JP2005315976A - 表示パネル - Google Patents

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Shintaro Takahashi
晋太郎 高橋
Nobuyuki Hasegawa
暢之 長谷川
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Abstract

【課題】 ピン体の先端部切断面に生じるウイスカの成長に起因する短絡を防止することのできる表示パネルを提供する。
【解決手段】 所定配列されたクリップピン12のピン体13、15に、当該ピン体13、15の先端部切断面による短絡を防止するために、隣位している前記ピン体13、15の先端部13b、15b間の距離を増大させる距離増大手段18を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パネル端子にクリップピンを接続固定した表示パネルに関する。
従来から、文字や図形などの各種の情報を表示することのできる表示装置が知られており、このような表示装置の表示部として、液晶表示パネル、EL表示パネル、プラズマ表示パネルなどの各種の表示パネルが用いられている。このような表示パネルの一種として、端子形成部に形成されているパネル端子にクリップピンを取り付けた構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のパネル端子にクリップピンを取り付けた構成の表示パネルについて、液晶表示パネルを例示して説明する。
図5および図6は従来の液晶表示パネルにおけるクリップピンの取付構造を示すもので、従来の表示パネルとしての液晶表示パネル1は、液晶が封入される一対の基板2、3のうちの一方の基板2の少なくとも一辺が他方の基板3の外側、すなわち、画像表示領域の外側に張り出すように突出されており、この突出部分は、端子形成部2aとされている。そして、端子形成部2aの表面には、複数のパネル端子4が配列されている。これらのパネル端子4には、クリップピン5がそれぞれ取り付けられている。そして、これらのクリップピン5は、ほぼ棒状に形成されたピン体5aと弾性変形可能な側面ほぼコ字状に形成されたクリップ体5bを有している。そして、前記クリップ体5bの開口側を端子形成部2aに挿入することで、前記クリップ体5bが前記パネル端子4に取り付けられている。
また、パネル端子4にクリップピン5を接続固定する際には、一つのパネル端子4に対して一つのクリップピン5が割りあてられるが、クリップピン5の一つ一つをパネル端子4に取り付けていたのでは大変な手間がかかることになる。
そこで、近年においては、多数のクリップピン単体を当該各クリップピン単体のピン体5aの先端部においてテープ状基体に所定の間隔で連接して、小クリップピン部品連とされ、前記小クリップピン部品連の複数個が前記テープ状基体で連結された大クリップピン部品連とされたものが供給されるようになっている。そして、液晶表示パネル1のパネル端子4にクリップピン5を接続する際には、テープ状基体をその連結部で分断することで、大クリップピン部品連を所定個数分のクリップピン単体を有する小クリップピン部品連としている。そして、小クリップピン部品連をチャックあるいは搬送ベルトなどの搬送手段で液晶表示パネル1のピン装着ステージに搬送し、小クリップピン部品連がピン装着ステージに到来した時点で、例えば、液晶表示パネル1をピン受け板側に向けて移動させて、所定個数のクリップピン単体を一括して端子形成部2aのパネル端子4に取り付けるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
このような構成によれば、クリップピン5は、そのクリップ体5bのばね弾性からなる弾性挟持力によってパネル端子4が形成された端子形成部2aに保持されることになるが、その弾性挟持力だけでは耐衝撃性や電気的接続の信頼性に難がある。
そのため、図6に示すように、クリップ体5bに紫外線硬化型樹脂(UV樹脂)6を塗布し、この紫外線硬化型樹脂6に対して紫外線ランプLから出射される紫外線を照射することにより、紫外線硬化型樹脂6を硬化させて、パネル端子4とクリップピン5との接続固定をより強固なものとしている。
また、小クリップピン部品連は、パネル端子4とクリップピン単体のクリップ体5bとの接続固定が終了した後に、ピン体5aの先端側を所定の位置で切断することにより、小クリップピン部品連からテープ状基体、詳しくは、テープ状基体およびテープ状基体に連設するピン体5aの先端側の一部を切り離し、個々のクリップピン5に分離している。
すなわち、大クリップピン部品連および小クリップピン部品連とされた状態におけるピン体5aの長さは、テープ状基体を切り離した後に所定の長さとなるように長く形成されている。
なお、クリップピン5の素材としては、電気的な接続に必要な導電性とクリップ体5bの弾性挟持力を合わせ持たせるために、ばね用銅合金、具体的にはばね用りん青銅板が用いられている。また、ばね用銅合金は、ハンダの濡れ性が悪いので、クリップピン5の表面には、錫を主成分とする錫合金によるメッキ処理が施されている。すなわち、テープ状基体を切り離す前のクリップピン単体のピン体5aの少なくとも先端部は、図6に拡大して誇張して示すように、メッキ層7によって被覆されている。そして、クリップピン5のピン体5aの先端部は、プリント配線板などの外部回路の端子にハンダ付けされたり、あるいは、外部回路の端子が設けられたコネクタに装着されるようになっている。
ところで、従来のメッキ層7を形成する錫合金としては、鉛を数%〜40%程度含む錫−鉛系の錫合金が用いられている。この錫合金は、ハンダの濡れ性がよいことやウイスカと称される錫の髭状単結晶の発生が抑制されるなどの利点がある反面、この様に多量の鉛を含む錫合金を用いた電子機器等が、廃棄処分されたりして酸性雨等に曝されると鉛が溶出し動植物や人体に影響するという問題点があった。
そこで、ピン体5aの先端部のメッキ処理には、鉛を含まない錫合金または錫によるメッキを用いることが提案されている。
特開平9−318963号公報 特開平13−043917号公報
しかしながら、従来の液晶表示パネル1においては、鉛を含まない錫合金または錫によるメッキを施したクリップピン5の表面、特に、ピン体5aの先端部切断面の周辺におけるメッキ層7の表面にウイスカが発生し、このウイスカが時間の経過によって成長して短絡が生じるという問題点があった。
なお、ここでいうウイスカとは、クリップピン5の表面を被覆しているメッキ層7の素材である錫の単結晶で、メッキ工程などにおいて生じる内部(残留)応力や、ピン体5aの先端側を切断する際などにおいて生じる外部応力などによって、メッキ層7の表面において、髭状の導電性を有する結晶生成物で、太さ2μm程度、長さ2〜3mm前後まで成長することが知られている。
従来の液晶表示パネル1においては、パネル端子4とクリップピン5との接続固定を実施した後に、ピン体5aの先端部で切断されるので、切断時の大きな外部応力によって、前記先端部切断面の周辺におけるメッキ層7の表面にウイスカが発生し、このウイスカが時間の経過にともなって成長してクリップピン5の隣位する相互間において短絡が生じる危険性が大きいという問題点があった。
なお、クリップピン5の表面のメッキ処理としては、ウイスカの発生しない金メッキを用いることもできるが、この場合、コストが高くなるという問題がある。
そこで、クリップピン5のピン体5aの少なくとも先端部に、鉛を含まない錫合金または錫によるメッキ処理を施した場合であっても、ピン体5aの先端部切断面に生じるウイスカの成長に起因する短絡が生じるのを防止することのできる表示パネルが求められている。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、ピン体の先端部切断面に生じるウイスカの成長に起因する短絡を防止することのできる表示パネルを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明に係る表示パネルの特徴は、端子形成部に形成されている複数のパネル端子のそれぞれに、クリップ体と外部接続用のピン体とを有する複数のクリップピンが、前記各クリップ体により所定配列で接続固定され、前記各ピン体の少なくとも先端部がメッキ層で被覆され、前記各ピン体の先端部で切断されている表示パネルにおいて、前記メッキ層は、鉛を含まない錫合金または錫によって形成されており、前記所定配列されたクリップピンのピン体には、当該ピン体の切断部先端面による短絡を防止するために、隣位している前記ピン体先端部間の距離を増大させる距離増大手段が設けられている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、ピン体の先端部切断面の周辺におけるメッキ層の表面に発生したウイスカが時間の経過によって成長したとしても、各クリップピンの相互に隣位する距離をピン体の先端部切断面に生じるウイスカの長さより大きくすることができる。
また、離増大手段は、少なくとも隣位している前記ピン体先端部が、前記所定配列の方向に沿って同列とならないように配置されることが好ましい。
さらに、前記ピン体先端部の配置は、前記ピン体先端部が一つおきに前記所定配列の方向軸から離れるように折曲形成されることによって行われたり、前記ピン体先端部が交互に前記所定配列の方向軸から離れるように異なる方向に折曲形成することによって行われたりすることが好ましい。
本発明に係る表示パネルによれば、ピン体の先端部切断面に生じるウイスカの成長に起因する短絡を確実かつ容易に防止することができるなどの極めて優れた効果を奏する。
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。なお、従来のものと同一ないし相当する構成については図面中に同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
図1および図2は本発明に係る表示パネルの第1実施形態を示すものであり、図1は全体構成の要部を簡略化して示す外観斜視図、図2は図1の右側面図である。
本実施形態は、液晶表示パネルを例示している。
本実施形態の表示パネルとしての液晶表示パネル11には、透明なガラスなどからなる一対の基板2、3が対向して配置されている。また、一対の基板2、3は、周辺が接着材を兼ねたシール材によって貼り合わされており、予め設けられた注入口から液晶が注入され、その後注入口を封止することで、一対の基板2、3の間に液晶が封入されている。そして、一対の基板2、3のシール材により囲まれた内側に、情報の表示に用いる画素が形成されている画像表示領域が設けられている。この画像表示領域においては、一対の基板2、3にそれぞれ形成されている表示用電極が例えば互いに直交するように配列されており、この一対の基板2、3に形成された表示用電極の相互に対向する交点が画素とされている。そして、画像表示領域の周辺の額縁部分は、情報の表示に関与しない非表示領域とされている。
前記一対の基板2、3のうちの一方、例えば、観察側とは反対側に配置される図1下側に示す基板(リア基板)2の少なくとも一辺は、他方の基板3、例えば観察側に配置される同図上側に示す対向基板である基板(フロント基板)3の外側に張り出すように突出されており、この突出部分は、端子形成部2aとされている。そして、端子形成部2aの表面には、複数のパネル端子4が配列されている。
前記各パネル端子4のそれぞれには、複数のクリップピン12が所定配列で取り付けられている。本実施形態のクリップピン12は、図1左端側から順に第1クリップピン12Aと第2クリップピン12Bとが、例えば1.5〜2.4mm程度のピッチをもってパネル端縁に沿って交互に配置されている。
一方の第1クリップピン12Aは、ピン体13と弾性変形可能な側面ほぼコ字状に形成されたクリップ体14とを有している。そして、ピン体13は、クリップ体14が連設される基端部13aと、この基端部13aからピン体13の長手方向(図1および図2の上下方向)に対して直交し前記所定配列の方向軸から離れるように外側に向かってほぼ直角に延出された水平段部13cと、この水平段部13cからピン体13の長手方向に沿って延出された先端部13bとを有している。また、水平段部13cと先端部13bとにより、側面ほぼ倒立L字状をなすように形成されている。
すなわち、第1クリップピン12Aのピン体13は、当該ピン体13の先端部が前記所定配列の方向軸から離れるように折曲形成されることにより、前記基端部13aと前記先端部13bとが前記水平段部13cを介して側面ほぼ1段の階段状をなすように形成されている。
他方の第2クリップピン12Bは、従来と同様に、ピン体15と弾性変形可能な側面ほぼコ字状に形成されたクリップ体16とを有している。そして、ピン体15は、クリップ体16が連設される基端部15aから、その他端である先端部15bまでが直線状とされており、全体として棒状に形成されている。
前記所定配列された第1クリップピン12Aおよび第2クリップピン12Bは、それぞれのピン体13、15の基端部13a、15aが所定配列の方向軸と一致するように配置されており、少なくとも隣位している各第1クリップピン12Aの先端部13bと、各第2クリップピン12Bの先端部15b、詳しくは、先端部13bと先端部15bとのそれぞれの先端部切断面が、配列方向に沿って同列とならないように水平段部13cの長さによる間隔をおいて、本実施形態においては2列に配置されている。
すなわち、各第1クリップピン12Aのピン体13の各先端部13bは、相互に隣位する距離が、例えば、3.0〜4.8mm程度のピッチをもって所定配列の方向軸から離れて配置されており、各第2クリップピン12Bのピン体15の各先端部15bは、相互に隣位する距離が、例えば、3.0〜4.8mm程度のピッチをもって所定配列の方向軸と一致するように配置されている。
なお、第1クリップピン12Aのピン体13の形状としては、ピン体13の先端側をくの字状に折曲形成したものであってもよく、特に、本実施形態の形状に限定されるものではない。
すなわち、第1クリップピン12Aおよび第2クリップピン12Bは、それぞれのピン体先端部13b、15bが所定配列の方向に沿って同列とならないように間隔をおいて配置されていればよい。
前記各クリップピン12(符号12は、第1クリップピン12Aおよび第2クリップピン12Bを総称する)は、ばね用銅合金、具体的にはばね用りん青銅板によって形成されており、その表面には、鉛を含まない錫合金または錫によるメッキ処理が施されている。
すなわち、各クリップピン12の表面は、図2に拡大して誇張して示すように、鉛を含まない錫合金または錫を用いたメッキ層17によって被覆されている。
したがって、本実施形態のクリップピン12は、外部接続用のピン体13、15とクリップ体14、16とを有している。
なお、メッキ層17は、少なくともピン体13、15の先端部に設けられていればよい。
前記所定配列された各クリップピン12のピン体の先端部を一つおきに所定配列の方向軸から離れるように折曲形成することにより、本実施形態の各クリップピン12の隣位しているピン体の先端部13b、15bが所定配列の方向に沿って同列とならないように配置されている。
前記各ピン体の先端部13b、15bを所定配列の方向に沿って同列とならないように配置することにより、本実施形態の所定配列されたピン体には、当該ピン体の先端部先端面による短絡を防止するために、隣位している前記ピン12の先端部間の距離を増大させる距離増大手段18が設けられている。
なお、各第1クリップピン12Aのピン体の先端部13bを結ぶ仮想線と、各第2クリップピン12Bのピン体の先端部15bを結ぶ仮想線との相互間の距離としては、クリップピン12の配列ピッチと同程度とすることが、外部回路の端子またはコネクタとの接続を容易に行うことができるという意味で好ましい。
その他の液晶表示パネル11の構成については、従来公知の液晶表示パネルと同様とされているので、その詳しい説明は省略する。
ここで、本実施形態の液晶表示パネル11の製造方法を例示して説明する。
本実施形態の液晶表示装パネル11の製造には、従来と同様に、テープ状基体に多数の第1クリップピン単体のピン体13の先端部が所定の間隔で連設された第1大クリップピン部品連と、テープ状基体に多数の第2クリップピン単体のピン体15の先端部が所定の間隔で連設された第2大クリップピン部品連とが用いられる。
そこで、本実施形態の液晶表示装パネル11の製造方法は、まず、第1大クリップピン部品連および第2大クリップピン部品連のテープ状基体を連結部で分断することにより、テープ状基体に所定個数分のクリップピン単体を連設させた第1小クリップピン部品連および第2小クリップピン部品連を得る。
ついで、従来と同様に、一方、例えば、第1クリップピン単体の連なった第1小クリップピン部品連をチャックあるいは搬送ベルトなどの搬送手段で液晶表示パネル11のピン装着ステージに搬送し、第1小クリップピン部品連がピン装着ステージに到来した時点で、例えば、液晶表示パネル11をピン受け板側に向けて移動させて、所定個数の第1クリップピン単体のクリップ体14を所定配列で一括して端子形成部2aのパネル端子4に取り付ける。
ついで、第1クリップピン単体の先端側をカッターあるいはプレスで切断することにより、第1小クリップピン部品連のテープ状基体、詳しくは、テープ状基体およびテープ状基体に連設するピン体13の先端側の一部を切り離すことにより、第1クリップピン12Aを個々に分離する。
ついで、他方、例えば、第2クリップピン単体の連なった第2小クリップピン部品連をチャックあるいは搬送ベルトなどの搬送手段で液晶表示パネル11のピン装着ステージに搬送し、第2小クリップピン部品連がピン装着ステージに到来した時点で、例えば、液晶表示パネル11をピン受け板側に向けて移動させて、所定個数の第2クリップピン単体のクリップ体16を所定配列で一括して端子形成部2aのパネル端子4に取り付ける。
ついで、第2クリップピン単体の先端側をカッターあるいはプレスで切断することにより、第2小クリップピン部品連のテープ状基体、詳しくは、テープ状基体およびテープ状基体に連設するピン体15の先端側の一部を切り離すことにより、第2クリップピン12Bを個々に分離する。
ついで、各クリップピン12A、12Bのクリップ体14、16に、紫外線硬化型樹脂6をディスペンサなどによって所定量塗布し、この紫外線硬化型樹脂に対して紫外線ランプ(図6のL)から出射される紫外線を照射することにより、紫外線硬化型樹脂を硬化させて、各パネル端子4と各クリップピン12A、12Bとの接続固定をより強固なものとする。
なお、テープ状基体の切り離しは、両小クリップピン部品連の各クリップピン単体をパネル端子4に接続した後で行ってもよい。
その他の製造方法については、従来公知の液晶表示パネルの製造方法と同様とされているので、その詳しい説明は省略する。
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の液晶表示パネル11によれば、ピン体13、15の先端部のメッキ層17が、鉛を含まない錫合金または錫によって形成されているので、無鉛化を確実に図ることができる。
また、本実施形態の液晶表示パネル11によれば、所定配列されたクリップピン12のピン体には、ピン体13、15の先端部切断面による短絡を防止するために、隣位している各ピン体の先端部間の距離を増大させる距離増大手段18が設けられているので、クリップピン12のピン体の先端部切断面の周辺におけるメッキ層17に生じたウイスカが時間の経過によって成長したとしても、ウイスカの成長物の長さより、各クリップピン12の先端部13b、15bの相互に隣位する距離を長くすることができる。
したがって、本実施形態の液晶表示パネル11によれば、クリップピン12の無鉛化を確実に図ることができるとともに、ウイスカの成長によるクリップピン12の相互間の短絡を確実かつ容易に防止することができる。
すなわち、本実施形態の液晶表示パネル11によれば、近年の環境に配慮した電子機器の無鉛化という要求に確実かつ容易に応えることができる。
図3および図4は、本発明に係る液晶表示パネルの第2実施形態を示すものである。本実施形態の液晶表示パネル21は、所定配列されたクリップピン22のピン体の先端部を交互に前記所定配列の方向から離れるように異なる方向に折曲形成することにより、少なくとも隣位している前記ピン体の先端部が前記所定の配列方向に沿って同列とならない配置、本実施形態においては2列に配置したものである。
すなわち、本実施形態の液晶表示パネル21の所定配列されたクリップピン22は、図3左端側から順に第1クリップピン22Aと第2クリップピン22Bとが、例えば1.5〜2.4mm程度のピッチをもってパネル端縁に沿って交互に配置されている。
一方の第1クリップピン22Aは、前述した第1実施形態の第1クリップピン12Aと同様に、ピン体23と弾性変形可能な側面ほぼコ字状に形成されたクリップ体24とを有している。そして、ピン体23は、クリップ体24が連設される基端部23aと、この基端部23aからピン体23の長手方向(図3および図4の上下方向)に対して直交し前記所定配列の方向軸から離れるように外側に向かってほぼ直角に延出された水平段部23cと、この水平段部23cからピン体23の長手方向に沿って延出されたほぼ棒状の先端部23bとを有している。また、水平段部23cと先端部23bとにより、側面ほぼ倒立L字状をなすように形成されている。
すなわち、第1クリップピン22Aのピン体23は、例えば、ピン体23の先端部が前記所定配列の方向軸から離れるように折曲形成することにより、前記基端部23aと、前記先端部23bとが前記水平段部23cを介して連設されて、全体としてほぼ棒状、側面ほぼ1段の階段状をなすように形成されている。
他方の第2クリップピン22Bは、ピン体25の先端部が第1クリップピン22Aとは逆方向で前記所定配列の方向軸から離れるように折曲形成されている。
すなわち、他方の第2クリップピン22Bは、ピン体25と弾性変形可能な側面ほぼコ字状に形成されたクリップ体26とを有している。そして、ピン体25は、クリップ体26に連設されるほぼ棒状の基端部25aと、この基端部25aからピン体25の長手方向(図3の上下方向)に対して直交し前記所定配列の方向軸から離れるように内側に向かってほぼ直角に延出されたほぼ棒状の水平段部25cと、この水平段部25cからピン体25の長手方向に沿って延出されたほぼ棒状の先端部25bとを有している。また、水平段部25cと先端部25bとにより、側面ほぼ倒立L字状をなすように形成されている。
したがって、第2クリップピン22Bのピン体25は、ピン体25の先端部が第1クリップピン22Aのピン体23とは逆方向に折曲形成されることにより、基端部25aと、前記先端部25bとが前記水平段部25cを介して連設されて、全体として棒状、側面ほぼ1段の階段状をなすように形成されている。
なお、所定配列されたクリップピン22(符号22は、第1クリップピン22Aおよび第2クリップピン22Bを総称する)は、それぞれの先端部23b、25b、詳しくは、先端部23bと先端部25bとのそれぞれの先端部切断面が、配列方向に沿って同列とならないように水平段部13cの長さによる間隔をおいて、本実施形態においては2列に配置されていればよく、各ピン体の先端部23b、25bが交互に前記所定配列の方向軸から離れるように異なる方向に折曲形成される構成、例えば、第1クリップピン22Aのピン体23の先端部をくの字状に折曲形成し、第2クリップピン22Bのピン体25の先端部を逆方向でくの字状に折曲形成した構成としてもよい。
前記各クリップピン22の先端部23b、25bを交互に前記所定配列の方向軸から離れるように異なる方向、詳しくは、相互に相反する方向に折曲形成することにより、本実施形態の各ピン体の先端部23b、25bが、前記所定配列の方向に沿って同列とならないように配置されている。
前記各クリップピン22のピン体には、当該ピン体の先端部23b、25bが配列方向に沿って同列とならないように配置されることにより、本実施形態のピン体23、25の先端部切断面による短絡を防止するために、隣位しているクリップピン22の先端部23b、25b間の距離を増大させる距離増大手段28が設けられている。
その他の液晶表示パネル21の構成については、前述した第1実施形態の液晶表示パネル11と同様とされているので、前述した第1実施形態の液晶表示パネル11と同一の構成については図面中に同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
また、本実施形態の液晶表示パネル21の製造方法については、前述した第1実施形態の液晶表示パネル11の製造方法と同様とされているので、その詳しい説明は省略する。
但し、本実施形態の液晶表示パネル21の製造方法においては、第2クリップピン22Bをパネル端子4に先に取り付けておけば、後から取り付ける第1クリップピン22Aが、何にも干渉されないという意味で好ましい。
このような構成からなる本実施形態の表示パネル21によれば、前述した第1実施形態の表示パネル11と同様の効果を奏することができる。
本発明は、液晶表示パネルに限らず、EL表示パネル、プラズマ表示パネルなどの各種の表示パネルに用いることができる。
本発明は、クリップピンの表面を亜鉛メッキ処理する場合にも適用することができる。
本発明は、加熱処理によるウイスカの成長の抑制を図るのではないので、表示パネル、特に、液晶表示パネルにおける液晶に熱による影響を与えることはない。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明に係る表示パネルの第1実施形態の全体構成の要部を簡略化して示す外観斜視図 図1の要部の右側面図 本発明に係る表示パネルの第2実施形態の全体構成の要部を簡略化して示す外観斜視図 図3の要部の右側面図 従来の表示パネルを簡略化して示す平面図 図5の表示パネルのクリップピンの取付状態を簡略化して示す拡大側面図
符号の説明
2、3 基板
2a 端子形成部
4 パネル端子
6 紫外線硬化型樹脂
11、21 液晶表示パネル
12、22 クリップピン
12A、22A 第1クリップピン
12B、22B 第2クリップピン
13、15、23、25 ピン体
13b、15b、23b、25b 先端部
14、16、24、26 クリップ体
17 メッキ層
18、28 距離増大手段

Claims (4)

  1. 端子形成部に形成されている複数のパネル端子のそれぞれに、クリップ体と外部接続用のピン体とを有する複数のクリップピンが、前記各クリップ体により所定配列で接続固定され、前記各ピン体の少なくとも先端部がメッキ層で被覆され、前記各ピン体の先端部で切断されている表示パネルにおいて、
    前記メッキ層は、鉛を含まない錫合金または錫によって形成されており、
    前記所定配列されたクリップピンのピン体には、当該ピン体の切断部先端面による短絡を防止するために、隣位している前記ピン体先端部間の距離を増大させる距離増大手段が設けられていることを特徴とする表示パネル。
  2. 前記距離増大手段は、少なくとも隣位している前記ピン体先端部が、前記所定配列の方向に沿って同列とならないように配置されることである請求項1に記載の表示パネル。
  3. 前記ピン体先端部の配置は、前記ピン体先端部が一つおきに前記所定配列の方向軸から離れるように折曲形成されることによって行われる請求項2に記載の表示パネル。
  4. 前記ピン体先端部の配置は、前記ピン体先端部が交互に前記所定配列の軸方向から離れるように異なる方向に折曲形成することによって行われる請求項2に記載の表示パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007322688A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Optrex Corp ピン挿入治具
JP2009293235A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Honda Corporation:Kk 鉄筋コンクリート用スペーサ
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CN113075824A (zh) * 2021-04-06 2021-07-06 天马微电子股份有限公司 显示模组及其制造方法、显示装置

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