JP2005315945A - Development device - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、複写機、ファクシミリ装置あるいはプリンタ等に採用される湿式の画像形成装置における現像器に関するものである。 The present invention relates to a developing device in a wet image forming apparatus employed in a copying machine, a facsimile machine, a printer, or the like.
一般に、この種の画像形成装置においては、感光体ドラムの表面に対して画像情報に応じた光が照射されることにより静電潜像が形成され、この静電潜像に対してトナー及びキャリア液からなる液体現像剤が現像器の現像ローラにて付着されることにより、感光体ドラム上にトナー像が形成されるようになっている。また、現像器の液体現像剤貯溜容器内に貯溜された液体現像剤は、撹拌スクリューにより撹拌・混合され、供給ローラ及び塗布ローラ等よりなる搬送ローラによって、前記現像ローラの外周面に供給塗布されるようになっている。 In general, in this type of image forming apparatus, an electrostatic latent image is formed by irradiating the surface of a photosensitive drum with light according to image information, and toner and carrier are formed on the electrostatic latent image. A liquid developer made of a liquid is attached by a developing roller of a developing device, whereby a toner image is formed on the photosensitive drum. Further, the liquid developer stored in the liquid developer storage container of the developing device is stirred and mixed by a stirring screw, and supplied and applied to the outer peripheral surface of the developing roller by a conveying roller including a supply roller and an application roller. It has become so.
ところで、このような構成の現像器においては、感光体ドラム上の静電潜像を安定して可視画像化するために、複数の搬送ローラ及び現像ローラにより液体現像剤の均一な薄層を形成して、感光体ドラム上に供給する必要がある。このため、例えば従来の現像器としては、特許文献1に開示されるように、現像ローラに複数の塗布ローラを数珠繋ぎ状態で接触させたり、感光体ドラムに2対の現像ローラ及び搬送ローラを対向配置したりする構成が提案されている。
ところが、これらの従来の現像器においても、搬送ローラ及び現像ローラによって形成される液体現像剤の薄層中に、ローラ間の回転接触部を基点としてローラの円周方向に延びる複数のすじ状の層ムラが発生し、均一な薄層を形成することが困難であるという問題があった。また、複数の搬送ローラ中のローラとして、外周面に多数のブロック状等のパターンを有するアニロックスローラが使用されている場合、そのアニロックスローラのパターンが画像に現われたり、気泡が発生したりするという問題があった。 However, even in these conventional developing devices, a plurality of streaky lines extending in the circumferential direction of the roller with the rotational contact portion between the rollers as a base point in the thin layer of the liquid developer formed by the conveying roller and the developing roller. There was a problem that layer unevenness occurred and it was difficult to form a uniform thin layer. Further, when an anilox roller having a large number of block-like patterns on the outer peripheral surface is used as a roller in the plurality of transport rollers, the anilox roller pattern appears in the image or bubbles are generated. There was a problem.
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、搬送ローラ及び現像ローラにより、液体現像剤の薄層をローラの円周方向に層ムラを生じることなく均一に形成することができて、静電潜像を安定して可視画像化することができる現像器を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art. Its purpose is to form a thin layer of liquid developer evenly in the circumferential direction of the roller with the transport roller and the developing roller without causing unevenness of the layer, and to stably visualize the electrostatic latent image. It is an object of the present invention to provide a developing device that can do this.
また、この発明のその他の目的は、複数の搬送ローラ中の任意のローラとして、アニロックスローラが使用されている場合に、そのアニロックスローラのパターンが画像に現われたり、気泡が発生したりするおそれを抑制することができる現像器を提供することにある。 Another object of the present invention is that when an anilox roller is used as an arbitrary roller among a plurality of transport rollers, the pattern of the anilox roller may appear in an image or air bubbles may be generated. An object of the present invention is to provide a developing device that can be suppressed.
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ケース内の下部に貯留された液体現像剤を複数の搬送ローラを経て現像ローラに供給して静電潜像を可視化するようにした現像器において、少なくとも1本の搬送ローラをその軸線方向に沿って所定のストロークで往復動させるための作動手段を設けたことを特徴とするものである。 In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, the liquid developer stored in the lower part of the case is supplied to the developing roller through a plurality of conveying rollers to visualize the electrostatic latent image. The developing device is characterized in that an operating means for reciprocating at least one transport roller with a predetermined stroke along the axial direction thereof is provided.
なお、ここで、搬送ローラとは、液体現像剤の搬送を主目的としたローラだけではなく、液体現像剤の搬送経路に位置するローラであればよく、例えば、後述する第3実施形態の帯電ローラであっても、搬送ローラとする。 Here, the transport roller is not limited to a roller mainly intended for transport of the liquid developer, but may be a roller positioned in the transport path of the liquid developer. For example, the charge roller according to the third embodiment described later. Even a roller is a conveyance roller.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記往復動される搬送ローラは、その搬送ローラと接触する下流側のローラより短く、かつ、その下流側のローラにおける両端間の位置で往復動されることを特徴とするものである。
The invention according to claim 2 is the invention according to
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記往復動される搬送ローラは、その外周面がそれと接触する他のローラの外周面と異なった材質からなることを特徴とするものである。 According to a third aspect of the present invention, in the invention according to the first or second aspect, the reciprocating transport roller is made of a material different in outer peripheral surface from the outer peripheral surface of another roller in contact therewith. It is characterized by this.
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記現像ローラに接触するように帯電ローラが配置され、前記往復動される搬送ローラに代えて、この帯電ローラを作動手段により軸線方向に所定のストロークで往復動させるようにしたことを特徴とするものである。 According to a fourth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to third aspects, a charging roller is disposed so as to come into contact with the developing roller, and the transport roller is reciprocated. Instead, the charging roller is reciprocated with a predetermined stroke in the axial direction by the operating means.
請求項1に記載の発明によれば、複数の搬送ローラ及び現像ローラにて、液体現像剤の薄層が形成される際に、少なくとも1つの搬送ローラが軸線方向に往復動されることによって、薄層にローラの円周方向への層ムラが生じるのを抑制することができる。よって、液体現像剤の薄層を均一に形成することができて、静電潜像を安定して可視画像化することができる。また、少なくとも1つの搬送ローラが軸線方向に往復動されるため、複数の搬送ローラ中のローラとして、アニロックスローラが使用されている場合に、そのアニロックスローラのパターンが画像に現われたり、気泡が発生したりするおそれを抑制することができる。
According to the invention described in
請求項2に記載の発明によれば、上流側の搬送ローラの端部で形成される液体現像剤の過供給層を、搬送ローラの軸線方向への往復動により押し延ばすことができて、過供給層が下流側の搬送ローラに供給されて、液漏れ等の不具合が生じるおそれを防止することができる。 According to the second aspect of the present invention, the excessive supply layer of the liquid developer formed at the end portion of the upstream conveying roller can be extended by the reciprocating motion of the conveying roller in the axial direction. It is possible to prevent the supply layer from being supplied to the conveyance roller on the downstream side and causing a problem such as liquid leakage.
請求項3に記載の発明によれば、少なくとも1つの搬送ローラが、異なった材質のローラとの接触状態で軸線方向に往復動されるため、液体現像剤の薄層にローラの軸線方向への層ムラが生じるのを一層効果的に抑制することができる。 According to the third aspect of the present invention, the at least one transport roller is reciprocated in the axial direction in contact with a roller made of a different material, so that the thin layer of liquid developer is moved in the axial direction of the roller. It is possible to more effectively suppress the occurrence of layer unevenness.
請求項4に記載の発明によれば、帯電ローラの軸線方向への往復動により、液体現像剤の薄層をローラの軸線方向に層ムラを生じることなく均一に形成することができる。 According to the fourth aspect of the present invention, a thin layer of the liquid developer can be uniformly formed without causing unevenness in the axial direction of the roller by reciprocating the charging roller in the axial direction.
(第1実施形態)
以下、この発明を、タンデム型カラー画像形成装置(以下、単に湿式画像形成装置という)に具体化した一実施形態を、図面を参照して説明する。
(First embodiment)
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is embodied in a tandem color image forming apparatus (hereinafter simply referred to as a wet image forming apparatus) will be described with reference to the drawings.
図1に示すように、湿式画像形成装置は、給紙機構11、垂直搬送路12、レジストローラ対13、ベルト搬送機構14、第1の画像形成機構15、第2の画像形成機構16、第3の画像形成機構17、第4の画像形成機構18、二次転写機構19、定着機構20、排出搬送路21、排出トレイ22、及び中間転写クリーニングユニット23等から構成されている。給紙機構11は、給紙カセット11aとピックアップローラ11bとを備え、給紙カセット11a内の用紙Pをピックアップローラ11bにて垂直搬送路12へ搬送する。垂直搬送路12は、給紙機構11から搬送される用紙Pをレジストローラ対13を介して二次転写機構19に搬送する。
As shown in FIG. 1, the wet image forming apparatus includes a
前記ベルト搬送機構14は、駆動ローラ14aと、従動ローラ14bと、それらのローラ14a,14b間に掛け渡された無端状の中間転写ベルト14cとから構成されている。中間転写ベルト14cは、テンションローラ14dにて適度なテンション状態に保たれている。そして、駆動ローラ14aが図示しない駆動モータにて回転されることにより、中間転写ベルト14cが後述する各画像形成機構15〜18の感光体ドラム25の周速度と同等の周速度で、図1の矢印方向へ駆動されるようになっている。
The
前記第1〜第4の画像形成機構15〜18は、図1において左側からブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用として配列され、ほぼ同一構成のユニットからなっている。ここでは、説明の便宜上、第1の画像形成機構15を画像形成に関する代表して、その構成を詳細に説明する。なお、他の画像形成機構16〜18において、第1の画像形成機構15の構成と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
The first to fourth
図2に示すように、第1の画像形成機構15は、像担持体としての感光体ドラム25、主帯電装置26、LPH(LED PRINT HEAD)27、現像手段を構成する現像器としての液体現像装置28、一次転写機構29、クリーニング機構30、及び除電ランプ31から構成されている。これらの部分25〜31は、1つのユニットを構成するように合成樹脂製の筐体に組み付けられ、湿式画像形成装置の図示しない本体フレームに取り付けられている。
As shown in FIG. 2, the first
前記感光体ドラム25はアモルファス・シリコンドラムからなり、現像位置での暗電位がおよそ300Vとなるように、主帯電装置26により帯電されている。そして、この帯電した感光体ドラム25の表面にLPH27から画像情報に応じた光が照射されることにより、感光体ドラム25の表面に静電潜像が形成される。
The
前記液体現像装置28は、トナーとキャリア液からなる液体現像剤を所定の濃度になるように撹拌・混合して用い、この液体現像剤を現像ローラにて感光体ドラム25上の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより、感光体ドラム25にトナー像を形成(顕像)する。このために、感光体ドラム25の暗電位が300V、現像バイアスが200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。すなわち、暗電位が画像白部に相当するとともに、露光後電位が画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位となっている。
The liquid developing
そして、前記のように感光体ドラム25上で静電潜像から現像(顕像)されたトナー像は、一次転写機構29とのニップによって、ベルト搬送機構14の中間転写ベルト14cに転写される。この一次転写機構29は転写ローラからなり、感光体ドラム25の表面電位と逆極性の電圧が、−200〜−1300Vの範囲内の所定の設定値にて印加されるようになっている。なお、この画像形成する場合の電位は、感光体ドラム25の特性、液体現像剤35の性能、及び環境等に応じて、最適な値となるように設定される。
The toner image developed (developed) from the electrostatic latent image on the
一方、前記感光体ドラム25上で転写されることなく残った転写残液体現像剤は、次のプロセスのクリーニング機構30において、後述するクリーニングブレード47により掻き落とされる。また、感光体ドラム25は表面の残留電位を下げて均一にするように、除電ランプ31により除電されて、次の一連の画像形成工程に備えられる。そして、この湿式画像形成装置においては、前述した第1の画像形成機構15と同様の方法にて、第2〜第4の画像形成機構16〜18でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像が感光体ドラム25上に現像され、中間転写ベルト14c上に位置ずれなく順次繰り返して転写されることにより、フルカラーの画像形成が行われる。
On the other hand, the transfer residual liquid developer remaining without being transferred on the
図1に示すように、前記二次転写機構19は、この実施形態では二次転写ローラから構成され、垂直搬送路12上の二次転写位置に配置されている。この二次転写位置とは、二次転写機構19がベルト搬送機構14の駆動ローラ14aと対向して、中間転写ベルト14cに圧接する位置を指す。二次転写機構19には二次転写バイアスが印加されており、この二次転写機構19によって、垂直搬送路12及びレジストローラ対13を介して搬送されてきた用紙Pに対して、中間転写ベルト14cからフルカラー画像が二次転写される。
As shown in FIG. 1, the
そして、フルカラー画像の二次転写後の用紙Pは、中間転写ベルト14cから分離されて、定着機構20に搬送される。定着機構20は、第1定着ローラ20a及び第2定着ローラ20bを備えている。各定着ローラ20a,20bには、定着に必要な所定の温度に加熱するための図示しない定着ヒータが内蔵されている。これにより、用紙Pが両定着ローラ20a,20b間で圧接されながら通過する際に、フルカラー画像の定着処理が行われる。その後、用紙Pは定着機構20から排出搬送路21を介して、排出トレイ22に排出される。
Then, the paper P after the secondary transfer of the full color image is separated from the
図1に示すように、前記中間転写クリーニングユニット23は、クリーニングケース23a内に中間転写クリーニングローラ23b、中間転写クリーニングブレード23c、及び搬送スクリュー23dを収容して構成されている。中間転写クリーニングローラ23bは、ベルト搬送機構14の中間転写ベルト14cに対して圧接され、図示しない駆動モータにより中間転写ベルト14cの回転方向と対向位置において同方向に回転される。中間転写クリーニングブレード23cは、中間転写ベルト14cの移動方向において中間転写クリーニングローラ23bよりも下流側の位置で、中間転写ベルト14cに対してカウンタ当接され、中間転写ベルト14c上から液状の転写残液体現像剤を掻き取り除去する。搬送スクリュー23dは、クリーニングケース23a内の下部において、中間転写クリーニングブレード23cで掻き取られた転写残液体現像剤を回収する。
As shown in FIG. 1, the intermediate
次に、図2を参照して、前記第1の画像形成機構15における液体現像装置28の具体的構成について説明する。
この実施形態の液体現像装置28は、液体現像剤35を収容するケースとしての液体現像剤貯留容器36を備えている。液体現像剤貯留容器36の内部には、液体現像剤担持体としての現像ローラ37、搬送ローラとしての塗布ローラ38、同じく搬送ローラとしての汲み上げローラ39、ドクタブレード40、現像クリーニングブレード41、及び撹拌部材としての一対の撹拌スクリュー42,43が設けられている。現像ローラ37、塗布ローラ38、汲み上げローラ39、及び両撹拌スクリュー42,43は、後述する駆動モータ73により、歯車列等からなる駆動伝達機構72を介して回転駆動される。
Next, a specific configuration of the liquid developing
The liquid developing
前記液体現像剤35は、シリコンオイル等の非極性の絶縁性液体からなるキャリア液中に、トナーが高濃度で分散するように調整されている。撹拌スクリュー42,43は、液体現像剤貯留容器36内において液体現像剤35を循環・撹拌する。汲み上げローラ39は、その一部が液体現像剤35中に浸かった状態で、塗布ローラ38と接触回転され、液体現像剤35を汲み上げて塗布ローラ38に塗布する。
The
そして、塗布ローラ38は、液体現像剤35を現像ローラ37上に塗布することにより、現像ローラ37上に液体現像剤35の薄層を形成する。感光体ドラム25上の現像領域においては、この液体現像剤35によって潜像が現像される。また、現像後に現像ローラ37上に残留した液体現像剤35は、現像クリーニングブレード41により現像ローラ37上から除去されて、液体現像剤貯留容器36内に戻される。
The
図2に示すように、前記クリーニング機構30は、回収された転写残液体現像剤を収容するクリーニングケース45を備えている。クリーニングケース45の内部には、クリーニングローラ46、クリーニングブレード47及び搬送スクリュー48が設けられている。クリーニングローラ46は、感光体ドラム25に対し圧接されていて、図示しない駆動モータにより接触部において感光体ドラム25と同方向に回転駆動されている。クリーニングブレード47は、クリーニングローラ46よりも下方において、感光体ドラム25に対しカウンタ当接することにより、感光体ドラム25上の転写残液体現像剤を回収除去し、感光体ドラム25を次の画像形成工程に備えさせる。搬送スクリュー48はクリーニングケース45内の下部において、クリーニングブレード47で掻き取られた転写残液体現像剤を回収する。
As shown in FIG. 2, the
次に、図3を参照して、前記湿式画像形成装置における液体現像剤供給経路、キャリア液供給経路及び転写残液体現像剤の還流経路及び液体現像剤廃棄経路を説明する。
ここで、液体現像剤供給経路及びキャリア液供給経路は、第1〜第4の画像形成機構15〜18の液体現像装置28に補給用の液体現像剤及びキャリア液を供給するためのものである。また、転写残液体現像剤の還流経路は、各クリーニング機構30が回収した転写残液体現像剤を液体現像装置28に戻すためのものである。さらに、液体現像剤廃棄経路は、中間転写クリーニングユニット23の転写残液体現像剤を回収して廃棄するものである。
Next, a liquid developer supply path, a carrier liquid supply path, a transfer residual liquid developer reflux path, and a liquid developer disposal path in the wet image forming apparatus will be described with reference to FIG.
Here, the liquid developer supply path and the carrier liquid supply path are for supplying the liquid developer and the carrier liquid for supply to the liquid developing
前記ベルト搬送機構14の上方には、第1〜第4の貯留タンク51,52,53,54が配置されている。第1〜第4の貯留タンク51〜54は、図1及び図3において左側から、ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー用となっている。各貯留タンク51〜54には、液体現像剤35よりも濃縮された補充用の液体現像剤がそれそれ貯留されている。
Above the
前記第1の貯留タンク51の液体現像剤供給経路は、第1の貯留タンク51と液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36との間に接続されたチューブ等からなる管路55と、その管路55に設けられた電磁開閉弁56とから構成されている。そして、液体現像剤貯留容器36内のトナー濃度が低下したときに、電磁開閉弁56が開弁制御されて、第1の貯留タンク51から液体現像剤貯留容器36に、補充用の液体現像剤が自重落下により供給される。なお、この液体現像剤の供給をポンプにより行うようにしてもよい。
The liquid developer supply path of the
前記第1の貯留タンク51に隣接してベルト搬送機構14の上方に位置するように、湿式画像形成装置の図示しない本体フレームには、キャリア液タンク57が着脱自在に取り付けられている。第1の貯留タンク51に対応するキャリア液供給経路は、キャリア液タンク57に連結された本管58と、その本管58から分岐されて液体現像剤貯留容器36に連結された分岐管59と、分岐管59に設けられた電磁開閉弁60とから構成されている。そして、液体現像剤貯留容器36内の液体現像剤35が不足したときに、電磁開閉弁60が開弁制御されて、キャリア液タンク57から液体現像剤貯留容器36に、キャリア液が自重落下により供給される。なお、このキャリア液の供給をポンプにより行うようにしてもよい。
A
この実施形態では、前記第1の貯留タンク51、管路55及び電磁開閉弁56等により補充用の液体現像剤補給手段が構成されている。また、キャリア液タンク57、本管58、分岐管59及び電磁開閉弁60等によりキャリア液補給手段が構成されている。
In this embodiment, the
なお、第2〜第4の貯留タンク52〜54の液体現像剤供給経路、及びそれらに対応するキャリア液供給経路は、第1の貯留タンク51の液体現像剤供給経路及びキャリア液供給経路と同様に構成されているため、同一の構成については同一符号を付して説明を省略する。
The liquid developer supply paths of the second to
図3に示すように、前記各クリーニング機構30のクリーニングケース45と、各液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36との間には、還流経路としての還流管路61が接続されている。そして、クリーニング機構30の搬送スクリュー48の駆動により、回収された転写残液体現像剤が、還流管路61を介して液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36に還流される。
As shown in FIG. 3, a
前記中間転写クリーニングユニット23のクリーニングケース23aには、液体現像剤廃棄経路としての廃液管路62を介して、廃液タンク63が接続されている。そして、中間転写クリーニングユニット23の搬送スクリュー23dにて回収された転写残液体現像剤が、廃液管路62を介して廃液タンク63内に廃棄処理される。
A
前記各還流管路61の途中には廃棄管路64がそれぞれ分岐接続され、各クリーニング機構30によって回収された転写残液体現像剤を、廃液タンク63に導くようになっている。還流管路61と廃棄管路64の分岐部には、切り換え手段を構成する電磁切換弁65が配設され、回収された転写残液体現像剤を液体現像装置28または廃液タンク63に切り換えて供給するようにしている。
A
図1〜図3に示すように、前記液体現像装置28の液体現像剤貯留容器36には液体現像剤35のキャリア液中に含まれるトナーの濃度を検出するためのトナー濃度検出手段としてのトナー濃度センサ66が配設されている。また、前記液体現像剤貯留容器36には液体現像剤35の液位(液面の高さ)を検出するための液位検出手段としての液位センサ67が配設されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the toner as a toner concentration detecting means for detecting the concentration of toner contained in the carrier liquid of the
次に、この発明の特徴的構成である前記液体現像装置28の具体的構成を図4〜図6に基づいて説明する。
この液体現像装置28においては、搬送ローラを構成する塗布ローラ38及び汲み上げローラ39のうちで、現像ローラ37に接触する塗布ローラ38が支軸71を介して、液体現像剤貯留容器36の両側壁間に回転可能及び軸線方向へ移動可能に支持されている。支軸71の一端部には歯車列等からなる駆動伝達機構72が連設され、駆動モータ73により駆動伝達機構72を介して塗布ローラ38が回転されるようになっている。
Next, a specific configuration of the liquid developing
In the liquid developing
前記支軸71の一端部には作動手段を構成する作動カム74が対向配置され、作動手段を構成する作動用モータ75により回転されるようになっている。支軸71の他端部にはバネ76が接合配置され、このバネ76により塗布ローラ38が作動カム74側に移動付勢されて、支軸71の一端部が作動カム74のカム面74aに圧接されている。そして、作動用モータ75にて作動カム74が回転されることにより、そのカム面74aのカム作用にて、塗布ローラ38が軸線方向へ所定のストロークで往復動されるようになっている。
At one end of the
また、この実施形態では、往復動可能な塗布ローラ38の外周面が金属やセラミック等の剛性材料で形成されるとともに、その塗布ローラ38と接触する現像ローラ37の外周面が塗布ローラ38とは材質の異なったゴム等の弾性材料により形成されている。
In this embodiment, the outer peripheral surface of the
また、図6に示すように、現像ローラ37の長さをL1、塗布ローラ38の長さをL2、汲み上げローラ39の長さをL3としたとき、それらの長さがL1>L2>L3となるように、すなわち、液体現像剤35の供給方向に沿って、上流側から下流側に配列されたローラほど次第に長くなるように設定されている。さらに、塗布ローラ38の往復動量を含めた両端間の長さL2aが、その塗布ローラ38に接触する下流側の現像ローラ37の長さL1よりも短くなるように、言い換えれば、塗布ローラ38が下流側の現像ローラ37の両端間の位置で往復動されるようになっている。
Further, as shown in FIG. 6, when the length of the developing
次に、前記のように構成された液体現像装置28の作用を説明する。
さて、この液体現像装置28の作動時には、汲み上げローラ39、塗布ローラ38及び現像ローラ37が図2の矢印方向に回転され、液体現像剤貯留容器36内の液体現像剤35が各ローラ39,38,37を介して感光体ドラム25上に供給される。このとき、作動用モータ75により作動カム74が回転され、そのカム面74aのカム作用により、塗布ローラ38が軸線方向に往復動される。これにより、塗布ローラ38と現像ローラ37との間で、軸線方向に層ムラのない均一な液体現像剤35の薄層が形成されて、その薄層が感光体ドラム25上に付着される。従って、感光体ドラム25上の静電潜像を安定して可視画像化することができる。
Next, the operation of the liquid developing
When the liquid developing
また、塗布ローラ38の外周面が現像ローラ37の外周面と異なった材質で形成されているため、それらのローラ38,37が接触状態で軸線方向へ円滑に、かつ傷つくことなく相対移動される。よって、両ローラ38,37間で形成される液体現像剤35の薄層に、円周方向への層ムラが生じるのを効果的に抑制することができる。ちなみに、塗布ローラ38の外周面と現像ローラ37の外周面とが双方ともゴム状の弾性体で形成されている場合には、それらの間の摩擦係数が高くなって、軸線方向への円滑な移動を得ることが難しく、また、双方とも金属で形成されている場合には、双方とも擦過傷のような傷がついて損傷する。
Further, since the outer peripheral surface of the
さらに、塗布ローラ38が下流側の現像ローラ37の両端間の位置で往復動されるようになっているため、上流側の塗布ローラ38の両端部に液体現像剤35の過供給層が形成されても、その過供給層が塗布ローラ38の軸線方向への往復動により押し延ばされて消去される。よって、液体現像剤35の過供給層が現像ローラ37上に供給されて、液漏れや、画像悪化等の不具合が生じるおそれを防止することができる。
Further, since the
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心にして説明する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with a focus on differences from the first embodiment.
さて、この第2実施形態の液体現像装置28においては、図7及び図8に示すように、汲み上げローラ39と塗布ローラ38との間に、外周面に多数のブロック状等のパターンを有するアニロックスローラ77、及び外周面がゴム等の弾性材料よりなる搬送ローラ78が配列されている。そして、前記第1実施形態の場合と同様に、現像ローラ37に接触する塗布ローラ38の外周面が金属やセラミック等の剛性材料で形成されるとともに、その塗布ローラ38が前記第1実施形態のような作動カム74を含む機構により軸線方向に所定のストロークで往復動されるようになっている。
In the liquid developing
従って、この第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、塗布ローラ38の軸線方向への往復動により、塗布ローラ38と現像ローラ37との間で形成される液体現像剤35の薄層に、軸線方向への層ムラが生じるのを抑制することができる。
Accordingly, also in the second embodiment, as in the first embodiment, the
また、液体現像剤35の供給経路中にアニロックスローラ77が設けられているため、液体現像剤35の薄層にアニロックスローラ77の特定のパターンや気泡が発生するおそれがあるが、そのパターンや気泡は下流側に配置された塗布ローラ38の軸線方向への往復動により、押し潰して消去される。従って、感光体ドラム25上で可視化される画像に、アニロックスローラ77のパターンが現われたり、気泡が発生したりするおそれを抑制することができ、良好な画像をえることができる。
Further, since the
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心にして説明する。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with a focus on differences from the first embodiment.
さて、この第3実施形態の液体現像装置28においては、図9及び図10に示すように、現像ローラ37の外周面に帯電ローラ79が接触回転可能に配設され、この帯電ローラ79により現像ローラ37に所定の電荷が付与されるようになっている。そして、この実施形態においては、前記第1実施形態の塗布ローラ38に代えて、この帯電ローラ79が前記第1実施形態のような作動カム74を含む機構により軸線方向へ所定のストロークで往復動されるようになっている。
In the liquid developing
従って、この第3実施形態においても、前記第1実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
Therefore, also in the third embodiment, substantially the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
(Example of change)
In addition, this embodiment can also be changed and embodied as follows.
・ 前記第1及び第2実施形態において、液体現像剤35の供給経路に配列された複数の搬送ローラのうちで、互いに接触していない複数のローラを軸線方向へ所定のストロークで往復動させるように構成すること。
In the first and second embodiments, among the plurality of transport rollers arranged in the supply path of the
・ 前記第3実施形態において、帯電ローラ79の両端が常に現像ローラ37の両端の外方に位置するように、帯電ローラ79を軸線方向に長く形成するとともに、帯電ローラ79の往復動ストロークを設定すること。
In the third embodiment, the charging
・ 同じく前記第3実施形態において、帯電ローラ79の両端が現像ローラ37の両端の外方とその内側との間を移動するように構成すること。
Similarly, in the third embodiment, both ends of the charging
15〜18…画像形成機構、25…感光体ドラム、28…現像器としての液体現像装置、35…液体現像剤、36…ケースとしての液体現像剤貯留容器、37…現像ローラ、38…搬送ローラとしての塗布ローラ、39…搬送ローラとしての汲み上げローラ、74…作動手段を構成する作動カム、75…作動手段を構成する作動用モータ、77…搬送ローラとしてのアニロックスローラ、79…帯電ローラ、L1,L2,L2a,L3…ローラの長さ。
DESCRIPTION OF SYMBOLS 15-18 ... Image forming mechanism, 25 ... Photosensitive drum, 28 ... Liquid developing device as a developing device, 35 ... Liquid developer, 36 ... Liquid developer storage container as a case, 37 ... Developing roller, 38 ... Conveying
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