JP2005322735A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 狭ピッチのバンプ電極配列を有し、かつ縮小化が要求されるLCDドライバ用半導体チップに関する半導体装置の製造技術を提供する。
【解決手段】 半導体基板11上に、シラノール化合物の溶液を塗布し、その溶媒を蒸発させてシラノール化合物膜7を形成する工程と、前記シラノール化合物膜7上に、レジストを塗布し、露光し、現像することにより、シラノール化合物膜7の厚さより薄いレジストパターン10を形成する工程と、前記バンプ電極を形成するための開口部6bを前記レジストパターンに合わせて前記シラノール化合物膜内に形成する工程と、開口部6bを埋設する金属膜9aをめっき法により形成する工程と、前記レジストパターン10およびシラノール化合物膜7を除去し、前記金属膜9aからなるバンプ電極9を形成する工程と、を有する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、LCD(Liquid Crystal Display)ドライバ用半導体チップの突起状の接続電極、いわゆるバンプ電極の形成方法に適用して有効な技術に関するものである。
LCDドライバ用半導体チップは、携帯機器等のコンパクト化が要求される装置の液晶表示パネルに隣接して実装され、よりいっそうの縮小化が要求されている。
LCDドライバ用半導体チップの縮小化が進むと、微細ピッチの端子接続に対応可能な実装技術が要求される。この要求に対応しやすい実装技術の一つに、TCP(Tape Carrier Package)等に利用されるTAB(Tape Automated Bonding)実装や、ACF(Anisotropic Conductive Film)等を利用して達成されるようなCOG(Chip On Glass)、COF(Chip On FilmまたはFlexible)といった実装が知られている。
このような実装方式に対応すべく、LCDドライバ用半導体チップにおいては、アルミニウム合金膜などからなる電極パッド上に金などからなるバンプ電極が形成される。この金などからなるバンプ電極は、めっき法で形成されるが、その際、一般的に厚いレジスト膜をマスクして、行われる(特許文献1参照)。
特開2001−056570号公報
しかしながら、このような実装面積を小さくする実装技術をもってしても、LCDドライバ用半導体チップは配置場所の制約がさらに厳しくなってきており、さらなる狭ピッチのバンプ電極配列、短辺の縮小が要求されているのが現状である。これらの要求に対して、バンプ電極の寸法精度および加工精度の向上は不可欠である。
本発明の目的は、狭ピッチのバンプ電極配列を有し、かつ縮小化が要求されるLCDドライバ用半導体チップに関する半導体装置の製造技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による半導体装置の製造方法は、半導体基板の主面上の電極パッドと電気的に接続されるバンプ電極を備えた半導体装置の製造方法であって、(a)前記半導体基板上に、有機系絶縁物の溶液または無機系絶縁物の溶液を塗布する工程と、(b)前記有機系絶縁物の溶液または前記無機系絶縁物の溶液の溶媒を蒸発させて前記有機系絶縁物の膜または前記無機系絶縁物の膜を形成する工程と、(c)前記有機系絶縁物の膜または前記無機系絶縁物の膜上に、レジストを塗布し、露光し、現像することにより、前記有機系絶縁物の膜または前記無機系絶縁物の膜の厚さより薄い前記レジストパターンを形成する工程と、(d)前記バンプ電極を形成するための開口部を、前記レジストパターンに合わせて前記有機系絶縁物の膜または前記無機系絶縁物の膜内に形成する工程と、(e)前記開口部を埋設する金属膜を、めっき液を用いためっき法により形成する工程と、(f)前記レジストパターン、および、前記有機系絶縁物の膜または前記無機系絶縁物の膜を除去し、前記金属膜からなる前記バンプ電極を形成する工程と、を有し、前記有機系絶縁物または前記無機系絶縁物は、前記レジストよりも前記めっき液による浸食に強いことを特徴とするものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
バンプ電極の寸法精度および加工精度を小さくすることができるため、LCDドライバ用半導体チップのバンプ電極の狭ピッチ化、半導体チップの縮小化、さらには、IC、LSI等の半導体チップの高機能化に伴う多端子化にも対応することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1に、本実施の形態であるLCDドライバ用半導体チップ(半導体装置)1の外観概略図を示す。
半導体チップ1の内部には、LCDドライバを構成する、例えば、増幅回路(OPAMP)、デコーダ回路、レベルシフタ回路、バイアス回路、ランダムロジック回路などが配置されており、これらの回路を囲んで、半導体チップ1の周辺部に所定数の電極パッド(図中網掛けのハッチングで示す)2が形成されている。これら電極パッド2は、例えば、LCDドライバの最上層配線と同一層の金属膜によって構成される。
図2に、本実施の形態であるLCDドライバを構成する半導体装置の一例として、nチャネル型MISトランジスタQnとpチャネル型MISトランジスタQpとからなるCMIS(Complementary Metal Insulator Semiconductor)素子を備えた半導体装置の概略断面図を示す。
半導体基板11の主面のCMIS素子を覆う絶縁膜3上には、最上層配線と同一層の金属膜からなる電極パッド(電極、パッド)4が形成されている。上記金属膜は、例えば、アルミニウム合金膜であり、その厚さは、例えば、800nm程度とすることができる。
電極パッド4の上層には、パッシベーション膜5が堆積されている。このパッシベーション膜5は、例えば、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法で形成される窒化シリコン膜で構成されている。さらに、パッシベーション膜5には、電極パッド4を露出させる開口部6が形成されている。
開口部6には、電極パッド4の上層に第1金属膜8aおよび第2金属膜8bからなるUBM(Under Bump Metal)膜8を介してバンプ電極9が形成されている。このバンプ電極9は、例えば、めっき法で形成された金(Au)で構成され、開口部6を含みパッシベーション膜5上に架かる領域に形成することで、開口部6の段差に追従した凹形状をなしている。
次に、本実施の形態で示す半導体装置の製造方法の一例について図2〜図9を用いて説明する。なお、本実施の形態で示す半導体装置のバンプ電極は、その高さが15μm程度および径が15μm程度となるように、形成される。
まず、図3に示すように、例えば、p型のシリコン単結晶からなる半導体基板(円形の薄い板状に加工した半導体ウエハ)11を用意する。次に、素子分離領域の半導体基板11に深さ0.35μm程度の素子分離溝を形成した後、半導体基板11上にCVD法で堆積した酸化シリコン膜を、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法で研磨して、素子分離溝の内部に酸化シリコン膜を残すことにより素子分離部12を形成する。
続いて、レジストからなるパターンをマスクとして半導体基板11に不純物をイオン注入し、p型ウエル13およびn型ウエル14を形成する。p型ウエル13にはp型の導電型を示す不純物、例えば、ボロンをイオン注入し、n型ウエル14にはn型の導電型を示す不純物、例えば、リンをイオン注入する。この後、各ウエル領域にMIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタのしきい値を制御するための不純物をイオン注入してもよい。
続いて、ゲート絶縁膜となる酸化シリコン膜、ゲート電極となる多結晶シリコン膜、および、キャップ絶縁膜となる酸化シリコン膜を順次堆積して積層膜を形成した後、レジストパターンをマスクとして上記積層膜をエッチングして、ゲート絶縁膜15、ゲート電極16、および、キャップ絶縁膜17を形成する。その後、半導体基板11上にCVD法で酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより、ゲート電極16の側壁にサイドウォールスペーサ18を形成する。
続いて、レジストからなるパターンをマスクとしてp型ウエル13にn型不純物、例えば、ヒ素をイオン注入し、p型ウエル13上のゲート電極16の両側にn型半導体領域19を形成する。n型半導体領域19は、ゲート電極16、および、サイドウォールスペーサ18に対して自己整合的に形成され、nチャネル型MISトランジスタQnのソース・ドレインとして機能する。同様に、レジストからなるパターンをマスクとしてn型ウエル14にp型不純物、例えば、フッ化ボロンをイオン注入し、n型ウエル14上のゲート電極16の両側にp型半導体領域20を形成する。p型半導体領域20は、ゲート電極16、および、サイドウォールスペーサ18に対して自己整合的に形成され、pチャネル型MISトランジスタQpのソース・ドレインとして機能する。
次に、図4に示すように、半導体基板11上に酸化シリコン膜21を形成した後、この酸化シリコン膜21を、例えば、CMP法で研磨することにより表面を平坦化する。次いで、レジストからなるパターンをマスクとしたエッチングによって酸化シリコン膜21にコンタクトホール22を形成する。このコンタクトホール22はn型半導体領域19、または、p型半導体領域20上などの必要部分に形成する。
続いて、コンタクトホール22の内部を含む半導体基板11の全面にチタン窒化膜を、例えば、CVD法で形成し、さらにコンタクトホール22を埋め込むタングステン膜を、例えば、CVD法で形成した後、コンタクトホール22以外の領域のチタン窒化膜、および、タングステン膜をCMP法により除去して、コンタクトホール22の内部にタングステン膜を主導体層とするプラグ23を形成する。
続いて、半導体基板11上に、例えば、タングステン膜を形成した後、レジストパターンをマスクとしたエッチングによってタングステン膜を加工し、第1配線層の配線24を形成する。タングステン膜は、例えば、CVD法、または、スパッタ法により形成できる。
次に、図5に示すように、配線24を覆う絶縁膜、例えば、酸化シリコン膜を形成した後、その絶縁膜を、例えば、CMP法で研磨することにより、表面が平坦化された層間絶縁膜25を形成する。次いで、レジストからなるパターンをマスクとしたエッチングによって層間絶縁膜25の所定の領域にコンタクトホール26を形成する。
続いて、コンタクトホール26の内部を含む半導体基板11の全面にバリアメタル層を形成し、さらにコンタクトホール26を埋め込む銅膜を形成する。バリアメタル層は、例えば、チタン窒化膜、タンタル膜、タンタル窒化膜などであり、例えば、CVD法またはスパッタ法で形成する。銅膜は、主導体層として機能し、例えば、めっき法により形成できる。めっき法による銅膜の形成前に、例えば、CVD法または、スパッタ法によりシード層として薄い銅膜を形成できる。その後、コンタクトホール26以外の領域の銅膜およびバリアメタル層をCMP法により除去して、コンタクトホール26の内部にプラグ27を形成する。
続いて、半導体基板11上にストッパ絶縁膜28を形成し、さらに、配線形成用の絶縁膜29を形成する。ストッパ絶縁膜28は、例えば、窒化シリコン膜とし、絶縁膜29は、例えば、酸化シリコン膜とする。次いで、レジストからなるパターンをマスクとしてエッチングによってストッパ絶縁膜28および絶縁膜29の所定の領域にコンタクトホール30を形成する。
続いて、コンタクトホール30の内部を含む半導体基板11の全面にバリアメタル層を形成し、さらに、コンタクトホール30を埋め込む銅膜を形成する。その後、コンタクトホール30以外の銅膜およびバリアメタル層をCMP法により除去して、コンタクトホール30の内部に銅膜を主導体層とする第2配線層の配線31を形成する。さらに、上層の配線を形成するが、その図示および説明は省略する。
次に、図6に示すように、半導体基板11の主面のCMIS素子を覆う絶縁膜3上には、例えば、アルミニウム合金膜などの金属膜からなる最上層配線を形成し、この最上層配線と同一層の金属膜によって電極パッド4を形成する。アルミニウム合金膜は、例えば、スパッタ法により形成できる。次いで、半導体デバイスの特性を安定化させるために、半導体基板11に水素アニール処理を施した後、最上層配線を覆うパッシベーション膜5を形成する。パッシベーション膜5は、例えば、プラズマCVD法で形成される酸化シリコン膜、窒化シリコン膜などとすることができ、外部からの水分や不純物の侵入防止、またはα線の透過抑制などの機能を有している。また、パッシベーション膜5は、例えば、SOG(Spin On Glass)法により塗布された酸化シリコン膜、スピンコート法により塗布されたポリイミド系樹脂膜などとすることができる。
続いて、レジストをスピンコート法により塗布し、その後、露光、現像によって形成されたレジストパターンをマスクとして、パッシベーション膜5をエッチングすることにより、電極パッド4上に開口部6を形成し、電極パッド4を露出させる。次いで、開口部6の内部を含む半導体基板11の全面に、例えば、スパッタ法で、チタンタングステン(TiW)膜(第1金属膜)8aおよび金(Au)膜(第2金属膜)8bを堆積する。
次に、図7に示すように、半導体基板11の全面に、例えば、シラノール化合物溶液をスピンコート法により塗布して、例えば、80℃〜250℃程度及び5〜10分程度の条件で溶媒を蒸発させること(ベーク処理)により硬化させ、厚さが13μm程度の絶縁膜(絶縁物膜)7を形成する。ここで、シラノール化合物溶液は、一般式がRnSi(OH)4-nで表され(Rnは、H、CH3など)、シラノール基(Si−OH)を含む材料からなり、市販されているものとして一例をあげると、東京応化工業株式会社製OCD、日立化成工業株式会社製HSGがある。なお、シラノール化合物は、主に、多層配線を持つ超LSI素子の層間絶縁膜材料に用いられるものである。
次に、図8に示すように、半導体基板11の全面に、レジストをスピンコート法により塗布し、絶縁膜7の厚さよりも薄い、例えば、2μm程度の厚さのレジスト膜10aを堆積する。その後、レジスト膜10aを露光、現像によって、バンプ電極が形成される領域の絶縁膜7を露出させる、レジストパターン10を形成する。
次に、図9に示すように、バンプ電極が形成される領域の絶縁膜7を、ドライ処理(ドライエッチング技術)またはウエット処理(ウエットエッチング技術)により、開口部6bを形成する。従来では、本実施の形態に示した絶縁膜7を用いずに、すべてレジストからなる厚い膜でバンプ電極が形成される開口部を形成していた。すなわち、通常の半導体装置の製造工程で用いられるフォトリソグラフィ技術のレジストの用途、例えば酸化シリコン膜などをエッチングするためにレジストパターンとして、薄く塗布するレジストの用途ではなく、従来ではバンプ電極の開口部を形成するレジストとして、厚く塗布したレジストを露光、現像していた。このため、バンプ電極が形成される開口部の加工精度が劣り、最終的に完成するバンプ電極の寸法、形状等を予想し、現像完了後の寸法をあらかじめ小さめにして、開口部を形成していた。しかし、本実施の形態では、シラノール化合物よりなる絶縁膜7(例えば、13μm程度)上に、絶縁膜7より薄いレジストからなるレジストパターン10(例えば、2μm程度)を用いて、シラノール化合物からなる絶縁膜7内に開口部6bを形成しているため、バンプ電極が形成される開口部6bの加工精度(バンプ電極の加工精度)を向上することができる。また、シラノール化合物からなる絶縁膜7に開口部6bを形成するに際し、ドライ処理を適用することで、開口部6bの加工精度(バンプ電極の加工精度)をより向上することができる。
続いて、開口部6bの内部を、例えば、金が溶解したノンシアン系の亜硫酸ナトリウム溶液をめっき液として、電解めっき法、無電解めっき法により、第2金属膜8b上に、金からなる金属膜(金膜)9aを堆積する。
次に、図2に示すように、レジストからなるレジストパターン10をレジスト剥離剤で除去(剥離)し、絶縁膜7のシラノール化合物を、例えば、10〜15分程度、希フッ酸に浸すことにより除去した後、絶縁膜7下のチタンタングステン膜からなる第1金属膜8aおよび金膜からなる第2金属膜8bを、過酸化水素水に浸すことにより除去することにより、上記金属膜9aからなる凹形状のバンプ電極9が形成され、半導体装置が完成する。
なお、本実施の形態では、バンプ電極となる金属膜9aを形成した後、レジストパターン10を除去したが、開口部6bを形成した後、レジストパターン10を除去した後、バンプ電極となる金属膜9aを形成してもよい。
図10は、従来技術による半導体装置の製造工程を示した要部概略断面図であり、同図(a)〜同図(c)はバンプ電極形成の製造工程中における要部概略断面図である。なお、半導体装置のバンプ電極は、その高さが15μm程度および径が15μm程度となるように、形成される。
図10を用いて、従来技術と比較した、本実施の形態による半導体装置の製造方法の有利な効果を説明する。
まず、図10(a)に示すように、半導体基板の主面を覆う絶縁膜40上に、電極パッド41を形成し、電極パッド41の上層に、パッシベーション膜42を堆積する。このパッシベーション膜42に、電極パッド41を露出させる開口部43を形成した後、電極パッド41の上層に、UBM膜を構成する第1金属膜44aおよび第2金属膜44bを形成する。これまでの工程は、図3〜図6に示した本実施の形態で示した工程と同様である。
続いて、半導体基板の全面に、レジストをスピンコート法により塗布した後、110℃〜130℃程度で10分程度ベーク処理し、厚さが、例えば、20μm程度のレジスト膜45を形成する。
次に、図10(b)に示すように、レジスト膜45を露光した後、現像液を用いた現像により、バンプ電極が形成される領域のレジスト膜45を除去し、第2金属膜44bが露出するように、開口部46を形成する。この開口部46の形状は、図10(b)に示すように、下部にあたる第2金属膜44b側から、上方にかけて寸法差Aをもって形成される。次いで、デスカム処理(O2ガスによるエッチ)により、余分なレジストを除去しながら、疎水性であるレジスト膜45の表面(開口部46の表面)を、親水性に変える。
次に、図10(c)に示すように、開口部46の内部を、例えば、電解めっき法、無電解めっき法などにより、第2金属膜44b上に、金膜を堆積した後、レジスト膜45をレジスト剥離剤で剥離することにより、バンプ電極47を形成する。このバンプ電極47の形状は、図10(c)に示すように、下部にあたる第2金属膜44b側から、上方にかけて±2μm程度の寸法差Bを持って形成される。
このように、パンプが寸法差Bをもって形成するので、従来は最終的に完成するバンプ電極の寸法、形状等を予想し、現像完了後の寸法をあらかじめ小さめにして、開口部46を形成していた。しかし、今後このような寸法精度で形成されるバンプ電極47では、半導体チップの高集積化に伴う多端子化などの要求に、対応することができなくなると考えた本発明者は、バンプ電極の寸法が大きくなる原因について、以下のことを見出した。すなわち、(1)レジストを現像する過程において、レジスト膜の厚さが厚ければ厚いほど寸法差Aの大きい開口部46が、形成されること、(2)バンプ電極を形成するめっき中に、弱アルカリ性のめっき液がレジストを浸食し、柔らかくなったレジストを、バンプ電極が押し広げる様に成長すること、(3)めっき液の使用環境、条件など(例えば、繰り返し使用されるめっき液の状態の違い)によりバンプ電極の寸法の変化量が変わってしまうこと、などである。
そこで、本発明者は、従来技術で用いられるレジストではなく、シラノール化合物を用いて、寸法精度の良いバンプ電極を形成することを発明し、以下に示すように、従来技術と比較した有利な効果を得た。
まず、半導体基板11上の全面にシラノール化合物からなる絶縁膜7を形成させた(図7参照)。したがって、このシラノール化合物からなる絶縁膜7は、レジスト膜45より硬化であり、また、レジストに対しては適用することができないドライエッチング技術を適用することができるので、バンプ電極形状の加工精度(開口部6bの加工精度)が得やすい。
また、シラノール化合物からなる絶縁膜7上に、絶縁膜7の厚さより薄いレジスト膜10aを、形成させて、レジストからなるレジストパターン10を形成した(図8参照)。したがって、レジストの膜厚が薄くできるので(本実施の形態では2μm程度)、従来技術によるレジスト膜45(厚さが、20μm程度)で形成した開口部46のより、寸法差Aを小さくすることができる。
また、ドライエッチング技術により、シラノール化合物による絶縁膜9に開口部6bを形成した(図9参照)。したがって、従来技術で形成した開口部より、加工精度を向上することができる。
また、開口部6bの内部を、例えば、電解めっき法、無電解めっき法などにより、UBM膜8上に、後にバンプ電極9として形成される金属膜9aを堆積した(図9参照)。したがって、シラノール化合物からなる絶縁膜7を用いているので、従来技術で用いたレジストの場合より、弱アルカリ性のめっき液による浸食を防ぐことができる。
また、シラノール化合物からなる絶縁膜7を、希フッ酸で容易に除去している(図2参照)。シラノール化合物の塗布後の熱硬化処理を80℃〜250℃程度の低温で行うため、SiO2化するまでには至らないため、希フッ酸で容易に除去できるからである。なお、本実施の形態で用いたシラノール化合物(およびその溶液)は、多層配線を持つ超LSI素子の層間絶縁膜、パッシベーション膜などに用いられている。但し、これらの用途ではシラノール化合物溶液を塗布した後、SiO2として用いるために400℃程度の熱処理を行っている。したがって、本実施の形態は、それとは全く異なる用途でシラノール化合物を用いている。
また、本実施の形態で示したバンプ電極9(図2参照)では、従来技術で形成したバンプ電極47の形状(図10(c)参照)に示すような、下部にあたる第2金属膜44b側から、上方にかけて±2μm程度の寸法差Bを持って形成されることはなく、±1μm以下の寸法精度で形成することができる。
また、本実施の形態で示した寸法精度および加工精度が小さいバンプ電極を有する半導体装置、例えば、LCDドライバ用半導体チップにおけるバンプ電極の狭ピッチ化、半導体チップの縮小化、さらには、IC、LSI等の半導体チップの高機能化に伴う多端子化にも対応することができる。
また、寸法精度および加工精度の高いバンプ電極を形成するにあたり、用途は異なるが既存材料であるシラノール化合物を、既存の工程で用いることができるので、半導体装置の製造コストを抑えることができる。
次に、本実施の形態における半導体装置を実装したLCDの一例を説明する。図11は、LCD50の要部平面図、図12は図11の要部拡大断面図を示している。
LCD50は、液晶パネル51、LCDドライバ用の半導体チップ52およびバックライト(図示せず)を有している。液晶パネル51は、平面四角状の2枚のガラス基板51a、51bと、ガラス基板51a、51bの外周に位置し、その間にあるシール部51cと、2枚のガラス基板51a、51bの間に封じ込められた液晶材51dと、液晶パネル51の表裏面に貼り付けられた偏光板とを有している。
LCD50には、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を用いたアクティブ型と、単純マトリクス型(STN:Super-Twisted-Nematic)のパッシブ型とがある。アクティブ型の場合、ガラス基板(実装体)51aには、画面に文字や絵等を表示するための最小単位である画素の配列と、その画素を駆動するためのゲート線およびソース線等のようなリード53が形成されている。この場合、複数の画素の各々は、TFTとキャパシタとを有している。また、アクティブ型の場合、ガラス基板51bにはカラーフィルタが形成されている。そして、この場合、ガラス基板51a、51bの材料には、例えば、無アルカリガラスが用いられている。一方、パッシブ型の場合、ガラス基板51a、51bの材料には、例えば、ソーダライムまたは低アルカリガラスが用いられている。
アクティブ型でもパッシブ型でも、リード53には、例えば、インジウムと錫との酸化物からなる透明導電膜(ITO:Indium Tin Oxide film)が使用されている。また、いずれの場合も半導体チップ52は、そのバンプ電極54(配線が接着される外部接続用電極となる)の形成面をガラス基板51aの主面(リード53の形成面)に向けた状態で、例えば、異方性導電フィルム(ACF:Anisotoropic Conductive Film)55を介してガラス基板51a上に接続されている(COG:Chip On Glass)。異方性導電フィルム55は、例えば、エポキシ系樹脂等のような熱硬化性樹脂からなる絶縁性接着剤中にカーボンブラック、ニッケル微粒子またはボールハンダ等のような導電粒子を分散または配向した電気接続材料である。この導電粒子が半導体チップ52のバンプ電極54とガラス基板51aのリード53との間に潰された状態で介在することによって、バンプ電極54とリード53とが電気的に接続されている。
また、ガラス基板51aの外周のリード53には、フレキシブル基板56を介してプリント基板57が電気的に接続されている。フレキシブル基板56は、例えば、ポリイミド樹脂等からなる基板本体56aと、その表面に接合された銅(Cu)を主体とする配線56bとを有している。フレキシブル基板56の配線56bの一端は、上記半導体チップ52と上記と同じ要領で異方性導体フィルム55を介してガラス基板51a上のリード53と電気的に接続されている。一方、配線56bの他端は、プリント基板57の配線とハンダ等によって電気的に接続されている。プリント基板57には、半導体チップ52のLCDドライバ回路の動作を制御する制御回路用の半導体チップやその他の電子部品等が搭載されている。
ここで、半導体チップ52をガラス基板51a上に実装するには、例えば、次のように行う。まず、ガラス基板51a上に異方性導電フィルム55を貼り付けた後、半導体チップ52のバンプ電極54形成面をガラス基板51a側に向けて、そのバンプ電極54をリード53に位置合わせする。続いて、半導体チップ52のバンプ電極54を、異方性導電フィルム55を介してリード53に所定の圧力で押しつけ、加熱した状態を数十秒程度保持することによって複数のバンプ電極54と複数のリード53とを圧接状態で一括して接続する。この加熱・加圧工程で接着剤が溶解、流動することによって半導体チップ52とガラス基板51aの隙間が充填され半導体チップ52の封止が行われる。また、異方性導電フィルム55中の導電粒子は、バンプ電極54とリード53との間に捕捉され、捕捉された導電粒子によってバンプ電極54とリード53とが電気的に接続される。
本実施の形態による半導体チップのバンプ電極は、その寸法精度および加工精度が小さくとれるため、バンプ電極ピッチが小さくできる。このため、バンプ電極54と電気的に接続されるリード53の他端のLCDへの要求の一つである、携帯機器等のコンパクト化に対応した半導体チップの縮小化ができる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、前記実施の形態1に係る半導体装置においてシラノール化合物を用いた絶縁膜7を形成したが、非感光性ポリイミド系樹脂(以下、ポリイミドという)を用いて絶縁膜を形成する一例を示すものである。
図13〜図16を用いて、本実施の形態である半導体装置の製造方法について説明する。なお、本実施の形態で示す半導体装置のバンプ電極の寸法は、その高さが15μm程度および径が15μm程度となるように、形成される。
なお、前記実施の形態1で示した図3〜5を用いた工程までは、本実施の形態でも同様であるため省略する。
図13に示すように、半導体基板11の主面のCMIS素子を覆う絶縁膜3上には、例えば、スパッタ法を適用してアルミニウム合金膜などの金属膜からなる最上層配線を形成し、この最上層配線と同一層の金属膜によって電極パッド(電極、パッド)4を形成する。次いで、半導体デバイスの特性を安定化させるために、半導体基板11に水素アニール処理を施した後、最上層配線を覆うパッシベーション膜5を形成する。パッシベーション膜5は、例えば、プラズマCVD法で形成される酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、SOG(Spin On Glass)法により塗布された酸化シリコン膜、スピンコート法により塗布されたポリイミド系樹脂膜、とすることができる。
続いて、レジストをスピンコート法により塗布し、露光、現像によって形成されたレジストからなるパターンをマスクとして、パッシベーション膜5をエッチングすることにより、電極パッド4上に開口部6を形成し、電極パッド4を露出させる。次いで、開口部6の内部を含む半導体基板11の全面に、例えば、スパッタ法で、チタンタングステン膜(第1金属膜)8aおよび金膜(第2金属膜)8bを堆積する。
続いて、半導体基板11の全面に、例えば、ポリイミドの溶液をスピンコート法により塗布して、例えば、170℃程度及び10分程度の条件で溶媒を蒸発させることにより硬化させた、厚さが13μm程度のポリイミドからなる絶縁膜60を形成する。ポリイミドは、その粘度にもよるが、絶縁膜60の厚さを、例えば、25μm程度まで厚くすることができる。この絶縁膜60の厚さは、後の工程で形成されることとなるバンプ電極の高さに影響する。すなわち、ポリイミドを絶縁膜60に用いることで、絶縁膜60の厚さを厚くすることができるので、それに伴ってバンプ電極の高さも高くすることができる。またポリイミドは、レジストと比較して、エッチング耐性も良く、また熱硬化処理した状態の選択比が高い。よって、後に形成されるバンプ電極の加工精度および寸法精度を、前記実施の形態1で示した図10を用いた従来技術のバンプ電極より、向上することができる。なお、ポリイミドの溶液として、市販されているものの一例をあげると、日立化成デュポンマイクロシステム株式会社製PIQ、PIXがある。
次に、図14に示すように、半導体基板11の全面に、レジストをスピンコート法により塗布し、絶縁膜60の厚さよりも薄い、例えば、2μm程度の厚さのレジスト膜61aを堆積する。その後、レジスト膜61aを露光、現像によって、バンプ電極が形成される領域の絶縁膜60を露出させる、レジストパターン61を形成する。
次に、図15に示すように、バンプ電極が形成される領域の絶縁膜60を、例えば、ヒドラジン液を用いた30分程度のウエットエッチングにより、開口部62を形成する。なお、例えば、3時間程度のO2アッシャーにより開口部62を形成しても良い。次いで、開口部62の内部を、例えば、電解めっき法、無電解めっき法により、第2金属膜8b上に、例えば金からなる金属膜63aを堆積する。
続いて、レジストからなるレジストパターン61をレジスト剥離剤で剥離する。次いで、絶縁膜60のポリイミドすべてを、例えば、ヒドラジン液を用いた30分程度のウエットエッチング、あるいは、3時間程度のO2アッシャーにより除去する。ここで、絶縁膜60のポリイミドすべてを除去するのではなく、絶縁膜60の厚さを、例えば、5μm程度残しても良い。絶縁膜60がある程度の厚さを持って残ることにより、電極パッド4上に形成されるバンプ電極の固定を強固とすることができ、また、ポリイミドの持つ応力緩和により、LCDドライバ用の半導体チップを実装する場合等のダメージを受けるのを防止することもできる。
続いて、縁物層60下のチタンタングステン膜からなる第1金属膜8aおよび金膜からなる第2金属膜8bを、過酸化水素水に浸すことにより除去することにより、上記金属膜63aからなるバンプ電極63、および、UBM膜8が形成され、半導体装置が完成する(図16)。
本実施の形態では、絶縁膜にポリイミドを用いた半導体装置の製造方法について説明し、ポリイミドを用いた場合の効果についても併せて説明した。さらに、本実施の形態の、他の効果として、前記実施の形態1で示した、絶縁膜にシラノール化合物を用いた半導体装置の製造方法と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、前記実施の形態2に係る半導体装置において、非感光性ポリイミド系樹脂を用いて絶縁膜60を形成したが、感光性ポリイミド系樹脂(以下、感光性ポリイミドという)を用いて絶縁膜を形成する一例を示すものである。
図17〜図19を用いて、本実施の形態である半導体装置の製造方法について説明する。なお、本実施の形態で示す半導体装置のバンプ電極は、その高さが15μm程度および径が15μm程度となるように、形成される。
なお、前記実施の形態1で示した図3〜5を用いた工程までは、本実施の形態でも同様であるため省略する。
図17に示すように、半導体基板11の主面のCMIS素子を覆う絶縁膜3上には、例えば、スパッタ法を適用してアルミニウム合金膜などの金属膜からなる最上層配線を形成し、この最上層配線と同一層の金属膜によって電極パッド(電極、パッド)4を形成する。次いで、半導体デバイスの特性を安定化させるために、半導体基板11に水素アニール処理を施した後、最上層配線を覆うパッシベーション膜5を形成する。パッシベーション膜5は、例えば、プラズマCVD法で形成される酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、SOG(Spin On Glass)法により塗布された酸化シリコン膜、スピンコート法により塗布されたポリイミド系樹脂膜、とすることができる。
続いて、レジストをスピンコート法により塗布し、その後、露光、現像によって形成されたレジストからなるパターンをマスクとして、パッシベーション膜5をエッチングすることにより、電極パッド4上に開口部6を形成し、電極パッド4を露出させる。次いで、開口部6の内部を含む半導体基板11の全面に、例えば、スパッタ法で、チタンタングステン膜(第1金属膜)8aおよび金膜(第2金属膜)8bを堆積する。
続いて、半導体基板11の全面に感光性ポリイミド溶液を、例えば、スピンコート法により塗布して、例えば、120℃程度及び10分程度の条件で溶媒を蒸発させることにより硬化させ、厚さが15μm程度の感光性ポリイミドからなる絶縁膜70を形成する。感光性ポリイミドは、その粘度にもよるが、絶縁膜70の厚さを、例えば、25μm程度まで厚くすることができる。この絶縁膜70の厚さは、後の工程で形成されることとなるバンプ電極の高さに依存する。したがって、感光性ポリイミドを絶縁膜70に用いることで、絶縁膜70の厚さを厚くすることができるので、それに伴ってバンプ電極の高さも高くすることができる。また、感光性ポリイミドは、レジストと比較して、エッチング耐性も良く、また熱硬化処理した状態の選択比が高い。よって、後に形成されるバンプ電極の加工精度および寸法精度を、前記実施の形態1で示した図10を用いた従来技術のバンプ電極より向上することができる。また、レジストを用いた場合と同様の工程で処理を行うことができる。なお、感光性ポリイミドの溶液として、市販されているものの一例をあげると、日立化成デュポンマイクロシステム株式会社製PL、HDがある。
次に、図18に示すように、絶縁膜70においてバンプ電極が形成される領域を、露光、現像によって、開口部71を形成する。
続いて、開口部71の内部を、例えば、電解めっき法、無電解めっき法により、第2金属膜8b上に、例えば金からなる金属膜72aを堆積する。次いで、縁物層70下のTiW膜からなる第1金属膜8aおよびAu膜からなる第2金属膜8bを、過酸化水素水に浸すことにより除去することにより、上記金属膜72aからなるバンプ電極72、および、UBM膜8が形成され、半導体装置が完成する(図19)。
本実施の形態では、絶縁膜に感光性ポリイミドを用いた半導体装置の製造方法について説明し、感光性ポリイミドを用いた場合の効果についても併せて説明した。さらに、本実施の形態の、他の効果として、前記実施の形態1で示した、絶縁膜にシラノール化合物を用いた半導体装置の製造方法と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、LCDドライバ用半導体チップに適用した場合について説明したが、LCDドライバ用半導体チップに限らず、ストレートバンプ電極を形成し、実装基板に面実装する製品にも適用することができる。
本発明は、半導体装置を製造する製造業に幅広く利用されるものである。
本発明の実施の形態1であるLCDドライバ用半導体チップの外観概略図である。 本発明の実施の形態1における半導体装置を示した断面図である。 実施の形態1における半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図3に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図4に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図7に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図8に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 従来技術による半導体装置の製造工程を示した要部概略断面図であり、(a)はバンプ電極の形成工程を示した要部概略断面図、(b)は(a)に続くバンプ電極の形成工程を示した要部概略断面図、(c)は(b)に続くバンプ電極の形成工程を示した要部概略断面図である。 本実施の形態1における半導体装置を実装したLCDの要部平面図である。 図11に示したLCDの要部拡大断面図である。 実施の形態2における半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図13に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図14に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 実施の形態3における半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図17に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図18に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。
符号の説明
1 半導体チップ
2、4 電極パッド
3 絶縁膜
5 パッシベーション膜
6、6b 開口部
7 絶縁膜(シラノール化合物膜)
8 UBM膜
8a 第1金属膜
8b 第2金属膜
9 バンプ電極
9a 金属膜
10 レジストパターン
10a レジスト膜
11 半導体基板
12 素子分離部
13 p型ウエル
14 n型ウエル
15 ゲート絶縁膜
16 ゲート電極
17 キャップ絶縁膜
18 サイドウォールスペーサ
19 n型半導体領域
20 p型半導体領域
21 酸化シリコン膜
22、26、30 コンタクトホール
23、27 プラグ
24、31 配線
25 層間絶縁膜
28 ストッパ絶縁膜
29 絶縁膜
40 絶縁膜
41 電極パッド
42 パッシベーション膜
43 開口部
44a 第1金属膜
44b 第2金属膜
45 レジスト膜
46 開口部
47 バンプ電極
50 LCD
51 液晶パネル
51a、51b ガラス基板
51c シール部
51d 液晶材
52 半導体チップ
53 リード
54 バンプ電極
55 異方性導電フィルム
56 フレキシブル基板
56a 基板本体
56b 配線
57 プリント基板
60 絶縁膜
61a レジスト膜
61 レジストパターン
62 開口部
63 バンプ電極
63a 金属膜
70 絶縁膜
71 開口部
72 バンプ電極
72a 金属膜
A、B 寸法差
Qn nチャネル型MISトランジスタ
Qp pチャネル型MISトランジスタ

Claims (5)

  1. 以下の工程を有する半導体装置の製造方法:
    (a)電極が形成された半導体基板の主面上に、めっき液に対する耐浸食性がフォトレジストよりも高い材料からなる絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記絶縁膜上に、前記絶縁膜の膜厚より薄い膜厚のフォトレジスト膜を形成した後、前記フォトレジスト膜を露光、現像することによって、前記電極の上部領域が開口されたレジストパターンを形成する工程、
    (c)前記レジストパターンをマスクにして前記絶縁膜をドライエッチングすることにより、前記電極の上部領域の前記絶縁膜に開口部を形成する工程、
    (d)前記半導体基板を電解めっき液中に浸漬することによって、前記開口部内に、前記電極と電気的に接続された金属膜からなるバンプ電極を形成する工程。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記絶縁膜は、シラノール化合物からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記シラノール化合物を80℃以上、250℃以下の温度でベーク処理して前記絶縁膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 以下の工程を有する半導体装置の製造方法:
    (a)電極が形成された半導体基板の主面上に、非感光性ポリイミドからなる絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記絶縁膜上に、前記絶縁膜の膜厚より薄い膜厚のフォトレジスト膜を形成した後、前記フォトレジスト膜を露光、現像することによって、前記電極の上部領域が開口されたレジストパターンを形成する工程、
    (c)前記レジストパターンをマスクにして前記絶縁膜をエッチングすることにより、前記電極の上部領域の前記絶縁膜に開口部を形成する工程、
    (d)前記半導体基板を電解めっき液中に浸漬することによって、前記開口部内に、前記電極と電気的に接続された金属膜からなるバンプ電極を形成する工程。
  5. 以下の工程を有する半導体装置の製造方法:
    (a)電極が形成された半導体基板の主面上に、感光性ポリイミドからなる絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記絶縁膜を露光、現像することによって、前記電極の上部領域の前記絶縁膜に開口部を形成する工程、
    (c)前記半導体基板を電解めっき液中に浸漬することによって、前記開口部内に、前記電極と電気的に接続された金属膜からなるバンプ電極を形成する工程。
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