16により、レートマッチング処理されたデータを格納するバーチャルバッファ(Buffer)部を示す。再送信時には、格納したデータを出力することで、CRC付加部11〜第1レートマッチング部16までの処理を省略することができるが、再送信時に符号化率を変更したい場合等には、格納したデータを使わず、制御部10で記憶している送信データを再度出力することが望ましい。尚、バーチャルバッファ部17としてバッファを実際には設けず、そのままスルーとすることもできる。その場合、再送データは、制御部10から再度出力することとなる。
18は、制御部10により、指定された1サブフレーム内に収納可能なデータ長に調整するための第2レートマッチング(2nd rate matching)部を示し、パンクチャ処理(間引き)、レピテション処理(繰り返し)を施すことで、指定されたデータ長となるように、入力されたデータのデータ長を調整する。
尚、この第2レートマッチング部18では、先に説明したRVパラメータに応じたレートマッチング処理を行なう。
即ち、RVパラメータにより、s=1の場合は、組織ビットをなるべく多く残すようにレートマッチング処理が施され、s=0の場合は、これに対して組織ビットが減少して、冗長ビットがより多く残ることが許容される。また、rに従ったパターンによりパンクチャ処理やレートマッチング処理が施される。
19は、第2レートマッチング部19からのデータを複数のビット列に配置するビット収集(Bit collection)部を示す。即ち、第1ブロックのデータと、第2ブロックのデータとを所定のビット配置方法により配置することで、それぞれ位相平面上における信号点を示すための複数のビット列を出力する。尚、この実施例では、16値QAM変調方式を用いるため、ビット列は4ビットで構成されるが、64値QAM変調方式を用いる場合はビット列は6ビット、QPSK変調方式を用いる場合はビット列は2ビットにする。
20は、制御部10により通知された拡散符号の数(コード数)と同じ数の系統に、ビット列を分割して出力する。即ち、制御部10により通知された送信パラメータにおけるコード数がNの場合、入力されたビット列を順に1〜Nの系統に振り分けて出力する物理チャネル分割(Physical channel segmentation)部を示す。
21は、N系統のビット列のそれぞれに対して、インタリーブ処理を施して出力するインタリーブ(Interleaving)部を示す。
22は、入力された各ビット列に対してビット列内でのビットの再配置が可能なコンスタレーション再配置(Constellation re-arrangement for 16 QAM)部を示す。先に説明したコンスタレーションバージョンに従って、ビットの再配置を行なう。ビットの再配置例としては、上位ビットと下位ビットを入れ替えるなどの処理であり、複数のビット列について同じ法則でビット入れ替えを行うことが好ましい。
23は、N系統のビット列を、後段の拡散処理部24の対応する拡散部に振り分ける物理チャネルマッピング(Physical channel mapping)部を示す。
24は、複数の拡散部を備え、それぞれ、N系統の各ビット列に基づき対応するI、Qの電圧値を出力し、それぞれ異なる拡散コードにより拡散処理を施して出力する拡散処理(Spreading)部を示す。
25は、拡散処理部24により拡散された各信号を合成し、これに基づいて、例えば16値QAM変調方式等の振幅位相変調を施し、可変利得増幅器により増幅し、更に、無線信号に周波数変換してからアンテナ側に出力して無線信号として送信可能とする変調(Modulating)部を示す。
尚、HSDPAにおいては、同じタイミングのサブフレームにおいても拡散符号により他の移動局宛ての信号を多重することができるため、10〜25及び可変利得増幅器等のセット(送信セットと称することとする)を複数備え、可変利得増幅器の出力信号をそれぞれ合成してから、共通に周波数変換してからアンテナ側に送信することが好ましい。もちろん、符号により分離される必要があるので、各送信セットにおける拡散処理部24で用いられる拡散符号はそれぞれ分離可能なように異なる拡散符号を用いることとなる。
26は、受信部を示し、HS−DPCCH等を介して受信した移動局からの信号を受信し、ACK、NACK信号、CQI等を制御部10に与える。
上述したように、ACK信号を受信すると次の新規データを送信するが、NACK信号や、応答がないDTX状態の場合は、送信したデータの再送信を行うように制御部10は再送制御を行なう。尚、再送信は、設定された最大再送回数に制限され、最大再送回数に達しても移動局からACK信号を受信できない場合は、次の新規データの送信に切り換えて送信するように制御する。
尚、最大再送回数を定義しない場合は、新規送信からタイマをスタートさせ、所定時間経過したことを検出してもACK信号を受信できない場合に、次の新規データの送信に切り換えることもできる。
以上が、各部の名称とその動作の説明である。
上述した、HSDPAに関連する事項は、例えば次の非特許文献1、2に開示されている。
3G TS 25.212(3rd Generation Partnership Project: Technical SpecificationGroup Radio Access Network ; Multiplexing and channel coding (FDD)) 3G TS 25.214(3rd Generation Partnership Project: Technical SpecificationGroup Radio Access Network ; Physical layer procedures (FDD))
先に説明した背景技術によれば、受信装置は新規送信か再送信かを識別するためのデータ(Xnd)によって、受信データ(HS−PDSCH)が新規送信か、再送信かを判断することができるが、このデータ(Xnd)を受信し損なうことがある。
例えば、新規送信、再送信にあわせて、Xndを000011110と変化させて送信した場合に、移動局が1111の部分のHS−SCCHを受信しそこなう(全く受信できない場合、HS―SCCHがCRCエラーとなる場合を含む)と、移動局としては、基地局から00000を受信したため、再送が4回行なわれたものと判断してしまうこととなる。H−ARQを採用している場合には、この場合、この新規データを既に受信済みのデータと誤って合成してしまうこととなる。
従って、本発明の目的の1つは、新規送信、再送信の検出精度を高めることである。
また、本発明の目的の1つは、新規送信、再送信の検出に新規送信、再送信時に変化する冗長バージョン情報、コンスタレーション再配置情報(Xrv)を利用可能とすることである。
尚、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の目的の1つとして位置付けることができる。
(1)本発明においては、HSDPA方式に対応した移動局において、HS−PDSCHで送信されるデータが新規送信に係るものであるか再送信に係るものであるかの判断に基地局から受信したXrvを用いる制御部を備えたことを特徴とする移動局を用いる。ここで、Xrvを用いるとは、Xrv以外の情報を用いることを許容する趣旨である。(2)更に(1)において、Xrvは冗長バージョン情報とコンスタレーションバージョンを含むことを特徴とする移動局を用いる。
(3)更に(1)において、前記制御部は、Xndに加えて前記Xrvを前記判断のパラメータとして用ることを特徴とする(1)記載の移動局を用いる。
(4)更に(1)において、受信したXrvを記憶する記憶部を備え、前記制御部は、記憶したXrvに基づいて新規送信時に送信されるXrvを推定して、前記判断に用いることを特徴とする移動局を用いる。
(5)更に(4)において、前記推定の際には、新規送信であるか再送信であるかを示すビットであるXndにより新規送信であることが示されている際のXrvの値を用いることを特徴とする移動局を用いる。
(6)更に、(4)において、前記記憶部は、基地局装置毎又は管轄基地局制御装置毎又は管轄ルーティング装置毎にXrvを区別して記憶し、前記制御部は、自局が、どの基地局又はどの基地局制御装置、又はどのルーティング装置の配下にあるかを判別し、判別した装置に対応するXrvに基づいて新規送信時のものとして推定したXrvに従って、前記判断を行なうことを特徴とする移動局を用いる。
(7)HSDPA方式に対応した移動局において、受信したXrvが特定の値であることにより、新規データの送信と推定する制御部を備え、該制御部は、受信したXrvに基づいて、Xrvが一巡したことを検出し、該検出を行なった場合には、Xrvが特定の値であることにより新規データに係るものと推定しないように、規制する機能も備えたことを特徴とする移動局を用いる。
(8)本発明においては、HSDPA方式に対応した移動局において、NACKの連続送信回数に基づいて、HS−PDSCHを介して受信するデータが新規送信に係るデータか再送信に係るデータかを識別する制御部を備えたことを特徴とする移動局を用いる。
(9)更に(8)において、前記NACKの連続送信回数に基づくとは、新規データの受信から次の新規データの受信までの間にNACK信号を連続して送信した回数またはその回数から1を引いた回数であることを特徴とする移動局を用いる。
(10)本発明においては、HSDPA方式に対応した移動局において、基地局から受信したXndに基づく新規送信と再送信の判定結果と、同様に基地局から受信したXrvに基づく新規送信と再送信の判定結果との判定結果が異なる場合に、対応するHS−PDSCHは、新規送信として処理する制御部、を備えたことを特徴とする移動局を用いる。
(11)本発明においては、所定のビットの変化により次の新規データが送信されたことを検出し、所定ビットが変化しないことでデータの再送信が行なわれたことを検出する移動局において、新規データの送信時は毎回同じビットであり、再送信時には他のビットに変化するビットであって、前記所定のビットとは異なるビットと、前記所定のビットの双方に基づいて受信データが新規送信に係るものであるか再送信に係るものであるかを判断する制御部を備えた、ことを特徴とする移動局を用いる。
(12)本発明においては、Xndによりデータを新規に送信するのか再送信を行なうのかを移動局に通知するHSDPA方式に対応した基地局において、前記Xndにより、新規データを送信することを通知したにもかかわらず、移動局からACKもNACKも受信できない状態が次の新規データの送信を行なうまで継続したことを検出する検出手段と、該検出を行なうと次の新規データの送信時においては、Xndを変化させずに送信するように制御する制御部とを備えた、ことを特徴とする基地局を用いる。
(13)本発明においては、ビットを変化させることで新規データの送信であることを移動局に通知し、ビットを変化させないことで再送信であることを移動局に通知する基地局において、前記ビット変化により、新規データを送信することを通知したにもかかわらず、移動局からACKもNACKも受信できない状態が次の新規データの送信を行なうまで継続したことを検出する検出手段と、該検出を行なうと次の新規データの送信時においては、前記ビットを変化させずに送信するよう制御する制御部と、を備えたことを特徴とする基地局を用いる。
本発明にかかる受信装置によれば、新規送信、再送信の検出精度を高めることができる。
また、本発明にかかる受信装置によれば、新規送信、再送信の検出に新規送信、再送信時に変化する冗長バージョン情報、コンスタレーション再配置情報(Xrv)が利用可能となる。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
〔a〕第1実施形態の説明
先に説明したように、HS−SCCHで送信される1サブフレームの第2〜第3スロットには(5)のXrvが含まれるが、本実施例では、この(5)のXrvに注目することとした。
rvは、先に説明したように、HS−PDSCHの再送時における冗長バージョン(RV)パラメータ(r、s)、コンスタレーションバージョンパラメータ(b)を示すデータであるが、これらは、新規の送信に対して再送時にパラメータを変更される。
従って、新規送信、再送信の識別をするにあたって、このXrvを利用する。
図4は、本発明に係る通信装置を示す図である。
尚、無線装置の1例として、先に説明したHSDPAに対応したW−CDMA通信システムにおける移動局について説明することとする。他の通信システムにおける通信装置に適用することも可能である。
図において、31はアンテナ、32は無線信号に対してダウンコンバート等の無線処理を行なう無線部、33は中間周波数等に変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部、34はA/D変換部によりデジタル信号に変換された受信信号を記憶する記憶部を示し、35はHS−SCCHの復調処理(直交検波、逆拡散処理等)を行なう第1復調部を示す。36はHS−SCCHの第1スロットの復号を行なう第1復号部を示す。尚、復号部としては、ビタビ復号器を用いることが好ましい。
37は第1スロットに含まれるXccsとXmsを分離するための分離部を示し、39はXccsに基づいて対応するP値、O値を後述する制御部47に与える変換部を示す。
40はHS−SCCHの第2及び第3スロットの復号を行なう第2復号部を示す。尚、復号部としては、ビタビ復号器を用いることが好ましい。
41は、第2、第3スロットに含まれるXtbs、Xhap、Xrv、Xndを分離して出力する分離部を示す。
43はXtbsに基づいて、対応するデータ長情報に変換してから制御部47に与える変換部、44はXrvに基づいて、対応するレートマッチングパラメータ等の情報に変換して制御部47に与える変換部を示す。
45はHS−PDSCHを介して送信される信号について直交検波、逆拡散等の復調処理(検波方式、逆拡散に用いる逆拡散コード数等は直前のHS−SCCHのサブフレーム内の第1の部分のデータに従う)を行なう第2復調部を示し、46は、HS−PDSCHデータに対してターボ復号等の復号処理を行なう第3復号部を示す。
尚、図4に示した無線装置としての移動局は、CQI、ACK、NACK等の信号を制御部47から出力して送信するための送信部を備え、アンテナ31から無線信号として送信可能であるが、図示を省略している。
次に、図4に示した無線装置の動作について説明する。
HSDPAを利用した通信の状態にある移動局は、HS−PDSCHは共通チャネルであるから、まず、HS−SCCHを定期的に受信し、自局宛てのデータがHS−PDSCHで送信されるかどうかをチェックする必要がある。
そこで、移動局は、アンテナ31で受信し、無線部32でダウンコンバートされた信号をA/D変換部33でデジタル信号に変換し、記憶部34に記憶するとともに、デジタル信号を第1復調部35に入力する。第1復調部は、HS−SCCHの復調用の復調部であるから、先に説明したように、例えば、同時に4種類の拡散符号を用いて受信信号を逆拡散し、逆拡散後のデータ(第1スロット部分)を第1復号部36に入力する。第1復号部36では、c1〜c40(これらは、(7)のXueに基づいて、符号化部8、レートマッチング処理部9と同様の処理を移動局内で行なって基地局と同様のc1〜c40を生成する)を乗算し、レートマッチング処理部2におけるレートマッチング処理により削除(パンクチャ)されたビット部分に尤度0のデータを挿入してから、ビタビ復号等により復号処理を行なう。ここで、尤度0のデータとするのは、復号の過程で、1、0の判定に等しい影響度にするためである。
第1復号部36で復号されたデータは、分離部37で、XccsとXmsに分離され、(1)のXccsは変換部39に入力され、使用されるコード情報に変換されて制御部47に通知される。
次に、第2、第3スロット、HS−PDSCHの復号処理についても簡単に説明しておく。
第2復号部40は、第2、第3スロット部分についての復号処理を行ない、復号結果を分離部41とCRCチェック部42に与える。分離部41は、入力された第2、第3スロット部分について、Xtbs、Xhap、Xrv、Xndに分離して出力する。Xtbsについては、変換部43により、入力データに対応するデータ長情報を制御部47に与えることにより、HS−PDSCHで送信される1サブフレーム内のデータ長を認識することができる。
また、Xhapは、プロセス番号としてそのまま制御部47に与えられ、制御部47は、先に説明したように、HS−PDSCHで送信されるデータブロックを同一のプロセスとして処理するか、別個のプロセスとして処理するかを判断する。
rvは、変換部44により先に説明した対応付けにより、s、r、bに変換され制御部10に与えられ、レートマッチングパターン、コンスタレーションバージョンの特定に用いられる。
・「Xrvを用いた新規送信、再送信の判定」
更に、本実施例では、Xrvを用いて、新規送信、再送信かの識別を行なう。尚、基地局は、再送信時にXrvを変化(例えば0〜7で循環)させることにより、送信されるビットを変更したり、コンスタレーションの配置を組織ビットが有利な配置となるように変更したりするが、各新規送信時においてXrvを変化させる必要はないため、新規送信時のXrvはある特定の値で同一のものとなる。
そこで、制御部47は、この特定の値(例えばXrv=0)を記憶又はこの特定の値以外の値を記憶しておき、受信したXrvがこの特定の値であることを検出した場合は、新規送信であると判定(再送信でないと判定)し、受信したXrvがこの特定の値でないことを検出した場合は、新規送信であると判定しない(再送信であると判定)する。
事業者毎に特定の値が異なる場合は、事業者別に予め特定の値を記憶しておき、基地局から送信される網情報(報知情報等)に基づいて事業者を選別して、対応する特定の値を読み出して用いることもできる。
尚、新規送信として用いられるXrvが特定の値であるが、移動局がそれを記憶していない場合もある。
この場合、移動局の制御部47は、受信したXrv(または、s、r、b)の履歴を記憶し、記憶したXrvに基づいて、新規送信時のXrvを特定する。
特定方法としては、例えば、最も多く受信したXrvの値を新規送信時のXrvとして特定する。これは、Xrvは再送信毎に循環して用いられるとともに、新規送信の1回のみで送信が成功し、再送信が行なわれない場合もあるため、結果的に出現率が最も高いのは新規送信時のXrvと考えられるからである。
特定精度の向上のために、特定の際に、Xndを参照することが好ましい。即ち、Xndで新規送信と判断した場合のXrvの値を用いるのである。但し、新規送信の判断自体が誤りである可能性もあるため、好ましくは、Xndで新規送信と判断した場合のXrvの値を複数記憶し、最も多く記憶されたXrvの値を特定の値として記憶して上記のようにして用いる。
尚、単純に最も多く記憶されたXrvを特定の値として用い、Xrvとしてその特定の値を受信すると新規の送信であると判断する場合においては、次の問題が生ずることもある。
例えば、最大再送回数の値が大きく(次の新規データの送信に切り換えるまでの時間)、Xrvが1循環してしまうと、再送時であってもその特定の値が再度送信されることとなるため、再送信と判断すべきところを誤って新規の送信と判断してしまうこととなる。
そこで、好ましくは、移動局の制御部47は、Xrvを単に記憶するだけではなく、時系列的に履歴を記憶する。そして、記憶した履歴情報に基づいて、新規送信時のXrvから始まって再度新規送信時のXrvに戻るまでの一連のXrvの変化パターンを抽出し、変化パターンとしてその順を記憶しておく。そして、受信したXrvの変化をその記憶した変化パターンと比較して、受信したXrvが一巡したことを検出すると、次の受信Xrvが新規送信時のXrvであっても、新規送信と判断せず、再送に係るものと判断する(若しくはXrvを用いた新規・再送判定を行なわないようにする)ことが望ましい。ここで、Xrvが8種類で既知である場合は、受信Xrvを連続して8種類受信したことを検出して同様に次の受信Xrvが新規送信時のXrvであっても、新規送信と判断せず、再送に係るものと判断する(若しくはXrvを用いた新規・再送判定を行なわないようにする)。
更に、基地局毎、管轄RNC(基地局制御装置)毎、MMS(交換装置等のルーティング装置)毎、事業者毎に新規送信として用いられるXrvが異なる場合もあり得る。
この場合は、Xndを参照した特定の値の検出の際に、報知される基地局番号、管轄RNC(基地局制御装置)識別情報、MMS(交換装置等のルーティング装置)識別情報、事業者識別情報が共通なものどうしに、Xrvを区別して記憶し、それぞれにおいて最多の値を基地局毎、管轄RNC(基地局制御装置)毎、MMS(交換装置等のルーティング装置)毎、事業者毎に記憶して用いる。
さて、Xndは、対応するHS−PDSCHで送信されるデータが新規であるか、再送であるかを示すビットであり、そのまま制御部47に与えられる。
先に説明したように、Xrvにより新規送信、再送信を識別することもできるが、Xndの情報と、Xrvとに基づいて識別してもよい。
即ち、Xndが新規送信を示す場合は、そのまま新規送信として判断し、Xndが再送信を示す場合は、Xrvが新規送信を示すかどうか判断し、新規送信を示す場合は新規送信と判断し、再送信を示す場合は、再送信と判断するのである。
このようにすれば、Xndを000011110と変化させて送信した場合に、移動局が1111の部分のHS−SCCHを受信しそこなった(全く受信できない場合、HS−SCCHがCRCエラーとなる場合を含む)としても、最後のXnd=0を受信時にXndの判定では、再送信と判断するが、Xrvは新規送信を示す値であるため、救済され、正しく新規送信であることを検出することができることとなる。
以上のように、Xrv単独で新規送信、再送信を判断することもできるし、XndとXrv
の双方に基づいて新規送信、再送信を判断することもできる。
CRCチェック部42には、第2、第3スロットのうち、CRC演算により算出されたCRCビットと送信側でCRC演算の対象となった第1〜第3スロットのデータの双方が入力され、CRCチェック部42において、CRC演算対象についてCRC演算を行なって得られた結果と、受信したCRCビットとを比較してその一致(不一致)によりCRCエラーの無し(有り)のチェックを行なう。
CRCチェック結果は、制御部47に与えられ、CRCチェックによりエラーであれば、HS−PDSCCHに関するその後の各部の動作を行なわないように制御することが好ましい。
第2復調部45は、CRCチェックでエラーが検出されなかった場合に、復調を行い、復調結果を出力し、HS−SCCHで通知されたプロセス番号毎に別個の処理として、受信データを順に復号して制御部47へ与える。
制御部47は、プロセス番号毎に別個に復号されたデータ内に含まれる情報に基づいてデータの再構築を行なって送信データを再生して不図示の表示部、音声出力部等へ出力する。
図示していないが、移動局は送信部も備えており、先に説明したように、ACK、NACK、CQIを制御部47の指示に従って送信可能である。
最後に図5にXndとXrvの双方を用いた新規送信、再送信の判定フローチャートを示しておく。
移動局の制御部47は、ステップ1において、HS−SCCHを介して受信したXndが変化したかどうかを判定する。ここで、変化した場合は、ステップ2に進み、新規データとして、他のデータと合成せずにHS−PDSCHの受信データの復号処理を第3復号部46で行なう。制御部47は復号後のデータについてCRCチェックを行なう(ステップ3)。ここでCRCチェックOKであればACK信号を基地局に送信する(ステップ4)ように不図示の送信部を制御して次のHS−SCCHについての処理を行なうべくステップ1に戻る。
一方、ステップ1でXndが変化しないと判断すると、ステップ5に移行し、Xrvが新規データを示すかどうかを判定する。ここで、YESと判断すると、ステップ2に移行するが、NOと判断すると、ステップ6に移行する。ステップ6では、再送信に係るデータであることの確からしさが高いため、受信済みであるデータと再送信により受信したデータを合成する。そして、ステップ7で同様に、第3復号部46で復号処理を行う。
復号後は、ステップ8で、CRCチェックが行われ、CRCチェクがOKであれば、ステップ4に進み、基地局に対してACK信号が返送されることとなる。一方、CRCチェックがNGであれば、ステップ9に進みNACK信号が基地局に返送されることとなる。
尚、ステップ3においてCRCチェックがNGである場合も同様にステップ9に進み、NACK信号が基地局に返送されることとなる。
以上が第1実施形態の説明であるが、第1復調部35、第2復調部45を共通ユニット化したり、第1復号部36、第2復号部40を共通ユニット化したりすることもできる。
その際、同じスロットの信号に対する処理であっても時分割処理により容易に可能となることに注意すべきである。
〔b〕第2実施形態の説明
第2実施形態では、最大再送回数(または新規送信から次の新規送信に切り換えるまでの時間)を移動局が推定することにより、新規送信、再送信の検出精度を向上する。
尚、単純に最も多く記憶されたXrvを特定の値として用い、Xrvとしてその特定の値を受信すると新規の送信であると判断する場合においては、次の問題が生ずることもある。
例えば、最大再送回数の値(または前記時間)が大きく、Xrvが1循環してしまうと、再送時であってもその特定の値が再度送信されることとなるため、再送信と判断すべきところを誤って新規の送信と判断してしまうこととなる。
そこで、好ましくは、移動局の制御部47は、新規データの受信からXndで次の新規データの送信を通知されるまで、連続してNACKを何回送信したか又は経過時間をカウントし、そのカウント値又は送信数から1を引いた数(最大再送回数)又は経過時間を記憶する。ここで1を引いた値は、最大再送回数を示すこととなる。何故なら、後のNACKに対しては再送がなされず、新規データが送信されたからである。
制御部47は、その後新規データ受信からNACKの連続送信回数をカウントし、記憶したカウント値(または経過時間)と比較するか、又は1を引いた数を最大再送回数と比較することで、一致した時のNACKに応じて送信されたデータは新規データであると判定することが望ましい。
ここで、経過時間で検出する場合は、新規データ受信からの経過時間をカウントし、ACK信号を送信することなく、カウント値が記憶した一致したことを検出すると、次の受信データは次の新規データに切り替わったと判定することが望ましい。
記憶するカウント値の精度を上げるには、Xnd、Xrvを利用することが望ましい。即ち、記憶するカウント値、最大再送回数を算出するにあたって、単にNACKの連続送信回数をカウントするのではなく、連続する全てのNACKの送信に対して送信されるHS−SCCHがXnd又はXrvにより再送信であることを示す場合に限ってそのNACK信号のカウント値を有効とするのである。尚、最後のNACK信号の送信に対しては、通常であれば、Xnd又はXrvにより新規の送信であることが通知されるため、新規の送信であることが通知されたことでカウント値を有効とする。次の新規データへの切り換えを行なう時間を記憶するBが相も同様に、連続する全てのNACKの送信に対して送信されるHS−SCCHがXnd又はXrvにより再送信であることを示す場合に限って経過時間を測定し、記憶することが望ましい。
同様に、記憶したカウント値に基づく、新規データ、再送データの判断においても、同様にして、Xnd、Xrvを利用することが望ましい。
〔c〕第3実施形態の説明
第3実施形態では、Xndを用いた判定と、Xrvを用いた判定とで新規送信、再送信の結論が異なる場合の動作について考える。このような場合には、XndとXrvによる判定結果のいずれかが誤っていると解されるが、ここで、再送信と判断すると、受信済みのデータと合成されてしまうこととなるため、この実施形態では、新規送信と判断するのである。

新規送信として処理することで、受信済みのデータと合成することもなく、例え再送信であったとしても、新規送信として復号した結果に含まれる情報に基づいて、同一データであることを検出可能であるから、重複して出力してしまうようなことも防止できる。
〔d〕第4実施形態の説明
第1実施形態では、受信側の通信装置である移動局における処理の工夫を行なったが、第4実施形態では、送信側の通信装置である基地局における処理を工夫する。
まず、図6を用いて正常時(HS−SCCH受信誤りなしの場合)の再送制御について説明する。
図のように、基地局は、HS−SCCHを介してXnd=0を送信し、移動局はこれを正常に受信し、Xnd=0と判断し、HS−SCCHにCRCエラーが検出されないことから、HS−PDSCHの復号を行なう。
そして、復号後のHS−PDSCHについてCRCチェックを行うが、HS−PDSCHについては受信環境等の影響によりCRCチェックはNGとなる場合は、図のように基地局にNACK信号を送信する。
ここでは再送回数の最大値は3回としているので、移動局からのNACK信号を4回受信するか又は新規送信からACK信号を所定時間内に受信しない場合(タイムオーバの場合)は、基地局は、再送信をあきらめ、次の新規データの送信を行なうべく、HS−SCCHを介してXnd=1を送信し、移動局はこれを正常に受信し、Xnd=1と判断し、HS−SCCHにCRCエラーが検出されないことから、HS−PDSCHの復号を行なう。
しかし、同様に、復号したHS−PDSCHについてのCRCチェックがNGとなる場合は、図のように基地局にNACK信号が送信され、4回目のNACK信号の受信により(またはタイムオーバにより)基地局は、更に新規データの送信に切り換える。
以上のように、HS−SCCHが正常に移動局に正常に受信される場合は、基地局と移動局間でXndに基づく、新規、再送信の認識にずれはない。
しかし、図7のように、HS−SCCHにバースト誤りが発生すると新規、再送信の認識にずれが生ずることとなる。
即ち、図のように、最初の4回のXndは移動局に受信されるが、最大再送回数に達した(またはタイムオーバした場合の)5回目の新規データ送信時のXnd=1は、移動局に受信されない(CRCエラー含む)ことがある。
このような場合は、移動局は、HS−PDSCHの復号を行なわないこととなり、ACKもNACKも基地局に送信しないDTX状態となる。
従って、基地局は、送信から所定時間以内にACK信号を受信しないことから自動的に再送を行なうが、これらについても同様に移動局に受信されないことがある。
そして、最大再送回数を超えると更に新規のデータの送信を行なうこととなるが、その場合には、Xnd=0に変更されるが、これを移動局がたまたま正常に受信できたとすると、移動局は、最大再送回数を認識していない場合は、更なる再送と判断して、4回目の再送信として最初〜3回目に受信したデータと合成して復号を行なうこととなる。
このように、Xnd=0を新規データの送信に切り換えたことを通知するために送信したにもかかわらず、再送を通知していることになってしまうことがある。
この実施例では、移動局が、HS−SCCH即ちXnd又はXrvを受信しそこなった場合、移動局はHS−PDSCHを復号しないため、ACKもNACKも返送しない無応答(DTX)となることに着目することとする。
即ち、基地局の制御部10は、HS−SCCHを介してHS−PDSCHで第N新規データを送信することを予告したが、移動局からはACKもNACKも返送されず、これが、最大再送回数に達するまで(またはタイムオーバまで)継続したことを受信部26からの受信状況により判定した場合に、次に送信する第N+1新規データについては、Xndを変化させないこととする。
具体的には、図8のように、第1新規データについて、Xndとして、0、0、0、0を送信し、第2新規データについてXndとして1、1、1、1の順で送信した場合、5番目から8番目の1に対して、移動局からACKもNACKも送信されない場合(DTXの場合)は、次に第3新規データを送信する場合は、Xndとして1をセットして送信するように、制御部10は、図2に示したXndに1をセットする。
移動局は、このXnd=1を検出することができれば、4回連続してXnd=0を受信した後に、Xnd=1に変化したことを検出することができるので、新規データの受信があるものと正しく判断することができる。
尚、このようにXnd=1とするのは、更に次の第4新規データを送信するまで続けることができるし、もし、依然としてACKもNACKも返送されない場合は、更に次の第4新規データの送信まで継続してもよい。
HSDPAにおけるチャネル構成を示す図である。 HS―SCCHの符号化部を示す図である。 送信装置(無線基地局)を示す図である。 本発明に係る無線装置(移動局)を示す図である。 rvを利用した新規送信、再送信判定フローを示す図である。 正常時(HS−SCCH受信誤りなしの場合)の再送制御を示す図である。 HS−SCCHバースト誤り時の再送制御動作の問題を示す図である。 HS−SCCHバースト誤り時の再送制御動作を示す図である。
符号の説明
1 符号化部
2 レートマッチング処理部
3 乗算器
4 CRC演算部
5 乗算器
6 符号化部
7 レートマッチング処理部
8 符号化部
9 レートマッチング処理部
10 制御部
11 CRC付加部
12 ビットスクランブル部
13 符号ブロック分割部
14 チャネル符号化部
15 ビット分離部
16 第1レートマッチング部
17 バーチャルバッファ部
18 第2レートマッチング部
19 ビット収集部
20 物理チャネル分割部
21 インタリーブ処理部
22 コンスタレーション再配置部
23 物理チャネルマッピング部
24 拡散処理部
25 変調部
26 受信部
31 アンテナ
32 無線部
33 A/D変換部
34 記憶部
35 第1復調部
36 第1復号部
37 分離部
39 変換部
40 第2復号部
41 分離部
42 CRCチェク部
43 変換部
44 変換部
45 第2復調部
46 第3復号部
47 制御部

Claims (13)

  1. HSDPA方式に対応した移動局において、
    HS−PDSCHで送信されるデータが新規送信に係るものであるか再送信に係るものであるかの判断に、基地局から受信したXrvを用いる制御部、
    を備えたことを特徴とする移動局。
  2. 前記Xrvは冗長バージョン情報とコンスタレーションバージョンを含むことを特徴とする請求項1記載の移動局。
  3. 前記制御部は、Xndに加えて前記Xrvを前記判断のパラメータとして用ることを特徴とする請求項1記載の移動局。
  4. 受信したXrvを記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、記憶したXrvに基づいて新規送信時に送信されるXrvを推定して、前記判断に用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の移動局。
  5. 前記推定の際には、新規送信であるか再送信であるかを示すビットであるXndにより新規送信であることが示されている際のXrvの値を用いる、
    ことを特徴とする請求項4記載の移動局。
  6. 前記記憶部は、基地局装置毎又は管轄基地局制御装置毎又は管轄ルーティング装置毎にXrvを区別して記憶し、
    前記制御部は、自局が、どの基地局又はどの基地局制御装置、又はどのルーティング装置の配下にあるかを判別し、判別した装置に対応するXrvに基づいて新規送信時のものとして推定したXrvに従って、前記判断を行なうことを特徴とする請求項4記載の移動局。
  7. HSDPA方式に対応した移動局において、
    受信したXrvが特定の値であることにより、新規データの送信と推定する制御部を備え、
    該制御部は、受信したXrvに基づいて、Xrvが一巡したことを検出し、該検出を行なった場合には、Xrvが特定の値であることにより新規データに係るものと推定しないように、規制する機能も備えた
    ことを特徴とする移動局。
  8. HSDPA方式に対応した移動局において、
    NACK信号の連続送信回数に基づいて、HS−PDSCHを介して受信するデータが新規送信に係るデータか再送信に係るデータかを識別する制御部、
    を備えたことを特徴とする移動局。
  9. 前記NACK信号の連続送信回数に基づくとは、新規データの受信から次の新規データの受信までの間にNACK信号を連続して送信した回数またはその回数から1を引いた回数である、
    ことを特徴とする請求項8記載の移動局。
  10. HSDPA方式に対応した移動局において、
    基地局から受信したXndに基づく新規送信と再送信の判定結果と、同様に基地局から受信したXrvに基づく新規送信と再送信の判定結果との判定結果が異なる場合又はXndに誤りがあると想定される場合に、対応するHS−PDSCHは、新規送信として処理する制御部、
    を備えたことを特徴とする移動局。
  11. 所定のビットの変化により次の新規データが送信されたことを検出し、所定ビットが変化しないことでデータの再送信が行なわれたことを検出する移動局において、
    新規データの送信時は毎回同じビットであり、再送信時には他のビットに変化するビットであって、前記所定のビットとは異なるビットと、前記所定のビットの双方に基づいて受信データが新規送信に係るものであるか再送信に係るものであるかを判断する制御部を備えた、
    ことを特徴とする移動局。
  12. ndによりデータを新規に送信するのか再送信を行なうのかを移動局に通知するHSDPA方式に対応した基地局において、
    前記Xndにより、新規データを送信することを通知したにもかかわらず、移動局からACK信号もNACK信号も受信できない状態が次の新規データの送信を行なうまで継続したことを検出する検出手段と、
    該検出を行なうと次の新規データの送信時においては、Xndを変化させずに送信するように制御する制御部とを備えた、
    ことを特徴とする基地局。
  13. ビットを変化させることで新規データの送信であることを移動局に通知し、ビットを変化させないことで再送信であることを移動局に通知する基地局において、
    前記ビット変化により、新規データを送信することを通知したにもかかわらず、移動局からACK信号もNACK信号も受信できない状態が次の新規データの送信を行なうまで継続したことを検出する検出手段と、
    該検出を行なうと次の新規データの送信時においては、前記ビットを変化させずに送信するよう制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする基地局。
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