JP2005317154A - 再生装置、ゲイン調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力の低減及び回路規模の縮小
【解決手段】
再生情報信号(RF信号)の振幅レベルを、再生情報信号のピーク値とボトム値から判別し、その判別したレベルに基づいて、目標とする再生情報信号レベルが得られるようにゲイン調整を行うことで、ゲイン調整を行うAGC回路や、再生情報信号自体をA/D変換してレベル検出を行う部位、即ち消費電力が大きく、回路規模も大きい回路系を設ける必要をなくす。ピーク値とボトム値の検出のための構成は、ディフェクト信号やミラー信号の生成のために通常、再生装置に備えられている既存の回路系を用いる。また、再生情報信号と、ピーク信号及びボトム信号の信号経路の違いにより、ピーク値とボトム値から判別した再生情報信号のレベルが、実際の再生情報信号のレベルと誤差を生ずる場合があるが、そのレベル誤差をあらかじめ判別して誤差値としておき、ピーク値、ボトム値、及び誤差値から再生情報信号のレベルを判別することで、再生情報信号レベルを適正に判別する。
【選択図】 図4
【解決手段】
再生情報信号(RF信号)の振幅レベルを、再生情報信号のピーク値とボトム値から判別し、その判別したレベルに基づいて、目標とする再生情報信号レベルが得られるようにゲイン調整を行うことで、ゲイン調整を行うAGC回路や、再生情報信号自体をA/D変換してレベル検出を行う部位、即ち消費電力が大きく、回路規模も大きい回路系を設ける必要をなくす。ピーク値とボトム値の検出のための構成は、ディフェクト信号やミラー信号の生成のために通常、再生装置に備えられている既存の回路系を用いる。また、再生情報信号と、ピーク信号及びボトム信号の信号経路の違いにより、ピーク値とボトム値から判別した再生情報信号のレベルが、実際の再生情報信号のレベルと誤差を生ずる場合があるが、そのレベル誤差をあらかじめ判別して誤差値としておき、ピーク値、ボトム値、及び誤差値から再生情報信号のレベルを判別することで、再生情報信号レベルを適正に判別する。
【選択図】 図4
Description
本発明は光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体に対する再生装置と、その再生装置における再生情報信号(RF信号)のゲイン調整方法に関するものである。
光学的に情報の記録または再生が可能な光記録媒体として光ディスクや光磁気ディスクが広く知られている。これらのディスクに対しては、半導体レーザ等のレーザ光を光源として用い、レンズを介して微小に集光した光ビームを照射することで、情報の記録を行い、また、光ビームを照射した際の反射光を検出することで、ディスクに記録された情報の再生を行う。
再生時には、フォトディテクタで検出した反射光量に応じた信号から、一般にRF信号と呼ばれている再生情報信号が生成される。そしてこのRF信号が2値化されてデコード処理、エラー訂正処理などが施されて再生データが得られる。
再生時には、フォトディテクタで検出した反射光量に応じた信号から、一般にRF信号と呼ばれている再生情報信号が生成される。そしてこのRF信号が2値化されてデコード処理、エラー訂正処理などが施されて再生データが得られる。
そして反射光量に応じて生成されるRF信号は、一般にディスクの記録面内での反射率のバラツキの影響でレベル変動が生ずるが、このため例えばRF信号に対するAGC回路(Auto Gain Control回路)を用いてRF信号レベルを所定レベルに安定化させてから後段のデコード処理系に供給するようにしている。
図7に従来のRF処理系の構成例を示す。
光学ヘッド内に配置されるフォトディテクタ90により、ディスクに対してレーザ照射を行った際の反射光が検出される。フォトディテクタ90としては、RF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等を生成するために複数の受光面が所定のパターンに形成されており、各受光面から反射光量に応じた電気信号が出力され、RFアンプ91に供給される。
図示するRFアンプ91内の構成としては、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等の生成にかかる回路系は省略している。
フォトディテクタ90の各受光面からの信号はRFサミングアンプ101において演算処理され、例えば各受光面の和信号としてRF信号が生成される。
RFサミングアンプ101から出力されるRF信号は、コンデンサ102でDCバイアス成分がカットされ、可変ゲインアンプ103でゲインが与えられる。そしてイコライザ104で処理されてRFアンプ91から出力される。
RFアンプ91から出力されたRF信号は、信号処理DSP(Digital Signal Processor)92においてアシンメトリ処理部108で2値化等が行われ、デコーダ109でデコード処理やエラー訂正処理が行われる。これにより再生データDTが得られる。
光学ヘッド内に配置されるフォトディテクタ90により、ディスクに対してレーザ照射を行った際の反射光が検出される。フォトディテクタ90としては、RF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等を生成するために複数の受光面が所定のパターンに形成されており、各受光面から反射光量に応じた電気信号が出力され、RFアンプ91に供給される。
図示するRFアンプ91内の構成としては、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等の生成にかかる回路系は省略している。
フォトディテクタ90の各受光面からの信号はRFサミングアンプ101において演算処理され、例えば各受光面の和信号としてRF信号が生成される。
RFサミングアンプ101から出力されるRF信号は、コンデンサ102でDCバイアス成分がカットされ、可変ゲインアンプ103でゲインが与えられる。そしてイコライザ104で処理されてRFアンプ91から出力される。
RFアンプ91から出力されたRF信号は、信号処理DSP(Digital Signal Processor)92においてアシンメトリ処理部108で2値化等が行われ、デコーダ109でデコード処理やエラー訂正処理が行われる。これにより再生データDTが得られる。
上記可変ゲインアンプ103は、そのゲインがAGC制御部105によって可変制御される。AGC制御部105は、例えばイコライザ104から出力されるRF信号のレベルを監視し、そのレベル変動に応じて可変ゲインアンプ103のゲインを変化させることで、RFアンプ91から出力されるRF信号レベルを安定化するものである。
ところで、RFサミングアンプ101から出力されるRF信号は、ピークホールド回路106及びボトムホールド回路107にも供給される。
ピークホールド回路106では、RF信号エンベロープのピーク検出を行い、ピーク信号PHを出力する。
ボトムホールド回路107では、RF信号エンベロープのボトム検出を行い、ボトム信号BHを出力する。
ピーク信号PHは信号処理DSP92においてA/D変換器110でデジタルデータ化され、ディフェクト信号生成部111に供給されて、ディスク上の傷や汚れの検出信号であるディフェクト信号DFの生成に用いられる。
ボトム信号BHは信号処理DSP92においてA/D変換器112でデジタルデータ化され、ミラー信号生成部113に供給されて、トラックジャンプ/シーク時のトラバース信号との位相比較に用いられるミラー信号MIRRの生成に用いられる。
ピークホールド回路106では、RF信号エンベロープのピーク検出を行い、ピーク信号PHを出力する。
ボトムホールド回路107では、RF信号エンベロープのボトム検出を行い、ボトム信号BHを出力する。
ピーク信号PHは信号処理DSP92においてA/D変換器110でデジタルデータ化され、ディフェクト信号生成部111に供給されて、ディスク上の傷や汚れの検出信号であるディフェクト信号DFの生成に用いられる。
ボトム信号BHは信号処理DSP92においてA/D変換器112でデジタルデータ化され、ミラー信号生成部113に供給されて、トラックジャンプ/シーク時のトラバース信号との位相比較に用いられるミラー信号MIRRの生成に用いられる。
この図7のように、RFアンプ91内にRF信号に対するAGC回路系が形成されることで、信号処理DSP92に供給されるRF信号レベルが安定し、適切なデコード処理が可能となる。
また、図8のように構成される場合もある。なお図8において、図7と同一部分については同一符号を付し、説明を省略する。
図8の構成例では、信号処理DSP92側に、RFアンプ91から出力されるRF信号に対するD/A変換器114が設けられ、D/A変換器114でデジタルデータ化されたRF信号がゲイン制御部115に供給される。ゲイン制御部115は、A/D変換器114からのRF信号値を監視し、そのレベル変動に応じて可変ゲインアンプ103のゲインを変化させる。これにより、上記図7のRFアンプ91内のAGC回路系と同様の動作が実現される。
また、図8のように構成される場合もある。なお図8において、図7と同一部分については同一符号を付し、説明を省略する。
図8の構成例では、信号処理DSP92側に、RFアンプ91から出力されるRF信号に対するD/A変換器114が設けられ、D/A変換器114でデジタルデータ化されたRF信号がゲイン制御部115に供給される。ゲイン制御部115は、A/D変換器114からのRF信号値を監視し、そのレベル変動に応じて可変ゲインアンプ103のゲインを変化させる。これにより、上記図7のRFアンプ91内のAGC回路系と同様の動作が実現される。
なお、上記特許文献1には、RF信号に対してAGC回路を設ける構成が開示されている。また特許文献1、2では、RF信号のピーク値、ボトム値からRF信号振幅を得、それに応じてトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号のゲイン調整を行う技術が開示されている。
上記の図7或いは特許文献1のように、従来、RF信号に関しては、AGC回路によりゲイン調整を行っていた。
ところがAGC回路は消費電力が大きく、また回路規模が比較的大きくなることが知られている。このためRFアンプ91内にAGC回路を設けることで、RFアンプICとしての消費電力が大きくなり、また構成の複雑化も生ずる。このことが再生装置に低消費電力化や回路規模の縮小が求められる場合に問題となる。
ところがAGC回路は消費電力が大きく、また回路規模が比較的大きくなることが知られている。このためRFアンプ91内にAGC回路を設けることで、RFアンプICとしての消費電力が大きくなり、また構成の複雑化も生ずる。このことが再生装置に低消費電力化や回路規模の縮小が求められる場合に問題となる。
また、図8の構成とすれば、RFアンプ91側の構成が簡略化されるが、信号処理DSPではA/D変換器114が問題となる。即ちA/D変換器114は、RF帯域のサンプリング周波数を必要とするものとなる。これはピーク信号PH、ボトム信号BHに対するA/D変換器110,112に比べて非常に高い周波数となる。つまり高サンプリング周波数で高速動作するA/D変換器114の搭載は、それ自体が回路規模的に負担となると共に、消費電力は増大する。つまり、図8の構成の場合も、消費電力や回路規模の点で図7と同様の問題が生ずる。
そこで本発明は、消費電力の低減及び回路規模の縮小を実現できる、RF信号のゲイン制御方式を提案する。
本発明の再生装置は、記録媒体に対してレーザ光の照射を行い、その反射光情報から再生情報信号を生成する情報信号生成手段と、上記情報信号生成手段で得られる再生情報信号に対してゲインを与える可変ゲインアンプ手段と、上記可変ゲインアンプ手段を介して供給される再生情報信号に対するデコード処理を行って再生データを得るデコード手段と、上記情報信号生成手段で得られる再生情報信号のピーク値を検出するピーク検出手段と、上記情報信号生成手段で得られる再生情報信号のボトム値を検出するボトム検出手段と、上記ピーク検出手段及びボトム検出手段で得られるピーク値とボトム値から上記再生情報信号レベルを判別し、その判別した再生情報信号レベルに応じて、上記可変ゲインアンプ手段のゲインを可変制御する制御手段とを備える。
また上記制御手段は、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプ手段のゲインを設定する。
或いは上記制御手段は、上記可変ゲインアンプ手段から出力される再生情報信号のレベルと、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される上記再生情報信号のレベルとの誤差を判別して誤差値とするとともに、上記ピーク値、上記ボトム値、及び上記誤差値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプ手段のゲインを設定する。
また上記制御手段は、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプ手段のゲインを設定する。
或いは上記制御手段は、上記可変ゲインアンプ手段から出力される再生情報信号のレベルと、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される上記再生情報信号のレベルとの誤差を判別して誤差値とするとともに、上記ピーク値、上記ボトム値、及び上記誤差値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプ手段のゲインを設定する。
本発明のゲイン調整方法は、記録媒体に対してレーザ光の照射を行い、その反射光情報から生成される再生情報信号に可変ゲインアンプでレベル調整をした後、デコード処理を行って再生データを得る再生装置における、上記可変ゲインアンプのゲイン調整方法である。そして、反射光情報から生成される再生情報信号のピーク値を検出するピーク検出ステップと、反射光情報から生成される再生情報信号のボトム値を検出するボトム検出ステップと、上記ピーク検出ステップ及びボトム検出ステップで得られるピーク値とボトム値から再生情報信号レベルを判別し、その判別した再生情報信号レベルに応じて、上記可変ゲインアンプのゲインを可変制御するゲイン制御ステップとを備える。
上記ゲイン制御ステップでは、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプのゲインを設定する。
或いは、上記ゲイン制御ステップでは、上記可変ゲインアンプから出力される再生情報信号のレベルと、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される上記再生情報信号のレベルとの誤差を判別して誤差値とするとともに、上記ピーク値、上記ボトム値、及び上記誤差値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプのゲインを設定する。
上記ゲイン制御ステップでは、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプのゲインを設定する。
或いは、上記ゲイン制御ステップでは、上記可変ゲインアンプから出力される再生情報信号のレベルと、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される上記再生情報信号のレベルとの誤差を判別して誤差値とするとともに、上記ピーク値、上記ボトム値、及び上記誤差値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプのゲインを設定する。
即ち本発明では、再生情報信号(RF信号)の振幅レベルを、再生情報信号のピーク値とボトム値から判別し、その判別したレベルに基づいて、目標とする再生情報信号レベルが得られるようにゲイン調整を行うものである。
また、信号経路の違いにより、ピーク値とボトム値から判別した再生情報信号のレベルが、実際の再生情報信号のレベルと誤差を生ずる場合は、そのレベル誤差をあらかじめ判別しておき、レベル誤差を考慮してピーク値とボトム値から再生情報信号のレベルを判別する。
また、信号経路の違いにより、ピーク値とボトム値から判別した再生情報信号のレベルが、実際の再生情報信号のレベルと誤差を生ずる場合は、そのレベル誤差をあらかじめ判別しておき、レベル誤差を考慮してピーク値とボトム値から再生情報信号のレベルを判別する。
本発明によれば、再生情報信号(RF信号)の振幅レベルを、再生情報信号のピーク値とボトム値から判別し、その判別したレベルに基づいて、目標とする再生情報信号レベルが得られるようにゲイン調整を行う。このため、RFアンプ内に再生情報信号自体のレベルを監視し、ゲイン調整を行うAGC回路を設ける必要はない。また或いは、再生情報信号自体をA/D変換してレベル検出を行う部位を設ける必要はない。つまり、消費電力が大きく、また回路規模も大きい回路系を設ける必要がなくなることから、再生装置の低消費電力化、回路規模縮小に好適となる。
また、ピーク値とボトム値の検出のための構成は、ディフェクト信号やミラー信号の生成のために通常、再生装置に備えられているものであるが、これら既存の回路系を用いて得られる信号を利用して再生情報信号のレベルを判別するため、既存回路を有効利用して回路規模の縮小を実現できるものともなる。
また、再生情報信号と、ピーク信号及びボトム信号の信号経路の違いにより、ピーク値とボトム値から判別した再生情報信号のレベルが、実際の再生情報信号のレベルと誤差を生ずる場合があるが、そのレベル誤差をあらかじめ判別して誤差値としておき、ピーク値、ボトム値、及び誤差値から再生情報信号のレベルを判別することで、再生情報信号レベルを適正に判別できる。従って適正なゲイン調整を行うことができ、安定した再生情報信号(RF信号)を得ることができる。
また、ピーク値とボトム値の検出のための構成は、ディフェクト信号やミラー信号の生成のために通常、再生装置に備えられているものであるが、これら既存の回路系を用いて得られる信号を利用して再生情報信号のレベルを判別するため、既存回路を有効利用して回路規模の縮小を実現できるものともなる。
また、再生情報信号と、ピーク信号及びボトム信号の信号経路の違いにより、ピーク値とボトム値から判別した再生情報信号のレベルが、実際の再生情報信号のレベルと誤差を生ずる場合があるが、そのレベル誤差をあらかじめ判別して誤差値としておき、ピーク値、ボトム値、及び誤差値から再生情報信号のレベルを判別することで、再生情報信号レベルを適正に判別できる。従って適正なゲイン調整を行うことができ、安定した再生情報信号(RF信号)を得ることができる。
以下、本発明の再生装置及びゲイン調整方法について、第1,第2の実施の形態をそれぞれ図面に沿って説明していく。
<第1の実施の形態>
図1により実施の形態の再生装置の構成を説明する。
光ディスク、光磁気ディスクなどとしてのディスク1は、再生装置において図示しないターンテーブルに積載され、再生動作時においてスピンドルモータ2によって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CAV)で回転駆動される。そしてピックアップ(光学ヘッド)3によってディスク1に記録されているデータの読み出しが行なわれることになる。ディスク1においてデータは、そのディスク1の構造に応じて、例えばエンボスピット形態、磁界ピットマーク形態、相変化ピットマーク形態、色素ピットマーク形態などで記録されている。
<第1の実施の形態>
図1により実施の形態の再生装置の構成を説明する。
光ディスク、光磁気ディスクなどとしてのディスク1は、再生装置において図示しないターンテーブルに積載され、再生動作時においてスピンドルモータ2によって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CAV)で回転駆動される。そしてピックアップ(光学ヘッド)3によってディスク1に記録されているデータの読み出しが行なわれることになる。ディスク1においてデータは、そのディスク1の構造に応じて、例えばエンボスピット形態、磁界ピットマーク形態、相変化ピットマーク形態、色素ピットマーク形態などで記録されている。
ピックアップ3内には、レーザ光源となるレーザダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタ、レーザ光の出力端となる対物レンズ、レーザ光を対物レンズを介してディスク記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系、対物レンズをトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持する二軸機構などが形成される。
またピックアップ3全体はスライド駆動部4によりディスク半径方向に移動可能とされている。
またピックアップ3全体はスライド駆動部4によりディスク半径方向に移動可能とされている。
ディスク1からの反射光情報はフォトディテクタによって検出され、受光光量に応じた電気信号とされてRFアンプ8に供給される。
RFアンプ8には、ピックアップ3内の複数のフォトディテクタからの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TE、RF信号のピーク信号PH及びボトム信号BHなどを生成する。
RFアンプ8から出力される各信号は、信号処理DSP9に供給される。
信号処理DSP9は、所要の演算処理により各種信号処理機能を実現するものであるが、主にRF信号について処理を行うデコード処理系11と、サーボ動作のための処理を行うサーボ処理系10が設けられる。
RFアンプ8で得られたRF信号はデコード処理系11で処理され、またフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサーボ処理系10で処理される。
RFアンプ8には、ピックアップ3内の複数のフォトディテクタからの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TE、RF信号のピーク信号PH及びボトム信号BHなどを生成する。
RFアンプ8から出力される各信号は、信号処理DSP9に供給される。
信号処理DSP9は、所要の演算処理により各種信号処理機能を実現するものであるが、主にRF信号について処理を行うデコード処理系11と、サーボ動作のための処理を行うサーボ処理系10が設けられる。
RFアンプ8で得られたRF信号はデコード処理系11で処理され、またフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサーボ処理系10で処理される。
RF信号はデコード処理系11において、2値化、PLLクロック生成、デコード処理、エラー訂正処理等が行われる。これらの処理によりディスク1からの再生データDTが得られ、所定の部位もしくは外部機器に出力される。
またデコード処理系11では、RF信号に対するデコード並びにエラー訂正により得られた情報の中から、サブコード情報やアドレス情報を抽出し、これらの情報をコントローラ12に供給する。
コントローラ12は、例えばマイクロコンピュータで形成され、装置全体の制御を行う。
またデコード処理系11では、RF信号に対するデコード並びにエラー訂正により得られた情報の中から、サブコード情報やアドレス情報を抽出し、これらの情報をコントローラ12に供給する。
コントローラ12は、例えばマイクロコンピュータで形成され、装置全体の制御を行う。
サーボ処理系10は、RFアンプ8からのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEや、デコード処理系11でのPLLクロック等から得られるスピンドルエラー信号等から、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドライブ信号を生成し、フォーカス/トラッキング駆動回路6に供給する。フォーカス/トラッキング駆動回路6は、ピックアップ3における二軸機構のフォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することになる。これによってピックアップ3、RFアンプ8、サーボ処理系10、フォーカス/トラッキング駆動回路6、二軸機構によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドライブ信号を生成し、フォーカス/トラッキング駆動回路6に供給する。フォーカス/トラッキング駆動回路6は、ピックアップ3における二軸機構のフォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することになる。これによってピックアップ3、RFアンプ8、サーボ処理系10、フォーカス/トラッキング駆動回路6、二軸機構によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
サーボ処理系10はさらに、スピンドルモータ駆動回路7に対してスピンドルエラー信号に応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給する。スピンドルモータ駆動回路7はスピンドルドライブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ2に印加し、スピンドルモータ2の回転を実行させる。またサーボ処理系10はコントローラ12からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータ駆動回路7によるスピンドルモータ2の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させる。
またサーボ処理系10は、例えばトラッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスライドエラー信号や、コントローラ12からのアクセス実行制御などに基づいてスライドドライブ信号を生成し、スライド駆動回路5に供給する。スライド駆動回路5はスライドドライブ信号に応じてスライド駆動部4を駆動する。スライド駆動部4には図示しないが、ピックアップ3を保持するメインシャフト、スレッドモータ、伝達ギア等による機構を有し、スライド駆動回路5がスライドドライブ信号に応じてスライド駆動部4を駆動することで、ピックアップ3の所要のスライド移動が行なわれる。
このような再生装置におけるRF信号の処理回路系を図2に示す。図2においてはRFアンプ8内のRF信号に関する回路系のみを示し、また信号処理DSP9内も、RF信号に関連する部分のみ(デコード処理系11内)を示している。
ピックアップ3内に配置されるフォトディテクタ30により、ディスク1に対してレーザ照射を行った際の反射光が検出される。フォトディテクタ30としては、RF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等を生成するために複数の受光面が所定のパターンに形成されており、各受光面から反射光量に応じた電気信号が出力され、RFアンプ8に供給される。
フォトディテクタ30の各受光面からの信号はRFサミングアンプ31において演算処理され、例えば各受光面の和信号としてRF信号が生成される。
RFサミングアンプ31から出力されるRF信号は、コンデンサ32でDCバイアス成分がカットされ、GCA(ゲインコントロールアンプ)33でゲインが与えられる。そしてイコライザ34で処理されてRFアンプ8から出力される。
GCA33のゲインは、コントローラ12によって可変制御される。
RFアンプ8から出力されたRF信号は、信号処理DSP9(デコード処理系11)においてアシンメトリ処理部41で2値化等が行われ、デコーダ42でデコード処理やエラー訂正処理が行われることで、上記したように再生データDTが得られる。
ピックアップ3内に配置されるフォトディテクタ30により、ディスク1に対してレーザ照射を行った際の反射光が検出される。フォトディテクタ30としては、RF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等を生成するために複数の受光面が所定のパターンに形成されており、各受光面から反射光量に応じた電気信号が出力され、RFアンプ8に供給される。
フォトディテクタ30の各受光面からの信号はRFサミングアンプ31において演算処理され、例えば各受光面の和信号としてRF信号が生成される。
RFサミングアンプ31から出力されるRF信号は、コンデンサ32でDCバイアス成分がカットされ、GCA(ゲインコントロールアンプ)33でゲインが与えられる。そしてイコライザ34で処理されてRFアンプ8から出力される。
GCA33のゲインは、コントローラ12によって可変制御される。
RFアンプ8から出力されたRF信号は、信号処理DSP9(デコード処理系11)においてアシンメトリ処理部41で2値化等が行われ、デコーダ42でデコード処理やエラー訂正処理が行われることで、上記したように再生データDTが得られる。
RFサミングアンプ31から出力されるRF信号は、ピークホールド回路35及びボトムホールド回路36にも供給される。
ピークホールド回路35では、RF信号エンベロープのピーク検出を行い、ピーク信号PHを出力する。
ボトムホールド回路36では、RF信号エンベロープのボトム検出を行い、ボトム信号BHを出力する。
ピーク信号PHは信号処理DSP9においてA/D変換器43でデジタルデータとしてのピーク信号PHdとされ、ディフェクト信号生成部44に供給されて、ディスク上の傷や汚れの検出信号であるディフェクト信号DFの生成に用いられる。
ボトム信号BHは信号処理DSP9においてA/D変換器45でデジタルデータとしてのボトム信号BHdとされ、ミラー信号生成部46に供給されて、トラックジャンプ/シーク時のトラバース信号との位相比較に用いられるミラー信号MIRRの生成に用いられる。
また、A/D変換器43,45から出力されるピーク信号PHd、ボトム信号BHdはコントローラ12にも供給される。
コントローラ12内のメモリ12aとして、例えば不揮発性メモリが設けられる。このメモリ12aにはRFアンプ8から出力されるRF信号としての目標電圧レベルの値が記憶される。
ピークホールド回路35では、RF信号エンベロープのピーク検出を行い、ピーク信号PHを出力する。
ボトムホールド回路36では、RF信号エンベロープのボトム検出を行い、ボトム信号BHを出力する。
ピーク信号PHは信号処理DSP9においてA/D変換器43でデジタルデータとしてのピーク信号PHdとされ、ディフェクト信号生成部44に供給されて、ディスク上の傷や汚れの検出信号であるディフェクト信号DFの生成に用いられる。
ボトム信号BHは信号処理DSP9においてA/D変換器45でデジタルデータとしてのボトム信号BHdとされ、ミラー信号生成部46に供給されて、トラックジャンプ/シーク時のトラバース信号との位相比較に用いられるミラー信号MIRRの生成に用いられる。
また、A/D変換器43,45から出力されるピーク信号PHd、ボトム信号BHdはコントローラ12にも供給される。
コントローラ12内のメモリ12aとして、例えば不揮発性メモリが設けられる。このメモリ12aにはRFアンプ8から出力されるRF信号としての目標電圧レベルの値が記憶される。
上述した図7,図8と比較してわかるように、本例の場合はRFアンプ8内にAGC回路系(図7のAGC制御部105)が設けられることはなく、また信号処理DSP9内においてRF信号レベル検出のための回路系(図8のA/D変換器114やゲイン制御部115)が設けられることはない。
そしてディスク1の反射率の面内バラツキに対応するためには、GCA33でRF信号に与えるゲインが可変制御されるわけであるが、このゲイン制御は、コントローラ12がピーク信号PHd、ボトム信号BHdを用いて実行する。
そしてディスク1の反射率の面内バラツキに対応するためには、GCA33でRF信号に与えるゲインが可変制御されるわけであるが、このゲイン制御は、コントローラ12がピーク信号PHd、ボトム信号BHdを用いて実行する。
コントローラ12によるGCA33に対するゲイン制御処理を図3に示す。再生時において、コントローラ12は図3の処理を継続的に実行する。
コントローラ12は、ステップF101として、ピーク信号PHd及びボトム信号BHdを取り込む。次にステップF102で、ピーク信号PHdからボトム信号BHを減算して、電圧V0とする。これはRF信号のピーク−ボトム電圧であり、RF信号の振幅レベルに相当する。
ステップF103では、電圧V0と、メモリ12aに記憶された目標電圧レベルVtargetを用いて、GCA33でRF信号に与えるべきゲインgを算出する。即ち、
ゲインg=Vtarget/V0
として算出する。
そしてステップF104では、ステップF103で算出されたゲインgとなるように、GCA33のゲインを可変制御する。
コントローラ12は、ステップF101として、ピーク信号PHd及びボトム信号BHdを取り込む。次にステップF102で、ピーク信号PHdからボトム信号BHを減算して、電圧V0とする。これはRF信号のピーク−ボトム電圧であり、RF信号の振幅レベルに相当する。
ステップF103では、電圧V0と、メモリ12aに記憶された目標電圧レベルVtargetを用いて、GCA33でRF信号に与えるべきゲインgを算出する。即ち、
ゲインg=Vtarget/V0
として算出する。
そしてステップF104では、ステップF103で算出されたゲインgとなるように、GCA33のゲインを可変制御する。
この図3の処理を継続して実行することで、RFアンプ8から信号処理DSP9のデコード処理系11に供給されるRF信号レベルは、ディスク1上での反射率のバラツキによらず、目標電圧レベルVtargetに安定化されるものとなる。
つまり、図7,図8のような構成を採らずにRF信号レベルの安定化が実現され、これによって消費電力の削減や回路規模の縮小を図ることができる。
また、ピークホールド回路35,ボトムホールド回路36,A/D変換器43,45は、ディフェクト信号DFやミラー信号MIRRを生成するために、一般的に従来より搭載されている回路系である。従って、図7,図8のAGC制御部105やA/D変換器114を設けない代わりに新規な回路を設ける必要はなく、この点でも回路規模の縮小に好適となる。
つまり、図7,図8のような構成を採らずにRF信号レベルの安定化が実現され、これによって消費電力の削減や回路規模の縮小を図ることができる。
また、ピークホールド回路35,ボトムホールド回路36,A/D変換器43,45は、ディフェクト信号DFやミラー信号MIRRを生成するために、一般的に従来より搭載されている回路系である。従って、図7,図8のAGC制御部105やA/D変換器114を設けない代わりに新規な回路を設ける必要はなく、この点でも回路規模の縮小に好適となる。
<第2の実施の形態>
続いて第2の実施の形態を説明する。なお再生装置の構成は図1と同様である。
上記第1の実施の形態では、ピーク信号PHd、ボトム信号BHdからRF信号レベルを判別した。これはRFアンプ8から出力されるRF信号自体のレベルを判別するのではなく、RF信号レベルを間接的に判別するものと言える。
ここで、ピーク信号PH、ボトム信号BHは、RFサミングアンプ101の出力としてのRF信号のピーク値及びボトム値である。
一方、RFアンプ8から出力されるRF信号は、RFサミングアンプ31から出力された後、コンデンサ32,GCA33,イコライザ34を介したRF信号である。また、RFアンプ8内はアナログ信号処理回路である。
この場合、信号経路の違い、各回路部のゲインばらつきや構成素子の特性ばらつきなどの影響を受けることが考えられる。つまり、ピーク信号PHd、ボトム信号BHdによって判別するRF信号レベルは、実際にRFアンプ8から出力されるRF信号レベルとレベル誤差が生じていると考えられる。
第2の実施の形態は、このレベル誤差分をも考慮してゲイン制御を行う例である。
続いて第2の実施の形態を説明する。なお再生装置の構成は図1と同様である。
上記第1の実施の形態では、ピーク信号PHd、ボトム信号BHdからRF信号レベルを判別した。これはRFアンプ8から出力されるRF信号自体のレベルを判別するのではなく、RF信号レベルを間接的に判別するものと言える。
ここで、ピーク信号PH、ボトム信号BHは、RFサミングアンプ101の出力としてのRF信号のピーク値及びボトム値である。
一方、RFアンプ8から出力されるRF信号は、RFサミングアンプ31から出力された後、コンデンサ32,GCA33,イコライザ34を介したRF信号である。また、RFアンプ8内はアナログ信号処理回路である。
この場合、信号経路の違い、各回路部のゲインばらつきや構成素子の特性ばらつきなどの影響を受けることが考えられる。つまり、ピーク信号PHd、ボトム信号BHdによって判別するRF信号レベルは、実際にRFアンプ8から出力されるRF信号レベルとレベル誤差が生じていると考えられる。
第2の実施の形態は、このレベル誤差分をも考慮してゲイン制御を行う例である。
図4において図1と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。この図4の構成では、RFアンプ8内にスイッチ37が設けられる。スイッチ37の端子TaにはRFサミングアンプ31からRF信号が供給される。またスイッチ37の端子Tbには、イコライザ34からのRF信号、即ちRFアンプ8から出力されるRF信号が供給される。そしてスイッチ37を介して、いずれかのRF信号がピークホールド回路35及びボトムホールド回路36に供給される。スイッチ37はコントローラ12によって切換制御される。
この構成においてコントローラ12は、まず上記のレベル誤差を学習し、再生時にはその学習したレベル誤差を加味したゲイン制御を行うものである。
コントローラ12が実行するレベル誤差ΔVの学習処理を図5に示す。この学習処理は、例えば再生装置の製造工程における調整時などにおいて行われればよい。
コントローラ12が実行するレベル誤差ΔVの学習処理を図5に示す。この学習処理は、例えば再生装置の製造工程における調整時などにおいて行われればよい。
ΔV学習処理では、コントローラ12はまずステップF201でスイッチ37に端子Taを選択させる。なお、ΔV学習処理の間、試験用ディスクなどで再生動作は行われているものとする。
端子Taが接続されている状態で、コントローラ12はステップF202でピーク信号PHd、ボトム信号BHdを取り込む。つまり、RFサミングアンプ31から出力されるRF信号についてのピーク/ボトムを検出する。
そしてステップF203で、ピーク信号PHdからボトム信号BHdを減算し、これを電圧V2とする。
端子Taが接続されている状態で、コントローラ12はステップF202でピーク信号PHd、ボトム信号BHdを取り込む。つまり、RFサミングアンプ31から出力されるRF信号についてのピーク/ボトムを検出する。
そしてステップF203で、ピーク信号PHdからボトム信号BHdを減算し、これを電圧V2とする。
続いてコントローラ12はステップF204で、スイッチ37を端子Tbに切り換える。そして端子Tbが接続されている状態で、ステップF205でピーク信号PHd、ボトム信号BHdを取り込む。つまり、イコライザ34から出力されるRF信号についてのピーク/ボトムを検出する。ステップF206では、ピーク信号PHdからボトム信号BHdを減算し、これを電圧V1とする。
そしてステップF207では、電圧V1から電圧V2を減算し、これをレベル誤差ΔVとし、ステップF208でレベル誤差ΔVをメモリ12aに記憶して、学習処理を終える。
以上の処理で、通常の再生時に検出されるピーク信号PHd、ボトム信号BHdから判別されるRF信号レベルと、実際にRFアンプ8から出力されるRF信号レベルのレベル誤差ΔVが学習されたことになる。
そしてステップF207では、電圧V1から電圧V2を減算し、これをレベル誤差ΔVとし、ステップF208でレベル誤差ΔVをメモリ12aに記憶して、学習処理を終える。
以上の処理で、通常の再生時に検出されるピーク信号PHd、ボトム信号BHdから判別されるRF信号レベルと、実際にRFアンプ8から出力されるRF信号レベルのレベル誤差ΔVが学習されたことになる。
通常の再生時に行われるゲイン制御処理は図6のようになる。
再生時には、ディフェクト信号DFやミラー信号MIRRの生成のため、スイッチ37は常に端子Tbとしておく必要がある。
ステップF301として、スイッチ37の端子Tbを接続することを示しているが、基本的には、機器出荷前の調整工程における上記学習処理以外は、常に端子Tbが接続される。
再生時には、ディフェクト信号DFやミラー信号MIRRの生成のため、スイッチ37は常に端子Tbとしておく必要がある。
ステップF301として、スイッチ37の端子Tbを接続することを示しているが、基本的には、機器出荷前の調整工程における上記学習処理以外は、常に端子Tbが接続される。
コントローラ12は、ステップF302として、ピーク信号PHd及びボトム信号BHdを取り込む。次にステップF303で、ピーク信号PHdからボトム信号BHを減算して電圧V0とする。つまりこれは、RFサミングアンプ31から出力されるRF信号についての振幅レベルである。
ステップF304では、電圧V0と、メモリ12aに記憶された目標電圧レベルVtarget及びレベル誤差ΔVを用いて、GCA33でRF信号に与えるべきゲインgを算出する。即ちこの場合、
ゲインg=Vtarget/(V0+ΔV)
として算出する。
そしてステップF305では、ステップF304で算出されたゲインgとなるように、GCA33のゲインを可変制御する。
ステップF304では、電圧V0と、メモリ12aに記憶された目標電圧レベルVtarget及びレベル誤差ΔVを用いて、GCA33でRF信号に与えるべきゲインgを算出する。即ちこの場合、
ゲインg=Vtarget/(V0+ΔV)
として算出する。
そしてステップF305では、ステップF304で算出されたゲインgとなるように、GCA33のゲインを可変制御する。
この図6の処理を継続して実行することで、上記第1の実施の形態と同様、RFアンプ8から信号処理DSP9のデコード処理系11に供給されるRF信号レベルは、ディスク1上での反射率のバラツキによらず目標電圧レベルVtargetに安定化されるものとなり、また消費電力の削減や回路規模の縮小が実現されるが、さらにはRFアンプ8内の信号経路によるレベル誤差ΔVも考慮されて、適切なゲイン調整が行われることになる。即ち第1の実施の形態の場合よりも高精度なゲイン調整が行われる。
なお、図5の学習処理は、通常は出荷前の調整で行うのみで良いが、例えば経時変化や温度状況などによるレベル誤差の発生が考えられる場合は、ユーザーサイドでの使用時などでも、適切な時点で行われるようにしても良い。
なお、図5の学習処理は、通常は出荷前の調整で行うのみで良いが、例えば経時変化や温度状況などによるレベル誤差の発生が考えられる場合は、ユーザーサイドでの使用時などでも、適切な時点で行われるようにしても良い。
以上、実施の形態を説明してきたが、本発明のゲイン調整方法は再生専用装置だけでなく、記録再生装置でも適用できる。
また各種の光ディスク、光磁気ディスク、光カードなどの記録媒体とするシステムにおいて本発明は広く適用できる。
また各種の光ディスク、光磁気ディスク、光カードなどの記録媒体とするシステムにおいて本発明は広く適用できる。
1 ディスク、3 ピックアップ、8 RFアンプ、9 信号処理DSP、10 サーボ処理部、11 デコード処理部、12 コントローラ、12a メモリ、31 RFサミングアンプ、32 コンデンサ、33 GCA、34 イコライザ、35 ピークホールド回路、36 ボトムホールド回路、37 スイッチ、43,45 A/D変換器
Claims (6)
- 記録媒体に対してレーザ光の照射を行い、その反射光情報から再生情報信号を生成する情報信号生成手段と、
上記情報信号生成手段で得られる再生情報信号に対してゲインを与える可変ゲインアンプ手段と、
上記可変ゲインアンプ手段を介して供給される再生情報信号に対するデコード処理を行って再生データを得るデコード手段と、
上記情報信号生成手段で得られる再生情報信号のピーク値を検出するピーク検出手段と、
上記情報信号生成手段で得られる再生情報信号のボトム値を検出するボトム検出手段と、
上記ピーク検出手段及びボトム検出手段で得られるピーク値とボトム値から上記再生情報信号レベルを判別し、その判別した再生情報信号レベルに応じて、上記可変ゲインアンプ手段のゲインを可変制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする再生装置。 - 上記制御手段は、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプ手段のゲインを設定することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
- 上記制御手段は、上記可変ゲインアンプ手段から出力される再生情報信号のレベルと、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される上記再生情報信号のレベルとの誤差を判別して誤差値とするとともに、
上記ピーク値、上記ボトム値、及び上記誤差値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプ手段のゲインを設定することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 記録媒体に対してレーザ光の照射を行い、その反射光情報から生成される再生情報信号に可変ゲインアンプでレベル調整をした後、デコード処理を行って再生データを得る再生装置における、上記可変ゲインアンプのゲイン調整方法として、
反射光情報から生成される再生情報信号のピーク値を検出するピーク検出ステップと、
反射光情報から生成される再生情報信号のボトム値を検出するボトム検出ステップと、
上記ピーク検出ステップ及びボトム検出ステップで得られるピーク値とボトム値から再生情報信号レベルを判別し、その判別した再生情報信号レベルに応じて、上記可変ゲインアンプのゲインを可変制御するゲイン制御ステップと、
を備えたことを特徴とするゲイン調整方法。 - 上記ゲイン制御ステップでは、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプのゲインを設定することを特徴とする請求項4に記載のゲイン調整方法。
- 上記ゲイン制御ステップでは、上記可変ゲインアンプから出力される再生情報信号のレベルと、上記ピーク値と上記ボトム値から判別される上記再生情報信号のレベルとの誤差を判別して誤差値とするとともに、
上記ピーク値、上記ボトム値、及び上記誤差値から判別される再生情報信号レベルが、目標とする再生情報信号レベルとなるゲイン値に、上記可変ゲインアンプのゲインを設定することを特徴とする請求項4に記載のゲイン調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004135821A JP2005317154A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | 再生装置、ゲイン調整方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7652962B2 (en) * | 2005-12-16 | 2010-01-26 | Lsi Corporation | Using PRML read channel ADC for blank/defect and ripple detection |
-
2004
- 2004-04-30 JP JP2004135821A patent/JP2005317154A/ja active Pending
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