JP2005306413A - シート状要素載置方法及びシート状要素載置装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及びシート状光学要素パッケージ体の製造装置 - Google Patents

シート状要素載置方法及びシート状要素載置装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及びシート状光学要素パッケージ体の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】生産性向上・正しい所定位置へのシート状要素載置可能、設計適正製品が得られ、取扱い、納品や供給等が容易にできる自動化可能シート状要素載置方法及び同装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及び同装置の提供。
【解決手段】長尺状ベースフィルム2上にその長手方向に沿って単列又は複数列でシート状要素を載置するシート状要素載置方法及び装置において、1)シート状要素E1〜E6は、搬送された原シートS1〜S6が、載置する前の時点でカッター201〜206により裁断されてシート状要素とされて載置される。2)シート状要素をベースフィルム上に載置したときに撮像手段301〜306により該要素の載置位置を確認し、適正載置位置の情報に基づいて位置補正を行う。3)該要素をベースフィルム上に載置するに先立ち、各シート状要素を不適品検知用撮像手段により観察して、不適品を排除する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート状要素載置方法及びシート状要素載置装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及びシート状光学要素パッケージ体の製造装置に関するものである。本発明に係るシート状要素載置方法及びシート状要素載置装置は、フィルム上のベース部材上にシート状の各種部材を訂正位置で載置するための技術として汎用できるものである。また本発明に係るシート状光学要素パッケージ体の製造方法、及びその製造装置は、シート状光学要素をベース部材上に載置した構造体であるシート状光学要素パッケージ体について、その製造方法、及びその製造装置を提供するもので、上記シート状要素載置方法及びシート状要素載置を利用するものである。
従来より、各種のシート状要素が知られている。たとえばシート状に光学要素を形成したものが知られており、各種用途に使用されている。たとえば、フィルム状にレンズを形成したものとして、フレネルレンズが古くから知られている。またプリズムをシート状に形成した、プリズムシートと称せられるシート状に光学要素が知られている。また、シート状にしたマイクロレンズが知られている。
従来、シート状光学要素は、たとえば携帯電話やデジタルカメラの液晶表示部に用いられている。図8に示すのは、スモールタイプバックライトと称される照明システムの概略構造である。図示のように、光源4からの光は背面の反射シート5で反射され、導光作用のある導光板(ライトガイドとも称される)6に導光され、拡散シート7で光拡散され、背面側のプリズムシート(縦)1b、表面側のプリズムシート(横)1aを通って、液晶を照明する。図示例は、シート状光学要素として、上記表面側(液晶画面に近い側)、及び背面側のプリズムシート1a,1bが用いられる例であるが、ここでこのように2枚用いるのは、使用している各プリズムシートが方向性を有しており、各々異なる方向で輝度が上昇する設計になっており、このように2枚重ねに構成することにより、照明機能が良好になるからである。たとえば特開平5−203950号公報には、片面に横断面が三角形の多数のプリズム部が形成され、かつその稜線が平行に形成されたシートを複数、該稜線同士が5°〜85°をなすように重ね合わせて、液晶画面を明るく照明する技術が記載されている。
特に、図8に示すように、光源4がエッジ部に配置されている構造のものは、画面の中央に光を導き、あるいは画面全面に均一に光を導くために、シート状光学要素の構成は重要である。光源は必ずしも所望の照明がなされるように位置しているとは限らず、かつ、点光源であったり、線状の光源であったりするので、シート状光学要素によって画面への光分布を適正にする必要があるからである。
なお図8に示す従来技術は、バックライトシステム(光源4が被照明領域である画面の背面側に位置するもの)であるが、フロントタイプのもの(光源4が画面の表面側に位置するもの)もある。また上記の積層構造は一例であって、たとえば1枚のプリズムシート(光学的方向性と集光性とに富むものが好ましい)と導光板と反射シートのみからなる構造などもあり、また、2枚のプリズムシートと反射シートのみからなる構造なども考えられ、その構造は各種任意である。すなわちシート状光学要素をどのように組み立てるか、あるいはどのような構成で使用するかはユーザーが任意に各種設計できる事項であり、各種の構成があり得る。
かかるシート状光学要素を納入のために搬送したり、また、加工の場に搬入するときには、シート状光学要素を一般にフィルムベースに支持させ、さらに必要に応じて保護部材等に支持させて、パッケージ等の形にして納入ないし搬送等を行い、あるいは加工する。これらシート状光学要素は近年、一層薄型化し、軽量化する傾向にあるので、パッケージの構造及び製造をどのようにするかは、重要な課題である。かつ、搬入後の操作、特にシート状光学要素をピックアップして加工する操作が容易なようにパッケージングすることが望まれている。また上述したように、シート状光学要素をどのように組み立てるか、あるいはどのような構成で使用するかはユーザーが任意に各種設計できるので、納入や搬送や保管の形態をどのようにすべきかは、これらに応じて様々に要求される。
この種のシート状光学要素をパッケージングしたシート状光学要素パッケージ体としては、従来、図9(平面)及び図10(断面)に示す構造が採用されている。これは、小型のシート状光学要素1、たとえばレンズフィルム(各種レンズをシート状に形成したもの)やプリズムシート(プリズム機能を有するシート状素子)の各々に、同じ大きさの保護フィルム31を重ねて保護したものを複数、広いベースフィルム2上に載置した構造をとる。シート状光学要素1であるレンズフィルムの各々に、同じ大きさの保護フィルム31を重ねるのは、レンズフィルム形成用材料と保護フィルム形成材料とを重ねて断裁してこれを形成するからである。ベースフィルム2は、かかる保護フィルム31付きシート状光学要素1を載置して支持する台紙の役割を果たすとともに、保護シートの役割も果たす。
上記従来のシート状光学要素パッケージ体は、図示のように、画面に対応した形状、たとえば図示の場合長方形をなすが、図9のようにかかる各シート状光学要素1は、ベースフィルム2上に斜めに配置されている。すなわち、各シート状光学要素1の辺、たとえば長手方向の辺が、ベースフィルム2の長手方向の辺に対して、ある角度をもって配置されている。これは各ユーザーの機種の仕様によるものであり、たとえば5°傾けたり、13°傾けたりする。(前掲の特開平5−203950号公報の記載参照)。
このようにシート状光学要素1を傾けて配置するのは、光源4、たとえばバックライトより照射された光に対してある一定の屈折方向を持たせるためである。ディスプレイ、たとえば携帯電話等の画面の液晶セルを透過光によって照明する際、シート状光学要素1であるたとえばプリズムシートによって方向付けられた屈折光が、その上部に配置された液晶セルの画素子(ドット)を透過するとき、干渉が発生し、画面上で「モアレ」と呼ばれる輝度のムラによって起こる縞模様が映りこむ場合がある。この干渉は、液晶セルの画素子(ドット)の大きさと屈折光の進入角度の2つの要素によって発生するため、そのいずれかを変化させることによりモアレを消滅させることが可能である。一般的には、液晶セルの画素子の大きさはその画面の解像度によって決定されるため、モアレ現象の防止対策としてシート状光学要素1であるたとえばプリズムシートにある一定の角度を付与し、屈折光の進入角度を調節することが必要とされている。その際、この角度は液晶セルの画素子の大きさによって様々である。液晶画面については全面を均一に照射することが望まれるため、このモアレを最小に抑えることを目的とし、上記のようにシート状光学要素1であるたとえばプリズムシートにある一定の角度を持たせるのである。
通常、シート状光学要素1は、広い光学要素形成用シート材料を打ち抜いて、各シート状光学要素1とする。もとになる光学要素形成用シート材料は、通常、垂直方向に屈折するように作られているから、光学要素形成用シート材料の辺に対して角度を持たせて打ち抜くことにより、上記のようにシート状光学要素1にある一定の角度を持たせて、屈折の方向性を持つようにする。その場合、従来は打ち抜いたそのままをベースフィルム2上に配置するので、図9のように斜めに配置された形になるのである。
上記のような従来より知られているシート状光学要素をベースフィルム上に載置してパッケージ体等にするときに、次のような大きく3点の問題点がある。
シート状要素をベースフィルム上に載置してパッケージ体等にするときに、図6に示すような機構を用いることができるが、これを用いて問題点を示すと、次のとおりである。(なお図6は、後に詳しく述べる参考例を図示するものである)。
図6は、長尺状のベースフィルム2上に、シート状要素A〜Dを所定の位置に1列または複数列で載置(図示例は1列で載置して配列)する場合を示す。この場合、図示の構成では、各シート状要素A〜Dは、すでに裁断されて要素としては完成単品となったものを、アーム等の自動載置手段で、ベースフィルム2上に載置配列する。たとえば、ベルト状の原反A上に載置されて搬送されてきたシートAは、図に矢印で示すようにピックアップされ、水平移動されてベースフィルム2上に至り、次いで降下されてベースフィルム2上に載置される。図示例ではすでに同様にシートB〜Dが載置されており、これによりシートA〜Dが順次配列された図示の構造が得られる。
このとき、上述のように各シート状要素A〜Dは、すでに裁断されて要素としては完成単品となったものを搬送してきて、ベースフィルム2上に載せるわけである。これは、あらかじめ要素単品を準備して搬送するので、前工程での要素単品の形成と言う手順が要せられているわけである。かかる要素単品の準備は、一般に、各要素を形成する原料シートを打ちぬくので、それに手間ひまがかかり、生産性を落とす要因になっている。以上がシート状要素をフィルム状のベースに載置する場合の第1の問題点である。
第2の問題点は、次のとおりである。前述のとおり、図6は、長尺状のベースフィルム2上に、シート状要素A〜Dを所定の位置に1列または複数列で載置(図示例は1列載置)する場合で、特に図示例は、等間隔でベースフィルム2上にシート状要素1を列状に載置して並べる場合である。このときアーム等の自動載置手段は図示矢印のように、搬送されたベースフィルム2上にシート状要素A〜Dを所定位置で、つまりここでは等間隔で載置して並べるように設定されている。たとえば、等速で搬送されるベースフィルム2に対し、一定速度でシート状要素A〜Dを載せて行くことにより、等間隔で1列に複数のシート状要素A〜Dを載置して並べられる。
ところが、本発明者の検討により、上記の技術には、以下のような問題点があることが明らかになるに至っている。以下述べる問題点は、シート状光学要素に限らず、各種のシート状要素をフィルム状のベースに載置する場合に問題になる。
シート状の光学要素その他のシート状要素を、ベースフィルム上に載置する場合、所定の位置にシート状要素を載置するように機構を組んでも、ベースフィルム自体の伸縮によって、ベースフィルム上の所定の位置には正しくは載置できない場合がある。一般に、長尺状のベースフィルムの場合には、搬送により不可避に該ベースフィルム自体に「伸縮」が生じる。搬送時にはベースフィルムにはその位置を安定させるために、ある一定の張力をかけなければならない。モーター等の搬送動力によりこの張力をかけるのであるが、モーター等の搬送動力は必ずしも安定に一定の引っ張り力を保つとは言えない。不定なテンションによってベースフィルムにランダムな力をかけ、よってベースフィルムを引っ張って伸びを与えるだけでなく、時によりベースフィルムを縮ませる力を与える。したがって、ロボットアーム等での自動載置手段による機構的な設定では正しい位置にシート状要素を載置しているはずであっても、ベースフィルム自体が伸びているので、ベースフィルム上の適正位置にはシート状要素が載置できていないことになる。
たとえば図6に示す機構を用いて、搬送されたフィルムベース2上にシート状要素1を所定位置(ここでは等間隔)で載置して並べるように設定しても、それは必ずしも適正に達成されない。たとえば等速で搬送されるベースフィルムであれば、一定速度でシート状要素を載せて行けば、等間隔で1列にシート状要素を載置して並べられるはずであるが、このようにしても、等間隔での載置は実際には達成できないことがある。
すなわち、上述したように現実には該フィルムベースに次第に伸びまたは縮みが生じ、実際には等間隔での載置は達成できないことになる。
これについてさらに説明すると、以下のとおりである。
上述のように、ベースフィルム上へのシート状要素の配列については、所望の製品のレイアウト設計寸法をもとに、ベースフィルム上の一定の地点、もしくは何らかの規則に基づいた地点へ、シート状要素を載置する動作を行う。
しかし、シート状要素の載置の操作以前に、ベースフィルムがすでに変形していることがある。すなわち製造装置上でのベースフィルムの伸縮によって、その設計上の位置座標と実製品の位置座標に誤差が生じ得る。この問題は、ベースフィルム上にすでに部材や素子が形成されている場合に特に重要である。当該部材や素子の位置座標がずれるので、当該部材や素子と特定の相対位置でシート状要素を載置して配列しようとすると、計算上の載置位置では当該部材や素子と正しい特定の相対位置では配列できなくなるからである。この場合、計算上で算出された位置座標に基づいてシート状要素を配列すると、上記による位置誤差が最終製品形態においてもそのまま反映され、設計レイアウトと異なるものとなってしまう。
次に、ベースフィルム上への各シート状要素の載置、配列についても、次のように問題が生じる。ベースフィルム上へ各シート状要素を載置するシート状要素の移動作業を行う際、ベースフィルムの位置を安定させるため、ある程度の張力をかけなければならない。その張力によって、ベースフィルムには、不可避的にランダムな伸縮が発生する。よって、ロボット等の載置手段によって計算上正確な位置に各シート状要素の載置して配列しても、製造途中のベースフィルムの伸縮によって、最終製品形態は、設計時のレイアウトと異なるものとなる。
たとえば、各シート状要素間1の間隔を一定の10mmと設定した場合に(図19参照)、どのような誤差が生じるかを30個のサンプルについて実験した結果を、図20に示す。符号Q2で示すのが、この場合の実験結果である。
図示のように、誤差は、約±1.0mmの範囲に及ぶ。傾向としては、ややプラス方向、つまり各シート状要素間1の間隔が広がる方に誤差が大きくなっているようであるが、サンプル間でばらつきが大きく、誤差がどのように発生するかは不定である。
上記のように、主としてフィルムベースの伸縮に起因すると考えられるフィルムベース上に載置するシート状要素の配列に位置誤差が不可避的に発生するという問題があったわけである。
第3の問題点は次のとおりである。図6における各シート状要素A〜Dは、ベースフィルムに向けて搬送する以前に、不良品のチェックを行う。図のシートAを例にとって言えば、原反Aの状態で前以て、不良品か否かのチェックを目視で行い、マニュアルによりフェルトペン等でマークする。従来技術にあっては、製品になってから、このマークに従い、マーキングされた不良品を良品と取り替えていた。これは目視により手作業で行っていたので、その手間ひまは作業場の大きな負担となっていた。生産性を落とす要因にもなっていた。
また合わせて、下記の問題点も、解決されるべき課題となっている。図9を参照する。
(1)シート状光学要素1が縦横に並んだシート状での納入形態であるため、自動化に適さない。特に、次工程の操作、たとえばシート状光学要素1のみを取って加工組み立てすることを自動化しようとしても、困難である。
(2)保護フィルム31がシート状光学要素1と同じ大きさなので、剥がしにくい。
(3)上述した液晶の照明システムに用いる場合は、製品の特性上、すなわち液晶との干渉防止のために、ベースフィルム2の四辺とシート状光学要素1との四辺とは、傾きを持っている(製品の仕様により異なるが、たとえば5°とか13°の傾き)。すなわち、ベースフィルム2の方向性とシート状光学要素1との方向性が同じでない。よって、取り扱いが煩雑である。加工時のシート状光学要素1のピックアップもやりにくい。
(4)シート状光学要素1が縦横に並んだシート状なので、保管スペースをとる。特に近年では、コンベアー生産方式からセル(一人屋台)方式に移管しているので、このようにライン保管スペースが大きいと不便である。
特開平8−248209号公報
本発明は、長尺状のフィルムベース上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置するシート状要素載置技術について、以下の課題を達成しようとするものである。第1に、フィルムベースへの載置のために搬送するに先立って各要素を形成する原料シートを打ちぬく等により形成しておき、シート状要素としては完成したものを準備するのでそれに手間ひまがかかり、ひいては生産性を落とす要因になっていると言う問題点を解決し、生産性を向上できるシート状要素載置方法及びシート状要素載置装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及びシート状光学要素パッケージ体の製造装置を提供することを目的とする。
次に第2に、主としてフィルムベースの伸縮に起因すると考えられるフィルムベース上に載置するシート状要素の配列に位置誤差が発生するという問題を解決して、フィルムベース上の正しい所定の位置にシート状要素を載置することができ、よって設計にしたがった適正な製品を得ることができるシート状要素載置方法及びシート状要素載置装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及びシート状光学要素パッケージ体の製造装置を提供することを目的とする。
合わせて、シート状光学要素の取り扱いが容易で、納品や供給の形態が便利であり、またシート状光学要素のピックアップ等の取り扱いが簡便で、よって加工組み立てが容易でその自動化も容易に達成でき、スペース的に有利に組むこともできる、シート状要素載置方法及びシート状要素載置装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及びシート状光学要素パッケージ体の製造装置を提供することを目的とする。
本発明においては、下記構成をとることにより、上記目的を達成する。
本発明に係る第1のシート状要素載置方法は、次のとおりである。
すなわち、長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置するシート状要素載置方法において、
該シート状要素は、該シート状要素を形成する原シートが搬送され、ベースフィルムに該シート状要素を載置する前の時点でカッターにより裁断されてシート状要素とされて載置されるものである
ことを特徴とするシート状要素載置方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
この発明によれば、シート状要素は、搬送されて来た該シート状要素形成用の原シートを、ベースフィルムに載置する前の時点でカッターにより裁断してシート状要素として、これがベースフィルム上に載置されるので、シート状要素としてあらかじめ完成したものを形成して準備しておく手間ひまが不要になる。よって生産性向上に資することが可能になる。
前記カッターは、前記原シートを裁断するとともに、該原シートを搬送する機能をも有するローラー状のロータリーカッターである構成をとることができる。
前記ロータリーカッターは、前記シート状要素の外形に対応した刃を有し、前記原シートを前記ロータリーカッターを一方のローラーとするローラー間に挟み込んで送ることにより該原シートを裁断してシート状要素とするものである構成をとることができる。
本発明に係る第2のシート状要素載置方法は、次のとおりである。
すなわち、長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置したときに、撮像手段により該シート状要素の載置位置を確認し、適正載置位置の情報に基づいて位置補正を行う
ことを特徴とするシート状要素載置方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
この発明によれば、ベースフィルム上に載置したときに、撮像手段により該シート状要素の載置位置を確認するので、該シート状要素の載置位置がベースフィルム自体の伸縮等で誤差が不可避的に生じている場合でも、それを織り込んで次の動作を行うことができる。すなわち、誤差が生じてもそれを補正しつつ、動作することが可能となる。よって、この発明によれば、ベースフィルム自体の伸縮により不可避的にシート状要素の載置位置に位置誤差が出る場合にあっても、その位置誤差量はカメラ等の撮像手段による画像処理等で位置補正を行うことができる。この誤差補正は製品全般について行うことができる。これにより誤差は低減でき、要求される公差内に低減することが可能となる。また、あらかじめ設定された基準位置をもとに、確認された実際に置かれたシート状要素の位置座標に基づき、撮像手段による画像処理を行って、製品レイアウトに対して、常に補正を行うようにすることができる。
本発明に係る第3のシート状要素載置方法は、次のとおりである。
すなわち、長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って順次単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
先に載置されたシート状要素に続いて次のシート状要素を載置するに当たって、先に載置されたシート状要素のベースフィルム上での位置を撮像手段により確認し、次のシート状要素をベースフィルム上に載置する場合に、当該撮像手段により確認した該先に載置されたシート状要素のベースフィルム上での位置の情報に基づいて、該次のシート状要素を載置する適正載置位置の位置補正を行う
ことを特徴とするシート状要素載置方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
この発明によれば、ベースフィルム上に載置したときに、撮像手段により該シート状要素の載置位置を確認するので、その次にベースフィルム上に載置すべきシート状要素の載置位置は、当該確認された直前に載置されたシート状要素の位置に応じて適正な位置とすることができる。適正載置位置の情報に基づいて位置補正を行うからである。この発明によれば、ベースフィルム自体の伸縮により不可避的にシート状要素の載置位置に位置誤差が出る場合にあっても、その位置誤差量はカメラ等の撮像手段により検知され、画像処理等で位置補正を行うことができる。この誤差補正は製品全般について行うことができる。これにより誤差は低減でき、要求される公差内に低減することが可能となる。また、あらかじめ設定された基準位置をもとに、確認された実際に置かれたシート状要素の位置座標に基づき、撮像手段による画像処理を行って、製品レイアウトに対して、常に補正を行うようにすることができる。
上記撮像手段による各位置補正は、自動的に行うことができる。自動化により、生産性を高めることができる。
また上記撮像手段による観察は、ベースフィルム上の通常の観察、すなわち反射光による観察により行うことができるのはもちろんであるが、それでは観察がしにくい場合、透過光によって撮像手段による観察を行うようにすることができる。ベースフィルムは通常薄膜であるので、透過光による観察の方が有効な場合がある。
本発明に係る第3のシート状要素載置方法は、次のとおりである。
すなわち、長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置するに先立ち、各シート状要素を不適品検知用撮像手段により観察して、不適品は排除することにより、不適品が載置手段によりベースフィルム上に移載されることを防止する構成とした
ことを特徴とするシート状要素載置方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
この発明によれば、不適品であるか否かを撮像手段により検知して、不適品はこれを撥ねるようにできるので、不適品がベースフィルム上に載置されることが防止される。不適品であるか否かは、たとえば前工程でのチェックにより何らかのマーキングをして置き、このマークにより不適品であることを検知してこれがベースフィルム上に移載されることを防止するように構成することができる。
本発明に係る第4のシート状要素載置方法は、次のとおりである。
長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置するに先立ち、各シート状要素を不適品検知用撮像手段により観察し、かつ、位置確認用撮像手段により観察し、もって前記不適品検知用撮像手段による観察により、不適品は排除することにより、不適品が載置手段によりベースフィルム上に移載されることを防止し、かつ、前記位置確認用撮像手段による観察により該シート状要素の位置確認をする構成とした
ことを特徴とするシート状要素載置方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
この発明によれば、不適品であるか否かを撮像手段により検知して、不適品はこれを撥ね、不適品がベースフィルム上に載置されることが防止される。かつ、 この発明によれば、シート状要素をベースフィルム上に載置するに先立ってその位置を確認するので、適正位置であればそのままロボットアーム等の載置手段により該シート状要素をベースフィルム上に載置すればよく、また、シート状要素が適正位置になければそれを補正するようにロボットアーム等の載置手段に情報を与える等のことにより適正位置に正し、ベースフィルム上に載置するように組むことができる。これにより、ベースフィルム上へのシート状要素の載置を適正に行うことが可能となる。すなわち、ベースフィルム上に載置するに先立ってシート状要素に位置誤差があってもそれを織り込んで次の動作を行うことができ、たとえば誤差が生じてもそれを補正しつつ、動作することが可能となるのである。
本発明に係る第5のシート状要素載置方法は、
長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置するシート状要素載置方法において、
該シート状要素は、該シート状要素を形成する原シートが搬送され、ベースフィルムに該シート状要素を載置する前の時点でカッターにより裁断されてシート状要素とされて載置されるものであり、かつ、
該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置したときに、撮像手段により該シート状要素の載置位置を確認し、適正載置位置の情報に基づいて位置補正を行う
ことを特徴とするシート状要素載置方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る第1のシート状要素載置装置は、
長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する装置において、
前記ベースフィルムを搬送するベース搬送機構と、前記シート状要素を形成する原シートを搬送する原シート搬送機構を有するとともに、
前記原シート搬送機構はロールカッターを備え、該ロールカッターは前記原シートを裁断してシート状要素とし、該シート状要素はさらに搬送されて前記ベースフィルム上に載置される構成になっている
ことを特徴とするシート状要素載置装置
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る第2のシート状要素載置装置は、
長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する装置において、
該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置したときに、該シート状要素の載置位置を確認する撮像手段と、該撮像手段により確認した載置位置情報と既定の適正載置位置情報に基づいて、前記シート状要素を前記ベースフィルム上に載置する位置の補正を行う位置補正制御手段を有する
ことを特徴とするシート状要素載置装置
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る第3のシート状要素載置装置は、
長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する装置において、
該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置したときに、該シート状要素の載置位置を確認する撮像手段と、該撮像手段により確認した載置位置情報と既定の適正載置位置情報に基づいて、前記シート状要素を前記ベースフィルム上に載置する位置の補正を行う位置補正制御手段を有し、かつ、
前記ベースフィルムを搬送するベースフィルム搬送機構と、前記シート状要素を形成する原シートを搬送する原シート搬送機構を有するとともに、
前記原シート搬送機構はロールカッターを備え、該ロールカッターは前記原シートを裁断してシート状要素とし、該シート状要素はさらに搬送されて前記ベースフィルム上に載置される構成になっている
ことを特徴とするシート状要素載置装置
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る第4のシート状要素載置装置は、
長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
前記シート状要素は複数枚積層されて単列または複数列で載置されるものであり、
前記シート状要素を複数枚積層して載置する場合に、先に載置された下層のシート状要素の上に次のシート状要素を積層して載置するに当たって、先に載置された下層のシート状要素のベース上での位置を撮像手段により確認し、次のシート状要素を積層して該下層のシート状要素上に載置する場合に、当該撮像手段により確認した該下層のシート状要素のベース上での位置の情報に基づいて、該次のシート状要素を載置する適正載置位置の位置補正を行う
ことを特徴とするシート状要素載置装置
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る各シート状要素載置装置は、対応する載置方法と同様の作用を有する。
本発明に係る第1のシート状光学要素パッケージ体の製造方法は、
前記本発明に係るいずれかのシート状要素載置方法において、
第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層した構造部分を少なくとも有するシート状光学素子組み立て体の製造に用いるシート状光学要素パッケージ体の製造方法であって、
前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は光学的方向性が同じ状態で搬送またはストックされ、
該光学的方向性が同じ状態で搬送またはストックされる前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子について、
前記第1のシート状光学素子を搬送またはストックされた位置状態から90°回転してベースフィルム上に載置し、
前記第2のシート状光学素子を搬送またはストックされた位置状態でベースフィルムの次位置に載置し、
あるいは
前記第1のシート状光学素子を搬送またはストックされた位置状態でベースフィルム上に載置し、
前記第2のシート状光学素子を搬送またはストックされた位置状態から90°回転してベースフィルムの次位置に載置し、
これにより前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子とをその光学的方向性が直交した位置関係でベースフィルム上にこの順で載置し、
該第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とが少なくとも載置されたベースフィルムを保護フィルムで覆うことにより、
ベースフィルムと保護フィルムとの間に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とをフィルム長手方向に沿った位置順にして挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る第1のシート状光学要素パッケージ体の製造装置は、
前記本発明に係るいずれかのシート状要素載置装置において、
第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層した構造部分を少なくとも有するシート状光学素子組み立て体の製造に用いるシート状光学要素パッケージ体の製造装置であって、
複数台のシート状部材載置手段を備え、
該各シート状部材載置手段は、ピックアップしたシート状部材をピックアップした位置状態から任意角度回転してベースフィルム上に載置することができる構成であり、
前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は光学的方向性が同じ状態でピックアップされるものであり、
上記シート状部材載置手段にピックアップされて前記第1のシート状光学素子または前記第2のシート状光学素子のいずれかを該シート状部材載置手段により90°回転してベースフィルム上に載置することにより、
前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子とをその光学的方向性が直交した位置関係でフィルム長手方向に沿った位置順にベースフィルム上に載置する
ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造装置
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る第2のシート状光学要素パッケージ体の製造方法は、
前記本発明に係るいずれかのシート状要素載置方法において、
フィルムまたはシート状トレイの所定位置に、第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層し、
さらに保護フィルムで覆うことにより、
トレイと保護フィルムとの間に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とが積層してなる構造を挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る第2のシート状光学要素パッケージ体の製造装置は、
前記本発明に係るいずれかのシート状要素載置装置において、
第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層した構造部分を少なくとも有するシート状光学素子組み立て体の製造に用いるシート状光学要素パッケージ体の製造装置であって、
複数台のシート状部材載置手段を備え、
該各シート状部材載置手段は、ピックアップしたシート状部材をピックアップした位置状態から任意角度回転してベースフィルムまたはシート状トレイの所定位置上に載置することができる構成であり、
前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は光学的方向性が同じ状態でピックアップされるものであり、
上記シート状部材載置手段にピックアップされて前記第1のシート状光学素子または前記第2のシート状光学素子のいずれかを該シート状部材載置手段により90°回転してベースフィルム上に載置することにより、
ベースフィルムまたはシート状トレイの所定位置に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とを積層して載置してシート状光学要素パッケージ体とする
ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造装置
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る第3のシート状光学要素パッケージ体の製造方法は、
前記本発明に係るいずれかのシート状要素載置方法において、
ベースフィルムの所定位置に、第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層し、
さらに保護フィルムで覆うことにより、
ベースフィルムと保護フィルムとの間に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とが積層してなる構造を挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本発明に係る第4のシート状光学要素パッケージ体の製造方法は、
前記本発明に係るいずれかのシート状要素載置方法において、
ベースフィルムの所定位置に、第1のシート状光学素子と、第2のシート状光学素子とをこの順に積層するとともに、
各シート状光学素子は、シート状基体の一方の面上に断面三角形のプリズムが、該三角形のひとつの頂点に該当する稜線を前記シート状基体とは逆の側に向けるとともに該稜線に対向する面を前記シート状基体に一体にした構造で複数形成されたものであり、かつ該複数のプリズムの前記稜線は互いに平行であるものであって、
前記第1のシート状光学素子と、第2のシート状光学素子とは、前記プリズムの稜線の方向を直交させて積層することとし、
さらに保護フィルムで覆うことにより、
ベースフィルムと保護フィルムとの間に第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とが積層してなる構造を挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法
であって、これにより上記目的を達成するものである。
本明細書中、「光学的に方向性を有する」とは、光を集光させるとともに、集光させる方向が特定の所定の方向であることを言う。
なお、特開平8−248209号公報には、シート状光学素子の梱包、搬送を容易とするとともに、実装時の表裏判断を容易とした光学素子包装体について記載されているが、ここには光学的方向性に関する事項の記載は無く、また、包装体自体の組み立てや、包装体を用いて素子を加工したり搭載したりする場合の簡便性に付いての記述は無く、本発明とは顕著に異なるものである。
本発明によれば、長尺状のフィルムベース上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置するシート状要素載置技術について、以下の課題を達成することができた。第1に、フィルムベースへの載置のために搬送するに先立って各要素を形成する原料シートを打ちぬく等により形成しておき、シート状要素としては完成したものを準備するのでそれに手間ひまがかかり、ひいては生産性を落とす要因になっていると言う問題点を解決し、生産性を向上できるシート状要素載置方法及びシート状要素載置装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及びシート状光学要素パッケージ体の製造装置を提供することができた。
次に第2に、主としてフィルムベースの伸縮に起因すると考えられるフィルムベース上に載置するシート状要素の配列に位置誤差が発生するという問題を解決して、フィルムベース上の正しい所定の位置にシート状要素を載置することができ、よって設計にしたがった適正な製品を得ることができるシート状要素載置方法及びシート状要素載置装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及びシート状光学要素パッケージ体の製造装置を提供することができた。
合わせて、シート状光学要素の取り扱いが容易で、納品や供給の形態が便利であり、またシート状光学要素のピックアップ等の取り扱いが簡便で、よって加工組み立てが容易でその自動化も容易に達成でき、スペース的に有利に組むこともできる、シート状要素載置方法及びシート状要素載置装置、及び該方法及び装置を用いたシート状光学要素パッケージ体の製造方法及びシート状光学要素パッケージ体の製造装置を提供することができた。
以下、図面を参考にして、本発明の実施例について説明する。なお当然のことではあるが、本発明は以下に述べる実施例により限定を受けるものではない。
本発明の実施例について述べるに先立ち、参考例を説明し、該参考例の構成を前提として本発明の実施例を説明するものとする。
参考例1
この参考例は、携帯電話や、携帯用の情報端末(PDAと言われているものなど)、デジタルカメラ、携帯ゲーム機等の液晶画面のバックライトシステムに用いるシート状光学素子のパッケージ体について述べるものである。ここでは、シート状光学素子として、集光性及び屈折性のあるプリズムシートを用いた。本実施例に用いるシート状光学素子であるプリズムシートの集光性及び屈折性は、光源の光を液晶画面に均一に分布させるように設計されているが、その他仕様に従い、各種の光分布を画面に与えるように設定することができる。図15ないし図18を参照する。
図15及び図16に示すように、本例のシート状光学要素パッケージ体Pは、複数のシート状光学素子1が、上述のようにベースフィルム2上に一列に配置されるとともに、該ベースフィルム2は、該一列の複数のシート状光学素子1を余白20を持って担持するテープ状をなしている。また保護フィルム3は、該一列の複数のシート状光学素子1を余白30を持って覆っている。すなわち、各シート状光学素子1は、保護フィルム3に余白30による余裕をもって覆われているので、保護フィルム3をはずして(剥離して)シート状光学素子1を取り出すのが容易である。ベースフィルム2をはずす(剥離する)場合も同様である。
本例においてはベースフィルム2と保護フィルム3とは、幅・長さとも等しい大きさであり、かかる同形のシート状のベースフィルム2と保護フィルム3とにシート状光学素子1が挟まれて、サンドイッチ形状をなすようになっている。本実施例では上記のように、ベースフィルム2と保護フィルム3とは、それぞれ余白20,30を持ってシート状光学素子1を挟むので、シート状光学素子1がはみ出したり、シート状光学素子1に外部から異物等により影響が与えられることが十分に防がれ、保護機能は確実である。
本例の光学要素パッケージ体Pを構成する各シート状光学素子1は、次の構成をとるプリズムシートをなすものである。このプリズムシートは以下の構成とすることによって、特定の光学的方向性を有するのである。
図14を参照する。本実施例で用いた各シート状光学素子1は、シート状基体130の一方の面(上面)上に断面三角形のプリズム131a、131b・・・が、該三角形のひとつの頂点に該当する稜線132a、132b・・・をシート状基体130とは逆の側(図の上側)に向けるとともに該稜線に対向する面133をシート状基体130に一体にした構造で、複数形成されたものである。本実施例において、かかる断面三角形のプリズム131a、131b・・・は、シート状基体130上に多数形成されて、プリズムシートをなしている。
上記各プリズムの稜線132a、132b・・・は互いに平行である。このプリズム131a、131b・・・が形成された面が、ベースフィルム2と逆の側になるように、すなわちプリズム面を図2における上側の面にして、各シート状光学素子1は該ベースフィルム2上に載置されて支持されている。
本例で使用したシート状光学素子1は、具体的には下記の構成のものである。プリズム角度(プリズム131a、131b・・・の断面の三角形における稜線132a、132b・・・をなす角の角度)は90°である。プリズムピッチは、50μmであり、すなわちプリズム131a、131b・・・は1mm内に20本形成される割合で、多数形成される。シート状基体130はポリエステル等の透明樹脂を用い、各プリズム131a、131b・・・は透明アクリル樹脂等の光学的特質の優れた材料で形成した。すなわち、樹脂製のシート状基体130上に、透明樹脂製のプリズム131a、131b・・・を、一体のシートとなるように形成して、シート状光学素子1とした。厚さはシート状基体130が120μm程度、プリズム131a、131b・・・を含めた厚さで150μm程度とした。
このシート状光学素子1は、背面(シート状基体130側)から照射された光が、屈折反射を経て、主にプリズム131a、131b・・・の稜線132a、132b・・・に集光するように構成される。これにより、三角柱の稜線に直交する方向(図のY方向)では、プリズム131a、131b・・・の稜線132a、132b・・・上に光が集光した分、光が集められて光の分布が制御される。この結果、輝度が上昇する構成になっている。三角柱の稜線に沿った方向(図のX方向)での光の分布も、度合いは小さいが、集光がなされる。
本例におけるシート状光学素子1の輝度上昇率は、1.5に設計した。ここで輝度上昇率とは、光学素子を用いない場合の輝度に比した割合であり、すなわち本実施例におけるシート状光学素子1を用いたことにより、輝度は50%上昇する。
なお後述のようにシート状光学素子1を2枚、互いに光学的方向性を直交させて、すなわちプリズム131a、131b・・・の稜線132a、132b・・・を直交させて、重ねて用いる場合がある。このように直交で2枚使用した場合には、輝度上昇率は2.0となり、2倍もの輝度上昇率となる。
光学的に方向性を有するシート状光学素子1を用いることにより、視野角を調整することができる。本実施例で上記シート状光学素子1を、前述した各プリズム131a、131b・・・の稜線132a、132b・・・の方向が画面の上下方向となるように配設した場合では、視野角は、水平方向で±50°の範囲に調整された。すなわち、画面真正面から、画面に垂直に(法線方向で)画面を見る場合に対して、水平方向では50°右または左方向から斜めに見る範囲で、明瞭に視認ができる。
なお垂直方向では、視野角度は±35°の範囲であった。なお視野角度とはここでは、画面を真正面から(法線方向で)見る場合の輝度に対して、輝度が半減するまでの範囲を言っている。
本例の光学要素パッケージ体Pは、次のような形態で搬送・収納保持・納入することができる。
図17(a)に示すのは、リール状に巻きとって、単列巻き取りフィルム状にしたものである。
図17(b)に示すのは、各1組のシート状光学素子1、ベースフィルム2、保護フィルム3毎にZ字状して、たたみ合わせたものである。
いずれもコンパクトに収納保持でき、搬送・納入が容易で、納品に便利である。
本例の光学要素パッケージ体Pを用いて、シート状光学素子1を取り出し、組みこむ場合の使用状態の一例を図18に示す。本実施例においては、光学要素パッケージ体Pの上部に保護フィルム3巻き取り用ローラー91(図示の上部ローラー91)が配置され、光学要素パッケージ体Pの下部にベースフィルム2巻き取り用ローラー92(図示の下部ローラー92)が配置される。光学要素パッケージ体Pは、保護フィルム3側の剥離ローラー93(図示の上部剥離ローラー93)と、ベースフィルム2側の剥離ローラー94(図示の下部剥離ローラー94)とに挟まれて、両者93,94の間を挿通する。この挿通のときに同時に、保護フィルム3を上部剥離ローラー93で剥離し、上部ローラー91で巻き取るとともに、同時にベースフィルム2を下部剥離ローラー94で剥離し、下部ローラー92で巻き取る。
このとき、シート状光学素子1に対し、ベースフィルム2及び保護フィルム3は、それぞれ余白20,30を持って該シート状光学素子1を保持しているので、各ベースフィルム2及び保護フィルム3をはがしてシート状光学素子1を取り出すのは、これら余白20,30のある分だけ余裕があることになり、剥離には困難性はなく、よってベースフィルム2及び保護フィルム3を外してシート状光学素子1を取り出すのが簡便容易である。
上記のようにしてベースフィルム2と保護フィルム3とを外して、シート状光学素子1を取り出し、使用に供する。
ここでは、図8に示したような構成の液晶照明構造を得るように加工に供する。ただし本実施例では、シート状光学素子1は1枚でも、光学的方向性が直交する2枚を重ね合わせて用いるのでもよい。一般には光学的方向性が直交する2枚を重ね合わせるのが輝度を高め、均一な照射を行うのに有利ではあるが、本実施例で用いているように光学的方向性に合わせて、集光性に富むプリズムシートをシート状光学素子1として用いる場合は、用途によっては1枚のシート状光学素子1で十分な場合も多いからである。
上述のように本例では、シート状光学素子やパッケージ体の取り扱いが簡便である。またシート状光学素子は、保護が十分で安定している。シート状光学素子の供給、加工、取り付けなどの使用が簡便に達成できるものである。一列配置であるので、スペース的にも有利に使用できる。
参考例2
次に第2の参考例を、図5及び図6を参照して説明する。
この例では、例えば図8を用いて説明したような、第1のシート状光学素子1aと、該第1のシート状光学素子1aとは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子1bとをこの順に積層した構造部分を少なくとも有するシート状光学素子組み立体を得る。
図5を参照する。
本例では、シート状光学素子1aと、これと光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子1b、及びその他シート状光学要素パッケージ体Pを構成するに要する拡散シート7等が、これらを載置すべきベースフィルム2の進行方向D1に対して、直交する方向D2で搬送されて、ベースフィルム2上に、シート状光学素子1a、シート状光学素子1b、その他のシート(拡散シート7等)の順で1列に載置される。
図では、方向D2で搬送される各シート状光学素子1a、シート状光学素子1b、その他のシートである拡散シート7は、3列で搬送されているが、1列その他任意の列数でよく、仕様によっては、各シート毎に列数が変わってもよい。最終的にベースフィルム2上に順序良く載置されればよい。
ここでは、第1のシート状光学素子1aと前記第2のシート状光学素子1bは光学的方向性が同じ状態で搬送またはストックする。すなわち本例においては、第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bとが、光学的方向性が同じ状態で搬送されている。
第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bともに、図5に縦線で模式的に示すように、該光学的方向性が同じ状態で搬送されているのである。
ここで本例では、第1のシート状光学素子1aを搬送された位置状態から90°回転してベースフィルム2上に載置する。該第1のシート状光学素子1aの次位置に、1列になるように、第2のシート状光学素子1bを、それが搬送された位置状態でベースフィルム2の次位置に載置する。
この結果、第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bとは、光学的方向性が直交する配置で、ベースフィルム2上に位置することになる。
なお本例では、第1のシート状光学素子1aは搬送方向D2に対して縦状態で(つまり方向D2を長手方向として)搬送され、逆に第2のシート状光学素子1bは搬送方向D2に対して横状態で(つまり方向D2に直交する方向を長手方向として)搬送されているが、上記のように一方(ここではシート状光学素子1a)を90°回転して載置することにより、ベースフィルム2上での両シート状光学素子1a,1bの長手方向は一致する。両シート状光学素子1a,1bは同形であるので、ベースフィルム2上で両シート状光学素子1a,1bは等しい形で載置されることになり、得られたこのシート状光学要素パッケージ体Pは後工程でのシート状光学素子1a,1bの組み立てが容易になる。
図示実施例では、第1のシート状光学素子1aを搬送位置状態から90°回転してベースフィルム2上に載置し、第2のシート状光学素子1bを搬送位置状態でベースフィルム2の次位置に載置したが、これは逆でもよい。すなわち、第1のシート状光学素子1aを搬送位置状態でベースフィルム2上に載置し、第2のシート状光学素子1bを搬送位置状態から90°回転してベースフィルム2の次位置に載置するのでもよい。いずれを回転するかは、仕様や、後工程での便利さ、またユーザーの要求等にしたがってよい。
本例では、次の拡散シート7は90°回転させているが、これも搬送方向D2に対する位置によって定めればよい。
上記のようにして、シート状光学素子1a、シート状光学素子1b、その他のシートである拡散シート7が、この順で1列に載置されたシート状光学要素パッケージ体Pが得られる。
このシート状光学要素パッケージ体Pを用いて図8のごときライトシステム構造を得る場合は、1列に並んだ各要素をその順で積重ねて行けばよく、簡単に組み付けが達成でき、簡便である。たとえばシート状光学素子1a,1bの面にキズがつくことなどが防がれ、外観不良の発生率が小さくなる。誤組み付けも防止され、品質安定性にすぐれる。組み立てスピードも非常に早くなる。たとえば機械化すると、手作業の数倍ものスピードで組み立てができる。人件費の抑制も可能で、コストメリットが大きい。
ここで、本例において用いるシート状光学素子1a及びシート状光学素子1bの光学的方向性について述べる。また、ここで用いるシート状光学素子1a及びシート状光学素子1bはともに集光性に富むものである。
光学素子の光学的方向性とは、光、特に光源からの光を屈折させるなどして特定の方向に導光することを言うが、ここでは、光を集光させる際に、その集光させる方向を言う。
かかる光学的方向性は、光源が点光源であったり(LED素子やランプなど)、線状の光源(蛍光灯や、線状LED素子)であったりした場合に、被照明部である液晶画面等の全面を均一に照明するために、利用できる。光学的方向性、すなわち光をどの方向に集光させればよいのかは、光源の位置や、被照明部をどのような光分布で照明するのが最も良好なのか、等で与える方向性が変わってくるので、一律には規定できない。一般的には、画面全面を均一に、十分な輝度をもって照明することが望ましく、本実施例でもそのような方向性が与えられている。その他、特に必要な部位、例えば文字部とか画像部とかに集中的に光を集めるような方向性が付与されていても良く、仕様によって画面への局部的な光集中がなされるように設計するのでもよい。
ここで、本例において、シート状光学素子1aとシート状光学素子1bとの光学的方向性は互いに直交している構成をとるが、これは、液晶画面の表面輝度を上げるためである。また、正面から、ある程度の範囲(視野角)で画面を十分視認できるようにするためである。
本例で用いた各シート状光学素子1a,1bについて具体的に述べれば、本例で用いた各シート状光学素子1a,1bは、次の構成をとるプリズムシートである。このプリズムシートは以下の構成とすることによって、特定の光学的方向性を有するのである。
図14を参照する。本例で用いた各シート状光学素子1a,1bは、符号1で示すように、シート状基体130の一方の面(上面)上に断面三角形のプリズム131a、131b・・・が、該三角形のひとつの頂点に該当する稜線132a、132b・・・をシート状基体130とは逆の側(図の上側)に向けるとともに該稜線に対向する面133をシート状基体130に一体にした構造で、複数形成されたものである。本実施例において、かかる断面三角形のプリズム131a、131b・・・は、シート状基体130上に多数形成されて、プリズムシートをなしている。
上記各プリズムの稜線132a、132b・・・は互いに平行である。図5で、各シート状光学素子1a,1b上に模式的に縦線で示すのは、このプリズムの稜線の方向である。図5に示すように、ベースフィルム2上に、互いにプリズムの稜線の方向が直交するように、載置されるのである。特にこのプリズム131a、131b・・・が形成された面が、ベースフィルム2と逆の側になるように、すなわちプリズム面を上面すなわち図5における紙面側にして、各シート状光学素子をベースフィルム2上に載置することになる。
このシート状光学素子のプリズム角度(プリズム131a、131b・・・の断面の三角形における稜線132a、132b・・・をなす角の角度)は90°である。プリズムピッチは、50μmであり、すなわちプリズム131a、131b・・・は1mm内に20本形成される割合で、多数形成される。シート状基体130はポリエステル等の透明樹脂を用い、各プリズム131a、131b・・・は透明アクリル樹脂等の光学的特質の優れた材料で形成した。すなわち、樹脂製のシート状基体130上に、透明樹脂製のプリズム131a、131b・・・を、一体のシートとなるように形成して、シート状光学素子1とした。厚さはシート状基体130が120μm程度、プリズム131a、131b・・・を含めた厚さで150μm程度とした。
このシート状光学素子は、背面(シート状基体130側)から照射された光が、屈折反射を経て、主にプリズム131a、131b・・・の稜線132a、132b・・・に集光するように構成される。これにより、三角柱の稜線に直交する方向(図のY方向)では、プリズム131a、131b・・・の稜線132a、132b・・・上に光が集光した分、光が集められて光の分布が制御される。この結果、輝度が上昇する構成になっている。三角柱の稜線に沿った方向(図のX方向)での光の分布も、度合いは小さいが、集光がなされる。
本例における各シート状光学素子の輝度上昇率は、1.5に設計した。ここで輝度上昇率とは、光学素子を用いない場合の輝度に比した割合であり、すなわち本実施例におけるシート状光学素子を1枚用いることにより、輝度は50%上昇する。(光源としてLEDを用いた場合で示す。)本実施例ではさらに、かかる光学的に方向性を有するシート状光学素子を直交させて2枚用いることにより、輝度をさらに上昇させることができたものである。すなわち輝度上昇率は、2.0まで上げることができた。また先の例と同様、視野角を調整することができる。
本例においては、上記のようにシート状光学素子を2枚、互いに光学的方向性を直交させて、すなわちプリズム131a、131b・・・の稜線132a、132b・・・を直交させて、重ねて構成するのに便利なように、図5に示すように、互いにプリズム131a、131b・・・の稜線132a、132b・・・を直交させて、ベースフィルム上に載置するのである。
次に図6を参照して、上記したパッケージングの自動化について述べる。
図6は、シート状要素であるシート状光学要素を、長尺状のベースフィルム2上に自動的に載置する装置の例である。特に、シート状光学要素パッケージ体を形成するに当たって、パッケージングの自動化に用いた装置である。図中、符号2は、ベースフィルムである。図6に示す例において、ベースフィルム2は供給側ローラー101に反物状に巻き取られた状態から矢印D3方向に搬送され、搬送の途上で帯状平面になった状態において、符号Dで示すシート、次に符号Cで示すシート、次に符号Bで示すシート、次に符号Aで示すシートが順次載置される。これによって、最終的にはベースフィルム2上にシートA,B,C,Dが順に1列に並んで載置された構成が得られ、この上にさらに保護フィルム3が装着されて、この状態で巻き取り側ローラー102に再度巻き取られて、完成品シートパッケージングとして保管され、あるいは納入される。
シートDはボックス状の収納部103にストックされ、ここからピックアップされて、必要に応じて回転されて、ベースフィルム2上に載置される。
シートCは、原反C上に載置された状態で供給される。該原反Cが供給側ローラー104に反物状に巻かれた状態から、この原反Cが上記ベースフィルム2の進行方向D3とは直交する方向D4で該ベースフィルム2の方に向い、ベースフィルム2の直近で原反C上のシートCが該原反Cからピックアップされて、必要に応じて回転されて、ベースフィルム2上に載置される。シートCがベースフィルム2上に移送された後の原反Cは、方向が曲げられて、巻き取り側ローラー105に巻き取られる。図中の符号106は、原反Cを巻き取り側ローラー105の方に導く送りローラーである。
シートBは、上記シートCと同様にベースフィルム2上に与えられるが、図示ではシートBを載置する原反Bは、上記原反Cとはベースフィルム2を中心にして逆の側から搬入されている。これは、各原反を与える位置的条件に従えば良い。ここでは、シートBはベースフィルム2の図の右側、シートC及びシートAがベースフィルム2の左側から供給されるようになっており、すなわち、交互に原反が左右両側から供給されるようになっているわけである。
シートBは、上記のような原反B上に載置された状態で供給される。該原反Bが供給側ローラー107に反物状に巻かれた状態から、この原反Bが上記ベースフィルム2の進行方向D3とは直交する方向D5で該ベースフィルム2の方に向い(シートCとは配置位置が逆なので、搬送される方向も逆になっている)、ベースフィルム2の直近で原反B上のシートBが該原反Bからピックアップされて、必要に応じて回転されて、ベースフィルム2上に載置される。シートBがベースフィルム2上に移送された後の原反Bは、方向が曲げられて、巻き取り側ローラー108に巻き取られる。図中の符号109は、原反Bを巻き取り側ローラー108の方に導く送りローラーである。
シートAは、上記シートCと同様の方向から、上記シートCと同様にベースフィルム2上に与えられる。
すなわち、シートAは、原反A上に載置された状態で供給される。該原反Aが供給側ローラー110に反物状に巻かれた状態から、この原反Aが上記ベースフィルム2の進行方向D3とは直交する方向D6で該ベースフィルム2の方に向い、ベースフィルム2の直近で原反A上のシートAが該原反Aからピックアップされて、必要に応じて回転されて、ベースフィルム2上に載置される。シートAがベースフィルム2上に移送された後の原反Aは、方向が曲げられて、巻き取り側ローラー111に巻き取られる。図中の符号112は、原反Aを巻き取り側ローラー111の方に導く送りローラーである。
各シートA〜Dのピックアップは、適宜の手段を用いればよく、たとえば、真空チャックによるピックアップを採用できる。ピックアップされた各シートA〜Dは、必要に応じて必要な角度の回転(この例では90°回転を想定しているが、その他任意の角度の回転を設定できる)がなされるが、これは、各種のロボットアームの機構を用いて実施できる。
図中符号113は、原反A上のシートAを監視する撮像手段であり、CCDを用いることができる。符号114は同じく、原反B上のシートBを監視する撮像手段であり、符号115は同じく、原反C上のシートCを監視する撮像手段であり、それぞれCCDを用いることができる。これら撮像手段113〜115は、各原反A〜C上のシートA〜Cを監視して、不良品があれば、これをはねて排除することができる。また、載置状態が適正でないもの(傾いて乗せられて次の加工に支障のあるものなど)を排除したり、あるいは適正な載置状態に直す指令を出すように用いることができる。
図5の図示との対応で述べると、図5の拡散シート7を図6のシートCとし、図5の背面側シート状光学素子1bを図6のシートBとし、図5の表面側シート状光学素子1aを図6のシートAとすることで、図6の装置を用いて図5の光学素子パッケージ体を自動化した機構で得ることができる。
この場合、図5を用いて前記説明したように、シート状光学素子1a及び拡散シート7は90°回転、シート状光学素子1bは回転無しでベースフィルム2上に載置するので、図6の装置において、シートA及びシートCをピックアップ後90°回転してベースフィルム2上に載置するように組み、シートBは回転せずに搬送されたそのままの状態でベースフィルム2上に載置するようにすることで、図5の光学素子パッケージ体が得られるのである。
図6のシートDは、図8で説明した導光板6をこのシートDとすることができる。このように組むことで、図6の装置を用いて、表面側シート状光学素子1a(図6のシートA)、背面側シート状光学素子1b(図6のシートB)、拡散シート7(図6のシートC)、導光板6(図6のシートD)からなる完成品シートパッケージングを得ることができる。
上述のように本例では、上記例で得られる効果に加え、有効な自動化が達成できるという効果がある。
実施例1
上記図6を用いて説明したシート状要素載置装置を、本発明に係るシート状要素載置方法及び同装置を適用して改良した本発明の第1の実施例について、以下述べる。図1ないし図3を参照する。図1は、本実施例に係るシート状要素載置装置の全体の構成図である。図2及び図3は、該シート状要素載置装置に用いたカッターを示すものである。図示のカッター200,201〜206は、特に、ローラー状のロータリーカッターであり、原シート(シート状要素形成用の原シート)搬送用のローラーを兼ねるとともに、原シートを打ちぬき状にカットしてシート状要素とするカッターの役割を果たすものである。
本実施例においては、後記詳述するように、ベースフィルム2にシート状要素E1〜E6を載置する場合、載置の直前にカッター201〜206を用いて原シート51〜56をカットしてシート状要素E1〜E6を形成する構成にしていることと、ベースフィルム2のシート状要素E1〜E6を観察する撮像手段301〜306を用いて位置補正を行うようにするとともに、載置直前のシート状要素E1〜E6を観察する撮像手段401〜406を併用していることを除けば、基本的には先に図6を用いて説明した装置例と同様である。ただし、図6の場合は4枚のシートを配置し、その内3枚のシートを原反からの搬送にしていたのに対し、図1の実施例では、6枚のシートをベースフィルム2上に配置するようにしているので、6種のシート状要素E1〜E6を搬送する機構になっている分、シート状要素搬送機構が多くなっている。
すなわち、各シート状要素E1〜E6について、それぞれの原シートS1〜S6の供給側ローラー104,107,110,110a,110b,110cと、巻き取り側ローラー105、108,111,111a,111b,111cと、送りローラー106,109,112,112a,112b,112cとが備えられている。これらの機構が、シート状要素E1〜E6をベースフィルム2の搬送方向に直角に搬送することや、シート状要素E1〜E6がベースフィルム2の両側から交互に搬送載置されることについては、図6を用いて説明した装置例と同様である。
次に、本実施例におけるカッター201〜206につき、説明する。図1のカッター201〜206は、図2(a)に示す構造のカッター200を、それぞれの位置に配置したものである。このカッター200は、図2(c)に示すローラー200aに、図2(d)に符号200bで示すカッター材(ステンレス材等より成る)を
該ローラー200aの表面の曲率に合わせて曲げて、図2(b)に符号200cで示すようにした素材でローラー200aの表面をおおって、図2(a)に示す構造にしたものである。
このカッター201〜206は、刃になる部分が、図3(a)に図示の断面図に示すように刃状の突起になっている。これは、所定のシート状要素の外形状(切り取るべき外形に対応した形)の平面形状をなしている。よって、該カッターとローラーとの間に原シートを挟みこんでローラーを回転すると、刃の形で原シートがカットされて、必要な形のシート状になる。
図3(a)に図示のカッター200は一例であるが、図3(a)の断面図に示す刃状突起207の先端は、断面角度50°〜80°程度であり、この刃状突起207により被加工材料である原シートS0を所定のシート状要素E1〜E6の外形状に切り取るようになっている。たとえば、図3(b)に図示のような配置で、原シートS0のカッティングを行うことができる。図3(b)中、符号208は磁性基板であり、この磁性基板208にカッター200を吸引保持させることができる。符号209は、カッター200を刃状突起207のある面から押さえてこのカッター200を基板208との間で挟持して保持する押さえである。場合によっては、基板208として吸引性の無いものを用いてこの押さえ209のみで支持するのでもよく、磁性基板208のみで支持するのでもよい。被加工材料である原シートS0は、図示の例では、離型用の結合剤212を介して剥離紙211上に剥離可能に結合(粘結)保持されており、この剥離紙211は保持用板210上にさらに保持され、これら原シートS0、結合剤212付き剥離紙211、保持用板210が原シートS0の基体20に載置保持されている。
上記構成の結果、供給側ローラー104,107,110,110a,110b,110cから供給され、巻き取り側ローラー105、108,111,111a,111b,111cに巻き取られる間に、原シートS1〜S6はカッター201〜206で所定の外形状に切り取られて、各シート状要素E1〜E6がベースフィルム2への載置直前のこのカッター201〜206の段階で形成される。よって、搬送前にあらかじめ各シート状要素E1〜E6を形成しておく手間について、省力化できる。搬送時に、自動的なメカニズムによって、必要なシート状要素E1〜E6が各々の搬送路において形成されるからである。
上述した、原シートS1〜S6から各シート状要素E1〜E6が形成される工程について、原シートS1を例にとってさらに詳述すると、次のとおりである。原シートS1は、供給側ローラー104から送られて、本例ではローラー状のロータリーカッターをなしているカッター201と、該カッター201と対になっているローラー201a(以下適宜「挟み込み用ローラー」などとも称する)との間に挟みこまれて、搬送される。このときに、該搬送と同時に、上述したシート状要素E1のカッティングが行われるのである。
その後、剥離用紙供給ローラー211aから剥離用の粘着紙212が供給され、除去用ローラー211cにより原シートS1の面上に接触し、該粘着紙212によりシート状要素E1以外の不要部分が剥離除去される。これにより、シート状要素E1のみが残って搬送が続けられるようになっている。不要部分を粘着した粘着紙212は、巻き取りローラー211bにより巻き取られる。
搬送されたシート状要素E1は、ベースフィルム2の直前でロボットアーム等の載置手段により該シート状要素E1のみが引き上げられ、ベースフィルム2上に載置されて、該ベースフィルム2上への配置が行われる。この工程は、前述した図6を用いた説明におけると同様である。
他の原シートS2〜S6から各シート状要素E2〜E6が形成される工程についても同様である。すなわち、原シートS2〜S6は、供給側ローラー107,110,110a,110b,110cから送られて、ロータリーカッターをなしているカッター202,203,204,205,206と、該各カッターと対になっている挟み込み用ローラーローラー202a,203a,204a,205a,206a(一部図では隠れていて図示されていないものもある)との間に挟みこまれて、搬送される。このときに、該搬送と同時に、同様にシート状要素E2〜E6のカッティングが行われる。
その後、同様に、剥離用紙供給ローラー213a,215a,217a,219a,221aから剥離用の粘着紙214,216,218,220,222が供給され、除去用ローラー213c,215c,217c,219c,221cにより原シートS1の面上に接触し、該各粘着紙によりシート状要素E2〜E6以外の不要部分が剥離除去される。これにより、シート状要素E2〜E6のみが残って搬送が続けられることになる。不要部分を粘着した各粘着紙は、巻き取りローラー213b,215b,217b,219b,221bにより巻き取られる。
搬送されたシート状要素E2〜E6は、ベースフィルム2の直前でロボットアーム等の載置手段により該シート状要素E2〜E6のみが引き上げられ、ベースフィルム2上に載置されて、該ベースフィルム2上への配置が行われる。この工程は、やはり、前述した図6を用いた説明におけると同様である。
上記のようにして、各シート状要素E1〜E6がベースフィルム2への載置直前のカッター201〜206の段階で形成され、よって、搬送前にあらかじめ各シート状要素E1〜E6を形成しておく手間について、省力化できるものである。搬送時に、自動的なメカニズムによって、必要なシート状要素E1〜E6が各々の搬送路において形成されるからである。
次に、ベースフィルム2の搬送ライン上の撮像手段301〜306について説明する。本実施例では、図1に示すように、長尺状のベースフィルム2上にその長手方向に沿って単列(または複数列でもよい)でシート状要素E1〜E6を載置するに際し、該各シート状要素E1〜E6をベースフィルム2上に載置したときに、撮像手段301〜306により該各シート状要素E1〜E6の載置位置を確認する。この撮像手段301〜306により得られた情報を用いて、あらかじめ設定してある適正載置位置の情報に基づき、位置補正を行うようにする。
これら撮像手段301〜306については、CCDカメラを用いることができる。その他のカメラ等の撮像手段を用いても良い。画像処理が容易にできるという点では、CCDカメラが有利である。撮像手段により得られた画像情報(位置情報を含む)を処理して、次に載置する各シート状要素の位置を補正することができる。
この構成につき、シート状要素E1を例にとって説明すると、次のとおりである。原シートS1から切り取られて形成されたシート状要素E1は、ベースフィルム2上への載置前の撮像手段401によりその観察がされた後、ベースフィルム2上へロボットアーム等の載置手段により載置され、ベースフィルム2上に配置される。(上記載置前の撮像手段401による観察の機構については後記する)。このベースフィルム2上に載置されて配置されたシート状要素E1のベースフィルム2上での位置が該ベースフィルムライン上撮像手段301により観察されるのである。
たびたび述べるように、ベースフィルム2上には、不可避的に不規則な伸縮が生じている。したがって、ロボットアーム等の載置手段が設定された計算位置に正確にシート状要素E1を載置しても、ベースフィルム2の方に位置誤差が生じてしまって、結果的に適正位置ではシート状要素E1が配置されないことになる。これは特に、次に載置するシート状要素であるシート状要素E2をベースフィルム2上に配置するときに問題となる。
すなわち、各シート状要素E1〜E6は、互いにあらかじめ定められた適正な位置関係でベースフィルム2上へ配置されなければならない。たとえば本例の場合は、一定の等間隔をもって、各シート状要素E1〜E6をベースフィルム2上に配置する必要がある。ところが上記したようなベースフィルム2自体に不規則な伸縮が生じている場合は、計算上適正な位置に載置しても、各シート状要素E1〜E6間の間隔は、ベースフィルム2自体のランダムな伸縮により、ばらついてしまう。
したがって本実施例では、上述のようにまずシート状要素E1の実際の位置を撮像手段301により観察して確認し、この情報に基づいて、次のシート状要素E2の載置位置を補正する。このように、撮像手段301により観察したシート状要素E1の実際の位置に応じて、次のシート状要素E2の載置位置を定めるので、シート状要素E1とシート状要素E2との相対的位置関係は適正なものに補正される。
上記と同様に、各シート状要素E2〜E6もその載置位置がそれぞれの観察用撮像手段302〜306で確認され、実際の位置の各シート状要素E2〜E6のデータに基づいて、次のシート状要素の載置等の次工程が行われる。よって、実際の配置位置により次のシート状要素の載置等の次工程が行われので、適正な配置、あるいは適正なデータに基づいた次工程を達成することができるようになった。
本実施例の場合、このように撮像手段301による位置補正を行った結果、図20に符号Q1に示すように、配置のばらつきは大幅に低減できた。補正無しのデータである符号Q2に示す場合に比して各段にばらつきは小さくなり、±0.2mm程度の範囲に収まっている。
次に、本実施例で用いている載置直前のシート状要素E1〜E6を観察する撮像手段401〜406につき、説明する。これについても、シート状要素E1についての場合を例にとって説明する。
本実施例における撮像手段401には、2つの役割がある。1つは、シート状要素E1に不良品がある場合に、これを識別して、撥ねる(ロボットアーム等の載置手段で取らないようにする)役割である。他の1つは、載置直前のシート状要素E1の実際の位置を観察して確認する役割である。
シート状要素には、不良品がある可能性がある。したがって、不良品についてはこれをあらかじめ除去しておくことが望ましい。本実施例では、原シートの段階で、目視により観察して、不適正なシート状要素については、これにフェルトペンその他のマーカーで、チェックを付しておく。よってシート状要素E1についても、撮像手段401により観察して、このチェックが付されたものについてはロボットアーム等の載置手段がこれを取らないようにすることにより、不適正品がベースフィルム2上には載置されないようにする。
従来技術にあっても、不良品はあらかじめ目視で観察して、チェックを付すようにはしていた。しかしライン上で撥ねるということはできず、製品化した段階でこれも目視で観察して、チェックが付されているものはこれを手作業で適製品と取り替えるようにしていた。これはたいへんな作業であって、多くの人手を要し、人件費を要することになるばかりでなく、手間ひまがかかって生産性を落とす要因になっていた。かつ、手作業であるので確認もれも生ずることがあり、完全な取り替え作業が達成できない可能性があり、完全を期するとさらに人手や手間ひまを要することになっていた。
これに対して本実施例では、撮像手段401による観察であり、チェックの有無は画像処理で自動的に判別でき、その結果はロボットアーム等の載置手段に情報として送られて不適正品は取らないようにできるので、不適正品の排除は自動的に、かつ確実に実現できる。実際、本実施例による実施結果では、チェックされたものは100%排除することができた。
本実施例他のシート状要素E2〜E6も同様であり、撮像手段402〜406により観察されて、不適正品は自動的に、かつ確実に排除される。
撮像手段401〜406の他の1つの役割は、載置直前のシート状要素E1の実際の位置を観察して確認することである。これについても撮像手段401を例にとって説明する。
本実施例においては、シート状要素1をベースフィルム3上に載置するに先立って、その位置を撮像手段401により観察する。この観察により確認されたシート状要素1が、適正位置であればそのままロボットアーム等の載置手段により該シート状要素1をベースフィルム2上に載置する。ここで適正位置とは、あらかじめ与えられた情報に基づいて判断するものでも、目視でも、画像処理により得られるものであってもよい。
一方、シート状要素1が適正位置にないと判断されれば、それを補正するようにロボットアーム等の載置手段に情報を与えるようにする。これにより、シート状要素1を適正位置に正して、ベースフィルム2上に載置するように組むことができる。
本実施例の他のシート状要素E2〜E6を観察する撮像手段402〜406についても同様である。この構成により、ベースフィルム2上へのシート状要素E1〜E6の載置を適正に行うことが可能となる。たとえば上記のように、ベースフィルム2上に載置するに先立ってシート状要素E1〜E6に位置誤差があってもそれを織り込んで次の動作を行うことができ、たとえば誤差が生じてもそれを補正しつつ、動作することが可能となるからである。このような位置補正は、本実施例のようにあらかじめ決められた特定の間隔でシート状要素E1〜E6を配置する場合のみならず、後記する実施例のように、シート状要素E1〜E6を同位置に載置して、積層構造を得る場合にも有効である。本実施例では、撮像手段401〜406による情報の画像処理に基づき、製品全般に対して位置補正を行うことが可能となる。また、設定された基準位置をもとに、実際に置かれた位置を該撮像手段401〜406による情報の画像処理に基づき、製品レイアウトに対し、常に補正を行うようにすることができる。
本実施例では特に、シート状要素E1〜E6を観察する撮像手段401〜406の観察結果を、上述したベースフィルム2上のシート状要素E1〜E6観察用の撮像手段301〜306の観察結果とデータ交換ができるように構成した。このような両撮像手段301〜306、401〜406の観察結果のデータ交換により、いっそう適切な位置補正を達成することができ、いっそう信頼性の高い製品を得ることが可能になる。
本実施例では、撮像手段301〜306による観察は、透過光で行うようにした。すなわち図1の下側(撮像手段301〜306に対向する側)にランプ等の光源(図示せず)を配し、該光源からの光が被観察体であるベースフィルム2上の各シート状要素E1〜E6を透過した当該透過光を撮像手段301〜306で受光して、位置情報を得るようにした。この透過光を用いる構成は、ベースフィルム2やシート状要素E1〜E6の性質が反射光でなく、透過光を用いた方が観察しやすい場合に有効である。かかる透過光を、撮像手段401〜406についても採用してもよい。もちろん、両撮像手段301〜306、401〜406につき、通常の光(反射光)を用いる構成でもよい。
実施例2
この実施例は、上述の実施例1の変形である。
本実施例においては、実施例1で用いた撮像手段401〜406を、各シート状要素E1〜E6につき、2つずつ使用するようにした例である。すなわち、実施例1では、各撮像手段401〜406が各シート状要素E1〜E6についての不適品排除のための観察と、位置補正のための位置観察の双方の役割を果たすものであったが、この実施例では、その役割を分担させた。
本実施例では、撮像手段401〜406に加えて、図示はしないが、同様に各シート状要素E1〜E6を観察する撮像手段401a〜406aを設けた。シート状要素E1を例に述べれば、撮像手段401,401aのいずれか一方に前述の不適品排除のためのシート状要素E1の観察を行わせ、他の一方に位置補正のための位置観察の双方の役割を果たさせる。このようにここでは撮像手段401,401aに役割を分担させたので、それぞれ適正に各不適品排除と位置観察とを行わせるようにしたので、各役割はさらに有効に、完全に達成できるようになった。他のシート状要素E2〜E6についても同様である。
実施例3
この実施例においては、上述の実施例1において、カッター201〜206を用いての各シート状要素E1〜E6の形成のみを採用し、ベースフィルム2上の各シート状要素E1〜E6を観察する撮像手段301〜306は採用しなかった例である。すなわち基本的に、図6の構成にカッター201〜206に係る構成を付加したものである。本実施例においても、カッター201〜206に係る作用効果を有効に発揮できる。
実施例4
この実施例においては、上述の実施例1において、ベースフィルム2上の各シート状要素E1〜E6を観察する撮像手段301〜306のみを採用し、カッター201〜206を用いての各シート状要素E1〜E6の形成は採用しなかった例である。すなわち基本的に、図6の構成に撮像手段301〜306に係る構成を付加したものである。本実施例においても、撮像手段301〜306に係る作用効果を有効に発揮できる。
実施例5
次に、図4を参照して、実施例5について説明する。実施例1がベースフィルム2上にシート状要素を1列で並べたものであるのに対し、この実施例では、シート状要素E1〜E6とシート状要素E1a〜E6aとを並置して、すなわち2列で配置した。
この実施例で得られる製品は、ラインの最終段階でシート状要素E1〜E6、E1a〜E6aが載置されて配置されたベースフィルム2が裁断手段501で裁断されて、シート状要素構造体として得られるものである。このシート状要素構造体は、最終製品として納品できるものである。これはさらにこれを挟むシート部材により袋上に包装してパッケージにしてもよいし(本明細書中に記載のパッケージ体に関する記載参照)、そのまま納品するのでもよい。
本実施例では、裁断手段501でベースフィルム2が裁断されるに先立ち、ローラー502,503で挟持して整形し、その後裁断してシート状要素構造体とする。
このように本実施例では、最終納品製品となり得るシート状要素構造体が得られるので、従来なされていた製品後の手作業による不適品の取り替えの手間ひまを経ることなく製品化が完了することになり、省力化、及び高品質化の点でさらに有利である。
本実施例のその他の構成については、実施例1、及び実施例1が前提とする図6に示した構造と同様である。図に対応する符号を付して、詳しい説明は省略する。なお、実施例2と同様に撮像手段401〜406を各シート状要素E1〜E6につき2つずつ使用する構成、また実施例3と同様にカッター201〜206を用いての各シート状要素E1〜E6の形成のみを採用し、ベースフィルム2上の各シート状要素E1〜E6を観察する撮像手段301〜306は採用しない構成、実施例4と同様にベースフィルム2上の各シート状要素E1〜E6を観察する撮像手段301〜306のみを採用し、カッター201〜206を用いての各シート状要素E1〜E6の形成は採用しない構成を採用することもできる。
参考例3
次に第3の参考例を、図7を参照して説明する。
この例では、例えば図8を用いて説明したような、第1のシート状光学素子1a(表面側)と、該第1のシート状光学素子1aとは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子1b(背面側)とをこの順に積層した構造部分を少なくとも有するシート状光学素子組立て体を得るためのパッケージ体を作成する。本実施例では、さらに拡散シート7、導光板6、反射シート5をこの順で積層した、図8に示したライトシステム構造を得ることができるシート状光学素子パッケージ体を作成する。
図7を参照する。
本例では、複数の凹部をシート状光学素子パッケージ体収納部10a〜10eとして有するトレイ10を用いて、このシート状光学素子パッケージ体収納部10a〜10eに、シート状光学素子1aと、これと光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子1b、及びその他シート状光学要素(拡散シート7、導光板6、反射シート5)をこの順で収納して、シート状光学要素パッケージ体Pを構成する。
まず、第1のシート状光学素子1a(表面側)であるプリズムシートが、トレイ10のシート状光学素子パッケージ体収納部に入れられる。この状態を符号10aの収納部に示す。次に、第1のシート状光学素子1a(表面側)であるプリズムシートが収納された収納部に、該第1のシート状光学素子1aとは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子1b(背面側)であるプリズムシートを、入れる。これにより収納部に第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bとが積層された構造を得る。この状態を符号10bの収納部に示す。
次に、このように第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bとが積層された収納部に、拡散シート7をさらに入れる。これにより収納部に第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bと拡散シート7とが積層された構造を得る。この状態を符号10cの収納部に示す。
次に、このように第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bと拡散シート7とが積層された収納部に、導光板6をさらに入れる。これにより収納部に第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bと拡散シート7と導光板6とが積層された構造を得る。この状態を符号10dの収納部に示す。
次に、このように第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bと拡散シート7と導光板6とが積層された収納部に、反射シート5をさらに入れる。これにより収納部に第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bと拡散シート7と導光板6と反射シート5とが積層された構造を得る。この状態を符号10eの収納部に示す。この状態でシート状光学要素パッケージ体Pが完成するので、最後に保護用のフィルム3で封止して、完成品とし、保管、あるいは納品する。符号8で、保護用フィルムの供給ローラーを示す。
図7では、説明の便宜のために、シート状光学素子パッケージ体収納部10a〜10eをそれぞれ第1のシート状光学素子1aが収納された状態(10a)、これにさらに第2のシート状光学素子1bが積層された状態(10b)、これにさらに拡散シート7が積層された状態(10c)、これにさらに導光板6が積層された状態(10d)、これにさらに反射シート5が積層された状態(10e)と分けて図示したが、もちろん完成品においては、各要素1a,1b,7,6,5が積層されて、各シート状光学素子パッケージ体収納部10a〜10eが各自で完成しているものである。
上記シート状光学要素パッケージ体Pの形成に当たっては、実施例2と同様に、第1のシート状光学素子1aをピックアップして90°回転して収納し、第2のシート状光学素子1bは回転無しで収納し、拡散シート7は90°回転して収納するという構成で実施できる。
本例でも、第1のシート状光学素子1a、第2のシート状光学素子1bとして、参考例2で用いたように、図14を参照して説明したプリズムを有するシート状光学素子を採用して実施できる。
また、上記シート状光学要素パッケージ体Pは、図6の装置を用いて自動化して組み付けることができる。この場合は、図6のベースフィルム2に代えて、複数の凹部をシート状光学素子パッケージ体収納部として有するトレイ10をやはり同様に帯状にして用いて、順次各凹部(収納部)内にシートを積層するように構成する。
このとき、図6にさらにシートEを載置する構成部分を加え、シートEを反射シート5、シートDを導光板6、シートCを拡散シート7、シートBを第2のシート状光学素子1b、シートAを第1のシート状光学素子1aとして、順次各凹部(収納部)内にこれらのシートを順番に積層することで、図7のパッケージ体を得ることができる。
上述のように本例では、上記各参考例で得られる効果に加え、有効な自動化が達成できるという効果がある。
実施例6
本実施例では、上記参考例3について、図6の装置ではなく図1に示した本発明に係る装置を用いて、該参考例3と同様なトレイ10を採用する製品を得るようにした。
本実施例によれば、不良品のトレイ10への搭載を有効に防止できる。よって、高品質の、安定した製品を得ることができる。かつ、各シート状要素は同位置へ積層してトレイ10内に製品を得るのであるが、このときの同位置へ積層が、実施例1で述べたような確実な位置補正により、適切に行える。
参考例4
本例では、図6の装置を用いて、ベースフィルム2上に、図7に示した第1のシート状光学素子1aと第2のシート状光学素子1bと拡散シート7と導光板6と反射シート5とが積層された構造を直接得るようにした。
本例においては、図7のトレイ10の代わりに、ベースフィルム2上に直接シート状光学素子1a,1b、拡散シート7、導光板6、反射シート5が積層された構造を得て、保管し、あるいは納品に供するものである。
このとき、図6のベースフィルム2を搬送して、このベースフィルム2上に上記各構成要素を、順次反射シート5、導光板6、拡散シート7、シート状光学素子1b、シート状光学素子1aの順で積層して、パッケージ体を得るようにする。すなわち、ベースフィルム2上にまず反射シート5を載置し、この反射シート5の上に次に導光板6を積層して載置し、この導光板6の上に次に拡散シート7を積層して載置し、この拡散シート7の上に次にシート状光学素子1bを積層して載置し、このシート状光学素子1bの上に次にシート状光学素子1aを積層して載置することにより、パッケージ体を得る。
本例においては、図7のトレイ10と違って、収納部10a〜10eをなす凹部というものが無いので、各要素を積層するときに、位置ずれが起きる可能性がある。よって 本実施例においては、図11に示すように、各要素間を接着する接着部を設けた。図11に示す構造例では、反射シート5の上面(図11における上面。シート状光学素子1a側の面)に接着部5Gを設けて、この接着部5Gにより、次の導光板6と該反射シート5とが接着位置決めされるようにした。また拡散シート7の下面に接着部7Gを設けて、この接着部7Gにより、下の導光板6と該拡散シート7とが接着位置決めされるようにした。またシート状光学素子1aの下面に接着部1Gを設けて、この接着部1Gにより、下のシート状光学素子1bと該シート状光学素子1aとが接着位置決めされるようにした。図11に示す構造例では、図示のように各要素の側縁部に(つまり1辺に)各接着部1G,5G,7Gを設けるようにしたが、より局部的に設けるのでも良く、あるいは全周、コ字状に設けるのでも、対向する2辺に設けるようにするのでもよい。またかかる接着部を構成する材料として、本例では、簡便に両面接着テープを用いた。
図11に示す構造例では、要素1つおきに上記接着部1G,5G,7Gを設けるようにしたが、これは2要素に1つの接着部があれば、全体が接着位置決めされるからである。あるいは、図12に示すように、反射シート5、拡散シート7、シート状光学素子1b、シート状光学素子1aにそれぞれ接着部5G,7G,1Gb,1Gaを設けるようにするなどでもよく、接着部の構成は任意である。
本例において、ベースフィルム2上にまず反射シート5を載置するに当たって、該反射シート5のベースフィルム2上での位置ずれを防止するため、ベースフィルム2の載置面には微接着性を持たせるようにした。
図12は、参考例3を説明するために用いた図7に対応する図であるが、各要素のベースフィルム2に対する搬送位置状態は図3と同様であるので、シート状光学素子1a、拡散シート7、反射シート5は90°回転して載置し、シート状光学素子1bは搬送位置状態で(搬送されたままの位置で)載置するようにして、パッケージを組むことができる。(逆に、シート状光学素子1a、拡散シート7、反射シート5は搬送位置状態で、シート状光学素子1bは90°回転して載置するのでもよい)。
本例においては、ベースフィルム2上に送られる各要素であるシート状光学素子1a、シート状光学素子1b、拡散シート7、反射シート5は、それぞが表面保護フィルムSで微粘着で覆われて、保護されている。図13には、シートB(シート状光学素子1b対応)についてを例にとって、これが原反B上に載置されて、さらに表面保護フィルムSで保護された状態でベースフィルム2方向に搬送され、ベースフィルム2に送られる手前で該表面保護フィルムSが剥離される場合を図示している。すなわち符号121で示すように剥離用フィルムがシートBを載置した原反B上に供給されて、微接着している表面の保護フィルムSを接着して剥離し、符号120で示すように該保護フィルムSを剥離用フィルムごと、巻き取る。これにより、保護フィルムが外されて、シートBがベースフィルム2上に載置され得る状態になる。その他、図13における符号は、図6における符号と対応したものである。なおかかる表面保護フィルムSは、実施例2、実施例3において各要素を搬送する場合にも用い得るものである。
本例でも、第1のシート状光学素子1a、第2のシート状光学素子1bとして、参考例2、参考例3で用いたように、図14を参照して説明したプリズムを有するシート状光学素子を採用して実施できる。
本例によれば、ベースフィルム2上に直接シート状光学素子1a,1b、拡散シート7、導光板6、反射シート5が積層された構造のパッケージ体を簡便に得ることができる。
実施例7
本実施例では、上記参考例4について、図6の装置ではなく図1に示した本発明に係る装置を用いて、該参考例4と同様な、トレイを用いることなく直接ベースフィルム2上に積層構造を得る構成を実施した。
本実施例によれば、不良品のベースフィルム2上への搭載を有効に防止できる。よって、高品質の、安定した製品を得ることができる。かつ、各シート状要素を確実に同位置へ積層してベースフィルム2上に製品を形成することができる。すなわち、ベースフィルム2への同位置への積層は、同じ位置を保つのに困難性があり、特にベースフィルム2自体に不規則な伸縮が生じる場合は満足すべき精度で同位置での積層を達成するのはなかなか困難なのであるが、図1の装置を用いることで、これが満足すべき精度で実現できた。
特に本実施例では、シート状要素を観察する撮像手段401〜406により載置前に位置補正を行い、かつ、この観察結果を、ベースフィルム2上のシート状要素E1〜E6観察用の撮像手段301〜306の観察結果とデータ交換する構成とした。このような両撮像手段301〜306、401〜406の観察結果のデータ交換により、トレイ10のような位置決めができる機械的要素が無くても、適切な位置補正を達成でき、同位置への積層が実現できて、信頼性の高い製品を得ることが可能になった。
実施例1のシート状要素の載置装置の構成図である。 実施例1のシート状要素の載置装置に用いるカッターの構成図である。 実施例1のシート状要素の載置装置に用いるカッターの構成図である。 実施例2のシート状要素の載置装置の構成図である。 参考例2におけるシート状光学素子のパッケージングについて示す図である。 パッケージングの自動化例を示す図であり、シート状光学素子組立て体の製造に用いるシート状光学要素パッケージ体の製造装置を示す図である。 参考例3におけるシート状光学素子のパッケージングの構成を示す図である。 従来技術の構成例を示す図である。 従来技術のパッケージ構成例を示す平面図である。 従来技術のパッケージ構成例を示す断面図である。 参考例4のシート状光学要素パッケージ体の断面図である。 参考例4におけるシート状光学素子のパッケージングについて示す図である。 参考例4に用いるシート状光学要素パッケージのパッケージングに用いる製造装置を示す部分図である。 実施例で用いるシート状光学素子を説明するための図である。 参考例1のシート状光学要素パッケージ体の平面図である。 参考例1のシート状光学要素パッケージ体の断面図である。 参考例1のシート状光学要素パッケージ体の納入状態例を示す図である。 参考例1のシート状光学要素パッケージ体の組み込み時の使用状態例を示す図である。 載置位置のばらつきを試験する試料の図である。 載置位置のばらつきの試験結果を示す図である。
符号の説明
P・・・光学要素パッケージ体
E1〜E6・・・シート状要素
S1〜S6・・・原シート
201〜206・・・カッター
301〜306・・・撮像手段
1・・・シート状光学素子
2・・・ベースフィルム
20・・・ベースフィルムの余白
3・・・保護フィルム
30・・・保護フィルムの余白
4・・・光源
5・・・反射シート
6・・・導光板
7・・・拡散シート
91,92・・・ローラー
1a,1b・・・互いに光学的方向性の異なるシート状光学素子
10・・・トレイ

Claims (30)

  1. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置するシート状要素載置方法において、
    該シート状要素は、該シート状要素を形成する原シートが搬送され、ベースフィルムに該シート状要素を載置する前の時点でカッターにより裁断されてシート状要素とされて載置されるものである
    ことを特徴とするシート状要素載置方法
  2. 前記カッターは、前記原シートを裁断するとともに、該原シートを搬送する機能をも有するローラー状のロータリーカッターである
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート状要素載置方法。
  3. 前記ロータリーカッターは、前記シート状要素の外形に対応した刃を有し、前記原シートを前記ロータリーカッターを一方のローラーとするローラー間に挟み込んで送ることにより該原シートを裁断してシート状要素とするものである
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート状要素載置方法。
  4. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
    該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置したときに、撮像手段により該シート状要素の載置位置を確認し、適正載置位置の情報に基づいて位置補正を行う
    ことを特徴とするシート状要素載置方法。
  5. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って順次単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
    先に載置されたシート状要素に続いて次のシート状要素を載置するに当たって、先に載置されたシート状要素のベースフィルム上での位置を撮像手段により確認し、次のシート状要素をベースフィルム上に載置する場合に、当該撮像手段により確認した該先に載置されたシート状要素のベースフィルム上での位置の情報に基づいて、該次のシート状要素を載置する適正載置位置の位置補正を行う
    ことを特徴とするシート状要素載置方法。
  6. 前記撮像手段による前記位置補正は、自動的に行う
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のシート状要素載置方法。
  7. 前記撮像手段による観察は、透過光により行う
    ことを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載のシート状要素載置方法。
  8. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
    該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置するに先立ち、各シート状要素を不適品検知用撮像手段により観察して、不適品は排除することにより、不適品が載置手段によりベースフィルム上に移載されることを防止する構成とした
    ことを特徴とするシート状要素載置方法。
  9. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
    該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置するに先立ち、各シート状要素を不適品検知用撮像手段により観察し、かつ、位置確認用撮像手段により観察し、もって前記不適品検知用撮像手段による観察により、不適品は排除することにより、不適品が載置手段によりベースフィルム上に移載されることを防止し、かつ、前記位置確認用撮像手段による観察により該シート状要素の位置確認をする構成とした
    ことを特徴とするシート状要素載置方法。
  10. 撮像手段による観察のいずれかは、透過光により行う
    ことを特徴とする請求項8に記載のシート状要素載置方法。
  11. 前記各撮像手段による前記不適品の排除及び前記位置補正は、自動的に行う
    ことを特徴とする請求項8または9に記載のシート状要素載置方法。
  12. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置するシート状要素載置方法において、
    該シート状要素は、該シート状要素を形成する原シートが搬送され、ベースフィルムに該シート状要素を載置する前の時点でカッターにより裁断されてシート状要素とされて載置されるものであり、かつ、
    該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置したときに、撮像手段により該シート状要素の載置位置を確認し、適正載置位置の情報に基づいて位置補正を行う
    ことを特徴とするシート状要素載置方法。
  13. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する装置において、
    前記ベースフィルムを搬送するベース搬送機構と、前記シート状要素を形成する原シートを搬送する原シート搬送機構を有するとともに、
    前記原シート搬送機構はロールカッターを備え、該ロールカッターは前記原シートを裁断してシート状要素とし、該シート状要素はさらに搬送されて前記ベースフィルム上に載置される構成になっている
    ことを特徴とするシート状要素載置装置。
  14. 前記ロールカッターは、前記シート状要素の外形に対応した刃を有し、前記原シートを前記ロールカッターを一方のローラーとするローラー間に挟み込んで送ることにより該原シートを裁断してシート状要素とするものである
    ことを特徴とする請求項12に記載のシート状要素載置装置。
  15. 前記ロールカッターは、前記原シートを裁断するとともに、該原シートを搬送する機能をも有している
    ことを特徴とする請求項12または13に記載のシート状要素載置装置。
  16. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する装置において、
    該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置したときに、該シート状要素の載置位置を確認する撮像手段と、該撮像手段により確認した載置位置情報と既定の適正載置位置情報に基づいて、前記シート状要素を前記ベースフィルム上に載置する位置の補正を行う位置補正制御手段を有する
    ことを特徴とするシート状要素載置装置。
  17. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する装置において、
    該シート状要素を前記ベースフィルム上に載置したときに、該シート状要素の載置位置を確認する撮像手段と、該撮像手段により確認した載置位置情報と既定の適正載置位置情報に基づいて、前記シート状要素を前記ベースフィルム上に載置する位置の補正を行う位置補正制御手段を有し、かつ、
    前記ベースフィルムを搬送するベースフィルム搬送機構と、前記シート状要素を形成する原シートを搬送する原シート搬送機構を有するとともに、
    前記原シート搬送機構はロールカッターを備え、該ロールカッターは前記原シートを裁断してシート状要素とし、該シート状要素はさらに搬送されて前記ベースフィルム上に載置される構成になっている
    ことを特徴とするシート状要素載置装置。
  18. 長尺状のベースフィルム上に、その長手方向に沿って単列または複数列でシート状要素を載置する方法において、
    前記シート状要素は複数枚積層されて単列または複数列で載置されるものであり、
    前記シート状要素を複数枚積層して載置する場合に、先に載置された下層のシート状要素の上に次のシート状要素を積層して載置するに当たって、先に載置された下層のシート状要素のベース上での位置を撮像手段により確認し、次のシート状要素を積層して該下層のシート状要素上に載置する場合に、当該撮像手段により確認した該下層のシート状要素のベース上での位置の情報に基づいて、該次のシート状要素を載置する適正載置位置の位置補正を行う
    ことを特徴とするシート状要素載置装置。
  19. 請求項1ないし12のいずれかに記載のシート状要素載置方法において、
    第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層した構造部分を少なくとも有するシート状光学素子組み立て体の製造に用いるシート状光学要素パッケージ体の製造方法であって、
    前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は光学的方向性が同じ状態で搬送またはストックされ、
    該光学的方向性が同じ状態で搬送またはストックされる前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子について、
    前記第1のシート状光学素子を搬送またはストックされた位置状態から90°回転してベースフィルム上に載置し、
    前記第2のシート状光学素子を搬送またはストックされた位置状態でベースフィルムの次位置に載置し、
    あるいは
    前記第1のシート状光学素子を搬送またはストックされた位置状態でベースフィルム上に載置し、
    前記第2のシート状光学素子を搬送またはストックされた位置状態から90°回転してベースフィルムの次位置に載置し、
    これにより前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子とをその光学的方向性が直交した位置関係でベースフィルム上にこの順で載置し、
    該第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とが少なくとも載置されたベースフィルムを保護フィルムで覆うことにより、
    ベースフィルムと保護フィルムとの間に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とをフィルム長手方向に沿った位置順にして挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
    ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法。
  20. 前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は、ともにシート状基体の一方の面上に断面三角形のプリズムが、該三角形のひとつの頂点に該当する稜線を前記シート状基体とは逆の側に向けるとともに該稜線に対向する面を前記シート状基体に一体にした構造で複数形成されたものであり、かつ該複数のプリズムの前記稜線は互いに平行であり、
    前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は前記プリズムの稜線の方向が同じ状態で搬送またはストックされる
    ことを特徴とする請求項19に記載のシート状光学要素パッケージ体の製造方法。
  21. 請求項20記載のシート状光学要素パッケージ体の製造方法であって、
    前記ベースフィルムの前記第2のシート状光学素子の次位置に、前記シート状光学素子組み立て体を構成するその他の要素を積層に対応した順に載置して、
    ベースフィルムと保護フィルムとの間に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子と、前記その他の要素をこの順で挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
    ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法。
  22. 請求項20記載のシート状光学要素パッケージ体の製造方法であって、
    前記ベースフィルムの前記第2のシート状光学素子の次位置に、光拡散シート、導光板、反射シートの全部またはいずれか少なくとも一つを載置して、
    ベースフィルムと保護フィルムとの間に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子と、前記光拡散シート、導光板、反射シートの全部またはいずれか少なくとも一つをこの順で挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
    ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法。
  23. 請求項13ないし19のいずれかに記載のシート状要素載置装置において、
    第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層した構造部分を少なくとも有するシート状光学素子組み立て体の製造に用いるシート状光学要素パッケージ体の製造装置であって、
    複数台のシート状部材載置手段を備え、
    該各シート状部材載置手段は、ピックアップしたシート状部材をピックアップした位置状態から任意角度回転してベースフィルム上に載置することができる構成であり、
    前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は光学的方向性が同じ状態でピックアップされるものであり、
    上記シート状部材載置手段にピックアップされて前記第1のシート状光学素子または前記第2のシート状光学素子のいずれかを該シート状部材載置手段により90°回転してベースフィルム上に載置することにより、
    前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子とをその光学的方向性が直交した位置関係でフィルム長手方向に沿った位置順にベースフィルム上に載置する
    ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造装置。
  24. 前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は、ともにシート状基体の一方の面上に断面三角形のプリズムが、該三角形のひとつの頂点に該当する稜線を前記シート状基体とは逆の側に向けるとともに該稜線に対向する面を前記シート状基体に一体にした構造で複数形成されたものであり、かつ該複数のプリズムの前記稜線は互いに平行であり、
    前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子とを前記プリズムの稜線の方向が直交する位置関係でフィルム長手方向に沿った位置順にベースフィルム上に載置する
    ことを特徴とする請求項23に記載のシート状光学要素パッケージ体の製造装置。
  25. 請求項1ないし12のいずれかに記載のシート状要素載置方法において、
    フィルムまたはシート状トレイの所定位置に、第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層し、
    さらに保護フィルムで覆うことにより、
    トレイと保護フィルムとの間に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とが積層してなる構造を挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
    ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法。
  26. 前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は、ともにシート状基体の一方の面上に断面三角形のプリズムが、該三角形のひとつの頂点に該当する稜線を前記シート状基体とは逆の側に向けるとともに該稜線に対向する面を前記シート状基体に一体にした構造で複数形成されたものであり、かつ該複数のプリズムの前記稜線は互いに平行であり、
    前記トレイと保護フィルムとの間に前記プリズムの稜線の方向が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とが積層してなる構造を挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
    ことを特徴とする請求項25に記載のシート状光学要素パッケージ体の製造方法。
  27. 請求項13ないし18のいずれかに記載のシート状要素載置装置において、
    第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層した構造部分を少なくとも有するシート状光学素子組み立て体の製造に用いるシート状光学要素パッケージ体の製造装置であって、
    複数台のシート状部材載置手段を備え、
    該各シート状部材載置手段は、ピックアップしたシート状部材をピックアップした位置状態から任意角度回転してベースフィルムまたはシート状トレイの所定位置上に載置することができる構成であり、
    前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は光学的方向性が同じ状態でピックアップされるものであり、
    上記シート状部材載置手段にピックアップされて前記第1のシート状光学素子または前記第2のシート状光学素子のいずれかを該シート状部材載置手段により90°回転してベースフィルム上に載置することにより、
    ベースフィルムまたはシート状トレイの所定位置に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とを積層して載置してシート状光学要素パッケージ体とする
    ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造装置。
  28. 前記第1のシート状光学素子と前記第2のシート状光学素子は、ともにシート状基体の一方の面上に断面三角形のプリズムが、該三角形のひとつの頂点に該当する稜線を前記シート状基体とは逆の側に向けるとともに該稜線に対向する面を前記シート状基体に一体にした構造で複数形成されたものであり、かつ該複数のプリズムの前記稜線は互いに平行である
    ことを特徴とする請求項27に記載のシート状光学要素パッケージ体の製造装置。
  29. 請求項1ないし12のいずれかに記載のシート状要素載置方法において、
    ベースフィルムの所定位置に、第1のシート状光学素子と、該第1のシート状光学素子とは光学的方向性が直交する第2のシート状光学素子とをこの順に積層し、
    さらに保護フィルムで覆うことにより、
    ベースフィルムと保護フィルムとの間に前記互いに光学的方向性が直交する形で第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とが積層してなる構造を挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
    ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法。
  30. 請求項1ないし12のいずれかに記載のシート状要素載置方法において、
    ベースフィルムの所定位置に、第1のシート状光学素子と、第2のシート状光学素子とをこの順に積層するとともに、
    各シート状光学素子は、シート状基体の一方の面上に断面三角形のプリズムが、該三角形のひとつの頂点に該当する稜線を前記シート状基体とは逆の側に向けるとともに該稜線に対向する面を前記シート状基体に一体にした構造で複数形成されたものであり、かつ該複数のプリズムの前記稜線は互いに平行であるものであって、
    前記第1のシート状光学素子と、第2のシート状光学素子とは、前記プリズムの稜線の方向を直交させて積層することとし、
    さらに保護フィルムで覆うことにより、
    ベースフィルムと保護フィルムとの間に第1のシート状光学素子と第2のシート状光学素子とが積層してなる構造を挟みこんでシート状光学要素パッケージ体とする
    ことを特徴とするシート状光学要素パッケージ体の製造方法。
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WO2011037061A1 (ja) * 2009-09-28 2011-03-31 コニカミノルタオプト株式会社 フィルムミラー、反射装置
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