JP2005321142A - Exterior panel mounting structure for incinerator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、焼却炉特に、可燃性廃棄物を有害物質や煤塵、臭気等を発生させることなく消却する焼却炉の外装パネル取付構造に関する。 The present invention relates to an incinerator, in particular, an exterior panel mounting structure for an incinerator that incinerates combustible waste without generating harmful substances, dust, odors, and the like.
生ゴミ、使用済み紙オムツ、残飯等の湿ったゴミ、死鳥等種々の廃棄物は、埋設等により処分することが困難であり、焼却処分されることが多い。使用済み紙オムツや死鳥等の廃棄物は、悪臭を放つ成分を含有し、この異臭成分の分解を充分に行わないと焼却時に悪臭を発生させ、また、通常の焼却方法では煤塵や一酸化炭素やダイオキシン等の有害物質を多量に発生させる。このため、悪臭や有害物質の発生を抑える焼却炉が必要である。 Various wastes such as raw garbage, used paper diapers, moist garbage such as leftovers, and dead birds are difficult to dispose of by burial etc. and are often incinerated. Waste such as used paper diapers and dead birds contain components that give off odors, and if these odorous components are not sufficiently decomposed, they generate odors during incineration. Generate large amounts of harmful substances such as carbon and dioxins. For this reason, an incinerator that suppresses generation of malodors and harmful substances is necessary.
このような焼却炉として一次燃焼室で高温の燃焼ガスにより廃棄物を半乾留した後焼却すると共にその際に発生する乾留ガスを二次燃焼室に導入して一次燃焼室で発生した煤塵をサイクロン等で除去した後にバーナで点火して高温(800℃以上)燃焼させることにより、悪臭の元となる成分を分解して悪臭の発生を防止し、また、二次燃焼室での高温燃焼によりダイオキシン等の有害物の発生を抑止すると共に、その際に発生する高温の燃焼排気ガスの一部を一次燃焼室に再循環させて廃棄物の乾留/焼却に使用し、残部を排気管から排出する構成の負圧循環式の焼却炉が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記提案されている焼却炉を含めて一般に焼却炉は、耐火レンガ等の耐火部材により構成された外壁が剥き出しの構造とされているために蓄熱・保温性が悪いばかりでなく見栄えが悪く、更に外壁が高温になっているために不用意に接触した際に火傷等をするおそれがある。また、小規模の食品加工場や介護施設、養鶏場等に設置される小型の焼却炉においては設置場所の条件が悪い場合が多く、見栄えや火傷等に対処することが好ましい。 By the way, in general, including the proposed incinerator, incinerators have an exposed outer wall composed of a refractory member such as a refractory brick, so that heat storage and heat retention are not only poor but also poor in appearance. Furthermore, since the outer wall is at a high temperature, there is a risk of burns and the like when inadvertently contacting. In addition, in small incinerators installed in small-scale food processing plants, nursing homes, poultry farms and the like, the conditions of the installation location are often poor, and it is preferable to deal with appearance and burns.
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、焼却炉の蓄熱・保温性の向上、見栄えの向上及び外面の温度を低くするようにした焼却炉の外装パネル取付構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and provides an exterior panel mounting structure for an incinerator that improves heat storage and heat retention, improves appearance, and lowers the outer surface temperature of the incinerator. Objective.
上記目的を達成するために請求項1の発明は、可燃性廃棄物を乾留・燃焼する乾留燃焼室と、前記乾留焼却室で発生した乾溜ガス及び燃焼ガスを循環させるガス循環路と、前記ガス循環路の排気ガスを大気に排出する煙道とが耐火部材で一体に形成され蓄熱保持する略直方体をなす焼却炉本体の周壁及び上壁を含む外壁の略前面を覆う焼却炉の外装パネル取付構造であって、前記焼却炉本体の外壁に耐熱性を有する外板を装着し、前記外板に前記焼却炉本体を断熱する断熱部材を装着し、前記断熱部材の外側に伝熱を遮断する空気層を介して外装パネルを装着する構造としている。 In order to achieve the above object, the invention of claim 1 includes a dry distillation combustion chamber for dry distillation / combustion of combustible waste, a gas circulation path for circulating dry distillation gas and combustion gas generated in the dry distillation incineration chamber, and the gas Installation of an incinerator exterior panel covering the front surface of the outer wall including the peripheral wall and upper wall of the incinerator main body that forms a substantially rectangular parallelepiped with a flue that exhausts the exhaust gas of the circulation path to the atmosphere and is integrally formed with a refractory member A heat-resistant outer plate is attached to the outer wall of the incinerator main body, a heat insulating member that insulates the incinerator main body is attached to the outer plate, and heat transfer is blocked outside the heat insulating member. The exterior panel is attached through an air layer.
請求項2の発明は、前記断熱部材の側面の空気層は上下両端が大気に開口され、上面の空気層は周縁部の下部及び煙突基部の周縁部が大気に開口され、外気を流通させる構造としている。
請求項3の発明は、前記断熱部材は、ワイヤードブランケットとしている。
請求項4の発明は、前記外装パネルは、ステンレス鋼板としている。
The invention according to
In the invention of
According to a fourth aspect of the present invention, the exterior panel is a stainless steel plate.
請求項1の発明によれば、焼却炉本体の外壁を断熱部材で覆って断熱することにより焼却炉本体が蓄熱・保持されて高温に保持され、乾留ガスを有効に発生させることができると共に発生した乾留ガスを良好に再燃させることができ、有害物質や煤塵等の発生を抑えることができる。また、焼却炉本体に耐熱性を有する外板を装着することで、焼却炉本体の耐久性、剛性の向上、焼却炉本体からの加熱で高温になる外板自体の耐久性の向上が図られると共に、焼却炉本体に断熱部材及び外装パネルを取り付けることが可能となる。 According to the first aspect of the invention, the outer wall of the incinerator main body is covered with the heat insulating member to insulate the incinerator main body so that the incinerator main body is stored and held at a high temperature, and can effectively generate dry distillation gas. Thus, the dry distillation gas can be reburned well, and the generation of harmful substances and dust can be suppressed. In addition, by attaching a heat-resistant outer plate to the incinerator main body, it is possible to improve the durability and rigidity of the incinerator main body, and to improve the durability of the outer plate itself that becomes high temperature by heating from the incinerator main body. At the same time, the heat insulating member and the exterior panel can be attached to the incinerator main body.
更に、外装パネルにより焼却炉の外観の向上が図られると共に断熱部材の外側の空気層により伝熱を遮断することで、外装パネルの温度の上昇を抑えて不用意に接触した場合でも火傷等を防ぐことが可能となる。また、焼却炉本体が略直方体をなしていることでコンパクトとなり、コンテナ等により輸送する場合デッドスペースが少なくなり有利である。
請求項2の発明によれば、断熱部材と外装パネルとの間の空気層が大気に開口していることで自然対流による空気の流れが形成され、外装パネルの温度が低く抑えられる。
Furthermore, the exterior panel improves the appearance of the incinerator, and heat transfer is blocked by the air layer outside the heat insulating member, so that the temperature rise of the exterior panel can be suppressed to prevent burns, etc. It becomes possible to prevent. In addition, the incinerator main body has a substantially rectangular parallelepiped, which makes it compact and advantageous when transporting by a container or the like because the dead space is reduced.
According to the invention of
請求項3の発明によれば、断熱部材としてワイヤードブランケットを使用することで良好な断熱効果を得ることができ、焼却炉本体が蓄熱保持されると共に、外板への装着が容易になる。
請求項4の発明によれば、外装パネルにステンレス鋼板を使用することで、塗装が不要であり、外観が向上すると共に、耐銹性、耐食性の向上が図られる。
According to invention of
According to the invention of
以下、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1乃至図3に示すように焼却炉1は、焼却炉本体2が外装パネル40により覆われており、上面に煙突3が垂設され、左後側隅部に焼却炉本体2に接続されて燃焼用ガスを焼却炉本体2に供給する燃焼手段としてのバーナ4が設けられ、上部にブロワ5が設けられ、右側面略中央位置にバーナ4及びブロワ5を制御する御盤6が設けられている。ブロワ5は、空気吹出口がパイプ5aを介して煙突3に連通され、当該煙突3内に空気を噴出して焼却炉本体2内のガスを循環させて焼却効率の向上を図ると共に排気ガスの促進を図るためのものである。これらのバーナ4及びブロワ5は、焼却炉本体2に着脱可能とされている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 to 3, the incinerator 1 has an incinerator
図3乃至図5に示すように焼却炉本体2は、耐熱性及び耐火性を有する耐火部材例えば、耐火コンクリートにより一体に形成された箱状の構造物とされ、外壁をなす前壁2a、側壁2b、2c、後壁2d、上壁2e、底壁2fが連続する縦長の直方体形状をなしている。尚、前壁2aと側壁2b、2cと後壁2dとを含めた壁部を周壁と称する。焼却炉本体2は、内部が縦壁(隔壁)11、12により三分割され、前側に乾留焼却室14が、乾留焼却室14の後側にガス循環路15と煙道16とが並んで配置され、乾留焼却室14の下部が高温ガス導入室17とされている。高温ガス導入室17は、耐火レンガ18により内貼りされている(図3)。
As shown in FIGS. 3 to 5, the incinerator
図6に示すように左右の側壁2b、2cの内面略中央高さ位置に火格子の載置台としての凸条2h、2iが前後方向に沿って水平且つ対向して設けられている。火格子19は、両端部が高温ガス導入室17の左右の耐火レンガ18の上面に載置されて水平に配置されている。焼却物が少ない場合には図示のように下段の火格子19のみを使用し、焼却物が多い場合には凸条2h、2iにも火格子を載置して焼却物を載置する。これにより、上下2段の火格子に載置した焼却物を良好に効率よく焼却することが可能となる。
As shown in FIG. 6,
図3に示すように縦壁11の下部にはガス循環路15の下部と高温ガス導入室17とを連通する開口11aが設けられ、上部には乾留焼却室14の上部とガス循環路15の上部とを連通する開口11bが設けられている。図3及び図5に示すように縦壁12の下部にはガス循環路15の下部と煙道16の下部とを連通する煙道口12aが設けられている。上壁(天井)2eの煙道16の上部略中央には煙突3が設けられている。
As shown in FIG. 3, an
図3及び図7に示すようにガス循環路15側の側壁2bと後壁2dとの隅部下部位置には開口11a、12aに向けて開口13が設けられており、バーナ4は、ノズルが開口11aと12aに向けて略水平に配置されている。前壁2aの乾留焼却室14の略中央位置に廃棄物を投入するための開口21が設けられており、前壁2aの下部に高温ガス導入室17の底部に堆積した灰を掻き出すための開口22が設けられている。また、側壁2cの煙道16の下部にも堆積した灰を掻き出すための開口23が設けられている(図7)。そして、これらの開口21、22、23には焼却炉本体2と同様の耐火部材により形成された耐火性の扉25、26、27が開閉可能に設けられている。
As shown in FIGS. 3 and 7, an
図3乃至図7に示すように焼却炉本体2の外壁全体即ち、前壁2a、側壁2b、2c、後壁2d及び上壁(天井)2e、底壁2fの外面には耐熱鋼板から成る外板31が装着されており、当該外板31の下面を除く外側に断熱部材例えば、ワイヤードブランケット32が装着固定されている。このワイヤードブランケット32は、例えば、耐熱性のグラスウールのマットをワイヤで補強したものである。図8に示すように外板31には所定位置に孔31aが多数穿設されており、各孔31aにワイヤードブランケット32を固定するためのボルト33の基端が嵌合されて溶着固定されている。ボルト33は、ワイヤードブラケット32に設けられた孔32aを貫通し、ワッシャ34を介してナット35が螺合される。このようにして外板31の外側にワイヤードブランケット32が密着固定されている。
As shown in FIGS. 3 to 7, the entire outer wall of the
更に、図9に示すように外板31には所定位置に外装パネル40を取り付けるためのブラケット37が多数設けられている。ブラケット37は、適宜の幅を有するL形をなし、一側が外板31への固定部37aとされて先端が外板31に垂直に溶着固定され、他側が外装パネル40の取付部37bとされてねじ孔37cが設けられている。固定部37aの長さは、ワイヤードブランケット32の板厚よりも長く設定されており、取付部37bがワイヤードブランケット32の外面よりも外方に突出し、且つ外面と平行をなしている。
Further, as shown in FIG. 9, the
図3乃至図7に示すようにブラケット37は、外板31の側面の前後両端近傍及び中央の4箇所に、後面の左右両端近傍及び中央の3箇所に、夫々複数段例えば、4段設けられている。また、上面の前後両端近傍、左右両端近傍及び中央部近傍所定位置に設けられ、前面の開口21の上部の左右両側近傍及び中央部に上下に2段設けられている。このように、外板31には外装パネル40を装着固定するためのブラケット37が多数設けられている。耐熱鋼板から成る外板31は、焼却炉本体2の外壁に密着して装着されていることで、焼却炉本体2の耐久性、剛性の向上を図ると共に、断熱部材としてのワイヤードブランケット32及び外装パネル40の装着を可能としている。
As shown in FIGS. 3 to 7, the
図1乃至図4に示すように外装パネル40は、複数のパネルから成り、前面上部パネル41、両側面の前後方向2枚の側面パネル42、43、後面の左右2枚の後面パネル44、45、焼却炉本体2の前壁に設けられている扉25、26の外方に設けられ扉を兼用する前面パネル46、47、天板パネル48、及び図7に示す扉27の外方に設けられた扉パネル49から成る。そして、側面パネル42と43、後面パネル44と45は、熱膨張を吸収可能に接続されている。これらのパネル41〜49は、塗装を不要とし、美観及び耐銹性、耐食性等に優れた例えば、ステンレス鋼板が使用されている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
前面上部パネル41、側面パネル42の前端部、側面パネル43の後端部は、図8及び図9に示すようにスペーサ51を介してブラケット37の取付部37bにボルト52で固定される。また、図10及び図11に示すように前側の側面パネル42の後端42aは、スペーサ51の板厚分の段差をなしてブラケット37の取付部37bに当接し、後側の側面パネル43の前端43aは、内側に直角に折曲されて側面パネル42の後端42aの外面に当接されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the front
そして、側面パネル42の後端42a、側面パネル43の前部43bにブラケット37の取付部37bのねじ孔37cと対応する位置に前後方向に長い長孔42c、43cが設けられている。側面パネル42の後端42aに側面パネル43の前端43aが重ねられてこれらの側面パネル42と43が面一とされ、長孔42c、43cを挿通するボルト52により接合固定されている。これにより、側面パネル42と43は、熱膨張に起因する収縮を吸収可能とされている。後面パネル44と45についても同様である。
Long holes 42 c and 43 c that are long in the front-rear direction are provided at positions corresponding to the screw holes 37 c of the mounting
これらの外装パネル41〜45は、ワイヤードブランケット32の外面から空気層としての隙間gを存して取り付けられており、上下両端が大気に開口されている。これにより、隙間gに外気と連通する空気層が形成される。図7に示すように後側の側面パネル43に灰掻き出口23の扉27と対応して開閉可能に設けられている扉49との間にも下端が大気に開口する空気層としての隙間gが設けらている。
These
図4に示すように扉を兼用する左右の前面パネル46、47は、前面46a、47aの中央側端面が対向し、各側面46b、47bが後方に直角に折曲されてその後端部を左右の側面パネル42、42の前縁部に夫々蝶番55を介して開閉自在に取り付けられて両開き(観音開き)の構造とされている。また、前面パネル46、47の中央側の端部46c、47cは段差を以て重ね合わされるようになっており、閉扉時に後述の保持機構により閉扉位置に固定されるようになっている。図2、図3及び図4に示すように前面46a、47aは、焼却炉本体2の乾留燃焼室14の扉25、及び高温ガス導入室17の扉26から前方に張り出して空気層としての隙間gが形成され、上下両端が大気に開口している。
As shown in FIG. 4, the left and right
図3に示すように前面パネル46の下端46dの内面にはマグネット57が固定され、外板31の対向する部位に略L形をなし水平部58aの基端が外板31に固定され、垂直部58bがマグネット57と対向し、且つ当該マグネット57が吸着して前面パネル46を閉扉位置に保持する支持部材58が設けられている。これらのマグネット57と支持部材58とにより前面パネル46を閉位置に保持する保持機構59が構成されている。前面パネル47についても同様である。そして、前面パネル46、47を開く場合には、マグネット57の吸着力に抗して前方に開ければよい。
As shown in FIG. 3, a
また、図1、図5及び図6に示すように天板パネル48は、上面48aが前面上部パネル41、側面パネル42、43、及び後面パネル44、45よりも僅かに外側に張り出す大きさとされ、周縁部48bが下方に直角に折曲されて蓋体状をなしている。上面48aは、図9と同様にしてブラケット37の取付部37bにボルト52で固定され、ワイヤードブランケット32の上面との間に空気層としての隙間gが形成される。そして、周縁部48bの下端と前面上部パネル41、両側面パネル42、43、及び後面パネル44、45との間に隙間が形成されて大気に開口している。
As shown in FIGS. 1, 5 and 6, the
図5に示すように天板パネル48には煙突3の基部が遊嵌する孔48cが設けられており、当該孔の周縁部が上方に折曲されてフランジ48dとされている。そして、煙突3の周縁部とフランジ48dとの間に環状空間が設けられており、大気に開口している。これにより、ワイヤードブランケット32と天板パネル48との間の隙間gは、周縁部の下部と煙突基部の周縁部が大気に開口される。尚、外装パネル41〜48のブラケット37への取付孔は、熱膨張を考慮して遊びの大きい孔とされている。
As shown in FIG. 5, the
図5に示すように煙突3の上端には内径が煙突3の内径と同径とされ、外径が天板パネル48の孔48cよりも大径をなし周縁部が下方に折曲されてフランジ50aをなす支持板50が設けられており、当該支持板50を介して適宜の長さの煙突3が接続されて上方に延出される。支持板50は、孔48cよりも大径をなし、フランジ50aが設けられていることで煙突3の外面を伝わって下降する雨水等が天板パネル48の孔48c内に入ることを防止する。また、孔48cの周縁部にフランジ48dが設けられていることで天板パネル48上に降った雨水の浸入が防止される。
As shown in FIG. 5, the upper end of the
尚、底壁2fには、断熱材の装着や外装パネルは一般に不要であるが、必要に応じてこれらを取り付けることもできる。
図12に示すようにバーナ4は、ブロワ61、基端がブロワ61の吹出口61aに接続された円筒形状のダクト62、ダクト62内に且つ開口端近傍に同心的に配置された燃料噴射ノズル63、燃料噴射ノズル63に燃料を供給する燃料パイプ64、ブロワ61の吸込口61bに設けられて燃料噴射ノズル63に供給する空気量を調整する調整弁65等により構成されている。燃料噴射ノズル63は、燃料パイプ64から供給された燃料を噴出し、ブロワ61から供給され当該燃料噴射ノズル63の周りを流れる空気流と混合して燃焼させ燃焼用ガスを発生する。ブロワ61から供給される空気流量は、調整弁65により燃料量に応じた最適な値に設定される。バーナ4の燃料は、特に限定されないが、灯油、軽油、A重油等の液体燃料、及び天然ガス、プロパンガス等の気体燃料を使用することができる。
The
As shown in FIG. 12, the
焼却炉1は、乾留ガス及び燃焼ガスの循環流により廃棄物を乾留燃焼するのでバーナ4やブロワ5の複雑な制御が不要であり、バーナ4は、所望の燃焼出力に調節した一定の燃焼出力運転を行うようになっている。従って、制御盤6は、内蔵するタイマによりバーナ4の燃焼時間及びブロワ5の運転時間が設定されているだけであり、ボタンスイッチをオンする簡単な操作のみで始動して前記バーナ4及びブロワ5を全自動制御して廃棄物を燃焼させる。
Since the incinerator 1 performs dry distillation combustion of the waste by the circulation flow of the dry distillation gas and the combustion gas, complicated control of the
図1及び図2に示すようにバーナ4も焼却炉本体2と同様にワイヤードブランケットで被覆され、空気層としての隙間(何れも図示せず)を介してステンレス鋼板の外装パネル70が装着されている。これにより、バーナ4が断熱されると共に、焼却炉本体2の外装パネル40とバーナ4の外装パネル50とが一体感をなして美観の向上が図られる。尚、バーナ4は、上述したように必ずしも断熱して外装パネルを装着しなくてもよい。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
以下に作用を説明する。
図3に示す乾留焼却室14の火格子19上に例えば、使用済み紙おむつ等の廃棄物を投入載置し、制御盤6のボタンスイッチをオンする。これにより、バーナ4が点火して火炎と共に、高温(800℃以上)の燃焼用ガスGを発生して図3及び図7に示すように開口11a、煙道口12aに向けて噴出すると共に、バーナ4から噴出する燃焼用ガスGは、一部が煙道口12aから煙道16に引き込まれ、残余が開口11aから高温ガス導入室17に引き込まれる。同時にブロワ5が作動して煙道16内の空気を煙突3から大気に排出する。これにより、高温ガス導入室17、乾留焼却室14、ガス循環路15内を高温の燃焼用ガスG並びに後述する乾留ガス及び既燃ガスが循環すると共に炉壁を高温に加熱・蓄熱する。
The operation will be described below.
For example, waste such as used paper diapers is placed on the
高温ガス導入室17に導入された高温の燃焼用ガスGは、火格子19から乾留焼却室14に流入し前記廃棄物を通して上方に抜ける。乾留焼却室14内は空気が少ないので前記廃棄物は、乾留(蒸し焼き)及び燃焼して焼却灰となる。上述の通り燃焼用ガスGは、高温であると共に、一部残留酸素を含んでおり、乾留燃焼室14で発生した乾溜ガスは、矢印で示すように上部の開口11bを通してガス循環路15に流入し、当該ガス循環路15を下降して開口11a、12aに至る。
The high-temperature combustion gas G introduced into the high-temperature
ガス循環路15を下降した乾留ガスは、開口11a、12a近傍においてバーナ4から噴出される火炎と燃焼用ガスGとにより着火して高温(800℃以上)の燃焼ガス(既燃ガス)となり、一部が高温ガス導入室17に流入し、火格子19を通して再び乾留焼却室14内に流入して廃棄物の乾留・燃焼に寄与し、残余が排気ガスとして開口12aから煙道16に流入する(図5)。乾留ガス中には、煤塵やダイオキシン等の有害ガスや悪臭を放つ成分等が含まれている可能性があるが、その場合であっても800℃以上の高温燃焼により煤塵が燃焼し、ダイオキシン等の有害ガスや悪臭成分が分解されて無害、無臭,無色の燃焼ガスとなる。
The dry distillation gas descending the
高温ガス導入室17内には外気が導入されないために燃焼用ガスや乾留燃焼室14内に発生する乾留ガス、燃焼ガスの温度の低下が防止され、乾留焼却室14が高温に保持される。これにより、廃棄物の乾留・焼却が促進されて焼却効率の向上が図られる。ブロワ5から吐出される空気は、煙突3の出口側に向けて噴出するので、そのエジェクタ効果により煙道16内の排気ガスの排出が促進される。これにより、廃棄物の乾留・燃焼が促進される。
Since the outside air is not introduced into the high temperature
焼却炉本体2は、断熱部材としてのワイヤードブランケット32により外壁2a〜2eを被覆されていることで、焼却炉本体2からの熱伝導が抑制され、内部の温度が高温に保持される。一方、図5及び図6に示すようにワイヤードブランケット32の側面と外装パネル41〜47との間の隙間(空気層)gは上下が大気に開口され、上面と天板パネル48との間の隙間(空気層)gは周縁下部と煙突基端周縁部が大気に開口されていることで、これらの隙間g内の空気は自然対流により矢印のように流れている。従って、ワイヤードブランケット32は、隙間gを流れる空気により冷却され、当該ワイヤードブランケット32の外表面が冷却されることによって、外部に放射される輻射熱は、低減する。これにより、外装パネル41〜48の温度が低くなり、不用意に接触したような場合でも火傷等が防止される。
The incinerator
制御盤6は、所定時間経過するとタイマが作動してバーナ4を停止させる。これにより、廃棄物の焼却が終了する。ブロワ5は、バーナ4が停止してから焼却炉本体2の冷却のために所定時間例えば、30分乃至1時間程度運転した後停止される。焼却は、作業者が廃棄物を焼却炉本体2に投入した後制御盤6のスイッチをオンするだけの簡単な操作で全自動で行われることで、人件費の大幅な削減が可能である。また、バーナ4も灯油、軽油、重油、或いはガス等を使用することができるために燃費の低減が図られる。
When a predetermined time elapses, the
そして、ブロワ5が停止した後扉26、27を開けて高温ガス導入室17の底部、ガス循環路15及び煙道16の底部に堆積した焼却灰を不図示の灰受け皿に掻き出して適切に処分する。廃棄物は、完全燃焼することで、発生する焼却灰の量も少量であり処理費も安価である。
Then, after the blower 5 is stopped, the
1 焼却炉
2 焼却炉本体
2a〜2f 外壁
3 煙突
4 バーナ
5 ブロワ
6 制御盤
11、12 縦壁(隔壁)
14 乾留焼却室
15 ガス循環路
16 煙道
17 高温ガス導入室
19 火格子
31 外板(耐熱鋼板)
32 ワイヤードブランケット(断熱部材)
33、52 ボルト
37 ブラケット
40、70 外装パネル(ステンレス鋼板)
57 マグネット
58 支持部材
59 保持機構
61 ブロワ
62 ダクト
63 燃料噴射ノズル
65 調整弁
g 隙間(空気層)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
14
32 Wired blanket
33, 52
57
Claims (4)
前記焼却炉本体の外壁に耐熱性を有する外板を装着し、
前記外板に前記焼却炉本体を断熱する断熱部材を装着し、
前記断熱部材の外側に伝熱を遮断する空気層を介して外装パネルを装着する
ことを特徴とする焼却炉の外装パネル取付構造。 There are a dry distillation combustion chamber for dry distillation / combustion of combustible waste, a gas circulation path for circulating the dry distillation gas and combustion gas generated in the dry distillation incineration chamber, and a flue for discharging the exhaust gas of the gas circulation path to the atmosphere. An incinerator exterior panel mounting structure that covers substantially the entire outer wall including the peripheral wall and the upper wall of the incinerator body that is integrally formed of a refractory member and forms a substantially rectangular parallelepiped that stores heat.
A heat-resistant outer plate is attached to the outer wall of the incinerator body,
A heat insulating member for insulating the incinerator main body is attached to the outer plate,
An exterior panel mounting structure for an incinerator, wherein an exterior panel is attached to the outside of the heat insulating member via an air layer that blocks heat transfer.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004139028A JP2005321142A (en) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | Exterior panel mounting structure for incinerator |
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ID=35468555
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100715694B1 (en) * | 2006-03-22 | 2007-05-09 | 피티엘중공업 주식회사 | Gasification device on pyrolysis of the wastes and the gasification method of the same |
JP2007271161A (en) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Jfe Steel Kk | Furnace wall structure for heating furnace |
KR101198040B1 (en) * | 2010-09-09 | 2012-11-06 | 비에이치아이 주식회사 | Access door of a blast furnace for generating boiler |
-
2004
- 2004-05-07 JP JP2004139028A patent/JP2005321142A/en active Pending
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