JP2005318708A - フリーピストン発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対向した一対のフリーピストンエンジンを設ける必要がなく、しかもフリーピストンエンジンの低出力運転時でも発電効率のよいフリーピストン発電装置を提供する。
【解決手段】 1つのフリーピストンエンジン11と、このエンジン11のフリーピストン13の往復移動によって発電を行うリニア発電機20とを備え、リニア発電機20を電動機として駆動させることにより、フリーピストンエンジン11の吸気行程と圧縮行程と排気行程を行わせ、フリーピストンエンジン11の燃焼膨張時にリニア発電機20から発電出力を取り出す。
【選択図】 図1

Description

この発明は、フリーピストンエンジンとリニア発電機とを備えたフリーピストン発電装置に関する。
従来から、フリーピストンエンジンを駆動源としてリニア発電機を駆動させて発電を行うフリーピストン発電装置が知られている(特許文献1参照)。
かかるフリーピストン発電装置は、相対向して配置された一対のフリーピストンエンジンと、このフリーピストンエンジンのピストン同士を連結して往復移動するシャフトと、このシャフトの往復移動によって発電を行うリニア発電機とを備えている。
そして、このフリーピストン発電装置によれば、フリーピストンエンジンが熱効率が高いことにより、高い発電効率が得られるなどの利点を有している。
特開2003−343202号公報
しかしながら、このようなフリーピストン発電装置にあっては、対向したフリーピストンエンジンを交互に連続して燃焼させるもので、対向したフリーピストンエンジンの出力と発電出力をバランスさせて安定した連続運転を行うにはフリーピストンエンジンの高度な制御技術が必要である。また、対向したフリーピストンエンジンの出力調整が難しいため、フリーピストンエンジンの低出力運転時では発電効率が低下してしまう等の多くの問題があった。
この発明の目的は、対向した一対のフリーピストンエンジンを設ける必要がなく、しかもフリーピストンエンジンの低出力運転時でも発電効率のよいフリーピストン発電装置を提供することにある。
請求項1の発明は、1つのフリーピストンエンジンと、このエンジンのフリーピストンの往復移動によって発電を行うリニア発電機とを備え、
前記リニア発電機を電動機として駆動させることにより前記フリーピストンを移動させて、フリーピストンエンジンの吸気行程と圧縮行程と排気行程を行わせ、
前記フリーピストンエンジンの燃焼膨張時に前記リニア発電機から発電出力を取り出すことを特徴とする。
請求項2の発明は、1つのフリーピストンエンジンと、このエンジンのフリーピストンの往復移動によって発電を行うリニア発電機と、前記リニア発電機のコイルに電流を流す制御手段と、前記フリーピストンの位置を検出する位置検出手段とを備え、
前記制御手段は、位置検出手段が検出するフリーピストンの位置に基づいて前記リニア発電機のコイルに電流を流すことにより、フリーピストンエンジンの吸気行程と圧縮行程と排気行程の際に前記リニア発電機を電動機として動作させ、前記フリーピストンエンジンの燃焼膨張時に前記リニア発電機から発電出力を取り出すことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記制御手段は、位置検出手段が吸気行程の際にフリーピストンが吸気下死点近傍にきたことを検出したときと、排気行程の際にフリーピストンが上死点近傍にきたことを検出したとき、リニア発電機に回生制動を掛けることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記フリーピストンエンジンのシリンダの底部に、フリーピストンが下死点方向に移動することによって圧縮される気密室を形成し、この気密室に圧力調整用バルブを設け、
前記圧縮行程と排気行程の際に、前記フリーピストンを移動させる力として前記密室の圧力を利用することを特徴とする。
請求項5の発明は、前記吸気行程の際に、フリーピストンが下死点に到達したとき、前記リニア発電機を利用してそのフリーピストンをさらに下死点方向に移動させてシリンダ内を負圧にすることを特徴とする。
請求項6の発明は、フリーピストンエンジンの圧縮比を膨張比より小さくしたことを特徴とする。
請求項7の発明は、前記圧縮行程を断熱圧縮で行うことを特徴とする。
この発明によれば、1つのフリーピストンエンジンを使用するものであるから、対向した一対のフリーピストンエンジンを交互に燃焼させる必要がない。このため、フリーピストンエンジンを制御するための高度な制御技術が不要である。また、1つのフリーピストンエンジンであることにより、そのエンジン出力調整が簡単なものとなり、フリーピストン発電装置の低出力運転時でも発電効率の低下を防止することができる。
以下、この発明に係るフリーピストン発電装置の実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1に示すフリーピストン発電装置10は、4サイクルのフリーピストンエンジン11と、このフリーピストンエンジン11によって発電を行うリニア発電機20と、フリーピストンエンジン11のフリーピストン13の位置を検出する位置検出センサ(位置検出手段)30と、位置検出センサ30が検知するフリーピストン13の位置に基づいてリニア発電機20のコイル21に流れる電流を制御する制御装置(制御手段)50(図4参照)とを備えている。
フリーピストンエンジン11は、シリンダ12内を上下動するフリーピストン13と、このフリーピストン13に接続されたロッド14と、このロッド14の下部に設けられたブラケット15等とを備えている。また、シリンダヘッド12Aには吸気バルブ16と排気バルブ17が設けられている。
そして、フリーピストンエンジン11の吸気行程では、吸気バルブ16が開成し、排気行程で排気バルブ17が開成するようになっている。また、圧縮行程では断熱圧縮が行われるようになっている。吸気バルブ16および排気バルブ17の開成はソレノイドなどのアクチュエータS1,S2(図4参照)によって行われる。
リニア発電機20は、円筒状に巻回されたコイル21と、このコイル21内に上下動自在に配置された円筒形の永久磁石22等とを備えている。
永久磁石22は、フリーピストンエンジン11のブラケット15に取り付けられた支持具23に固定されている。そして、フリーピストンエンジン11のフリーピストン13の上下動によって永久磁石22はコイル21内を上下動するようになっている。
コイル21は、図2に示すように円形の鉄心24に設けた円形の凹部25の内側面25Aに沿って取り付けられている。また、凹部25の中心部には円柱状の鉄心軸部26が一体に形成され、鉄心24と凹部25と鉄心軸部26とが同心円に形成されている。また、鉄心軸部26が永久磁石22の穴22Aを貫通しており、永久磁石22は鉄心軸部26に沿って上下動するようになっている。
位置検出センサ30は、例えば図3に示すように、細長い反射面31aを等間隔に形成した反射テープ31と、この反射テープ31に向けて光りを射出する発光ダイオード32と、反射面31aで反射した光を受光する受光ダイオード33等とから構成されている。そして、位置検出センサ30は反射面31aを検知することにより、パルスを出力していくようになっている。また、反射テープ31は図1に示すように例えば支持具23に貼着され、発光ダイオード32および受光ダイオード33は例えば鉄心24の上面に設けられている。
制御装置50は、図4に示すように、位置検出センサ30が出力するパルスの数からフリーピストン13の位置を算出する位置算出手段51と、そのパルスの間隔からフリーピストン13の速度を算出する速度算出手段52と、位置算出手段51が算出したフリーピストン13の位置と速度算出手段52が算出したフリーピストン13の速度とから予め設定した目標設定電流値を出力する目標電流設定器53と、その目標設定電流値とリニア発電機20のコイル21に流れる電流との差を求める加算器54と、その差に応じたゲイン信号を出力する制御ゲイン回路55と、この制御ゲイン回路55が出力するゲイン信号に基づいてリニア発電機20のコイル21に目標設定電流値の電流を流す電流制御装置56と、位置算出手段51が算出したフリーピストン13の位置と速度算出手段52が算出したフリーピストン13の速度と目標電流設定器53が出力する目標設定電流値とに基づいてその目標設定電流値を補正する目標電流補正回路57と、ソレノイドS1,S2に電流を流す駆動回路58と、位置算出手段51が算出したフリーピストン13の位置に基づいて駆動回路58を制御するバルブ制御部59等とを備えている。
目標電流設定器53は、燃焼エネルギーを最大限取り出せるように、フリーピストン13の位置と速度に対応して目標電流値が予め求められており、この目標電流値が図示しないメモリに記憶され、このメモリからその位置と速度に対応した目標電流値を読み出して出力するものである。
目標電流補正回路57は、燃焼エネルギーを最大限取り出すために、燃焼・膨張時にフリーピストン13が膨張下死点またはこの膨張下死点から離れた許容位置で、その速度がゼロとなるように目標電流値を設定する必要があり、その目標電流値をより適切に設定できるようにフリーピストンエンジン11の運転状況に応じて目標電流値を補正するものである。
すなわち、フリーピストン13が膨張下死点bまたはそれより下の予め設定した位置b1に達したとき、フリーピストン13の降下速度が設定値Vb1より大きいときは、次回の燃焼・膨張時にコイル21に流す目標電流値をΔiだけ増加させる。次回以降もフリーピストン13の降下速度が設定値Vb1より大きいとき、さらにΔiずつ増加させていく。これにより、フリーピストン13の降下速度を設定値Vb1以下に補正していくものである。
逆に、フリーピストン13の降下速度が、膨張下死点bより上の位置b2で設定値Vb2以下になった場合、次回の燃焼・膨張時にコイル21に流す目標電流値をΔiだけ減少させる。次回以降もフリーピストン13の降下速度が設定値Vb2より小さいとき、さらにΔiずつ減少させていく。これにより、フリーピストン13の降下速度を設定値Vb2以上に補正していくものである。
また、フリーピストン13が膨張下死点bまたはこの下死点bより下の予め設定した位置b3(b1より低い位置)に達したとき、フリーピストン13の降下速度が設定値Vb3以上の場合、衝突防止のためコイル21に流れる電流を設定した停止用の値まで急増させる。
フリーピストン13の上死点や吸気行程の下死点についても同様な補正を行ってもよい。
目標電流の補正の他に、吸気下死点の位置aを調整することも可能である。
すなわち、フリーピストン13が膨脹下死点bまたはそれより下の予め設定した位置b1に達したとき、フリーピストン13の降下速度が設定値Vb1より大きいときは、次回の吸気時にフリーピストン13の吸気下死点の位置aをΔaだけ上側に設定し、吸気量を少なくする。次回以降もフリーピストン13の降下速度が設定値Vb1より大きいとき、さらにΔaずつ上側へ吸気下死点の位置を上げていく。
また、逆にフリーピストン13の降下速度が膨脹下死点bより上の位置b2で設定値Vb2以下になった場合、次回の吸気時にフリーピストン13の吸気下死点の位置aをΔaだけ下側に設定し、吸気量を増加させる。次回以降もフリーピストン13の降下速度が設定値Vb2以下より小さいとき、さらにΔaずつ下側へ吸気下死点の位置を下げていく。
[動 作]
次に、上記のように構成されるフリーピストン発電装置10の動作について説明する。
フリーピストンエンジン11は、駆動前の待機ではフリーピストン13が図5(A)の(1)に示すように上死点に位置している。
そして、図示しないスタートスイッチがオンされると(時点t1)、バルブ制御部59により駆動回路58が駆動されてソレノイドS1に電流が流されて吸気バルブ16が開成される。なお、ソレノイドS1に電流を供給するために制御装置50は図示しないバッテリを備えている。
また、電流制御装置56によりリニア発電機20のコイル21に電流が流されて、リニア発電機20が電動機として動作する。これにより、フリーピストン13は下降を開始する。すなわち、図5(A)の(1)′に示す吸気行程に入り、燃料と空気の混合気体の吸気が行われる。
フリーピストン13の下降とともに位置検出センサ30がパルスを出力し、位置算出手段51がそのパルスの数からフリーピストン13の位置を算出し、この算出した位置が予め設定した吸気下死点近傍になると、すなわち、フリーピストン13が吸気下死点近傍に来ると、電流制御装置56は、リニア発電機20のコイル21に流れる電流を停止させる極性の電圧を出力し、リニア発電機20を発電機として動作させる。これにより回生制動が働き、図5(A)の(2)に示すようにフリーピストン13が吸気下死点に停止される。
そして、フリーピストン13が吸気下死点に停止されると、バルブ制御部59が駆動回路58の動作を停止させて吸気バルブ16を閉成させる。
この後、電流制御装置56によりリニア発電機20のコイル21に上記と逆方向の電流が流さられる。これにより、リニア発電機20が電動機として動作してフリーピストン13が上昇を開始する(時点t3)。
フリーピストン13の上昇により、図5(A)の(2)′に示す圧縮行程に入り、シリンダ12内に吸気された混合気体が断熱圧縮されていく。フリーピストン13が上死点近傍に達すると、断熱圧縮によりシリンダ12内の温度が点火温度に達し(図5(A)の(3))、混合気体が点火・燃焼し(時点t4)、燃焼気体が膨張してフリーピストン13が下降していく。
このフリーピストン13の下降により、すなわち燃焼膨脹時にリニア発電機20が発電を行う(図5(A)の(4)′)。この発電の一部は制御装置50の図示しないバッテリに充電される。
このフリーピストン13の下降の際、位置検出センサ30が出力するパルスの数からフリーピストン13の位置を位置算出手段51が算出し、そのパルスの間隔からフリーピストン13の速度を速度算出手段52が算出する。目標電流設定器53は、燃焼エネルギーを最大限取り出せるように、フリーピストン13の位置と速度とから予め設定した目標設定電流値を出力し、電流制御装置56は目標設定電流値の電流をリニア発電機20のコイル21に流す。
そして、図5(A)の(5)に示すようにフリーピストン13が膨張下死点に到達すると、リニア発電機20のコイル21に目標設定電流値の電流が流れていることにより、フリーピストン13が膨張下死点(膨張比で予め決められた下死点c)に停止される(時点t5)。これは、フリーピストン13が膨張下死点で停止されるように目標設定電流値が決められていることによる。
この後、排気行程に入り、排気バルブ17が開成されるとともに、引き続きリニア発電機20のコイル21に電流が流され、リニア発電機20が電動機として動作する。これにより、フリーピストン13が上昇して排気が行われていく。
フリーピストン13が上死点に到達する直前に排気バルブ17が閉成され、フリーピストン13が上死点に停止される。
このフリーピストン13が上死点に停止される際、電流制御装置56は、リニア発電機20のコイル21に流れる電流を停止させる極性の電圧を出力し、リニア発電機20を発電機として動作させる。これにより回生制動が働き(時点t6)、フリーピストン13が確実に上死点に停止される。
以後、これら上記の動作が繰り返し行われて、リニア発電機20によって発電が行われる。
上記のように、1つのフリーピストンエンジン11でリニア発電機20を駆動させているので、従来のようにフリーピストンエンジンを制御するための高度な制御技術が不要である。
さらに、フリーピストンエンジン11の膨張下死点は吸気下死点より下方に設定されているので、圧縮比は膨張比より小さくなっている。このため、低い圧縮比で熱効率の高い出力が得られ、高効率発電が可能となる。
また、フリーピストンエンジン11の運転は単発の燃焼毎で完結し、既存エンジンのような一定速度(60Hz)の運転や、対向した一対のフリーピストンエンジンを連続して交互に燃焼させる必要がなく、このためフリーピストンエンジン11の出力調整は単位時間当たりの燃焼回数の増減で行える。このため、その出力調整は簡単なものとなる。
さらに、燃焼1回当たりの発電条件が変わらないため、エンジン出力の大小に拘わらず、同じ発電効率で運転することができ、低出力運転時でも発電効率が低下しない。
また、燃焼1回当たりの発電電力量と、寿命までの燃焼回数が一定であることから、負荷の大小に拘わらず寿命内での発電可能な総電力量は一定である。
ちなみに、内燃機関の寿命は運転時間数で決まるが、低出力運転が続く低負荷率で使用すると、寿命と寿命内の発電可能な総電力量の両方が低下する。
上記実施例のフリーピストン発電装置10によれば、低負荷のときには時間当たりの燃焼回数が少なくなり、燃焼許容回数に達するまでの期間が長くなる(長寿命化)。また、燃焼1回当たりの発電電力量が一定のため、寿命内の発電可能な総電力量は負荷の大小で変化しない。
この第1実施例によれば、リニア発電機20の中心部の鉄心軸部26を固定子側に設けたものであるから、可動部の慣性を小さくすることができ、鉄心軸部26があることにより磁石22による磁束が鉄心24に流れやすく、磁石22の位置による磁路抵抗の変化も少ない。
[第2実施例]
図6および図7は第2実施例のリニア発電機120を示したものである。このリニア発電機120は、円筒鉄心121の穴122の内周面122Aに取り付けた2つのコイル123,124と、フリーピストン13のロッド114に取り付けられるとともに円筒鉄心121の穴122内に配置された鉄心125と、この鉄心125の上下に取り付けられた円筒状の一対の永久磁石126,127とを備えている。永久磁石126,127の磁極の向きは互いに逆向きになっており、コイル123,124は互いに逆方向に巻回されている。
このリニア発電機120は、鉄心125とともに永久磁石126,127をコイル123,124内で上下動させて、第1実施例の2倍の発電電力量が得られるようにしたものである。
この第2実施例のリニア発電機120は、鉄心125の上下に永久磁石126,127を設けたものであるから、例えば上の永久磁石126から出た磁束は、上側のコイル123を横切り、外側の円筒鉄心121を通り、極性の異なる下側のコイル124を横切り、永久磁石127を通って中心の鉄心125に入って元の永久磁石に戻るループを形成するものであり、比較的短距離の磁束のループとなる。また、可動部が移動しても磁束が通る磁路抵抗は変化しない。
[第3実施例]
図8および図9は第3実施例のリニア発電機220を示したものである。このリニア発電機220は、鉄心24の凹部25の内側面25Aに円筒状の磁石221を取り付け、支持具23に円筒状に巻回さえたコイル222を取り付け、このコイル222を磁石221の穴221A内で上下動させるようにしたものである。
この第3実施例のリニア発電機220は、第1実施例のリニア発電機20の永久磁石22とコイル21を逆にしたものであり、コイル222を上下動させるようにしたものである。
この第3実施例のリニア発電機220によれば、中心に鉄心軸部26を設けているので、磁路抵抗が小さく、可動部に鉄心がないことにより慣性も小さくすることができる。
[第4実施例]
図10(A),(B),(C)は第4実施例のリニア発電機320を示したものである。このリニア発電機320は、フリーピストン13のロッド114の下部に平板状の永久磁石321を取り付け、この永久磁石321をU字形の鉄心322の上下方向に延びた2つの鉄心部323,324の間に上下動自在に配置し、鉄心部323の外周囲にコイル325を装着し、このコイル325の側方に沿って永久磁石321を上下動させるようにしたものである。
第4実施例のリニア発電機320によれば、永久磁石321に対面したコイル325の巻線部でしか推力を発生しないが、構造が単純で可動部の質量を小さくすることができる。
[第5実施例]
図11および図12は第5実施例のリニア発電機420を示したものである。このリニア発電機420は、円筒鉄心121の穴122の内周面122Aに2つの円筒状の永久磁石421,422を上下に取り付け、フリーピストン13のロッド114に取り付けられた鉄心125を磁石421,422の穴421A,422A内に配置し、この鉄心125の上下に一対のコイル423,424を巻回したものである。永久磁石421,422の磁極の向きは互いに逆向きになっている。コイル423,424は互いに逆方向に巻回されている。
この第5実施例のリニア発電機420は、第2実施例のリニア発電機120の永久磁石126,127とコイル123を逆にしたものである。
この第5実施例のリニア発電機420はコイル123を上下動させるようにしたものである。
この第5実施例のリニア発電機420は、筒状の永久磁石421,422の中をコイル423,424が移動するものであるが、鉄心125に巻き方の異なる2つのコイル423,424を設け、両者を鉄心125で結合したものである。
この第5実施例のリニア発電機420によれば、例えば上側の永久磁石421から出た磁束は、外側の鉄心121から下側の永久磁石422を通り、コイル424を横切って中心の鉄心125から上側のコイル423を横切って元の永久磁石421に戻るループを形成する。このループは比較的に短い距離であり、また可動部が移動しても磁束が通る回路の磁路抵抗は変化しない。
[第6実施例]
図13(A),(B),(C)は第6実施例のリニア発電機420を示したものである。このリニア発電機420は、相対向する平板状の一対の鉄心421,422と、この鉄心421の内側面421Aに配置されたコイル423と、フリーピストン13のロッド114に取り付けられた平板状の取付部材424と、この取付部材424の上下に取り付けた平板状の一対の永久磁石425,426とを備えている。永久磁石425,426の磁極の向きは互いに逆向きになっている。
コイル423の導線は、鉄心421の内側面421Aの上下方向に沿って並設され、すなわち、左右方向に平行に配置されている。
この第6実施例のリニア発電機420は永久磁石425,426を上下動させるようにしたものである。
第6実施例のリニア発電機420は、第4実施例のコイル325の利用率の悪さを改善したものであり、磁石425,426に対向する鉄心421の側面にだけコイル423を平板状に巻き、コイル423に流れる電流の向きに合わせて磁石425,426の磁極を反対向きにしてその磁石425,426を取付部材424に取り付けたものである。
そして、このリニア発電機420では、上の磁石425から出た磁束はコイル423を横切り、左の鉄心421から下側のコイル423を横切り、下側の永久磁石426から右側の鉄心422を通って上側の永久磁石425に戻るループを形成する。
この第6実施例のリニア発電機420によれば、可動部分に鉄心を設けていないことにより、可動部分の慣性を低減することができ、可動部分の位置に拘わらず磁路抵抗を同じにすることができる。
[第7実施例]
図14(A),(B),(C)は第7実施例のリニア発電機520を示したものである。このリニア発電機520は、相対向する平板状の一対の鉄心421,422と、この鉄心421の内側面421Aの上下に取り付けられた一対の磁石521,522と、ロッド114に取り付けられた平板状の取付部材424の一側面424Aに取り付けられたコイル523とを備えている。磁石521,522の磁極の向きは互いに逆向きになっている。
また、コイル523の導線は、取付部材424の上下に左右方向に平行に配置されている。
この第7実施例のリニア発電機520はコイル523を上下動させるようにしたものである。
この第7実施例のリニア発電機520は、第6実施例のリニア発電機420の磁石425,426とコイル423を逆にしたものである。
第7実施例のリニア発電機520によれば、可動部分に鉄心を設けていないことにより、可動部分の慣性を低減することができ、可動部分の位置に拘わらず磁路抵抗を同じにすることができる。
[第8実施例]
図15は第8実施例のフリーピストン発電装置の動作を示したタイムチャートである。なお、フリーピストン発電装置の構成は、第1実施例ないし第7実施例のいずれの構成であってもよい。
この第8実施例では、図15(A)の(2)に示すようにフリーピストン13が吸気下死点にきたとき(時点ta1)、吸気弁16を閉じるが、リニア発電機をそのまま電動機として動作させ続けてフリーピストン13をさらに下げてシリンダ12内を負圧にする。そして、フリーピストン13を吸気下死点より下の所定位置近傍にくると(時点ta2)、リニア発電機を発電機として動作させる。これにより回生制動が働き、図15(A)の(2)″に示すようにフリーピストン13が吸気下死点以下の所定位置に停止される。
この後、シリンダ12内の負圧を利用するとともにリニア発電機を電動機として動作させてフリーピストン13を上昇させ、図15(A)の(2)′に示す断熱圧縮の状態へ持っていく。その他の動作は第1実施例と同じなのでその説明は省略する。
この第8実施例によれば、図15(A)の(2)″の過程を追加したものであるから、リニア発電機による電動機としての出力が一旦シリンダ12内に負の圧力エネルギーとして蓄積され、圧縮過程でその蓄積された圧力エネルギーがフリーピストン13を上昇させる力として利用することができるようになり、断熱圧縮に要するリニア発電機の最大出力を低減することができるようになる。
[第9実施例]
図16は第9実施例のフリーピストン発電装置610の構成を示したものである。
フリーピストン発電装置610のフリーピストンエンジン611は、シリンダ12の下部開口を底壁部612で閉塞し、この底壁部612とフリーピストン13との間に気密室613を形成し、その底壁部612に圧力調整バルブ614を設けたものである。そして、圧力調整バルブ614の開成により、気密室613が外気に連通されるようになっている。
図17はフリーピストン発電装置610の制御系の構成を示したブロック図である。図17において、S3は圧力調整バルブ614を開閉させるソレノイドなどのアクチュエータであり、このアクチュエータS3は駆動回路58によって駆動される。他の構成は第1実施例と同一なのでその説明は省略する。
[動 作]
次に、上記のように構成されるフリーピストン発電装置610の動作を図18に示すタイムチャートを参照しながら説明する。
まず、フリーピストンエンジン611は、駆動前の待機ではフリーピストン13が図18(A)の(1)に示すように上死点に位置し、圧力調整バルブ614は開成されている。
そして、図示しないスタートスイッチがオンされると(時点t0)、図17に示すバルブ制御部59により駆動回路58が駆動されてソレノイドS1に電流が流されて吸気バルブ16が開成される。また、ソレノイドS3に電流が流されて調整バルブ614が閉成される。そして、電流制御装置56によりリニア発電機20のコイル21に電流が流されて、リニア発電機20が電動機として動作する。これにより、フリーピストン13は下降を開始する。すなわち、図18(A)の(1)′に示す吸気行程に入り、燃料と空気の混合気体の吸気が行われる。
また、フリーピストン13の下降により、シリンダ12の気密室613の圧力が上昇していく。
フリーピストン13が吸気下死点近傍に来ると、電流制御装置56は、リニア発電機20のコイル21に流れる電流を停止させる極性の電圧を出力し、リニア発電機20を発電機として動作させる。これにより回生制動が働き、図18(A)の(2)に示すようにフリーピストン13が吸気下死点に停止される(時点tb1)。また、フリーピストン13が吸気下死点に停止されると、バルブ制御部59が駆動回路58の動作を停止させて吸気バルブ16を閉成させる。
この後、電流制御装置56は、リニア発電機20のコイル21に上記と逆方向の電流を流してリニア発電機20を電動機として動作させる。このリニア発電機20の電動機としての動作と、シリンダ12の気密室613の圧力とによってフリーピストン13は上昇していく(時点tb2)。
フリーピストン13の上昇により、図18(A)の(2)′に示す圧縮行程に入り、シリンダ12内に吸気された混合気体が断熱圧縮されていく。フリーピストン13が上死点近傍に達すると、断熱圧縮によりシリンダ12内の温度が点火温度に達し(図18(A)の(3))、混合気体が点火・燃焼し(時点tb3)、燃焼気体が膨張してフリーピストン13が下降していく。
このフリーピストン13の下降により、リニア発電機20が発電を行う(図18(A)の(4)′)。また、フリーピストン13の下降によって、圧力調整バルブ614が閉成されていることによりシリンダ12の気密室613の圧力が上昇していく。
このフリーピストン13の下降の際、位置検出センサ30が出力するパルスの数からフリーピストン13の位置を位置算出手段51が算出し、そのパルスの間隔からフリーピストン13の速度を速度算出手段52が算出する。目標電流設定器53は、燃焼エネルギーを最大限取り出せるように、フリーピストン13の位置と速度とから予め設定した目標設定電流値を出力し、電流制御装置56は目標設定電流値の電流をリニア発電機20のコイル21に流す。
そして、図18(A)の(5)に示すようにフリーピストン13が膨張下死点に到達すると、リニア発電機20のコイル21に目標設定電流値の電流が流れていることにより、フリーピストン13が膨張下死点に停止される(時点tb4)。
この後、排気行程に入り、排気バルブ17が開成されるとともに、引き続きリニア発電機20のコイル21に電流が流され、リニア発電機20が電動機として動作する。このリニア発電機20の電動機としての動作と、シリンダ12の気密室613の圧力とによってフリーピストン13は上昇していく。このフリーピストン13の上昇により排気が行われていく。
フリーピストン13が上死点に到達する直前に排気バルブ17が閉成されるとともに圧力調整バルブ614が開成される。そして、フリーピストン13が上死点に停止される。
このフリーピストン13が上死点に停止される際、電流制御装置56は、リニア発電機20のコイル21に流れる電流を停止させる極性の電圧を出力し、リニア発電機20を発電機として動作させる。これにより回生制動が働き(時点tb5)、フリーピストン13が確実に上死点に停止される。
以後、これら上記の動作が繰り返し行われて、リニア発電機20によって発電が行われる。
この第9実施例のフリーピストン発電装置610によれば、圧縮行程および排気行程の際に、気密室の圧力をフリーピストン13の上昇のときの補助に利用するようにしたものであるから、リニア発電機20を電動機として動作させるときの入力電力を抑制することができる。また、フリーピストン13が下がるときのエネルギーで気密室を圧縮するものであるから、運転損失の低下を図ることができる。これらにより、リニア発電機20の容量の低減を図ることができる。
[第10実施例]
図19はフリーピストン発電装置610の第10実施例の動作を示したタイムチャートである。
この第10実施例では、図19(A)の(2)に示すようにフリーピストン13が吸気下死点にきたとき(時点tb1)、吸気弁16を閉じるが、リニア発電機20をそのまま電動機として動作させ続けてフリーピストン13をさらに下げてシリンダ12内を負圧にする。また、気密室613をさらに圧縮していく。
そして、フリーピストン13を吸気下死点より下の所定位置近傍にくると(時点tb2′)、リニア発電機を発電機として動作させる。これにより回生制動が働き、図19(A)の(2)″に示すようにフリーピストン13が吸気下死点以下の所定位置に停止される。
この後、シリンダ12内の負圧と、気密室613の圧力を利用するとともにリニア発電機を電動機として動作させてフリーピストン13を上昇させ、図19(A)の(2)′に示す断熱圧縮の状態へ持っていく。その他の動作は第9実施例と同じなのでその説明は省略する。
この第10実施例によれば、図19(A)の(2)″の過程を追加したものであるから、リニア発電機による電動機としての出力が一旦シリンダ12内に負の圧力エネルギーと、気密室613の正の圧力エネルギーとして蓄積され、圧縮過程でその蓄積された圧力エネルギーがフリーピストン13を上昇させる力として利用することができるようになり、断熱圧縮に要するリニア発電機の最大出力を第9実施例のものよりさらに低減することができるようになる。
第1実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した断面図である。 図1に示すフリーピストン発電装置のリニア発電機の構成を示した平断面図である。 位置検出センサの構成を示した説明図である。 第1実施例のフリーピストン発電装置の制御系の構成を示したブロック図である。 (A)各行程のフリーピストンの位置を示した説明図である。(B)リニア発電機のコイルに流れる電流と電圧を示したタイムチャートである。 第2実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した断面図である。 図6に示すフリーピストン発電装置のリニア発電機の構成を示した平断面図である。 第3実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した断面図である。 図8に示すフリーピストン発電装置のリニア発電機の構成を示した平断面図である。 (A)第4実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した断面図である。(B)第4実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した側面図である。(C)第4実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した平断面図である。 第5実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した断面図である。 図11に示すフリーピストン発電装置のリニア発電機の構成を示した平断面図である。 (A)第5実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した断面図である。(B)第5実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した側面図である。(C)第5実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した平断面図である。 (A)第6実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した断面図である。(B)第6実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した側面図である。(C)第6実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した平断面図である。 (A)第8実施例のフリーピストン発電装置の各行程のフリーピストンの位置を示した説明図である。(B)リニア発電機のコイルに流れる電流と電圧を示したタイムチャートである。 第9実施例のフリーピストン発電装置の構成を示した断面図である。 図16のフリーピストン発電装置の制御系の構成を示したブロック図である。 (A)第9実施例のフリーピストン発電装置の各行程のフリーピストンの位置を示した説明図である。(B)リニア発電機のコイルに流れる電流と電圧を示したタイムチャートである。 (A)第10実施例の各行程のフリーピストンの位置を示した説明図である。(B)リニア発電機のコイルに流れる電流と電圧を示したタイムチャートである。
符号の説明
11 フリーピストンエンジン
13 フリーピストン
20 リニア発電機

Claims (7)

  1. 1つのフリーピストンエンジンと、このエンジンのフリーピストンの往復移動によって発電を行うリニア発電機とを備え、
    前記リニア発電機を電動機として駆動させることにより前記フリーピストンを移動させて、フリーピストンエンジンの吸気行程と圧縮行程と排気行程を行わせ、
    前記フリーピストンエンジンの燃焼膨張時に前記リニア発電機から発電出力を取り出すことを特徴とするフリーピストン発電装置。
  2. 1つのフリーピストンエンジンと、このエンジンのフリーピストンの往復移動によって発電を行うリニア発電機と、前記リニア発電機のコイルに電流を流す制御手段と、前記フリーピストンの位置を検出する位置検出手段とを備え、
    前記制御手段は、位置検出手段が検出するフリーピストンの位置に基づいて前記リニア発電機のコイルに電流を流すことにより、フリーピストンエンジンの吸気行程と圧縮行程と排気行程の際に前記リニア発電機を電動機として動作させ、前記フリーピストンエンジンの燃焼膨張時に前記リニア発電機から発電出力を取り出すことを特徴とするフリーピストン発電装置。
  3. 前記制御手段は、位置検出手段が吸気行程の際にフリーピストンが吸気下死点近傍にきたことを検出したときと、排気行程の際にフリーピストンが上死点近傍にきたことを検出したとき、リニア発電機に回生制動を掛けることを特徴とする請求項2に記載のフリーピストン発電装置。
  4. 前記フリーピストンエンジンのシリンダの底部に、フリーピストンが下死点方向に移動することによって圧縮される気密室を形成し、この気密室に圧力調整用バルブを設け、
    前記圧縮行程と排気行程の際に、前記フリーピストンを移動させる力として前記密室の圧力を利用することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のフリーピストン発電装置。
  5. 前記吸気行程の際に、フリーピストンが下死点に到達したとき、前記リニア発電機を利用してそのフリーピストンをさらに下死点方向に移動させてシリンダ内を負圧にすることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のフリーピストン発電装置。
  6. フリーピストンエンジンの圧縮比を膨張比より小さくしたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のフリーピストン発電装置。
  7. 前記圧縮行程を断熱圧縮で行うことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載のフリーピストン発電装置。
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