JP2005321345A - 測位システム、測位方法、端末装置、端末装置の制御方法、端末装置の制御プログラム、端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、固定装置、固定装置の制御プログラム - Google Patents

測位システム、測位方法、端末装置、端末装置の制御方法、端末装置の制御プログラム、端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、固定装置、固定装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】前回測位から長時間が経過していて前回の測位位置が初期位置として使用できず、現在位置の地理に詳しくない場合にも、初期位置を入力することができる測位システム等を提供すること。
【解決手段】端末装置30は、現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信手段40と、音声情報を文字情報に変換する文字情報取得手段と、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段142と、地域名情報格納手段142から、文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出手段と、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段と、地域名位置情報格納手段から、対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出手段と、測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として対応地域情報を入力する初期位置情報入力手段と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、測位システム、測位方法、端末装置、端末装置の制御方法、端末装置の制御プログラム、端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、固定装置、固定装置の制御プログラムに関するものである。
従来、衛星航法システムである例えば、GPS(Global Positioning System)を利用してGPS受信機の現在位置を測位する測位システムが実用化されている。このGPS受信機は、予め保存してあるGPS衛星の軌道情報等と、GPS受信機の概略位置(初期位置)を用いることで、上空を周回しているGPS衛星の位置を把握し、電源を投入した直後から最初の測位を行うことができる。
しかし、この初期位置が正しくない場合には、迅速にGPS衛星の位置が把握できず、最初の測位に時間がかかる。
これに対して、前回の測位位置と今回入力した概略位置とで、精度が良いほうの位置を初期位置として使用する測位システムが提案されている。
特開2004−37392号公報(図1等)
しかし、例えば、前回測位から長時間が経過していて前回の測位位置が初期位置として使用できず、現在位置の地理に詳しくないために新たに初期位置を入力することもできない場合には、上述の測位システムでは、初期位置を使用して測位を行うことができない場合があるという問題がある。
そこで、本発明は、前回測位から長時間が経過していて前回の測位位置が初期位置として使用できず、現在位置の地理に詳しくない場合にも、初期位置を入力することができる測位システム、測位方法、端末装置、端末装置の制御方法、端末装置の制御プログラム、端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、固定装置、固定装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
前記目的は、第1の発明によれば、位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置であって、前記端末装置は、前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信手段と、前記音声情報を文字情報に変換する文字情報取得手段と、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段と、前記地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出手段と、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段と、前記地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出手段と、前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する初期位置情報入力手段と、を有することを特徴とする端末装置によって達成される。
第1の発明の構成によれば、前記端末装置は、前記音声情報を文字情報に変換、前記文字情報に対応する対応地域名情報を前記地域名情報格納手段から抽出し、前記対応地域名情報に対応する対応地域位置情報を前記地域名位置情報格納手段から抽出する。
そして、前記対応地域位置情報を前記初期位置情報として入力することができる。
このため、前記端末装置は、前記音声情報を受信するだけで、前記初期位置情報を自動的に入力することができる。
これにより例えば、前記端末装置の使用者が、北海道の札幌から沖縄の名瀬に来た場合で、前回測位から長時間が経過していて前回の測位位置が初期位置として使用できず、現在位置の地理に詳しくない場合にも、現在位置である沖縄の地理に詳しくない場合にも例えば、前記端末装置は、音声情報を受信するだけで、初期位置情報を入力することができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記端末装置は、前記対応地域名情報抽出手段が、複数の前記対応地域名情報を抽出した場合に、前記対応地域名情報から一つの前記対応地域名情報を特定する対応地域名特定手段を有することを特徴とする。
例えば、前記端末の使用者の発音が不明瞭等の理由によって、前記端末装置が例えば、「なぜ」という前記音声情報のうち、「な」は明確に認識したものの、「ぜ」については、「ぜ」か「ご」か区別できない場合がある。このような場合、前記端末装置は例えば、「名瀬」と「名護」というように複数の前記対応地域名情報を抽出し、これらのうちから正しい対応地域名情報を特定することができる。
これにより、前記音声情報が明確でない場合にも、前記対応地域名情報を特定し、前記初期位置情報を入力することができる。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明のいずれかの構成において、前記端末装置は、通信の仲介を行う固定装置との通信が可能か否かを判断する通信可能性判断手段を有し、前記固定装置との通信が可能であると判断した場合には、前記初期位置情報として、前記固定装置の位置を示す固定装置位置情報を入力することを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、前記端末装置が例えば、携帯電話機であって、前記固定装置が例えば、携帯電話機の基地局である場合には、前記端末装置が前記固定装置と通信可能であれば、前記端末装置と前記固定装置の通信可能範囲に位置することがわかる。
この通信可能範囲に位置する前記固定装置の位置は、前記初期位置情報として利用するために十分な近さであるから、前記端末装置は、前記固定装置と通信可能な場合には、前記固定装置の位置を初期位置情報として入力するのである。
第4の発明は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの構成において、前記端末装置は、最後の測位時刻からの経過時間を計測する経過時間計測手段と、前記経過時間が経過時間の閾値である経過時間閾値よりも短いか否かを判断する経過時間閾値判断手段と、前記経過時間が前記経過時間閾値よりも短いと判断した場合には、前記最後の測位時刻から現在までの移動量を計測する移動量計測手段と、前記移動量が移動量の閾値である移動量閾値よりも小さいか否かを判断する移動量閾値判断手段と、を有し、前記移動量が前記移動量閾値よりも小さい場合には、前記初期位置情報として、前記最後の測位時刻における測位位置情報を入力することを特徴とする。
前記経過時間が、前記経過時間閾値である例えば、1時間よりも短い場合には、現在位置は最後(前回)の測位位置から遠くはないと推定することができるから、最後の測位時刻における測位位置情報を前記初期位置情報として入力することは合理的な選択肢の一つである。
しかし、例えば、高速道路で移動中など、短時間でも現在位置が最後の測位位置から遠く離れている場合もあり、前記経過時間閾値だけでは最後の測位位置を前記初期位置情報として入力するのが適切か否かを判断できない。
この点、第4の発明の構成によれば、前記最後の測位の時刻から現在までの移動量が、前記移動量閾値である例えば、150キロメートル(km)よりも小さい場合にのみ、最後の測位時刻に測位位置情報を初期位置情報として入力するのである。
これにより、最後の測位時刻における測位位置情報が初期位置情報として適切か否かを判断することができる。
前記目的は、第5の発明によれば、位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置が、前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信ステップと、前記端末装置が、前記音声情報を文字情報に変換する文字情報取得ステップと、前記端末装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出ステップと、前記端末装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出ステップと、前記端末装置が、前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する初期位置情報入力ステップと、前記端末装置が、前記初期位置情報を使用して現在位置の測位をする現在位置測位ステップと、を有することを特徴とする測位方法によって達成される。
第5の発明の構成によれば、第1の発明の構成と同様に例えば、前記端末装置の使用者が、北海道の札幌から沖縄の名瀬に来た場合で、前回測位から長時間が経過していて前回の測位位置が初期位置として使用できず、現在位置である沖縄の地理に詳しくない場合にも例えば、前記端末装置は、音声情報を受信するだけで、初期位置を入力することができる。
第6の発明は、第5の発明の構成において、前記対応地域名情報抽出ステップにおいて、前記端末装置が、複数の前記対応地域名情報を抽出した場合に、前記複数の前記対応地域名情報から一つの前記対応地域名情報を特定する対応地域名特定ステップを有することを特徴とする。
第6の発明の構成によれば、第2の発明の構成と同様に、前記音声情報が明確でない場合にも、前記対応地域名情報を特定し、前記初期位置情報を入力することができる。
第7の発明は、第5の発明又は第6の発明のいずれかの構成において、前記端末装置が、通信の仲介を行う固定装置との通信が可能か否かを判断する通信可能性判断ステップを有し、前記端末装置が、前記固定装置との通信が可能であると判断した場合には、前記初期位置情報として、前記固定装置の位置を示す固定装置位置情報を入力することを特徴とする。
第7の発明の構成によれば、第3の発明の構成と同様に、前記端末装置は、前記固定装置と通信可能な場合には、前記固定装置の位置を初期位置情報として入力する。
第8の発明は、第5の発明乃至第7の発明のいずれかの構成において、前記端末装置が、最後の測位時刻からの経過時間を計測する経過時間計測ステップと、前記端末装置が、前記経過時間が経過時間の閾値である経過時間閾値よりも短いか否かを判断する経過時間閾値判断ステップと、前記端末装置が、前記経過時間が前記経過時間閾値よりも短いと判断した場合には、前記最後の測位時刻から現在までの移動量を計測する移動量計測ステップと、前記端末装置が、前記移動量が移動量の閾値である移動量閾値よりも小さいか否かを判断する移動量閾値判断ステップと、を有し、前記移動量が前記移動量閾値よりも小さい場合には、前記初期位置情報として、前記最後の測位時刻における測位位置情報を入力することを特徴とする。
第8の発明の構成によれば、第4の発明の構成と同様に、最後の測位時刻における測位位置情報が初期位置情報として適切か否かを判断することができる。
前記目的は、第9の発明によれば、コンピュータに、位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置が、前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信ステップと、前記端末装置が、前記音声情報を文字情報に変換する文字情報取得ステップと、前記端末装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出ステップと、前記端末装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出ステップと、 前記端末装置が、前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する初期位置情報入力ステップと、前記端末装置が、前記初期位置情報を使用して現在位置の測位をする現在位置測位ステップと、を有することを特徴とする端末装置の制御プログラムによって達成される。
前記目的は、第10の発明によれば、コンピュータに、位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置が、前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信ステップと、前記端末装置が、前記音声情報を文字情報に変換する文字情報取得ステップと、前記端末装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出ステップと、前記端末装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出ステップと、前記端末装置が、前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する初期位置情報入力ステップと、前記端末装置が、前記初期位置情報を使用して現在位置の測位をする現在位置測位ステップと、を有することを特徴とする端末装置の制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって達成される。
前記目的は、第11の発明によれば、位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置と、前記端末装置と通信可能な固定装置と、を有する測位システムであって、前記端末装置は、前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する端末側音声情報受信手段と、前記音声情報を文字情報に変換する端末側文字情報取得手段と、を有し、前記固定装置は、前記端末装置から前記文字情報を取得する固定側文字情報取得手段と、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する固定側対応地域名情報抽出手段と、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する固定側対応地域位置情報抽出手段と、前記端末装置に対して、前記端末装置が前記測位の初期値位置情報として利用するための前記対応地域位置情報を送信する固定側対応地域位置情報送信手段と、を有することを特徴とする測位システムによって達成される。
第11の発明の構成は、第1の発明の構成と異なり、前記文字情報から前記対応地域名情報を取得する手段等を、前記端末装置ではなくて、前記固定装置が有する。
これにより、前記端末装置の情報処理量の負担等を軽減しつつ、第1の発明の構成と同様に、前記端末装置の使用者が、北海道の札幌から沖縄の名瀬に来た場合で、前回測位から長時間が経過していて前回の測位位置が初期位置として使用できず、現在位置である沖縄の地理に詳しくない場合にも例えば、前記端末装置は、音声情報を受信するだけで、初期位置を入力することができる。
前記目的は、第12の発明によれば、位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置と通信可能な固定装置であって、前記固定装置は、前記端末装置から、前記端末装置が前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を変換して生成した文字情報を取得する固定側文字情報取得手段と、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する固定側対応地域名情報抽出手段と、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する固定側対応地域位置情報抽出手段と、前記端末装置に対して、前記測位の初期値位置情報として利用するための前記対応地域位置情報を送信する固定側対応地域位置情報送信手段と、を有することを特徴とする固定装置によって達成される。
前記目的は、第13の発明の構成によれば、位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置が、前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する端末側音声情報受信ステップと、前記端末装置が、前記音声情報を変換して文字情報を取得する端末側文字情報取得ステップと、前記端末装置と通信可能な固定装置が前記端末装置から前記文字情報を取得する固定側文字情報取得ステップと、前記固定装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する固定側対応地域名情報抽出ステップと、前記固定装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する固定側対応地域位置情報抽出ステップと、前記端末装置が、前記固定装置から前記対応地域位置情報を取得する端末側対応地域位置情報取得ステップと、前記端末装置が、前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する端末側初期位置情報入力ステップと、前記端末装置が、前記初期位置情報を使用して現在位置の測位をする端末側現在位置測位ステップと、を有することを特徴とする測位方法によって達成される。
前記目的は、第14の発明によれば、コンピュータに、位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置と通信可能な固定装置が、前記端末装置から、前記端末装置が前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を変換して生成した文字情報を取得する固定側文字情報取得ステップと、前記固定装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する固定側対応地域名情報抽出ステップと、前記固定装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する固定側対応地域位置情報抽出ステップと、前記固定装置が、前記端末装置に対して、前記測位の初期値位置情報として利用するための前記対応地域位置情報を送信する固定側対応地域位置情報送信ステップと、を実行させることを特徴とする固定装置の制御プログラムによって達成される。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施の形態である端末30等を示す概略図である。
図1に示すように、端末30は、位置情報衛星である例えば、GPS衛星12a,12b,12c及び12dから位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段である例えば、GPS装置38を有する。
端末30は例えば、携帯電話機であるが、PHS(Personal Handy−phone System)、PDA(Personal Digital Assistance等であってもよい。
端末30は、通信の仲介を行う固定装置である例えば、携帯電話の基地局70と通信可能になっている。
但し、端末30と基地局70の相対的位置によっては例えば、山60が障害になって互いに通信できない場合がある。
(基地局70の主なハードウエア構成について)
図2は基地局70の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図2に示すように、基地局70は、例えばコンピュータを有しており、コンピュータは、バス72を有し、バス72には、CPU(Central Processing Unit)74、記憶装置76が接続されている。CPU74は所定のプログラムの処理を行う他、バス72に接続された記憶装置76等を制御する制御部である。記憶装置76は例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。
また、このバス72には例えば、HD(Hard Disk)である外部記憶装置78が接続されている。
さらに、このバス72には、図1の甲に保持された端末30と通信するための基地局通信装置80及び、各種情報を表示する基地局表示装置82が接続されている。
すなわち、このバス72はすべてのデバイスを接続する機能を有し、アドレスやデータパスを有する内部バスである。
(基地局70の主なソフトウエア構成について)
図3は、基地局70の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。
図3に示すように基地局70は、図2の基地局通信装置80に対応する基地局通信部172を有する。
基地局70はまた、各部を制御する基地局制御部170を有する。
さらに、基地局70は、基地局記憶部174を有し、基地局位置情報175を格納している。基地局位置情報175は基地局70の位置における緯度、経度及び高度を示す情報であり例えば、「東経140度、北緯36度、高度200メートル(m)」という情報である。但し、基地局位置情報175は高度情報を含まなくてもよい。
(端末30の主なハードウエア構成について)
図4は端末30の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図4に示すように、端末30は、コンピュータを有しており、コンピュータは、バス32を有し、バス32には、CPU34、記憶装置36が接続されている。
また、このバス32には、GPS衛星12a等から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段である例えば、GPS装置38が接続されている。
また、このバス32には、現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信手段である例えば、音声認識装置40が接続されている。この音声認識装置40の構成については後述する。
また、このバス32には、図1の基地局70と通信するための端末通信装置42、時計44、入力装置46、各種情報を表示する端末表示装置48、音声を出力するスピーカ50、端末30の移動速度を計測する速度センサ52、端末30の移動加速度を計測する加速度センサ54、端末30の移動する方位を計測する方位センサ56が接続されている。
端末30は、速度センサ52、加速度センサ54、方位センサ56によって、おおまかな移動量を取得することができる。
図5は、図4の音声認識装置40の主なハードウエア構成を示す概略図である。
音声認識装置40は、音声情報である例えば、図1の使用者甲の声を、地名を示す文字列に変換するための装置である。
具体的には、図5に示すように、音声認識装置40は、音声情報の音声波形の振幅を調整するレベル調整回路40a、音声波形のノイズを除去するノイズ除去回路40b、音声波形を分析する音声分析回路40c及び、音声波形を文字と照合する照合回路40dを有する。これにより、外部からの音声を文字列に変換することができる。
例えば、端末30は、図1の使用者甲が北海道の千歳空港から出発して沖縄の那覇空港に降り立った場合に、使用者甲から現在位置である那覇空港が属する現在地域の地域名である「なは(那覇)」という音声情報の入力を受けて、その音声情報を「那覇」という現在地域名を示す文字列に変換することができる。
すなわち、音声認識装置40は、音声情報を文字情報に変換する現在地域名文字情報取得手段の一例でもある。
図6は、端末30の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。
図6に示すように、端末30は、各部を制御する端末制御部100、図4の入力装置46に対応する入力部102を有する。端末30はまた、図4の速度センサ52、加速度センサ54及び方位センサ56に対応するセンサ部104を有する。
端末30はまた、図4の時計44に対応する計時部106、端末通信装置42に対応する端末通信部108、端末表示装置48に対応する端末表示部110、スピーカ50に対応する音声発生部112、GPS装置38に対応する測位部114及び、音声認識装置40に対応する音声認識部116を有する。
端末30は、図6に示すように、第1記憶部118、第2記憶部140及び第3記憶部154を有している。第1記憶部118には各種プログラムが格納されており、第2記憶部140には各種情報があらかじめ格納されており、第3記憶部154には端末30が生成した情報等が格納されている。
図6に示すように、第2記憶部140は地名情報格納データベース142を有しており、地名情報格納データベース142には例えば、「名瀬、名護、那覇」という地名情報144が格納されている。すなわち、地名情報格納データベース142は、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段の一例である。
地名情報144に示される地名には例えば、自治体名(名瀬市、笠利町など)や、ランドマーク名(松本城、飯田駅、東京タワーなど)があり、地名情報格納データベース142においては、各地名が一つの位置情報に対応している。ここで、位置情報は、端末30のGPS装置38の測位のための初期位置情報として使用するものであるから、必ずしも正確な位置である必要はなく、概位置を示す概位置情報で足りる。従って、以後、適宜、位置を概位置、位置情報を概位置情報と呼ぶ。
また、端末30は、地名検索プログラム132を有する。地名検索プログラム132は、端末制御部100が、上述の音声認識部116が音声情報を変換して得た文字列を、上述の地名情報144と照合することによって、地名情報(対応地域名情報)を抽出するための情報である。
すなわち、地名検索プログラム132と端末制御部100は、地名情報格納データベース142から、現在地域名情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出手段の一例である。
例えば、端末30は、図1の甲からの音声情報を変換して「なは」という文字列を得た場合には、地名情報格納データベース142に格納されている地名情報144と照合することによって、「那覇」という地名情報(対応地域名情報)を抽出することができる。
しかし、例えば、端末30の使用者甲の発音が不明瞭等の理由によって、端末30の音声認識部116が例えば、「なは」を示す音声情報のうち、「な」は明確に認識したものの、「は」については、「は」か「せ」か区別できない場合がある。この場合、音声情報から変換される文字列として「なは」と「なせ」という複数の候補が生じる場合がある。
このような場合に対応するために、端末30は、図6に示すように類似地名確認プログラム136を有する。類似地名確認プログラム136は、端末制御部100が、類似する地名である「那覇」と「名瀬」を類似地名情報146から抽出し、端末表示部110を介して使用者甲に正しい地名を選択させることによって、正しい地名情報を特定するための情報である。すなわち、類似地名確認プログラム136と端末制御部100は、上述の地名検索プログラム132によって端末制御部100が、複数の対応地域名情報を抽出した場合に、それらの対応地域名情報から一つの対応地域名情報を特定する対応地域名特定手段の一例である。
なお、図6に示すように、類似地名情報146は類似度情報を含む。類似度は、複数の地名が互いに類似する度合いを示す情報であって例えば、4文字からなる地名の場合、3文字が共通していれば類似度は最高であり、1文字が共通していれば類似度は最低というように規定される。類似地名確認プログラム136によって、端末制御部100は、類似度が高い順に端末表示部110に表示させるように構成されている。
上述のように、端末30は音声情報が明確でない場合にも、地名情報(対応地域名情報)を特定し、正しい初期位置情報を入力することができる。
これにより、誤った地名情報に基づいて誤った概位置情報を後述の初期位置情報として入力することを防止することができる。また、使用者甲が、自分の位置が属する地域名をあいまいにしか知らないとしても、上述のように端末30の誘導によって、正しい地名情報に基づく正しい概位置情報を初期位置情報として入力することができる。
また、図6に示すように、端末30の地名情報格納データベース142には、位置情報148が格納されている。位置情報148に示される概位置は、地名情報144に示される地名に対応している。すなわち、地名情報格納データベース142は、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段の一例である。
図6に示すように、位置情報148は少なくとも緯度情報及び経度情報を含み、さらに、高度情報を含んでもよい。
また、図6に示すように、端末30の第1記憶部118には、位置情報抽出プログラム134が格納されている。位置情報抽出プログラム134は、端末制御部100が、上述の地名検索プログラム132に基づいて抽出した例えば、「那覇」という地名情報(対応地域名情報)に対応する位置を示す概位置情報(対応地域位置情報)を地名情報格納データベース142に格納されている位置情報148から抽出するための情報である。すなわち、位置情報抽出プログラム134と端末制御部100は、地名情報格納データベース142から、対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出手段の一例である。
また、図6に示すように、端末30の第1記憶部118には、初期位置情報入力プログラム138を有する。初期位置情報入力プログラム138は、端末制御部100が、上述の位置情報抽出プログラム134に基づいて抽出した例えば、「那覇」という地名情報に対応する概位置情報を測位部114による測位のための初期位置情報として入力するための情報である。
すなわち、初期位置情報入力プログラム138と端末制御部100は、GPS装置38による現在位置の測位のための初期位置情報として対応地域位置情報を入力する初期位置情報入力手段の一例である。
上述したように、端末30は、図1の使用者甲からの音声情報を変換して例えば、「なは」を示す文字情報を取得し、その「なは」に対応する地名情報(対応地域名情報)である「那覇」を示す情報を地名情報格納データベース142の地名情報144から抽出し、「那覇」に対応する概位置情報(対応地域位置情報)である「那覇」の概位置情報を地名情報格納データベース142の位置情報148から抽出する。
これにより、端末30は、「那覇」の概位置情報を初期位置情報として入力することができる。
このため、端末30は、音声情報を受信するだけで、初期位置情報を自動的に入力することができる。
これにより例えば、端末30の使用者甲が、北海道の札幌から沖縄の名瀬に来たなど、長距離を移動した場合、前回測位から長時間が経過していて前回の測位位置が初期位置として使用できず、現在位置である沖縄の地理に詳しくない場合にも例えば、端末30は、使用者甲から「なは」を示す音声情報を取得するだけで、初期位置情報を入力することができる。
そして、初期位置情報を入力された図4のGPS装置38は、迅速に現在位置を測位することができる。
本実施の形態の構成は、図1の基地局70の基地局位置情報を初期位置情報として使用できない場合に特に有効である。但し、以下に説明するように、基地局位置情報を初期位置情報として使用できる場合には、端末30は基地局位置情報を初期位置情報として使用する。
端末30はさらに、図6に示すように、基地局通信プログラム126を有する。基地局通信プログラム126は、端末制御部100が、通信の仲介を行う図1の基地局70との通信が可能か否かを判断するための情報である。すなわち、基地局通信プログラム126と端末制御部100は、通信可能性判断手段の一例である。
端末制御部100が、図1の基地局70との通信が可能であると判断した場合には、初期位置情報として、基地局70の位置を示す基地局位置情報を入力する。
端末30が基地局70と通信可能であれば、端末30と基地局70は通信可能範囲に位置することがわかる。
この通信可能範囲に位置する基地局70の位置情報は、初期位置情報として利用するために十分な近さであるから、端末30は、基地局70と通信可能な場合には、上述の音声情報を取得することなく、基地局位置情報を初期位置情報として入力するのである。
端末30はさらに、図6に示すように、時間計算指示プログラム120を有する。時間計算指示プログラム120は、端末制御部100が計時部106によって、前回測位時刻情報156に示される最後の測位時刻からの経過時間を計測するための情報である。すなわち、時間計算指示プログラム120と端末制御部100と計時部106は、経過時間計測手段の一例である。
端末30はさらに、図6に示すように、経過時間判断プログラム122を有する。経過時間判断プログラム122は、端末制御部100が、最後の測位時刻からの経過時間が経過時間の閾値である経過時間閾値である例えば、時間閾値情報150に示される5時間よりも短いか否かを判断するための情報である。すなわち、経過時間判断プログラム122と端末制御部100は、経過時間閾値判断手段の一例である。
前回測位時刻(最後の測位時刻)からの経過時間が、時間閾値情報150に示される5時間よりも短い場合には、現在位置は前回の測位位置から遠くはないと推定することができるから、前回の測位位置を初期位置情報として入力することは合理的な選択肢の一つである。
しかし、例えば、高速道路で移動中など、短時間でも現在位置が前回の測位位置から遠く離れている場合もあり、前回測位時刻からの経過時間が時間閾値情報150よりも短いというだけでは前回の測位位置を初期位置情報として入力するのが適切か否かを判断できない。
そこで、端末30はさらに、以下の構成を有する。
図6に示すように、端末30は、移動量判断プログラム124を有する。移動量判断プログラム124は、端末制御部100が、センサ部104によって、最後の測位の時刻から現在までの大まかな移動量を計測し、さらに、その移動量が移動量閾値情報152に示される移動量閾値である例えば、150キロメートル(km)よりも小さいか否かを判断するための情報である。すなわち、移動量判断プログラム124と端末制御部100とセンサ部104は、最後の測位時刻からの経過時間が経過時間閾値よりも短いと判断した場合には、最後の前記測位の時刻から現在までの移動量を計測する移動量計測手段の一例であり、また、移動量が移動量の閾値である移動量閾値よりも小さいか否かを判断する移動量閾値判断手段の一例でもある。
そして、端末30は、上述の移動量が移動量閾値よりも小さい場合には、初期位置情報として、最後の測位時刻における測位位置情報を入力する。
上述のように、端末30は、最後の測位の時刻から現在までの移動量が、移動量閾値である例えば、150キロメートル(km)よりも小さい場合にのみ、前回の測位位置を初期位置情報として入力する。なお、移動量閾値は150キロメートル(km)に限らず、初期位置情報の誤差として測位時間に影響を与えない範囲の値であればよい。
これにより、前回測位時刻から現在までの時間だけではなくて、前回測位時刻から現在までの移動量も考慮するから、前回の測位位置が初期位置情報として適切か否かを判断することができる。
(本実施の形態の端末30の動作例等について)
以上のように、端末30は構成されるが、以下その動作例を説明する。
図7及び図8は端末30の動作例を示す概略フローチャートである。
北海道の千歳空港から沖縄県の那覇空港に降り立った図1の甲は、沖縄県の地理に詳しくないので、端末30に測位開始要求の指示を入力する。これにより、端末30は測位開始要求を受信する(図7のステップST1)。
測位開始要求を受信した端末30は、前回(最後)の測位時刻からの時間を計算し(ステップST2)、経過時間が図6の時間閾値情報150に示される5時間よりも長いと判断すると(ステップST3)、さらに、図1の基地局70との通信が可能であるか否かを判断する(図8のステップST4)。
上述のステップST2は、端末30が、最後の測位の時刻からの経過時間を計測する経過時間計測ステップの一例である。ステップST3は、端末30が、最後の測位の時刻からの経過時間が経過時間の閾値である経過時間閾値よりも短いか否かを判断する経過時間閾値判断ステップの一例である。
端末30が基地局70との通信が不可能であると判断すると、端末30は、図4の端末表示装置48によって例えば、「地域名称を音声で教えてください」という地名音声情報を要求する表示をする(ステップST5)。
端末30が、使用者甲から例えば、「なは」を示す地名音声情報を受信すると(ステップST6)、地名音声情報を解析して「なは」という文字列を取得する(ステップST7)。
ステップST6は、端末30が、現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信ステップの一例である。
ステップST7は、端末30が、音声情報を文字情報に変換する現在地域名文字情報取得ステップの一例である。
続いて、端末30は、図6の地名情報格納データベース142に格納された地名情報144に「なは」という文字列に該当する地名があるか否かを判断し(ステップST8)、該当する地名である「那覇」を示す地名情報(対応地域名情報)を抽出する(ステップST9)。
ステップST8及びステップST9は、端末30が、地名情報格納データベース142から、文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出ステップの一例である。
ここで、使用者甲からの音声情報が不明瞭等の理由で、端末30がその音声情報が「なは」を示すのか「なせ」を示すのか区別ができない場合には、端末30は、「那覇」と「名瀬」の双方を類似地名情報146から抽出し(ステップST10)、例えば、図4の端末表示装置48に「該当する地名を選択してください」という表示をすることによって、使用者甲に確認を要求する(ステップST101)。使用者甲からの地名情報の確認を受信(ステップST102)した端末30は、地名を決定し(ステップST11)、その地名に対応する位置を示す位置情報(対応地域位置情報)を地名情報格納データベース142の位置情報148から抽出する(ステップST12)。
上述のステップST101及びステップST102は、端末30が、複数の対応地域名情報を抽出した場合に、その複数の対応地域名情報から一つの対応地域名情報を特定する対応地域名特定ステップの一例である。
ステップST12は、端末30が、地名情報格納データベース142から、対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出ステップの一例である。
例えば、「那覇」という地名に対応する概位置情報である例えば、「北緯133度133分33秒、東経133度133分33秒、高度33メートル(m)」という概位置情報を抽出した端末30は、その概位置情報を初期位置情報として入力する(ステップST13)。
ステップST13は、端末30が、図4のGPS装置38による現在位置の測位のための初期位置情報として対応地域位置情報を入力する初期位置情報入力ステップの一例である。
そして、この初期位置情報に基づいて、端末30は測位を開始する(ステップST14)。
上述のステップST14は、端末30が、初期位置情報を使用して現在位置の測位をする現在位置測位ステップの一例である。
なお、ステップST3において、前回(最後)の測位時刻からの経過時間が時間閾値よりも短ければ、端末30は前回の測位時刻から現在までの移動量を計算し(ステップST31)、その移動量が移動量閾値よりも小さければ(ステップST32)、前回の測位時刻における測位位置情報を初期位置情報として入力する(ステップST33)。
上述のステップST31は、端末30が、最後の測位時刻からの経過時間が経過時間閾値よりも短いと判断した場合には、最後の前記測位の時刻から現在までの移動量を計測する移動量計測ステップの一例である。ステップST32は、端末30が、上述の移動量が移動量の閾値である移動量閾値よりも小さいか否かを判断する移動量閾値判断ステップの一例である。
また、ステップST4において、図1の基地局70と通信可能であれば、基地局70の位置を示す基地局位置情報を初期位置情報として入力する。
このステップST4は、端末30が、通信の仲介を行う基地局70との通信が可能か否かを判断する通信可能性判断ステップの一例である。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について、説明する。
第2の実施の形態における端末31の構成は、上記第1の実施の形態の端末30と多くの構成が共通するため共通する部分は同一の符号等とし、説明を省略し、以下、相違点を中心に説明する。
図9は第2の実施の形態に係る端末31等を示す概略図である。
図9に示すように、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と異なり、端末31と基地局70及び通信網である例えば、インターネット網80を介して通信可能な固定装置である例えば、管理サーバ90が存在する。
そして、端末31は、以下に説明するように、第1の実施の形態とは異なり、地名検索プログラム、類似地名確認プログラム及び地名情報格納用データベースを有しない。これらの構成は、管理サーバ90に存在する。
これにより、端末31の情報処理量の負担等を軽減しつつ、第1の実施の形態の構成と同様に、端末31の使用者甲が、北海道の札幌から沖縄の名瀬に来た場合で、前回測位から時間が経過していて前回の測位位置が初期位置として使用できず、現在位置である沖縄の地理に詳しくない場合にも例えば、端末31は、使用者から「名瀬」という音声を受信するだけで、初期位置を入力することができる。
以下、端末31等について詳述する。
図10は、端末31の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。
図10に示すように、端末31は第1の実施の形態の端末30と同様に、端末側音声情報受信手段の一例であり、また、端末側文字情報取得手段の一例である例えば、音声認識部116等を有する。
端末31は端末30と以下の点が異なる。
すなわち、端末31の第2記憶部141は地名情報格納用データベースを有しない。また、第1記憶部119は、地名検索プログラム及び類似地名確認プログラムを有しない。
そして、端末31の第1記憶部119は、上述の第1の実施の形態の端末30と異なり、管理サーバ問い合わせプログラム139を有する。
管理サーバ問い合わせプログラム139は、端末制御部100が、音声認識部116によって取得された音声情報を変換して取得した例えば、「なは」という文字列を管理サーバ90に送信し、管理サーバ90に対して「なは」という文字列に対応する地名の位置する概位置情報を要求するための情報である。すなわち、管理サーバ問い合わせプログラム139と端末制御部100は、概位置情報要求手段の一例である。
図11は、管理サーバ90の主なハードウエア構成を示す概略図である。
図11に示すように、管理サーバ90はコンピュータを有し、コンピュータはバス202を有する。このバス202には、CPU204、記憶装置206、外部記憶装置208、サーバ通信装置210及びサーバ表示装置212が接続されている。
サーバ通信装置210は、端末31から文字情報を取得する固定側文字情報取得手段の一例である。
図12は管理サーバ90の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。
図12に示すように、管理サーバ90は、各部を制御するサーバ制御部250、図11のサーバ通信装置210に対応するサーバ通信部252、サーバ表示装置212に対応するサーバ表示部254を有する。
図12に示すように、管理サーバ90は、各種プログラムを格納するサーバ第1記憶部256及び各種情報を格納するサーバ第2記憶部264を有する。
管理サーバ90のサーバ第2記憶部264は、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段である例えば、地名情報格納データベース266を有する。地名情報格納データベース266には、第1の実施の形態の端末30と同様に、地名情報268、類似地名情報270及び位置情報272が格納されている。
管理サーバ90のサーバ第1記憶部256は、第1の実施の形態の端末30と同様に、地名検索プログラム260及び類似地名確認プログラム262が格納されている。
上述の地名検索プログラム260とサーバ制御部250は、固定側対応地域位置情報抽出手段の一例である。
サーバ制御部250と地名検索プログラム260によって抽出された対応地域位置情報は、サーバ通信部252によって、端末31に送信される。すなわち、サーバ通信部252は、端末31に対して、端末31が測位の初期値位置情報として利用するための対応地域位置情報を送信する固定側対応地域位置情報送信手段の一例でもある。
以上のように、端末31及び管理サーバ90は構成されるが、以下その動作例を第1の実施の形態との相違を中心に説明する。
図13は端末31及び管理サーバ90の動作例を示す概略フローチャートである。
ステップST1乃至ステップST7は第1の実施の形態と同様であるから、説明を省略する。なお、ステップST6は、端末側音声情報受信ステップの一例である。ステップST7は、文字情報取得ステップの一例である。
ステップST101は、管理サーバ90が端末31から文字情報を取得する固定側文字情報取得ステップの一例である。
管理サーバ90は、端末31から音声情報を解析して得られた例えば、「なは」という文字列を取得し、その文字列に対応する対応地域情報である「那覇」という地名情報を抽出し、その対応地域情報に対応する概位置情報を抽出するという工程(以下、概位置情報生成工程と呼ぶ)を実施する。
端末31は、この概位置情報生成工程を行う管理サーバ90に、概位置情報を要求するのである。一方、管理サーバ90は、概位置情報を生成するために、端末31から現在地域名情報を取得するのである。
そして、管理サーバ90は、図13のステップST102乃至ステップST106、ステップST114及びステップST115からなる上述の概位置情報生成工程を完了すると、生成した概位置情報を端末31へ送信し、端末31は概位置情報を受信する(ステップST107)。
上述の概位置情報生成工程のうち、ステップST103は、固定側対応地域名情報抽出ステップの一例である。ステップST106は、固定側対応地域位置情報抽出ステップの一例である。
ステップST107は、固定側対応地域位置情報送信ステップの一例であり、また、端末側対応地域位置情報取得ステップの一例でもある。
概位置情報を取得した端末31は、その概位置情報を初期位置情報として入力し(ステップST13)、測位を開始する(ステップST14)。
上述のステップST13は、端末側初期位置情報入力ステップの一例である。ステップST14は、端末側現在位置測位ステップの一例である。
なお、上述のステップST102において、管理サーバ90の地名情報データベース266の地名情報268に、端末31から取得した文字列に該当する地名情報が存在しない場合には、管理サーバ90は端末31に対して改めて地名音声要求ステップであるステップST5を実行させる。
また、上述のステップST103において、複数の対応地域名情報を抽出した場合(ステップST104)には、管理サーバ90は端末31に対してその複数の対応地域名情報から一つの対応地域名情報に特定するように要求し(ステップST114)、端末31からその対応地域名情報の確認情報を受信する(ステップST15)。
(プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等について)
コンピュータに上述の動作例の音声情報受信ステップと、文字情報取得ステップと、対応地域名情報抽出ステップと、対応地域位置情報抽出ステップと、初期位置情報入力ステップと、現在位置測位ステップ等を実行させるための端末装置の制御プログラムとすることができる。
また、このような端末装置の制御プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等とすることもできる。
コンピュータに上述の動作例の固定側文字情報取得ステップと、固定側対応地域名情報抽出ステップと、固定側対応地域位置情報抽出ステップと、固定側対応地域位置情報送信ステップ等を実行させるための固定装置の制御プログラムとすることができる。
また、このような固定装置の制御プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等とすることもできる。
これら端末装置の制御プログラム等をコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられるプラグラム格納媒体は、例えばフロッピー(登録商標)のようなフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc−Recordable)、CD−RW(Compact Disc−Rewriterble)、DVD(Digital Versatile Disc)などのパッケージメディアのみならず、プログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリ、磁気ディスクあるいは光磁気ディスクなどで実現することができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。さらに、上述の各実施の形態は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。
本発明の実施の形態である端末等を示す概略図である。 基地局の主なハードウエア構成を示す概略図である。 基地局の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。 端末の主なハードウエア構成を示す概略図である。 音声認識装置の主なハードウエア構成を示す概略図である。 端末の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。 端末の動作例を示す概略フローチャートである。 端末の動作例を示す概略フローチャートである。 端末等を示す概略図である。 端末の主なソフトウエア構成等を示す概略図である。 管理サーバの主なハードウエア構成を示す概略図である。 管理サーバの主なソフトウエア構成等を示す概略図である。 端末及び管理サーバの動作例を示す概略フローチャートである。
符号の説明
12a,12b,12c,12d・・・GPS衛星、30・・・端末、38・・・GPS装置、40・・・音声認識装置、42・・・端末通信装置、44・・・時計、46・・・入力装置、48・・・端末表示装置、52・・・速度センサ、54・・・加速度センサ、56・・・方位センサ、60・・・山、70・・・基地局、80・・・基地局通信装置、100・・・端末制御部、120・・・時間計算指示プログラム、122・・・経過時間判断プログラム、124・・・移動量判断プログラム、126・・・基地局通信プログラム、132・・・地名検索プログラム、134・・・位置情報抽出プログラム、136・・・類似地名確認プログラム、138・・・初期位置情報入力プログラム、142・・・地名情報格納データベース、144・・・地名情報、146・・・類似地名情報、148・・・位置情報、150・・・時間閾値情報、152・・・移動量閾値情報、156・・・前回測位時刻情報

Claims (14)

  1. 位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置であって、
    前記端末装置は、
    前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信手段と、
    前記音声情報を文字情報に変換する文字情報取得手段と、
    複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段と、
    前記地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出手段と、
    地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段と、
    前記地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出手段と、
    前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する初期位置情報入力手段と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  2. 前記端末装置は、
    前記対応地域名情報抽出手段が、複数の前記対応地域名情報を抽出した場合に、前記対応地域名情報から一つの前記対応地域名情報を特定する対応地域名特定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記端末装置は、
    通信の仲介を行う固定装置との通信が可能か否かを判断する通信可能性判断手段を有し、
    前記固定装置との通信が可能であると判断した場合には、前記初期位置情報として、前記固定装置の位置を示す固定装置位置情報を入力することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の端末装置。
  4. 前記端末装置は、
    最後の測位時刻からの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
    前記経過時間が経過時間の閾値である経過時間閾値よりも短いか否かを判断する経過時間閾値判断手段と、
    前記経過時間が前記経過時間閾値よりも短いと判断した場合には、前記最後の測位時刻から現在までの移動量を計測する移動量計測手段と、
    前記移動量が移動量の閾値である移動量閾値よりも小さいか否かを判断する移動量閾値判断手段と、
    を有し、
    前記移動量が前記移動量閾値よりも小さい場合には、前記初期位置情報として、前記最後の測位時刻における測位位置情報を入力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の端末装置。
  5. 位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置が、
    前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信ステップと、
    前記端末装置が、前記音声情報を文字情報に変換する文字情報取得ステップと、
    前記端末装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出ステップと、
    前記端末装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出ステップと、
    前記端末装置が、前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する初期位置情報入力ステップと、
    前記端末装置が、前記初期位置情報を使用して現在位置の測位をする現在位置測位ステップと、
    を有することを特徴とする測位方法。
  6. 前記対応地域名情報抽出ステップにおいて、前記端末装置が、複数の前記対応地域名情報を抽出した場合に、前記複数の前記対応地域名情報から一つの前記対応地域名情報を特定する対応地域名特定ステップを有することを特徴とする請求項5に記載の測位方法。
  7. 前記端末装置が、通信の仲介を行う固定装置との通信が可能か否かを判断する通信可能性判断ステップを有し、
    前記端末装置が、前記固定装置との通信が可能であると判断した場合には、前記初期位置情報として、前記固定装置の位置を示す固定装置位置情報を入力することを特徴とする
    請求項5又は請求項6のいずれかに記載の測位方法。
  8. 前記端末装置が、最後の測位時刻からの経過時間を計測する経過時間計測ステップと、
    前記端末装置が、前記経過時間が経過時間の閾値である経過時間閾値よりも短いか否かを判断する経過時間閾値判断ステップと、
    前記端末装置が、前記経過時間が前記経過時間閾値よりも短いと判断した場合には、前記最後の測位時刻から現在までの移動量を計測する移動量計測ステップと、
    前記端末装置が、前記移動量が移動量の閾値である移動量閾値よりも小さいか否かを判断する移動量閾値判断ステップと、
    を有し、
    前記移動量が前記移動量閾値よりも小さい場合には、前記初期位置情報として、前記最後の測位時刻における測位位置情報を入力することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の測位方法。
  9. コンピュータに、
    位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置が、
    前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信ステップと、
    前記端末装置が、前記音声情報を文字情報に変換する文字情報取得ステップと、
    前記端末装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出ステップと、
    前記端末装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出ステップと、
    前記端末装置が、前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する初期位置情報入力ステップと、
    前記端末装置が、前記初期位置情報を使用して現在位置の測位をする現在位置測位ステップと、
    を有することを特徴とする端末装置の制御プログラム。
  10. コンピュータに、
    位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置が、
    前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する音声情報受信ステップと、
    前記端末装置が、前記音声情報を文字情報に変換する文字情報取得ステップと、
    前記端末装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する対応地域名情報抽出ステップと、
    前記端末装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する対応地域位置情報抽出ステップと、
    前記端末装置が、前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する初期位置情報入力ステップと、
    前記端末装置が、前記初期位置情報を使用して現在位置の測位をする現在位置測位ステップと、
    を有することを特徴とする端末装置の制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置と、
    前記端末装置と通信可能な固定装置と、
    を有する測位システムであって、
    前記端末装置は、前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する端末側音声情報受信手段と、
    前記音声情報を文字情報に変換する端末側文字情報取得手段と、
    を有し、
    前記固定装置は、
    前記端末装置から前記文字情報を取得する固定側文字情報取得手段と、
    複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する固定側対応地域名情報抽出手段と、
    地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する固定側対応地域位置情報抽出手段と、
    前記端末装置に対して、前記端末装置が前記測位の初期値位置情報として利用するための前記対応地域位置情報を送信する固定側対応地域位置情報送信手段と、
    を有することを特徴とする測位システム。
  12. 位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置と通信可能な固定装置であって、
    前記固定装置は、
    前記端末装置から、前記端末装置が前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を変換して生成した文字情報を取得する固定側文字情報取得手段と、
    複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する固定側対応地域名情報抽出手段と、
    地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する固定側対応地域位置情報抽出手段と、
    前記端末装置に対して、前記測位の初期値位置情報として利用するための前記対応地域位置情報を送信する固定側対応地域位置情報送信手段と、
    を有することを特徴とする固定装置。
  13. 位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置が、前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を受信する端末側音声情報受信ステップと、
    前記端末装置が、前記音声情報を変換して文字情報を取得する端末側文字情報取得ステップと、
    前記端末装置と通信可能な固定装置が前記端末装置から前記文字情報を取得する固定側文字情報取得ステップと、
    前記固定装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する固定側対応地域名情報抽出ステップと、
    前記固定装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する固定側対応地域位置情報抽出ステップと、
    前記端末装置が、前記固定装置から前記対応地域位置情報を取得する端末側対応地域位置情報取得ステップと、
    前記端末装置が、前記測位手段による現在位置の測位のための初期位置情報として前記対応地域情報を入力する端末側初期位置情報入力ステップと、
    前記端末装置が、前記初期位置情報を使用して現在位置の測位をする端末側現在位置測位ステップと、
    を有することを特徴とする測位方法。
  14. コンピュータに、
    位置情報衛星から位置関連情報を取得して現在位置を測位するための測位手段を有する端末装置と通信可能な固定装置が、前記端末装置から、前記端末装置が前記現在位置が属する現在地域の地域名を示す音声情報を変換して生成した文字情報を取得する固定側文字情報取得ステップと、
    前記固定装置が、複数の地域名情報を格納する地域名情報格納手段から、前記文字情報に対応する地域名を示す対応地域名情報を抽出する固定側対応地域名情報抽出ステップと、
    前記固定装置が、地域名に対応する位置を示す地域名位置情報を格納する地域名位置情報格納手段から、前記対応地域名情報に対応する位置を示す対応地域位置情報を抽出する固定側対応地域位置情報抽出ステップと、
    前記固定装置が、前記端末装置に対して、前記測位の初期値位置情報として利用するための前記対応地域位置情報を送信する固定側対応地域位置情報送信ステップと、
    を実行させることを特徴とする固定装置の制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013231733A (ja) * 2009-10-14 2013-11-14 Qualcomm Inc 位置判断システムにおいて粗位置注入を限定すること

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