JP2005313376A - スプール及びインクカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】 インク層の劣化を防止する。
【解決手段】 インク層12が設けられたインクリボン2を有するインクカートリッジ1に設けられ、インクリボン2が巻回されるスプール3は、インクリボン2が巻回される軸部21と、軸部21の外周部に軸方向に沿って形成される溝部24と、溝部24に係合される係合部材25とを有し、溝部25と係合部材26との間にインクリボン2の端部を介在させた状態で、係合部材26が25溝部に係合されると、軸部21の外周面21aが連続した面となる。
【選択図】図6
【解決手段】 インク層12が設けられたインクリボン2を有するインクカートリッジ1に設けられ、インクリボン2が巻回されるスプール3は、インクリボン2が巻回される軸部21と、軸部21の外周部に軸方向に沿って形成される溝部24と、溝部24に係合される係合部材25とを有し、溝部25と係合部材26との間にインクリボン2の端部を介在させた状態で、係合部材26が25溝部に係合されると、軸部21の外周面21aが連続した面となる。
【選択図】図6
Description
本発明は、インクリボンが巻回されるスプール及びこのスプールを備えるインクカートリッジに関する。
熱転写プリンタ装置は、加熱可能なサーマルヘッドと、このサーマルヘッドと対向する位置に設けられたドラムとの間に、インクリボンと印画紙とを走行させ、サーマルヘッドが印画紙にインクリボンを押圧し、インクリボンに形成されたイエロー、マゼンタ、シアン等の各色のインク層を選択的に加熱する。これにより熱転写プリンタ装置では、選択的にインク層が印画紙に熱転写され、印画紙上にカラー画像を形成する。このような熱転写プリンタ装置は、サーマルヘッド及びドラム等を備える装置本体に、インクリボンを備えるインクカートリッジが装着されてなる。
インクカートリッジは、インクリボンと、転写される前のインクリボンが巻回される供給側スプールと、転写後のインクリボンが巻き取られる巻取側スプールとを有する(例えば特許文献1を参照)。
インクカートリッジでは、図14に示すように、供給側スプール100に転写される前のインクリボン101を巻回する際に、インクリボン101の一端と供給側スプール100の外周面100aとの間に、両面テープ102を介在させ、インクリボン101の一端を両面テープ102で供給側スプール103の外周面100aに貼り付けて固定する。
インクカートリッジでは、供給側スプール100にインクリボン101を巻回する際に、インクリボン101の量を多くするため、インクリボン101の巻回回数を多くして巻回する。インクカートリッジでは、インクリボン101の巻回回数を多くして、巻回されたインクリボンの厚みが厚くならないようにするため、供給側スプール100にインクリボン101を巻回する際に、インクリボン101を巻回方向に緊張させた状態で供給側スプール100に巻回する。インクカートリッジでは、インクリボン101を巻回方向に緊張させながら巻回することによって、外側に巻回されたインクリボンが内側に巻回されたインクリボン101を押圧するようになり、インクリボン101が供給側スプール100の外周面100a側に巻き締まるようになり、厚みを厚くすることなく巻回回数を多くすることができる。
このように供給側スプール100にインクリボン101を巻回すると、供給側スプール100の外周面100a側に巻き締まる力によって、供給側スプール100の外周面100aに沿って巻回されるようになる。具体的には、供給側スプール100では、外周面100aに両面テープ102が貼り付けられているので、この両面テープ102上と、両面テープ102が貼り付けられていない外周面100a上にインクリボン101が巻回されるようになる。インクカートリッジでは、インクリボン101の厚さが約5μmであり、両面テープ102の厚さが約50μmであり、両面テープ102の厚さが厚く、且つ供給側スプール100の外周面100a側にインクリボン101が巻き締まるので、両面テープ102上に巻回されたインクリボン101が外周面100a上に巻回されたインクリボン101より突出してしまう。これにより、インクカートリッジでは、巻回されたインクリボン101の突出した部分、即ち両面テープ102上に巻回されたインクリボン101の部分に両面テープ102の痕がつき、凹凸が形成され、この凹凸部分でインクリボン101が劣化してしまう。
インクリボン101では、インク層が両面テープ102と対向し、インク層が劣化してしまうと、印画紙にインク層を熱転写した際に色が薄くなったり、熱転写されなかったりする。これにより、インクカートリッジでは、サーマルヘッド側にインクリボン101を走行させると両面テープ102の痕が間隔をおいて順次出てくる、即ち劣化したインク層が間隔をおいて順次出てくるので、色の薄い部分や熱転写されなかった部分が間隔をおいて生じ、白スジ等が形成され、印刷の画質が低下してしまう。
そこで、本発明は、インクリボンの劣化を抑えることが可能なスプール及びこのスプールを備えるインクカートリッジを提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明に係るスプールは、インク層が設けられたインクリボンを有するインクカートリッジに設けられ、インクリボンが巻回され、インクリボンが巻回される軸部と、軸部の外周部に軸方向に沿って形成される溝部と、溝部に係合される係合部材とを有し、溝部と係合部材との間にインクリボンの端部を介在させて、溝部に係合部材が係合されると、軸部の外周面が連続した面となることを特徴とする。
上述した目的を達成する本発明に係るインクカートリッジは、インク層が設けられたインクリボンが巻回された供給側スプールと、インクリボンを巻き取る巻取側スプールとを有し、供給側スプールは、インクリボンが巻回された軸部と、軸部の外周部に軸方向に沿って形成される溝部と、溝部に係合される係合部材とを有し、溝部と係合部材との間にインクリボンの端部を介在させて、溝部に係合部材が係合されると、軸部の外周面が連続した面となることを特徴とする。
本発明では、インクリボンが巻回されているスプールの軸部の外周部に軸方向に亘って溝部を設け、この溝部に係合される係合部材を有し、インクリボンの端部を溝部に挿入し、この溝部に係合部材を係合してインクリボンの端部を溝部と係合部材との間に介在させることによって、インクリボンは供給側スプールに係止されると共に、軸部の外周面が連続した面となる。
本発明では、溝部に係合部材が係合され、軸部の外周面が連続した面となることによって、巻回されたインクリボンに凹凸が形成されることがなく、インクリボンの劣化が抑えられる。したがって、本発明では、転写されたインク層の色が薄くなったり、インク層が転写されなかったりすることが防止され、画質の低下が抑えられる。
以下、本発明を適用したスプール及びインクカートリッジについて図面を参照して詳細に説明する。図1に示すインクカートリッジ1は、例えば印画紙に塗料を熱転写してカラー印刷を行う熱転写プリンタ装置の装置本体に着脱可能に取り付けられる。この装置本体には、インクカートリッジ1が装着される装着部が設けられ、塗料を熱転写するサーマルヘッドが備えられている。インクカートリッジは、装置本体の装着部に装着され、サーマルヘッドによって印画紙に転写される塗料を装置本体に供給する。
インクカートリッジ1は、図1及び図2に示すように、転写される塗料が塗布されたインクリボン2と、インクリボン2が巻回されている供給側スプール3と、インクリボン2を巻き取る巻取側スプール4と、インクリボン2と供給側スプール3と巻取側スプール4とを収納するケース5とから構成される。
インクリボン2は、図3及び図4に示すように、プラスチックフィルムからなる基材シート11の一方の主面にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の昇華性あるいは熱拡散性の染料からなるインク層12Y、12M、12Cが一定の間隔をもって面順次に繰り返し塗布されている。また、基材シート11の一方の主面には、イエロー、マゼンタ、シアンのインク層12Y、12M、12Cを1つのまとまりとして、この1つのまとまりを検出するための第1の検出マーク13がイエローのインク層12Yと、シアンのインク層12Cとの間に設けられている。更に、基材シート11の一方の主面には、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインク層12Y、12M、12Cの境界を検出するための第2の検出マーク14がイエローのインク層12Yとマゼンタのインク層12Mとの間、及びマゼンタのインク層12Mとシアンのインク層12Cとの間、シアンのインク層12Cとイエローのインク層12Yとの間にそれぞれ設けられている。
また、インクリボン2は、図3に示すように、基材シート11のインク層12Y、12M、12Cが形成されている主面とは反対側の主面にバックコート層15が形成されている。このバックコート層15は、装置本体に備わるサーマルヘッドがインクリボン2に接し、インクリボン2が加熱される際のインクリボン2とサーマルヘッドとの間の摩擦摺動を一定に保っている。
このような構成からなるインクリボン2は、基材シート11の一端が供給側スプール3に固定され、インク層12Y、12M、12Cが転写される前では供給側スプール3に巻回されており、他端は巻取側スプール4に固定され、インク層12Y、12M、12Cが転写された後に巻取側スプール4に巻回される。インクリボン2は、供給側スプール3から巻取側スプール4に走行することによって、面順次に繰り返し塗布されているインク層12Y、12M、12Cが順次、印画紙に転写されるようになる。インクリボン2は、供給側スプール3及び巻取側スプール4が装置本体に備わる走行機構と接続されることによって、供給側スプール3及び巻取側スプール4が回転し、供給側スプール3と巻取側スプール4との間に走行するようになる。
供給側スプール3は、略棒状に形成され、インクリボン2が巻回される軸部21と、この軸部21を回転可能に支持する第1の支持部22及び第2の支持部23とを有する。
軸部21は、インクリボン2の長辺方向の一端が後述するように固定され、インクリボン2が巻回される部分である。この軸部21には、外周部に軸方向に沿って凹条の溝となっている溝部24が形成されており、この溝部24に係合される係合部材25とを有する。軸部21には、溝部24と係合部材25との間にインクリボン2の一端が介在され、インクリボン2の一端が固定される。
溝部24は、図5に示すように、軸部21の外周面21a及び軸部21の一方の側面に開口部26を有し、軸部21の軸方向と直交する方向の断面が略三角形状となるように形成されている。具体的に、溝部24は、三角形の底辺が軸部21の中心軸側に位置し、底辺に対向する頂点が外周部側に位置するように形成される。この溝部24では、底辺が中心軸側に位置し、頂点が外周部側に位置することによって、インクリボン2が巻回される側の頂点の角度が鋭角となる。
係合部材25は、軸部21の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部24の断面と同じ略三角形状に形成されている。この係合部材25は、軸部21の側面に形成された溝部24の開口部26から挿入され、溝部24に全体が挿入されることによって、溝部24に係合される。
第1の支持部22は、筒状からなり、軸部21側の一端にフランジ部22aを有する。この第1の支持部22は、フランジ部22aと共に軸部21と一体に形成されている。第1の支持部22は、内周面に複数の爪27を有し、この爪27が装置本体の走行機構に係止され、走行機構と接続される。第1の支持部22は、走行機構と連結され、走行機構が駆動することによって、フランジ部22aに一体に形成された軸部21をケース5の第1の軸受部44に対して回転可能に支持する。フランジ部22aは、軸部21にインクリボン2を巻回する際に、インクリボン2が軸部21よりも外部に突出することを防止する。
第2の支持部23は、軸状からなり、軸部21側の一端にフランジ部23aが形成されている。このフランジ部23aには、軸部21側に開口を有する凹部23bが形成されている。第2の支持部26は、フランジ部23aに形成された凹部23bに軸部21が圧入、又は接着部材等を介して嵌入されることによって、軸部21と接続され、軸部21をケース5に対して第1の支持部22と共に回転可能に支持する。また、第2の支持部23では、フランジ部23aに形成された凹部23bに軸部21を圧入又は嵌入させることによって、係合部材25が溝部24から外れないようになる。フランジ部26aは、軸部21にインクリボン2を巻回する際に、第1の支持部32に設けられたフランジ部22aと共に、インクリボン2が軸部21よりも外部に突出することを防止する。
このような構成からなる供給側スプール3にインクリボン2の一端を固定するには、先ず、溝部24にインクリボン2の一端を挿入し、インクリボン2の一端が挿入された溝部24に係合部材25を軸部21の側面に形成された開口部26から挿入して、溝部24に係合部材25を係合する。これにより、供給側スプール3では、図6及び図7に示すように、溝部24と係合部材25との間にインクリボン2の一端が挟まれるようになり、略三角形状の溝部24の鋭角部分と、この溝部24の鋭角部分と係合される係合部材25の鋭角部分との間にインクリボン2の一端が係止される。また、供給側スプール3では、溝部24に係合部材25を挿入することによって、軸部21の外周面21aに凹凸等が生じることなく、連続した面となる。次に、第2の支持部26が設けられたフランジ部23aの凹部23bに軸部21を圧入、又は接着部材等を介在させて凹部23bに軸部21を嵌合し、軸部21にフランジ部23aを接続することによって、インクリボン2の一端が供給側スプール3に固定される。
供給側スプール3では、図6及び図7に示すように、溝部24と係合部材25との間にインクリボン2の一端を介在させて固定することによって、軸部21の外周面21aに凹凸等が生じることなく、連続した面となった軸部21にインクリボン2を巻回することがきるようになる。これにより、この供給側スプール3では、インクリボン2を巻回する際に、インクリボン2を巻回方向に緊張させながら巻回し、軸部21の中心軸方向にインクリボン2が巻き締まっていても、インクリボン2に凹凸等が付くことなく、インクリボン2のインク層12が劣化することを抑えることができる。したがって、この供給側スプール3では、長期間インクリボン2が巻回されていても、インクリボン2のインク層12の劣化が抑えられているので、転写した際に色が薄くなったり、色が印刷されなかったりすることがなく、画質の低下が抑えられる。
また、供給側スプール3では、インクリボン2の一端が溝部24と係合部材25との間に介在され、溝部24及び係合部材25のインクリボン2が巻回される側の頂点が鋭角となっているので、この溝部24にインクリボン2の一端が係止される。これにより、供給側スプール3では、インクリボン2の一端が確実に固定されるため、インクリボン2が巻取側スプール4側に走行している間やインクリボン2が巻取側スプール4に巻回され、供給側スプール3に固定されている一端が巻取側スプール4に引っ張られても、インクリボン2の一端が外れることがない。
巻取側スプール4は、図2に示すように、上述した供給側スプール3と同様の構成からなる。巻取側スプール4は、軸部31を有し、この軸部31の両端に設けられ、軸部21をケース5の第1の軸受部45及び第2の軸受部47対して回転可能に支持する第1の支持部32及び第2の支持部33を有する。軸部31は、軸状に形成され、インク層12Y、12M、12Cが転写された使用済みのインクリボン2が巻回される。第1の支持部32は、上述した供給側スプール3の第1の支持部22と同様の構成であり、内周面に形成された爪34が装置本体の走行機構に係止され、走行機構と接続されることによって、軸部21を回転させる。第2の支持部33も、供給側スプール3と同様の構成からなり、軸部31に嵌め合わされ、溝部24に係合された係合部材25を固定すると共に、軸部31を回転させる。
ケース5は、略円筒状の供給側スプール3及び巻取側スプール4を収納するための二つのスプール収納部41、42が左右に離間し、互いに平行をなすように設けられ、この二つのスプール収納部41、42は連結部43によって連結されている。二つのスプール収納部41、42は、収納される供給側スプール3及び巻取側スプール4の長辺方向の両端と対向する位置に、供給側スプール3及び巻取側スプール4のそれぞれの第1の支持部22、32を挿嵌するための第1の軸受部44、45が形成されている。また、この2つのスプール収納部41、42には、第1の軸受部44、45と対向する位置に、供給側スプール3及び巻取側スプール4の第2の支持部23、33を回転可能に支持する第2の軸受部46、47が設けられている。ケース5は、第1の軸受部44、45に第1の支持部22を挿通させ、第2の軸受部46、47に第2の支持部23、33を挿通させることによって、収納された供給側スプール3及び巻取側スプール4は回転可能に収納する。
また、ケース5では、二つのスプール収納部41、42に回転可能に収納された供給側スプール3及び巻取側スプール4に端部が固定され、巻回されたインクリボン2が連結部43に沿って延在されている。インクリボン2は、連結部43に設けられた開口部48からインク層12が外方に臨んだ状態でケース5内に収納されている。
上述した構成からなるインクカートリッジ1では、転写される前のインクリボン2が巻回される供給側スプール3の軸部21の外周部に、軸方向に沿って溝部24が設けられ、この溝部24に係合部材25が係合されることによって、軸部21の外周面21aが連続した面となり、軸部21の外周面21aに凹凸等が形成されていない。これにより、インクカートリッジ1では、軸部21の外周面21aに凹凸等が形成されていない供給側スプール3にインクリボン2が巻回されているので、インクリボン2に凹凸等が付くことなく、インクリボン2の劣化が抑えられている。このインクカートリッジ1では、劣化が抑えられたインクリボン2を装置本体に供給することができ、インク層12Y、12M、12Cが転写された際に色が薄くなったり、色が転写されなかったりすることがなく、画質の低下を抑えることができる。
また、インクカートリッジ1では、供給側スプール3の溝部24と係合部材25との間にインクリボン2の一端が介在され、且つ溝部24の軸方向と直交する方向の断面が略三角形状となっていることから、溝部24の鋭角部分と係合部材25の鋭角部分でインクリボン2の一端が係止されるため、インクリボン2の一端が供給側スプール3に確実に固定される。これにより、インクカートリッジ1では、インクリボン2が巻取側スプール4側に走行している間や、インクリボン2が巻き取られ、供給側スプール3に固定されている一端が巻取側スプール2に引っ張られた場合であっても、インクリボン2が供給側スプール3から外れることがない。
上述した供給側スプール3では、軸部31の軸方向と直交する方向の断面が略三角形状となるように溝部24を形成したが、例えば、図8に示すような供給側スプール50でもよい。なお、上述した供給側スプール3と同様の構成については、同一の符号を付して詳細を省略する。
この供給側スプール50は、軸部21の軸方向と直交する方向の断面が略直角三角形状となっている溝部51を有する。溝部51は、底辺が軸部21の中心軸側に位置し、軸部21の外周面21a及び第2の支持部26が嵌合される側面に開口部52を有する。係合部材53は、溝部61の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部51の断面と同じ略直角三角形状に形成されている。この供給側スプール3には、上述した供給側スプール3と同様の方法でインクリボン2の一端が固定される。この供給側スプール3では、溝部51と係合部材53との間にインクリボン2の一端が挟まれ、溝部51の直角部分と、この溝部51の直角部分に係合される係合部材52の直角部分とでインクリボン2の一端が係止され固定される。
また、供給側スプール3の他の例としては、図9に示すような供給側スプール60がある。この供給側スプール60は、軸部21の軸方向と直交する方向の断面が略L字状となっている溝部61を有する。溝部61は、底辺が軸部21の中心軸側に位置し、軸部21の外周面21a及び第2の支持部26が嵌合される側面に開口部62を有する。係合部材63は、溝部61の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部61の断面と同じ略L字状に形成されている。また、係合部材63は、溝部61に係合された際に、軸部21の外周面21aに形成された開口部62から外部に露出する露出面63aが軸部21の外周面21aと連続した面を形成するように、曲面となっている。
この供給側スプール60には、上述した供給側スプール3と同様の方法でインクリボン2の一端が固定される。供給側スプール60では、溝部61と係合部材63との間にインクリボン2の一端が挟まれ、略L字状の溝部61の直角部分と、略L字状の係合部材63の直角部分との間にインクリボン2の一端が係止され固定される。供給側スプール60では、溝部61に係合部材63が係合されると、軸部21の外周面21aと係合部材63の露出面63aとによって凹凸等のない連続した面が形成される。
また、供給側スプール3の他の例としては、図10に示すような供給側スプール70がある。この供給側スプール70は、軸部21の軸方向と直交する方向の断面が略四角形状となっている溝部71を有する。溝部71は、一辺が軸部21の中心軸側に位置し、軸部21の外周面21a及び第2の支持部26が嵌合される側面に開口部72を有する。係合部材73は、溝部71の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部71の断面と同じ略四角形状に形成されている。また、係合部材73は、溝部71に係合された際に、軸部21の外周面21aに形成された開口部72から外部に露出する露出面73aが軸部21の外周面21aと連続した面を形成するように、曲面となっている。
この供給側スプール70にインクリボン2の一端を固定するには、上述した供給側スプール3と同様の方法で固定する他に、軸部21の外周面21aの軸方向に沿って形成された開口部72から挿入して、係合するようにしてもよい。この供給側スプール70では、溝部71に係合部材73が係合されると、軸部21の外周面21aと係合部材63の露出面63aとによって凹凸等のない連続した面が形成される。この供給側スプール70では、溝部72と係合部材73との間にインクリボン2の一端が挟まれ、略四角形状の溝部71の直角部分と、この溝部71の直角部分に係合される係合部材73の直角部分との間にインクリボン2の一端が係止され固定される。
また、供給側スプール3の他の例としては、図11に示すような供給側スプール80がある。この供給側スプール80は、軸方向と直交する方向の断面が略V字状となっている溝部81を有する。溝部81は、略V字状の鋭角部分が軸部21の中心側に位置するように形成され、軸部21の外周面及び第2の支持部26が嵌合される側面に開口部82を有する。係合部材83は、溝部81の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部81の略V字状に合わせて略三角形状に形成されている。係合部材83は、頂点が溝部81の鋭角部分に係合され、この頂点と対向する面、即ち軸部21の外周面21aに形成された開口部82から外部に露出する露出面83aが軸部21の外周面12aと連続した面を形成するように曲面に形成されている。
この供給側スプール80にインクリボン2を固定する際には、上述した供給側スプール3と同様に、軸部21の側面に形成された開口部82から係合部材83を挿入して溝部81と係合部材83とを係合して、インクリボン2の一端を固定する。または、供給側スプール80は、軸部21の外周面に形成された開口部82から係合部材83を挿入して溝部81と係合部材83とを係合するようにしてもよい。供給側スプール80では、溝部81に係合部材83が係合されると、軸部21の外周面21aと係合部材83の露出面83aとによって凹凸等のない連続した面が形成される。この供給側スプール80では、溝部81と係合部材83との間にインクリボン2の端部が挟まれ、略V字状の溝部81の鋭角部分と、この溝部81の鋭角部分と係合される係合部材83の鋭角部分との間にインクリボン2の一端が係止され固定される。
また、供給側スプール3の他の例としては、図12及び図13に示すような供給側スプール90がある。この供給側スプール90は、軸部21の軸方向と直交する方向の断面が台形となっている溝部91を有する。溝部91は、軸部21の外周面21aに軸方向に沿って開口部92を有し、内側面に係合部材93が係止される凸部91aが軸方向に沿って形成されている。
係合部材93は、溝部91の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなる。係合部材は、溝部91に挿入される側の両端に一対の弾性変位部94、95を有し、この弾性変位部94、95の端部に凸部91aに係止される爪94a、95aが形成されている。また、係合部材93には、一対の弾性変位部94、95の間に溝部91の底辺に突き当たる支持部97が設けられている。この支持部97は、溝部91に係合される係合部材93を溝部91の底面に対して支持している。
この供給側スプール90では、インクリボン2の一端を固定する際に、溝部81にインクリボン2の一端を挿入し、溝部91に係合部材93を圧入することによって、係合部材93の両端が弾性変位し、溝部91の凸部91aに係合部材93の爪94、96が形成される。これにより、この供給側スプール90では、インクリボン2の一端が溝部91と係合部材93との間に挟まれ、固定される。
また、供給側スプール3及び巻取側スプール4において、溝部及び係合部材の形状は上述した形状に限定されず、インクリボン2の一端が挿入され、このインクリボン2の一端を係止することができ、供給側スプール3及び巻取側スプール4の軸部21、31の外周面21a、31aが凹凸等のない連続した面となる形状であればよい。
以下、本発明の好適な実施例を実験結果に基づいて説明する。なお、実施例1〜実施例4及び比較例1では、供給側スプール及び巻取側スプールの溝部及び係合部材の形状を変えて、インクリボンの端部を固定し、インクカートリッジの特性を評価した。
実施例1
実施例1のインクカートリッジでは、次のような供給側スプール及び巻取側スプールを用いた。供給側スプール及び巻取側スプールには、溝部と、この溝部に係合される係合部材とが設けられている。溝部は、軸部の軸方向に沿って設けられ、軸方向と略直交方向の断面が中心軸側に底辺を有し、インクリボンが導出される側が鋭角となっている略三角形状に形成されている。係合部材は、溝部の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部の断面と同じ略三角形状に形成されている。
実施例1のインクカートリッジでは、次のような供給側スプール及び巻取側スプールを用いた。供給側スプール及び巻取側スプールには、溝部と、この溝部に係合される係合部材とが設けられている。溝部は、軸部の軸方向に沿って設けられ、軸方向と略直交方向の断面が中心軸側に底辺を有し、インクリボンが導出される側が鋭角となっている略三角形状に形成されている。係合部材は、溝部の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部の断面と同じ略三角形状に形成されている。
供給側スプールでは、溝部にインクリボンの一端を挿入し、係合部材を溝部に係合し、インクリボンの一端を溝部と係合部材との間に介在させ、インクリボンの一端を固定した。そして、供給側スプールの軸部にインクリボンを巻回した。巻取側スプールは、インクリボンの他端を供給側スプールと同様に固定した。
実施例2
実施例2のインクカートリッジでは、次のような供給側スプール及び巻取側スプールを用いた。供給側スプール及び巻取側スプールには、溝部と、この溝部に係合される係合部材とが設けられている。溝部は、軸部の軸方向に沿って設けられ、軸方向と略直交方向の断面が中心軸方向に底辺を有し、インクリボンが導出される側が略直角となっている略直角三角形状に形成されている。係合部材は、溝部の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部の断面と同じ略直角三角状に形成されている。この供給側スプール及び巻取側スプールを用いたこと以外は実施例1と同様にインクリボンの端部をそれぞれに固定した。
実施例2のインクカートリッジでは、次のような供給側スプール及び巻取側スプールを用いた。供給側スプール及び巻取側スプールには、溝部と、この溝部に係合される係合部材とが設けられている。溝部は、軸部の軸方向に沿って設けられ、軸方向と略直交方向の断面が中心軸方向に底辺を有し、インクリボンが導出される側が略直角となっている略直角三角形状に形成されている。係合部材は、溝部の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部の断面と同じ略直角三角状に形成されている。この供給側スプール及び巻取側スプールを用いたこと以外は実施例1と同様にインクリボンの端部をそれぞれに固定した。
実施例3
実施例3のインクカートリッジでは、次のような供給側スプール及び巻取側スプールを用いた。供給側スプール及び巻取側スプールには、溝部と、この溝部に係合される係合部材とが設けられている。溝部は、軸部の軸方向に沿って設けられ、軸方向と略直交方向の断面が中心軸方向に一辺を有する略四角形状に形成されている。係合部材は、溝部の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部の断面と同じ略四角形状に形成されている。この供給側スプール及び巻取側スプールを用いたこと以外は実施例1と同様にインクリボンの端部をそれぞれに固定した。
実施例3のインクカートリッジでは、次のような供給側スプール及び巻取側スプールを用いた。供給側スプール及び巻取側スプールには、溝部と、この溝部に係合される係合部材とが設けられている。溝部は、軸部の軸方向に沿って設けられ、軸方向と略直交方向の断面が中心軸方向に一辺を有する略四角形状に形成されている。係合部材は、溝部の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部の断面と同じ略四角形状に形成されている。この供給側スプール及び巻取側スプールを用いたこと以外は実施例1と同様にインクリボンの端部をそれぞれに固定した。
実施例4
実施例4のインクカートリッジでは、次のような供給側スプール及び巻取側スプールを用いた。供給側スプール及び巻取側スプールには、溝部と、この溝部に係合される係合部材とが設けられている。溝部は、軸部の軸方向に沿って設けられ、軸方向と略直交方向の断面が中心方向に一辺を有し、インクリボンが導出される側が略直角となっている略L字状に形成されている。係合部材は、溝部の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部の断面と同じ略L字状に形成されている。この供給側スプール及び巻取側スプールを用いたこと以外は実施例1と同様にインクリボンの端部をそれぞれに固定した。
実施例4のインクカートリッジでは、次のような供給側スプール及び巻取側スプールを用いた。供給側スプール及び巻取側スプールには、溝部と、この溝部に係合される係合部材とが設けられている。溝部は、軸部の軸方向に沿って設けられ、軸方向と略直交方向の断面が中心方向に一辺を有し、インクリボンが導出される側が略直角となっている略L字状に形成されている。係合部材は、溝部の軸方向の長さと同じ長さを有する略棒状からなり、長辺方向と直交する方向の断面が溝部の断面と同じ略L字状に形成されている。この供給側スプール及び巻取側スプールを用いたこと以外は実施例1と同様にインクリボンの端部をそれぞれに固定した。
比較例1
比較例1のインクカートリッジでは、軸部が棒状に形成された供給側スプール及び巻取側スプールを用いる。供給側スプールには、軸部に両面テープを介してインクリボンの一端が固定され、インクリボンが巻回されている。巻取側スプールには、軸部に両面テープを介してインクリボンの端部が固定されている。
比較例1のインクカートリッジでは、軸部が棒状に形成された供給側スプール及び巻取側スプールを用いる。供給側スプールには、軸部に両面テープを介してインクリボンの一端が固定され、インクリボンが巻回されている。巻取側スプールには、軸部に両面テープを介してインクリボンの端部が固定されている。
以上のようにインクリボンの端部を供給側スプール及び巻取側スプールに固定した作製した実施例1〜実施例4、及び比較例1について、インクリボンの供給側スプール及び巻取側スプールに対する固定強度の試験を行った。
インクリボンの供給側スプール及び巻取側スプールに対する固定強度の試験は、次のようにして行った。先ず、供給側スプール及び巻取側スプールの軸部にインクリボンの端部を固定した後、6時間以上放置した。次に、供給側スプール及び巻取側スプールを温度45度の環境下で30分以上放置した後、同環境下で9.8Nの重りをインクリボンに吊り下げて、インクリボンの供給側スプール及び巻取側スプールに対する固定強度を評価した。
そして、各実施例及び比較例で作製したインクリボンの端部を固定された供給側スプール及び巻取側スプールをケースに収納し、それぞれインクカートリッジを作製した。各実施例及び比較例のインクカートリッジについて、インクリボンの凹凸の有無、及び装置本体の走行機構による走行力に対するインクリボンの固定強度の試験を行った。
巻回されたインクリボンの凹凸の有無については、次のようにして評価を行った。インクカートリッジを温度が25度〜30度で、湿度が60%の環境下に約60日放置した。次に、このインクカートリッジを熱転写プリンタ装置(ソニー社製UP−21MD)の装着部に装着し、任意のパターンを連続して印画紙(ソニー社製UPC−21L)に印画を行った。印画紙に印画を行い、印画の濃度が薄い部分や印画されていない部分等が生じなければ、インクリボンのインク層が劣化した部分がなかったとみなし、インクリボンに凹凸が形成されなかったと評価し、印画の濃度が薄い部分や印画されていない部分等が生じていれば、インクリボンに凹凸が形成されたと評価することで、インクリボンの凹凸の有無について評価した。
また、装置本体の走行機構による走行力に対して、インクリボンの供給側スプールに対する固定強度について、次のようにして評価を行った。インクカートリッジを熱転写プリンタ装置(ソニー社製UP−21MD)に装着し、印画紙(ソニー社製UPC−21L)50枚に黒色の印画を連続して行い、インクリボンが巻取側スプールに全て巻回され、供給側スプールの端部が露出し、走行機構の走行力に対してインクリボンの一端が軸部から外れるかどうかによって、走行機構の走行力に対するインクリボンの供給側スプールの軸部に対する固定強度を評価した。
以下に、実施例1〜実施例4及び比較例1の上述した供給側スプール及び巻取側スプールに対するインクリボンの固定強度、インクリボンの凹凸の有無、及び走行力に対する固定強度の結果を表1に示す。
表1に示すように、実施例1から実施例4では、インクリボンの固定強度、インクリボンの凹凸の有無、及び走行力に対する固定強度ついて、比較例1と比べて良好であった。比較例1では、インク層を転写した印画した際に、色が薄くなったり、色が印画されなかったりした。これにより、比較例1では、巻回されたインクリボンが軸部の中心軸方向に巻き締まることによって、両面テープ上に巻回されたインクリボンと、両面テープ上に巻回されていないインクリボンとの間に段差が生じ、凹凸が形成されたことが確認された。
これに対して実施例1から実施例4では、インク層を転写した印画した際に、色が薄くなったり、色が印画されなかったりすることがなかく、画質の低下が抑えられている。これにより、実施例1から実施例4では、インクリボンに凹凸が形成されていないことが確認された。これは、実施例1から実施例4では、インクリボンの端部を溝部とこの溝部に係合された係合部材との間に介在させて固定することによって、供給側スプールの軸部の外周面が凹凸等のない連続した面となる。このため、実施例1から実施例4では、軸部の外周面に凹凸等のない連続した面にインクリボンを巻回することができるため、インクリボンが巻回された中心軸方向に巻き締まっていても、凹凸等が付くことがない。
また、比較例1では、走行機構の走行力に対する固定強度において、インクリボンの端部が供給側スプールから外れてしまった。これは、比較例1では、両面テープでインクリボンの端部を供給側スプールの固定しているため、両面テープの粘着性が低下し、インクリボン端部が外れてしまった。
これに対して、実施例1から実施例4では、走行機構の走行力によって、インクリボンの端部が供給側スプールから外れることはなかった。これは、実施例1から実施例4では、溝部と係合部材との間にインクリボンの端部を介在させ、且つ溝部及び係合部材のインクリボンを巻回する方向の角部が鋭角となっているため、インクリボンの端部が溝部と係合部材との間に係止され、確実に固定される。
1 インクカートリッジ、2 インクリボン、3 供給側スプール、4 巻取側スプール、5 ケース、21 軸部、22 第1の支持部、23 第2の支持部、24 溝部、25 係合部材、26 開口部、27 爪
Claims (6)
- インク層が設けられたインクリボンを有するインクカートリッジに設けられ、上記インクリボンが巻回されるスプールにおいて、
上記インクリボンが巻回される軸部と、
上記軸部の外周部に軸方向に沿って形成される溝部と、
上記溝部に係合される係合部材とを有し、
上記溝部と上記係合部材との間に上記インクリボンの端部を介在させて、上記溝部に上記係合部材が係合されると、上記軸部の外周面が連続した面となることを特徴とするスプール。 - 上記軸部の上記軸方向と直交する方向の上記溝部の断面が、略三角形状に形成され、上記係合部材の長辺方向と直交する方向の断面が、上記溝部の上記断面と略同じに形成されていることを特徴とする請求項1記載のスプール
- 上記軸部の上記軸方向と直交する方向の上記溝部の断面が、略L字状に形成され、上記係合部材の長辺方向と直交する方向の断面が、上記溝部の上記断面と略同じに形成されていることを特徴とする請求項1記載のスプール。
- インク層が設けられたインクリボンが巻回された供給側スプールと、上記インクリボンを巻き取る巻取側スプールとを有するインクカートリッジにおいて、
上記供給側スプールは、上記インクリボンが巻回された軸部と、上記軸部の外周部に軸方向に沿って形成される溝部と、上記溝部に係合される係合部材とを有し、上記溝部と上記係合部材との間に上記インクリボンの端部を介在させて、上記溝部に上記係合部材が係合されると、上記軸部の外周面が連続した面となることを特徴とするインクカートリッジ。 - 上記軸部の上記軸方向と直交する方向の上記溝部の断面が、略三角形状に形成され、上記係合部材の長辺方向と直交する方向の断面が、上記溝部の上記断面と略同じに形成されていることを特徴とする請求項4記載のインクカートリッジ。
- 上記軸部の上記軸方向と直交する方向の上記溝部の断面が、略L字状に形成され、上記係合部材の長辺方向と直交する方向の断面が、上記溝部の上記断面と略同じに形成されていることを特徴とする請求項4記載のインクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004131710A JP2005313376A (ja) | 2004-04-27 | 2004-04-27 | スプール及びインクカートリッジ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014051019A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Sato Holdings Corp | プリンタおよびプリンタにおけるインクリボンの巻き取り方法 |
WO2021079488A1 (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-29 | 三菱電機株式会社 | サーマルプリンタ用インクシート |
-
2004
- 2004-04-27 JP JP2004131710A patent/JP2005313376A/ja not_active Withdrawn
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