JP2005327145A - 文書管理システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

文書管理システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】文書の一覧表示を行ったときに、自分以外の読者に関する情報を得ることができる文書管理システム、プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】文書集合に対する文書一覧を作成可能な文書管理システムであって、文書に対して、該文書を閲覧した閲覧者、閲覧時刻、感想やコメント等を対応させて記憶する既読情報記憶手段を備えておき、文書内容を表示したときに、閲覧要求のあった文書と閲覧者と閲覧時刻とを対応付けて前記既読情報記憶手段に記憶させる。また、閲覧者から感想やコメントが入力された場合には、これらも併せて前記既読情報記憶手段に記憶させる。文書一覧を作成するときには、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書が閲覧されているときには、該文書の閲覧者に関する情報とコメントや感想も併せて文書一覧を作成するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、文書管理システム、プログラムおよび記録媒体に関し、電子掲示板や電子会議システム等に応用して好適である。
近年、情報技術の発達に伴い、ネットワーク上で複数の人が協力し合って作業するようになってきた。例えば、文書レビューを行える文書管理システムやメッセージ交換を行える電子掲示板システム等がある。
このようなシステムでは、レビューの査読者や回答者が閲覧した文書には既読/未読の情報が付加されており、文書一覧を表示したときには、自分の閲覧状態がわかるようになっている。また、電子掲示板システムにおいても、ユーザが書き込んだ情報等のような多数の文書を一覧表示し、その中で一旦閲覧したものには、既読である表示がなされ、閲覧していないものについては未読の表示がなされる。
このようなシステムを利用するユーザは、どの文書を見ていないかを自分で管理しなくても良くなり、ユーザの負担が軽減されている。
特許文献1では、複数の文書レビュー処理装置をそれぞれ相互にネットワークを介して接続しておき、その処理装置の各々に、レビュー対象文書毎にレビューメンバからのコメントデータへのアクセス管理を行うようになっている。そのために、複数の査読者や回答者によって作成されたコメント・回答データを管理してレビュー結果を表示・印刷するとともに、レビューメンバ間の作業調整を行う各種通知文書の送付を管理している。
これにより、文書の査読作業を行う場合、複数のレビューメンバが場所的に離散されていても効率的な査読作業を行うことができ、しかもレビューメンバ間のコミュニケーションやコメントデータのアクセス管理を容易とすることができる。
また、特許文献2では、投稿記事が参照される度に参照した閲覧者と投稿記事とを参照履歴テーブルに登録し、また、投稿者のそれぞれについて、各投稿者の投稿記事を参照した閲覧者を参照履歴テーブルより抽出し、閲覧者毎に参照回数を集計し、投稿者と閲覧者と参照回数とを参照回数テーブルに登録する。参照回数テーブルより投稿者に対応する閲覧者毎の参照回数を検索し、参照回数の多い閲覧者を優先的に所定の人数抽出し、その閲覧者情報を投稿者からのアクセスに基づき投稿者に対して表示する。
これにより、同じ情報に関心をもつ閲覧者を投稿者に提示することにより、電子掲示板の情報伝達機能を拡充し、利用促進が図れる。
特開平06−274493号公報 特開2003−263383号公報
一般に、文書管理システムや文書検索システム等で文書を一覧表示するとき、あるいは電子掲示板や電子会議システム等で文書を一覧表示するときには、文書のタイトル、作成者名、作成日時などが主に表示されている。
しかし、これらの情報は文書を作成した側の情報であり、この文書を読んだ側、即ち閲覧者情報については表示されていない。そのため、文書の作成者やあるいは閲覧者は、その文書を閲覧した他の閲覧者がどのような感想を持っているかを知ることができない。
上述した特許文献1では、レビュー対象の文書を開いた状態の時には、どの査読者がどのようなコメントを書いたかは分かるが、複数のレビュー対象の文書を一覧表示した時にはどの査読者がどのようなコメントを書いたかを知ることができない。
また、特許文献2では、一覧表示された文書ごとに、どの程度の閲覧者がいるか、また、どのような人が閲覧者であるかは投稿者には分かるが、閲覧者にはどのような他の閲覧者がいるのかは分からない。さらに、投稿者や閲覧者にも、閲覧者がどのような感想を持っているかは分からない。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、文書の一覧表示を行ったときに、自分以外の閲覧者に関する情報を得ることができる文書管理システム、文書管理システムの機能を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、文書集合に対する文書一覧を作成可能な文書管理システムにおいて、文書と該文書を閲覧した閲覧者とを対応させて記憶する既読情報記憶手段と、閲覧要求のあった文書内容を表示するときに、当該文書と閲覧者とを対応付けて前記既読情報記憶手段に記憶する文書表示手段と、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書が閲覧されているときには、該文書の閲覧者に関する情報を表示項目に含めた文書一覧を作成する文書一覧表示手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の文書管理システムにおいて、前記既読情報記憶手段に、閲覧した文書に対する閲覧者の感想を記録可能としておき、分類分けされた感想タイプから選択して、入力させた感想タイプを、閲覧した文書および閲覧者に対応させて前記既読情報記憶手段へ登録する感想タイプ入力手段を有し、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書に感想が付けられているときには、前記閲覧者に関する情報と感想タイプとを関連づけて、文書一覧を作成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の文書管理システムにおいて、前記既読情報記憶手段に、閲覧した文書に対する閲覧者のコメントを記録可能としておき、入力させた閲覧文書のコメントを、閲覧した文書および閲覧者に対応させて前記既読情報記憶手段へ登録するコメント入力手段を有し、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書にコメントが付けられているときには、前記閲覧者に関する情報とコメントとを関連づけて、文書一覧を作成することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2または3に記載の文書管理システムにおいて、前記既読情報記憶手段に、閲覧者が文書を閲覧した時刻を記録可能としておき、閲覧要求のあった文書内容を表示するときに、閲覧要求のあった時刻を、当該文書および閲覧者に対応付けて前記既読情報記憶手段に記憶する文書表示手段を有し、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書の閲覧者に関する情報を、閲覧した時刻の新しい順に並べることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2、3または4に記載の文書管理システムにおいて、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、コメントまたは感想タイプが付与されている閲覧者については、閲覧者に関する情報を優先した順に並べることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の文書管理システムにおいて、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書を閲覧した閲覧者数が所定数以上である場合には、所定数以内の閲覧者に関する情報を並べるとともに、閲覧者が所定以上であることが分かるようにした文書一覧を作成することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、コンピュータに、請求項1乃至6のいずれかに記載の文書管理システムの機能を実行させるためのプログラムである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、文書一覧表示を行ったときに、文書を閲覧したユーザの画像(写真や絵)が、閲覧した時刻の新しい順に表示されるため、誰が文書を閲覧したかが一目瞭然であり、「直接会って聞く」、「メールでたずねる」等をする必要がない。
また、分類分けされた感想タイプ(「うれしい」、「ちょっと待った」など)やコメントも同時に表示するようにできるため、誰がどのような感想を持ったかを知ることができる。
また、感想タイプやコメントの付けた閲覧者の顔画像を優先して表示するため、多数の閲覧者表示があったとしても、感想タイプやコメントを即座に見つけることができる。
さらに、読者数が増えてもレイアウトを崩すことなく、重要な閲覧者(閲覧した時刻が新しい閲覧者、コメントや感想タイプを付与した閲覧者)を優先して表示することができる。
以下、図面を参照して、本発明の文書管理システムに係る好適な実施形態を説明する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態に係る文書管理システムの構成を示すブロック図である。同図において、文書管理システムは、ユーザの作成・閲覧する文書を維持管理する文書管理サーバ100と、複数のユーザが文書管理サーバ100に保持する文書の作成および閲覧を行うクライアント200とを、ネットワーク300を介してそれぞれ相互に接続している。
また、文書管理サーバ100は、ユーザの作成した文書に関する情報を保持する文書データベース110、文書データベース110のうちどの文書がどのユーザによって閲覧されたかを示す文書の既読情報を保持する既読情報管理データベース(既読情報記憶手段)120、文書管理サーバ100にアクセス可能なユーザに関する情報を保持するユーザ管理データベース140とが接続されている。以下、データベースをDBと略記する。
次に、本実施形態で使われる各データベースのデータ構造について説明する。
文書DB110は、登録されている文書に関する書誌事項(文書識別子(文書ID)、文書名、作成日、作成者等)および文書の内容(テキスト、画像、音声等)からなる、公知のデータ構造である。
ユーザ管理DB140は、本文書管理システムを利用するユーザに関する情報を管理しており、ユーザ識別子(ユーザID)、パスワード、ユーザの名前、ユーザを識別できる画像の格納アドレス、所属、この文書管理システムを利用できる権限であるアクセス権(読み取りのみ、書き込み、フルアクセス等)等を保持している(図2参照)。
このユーザ管理DB140は、ユーザが本文書管理システムを利用開始に先立ち登録されるものであって、画像を見てユーザであることが識別できる画像(例えば、自分の顔写真、似顔絵、特徴を表す画像等)を登録するようになっている。以下、この画像のことを顔画像と呼ぶことにする。
既読情報管理DB120は、ユーザが文書DB110中の文書を閲覧したときに、この文書の文書ID、閲覧者のユーザIDおよび閲覧したときの時刻を保持する(図3参照)。例えば、図3において、文書IDが「2」の文書は、「池田」、「大川」、「黒川」の3人がそれぞれ閲覧したことを示している。
図4は、本実施形態に係る文書管理サーバ100の機能構成を示すブロック図である。同図において、文書管理サーバ100は、文書一覧表示部101、文書表示部102の機能を含んでなり、これらはコンピュータプログラムとして実行される。
文書一覧表示部101は、文書DB110に登録されている文書一覧、あるいは文書DB110を検索した結果等の文書一覧をクライアント200へ送信し、クライアント200はこの受信した文書一覧を表示装置上に表示する。この文書一覧には、少なくとも文書の作成者の顔画像、文書名、作成日、閲覧者の顔画像が含まれる(図5参照)。閲覧者が2人以上の場合には、閲覧した時刻の新しい順に並べた顔画像を表示する。
文書の作成者の顔画像は、文書の作成者をキーにしてユーザ管理DB140を検索し、顔画像の格納アドレスを取り出すことによって取得できる。
また、閲覧者の顔画像は、文書の文書IDをキーとして既読情報管理DB120を検索し、この文書を閲覧したユーザのユーザIDを取得する。この取得したユーザIDをキーにしてユーザ管理DB140からユーザの顔画像を取得することができる。
文書表示部102は、一覧表示された文書の中から指定した文書あるいは文書DB110中の文書を直接指定したときに、この指定された文書の内容を文書DB110から取り出すとともに、現在時刻、文書ID、ユーザIDとを対応付けて既読情報管理DB120へ登録する。このとき、既に同じ文書IDとユーザIDの組があった場合、それを削除した上で登録する。
さらに、取り出された文書の内容は、クライアント200へ送信され、クライアント200に備えられた表示装置上に表示される。
以上の構成により、文書一覧表示を行ったときに、文書を閲覧したユーザの画像(写真や絵等)が、閲覧した時刻の新しい順に表示されるため、誰が文書を閲覧したかが一目瞭然であり、「直接会って聞く」、「メールでたずねる」等をする必要がない。
図6は、文書一覧表示部の処理手順を示すフローチャートである。
文書DB110中のすべての文書IDや検索結果中のすべての文書IDを取得する(ステップS01)。
取得した文書ID群中から未処理の文書IDを取り出し(ステップS02)、未処理の文書IDがあれば(ステップS03のYES)、文書IDをキーにして文書DB110から作成者(作成者のユーザID)を取得し、この作成者(ユーザID)の顔画像をユーザ管理DB140から取得する(ステップS04)。
文書IDをキーにして、文書DB110から文書名、作成日等を取得する(ステップS05)。
次に、文書IDをキーにして、この文書を閲覧した閲覧者のユーザIDを既読情報管理DB120から取得し、ユーザIDを閲覧した時刻の新しい順に並べる(ステップS06)。例えば、既読情報管理DBが図3の場合、文書IDが「2」のときには、閲覧したユーザを新しい時刻順に並べると、(kurokawa, ohkawa, ikeda)の順となる。
次に、並べ替えられたユーザIDそれぞれについて、ユーザ管理DB140を参照して、ユーザIDに対応する顔画像の格納アドレスから顔画像を取得し(ステップS07)、今までに取得した情報を「作成者の顔画像、文書名、作成日、閲覧した時刻の新しい順に並べた閲覧者の顔画像」の順に並べて一時的に記憶させ(ステップS08)、ステップS02へ戻る。ここに並べられた情報が一覧表示の1行を形成する(図5参照)。
一方、未処理の文書IDが無くなると(ステップS03のNO)、一時的に記憶させた一覧表をクライアント200へ送信する。クライアント200は、この一覧表を表示装置上に表示する。
上記の一覧表示において、ユーザの顔画像ではなく、ユーザIDまたはユーザ名をそのまま表示するようにしてもよい。
<実施形態2>
図7は、本実施形態の文書管理システムの構成を示すブロック図である。図8は、本実施形態に係る文書管理サーバ100の機能構成を示すブロック図である。図8において、文書管理サーバ100は、文書一覧表示部101、文書表示部102、感想タイプ入力部103の機能を含んでなり、これらはコンピュータプログラムとして実行される。図7および図8において、図1および図4と同じ機能については、同じ符号を付し、その機能については相違点についてのみ説明する。
本実施形態では、文書一覧表に、ユーザが文書を閲覧した際の読後感を表す画像(写真や絵でもよい)を付加することができる。
感想タイプデータベース(DB)130は、この読後感を分類し、この分類を代表するような画像(以下、感想タイプという)を登録管理するものであり、この画像を識別するための感想タイプID、感想タイプの説明、画像の格納アドレスから構成される(図9参照)。
また、既読情報管理DB120は、実施形態1における既読情報管理DB120にデータ項目「感想タイプID」を追加したものであり、文書の読後感を与える画像に対応する感想タイプIDを記録する(図10参照)。
文書表示部102は、一覧表示された文書の中から指定した文書あるいは文書DB110中の文書を直接指定したときに、この指定された文書の内容を文書DB110から取り出すとともに、現在時刻、文書ID、ユーザIDとを対応付けて既読情報管理DB120へ登録する。このとき、既に同じ文書IDとユーザIDの組があった場合、それを削除した上で登録する。
さらに、取り出された文書の内容は、クライアント200へ送信され、クライアント200に備えられた表示装置上に表示する。この文書の内容を表示する際、感想タイプ管理DB130に登録されているすべての感想タイプに対応するボタンもクライアント200の表示装置上に表示する(図11参照)。
ユーザは、文書を閲覧した後、この文書の読後感に対応する感想タイプボタンをクリックすると、ユーザID、文書IDおよび感想タイプIDが文書管理サーバ100に送信される。文書管理サーバ100は、この通信を受信すると、感想タイプ入力部103を起動して、受信した文書IDとユーザIDとをキーとして既読情報管理DB120を検索する。見つかった既読情報管理DB120のエントリのデータ項目「感想タイプID」へ受信した「感想タイプID」を登録するとともに、時刻を現在時刻に更新する。
これにより、ユーザは閲覧した文書に閲覧者の感想を付与することができる。
例えば、図10において、「文書ID=2」の文書は、ユーザID=「ikeda」のユーザが「うれしい(感想タイプID=「happy」)」という読後感を持ったことを表している。
文書一覧表示部101は、実施形態1に示した情報(作成者の顔画像、閲覧者の顔画像等)に加えて、既読情報管理DB120を参照して閲覧者が読後感を表す感想タイプを指定しているときには、閲覧者のこの文書に対する読後感を示す画像(感想タイプ)を閲覧者の顔画像に関連付けた一覧表としてクライアント200へ送信し、クライアント200に備えられた表示装置上に表示する(図12)。
このように構成することによって、文書一覧表示を行ったときに、文書を閲覧したユーザの画像(写真や絵等)が、閲覧した時刻の新しい順に表示されるため、誰が文書を閲覧したかが一目瞭然であり、「直接会って聞く」、「メールでたずねる」等をする必要がない。また、感想タイプも同時に表示されるため、誰がどのような感想を持ったかを知ることができる。
<実施形態3>
本実施形態は、上記の実施形態2と同様に、文書の読後感をコメントとして与えるようにした。
本実施形態における文書管理システムの構成は図7に示した構成と同様であるから、説明を省略する。図13は、本実施形態に係る文書管理サーバ100の機能構成を示すブロック図である。同図において、文書管理サーバ100は、文書一覧表示部101、文書表示部102、コメント入力部104の機能を含んでなり、これらはコンピュータプログラムとして実行される。また、上記構成に、感想タイプ入力部103を含むように構成しても良い。図13において、図7と同じ符号が付された機能は、同じ機能を持っていることを示し、ここでは相違点について説明することにする。
既読情報管理DB120は、実施形態2における既読情報管理DB120にデータ項目「コメント」を追加したものであり、文書の読後感を文字列として記録する(図14参照)。
文書表示部102は、一覧表示された文書の中から指定した文書あるいは文書DB110中の文書を直接指定したときに、この指定された文書の内容を文書DB110から取り出すとともに、現在時刻、文書ID、ユーザIDとを対応付けて既読情報管理DB120へ登録する。このとき、既に同じ文書IDとユーザIDの組があった場合、それを削除した上で登録する。
さらに、取り出された文書の内容は、クライアント200へ送信され、クライアント200に備えられた表示装置上に表示する。この文書の内容を表示する際、感想タイプ管理DB130に登録されているすべての感想タイプに対応するボタンとコメント入力欄もクライアント200の表示装置上に表示する(図15参照)。
ユーザは、文書を閲覧した後、この文書の読後感をコメント欄に入力して、コメント登録ボタン(図15参照)をクリックすると、ユーザID、文書IDおよび入力されたコメントの文字列が文書管理サーバ100に送信される。文書管理サーバ100は、この通信を受信すると、コメント入力部104を起動して、受信した文書IDとユーザIDとをキーとして既読情報管理DB120を検索する。見つかった既読情報管理DB120のエントリのデータ項目「コメント」へ受信したコメントの文字列を登録するとともに、時刻を現在時刻に更新する。
例えば、図14において、文書ID=2の文書は、ユーザID=「ohhara」のユーザが「よくやった」というコメントを与えたことを表している。この例のように、文書に対する読後感は、コメントだけでも良いし、感想タイプおよびコメントをともに付与するようにしてもよい。
文書一覧表示部101は、実施形態2に示した情報(作成者の顔画像、閲覧者の顔画像、感想タイプの画像等)に加えて、既読情報管理DB120を参照して閲覧者がコメントを指定しているときには、閲覧者の顔画像にマウスを置いたときに、閲覧者のこの文書に対するコメントをポップアップによって表示できるような文書一覧にして、クライアント200へ送信する。
クライアント200は、送信された一覧表を表示装置上に表示する。ユーザがこの一覧表示中の文書に付けられた閲覧者のコメントを見たいときには、マウスを閲覧者の顔画像の上におくとコメントがポップアップして表示される(図16)。
このように構成することによって、文書一覧表示を行ったときに、文書を閲覧したユーザの画像(写真や絵等)が、閲覧した時刻の新しい順に表示されるため、誰が文書を閲覧したかが一目瞭然であり、「直接会って聞く」、「メールでたずねる」等をする必要がない。また、感想タイプやコメントも同時に表示されるため、誰がどのような感想を持ったかを知ることができる。
上述した実施形態3の文書一覧表示部101において、閲覧した閲覧者の顔画像の順序を、次のようにして処理して、感想タイプまたはコメントがある場合の閲覧者の顔画像が優先されて表示するようにしてもよい(図17参照)。即ち、
(1)文書を閲覧した閲覧者のユーザIDを既読情報管理DB120から取得する。
(2)これらの閲覧者が感想タイプまたはコメントをつけた閲覧者のグループ1と、何もつけなかった閲覧者のグループ2とに分けて、これらのグループ内で、時刻の新しい順にユーザIDを並べる。
(3)まずグループ1のユーザID、次にグループ2のユーザIDの順となるように、閲覧者の顔画像(感想タイプの画像やコメントをつけて)を並べる。
以上のようにすることによって、感想タイプやコメントの付けた閲覧者の顔画像を優先して表示するため、多数の閲覧者表示があったとしても、感想タイプやコメントを即座に見つけることができる。
さらに、文書一覧表示において、1つの文書に対する閲覧者が多数いた場合には、1行に表示しきれないことがある。この場合には、1行に表示する閲覧者の顔画像の数を予め定めておき、文書一覧表示部101では、閲覧時刻の新しい順、または、感想タイプやコメントを付けたものを優先した順序に閲覧者を並べた後、所定の数以内の閲覧者については顔画像を並べ、所定の数以上の閲覧者があることを示す印(「…」)をその後に並べるようにしてもよい(図18参照)。この印は「…」に限るものではなく、閲覧者の顔画像と区別が付くものであればよい。
図18では、閲覧者数を2人に制限している場合であり、「詳細報告」の文書は3人以上の閲覧者があることを示す「…」が表示されている。
以上のようにすることによって、閲覧者数が増えてもレイアウトを崩すことなく、重要な閲覧者(閲覧した時刻が新しい閲覧者、コメントや感想タイプを付与した閲覧者)を優先して表示することができる。
<実施形態4>
本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態を構成する各機能をそれぞれプログラム化し、あらかじめCD−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、コンピュータに搭載したCD−ROMドライブのような媒体駆動装置にこのCD−ROM等を装着して、これらのプログラムをコンピュータのメモリあるいは記憶装置に格納し、それを実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
なお、プログラムを格納する記録媒体としては半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。
また、ロードしたプログラムを実行することにより上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコンピュータに転送することができる。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
なお、コンピュータでは、可搬型の記録媒体上のプログラム、または転送されてくるプログラムを、コンピュータに接続した記録媒体にインストールし、そのインストールされたプログラムを実行することによって上述した実施形態の機能が実現される。
また、上述のコンピュータは、単一のコンピュータに適用することが可能であるが、複数のコンピュータ・ネットワークに適用することも可能であり、コンピュータで利用されるプログラムが他のコンピュータに記録され、リモートコンピュータとして分散的に処理または実行するようにしてもよい。この場合、コンピュータ間の通信にはインターネット、LAN、WAN等を用いることができる。
文書管理システムの構成を示すブロック図である。 ユーザ管理DBのデータ構造例である。 文書を閲覧した閲覧者のユーザIDを保持できるデータ項目を備えた既読情報管理DBのデータ構造例である。 誰が文書を閲覧したかが分かる文書一覧表示可能な文書管理サーバの機能構成図である。 文書を誰が閲覧したかが分かる文書一覧表の表示例である。 文書一覧表示部の処理手順を示すフローチャートである。 文書管理システムの他の構成を示すブロック図である。 閲覧した文書に感想タイプが付けられたことが分かる文書一覧表示可能な文書管理サーバの機能構成図である。 感想タイプ管理DBのデータ構造例である。 閲覧者の付けた感想タイプを保持できるデータ項目を備えた既読情報管理DBのデータ構造例である。 感想タイプボタン付きの文書内容の表示例である。 感想タイプが付けられたことが分かる文書一覧表の表示例である。 閲覧した文書にコメントが付けられたことが分かる文書一覧表示可能な文書管理サーバの機能構成図である。 閲覧者の付けたコメントを保持できるデータ項目を備えた既読情報管理DBのデータ構造例である。 コメント入力欄付きの文書内容の表示例である。 コメントが付けられたことが分かる文書一覧表の表示例である。 感想タイプやコメントを付けた閲覧者を優先的に表示するようにしたときの文書一覧表の表示例である。 閲覧者の顔画像数を限定したときの文書一覧表の表示例である。
符号の説明
100…文書管理サーバ、101…文書一覧表示部、102…文書表示部、103…感想タイプ入力部、104…コメント入力部、110…文書DB、120…既読情報管理DB(既読情報記憶手段)、130…感想タイプ管理DB、140…ユーザ管理DB、200…クライアント、300…ネットワーク。

Claims (8)

  1. 文書集合に対する文書一覧を作成可能な文書管理システムにおいて、文書と該文書を閲覧した閲覧者とを対応させて記憶する既読情報記憶手段と、閲覧要求のあった文書内容を表示するときに、当該文書と閲覧者とを対応付けて前記既読情報記憶手段に記憶する文書表示手段と、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書が閲覧されているときには、該文書の閲覧者に関する情報を表示項目に含めた文書一覧を作成する文書一覧表示手段とを有することを特徴とする文書管理システム。
  2. 請求項1に記載の文書管理システムにおいて、前記既読情報記憶手段に、閲覧した文書に対する閲覧者の感想を記録可能としておき、分類分けされた感想タイプから選択して、入力させた感想タイプを、閲覧した文書および閲覧者に対応させて前記既読情報記憶手段へ登録する感想タイプ入力手段を有し、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書に感想が付けられているときには、前記閲覧者に関する情報と感想タイプとを関連づけて、文書一覧を作成することを特徴とする文書管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の文書管理システムにおいて、前記既読情報記憶手段に、閲覧した文書に対する閲覧者のコメントを記録可能としておき、入力させた閲覧文書のコメントを、閲覧した文書および閲覧者に対応させて前記既読情報記憶手段へ登録するコメント入力手段を有し、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書一覧中の文書にコメントが付けられているときには、前記閲覧者に関する情報とコメントとを関連づけて、文書一覧を作成することを特徴とする文書管理システム。
  4. 請求項1、2または3に記載の文書管理システムにおいて、前記既読情報記憶手段に、閲覧者が文書を閲覧した時刻を記録可能としておき、閲覧要求のあった文書内容を表示するときに、閲覧要求のあった時刻を、当該文書および閲覧者に対応付けて前記既読情報記憶手段に記憶する文書表示手段を有し、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書の閲覧者に関する情報を、閲覧した時刻の新しい順に並べることを特徴とする文書管理システム。
  5. 請求項2、3または4に記載の文書管理システムにおいて、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、コメントまたは感想タイプが付与されている閲覧者については、閲覧者に関する情報を優先した順に並べることを特徴とする文書管理システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の文書管理システムにおいて、前記文書一覧表示手段は、前記既読情報記憶手段を参照して、文書を閲覧した閲覧者数が所定数以上である場合には、所定数以内の閲覧者に関する情報を並べるとともに、閲覧者が所定以上であることが分かるようにした文書一覧を作成することを特徴とする文書管理システム。
  7. コンピュータに、請求項1乃至6のいずれかに記載の文書管理システムの機能を実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2009289029A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Mizuho Corporate Bank Ltd 情報仲介システム、情報仲介プログラム、及び情報仲介方法
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