JP2005323409A - マルチキャスト通信システム - Google Patents

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Atsushi Takahara
厚 高原
Takako Sato
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Abstract

【課題】 クライアントホストで認証失敗の情報を知ることができるようにする。
【解決手段】 クライアントホスト3とルーティング装置2との間のマルチキャスト制御パケットであるIGMPまたはMLDに基づいたプロトコルのパケットに、クライアントホスト3の認証失敗の理由に関する情報を追加し、ルーティング装置2からクライアントホスト3に、認証の失敗理由を通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータなどの複数のネットワークホストとルータやスイッチなどで構成するネットワーク通信において、マルチキャスティングを利用する通信技術に関する。
マルチキャスティングは、あるグループ内で、1台のホストから複数のホスト、または複数のホストから複数のホストに同じ情報を送信する技術である。
インターネット上でマルチキャストを実現するには、特別のIPアドレスが付与されたパケットを用い、そのようなパケットを受信したマルチキャスト・ルータあるいはスイッチ(以下、「ルーティング装置」と総称する)が、そのグループに参加しているホスト(これを「クライアントホスト」という)にそのパケットを配信する。
クライアントホストとルーティング装置との間のインターフェースにはデータ転送用とは別のマルチキャスト制御IGMP(Internet Group Management Protocol)パケットが用いられ、例えばクライアントホストがマルチキャスト・グループへ参加あるいは離脱するときには、その旨のIGMPメッセージをルーティング装置に送信する。
しかし、従来のマルチキャストプロトコルでは、クライアントホストがルーティング装置から受け取ることのできる制御情報は非常に限定されている。
例えば、認証が必要なマルチキャストグループに参加する場合、何らかの事情により認証が失敗しても、その理由をクライアントホストに通知することはできなかった。
本発明は、このような課題を解決し、クライアントホストで認証失敗の情報を知ることができるマルチキャスト通信システムを提供することを目的とする。
本発明の観点によると、ネットワークに接続されたルーティング装置と、このルーティング装置を介して前記ネットワークに接続される1以上のクライアントホストとを備え、前記1以上のクライアントホストはそれぞれ、認証を必要とするマルチキャストグループへの参加を要求するために、そのマルチキャストグループを識別する情報と自己を識別するクライアント情報とを追加したマルチキャスト制御パケットを前記ルーティング装置に送信する手段を含み、前記ルーティング装置は、マルチキャストグループ毎に特定のアドレスが付与されたマルチキャストデータをネットワークから受け取り、それをそのマルチキャストグループに参加しているクライアントホストに配信する配信手段を含むマルチキャスト通信システムにおいて、前記ルーティング装置は、各クライアントホストからの認証を必要とするマルチキャストグループへの参加を要求するマルチキャスト制御パケットに対してそのクライアントホストの認証を行った結果、認証が失敗したときには、その理由を示す情報をマルチキャスト制御パケットに追加して、対応するクライアントホストにネットワークレイヤプロトコルにより通知する手段を含み、前記1以上のクライアントホストはそれぞれ、前記マルチキャスト制御パケットからネットワークレイヤプロトコルにより認証失敗の理由を認識する手段を含むことを特徴とするマルチキャスト通信システムが提供される。
「認証処理」は、自身ですべての認証処理を行うことに限定されるものではなく、ネットワーク内に設けられた他の手段に認証処理を要求する処理およびその認証結果を受け取る処理を含む。
以上の各観点におけるルーティング装置およびクライアントホスト装置は、それ自体で独立に実施できる。
本発明は、そのようなルーティング装置あるいはクライアントホスト装置を包含する。
また、本発明は、以上の観点で示したルーティング装置またはクライアントホスト装置の動作を実現するためのコンピュータプログラムおよびそのようなコンピュータプログラムが記録された記録媒体を包含する。
以上説明したように、本発明によれば、クライアントホストの認証を行う場合に、認証が失敗してもその理由をクライアントホストが知ることができる。
まず、本発明の主要な特徴について説明する。
以下、マルチキャストコンテンツへのアクセスとは、ネットワーク処理で言うところのマルチキャストグループへの参加・離脱を意味する。
本発明では、マルチキャストコンテンツへのアクセスの際にユーザ認証が失敗した結果の理由をネットワークレイヤ(IP、IGMPなどと同じレイヤ)で伝送するが、これは従来であれば、アプリケーションレイヤで行われていたものである。
しかし、アプリケーションレイヤはIPレイヤよりも上位層であり、より複雑な処理シーケンスを必要とするため、情報の伝送処理そのものに時間がかかるだけでなく、装置内での処理付加も大きく実行速度が低くなる。
これに対して、本発明では、認証に失敗した理由の情報をネットワークレイヤのIGMPなどのパケットに運ばせることにより、高速伝送、装置での単純処理化を図ることができる。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。
なお、以下の実施例においてはネットワークレイヤプロトコルの一例としてIGMP(Internal Group Management Protocol)を用いる場合について説明するが、本発明はIGMP以外のIGMPv2、IGMPv3、MLD(Multicast Listener Discovery)、IGAP(IGMP for user Authentication Protocol)等のIGMPまたはMLDに基づいたプロトコルを用いても同様に実現可能である。
図1は本発明を実施するマルチキャスト通信システムの基本的な構成例を示し、以下に説明する各実施形態に共通するものである。
ここでは、ビデオデータなどの情報配信サービスを行うマルチキャストグループを例に説明する。
このマルチキャスト通信システムは、IPネットワーク1に接続されたルーティング装置2と、このルーティング装置2を介してIPネットワーク1に接続される1以上のクライアントホスト3とを備える。
また、IPネットワーク1内には、情報を配信する情報配信サーバ11と、ルーティング装置2からの要求により課金処理を行う課金サーバ12と、ルーティング装置2からの要求によりクライアントホスト3の認証を行うRADIUSなどの認証サーバ13が設けられる。
情報配信サーバ11は、マルチキャスト用のIPアドレスが付与されたパケットによりIPネットワーク1内に情報を送信する。
マルチキャスト用のIPアドレスには、そのパケットがマルチキャストデータであることを示す領域と、マルチキャストグループを識別する領域とが設けられる。
ルーティング装置2は、このようなIPアドレスのパケットを受け取ると、そのパケットをそのマルチキャストグループに参加しているクライアントホスト3に配信する。
クライアントホスト3がマルチキャストグループに参加あるいは離脱するには、IGMPパケットにより、ルーティング装置2にその旨を通知する。
ルーティング装置2は、例えば物理ポート番号、ユーザID、パスワード、クライアントホストのIDアドレス、あるいはそれらの組み合わせ等により個々のクライアントホスト3を識別し、そのクライアントホスト3がどのマルチキャストグループに参加しているかを管理する。
また、ルーティング装置2は、認証を必要とするマルチキャストグループへの参加をクライアントホスト3から要求されたときには、そのクライアントホスト3を認証するための情報を認証サーバ13に送り、認証結果を認証サーバ13から受け取る。
マルチキャストグループが有料であるとき(ルーティング装置2から認証サーバ13への認証要求の前に有料かどうかの判断を行っても良い)には、認証サーバ13によるクライアントホスト3の認証後にルーティング装置2から課金サーバ12に課金処理を要求し(認証サーバ13から課金サーバ12に課金処理を要求しても良いが、その場合には認証要求と認証終了要求がルーティング装置2から認証サーバ13に送られる)、課金サーバ12は、クライアントホスト3毎または受信している課金対象のサービス毎に、受信データ量(または日毎、週毎、月毎等の受信回数)に応じた課金処理を行う。
ここではルーティング装置2の要求に応じて課金サーバ12が課金処理を行う例を示したが、課金データベースを各ルーティング装置2に設け、それぞれで課金処理を行うこともできる。
また、課金処理の前にクライアントホストの認証を行うことが基本であるが、利用形態によっては、認証が不要な場合もありうる。
第一実施例
図2ないし図5は本発明の第一実施例を説明する図であり、図2はクライアントホストによるマルチキャストグループへの参加および離脱のフローチャート、図3はルーティング装置のクライアントホストに対する処理のフローチャート、図4は課金情報をクライアントホストに通知するためのタイミングシーケンス、図5は課金開始情報を格納できるIGMPメッセージフォーマットを示す。
クライアントホスト3は、IGMPパケットを用いて、マルチキャストグループへの参加またはマルチキャストグループからの離脱をルーティング装置2に要求する。
ルーティング装置2は、クライアントホスト3からのIGMPパケットを処理し、IPネットワーク1からのマルチキャストデータが受信されると、それをそのマルチキャストグループに参加しているすべてのクライアントホスト3に配信する。
ルーティング装置2とIPネットワーク1との間のプロトコルについては説明を省略する。
クライアントホスト3からの要求が課金対象の有料マルチキャストグループへの参加であるときには、ルーティング装置2は、課金処理を開始するとともに、クライアントホスト3にその要求したマルチキャストデータを送信する。
このときルーティング装置2は、最初のマルチキャストデータをクライアントホスト3に向けて送出するのと同時、あるいはその前後に、課金開始を告げる情報をIGMPメッセージに追加したIGMPパケットを送出する。
クライアントホスト3は、課金開始を告げる情報が追加されたIGMPパケットを受信することにより、これから課金が開始されること、または課金が開始されたことを認識する。
この課金開始の情報をユーザに知らせるためには、例えば、受信した課金開始情報をクライアントホスト3のモニタ画面等に表示する。
なお、図3のステップS18NOの場合には、情報配信サーバ11に向けてデータの配信を要求するようにすることも出来る。
課金開始を示す情報をIGMPパケットで送受信するには、これまでのIGMPメッセージフォーマットを例えば図5に示すように拡張する必要がある。
この拡張されたIGMPメッセージフォーマットでは、従来のIGMPv2のプロトコルで使用する8バイトのメッセージフォーマットに加え、1バイトの「Version」および3バイトの「Report Type」が付け加えられている。
「Version」は従来は先頭の4ビットにあったものを8ビットに拡張して移動したものである。
課金開始の情報は例えば0x66で示され、「Report Type」に格納される。
第二実施例
図6ないし図9は本発明の第二実施例を説明する図であり、図6はクライアントホストによるマルチキャストグループへの参加および離脱のフローチャート、図7はルーティング装置のクライアントホストに対する処理のフローチャート、図8は認証失敗情報をクライアントホストに通知するためのタイミングシーケンス、図9は認証を行うための情報を格納できるIGMPメッセージフォーマットを示す。
クライアントホスト3は、認証を必要とするマルチキャストグループへの参加を要求するため、そのマルチキャストグループを識別する情報と自己を識別するクライアント情報とを追加したIGMPパケットをルーティング装置2に送出する。
クライアント情報には、ユーザアカウントおよびユーザパスワードが含まれる。
ルーティング装置2は、クライアントホスト3からのIGMPパケットを処理し、RADIUSなどの認証サーバ13にクライアントホスト3のユーザ認証を要求する。
クライアントホスト3が認証された後は、そのマルチキャストグループのデータがIPネットワーク1から受信される毎に、クライアントホスト3に配信する。
クライアントホスト3の認証に失敗した場合、ルーティング装置2は、その失敗した理由の情報を追加したIGMPパケットをクライアントホスト3に送出する。
クライアントホスト3は、このIGMPパケットを受信することで、認証に失敗した理由を知ることができる。
認証に失敗した理由をユーザに知らせるためには、例えば、IGMPパケットによりコードで通知された理由を文章に変換してクライアントホスト3のモニタ画面等に表示する。
なお、図7のステップS49NOの場合には、情報配信サーバ11に向けてデータの配信を要求するようにすることも出来る。
クライアント情報あるいは認証失敗理由の情報をIGMPパケットで送受信するには、図9に示すように、IGMPメッセージフォーマットに「User Account」および「Password or Reason」の領域を追加する。
クライアント情報は「User Account」および「Password or Fail Reason」の領域に格納し、認証に失敗した理由は、「Report Type」と、さらに情報が必要な場合には「Password or Fail Reason」とに格納する。
例えば、参加することが許可されていないマルチキャストグループに参加しようとしたときには、理由0x77を 「Report Type」に格納する。
第三実施例
図10ないし図12は本発明の第三実施例を説明する図であり、図10はクライアントホストによるマルチキャストグループへの参加および離脱のフローチャート、図11はルーティング装置のクライアントホストに対する処理のフローチャート、図13は課金情報をクライアントホストに通知するためのタイミングシーケンスを示す。
クライアントホスト3は、IGMPパケットを用いてマルチキャストグループに参加し、マルチキャストデータを取得する。
課金対象となる有料のマルチキャストデータを受信するときには、その受信開始時、受信している途中、あるいは受信を終了した後に、IGMPメッセージに課金情報要求を示す情報を追加したIGMPパケットをルーティング装置2に送信することができる。
ルーティング装置2は、そのようなIGMPパケットを受信すると、自己が管理する課金情報データベースあるいはIPネットワーク1内の課金データベースサーバ12からそのクライアントホスト3の課金情報を引き出し、その情報を追加したIGMPパケットをクライアントホスト3に送信する。
これにより、クライアントホスト3は課金情報を取得することができる。
なお、図11のステップS70NOの場合には、情報配信サーバ11に向けてデータの配信を要求するようにすることも出来る。
なお、上述した第一、第二、第三実施例における各IGMPパケットのメッセージフォーマットとして、図5や図9に示したIGMPv2に基づくメッセージフォーマットの代わりに、図13や図14に示すIGAPメッセージフォーマットを用いることも可能である。
また、IGMPv2に基づくメッセージフォーマットの場合、認証処理に関する情報や課金処理に関する情報は、上述したパケットフォーマットの中の「Report Type」以外でも、「Type」、「Version」、「User Account」などのフィールドに格納して伝送することが可能である。
また、IGAPメッセージフォーマットの場合。
認証処理に関する情報や課金処理に関する情報は、パケットフォーマットの中の「Type」、「Version」、「Report Type」、「User Account」、「Message」、「Aux Type」、「Aux Data」などの各フィールドに格納して伝送することが可能であるが、通常は、「User Account」フィールドか「Message」フィールドか「Aux Data」フィールドに格納することが好ましい。
また、IGAPメッセージフォーマットの場合、課金開始の情報として、Accounting Action Result Messages: 0x11(Accounting Start), 0x12 (Accounting Stop)、認証失敗理由の情報として、Vendor Specific Authentication Messages: 0x31(Unknown User Account), 0x32(Unknown Group Address), 0x33(Request participate in a multicast group rejected), 0x41(Invalid Group Address)、課金情報として、Vendor Specific Accounting Messages: 0x31(Notification of charge-free), 0x32(Notification of excess time)等を用いることが可能である。
次に、本発明を実現するためのクライアントホスト(端末)3とルーティング装置(ルータ)2の内部構成について、図15を参照しながら更に詳細に説明する。
図15に示すように、端末3は課金処理部51、認証失敗処理部52、コンテンツ受信要求部53、コンテンツ受信・処理部54を有する。
このうち、課金処理部51と認証失敗処理部52は本発明により新たに追加された機能ブロックであり、コンテンツ受信要求部53は本発明により一部変更を要する機能ブロックであるが、コンテンツ受信・処理部54については既存のものでよい。
一方、ルータ2は課金処理部61、ユーザ認証処理部62、要求受信部63、データ転送処理部64を有する。
このうち、課金処理部61は本発明により新たに追加された機能ブロックであり、ユーザ認証処理部62と要求受信部63は本発明により一部変更を要する機能ブロックであるが、データ転送処理部64については既存のものでよい。
端末3とルータ2の間の処理では、コンテンツデータ配信74以外は、ネットワークレイヤのプロトコルであるIGMPv2、IGMPv3、MLD、IGAPなどのマルチキャストアクセスプロトコルを使用する。
ただし、IGMPv2、IGMPv3、MLDを使用する場合には、認証に必要な情報、課金に関する情報をこれらのプロトコルに付加する必要がある。
IGAPは、IGMPv2にこれらの情報を付加して作られたプロトコルである。
まず、端末について説明する。
既存の端末(装置)では、クライアントの認証をする機能をIGMPのネットワークレイヤで行う技術の提案は存在したが、認証失敗した場合、その理由を処理する機能は存在しなかった。
従来の技術では、ユーザ認証に必要な情報をIGMPのJoinパケット(視聴要求パケット)に付加して伝送し、認証成功、または、失敗の結果が返ってくるだけであった。
本発明の端末3では、認証失敗した理由を処理する「認証失敗処理部52」を追加することにより、ユーザ認証失敗理由がネットワーク側からネットワークレイヤのプロトコル(たとえばIGAP)で、端末3に送られてくる場合に、処理することが可能となる。
IGAPは、既存マルチキャストアクセスプロトコルIGMPを拡張して、認証と課金処理を可能にするプロトコルである。
また、端末3に新しく「課金処理部51」を追加することにより、マルチキャストコンテンツにアクセスする際に行われるユーザ認証処理後、ユーザがコンテンツ受信要求パケットJoinで要求したマルチキャストコンテンツの受信に対する課金処理の結果(開始または、終了)を知らせる情報が、ネットワークレイヤのパケットで伝送されることにより、高速に伝送でき、かつ、装置内での処理を単純化させることが可能になる。
端末3の実装の仕方として、端末3のコンテンツ受信要求部53に、認証失敗処理部52を組み込むことも可能であり、その場合、コンテンツ受信要求部53を改造することになる。
また、端末3の別の実装の仕方として、端末3のコンテンツ受信要求部53に、課金処理部51を組み込むことも可能であり、その場合も、コンテンツ受信要求部53を改造することになる。
次にルータ2について説明する。
既存のルータ(装置)では、ユーザの端末装置からのマルチキャストコンテンツに対するアクセス(コンテンツの受信開始・終了要求)に対してユーザを認証する技術の提案は存在したが、ユーザ認証に失敗した場合、その理由を処理し、その失敗した理由を端末装置に伝送する機能は存在しなかった。
認証に成功後、ルータ2のユーザ認証処理部62が、データ転送処理部64を制御して、情報配信サーバ(コンテンツサーバ)11から配信されてくるマルチキャストコンテンツを端末3に配信する。
本発明のルータ2によれば、ユーザからのマルチキャストへの受信要求パケット(ネットワークレイヤのIGMPなどのパケット)が要求受信部63に届くと、要求受信部63はユーザ認証処理部62にユーザ認証に必要なユーザ認証情報を送る(たとえば、Radius認証では、Radiusプロトコルを使用して、認証処理が行われる)。
ユーザ認証処理部62は外部(リモート)に存在する認証サーバ(ユーザ認証サーバ)13に認証伺を伺い、認証結果を受ける(図中71のシーケンス)。
その認証結果を端末装置に送る。
この際に認証に失敗した場合、その理由を同時に情報としてIGMPなどのパケットに付加することにより、端末はネットワークレイヤ層のIGMPなどの処理の枠組みで、高速に認証失敗した理由を判断することが可能となる。
このユーザ認証失敗理由の伝送処理は、ユーザ認証処理部62に新たに認証失敗理由処理機能を付加することにより、可能になる。
認証失敗理由としては、たとえば、パスワードが間違っている、サービスしていないコンテンツに対してアクセスしたなどの情報を送ることができる。
また、本発明のルータ2では、ルータ2に課金処理部61を追加することにより、ユーザ認証処理部62でのユーザ認証後、ユーザ認証処理部62からユーザ認証が成功したことを課金処理部61に伝えてもらうことにより、課金処理部61は外部の課金サーバ12に課金処理を行わせることができる(図中72のシーケンス)。
課金処理の結果(課金開始、終了、金額)をルータ2の課金処理部61から、端末3の課金処理部51をIGMPなどのネットワークレイヤのパケットを使って伝送することにより、高速で、且つ、単純な処理でそれらの情報を伝えることが可能となる。
また、本発明のルータ2では、ネットワークレイヤのパケット(たとえばIGMP)などを利用して端末3から課金情報取得を要求される場合、ルータ2は、課金処理部61でこれを処理することが可能となる。
この端末3からのこのような要求に対して、リモートにある課金サーバ12に問い合わせることにより、課金情報(たとえば、今月の課金詳細情報)を取得し、ルータ2から端末3に、IGMPなどのネットワークレイヤのパケットを使って伝送することにより、高速で、且つ、単純な処理でそれらの情報を伝えることが可能となる。
なお、リモートにある課金サーバ12は、ルータ2に格納されていてもかまわない。
また、リモートにある認証サーバ13は、ルータ2に格納されていてもかまわない。
また、ルータ2から端末3に、認証処理結果と課金開始の情報を同じネットワークレイヤのパケットに格納して伝送してもかまわない。
本発明を実施するマルチキャスト通信システムの基本的な構成例を示すブロック構成図。 本発明の第一実施例を説明する図であり、クライアントホストによるマルチキャストグループへの参加および離脱のフローチャート。 ルーティング装置のクライアントホストに対する処理のフローチャート。 課金情報をクライアントホストに通知するためのタイミングシーケンス。 課金開始情報を格納できるIGMPメッセージフォーマット。 本発明の第二実施例を説明する図であり、クライアントホストによるマルチキャストグループへの参加および離脱のフローチャート。 ルーティング装置のクライアントホストに対する処理のフローチャート。 認証失敗情報をクライアントホストに通知するためのタイミングシーケンス。 認証を行うための情報を格納できるIGMPメッセージフォーマット。 本発明の第三実施例を説明する図であり、クライアントホストによるマルチキャストグループへの参加および離脱のフローチャート。 ルーティング装置のクライアントホストに対する処理のフローチャート。 課金情報をクライアントホストに通知するためのタイミングシーケンス。 本発明で用いることが可能なIGAPメッセージフォーマットの一例を示す図。 本発明で用いることが可能なIGAPメッセージフォーマットの他の例を示す図。 本発明のクライアントホスト(端末)とルーティング装置(ルータ)の内部構成例を示すブロック図。
符号の説明
1 IPネットワーク
2 ルーティング装置
3 クライアントホスト
11 情報配信サーバ
12 課金サーバ
13 認証サーバ

Claims (7)

  1. ネットワークに接続されたルーティング装置と、このルーティング装置を介して前記ネットワークに接続される1以上のクライアントホストとを備え、
    前記1以上のクライアントホストはそれぞれ、認証を必要とするマルチキャストグループへの参加あるいは離脱を要求するために、そのマルチキャストグループを識別する情報と自己を識別するクライアント情報とを追加したマルチキャスト制御パケットを前記ルーティング装置にネットワークレイヤプロトコルにより送信する手段を含み、
    前記ルーティング装置は、マルチキャストグループ毎に特定のアドレスが付与されたマルチキャストデータをネットワークから受け取り、それをそのマルチキャストグループに参加しているクライアントホストに配信する配信手段を含むマルチキャスト通信システムにおいて、
    前記ルーティング装置は、各クライアントホストからの認証を必要とするマルチキャストグループへの参加あるいは離脱を要求するマルチキャスト制御パケットに対してそのクライアントホストの認証を行った結果、認証が失敗したときには、その理由を示す情報をマルチキャスト制御パケットに追加して、対応するクライアントホストに前記ルーティング装置が扱うパケットが属するネットワークレイヤプロトコルにより通知する手段を含むことを特徴とするマルチキャスト通信システム。
  2. ネットワークに接続されたルーティング装置と、このルーティング装置を介して前記ネットワークに接続される1以上のクライアントホストとを備え、
    前記1以上のクライアントホストはそれぞれ、認証を必要とするマルチキャストグループへの参加あるいは離脱を要求するために、そのマルチキャストグループを識別する情報と自己を識別するクライアント情報とを追加したマルチキャスト制御パケットを前記ルーティング装置にネットワークレイヤプロトコルにより送信する手段を含み、
    前記ルーティング装置は、マルチキャストグループ毎に特定のアドレスが付与されたマルチキャストデータをネットワークから受け取り、それをそのマルチキャストグループに参加しているクライアントホストに配信する配信手段を含むマルチキャスト通信システムにおいて、
    前記1以上のクライアントホストはそれぞれ、前記マルチキャスト制御パケットから前記ルーティング装置が扱うパケットが属するネットワークレイヤプロトコルにより認証失敗の理由を認識する手段を含むことを特徴とするマルチキャスト通信システム。
  3. 前記ネットワークレイヤプロトコルは、IGMP(Internal Group Management Protocol)またはMLD(Multicast Listener Discovery)に基づいたプロトコルであることを特徴とする請求項1記載のマルチキャスト通信システム。
  4. ネットワークに接続されたルーティング装置と、このルーティング装置を介して前記ネットワークに接続される1以上のクライアントホストとを備えたマルチキャスト通信システムにおけるクライアントホスト装置であって、
    認証を必要とするマルチキャストグループへの参加あるいは離脱を要求するために、そのマルチキャストグループを識別する情報と自己を識別するクライアント情報とを追加したマルチキャスト制御パケットを前記ルーティング装置にネットワークレイヤプロトコルにより送信する手段と、
    前記ルーティング装置が、マルチキャストグループ毎に特定のアドレスが付与されたマルチキャストデータをネットワークから受け取り、それをそのマルチキャストグループに参加しているクライアントホストに配信するマルチキャストデータを受信する手段と、
    前記ルーティング装置が、各クライアントホストからの認証を必要とするマルチキャストグループへの参加あるいは離脱を要求するマルチキャスト制御パケットに対してそのクライアントホストの認証を行った結果、認証が失敗したときには、その理由を示す情報をマルチキャスト制御パケットに追加して、対応するクライアントホストにネットワークレイヤプロトコルにより通知したマルチキャスト制御パケットからネットワークレイヤプロトコルにより認証失敗の理由を認識する手段を含むことを特徴とするクライアントホスト装置。
  5. ネットワークに接続されたルーティング装置と、このルーティング装置を介して前記ネットワークに接続される1以上のクライアントホストとを備えたマルチキャスト通信システムにおけるルーティング装置であって、
    前記ルーティング装置は、クライアントホストが認証を必要とするマルチキャストグループへの参加あるいは離脱を要求するために、そのマルチキャストグループを識別する情報と自己を識別するクライアント情報とを追加したマルチキャスト制御パケットをネットワークレイヤプロトコルにより受信する手段と、
    マルチキャストグループ毎に特定のアドレスが付与されたマルチキャストデータをネットワークから受け取り、それをそのマルチキャストグループに参加しているクライアントホストに配信する配信手段と、
    各クライアントホストからの認証を必要とするマルチキャストグループへの参加あるいは離脱を要求するマルチキャスト制御パケットに対してそのクライアントホストの認証を行った結果、認証が失敗したときには、その理由を示す情報をマルチキャスト制御パケットに追加して、対応するクライアントホストにネットワークレイヤプロトコルにより通知する手段を含むことを特徴とするルーティング装置。
  6. コンピュータ製品を、請求項3乃至4に記載のネットワーク装置として機能させるためのプログラム。
  7. 請求項5記載のプログラムが記録された記録媒体。
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