JP2005321208A - 移動体の位置特定方法および位置特定システム - Google Patents

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浩二 玉木
Yasushi Yamamoto
▲やすし▼ 山本
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Abstract

【課題】自在に移動可能な移動体の位置を、定位置に設置された静止体において特定すること。
【解決手段】移動体4の移動中において、静止体側装置10と移動体側装置40のトラッキング機構11,41を常に正対させるようにする。この処理を続けながら、まず静止体側装置10のCCDカメラ17で、移動体側装置40の光源45を撮像する。次いで、撮像結果に基づいて、光源45を成す一対の発光体46,46の画像上における位置を特定する。さらに、特定された発光体46,46間の画像上における長さlを測定する。次いで、測定した長さlに基づいて、静止体1と移動体4との間の距離dを算出する。続いて、静止体側トラッキング機構11の回転角度αを測定して、回転角度αと前記距離dとに基いて移動体の現在位置(座標)を特定する。このような方法によれば、簡単な処理手順で移動体の位置を正確且つ迅速に特定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体の位置特定方法および位置特定システムに関し、特に、自在に移動可能な移動体の位置を、定位置に設置された静止体において特定するため方法およびシステムに関する。
人間が2つの目を利用して一つの物体までのおおよその距離を測定することは、一般的に知られている。したがって、たとえば定位置に設置した物体(静止体)に、人間の目に相当するカメラを2つ設置し、人間の場合と同じ様な処理過程を通じて、当該静止体の周囲を移動する移動体の位置を特定することも理論的には可能ではある。
しかしながら、静止体に設けた2つのカメラを利用して、人間が行う処理と同様な処理過程を通じて、移動体までの距離を測定しようとすれば、複雑な処理が必要となって装置全体が大掛かり且つ複雑なものとなり、また製造コストも莫大なものとなる。
そこで、本発明の目的は、定位置に設置された静止体において、当該静止体の周囲を移動する移動体の位置を、より簡単な処理で特定するための方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、定位置に設置された静止体において、当該静止体の周囲を移動する移動体の位置を、より簡単な処理で特定するためのシステムを提供することにある。
(1) 上記目的を達成するために、本発明に係る方法は、自在に移動可能な移動体の位置を、定位置に設置された静止体においてリアルタイムで特定するようになっており、
前記移動体は、
任意の座標平面上を自在に移動できるように構成された移動手段と、
前記移動手段上に設けられ、当該移動手段から独立して自在に回転可能な移動体側トラッキング機構と、
前記移動体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられ、互いに所定距離離隔するように配置された一対の発光体から成る移動体側光源と、
前記移動体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられた一の移動体側撮像手段と、を有しており、
前記静止体は、前記座標平面上の原点に設置され、
前記原点を通る垂線を中心軸として、所定基準位置を基準に自在に回転することが可能な静止体側トラッキング機構と、
前記静止体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられ、互いに所定距離離隔するように配置された一対の発光体から成る静止体側光源と、
前記静止体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられた一の静止体側撮像手段と、を有しており、
当該方法は、
前記移動体が静止している間および移動している間、前記移動体側トラッキング機構と静止体側トラッキング機構とが常に正対するように、前記移動体側トラッキング機構を回転させるステップと、
前記移動体が静止している間および移動している間、前記移動体側トラッキング機構と静止体側トラッキング機構とが常に正対するように、前記静止体側トラッキング機構を回転させるステップと、
前記静止体側撮像手段で、前記移動体側光源を撮像するステップと、
撮像結果に基づいて、前記移動体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定するステップと、
特定された前記発光体間の画像上における長さlを測定するステップと、
測定した前記長さlに基づいて、前記静止体と前記移動体との間の距離dを算出するステップと、を含んでいる。
(2) 上記(1)記載の方法において、好ましくは、前記移動体側撮像手段および前記静止体側撮像手段は、それぞれ、撮像素子を備えたCCDカメラから構成されており、
前記移動体の位置特定方法は、さらに、一対の発光体のうちの一方の発光体の画像上における位置と、他方の発光体の画像上における位置との間の画素数を算出するステップを含んでおり、
前記長さlを測定するステップは、算出された前記画素数に基づいて行われる。
(3) 上記(1)又は(2)記載の方法は、好ましくは、さらに、
予め決められた前記基準位置との関係で、前記静止体側トラッキング機構の回転角度αを測定するステップと、
前記距離dと回転角度αとに基いて、移動体の現在位置を特定するステップと、を含んでいる。
(4) 上記(1)又は(2)記載の方法は、好ましくは、さらに、
前記座標平面上のy軸方向と一致するように設定された前記基準位置との関係で、前記静止体側トラッキング機構の回転角度αを測定するステップと、
数式x=d×sinαに従って、移動体の現在位置のx座標を算出するステップと、
数式y=d×cosαに従って、移動体の現在位置のy座標を算出するステップと、を含んでいる。
(5) 上記(1)乃至(4)の何れかに記載の方法において、好ましくは、
前記静止体側撮像手段は、
前記静止体側光源を成す一対の発光体から等距離の位置に設けられ、
当該一対の発光体を結ぶ直線と、撮像方向とが直交するように配置されており、
前記移動体側撮像手段は、
前記移動体側光源を成す一対の発光体から等距離の位置に設けられ、
当該一対の発光体を結ぶ直線と、撮像方向とが直交するように配置されている。
(6) 上記(5)記載の方法において、好ましくは、前記移動体側撮像手段および前記静止体側撮像手段は、それぞれ、撮像素子を備えたCCDカメラから構成されており、
前記移動体側トラッキング機構を回転させるステップは、
前記移動体側撮像手段で、前記静止体側光源を撮像するステップと、
撮像された画像を解析することによって、前記静止体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定するステップと、
特定された前記発光体間の画像上における中間点を特定するステップと、
前記中間点が撮像素子上の所定位置において撮像されるように、前記移動体側トラッキング機構を回転させるステップと、を含み、
前記静止体側トラッキング機構を回転させるステップは、
前記静止体側撮像手段で、前記移動体側光源を撮像するステップと、
撮像された画像を解析することによって、前記移動体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定するステップと、
特定された前記発光体間の画像上における中間点を特定するステップと、
前記中間点が撮像素子上の所定位置において撮像されるように、前記静止体側トラッキング機構を回転させるステップと、を含む。
(7) 上記(1)乃至(6)の何れかに記載の方法において、好ましくは、前記一対の発光体の画像上における位置を特定するステップは、前記撮像素子の画素を直接走査し、前記発光体を撮像している画素を特定することによって行う。
(8) 上記(1)乃至(6)の何れかに記載の方法において、好ましくは、前記一対の発光体の画像上における位置を特定するステップは、前記CCDカメラから出力されるビデオ信号のコンポジット信号を解析して、ピーク値を検出することによって行う。
(9) 上記(1)乃至(6)の何れかに記載の方法において、好ましくは、前記一対の発光体の画像上における位置を特定するステップは、前記発光体から発せられる光に起因して画像上に生じるスミアを検出することによって行う。
(10) 上記(1)乃至(9)の何れかに記載の方法において、好ましくは、前記発光体は、高輝度発光体、赤外発光体、赤色フィルタを備えた発光体、及び赤外フィルタを備えた発光体の何れかである。
(11) また、上記目的を達成するために、本発明に係るシステムは、任意の座標平面上を自在に移動可能な移動体の位置を、前記座標平面上の原点に設置された静止体においてリアルタイムで特定するようになっており、
当該システムは、
前記静止体側に設けられる静止体側装置と、前記移動体側に設けられる移動体側装置と、から構成されており、
前記移動体側装置は、
自在に回転可能な移動体側トラッキング機構と、
前記移動体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられ、互いに所定距離離隔するように配置された一対の発光体から成る移動体側光源と、
前記移動体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられた一の移動体側撮像手段と、
前記移動体の動きに応じて、前記移動体側トラッキング機構を回転させるための移動体側トラッキングシステムと、を有しており、
前記静止体側装置は、
前記原点を通る垂線を中心軸として、所定基準位置を基準に自在に回転することが可能な静止体側トラッキング機構と、
前記静止体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられ、互いに所定距離離隔するように配置された一対の発光体から成る静止体側光源と、
前記静止体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられた一の静止体側撮像手段と、
前記移動体の動きに応じて、前記静止体側トラッキング機構を回転させる静止体側トラッキングシステムと、
前記静止体側撮像手段による撮像結果に基づいて、前記移動体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定する位置特定手段と、
特定された前記発光体間の画像上における長さlを測定する長さ測定手段と、
測定した前記長さlに基づいて、前記静止体と前記移動体との間の距離dを算出する距離算出手段と、を有しており、
前記移動体側トラッキングシステムは、前記移動体が静止している間および移動している間、前記移動体側トラッキング機構と静止体側トラッキング機構とが常に正対するように、当該移動体側トラッキング機構を回転させるように構成されており、
前記静止体側トラッキングシステムは、前記移動体が静止している間および移動している間、前記移動体側トラッキング機構と静止体側トラッキング機構とが常に正対するように、当該静止体側トラッキング機構を回転させるように構成されている。
(12) 上記(11)記載のシステムの前記静止体側装置は、好ましくは、さらに、
予め決められた前記基準位置との関係で、前記静止体側トラッキング機構の回転角度αを測定する回転角度測定手段と、
前記距離dと回転角度αとに基いて、移動体の現在位置を示すx座標およびy座標を算出する座標算出手段と、を含む。
(13) 上記(11)又は(12)記載のシステムにおいて、好ましくは、前記移動体側撮像手段および前記静止体側撮像手段は、それぞれ、撮像素子を備えたCCDカメラから構成されており、
前記移動体側トラッキングシステムは、
前記移動体側撮像手段によって撮像された画像を解析することによって、前記静止体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定する発光体特定手段と、
特定された前記発光体間の画像上における中間点を特定する中間点特定手段と、
前記中間点が撮像素子上の所定位置において撮像されるように、前記移動体側トラッキング機構を回転させるモーターと、を含み、
前記静止体側トラッキングシステムは、
前記静止体側撮像手段によって撮像された画像を解析することによって、前記移動体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定する発光体特定手段と、
特定された前記発光体間の画像上における中間点を特定する中間点特定手段と、
前記中間点が撮像素子上の所定位置において撮像されるように、前記静止体側トラッキング機構を回転させるモーターと、を含む。
(14) 上記(11)乃至(13)の何れかに記載のシステムにおいて、好ましくは、前記発光体は、高輝度発光体、赤外発光体、赤色フィルタを備えた発光体、及び赤外フィルタを備えた発光体の何れかである。
上記(1)に係る方法によれば、静止体は、撮像手段を1つしか備えていないにも拘らず、移動体までの距離を正確に特定することができる。しかも、人間が2つの目(撮像手段に相当)により対象物までのおおよその距離を特定するのと比較すると、本発明に係る方法は1つの撮像手段しか使用せず、しかも簡単な処理手順で移動体までの距離を正確に特定することができる。
上記(2)に係る方法によれば、画像上における一対の発光体間の長さlを確実且つ迅速に特定することができる。
上記(3)及び(4)に係る方法によれば、移動体までの距離のみならず、移動体の位置を静止体側において正確に特定することができる。
上記(5)に係る方法によれば、静止体側撮像手段と移動体側光源とが正対しているときに、常に、移動体側撮像手段と静止体側光源とを正対させることができる。
上記(6)に係る方法によれば、静止体側撮像手段と移動体側光源とを確実に正対させることができるとともに、移動体側撮像手段と静止体側光源とを確実に正対させることができる。
上記(7)〜(10)に係る方法によれば、一対の発光体の画像上における位置を確実且つ迅速に特定することができる。
上記(11)に係るシステムによれば、静止体は、撮像手段(たとえば撮像素子を備えたCCDカメラ)を1つしか備えていないにも拘らず、移動体までの距離を正確に特定することができる。しかも、人間が2つの目(撮像手段に相当)により移動体までのおおよそ距離を特定するのと比較すると、本発明に係るシステムは1つの撮像手段しか使用せず、しかも簡単な構成で移動体までの距離を正確に特定することができる。
上記(12)に係るシステムによれば、移動体までの距離のみならず、移動体の位置を静止体側において正確に特定することができる。
上記(13)に係るシステムによれば、静止体側撮像手段と移動体側光源とを、簡単かつ確実に正対させることができる。また、移動体側撮像手段と静止体側光源とを、簡単かつ確実に正対させることができる。
上記(14)に係る方法によれば、一対の発光体の画像上における位置を確実且つ迅速に特定することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る移動体の位置特定方法および位置特定システムの実施形態について説明する。
[位置特定システムの構成]
まず最初に、図1及び図2に基いて、本発明に係る移動体の位置特定システムの概略構成について説明する。
図1は、位置特定システムを備えた静止体1および移動体4を示す上面図であって、静止体側装置10および移動体側装置40のトラッキング機構11,41が互いに正対した状態を示している。この図1において、図1(A)には静止体1を示し、図1(B)には移動体4を示す。
図2は、静止体側装置10および移動体側装置40の正面側を、トラッキングシステム13,43の電気的構成の概略とともに示す図である。なお、図2において、括弧内の符号は、移動体側装置40の側の構成を示す。
図1に示すように、本発明の位置特定システムは、任意の座標平面上の原点(定位置)に設置される静止体1に設けられる静止体側装置10と、当該座標平面上を自在に移動可能な移動体4に設けられる移動体側装置40と、から構成されている。
なお、本発明において、「座標平面」とは、既に座標系が定められた特定の場所に限られず、実質的に座標系を定めることが可能な屋内および屋外を含むあらゆる場所を含む趣旨である。また、本発明において「移動体」の種類は特に限定されないが、その具体例としては、たとえば車両やロボットや人間等が挙げられる。以下、「移動体」の一例として車両を挙げ、本発明の実施形態を説明する。
1.静止体側装置の構成
静止体1の側に設置されることとなる静止体側装置10は、図1(A)及び図2に示すように、トラッキング機構11と、トラッキングシステム13と、光源15と、撮像素子を備えた一台のCCDカメラ(撮像手段)17と、を有している。
この静止体側装置10において、トラッキング機構11は、主として、後述するトラッキングモーター37の出力軸に連結された回転軸21と、当該回転軸に対して一体回転可能に設けられたロッド23とを有している。ロッド23は水平に設けられており、その中点が回転軸21によって一体的に支持されている。このように構成されたトラッキング機構11の回転軸21及びロッド23は、所定の基準位置を基準として所定角度だけ自在に回転できるようになっている。
光源15は、所定距離L(図1参照)だけ互いに離隔するように配置された一対の発光体16,16から構成されており、トラッキング機構11のロッド23と一体回転可能に設けられている。発光体16,16のそれぞれは、ロッド23の端部付近に固定されている。
なお、本発明において用いられる発光体の種類は特に限定されないが、高輝度発光体(特に高輝度LED)、赤外発光体(特に赤外LED)、赤色フィルタを備えた発光体、或いは赤外フィルタを備えた発光体であることが好ましい。このような発光体を用いることにより、撮像する側から発光体をより明確に識別することが可能になる。
CCD(Charge-Coupled Device)カメラ17は、主に後述する移動体側装置40の光源45を撮像する目的で設けられており、上記トラッキング機構11と一体回転可能に設置されている。当該CCDカメラ17は、回転軸21の上方に設けられ、発光体16,16のそれぞれから等距離の位置に取り付けられている(本実施形態では発光体16,16の中間点に設置)。また、CCDカメラ17の撮像方向は、図1に示すように、一対の発光体16,16を結ぶ直線(すなわちロッド23)に対して直交するように設定されている。
トラッキングシステム13は、両装置10,40のトラッキング機構11,41が常に互いに正対するように(図1参照)、当該トラッキング機構11を所定角度だけ回転させるように構成されている。なお、本実施形態において「正対」とは、具体的には、CCDカメラの撮像方向が、被撮像側の発光体が結ぶ線の中間点おいて直交するような態様をいう。
2.移動体側装置の構成
一方、車両としての移動体4の側に設けられる移動体側装置40は、図1(B)に示すように、自在に移動可能に構成された走行部(移動手段)7の上に設置されるようになっている。当該移動体側装置40は、トラッキング機構41と、トラッキングシステム43と、光源45と、撮像素子を備えた一台のCCDカメラ(撮像手段)47と、を有している。
この移動体側装置40において、トラッキング機構41は、主として、後述するトラッキングモーター67の出力軸に連結された回転軸51と、当該回転軸に対して一体回転可能に設けられたロッド53とを有している。ロッド53は水平に設けられており、その中点が回転軸51によって一体的に支持されている。このように構成されたトラッキング機構41の回転軸51及びロッド53は、走行部7から独立して自在に回転できるようになっている。
光源45は、所定距離Lだけ互いに離隔するように配置された一対の発光体46,46から構成されており、トラッキング機構41のロッド53と一体回転可能に設けられている。発光体46,46のそれぞれは、ロッド53の端部の近傍に固定されている。
CCDカメラ47は、上述した静止体側装置10の光源15を撮像する目的で設けられており、トラッキング機構41と一体回転可能に設置されている。当該CCDカメラ47は、回転軸51の上方に設けられ、発光体46,46のそれぞれから等距離の位置に取り付けられている(本実施形態では発光体46,46の中間点に設置)。また、CCDカメラ47の撮像方向は、一対の発光体46,46を結ぶ直線(すなわちロッド53)に対して直交するように設定されている。
トラッキングシステム43は、両装置10,40のトラッキング機構11,41が常に互いに正対するように(図1参照)、当該トラッキング機構41を所定角度だけ回転させるように構成されている。
[トラッキングシステムの電気的構成]
次に、図2に基いて、静止体側装置10および移動体側装置40がそれぞれ備えるトラッキングシステム13,43の電気的構成の概略について説明する。
静止体側装置10のトラッキングシステム13は、主として、光源検出部(位置特定手段)31と、CPU(中央処理装置)33と、モータードライバ35と、トラッキングモーター37と、を有している。
光源検出部31は、CCDカメラ17によって撮像された画像を解析することによって、静止体側装置10の発光体16,16の画像上における位置を特定するように構成されている。CPU33は、特定された発光体16,16間の画像上における中間点を特定する他、静止体側装置10の各電子機器に対する種々の制御を行うようになっている。
モータードライバ35は、CPU33から受信した所定のトラッキング信号に従って、トラッキングモーター37を駆動するようになっている。そして、トラッキングモーター37は、モータードライバ35による制御に従って、トラッキング機構11の回転軸21及びロッド23を所定角度だけ回転させるようになっている。
一方、移動体側装置40のトラッキングシステム43も、光源検出部61と、CPU63と、モータードライバ65と、トラッキングモーター67とを有している。これらは、上記静止体側装置10のトラッキングシステム13と同様に構成されている。
[正対状態を維持するための処理の流れ]
次に、図3〜図5に基いて、トラッキング機構11,41の正対状態を維持させるために、静止体側装置10および移動体側装置40において行われる処理の流れを説明する。
図3は、仮想上の座標系が設定された場所における静止体1と移動体4の位置関係および動きを示す図である。この図3において、図3(A)は、座標(0,y1)に位置する移動体4と、原点に設置された静止体1とを示している。また、図3(B)は、図3(A)の位置から座標(x1,y1)に移動した移動体4と、静止体1とを示している。
図4は、図3(B)に示す位置に移動した移動体4の光源45を、静止体側装置10に設けたCCDカメラ17から撮像したときに得られる画像を示す図であって、トラッキング機構11,41を正対させる過程を示す図である。
図5は、トラッキング機構11,41の正対状態を維持させるために、静止体側装置10において行われる処理の流れを示すフローチャートである。
なお、正対状態を維持するために静止体側装置10において行われる処理と、移動体側装置40において行われる処理とは同様である。そこで、以下の記載においては、静止体側装置10において行われる処理についてのみ説明し、移動体側装置40において行われる処理についてはその説明およびフローチャートを省略する。
この処理においては、まず静止体側装置10のCCDカメラ17で、図3(A)に示す位置から図3(B)に示す位置に移動した移動体4の光源45を撮像する(図5のステップS11)。撮像することによって得られる光源45及びロッド53の画像を図4(A)に示す。
次に、CCDカメラ17は、ステップS11において撮像された画像の画像データをトラッキングシステム13の光源検出部31に送信する(図2参照)。光源検出部31は、撮像された画像を解析して、画像中の光源45を検出するとともに、当該光源を成す一対の発光体46,46の画像上における位置を特定する(S13/本発明における「発光体特定手段」に相当)。
続いて、光源検出部31は、発光体46,46の位置データをCPU33に送信する。CPU33は、光源検出部31から受信した位置データに基いて、特定された発光体46,46間の画像上における中間点を特定する(S15/本発明における「中間点特定手段」に相当)。符号81で示される中間点を特定した様子を図4(B)に示す。
次に、CPU33は、中間点81を撮像素子上の基準線83に一致させるための(重なり合わせるための)トラッキング信号を生成して、モータードライバ35へ送信する(S17)。なお、本実施形態において上記「基準線」とは、CCDカメラの撮像素子の中央に設定された垂直方向の仮想線を指し示すものである。
モータードライバ35は、受信したトラッキング信号に基いて、トラッキングモーター37の出力軸を所定角度だけ回転させる(S19)。その結果、静止体側装置10のトラッキング機構11のロッド23が所定角度だけ回転して、中間点81がCCDカメラ17の撮像素子上の所定位置(基準線83)上において撮像されることとなる(図4(C)参照)。
上述した処理(S11〜S19)を高速で繰り返すことにより、移動体4が静止している間および移動している間、トラッキング機構11,41が常に正対するように、トラッキング機構11の回転軸21及びロッド23を回転させることができる。また、移動体側装置40においても、上述した処理(S11〜S19)と同様の処理を高速で繰り返すことにより、移動体4が静止している間および移動している間、トラッキング機構11,41が常に正対するように、トラッキング機構41の回転軸51及びロッド53を回転させることができる。
なお、発光体16,16(46,46)の画像上における位置を特定する方法(S13における処理方法)は特に限定されず、一般的に用いられている方法を利用することが可能であるが、たとえば、撮像素子の画素を直接走査することによって、発光体を撮像している画素を特定する方法を利用することが好ましい。このような方法によれば、発光体の画像上における位置を確実且つ迅速に特定することができる。
また、そのような方法に代えて、CCDカメラから出力されるビデオ信号のコンポジット信号を解析して、ピーク値を検出することによって行ってもよい。或いは、発光体から発せられる光に起因して画像上に生じるスミアを検出することによって行ってもよい。このような方法によっても、発光体の画像上における位置を確実且つ迅速に特定することができる。
ここで、スミアとは、CCD等の撮像素子を有するカメラで、高輝度の光源(たとえば太陽や、夜間における明るい照明など)が含まれる画像を撮った際に、垂直方向に延びる光の筋が画像中に発生する現象のことを指す。したがって、上述した「スミアを検出する」方法とは、そのような光源に起因して画像中に現れる「垂直方向に延びる光の筋」を検出することによって行われる。
[移動体の位置特定のための処理の流れ]
次に、図3,図6及び図7に基いて、移動体の位置特定のための処理の流れを説明する。なお、以下の記載では、図3〜図5との関係で説明した正対状態が維持されていることを前提として説明する。
図6は、図3(B)に示す位置に移動した移動体側装置40の光源45を、静止体側装置10に設けたCCDカメラ17から撮像したときに得られる画像を示す図であって、画像上における発光体46,46間の長さlを特定するまでの過程を示す図である。
図7は、図3(B)に示す位置に移動した移動体4の位置を特定するために、静止体側装置10において行われる処理の流れを示すフローチャートである。
以下、一例として、移動体4が図3(A)に示す位置から図3(B)に示す位置に移動したときの処理の流れについて説明する。
まず、静止体側装置10は、CCDカメラ17で、図3(B)に示す位置に移動した移動体4の光源45を撮像する(図7のステップS31)。撮像することによって得られる光源45及びロッド53の画像を図6(A)に示す。
次に、CCDカメラ17は、ステップS31において撮像された画像の画像データをトラッキングシステム13の光源検出部31に送信する。光源検出部31は、撮像された画像を解析して、画像中の光源45を検出するとともに、当該光源を成す一対の発光体46,46の画像上における位置を特定する(S33)。
続いて、光源検出部31は、発光体46,46の位置データをCPU33に送信する。CPU33は、光源検出部31から受信した位置データに基いて、一対の発光体46,46のうちの一方の発光体の画像上における位置と、他方の発光体の画像上における位置との間の画素数を算出する(S35/図6(B)参照)。
さらに、CPU33は、ステップS35において算出した画素数に基づいて、発光体46,46間の画像上における長さlを測定する(S37/本発明における「長さ測定手段」に相当)。次に、測定した長さlに基づいて、静止体1と移動体4との間の距離dを算出する(S39/本発明における「距離算出手段」に相当)。
なお、発光体46,46間の画像上における長さl(すなわち発行体46,46間の画素数)は、静止体1と移動体4の距離dに応じて変化する。したがって、長さlと距離dには、非線形の関数関係が成立する。すなわち、静止体1と移動体4との間の距離dが大きくなるに従って長さlが小さくなり、且つ、静止体1と移動体4との間の距離dが小さくなるに従って長さlが大きくなるような、非線形の関数関係が成立する。それゆえ、このような非線形の関数関係に基けば、長さlに基づいて、静止体1と移動体4との間の距離dを算出することが可能になる。
続いて、予め決められた基準位置との関係で、トラッキング機構11の回転角度αを測定する(S41/本発明における「回転角度測定手段」に相当)。本実施形態において、この「基準位置」は、撮像方向が座標平面上のy軸方向と一致するように設定されている(図3参照)。
次に、下記数式(1)に従って、移動体の現在位置のx座標を算出する(S43)。
Figure 2005321208
さらに、下記数式(2)に従って、移動体の現在位置のy座標を算出する(S45)。なお、図7におけるステップS43及びS45は、本発明における「座標算出手段」に相当する。
Figure 2005321208
以上説明した処理を経て、静止体側装置10において、移動体4の現在位置の座標(x1,y1)が特定される。
なお、発光体の画像上における位置を特定する方法(S33における処理方法)は特に限定されず、一般的に用いられている方法を利用することが可能であるが、たとえば、撮像素子の画素を直接走査することによって、発光体を撮像している画素を特定する方法を利用することが好ましい。このような方法によれば、発光体の画像上における位置を確実且つ迅速に特定することができる。
また、そのような方法に代えて、CCDカメラから出力されるビデオ信号のコンポジット信号を解析して、ピーク値を検出することによって行ってもよい。或いは、発光体から発せられる光に起因して画像上に生じるスミアを検出することによって行ってもよい。このような方法によっても、発光体の画像上における位置を確実且つ迅速に特定することができる。
[本発明によって達成される優れた効果]
上述した方法およびシステムによれば、静止体側装置10は、CCDカメラを1台しか備えていないにも拘らず、静止体1から移動体4までの距離を正確に特定することができる。しかも、人間が2つの目(撮像手段に相当)により対象物までのおおよその距離を特定するのと比較すると、静止体側装置10は1台のCCDカメラしか使用せず、しかも簡単な処理手順で移動体4までの距離および当該移動体の位置を、正確且つ迅速に特定することができる。
本発明は、定位置に設置された静止体において、当該静止体の周囲を移動する移動体の位置を、より簡単な処理で特定するための方法およびシステムを提供するのに好適に用いられる。
位置特定システムを備えた静止体および移動体を示す上面図であって、静止体側装置および移動体側装置のトラッキング機構が互いに正対した状態を示しており、図1(A)には静止体を示し、図1(B)には移動体を示す。 静止体側装置および移動体側装置の正面側を、トラッキングシステムの電気的構成の概略とともに示す図である。 仮想上の座標系が設定された場所における静止体と移動体の位置関係および動きを示す図であり、図3(A)は、座標(0,y1)に位置する移動体と、原点に設置された静止体とを示し、図3(B)は、図3(A)の位置から座標(x1,y1)に移動した移動体と静止体とを示す。 図3(B)に示す位置に移動した移動体の光源を、静止体側装置に設けたCCDカメラから撮像したときに得られる画像を示す図であって、トラッキング機構を正対させる過程を示す図である。 トラッキング機構の正対状態を維持させるために、静止体側装置において行われる処理の流れを示すフローチャートである。 図3(B)に示す位置に移動した移動体側装置の光源を、静止体側装置に設けたCCDカメラから撮像したときに得られる画像を示す図であって、画像上における発光体間の長さを特定するまでの過程を示す図である。 図3(B)に示す位置に移動した移動体の位置を特定するために、静止体側装置において行われる処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 静止体
10 静止体側装置
11 トラッキング機構
13 トラッキングシステム
15 光源
16 発光体
17 CCDカメラ(撮像手段)
21 回転軸
23 ロッド
31 光源検出部(位置特定手段)
33 CPU
35 モータードライバ
37 トラッキングモーター
4 移動体
40 移動体側装置
41 トラッキング機構
43 トラッキングシステム
45 光源
46 発光体
47 CCDカメラ(撮像手段)
51 回転軸
53 ロッド
61 光源検出部(位置特定手段)
63 CPU
65 モータードライバ
67 トラッキングモーター
7 走行部(移動手段)
81 中間点
83 基準線


Claims (14)

  1. 自在に移動可能な移動体の位置を、定位置に設置された静止体においてリアルタイムで特定するための方法であって、
    前記移動体は、
    任意の座標平面上を自在に移動できるように構成された移動手段と、
    前記移動手段上に設けられ、当該移動手段から独立して自在に回転可能な移動体側トラッキング機構と、
    前記移動体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられ、互いに所定距離離隔するように配置された一対の発光体から成る移動体側光源と、
    前記移動体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられた一の移動体側撮像手段と、を有しており、
    前記静止体は、前記座標平面上の原点に設置され、
    前記原点を通る垂線を中心軸として、所定基準位置を基準に自在に回転することが可能な静止体側トラッキング機構と、
    前記静止体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられ、互いに所定距離離隔するように配置された一対の発光体から成る静止体側光源と、
    前記静止体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられた一の静止体側撮像手段と、を有しており、
    当該方法は、
    前記移動体が静止している間および移動している間、前記移動体側トラッキング機構と静止体側トラッキング機構とが常に正対するように、前記移動体側トラッキング機構を回転させるステップと、
    前記移動体が静止している間および移動している間、前記移動体側トラッキング機構と静止体側トラッキング機構とが常に正対するように、前記静止体側トラッキング機構を回転させるステップと、
    前記静止体側撮像手段で、前記移動体側光源を撮像するステップと、
    撮像結果に基づいて、前記移動体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定するステップと、
    特定された前記発光体間の画像上における長さlを測定するステップと、
    測定した前記長さlに基づいて、前記静止体と前記移動体との間の距離dを算出するステップと、を含むことを特徴とする移動体の位置特定方法。
  2. 前記移動体側撮像手段および前記静止体側撮像手段は、それぞれ、撮像素子を備えたCCDカメラから構成されており、
    前記移動体の位置特定方法は、さらに、一対の発光体のうちの一方の発光体の画像上における位置と、他方の発光体の画像上における位置との間の画素数を算出するステップを含んでおり、
    前記長さlを測定するステップは、算出された前記画素数に基づいて行われることを特徴とする請求項1記載の移動体の位置特定方法。
  3. さらに、
    予め決められた前記基準位置との関係で、前記静止体側トラッキング機構の回転角度αを測定するステップと、
    前記距離dと回転角度αとに基いて、移動体の現在位置を特定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の移動体の位置特定方法。
  4. さらに、
    前記座標平面上のy軸方向と一致するように設定された前記基準位置との関係で、前記静止体側トラッキング機構の回転角度αを測定するステップと、
    下記数式(1)に従って、移動体の現在位置のx座標を算出するステップと、
    下記数式(2)に従って、移動体の現在位置のy座標を算出するステップと、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の移動体の位置特定方法。
    Figure 2005321208
    Figure 2005321208
  5. 前記静止体において、前記静止体側撮像手段は、
    前記静止体側光源を成す一対の発光体から等距離の位置に設けられ、
    当該一対の発光体を結ぶ直線と、撮像方向とが直交するように配置されており、
    前記移動体において、前記移動体側撮像手段は、
    前記移動体側光源を成す一対の発光体から等距離の位置に設けられ、
    当該一対の発光体を結ぶ直線と、撮像方向とが直交するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の移動体の位置特定方法。
  6. 前記移動体側撮像手段および前記静止体側撮像手段は、それぞれ、撮像素子を備えたCCDカメラから構成されており、
    前記移動体側トラッキング機構を回転させるステップは、
    前記移動体側撮像手段で、前記静止体側光源を撮像するステップと、
    撮像された画像を解析することによって、前記静止体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定するステップと、
    特定された前記発光体間の画像上における中間点を特定するステップと、
    前記中間点が撮像素子上の所定位置において撮像されるように、前記移動体側トラッキング機構を回転させるステップと、を含み、
    前記静止体側トラッキング機構を回転させるステップは、
    前記静止体側撮像手段で、前記移動体側光源を撮像するステップと、
    撮像された画像を解析することによって、前記移動体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定するステップと、
    特定された前記発光体間の画像上における中間点を特定するステップと、
    前記中間点が撮像素子上の所定位置において撮像されるように、前記静止体側トラッキング機構を回転させるステップと、を含むことを特徴とする請求項5記載の移動体の位置特定方法。
  7. 前記一対の発光体の画像上における位置を特定するステップは、前記撮像素子の画素を直接走査し、前記発光体を撮像している画素を特定することによって行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の移動体の位置特定方法。
  8. 前記一対の発光体の画像上における位置を特定するステップは、前記CCDカメラから出力されるビデオ信号のコンポジット信号を解析して、ピーク値を検出することによって行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の移動体の位置特定方法。
  9. 前記一対の発光体の画像上における位置を特定するステップは、前記発光体から発せられる光に起因して画像上に生じるスミアを検出することによって行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の移動体の位置特定方法。
  10. 前記発光体は、高輝度発光体、赤外発光体、赤色フィルタを備えた発光体、及び赤外フィルタを備えた発光体の何れかであることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の移動体の位置特定方法。
  11. 任意の座標平面上を自在に移動可能な移動体の位置を、前記座標平面上の原点に設置された静止体においてリアルタイムで特定するためシステムであって、
    当該システムは、
    前記静止体側に設けられる静止体側装置と、前記移動体側に設けられる移動体側装置と、から構成されており、
    前記移動体側装置は、
    自在に回転可能な移動体側トラッキング機構と、
    前記移動体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられ、互いに所定距離離隔するように配置された一対の発光体から成る移動体側光源と、
    前記移動体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられた一の移動体側撮像手段と、
    前記移動体の動きに応じて、前記移動体側トラッキング機構を回転させるための移動体側トラッキングシステムと、を有しており、
    前記静止体側装置は、
    前記原点を通る垂線を中心軸として、所定基準位置を基準に自在に回転することが可能な静止体側トラッキング機構と、
    前記静止体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられ、互いに所定距離離隔するように配置された一対の発光体から成る静止体側光源と、
    前記静止体側トラッキング機構と一体回転可能に設けられた一の静止体側撮像手段と、
    前記移動体の動きに応じて、前記静止体側トラッキング機構を回転させる静止体側トラッキングシステムと、
    前記静止体側撮像手段による撮像結果に基づいて、前記移動体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定する位置特定手段と、
    特定された前記発光体間の画像上における長さlを測定する長さ測定手段と、
    測定した前記長さlに基づいて、前記静止体と前記移動体との間の距離dを算出する距離算出手段と、を有しており、
    前記移動体側トラッキングシステムは、前記移動体が静止している間および移動している間、前記移動体側トラッキング機構と静止体側トラッキング機構とが常に正対するように、当該移動体側トラッキング機構を回転させるように構成されており、
    前記静止体側トラッキングシステムは、前記移動体が静止している間および移動している間、前記移動体側トラッキング機構と静止体側トラッキング機構とが常に正対するように、当該静止体側トラッキング機構を回転させるように構成されていることを特徴とする移動体の位置特定システム。
  12. 前記静止体側装置は、さらに、
    予め決められた前記基準位置との関係で、前記静止体側トラッキング機構の回転角度αを測定する回転角度測定手段と、
    前記距離dと回転角度αとに基いて、移動体の現在位置を示すx座標およびy座標を算出する座標算出手段と、を含むことを特徴とする請求項11記載の移動体の位置特定システム。
  13. 前記移動体側撮像手段および前記静止体側撮像手段は、それぞれ、撮像素子を備えたCCDカメラから構成されており、
    前記移動体側トラッキングシステムは、
    前記移動体側撮像手段によって撮像された画像を解析することによって、前記静止体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定する発光体特定手段と、
    特定された前記発光体間の画像上における中間点を特定する中間点特定手段と、
    前記中間点が撮像素子上の所定位置において撮像されるように、前記移動体側トラッキング機構を回転させるモーターと、を含み、
    前記静止体側トラッキングシステムは、
    前記静止体側撮像手段によって撮像された画像を解析することによって、前記移動体側光源を成す一対の発光体の画像上における位置を特定する発光体特定手段と、
    特定された前記発光体間の画像上における中間点を特定する中間点特定手段と、
    前記中間点が撮像素子上の所定位置において撮像されるように、前記静止体側トラッキング機構を回転させるモーターと、を含むことを特徴とする請求項11又は12記載の移動体の位置特定システム。
  14. 前記発光体は、高輝度発光体、赤外発光体、赤色フィルタを備えた発光体、及び赤外フィルタを備えた発光体の何れかであることを特徴とする請求項11乃至13の何れかに記載の移動体の位置特定システム。

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