JP2005327145A - 文書管理システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】文書集合に対する文書一覧を作成可能な文書管理システムであって、文書に対して、該文書を閲覧した閲覧者、閲覧時刻、感想やコメント等を対応させて記憶する既読情報記憶手段を備えておき、文書内容を表示したときに、閲覧要求のあった文書と閲覧者と閲覧時刻とを対応付けて前記既読情報記憶手段に記憶させる。また、閲覧者から感想やコメントが入力された場合には、これらも併せて前記既読情報記憶手段に記憶させる。文書一覧を作成するときには、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書が閲覧されているときには、該文書の閲覧者に関する情報とコメントや感想も併せて文書一覧を作成するようにした。
【選択図】図4
Description
このようなシステムを利用するユーザは、どの文書を見ていないかを自分で管理しなくても良くなり、ユーザの負担が軽減されている。
これにより、文書の査読作業を行う場合、複数のレビューメンバが場所的に離散されていても効率的な査読作業を行うことができ、しかもレビューメンバ間のコミュニケーションやコメントデータのアクセス管理を容易とすることができる。
これにより、同じ情報に関心をもつ閲覧者を投稿者に提示することにより、電子掲示板の情報伝達機能を拡充し、利用促進が図れる。
しかし、これらの情報は文書を作成した側の情報であり、この文書を読んだ側、即ち閲覧者情報については表示されていない。そのため、文書の作成者やあるいは閲覧者は、その文書を閲覧した他の閲覧者がどのような感想を持っているかを知ることができない。
また、特許文献2では、一覧表示された文書ごとに、どの程度の閲覧者がいるか、また、どのような人が閲覧者であるかは投稿者には分かるが、閲覧者にはどのような他の閲覧者がいるのかは分からない。さらに、投稿者や閲覧者にも、閲覧者がどのような感想を持っているかは分からない。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
また、分類分けされた感想タイプ(「うれしい」、「ちょっと待った」など)やコメントも同時に表示するようにできるため、誰がどのような感想を持ったかを知ることができる。
また、感想タイプやコメントの付けた閲覧者の顔画像を優先して表示するため、多数の閲覧者表示があったとしても、感想タイプやコメントを即座に見つけることができる。
さらに、読者数が増えてもレイアウトを崩すことなく、重要な閲覧者(閲覧した時刻が新しい閲覧者、コメントや感想タイプを付与した閲覧者)を優先して表示することができる。
図1は、本実施形態に係る文書管理システムの構成を示すブロック図である。同図において、文書管理システムは、ユーザの作成・閲覧する文書を維持管理する文書管理サーバ100と、複数のユーザが文書管理サーバ100に保持する文書の作成および閲覧を行うクライアント200とを、ネットワーク300を介してそれぞれ相互に接続している。
また、文書管理サーバ100は、ユーザの作成した文書に関する情報を保持する文書データベース110、文書データベース110のうちどの文書がどのユーザによって閲覧されたかを示す文書の既読情報を保持する既読情報管理データベース(既読情報記憶手段)120、文書管理サーバ100にアクセス可能なユーザに関する情報を保持するユーザ管理データベース140とが接続されている。以下、データベースをDBと略記する。
文書DB110は、登録されている文書に関する書誌事項(文書識別子(文書ID)、文書名、作成日、作成者等)および文書の内容(テキスト、画像、音声等)からなる、公知のデータ構造である。
このユーザ管理DB140は、ユーザが本文書管理システムを利用開始に先立ち登録されるものであって、画像を見てユーザであることが識別できる画像(例えば、自分の顔写真、似顔絵、特徴を表す画像等)を登録するようになっている。以下、この画像のことを顔画像と呼ぶことにする。
文書一覧表示部101は、文書DB110に登録されている文書一覧、あるいは文書DB110を検索した結果等の文書一覧をクライアント200へ送信し、クライアント200はこの受信した文書一覧を表示装置上に表示する。この文書一覧には、少なくとも文書の作成者の顔画像、文書名、作成日、閲覧者の顔画像が含まれる(図5参照)。閲覧者が2人以上の場合には、閲覧した時刻の新しい順に並べた顔画像を表示する。
また、閲覧者の顔画像は、文書の文書IDをキーとして既読情報管理DB120を検索し、この文書を閲覧したユーザのユーザIDを取得する。この取得したユーザIDをキーにしてユーザ管理DB140からユーザの顔画像を取得することができる。
さらに、取り出された文書の内容は、クライアント200へ送信され、クライアント200に備えられた表示装置上に表示される。
文書DB110中のすべての文書IDや検索結果中のすべての文書IDを取得する(ステップS01)。
取得した文書ID群中から未処理の文書IDを取り出し(ステップS02)、未処理の文書IDがあれば(ステップS03のYES)、文書IDをキーにして文書DB110から作成者(作成者のユーザID)を取得し、この作成者(ユーザID)の顔画像をユーザ管理DB140から取得する(ステップS04)。
次に、文書IDをキーにして、この文書を閲覧した閲覧者のユーザIDを既読情報管理DB120から取得し、ユーザIDを閲覧した時刻の新しい順に並べる(ステップS06)。例えば、既読情報管理DBが図3の場合、文書IDが「2」のときには、閲覧したユーザを新しい時刻順に並べると、(kurokawa, ohkawa, ikeda)の順となる。
一方、未処理の文書IDが無くなると(ステップS03のNO)、一時的に記憶させた一覧表をクライアント200へ送信する。クライアント200は、この一覧表を表示装置上に表示する。
図7は、本実施形態の文書管理システムの構成を示すブロック図である。図8は、本実施形態に係る文書管理サーバ100の機能構成を示すブロック図である。図8において、文書管理サーバ100は、文書一覧表示部101、文書表示部102、感想タイプ入力部103の機能を含んでなり、これらはコンピュータプログラムとして実行される。図7および図8において、図1および図4と同じ機能については、同じ符号を付し、その機能については相違点についてのみ説明する。
感想タイプデータベース(DB)130は、この読後感を分類し、この分類を代表するような画像(以下、感想タイプという)を登録管理するものであり、この画像を識別するための感想タイプID、感想タイプの説明、画像の格納アドレスから構成される(図9参照)。
また、既読情報管理DB120は、実施形態1における既読情報管理DB120にデータ項目「感想タイプID」を追加したものであり、文書の読後感を与える画像に対応する感想タイプIDを記録する(図10参照)。
さらに、取り出された文書の内容は、クライアント200へ送信され、クライアント200に備えられた表示装置上に表示する。この文書の内容を表示する際、感想タイプ管理DB130に登録されているすべての感想タイプに対応するボタンもクライアント200の表示装置上に表示する(図11参照)。
これにより、ユーザは閲覧した文書に閲覧者の感想を付与することができる。
例えば、図10において、「文書ID=2」の文書は、ユーザID=「ikeda」のユーザが「うれしい(感想タイプID=「happy」)」という読後感を持ったことを表している。
本実施形態は、上記の実施形態2と同様に、文書の読後感をコメントとして与えるようにした。
本実施形態における文書管理システムの構成は図7に示した構成と同様であるから、説明を省略する。図13は、本実施形態に係る文書管理サーバ100の機能構成を示すブロック図である。同図において、文書管理サーバ100は、文書一覧表示部101、文書表示部102、コメント入力部104の機能を含んでなり、これらはコンピュータプログラムとして実行される。また、上記構成に、感想タイプ入力部103を含むように構成しても良い。図13において、図7と同じ符号が付された機能は、同じ機能を持っていることを示し、ここでは相違点について説明することにする。
既読情報管理DB120は、実施形態2における既読情報管理DB120にデータ項目「コメント」を追加したものであり、文書の読後感を文字列として記録する(図14参照)。
例えば、図14において、文書ID=2の文書は、ユーザID=「ohhara」のユーザが「よくやった」というコメントを与えたことを表している。この例のように、文書に対する読後感は、コメントだけでも良いし、感想タイプおよびコメントをともに付与するようにしてもよい。
クライアント200は、送信された一覧表を表示装置上に表示する。ユーザがこの一覧表示中の文書に付けられた閲覧者のコメントを見たいときには、マウスを閲覧者の顔画像の上におくとコメントがポップアップして表示される(図16)。
(2)これらの閲覧者が感想タイプまたはコメントをつけた閲覧者のグループ1と、何もつけなかった閲覧者のグループ2とに分けて、これらのグループ内で、時刻の新しい順にユーザIDを並べる。
(3)まずグループ1のユーザID、次にグループ2のユーザIDの順となるように、閲覧者の顔画像(感想タイプの画像やコメントをつけて)を並べる。
図18では、閲覧者数を2人に制限している場合であり、「詳細報告」の文書は3人以上の閲覧者があることを示す「…」が表示されている。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態を構成する各機能をそれぞれプログラム化し、あらかじめCD−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、コンピュータに搭載したCD−ROMドライブのような媒体駆動装置にこのCD−ROM等を装着して、これらのプログラムをコンピュータのメモリあるいは記憶装置に格納し、それを実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
なお、コンピュータでは、可搬型の記録媒体上のプログラム、または転送されてくるプログラムを、コンピュータに接続した記録媒体にインストールし、そのインストールされたプログラムを実行することによって上述した実施形態の機能が実現される。
Claims (8)
- 文書集合に対する文書一覧を作成可能な文書管理システムにおいて、文書と該文書を閲覧した閲覧者とを対応させて記憶する既読情報記憶手段と、閲覧要求のあった文書内容を表示するときに、当該文書と閲覧者とを対応付けて前記既読情報記憶手段に記憶する文書表示手段と、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書が閲覧されているときには、該文書の閲覧者に関する情報を表示項目に含めた文書一覧を作成する文書一覧表示手段とを有することを特徴とする文書管理システム。
- 請求項1に記載の文書管理システムにおいて、前記既読情報記憶手段に、閲覧した文書に対する閲覧者の感想を記録可能としておき、分類分けされた感想タイプから選択して、入力させた感想タイプを、閲覧した文書および閲覧者に対応させて前記既読情報記憶手段へ登録する感想タイプ入力手段を有し、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書に感想が付けられているときには、前記閲覧者に関する情報と感想タイプとを関連づけて、文書一覧を作成することを特徴とする文書管理システム。
- 請求項1または2に記載の文書管理システムにおいて、前記既読情報記憶手段に、閲覧した文書に対する閲覧者のコメントを記録可能としておき、入力させた閲覧文書のコメントを、閲覧した文書および閲覧者に対応させて前記既読情報記憶手段へ登録するコメント入力手段を有し、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書にコメントが付けられているときには、前記閲覧者に関する情報とコメントとを関連づけて、文書一覧を作成することを特徴とする文書管理システム。
- 請求項1、2または3に記載の文書管理システムにおいて、前記既読情報記憶手段に、閲覧者が文書を閲覧した時刻を記録可能としておき、閲覧要求のあった文書内容を表示するときに、閲覧要求のあった時刻を、当該文書および閲覧者に対応付けて前記既読情報記憶手段に記憶する文書表示手段を有し、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書の閲覧者に関する情報を、閲覧した時刻の新しい順に並べることを特徴とする文書管理システム。
- 請求項2、3または4に記載の文書管理システムにおいて、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、コメントまたは感想タイプが付与されている閲覧者については、閲覧者に関する情報を優先した順に並べることを特徴とする文書管理システム。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の文書管理システムにおいて、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書を閲覧した閲覧者数が所定数以上である場合には、所定数以内の閲覧者に関する情報を並べるとともに、閲覧者が所定以上であることが分かるようにした文書一覧を作成することを特徴とする文書管理システム。
- コンピュータに、請求項1乃至6のいずれかに記載の文書管理システムの機能を実行させるためのプログラム。
- 請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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