JP2005315613A - 電磁流量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1台で流量が異なる複数種類の配管に対応可能な電磁流量計を提供する。
【解決手段】 本発明の電磁流量計10によれば、配管50に流れる流量に応じて、電磁流量計10のボディ11に計測路変更部材25を適宜着脱することで計測路12の断面積が変更され、計測路12内の流速を流量計測に適した大きさに近づけることができる。これにより、1台の電磁流量計10で、流量が異なる複数種類の配管に対応することが可能になる。しかも、計測路変更部材25が複数種類設けられて選択的にボディ11に取り付けられるので、計測路12の断面積を細かく変更することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、配管の途中に接続されて、配管を流れる流体の流量を計測するための電磁流量計に関する。
従来、この種の電磁流量計は、計測路を流れる流体に磁束を付与し、このとき生じた誘導起電力に基づいて流量を計測する構成になっていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第2568620号公報(請求項1、図10)
ところで、従来の電磁流量計は、測定対象となる流体の流量毎に複数種類が揃えられ、それら複数種類の電磁流量計の間では、互いに計測路の断面積が異なっていた。そして、電磁流量計を備えた配管設備においては、設計上の流量に応じて配管の口径が決定され、その配管の口径に応じて電磁流量計が選定されていた。これにより、電磁流量計の計測路内の流速を所定の範囲に収めて、一定の計測精度を発揮させるようにしていた。
ところが、配管の口径を決定するに際しては、安全率等を考慮するので、各配管における流量は設計値より小さくなる場合が多い。このため、配管の口径又は流量の設計値に応じて選定された電磁流量計の計測路内の流速が小さくなり過ぎて、電磁流量計が本来有する測定精度を十分に発揮できない場合が発生していた。
また、配管設備のメンテナンスを考慮して、予備の電磁流量計を用意しようとすると、従来の電磁流量計では、流量が異なる複数種類の配管用に、それら全ての種類に対応させた電磁流量計を予備として揃えておかなければならず、コストがかかっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、1台で流量が異なる複数種類の配管に対応可能な電磁流量計の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る電磁流量計は、配管の途中に接続されるボディと、ボディの内側に形成されて配管を流れる流体が通過する計測路と、計測路内に磁束を発生させる電磁石と、計測路内に対向配置された1対の検知電極とを備え、計測路内を流体が流れることによって1対の検知電極の間に生じた電位差に基づいて、流体の流量を計測する電磁流量計において、ボディの内側に取り付けられることで、計測路の断面積を変更可能な計測路変更部材を備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電磁流量計において、計測路変更部材は、複数種類設けられて選択的にボディに取り付けられるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の電磁流量計において、ボディのうち計測路の内側空間は、円柱状をなし、計測路変更部材は、計測路の内側空間に対応した円柱体の一部を縦割り分割した構造であるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の電磁流量計において、計測路変更部材の端部に取付金具が固定され、取付金具から計測路変更部材の側方に張り出した突部を、ボディの端部に螺子にて固定したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の電磁流量計において、電磁石は、計測路の中心軸を挟んで対をなすと共に、計測路変更部材は、それら電磁石の内側で対をなしかつ計測路の中心軸及び1対の検知電極を挟んで対向配置されたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の電磁流量計において、計測路変更部材は、合成樹脂からなる本体部と、本体部のうち電磁石に対応した部分に埋設された磁性体からなる磁路構成体とを備えたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載の電磁流量計において、計測路変更部材の本体部には、電磁石に対応した位置に貫通孔が形成されると共に、磁路構成体は、磁性体を絶縁部材でコーティングしてなりかつ貫通孔に嵌合されたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載の電磁流量計において、ボディは、外側筒部と、外側筒部の内側に固定されて外側筒部との間に密閉空間を形成する内側筒部とからなり、電磁石には、内側筒部の外面に密着した磁極が備えられ、その磁極と磁路構成体とが共に内側筒部に密着して隣接したところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の電磁流量計における計測路内の流速は、配管を流れる流体の流量と計測路の断面積とによって決まる。そして、本発明の構成によれば、配管に流れる流量に応じて、電磁流量計のボディに計測路変更部材を適宜着脱することで計測路の断面積が変更され、計測路内の流速を流量計測に適した大きさに近づけることができる。これにより、1台の電磁流量計で、流量が異なる複数種類の配管に対応することが可能になる。
[請求項2の発明]
請求項2の電磁流量計では、計測路変更部材が、複数種類設けられて選択的にボディに取り付けられるので、計測路の断面積を細かく変更することができる。
[請求項3の発明]
請求項3の電磁流量計では、計測路変更部材の曲面がボディの内側曲面に宛がわれ、計測路変更部材が計測路内に安定して取り付けられる。
[請求項4の発明]
請求項4の電磁流量計では、計測路変更部材の端部に取付金具が固定され、その取付金具から側方に張り出した突部をボディの端部に螺子にて固定したので、ボディの端部で螺子を操作して、計測路変更部材の着脱を容易に行うことができる。
[請求項5の発明]
請求項5の電磁流量計によれば、検知電極の構造変更や検知電極への別部品に電気接続を行うことなく、計測路内の断面積を変更することができる。
[請求項6の発明]
請求項6の電磁流量計の計測路変更部材には、電磁石に対応した部分に磁路構成体が備えられているので、計測路変更部材を取り付けたことにより計測路内の磁束を効率よく流体に与えることができ、1対の検知電極の間の電位強度の低下を抑えることができる。
[請求項7の発明]
請求項7の電磁流量計の磁路構成体は、磁性体を絶縁部材でコーティングしてなるので、計測路内に露出させることができる。
[請求項8の発明]
請求項8の電磁流量計では、電磁石の磁極と磁路構成体とが共に内側筒部に密着して隣接するので、電磁石の磁極と磁路構成体との間の磁気損失を低減させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
本実施形態の電磁流量計10に備えたボディ11は、全体としてパイプ構造をなし、ボディ11の内側空間が計測路12になっている。そして、ボディ11の両端に配管50が連結され、その配管50を流れる流体が計測路12を通過する。
ボディ11は、二重管構造になっている。具体的には、ボディ11は、外側筒部13内側に内側筒部14を備えている。内側筒部14は、例えば、円筒管14Aの両端部から側方に鍔部14B,14Bを張り出してなり、それら鍔部14B,14Bが外側筒部13の両端内側に嵌合されて溶接されている。これにより、外側筒部13と内側筒部14との間に密閉空間15が形成されている。また、内側筒部14の両端部には、テーパ面14Tが形成され、このテーパ面14Tの周方向の所定の位置に複数の螺子孔14Nが形成されている。
密閉空間15には、磁束生成部16が収容されている。磁束生成部16は、図2に示すように、環状のヨーク18の2箇所に1対の電磁石17,17を設けた構造になっている。これら電磁石17,17は、内側筒部14を径方向で挟んで対向配置されている。また、各電磁石17は、軸状の鉄芯17Aにコイル17Bを巻回してなり、コイル17Bの端末部が、後述する計測制御部23に接続されている。
鉄芯17Aのうち内側筒部14から離れた側の一端面は、ヨーク18に接合されている。一方、鉄芯17Aの他端面は、内側筒部14の外面に固定された磁極19に接合されている。この磁極19は、帯板を内側筒部14の外面に沿って湾曲させた構造をなしている。そして、コイル17B,17Bが励磁されると、一方の磁極19から他方の磁極19に向かって磁束が延びて計測路12内を磁束が横切ると共に、ヨーク18を介して両電磁石17,17が磁気的に結合される。
内側筒部14のうち各電磁石17,17から90度間隔を空けた位置には、1対の検知電極20,20が設けられている。具体的には、図2に示すように内側筒部14における2つの位置に貫通孔20A,20Aが形成されており、そこにピン状の検知電極20,20が嵌合固定されると共に、防水処理が施されている。そして、検知電極20の一端が計測路12内の流体に接触すると共に、検知電極20の他端に接続された電線が、密閉空間15内で取り廻されて計測制御部23に接続されている。
計測制御部23は、外側筒部13から起立した支柱24の先端に設けられている。そして、各電磁石17及び検知電極20の電線が支柱24の内側を通って計測制御部23の図示しない回路に接続されている。計測制御部23は、計測路12内で磁束が交番するように両電磁石17,17を励磁し、このとき、計測路12内の流れる流体が磁束を横切ることで1対の検知電極20,20の間に生じた電位差を取り込む。そして、その電位差に基づいて流体の流速を演算する。ここで、流体の流速は、計測路12の中心側が大きく、計測路12を囲む壁部側が小さくなるようにばらついているので、周知な重み関数を用いて計測路12内の平均の流速を求める。そして、予め計測制御部23に設定された計測路12の断面積を流速を乗じることで流量を演算する。
図3に示すように、電磁流量計10のボディ11の内側には、必要に応じて1対の計測路変更部材25,25が取り付けられるようになっている。計測路変更部材25は、合成樹脂製の本体部26に、磁性体を絶縁部材でコーティングしてなる磁路構成体29を埋設してなる。本体部26は、図4に示すように、全体として円柱体の一部を縦割りにした所謂蒲鉾形状をなし、その長手方向の中間部には底面から湾曲面に亘って断面矩形の貫通孔27が形成されている。また、貫通孔27における底面側の開口縁は、貫通孔27を囲む枠形に陥没して段差部27Aになっている。
一方、磁路構成体29は、本体部26の貫通孔27の内側空間に対応したマウント部29Aの一端に、本体部26の段差部27Aに対応した矩形板部29Bと一体構造になっている。そして、本体部26に磁路構成体29を組み付けた状態では、図3に示すように、磁路構成体29におけるマウント部29Aの曲面29Kが、計測路変更部材25の全体の曲面25K(即ち、本体部26の湾曲面)と面一になり、磁路構成体29における矩形板部29Bの端面29Tが、計測路変更部材25の全体の底面25T(即ち、本体部26の底面)と面一になっている。なお、磁路構成体29は、貫通孔27内に例えば接着剤によって抜け止めされている。
本体部26の両端面には、取付金具30がねじ止めされている。図4に示すように、取付金具30は、本体部26の端面に対応した略半円形状をなし、その湾曲した外縁部からは複数の突片31が張り出している。また、各突片31には、螺子を貫通させるために取付孔31Aが貫通形成されている。
図5と図6とに比較して示すように、計測路変更部材25には、その曲面25Kと底面25Tとの間の高さ(図5のH1、図6のH2参照)が異なる種類が複数揃えられている。そして、何れの計測路変更部材25においても、それら計測路変更部材25の曲面25Kを、ボディ11における計測路12の内周面に密着させることができる。これにより、計測路変更部材25が計測路12内で安定する。また、計測路変更部材25の曲面25Kを、ボディ11における計測路12の内周面に密着させると、突片31がボディ11に備えたテーパ面14Tに敷設した状態になる。そして、テーパ面14Tに形成された螺子孔14Nに、突片31の取付孔31A(図4参照)を一致させて、その螺子孔14Nに螺子を螺合することで、計測路変更部材25がボディ11の内面の正規の位置に固定される。ここで、計測路変更部材25を固定するための螺子孔14Nはボディ11の端部に配置されているので、螺子の操作を容易に行うことができる。
計測路変更部材25がボディ11に固定されると、計測路変更部材25の磁路構成体29が電磁石17,17の間に配置されて、磁性体である磁路構成体29を磁束が通過する。これにより、ボディ11に計測路変更部材25が取り付けられても、計測路12内の磁束を効率よく流体に与えることができ、1対の検知電極20,20の間の電位強度の低下を抑えることができる。そして、計測路変更部材25の磁路構成体29と磁極19とが、ボディ11における内側筒部14を介して隣接するので、それら磁極19と磁路構成体29との間の磁気損失を低減させることができる。また、磁路構成体29を構成する磁性体は、絶縁部材でコーティングされているので計測路12内に露出させることができる。
上記した計測路変更部材25を取り付けるか否か、又は、取り付けられた計測路変更部材25の種類によって計測路12の断面積が変わる。そこで、計測制御部23には、計測路変更部材25に関する設定手段(図示せず)が備えられている。そして、その設定手段により、計測路変更部材25の有無、計測路変更部材25の種類等の情報を入力すると、その情報に応じて計測制御部23内のROMから重み関数を含んだ演算定数、及び計測路12の断面積等が読み出され、各仕様に応じた流量演算が行われる。
ところで、電磁流量計10には、流量計測を精度良く行うために好ましい「流速」の範囲がある。ここで、その好ましい「流速」をV1とし、計測路変更部材25の不使用時の計測路12の断面積をS1とし、電磁流量計10と同じ口径の配管50(図1参照)に流される設計上の平均流量をM1とすると、次式(1)が成立するように計測路12の断面積S1が設定されている。
M1/S1=V1 ・・・・(1)
即ち、原則として電磁流量計10と同じ口径の配管50に電磁流量計10を取り付けた場合に、計測路変更部材25を用いずに高精度で流量測定を行うことができるようになっている。
上記のように構成された本実施形態の電磁流量計10に関する作用効果について以下説明する。電磁流量計10を備えた配管設備を設計する場合には、流体の設計上の流量に応じて配管50(図1参照)の口径を決定し、その口径に応じて電磁流量計10の種類を選定する。そして、計測路変更部材25を備えない状態で電磁流量計10を配管50に取り付ける(図1参照)。
さて、配管設備の完成後、実際に配管50に流体を流した状態で、電磁流量計10により流量を計測すると、その計測結果が設計値通りの値にならない場合がある。
この場合、例えば、配管50の端部開口から流れ出る流体を所定の容器に流し込み、その容器の容積と容器が満杯になるまでの時間とから流量を求め、電磁流量計10が正常に作動しているか否かをチェックする。そして、電磁流量計10の計測結果と実際の流量とが電磁流量計仕様の計測範囲外であった場合、又は所定の許容誤差を超えていた場合には、測定対象の流体の流量が、電磁流量計10の仕様に適合してないと判断する。このような場合、配管50の設計段階では安全率を考慮しているので、大抵の場合は配管50を流れる流体の流量は設計値より低い。
そこで、電磁流量計10を配管50から取り外し、図7に示すように、ボディ11の内側に1対の計測路変更部材25を取り付ける。このとき、例えば、配管50に流される設計上の好ましい平均流量がM1であるのに対し、実際には例えば2分の1の流量(=1/2・M1)であったとすると、計測路12の断面積S1を2分の1にするための計測路変更部材25を電磁流量計10に取り付け、その計測路変更部材25に関する情報を計測制御部23にて入力すればよい。すると、計測路12内の流速V2は、
V2=(1/2・M1)/(1/2・S1)=M1/S1・・・・(2)
となり、上記式(1)で説明した、流量計測を精度良く行うために好ましい流速V1にすることができる。これにより、配管50内の流体の流量を精度良く測定することができる。また、磁路構成体29があることにより、計測路変更部材25に分散しようとする磁束を効率よく流体に与えることができるため、断面積S1の縮小幅を少なく抑えることができる。
ところで、工場等の配管設備には、通常、口径及び/又は流量が異なる複数種類の配管が備えられている。そして、それら配管の種類に応じて異なる種類の電磁流量計10を取り付けたり、メンテナンス用に複数種類の電磁流量計10を揃えておくとコストがかかる。しかしながら、図8及び図9に示すように、一端と他端の口径が異なるレデューサー51,52と本実施形態の電磁流量計10を用いれば、1つの電磁流量計10で複数種類の配管50に対応することができる。即ち、各配管50の流量に応じて計測路変更部材25を選定して電磁流量計10のボディ11に取り付け、或いは、場合によっては計測路変更部材25を付けない状態にする。そして、レデューサー51(又は52)を介して各配管50に電磁流量計10を取り付ければよい。これにより、何れの配管50に電磁流量計10を取り付けても、その計測路12内の流速を、流量計測を精度良く行うために好ましい値にすることができ、精度良く流量測定を行うことが可能になる。
このように、本実施形態の電磁流量計10によれば、配管50に流れる流量に応じて、電磁流量計10のボディ11に計測路変更部材25を適宜着脱することで計測路12の断面積が変更され、計測路12内の流速を流量計測に適した大きさに近づけることができる。これにより、1台の電磁流量計10で、流量が異なる複数種類の配管に対応することが可能になる。しかも、計測路変更部材25が複数種類設けられて選択的にボディ11に取り付けられるので、計測路12の断面積を細かく変更することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、電磁石17,17の間に計測路変更部材25,25が配置されていたが、図10に示すように検知電極20,20の間に計測路変更部材25’,25’を配置すると共に、本体部26’に導電部材20Bを埋設し、その導電部材20Bの一端を検知電極20に接触させかつ他端を計測路12に臨ませた構造にしてもよい。
ただし、前記実施形態の電磁流量計10のように計測路変更部材25,25を電磁石17,17の間に配置して、それら計測路変更部材25,25が1対の検知電極20,20を挟んで対向配置された構造とすれば、検知電極20,20を上記した導電部材20Bによって延長せずに済むので、計測路12内の断面積の変更を容易に行うことができる。
(2)前記実施形態では、計測路12の断面形状が円形になっていたが、計測路12の断面形状は円形に限定されるものではなく、また、計測路変更部材の形状も上記した所謂蒲鉾形状に限定されるものではない。
(3)前記実施形態では、計測路変更部材25が対をなして計測路12内に設けられていたが、計測路変更部材25の数は計測路12内に3つ以上或いは1つであってもよい。
(4)前記実施形態では、計測路変更部材25がボディ11に螺子止めしていたが、計測路変更部材をボディに溶接したものも本発明に含まれる。
(5)前記実施形態の計測路変更部材25は、合成樹脂製の本体部26に磁性体よりなる磁路構成体29を埋設した構成であったが、計測路変更部材全体を蒲鉾形の磁性体で構成し、その磁性体の外面全体を絶縁コーティングした構成としてもよい。
(6)前記電磁流量計10では、計測路変更部材25の種類等の各種情報を前記計測制御部23に入力する必要があったが、例えば計測路変更部材25にICチップを供え、各種情報が自動的に入力される設定手段を備えた構成にしてもよい。
本発明の一実施形態に係る電磁流量計の側断面図 電磁流量計の正断面図 電磁流量計のボディに計測路変更部材を取り付けた状態の側断面図 計測路変更部材の分解斜視図 電磁流量計のボディに計測路変更部材を取り付けた状態の正断面図 電磁流量計のボディに計測路変更部材を取り付けた状態の正断面図 電磁流量計のボディに計測路変更部材を取り付けた状態の側断面図 レデューサーを介して電磁流量計を配管に取り付けた状態の側断面図 レデューサーを介して電磁流量計を配管に取り付けた状態の側断面図 電磁流量計の変形例を示した正断面図
符号の説明
10 電磁流量計
11 ボディ
12 計測路
13 外側筒部
14 内側筒部
15 密閉空間
17 電磁石
19 磁極
20 検知電極
25,25’ 計測路変更部材
29 磁路構成体
30 取付金具
31 突片(突部)
31A 取付孔
50 配管

Claims (8)

  1. 配管の途中に接続されるボディと、前記ボディの内側に形成されて前記配管を流れる流体が通過する計測路と、前記計測路内に磁束を発生させる電磁石と、前記計測路内に対向配置された1対の検知電極とを備え、前記計測路内を前記流体が流れることによって前記1対の検知電極の間に生じた電位差に基づいて、前記流体の流量を計測する電磁流量計において、
    前記ボディの内側に取り付けられることで、前記計測路の断面積を変更可能な計測路変更部材を備えたことを特徴とする電磁流量計。
  2. 前記計測路変更部材は、複数種類設けられて選択的に前記ボディに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の電磁流量計。
  3. 前記ボディのうち前記計測路の内側空間は、円柱状をなし、
    前記計測路変更部材は、前記計測路の内側空間に対応した円柱体の一部を縦割り分割した構造であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁流量計。
  4. 前記計測路変更部材の端部に取付金具が固定され、前記取付金具から前記計測路変更部材の側方に張り出した突部を、前記ボディの端部に螺子にて固定したことを特徴とする請求項3に記載の電磁流量計。
  5. 前記電磁石は、前記計測路の中心軸を挟んで対をなすと共に、前記計測路変更部材は、それら電磁石の内側で対をなしかつ前記計測路の中心軸及び前記1対の検知電極を挟んで対向配置されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電磁流量計。
  6. 前記計測路変更部材は、合成樹脂からなる本体部と、前記本体部のうち前記電磁石に対応した部分に埋設された磁性体からなる磁路構成体とを備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電磁流量計。
  7. 前記計測路変更部材の前記本体部には、前記電磁石に対応した位置に貫通孔が形成されると共に、前記磁路構成体は、前記磁性体を絶縁部材でコーティングしてなりかつ前記貫通孔に嵌合されたことを特徴とする請求項6に記載の電磁流量計。
  8. 前記ボディは、外側筒部と、前記外側筒部の内側に固定されて前記外側筒部との間に密閉空間を形成する内側筒部とからなり、
    前記電磁石には、前記内側筒部の外面に密着した磁極が備えられ、その磁極と前記磁路構成体とが共に前記内側筒部に密着して隣接したことを特徴とする請求項6又は7に記載の電磁流量計。
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