JP2005327440A - Icタグユニットを用いた商品識別システム、及びデジタルコンテンツ管理システム - Google Patents

Icタグユニットを用いた商品識別システム、及びデジタルコンテンツ管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 高コストで電磁波対策を要する電磁波発生器を用いないでICタグユニットに電力を供給し、該ICタグユニットを有する商品の識別を行う商品識別装置を提供する。
【解決手段】 ICタグユニットは、固有の識別情報を格納するIC部と、S極とN極とが所定の間隔で離間した磁界に対する相対運動によって電磁誘導による第1誘導電流を発生する第1コイルと、前記第1コイルで発生した前記第1誘導電流を整流する第1整流器と、前記第1整流器で整流された第1整流電流から所定の電圧を生成して前記IC部に印加するレギュレータとを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ICタグユニットを用いた商品識別システム、特に、ICタグユニットを貼付した光ディスクの識別システムに関する。また、該ICタグユニットを用いて光ディスクに記録されたデジタルコンテンツを管理するデジタルコンテンツ管理方法に関する。
従来、RFタグもしくはICタグと称される微小な電気回路ユニットを商品等に付し、これら商品をオンラインで管理する技術が提案されているが、近年、ICタグの低価格化により応用の裾野が広がり、その需要は急速に広まっている。このICタグにはループ状のアンテナが備えられており、このアンテナからIC回路の動作に必要な電力が供給される(例えば、特許文献1参照。)。ICタグへの一般的な電力の供給方法としては、このアンテナに対して外部から強力な電磁波を照射することによって電磁誘導による実行される(例えば、特許文献2参照。)。IC回路の動作に必要な直流電圧は、このアンテナから出力される交流電流を整流および平滑化することにより得られる(例えば、特許文献3参照。)。
ICタグは主として、それが付加される商品の識別に利用されることが多く、ICタグ内部にはその識別に係る情報(ID情報)が格納されたROMが設けられている。ICタグに一旦電力が供給されるとそのID情報が読み出され、そのID情報はさらにICタグ内部に設けられた変調および送信回路を経て、前記アンテナから送信される。また、変調方法としては、PSK(フェーズシフトキーング)を使っているものがある(例えば、特許文献4参照。)。
さらに、このICタグの利用技術として個々の光ディスクの識別と管理に応用したものがある(例えば、特許文献5及び6参照。)。つまり、有料コンテンツを光ディスクにダウンロードする場合、当ID情報を暗号鍵として暗号化することができ、他の光ディスクへの再度のコピー(いわゆる孫コピー)を防止することができる。
特開平11−59040号公報 特開平10−242893号公報 特開平11−215026号公報 特開2000−332842号公報 特開2002−163613号公報 特開2003−317048号公報
しかし、実際にICタグを使って光ディスクの個別管理を実現する場合には、その実施コストが大きな問題となる。すなわち、ICタグ自体は低価格化が進んでいるが、それに電力を供給するためには強力な電磁波を発生させる、高コストであると共にある程度の大きさを有する「装置」が必要である。一方、光ディスクドライブの代表格であるCD−ROMドライブあるいはDVD−ROMドライブは、低価格化が進んでおり、上記のような「装置」を付けることは光ディスクドライブの市場から見て、全く非現実的であるといえる。また、価格の問題だけではなく、強力な電磁波を発生させるためにその電磁波をシールドするための構造的配慮も必要となる。ところが、近年、DVDドライブは、ノートパソコンにも搭載されるほど小型化が進んできており、これ以上構造を大型化するのは現実的でない。また、記録機能を有したDVDドライブ(例えば、DVD−RAMドライブ)は、TV番組を録画するためのレコーダとして使用されることが多く、上記電磁波がTV放送の受信に影響を与えることが考えられる。
本発明の目的は、高コストであって電磁波対策を要する電磁波発生器を用いないでICタグユニットに電力を供給し、該ICタグユニットを有する商品の識別を行う商品識別装置を提供することである。
本発明に係るICタグユニットは、固有の識別情報を格納するIC部と、
S極とN極とが所定の間隔で離間した磁界に対する相対運動によって電磁誘導による第1誘導電流を発生する第1コイルと、
前記第1誘導電流を整流して第1整流電流とする第1整流器と、
前記第1整流電流から所定の電圧を生成して前記IC部に印加するレギュレータと
を備えることを特徴とする。
前記第1コイルは、間隔d(mm)でS極とN極とが離間している磁界に対して(10×d)(mm/s)以下の速度で相対運動させることが好ましい。これによって周波数100kHz以下の第1誘導電流を発生することができる。
また、前記第1コイルに対して互いの面積中心を離間させて配置され、前記磁界に対する相対運動によって電磁誘導による第2誘導電流を発生する第2コイルと、
前記第2誘導電流を整流して第2整流電流とする第2整流器と
をさらに備えることが好ましい。この場合、前記レギュレータは、前記第1整流電流と前記第2整流電流とを合算した電流から所定の電圧を生成し、前記IC部に供給する。
さらに、本発明に係る商品識別装置は、ICタグユニットを有する商品を回転させるスピンドルモータと、
前記商品の回転面の近傍の円周方向にS極とN極が交互に配置された静磁界発生手段と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る商品の識別方法は、個別の識別情報を格納するIC部と、電磁誘導によって前記IC部に電力を供給する電力供給手段とを備えたICタグユニットを有する商品の識別方法であって、
間隔d(mm)でS極とN極とが離間している磁界に対して前記商品を(10×d)(mm/s)以下の速度で相対運動させて、前記ICタグユニットの前記電力供給手段に電磁誘導によって電力を生じさせ、前記IC部から前記識別情報を発信させるステップと、
前記識別情報を受信するステップと
を含むことを特徴とする。
本発明に係るデジタルコンテンツ管理方法は、頒布された光ディスクを個別に識別する識別情報に応じて、前記光ディスクを駆動する光ディスク装置で、前記光ディスクに記録されたデジタルコンテンツを管理する方法であって、
光ディスクに貼付されたICタグユニットから前記識別情報を取得するステップと、
前記識別情報を、前記デジタルコンテンツを管理するサーバに送るステップと、
前記サーバで前記識別情報により前記光ディスクが真正品であると判断された場合に、前記サーバから送られる前記デジタルコンテンツを復号する暗号鍵を受け取るステップと、
前記光ディスクに記録されたデジタルコンテンツを、前記暗号鍵を用いて復号するステップと
を含むことを特徴とする。
本発明に係るデジタルコンテンツ管理システムは、頒布された光ディスクを個別に識別する識別情報に応じて、前記光ディスクを駆動する光ディスク装置で、前記光ディスクに記録されたデジタルコンテンツを管理する方法であって、
光ディスクから前記識別情報を取得するステップと、
前記識別情報を、前記デジタルコンテンツを管理するサーバに送るステップと、
前記光ディスクに記録されたデジタルコンテンツの欠損部分に関するアドレス情報を検出するステップと、
前記デジタルコンテンツの欠損部分に関する前記アドレス情報を前記サーバに送るステップと、
前記サーバで前記識別情報により前記光ディスクが真正品であると判断された場合に、前記サーバから送られる前記欠損部分を補填する補填情報を受け取るステップと、
前記光ディスクに記録された前記デジタルコンテンツの前記欠損部分を前記補填情報によって補填するステップと
を含むことを特徴とする。
本発明に係るICタグユニットを用いた商品識別装置及び商品識別方法によれば、静磁界に対する相対運動による電磁誘導で誘導電流を発生させてICタグユニットに電力を供給している。そのため、安価であって、電磁波対策を必要としないため、小型化できると共に、他の機器に電磁波障害等を起こすおそれがない。
また、本発明に係るICタグユニットにおいて、互いの面積中心を離間させて配置した2つのコイルを設けることによって、磁界に対して相対運動させてそれぞれのコイルで発生するそれぞれの誘導電流の位相をずらせることができる。そのため、それぞれのコイルで発生した誘導電流を整流し、合成した場合に、電流波形を良好に平滑化できるので、安定してIC部を駆動できる。
さらに、本発明に係るデジタルコンテンツ管理方法では、光ディスクに貼付されたICタグユニットから識別情報を取得し、その識別情報を、デジタルコンテンツを管理するサーバに送付し、サーバから暗号鍵を受け取り、デジタルコンテンツを復号する。これによって、各光ディスクを個別に識別でき、デジタルコンテンツを安全に管理できる。
また、本発明に係るデジタルコンテンツ管理方法では、光ディスクに貼付されたICタグユニットから識別情報を取得し、その識別情報を、デジタルコンテンツを管理するサーバに送付し、光ディスクに記録されたデジタルコンテンツの欠損部分に関するアドレス情報を検出し、そのアドレス情報をサーバに送付し、サーバから欠損部分を補填する補填情報を受け取って、デジタルコンテンツの欠損部分を補填情報によって補填する。これによって、光ディスクが破損した場合にもデジタルコンテンツの欠損部分を補填できるという従来にないデジタルコンテンツ管理サービスを実現することができる。
本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において、実質的に同一の部材には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置20の構成を示す斜視概略図である。この光ディスク装置20は、光ディスク3を回転させるスピンドルモータ2と、該光ディスク3をスピンドルモータ2との間に挟んで押さえるクランパ11と、光ディスク3にレーザ光を照射する光ヘッド9と、該光ディスク3の回転面の近傍であって、その回転面の円周方向に沿ってS極とN極とが交互に配列されるように複数の永久磁石6を配置した天板5とを備える。光ヘッド9は、光ディスク3の半径方向に移動可能なように基板1の上に設けられている。また、スピンドルモータ2は、基板1上に固定されている。天板5は、支持部材8を介して、基板1に対して位置決め可能なように設置されている。例えば、光ディスク3の脱着を行う際には、天板5が上下に移動し、光ディスク3の装着後には、クランパ11とスピンドルモータ2で光ディスク3を挟み込む位置に天板5が固定される。さらに、無線伝送される識別情報を、センサアンテナ7を介して受信する受信回路12が天板5の上に設けられている。一方、光ディスク3は、光ヘッド9からのレーザ光が照射される面とは反対側の面にIC部とコイル等の電力供給部とから構成されるICタグユニット4が貼付されている。
この光ディスク装置20では、光ディスク3を回転させることによって、ICタグユニット4は、天板5上に円弧状に設けられた磁石6によって形成された静磁界の中を横切る。このとき、ICタグユニット4内の電力供給部であるコイルに電磁誘導によって誘導電流が生じ、IC部に電力が供給され、IC部から識別情報が読み出され、該コイルをアンテナとして識別情報が発信される。光ディスク装置20では、この無線伝送された識別情報を、センサアンテナ7を介して受信回路12で受信し、光ディスクを個別に識別する。
図6は、ICタグユニット4を貼付した商品の識別方法のフローチャートである。ここでは、商品が光ディスク3である場合について説明する。
(a)S極とN極とが離間している磁界に対して、ICタグユニット4を有する光ディスク3を相対運動させる(S01)。具体的には、図1の光ディスク装置20のように光ディスクを回転させる。このように回転させることによって、磁界に対して相対運動させるために必要な空間を光ディスク3自体の占める最小限の空間だけに抑えることができるので省スペースを実現できる。
(b)ICタグユニット4の電力供給手段であるコイルに電磁誘導によって電力を生じさせ、IC部から識別情報を発信させる(S02)。
(c)光ディスク装置20のセンサアンテナ7を介して受信回路12で識別情報を受信する(S03)。
図7は、面積中心を互いに離間させて配置した2つのコイルを有するICタグユニット4を貼付した商品の識別方法のフローチャートである。ここでは、商品が光ディスク3である場合について説明する。
(a)S極とN極とが離間している磁界に対して、ICタグユニット4を有する光ディスクを相対運動させる(S11)。
(b)ICタグユニットの第1コイル41と第2コイル42に電磁誘導によって互いに位相がずれた第1及び第2誘導電流を発生させる(S12)。後述するように、2つのコイルの面積中心を互いに所定間隔だけ離間させておくことによってそれぞれの誘導電流の位相をずらすことができる。
(c)第1及び第2誘導電流をそれぞれ整流し、合算する(S13)。上述のように、それぞれの誘導電流の位相をずらせておくことで、整流し、合算した際に合算電流の波形を良好に平滑化することができる。
(d)合算した電流から所定の電圧を生成し、IC部40に印加する(S14)。良好に平滑化された電流によって生成した電圧をIC部に印加することで、IC部を安定に駆動することができる。
(e)IC部40から識別情報を発信させる(S15)。
(f)光ディスク装置20のセンサアンテナ7を介して受信回路12で識別情報を受信する(S16)。
以下に、ICタグユニット4を貼付した光ディスク3の識別方法について説明する。図2は、ICタグユニット4の構成と、ICタグユニット4と磁石6との位置関係を示す概略図である。ICタグユニット4は、コントローラ47、メモリ48、送信回路49で構成されるIC部40と、第1コイル41、第2コイル42、整流器43、44、レギュレータ46で構成される電力供給部50とからなる。IC部40では、メモリ48に固有の識別情報を記憶しており、電力供給部50から所定の電力が供給されると、コントローラ47によってメモリ48から識別情報を読み出し、送信回路49から第2コイル42をアンテナとして用いて該識別情報を発信する。電力供給部50では、静磁界中を相対運動することによって第1及び第2コイル41、42に電磁誘導で第1及び第2誘導電流が発生し、整流器43、44でそれぞれ整流され、合算され、レギュレータ46で所定の電圧が生成され、IC部に印加される。なお、IC部40と、コイル(アンテナ)を含む電力供給部50との組合せは、ICタグユニットと呼ぶ以外に「ICタグ」、「RFタグ」、「無線タグ」という場合がある。
図3は、第1及び第2コイル41、42と磁石6との位置関係を示す概略図である。この2つのコイル41、42は、それぞれの面積中心を互いに離間させて配置されている。2つのコイル41、42は、天板5上の磁石6と対向するように設けられ、光ディスク3の回転に伴い、磁石6が発生する磁界と順次交差しながら移動する。このとき、第1及び第2コイル41、42には電磁誘導でそれぞれ第1及び第2誘導電流I1、I2が発生する。
図4は、図2のICタグユニット4の電力供給部50の回路構成を示す回路図である。整流器43、44は、それぞれ4つのダイオードによって構成されている。また、レギュレータ46は、直列接続された複数のダイオードで構成されており、一端が接地されている。なお、この回路図では、第2コイル42をアンテナとして用いる箇所については省略している。
以下に、第1及び第2誘導電流I1、I2が整流され、合算され、所定電圧に変換されて負荷(Z)であるIC部40に電力として供給されるまでの具体的構成を示す。
まず、第1及び第2コイルに電磁誘導で発生する第1及び第2誘導電流I1、I2は、それぞれ、
I1=sin(2πft)
I2=sin(2πft+τ)
と表される。ここで、fは、誘導電流の周波数である。この周波数fは、光ディスク3に付加されたICタグユニット4が静磁界を横断する相対速度V(mm/s)と、静磁界を形成する磁石6を構成する磁石片(N極とS極のペア)の長さd(mm)とによって、
f=V/d
で求められる。一例として、V=10m/s、d=2.5mmとすると、
f=4kHz
となる。また、τは、第1誘導電流と第2誘導電流との位相差である。
それぞれの誘導電流は、整流器43、44によって全波整流され、直流成分|I1|を有する第1整流電流と、直流成分|I2|を有する第2整流電流となる。さらに、それぞれの整流電流は、加算され、レギュレータ46で加算された電流によって、所定の電圧が生成され、IC部40に電力が供給される。
ここで、IC部40に供給される電圧波形について検討する。まず、コイルが一つの場合には、正弦波の負成分を時間軸について正成分側に折り返したものとなるので、合算した電流波形は、山と谷とが繰り返す波形となる。そのため得られる電圧波形も同様に山と谷とが繰り返す波形となる。このような山と谷とが繰り返す電圧波形では、「谷」の箇所で所定電圧Vrを下回るので、IC部40を安定して駆動することが困難となる。また、単に2つのコイルを重ねて設けた場合には、上記のように2つのコイルを設け、それぞれの誘導電流を整流し、合算するとしても、一つのコイルの場合と同様に得られる電圧波形は、山と谷とが繰り返す波形となる。本発明者は、この山と谷とが繰り返す2つの整流電流の波形を、位相をずらせて重ね合わせることにより、電流波形を平滑化させることができることに着目した。すなわち、それぞれの誘導電流I1、I2の間の位相差τを90°又は、270°として、重ね合わせればよい。一般化すれば、位相差τを(180°×n+90°)(nは整数)とすればよいが、必ずしも90°又は270°に合わせる必要はない。それぞれの誘導電流の位相差を、180°あるいはその倍数(180°×n)から外すことによって、上述のようにそれぞれの誘導電流の互いの山と谷とを重ね合わせることができる。それぞれのコイル41、42で発生する誘導電流I1、I2の間の位相差τは、
180°×n+1/6≦τ≦180°×n+5/6
の関係を満たせばよい(30°〜150°の範囲内、又は、210°〜330°の範囲内)。また、
180°×n+1/4≦τ≦180°×n+3/4
の関係を満たすことが好ましい(45°〜135°の範囲内、又は、225°〜315°の範囲内)。さらに、
180°×n+1/3≦τ≦180°×n+2/3
の関係を満たすことがさらに好ましい(60°〜120°の範囲内、又は、240°〜300°の範囲内)。なお、コイルを3個用意して、互いに120°ずつ位相をずらせてもよい。あるいは4個以上のコイルを用いて、発生する誘導電流の間にそれぞれ位相差を設けるようにしてもよい。
さらに、第1及び第2誘導電流I1、I2の位相差τを上記の範囲内とする具体的な構成について検討する。第1及び第2誘導電流I1、I2の位相差τは、2つのコイル41、42のそれぞれの面積中心の間隔T(mm)と、静磁界を形成する磁石6の磁石片のS極とN極との間隔d(mm)とによって、
τ=180°×(T/d)
として決まる。
そこで、位相差τを(180°×n+90°)(n:整数)とするためには、2つのコイル41、42の面積中心の間隔Tは、
T=(n+1/2)×d
であることがわかる。この場合、第1整流電流|I1|のボトムと第2整流電流|I2|のピークとが加算されることになり、加算電流が平滑化される。なお、残留リプル分はレギュレータ46を用いて、電圧Vr以上の変動をカットするようにすればよい。
また、両コイル41、42の面積中心の離間間隔Tは、(n+1/2)×dの場合が理想的な間隔であるが、両コイル41、42を配置するにあたって、その配置誤差範囲が全く許容されないわけではない。例えば、両コイル41、42の面積中心の離間間隔Tは、
(n+1/6)×d≦T≦(n+5/6)×d
の範囲内であってもよい。この場合であっても実用上問題のない範囲に残留リプル分を抑制することができる。
さらに、両コイル41、42の面積中心の離間間隔Tは、
(n+1/4)×d≦T≦(n+3/4)×d
の範囲内であることが好ましい。
またさらに、両コイル41、42の面積中心の離間間隔Tは、
(n+1/3)×d≦T≦(n+2/3)×d
の範囲内であることがさらに好ましい。
このように、2つのコイル41、42を相補的に用いる主な理由は、本発明の本質的な特徴に起因する。すなわち、従来の構成では、電磁界を発生する手段を別途設けることにより、その電磁界の周波数を適当に高くすること(例えば13.56MHz)ができた。したがって、上記のような構成をとらずとも、ICタグユニット内に小さなコンデンサを付加すれば整流電流を容易に平滑化することができた。ところが、本実施の形態においては、供給電力は光ディスク3の回転に応じた誘導電流により賄われるため、その周波数は先述のように4kHzと低く、これをICタグユニット4内に配置できる程度のコンデンサだけで平滑化しようとするとリプル分が十分に除去できず、非給電期間にIC部40の動作を一時停止させざるをえないといったオーバヘッドが発生するおそれがある。そこで、2つのコイル41、42の面積中心の間隔Tを予め相補的に配置するようにすることにより、大容量のコンデンサを用いなくても、実用上、整流波形を平滑化することができる。
また、光ディスク装置20において、静磁界を形成する磁石6の磁石片のS極とN極との間隔d(mm)について検討する。上述のように、ICタグユニット4の2つのコイル41、42に発生させる誘導電流I1、I2の位相差τを、上記の範囲とするため、S極とN極との間隔dは、ICタグユニット4の両コイル41、42の面積中心の離間間隔T(mm)と、整数nとについて、
T/(n+1/6)≦d≦T/(n+5/6)
の範囲内であることが好ましい。
さらに、S極とN極との間隔dは、
T/(n+1/4)≦d≦T/(n+3/4)
の範囲内であることがさらに好ましい。
またさらに、S極とN極との間隔dは、
T/(n+1/3)≦d≦T/(n+2/3)
の範囲内であることがより好ましい。
したがって、ICタグユニット4の両コイル41、42の面積中心の離間間隔Tと、光ディスク装置20において、静磁界を形成する磁石6の磁石片のS極とN極との間隔dとは、上記関係を満たすように決定することが好ましい。
次に、IC部40の動作について説明する。IC部40は、電力供給部50から電力が供給されると動作を開始する(図2、図5)。
(a)先ず、コントローラ47が起動し、メモリ48に対してアクセスを開始する。
(b)次いで、メモリ48から識別情報であるID情報(ID)を読み出して、送信回路49に転送する。
(c)送信回路49は、このID情報を無線伝送に適した変調信号に変換(例えば、PSK:フェーズシフトキーング)し、ID情報を変換した信号(IDS)を何れかのコイル(41または42)に供給し、無線伝送する。図2では、第2コイル42をアンテナとして用いている。
上記の処理は、IC部40に所定電圧Vrが印加されている間にわたって実行される。
一方、光ディスク装置20では、発信され、無線伝送されたID情報信号(IDS)を検知し、受信回路12に送る。センサアンテナ7は、図1に示すように、磁石6の近傍に設けられている。具体的には、例えば、直径10mm程度のループアンテナによって構成される。
なお、ICタグユニット4からの無線伝送に使用される周波数は、1MHz以上であることが望ましい。消費電力の観点からは、周波数は低い方が好ましいが、伝送情報速度、センサアンテナ7のサイズ、若しくはコストを考慮した場合、ある程度以上の周波数が必要である。すなわち、伝送周波数として、上記1MHzを用いる場合、L=10(1ビットあたり10サイクル)のPSKを用いるとすれば、1ビット伝送するのに10μsを要し、100ビットの情報を伝送するには1msを要する。つまり、光ディスク3が線速度10m/sで回転しているとして、100ビットの情報を伝送している期間に、ICタグユニット4は、1ms×10m/s=10mmだけ移動することになる。そこで、このIC部40から発せられる電波をもれなく捕捉しようとすれば、直径10mm程度あるいはそれ以上のセンサアンテナ7があればよい。なお、センサアンテナ7はなるべく小さい方が好ましく、ここでは直径10mm程度が最適な大きさである。
また、このセンサアンテナ7によって受信されたID情報信号(IDS)は、受信回路12によって復号される。受信回路12の詳細な構成は、ここでは述べないが、例えば、上記PSK信号にキャリア信号(伝送周波数と同じ周波数、本実施の形態では、1MHz)を乗算し、その低域成分を濾過する等の通常のPSK復調手段を備えるものであれば用いることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、静磁界に対して光ディスク3を回転させることによって、光ディスク3上に貼付したICタグユニット4内のコイル41、42に電磁誘導による誘導電流を発生させ、該誘導電流に基づいてIC部40に電力を供給できる。そのため、電磁波対策を要することなく、極めてローコストにICタグユニット4を安定して駆動させることができる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係るデジタルコンテンツ管理システムの構成を示すブロック図である。この光ディスクプレーヤ(光ディスク装置)20は、図8に示すように、光ヘッド9、光ディスク3に貼付されたICタグユニット4から発信されるID情報信号IDSを検知するセンサ(センサアンテナ)7、システムコントローラ21、セレクタ23、デスクランブラ22、デコーダ24を具備している。また、この光ディスクプレーヤ20は、インターネット30に接続され、インターネット30を介してサーバ60にアクセス可能な状態に置かれている。サーバ60は、光ディスク3が真正品であると認証した場合に、デジタルコンテンツの復号に用いる暗号鍵Kを発行する。また、コンテンツプロバイダは、暗号鍵K等を保有し、必要に応じて暗号鍵Kをサーバ60に供給してもよい。なお、ICタグユニット4の構成については、実施の形態1で説明した構成と同様のものを用いることができる。このデジタルコンテンツ管理システムでは、個々の光ディスク3に貼付されたICタグユニット4から無線伝送される識別情報(ID情報信号IDS)を検出し、ID情報信号を変換した識別情報信号IDINFをサーバ60に送出し、サーバ60から暗号鍵を受け取り、暗号鍵を用いて光ディスク3に記録されたデジタルコンテンツを復号し、再生することができる。
以下、このデジタルコンテンツ管理方法について説明する。図11は、このデジタルコンテンツ管理方法の概要を示すブロック図である。コンテンツプロバイダから正規に購入された光ディスク3には、予めビデオプログラムが録画(固定)されている。このプログラムは、光ヘッド9によって読み出されて信号(PIC)となり、再生処理される。しかし、このビデオプログラムは、通常、暗号化されているので、「鍵」(K)を用いてデスクランブル(22)によってリアルタイムに暗号解読しなければビデオプログラムとして再生することはできない。一方、この「鍵」(K)は、光ディスク3が真正品であると認証された場合にサーバ60から発行される。そこで、このデジタル管理方法では、光ディスクに貼付されたICタグユニット4から発信されたID情報信号IDSをセンサアンテナ7で読みとり、インターネットを介してサーバ60に送信し、鍵Kを受け取り、ビデオプログラムを復号し、再生する。
図13は、このデジタルコンテンツ管理方法のフローチャートである。
(a)光ディスク3に貼付されたICタグユニット4から識別情報(光ディスク識別信号IDS)を取得する(S21)。なお、ICタグユニット4から識別情報を取得する方法は、実施の形態1に記載の方法を用いることができる。
(b)識別情報を、インターネット30を介してデジタルコンテンツを管轄するサーバ60に送る(S22)。システムコントローラ21は、ID情報信号IDSをインターネット送信に適したフォーマットに変換して識別情報信号IDINFとして、インターネットに送信する(図11)。識別情報信号IDINFは、例えば、図9に示すように「サーバアドレス情報」「コンテンツ元ID」「メディアID」によって構成され、それぞれ所定のビットが割り当てられている。
(c)サーバ60で識別情報信号IDINFを解読し、これがICタグユニット4から発せられた情報であると確認することにより光ディスク3が真正品(正規に購入された製品)であると判断された場合に、インターネット30を介してサーバから送られる暗号鍵Kを受け取る(S23)。
(d)光ディスク3に記録されたデジタルコンテンツを、暗号鍵Kを用いて復号する(S24)。光ディスクプレーヤ20では、デスクランブラ22において、暗号鍵Kを用いて暗号解読処理が実行され、ビデオプログラム信号PICが順次デコーダ24に供給され、映像および音声が再生される。
「サーバアドレス情報」とは、当該IDが付された光ディスク3が装着されたプレーヤ20からアクセスすべきサーバ60のアドレスを言う。映画コンテンツ等の場合、コンテンツプロバイダから同一タイトルが世界中に配布されるため、その数が極めて多くなる。そのため、配布先すべてからのアクセスをコンテンツプロバイダに一極集中させて管理するよりも、言語・地域ごとのドメイン単位で管理したほうが効率がよい。例えば、上記コンテンツプロバイダによって、日本向けの光ディスクには情報「001011」を割り付け、韓国向けには情報「001010」を割り付ける、といったように国際コードが割り付けられる。これらのコードが付された光ディスク3が装着されたプレーヤ20から所定のドメインサーバに対してアクセスを行う。この実施の形態では、「001011」のアドレスを持つサーバ60が選択される。
「コンテンツ元ID」とは、そのビデオプログラムを作成したメーカの識別番号である。「メディアID」とは光ディスク1枚1枚ごとに割り当てられる識別情報である。これらの情報はそれぞれ暗号化されていてもかまわない。そのときの暗号鍵Kは、コンテンツプロバイダ若しくは各ドメインのサーバ60が保有していればよい。
以上のように本実施の形態によれば、光ディスク3に付されたICタグユニット4から発信されるIC識別信号IDSをインターネット30経由でドメインサーバ60に伝送することにより、サーバ60で光ディスク3を真正品と判断することができ、真正品に対してビデオプログラムの再生の許可を受けることにより、ビデオコンテンツの適切な保護を実現できる。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3に係るデジタルコンテンツ管理方法のタイミングチャートである。このデジタルコンテンツ管理方法は、実施の形態2に係るデジタルコンテンツ管理方法と比較すると、さらに、光ディスク3の傷等によってデジタルコンテンツの欠損部分が生じた場合に、その欠損部分を補填する補填情報を、インターネット30を介してサーバ60から受け取り、欠損部分を補填する点で相違する。なお、このデジタルコンテンツ管理方法における光ディスクプレーヤ20、サーバ60等のシステム構成は、図8に記載のシステムと同様である。
このデジタルコンテンツ管理方法は、従来に無いサービスを提供することができる。前述のように、光ディスク3に付されたICタグユニット4から発せられるIC識別信号IDSからサーバ60は、光ディスク3を真正品と判断することができる。したがって、ネットワーク、例えば、インターネット30に接続されている認証可能な光ディスク3のすべてに対して個別のサービスを行うことが可能である。例えば、光ディスク3は、通常、カートリッジレス(いわゆる”ベア(裸)”)で使用されることが多く、人体や他の家具との接触によって表面に傷が付きやすい。傷が大きいと誤り訂正しきれずに再生エラーが発生する。光ディスクの進化を鑑みるに、CD、DVD、BD、と大容量化、高画質化するにつれ、透明保護層の厚みが1.2mm、0.6mm、0.1mmと減少する傾向にあり、傷の影響をより受け易くなってきている。そのため、高画質な光ディスクほど傷つきやすく、欠損エラーが出やすい。そこで、例えば、IC識別信号IDSをサーバ60に送ると共に、傷が付いた光ディスク3に記録されたデジタルコンテンツの欠損部分のアドレス情報を送ることにより、欠損部分を補填する情報をプロバイダ又はサーバ60から受け取り、デジタルコンテンツの欠損部分を補填情報によって補填することができる。
図14は、このデジタルコンテンツ管理方法のフローチャートである。
(a)光ディスク3に貼付されたICタグユニット4から識別情報(光ディスク識別信号IDS)を取得する(S31)。
(b)識別情報(光ディスク識別信号IDS)を、識別情報信号IDINFに変換して、インターネット30を介してデジタルコンテンツを管理するサーバに送る(S32)。なお、サーバ60で光ディスク3が真正品であると認証した場合には、サーバから送られる鍵Kを光ディスクプレーヤ20が受け取るようにしてもよい。
(c)次に、光ディスク3に記録されたデジタルコンテンツ(例えば、ビデオプログラム等)の欠損部分に関するアドレス情報を検出する(S33)。具体的には、ビデオプログラム再生中に傷(図8中の光ディスク3における「×」マーク)を検出した場合、その先頭のアドレスと、実際に再生不能なデータの長さを特定し、図10に示されるように、ディフェクトリストDLに登録する。
(d)デジタルコンテンツの欠損部分に関するアドレス情報(ディフェクトリストDL)を、インターネット30を介してサーバ60に送る(S34)。なお、このアドレス情報を上記識別情報と共にサーバ60に送ってもよい。
(e)サーバ60において識別情報により光ディスク3が真正品であると判断された場合に、サーバ60から送られる欠損部分を補填する補填情報信号SPICを受け取る(S35)。この補填情報信号SPICは、予めコンテンツプロバイダから送付され、サーバ60内に格納された全プログラム情報から、図10に示されるように、必要な箇所だけ抽出されて生成される。また、この補填情報信号SPICは、ディフェクトリストDLによって特定される欠損部のアドレスと必要な長さの補充データとで構成される。
(f)光ディスク3に記録されたデジタルコンテンツの欠損部分を補填情報信号SPICによって補填する(S36)。光ディスクプレーヤ20では、リアルタイムで更新されるアドレス情報に応じて、セレクタ23によって、光ディスク3から再生されるビデオプログラム信号PICと補填情報信号SPICとを切り替えて後段のデスクランブラ22に送り、デコーダ24によって情報を再生する。
以上のように、本実施の形態によれば、光ディスク識別信号IDSによって光ディスクが真正品であるか否かを判断することによって、ビデオコンテンツの保護を図ることができることに加えて、さらに、光ディスク3の欠陥に応じたデジタルコンテンツの欠損部分を補填するデータ補充サービスを提供することができる。
なお、本実施の形態では、ディフェクトの検出およびディフェクトリストDLの生成とサーバ60からの補填情報の取得とをリアルタイムで実行する場合について示したが、上記の場合に限られるものではない。例えば、一連のディフェクトの補填処理の中に一定のバッファリング処理を介在させてもよい。また、光ディスク3から高速再生したビデオコンテンツの信号PICを光ディスクプレーヤ20に設けられたハードディスクドライブ等の記録媒体に蓄えておき、ディフェクト部分については補填情報信号SPICによってパッチを当てるようにしてもよい。
また、光ディスク3からビデオプログラムを再生する前に予め補填情報信号SPICを取得しておいて、これを当該ハードディスクの所定のアドレスに書き込むようにしてもよい(図11)。例えば、ID情報信号IDSに一義的に対応したアドレスを生成するテーブルをハードディスク上に設け、そのアドレスを持つデータ領域に補填情報信号SPICを記録しておく。このようにすれば、一度サーバ60から補填情報信号SPICを入手すれば、その後は光ディスク3からビデオプログラムを再生するたびにサーバ60にアクセスすることなく、ハードディスクに保持された補填情報信号SPICにアクセスすればよい。このような構成の場合には、最初にサーバ60にアクセスする際は、必ずしも光ディスク3からビデオプログラムを再生している状態、すなわち、光ディスク3の全トラックを走査している状態である必要はない。例えば、メディアサーティファイ等の処理によって、短時間にディフェクトリストDLを作成し、これをサーバ60に送付することで、予め補填情報信号SPICをハードディスクに蓄積することができる。ここで、「メディアサーティファイ」とは、複数本のトラックおきにトラックを高速走査しながら、アドレス以外の情報を再生せずにディフェクト検出のみを行う機能である。
なお、本実施の形態においては、光ディスク3を真正品と識別するために必ずしもICタグユニットを用いる必要はない。例えば、改竄不能に形成されたバーコードや磁気テープを光ディスク上に形成して、そこに識別情報を書き込んでおいてもよい。
本発明に係るICタグユニット、ICタグユニットを有する商品の識別装置、光ディスク装置、及びデジタルコンテンツ管理方法は、個々の光ディスクをインターネット上で安価に管理することを可能とし、質の高いビデオコンテンツを安全にユーザに供給することができる。また、これからのビデオ配信ビジネスにおいて高い有用性を発揮することが期待できる。さらに、コンピュータ用のプログラム著作物の配布等にも応用できる。
本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るICタグユニットの構成と、ICタグユニットの電力供給部と光ディスク装置の磁石との位置関係とを示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るICタグユニットの2つのコイルと静磁界を形成する磁石の位置関係を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係るICタグユニットの電力供給部分の回路図である。 本発明の実施の形態1におけるICタグユニットの動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1に係る商品(光ディスク)の識別方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る別例の商品(光ディスク)の識別方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態2及び3におけるデジタルコンテンツ管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るデジタルコンテンツ管理方法における識別情報IDINFの一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態3に係るデジタルコンテンツ管理方法における欠損および補填情報に関する説明図 本発明の実施の形態2におけるサーバシステムの動作を説明する概略図である。 本発明の実施の形態3に係るデジタルコンテンツ管理方法のタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係るデジタルコンテンツ管理方法のフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係るデジタルコンテンツ管理方法のフローチャートである。
符号の説明
1 基板、2 スピンドルモータ、3 光ディスク、4 ICタグユニット、5 天板、6 固定磁石、7 センサアンテナ、8 支持部材、9 光ヘッド、11 クランパ、12 受信回路、20 光ディスクプレーヤ、21 システムコントローラ、22 デスクランブラ、23 セレクタ、24 デコーダ、30 インターネット、40 IC部、41、42 コイル、43,44 整流器、46 レギュレータ、47 コントローラ、48 メモリ、49 送信回路、50 電力供給部、60 サーバ

Claims (27)

  1. 固有の識別情報を格納するIC部と、
    S極とN極とが所定の間隔で離間した磁界に対する相対運動によって電磁誘導による第1誘導電流を発生する第1コイルと、
    前記第1誘導電流を整流して第1整流電流とする第1整流器と、
    前記第1整流電流から所定の電圧を生成して前記IC部に印加するレギュレータと
    を備えることを特徴とするICタグユニット。
  2. 前記第1コイルは、間隔d(mm)でS極とN極とが離間している磁界に対して(10×d)(mm/s)以下の速度で相対運動させることによって周波数100kHz以下の第1誘導電流を発生することを特徴とする請求項1に記載のICタグユニット。
  3. 前記第1コイルは、前記IC部に格納された前記識別情報に基づく信号を発信するアンテナとして機能することを特徴とする請求項1に記載のICタグユニット。
  4. 前記IC部は、所定の電圧の印加を受けることによって、前記第1コイルをアンテナとして前記IC部内に格納している識別情報に基づく信号を10MHz以上の周波数で発信することを特徴とする請求項3に記載のICタグユニット。
  5. 前記第1コイルに対して互いの面積中心を離間させて配置され、前記磁界に対する相対運動によって電磁誘導による第2誘導電流を発生する第2コイルと、
    前記第2誘導電流を整流して第2整流電流とする第2整流器と
    を備え、
    前記レギュレータは、前記第1整流電流と前記第2整流電流とを合算した電流から所定の電圧を生成し、前記IC部に供給することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のICタグユニット。
  6. 前記第2コイルは、間隔d(mm)でS極とN極とが離間している磁界に対して(10×d)(mm/s)以下の速度で相対運動させることによって周波数100kHz以下の第2誘導電流を発生することを特徴とする請求項5に記載のICタグユニット。
  7. 前記第1コイルで発生した第1誘導電流と前記第2コイルで発生した第2誘導電流との相互の位相差は、整数nについて、(180°×n+45°)〜(180°×n+135°)の範囲にあることを特徴とする請求項5に記載のICタグユニット。
  8. 前記第1コイルで発生した第1誘導電流と前記第2コイルで発生した第2誘導電流との相互の位相差は、整数nについて、実質的に(180°×n+90°)であることを特徴とした請求項5に記載のICタグユニット。
  9. 前記第1コイルと前記第2コイルとは、互いの面積中心の離間間隔T(mm)が、前記磁界のS極とN極の間隔d(mm)と整数nとについて、
    (n+1/6)×d≦T≦(n+5/6)×d
    の関係式を満たすように配置したことを特徴とする請求項5に記載のICタグユニット。
  10. 前記第1コイルと前記第2コイルとは、互いの面積中心の離間間隔T(mm)が、前記磁界のS極とN極の間隔d(mm)と整数nとについて、
    (n+1/4)×d≦T≦(n+3/4)×d
    の関係式を満たすように配置したことを特徴とする請求項5に記載のICタグユニット。
  11. 前記第1コイルと前記第2コイルとは、互いの面積中心の離間間隔T(mm)が、前記磁界のS極とN極の間隔d(mm)と整数nとについて、
    (n+1/3)×d≦T≦(n+2/3)×d
    の関係式を満たすように配置したことを特徴とする請求項5に記載のICタグユニット。
  12. 前記レギュレータは、直列接続された複数のダイオードを含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のICタグユニット。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のICタグユニットを有することを特徴とする光ディスク。
  14. ICタグユニットを有する商品を回転させるスピンドルモータと、
    前記商品の回転面の近傍の円周方向にS極とN極が交互に配置された静磁界発生手段と
    を備えることを特徴とする商品識別装置。
  15. 前記静磁界発生手段は、少なくとも一対のS極及びN極を有する磁石を含むことを特徴とする請求項14に記載の商品識別装置。
  16. 前記静磁界発生手段は、S極とN極が回転面上の円周方向に交互に配置された複数の磁石を含むことを特徴とする請求項14に記載の商品識別装置。
  17. IC部と、第1コイルと、第2コイルとを備えたICタグユニットを有する商品を識別する商品識別装置であって、
    前記静磁界発生手段は、S極とN極との間隔d(mm)が、前記ICタグユニットの前記第1コイルと前記第2コイルの面積中心の離間間隔T(mm)と整数nとについて、
    T/(n+5/6)≦d≦T/(n+1/6)
    の関係式を満たすことを特徴とする請求項14から16のいずれか一項に記載の商品識別装置。
  18. IC部と、第1コイルと、第2コイルとを備えたICタグユニットを有する商品を識別する商品識別装置であって、
    前記静磁界発生手段は、S極とN極との間隔d(mm)が、前記ICタグユニットの前記第1コイルと前記第2コイルの面積中心の離間間隔T(mm)と整数nとについて、
    T/(n+3/4)≦d≦T/(n+1/4)
    の関係式を満たすことを特徴とする請求項14から16のいずれか一項に記載の商品識別装置。
  19. IC部と、第1コイルと、第2コイルとを備えたICタグユニットを有する商品を識別する商品識別装置であって、
    前記静磁界発生手段は、S極とN極との間隔d(mm)が、前記ICタグユニットの前記第1コイルと前記第2コイルの面積中心の離間間隔T(mm)と整数nとについて、
    T/(n+2/3)≦d≦T/(n+1/3)
    の関係式を満たすことを特徴とする請求項14から16のいずれか一項に記載の商品識別装置。
  20. 前記ICタグユニットから発信される無線信号を受信する受信手段を備えることを特徴とする請求項14から19のいずれか一項に記載の商品識別装置。
  21. 前記スピンドルモータは、前記磁界のS極とN極が配置された回転中心からの半径r(mm)と、前記S極と前記N極との間隔d(mm)について、((10×d)/(2πr))回/秒以下の回転数で回転することを特徴とする請求項14から20のいずれか一項に記載の商品識別装置。
  22. 前記商品は、光ディスクであって、請求項14から21のいずれか一項に記載の商品識別装置を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  23. 個別の識別情報を格納するIC部と、電磁誘導によって前記IC部に電力を供給する電力供給手段とを備えたICタグユニットを有する商品の識別方法であって、
    間隔d(mm)でS極とN極とが離間している磁界に対して前記商品を(10×d)(mm/s)以下の速度で相対運動させて、前記ICタグユニットの前記電力供給手段に電磁誘導によって電力を生じさせ、前記IC部から前記識別情報を発信させるステップと、
    前記識別情報を受信するステップと
    を含むことを特徴とする商品の識別方法。
  24. 個別の識別情報を格納するIC部と、電磁誘導によって前記IC部に電力を供給する電力供給手段として機能する互いの面積中心を離間させて配置した第1及び第2コイルとを備えたICタグユニットを有する商品の識別方法であって、
    S極とN極とが離間している磁界に対して前記商品を相対運動させて、前記第1及び第2コイルに互いに位相がずれた第1及び第2誘導電流を発生させるステップと、
    前記第1及び第2誘導電流が整流され、合算され、合算電流から生成された所定の電圧が前記IC部に印加され、前記IC部から前記識別情報を発信させるステップと、
    前記識別情報を受信するステップと
    を含むことを特徴とする商品の識別方法。
  25. 頒布された光ディスクを個別に識別する識別情報に応じて、前記光ディスクを駆動する光ディスク装置で、前記光ディスクに記録されたデジタルコンテンツを管理する方法であって、
    光ディスクに貼付されたICタグユニットから前記識別情報を取得するステップと、
    前記識別情報を、前記デジタルコンテンツを管理するサーバに送るステップと、
    前記サーバで前記識別情報により前記光ディスクが真正品であると判断された場合に、前記サーバから送られる前記デジタルコンテンツを復号する暗号鍵を受け取るステップと、
    前記光ディスクに記録されたデジタルコンテンツを、前記暗号鍵を用いて復号するステップと
    を含むことを特徴とするデジタルコンテンツ管理方法。
  26. 頒布された光ディスクを個別に識別する識別情報に応じて、前記光ディスクを駆動する光ディスク装置で、前記光ディスクに記録されたデジタルコンテンツを管理する方法であって、
    光ディスクから前記識別情報を取得するステップと、
    前記識別情報を、前記デジタルコンテンツを管理するサーバに送るステップと、
    前記光ディスクに記録されたデジタルコンテンツの欠損部分に関するアドレス情報を検出するステップと、
    前記デジタルコンテンツの欠損部分に関する前記アドレス情報を前記サーバに送るステップと、
    前記サーバで前記識別情報により前記光ディスクが真正品であると判断された場合に、前記サーバから送られる前記欠損部分を補填する補填情報を受け取るステップと、
    前記光ディスクに記録された前記デジタルコンテンツの前記欠損部分を前記補填情報によって補填するステップと
    を含むことを特徴とするデジタルコンテンツ管理方法。
  27. 前記ICタグユニットは、
    固有の識別情報を格納するIC部と、
    S極とN極とが所定の間隔で離間した磁界に対する相対運動によって電磁誘導による第1誘導電流を発生する第1コイルと、
    前記第1コイルで発生した前記第1誘導電流を整流する第1整流器と、
    前記第1整流器で整流された第1整流電流から所定の電圧を生成して前記IC部に印加するレギュレータと
    を備え、
    前記ICタグユニットから前記識別情報を取得するステップは、
    磁界に対して前記光ディスクを相対運動させて、前記ICタグユニットの前記第1コイルに電磁誘導によって第1誘導電流を発生させ、所定の電圧を前記IC部に印加して、前記IC部から前記識別情報を発信させるステップと、
    前記識別情報を受信するステップと
    を含むことを特徴とする請求項25又は26に記載のデジタルコンテンツ管理方法。
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JP2009537886A (ja) * 2006-05-16 2009-10-29 アエスカ エス.ア. 複数のアンテナ及びそれに付随するアンテナ選択回路を有する非接触型無線周波数デバイス

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