JP2005308868A - 表示素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電流駆動で劣化により輝度および電圧が変化する。
【解決手段】 表示用の発光素子とは異なる発光素子を有し、発光素子の発光制御にはこれらの発光素子を対で用いられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は表示素子に係り、特に有機エレクトロルミネッセンス(以下、ELと略)素子より成る複数の画素が配置された表示素子に関する。
有機EL素子は、高輝度発光が可能な薄膜積層の面状の自発光が得られることを特徴とする。このEL素子は有機層の機能積層数を増やすことにより、低電圧で高効率な発光を可能としている(非特許文献1)。
なお、有機EL素子は電流に対し略リニアな発光強度カーブが得られるため、定電流駆動の方法が提案されている。
然しながら、上記、有機EL素子は一定の電流により発光させていても、積層された有機層の劣化により、経時と伴に図13の如き輝度の低下が起こることが知られている。
このような劣化による輝度低下に対し、駆動した時間時間を計時し輝度を変更する方法や、輝度を直接、光センサーで検出し駆動電圧を変化させる方法が提案されている(特許文献1)。
Applied Physics Letters、51巻 ’87年913、65巻 ’89年3610 特開昭59−55487号公報
しかし、たとえばマトリクス表示装置の駆動時間を記憶するためには、記憶手段が膨大となり実用的でなかった。また、光センサーで検出し駆動電圧を変化させる方法、特許文献1などでは、他に光手段を構成する必要があった。また、画素毎にフレーム時間単位で輝度の経時変化を補償することは難しかった。
本発明の表示素子では、経時と伴にインピーダンスが変化する発光素子が配置された表示素子に於いて、
a.表示素子のインピーダンス変化を検出する手段、
b.発光素子の経時による輝度変化を該インピーダンス変化から制御信号として得る手段、
c.発光素子を駆動するTFTの制御端子に上記制御信号がフィードバックされる手段、
d.表示素子への設定駆動電流に相関を持ち連動する電圧のTFTの入出力端子への供給手段、
a、bおよびcの手段を画素毎に設けることにより、上記、課題を静止発光状態で解決しようとしている。さらに、a、b、c、および、dの手段を画素毎に設けることにより上記、課題を変調発光状態で解決しようとしている。
すなわち、画素毎に劣化を検出する手段と、低下輝度と補正駆動電流値をフィッティングし設定電流と連動した値として駆動電流へそれをフィードバックする手段を用いて、画素毎にリアルタイム性を維持しながら最適な表示を長時間維持する方法を提案する。
より具体的には、本発明は、
インピーダンスが変化する発光素子が配置され、該インピーダンス変化を制御信号として発光素子の駆動TFTにフィードバックする表示素子に於いて、
表示用の発光素子とは異なる発光素子を有し、発光素子の発光制御にはこれらの発光素子を対で用いられることを特徴とする表示素子を提供する。
また本発明は、
インピーダンスが変化する発光素子が配置され、該インピーダンス変化を制御信号として発光素子の駆動TFTにフィードバックする表示素子に於いて、
表示用の発光素子とは異なる発光素子を有し、発光素子の発光制御にはこれらの発光素子を複数の表示用発光素子と1つの表示用発光素子とは異なる発光素子が対になって用いられることを特徴とする表示素子を提供する。
本発明によれば、電流駆動で劣化により輝度および電圧が変化する表示素子の輝度補正が、輝度設定毎に行える。また、複数の画素を配置した表示素子に於いても、画素毎の表示劣化に応じた補正がフレーム毎に可能となる。なお、動画に於いても同様に表示劣化に応じた補正がフレーム毎に可能となる。
本実施例で示すように、電圧設定、電流設定の画素駆動方法のどちらでも同様な効果を得られるものである。
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図9は従来の有機EL素子を発光させる為に用いられる駆動回路の一例である。ここで、OEL13は定電流で発光させられる。
図10のタイミング図を交えて、この駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号Vsigが設定される。その後、Nチャネル型TFT10のゲート電圧Vg10がこのTFTをオン状態にする。このTFT10を通過したVsigはコンデンサ17に蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、Nチャネル型TFT12のゲート電圧が図10のVg11で示されるように、TFT12のオン状態を作り出すと、OEL13を発光させるための電流14が流れる。
次に本表示装置で解決しようとする有機ELの経時変化を説明する。図13のような定性で輝度は低下して行き、OEL両端の電圧は上昇傾向を示す。
本提案の表示素子では、この電圧上昇を駆動TFT11へフィードバックし輝度の補正をかける。ここで、図13の経時変化グラフで、電圧変化は曲線である。一方で、輝度変化は電圧上昇と略逆カーブの曲線を描く。そこで、図11に示すようにコンデンサ17のコモン側にNチャネル型TFT16を設け、Vgbias23をTFT16の閾値Vth〜使用電流値相当Vgまで変化させた。結果として、電位25は、図12に示すように、前記駆動TFT11のゲート電圧、ソース⇔ドレイン電流と逆特性を示す。また、この際に、コンデンサ17の電圧は電荷量に比例する、すなわち、コンデンサ17の電圧はTFT16のソース⇔ドレイン電流の通電時間に比例する。従って、この電圧を前記駆動TFT11のゲート電圧として用いれば、TFT16のゲート電圧に略リニアに変化する電流でOEL13の輝度低下をリニアに補償できる。
実際に、駆動回路に適用した本発明の実施構成を図1に示す。図2のタイミング図を交えて、この駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号Vsigが設定される。その後、Nチャネル型TFT10のゲート電圧VgがこのTFTをオン状態にする。このTFT10を通過したVsigはコンデンサ17に蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、図2で示されるようにVgが高レベルになり、Nチャネル型TFT12がオン状態になると、OEL13を発光させるための電流14が流れる。そして、Vgが高レベルになりNチャネル型TFT18がオン状態になるとコンデンサ19のNチャネル型TFT5ゲート側電位は、OEL13のアノード側の電位になる。ここで、TFT5のソースを「補正用EL6のカソードアノード間電圧+バイアス電圧6(設定電流に対するOEL13アノード電位―TFT5の閾値Vth)」に設定しておけば、劣化時に上昇した電圧分をTFT5のソース⇔ドレイン間電流として取り出すことができる。VgによりNチャネル型TFT4をオンさせることでコンデンサ17の電位は下がり、結果としてPチャネル型TFT11のゲート電圧は下がることになる。この動作はNチャネル型TFT4がオンの間続けられる。これらの結果、OEL13を発光させるための電流14が増加し、表示素子の劣化前の設定輝度と略同じ輝度で発光し続けることになる。前記したように、この電流と輝度の関係はリニアであるため、図13に示される電圧で、劣化輝度は補正される。なお、この補正量はフィードバックに用いるTFT5のサイズにより係数をかけることが可能である。
(実施例2)
以下、本発明の第2の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図9は従来の有機EL素子を発光させる為に用いられる駆動回路の一例である。ここで、OEL13は定電流で発光させられる。
図10のタイミング図を交えて、この駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号Vsigが設定される。その後、Nチャネル型TFT10のゲート電圧Vg10がこのTFTをオン状態にする。このTFT10を通過したVsigはコンデンサ17に蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、Nチャネル型TFT12のゲート電圧が図10のVg11で示されるように、TFT12のオン状態を作り出すと、OEL13を発光させるための電流14が流れる。
次に本表示装置で解決しようとする有機ELの経時変化を説明する。図13のような定性で輝度は低下して行き、OEL両端の電圧は上昇傾向を示す。
本提案の表示素子では、この電圧上昇を駆動TFT11へフィードバックし輝度の補正をかける。ここで、図13の経時変化グラフで、電圧変化は曲線である。一方で、輝度変化は電圧上昇と略逆カーブの曲線を描く。そこで、図11に示すようにコンデンサ17のコモン側にNチャネル型TFT16を設け、Vgbias23をTFT16の閾値Vth〜使用電流値相当Vgまで変化させた。結果として、電位25は、図12に示すように、前記駆動TFT11のゲート電圧、ソース⇔ドレイン電流と逆特性を示す。また、この際に、コンデンサ17の電圧は電荷量に比例する、すなわち、コンデンサ17の電圧はTFT16のソース⇔ドレイン電流の通電時間に比例する。従って、この電圧を前記駆動TFT11のゲート電圧として用いれば、TFT16のゲート電圧に略リニアに変化する電流でOEL13の輝度低下をリニアに補償できる。
実際に、駆動回路に適用した本発明の実施構成を図3に示す。前記、第1の実施例と同様なタイミングを適用し、図2のタイミング図を交えてこの駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号Vsigが設定される。その後、Nチャネル型TFT10のゲート電圧VgがこのTFTをオン状態にする。このTFT10を通過したVsigはコンデンサ17に蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、図2で示されるようにVgが高レベルになり、Nチャネル型TFT12がオン状態になると、OEL13を発光させるための電流14が流れる。そして、Vgが高レベルになりNチャネル型TFT18がオン状態になるとコンデンサ19のNチャネル型TFT5ゲート側電位は、OELのアノード側の電位になる。ここで、TFT5のソースのバイアス電圧は、Pチャネル型TFT11、22で構成されるカレントミラーによりOEL13に流れる駆動電流が補正用ELに流れ、TFT5のソースを「補正用EL24のカソードアノード間電圧+バイアス電圧6(設定電流に対するOEL13アノード電位―TFT5の閾値Vth)」に設定する。従って、設定輝度を変調する毎に劣化時に上昇した電圧分をTFT5のソース⇔ドレイン間電流として取り出すことができる。VgによりNチャネル型TFT4をオンさせることでコンデンサ17の電位は下がり、結果としてPチャネル型TFT11のゲート電圧は下がることになる。この動作はNチャネル型TFT4がオンの間続けられる。これらの結果、OEL13を発光させるための電流14が増加し、初期の設定輝度と略同じ輝度で発光し続けることになる。なお、この補正量はフィードバックに用いるTFT5のサイズにより係数をかけることが可能である。
(実施例3)
以下、本発明の第3の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図9は従来の有機EL素子を発光させる為に用いられる駆動回路の一例である。ここで、OEL13は定電流で発光させられる。
図10のタイミング図を交えて、この駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号Vsigが設定される。その後、Nチャネル型TFT10のゲート電圧Vg10がこのTFTをオン状態にする。このTFT10を通過したVsigはコンデンサ17に蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、Nチャネル型TFT12のゲート電圧が図10のVg11で示されるように、TFT12のオン状態を作り出すと、OEL13を発光させるための電流14が流れる。
次に本表示装置で解決しようとする有機ELの経時変化を説明する。図13のような定性で輝度は低下して行き、OEL両端の電圧は上昇傾向を示す。
本提案の表示素子では、この電圧上昇を駆動TFT11へフィードバックし輝度の補正をかける。ここで、図13の経時変化グラフで、電圧変化は曲線である。一方で、輝度変化は電圧上昇と略逆カーブの曲線を描く。そこで、図11に示すようにコンデンサ17のコモン側にNチャネル型TFT16を設け、Vgbias23をTFT16の閾値Vth〜使用電流値相当Vgまで変化させた。結果として、電位19は、図12に示すように、前記駆動TFT11のゲート電圧、ソース⇔ドレイン電流と逆特性を示す。また、この際に、コンデンサ17の電圧は電荷量に比例する、すなわち、コンデンサ17の電圧はTFT16のソース⇔ドレイン電流の通電時間に比例する。従って、この電圧を前記駆動TFT11のゲート電圧として用いれば、TFT16のゲート電圧に略リニアに変化する電流でOEL13の輝度低下をリニアに補償できる。
実際に、駆動回路に適用した本発明の実施構成を図4に示す。図5のタイミング図を交えてこの駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号idataが設定される。その後、Vgが低レベルになりPチャネル型TFT20がオンする。このときVgは低レベルでPチャネル型TFT23はオフしている。同時に、Vgは高レベルになりNチャネル型TFT21はオンしidataの電流をTFT11のソース・ドレイン間に流す。また、Vgの高レベルによりPチャネル型TFT12はオフしてOEL13への電流を遮断する。この間に、コンデンサ17へは、ソース・ドレイン間にidataの電流を流され自己バイアスされた時の電圧がTFT11のゲートに蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、図5で示されるようにVgが低レベルになり、Pチャネル型TFT12がオン状態になると、OEL13を発光させるための電流14が流れる。そして、Vgが高レベルになりNチャネル型TFT18がオン状態になるとコンデンサ19のNチャネル型TFT5ゲート側電位は、OELのアノード側の電位になる。ここで、TFT5のソースを「補正用EL24のカソードアノード間電圧+バイアス電圧6(設定電流に対するOEL13アノード電位―TFT5の閾値Vth)」に設定しておけば、劣化時に上昇した電圧分をTFT5のソース⇔ドレイン間電流として取り出すことができる。従って、設定輝度を変調する毎に劣化時に上昇した電圧分をTFT5のソース⇔ドレイン間電流として取り出すことができる。VgによりNチャネル型TFT4をオンさせ、さらにVgによりPチャネル型TFT20をオンさせることでコンデンサ17の電位は下がり、結果としてPチャネル型TFT11のゲート電圧は下がることになる。このときにVgは高レベルでPチャネル型TFT23はオフされている。駆動電流補正後にVgが低レベルになり、Pチャネル型TFT12がオン状態になると、OEL13を発光させるための電流14が流れる。この1連の動作の結果、OEL13を発光させるための電流14が増加し、表示素子の劣化前の設定輝度と略同じ輝度で発光し続けることになる。なお、この補正量はフィードバックに用いるTFT5のサイズにより係数をかけることが可能である。
(実施例4)
以下、本発明の第4の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図9は従来の有機EL素子を発光させる為に用いられる駆動回路の一例である。ここで、OEL13は定電流で発光させられる。
図10のタイミング図を交えて、この駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号Vsigが設定される。その後、Nチャネル型TFT10のゲート電圧Vg10がこのTFTをオン状態にする。このTFT10を通過したVsigはコンデンサ17に蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、Nチャネル型TFT12のゲート電圧が図10のVg11で示されるように、TFT12のオン状態を作り出すと、OEL13を発光させるための電流14が流れる。
次に本表示装置で解決しようとする有機ELの経時変化を説明する。図13のような定性で輝度は低下して行き、OEL両端の電圧は上昇傾向を示す。
本提案の表示素子では、この電圧上昇を駆動TFT11へフィードバックし輝度の補正をかける。ここで、図13の経時変化グラフで、電圧変化は曲線である。一方で、輝度変化は電圧上昇と略逆カーブの曲線を描く。そこで、図11に示すようにコンデンサ17のコモン側にNチャネル型TFT16を設け、Vgbias23をTFT16の閾値Vth〜使用電流値相当Vgまで変化させた。結果として、電位19は、図12に示すように、前記駆動TFT11のゲート電圧、ソース⇔ドレイン電流と逆特性を示す。また、この際に、コンデンサ17の電圧は電荷量に比例する、すなわち、コンデンサ17の電圧はTFT16のソース⇔ドレイン電流の通電時間に比例する。従って、この電圧を前記駆動TFT11のゲート電圧として用いれば、TFT16のゲート電圧に略リニアに変化する電流でOEL13の輝度低下をリニアに補償できる。
実際に、駆動回路に適用した本発明の実施構成を図4に示す。図5のタイミング図を交えてこの駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号idataが設定される。その後、Vgが低レベルになりPチャネル型TFT20がオンする。このときVgは低レベルでPチャネル型TFT23はオフしている。同時に、Vgは高レベルになりNチャネル型TFT21はオンしidataの電流をTFT11のソース・ドレイン間に流す。また、Vgの高レベルによりPチャネル型TFT12はオフしてOEL13への電流を遮断する。この間に、コンデンサ17へは、ソース・ドレイン間にidataの電流を流され自己バイアスされた時の電圧がTFT11のゲートに蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、図5で示されるようにVgが低レベルになり、Pチャネル型TFT12がオン状態になると、OEL13を発光させるための電流14が流れる。そして、Vgが高レベルになりNチャネル型TFT18がオン状態になるとコンデンサ19のNチャネル型TFT5ゲート側電位は、OELのアノード側の電位になる。ここで、TFT5のソースを「補正用EL24のカソードアノード間電圧+バイアス電圧6(設定電流に対するOEL13アノード電位―TFT5の閾値Vth)」に設定しておけば、劣化時に上昇した電圧分をTFT5のソース⇔ドレイン間電流として取り出すことができる。従って、設定輝度を変調する毎に劣化時に上昇した電圧分をTFT5のソース⇔ドレイン間電流として取り出すことができる。VgによりNチャネル型TFT4をオンさせ、さらにVgによりPチャネル型TFT20をオンさせることでコンデンサ17の電位は下がり、結果としてPチャネル型TFT11のゲート電圧は下がることになる。このときにVgは高レベルでPチャネル型TFT23はオフされている。駆動電流補正後にVgが低レベルになり、Pチャネル型TFT12がオン状態になると、OEL13を発光させるための電流14が流れる。この1連の動作の結果、OEL13を発光させるための電流14が増加し、表示素子の劣化前の設定輝度と略同じ輝度で発光し続けることになる。なお、この補正量はフィードバックに用いるTFT5のサイズにより係数をかけることが可能である。
上記、補正用のEL24は表示用のEL13と同構造とし、図6で示されるように表示用EL画素と隣接して配置した。このときにEL24の大小に応じて流す電流は、TFT11とTFT22の長さLを変えカレント比により補正用のEL24の電流密度と表示用のEL13の電流密度が等しくなるように設定した。
また、表示用のEL13は図8で示すように60Hzつまり約16.7mS毎に電流を書き換え、補正用のEL24は0.06mSだけ点灯した。この補正用ELが点灯している間に駆動電流補正を行なうので、補正用EL24の駆動時間は表示用EL24の駆動時間の0.3%ほどであり、補正用ELでの劣化補償は長期間機能した。
(実施例5)
以下、本発明の第5の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
図9は従来の有機EL素子を発光させる為に用いられる駆動回路の一例である。ここで、OEL13は定電流で発光させられる。
図10のタイミング図を交えて、この駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号Vsigが設定される。その後、Nチャネル型TFT10のゲート電圧Vg10がこのTFTをオン状態にする。このTFT10を通過したVsigはコンデンサ17に蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、Nチャネル型TFT12のゲート電圧が図10のVg11で示されるように、TFT12のオン状態を作り出すと、OEL13を発光させるための電流14が流れる。
次に本表示装置で解決しようとする有機ELの経時変化を説明する。図13のような定性で輝度は低下して行き、OEL両端の電圧は上昇傾向を示す。
本提案の表示素子では、この電圧上昇を駆動TFT11へフィードバックし輝度の補正をかける。ここで、図13の経時変化グラフで、電圧変化は曲線である。一方で、輝度変化は電圧上昇と略逆カーブの曲線を描く。そこで、図11に示すようにコンデンサ17のコモン側にNチャネル型TFT16を設け、Vgbias23をTFT16の閾値Vth〜使用電流値相当Vgまで変化させた。結果として、電位19は、図12に示すように、前記駆動TFT11のゲート電圧、ソース⇔ドレイン電流と逆特性を示す。また、この際に、コンデンサ17の電圧は電荷量に比例する、すなわち、コンデンサ17の電圧はTFT16のソース⇔ドレイン電流の通電時間に比例する。従って、この電圧を前記駆動TFT11のゲート電圧として用いれば、TFT16のゲート電圧に略リニアに変化する電流でOEL13の輝度低下をリニアに補償できる。
実際に、駆動回路に適用した本発明の実施構成を図4に示す。図5のタイミング図を交えてこの駆動回路の動作を説明する。先ず、輝度信号idataが設定される。その後、Vgが低レベルになりPチャネル型TFT20がオンする。このときVgは低レベルでPチャネル型TFT23はオフしている。同時に、Vgは高レベルになりNチャネル型TFT21はオンしidataの電流をTFT11のソース・ドレイン間に流す。また、Vgの高レベルによりPチャネル型TFT12はオフしてOEL13への電流を遮断する。この間に、コンデンサ17へは、ソース・ドレイン間にidataの電流を流され自己バイアスされた時の電圧がTFT11のゲートに蓄積される。この電圧によりPチャネル型TFT11が定電流動作を行う。従って、図5で示されるようにVgが低レベルになり、Pチャネル型TFT12がオン状態になると、OEL13を発光させるための電流14が流れる。そして、Vgが高レベルになりNチャネル型TFT18がオン状態になるとコンデンサ19のNチャネル型TFT5ゲート側電位は、OELのアノード側の電位になる。ここで、TFT5のソースを「補正用EL24のカソードアノード間電圧+バイアス電圧6(設定電流に対するOEL13アノード電位―TFT5の閾値Vth)」に設定しておけば、劣化時に上昇した電圧分をTFT5のソース⇔ドレイン間電流として取り出すことができる。従って、設定輝度を変調する毎に劣化時に上昇した電圧分をTFT5のソース⇔ドレイン間電流として取り出すことができる。VgによりNチャネル型TFT4をオンさせ、さらにVgによりPチャネル型TFT20をオンさせることでコンデンサ17の電位は下がり、結果としてPチャネル型TFT11のゲート電圧は下がることになる。このときにVgは高レベルでPチャネル型TFT23はオフされている。駆動電流補正後にVgが低レベルになり、Pチャネル型TFT12がオン状態になると、OEL13を発光させるための電流14が流れる。この1連の動作の結果、OEL13を発光させるための電流14が増加し、表示素子の劣化前の設定輝度と略同じ輝度で発光し続けることになる。なお、この補正量はフィードバックに用いるTFT5のサイズにより係数をかけることが可能である。
上記、補正用のEL24は表示用のEL13と同構造とし、図7で示されるように表示用EL画素の裏面に配置した。このときにEL24の大小に応じて流す電流は、TFT11とTFT22の長さLを変えカレント比により補正用のEL24の電流密度と表示用のEL13の電流密度が等しくなるように設定した。
また、表示用のEL13は図8で示すように60Hzつまり約16.7mS毎に電流を書き換え、補正用のEL24は0.06mSだけ点灯した。この補正用ELが点灯している間に駆動電流補正を行なうので、補正用EL24の駆動時間は表示用EL24の駆動時間の0.3%ほどであり、補正用ELでの劣化補償は長期間機能した。
本発明の表示素子の第1の構成を示す図である。 本発明の表示素子の第1、2の動作タイミングを示す図である。 本発明の表示素子の第2の構成を示す図である。 本発明の表示素子の第3の構成を示す図である。 本発明の表示素子の第3の動作タイミングを示す図である。 本発明の表示素子と補正用EL素子の関係を示す図である。 本発明の表示素子と補正用EL素子の関係を示す図である。 本発明の表示素子と補正用ELの動作タイミングを示す図である。 従来の電流駆動型OELの構成を示す図。 従来の電流駆動型OELの動作タイミングを示す図である。 本発明の電圧フィードバックの動作を示す図。 本発明の電圧フィードバックの出力を示す図。 有機EL発光素子での電圧、輝度の経時変化の定性を説明するための図。
符号の説明
4 Nチャネル型TFT
5 Nチャネル型TFT
6 補正用EL
7 バイアス用電圧
10 Nチャネル型TFT
11 Pチャネル型TFT
12 Nチャネル型TFT
13 有機EL発光素子
14 電流
15 電源
16 Nチャネル型TFT
17 コンデンサ
18 Nチャネル型TFT
19 コンデンサ
20 電源
21 Nチャネル型TFT
22 Pチャネル型TFT
23 Nチャネル型TFT
24 補正用EL
25 電位
Vsig 入力輝度信号
idata 入力輝度信号
Vg1 TFTのゲート電圧
Vg2 TFTのゲート電圧
Vg3 TFTのゲート電圧
Vg4 TFTのゲート電圧
Vg5 TFTのゲート電圧
Vg10 TFTのゲート電圧
Vg11 TFTのゲート電圧
Vcout 電圧

Claims (10)

  1. インピーダンスが変化する発光素子が配置され、該インピーダンス変化を制御信号として発光素子の駆動TFTにフィードバックする表示素子に於いて、
    表示用の発光素子とは異なる発光素子を有し、発光素子の発光制御にはこれらの発光素子を対で用いられることを特徴とする表示素子。
  2. インピーダンスが変化する発光素子が配置され、該インピーダンス変化を制御信号として発光素子の駆動TFTにフィードバックする表示素子に於いて、
    表示用の発光素子とは異なる発光素子を有し、発光素子の発光制御にはこれらの発光素子を複数の表示用発光素子と1つの表示用発光素子とは異なる発光素子が対になって用いられることを特徴とする表示素子。
  3. 該発光素子の一方は、他方の発光素子に隣接して配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の表示素子。
  4. 該発光素子の一方は、他方の発光素子の裏面に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の表示素子。
  5. 複合で用いられる各々の発光素子の発光期間には差があることを特徴とする請求項1または2に記載の表示素子。
  6. 一方の発光素子のカソード側電位はそれを駆動するTFTの閾値電圧分以上コモン電位より低くバイアスされる事を特徴とする請求項1または2に記載の表示素子。
  7. 上記、発光期間は、夫々表示素子の1フレーム期間、および、ブランク期間である事を特徴とする請求項1または2に記載の表示素子。
  8. 対で用いられる発光素子の夫々の駆動手段と発光素子のインピーダンス変化とは、互いの発光素子間で相関がある事を特徴とする請求項1に記載の表示素子。
  9. 対で用いられる発光素子の表示用発光素子と1つの表示用発光素子とは異なる発光素子に流す電流の電流密度は略同じことを特徴とする請求項7に記載の表示素子。
  10. 該表示素子は有機エレクトロルミネッセンス素子とTFTによる駆動基板よりなる請求項1に記載の表示素子。
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