JP2005305920A - インクヘッドの位置調整機構及びその調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の画像形成装置におけるインクヘッド位置調整機構は、調整コマの複数回の回転履歴を目視確認できない構成であるため、調整作業が煩雑であった。
【解決手段】本発明は、インクヘッド位置調整機構のコマ移動部9におけるつまみ11の複数回の回転を、1回転未満の回転に変換して表示させることでインクヘッド位置調整作業を目視確認しながら調整可能な構造とした。さらに挿脱可能な粗調整コマ30の追加により、インクヘッド位置調整における微調整の前に、予め粗調整を完了可能な構造とした。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、インクヘッド位置調整機構のコマ移動部9におけるつまみ11の複数回の回転を、1回転未満の回転に変換して表示させることでインクヘッド位置調整作業を目視確認しながら調整可能な構造とした。さらに挿脱可能な粗調整コマ30の追加により、インクヘッド位置調整における微調整の前に、予め粗調整を完了可能な構造とした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数のインクヘッド群からそれぞれ各色のインク液を噴出して画像形成媒体上に画像形成する画像形成装置に係わり、キャリッジ上に固定される複数のインクヘッドの位置調整機構及びその位置調整方法に関する。
画像形成装置には、キャリッジ上に固定される複数のインクヘッド群がらそれぞれ各色のインク液、すなわちブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ(Y)等の各色インク液を噴出して、画像形成媒体上に直接画像形成する方式のものがある。
このような画像形成装置では、前記複数のインクヘッド群の下方を画像形成媒体が通過する過程において、画像形成媒体の搬送機構による、当該画像形成媒体の移動量に基づき生成される画像形成タイミングによって画像形成される。
この時、搬送される画像形成媒体は、レジストレーションローラ機構等により画像形成前に一旦搬送姿勢が修正され、前記複数の各色インクヘッド群に対し、互いに直交する関係が保たれて搬送される。
このような画像形成装置では、前記複数のインクヘッド群の下方を画像形成媒体が通過する過程において、画像形成媒体の搬送機構による、当該画像形成媒体の移動量に基づき生成される画像形成タイミングによって画像形成される。
この時、搬送される画像形成媒体は、レジストレーションローラ機構等により画像形成前に一旦搬送姿勢が修正され、前記複数の各色インクヘッド群に対し、互いに直交する関係が保たれて搬送される。
一方、キャリッジ上に固定される複数のインクヘッド群は、前記画像形成媒体の搬送方向に直交する方向に、個々のインクヘッドにおけるインクヘッドノズル列同士が所定の重なりを持つように互い違いに配列される。
しかし、以上のような同一キャリッジ上に複数のインクヘッド群を配列して搭載する方式では、各インクヘッドが有する機械的公差あるいは、取り付け上の公差等により、互いのインクヘッドノズル位置が理想とする位置に対し相対的にずれてしまい、良好な画像品位が得られなくなる場合がある。そこで複数のインクヘッドをキャリッジ上に固定する際は、高い精度で位置調整しなければならいといった課題がある。また、前記インクヘッドは、交換可能に構成されているので、インクヘッドの交換の度に新たにインクヘッドの位置調整を行う必要がある。
このような画像形成装置におけるインクヘッドの位置調整に関する技術としては、例えば特許文献1がある。
特許文献1には、インクヘッドの画像形成面に交差する方向に延在して形成されたガイドと、ガイドに沿って摺動可能なコマと、当該コマを摺動させて画像形成面に交差する方向に移動させるコマ移動手段とを有しており、インクヘッドを画像形成面に沿った交差する方向に移動させるインクヘッドの位置調整機構が開示されている。このコマ及びコマ移動手段における調整は、コマ側に形成された略螺子における回転によって、インクヘッドを位置調整する構成を採る。
特開2001−113679号公報
特許文献1には、インクヘッドの画像形成面に交差する方向に延在して形成されたガイドと、ガイドに沿って摺動可能なコマと、当該コマを摺動させて画像形成面に交差する方向に移動させるコマ移動手段とを有しており、インクヘッドを画像形成面に沿った交差する方向に移動させるインクヘッドの位置調整機構が開示されている。このコマ及びコマ移動手段における調整は、コマ側に形成された略螺子における回転によって、インクヘッドを位置調整する構成を採る。
しかしながら、特許文献1には、調整の際に用いる前記螺子を、何回転させて位置決めを完了させるか等について記述されていない。即ち前述のごとく、同一キャリッジ上に固定される複数のインクヘッドごとに調整を用するインクヘッドの調整時間を短縮する手段について何ら記述されていない。
また、前記略螺子における回転によってインクヘッドを位置調整する際に、当該インクヘッドを予め粗調整してから微調整するといった手順についても何ら記述されていない。
また、特許文献1の図3(D)には、前記略螺子に目盛り板らしき部材を有する構成(34)が開示されているが、少なくとも当該略螺子の回転が、複数回実施される構成である限り、例えば位置調整量を指示する等の効果は期待できない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、同一キャリッジ上に固定される複数のインクヘッドごとに調整を用するインクヘッド位置調整における調整螺子の回転履歴を把握可能な構成とすると共に、インクヘッドの粗調整機構を追加可能な構成とし、インクヘッドの位置調整作業における作業性の向上、及び作業時間の短縮が可能なインクヘッド位置調整機構及びその調整方法を提供することを目的とする。
本発明は、キャリッジ上に固定される複数のインクヘッドの位置調整に用いるインクヘッドの位置調整機構であって、インクヘッドのノズル形成面における長手方向の一方に延在して形成される第1のガイド部と、インクヘッドのノズル形成面における長手方向の他方に延在して形成される第2のガイド部と、第1のガイド部に当接するように配設される当接部材と、回転するコマを有し、当該コマと前記第2のガイド部との摺動によって、当接部材を支点にインクヘッドを移動させるためのコマ移動部と、コマの回転によって回転する目盛り部とを有し、コマ移動部は、インクヘッドの位置調整におけるコマの少なくとも複数回の回転履歴を、目盛り部によって目視可能な構成としたことを特徴とするインクヘッドの位置調整機構である。
本発明は、キャリッジ上に、当接部材を固定する第1の工程と、コマ移動部の目印と、目盛り部に形成の等分目盛りにおける半分の目盛り位置とが一致するようにコマ移動部を調整後に、コマ移動部本体側面の一方をキャリッジ上の当接面に当接させて位置決めしてからコマ移動部の固定ネジの螺合によって固定する第2の工程と、位置調整機構本体の第1のガイド部を、当接部材に当接すると共に、コマ移動部のコマに第2のガイド部を当接するように位置調整機構本体の固定ネジの螺合によって位置調整機構本体を仮固定する第3の工程と、キャリッジ上に位置調整機構本体の仮固定される複数のインクヘッドからインク液を噴出して画像形成媒体上に画像形成する第4の工程と、第4の工程により画像形成された画像形成媒体上の画像形成位置によって、インクヘッドの位置ずれを評価する第5の工程と、インクヘッドの位置ずれ評価結果に基づいて、インクヘッドの位置ずれが許容範囲内であれば、位置調整機構本体を当該位置調整機構本体の固定ネジの螺合によって固定して終了し、インクヘッドの位置ずれが許容範囲外であれば、移動部のコマ回転による再調整を行って、第4の工程に戻る第6の工程と、を有することを特徴とするインクヘッド位置調整機構の調整方法である。
前記第3の工程において、挿脱可能な粗調整コマを前記位置調整機構本体の外周部とキャリッジ当接部との間に挿入してから当該位置調整機構本体を当接させた後、当該位置調整機構本体の固定ネジの螺合によって仮固定してから前記第2の工程に戻り、コマ移動部を固定ネジの螺合によって固定する工程を、有することを特徴とするインクヘッド位置調整機構の調整方法である。
本発明は、同一キャリッジ上に固定される複数のインクヘッドごとに調整を用するインクヘッド位置調整における調整螺子の回転履歴を把握可能な構成とすると共に、インクヘッドの粗調整機構を追加可能な構成とし、インクヘッドの位置調整作業における作業性の向上、及び作業時間の短縮が可能なインクヘッド位置調整機構及びその調整方法を提供できる。
まず、画像形成装置におけるインクヘッドの位置調整の概要について説明し、その後に本発明の第1実施の形態について説明する。
図12は、キャリッジ上に固定される複数のインクヘッドを有する画像形成装置の構成例である。
媒体31の搬送方向を副走査方向又はX方向、当該副走査方向に直交する方向を主走査方向又はY方向と定義している。また、図13は、後述する画像形成タイミング及びインクヘッドの位置調整概要について説明している。
収納カセット32に収納された媒体31は、供給ローラ33により下流側に搬送され対のレジストレーションローラ34(以下レジローラと称す。)で方向規制(主走査方向に略平行)された後、媒体31の先端部をエッジセンサ35が検出する。エッジセンサ35は、搬送機構41における画像形成タイミング生成のトリガ信号として図示しない画像形成装置制御部に信号送出する。
キャリッジ29には、例えば、位置調整機構を有した各インクヘッド(A列:37A1〜37A3,B列:37B1〜37B3,…G列:40A1〜40A3,H列:40B1〜40B3と略す。)を前記副走査方向に互い違いに、前記主走査方向に所定の重なりを有して各インクヘッド列A…Hを形成して、前記副走査方向に所定の間隔で配設(各色K,C,M,Y)されている。
図13(a )に示すように、搬送機構41は、前記エッジセンサ35により先端部をエッジ検出された後の、前記媒体31の搬送移動量を搬送移動検出部42により生成し、前記各インクヘッド列A…Hにおける画像形成タイミング(P1〜P8)を図示しない制御部に送出することで画像形成が成される。
また、各インクヘッド毎の位置調整概要については、図13(b)に示すように前記副走査方向に搬送される前記媒体31との直交度±θの調整となる。
しかし本調整は、前述したように各インクヘッドが有する機械的公差あるいは、取り付け上の公差等により、互いのインクヘッドノズル位置が理想とする位置からずれた場合を想定しての調整であり、単に直交度の調整だけに留まらず、媒体上の画像形成結果に基づき微調整されるものである。
なお、各インクヘッド同士の主走査方向における重なりの調整YOにおいては、画像形成時の「つなぎ処理」の進歩により厳格な調整は不要になってきている。
しかし本調整は、前述したように各インクヘッドが有する機械的公差あるいは、取り付け上の公差等により、互いのインクヘッドノズル位置が理想とする位置からずれた場合を想定しての調整であり、単に直交度の調整だけに留まらず、媒体上の画像形成結果に基づき微調整されるものである。
なお、各インクヘッド同士の主走査方向における重なりの調整YOにおいては、画像形成時の「つなぎ処理」の進歩により厳格な調整は不要になってきている。
次に、各インクヘッド毎の位置調整後に画像形成した結果について説明する。
図14(a)は、前記図12に示される画像形成装置のインクヘッド列A、及びB列を用いて、媒体31上の主走査方向に1ラインの画像を形成した結果を示している。本画像形成結果は、前記インクヘッド列A、及びB列における各インクヘッドノズルの相対位置関係が良好に位置調整された際の画像形成結果である。
図14(a)は、前記図12に示される画像形成装置のインクヘッド列A、及びB列を用いて、媒体31上の主走査方向に1ラインの画像を形成した結果を示している。本画像形成結果は、前記インクヘッド列A、及びB列における各インクヘッドノズルの相対位置関係が良好に位置調整された際の画像形成結果である。
図14(b)は、前記図14(a)と同様に画像形成媒体31上の主走査方向に1ラインの画像を形成した結果を示すものである。
前記図14(a)が各インクヘッドノズルの相対位置関係が良好に位置調整されたに対し、図14(b)では、インクヘッド列Bにおけるインクヘッド37B3の位置調整が未調整の状態で画像形成された結果を示すものである。
前記図14(a)が各インクヘッドノズルの相対位置関係が良好に位置調整されたに対し、図14(b)では、インクヘッド列Bにおけるインクヘッド37B3の位置調整が未調整の状態で画像形成された結果を示すものである。
前記画像形成時の「つなぎ処理」により、つなぎ部におけるある程度の画質改善は成されるものの図14(b)に示されるような、極端な各インクヘッドノズルの相対位置関係のずれを補正することは不可能であり良好な画像形成を結果を得ることができなくなる。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1(a)〜(c)と図2(a)〜(b)は、インクヘッドの位置調整機構の構成図であって、図1(a)はキャリッジ上方からの平面図、図1(b)は図1(a)のB−B断面図、図1(c)は図1(a)のA−A断面図、図2(a)は図1(a)のB−B断面図側における側面図、図2(b)は図1(a)のA−A断面図側における側面図を示している。
図1(a)〜(c)と図2(a)〜(b)は、インクヘッドの位置調整機構の構成図であって、図1(a)はキャリッジ上方からの平面図、図1(b)は図1(a)のB−B断面図、図1(c)は図1(a)のA−A断面図、図2(a)は図1(a)のB−B断面図側における側面図、図2(b)は図1(a)のA−A断面図側における側面図を示している。
インクヘッド1は、第1のガイド部5及び第2のガイド部6を有する位置調整機構本体4に挿入されて固定されており、位置調整機構本体4はインクヘッド1の下方をキャリッジ29に形成される図示されない孔に貫通させた後キャリッジ29に形成される基準面29aに固定される。
第1のガイド部5は位置調整機構本体4において、インクヘッド1のインクノズル形成面2における長手方向側の一方に延在する例えば略V形状の垂直な面を有して形成する。第1のガイド部5に当接する当接部材8は、インクヘッド1が有する複数のインクノズル3の中心を通るインクノズル列直線上に配設され、例えば円柱状のピンをキャリッジ基準面29aに圧入して立設する。
第2のガイド部6は位置調整機構本体4において、前記インクヘッド1のインクノズル形成面2における長手方向側の他方に延在し、前記複数のインクノズル列を通る直線に直交する方向に、例えばキャリッジの基準面29aに向けて広い直線状の斜面を有して形成する。
第2のガイド部6に略垂直に当接するコマ22を有するコマ移動部9は、下面を前記キャリッジの基準面29aよりさらに下方に形成されるキャリッジのコマ移動部基準面29bに当接させ、且つ一方の側面をキャリッジのコマ移動部当接面29cに当接させて位置決め固定する。
また、第2のガイド部6の前記斜面における反対側の端部は、付勢部材26によってφ:略斜め45°の方向から付勢することで、第1のガイド部5と当接部材8との当接、及び第2のガイド部6における斜面とコマ移動部9におけるコマ22との当接が確実に実施される。
付勢部材26は、例えば略L形状の板ばねで、2つの付勢部材当接ピン28に付勢部材当接面26aを当接させてから付勢部材固定螺子27によって固定することで方向規制している。
なお、付勢部材26は、板ばねに限らず弾性部材による成形品でもよい。
なお、付勢部材26は、板ばねに限らず弾性部材による成形品でもよい。
コマ22は、第2のガイド部6における前記斜面との当接部に所定の曲面を有し、キャリッジの基準面29aに略垂直方向にコマ移動部9の調整軸21に圧入されている。さらに調整軸21が、コマ移動部9の上方、及び下方の調整軸螺合部21aで螺合されていることで、調整軸21の回転により、コマ22を上下移動させる。
以上コマ22の上下移動により、当該コマ22が当接しながら第2のガイド部6の前記斜面上を摺動することで、前記円柱状の当接部材8における中心軸の周りを前記位置調整機構本体4が回転移動可能となり、位置調整機構本体固定螺子7によって固定される。
なお、前記位置調整機構本体固定螺子7と、前記位置調整機構本体4に形成された当該位置調整機構本体4と固定用の孔とには、所定の隙間を設けることで前記位置調整機構本体4の位置決めにおける微調整を可能にしている。
又、前記位置調整機構本体4の調整移動量においては、図3に示されるようにコマ22の上下移動量、及び第2のガイド部6の前記斜面における角度により決定される。
表1(a)は、本実施形態の試作品における構成部材の詳細を示しており、第2のガイド部6における斜面形成のための直線a、直線aに直交する直線b、直線aと直線bによって形成される角度θ(約5°)と、コマ22の移動量(6mm)による構成例である。本表1(a)の構成例においては、前記コマ22を上下中心の位置から反時計方向(CCW)に12回転、又は時計方向(CW)に12回転、回転させることによって、複数の各インクヘッドにおけるインクノズルの相対位置を調整可能としている。
又、表1(b)は、本実施形態の発明品における構成要素の詳細を示しており、前記表1(a)の構成に対し、第2のガイド部6における斜面形成のための直線a、直線aに直交する直線b、直線aと直線bによって形成される角度θ約5°を約20°に変更し、コマ22の移動量6mmを3mmに変更している。さらに、前記コマ22における上下中心位置からの移動を、反時計方向(CCW)12回転を6回転に変更、及び時計方向(CW)12回転を6回転に変更している。本構成によっても、複数の各インクヘッドにおけるインクノズルの相対位置を調整可能としている。
次に、コマ移動部9の詳細を、図1(a)〜(b)断面図及び表2により説明する。
つまみ11は例えば直接手で廻すことが可能な螺子、又はドライバー等の工具を用いて回転可能にコマ移動部9上部に延在している。つまみ11から下方に延びたつまみ軸10には第1のギヤ12、及び第4のギヤ13が圧入され、コマ移動部9によって前記つまみ軸10の上方、及び下方端部を回転可能に支持されている。
つまみ11は例えば直接手で廻すことが可能な螺子、又はドライバー等の工具を用いて回転可能にコマ移動部9上部に延在している。つまみ11から下方に延びたつまみ軸10には第1のギヤ12、及び第4のギヤ13が圧入され、コマ移動部9によって前記つまみ軸10の上方、及び下方端部を回転可能に支持されている。
第1の中継軸14には、第2のギヤ15が圧入されており、当該第2のギヤ15の一方が、前記第1のギヤ12に噛み合う構成になっている。前記第1の中継軸14は、コマ移動部9によって両側を回転可能に支持されている。
表2(a)に示されるように前記第1のギヤ12と前記第2のギヤ15のギヤ比は、1:3である。目盛り部軸16には、上から目盛り部17、第3のギヤ18が圧入されており、前記第2のギヤ15の他方と当該第3のギヤ18が噛み合う構成になっている。前記目盛り部軸16は、コマ移動部9によって両側を回転可能に支持されている。表2(a)に示されるように、前記第2のギヤ15と前記第3のギヤ18のギヤ比は、1:4である。
従って、以上構成例における各構成要素の回転回数の関係は、表2(a)より、つまみ11における1回転の回転時に、第1のギヤ12を1回転、前記第2のギヤ15は前記第1のギヤ12が1回転時に1/3回転、前記第3のギヤ18は前記第2のギヤ15が1回転時に1/4回転する構成としたことから、目盛り部17の回転を1/12回転に変換することになる。
従って、以上構成例における各構成要素の回転回数の関係は、表2(a)より、つまみ11における1回転の回転時に、第1のギヤ12を1回転、前記第2のギヤ15は前記第1のギヤ12が1回転時に1/3回転、前記第3のギヤ18は前記第2のギヤ15が1回転時に1/4回転する構成としたことから、目盛り部17の回転を1/12回転に変換することになる。
又、前記第4のギヤ13は、第2の中継軸19に圧入された第5のギヤ20の一方と噛み合う構成になっている。前記第2の中継軸19は、コマ移動部9によって両側を回転可能に支持されている。表2(b)に示されるように、前記第4のギヤ13と前記第5のギヤ20のギヤ比は、1:1である。
さらに、前記第5のギヤ20の他方は、調整軸21に圧入された第6のギヤ23と噛み合う構成になっている。表2(b)に示されるように、前記第5のギヤ20と前記第6のギヤ23のギヤ比は、1:1である。
さらに、前記第5のギヤ20の他方は、調整軸21に圧入された第6のギヤ23と噛み合う構成になっている。表2(b)に示されるように、前記第5のギヤ20と前記第6のギヤ23のギヤ比は、1:1である。
又、前記調整軸21は、前記第6のギヤ23の上方にコマ22を圧入し、前記調整軸21の両側をコマ移動部9の調整軸螺合部21aに螺合させることで、前記第6のギヤ23の回転によって、前記コマ22を前記第2のガイド部6における斜面上を摺動しながらの上下移動を可能とする。
本構成例によれば、一方でつまみ11の複数の回転(12回転)を、前記目盛り部17によって1回の回転で表示可能となる。なお、目盛り部17は、例えば12等分の目盛りを形成し、コマ移動部9上部の目印24とのずれ量によって、つまみ11調整における調整量を目視確認(複数回の回転履歴を把握)可能となる。
この時、前記つまみ11の回転方向と前記目盛り部17の回転方向は一致している。
この時、前記つまみ11の回転方向と前記目盛り部17の回転方向は一致している。
又、他方でつまみ11の複数の回転(12回転)によって、前記コマ22を複数の回転(12回転)させる。
この時、前記つまみ11の回転方向と前記コマ22の回転方向は一致している。
この時、前記つまみ11の回転方向と前記コマ22の回転方向は一致している。
なお、前記目盛り部17は、前記12等分の目盛り形成だけではなく、図5(b)に示されるように目盛り部を2等分し2色分け(17a)することで、調整における中心位置から現在どちら方向に調整位置があるか判断しやすくなる。
又、図5(c)は前記目盛り部を2等分してから左右に±表示及び矢印表示(17b)、又図5(d)は目盛り部を2等分すると共に、始点から終点で太さを連続的に変えた渦巻き状の矢印表示(17c)でもよい。又、これら形成表示の夫々を適宜組み合わせてもよい。
以上、本第1実施形態では、インクヘッドをインクヘッド位置調整機構における前記当接部材8の軸中心の周りに、つまみ11の回転によって、前記目盛り部17と前記目印24とによって目視確認しながらの位置調整が可能となる。
次に本発明の第2実施形態について図6乃至図8により説明する。
第2実施形態は、前述した第1の実施形態に対し、さらに粗調整コマ30、粗調整コマ第1の当接ピン30a、及び粗調整コマ第2の当接ピン30bを追加している以外は、前述した第1の実施形態から変わっていない。従って、同じ構成要素については、同じ符号を付して説明する。
第2実施形態は、前述した第1の実施形態に対し、さらに粗調整コマ30、粗調整コマ第1の当接ピン30a、及び粗調整コマ第2の当接ピン30bを追加している以外は、前述した第1の実施形態から変わっていない。従って、同じ構成要素については、同じ符号を付して説明する。
前記粗調整コマ30は、図6に示されるように前記位置調整機構本体4における前記第1のガイド部5と、前記粗調整コマ用第1の当接ピン30a、及び粗調整コマ用第2の当接ピン30bとの間に挿脱可能なコマで、図8(a),(b)に示す当該粗調整コマ30の内側の当接面30iを前記位置調整機構本体4における前記第1のガイド部5に当接させながら、外側の当接面30oを前記粗調整コマ用第1の当接ピン30a、及び粗調整コマ用第2の当接ピン30bに当接させることで、インクヘッド位置調整機構における前記当接部材8の軸中心の周りに粗調整が可能となり、前述した(図12参照)媒体31の搬送方向に略垂直な調整が可能となる。
なお、前記粗調整コマ30による粗調整は、前記第1のガイド部5に限らず、前記第2のガイド部6近傍に前記粗調整コマ用第1の当接ピン30a、及び粗調整コマ用第2の当接ピン30bを立設することでも可能となる。
又、前記コマ移動部9の固定螺子25による固定の際、当該コマ移動部9の目盛り部17が中間位置を示すように調整してから、前記粗調整コマ30による粗調整を実施し、その後に前記コマ移動部9を前記固定螺子25によって固定することで前記つまみ11の回転による調整が、常にインクヘッド位置調整機構における中間位置から微調整可能となり、さらに短時間でのインクヘッド位置調整が可能となる。
なお、前記コマ移動部9の固定螺子25と、前記コマ移動部9に形成された当該コマ移動部9固定用の孔とには、所定の隙間を設けることで前記コマ移動部9の位置決めにおける微調整を可能にしている。
次に、第1実施形態、及び第2実施形態における各インクヘッドの位置調整機構の装着手順、及び調整方法について説明する。
まず、キャリッジ29上に、当接部材8を固定する。(第1の工程)。次に、図1乃至図6に示されるように、コマ移動部9の目印24と、目盛り部17に形成の等分目盛りにおける半分の目盛り位置とが一致するように前記コマ移動部9を調整後にコマ移動部9本体側面の一方を前記キャリッジ上の当接面29cに当接させて位置決めしてからコマ移動部9の固定ネジ25の螺合によって固定する。(第2の工程)。次に、位置調整機構本体4の第1のガイド部5を、前記当接部材8に当接すると共に、前記コマ移動部9のコマ22に第2のガイド部6を当接するように位置調整機構本体4の固定ネジ7の螺合によって位置調整機構本体4を仮固定する。(第3の工程)。次に、前記キャリッジ29上に前記位置調整機構本体4によって仮固定される複数のインクヘッド1からインク液を噴出して画像形成媒体上に画像形成する。(第4の工程)。次に、前記(第4の工程)における前記画像形成媒体上の画像形成位置によって、前記複数のインクヘッド1の位置ずれを評価する。(第5の工程)。次に、前記複数のインクヘッド1の位置ずれ評価結果に基づいて、前記インクヘッド1の位置ずれが許容範囲内であれば、前記位置調整機構本体4を当該位置調整機構本体4の固定ネジ7の螺合によって固定して終了し、前記インクヘッド1の位置ずれが許容範囲外であれば、前記移動部9のつまみ11回転による再調整を行って、前記(第4の工程)に戻る。(第6の工程)。
以上、第1から第6の工程手順によりインクヘッド位置調整機構の装着、及びインクヘッド位置調整が完了する。なお、第2実施形態では、前記(第3の工程)において、前記粗調整コマ30による粗調整を実施し、その後に前記(第2の工程)に戻りコマ移動部9を前記固定螺子25によって固定される工程が追加される。
次に第1実施形態、及び第2実施形態における変形例について図9もしくは図10により説明する。
図9(a)は、前述した圧入ピンである当接部材8の代わりに、所定の螺子8aで前記位置調整機構本体4における前記第1のガイド部5に当接させる構成である。
図9(a)は、前述した圧入ピンである当接部材8の代わりに、所定の螺子8aで前記位置調整機構本体4における前記第1のガイド部5に当接させる構成である。
又図9(b)は、前述した圧入ピンである当接部材8を、前記キャリッジの基準面29aから垂直方向に延在する略V形状8bにし、前記第1のガイド部5を前記インクノズル形成面2における長手方向の中心を通る方向に延在し、先端部を、前記キャリッジの基準面29aから垂直方向に半円で形成して、前記略V形状8bに当接させる構成である。
以上、図9(a)、(b)に示される構成は、前記第1実施形態、及び前記第2実施形態のインクヘッド位置調整機構における前記位置調整機構本体4を、前記当接部材8の軸中心の周りに回転させる調整を可能にする。
又図10は、前述した前記第2のガイド部6の一部であるキャリッジの基準面29aに向けて広い直線状の斜面の代わりに、前記第2のガイド部6の一部にキャリッジの基準面29aに向けて広い略V形状6aを形成する。
以上、図10(a)、(b)に示される構成は、前記第1実施形態、及び前記第2実施形態のインクヘッド位置調整機構における前記コマ移動部9との当接による調整を可能にする。
以上、図10(a)、(b)に示される構成は、前記第1実施形態、及び前記第2実施形態のインクヘッド位置調整機構における前記コマ移動部9との当接による調整を可能にする。
次に第2実施形態における変形例について図11により説明する。
図11(a)〜(c)は、前述した前記粗調整コマ30の外側の当接面30oに当接される前記粗調整コマ用第1の当接ピン30a、及び粗調整コマ用第2の当接ピン30bを立設する代わりに、前記キャリッジの基準面29aから所定の深さに形成された基準面29a´とによって、略垂直に形成される前記粗調整コマ用第1の当接面30c、及び前記粗調整コマ用第2の当接面30dを形成した構成である。又、前述した付勢部材26を方向規制するための付勢部材当接ピン28の代わりに、付勢部材当接面26aを前記キャリッジの基準面29aから所定の深さに形成した構成である。
図11(a)〜(c)は、前述した前記粗調整コマ30の外側の当接面30oに当接される前記粗調整コマ用第1の当接ピン30a、及び粗調整コマ用第2の当接ピン30bを立設する代わりに、前記キャリッジの基準面29aから所定の深さに形成された基準面29a´とによって、略垂直に形成される前記粗調整コマ用第1の当接面30c、及び前記粗調整コマ用第2の当接面30dを形成した構成である。又、前述した付勢部材26を方向規制するための付勢部材当接ピン28の代わりに、付勢部材当接面26aを前記キャリッジの基準面29aから所定の深さに形成した構成である。
以上、図11(a)〜(c)に示される構成は、前記第2実施形態における前記粗調整コマ30による粗調整と、前記付勢部材26の方向規制を同様に実現可能にする。又本変形例は、前記第2実施形態と適宜組み合わせてもよい。
以上説明したように、第1実施形態、第2実施形態、及び第1、第2実施形態における変形例によれば、インクヘッドの位置調整をつまみによる複数の回転を、目盛り部による1回転未満の回転表示によって、目視確認しながら、媒体搬送方向に略垂直に位置決めされる各インクヘッドにおけるインクノズル相対位置の微調整を可能とする。
又、本発明は、前述した各実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、実施段階では、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、前記コマ移動部9の構成において、前述の第1実施形態、及び第2実施形態では、つまみ軸10と調整軸21を別の軸で構成したが、調整軸21を上方に延在させた端部につまみ11を装着し、コマ22と前記つまみ11の間に圧入したギヤを介して目盛り部軸16を回転させる構成にして目盛り部17を回転させる構成としてもよい。この場合、前記つまみ軸10の回転によって、当該つまみ軸10が上下移動する構成となるが、それ以外は同様の作用を生じ、且つ構成要素を減らすことが可能となる。
又、各実施形態及び各変形例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明形成ができる。例えば、各実施形態及び各変形例に示される全体構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…インクヘッド、2…インクノズル形成面、3…インクノズル、4…位置調整機構本体、5…第1のガイド部、6,6a…第2のガイド部、7…位置調整機構本体固定螺子、8,8a,8b…当接部材、9…コマ移動部、10…つまみ軸、11…つまみ、12…第1のギヤ、13…第4のギヤ、14…第1の中継軸、15…第2のギヤ、16…目盛り部軸、17,17a,17b,17c…目盛り部、18…第3のギヤ、19…第2の中継軸、20…第5のギヤ、21…調整軸、21a…調整軸螺合部、22…コマ、23…第6のギヤ、24…目印、25…コマ移動部固定螺子、26…付勢部材、26a…付勢部材当接面、27…付勢部材固定螺子、28…付勢部材当接ピン、29…キャリッジ、29a,29a´…キャリッジの基準面、29b…キャリッジのコマ移動部基準面、29c…キャリッジのコマ移動部当接面、30…粗調整コマ、30a…粗調整コマ用第1の当接ピン、30b…粗調整コマ用第2の当接ピン、30c…粗調整コマ用第1の当接面、30d…粗調整コマ用第2の当接面、30i…粗調整コマ内側当接面、30o…粗調整コマ外側当接面。
Claims (25)
- キャリッジ上に固定される複数のインクヘッドの位置調整に用いるインクヘッドの位置調整機構であって、
前記インクヘッドのノズル形成面における長手方向の一方に延在して形成される第1のガイド部と、
前記インクヘッドのノズル形成面における長手方向の他方に延在して形成される第2のガイド部と、
前記第1のガイド部に当接するように配設される当接部材と、
回転するコマを有し、当該コマと前記第2のガイド部との摺動によって、前記当接部材を支点に前記インクヘッドを移動させるためのコマ移動部と、
前記コマの回転によって回転する目盛り部と、を有し、
前記コマ移動部は、前記インクヘッドの位置調整における前記コマの少なくとも複数回の回転履歴を、前記目盛り部によって目視可能な構成としたことを特徴とするインクヘッドの位置調整機構。 - 前記第1のガイド部と前記第2のガイド部を有するインクヘッドの位置調整機構本体が、前記キャリッジ上に形成された第1の基準面に固定されることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記第1のガイド部は、前記インクヘッドのノズル形成面に対し、略垂直方向に形成される略V形状、又は少なくともの半球状の形成部分を有することを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記当接部材は、前記インクヘッドのノズル形成面に対し、略垂直方向に形成される略V形状を有する部材、又は、当接部を有するガイドピン、又はガイド螺子であることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記第1のガイド部が延在する方向に直交した方向における中心、及び前記当接部材の中心を通る直線が、前記インクヘッドノズル形成面における長手方向の中心線に一致していることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記コマに当接する前記第2のガイド部の端部が、前記コマの移動方向において、傾斜を有して形成されていることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記コマに当接する前記第2のガイド部の端部が、略V形状で、且つ前記コマの移動方向において、前記略V形状の傾斜を有して形成されていることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記コマ移動部は、前記キャリッジ上に形成された段差によって形成される少なくとも1つの略垂直な当接面に当接されて方向規制されることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記コマ移動部は、当該コマ移動部の下面を前記キャリッジ上に形成される第2の基準面に固定されることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記コマ移動部は、前記コマを回転させるためのつまみを有し、当該つまみの1回転は前記コマを同方向に1回転だけ回転させると同時に、前記目盛り部を同方向に1/12回転させる構成であることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記つまみは、人の手により直接回転、及び工具によって回転可能な構成であることを特徴とする請求項10記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記コマ移動部は、前記目盛り部の当該目盛りを読むための少なくとも1つの目印が形成されていることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記目盛り部は、円形状に形成されて前記キャリッジ上に形成される基準面に略平行に支持され、円周上に少なくとも等間隔の目盛りを有していることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記目盛り部は、当該目盛り形成面を2等分に色分けしていることを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記インクヘッドの位置調整機構において、前記インクヘッドのノズル形成面における長手方向側に斜め方向より当該インクヘッド位置調整機構本体を付勢する付勢部材をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記付勢部材は、前記キャリッジ上から略垂直に、且つ直線上に配設された少なくとも2つのガイドピン、又は前記キャリッジ上に形成された段差によって成る、少なくとも1つの略垂直な当接面、に当接されて方向規制されることを特徴とする請求項15記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記付勢部材の方向規制される方向が、前記インクヘッドのノズル形成面における長手方向に対し略45度の角度に形成されていることを特徴とする請求項16記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記付勢部材が、略L字状の弾性物質による成形品、又は板バネであることを特徴とする請求項15記載のインクヘッドの位置調整機構。
- インクヘッドの位置調整機構本体の外周部において、少なくとも前記インクヘッドのノズル形成面に対し、略垂直方向に、略直角に形成された形成面に一方を当接させ、他方を前記キャリッジ上の少なくとも前記インクヘッドのノズル形成面に対し略垂直方向に、略直角に設けられた当接部に当接させる粗調整コマをさらに具備することを特徴とする請求項1記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記キャリッジ上に設けられた前記粗調整コマを当接する当接部が、夫々直線上に配設された少なくとも2つのガイドピンによって成る当接、又は前記キャリッジ上に形成された段差によって成る夫々略垂直な当接面であることを特徴とする請求項19記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記粗調整コマは、粗調整時のみに用いられ、前記インクヘッドの外周部及びキャリッジ上に設けられたガイドピンによる当接、又は当接面との間において、挿脱可能なコマであることを特徴とする請求項19記載のインクヘッドの位置調整機構。
- 前記粗調整コマが、略L形状であることを特徴とする請求項19記載のインクヘッドの位置調整機構。
- キャリッジ上に、当接部材を固定する第1の工程と、
コマ移動部の目印と、目盛り部に形成の等分目盛りにおける半分の目盛り位置とが一致するように前記コマ移動部を調整後に、コマ移動部本体側面の一方を前記キャリッジ上の当接面に当接させて位置決めしてからコマ移動部の固定ネジの螺合によって固定する第2の工程と、
位置調整機構本体の第1のガイド部を、前記当接部材に当接すると共に、前記コマ移動部のコマに第2のガイド部を当接するように位置調整機構本体の固定ネジの螺合によって位置調整機構本体を仮固定する第3の工程と、
前記キャリッジ上に前記位置調整機構本体の仮固定される複数のインクヘッドからインク液を噴出して画像形成媒体上に画像形成する第4の工程と、
前記第4の工程により画像形成された前記画像形成媒体上の画像形成位置によって、前記インクヘッドの位置ずれを評価する第5の工程と、
前記インクヘッドの位置ずれ評価結果に基づいて、前記インクヘッドの位置ずれが許容範囲内であれば、前記位置調整機構本体を当該位置調整機構本体の固定ネジの螺合によって固定して終了し、前記インクヘッドの位置ずれが許容範囲外であれば、前記移動部のコマ回転による再調整を行って、前記第4の工程に戻る第6の工程と、を有することを特徴とするインクヘッド位置調整機構の調整方法。 - 前記第3の工程において、粗調整コマを前記位置調整機構本体の外周部とキャリッジ当接部との間に挿入してから当該位置調整機構本体を当接させた後、当該位置調整機構本体の固定ネジの螺合によって仮固定してから前記第2の工程に戻り、コマ移動部を固定ネジの螺合によって固定する工程を、有することを特徴とする請求項23記載のインクヘッド位置調整機構の調整方法。
- 前記インクヘッドの位置調整機構における前記粗調整コマによる調整が、前記キャリッジ上に固定される複数のインクヘッド夫々について、画像形成媒体の搬送方向に対して略垂直に位置決め配置する調整であることを特徴とする請求項24記載のインクヘッド位置調整機構の調整方法。
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---|---|---|---|
JP2004128545A JP2005305920A (ja) | 2004-04-23 | 2004-04-23 | インクヘッドの位置調整機構及びその調整方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015107656A (ja) * | 2015-02-02 | 2015-06-11 | 富士フイルム株式会社 | 液滴吐出ヘッド、画像形成装置、及び、液滴吐出ヘッドのヘッドモジュール位置決め方法 |
EP3511171A1 (en) | 2018-01-10 | 2019-07-17 | Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. | Head position adjustment mechanism and line head |
-
2004
- 2004-04-23 JP JP2004128545A patent/JP2005305920A/ja not_active Withdrawn
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