JP2005307816A - ピストンポンプ - Google Patents

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白木  学
Morimasa Yoshie
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Abstract

【課題】 本発明の課題は、ピストンの往復動により圧送する流体の吐出力を高めることができ且つ小型のピストンポンプを提供することである。
【解決手段】 本発明のピストンポンプ1は、シリンダ3と、シリンダ3内に往復動自在にピストン5とを備え、シリンダ3は流体の流入部7及び吐出部9と、流入部7からシリンダ3内への流入を許可する一方向弁11と、吐出部9からシリンダ3内の流体の流出を許可する一方向弁13とを備え、ピストン5は外周部に磁石27を備え内部には流体の移動通路29が形成されており、シリンダ3は側部にコイル17を備え、コイル17に電流を流してピストン5を往復動させて流体を圧送しており、ピストン5は移動通路29の開閉を行なう一方向弁39を設けており、ピストン5が流入部側から吐出部側に移動するときに、ピストンの一方向弁39を閉じるようにしている。
【選択図】 図1


Description

本発明は、電磁力によりピストンを往復動させて流体を圧送するピストンポンプに関する。
特許文献1に示すピストンポンプは、磁性体でできたピストンをシリンダに設けたコイルの電磁力によりピストンを往復動させて流体を圧送している。
特開平9−151841号公報
しかし、上述の特許文献1に記載の従来技術では、コイルをピストンの往復動方向の先端側と後端側にそれぞれ備えているので、例えば後端側のコイルに電磁力を付与して、ピストンが後端側から先端側に移動する場合に、ピストンの移動に伴って後端側のコイルとピストンとの間隔が開いて、後端側のコイルとピストンとの間で発生する推進力が弱くなる。一方、先端側のコイルに電磁力を付与した場合も同様に、ピストンが先端側から後端側に移動する場合に、ピストンの移動に伴って先端側のコイルとピストンとの間隔が開いて、先端側のコイルとピストンとの間で十分な推進力が得られない。従って、流体を圧送するのに十分な吐出力が得にくいという問題がある。
本発明は、ピストンの往復動により圧送する流体の吐出力を高めることができ且つ小型のピストンポンプを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、シリンダと、シリンダ内に往復動自在に設けられたピストンとを備え、シリンダは流体の流入部及び吐出部と、流入部からシリンダ内への流入を許可する一方向弁と、吐出部からシリンダ内の流体の流出を許可する一方向弁とを備え、ピストンは外周部に磁石を備えるとともに内部には流入部側から吐出部側に流体の移動通路が形成されており、シリンダは側部にコイルを備え、コイルに電流を流してピストンを往復動させて流体を圧送しており、ピストンは移動通路の開閉を行なう一方向弁を設けており、ピストンの一方向弁はピストンが吐出部側から流入部側に移動するときに、ピストンの一方向弁が開いてシリンダ内の流入部側から吐出部側への流体の移動を許可しており、ピストンが流入部側から吐出部側に移動するときに、ピストンの一方向弁を閉じていることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、ピストンは、円筒状の磁石とその内側に配置され磁石を保持する保持部とを有し、保持部には半径方向外方に突出する突部が設けられており、突部は磁石の内周に当接しており、突部間と磁石の内周との間で流体の移動通路を形成していることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載の発明において、ピストンを往復動自在に案内するシャフトを備え、保持部はシャフトが挿通する挿通孔を有し、ピストンは一方向弁を吐出部側端部に固定する固定部材を備え、固定部材はシャフトの挿通孔を有し、ピストンの一方向弁は円盤状であり且つ略中央にはシャフトの貫通孔が設けられており、固定部材を挿通孔に嵌め込んで、一方向弁をピストンに固定していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、コイルに電流を流すと、コイルの磁束と磁石の磁束との作用により発生する推進力でピストンが流入部側から吐出部側に向けて移動し、シリンダ内の吐出部側の圧力が高まり吐出部の一方向弁が開き、シリンダ内の流体が吐出部から吐出される。また、ピストンの移動に伴い、シリンダ内の流入部側が負圧化され、流入部の一方向弁が開き、流入部からシリンダ内の流入部側に流体が流れ込む。一方、コイルに逆方向の電流を流すと、ピストンが吐出部側から流入部側に向けて移動し、ピストンの一方向弁が開いてシリンダ内の流体が流入部側から移動通路を経て吐出部側に移動する。このように、ピストンの往復動により流体が圧送される。
ピストンの外周部には磁石を備えるとともにシリンダは側部にコイルを備えているので、ピストンが往復動する場合に、ピストンの往復動方向に渡って磁石とコイルとの間隔を略一定に保つことができ、コイルとピストンとの間で発生する推進力をピストンの往復動方向に渡って略一定に保つことができる。よって、ピストンの推進力を十分に得ることができ、ピストンの往復動により圧送する流体の吐出力を高めることができる。
ピストンが流入部側から吐出部側に移動する際には、ピストンの一方向弁が閉じて、流体が吐出部側から移動通路内に戻るのを阻止しているので、吐出部側の圧力が高まり、圧送する流体の吐出力を高めることができる。
請求項2に記載された発明によれば、請求項1に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、磁石を円筒状に設けているので、例えば、ピストンの周方向に間隔を開けて磁石を設ける場合に比べて磁束が広くとれるので、磁石とコイルとの間で発生する磁力が大きくなり、ピストンの推進力をさらに高めることができる。
保持部と磁石との組付けにより、流体の移動通路が形成されるので、移動通路の孔を別途加工する必要がなく、構成が簡単である。
請求項3に記載された発明によれば、請求項1又は2に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、固定部材を一方向弁の貫通孔を通してシャフトの挿通孔に嵌め込んで、一方向弁をピストンに固定しているので、構成が簡単且つ組付けが容易である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るピストンポンプの静止状態を示す断面図、図2は図1に示すピストンポンプの動作状態を示す図であり、シリンダ内の流体が吐出部から吐出される状態を示す断面図、図3は図1に示すピストンポンプの動作状態を示す図であり、シリンダ内に流入部から流体が流入する状態を示す断面図、図4は図1に示すピストンポンプの分解斜視図、図5は図1に示すA−A断面図である。
本発明の第1実施の形態に係るピストンポンプ1は、パソコン内に設けたヒートパイプ等に接続されており、ヒートパイプの一端を電子部品の放熱板に接触させ、他端を機器外部に面した放熱板に接触させて、パソコンの内部で発生した熱を外部に導くものであり、シリンダ3と、シリンダ3内に往復動自在に設けられたピストン5とを備えている。
シリンダ3は非磁性体である樹脂製の絶縁パイプからなり、シリンダ3の外周にコイル17が巻回されており、コイル17に交流電流を流してピストン5を往復動させるようになっている。シリンダ3の一方の端部には一方の固定板21が設けられており、シリンダ3の他方の端部には他方の固定板23が設けられている。また、一方の固定板21には円環状に開口した流体(空気)の流入部7が形成されており、他方の固定板23にも円環状に開口した流体の吐出部9が設けられている。
流入部7にはシリンダ3内への流入を許可する一方の一方向弁11と、吐出部9からシリンダ3内の流体の流出を許可する他方の一方向弁13とが設けられている。また、一方の固定板21及び他方の固定板23には軸受け19がそれぞれ設けられており、それぞれの軸受け19にはピストン5の移動を案内するシャフト25の両端が固定されるようになっている。
ピストン5の外周部には円筒状の磁石27が設けられており、ピストン5の内部には流入部7側から吐出部9側に流体の移動通路29が形成されている。このように、磁石27を円筒状に設けているので、例えば、ピストン5の周方向に間隔を開けて磁石27を設ける場合に比べて、磁束を広くとることができ、磁石27とコイル17との間で発生する磁力が大きくなり、ピストン5の推進力をさらに高めることができる。尚、磁石27は内側がS極、外側がN極になっている。ピストン5は吐出部9側にシリンダ3内の流体を押し出す押圧部31が設けてあり、移動通路29の吐出部側開口29aには押圧部31が対向しており、押圧部31の対向面31aは外周方向に沿って移動通路29の吐出部側開口29aと押圧部31との間隔が広がるテーパ状になっており、ピストン5が吐出部9側から流入部7側に移動するとき、流体が移動通路29を経て流入部7側からピストン5と押圧部31との間を通過して吐出部9側に移動可能となっている。
ピストン5は、磁石27の内側に配置されて磁石27を保持する保持部30を有しており、保持部30には半径方向外方に突出する突部30aが3方向に設けられている。そして、突部30aは磁石27の内周に当接しており、突部間と磁石27の内周との間で流体の移動通路29を3つ形成している。また、保持部30と磁石27との組付けにより、流体の移動通路29が形成されるので、移動通路29の孔を別途加工する必要がなく、構成が簡単である。
ピストン5の内部には円筒形状の挿通孔26が設けられており、挿通孔26内にシャフト25が挿通して、ピストン5が案内されるようになっている。
シリンダ3の一方の固定板21には流入パイプ(流入管)4が接続されており、他方の固定板23には吐出パイプ(吐出管)6が接続されている。そして、流入パイプ4は管の径方向に伸縮自在な蛇腹状の伸縮部33を流入パイプ4の接続位置の近傍に設けている。また、吐出パイプ6も管の径方向に伸縮自在な蛇腹状の伸縮部33を吐出パイプ6の接続位置の近傍に設けている。
次に、本実施の形態に係る作用を説明する。図2に示すように、コイル17に電流を流すと、磁石27の磁束との作用により磁力が発生し、ピストン5が流入部7側から吐出部9側に向って移動する。ピストン5が吐出部9側に移動すると、シリンダ3の吐出部側空間3aの圧力が高まり、吐出部9の他方の一方向弁13が開き、シリンダ3内の流体が吐出部9から吐出される。また、ピストン5の吐出部9側への移動に伴い、シリンダ3の流入部側空間3bが負圧化され、一方の一方向弁11が開き、流入部7からシリンダ3内の流入部側空間3bに流体が送り込まれる。
このとき、流入パイプ4には管の径方向に伸縮自在な蛇腹状の伸縮部33を設けているので、流入部7からシリンダ3内に流体が送り込まれるときに、流入パイプ4の伸縮部33が管の内周方向に収縮して流入パイプ4内の圧力が高まり、シリンダ内3に流入する流体の流速を大きくすることができる。また、吐出パイプ6は管の径方向に伸縮自在な蛇腹状の伸縮部33を設けているので、シリンダ3内から流体が吐出されるときに、吐出パイプ6の伸縮部33が管の外周方向に拡張し、吐出パイプ6内の圧力が弱まって、シリンダ3内の圧力が相対的に高まるので、シリンダ3から流出する流体の流速を大きくすることができる。
一方、ピストン5が他方の固定板23に突き当たる位置までくると、流入部7の一方の一方向弁11及び吐出部9の他方の一方向弁11が閉じる。ピストン5は吐出部9側から流入部7側に移動し、ピストン5の移動の際に流体は移動通路29から移動通路29の吐出部側開口29aと押圧部31の対向面31aとの間を通過して押圧部31の吐出部側に移動する。押圧部31の対向面31aは外周方向にテーパ状になっているので、移動通路29の吐出部側開口29aと押圧部31の対向面31aとの間をスムーズに流体が通過するので、ピストン5が流入部7側に移動しやすい。
また、ピストン5の外周部には磁石27を備えるとともにシリンダ3は側部にコイル17を備えているので、ピストン5が往復動する場合に、ピストン5の往復動方向の全体に渡って磁石27とコイル17との間隔を略一定に保つことができ、コイル17とピストン5との間で発生する推進力をピストン5の往復動方向の全体に渡って略一定に保つことができる。よって、ピストン5の推進力を十分に得ることができ、ピストン5の往復動により圧送する流体の吐出力を高めることができる。
さらに、コイル17はシリンダ3の側部に設けているので、ピストン5の往復動方向の長さを短くでき、ピストンポンプ1の小型化を図ることができる。
次に、図6を参照して、本発明の第2実施の形態について説明する。尚、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。
第2実施の形態は、磁石27をピストン5の移動方向に沿って2個配置し且つ隣り合う磁石27は互いに逆の極性を有するようにしている。図6(a)に示すように、一方の磁石27のN極面から他方の磁石27のS極面に向って磁束が形成される。よって、図1(a)に示す第1実施の形態のように、磁石27が1つの場合に比べて磁石27で発生する磁束漏れが小さく、ピストン5が移動する場合の推進力を高めることができる。
また、コイル17は2つの磁石27の各々に対向して配置し、隣り合うコイル17が互いに向きの異なる電流を供給してあるので、夫々のコイル17ごとにピストン5の推進力を得ることができ、ピストン5の移動方向に連続して推進力を得ることができる。
次に、図7を参照して、本発明の第3実施の形態について説明する。第3実施の形態は、コイル17の外周に磁性体35を設けてある。このように、コイル17の外周に磁性体35を設けたので、一方の磁石27のN極面から出た磁束は磁性体35を伝って、他方の磁石27のS極面に向って形成されるので、ピストン5の推進力をさらに高めることができる。
次に、図8を参照して、本発明の第4実施の形態について説明する。第4実施の形態は、ピストン5の挿通孔26とシャフト25との間の隙間28は軸方向の両端部28a、28bにおいて部分的に幅狭になっている。このように、挿通孔26とシャフト25との間の隙間28は部分的に幅狭になっているので、幅狭になった部分で挿通孔26とシャフト25との間の隙間28を流れる流体の圧力を高めることができ、係る圧力でシャフト25を確実に支持することができる。
次に、図9及び図10を参照して、本発明の第5実施の形態について説明する。第5実施の形態は、挿通孔26の横断面V字状のV字部26aと横断面円弧状の円弧部26bとからなり、磁気的な吸引力を受けて、ピストン5の中心軸Dに対してシャフト25の中心軸Cをずらして、シャフト25の側面を挿通孔26のV字部26aに当接させている。このように、シャフト25の側部を挿通孔26の内周に当接させているので、挿通孔26がシャフト25の軸方向に対して斜めになりにくく、シャフト25と挿通孔26との間の摩擦を低減することができる。
次に、図11を参照して、本発明の第6実施の形態について説明する。第6実施の形態はピストン5の流入部側端面と一方の固定板21との間、及びピストン5の吐出部側端面と他方の固定板23との間に、ピストン5を往復動自在に支持するばね37、39を夫々設けている。また、他方の固定板23に固定したばね37よりも、一方の固定板21に固定したばね39の長さを長くしてあり、通常の状態ではピストン5は一方の固定板21側に位置している。
このように、ピストン5とシリンダ3との間にばね37、39を設けているので、ピストン5が流入部側から吐出部側に移動する場合には、ばね37、39の付勢力に抗して移動するが、ピストン5が吐出部側から流入部側に移動する場合には、ばね37、39の付勢力によってピストン5が自然に戻されるので、ピストン5が流入部側から吐出部側に移動する場合にのみに推進力を与えればよく、コイル17に一方向の電流を流すだけでピストン5を往復動させることができる。
また、ばね37、39の往復動に伴ってピストン5が往復動するので、ピストン5をガイドするシャフト25が不要であり、シャフト25と挿通孔26との間の摩擦をなくすことができる。
ばね37、39の固有振動数とピストン5の往復運動の周波数とを合わせることで、ばね37、39が共振し、ピストン5の推進力を増幅させることができる。
次に、図12〜図15を参照して、本発明の第7実施の形態について説明する。第7実施の形態は押圧部31の代わりに、ピストン5の移動通路29の開閉を行なう一方向弁39をピストン5の吐出側端部に設けた点が上述の実施形態と異なる。
ピストンの一方向弁39はピストン5が吐出部側から流入部側に移動するときに、ピストンの一方向弁39が開いてシリンダ3内の流入部側から吐出部側への流体の移動を許可しており、ピストン5が流入部側から吐出部側に移動するときに、ピストンの一方向弁39が閉じるようになっている。また、ピストンの一方向弁39は円盤状の弾性材であり、固定部材41をピストンの一方向弁39の略中央に形成した貫通孔39aを介して挿通孔26に嵌め込んでいる。このように、固定部材41を一方向弁の貫通孔39aを通してシャフト25の挿通孔26に嵌め込んで,一方向弁39をピストン5に固定しているので、構成が簡単且つ組付けが容易である。
ピストン5が流入部側から吐出部側に移動する際には、ピストンの一方向弁39が閉じて、流体が吐出部側から移動通路29内に戻るのを阻止しているので、シリンダ3内の吐出部側空間3aの圧力が高まり、圧送する流体の吐出力を高めることができる。
一方、ピストン5が吐出部側から流入部側に移動する際には、ピストンの一方向弁39が流体の圧力を受けて開き、移動通路29内を通過して流体が吐出部側から流入部側に移動するので、上述の第1〜第6実施形態のように、移動通路29の吐出部側開口29aと押圧部31の対向面31aとの間を流体が通過する場合に比べて、流体の抵抗を受け難く、ピストン5が移動しやすい。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
上述の実施の形態では、ピストンポンプ1をヒートパイプに接続してパソコンの内部を冷却する場合について説明したが、これに限定されず、ピストンポンプ1をパソコンの筐体に直接取り付けて、パソコン内部の流体を排気して熱を外部に放熱したり、外部の流体を内部に送風して冷却するようにして用いても良い。
また、自動車等の電機配線部分にピストンポンプ1を備えたヒートパイプを接触させて配線部分内で発生する熱を外部に放熱しても良い。
流体として気体について説明したが、これに限定されず、液体であっても良い。また、この場合、医療用の人工透析機や人工臓器に使用される血液循環用のピストンポンプ1として用いるものであっても良い。
第2実施の形態は、磁石27をピストン5の移動方向に沿って2つ配置したが、3つ以上であっても良い。また、磁石27の各々に対向して配置するコイル17の数も3つ以上であっても良い。
本発明の第1実施形態に係るピストンポンプの静止状態を示す断面図であり、(a)は磁石とコイルとの間で発生する磁束を示す断面図である。 図1に示すピストンポンプの動作状態を示す図であり、シリンダ内の流体が吐出部から排気される状態を示す断面図である。 図1に示すピストンポンプの動作状態を示す図であり、シリンダ内に流入部から流体が流入する状態を示す断面図である。 図1に示すピストンポンプの分解斜視図である。 図4に示すA−A断面図である。 本発明の第2実施形態に係るピストンポンプの要部を示す断面図であり、(a)は磁石とコイルとの間で発生する磁束を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るピストンポンプの要部を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るピストンポンプの要部を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係るピストンポンプの要部を示す断面図である。 図9に示すB−B断面図であり、一点鎖線で抜き出して示す(a)はシャフトと挿通孔を拡大して示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係るピストンポンプの要部を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係るピストンポンプの要部を示す断面図である。 図12に示すピストンポンプの動作状態を示す図であり、シリンダ内の流体が吐出部から吐出される状態を示す断面図である。 図12に示すピストンポンプの動作状態を示す図であり、ピストンが吐出部側から流入部側に移動する状態を示す断面図である。 図12に示すピストンポンプの分解斜視図である。
符号の説明
1 ピストンポンプ
3 シリンダ
5 ピストン
7 流入部
9 吐出部
11、13 一方向弁
17 コイル
25 シャフト
26 挿通孔
27 磁石
29 移動通路
30 保持部
30a 突部
39 ピストンの一方向弁
41 固定部材

Claims (3)

  1. シリンダと、シリンダ内に往復動自在に設けられたピストンとを備え、シリンダは流体の流入部及び吐出部と、流入部からシリンダ内への流入を許可する一方向弁と、吐出部からシリンダ内の流体の流出を許可する一方向弁とを備え、ピストンは外周部に磁石を備えるとともに内部には流入部側から吐出部側に流体の移動通路が形成されており、シリンダは側部にコイルを備え、コイルに電流を流してピストンを往復動させて流体を圧送しており、ピストンは移動通路の開閉を行なう一方向弁を設けており、ピストンの一方向弁はピストンが吐出部側から流入部側に移動するときに、ピストンの一方向弁が開いてシリンダ内の流入部側から吐出部側への流体の移動を許可しており、ピストンが流入部側から吐出部側に移動するときに、ピストンの一方向弁を閉じていることを特徴とするピストンポンプ。
  2. ピストンは、円筒状の磁石とその内側に配置され磁石を保持する保持部とを有し、保持部には半径方向外方に突出する突部が設けられており、突部は磁石の内周に当接しており、突部間と磁石の内周との間で流体の移動通路を形成していることを特徴とする請求項1に記載のピストンポンプ。
  3. ピストンを往復動自在に案内するシャフトを備え、保持部はシャフトが挿通する挿通孔を有し、ピストンは一方向弁を吐出部側端部に固定する固定部材を備え、固定部材はシャフトの挿通孔を有し、ピストンの一方向弁は円盤状であり且つ略中央にはシャフトの貫通孔が設けられており、固定部材を挿通孔に嵌め込んで、一方向弁をピストンに固定していることを特徴とする請求項2に記載のピストンポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008081658A1 (ja) * 2006-12-28 2008-07-10 Shinano Kenshi Kabushiki Kaisha 電磁駆動ポンプ

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