JP2005321256A - 偏心測定冶具及び偏心測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 枠体に対する偏心量の測定をできるようにする。
【解決手段】 被検レンズ15を保持する枠体20を回転させることにより、被検レンズ15の測定面15aの反射スポット位置の変動等から偏心量を求める偏心測定装置で用いられる偏心測定冶具10であって、枠体20を取り付け可能な嵌合孔12を備え、該嵌合孔12の内周面に対し、芯出しされた状態で基準レンズ13が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 被検レンズ15を保持する枠体20を回転させることにより、被検レンズ15の測定面15aの反射スポット位置の変動等から偏心量を求める偏心測定装置で用いられる偏心測定冶具10であって、枠体20を取り付け可能な嵌合孔12を備え、該嵌合孔12の内周面に対し、芯出しされた状態で基準レンズ13が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、レンズ・鏡枠の偏心測定方法に係り、特に偏心測定装置において被検レンズを保持する偏心測定冶具に関する。
従来、レンズ系の偏心量を測定する装置として、回転法を用いたものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。これらの特許文献に記載の偏心量測定装置は被検レンズ間の相対的な偏心を測るものであり、被検レンズの枠体に対する偏心を測定するときは、回転対称の被検レンズを保持する枠体の中心軸と、偏心測定冶具の回転軸とが一致するように、偏心測定冶具に枠体を装着することが必要であった。このように、回転軸が一致した状態で回転させ、測定面の反射スポット位置の変動等から回転軸に対する測定面の偏心量を求めている。
一般に、偏心量測定装置に用いられる偏心測定冶具は、図2に示すように、偏心測定冶具101が冶具回転機構103に連結され、偏心測定冶具の回転軸104を回転軸中心として回転可能となっている。また、枠体102は偏心測定冶具101の取り付け基準面101aに装着されている。被検レンズの枠体に対する偏心を測定するときは、この装着の際に、枠体102の回転対称の軸が偏心測定冶具101の回転軸104に一致するように装着する。すなわち、一致させるためには芯出し作業が必要となる。また、偏心測定は、光源(図示略)から照明した光の被検レンズ面での反射光のスポット位置(図示略)の変動位置などから偏心量を求めることによって行う。例えば、枠体102内のレンズ105の光源側の表面105aと裏面105bの球心位置から被検レンズ105の光軸106が求まる。
特開平11−108793公報
特開平2001−174237公報
上記特許文献1に記載の偏心測定装置では、被検レンズの枠体に対する偏心を測定するときは、回転対称の被検レンズを保持する枠体の中心軸と、偏心測定冶具の回転軸とが一致するように、枠体を偏心測定冶具に装着することが必要であり、枠体の芯出しに時間がかかり、枠体の芯出し誤差が測定精度に乗るという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、枠体に対する偏心量の測定が可能となる偏心測定冶具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の偏心測定冶具は、被検レンズを保持する枠体を回転させることにより、前記被検レンズの測定面の反射スポット位置の変動等から偏心量を求める偏心測定装置で用いられる偏心測定冶具であって、前記枠体を取り付け可能な嵌合孔を備え、該嵌合孔の内周面に対し、芯出しされた状態で基準レンズが設けられていることを特徴とする。
本発明の偏心測定冶具は、被検レンズを保持する枠体を回転させることにより、前記被検レンズの測定面の反射スポット位置の変動等から偏心量を求める偏心測定装置で用いられる偏心測定冶具であって、前記枠体を取り付け可能な嵌合孔を備え、該嵌合孔の内周面に対し、芯出しされた状態で基準レンズが設けられていることを特徴とする。
この発明では、まず、基準レンズの表裏両面の球心位置により、基準レンズの光軸を検出する。ここで、基準レンズが嵌合孔の内周面に対して芯出しされた状態で埋設されているので、基準レンズの光軸が枠体の中心軸であるとみなすことができる。したがって、基準レンズの光軸を既知とすることで、嵌合孔に被検レンズを保持した枠体を取り付けるだけで、枠体に対する被検レンズの偏心を測定することが可能になる。
上記に記載の偏心測定冶具を用いて被検レンズの偏心量を測定する偏心量測定方法であって、前記嵌合孔に前記枠体を取り付ける工程と、前記基準レンズの光軸を検出する工程と、前記被検レンズの光軸を検出する工程と、検出された前記基準レンズの光軸及び前記被検レンズの光軸により前記枠体に対する前記被検レンズの偏心を求める工程とを有することを特徴とする。
この発明では、基準レンズの光軸を検出した後、被検レンズの光軸出しを行うことで、枠体に対する被検レンズの偏心を正確かつ容易に測定することができる。
この発明では、基準レンズの光軸を検出した後、被検レンズの光軸出しを行うことで、枠体に対する被検レンズの偏心を正確かつ容易に測定することができる。
本発明に係る偏心測定冶具及び偏心測定方法によれば、嵌合孔に被検レンズを保持した枠体を取り付けることで、枠体に対する被検レンズの偏心を測定することが可能になる。したがって、枠体に対する被検レンズの偏心に基づいて被検レンズの偏心量を測定することが可能となるため、高精度かつ容易な操作で被検レンズの偏心量の測定が可能になる。
次に、本発明の一実施形態について、図1を参照して説明する。
本実施形態に係る偏心測定冶具10は、図1に示すように、被検レンズ系(被検レンズ)14を保持する枠体20を回転させることにより、被検レンズ系14の測定面の反射スポット位置の変動等から偏心量を求める偏心測定装置で用いられるものである。
本実施形態に係る偏心測定冶具10は、図1に示すように、被検レンズ系(被検レンズ)14を保持する枠体20を回転させることにより、被検レンズ系14の測定面の反射スポット位置の変動等から偏心量を求める偏心測定装置で用いられるものである。
偏心測定冶具10は、貫通孔11を有する円筒状に形成されており、この貫通孔11には枠体20を取り付け可能な嵌合孔12が形成されている。また、この貫通孔11の内周面には、基準レンズ13が保持されている。そして、偏心測定冶具10に設けられている基準レンズ13の表面13a側に、枠体20が嵌合可能となっている。
さらに、この基準レンズ13は、枠体20を取り付ける嵌合孔12の内周面、すなわち、枠体取り付け基準面12aに芯出しされた状態で偏心測定冶具10に埋設されている。ここで、図中Aは基準レンズ13の光軸を示している。
さらに、この基準レンズ13は、枠体20を取り付ける嵌合孔12の内周面、すなわち、枠体取り付け基準面12aに芯出しされた状態で偏心測定冶具10に埋設されている。ここで、図中Aは基準レンズ13の光軸を示している。
また、偏心測定冶具10は、基準レンズ13の裏面13b側に設けられた偏心測定冶具10を回転させるスピンドル30に連結されており、偏心測定冶具10の回転軸Bを中心として回転可能となっている。
枠体20は、円筒状に形成されており、内周面に被検レンズ系14を保持している(図示例では、長さ方向に被検レンズ3枚を保持)。ここで、図中Cは、光源(図示略)から被検レンズ15の被測定面、例えば15a、15bの球心位置により求められた被検レンズ15の光軸である。
枠体20は、円筒状に形成されており、内周面に被検レンズ系14を保持している(図示例では、長さ方向に被検レンズ3枚を保持)。ここで、図中Cは、光源(図示略)から被検レンズ15の被測定面、例えば15a、15bの球心位置により求められた被検レンズ15の光軸である。
次に、以上の構成からなる本実施形態の偏心測定冶具10の作用について、以下に説明する。
本実施形態では、被測定レンズ系14として、複数のレンズからなるレンズ系が設置されており、それぞれのレンズの被測定面15a,15bの偏心量が順次測定される。
ここでは、最初に、1つ目の被検レンズ系14における被測定面15aの測定過程について以下に詳述する。なお、図1は、基準レンズ13の光軸Aと偏心測定冶具10の回転軸Bと被検レンズ15の光軸とがずれていることを模式的に示しており、被検レンズ15の偏心の測定方法を以下に説明する。
本実施形態では、被測定レンズ系14として、複数のレンズからなるレンズ系が設置されており、それぞれのレンズの被測定面15a,15bの偏心量が順次測定される。
ここでは、最初に、1つ目の被検レンズ系14における被測定面15aの測定過程について以下に詳述する。なお、図1は、基準レンズ13の光軸Aと偏心測定冶具10の回転軸Bと被検レンズ15の光軸とがずれていることを模式的に示しており、被検レンズ15の偏心の測定方法を以下に説明する。
まず、測定する被測定レンズ系14を保持した枠体20を偏心測定冶具10の嵌合孔12の枠体取り付け基準面12aに装着する。そして、基準レンズ13の表面13aと裏面13bとのそれぞれの球心位置から基準レンズ13の光軸Aが検出される。この光軸Aは、基準レンズ13が枠体20を取り付ける枠体取り付け基準面12aに芯出しされた状態で偏心測定冶具10に設けられているため、枠体取り付け基準面12aの中心軸と一致している。したがって、基準レンズ13の光軸Aが、枠体20の枠基準軸でもある。
また、枠体20内の被測定レンズ系14の被検レンズ15の表面15aと裏面15bとの球心位置から被検レンズ系14の光軸Cが立つ。これにより、基準レンズ13の光軸Aと被検レンズ系14の光軸Cとを比較することで、枠体20に対する被検レンズ系14の枠基準偏心が求められる。
そして、偏心測定冶具10の下側(基準レンズ13の裏面13b側)から被検レンズ系14の被測定面15aにスポット光を照射した後、スピンドル30を駆動し偏心測定冶具10を回転軸Bを中心として回転させる。この回転により、結像面(図示略)の光像の位置が変化するので、これを観察することにより被測定面15aの偏心量が算出される。次いで、この算出された偏心量と枠体20に対する被検レンズ系14の枠基準偏心とにより、被検測定面15aの正確な偏心量が算出される。
同様にして、被測定面15bにスポット光を照射して、被検測定面15bの正確な偏心量が算出される。
同様にして、被測定面15bにスポット光を照射して、被検測定面15bの正確な偏心量が算出される。
本実施形態に係る偏心測定冶具10及び偏心測定方法によれば、基準レンズ13が枠体取り付け基準面12aに対して芯出しされた状態で設けられているため、従来のように枠体20の回転対称軸と偏心測定冶具10の回転軸Bとを一致するように装着する手間が省けるため、より簡易に被検レンズ系14の偏心量を測定することが可能となる。さらに、嵌合孔12の枠体取り付け基準面12aに枠体20を取り付けるだけで、枠体20に対する被検レンズ系14の枠基準偏心を求めることができるため、検査に係る作業の短縮化を図ることも可能になる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
10 偏心測定冶具
12 嵌合孔
12a 枠体取り付け基準面(嵌合孔の内周面)
13 基準レンズ
14 被検レンズ系
15 被検レンズ
20 枠体
12 嵌合孔
12a 枠体取り付け基準面(嵌合孔の内周面)
13 基準レンズ
14 被検レンズ系
15 被検レンズ
20 枠体
Claims (2)
- 被検レンズを保持する枠体を回転させることにより、前記被検レンズの測定面の反射スポット位置の変動等から偏心量を求める偏心測定装置で用いられる偏心測定冶具であって、
前記枠体を取り付け可能な嵌合孔を備え、該嵌合孔の内周面に対し、芯出しされた状態で基準レンズが設けられていることを特徴とする偏心測定冶具。 - 請求項1に記載の偏心測定冶具を用いて被検レンズの偏心量を測定する偏心量測定方法であって、
前記嵌合孔に前記枠体を取り付ける工程と、
前記基準レンズの光軸を検出する工程と、
前記被検レンズの光軸を検出する工程と、
検出された前記基準レンズの光軸及び前記被検レンズの光軸により前記枠体に対する前記被検レンズの偏心を求める工程とを有することを特徴とする偏心測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004138390A JP2005321256A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | 偏心測定冶具及び偏心測定方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100939759B1 (ko) | 2008-06-25 | 2010-01-29 | 삼성전기주식회사 | 카메라 모듈 패키지 편심 측정 지그 및 그를 이용한 편심측정 방법 |
CN106164641A (zh) * | 2014-03-31 | 2016-11-23 | 柯尼卡美能达株式会社 | 光学元件的测定用夹具、偏心测定装置以及偏心测定方法 |
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2004
- 2004-05-07 JP JP2004138390A patent/JP2005321256A/ja not_active Withdrawn
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CN106164641B (zh) * | 2014-03-31 | 2018-09-21 | 柯尼卡美能达株式会社 | 光学元件的测定用夹具、偏心测定装置以及偏心测定方法 |
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