JP2005317330A - 微細加工方法及び微細加工装置 - Google Patents

微細加工方法及び微細加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005317330A
JP2005317330A JP2004133404A JP2004133404A JP2005317330A JP 2005317330 A JP2005317330 A JP 2005317330A JP 2004133404 A JP2004133404 A JP 2004133404A JP 2004133404 A JP2004133404 A JP 2004133404A JP 2005317330 A JP2005317330 A JP 2005317330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion beam
workpiece
image
acceleration voltage
electron beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004133404A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutaka Inui
光隆 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004133404A priority Critical patent/JP2005317330A/ja
Publication of JP2005317330A publication Critical patent/JP2005317330A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

【課題】 薄膜ワークを高加工精度で作成する微細加工方法及びその装置を提供することにある。
【解決手段】 イオンビーム20の照射軸24が加工ラインに沿って移動して得られるイオンビーム照射側面26に、ワーク4の加工断面10を形成する。電子ビーム30を照射して、ワーク4の内部にある対象物8の画像を取得する。取得された画像の中で第1及び第2の部分の画像を比較して、加工断面10から第1の部分の表面までの被覆部16の厚みと、加工断面10から第2の部分の表面までの被覆部16の厚みと、のいずれが厚いかを判断する。イオンビーム照射側面26が、第1及び第2の部分のうち被覆部16の薄い一方への方向よりも、被覆部16の厚い他方への方向に大きく接近するように、加工ラインの方向及び照射軸24の角度の少なくとも一方を変更する。加工ラインを移動して、ワーク4の加工を再度行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、微細加工方法及び微細加工装置に関する。
断面透過電子顕微鏡用ワークは、観察対象物を電子ビームの透過が可能な薄さとなるように薄片化加工を施す必要がある。従来、収束イオンビームを照射して試験・検査用ワークを適正な形状に加工することは周知である。機械研磨で数10μm程度に削り込んだワークの観察箇所の両面を更に収束イオンビームによるエッチング加工で削り落とし1μm以下の薄い壁を残す加工を施す。この際、収束イオンビームの収束角に起因する加工面の傾き角をワーク台の傾斜設定により補正し、ワークの厚さの均一性を確保する技術については開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−273087号公報
しかし、収束イオンビームの収束角に起因する加工面の傾き角をワーク台の傾斜設定により補正するだけでは、断面透過電子顕微鏡用ワーク加工で特に平面加工を行う際に正確な平面を出せなくなる。
本発明の目的は薄膜ワークを高加工精度で作成する微細加工方法及び微細加工装置を提供することにある。
(1)本発明に係る微細加工方法は、(a)収束イオンビーム法によってイオンビームをワーク上の加工ラインに沿って走査照射することで、前記ワークをスパッタエッチングして、前記イオンビームの照射軸が前記加工ラインに沿って移動して得られるイオンビーム照射側面に、前記ワークの加工断面を形成すること、
(b)走査電子顕微鏡を使用して、電子ビームを前記加工断面から前記ワークの内部に至るように照射して、前記ワークの内部にある対象物の画像を取得すること、
(c)前記取得された画像の中で前記対象物の第1及び第2の部分の画像を比較して、前記加工断面から前記第1の部分の表面までの被覆部の厚みと、前記加工断面から前記第2の部分の表面までの被覆部の厚みと、のいずれが厚いかを判断すること、及び、
(d)前記加工ラインを移動して、前記(a)工程を再度行うこと、
を含み、
前記(d)工程で、前記イオンビーム照射側面が、前記第1及び第2の部分のうち前記被覆部の薄い一方への方向よりも、前記被覆部の厚い他方への方向に大きく接近するように、前記加工ラインの方向及び前記照射軸の角度の少なくとも一方を変更する。本発明によれば、対象物を削ることなく対象物に平行な加工断面を形成することができ、ワークの平面加工を行う際に正確な平面を出すことができる。これにより、薄膜ワークを高加工精度で作成することが可能となる。
(2)この微細加工方法は、
前記(c)工程で、
前記第1及び第2の部分の画像の比較において、明るい画像の方が、前記被覆部が薄いと判断してもよい。
(3)この微細加工方法は、
前記(c)工程で、
前記第1及び第2の部分の画像の比較において、鮮明な画像の方が、前記被覆部が薄いと判断してもよい。
(4)この微細加工方法は、
前記対象物は、前記ワークの内部の予め設定された深さにある基準面よりも深い位置にあり、
前記(a),(b),(c)及び(d)工程後に、前記収束イオンビーム法によって前記イオンビームを照射することで前記ワークをスパッタエッチングした後に、前記走査電子顕微鏡を使用して前記電子ビームを前記ワークの内部に至るように照射することで、前記ワークの内部の前記基準面よりも深い位置の前記対象物の画像を取得すること、
の繰り返し工程をさらに含み、
前記繰り返し工程で、後続する前記イオンビームを先行する前記イオンビームよりも小さい出力で照射し、後続する前記電子ビームを先行する前記電子ビームよりも小さい加速電圧で照射し、
前記繰り返し工程を、前記加速電圧が基準加速電圧に下がるまで行い、
前記基準加速電圧は、前記電子ビームが、前記ワークの内部を、前記基準面から前記対象物までの距離だけ進入できる最小値としてもよい。本発明によれば、基準部分までの距離を走査電子顕微鏡の加速電圧という尺度で測ることができ、基準部分を削りすぎることがなくなる。これにより、薄膜ワークを高加工精度で作成することが可能となる。
(5)本発明に係る微細加工装置は、ワーク上の加工ラインに沿って前記ワークをスパッタエッチングするために、収束イオンビーム法によってイオンビームを走査照射するイオンビーム照射器と、
前記イオンビームの照射軸が前記加工ラインに沿って移動して得られるイオンビーム照射側面に、前記ワークの加工断面を形成するために、前記イオンビームの照射軸と前記ワークの相対的位置を制御する加工断面位置制御部と、
電子ビームを照射する電子ビーム照射器を含み、前記電子ビームを前記加工断面から前記ワークの内部に至るように照射して、前記ワークの内部にある対象物の画像を取得する走査電子顕微鏡と、
前記取得された画像のうち前記対象物の第1の及び第2の部分の画像を比較して、前記加工断面から前記第1の部分の表面までの被覆部の厚みと、前記加工断面から前記第2の部分の表面までの被覆部の厚みと、のいずれが厚いかについての判断結果を出力する被覆部厚判断器と、
中央処理部と、
を有し、
前記中央処理部は、
前記判断結果の入力に対応して、前記イオンビーム照射側面が、前記第1及び第2の部分のうち前記被覆部の薄い一方への方向よりも、前記被覆部の厚い他方への方向に大きく接近するように、前記加工ラインの方向及び前記照射軸の角度の少なくとも一方を変更するように前記加工断面位置制御部を制御する。本発明によれば、対象物を削ることなく対象物に平行な加工断面を形成することができ、ワークの平面加工を行う際に正確な平面を出すことができる。これにより、薄膜ワークを高加工精度で作成することが可能な微細加工装置を提供することができる。
(6)この微細加工装置は、
前記対象物は、前記ワークの内部の予め設定された深さにある基準面よりも深い位置にあり、
前記走査電子顕微鏡の前記電子ビーム照射器を使用して、電子ビーム照射ステップと画像取得ステップとを含む観察ステップが行われ、
前記イオンビームの出力を制御するイオンビーム出力制御部と、
前記電子ビームの加速電圧を制御する電子ビーム加速電圧制御部と、
前記イオンビーム照射ステップと前記観察ステップが交互に繰り返されるように、前記イオンビーム照射器及び前記走査電子顕微鏡を制御する駆動制御部と、
前記画像取得ステップで取得した画像が、前記ワークの内部の前記基準面よりも深い位置の前記対象物を表示するか否かについての画像判断を、前記観察ステップ開始後であって前記イオンビーム照射ステップ開始前に行って、画像表示結果又は画像非表示結果を出力する画像判断器と、
前記加速電圧が、前記ワークの内部を前記電子ビームが前記基準面から前記対象物までの距離だけ進入できる最小値である基準加速電圧以下に到達したか否かについての加速電圧判断を、前記観察ステップ開始後であって前記イオンビーム照射ステップ開始前に行って、加速電圧到達結果又は加速電圧未到達結果を出力する加速電圧判断器と、
をさらに有し、
前記中央処理部は、
前記画像表示結果の入力に対応して、前記加速電圧判断器に前記加速電圧判断を行わせ、
前記加速電圧未到達結果の入力に対応して、前記加速電圧判断直後の前記イオンビーム照射ステップで、前記イオンビームの出力が直前の前記イオンビーム照射ステップよりも下がるように前記イオンビーム出力制御部を制御し、前記加速電圧判断直後の前記電子ビーム照射ステップで、前記電子ビームの前記加速電圧が直前の前記電子ビーム照射ステップよりも下がるように前記電子ビーム加速電圧制御部を制御してもよい。本発明によれば、基準部分までの距離を走査電子顕微鏡の加速電圧という尺度で測ることができ、基準部分を削りすぎることがなくなる。これにより、薄膜ワークを高加工精度で作成することが可能な微細加工装置を提供することができる。
(7)この微細加工装置は、
前記中央処理部は、前記画像非表示結果の入力に対応して、前記画像判断直後の前記イオンビーム照射ステップで、前記イオンビームの出力が直前の前記イオンビーム照射ステップと同じになるように前記イオンビーム出力制御部を制御してもよい。
(8)この微細加工装置は、
前記中央処理部は、前記加速電圧到達結果の入力に対応して、前記イオンビーム照射ステップと前記観察ステップの繰り返しを中止するように、前記駆動制御部を制御してもよい。
(9)この微細加工装置は、
前記中央処理部は、前記加速電圧到達結果の入力に対応して、最終回の前記イオンビーム照射ステップを行って、その後の前記イオンビーム照射ステップ及び前記観察ステップを行わないように前記駆動制御部を制御し、最終回の前記イオンビーム照射ステップでは、前記イオンビームの出力が直前の前記イオンビーム照射ステップよりも下がるように前記イオンビーム出力制御部を制御してもよい。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1、図2は、本実施の形態に係る微細加工方法を説明するフローチャートである。図3、図4は、本実施の形態に係るワークを説明する図である。
本実施の形態に係る微細加工方法は、収束イオンビーム法によってイオンビーム20をワーク(例えば、試料又はサンプル)4上の加工ライン6に沿って走査照射することで、ワーク4をスパッタエッチングする方法である。まず、ステップ100では、走査電子顕微鏡2を使用して電子ビーム30をワーク4の内部に至るように照射し、ワーク4の内部にある対象物8の画像を取得するために、電子ビーム30の加速電圧を電子ビーム加速電圧制御部32により高加速電圧(例えば、15kV)に設定する。
次に、ステップ110では、収束イオンビーム法によってイオンビーム照射器22を用いて、イオンビーム出力制御部28によって出力制御されたイオンビーム20をワーク4に照射する。このとき、イオンビーム20をワーク4上の加工ライン6に沿って走査照射するように偏向信号制御部68を制御し、ワーク4をスパッタエッチングする。これにより、イオンビーム20の照射軸24が加工ライン6に沿って移動して得られるイオンビーム照射側面26に、ワーク4の加工断面10を形成する。
次に、ステップ120では、ステップ110でワーク4をスパッタエッチングした後に、走査電子顕微鏡2の電子ビーム照射器34を使用して、電子ビーム30を、加工断面10からワーク4の内部に至るように照射する。これにより、ワーク4の内部にある対象物8の画像を取得する。撮像した画像は、CRT40に表示し、画像記憶部42に記憶する。
次に、ステップ130では、ステップ120で取得した画像のうち対象物8の第1及び第2の部分12,14(図5参照)の画像を比較して、加工断面10から第1の部分12の表面までの被覆部16の厚みと、加工断面10から第2の部分14の表面までの被覆部16の厚みと、のいずれが厚いかについての判断結果を出力する。比較方法は、対象物8の第1及び第2の部分12,14の画像を比較する。第1及び第2の部分12,14の画像を2値化処理し、明るい部分の面積を比較する。被覆部16の厚い方が対象物8からの二次電子78の量が少ないため、明るい部分の面積が小さくなる。また、明るい部分の面積が同じであれば被覆部16の厚さは均一になる。2値化処理は、数階調の明暗で構成される画像を、所定のしきい値で白黒に2値化する。しきい値は対象物8の材料、さえぎるものの材料、二次電子検出器44の状態などの条件によって変化する。更に、また、被覆部16の薄い方が対象物8からの二次電子78の量が多いと、境界部分の画像が鮮明になる。
次に、ステップ140は、ステップ130の比較の結果として「第2の部分の被覆部の方が厚い」又は「被覆部厚は均一」を出力するまで、ステップ160と、ステップ110からステップ130までの処理を繰り返すための判定処理である。判定内容は、ステップ130の比較の結果として「第1の部分の被覆部の方が厚い」を出力する状態を「Yes」とする。この場合は、ステップ160へ進む。又は、ステップ130の比較の結果として「第2の部分の被覆部の方が厚い」又は「被覆部厚は均一」を出力する状態を「No」とする。この場合は、ステップ150へ進む。
次に、ステップ150は、ステップ140で「No」と判断された場合、ステップ130の比較の結果として「被覆部厚は均一」を出力するまで、ステップ170と、ステップ110からステップ140までの処理を繰り返すための判定処理である。判定内容は、ステップ130の比較の結果として「第2の部分の被覆部の方が厚い」の状態を「Yes」とする。この場合は、ステップ170へ進む。又は、ステップ130の比較の結果として「被覆部厚は均一」の状態を「No」とする。この場合は、処理を終了する。
次に、ステップ160では、ステップ140で「Yes」と判断された場合、イオンビーム照射側面26が、対象物8の第2の部分14よりも、第1の部分12に大きく接近するように、加工ライン6の方向及び照射軸24の角度の少なくとも一方を、加工断面位置制御部としての偏向信号制御部68及びワーク移動制御部58を制御し、変更する。
次に、ステップ170では、ステップ150で「Yes」と判断された場合、イオンビーム照射側面26が、対象物8の第1の部分12よりも、第2の部分14に大きく接近するように、加工ライン6の方向及び照射軸24の角度の少なくとも一方を、偏向信号制御部68及びワーク移動制御部58を制御し、変更する。
次に、予め設定された深さにある基準面18(図7参照)で止めるようにワーク4をスパッタエッチングする。ステップ210では、走査電子顕微鏡の電子ビーム照射器34を使用して、ステップ100で設定した加速電圧値の電子ビーム30をワーク4の内部に至るように照射する。これにより、撮像した画像をCRT40に表示し、画像記憶部42に記憶する。図7は、ワーク4と電子ビーム30の入射方向の関係を示す。
次に、ステップ220では、イオンビーム20を、イオンビーム照射器22を用いて、ワーク4に照射させ、イオンビーム20でワーク4をスパッタエッチングすることによりワーク4の加工を行う。図7は、ワーク4とイオンビーム20の入射方向の関係を示す。
次に、ステップ230では、ステップ220でワーク4をスパッタエッチングした後に、電子ビーム30を、走査電子顕微鏡の電子ビーム照射器34を使用して、ワーク4の内部に至るように照射する。これにより、撮像した画像をCRT40に表示し、画像記憶部42に記憶する。
次に、ステップ240は、ステップ230で取得した画像が、ワーク4の内部の予め設定された深さにある基準面18よりも深い位置に予め設定された対象物8を表示するか否かについての画像判断を行う。この画像判断は、観察ステップ230開始後であって、次のイオンビーム照射ステップ220開始前に行って、画像表示結果又は画像非表示結果を出力する。つまり、初回では、ステップ210で取得した画像とステップ230で取得した画像とを比較し画像表示結果又は画像非表示結果を出力する。2回目以降は、ステップ230で取得する後続する画像と先行する画像とを比較し画像表示結果又は画像非表示結果を出力する。比較方法は、初回又は後続する画像と先行する画像とを比較し、2つの画像の異なる部分を示す先行する画像に対する画像の差画像を抽出する。この差画像を2値化処理し、画像の2値化差画像を得る。この2値化差画像を得ることが画像表示結果になる。また、この2値化差画像が得られない場合、画像非表示結果になる。2値化処理は、数階調の明暗で構成される画像の差画像を、所定のしきい値で白黒に2値化する。しきい値は対象物8の材料、さえぎるものの材料、二次電子検出器44の状態などの条件によって変化する。
次に、ステップ250は、ステップ240で画像表示結果を出力するまで、ステップ220からステップ240までの処理を繰り返すための判定処理である。判定内容は、ステップ240で画像表示結果を出力する状態を「YES」とする。この場合は、ステップ260へ進む。又は、ステップ240で画像非表示結果を出力する状態を「NO」とする。この場合は、ステップ220へ進む。この時、画像判断直後のイオンビーム照射ステップ220で、イオンビーム20の出力が直前のイオンビーム照射ステップ220と同じになるようにイオンビーム出力制御部28を制御する。
次に、ステップ260は、ステップ250で「YES」と判断された場合、ステップ270と、ステップ230からステップ250までの処理工程を、加速電圧が基準加速電圧に下がるまで繰り返すための判定処理である。基準加速電圧は、電子ビーム30が、ワーク4の内部を、基準面18から対象物8までの距離だけ進入できる最小の加速電圧値(例えば、1kV)である。判定内容は、電子ビーム30の加速電圧が1kV以下の状態を「YES」とする。この場合は、ステップ280へ進む。又は、電子ビーム30の加速電圧が1kV以上の状態を「NO」とする。この場合は、ステップ270へ進む。
次に、ステップ270では、ステップ260で「NO」と判断された場合、後続するイオンビーム20を先行するイオンビーム20よりも小さい出力で照射するためにイオンビーム出力制御部28を制御することのよりイオンビーム20の出力を小さくする。また、後続する電子ビーム30を先行する電子ビーム30よりも小さい加速電圧で照射するために電子ビーム加速電圧制御部32を制御することにより電子ビーム30の加速電圧を小さくする。例えば、イオンビーム照射器22で、ワーク4に電流が5000pAのイオンビーム20が照射されるようにイオンビーム出力制御部28を制御し、イオンビーム20の電流を5000pAに下げる。また、電子ビーム照射器34で、ワーク4に加速電圧が3kVで加速された電子ビーム30が照射されるように電子ビーム加速電圧制御部32を制御し、電子ビーム30の加速電圧を3kVに下げる。
次に、ステップ280では、ステップ260で「YES」と判断された場合、加速電圧到達結果の入力に対応して、イオンビーム照射ステップ220と観察ステップ230の繰り返しを中止するように、駆動制御部36を制御する。さらに、最終回のイオンビーム照射ステップ280を行って、その後のイオンビーム照射ステップ220及び観察ステップ230を行わないように駆動制御部36を制御する。最終回のイオンビーム照射ステップ280では、イオンビーム20の出力が直前のイオンビーム照射ステップ220よりも下がるようにイオンビーム出力制御部28を制御する。例えば、イオンビーム照射器22で、ワーク4に電流が500pAのイオンビーム20を照射させ、イオンビーム20でワーク4をスパッタエッチングすることによりワーク4の加工を行う。
図4のようにイオンビーム20をワーク4に照射し、スパッタエッチングにより、設定された加工量だけ加工される。ワーク4を加工断面10と反対側からイオンビーム20を用いて加工すれば、所定の厚さをもつ、対象物8の薄膜ワークが得られる。その反対側からのワーク4の加工は、最初の加工(表側からの加工)と同じ要領で行われる。このようにして得られた薄膜ワークは透過電子顕微鏡などにより観察され、更に必要に応じて分析も行われる。
次に、本実施の形態に係る微細加工方法により薄膜ワークを作成する微細加工装置を説明する。図6は、本実施の形態に係る微細加工装置を説明する図である。
本実施の形態に係る微細加工装置は、収束イオンビーム法によってイオンビーム20をワーク4上の加工ライン6に沿って走査照射することで、ワーク4をスパッタエッチングする装置である。
本実施の形態に係る微細加工装置は、加工室46を有する。加工室46は、ワーク4を配置する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、イオンビーム照射器22を有する。イオンビーム照射器22は、収束イオンビーム法によるイオンビーム20を走査照射する。イオンビーム照射器22は、ワーク4上の加工ライン6に沿ってワーク4をスパッタエッチングする。
本実施の形態に係る微細加工装置は、イオンビーム出力制御部28を有する。イオンビーム出力制御部28は、イオンビーム照射器22のイオンビーム20の出力を制御する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、加工断面位置制御部としての偏向信号制御部68を有する。偏向信号制御部68は、イオンビーム20の照射軸24が加工ライン6に沿って移動して得られるイオンビーム照射側面26に、ワーク4の加工断面10を形成するために、イオンビーム20の照射軸24の移動を制御する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、加工断面位置制御部としてのワーク移動制御部58を有する。ワーク移動制御部58は、イオンビーム20の照射軸24が加工ライン6に沿って移動して得られるイオンビーム照射側面26に、ワーク4の加工断面10を形成するために、ワークホルダ52上のワーク4の配置を、チルト器54を含むワーク移動装置56を介して制御する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、電子ビーム照射器34を有する。電子ビーム照射器34は、電子ビーム30を照射する。電子ビーム照射器34は、走査電子顕微鏡2に搭載されている。走査電子顕微鏡2は、電子ビーム30を加工断面10からワーク4の内部に至るように照射して、ワーク4の内部にある対象物8の画像を取得する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、電子ビーム加速電圧制御部32を有する。電子ビーム加速電圧制御部32は、電子ビーム照射器34の電子ビーム30の加速電圧を制御する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、被覆部厚判断器48を有する。被覆部厚判断器48は、画像取得ステップ120で取得した画像のうち対象物8の第1の及び第2の部分12,14の画像を比較して、加工断面10から第1の部分12の表面までの被覆部16の厚みと、加工断面10から第2の部分14の表面までの被覆部16の厚みと、のいずれが厚いかについての判断結果を出力する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、駆動制御部36を有する。駆動制御部36は、イオンビーム照射ステップ220と観察ステップ230が交互に繰り返されるように、イオンビーム照射器22及び走査電子顕微鏡2を制御する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、画像判断器38を有する。画像判断器38は、画像取得ステップで取得した画像が、ワーク4の内部の予め設定された深さにある基準面18よりも深い位置に予め設定された対象物8を表示するか否かについての画像判断を行う。画像判断器38は、画像判断を観察ステップ230開始後であって、次のイオンビーム照射ステップ220開始前に行って、画像表示結果又は画像非表示結果を出力する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、加速電圧判断器80を有する。加速電圧判断器80は、加速電圧が、ワーク4の内部を電子ビーム30が基準面18から対象物8までの距離だけ進入できる最小値である基準加速電圧以下に到達したか否かについての加速電圧判断を行う。加速電圧判断器80は、加速電圧判断を観察ステップ230開始後であって、次のイオンビーム照射ステップ220開始前に行って、加速電圧到達結果又は加速電圧未到達結果を出力する。
本実施の形態に係る微細加工装置は、中央処理部50を有する。中央処理部50は、被覆部厚判断器48の判断結果の入力に対応して、イオンビーム照射側面26が、第1及び第2の部分12,14のうち被覆部16の薄い一方への方向よりも、被覆部16の厚い他方への方向に大きく接近するように偏向信号制御部68及びワーク移動制御部58を制御する。このとき、加工ライン6の方向及び照射軸24の角度の少なくとも一方を変更するように偏向信号制御部68及びワーク移動制御部58を制御する。中央処理部50は、画像表示結果の入力に対応して、加速電圧判断器80に加速電圧判断を行わせる。中央処理部50は、画像非表示結果の入力に対応して、画像判断直後のイオンビーム照射ステップ220で、イオンビーム20の出力が直前のイオンビーム照射ステップ220と同じになるようにイオンビーム出力制御部28を制御する。中央処理部50は、加速電圧未到達結果の入力に対応して、加速電圧判断直後のイオンビーム照射ステップ220で、イオンビーム20の出力が直前のイオンビーム照射ステップ220よりも下がるようにイオンビーム出力制御部28を制御する。中央処理部50は、加速電圧未到達結果の入力に対応して、加速電圧判断直後の電子ビーム照射ステップ230で、電子ビーム30の加速電圧が直前の電子ビーム照射ステップ230よりも下がるように電子ビーム加速電圧制御部32を制御する。中央処理部50は、加速電圧到達結果の入力に対応して、イオンビーム照射ステップ220と観察ステップ230の繰り返しを中止するように、駆動制御部36を制御する。中央処理部50は、加速電圧到達結果の入力に対応して、最終回のイオンビーム照射ステップ280を行って、その後のイオンビーム照射ステップ220及び観察ステップ230を行わないように駆動制御部36を制御する。中央処理部50は、最終回のイオンビーム照射ステップ280では、イオンビーム20の出力が直前のイオンビーム照射ステップ220よりも下がるようにイオンビーム出力制御部28を制御する。
ワーク4は、2軸(イオンビーム方向に対して直交しかつ互いに直交するX及びY)方向に移動可能なワークホルダ52に装填されている。ワーク4の移動はチルト器54を含むワーク移動装置56により行われ、その制御はワーク移動制御部58により行われる。ワーク4は、図示しないワーク導入系によって加工室46の内部に搬送され、ワークホルダ52に装填され、ワークホルダ52は微細加工装置の筐体に組み込まれたステージ駆動系のワーク移動装置56によって適宜駆動されるように構成されている。ワーク移動装置56はワーク移動制御部58を介して中央処理部50に接続されている。
収束イオンビーム法によってイオンビーム20を照射することでワーク4をスパッタエッチングするイオンビーム照射器22から照射したイオンビーム20は、コンデンサレンズ60と絞り62と対物レンズ64を通過し、ワーク4上に収束する。ワーク4に照射するイオンビーム20を偏向し、それによってワーク4を走査する走査コイル66及びその制御のための偏向信号制御部68が配されている。走査コイル66には、加工領域を制御する偏向信号制御部68が接続されている。偏向信号制御部68はビーム位置のデータを得るため、中央処理部50と接続されている。
走査電子顕微鏡2は、電子ビーム照射器34と、二次電子検出器44と、信号増幅器70と、コンデンサレンズ72と、走査コイル74と、走査電源76とを備える。電子ビーム照射器34は、電子ビーム30をワーク4の内部に至るように照射する。電子ビーム30はコンデンサレンズ72によりワーク4面上にスポット状に収束され、コンデンサレンズ72及びワーク4の間に配置する電子ビーム30を偏向させる走査コイル74によってワーク4面を走査する。走査コイル74には走査電源76が接続されている。ワーク4と走査コイル74の間には、加工室46の壁面にワーク4を向くように配置され、かつワーク4からの二次電子78を受けて二次電子78の電流量を検出する二次電子検出器44が組み込まれている。二次電子検出器44は信号増幅器70を介して中央処理部50に接続されている。二次電子検出器44は電子ビーム30によるワーク4への照射によってワーク4から放出される二次電子78を検出して、信号増幅器70がその二次電子信号を増幅し、中央処理部50へ送る。中央処理部50は、CRT40に表示すると共に、ワーク4の対象物8の画像を取得する。
本発明によれば、対象物8を削ることなく対象物8に平行な加工断面10を形成することができ、ワーク4の平面加工を行う際に正確な平面を出すことができる。これにより、薄膜ワークを高加工精度で作成すること及び作成することが可能な微細加工装置を提供することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。さらに、本発明は、実施の形態で説明した技術的事項のいずれかを限定的に除外した内容を含む。あるいは、本発明は、上述した実施の形態から公知技術を限定的に除外した内容を含む。
本実施の形態に係る微細加工方法を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る微細加工方法を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係るワークを説明する図である。 本実施の形態に係るワークを説明する図である。 本実施の形態に係る対象物の第1及び第2の部分を説明する図である。 本実施の形態に係る微細加工装置を説明する図である。 本実施の形態に係るワークを説明する図である。
符号の説明
2…走査電子顕微鏡 4…ワーク 6…加工ライン 8…対象物 10…加工断面 12…第1の部分 14…第2の部分 16…被覆部 18…基準面 20…イオンビーム 22…イオンビーム照射器 24…照射軸 26…イオンビーム照射側面 28…イオンビーム出力制御部 30…電子ビーム 32…電子ビーム加速電圧制御部 34…電子ビーム照射器 36…駆動制御部 38…画像判断器 40…CRT 42…画像記憶部 44…二次電子検出器 46…加工室 48…被覆部厚判断器 50…中央処理部 52…ワークホルダ 54…チルト器 56…ワーク移動装置 58…ワーク移動制御部 60…コンデンサレンズ 62…絞り 64…対物レンズ 66…走査コイル 68…偏向信号制御部 70…信号増幅器 72…コンデンサレンズ 74…走査コイル 76…走査電源 78…二次電子 80…加速電圧判断器

Claims (9)

  1. (a)収束イオンビーム法によってイオンビームをワーク上の加工ラインに沿って走査照射することで、前記ワークをスパッタエッチングして、前記イオンビームの照射軸が前記加工ラインに沿って移動して得られるイオンビーム照射側面に、前記ワークの加工断面を形成すること、
    (b)走査電子顕微鏡を使用して、電子ビームを前記加工断面から前記ワークの内部に至るように照射して、前記ワークの内部にある対象物の画像を取得すること、
    (c)前記取得された画像の中で前記対象物の第1及び第2の部分の画像を比較して、前記加工断面から前記第1の部分の表面までの被覆部の厚みと、前記加工断面から前記第2の部分の表面までの被覆部の厚みと、のいずれが厚いかを判断すること、及び、
    (d)前記加工ラインを移動して、前記(a)工程を再度行うこと、
    を含み、
    前記(d)工程で、前記イオンビーム照射側面が、前記第1及び第2の部分のうち前記被覆部の薄い一方への方向よりも、前記被覆部の厚い他方への方向に大きく接近するように、前記加工ラインの方向及び前記照射軸の角度の少なくとも一方を変更する微細加工方法。
  2. 請求項1記載の微細加工方法において、
    前記(c)工程で、
    前記第1及び第2の部分の画像の比較において、明るい画像の方が、前記被覆部が薄いと判断する微細加工方法。
  3. 請求項1記載の微細加工方法において、
    前記(c)工程で、
    前記第1及び第2の部分の画像の比較において、鮮明な画像の方が、前記被覆部が薄いと判断する微細加工方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の微細加工方法において、
    前記対象物は、前記ワークの内部の予め設定された深さにある基準面よりも深い位置にあり、
    前記(a),(b),(c)及び(d)工程後に、前記収束イオンビーム法によって前記イオンビームを照射することで前記ワークをスパッタエッチングした後に、前記走査電子顕微鏡を使用して前記電子ビームを前記ワークの内部に至るように照射することで、前記ワークの内部の前記基準面よりも深い位置の前記対象物の画像を取得すること、
    の繰り返し工程をさらに含み、
    前記繰り返し工程で、後続する前記イオンビームを先行する前記イオンビームよりも小さい出力で照射し、後続する前記電子ビームを先行する前記電子ビームよりも小さい加速電圧で照射し、
    前記繰り返し工程を、前記加速電圧が基準加速電圧に下がるまで行い、
    前記基準加速電圧は、前記電子ビームが、前記ワークの内部を、前記基準面から前記対象物までの距離だけ進入できる最小値である微細加工方法。
  5. ワーク上の加工ラインに沿って前記ワークをスパッタエッチングするために、収束イオンビーム法によってイオンビームを走査照射するイオンビーム照射器と、
    前記イオンビームの照射軸が前記加工ラインに沿って移動して得られるイオンビーム照射側面に、前記ワークの加工断面を形成するために、前記イオンビームの照射軸と前記ワークの相対的位置を制御する加工断面位置制御部と、
    電子ビームを照射する電子ビーム照射器を含み、前記電子ビームを前記加工断面から前記ワークの内部に至るように照射して、前記ワークの内部にある対象物の画像を取得する走査電子顕微鏡と、
    前記取得された画像の中で前記対象物の第1及び第2の部分の画像を比較して、前記加工断面から前記第1の部分の表面までの被覆部の厚みと、前記加工断面から前記第2の部分の表面までの被覆部の厚みと、のいずれが厚いかについての判断結果を出力する被覆部厚判断器と、
    中央処理部と、
    を有し、
    前記中央処理部は、
    前記判断結果の入力に対応して、前記イオンビーム照射側面が、前記第1及び第2の部分のうち前記被覆部の薄い一方への方向よりも、前記被覆部の厚い他方への方向に大きく接近するように、前記加工ラインの方向及び前記照射軸の角度の少なくとも一方を変更するように前記加工断面位置制御部を制御する微細加工装置。
  6. 請求項5記載の微細加工装置において、
    前記対象物は、前記ワークの内部の予め設定された深さにある基準面よりも深い位置にあり、
    前記走査電子顕微鏡の前記電子ビーム照射器を使用して、電子ビーム照射ステップと画像取得ステップとを含む観察ステップが行われ、
    前記イオンビームの出力を制御するイオンビーム出力制御部と、
    前記電子ビームの加速電圧を制御する電子ビーム加速電圧制御部と、
    前記イオンビーム照射ステップと前記観察ステップが交互に繰り返されるように、前記イオンビーム照射器及び前記走査電子顕微鏡を制御する駆動制御部と、
    前記画像取得ステップで取得した画像が、前記ワークの内部の前記基準面よりも深い位置の前記対象物を表示するか否かについての画像判断を、前記観察ステップ開始後であって前記イオンビーム照射ステップ開始前に行って、画像表示結果又は画像非表示結果を出力する画像判断器と、
    前記加速電圧が、前記ワークの内部を前記電子ビームが前記基準面から前記対象物までの距離だけ進入できる最小値である基準加速電圧以下に到達したか否かについての加速電圧判断を、前記観察ステップ開始後であって前記イオンビーム照射ステップ開始前に行って、加速電圧到達結果又は加速電圧未到達結果を出力する加速電圧判断器と、
    をさらに有し、
    前記中央処理部は、
    前記画像表示結果の入力に対応して、前記加速電圧判断器に前記加速電圧判断を行わせ、
    前記加速電圧未到達結果の入力に対応して、前記加速電圧判断直後の前記イオンビーム照射ステップで、前記イオンビームの出力が直前の前記イオンビーム照射ステップよりも下がるように前記イオンビーム出力制御部を制御し、前記加速電圧判断直後の前記電子ビーム照射ステップで、前記電子ビームの前記加速電圧が直前の前記電子ビーム照射ステップよりも下がるように前記電子ビーム加速電圧制御部を制御する微細加工装置。
  7. 請求項6記載の微細加工装置において、
    前記中央処理部は、前記画像非表示結果の入力に対応して、前記画像判断直後の前記イオンビーム照射ステップで、前記イオンビームの出力が直前の前記イオンビーム照射ステップと同じになるように前記イオンビーム出力制御部を制御する微細加工装置。
  8. 請求項6又は請求項7記載の微細加工装置において、
    前記中央処理部は、前記加速電圧到達結果の入力に対応して、前記イオンビーム照射ステップと前記観察ステップの繰り返しを中止するように、前記駆動制御部を制御する微細加工装置。
  9. 請求項8記載の微細加工装置において、
    前記中央処理部は、前記加速電圧到達結果の入力に対応して、最終回の前記イオンビーム照射ステップを行って、その後の前記イオンビーム照射ステップ及び前記観察ステップを行わないように前記駆動制御部を制御し、最終回の前記イオンビーム照射ステップでは、前記イオンビームの出力が直前の前記イオンビーム照射ステップよりも下がるように前記イオンビーム出力制御部を制御する微細加工装置。
JP2004133404A 2004-04-28 2004-04-28 微細加工方法及び微細加工装置 Withdrawn JP2005317330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004133404A JP2005317330A (ja) 2004-04-28 2004-04-28 微細加工方法及び微細加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004133404A JP2005317330A (ja) 2004-04-28 2004-04-28 微細加工方法及び微細加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005317330A true JP2005317330A (ja) 2005-11-10

Family

ID=35444527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004133404A Withdrawn JP2005317330A (ja) 2004-04-28 2004-04-28 微細加工方法及び微細加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005317330A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010176852A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Sii Nanotechnology Inc 断面加工方法及び断面観察試料の製造方法
JP2015525959A (ja) * 2012-07-16 2015-09-07 エフ・イ−・アイ・カンパニー 集束イオン・ビーム処理の終点決定
CN106525584A (zh) * 2016-11-11 2017-03-22 西安交通大学 一种用于透射电子显微镜下原位力学加载工具的制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010176852A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Sii Nanotechnology Inc 断面加工方法及び断面観察試料の製造方法
US8703247B2 (en) 2009-01-27 2014-04-22 Sii Nanotechnology Inc. Cross section processing method and method of manufacturing cross section observation sample
JP2015525959A (ja) * 2012-07-16 2015-09-07 エフ・イ−・アイ・カンパニー 集束イオン・ビーム処理の終点決定
US10204762B2 (en) 2012-07-16 2019-02-12 Fei Company Endpointing for focused ion beam processing
CN106525584A (zh) * 2016-11-11 2017-03-22 西安交通大学 一种用于透射电子显微镜下原位力学加载工具的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7626165B2 (en) Focused ion beam apparatus and method of preparing/observing sample
EP3428950B1 (en) Method for alignment of a light beam to a charged particle beam and charged particle beam system
US7700367B2 (en) Method of making lamina specimen
US8309920B2 (en) Sample milling/observing apparatus and method of observing sample
US9941095B2 (en) Charged particle beam apparatus
US8969801B2 (en) Scanning electron microscope
US7528394B2 (en) Focused ion beam system
JP5105357B2 (ja) 欠陥認識方法、欠陥観察方法、及び荷電粒子ビーム装置
JP5378185B2 (ja) 集束イオンビーム装置、及び集束イオンビーム加工方法
JP4194526B2 (ja) 荷電粒子線の調整方法、及び荷電粒子線装置
JP2005114578A (ja) 試料作製方法および試料作製装置ならびに試料観察装置
KR102164232B1 (ko) 하전 입자선 장치
JPH0510822B2 (ja)
JPH0737538A (ja) 複合荷電粒子ビーム装置
JP2005317330A (ja) 微細加工方法及び微細加工装置
WO2020095531A1 (ja) 荷電粒子線装置の調整方法及び荷電粒子線装置システム
JP2005302600A (ja) 微細加工方法およびその装置
EP0735563A2 (en) Scanning electron microscope
JP4668807B2 (ja) 荷電粒子線装置及び荷電粒子線画像生成方法
JP4845452B2 (ja) 試料観察方法、及び荷電粒子線装置
US11742177B2 (en) Charged particle beam apparatus and control method thereof
JP3488075B2 (ja) 薄膜試料作製方法及びシステム
JP2001118537A (ja) ビーム走査形検査装置
JP4231891B2 (ja) 荷電粒子線の調整方法、及び荷電粒子線装置
JP2007178764A (ja) オートフォーカス方法およびオートフォーカス装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060112

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703