JP2005328141A - 電子透かし埋込装置、及び電子透かし読出装置 - Google Patents
電子透かし埋込装置、及び電子透かし読出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005328141A JP2005328141A JP2004142247A JP2004142247A JP2005328141A JP 2005328141 A JP2005328141 A JP 2005328141A JP 2004142247 A JP2004142247 A JP 2004142247A JP 2004142247 A JP2004142247 A JP 2004142247A JP 2005328141 A JP2005328141 A JP 2005328141A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- digital watermark
- wavelet
- coefficient
- wavelet transform
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims abstract description 85
- 239000013598 vector Substances 0.000 claims abstract description 69
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims abstract description 39
- PXFBZOLANLWPMH-UHFFFAOYSA-N 16-Epiaffinine Natural products C1C(C2=CC=CC=C2N2)=C2C(=O)CC2C(=CC)CN(C)C1C2CO PXFBZOLANLWPMH-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 37
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims abstract description 10
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 9
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 5
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 abstract description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 abstract 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 39
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 17
- 230000008569 process Effects 0.000 description 15
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 14
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 10
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 5
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 238000007430 reference method Methods 0.000 description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 2
- 238000013519 translation Methods 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明の電子透かし埋め込み装置は、動画像の所定の画像を基準として、画像間の動きベクトルを生成する動きベクトル生成部と、画像をウェーブレット変換し、第1のウェーブレット係数を求める第1のウェーブレット変換部と、電子透かし画像に対して、動きベクトル毎にアフィン変換を行うアフィン変換部と、変換結果の画像をダウンサンプリングして、埋込電子透かし画像を生成するダウンサンプリング部と、埋込電子透かし画像をウェーブレット変換し、第2のウェーブレット係数を求める第2のウェーブレット変換部と、第1のウェーブレット係数に第2のウェーブレット係数を重畳させ、合成ウェーブレット係数を生成する係数重畳部と、合成ウェーブレット係数に対して、逆ウェーブレット変換を行い、埋込電子透かしを埋込みを行う逆ウェーブレット変換部とを備える。
【選択図】 図1
Description
このため、動画像コンテンツを提供する所有者の著作権を保護するため、この所有者の権利情報や動画コンテンツの履歴等の付加情報を、「電子透かし」として画像データに埋め込む技術が多用されている。
電子透かしの埋め込み方式としては、大きく分けると、「原板参照方式」と「原板非参照方式」との2つがある。
しかしながら、原板参照方式は、電子透かしの確認のたびに原板と比較するため、常にコンテンツの原板が必要となり、確認を行う場所全てに原板を配置することを考慮すると運用上において実用性に欠ける。
したがって、本明細書の以下の説明において、電子透かしの埋め込み技術を、原板非参照方式の埋め込み方式として説明する。
このため、電子透かしの埋め込み方法に対して、以下の事項が要求されている。
・品質(画質)が大きく変化しないこと
・画像のデータ量が大きく変化しないこと
・ファイル構造(フォーマット)が変化しないこと
・別データとして透かし情報を持たせないこと
・電子透かしの埋め込み・検出処理に時間がかからないこと
・画像の変更に対して頑健であり、容易に取り外せないこと
・いつでも電子透かしを確認できること
この要求事項のなかでも、画質が劣化しないことと、画像の変更に対して頑健であることが電子透かしの埋め込みにとって、重要な点である。
a.動きベクトルを利用する電子透かし埋め込み方法
b.DCT(離散コサイン変換)係数を利用する電子透かし埋め込み方法
がある。
ここで、上記埋め込み方法aは、MPEGの符号化の過程で算出される動きベクトルの位置を、所定のルールに従って意図的にずらし、電子透かしを埋め込むものである。
この所定のルールは、「0」及び「1」に相当する違いを有するように、動きベクトルを意図的にずらす状態を規定するものであり、各動きベクトル毎に、「0」または「1」で表現した情報を埋め込むことができる(例えば、特許文献1参照)。
この所定のルールは、「0」及び「1」に相当する違いを有するように、意図的に透かし情報の数値を埋め込む、DCT係数行列における要素位置を規定するものであり、各DCT係数行列毎に、「0」または「1」で表現した情報を埋め込むことができる(例えば、特許文献2参照)。
上述した電子透かしの埋め込み方法は、いずれも、MPEGのオーマットに依存した電子透かし埋め込み方法である。
これは、電子透かしを埋め込む場合、埋め込む対象の動画像のフォーマットの特徴をうまく利用することにより、なるべく目立たなく、すなわち画像の画質を劣化させずに埋め込みが行えるためである。
しかしながら、従来の電子透かし埋め込み方法では、動画像コンテンツの流通過程において行われているトランスコード(画像のフォーマット変換)によって、各フォーマットに依存した埋め込み処理のため、埋め込まれた電子透かしが簡単に消えてしまうという問題がある。
例えば、特許文献1及び2で示した電子透かし埋め込み方法は、動きベクトルやDCT係数を利用して、電子透かしを埋め込んでいるため、動きベクトルやDCT係数をわずかに変化させる(画像を改良する)だけで、埋め込んだ「0」及び「1」を示す規定の状態が壊れてしまうため、この規定を用いても埋め込まれた電子透かしが読み出せなくなり、電子透かし自体が無効となってしまう。
したがって、従来の動画像のフォーマットに依存する電子透かしの埋め込み技術は、画像コンテンツの複製を取る際に、画像を微妙に変化させる調整を行われると、電子透かしが除去されることもあり、実用に耐えうるだけの頑健性が不十分である。
c.トランスコードによって電子透かしが消えるのを避けるため、画像における画素の輝度値に直接電子透かしを重畳する
d.画像の改良により、電子透かしが除去されるのを避けるため、画像の低周波成分(画像の基礎をなす成分)に電子透かしを重畳する(特開平10−276321号公報)
しかしながら、c及びdのいずれの電子透かしの方法も、埋め込んだ電子透かしが目立ち易い、すなわち画質が劣化するという大きな欠点がある.
また、本発明によれば、ウェーブレット係数における低周波領域に電子透かしを埋め込んでいるため、人間の目に電子透かしの埋込を意識させることを低減させることができる。
加えて、本発明によれば、超解像処理により、時系列に連続する画像にダウンサンプリングした電子透かしを埋め込むことにより、電子透かしを埋め込んだすべての画像がなくてもある程度電子透かしの読み出し処理が行え、各画像に埋め込む電子透かし画像をダウンサンプリングしているため、埋め込む情報量を低減することが可能となり、埋め込まれた電子透かしを目立たなくできる。
以下、本発明の一実施例による電子透かし埋め込み装置を図面を参照して説明する。図1は同実施例の一構成例を示すブロック図である。
この図において、動きベクトル部1は、時系列に連続した複数の画像から構成されている動画像において、所定の画像、例えば動画像における最初の画像である先頭画像を基準(各画素が動きベクトルの基点となる画像)として、先頭画像以降の画像に対する動きベクトルV(i,k)を生成する。
また、動きベクトル検出部1は、動きベクトルを求める精度として、各画像の画素数がx×yのとき、埋め込み画像の画素数をSu・x×Su・yとした場合、1/(Sd・Su)画素の精度により演算する。ここで、スケールパラメータSd及びSuは、後に行うウェーブレット変換におけるスケールがS倍であるとすると、Sの倍数とする。
ここで、上記ウェーブレット変換においては、S(2以上の整数)倍のスケールのウェーブレット変換により、直交変換処理を行う。
このときの関数f(・)のウェーブレット変換は、ウェーブレット関数をψ(・)として、以下の(1)式で表される。
この変換においてS=2の場合は直交基底となるψ(・)は数多く知られているが、本発明では直交基底となればどのようなψ(・)でも特に問題はない。
上記(1)式は1次元のウェーブレット変換を示すものであるが、2次元への拡張も容易であり(図9)、2次元のウェーブレット変換は、縦及び横の各々において1次元のウェーブレット変換を行えばよい。
上記図9は、スケールがS=2の場合の2次元のウェーブレッド変換の概念図を示しており、yは縦軸方向の画素数を示し、xは横軸方向の画素数を示している。
例えば、動画像がn枚の画像から構成されているとすると、アフィン変換部3は動きベクトルV(i,k)に基づいて、各画像に一対一に対応する対応電子透かし画像I(i)を、1≦i≦nとしてn枚生成する。
このとき、縮小画像Id(i)は、(x/Sd)×(y/Sd)画素である。
第2のウェーブレット変換部5は、上記埋込電子透かし画像Id(i)各々を、スケールS倍にてウェーブレット変換して、第2のウェーブレット係数Idw(i)を演算して求める。
ここで、係数重畳部6は、第1及び第2のウェーブレット係数の重畳にあたって、第2のウェーブレット係数Idw(i)の画素位置kにおける係数をIdw(i,k)とし、第1のウェーブレット係数Mw(i)の位置kにおける係数をWw(i,k)とし、
Tw(i,k)=Ww(i,k)+α(k)・Idw(i,k)
の演算式により、各画像の各画素位置における合成ウェーブレット係数Tw(i,k)を演算する。上記α(k)は、電子透かしを埋め込む際の電子透かし画像の強度調整パラメータである。
電子透かし埋込装置は、電子透かしを埋め込む対象の画像として、図3に示すx画素(横方向)×y画素(縦方向)の画素数を有し、各画素がデジタルデータである画像M(i),1≦i≦nからなる動画像M(n枚の画像からなる)を入力する(ステップS1)。
ここで、電子透かし画像Iは、図4に示すように、Su・x画素(横方向)×Su・y画素(縦方向)の画素数を有している。
ここで、動きベクトルV(1,k)は画像M(1)自身に対するものである。また、動きベクトルV(n,k)は、画像M(n)における画像M(1)の各画素に対応する画素の位置と、画像M(1)の各画素の位置kとの差分を表すものである。動きベクトルV(i,k)の演算精度は、1/(Sd×Su)画素である。
ここで、第1のウェーブレット係数Mw(i),1≦i≦nは、画像に含まれる各画素毎の第1のウェーブレット係数Mw(i,k)のx×yの行列から構成されている。すなわち、各画素の位置を示す位置座標としては、k=(kx,ky)、1≦kx≦x,1≦ky≦yである。
そして、アフィン変換部3は、上記アフィン変換行列Aiを用いて、電子透かし画像Iに対してアフィン変換処理を行い、画像M(i),1≦i≦nにおける各画像各々に対応した対応電子透かし画像I(i),1≦i≦nを生成する。
すなわち、時系列に連続して変化する動画像において、各画像での電子透かしの情報を重畳させる画素の位置が変化したとしても、常に、画像における同一の画素に対して、同一の電子透かし画像の画素のデータを重畳させることが可能となる。
ここで、第2のウェーブレット係数Idw(i),1≦i≦nは、上記縮小画像に含まれる各画素毎の第2のウェーブレット係数Idw(i,k)の(x/Sd)×(y/Sd)の行列から構成されている。すなわち、各画素の位置を示す位置座標としては、k=(kdx,kdy)、1≦kdx≦(x/Sd),1≦kdy≦(y/Sd)の整数である。
また、縮小画像Id(i)は画像M(i)に比較して画素数が少ない、すなわち分解能が低いため、画像M(i)のウェーブレット係数の低周波成分側の係数しか得られない。
上述したように、縮小画像Id(i)の画素数が画像M(i)の画素数に比較して少ないため、図8に示すように、第2のウェーブレット係数Idw(i)は第1の変換係数の低周波部分領域の係数に対して重畳されることとなる。
一方、縮小画像Id(i)においては画素数が(x/4)×(y/4)画素であるため、画像M(i)に対して2倍のスケールで行った場合の低周波成分の係数信号領域LLに対応するウェーブレット係数しか生成されない。
Tw(i,k)=Mw(i, k) + α(k)・Idw(i, k)
となる。
そして、逆ウェーブレット変換部7は、画像M(i),1≦i≦nの各画像に、それぞれ電子透かし画像I(i)を埋め込んだ画像MI(i),1≦i≦nを生成し、動画像MIとして出力する。
以下、本発明の一実施例による電子透かし読出装置を図面を参照して説明する。図10は同実施例の一構成例を示すブロック図である。
この図において、動きベクトル生成部11は、入力される、本願発明の電子透かし埋込装置透かし入り動画像MI(画素数x(横方向)×y(縦方向)の画像MI(i),1≦i≦nで構成)に対して、この動画像MIにおける所定の画像MI(i)を、例えば、電子透かし埋込装置で動きベクトルV(i,k)を算出する際に基準とした画像と同一の画像を基準として用い、すなわち先頭画像MI(1)を基準として、電子透かし埋込装置の動きベクトル部1と同様に、この先頭画像MI(1)以降の画像に対する動きベクトルVI(i,k)を生成する。
また、電子透かし埋込装置が使用したスケールSの値と、スケールパラメータSd及びSuと、動きベクトルV(i,k)を生成するために基準とした画像の情報とは、あらかじめ、電子透かし埋込装置から電子透かし読出装置に対して通知され、電子透かし画像Iの読み出しにおける各々の処理において使用されるものとする。
ここで、ウェーブレット変換装置12は、電子透かし埋込装置におけるウェーブレット変換に用いられたS倍のスケールにより、ウェーブレット変換の演算を行うものとする。
また、アフィン変換部14は、電子透かし抽出画像IM(i),1≦i≦n各々に対して、各画像に対応した動きベクトルVI(i)によりアフィン変換を行い、電子透かし画像II(i),1≦i≦nそれぞれを生成する。
ここで、超解像処理とは、複数枚の同一シーンを撮影した画像を用い、それら画像の解像度よりも高い解像度の画像を1枚合成するものである。
このことは、すなわち、サンプリング処理により解像度を低下させた縮小画像Id(i),1≦i≦n各々から、元の解像度の電子透かし画像Isを再生していることに対応する。
その限界は離散的なデータであることから、1画素ということになるが、この1画素にはサンプリングによって得ることができない、シーンの細かな情報が混ざっている。
この細かな情報は、エイリアシング(折り返し歪み)成分といわれ、通常は画像劣化(見た目のちらつきなど)の原因となるために、フィルタリングにより除去されるものである。
以上が本発明で用いている、低解像度の複数枚の画像から高解像度の一枚の画像を合成する超解像処理(超解像度処理)の原理である。したがって、超解像処理にはエイリアシング成分は不可欠なものであり、逆に言うとエイリアシング成分がなければ、この超解像処理によって高解像度の画像を合成することはできない。
このため、本発明においては、電子画像埋込装置のダウンサンプリング部4により、画像を形成する画素の間引き処理を行い、縮小画像Id(i),1≦i≦n各々に対して、故意にエイリアシングを起こさせている。
電子透かし読出装置は、電子透かし画像を抽出する対象の動画像として、図12に示すx画素(横方向)×y画素(縦方向)の画素数を有し、各画素がデジタルデータである画像MI(i),1≦i≦nからなる動画像MI(n枚の画像からなる)を入力する(ステップS10)。
また、上記基準とする画像は、予め電子透かし装置から通知されている、電子透かし埋込装置で動きベクトルを演算する際に基準とした画像と同一の順番にある画像である。
ここで、ウェーブレット係数MIw(i),1≦i≦nは、画像に含まれる各画素毎のウェーブレット係数MIw(i,k)のx×yの行列から構成されている。すなわち、各画素の位置を示す位置座標としては、k=(kx,ky)、1≦kx≦x,1≦ky≦yである。
すなわち、逆ウェーブレット変換部13は、電子透かし画像Iが動きベクトルV(i,k),1≦i≦n各々によりアフィン変換され、ダウンサンプリングされた縮小画像Id(i)が埋め込まれている部分を逆ウェーブレット変換して縮小画像Id(i)が埋め込まれている部分の画像、すなわち縮小画像MId(i),1≦i≦n各々を再生する。
そして、アフィン変換部14は、動きベクトルVI(i,k)を用いて、電子透かし抽出画像IM(i),1≦i≦n各々に対応させて、kをパラメータとした、すなわち基準とした画像の画素と、画像IM(i),1≦i≦nにおける基準とした画像の画素に対応する画素との差分により、各画像についてのアフィン変換行列AIi(1≦i≦n、平行移動,回転,縮小などの変換係数の要素を、各画素毎に有する行列)を求める。
すなわち、アフィン変換部14は、動きベクトルVI(i),1≦i≦nを用いて、各画像IM(i),1≦i≦nにおいて、動きベクトルVI(i,k)を算出した際に、基準とした先頭画像MI(1)の各画素に対応する画素の位置を、基準とした先頭画像MI(1)の各画素の位置に移動させることにより、電子透かしのデータが重畳されている画素の位置を、電子透かし画像Iにおいて対応する画素の位置に移動させる。
このとき、電子透かし画像Isは、画像M(i)の低周波成分と電子透かし画像Iとが重畳された画像となっている。
また、本発明の電子透かし埋め込み方式においては、埋込のアルゴリズムが公開されていても、電子透かしを埋め込むときに使用した各種パラメータ(Su,Sd,ψ(・),S)の全てが明確でなければ、読み出し処理の演算を行ったとしても、埋め込んだ電子透かし画像を読み出すこと困難である。
2…第1のウェーブレット変換部
3,14…アフィン変換部
4…ダウンサンプリング部
5…第2のウェーブレット変換部
6…係数重畳部
7,13…逆ウェーブレット変換部
12…ウェーブレット変換部
15…電子透かし抽出部
Claims (5)
- 複数画像からなる動画像において、所定の画像を基準として、該画像以降の画像に対する動きベクトルを生成する動きベクトル生成部と、
前記画像をウェーブレット変換し、第1のウェーブレット係数を求める第1のウェーブレット変換部と、
電子透かし画像に対して、前記動きベクトル毎にアフィン変換を行い、各画像毎の対応電子透かし画像を生成するアフィン変換部と、
前記各対応電子透かし画像を所定の倍率でダウンサンプリングして、各画像に埋め込む埋込電子透かし画像を生成するダウンサンプリング部と、
前記埋込電子透かし画像をウェーブレット変換して、第2のウェーブレット係数を求める第2のウェーブレット変換部と、
前記第1のウェーブレット係数に第2のウェーブレット係数を重畳させ、合成ウェーブレット係数を生成する係数重畳部と、
前記合成ウェーブレット係数に対して、逆ウェーブレット変換を行い、埋込電子透かしが埋め込まれた画像を生成する逆ウェーブレット変換部と
を有することを特徴とする電子透かし埋込装置。 - 前記電子透かし画像が前記画像に対して、縦及び横ともに倍の画素数で構成されており、第1のウェーブレット変換部が所定のスケールによりウェーブレット変換した場合、前記ダウンサンプリング部が前記所定のスケールの2乗倍でダウンサンプリングを行うことを特徴とする請求項1記載の電子透かし埋込装置。
- 前記係数重畳部が第2のウェーブレット係数に対して、所定の強度調整を行うパラメータを乗ずることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子透かし埋込装置。
- ウェーブレット変換によって、動画を構成する各画像に対して、低周波領域に所定の倍数でダウンサンプリングされた埋込電子透かしが埋め込まれた画像から、電子透かしを抽出する電子透かし抽出装置であり、
前記動画像における所定の画像を基準として、該画像以降の画像に対する動きベクトルを生成する動きベクトル生成部と、
前記ウェーブレット変換に用いたスケールにより、前記画像をウェーブレット変換し、ウェーブレット係数を求めるウェーブレット変換部と、
該ウェーブレット係数の低周波成分が予め設定された所定の画素数となるまで、逆ウェーブレット変換を各画像毎に行い、該低周波成分から縮小動画像を生成する逆ウェーブレット変換部と、
該縮小動画像における各画像を前記所定の倍数により拡大し、対応する動きベクトルによりアフィン変換を行い、合成することにより、埋め込まれた電子透かしを抽出する電子透かし抽出部と
を有することを特徴とする電子透かし読出装置。 - 前記電子透かし抽出部が、前記所定の画素数として、ダウンサンプリングされた前記埋込電子透かしの画素数を記憶しており、
前記縮小動画像の画像を拡大した画像各々を、アフィン変換した後に重ね、各画像間において画素を補完させることにより、電子透かし画像を合成することを特徴とする請求項4記載の電子透かし読出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004142247A JP4526867B2 (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 電子透かし埋込装置、及び電子透かし読出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004142247A JP4526867B2 (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 電子透かし埋込装置、及び電子透かし読出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005328141A true JP2005328141A (ja) | 2005-11-24 |
JP4526867B2 JP4526867B2 (ja) | 2010-08-18 |
Family
ID=35474167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004142247A Expired - Lifetime JP4526867B2 (ja) | 2004-05-12 | 2004-05-12 | 電子透かし埋込装置、及び電子透かし読出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4526867B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009518912A (ja) * | 2005-12-12 | 2009-05-07 | トムソン ライセンシング | ストリームに透かしを入れる方法及び装置 |
US9208532B2 (en) | 2013-04-10 | 2015-12-08 | Hanwha Techwin Co., Ltd. | Watermark processing device and method, and image capturing apparatus |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10276321A (ja) * | 1997-01-28 | 1998-10-13 | Mitsubishi Electric Corp | 電子透かし装置 |
JP2000138819A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Canon Inc | 電子透かし挿入及び検出方法及び装置 |
JP2002369161A (ja) * | 2001-06-05 | 2002-12-20 | Sony Corp | 電子透かし埋め込み処理装置、および電子透かし埋め込み処理方法、並びにプログラム |
JP2003235016A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-08-22 | Sony United Kingdom Ltd | データ処理装置 |
-
2004
- 2004-05-12 JP JP2004142247A patent/JP4526867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10276321A (ja) * | 1997-01-28 | 1998-10-13 | Mitsubishi Electric Corp | 電子透かし装置 |
JP2000138819A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Canon Inc | 電子透かし挿入及び検出方法及び装置 |
JP2002369161A (ja) * | 2001-06-05 | 2002-12-20 | Sony Corp | 電子透かし埋め込み処理装置、および電子透かし埋め込み処理方法、並びにプログラム |
JP2003235016A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-08-22 | Sony United Kingdom Ltd | データ処理装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009518912A (ja) * | 2005-12-12 | 2009-05-07 | トムソン ライセンシング | ストリームに透かしを入れる方法及び装置 |
US9208532B2 (en) | 2013-04-10 | 2015-12-08 | Hanwha Techwin Co., Ltd. | Watermark processing device and method, and image capturing apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4526867B2 (ja) | 2010-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Arham et al. | Multiple layer data hiding scheme based on difference expansion of quad | |
JP5046047B2 (ja) | 画像処理装置、及び画像処理プログラム | |
JP3978613B2 (ja) | ロバストなデジタル電子透かし入れ信号の挿入方法および電子透かし検出方法 | |
Malik et al. | An image interpolation based reversible data hiding scheme using pixel value adjusting feature | |
JP2009514305A (ja) | 情報信号にデータを埋め込む方法 | |
JPH08211857A (ja) | 階層的画像記憶及び検索システム内の量子化アーティファクトを減少する方法及び装置 | |
US20070098214A1 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and storage medium | |
JP5509061B2 (ja) | 潜像重畳方法、および、潜像重畳装置、潜像重畳システム | |
JP2005026797A (ja) | 電子透かし埋め込み方法及び装置、電子透かし検出方法及び装置、電子透かし検出システム、プログラム並びに記録媒体 | |
Lin | Reversible data-hiding for progressive image transmission | |
JP4526867B2 (ja) | 電子透かし埋込装置、及び電子透かし読出装置 | |
Benhfid et al. | High capacity data hiding methods based on spline interpolation | |
JP5181350B2 (ja) | 画像処理装置、及び画像処理プログラム | |
JP4095204B2 (ja) | 画像処理装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 | |
JP4081926B2 (ja) | 画像拡大装置 | |
JP2000050048A (ja) | 画像処理装置 | |
JP3780175B2 (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体 | |
JP4187726B2 (ja) | 透かし埋め込み装置およびプログラム | |
JP2001157032A (ja) | 画像加工方法、画像加工装置、記録媒体、及び伝送媒体 | |
KR20100007616A (ko) | 환경 변화에 강한 워터마크 삽입 및 검출 시스템 및 방법 | |
JP2009070407A (ja) | 画像処理方法および装置並びに記録媒体 | |
JP2004254276A (ja) | データ処理装置及び方法 | |
Kanphade et al. | Forward modified histogram shifting based reversible watermarking with reduced pixel shifting and high embedding capacity | |
JP4603799B2 (ja) | 電子透かし埋め込み装置および電子透かし検出装置 | |
JP4964263B2 (ja) | 改ざん検出用情報生成装置、画像生成装置及び改ざん検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100506 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100525 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100602 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4526867 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |