JP2005315838A - 表面形状測定装置および表面形状測定方法 - Google Patents

表面形状測定装置および表面形状測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ワークの曲面の歪を、正確に検知することができる表面形状測定装置および表面形状測定方法を提供すること。
【解決手段】 ドアパネル51の湾曲形状の外側表面に対向配置されるレーザ変位計17と、ドアパネル51の外側表面に対し、上下方向に沿ってレーザ変位計17を移動させるZ軸サーボモータ24と、左右方向に沿ってレーザ変位計17を移動させるX軸サーボモータ22と、レーザ変位計17とドアパネル51の外側表面との対向方向に沿ってレーザ変位計17を移動させるY軸サーボモータ26とを備え、CPU21によって、Y軸サーボモータ26を、レーザ変位計17とドアパネル51の外側表面との対向方向の距離が一定に保持されるように、制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ワークの曲面の形状を測定するための表面形状測定装置および表面形状測定方法に関する。
近年、自動車業界では、燃費向上や排ガス低減のために車体重量の低減を図っている。その中で、鋼板の厚みも薄くなる傾向にあり、鋼板強度の不足が問題となってきている。鋼板強度の不足に対しては、鋼板自体を薄くしても高強度な高張力鋼板などの材料にしたり、あるいは、補強バーを設置することで対策がとられている。しかしながら、高張力鋼板を用いると、一般の鋼板と比較して、製品コストが高くなるという問題がある。また、補強バーは金属製であり、それを設置すると、重量低減には逆効果になってしまう問題がある。
そのため、鋼板の剛性を補いつつ重量増加を抑える方法として、樹脂材料による補強用のシート状物を貼付して薄板の鋼板を補強する方法が増加しつつある。
しかしながら、この補強用のシート状物による鋼板の補強方法では、鋼板の重量増加を抑制しつつ鋼板を補強できる一方、最近の更なる鋼板の薄肉化の要求に伴い、鋼板表面に「ヒケ」と呼ばれる歪みを生ずることがある。この歪みは、非常に微小な鋼板の変形であり、一見しただけでは判別が困難である。また、この歪みは、通常、目視で検査されており、定量化することが困難である。
そこで、例えば、特許文献1に記載される3次元形状測定装置を用いて、鋼板表面の歪を判別することが試みられている。
特表2003−533685号公報
しかるに、特許文献1に記載の3次元形状測定装置では、測定対象を光電式センサによって測定している。光電式センサは、測定対象に対して測定可能な距離範囲があり、測定可能な距離範囲が大きいと、測定精度が低く、一方、測定可能な距離範囲が小さいと、測定精度が高くなる。
そして、鋼板表面が曲面である場合には、湾曲方向に沿って、光電式センサと鋼板表面の曲面とが対向する対向方向の距離が、一定でなく、幅があるため、測定可能な距離範囲が大きい光電式センサが必然的に用いられる。
しかし、測定可能な距離範囲が大きい光電式センサでは、測定精度が低く、歪の正確な検知が困難である。
とりわけ、鋼板表面が塗装されている場合には、その光沢に起因して、微小な歪を正確に検知することが、非常に困難となる。
そこで、本発明は、ワークの曲面の歪を、正確に検知することができる表面形状測定装置および表面形状測定方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ワークの曲面に対し、非接触センサを走査して前記ワークの曲面の歪を測定する表面形状測定装置であって、前記ワークの曲面に対向配置される前記非接触センサと、前記ワークの曲面に対し、前記ワークの曲面が湾曲する湾曲方向に沿って、前記非接触センサを移動させるZ軸移動手段と、前記ワークの曲面に対し、前記湾曲方向と直交する方向に前記非接触センサを移動させるX軸移動手段と、前記ワークの曲面に対し、前記非接触センサと前記ワークの曲面とが対向する対向方向の距離が一定に保持されるように、前記対向方向に沿って、前記非接触センサを移動させるY軸移動手段と有する測定部を備えていることを特徴としている。
本発明の表面形状測定装置では、Z軸移動手段によって、非接触センサをワークの湾曲方向に沿って移動させても、Y軸移動手段が、非接触センサとワークの曲面との対向方向に沿って、その対向方向の距離が一定に保持されるように、非接触センサを移動させるので、ワークの曲面における湾曲方向に沿う互いに異なる位置において、非接触センサとワークの曲面との対向方向の距離を一定に保持しつつ、X軸移動手段によって、非接触センサを、ワークの湾曲方向と直交する方向に沿って移動させることができる。
そのため、測定精度の高い非接触センサによって、ワークの曲面の表面形状を、精度よく測定することができる。
また、本発明の表面形状測定装置においては、前記ワークは、その曲面の湾曲方向が鉛直方向に沿って延びるように配置され、前記Z軸移動手段が、前記非接触センサを鉛直方向に沿って移動させることが好適である。
これによって、ワークを鉛直方向に配置した状態で、表面形状を測定することができるので、ワークを水平方向に配置した状態で、表面形状を測定する場合に比べて、省スペースで、かつ、効率のよい測定を達成することができる。
また、本発明の表面形状測定装置においては、前記ワークを、前記ワークの曲面の湾曲方向が鉛直方向に沿って延びる状態で保持するワーク保持部を、前記測定部とは別体として備えていることが好適である。
ワーク保持部を備えれば、ワークを鉛直方向に配置した状態を、しっかりと保持することができるので、表面形状の測定精度の向上を図ることができる。
また、ワーク保持部は、測定部とは別体として設けられているので、ワークの大きさと無関係に、ワークの曲面の表面形状を測定することができる。そのため、ワークが大型であっても、ワークの表面形状を精度よく測定することができる。
また、本発明の表面形状測定装置では、前記ワークが、前記非接触センサと対向する表面と反対側の裏面に、補強材が積層されている金属板であることが好適である。
本発明の表面形状測定装置では、非接触センサによって、ワークの曲面の表面形状を、精度よく測定することができるので、補強材が積層されている金属板においても、ワークの曲面の歪を精度よく測定することができる。
また、本発明の表面形状測定装置では、前記補強材が、外部エネルギにより硬化する樹脂で形成されたシート状物であり、前記金属板の裏面に貼付して、前記金属板を補強することが好適である。
補強材が外部エネルギにより硬化する樹脂で形成されたシート状物である場合には、そのシート状物を、金属板の裏面に貼付して金属板を補強すると、樹脂と金属板との線膨張率の相違に起因して歪を生じることがあるが、本発明の表面形状測定装置では、そのような歪も正確に検知することができる。
また、本発明の表面形状測定装置では、前記ワークが、車両用鋼板であることが好適である。
本発明の表面形状測定装置は、光沢のある塗装された車両用鋼板であっても、歪を正確に検知することができる。
また、本発明の表面形状測定装置では、前記非接触センサが、レーザ変位計であることが好適である。
非接触センサがレーザ変位計であれば、測定精度が非常に高く、より一層、正確な歪の検知を達成することができる。
また、本発明の表面形状測定装置は、前記非接触センサの走査により得られる走査データを処理する処理手段を備え、前記処理手段は、前記走査データから前記ワークの曲面の位置座標を計測し、その位置座標から、前記ワークの曲面の歪みを判断するための等高線図を作成する等高線図作成手段を備えていることが好適である。
処理手段において、等高線図作成手段によって、ワークの曲面の歪みを判断するための等高線図を作成すれば、歪の有無を3次元的かつ模式的に判断することができる。
また、前記処理手段は、前記ワークの曲面の位置座標を、仮想平面の位置座標に変換する平滑処理手段を備えていることが好適である。
平滑処理手段によって、ワークの曲面の位置座標を、仮想平面の位置座標に変換すれば、歪の有無をより明瞭にすることができる。
また、前記処理手段は、前記走査データを微分する微分処理手段を備えていることが好適である。
微分処理手段によって、走査データを微分すれば、歪をより際立たせることができる。そのため、歪のより一層正確な検知を達成することができる。
また、前記処理手段は、前記ワークの曲面の位置座標に基づいて、特定の位置座標に対応する前記ワークの曲面の特定の対向位置に、前記非接触センサを移動させる位置特定手段を備えていることが好適である。
位置特定手段によれば、歪を検知した後に、ワークの曲面のその歪が生じている位置に非接触センサを移動させることができる。そのため、ワークの曲面における歪が生じている実際の位置を、容易に確認することができる。
また、前記処理手段は、前記ワークの前記補強材の積層位置に対応して、前記等高線図に、前記積層位置を表示する積層位置表示手段を備えていることが好適である。
積層位置表示手段によれば、ワークの補強材の積層位置に対応して、等高線図に積層位置を表示させることができる。そのため、歪と補強材との関係を容易に確認することができる。
また、本発明の表面形状測定方法は、ワークの曲面に対し、非接触センサを走査して前記ワークの曲面の歪を測定する表面形状測定方法であって、前記非接触センサの走査により得られる走査データから、前記ワークの曲面の位置座標を計測し、その位置座標から、前記ワークの曲面の歪みを判断するための等高線図を作成することを特徴としている。
ワークの曲面の歪みを判断するための等高線図を作成すれば、歪の有無を3次元的かつ模式的に判断することができる。
また、本発明の表面形状測定方法では、前記ワークの曲面の位置座標を、仮想平面の位置座標に変換することを含むことが好適である。
ワークの曲面の位置座標を、仮想平面の位置座標に変換すれば、歪の有無をより明瞭にすることができる。
また、本発明の表面形状測定方法では、前記走査データを微分することを含むことが好適である。
走査データを微分すれば、歪をより際立たせることができる。そのため、歪のより一層正確な検知を達成することができる。
また、本発明の表面形状測定方法では、前記ワークの曲面の位置座標に基づいて、特定の位置座標に対応する前記ワークの曲面の特定の対向位置に、前記非接触センサを移動させることを含むことが好適である。
これによって、歪を検知した後に、ワークの曲面のその歪が生じている位置に非接触センサを移動させることができる。そのため、ワークの曲面における歪が生じている実際の位置を、容易に確認することができる。
また、本発明の表面形状測定方法では、前記ワークの前記補強材の積層位置に対応して、前記等高線図に、前記積層位置を表示することを含むことが好適である。
ワークの補強材の積層位置に対応して、等高線図に積層位置を表示させることができれば、歪と補強材との関係を容易に確認することができる。
本発明の表面形状測定装置によれば、非接触センサによって、ワークの曲面の表面形状を精度よく測定して、歪を正確に検知することができる。
また、本発明の表面形状測定方法によれば、歪の有無を3次元的かつ模式的に判断することができる。
図1は、本発明の表面形状測定装置の一実施形態を示す正面図、図2は、その側面図である。
この表面形状測定装置1は、ワークとしての車両用ドア50の表面形状を測定するための測定部2と、車両用ドア50を保持するためのワーク保持部3とを備えている。
測定部2は、ベースフレーム4と、ベースフレーム4にスライド自在に支持されるスライドフレーム5と、スライドフレーム5にスライド自在に支持されるセンサ部6とを備えている。
ベースフレーム4は、水平方向である左右方向に沿って延びる杆体からなり、床に設置されている。ベースフレーム4の上部には、長手方向の全体にわたって、後述する横スライダ11が摺動自在に嵌合する横スライド溝7が形成されている。また、ベースフレーム4の左端部(長手方向一端部)には、後述する横ボールネジ10を回転駆動するX軸移動手段としてのX軸サーボモータ22が内装されている横駆動ボックス8が設けられている。また、ベースフレーム4の右端部(長手方向他端部)には、後述する横ボールネジ10を回転自在に支持し、X軸ロータリエンコーダ23(図3参照)が設けられている横支持機構9が設けられている。
そして、横スライド溝7に沿って、横ボールネジ10が設けられている。この横ボールネジ10は、その一端部が、横駆動ボックス8内のX軸サーボモータ22に連結され、その他端部が、横支持機構9において回転自在に支持されている。
スライドフレーム5は、ベースフレーム4にスライド自在に支持される横スライダ11と、横スライダ11に支持されるスライド杆12とを備えている。
横スライダ11は、ベースフレーム4の横スライド溝7に摺動自在に嵌合し、ベースフレーム4において、左右方向にスライド自在に支持されている。また、横スライダ11は、横ボールネジ10にボールベアリングを介して螺合されている。
スライド杆12は、杆体からなり、鉛直方向に沿って横スライダ11に支持されている。スライド杆12の側部には、長手方向の全体にわたって、後述する縦スライダ18が摺動自在に嵌合する縦スライド溝13が形成されている。また、スライド杆12の上端部には、後述する縦ボールネジ16を回転駆動するZ軸移動手段としてのZ軸サーボモータ24(図3参照)と、Z軸サーボモータ24(図3参照)に装着されるロータリエンコーダ25(図3参照)とが内装されている縦駆動ボックス14が設けられている。
また、スライド杆12の下端部には、後述する横ボールネジ16を回転自在に支持する縦支持機構15が設けられている。
そして、縦スライド溝13に沿って、縦ボールネジ16が設けられている。この縦ボールネジ16は、その一端部が、縦駆動ボックス14内のZ軸サーボモータ24に連結され、その他端部が、縦支持機構15内において回転自在に支持されている。
センサ部6は、スライド杆12にスライド自在に支持される縦スライダ18と、縦スライダ18にスライド自在に支持されるセンサホルダ19と、センサホルダ19に保持される非接触センサとしてのレーザ変位計17とを備えている。
縦スライダ18は、スライド杆12の縦スライド溝13に摺動自在に嵌合し、スライド杆12において、鉛直方向にスライド自在に支持されている。また、縦スライダ18は、縦ボールネジ16にボールベアリングを介して螺合されている。
センサホルダ19は、縦スライダ18において、車両用ドア50の表面と対向する対向方向(すなわち、左右方向および鉛直方向と直交する、水平方向である前後方向)に沿って配置され、支持されている。センサホルダ19には、Y軸移動手段としてのY軸サーボモータ26(図3参照)と、そのY軸サーボモータ26に装着されるY軸ロータリエンコーダ27(図3参照)とが内装されている。
センサホルダ19には、図示しないボールネジが前後方向に沿って設けられている。このボールネジは、Y軸サーボモータ26に連結され、センサホルダ19において回転自在に支持されている。
レーザ変位計17は、反射型光センサからなり、センサホルダ19において、前後方向にスライド自在に支持されている。また、レーザ変位計17は、センサホルダ19に設けられるボールネジにボールベアリングを介して螺合されている。
なお、レーザ変位計17は、センサホルダ19に対して、Y軸サーボモータ26の駆動によってスライドするラックアンドピニオン機構により、支持されていてもよい。
このレーザ変位計17は、後述するように、ドアパネル51の外側表面に対する距離を検知する。
図3は、測定部2の制御系統を示すブロック図である。
図3において、測定部2には、処理手段としてのCPU21が設けられており、このCPU21に、サーボアンプ28および変位計アンプ29が接続されている。
CPU21は、例えば、パーソナルコンピュータなどからなり、車両用ドア50の表面形状を測定するための表面形状測定プログラム、表面形状測定プログラムの処理によって得られた表面形状のデータを解析する解析プログラム、各種プログラムを起動するメイン制御プログラムなどが格納されている。
なお、解析プログラムには、後で詳述する、等高線図作成手段としての等高線図作成プログラム、平滑処理手段としての平滑処理プログラム、微分処理手段としての微分処理プログラム、位置特定手段としての位置特定プログラム、積層位置表示手段としての貼着部分表示プログラムが含まれる。
また、CPU21には、オペレータが操作するためのモニタ30と、キーボード(マウスを含む)31とが接続されている。
サーボアンプ28には、X軸サーボモータ22およびX軸ロータリエンコーダ23と、Z軸サーボモータ24およびZ軸ロータリエンコーダ25と、Y軸サーボモータ26およびY軸ロータリエンコーダ27とが接続されている。
X軸サーボモータ22は、サーボアンプ28の制御によって、正逆自在に駆動される。X軸サーボモータ22が駆動されると、横ボールネジ10が正逆自在に回転駆動される。これによって、横ボールネジ10に螺合されている横スライダ11が左右方向両方向に移動して、横スライダ11に支持されているスライド杆12が、鉛直方向に立設された姿勢を保持したまま、左右方向両方向に移動される。
X軸ロータリエンコーダ23は、X軸サーボモータ22に対して2つ設けられている。一方のX軸ロータリエンコーダ23は、X軸サーボモータ22の正逆方向および駆動量を検知して、サーボアンプ28に入力する。サーボアンプ28では、入力されたX軸サーボモータ22の正逆方向および駆動量に基づいて、後述する原点位置からの左右方向におけるレーザ変位計17の位置を算出する。
他方のX軸ロータリエンコーダ23は、X軸サーボモータ22の正逆方向および駆動量を検知して、直接、CPU21に入力する。なお、CPU21では、他方のX軸ロータリエンコーダ23から入力されるX軸サーボモータ22の正逆方向および駆動量に基づいて、後述する左右方向の走査位置データを算出する。
Z軸サーボモータ24は、サーボアンプ28の制御によって、正逆自在に駆動される。Z軸サーボモータ24が駆動されると、縦ボールネジ16が正逆自在に回転駆動される。これによって、縦ボールネジ16に螺合されている縦スライダ18が上下方向両方向に移動して、縦スライダ18に支持されているセンサホルダ19が、対向方向に沿った姿勢を保持したまま、上下方向両方向に移動される。
Z軸ロータリエンコーダ25は、Z軸サーボモータ24の正逆方向および駆動量を検知して、サーボアンプ28に入力する。サーボアンプ28では、入力されたZ軸サーボモータ24の正逆方向および駆動量に基づいて、後述する原点位置からの上下方向におけるレーザ変位計17の位置を算出する。
Y軸サーボモータ26は、サーボアンプ28の制御によって、正逆自在に駆動される。Y軸サーボモータ26が駆動されると、センサホルダ19に設けられている図示しないボールネジが正逆自在に回転駆動される。これによって、そのボールネジに螺合されているレーザ変位計17が対向方向(前後方向)両方向に沿って移動される。
Y軸ロータリエンコーダ27は、Y軸サーボモータ26の正逆方向および駆動量を検知して、サーボアンプ28に入力する。サーボアンプ28では、入力されたY軸サーボモータ26の正逆方向および駆動量に基づいて、後述する原点位置からの前後方向におけるレーザ変位計17の位置を算出する。
そして、サーボアンプ28では、X軸サーボモータ22、Z軸サーボモータ24およびY軸サーボモータ26を、それぞれ駆動させることにより、レーザ変位計17を、左右方向、上下方向および前後方向に、3次元的に移動させる。また、サーボアンプ28では、一方のX軸ロータリエンコーダ23、Z軸ロータリエンコーダ25およびY軸ロータリエンコーダ27から、正逆方向および駆動量が入力されることにより、レーザ変位計17の、左右方向、上下方向および前後方向の位置を、3次元的に検知する。
そのため、このサーボアンプ28は、X軸ロータリエンコーダ23、Z軸ロータリエンコーダ25およびY軸ロータリエンコーダ27からの入力に基づいて、X軸サーボモータ22、Z軸サーボモータ24およびY軸サーボモータ26をフィードバック制御することにより、レーザ変位計17の移動を制御している。
また、CPU21には、このサーボアンプ28から、レーザ変位計17の位置データが入力される。また、CPU21では、サーボアンプ28を制御して、レーザ変位計17を移動させる。
変位計アンプ29には、レーザ変位計17が接続されており、レーザ変位計17から、車両用ドア50の表面との対向距離の変位量が入力される。そして、変位計アンプ29から、この変位量がCPU21に入力される。
そのため、この測定部2では、CPU21において、サーボアンプ28から入力されるレーザ変位計17の位置データ、他方のX軸ロータリエンコーダ23からの入力に基づく左右方向の走査位置データ、および、変位計アンプ29から入力されるレーザ変位計17と車両用ドア50の表面との対向距離の変位量とに基づいて、車両用ドア50の表面形状を、3次元的に測定することができる。
ワーク保持部3は、図2に示すように、架台34と、支持柱32と、ワークホルダ33とを備えている。
架台34は、車両用ドア50を載置できるような平面視略矩形台状をなし、車両用ドア50の載置面(上面)には、ゴムマット43が敷設されている。
支持柱32は、架台34から鉛直方向に沿って立設されている。
ワークホルダ33は、支持アーム35、ハンドル36および押圧部材37を備えている。支持アーム35は、その一端が、支持柱32の上下方向の任意の位置(車両用ドア50のドアパネル51の上端部に対応する位置)に、取付部材38を介して固定されている。また、その他端が、一端から前後方向に沿って延び、車両用ドア50のドアパネル51の上端部と対向するように配置されている。
ハンドル36は、昇降軸41および操作部42を備えている。昇降軸42は、支持アーム35の他端において、上下方向に昇降自在に取り付けられている。操作部42は、昇降軸41の上端部において、水平方向において、回転自在に設けられている。このハンドル36では、操作部42を正逆回転させることにより、昇降軸41が支持アーム35の他端に対して、上下に昇降する。
押圧部材37は、昇降軸42の下端部に取り付けられる押圧板39と、その押圧板39の下面に設けられるゴムなどからなる弾性部材40とを備えている。弾性部材40は、車両用ドア50のドアパネル51の上端部と上下方向において対向するように配置される。
そして、架台34のゴムマット43の上に、車両用ドア50のドアパネル51の下端部を載置するとともに、ドアパネル51の上端部を、弾性部材40と上下方向において対向させた状態で、ハンドル36の操作部42を正回転させて、昇降軸41を降下させると、昇降軸41の降下に伴って弾性部材40の下面がドアパネル51の上端部に押圧状態で当接する。これによって、車両用ドア50は、ドアパネル51がゴムマット43と弾性部材40とによって弾性的に挟持されるので、ワーク保持部3において、直立状態で保持される。この直立状態において、ドアパネル51は、ベースフレーム4およびスライド杆12に対して、平行となるように配置する。
なお、車両用ドア50は、正面視略矩形状のドアパネル51と、そのドアパネル51の上部に設けられる窓枠52とを備えている。ドアパネル51は、その外側表面(レーザ変位計17と対向する表面)が、ワーク保持部3において直立状態で保持された状態で、鉛直方向に沿って湾曲する曲面に形成されている。より具体的には、図2に示すように、ドアパネル51の外側表面は、上下方向両端部が後側に後退し、上下方向中央部が前側に突出する、緩やかな弓状に湾曲している。
また、ドアパネル51の内側表面(レーザ変位計17と対向する外側表面と反対側の裏面)には、図5に示すように、後述する貼着部分に、鋼板(金属板)の剛性を補強するために、熱や紫外線などの外部エネルギにより硬化する樹脂で形成されたシート状物からなる100mm×300mmの補強材53が貼着されている。
そして、このようにワーク保持部3において保持された車両用ドア50は、測定部2において、3次元的に移動するレーザ変位計17と、前後方向において間隔を隔てて対向配置される。
次に、測定部2において、ドアパネル51の外側表面の表面形状を測定する方法について説明する。ドアパネル51の外側表面の表面形状を測定するには、CPU21において、メイン制御プログラムから表面形状測定プログラムを起動する。
図4は、表面形状測定プログラムのフロー図である。表面形状測定プログラムの処理が開始されると、まず、CPU21において、測定条件を設定する(S1)。測定条件の設定は、モニタ30上に、測定に必要な条件として、X軸サーボモータ22により移動する左右方向(以下、X軸方向とする。)でのレーザ変位計17の測定間隔であるX軸ピッチPX(図5参照、例えば、0.01〜1.0mmの範囲)、および、Z軸サーボモータ24により移動する上下方向(以下、Z軸方向とする。)でのレーザ変位計17の測定間隔であるZ軸ピッチPZ(図5参照、例えば、1.0〜50mmの範囲)が表示されるので、これらX軸ピッチPXおよびZ軸ピッチPZをキーボード31から入力する。
測定条件が設定されると、レーザ変位計17が原点位置に移動され(S2)、その原点位置において、X軸ロータリエンコーダ23、Z軸ロータリエンコーダ25およびY軸ロータリエンコーダ27がゼロ点調整される。
次いで、レーザ変位計17がオンされた後(S3)、測定範囲を指定する(S4)。
測定範囲の指定は、例えば、図5に示すように、キーボード31からの入力により、レーザ変位計17を移動させて、測定開始点Sおよび測定終了点Eを対角状にそれぞれ指定する。これによって、対角状に指定される測定開始点Sおよび測定終了点Eで区画される正面視四角形の領域が、測定範囲として設定される。
なお、図5においては、測定開始点Sを右端上方に、測定終了点Eを左端下方に、それぞれ設定しているが、測定開始点Sおよび測定終了点Eの設定は、特に制限されず、例えば、測定開始点Sを左端下方に、測定終了点Eを右端上方に、それぞれ設定してもよい。
そして、測定範囲が指定された後、レーザ変位計17によるドアパネル51の外側表面の表面形状が測定される。
測定が開始されると、まず、レーザ変位計17が測定開始点Sに移動する。測定開始点Sにおいては、Y軸サーボモータ26の駆動により、レーザ変位計17とドアパネル51の外側表面との対向距離が、このレーザ変位計17の検知距離範囲内の最適検知距離となるように、レーザ変位計17が前後方向(以下、Y軸方向とする。)に移動される。
そして、レーザ変位計17は、測定開始点S(この場合、測定開始点Sは、走査開始点S´にもなる。)からX軸サーボモータ22の駆動により、測定終了点Eに対応する位置(走査終了点E´であって、Z軸方向において測定終了点Eと対向する位置)まで、上記で設定したX軸ピッチで、X軸方向に走査される。このとき、CPU21では、レーザ変位計17によって検知されるX軸ピッチごとのドアパネル51の外側表面に対する検知距離と、各検知距離に対応して他方のX軸ロータリエンコーダ23によって検知されるX軸方向におけるレーザ変位計17の走査位置データとを、走査データDAとして記憶する。
そして、走査終了後は、レーザ変位計17は、X軸サーボモータ22の駆動により、走査終了点E´から、引き返して、再び測定開始点Sに位置される。なお、引き返しでは、レーザ変位計17は、走査されない。
次いで、レーザ変位計17は、Z軸サーボモータ24の駆動により、測定開始点Sから、Z軸方向に上記で設定したZ軸ピッチ離間した走査開始点S´(Z軸方向において測定開始点SとZ軸ピッチを隔てて対向する位置)に移動された後、その走査開始点S´において、Y軸サーボモータ26の駆動により、レーザ変位計17とドアパネル51の外側表面との対向距離が、このレーザ変位計17の上記した最適検知距離となるように、レーザ変位計17がY軸方向に移動される。このとき、CPU21では、Y軸ロータリエンコーダ27によって検知されるY軸方向における測定開始点Sから走査開始点S´までの変位量を、変位データDBとして記憶する。
そして、レーザ変位計17は、上記と同様に、その走査開始点S´からX軸サーボモータ22の駆動により、走査終了点E´まで、上記で設定したX軸ピッチで、X軸方向に走査され、得られた走査データDAが記憶される。走査終了後は、レーザ変位計17は、X軸サーボモータ22の駆動により、走査終了点E´から、引き返して、再び走査開始点S´に位置される。なお、引き返しでは、レーザ変位計17は、走査されない。
このようなレーザ変位計17のX軸ピッチでのX軸方向の走査が、Z軸においてZ軸ピッチを隔てて順次実施され、その後、レーザ変位計17が測定終了点Eに到達すると、測定が終了される。
その後、レーザ変位計17がオフされた後(S6)、CPU21は、ドアパネル51の外側表面における測定範囲のX軸ピッチごとの検知距離(つまり、走査データDA)と、Z軸ピッチごとのY軸方向の変位量(つまり、変位データDB)とに基づいて、その測定範囲における3次元での位置座標を算出して(S7)、その算出された3次元の位置座標データを格納し、測定処理を終了する。
この表面形状測定装置1では、上記の測定において、Z軸ピッチごとにZ軸サーボモータ24によって、レーザ変位計17をZ軸方向に移動させても、CPU21の制御によりY軸サーボモータ26が、レーザ変位計17を、レーザ変位計17とドアパネル51の外側表面との対向距離がこのレーザ変位計17の最適検知距離となるように、Y軸方向に移動させる。そのため、ドアパネル51の外側表面が、Z軸方向に沿って緩やかな弓状にY軸方向に湾曲していても、レーザ変位計17とドアパネル51の外側表面との対向距離が、常に最適検知距離となるように保持される。これによって、ドアパネル51の外側表面における湾曲方向に沿うZ軸方向の互いにZ軸ピッチごとに隔てられる位置において、レーザ変位計17とドアパネル51の外側表面との対向距離を一定に保持しつつ、X軸サーボモータ22によって、レーザ変位計17を、X軸に沿って走査させることができる。
そのため、測定精度が非常に高いが、検知距離範囲が狭いレーザ変位計17によって、ドアパネル51の位置座標を、精度よく測定することができる。また、精度よく測定できるので、ドアパネル51の外側表面が塗装されており、光沢があっても、微小な歪を正確に検知することができる。
また、この測定においては、ワーク保持部3は、測定部2とは別体として設けられているので、ドアパネル51の大きさと無関係に、ドアパネル51の外側表面の表面形状を測定することができる。そのため、ドアパネル51が大型であっても、ドアパネル51の表面形状を精度よく測定することができる。
また、ドアパネル51は、ワーク保持部3において、直立状態で保持され、測定部2では、Z軸サーボモータ24の駆動により、レーザ変位計17をZ軸方向に沿って移動させることにより、その外側表面の位置座標を測定することができる。そのため、ドアパネル51を水平方向に配置した状態で、位置座標を測定する場合に比べて、省スペースで、かつ、効率のよい測定を達成することができる。
そして、このようにして得られ、CPU21内に格納されている位置座標データは、CPU21内に格納されている等高線図作成プログラム、平滑処理プログラム、微分処理プログラム、位置特定プログラムおよび貼着部分表示プログラムなどの各種の解析プログラムによって解析することができる。
次に、各種の解析プログラムによって解析する方法について説明する。
まず、等高線図作成プログラムによる解析について述べる。キーボード31からの入力により、メイン制御プログラムから等高線図作成プログラムを起動させると、CPU21に格納されている位置座標データが、表面形状に対応した等高線図に変換される。そして、その等高線図が、図6(a)に示すように、モニタ30に表示される。
なお、この等高線図は、キーボード31からの入力により、等高線の高さ間隔(等高線の本数)などを任意に設定することができる。また、キーボード31からの入力により、X軸方向およびZ軸方向に沿う任意の断面図を表示させることができる。
図6(a)に示す等高線図は、上記した補強材53の貼着部分を含む外側表面の表面形状である。また、図6(a)におけるA−A’線は、補強材53の貼着部分を含むX軸方向の断面線を示し、その断面図を図6(b)に示している。また、B−B’線は、補強材53の貼着部分を含まないX軸方向の断面線を示し、その断面図を図6(c)に示している。
なお、図6(b)および図6(c)において、歪み量(Y軸方向の変位量)の数値が大きければ、外側表面が内側に向かって凹んでいることを示し、歪み量(Y軸方向の変位量)の数値が小さければ、外側表面が外側に向かって凸になっていることを示す。
図6(b)および図6(c)から、補強材53の貼着部分でない部分を示すB−B’線断面図を含む部分では、外側表面は、緩やかな凸状の曲面であるのに対し、補強材53の貼着部分を示すA−A’線断面図を含む部分では、外側表面は、大きく凹む曲面であることを確認することができる。また、その凹み量も370μmと定量化することができる。
このように、位置座標データを、表面形状に対応した等高線図として表示すれば、歪の有無を3次元的かつ模式的に判断することができる。また、歪み位置および歪み量も、ある程度確認することができる。そのため、補強材53が貼着されているドアパネル51において、外側表面の歪を精度よく測定することができる。
しかし、微小な歪などについては、位置座標データを、単純に表面形状に対応した等高線図として表示したのみでは、判断できない場合がある。すなわち、ドアパネル51は、Z軸方向に沿って、Y軸方向に湾曲する曲面を有しているので、その曲面に基づくY軸方向の変位量が、歪に基づくY軸方向の変位量と重なって、微小な歪が判断できなくなる場合がある。
そのような場合には、平滑処理プログラムや微分処理プログラムを起動すれば、そのような微小な歪の有無を明瞭にすることができる。
すなわち、メイン制御プログラムから平滑処理プログラムを起動させると、平滑処理プログラムでは、位置座標データを、仮想平面の位置座標に変換する。より具体的には、平滑処理プログラムでは、図7(a)に示すように、まず、X軸方向の各走査データDAについて、各走査開始点S´におけるY軸方向の変位量D1と、走査終了点E´におけるY軸方向の変位量D2との差ΔDを算出する。
次いで、図7(b)に示すように、走査開始点S´のX軸方向の位置座標X1と走査終了点E´の位置座標X2から傾きΔD/(X2−X1)を算出する。そして、各走査データDAにおけるY軸方向の各変位量D1〜D2から、X軸方向の傾きが0となるように傾き分を差し引く。これによって、各走査データDAは、走査開始点S´と走査終了点E´とを結ぶ直線が、X軸方向と平行となるように補正される。
その後、図7(c)に示すように、各走査データDAの走査開始点S´におけるY軸方向の各変位量D1と、各走査データDAの走査終了点E´におけるY軸方向の各変位量D2を、すべて同一の変位量(例えば、0となるように差し引くように)にする。これによって、各走査データDAの整列方向が、Z軸方向と平行となるように補正される。
その結果、位置座標データは、X軸方向およびZ軸方向に延びる平面に対して、平行となる仮想平面に変換される。
平滑処理プログラムでは、このように補正された等高線図が、図8に示すように、モニタ30に表示される。図8では、補正前の図6(a)では困難であった外側表面の表面形状が、鮮明に表示されている。
また、メイン制御プログラムから、キーボード31からの入力により、微分処理プログラムを起動させると、微分処理プログラムでは、平滑処理プログラムによって仮想平面に変換された等高線図において、X軸方向を微分する。この処理では、より具体的には、平滑処理プログラムによって補正された各走査データDAに対して微分係数を算出する。微分は、公知の3点近似公式や5点近似公式が用いられる。
図9(a)には、3点近似公式を用いて、仮想平面に変換された等高線図を、微分(1階微分)した等高線図を示す。また、図9(b)は、図9(a)におけるC−C’線断面図を示す。
微分すれば、図9(a)および(b)に示すように、傾きが大きく変化している部分、つまり、歪のある部分において、大きな微分係数が得られるので、歪の位置を際立たせて、歪が生じている位置を、容易に特定することができる。そのため、歪のより一層正確な検知を達成することができる。
図10(a)には、微分(1階微分)した等高線図を、さらに微分(2階微分)した等高線図を示す。また、図10(b)は、図10(a)におけるD−D’線断面図を示す。
2回の微分(2階微分)をすれば、図10(a)および(b)に示すように、歪の位置をさらに強調することができる。
なお、上記した1階微分および2階微分は、キーボード31からの入力により実行することができる。すなわち、メイン制御プログラムから、キーボード31からの入力により、微分処理プログラムを起動させると、まず、上記した1階微分が実行され、図9(a)に示す等高線図が、モニタ30に表示される。また、この等高線図は、上記と同様に、キーボード31からの入力により、X軸方向およびZ軸方向に沿う任意の断面図を表示させることができるので、図9(b)に示す断面図を、モニタ30に表示させることができる。また、上記した1階微分が実行され、図9(a)に示す等高線図が、モニタ30に表示された後、さらに、キーボード31からの入力により、上記した2階微分を実行することができる。そして、上記した2階微分が実行されると、図10(a)に示す等高線図が、モニタ30に表示される。また、この等高線図は、上記と同様に、キーボード31からの入力により、X軸方向およびZ軸方向に沿う任意の断面図を表示させることができるので、図10(b)に示す断面図を、モニタ30に表示させることができる。
また、CPU21には、さらに、実際の歪の位置を特定するための位置特定プログラムや、補強材53の貼着位置と歪との関係を示すための貼着部分表示プログラムが格納されており、これらをメイン制御プログラムから起動させることで、実際の歪の位置を特定したり、補強材53の貼着位置と歪との関係を容易に把握することができる。
すなわち、図11(a)に示すように、上記の各種処理によって歪の位置が特定できた場合に、各種処理により得られた等高線図において、キーボード31からの入力によって、その歪の位置にポインタPを位置させた後、キーボード31からの入力によって、メイン制御プログラムから位置特定プログラム起動させると、図11(b)に示すように、等高線図上のポインタPの位置座標に基づいて、そのポインタPの位置に対応するドアパネル51の外側表面の特定の対向位置に、レーザ変位計17が移動される(図11(b)では、レーザ変位計17は、センサホルダ19と重なっている)。これによって、ドアパネル51の外側表面における歪が生じている実際の位置を、容易に確認することができる。
また、このドアパネル51には、上記したように、内側表面に補強材53が貼着されている。この補強材53は、熱や紫外線などの外部エネルギにより硬化する樹脂で形成されたシート状物であるため、そのような樹脂からなる補強材53と、鋼鈑からなるドアパネル51とでは、線膨張率の相違に起因して、例えば、塗装後には、補強材53が突っ張り、ドアパネル51が縮むようになって、ドアパネル51の外側表面における貼着部分の対応部分において、「ヒケ」と呼ばれる凹状の歪が生じやすくなる。
そのため、補強材53の貼着位置と歪との関係を把握するために、貼着部分表示プログラムを起動させる。すなわち、上記の各種処理によって歪の位置が特定できた場合に、各種処理により得られた等高線図において、キーボード31からの入力によって、メイン制御プログラムから貼着部分表示プログラムを起動させる。すると、図12に示すように、モニタ30に表示されている等高線図上に、補強材53の貼着部分Rが重ねて表示される。
これによって、ドアパネル51の補強材53の貼着部分に対応して、等高線図上に貼着部分Rを表示させることができるので、歪と補強材53との関係を容易に確認することができる。
なお、補強材53の貼着部分は、予め、実際のドアパネル51の補強材53の貼着部分を、レーザ変位計17を移動させることによりマーキングしておき、そのマーキング領域(貼着部分)をCPU21内に格納しておき、貼着部分表示プログラムでは、それを各等高線図に対応して、ポップアップ表示する。
以上の説明では、ワーク保持部3を用いてドアパネル51を直立状態で保持したが、例えば、ワーク保持部3を用いずに、自動車の完成品に装備されているドアパネル51を、直接測定することもできる。
また、以上の説明では、本発明の表面形状測定装置を、車両用ドア50のドアパネル51の外側表面を測定することを例示して説明したが、本発明の表面形状測定装置では、車両用ドア50以外のワークであっても測定が可能であり、例えば、自動車のボンネットなども、測定することができる。本発明の表面形状測定装置は、表面が曲面である大型のワークの表面形状の測定に、好適に用いることができる。
図1は、本発明の表面形状測定装置の一実施形態を示す正面図である。 図1に示す表面形状測定装置の側面図である。 図1に示す表面形状測定装置の測定部の制御系統を示すブロック図である。 表面形状測定プログラムのフロー図である。 表面形状の測定方法を示すドアパネルの正面図である。 (a)は、等高線図作成プログラムにより作成された等高線図の一例であって、(b)は、(a)におけるA−A’線断面図、(c)は、(a)におけるB−B’線断面図を示す。 平滑処理プログラムの処理を説明するための説明図である。 平滑処理プログラムの処理によって得られる等高線図の一例である。 微分処理プログラムの処理によって得られる、(a)は、1階微分の等高線図、(b)は、(a)におけるC−C’線断面図である。 微分処理プログラムの処理によって得られる、(a)は、2階微分の等高線図、(b)は、(a)におけるD−D’線断面図である。 位置特定プログラムの処理を説明するための説明図である。 貼着部分表示プログラムの処理によって表示される等高線図の一例である。
符号の説明
1 表面形状測定装置
2 測定部
3 ワーク保持部
17 レーザ変位計
21 CPU
22 X軸サーボモータ
24 Z軸サーボモータ
26 Y軸サーボモータ
50 車両用ドア
51 ドアパネル
53 補強材

Claims (17)

  1. ワークの曲面に対し、非接触センサを走査して前記ワークの曲面の歪を測定する表面形状測定装置であって、
    前記ワークの曲面に対向配置される前記非接触センサと、
    前記ワークの曲面に対し、前記ワークの曲面が湾曲する湾曲方向に沿って、前記非接触センサを移動させるZ軸移動手段と、
    前記ワークの曲面に対し、前記湾曲方向と直交する方向に前記非接触センサを移動させるX軸移動手段と、
    前記ワークの曲面に対し、前記非接触センサと前記ワークの曲面とが対向する対向方向の距離が一定に保持されるように、前記対向方向に沿って、前記非接触センサを移動させるY軸移動手段と
    を有する測定部を備えていることを特徴とする、表面形状測定装置。
  2. 前記ワークは、その曲面の湾曲方向が鉛直方向に沿って延びるように配置され、
    前記Z軸移動手段が、前記非接触センサを鉛直方向に沿って移動させることを特徴とする、請求項1に記載の表面形状測定装置。
  3. 前記ワークを、前記ワークの曲面の湾曲方向が鉛直方向に沿って延びる状態で保持するワーク保持部を、前記測定部とは別体として備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の表面形状測定装置。
  4. 前記ワークが、前記非接触センサと対向する表面と反対側の裏面に、補強材が積層されている金属板であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の表面形状測定装置。
  5. 前記補強材が、外部エネルギにより硬化する樹脂で形成されたシート状物であり、前記金属板の裏面に貼付して、前記金属板を補強することを特徴とする、請求項4に記載の表面形状測定装置。
  6. 前記ワークが、車両用鋼板であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の表面形状測定装置。
  7. 前記非接触センサが、レーザ変位計であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の表面形状測定装置。
  8. 前記非接触センサの走査により得られる走査データを処理する処理手段を備え、
    前記処理手段は、前記走査データから前記ワークの曲面の位置座標を計測し、その位置座標から、前記ワークの曲面の歪みを判断するための等高線図を作成する等高線図作成手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の表面形状測定装置。
  9. 前記処理手段は、前記ワークの曲面の位置座標を、仮想平面の位置座標に変換する平滑処理手段を備えていることを特徴とする、請求項8に記載の表面形状測定装置。
  10. 前記処理手段は、前記走査データを微分する微分処理手段を備えていることを特徴とする、請求項8または9に記載の表面形状測定装置。
  11. 前記処理手段は、前記ワークの曲面の位置座標に基づいて、特定の位置座標に対応する前記ワークの曲面の特定の対向位置に、前記非接触センサを移動させる位置特定手段を備えていることを特徴とする、請求項8〜10のいずれかに記載の表面形状測定装置。
  12. 前記処理手段は、前記ワークの前記補強材の積層位置に対応して、前記等高線図に、前記積層位置を表示する積層位置表示手段を備えていることを特徴とする、請求項8〜11のいずれかに記載の表面形状測定装置。
  13. ワークの曲面に対し、非接触センサを走査して前記ワークの曲面の歪を測定する表面形状測定方法であって、
    前記非接触センサの走査により得られる走査データから、前記ワークの曲面の位置座標を計測し、その位置座標から、前記ワークの曲面の歪みを判断するための等高線図を作成することを特徴とする、表面形状測定方法。
  14. 前記ワークの曲面の位置座標を、仮想平面の位置座標に変換することを含むことを特徴とする、請求項13に記載の表面形状測定方法。
  15. 前記走査データを微分することを含むことを特徴とする、請求項13または14に記載の表面形状測定方法。
  16. 前記ワークの曲面の位置座標に基づいて、特定の位置座標に対応する前記ワークの曲面の特定の対向位置に、前記非接触センサを移動させることを含むことを特徴とする、請求項13〜15のいずれかに記載の表面形状測定方法。
  17. 前記ワークの前記補強材の積層位置に対応して、前記等高線図に、前記積層位置を表示することを含むことを特徴とする、請求項13〜16のいずれかに記載の表面形状測定方法。
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