JP2005317014A - 偶発的衝突を検出することを意図して動作異常を検出するための装置を具える数値制御駆動装置及びこの装置の動作異常を検出する方法 - Google Patents

偶発的衝突を検出することを意図して動作異常を検出するための装置を具える数値制御駆動装置及びこの装置の動作異常を検出する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 検出閾値が著しく低くても、偶発的衝突を確実にかつ迅速に検出する数値制御駆動装置を提供する。
【解決手段】 負荷の駆動装置(18a)は、モーター(14a)を有し、偶発的衝突を検出するための装置と、それぞれ変速機アセンブリ(12a)の上流及び下流に配置され、それぞれ位置の第1の値及び第2の値を与える第1及び第2位置センサー(15a、16a)を具える。計算ユニット(20)は、これらの位置の値の差に対応するエラー信号(d)の計算を可能にする。識別手段を設けて、空間基準座標系(x、d)を負荷が横断した経路の関数として、連続エラー信号を分析する。長方形又は指数空間窓を有するフィルタは、偶発的衝突によるエラーと通常の作業に伴う他の原因によるエラーとを識別するように、特に適合されている。したがって、非常に低い検出閾値で、特に信頼性があり、かつ感度の高い衝突検出が得られる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、偶発的衝突を検出することを意図して動作異常を検出するための装置を具える数値制御駆動装置であって、
−変速機要素(T)のアセンブリを介して、少なくとも1つの経路に沿って負荷(18)を移動することのできる、少なくとも1つのモーター(14)と、
−前記変速機アセンブリの要素の少なくとも1つの、モーター(14)に向かう上流に配置され、位置(x)の第1の値を与えることを意図する位置計測の第1手段(15)と、
−変速機アセンブリの前記要素の、負荷(18)に向かう下流に配置され、前記経路上の負荷の位置に対応する位置(x)の第2の値を与えることを位置する位置計測の第2手段(16)と、
−所定の間隔(h)で、位置の第1の値と第2の値の差に対応するエラー信号(d)を確立する計算手段(20)と、
−これらのエラー信号を分析して、偶発的衝突を検出する分析手段とを具える装置に関する。
かかる装置は、特許文献1に記載されているように、工作機械の分野では既に使用されている。
類似の駆動装置が、ロボット、印刷機、繊維生産機器、射出成形機、打ち抜き、クレーン、衛星アンテナ、望遠鏡等の多くの他の用途で用いられている。
図1に示すような駆動装置において、モーター14の位置はエンコーダー15により計測され、モーターのローターの正しい位置に位相変換を制御する。モーターのトルクは、変速機を介して、プーリー11、13及びベルト12、続いてナットを具えたボールスクリュー17によって、例えば作業台又はツールを取り付けたスピンドルに代表される負荷18に伝達される。負荷18の位置は、直線定規16を用いて計測される。移動の終点は機械的ストッパ19により決められており、サーボ駆動ソフトウエアに異常があった場合に、装置を保護する。このストッパ19は、装置の準備段階で、スピンドルの初期化の絶対的な基準の役目を果たすころができる。このような初期化は、直線定規がこの基準を与えないものである場合には、必要である。一般に、移動終了接触器が初期化に使用される。これらの接触器を、コスト低減等の理由により廃した場合には、過剰な衝撃力いよって早期の機構が損傷するリスクを負うことなく、ストッパ19を基準として使うために、この発明で提案されるような信頼性があり、かつ効果的な衝突検出装置が必要となる。
工作機械、ロボット、又はサーボモーターにより駆動される関節を有する他の種類の装置を用いる場合には、作動する要素が、装置の他の部材、加工すべきワークピース、又は周囲の部品と衝突する場合がある。この場合、解決すべき問題は、衝突を防止及び/又は検出することにある。
当業で最も広範に用いられている防止手段は、ハードウエア論理限界を形成する移動終了接触器により、又はソフトウエア限界を構成する位置設定の許容範囲に対する限界の従来の定義を介して、又は物理的限界を形成する機械的ストッパの助けにより、スピンドルの移動を制限することである。この意味での衝突の予防は、作業空間をモデル化して、相対移動する物体相互の干渉を予め同定することが特許文献2により提案されている。このモデル化法の欠点は、作業ゾーン内の全ての物体の動きを確実にする必要があり、この情報が、例えばワークピースとツールの間に詰まり得る切れ端に対する工作機械に関しては入手不能である点にある。ワークスペース内での物体の位置に関する知識の欠如を補うため、例えば可視システムでは、針路変更が行われてきた。とはいうものの、これは依然として複雑かつ高コストな解決策である。
特許文献3は、電気溶接装置の場合に、電気的接触センサーを提案している。このような装置は、特許文献4によれば、半製品ワークピース上での三次元ツールの整列に用いることができ、そうすることで、正確にかつ廃棄物なしにツールとワークピースの衝突を検出できる。しかし、電気的接触センサーを用いると、導電性物体の存在が必要となる。
特許文献5は、サーボモーターのトルク/電流の絶対値等の、所定数の基準を監視することを提案している。この特許に記載の方法は、固定の又は非常に正確な変速機を有する駆動部に限定されており、これは、第2定規位置センサーの導入が、特に自由度又は等速欠陥に関連する誤差を補償するソフトウエア手順を実行することを可能にするような特定の工業用途の場合に、不必要に高価な機械的解決法を必要とする。この補償は、モーター速度フィードバックループへの面倒な要求、大きな速度トラッキングエラー、及びモーター電流の大きな変動を生じる場合がある。さらに、モーターの慣性が負荷の慣性を支配する場合は、モーター側からみると、衝突の力がモーター電流に及ぼす影響は、通常の加速又は減速のために供給される力に比べて、無視できる。したがって、特許文献5で提案されているような生信号は、廃棄物を避けるのに十分な感度で衝突を同定できるようにする関連情報を、もはや含んでいない。
モータートルク信号、モーター電流及び速度信号のそれぞれを衝突の検出に有効に使用するため、特許文献6は、駆動部のパラメーターに基づく外乱トルクオブザーバーと、測定ノイズの影響を高頻度で低減するよう意図されたフィルタパラメータとからなる構成を提案している。しかし、この特許文献6で提案された方法は、駆動部の変速機用固定モデルに限定される。したがって、この方法は、変速機の自由度及び等速欠陥が非常に著しいと想定される駆動部に対しては不十分である。さらに、モーターの慣性及びトルク定数等のパラメーターの知識は、駆動すべき質量が、装置の通常の使用の間に係数5で容易に変動するような、工作機械等の多数の用途に適合しない。
特許文献7は、定規位置をスピンドルの駆動部で測定し、この測定値を変速機チェーンの内部で取られた間接測定値と比較して、エラー信号を作ることが提案されている。この信号の急激な増加は、衝突又は異常事態が発生したことを示している。しかし、予め固定された限度で、一時的なエラー信号の増加を比較すること以外は、何も提案されていない。モーターと駆動部の間の位置に関するこのエラー信号の問題は、これが等速エラーにより損なわれることにあり、これは通常の操作の特徴であり、誘発限界を過剰な値に固定することになる。一方、提案された解決法は、大きな慣性を乱暴に加速することが必要な場合には、不適当である。これは、加工すべきワークピースと誘電性の液体で満たされたトレーとのアセンブリを移動する役目をし、駆動する質量が1トンにも達する場合のある溶接機のX及びY軸にも当てはまる。
ドイツ国特許公開第34 26 863号公報 米国特許第5,347,459号明細書 米国特許第4,820,895号明細書 ドイツ国特許公開第40 08 661号公報 米国特許第5,119,006号明細書 米国特許第5,304,906号明細書 ドイツ国特許公開第199 60 834号公報
この発明の課題は、前記の従来技術の問題点を解決することにある。
この課題を解決するために、この発明では、分析手段が、所定の間隔で得たエラー信号を、偶発的衝突によるエラーと少なくとも1つの他の原因によるエラーとを識別するために、空間的基準座標系内を横切る経路の関数として分析するよう考えられた識別手段を具える。
この特徴により、公知の装置に比べて検出閾値が著しく低くても、偶発的衝突を確実に、かつ迅速に検出することが可能となる。
好ましくは、変速機アセンブリが、エラー信号により用いられる変速機の自由度を、負荷の駆動に関連する力ゲージとして有する。
これらの特徴により、非常に単純な構成とし、かつコスト的に非常に有利とすることができる。
好適な実施態様において、識別手段は、偶発的衝突によるエラーと、少なくとも1つの他の原因によるエラーとを識別するよう考えられた、負荷により横切られる経路を特徴とする、少なくとも1つの空間窓に形成された経路に沿った、負荷の限定された移動の際のエラー信号に関するデータの関連する範囲についての少なくとも1つの制限を具える。
したがって、低い検出閾値でも、特に信頼できる検出が得られる。
有利には、識別手段が、等速エラー及び/又は熱変動によるエラーを除去するよう適合された空間的フィルタリング手段からなる。
これらの特徴により、全ての検出欠陥が有効に回避できる。
有利な実施態様において、フィルタリング手段は、一方では経路にわたる負荷の移動に関係し、他方ではこれらの動きに対応するエラー信号に関係するデータの2つの環状列と、前記の動き及び2つの環状列から抽出されたエラー信号に関係する最新のデータを有する、少なくとも1つの空間的長方形窓とを具える。
したがって、独自の原理と優れた信頼性の検出装置が得られる。
他の好適な実施態様において、フィルタリング手段は、少なくとも1つの空間的に不変で、指数空間的窓を有する線形フィルタを具える。
この態様は特に実用的である。これにより、小型の計算ユニットを用いて、異常の検出を迅速かつ高精度に得ることが可能となるからである。
また、この発明は、数値制御駆動装置における偶発的衝突を検出することを意図して動作異常を検出する方法も関するものであり、この方法が、
−変速機要素のアセンブリを介して、少なくとも1つの経路に沿って負荷を移動することのできる、少なくとも1つのモーターと、
−変速機アセンブリの要素の少なくとも1つの、モーターに向かう上流に配置され、位置の第1の値を与えることを意図する位置計測の第1手段と、
−変速機アセンブリの前記要素の、負荷に向かう下流に配置され、前記経路上の負荷の位置に対応する位置の第2の値を与えることを位置する位置計測の第2手段と、
−所定の間隔で、位置の第1の値と第2の値の差に対応するエラー信号を確立する計算手段と、
−これらのエラー信号を分析して、偶発的衝突を検出する分析手段と
を具えており、
識別手段を用いて、偶発的衝突によるエラーと少なくとも一つの他の原因によるエラーとを識別する目的で、所定の間隔で得られるエラー信号を、空間的基準座標系を横断する経路の関数として分析する。
この方法によれば、偶発的衝突の検出を、公知の方法と比べて小さな検出閾値を用いて、単純かつ信頼性のある方法で得ることができる。
他の特徴は、従属請求項に記載された特徴、及び概略的に2つの実施例を示す添付の図面を参照しつつ、以下で詳細に述べるこの発明の説明から明らかになる。
この発明の数値制御駆動装置は、図2に概略的に示すような構成を有する。モーター14aは、位置の第1の値xを与え、かつ変速機アセンブリ12aの上流に配置された位置計測の第1手段を構成する第1位置センサー15aに接続され、この変速機アセンブリ12aを介して、経路に沿って移動する負荷18aに動きが伝達される。負荷18aの位置は、位置の第2の値xを与える第2位置センサー16aにより、計測される。
図2では計算ユニット20である計算手段は、所定の時間間隔で、次式に従ってエラー信号dを計算するよう構成されている。
Figure 2005317014

式中、rは変速機アセンブリ12aの減速比に等しい。
したがって、エラー信号dは、負荷の位置と負荷に対するモーターの位置との間の偏差に対応する。
図1に示す構成において、エラー信号d=x−rxは、変速機の要素、すなわち主としてベルト、ボールとその軌道の間の摩擦、ナット及びネジに起因するエラーの合計である。これらの要素はそれぞれ自由度及び速度を有して作用する。
シャフト、調和駆動等の他の変速機要素も考慮可能である。
しかし、遊びのない部品を選択することが好ましい。例えば、プレストレスがなく、逆転時に遊びを呈するギアは、サーボ制御により維持される振幅を容易に乱し、特別の拘束的な予防措置を必要とする。
したがって、負荷の前後の動きに関する、図3c、3d及び3eに示したエラー信号dは、スピンドルの加速及び変速機の自由度に関連する動的寄与、並びにボールネジの長さが変わることにより減速比rを変える温度効果をそれぞれ伴う製造及び組立ての欠陥に関連する速度寄与又は等速エラーからなる。エラー信号dの動的成分は当然に時間的基準座標系に表され、空間的基準座標系は速度成分を典型的に表す。例えば、図3cと図3dは対照的である。
特許文献7の記載は、エラー信号dの急激な増加、換言すればΔd/Δtの増加が観察されたことを示唆している。かかる試みは、以下に述べる欠陥の和が、特に衝突のない通常の動作では典型的であるので許容せざるを得ず、これを無視することができるように誇大な検出限界を固定することを強要している、と考えるべきである。
具体例として、溶接機のy軸を考える。モーター14の慣性は0.31gmに等しく、ベルト変速機11〜13の減速比は5であり、ネジ17のピッチは5mm/回転であり、加工すべきワークピースを載せる台の質量は620〜1120kgの間で変動し、変速機の剛性はk=175N/μmである。
図3c、3d及び3eは、図1に示す形式の駆動の信号dを、大きな動き及び速度の方向の反転に対して示す。
等速エラーはネジの製造の欠陥、及びナット内でボールを再循環するためのシステムにより発生する外乱から生ずる。負荷の位置xが横軸として表された図3eに示した具体例では、7mmの空間的擬似周期が観察された。この等速欠陥を象徴する、この例における10μmの振幅は、それを支配的特徴とし、空間的基準座標系の選択を強要し、さらに適当なフィルタを用いて前記の擬似周期を除去するように検出装置を強要する。
このため、ネジの長さ、したがって減速比rが変わるので、位置xの関数としての信号dの変動として明示された熱型のエラーに変動量が加わる。
例えば、長さ440mmの鋼製ボールネジでは、熱膨張係数が1メートル1ケルビン当たり12μmに等しく、1℃の変動は5.28μmの欠陥を招く。このような温度変動は、製造室の換気、装置への日射、又はスピンドルの動き及びボールベアリング内の摩擦により生ずる局所的な温度上昇が原因となり得る。これらの熱型エラーは、図3dのプロットに示されており、全体として信号dが、横軸100mmに対して約5μm傾斜しており、これに対して検出装置は非感受性のままでなければならない。検出装置に課せられた他の制約は、前記の傾斜、及び空間特性の欠陥をなくすことであろう。
移動xの関数としての信号dの図3dの同一のプロットにおいて、変速機の自由度を発動する、スピンドルの直線案内路内の摩擦力により、往路と復路の間の垂直オフセットが観察される。この摩擦/自由度欠陥は、動的特性であり、図示の例では5μm程度であり、信号dの高周波成分のようにフィルタリングされない(図3e参照)。これは、装置の固有周波数の励起によるものであり、変速機の自由度及び両端での慣性により決まる。これらの周波数の発現は、モーター電流Iを時間tの関数としてプロットした図3bにおいても見られる。
この発明によれば、変速機の自由度を、変速機エラー信号dを発生する負荷に関する力ゲージとして用いる。この信号の等速欠陥の成分は、識別され、フィルタリングされて、許容可能な欠陥が存在する場合に誤った衝突アラームを発するのを防止する。このフィルタリングを行うため、エラー信号の急激な時間的増加を監視する代わりに、エラー信号の空間的増加を観察する。
エラー信号dは、偶発的衝突によるエラーと少なくとも1つの他の原因によるエラーとを識別する目的で、所定の間隔で得られたエラー信号を、空間的基準座標系d、xを横断する経路xの関数として分析するよう構成された識別手段を具える分析手段により処理されるという点が特徴である。
変速機の等速エラーの影響は、限定された移動に関するデータの関連空間領域を制限することにより取り除かれる。偶発的衝突によるエラーと他の原因によるエラーとを識別するように構成された、負荷により横切られる経路を特徴とする少なくとも1つの空間的窓を形成することにより、取り除かれる。
この関連空間領域の制限は、第1の実施態様に従う適正に管理された長方形窓と環状列により、又は第2の実施態様に従う1つ以上の指数窓のいずれかにより達成される。第2実施態様の空間的に不変なフィルタ(線形空間的不変LSI)に関連する管理法は以下で説明する。
空間的領域を制限することによるこれらのフィルタリング手段は、等速エラー及び/又は熱エラーを切り捨てるように実験的に選択される。
空間内に長方形窓を有する第1実施態様は、図4に示すソフトウエア構造に基づく。
位置の第1値x及び第2値xを計算ユニット20に与え、エラー信号d=x−rxを確立する。
値d及びxをサイズnの2つの環状列44及び45に記録する。nは例えば50である。
添字の1は直前に記録されたサンプルを示す。記録は、例えば2ミリ秒である所定のサンプリング周期にしたがって行われる。
これらの記録されたデータから、直近の連続サンプルD={i:1≧i≧i max}の部分集合を抽出する。横断する位置の領域は、限度L又は次式のような空間窓の幅未満のままである。
Figure 2005317014

空間窓の幅Lを局所的等速エラーの周期比に選択することが賢明である。例えば、7mmの周期性に対しては、L=0.1mmを選択することが有利である。Lを減らせば減らすほど等速欠陥は無視され、より剛性の高い部材に関するもの以外の衝突の検出ができなくなる。大きな空間窓Lにより、柔軟な部材の検出が可能となるが、等速欠陥はほとんど減少せず、検出レベルLd,relは同様に大きく選択しなければならず、これにより衝突を検出する方法の感度が低減する。
換言すれば、直近の連続サンプルD={i:1≧i≧i max}の部分集合43を、荷重による移動xを横軸とし、エラーd=x−rxを縦軸とする滑り長方形空間窓として見ることができる。
例えば2ミリ秒の定期的間隔hでの時間的サンプリングの場合には、この窓を考慮した経路
Figure 2005317014

が、スピンドルの速度から独立を保つことが必須である。
ここで、例えばクロックのパルスを、クロックのパルスと似ているが、エンコーダー15(図1)により例えば1度の100分の1の定期的間隔hで作られたパルスと置換することにより得られた空間的サンプリングは、信号を処理することを可能にし、以下の説明においては、あたかもスピンドルの速度が一定であるかのように処理する。
衝突は、以下で定義する、次式の操作にしたがって長方形窓43内に選択された部分集合Dにわたるdのダイナミックレンジの限度Ld,relの超過により特徴づけられる。
Figure 2005317014

式中、max dは部分集合D中でのdの最大値であり、min dは部分集合D中でのdの最小値である。
換言すれば、環状メモリにより実現される、窓43の大きさ及び内容が更新されるごとに、関連するサンプル(記録)の部分集合Dの中から最大値dと最小値dを保持し、それらの差を形成し、これを閾値Ld,relと比較する。値x(k)と値dの組の各サンプルを長方形窓内の同一の重さに貯蔵し、よって長方形と呼ばれている。
閾値Ld,rel及びスライド窓Lの幅の事前の選択、すなわち装置の較正を、適正な作業手順で、導入に際して、行う必要がある。
d,relの値を、局所的等速エラーの大きさ及び形状の観察及び分析により決める。始動限度Ld,relを、関係する駆動部の経験的特性に基づいて調整することが提案されている。手順は、衝突検出を決して始動しない、所定数の関連する状況具体的には、
−動きの反転と、例えば0.1mm/s、1mm/s及び10mm/sといった速度のインディシャル上昇を含む第1動作によるプログラムされた動き。
−低速を含む種々の速度での手動の動き及びステッパモードでの手動の動き。
−加工されていない区域から加工された区域までの経路、又はその反対の経路により特徴づけられる、いわゆる「加工送り」又は「加工戻り」過渡期間。
に対して、選択された部分集合Dに対する変動の範囲dを記録することからなる。
したがって、通常の操作に対する次式で表される最大値を評価する。
Figure 2005317014

始動限度Ld,relを、Ld,relをΔdmaxの最大値のm%に固定するように、十分なマージンを取って選択する。mは、120と250の間にあることが有利であり、140と200の間が好適であり、150であることが好ましい。
図3fは、この駆動部に対して最も重要であると同定された場合の、高速移動に対する調整図である。参照番号31で示した、2μmでの最大値Δdmaxは、移動の反転の際の回収されたエネルギーのために、移動方向の反転時に達成されている。機械式変速機の等速欠陥の影響を、この図において参照番号32で示したように、最大で0.8μmにまで低減することができる。したがって、図示の場合、始動限度は、50%の安全マージンを取りながら、Ld,rel=3μmとすることができる。当業で公知の方法に対して必要であり、図3の観察から明らかになる20〜30μmと比較すべきである。
この発明によれば、衝突検出閾値を、公知の方法と比較して、係数で6〜7だけ低減することができる。
図3fに示すように、長方形窓43内での次式の操作は、信号dから、約7mmの擬似周期及び熱型の偏差に対応する空間成分を取り除くハイパスフィルタにより行われる。
Figure 2005317014
より一般的に言うと、変速機の熱及び等速エラーの影響は、制限された移動に対するデータの関連する空間的範囲の制限により、取り除かれる。したがって、限度Ld,relをより小さな値により感度が向上することが可能である。
サンプリングがクロックにより制御されている際の最も広範な事例において、所定長さの空間的窓の限度は、変数xとdの組のサンプルの測定の瞬間と一般的には一致しない。したがって、少数のサンプル、例えば3つのサンプルを用いる場合に、特に高速移動の事例に有用な補間を行う必要がある。
次いで、この補間値は、空間窓の最新のサンプルとして記憶される。サンプリングhが時間的ではなく空間的である場合には、補間の必要はない。
検出装置の実施態様として、前記の操作を単一のソフトウエア機能に組み合わせ、例えば2ミリ秒の周期hで周期的に呼び出すことが好ましい。図5は、この長方形窓ベース衝突検出法に対応するフローダイアグラムを示す。ブロック51の記録の管理、特に、部分集合Dを確定する所定の制限移動Lを考慮することによるdの管理は、ブロック52〜57に含まれる。ブロック58は、この制限移動LにわたってΔdmaxの値が閾値Ld,rel以上となった場合に衝突を検出する。
この記録51の管理は、次のステップを含む。
52:まず、環状列内の位置x(k)及びエラー信号d(k)に関する新しい情報の挿入点を決める。
53:環状列がいっぱいの場合には、最古の点を削除して、新しいデータアイテムのための余地を作る。
54:位置x及びエラー信号dに関する情報を挿入する。
55:横断する対応長さを、記録中に横断する総経路の長さに加える。
56:この発明の要旨は、Lに制限された、横断する長さの部分集合と考えられる列のサイズを小さくすることにある。関連する部分集合Dを決めるこの操作は、環状列の横断を必要とする。対応する計算負荷は、環状列の最大サイズnを、利用可能な計算ユニットの関数として制限する。記録の最古のセグメントに対して、長さLに正確に対応する点の座標を別に補間しなければならない。ステップ56における、この付加的な機能は、特にサンプルの最終数が例えば3に近いというように小さく、負荷の動きが高速の場合に、アルゴリズムの精度を向上する役割を果たす。
57:運動欠陥のダイナミックレンジdをΔdmaxを求めることにより評価する。
58:最後に、ダイナミックレンジΔdmaxを限度Ld,relと比較する。
図1に示すような弾性ワッシャを具えるストッパ19への衝突の検出と、これから得られるスピンドルの停止との組み合わせに対するこの発明の応用例を図6に示す。図6a、b、cは、時間の関数として、位置x、モーター電流I及びスピンドルのエラー信号又は運動欠陥dをそれぞれ示す。図6dは、このエラー信号dを位置xの関数として示す。動作の流れを以下で説明する。
− 接近相62の間、信号dは小さいままであり、モーター電流Iはスピンドルの摩擦を補償するためだけの役割をする。図6bのプロット61を参照。
− 参照番号62で表された、負荷がストッパに衝突する時点において、装置の台はx=0にある。その後、信号dの振幅が増大する。図6において、スピンドルがストッパに衝突する62から63にかけての期間に見られるように、モーター電流Iの変動はわずかに0.5A程度であることに留意されたい。これは、電流信号に基づく衝突検出手順の用途に許容されるレベル未満である。
− t=0である63の時点で、プログラムされた変形の閾値Ld,rel=5μmを越えている。ついで、このようにして検出された衝突は、スピンドルのサーボ制御に信号として送られる。
− 衝突は、その検出後16ミリ秒(参照番号64で示す時点)で考慮に入れられる。スピンドルの制御された停止が指示される。これは、図6bから明確に分かるように、電流の減少のスパイクとして現れる。衝突の検出と停止指示との間の遅れは、変速機の付加的な変形(5μm)を起こし、さらなる力を招く。
− 範囲65を通して、衝突信号の出力が維持される。ここで示した例におけるように、衝突により発生した応力の緩和の動きは見られず、電流は1.2Aまで増加を続ける。無論、数値制御をプログラムに導入して、スピンドルコマンドを排除し、応力緩和の有無に関わらず負荷の停止を確保することも可能である。
前記の実施態様は、長方形スライド窓の原理に基づくものであり、正確にすることは比較的複雑である。多数の、例えば50のサンプルを記憶し、速度の大小に応じて3個から50個の間で変動する関連サンプルの値をそこから抽出する環状メモリを管理することが必要である。
一般にサンプリングはクロックにより制御され、したがって、現象の観察に対する関連空間領域と一致しない。これは、特に保持されるサンプル数が小さい場合に、精度を確保するため、最古のサンプルに補間を行うことによって補正を施すことを必要にする。
エラー信号のダイナミックレンジを確保するため、全てのサンプルは、ソフトウエア機能が呼び出される度に見直さなければならない。したがって、プロセッサの計算ループの規制持続時間を超過しないように、適当な大きさが必要である。
適度な加速度、例えば、本例においては、2m/秒の高速サンプリング周期に対応する0.5m/sec程度の加速度を仮定して、空間的に不変な一次線形フィルタ(LSI)による数値積分が、図8に示すような、より単純で、より効率的な実施態様を可能にする。デジタル処理され時間周期的に制御されたこのフィルタの挙動は、空間定数xにより特徴づけられる。
操作の本質は、ブロック81に包含されており、サンプリングクロックにより制御されるエラー信号d(k)の一時的情報の空間領域にマッピングを行うことにある。ブロック81は、空間定数xにより特徴づけられるLSIを用いてdの記録の管理するためのブロック82、83、84、85を含む。xは、限定された動きに対するデータの関連領域の規制を行う第1実施態様のDを画定する動きLに類似することに留意されたい。
ブロック86は、閾値Ld,rel,Isiとの比較を行うことによって衝突を検出する。
ブロック82〜85は、図5のブロック52〜57と同様であり、第2実施態様に関する説明を参照することで、理解が容易になろう。
図5のブロック52の入力に存在する変数x(k)、d(k)と同じものが、LSIフィルタ及びブロック82の入力にもある。
ブロック84の式ξ(k)=a(k)ξ(k−1)+b(k)d(k)は、信号d(k)のローパスフィルタと考えなければならない。
ξ(k−1)は、前回の計算ループ、すなわち現在から例えば2ミリ秒以前の計算ループ中のξ(k)の状態を表す。
換言すれば、ξ(k−1)はエラー信号の記録のメモリであり、第1実施態様の図4の環状メモリ44に相当する。ここで、第1実施態様は、記録を保管するのに、例えば最大で50のメモリ位置を認識するのに対して、第2実施態様は記録を保管するのに単一のメモリ位置のみを用いることに留意されたい。
ブロック84の式によれば、ξ(k)の計算は、83で事前に計算され、各計算サイクル、例えば2秒毎に更新される空間的フィルタリングパラメータa(k)及びb(k)によって決まる。
(k)は単純にa(k)に従属する。すなわち、b(k)=1−a(k)である。
83の下に書かれた指数式は、フィルタリング定数が、ブロック82で計算された最終周期Δx(k)=x(k)−x(k−1)中に横切る経路により決まることを示している。
Figure 2005317014

であり、式中、x[μm]は、指数窓の空間定数であり、図7a、7b及び以下の説明を参照されたい。定数xは、制限された動きに対するデータの関連領域の制限に対応する、第1実施態様の長方形空間窓Lの幅に相当する。
この手順に従うa(k)の計算は、一時的サンプリングの場合におけるフィルタの入出力特性が、スピンドルの速度から独立しており、したがってサンプリングクロックにより制御される一時的情報の空間領域に対してマッピングを行うことを確実にする。
スピンドルの速度が一定の場合、又は空間的サンプリングが直接行われる場合には、a(k)及びb(k)を固定する。
前記の通り、ブロック84中で式ξ(k)で表したものは、エラー信号d(k)に対するローパスフィルタである。
換言すれば、ξ(k)は、低空間周波数により特徴づけられ、かつ図3に示された例において、等速欠陥、より正確には、約7mmの擬似周期及び熱型ドリフトに対応するエラー信号の成分のみを保持する。
最後に、図8のブロック85の式y(k)=−ξ(k)+d(k)は、ブロック84のローパスフィルタξ(k)=a(k)ξ(k−1)+b(k)d(k)に対して相補的なハイパスフィルタとして考えるべきであり、第1実施態様の
Figure 2005317014

と同様の操作を行い、信号d(k)から許容を望む空間的成分を除去する。
したがって、ブロック84及び85で行われる、この空間的フィルタリングは、等速変速機エラーの影響を排除することを可能とし、ブロック86の操作|y(k)|>Ld,rel,Isiにおいて、衝突検出限界Ld,rel,Isiをより低い値とし、検出が望まれる衝突の危険性に対する感度を向上させることができる。
前記の通り、ξ(k−1)はエラー信号の記録のメモリであり、第1実施態様の図4の環状メモリ44に相当するものである。しかし、この第2実施態様においては、記録を保管するのに、単一のメモリ位置が必要である。このような単純化は、以下に説明する指数窓理論、及び積分に考慮される各サンプルが、指数的減衰に従って低くなればなるほど直近のサンプルから遠くなるウエイトで、その中に関与するという事実により可能となる。サンプルのメモリが、距離Lを越えて離れると、完全に消去される第1実施態様の長方形窓とは異なる。
図7a〜7hは、指数窓を実現する一次空間的不変フィルタ(LSI)の特徴を示す。図示の例に対して、フィルタd(k)への入力は、全てのx(k)<0に対してd(k)=0であり、全てのx(k)≧0に対してd(k)=1となるように、選択される。空間定数x=1の値により決まるこの例示的フィルタは、位置信号xR(k)、及び全ての単調横行x(k)と同一の出力信号y(k)の間の関係により特徴づけられる。図7a、c、e及びgは、v=0.05mm/秒の平均速度での高速移動を示す。図7b、d、f及びhは、同じ経路を動くが、v=0.005mm/秒の遅い平均速度での挙動を示す。いずれの場合も、速度の微小な正弦成分を加えた。
図7aにおいて、連続したサンプルをx印で示す。71で表される領域は、領域72とは反対に、早い動きに相当する。動きの瞬間速度は、サンプルkの関数としての位置x(k)の傾きにより明らかになり、これを図7cに示す。48番目のサンプルの後に、位置x(k)=2を超過した。フィルタの入力信号及び出力信号の進展を、それぞれ図7g、7eにプロットした。
図7b、d、f及びはは、平均速度が遅いことに起因するより大きなサンプル密度により特徴づけられる。
無論、前記の実施態様は、非限定的な特性を示すものであり、特許請求の範囲内での任意の望ましい方法で変更することができる。具体的には、第2実施態様は単純な一次空間的不変フィルタ(LSI)の使用に限定されるものではない。前記の実施態様を、空間領域内でハイパス及びローパスフィルタを実施し、等速欠陥の大部分を除去することもできる。空間定数xの値を変えることにより、デジタルフィルタの理論は、手順を拡張し、公知のバンドストップ又はバンドパスフィルタと組み合わせることを可能とし、よってエラー信号の許容等速成分をより細かく抽出することが可能となる。また、記載した装置及び方法は、複数のスピンドルを有する装置及び機械、並びに環状又は任意の非線形移動に適用することができる。
数値制御駆動装置を示す。 エラー信号dを確立する手段の基本ダイアグラムを示す。 3aは、負荷が前後に動く際の信号の変動であり、負荷の占める位置x(mm)を時間t(s)の関数として示す。3bは、負荷が前後に動く際の信号の変動であり、モーターの電流I(A)を時間t(s)の関数として示す。3cは、負荷が前後に動く際の信号の変動であり、エラー信号d(μm)を時間t(s)の関数として示す。3dは、負荷が前後に動く際の信号の変動であり、エラー信号d(μm)を負荷の占める位置x(mm)の関数として示す。3eは、図3dの拡大図を示す。3fは、信号Δdmax=max d−min d(μm)の変動を時間t(s)の関数として示す。 偶発的衝突を検出する装置の第1実施態様の基本ダイアグラムである。 第1実施態様で用いるフローダイアグラムである。 6aは、負荷の移動と衝突の間の信号の変動であり、負荷の占める位置x(mm)を時間t(s)の関数として示す。6bは、負荷の移動と衝突の間の信号の変動であり、モーターの電流I(A)を時間t(s)の関数として示す。6cは、負荷の移動と衝突の間の信号の変動であり、エラー信号d(μm)を時間t(s)の関数として示す。6dは、負荷の移動と衝突の間の信号の変動であり、エラー信号d(μm)を負荷の占める位置x(mm)の関数として示す。 7aは、フィルタの出力信号y(k)を位置x(k)の関数として示すグラフである。7bは、フィルタの出力信号y(k)を位置x(k)の関数として示すグラフである。7cは、位置x(k)を種々の測定点kの関数として示す。7dは、位置x(k)を種々の測定点kの関数として示す。7eは、フィルタの出力信号y(k)を種々の測定点kの関数として示す。7fは、フィルタの出力信号y(k)を種々の測定点kの関数として示す。7gは、種々の測定点kのエラー信号d(k)の値のグラフである。7hは、種々の測定点kのエラー信号d(k)の値のグラフである。 第2の実施態様で用いるフローダイアグラムである。
符号の説明
11、13 プーリー
12 ベルト
12a 変速機アセンブリ
14、14a モーター
15a 第1位置センサー
16 直線定規
16a 第2位置センサー
17 ボールスクリュー
18 負荷
19 機械的ストッパ
20 計算ユニット

Claims (23)

  1. 偶発的衝突を検出することを意図して動作異常を検出するための装置を具える数値制御駆動装置において、
    −変速機要素(T)のアセンブリを介して、少なくとも1つの経路に沿って負荷(18)を移動することのできる、少なくとも1つのモーター(14)と、
    −前記変速機アセンブリの要素の少なくとも1つの、モーター(14)に向かう上流に配置され、位置(x)の第1の値を与えることを意図する位置計測の第1手段(15)と、
    −変速機アセンブリの前記要素の、負荷(18)に向かう下流に配置され、前記経路上の負荷の位置に対応する位置(x)の第2の値を与えることを位置する位置計測の第2手段(16)と、
    −所定の間隔(h)で、位置の第1の値と第2の値の差に対応するエラー信号(d)を確立する計算手段(20)と、
    −これらのエラー信号を分析して、偶発的衝突を検出する分析手段とを具え、
    前記分析手段は、偶発的衝突によるエラーと少なくとも一つの他の原因によるエラーとを識別する目的で、前記所定の間隔で得られるエラー信号を、空間的基準座標系(d,x)を横断する経路(x)の関数として分析するように構成された識別手段を具えることを特徴とする数値制御駆動装置。
  2. 前記変速機アセンブリ(T)が、前記エラー信号(d)に基づいて、負荷(18)の移動に関連する力ゲージとして用いられる、変速機の自由度を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記識別手段が、偶発的衝突によるエラーと少なくとも1つの他の原因によるエラーとを識別するように構成された、負荷により横切られる経路を特徴とする少なくとも1つの空間窓(L、x)を形成する経路に沿った負荷の限定された移動の間のエラー信号に関係するデータの関連範囲についての少なくとも一つの制限を具える、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 識別手段が、等速エラー及び/又は温度変動によるエラーを除去するよう適合された空間的なフィルタリング手段からなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  5. フィルタリング手段が、一方では、前記経路にわたる負荷の移動(x)に、他方では、これらの動きに対応するエラー信号(d)に関係するデータ(44、45)の2つの環状列と、2つの環状列から抽出された前記移動(x)及び前記エラー信号(d)に関係する最新のデータを含む少なくとも1つの空間的長方形窓(D)とを具える、請求項4に記載の装置。
  6. フィルタリング装置が以下のように構成される、請求項5に記載の装置。
    −所定のサンプリング周期(h)に従い、負荷の移動(x)及び大きさがnの2つの環状列内でのこれらの移動に関連するエラー信号(d)に関係する変動の対のサンプルを記録して、記録データxR(k)、d(k)の対を形成する。ここにおいて、係数kの指数1は最後に記録したサンプルを表している。
    −直近の連続的サンプル
    Figure 2005317014

    の部分集合を抽出する。ここにおいて、前記経路にわたって負荷(18)により横切られる位置の範囲が、前記長方形窓の空間的幅に対応する、第1の固定された所定限度(L)以下であり、空間的長方形窓を形成する連続的サンプル(D)の部分集合
    Figure 2005317014

    が、負荷の移動(x)を横軸とし、エラー信号(d)を縦軸とし、第1限度(L)が、除去すべきエラーの期間の一部となるように予め定められる。
    −次式に従って長方形窓内に選択される部分集合にわたるエラー信号(d)のダイナミックレンジの第2の所定の限度(Ld,rel)を超過することにより定義される衝突を検出する。
    Figure 2005317014

    式中、max d(k)、min d(k)は、それぞれ部分集合Dにおけるdの最大値及び最小値である。
  7. 前記第2の限度Ld,relは、衝突することなく負荷が移動する場合に対して求められたΔdmaxの最大値のm%に固定されており、mは、有利には120と250の間にあり、非常に好適には140と200の間にあり、好ましくは150に等しい、請求項6に記載の装置。
  8. フィルタリング手段は、空間的長方形窓の前記第1の限度(L)の補間により、エラー信号(d)の補間値を得るように構成された補間手段を具えており、この第1の限度(L)及び前記補間値は、空間的長方形窓の最古のサンプルとして保存される、請求項6又は7に記載の装置。
  9. フィルタリング手段は、指数空間的窓を含む少なくとも一つの空間的不変線形フィルタを具える、請求項4に記載の装置。
  10. 空間的不変線形フィルタの空間定数(x)は、許容される等速欠陥に従って固定される、請求項9に記載の装置。
  11. フィルタリング手段が以下のように構成される、請求項10に記載の装置。
    −所定のサンプリング周期に従い、それぞれ負荷の移動及び関連するエラー信号に関係する一対の変動x(k)、d(k)のサンプルを記録する。
    −各サンプリング周期で、次式に従って信号ξ(k)を計算する。
    ξ(k)=a(k)ξ(k−1)+b(k)d(k)
    式中、ξ(k−1)はエラー信号の記録のメモリであり、
    Figure 2005317014

    である。
    −次式に従って出力信号y(k)を計算する。
    y(k)=−ξ(k)+d(k)
    −演算|y(k)|>Ld,rel,Isiに従い、所定の限度Ld,rel,Isiの超過により定義される衝突を検出する。
  12. 数値制御駆動装置における偶発的衝突を検出することを意図して動作異常を検出する方法において、該装置が、
    −変速機要素(T)のアセンブリを介して、少なくとも1つの経路に沿って負荷(18)を移動することのできる、少なくとも1つのモーター(14)と、
    −前記変速機アセンブリの要素の少なくとも1つの、モーター(14)に向かう上流に配置され、位置(x)の第1の値を与えることを意図する位置計測の第1手段(15)と、
    −変速機アセンブリの前記要素の、負荷(18)に向かう下流に配置され、前記経路上の負荷の位置に対応する位置(x)の第2の値を与えることを位置する位置計測の第2手段(16)と、
    −所定の間隔で、位置の第1の値と第2の値の差に対応するエラー信号(d)を確立する計算手段(20)と、
    −これらのエラー信号を分析して、偶発的衝突を検出する分析手段と
    を具えており、
    識別手段を用いて、偶発的衝突によるエラーと少なくとも一つの他の原因によるエラーとを識別する目的で、前記所定の間隔で得られるエラー信号(d)を、空間的基準座標系(d,x)を横断する経路(x)の関数として分析することを特徴とする方法。
  13. 負荷(18)の移動に関連する力ゲージとして、前記エラー信号(d)に基づいて、前記変速機アセンブリ(T)の変速機の自由度が用いられる、請求項12に記載の方法。
  14. 偶発的衝突によるエラーと少なくとも1つの他の原因によるエラーとを識別するように構成された、負荷により横切られる経路を特徴とする少なくとも1つの空間窓(L、x)を形成する経路に沿った負荷の限定された移動の間のエラー信号に関係するデータの関連範囲についての少なくとも一つの制限を行うことによって、識別を用いてエラー信号(d)が分析される、請求項12又は13に記載の方法。
  15. 等速エラー及び/又は温度変動によるエラーを除去するよう適合された空間的なフィルタリング手段を具える識別手段を用いる、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. フィルタリングが、一方では、前記経路にわたる負荷の移動(x)に、他方では、これらの動きに対応するエラー信号(d)に関係するデータ(44、45)の2つの環状列と、2つの環状列から抽出された前記移動(x)及び前記エラー信号(d)に関係する最新のデータを含む少なくとも1つの空間的長方形窓(D)とを具えるフィルタリング手段により行われる、請求項15に記載の方法。
  17. −所定のサンプリング周期(h)に従い、負荷の移動(x)及び大きさがnの2つの環状列内でのこれらの移動に関連するエラー信号(d)に関係する変動の対のサンプルを記録して、記録データ(x(k)、d(k))の対を形成するステップ。ここにおいて、係数kの指数1は直前に記録したサンプルを表している。
    −最新の連続的サンプル
    Figure 2005317014

    の部分集合を抽出するステップ。ここにおいて、前記経路にわたって負荷(18)により横切られる位置の範囲が、前記長方形窓の空間的幅に対応する、第1の固定された所定限度(L)以下であり、空間的長方形窓を形成する連続的サンプル(D)の部分集合
    Figure 2005317014

    が、負荷の移動(x)を横軸とし、エラー信号(d)を縦軸とし、第1限度(L)が、除去すべきエラーの期間の一部となるように予め定められる。
    −次式に従って長方形窓内に選択される部分集合にわたるエラー信号(d)のダイナミックレンジの第2の所定の限度(Ld,rel)を超過することにより定義される衝突を検出するステップ。
    Figure 2005317014

    式中、maxK∈D d(k)、minK∈D d(k)は、それぞれ部分集合Dにおけるdの最大値及び最小値である。
    の各ステップを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2の限度Ld,relは、衝突することなく負荷が移動する場合に対して求められたΔdmaxの最大値のm%に固定されており、mは、有利には120と250の間にあり、非常に好適には140と200の間にあり、好ましくは150に等しい、請求項17に記載の方法。
  19. 補間手段を用いて、空間的長方形窓の前記第1の限度(L)に対する、エラー信号(d)の補間値を計算し、この第1の限度(L)及び前記補間値は、空間的長方形窓の最古のサンプルとして保存され、かつ空間的長方形窓の最遠となる、請求項17又は18に記載の方法。
  20. フィルタリングが、指数空間的窓を含む少なくとも一つの空間的不変線形フィルタを具えるフィルタリング手段により行われる、請求項15に記載の方法。
  21. 空間的不変線形フィルタの空間定数(x)は、許容される等速欠陥に従って固定される、請求項20に記載の方法。
  22. ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バンドストップフィルタ又はバンドパスフィルタの2つ以上を組み合わせ、各フィルタが異なる空間定数値となるように選択して、エラー信号(d)の許容等速成分を正確に抽出する、請求項21に記載の方法。
  23. −所定のサンプリング周期に従い、それぞれ負荷の移動及び関連するエラー信号に関係する一対の変動x(k)、d(k)のサンプルを記録するステップ。
    −各サンプリング周期で、次式に従って信号ξ(k)を計算するステップ。
    ξ(k)=a(k)ξ(k−1)+b(k)d(k)
    式中、ξ(k−1)はエラー信号の記録のメモリであり、
    Figure 2005317014

    である。
    −次式に従って出力信号y(k)を計算するステップ。
    y(k)=−ξ(k)+d(k)
    −演算|y(k)|>Ld,rel,Isiに従い、所定の限度Ld,rel,Isiの超過により定義される衝突を検出するステップ。
    の各ステップを含む、請求項21に記載の方法。
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