JP2005312829A - 内視鏡用照明装置及びこれを適用する内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子からの出射光を効率的に内視鏡の先端部へと導いて充分な光量を確保することのできる内視鏡用照明装置とこれを適用する内視鏡を提供する。
【解決手段】発光素子を内部に有する発光素子部31aと、発光素子からの出射光を伝送するライトガイド部31bとからなる内視鏡用照明装置2であって、発光素子部はライトガイド部の一端部に発光素子を封止する発光素子封止部Aを有し、この発光素子封止部とライトガイド部とを一体に成形する。
【選択図】図2

Description

この発明は、内視鏡用照明装置及びこれを適用する内視鏡、詳しくは体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処置具等を用いて各種の治療処置をおこなうことができるように構成した内視鏡装置における内視鏡用照明装置及びこれを適用する内視鏡に関するものである。
従来より、細長形状の挿入部を体腔内等に挿入することにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処置具等を用いて各種の治療処置をおこなうことができるように構成した内視鏡装置が広く使用されている。
このような内視鏡装置においては、内視鏡とは別体に設けられる光源装置から供給される照明光をユニバーサルコード及び内視鏡挿入部を挿通させたライトガイドを介して当該内視鏡挿入部の先端部へと導き、この先端部に設けられる照明窓から出射することで、体腔内における患部等の観察対象部位(被検体)を照明し得るように構成したものが一般的に実用化されている。
また、近年における内視鏡装置の照明光源として、高輝度白色発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)等の発光素子を利用するものが実用化されつつある。
このように照明光源として発光素子を用いた場合には、内視鏡とは別体の光源装置や内視鏡操作部等の内部に発光素子を配設し、この発光素子の照明光をライトガイドを介して内視鏡挿入部の先端部へと導くようにしたものや、内視鏡の先端部に例えば発光ダイオード(LED)等の発光素子を直接配設するように構成したものについて、種々の提案がなされまた実用化されている。
例えば特開2003−126034号公報によって開示されている内視鏡装置用の照明装置は、操作部の内部に白色発光ダイオード(LED)を着脱自在に配設し、この白色発光ダイオード(LED)からの出射光束がライトガイドの入射端に入射するように構成している。これにより、内視鏡とは別体に光源装置を設ける必要がなく、内視鏡装置の簡略化に寄与するというものである。
特開2003−126034号公報
ところが、内視鏡とは別体に光源装置を用い照明光の伝送をライトガイドを介しておこなうように構成したものでは、光源装置の内部やその照明光の伝送経路中における光量の損失が大きいという問題点がある。
また、前記特開2003−126034号公報によって開示されている手段では、発光素子(LED)とライトガイド端面との間の位置調整を組み込み時におこなう必要がある。この位置調整精度が低いと両者間に位置ずれが生じ、光量伝送の損失につながるという問題点がある。
一方、内視鏡の先端部に発光ダイオード(LED)等の発光素子を配設するように構成したものでは、先端部サイズの制約によって、配設し得る発光素子の大きさが制約されるという問題点や、発光素子が発光する際に生じる発熱の問題点などがあり、体腔内の被検体を観察するのに充分な光量を確保できないという問題点がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、発光素子からの出射光を効率的に内視鏡の先端部へと導いて、充分な光量を確保することのできる内視鏡用照明装置と、これを適用する内視鏡を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による内視鏡用照明装置は、発光素子を内部に有する発光素子部と、前記発光素子からの出射光を伝送するライトガイド部とからなる内視鏡用照明装置であって、前記発光素子部は、前記ライトガイド部の一端部に発光素子を封止する発光素子封止部を有し、この発光素子封止部と前記ライトガイド部とが一体に成形されてなることを特徴とする。
本発明によれば、発光素子からの出射光を効率的に内視鏡の先端部へと導いて、充分な光量を確保することのできる内視鏡用照明装置と、これを適用する内視鏡を提供することができる。
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の内視鏡装置の構成を示す外観図である。図2は、図1の内視鏡装置における内視鏡の内部構成を概略的に示す断面図である。図3は、本実施形態の内視鏡に適用される内視鏡用照明装置を示す要部外観図である。図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図である。
本実施形態の内視鏡装置1は、図1に示すように内視鏡2と、この内視鏡2における内視鏡用照明装置(後述するライトガイドユニット31。図2参照)に電源電力を供給すると共に前記内視鏡2の撮像素子(図示せず)により取得される映像信号等についての信号処理等をおこなうビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4から出力される映像信号を受けて視認し得る映像として表示する表示装置5とによって主に構成されている。そして、ビデオプロセッサ4には、例えばVTRデッキやビデオプリンタやビデオディスクや画像ファイル装置等の各種外部装置(いずれも図示せず)を接続し得るようになっている。
内視鏡2は、細長形状からなり可撓性を有する挿入部6と、この挿入部6の基端部に連設される略箱型形状の操作部7と、この操作部7の側部から延出されるユニバーサルコード8とから主に構成されている。そして、ユニバーサルコード8の端部にはコネクタ部9が連設されている。
挿入部6は、撮像素子等を含む各種の電気部材(図示せず)により構成される撮像ユニット32a(図2参照)を内部に有し先端側の所定の部位を形成する先端部11と、この先端部11の基端側に連設され所望の角度に湾曲自在に形成される湾曲部12と、この湾曲部12の基端側に連設され可撓性を備えた可撓管部13とによって構成されている。そして、可撓管部13の基端部は操作部7に連設している。
操作部7には、観察画像のフリーズ指示又はレリーズ指示等の指示操作をおこなうリモートボタン14と送気及び送水操作をおこなう送気送水ボタン16と吸引操作をおこなう吸引ボタン17と湾曲部12の湾曲操作をおこなう湾曲操作ノブ18等の各種の操作部材が配設されている。
また、操作部7の先端寄りの部位には鉗子挿入口28が配設されている。この鉗子挿入口28は、挿入部6の内部に形成される鉗子チャンネルを介して先端部11のチャンネル開口(図示せず)に連設されている。したがって、この鉗子挿入口28から生検鉗子等(図示せず)を挿入すると、この生検鉗子等は、鉗子チャンネルの内部を挿通して先端部11のチャンネル開口よりその先端部が突出するようになっている。
コネクタ部9には、ビデオプロセッサ4の所定の接続部に対して着脱自在に接続されるライトガイド電源端子部21がその先端面より突設されている。また、同コネクタ部9の側部には電気コネクタ受け22が設けられている。この電気コネクタ受け22には、ビデオプロセッサ4に接続される接続コード23の電気コネクタ24が着脱自在に装着されるようになっている。
また、コネクタ部9には、加圧管25と送水管26と吸引口金27とが設けられている。これらの加圧管25と送水管26と吸引口金27は、流体制御装置や吸引装置等(図示せず)に接続されるようになっている。
一方、挿入部6の先端部11の最先端面には、図2に示すように被検体の光学像を所定の位置(撮像素子の受光面上)に結像させるための観察光学系32bが設けられている。そして、先端部11の内部であって前記観察光学系32bに対向する位置には、撮像ユニット32aが配設されている。この撮像ユニット32aは、撮像素子やこの撮像素子により取得される画像信号についての信号処理をおこなう各種の電気回路等を構成する各種の電気部材により構成されている。なお、この撮像ユニット32aの構成については、従来の一般的な内視鏡と同様の構成からなるものとして、詳細説明は省略する。
撮像ユニット32aからは撮像信号線32が延出している。この撮像信号線32は、挿入部6の内部を挿通した後、操作部7を介してユニバーサルコード8の内部を挿通し、最終的にはコネクタ部9に電気的に接続されている。つまり、撮像信号線32は、挿入部6の先端部11から挿入部6及び操作部7及びユニバーサルコード8を介して当該ユニバーサルコード8のコネクタ部9に至るまで挿通している。
そして、コネクタ部9がビデオプロセッサ4の所定の接続端子に接続されるようになっている。これにより、撮像素子により取得された画像信号はビデオプロセッサ4へと伝送されるようになっている。また、ビデオプロセッサ4からは、前記撮像信号線32を介して所定の制御信号が撮像ユニット32aに向けて伝送されるようにもなっている。これにより、ビデオプロセッサ4は、撮像ユニット32aを駆動制御し得るようになっている。
また、挿入部6の先端部11の最先端面には、当該先端部11の内部に設けられる内視鏡用照明装置であるライトガイドユニット31から出射される照明光束を受けて被検体及びその周辺に向けて照明光を拡散照射させる照明光学系31cが配設されている。上述したように、先端部11の内部であって前記照明光学系31cに対向する位置には、内視鏡照明装置であるライトガイドユニット31の端面が配置されている。
ライトガイドユニット31は、一端部に配設される発光ダイオード(LED)等からなる発光素子部31aと、細長形状で可撓性を有する複数(例えば数百本〜数千本)の光ファイバーケーブル31bb(後述する;図4参照)を束ねたライトガイド部31bとを一体に成形してなる発光素子一体型のライトガイドである。
そして、このライトガイドユニット31は、挿入部6の内部を挿通しており、操作部7の内部における所定の部位に発光素子部31aが固設されている。
この発光素子部31aの後端面には、電極31d(図3参照)が突設されており、この電極31dには、電源供給線33のコネクタ部33aが接続されている。電源供給線33はユニバーサルコード8の内部をコネクタ部9まで挿通している。そして、ユニバーサルコード8のコネクタ部9をビデオプロセッサ4に接続することによって、ライトガイドユニット31の電源ラインが形成されるようになっている。これにより、ビデオプロセッサ4に供給される電力が当該電源ラインを介してライトガイドユニット31へと伝送され供給されるようになっている。
ライトガイドユニット31の詳細構成は、図3及び図4に示すようになっている。すなわち、本実施形態の内視鏡用照明装置であるライトガイドユニット31は、上述したように発光素子部31aとライトガイド部31bとを一体に成形した形態で構成されている。
発光素子部31aには、例えば発光ダイオード(LED)が適用されている。この発光素子部31aは、当該ライトガイドユニット31の製作過程においてライトガイド部31bの一端部に封止した形態で一体に成形されているものである。
この発光素子部31aにおいては、発光素子(図示せず)を封止する部分(図3の符号Aで示す部分。以下、発光素子封止部Aという)の材料の材質として、ライトガイド部31bを構成する各光ファイバーケーブル31bb(図4参照)のコア材B及びクラッド材Cと同一の材質の材料が用いられている。
つまり、この発光素子封止部Aは、内側のコア部31aaと外側のクラッド部31abとの二重構造に形成されており、これによって発光素子を封止している。ここで、コア部31aaは、光ファイバーケーブル31bbのコア材Bと同一の材質の材料で形成され、クラッド部31abは、同光ファイバーケーブル31bbのクラッド材Cと同一の材質の材料で形成されている。
そして、上述のようにして発光素子封止部Aの内部に封止された発光素子(図示せず)は、ライトガイド部31bの端面部(図3の符号B)に対向するように配設されている。この場合において、発光素子部31aの発光素子封止部Aとライトガイド部31bとが一体に成形されている。
さらに、発光素子部31aの後端面には、上述したように二本の電極31dが突設されている。
このように構成されるライトガイドユニット31を適用した内視鏡装置1においては、ビデオプロセッサ4からユニバーサルコード8のコネクタ部9,電源供給線33,電源供給線33のコネクタ部33a,電極31dからなる電源ラインを介してライトガイドユニット31に対して電力が供給される。この電力によってライトガイドユニット31の発光素子部31aの発光素子(図示せず)が発光する。これにより生じる出射光は、ライトガイドユニット31の発光素子部31aの発光素子封止部Aからライトガイド部31bを介して、その先端部へと導かれ、ライトガイド部31bの先端面から出射する。この出射光は、ライトガイド部31bの先端面に対向する位置において、内視鏡2の挿入部6の先端部11に設けられる照明光学系31cを介して挿入部6の外部へと出射する。そして、この挿入部6の前方の被検体を照射する。
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、ライトガイド部31bの一端部に発光素子を含む発光素子部31aを一体に封止した発光素子一体型のライトガイドユニット31を構成している。この場合において、発光素子部31aの発光素子封止部Aは、ライトガイド部31bを構成する各光ファイバーケーブル31bbのコア材B及びクラッド材Cと同一の材質からなる材料を用いて、コア部31aa及びクラッド部31abからなる二重構造にて発光素子を封止するようにしている。
このような構成のライトガイドユニット31を適用した内視鏡2によれば、操作部7の内部に発光素子部31aを配置することができるので、発光素子自体の大きさの制約や、発光素子の発熱対策を軽減することができる。これと共に、発光素子から生じる出射光を効率良く内視鏡2の挿入部6の先端部11へと導くことができる。
また、従来の内視鏡装置においては、別体で設けられていた光源装置を不要としながら、効率的な照明光の伝達を確保し、よって充分な光量を確保することができる。
さらに、ライトガイドユニット31においては、発光ダイオード等の発光素子を適用していることから消費電力の低減化に寄与することができる。
このことから、例えばワイヤレス内視鏡などに適用した場合にも、充分な光量を確保し消費電力の低減化を実現していることから、充分な観察距離と長時間の使用ができるようになる。
一方、本実施形態のライトガイドユニット31は、ライトガイド部31bと発光素子部31aとを一体に成形した発光素子一体型としたので、ユニット化による部材の取り扱いが容易になる。
このことは、当該ライトガイドユニット31を内視鏡2の内部に組み込む場合においては、従来の別体構造のものではライトガイド部と発光素子部との位置調整などが必要であったが、この位置調整などが不要となるので、容易に組み立て調整ができる。したがって、生産性の効率化に寄与することができ、製造工程の簡略化を実現し、同時に製造コストの低減化に寄与することができる。
さらに、発光素子部31aとライトガイド部31bとの位置調整などを不要としながら、両者の間の位置ずれが生じることもないので、発光素子部31aの内部に封止される発光素子から生じる出射光の損失を抑止することができる。
上述の第1の実施形態の内視鏡用照明装置(ライトガイドユニット31)では、ライトガイド部31bは複数の光ファイバーケーブル31bbを束ねた形態で構成し、このケーブル束に対して一つの発光素子を有する発光素子部31aを一体に成形して構成した。
このような形態とは別の形態として、次に示す第2の実施形態が考えられる。
図5及び図6は、本発明の第2の実施形態の内視鏡用照明装置(ライトガイドユニット)の一部を示す図である。このうち、図5は、当該内視鏡用照明装置の主要構成要素を示す要部外観図である。図6は、図5のVI−VI線に沿う断面図である。
本発明の第2の実施形態の内視鏡用照明装置(ライトガイドユニット)は、図に示すように、一本の光ファイバーケーブル31bbに対して一つの発光素子部31Aaを一体に成形したライトガイド31Aを複数本束ねて(図示せず)構成するものである。
この場合において、ライトガイド31Aの発光素子部31Aaにおける発光素子封止部Aaは、コア部31aa及びクラッド部31abからなる二重構造にて発光素子を封止するようにしている。そして、発光素子封止部Aaのコア部31aa及びクラッド部31abは、光ファイバーケーブル31bbのコア材B及びクラッド材Cと同一の材質からなる材料を用いて一体に成形している。
また、発光素子部31Aaの後端面から二本の電極31dが突設されているのは、上述の第1の実施形態と同様である。
このように構成したライトガイド31Aを複数本束ねてライトガイドユニットを形成し(図示は省略)、これを上述の第1の実施形態と同様に、内視鏡2の内部の同位置に配置する。その他の構成は、上述の第1の実施形態と同様である。
以上のように構成した上記第2の実施形態においては、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。これと同時に、一本の光ファイバーケーブル31bb毎に一つの発光素子を封止した発光素子部31Aaを一体に成形するようにしたことから、より大きな光量を確実に確保することが容易にできる。
なお、上述の第2の実施形態とは別に、次のような形態のライトガイドユニットを構成することもできる。
上述の第2の実施形態の内視鏡用照明装置(ライトガイドユニット)では、一本の光ファイバーケーブル31bbに対して一つの発光素子部31Aaを一体に成形したライトガイド31Aを複数本束ねて構成するというものを示している。このライトガイド31Aにおいては、それぞれが別体に形成される発光素子部31Aaと光ファイバーケーブル31bbとを一体に成形して構成している。
このような形態とは別に、例えば図5に示す光ファイバーケーブル31bbに代えて、発光素子部31Aaの発光素子封止部Aaを延出させることによって、図5と略同形態のライトガイドを構成することが考えられる。
すなわち、この形態のライトガイドにおいては、発光素子封止部Aaは、上述の第2の実施形態と同様にコア部31aa及びクラッド部31abによる二重構造で形成し、その内部に発光素子を封止するように構成する。
そして、前記発光素子封止部Aaを所定の長さだけ延出させた形態で、上述の第2の実施形態における光ファイバーケーブル31bbと略同形態の部位を形成する。
すなわち、上述の第2の実施形態において光ファイバーケーブル31bbに相当する部位であって発光素子封止部Aaに封止されている発光素子から生じる出射光を伝達すべき光伝送部と発光素子封止部Aaとを、同一の部材によって形成する。
このように構成した形態からなるライトガイドを、複数本束ねてライトガイドユニットを構成する。
以上のような構成のライトガイドユニットにおいても、上述の第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。これと同時に、一つの発光素子を封止した発光素子部31Aaの発光素子封止部Aaを延長させた形態の光伝送部を形成することで、光を伝送する部位を実質的に一部材によって形成することができ、より効率的な光束の伝送をおこなうことができる。部材加工の手間を省略することができるので製造工程の削減に寄与することができる。
ところで、上述の第1及び第2の実施形態においては、本発明の内視鏡用照明装置を、挿入部が湾曲自在に構成したいわゆる軟性内視鏡に適用した例を示しているが、これに限ることはなく、例えば挿入部が軸状に固設して形態のいわゆる硬性内視鏡に対しても全く同様に適用することができる。次に示す第3の実施形態は、本発明の内視鏡用照明装置を構成内視鏡に適用した場合の例示である。
図7は、本発明の第3の実施形態の内視鏡装置において、主に内視鏡用照明装置の概略的な配置を示す部材配置図である。
内視鏡2は、細長形状で硬質に形成される挿入部6Bと、この挿入部6Bの基端部に連設される略箱型形状の操作部7Bと、この操作部7Bの後端から延出されるユニバーサルコード8Bとから主に構成されている。そして、ユニバーサルコード8Bの端部にはコネクタ部9Aが連設されている。
挿入部6Bは、撮像素子等を含む各種の電気部材等により構成される撮像ユニット32aを内部に有し先端側の所定の部位を形成する先端部11Bと、この先端部11Bの基端側に連設される細長形状の硬質管部13Bとによって構成されている。そして、硬質管部13Bの基端部は操作部7Bに連設している。
操作部7Bには、上述の第1の実施形態と同様に各種の操作をおこなう複数の操作部材が配設される。本実施形態では、その図示と詳細な説明は省略し、従来の一般的な硬質内視鏡における操作部と同様の構成となっているものとする。
コネクタ部9Bは、本内視鏡2Bが適用される内視鏡装置1Bの一部を構成するビデオプロセッサ4Bの所定の接続部に対して着脱自在に接続されるようになっている。なお、同コネクタ部9には、ビデオプロセッサ4Bとの接続を確保する電気コネクタ受け等が設けられている(特に図示せず)。
一方、挿入部6Bの先端部11Bの最先端面には、観察光学系32bが上述の第1の実施形態と同様に設けられている。この観察光学系32bに対向する位置であって、先端部11の内部には撮像ユニット32aが配設されている。この撮像ユニット32aからは撮像信号線32が延出している。この撮像信号線32は、挿入部6Bの内部を挿通した後、操作部7Bを介してユニバーサルコード8Bの内部を挿通し、最終的にはコネクタ部9Bに電気的に接続されている。
これにより、コネクタ部9Bがビデオプロセッサ4Bの所定の接続端子に接続されると、撮像素子により取得された画像信号はビデオプロセッサ4Bへと伝送されるようになっている。また、ビデオプロセッサ4Bからは、前記撮像信号線32を介して所定の制御信号が撮像ユニット32aに向けて伝送されるようにもなっている。これにより、ビデオプロセッサ4による撮像ユニット32aの駆動制御がおこなわれるようになっている。
一方、挿入部6Bの先端部11Bの最先端面には、当該先端部11Bの内部に設けられる内視鏡用照明装置であるライトガイドユニット31Bから出射される照明光束を受けて被検体及びその周辺に向けて照明光を拡散照射させる照明光学系31cが配設されている。この照明光学系31cに対向する位置であって、前記先端部11の内部には、内視鏡照明装置であるライトガイドユニット31Bの端面が配置されている。
ライトガイドユニット31Bは、一端部に配設される発光ダイオード(LED)等からなる発光素子部31Baと、細長形状からなる複数(例えば数百本〜数千本)の光ファイバーケーブルを束ねたライトガイド部31Bbとを一体に成形してなる発光素子一体型のライトガイドである。
そして、このライトガイドユニット31Bは、挿入部6Bの内部を挿通しており、操作部7Bの内部における所定の部位に発光素子部31Baが固設されている。
この発光素子部31Baの後端面には、電極31dが突設されており、この電極31dには、電源供給線33のコネクタ部33Baが接続されている。電源供給線33はユニバーサルコード8Bの内部をコネクタ部9Bまで挿通している。そして、ユニバーサルコード8Bのコネクタ部9Bをビデオプロセッサ4Bに接続することによって、ライトガイドユニット31Bの電源ラインが形成されるようになっている。これにより、ビデオプロセッサ4Bに供給される電力が当該電源ラインを介してライトガイドユニット31Bへと伝送され供給されるようになっている。
以上説明したように上記第3の実施形態においては、本発明の内視鏡用照明装置であるライトガイドユニット31Bを硬性内視鏡に適用しているが、この場合においても、上述の第1の実施形態と全く同様の効果を得ることができる。
また、上記第3の実施形態の内視鏡装置1Bに対して上述の第2の実施形態の内視鏡用照明装置(ライトガイドユニット)を適用することも容易に可能であり、その場合にも、上述の第2の実施形態と全く同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態の内視鏡装置の構成を示す外観図。 図1の内視鏡装置における内視鏡の内部構成を概略的に示す断面図。 図1の内視鏡に適用される内視鏡用照明装置を示す要部外観図。 図3のIV−IV線に沿う断面図。 本発明の第2の実施形態の内視鏡用照明装置(ライトガイドユニット)の主要構成要素を示す要部外観図。 図5のVI−VI線に沿う断面図。 本発明の第3の実施形態の内視鏡装置における内視鏡用照明装置の配置を示す部材配置図。
符号の説明
1,1B……内視鏡装置
2,2B……本内視鏡
4,4B……ビデオプロセッサ
5……表示装置
6,6B……挿入部
7,7B……操作部
8,8B……ユニバーサルコード
9,9A,9B……コネクタ部
11,11B……先端部
12……湾曲部
13……可撓管部
13B……硬質管部
21……ライトガイド電源端子部
22……電気コネクタ受け
23……接続コード
24……電気コネクタ
28……鉗子挿入口
31,31B……ライトガイドユニット
31A……ライトガイド31A
31a,31Aa,31Ba……発光素子部
31b,31Bb……ライトガイド部
31aa……コア部
31ab……クラッド部
31bb……光ファイバーケーブル
31c……照明光学系
31d……電極
32……撮像信号線
32a……撮像ユニット
32b……観察光学系
33……電源供給線
33a,33Ba……コネクタ部
A,Aa……発光素子封止部
B……コア材
C……クラッド材
代理人弁理士伊藤進

Claims (4)

  1. 発光素子を内部に有する発光素子部と、前記発光素子からの出射光を伝送するライトガイド部とからなる内視鏡用照明装置であって、
    前記発光素子部は、前記ライトガイド部の一端部に発光素子を封止する発光素子封止部を有し、この発光素子封止部と前記ライトガイド部とが一体に成形されてなることを特徴とする内視鏡用照明装置。
  2. 前記発光素子封止部は、前記ライトガイド部の一部を構成するコア材と同一の材料を用いて形成されるコア部と、前記ライトガイド部の一部を構成するクラッド材と同一の材料を用いて形成されるクラッド部とによって二重構造となるように成形されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用照明装置。
  3. 前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用照明装置。
  4. 請求項1〜請求項3に記載のいずれかの内視鏡用照明装置を適用したことを特徴とする内視鏡。
JP2004136796A 2004-04-30 2004-04-30 内視鏡用照明装置及びこれを適用する内視鏡 Pending JP2005312829A (ja)

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