JP2005304608A - 香気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】香りを体験できる香気装置において、迅速な香り体験ができる為に被体験者の鼻先で短時間で香りを放出し、また残り香が無いようにする手段を有する装置が必要であった。また、この装置は被体験者の鼻先に安定して保持しなくてはいけない。
【解決手段】香気装置に、被体験者の鼻先に保持できる香気ヘッドを構成する。これは自在アームで安定して位置を保持される。この香気ヘッドには香りのカートリッジが装着されており、配管を経て無臭気体をこのカートリッジに供給すれば、カートリッジから香りの物質を含む気体を発生できるので迅速に体験できる。また、香気ヘッドは脱臭を目的とした排気も備えているので残り香も無い。
【選択図】 図1
【解決手段】香気装置に、被体験者の鼻先に保持できる香気ヘッドを構成する。これは自在アームで安定して位置を保持される。この香気ヘッドには香りのカートリッジが装着されており、配管を経て無臭気体をこのカートリッジに供給すれば、カートリッジから香りの物質を含む気体を発生できるので迅速に体験できる。また、香気ヘッドは脱臭を目的とした排気も備えているので残り香も無い。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被体験者の近傍に設置し、匂いを体験できる装置において、被体験者が望む匂い濃度を迅速に調製でき、過剰な匂い物質の残留等が防止できる香気装置に関するものである。
被体験者から離れた場所で調製された香り物質を含む空気等をチューブ等の配管で被体験者の近傍に輸送し拡散する機能と、過剰な匂い物質の残留等を防止するための脱臭の機能を併せ持つ香気装置は公表されている。しかし、被体験者の近傍で無臭気体を香りのカートリッジに通気させることから香り物質を含む気体を拡散できる手段と、過剰な匂い物質の残留等を防止するための脱臭の機能を併せ持つ香気装置は公表されていない。
香気装置において、従来よりも増して迅速に匂い濃度を調整でき、過剰な匂い物質の残留を防止するためには、被体験者の鼻先にできる限り近い空間において、香り物質を含む気体を放出し、また脱臭の為に排気をおこなうことが必要である。以下において、被体験者の鼻先に設置する部分を香気ヘッドと呼称する。被体験者から離れた場所で、香り物質を含ませた空気をチューブ等の配管で香気ヘッドに輸送して拡散する場合、香り物質を切り替える度に、配管内に残留する香り物質の排出に時間がかかり、迅速に切り替えができない。また、鼻先に拡散される香り物質は局所的に一箇所に集中して放出されるので、自然な空気対流による拡散では香り物質の濃度は低下しにくい。残り香を防止する為には積極的に脱臭する機能がより必要である。
鼻先に設置する香気ヘッドの場合、香り物質を含む気体を迅速に切り替えができる機能と、脱臭の機能が必要である。また、香気ヘッドは被体験者の顔面近くに設置されるので極力小型化されるのが望ましい。
被体験者にとって、香気ヘッドと鼻先との間の距離を適正に調整しないと香りの強さを正しく体験できない。香気ヘッドを自在に位置変更及び保持ができなくてはいけない。
香気ヘッドは、無臭気体を供給すると香り物質を含む気体を放出できる。香気ヘッドは二以上の香りのカートリッジと、それらから希望する香りを選択できる手段と、脱臭機能とそのためのフードで構成される。無臭気体を供給する、あるいは脱臭する為の排気をするポンプ、ファン、コンプレッサ類は、香りヘッドとは別置きで構成され、その間はチューブ等で配管される。無臭気体を供給する配管内は常に無臭気体しか存在しないので、香り物質を切り替える場合、当然ながら配管内に香り物質が残留していないので迅速に切り替えられる。
香気ヘッドに気体を供給する、あるいは排気するポンプ、ファン、コンプレッサ類との間の配管と、香気ヘッドを保持する変形アームを一体化すると、香気ヘッドの位置を被体験者自身が簡便かつ自在に変更できる。
香気ヘッドにおいて、香りカートリッジから香り物質を含む気体を拡散でき、脱臭もできることにより、従来よりも迅速な香りの種類と濃度の変更ができる。また、香気ヘッドが自在に位置変更及び保持ができるので、被体験者は安定して香りを体験できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の香気装置の一例を示す。香気ヘッド11は自在アーム12により空中の任意の位置に保持される。これはアームが変形できる範囲内で、簡便に位置変更できる。自在アーム12の他方の端はスタンド台13に固定され、保持されることにより、床面あるいはテーブルの上等にこの自在アームは安定して設置できる。スタンド台13のかわりに、クランプ形状の挟みこむ機構にして、机などの端に固定させてもよい。無臭気体の供給手段14はポンプ、ファン、コンプレッサ等で構成される。無臭気体の供給手段14は香気ヘッド11との間が0.1メートルから1メートルの範囲内で設置される。無臭気体の供給手段14から無臭気体の供給の配管16を経て無臭気体は香気ヘッド11に供給される。無臭気体の供給手段14はポンプ、ファン、コンプレッサ等で構成される。脱臭の為の排気手段15は香気ヘッド11との間が0.1メートルから1メートルの範囲内で設置される。香気ヘッド11から脱臭の為の排気の配管17を経て残り香は脱臭の為の排気手段15へ排気される。自在アーム12として金属製フレキシブルチューブ等を用いた場合は、その管の内部に無臭気体の供給の配管16と脱臭の為の排気の配管17を収納してこれらを一体化してもよい。あるいは自在アーム12の外側に、無臭気体の供給の配管16と脱臭の為の排気の配管17を固定して一体化させてもよい。
図2に本発明の香気ヘッドの図を示す。収納ホルダ21には二以上の香りカートリッジが挿入されている。それらのカートリッジから選択された、希望する香りのカートリッジに対して無臭気体の供給の配管23から無臭気体が供給される。収納ホルダ21から香り物質を含む気体が放出され、この気体はフード22を通って香気ヘッド11の近傍に拡散される。香り物質を含む気体の放出から被体験者の鼻への気体の行路は従来の装置より非常に短いので、無臭気体の供給開始から迅速な待ち時間で香りを体験できる。
香り物質を含む気体の拡散を停止したい場合はまず、無臭気体の供給の配管23から供給される無臭気体を停止させる。これにより収納ホルダ21のカートリッジからの香り物質を含む気体の放出が停止する。しかし、既に拡散された香り物質が、フード22の中及び香気ヘッド11の近傍に残留している。これらは脱臭の為の排気の配管24から吸気して排気することにより取り除かれる。よって残り香が少ない香り物質を含む気体の放出の停止が実現できる。
図3に請求項4係わる第1の実施例を示す。収納ホルダ31に香りのカートリッジ32が二以上装着されている。カートリッジ32の形状は円筒状あるいは多角柱状で、その法線方向に気体が流動できる空間がある。無臭気体がこの空間を流動すると、カートリッジに格納されていた香り物質がこの気体に拡散し、香り物質を含む気体を放出する。この気体の流れを制御するシャッタ、バルブ類がカートリッジにおける気体の出入り面33に構成され、それらを制御することにより希望するカートリッジから香り物質を含む気体を放出させる。
本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、医療装置の一部の用途にも適用できる。
11.香気ヘッド
12.自在アーム
13.スタンド台
14.無臭気体の供給手段
15.脱臭の為の排気手段
16.無臭気体の供給の配管
17.脱臭の為の排気の配管
21.香りのカートリッジの収納ホルダ
22.フード
23.無臭気体の供給の配管
24.脱臭の為の排気の配管
31.収納ホルダ
32.香りのカートリッジ
33.カートリッジにおける気体の出入り面
12.自在アーム
13.スタンド台
14.無臭気体の供給手段
15.脱臭の為の排気手段
16.無臭気体の供給の配管
17.脱臭の為の排気の配管
21.香りのカートリッジの収納ホルダ
22.フード
23.無臭気体の供給の配管
24.脱臭の為の排気の配管
31.収納ホルダ
32.香りのカートリッジ
33.カートリッジにおける気体の出入り面
Claims (6)
- 被体験者の鼻先において、香り物質を含む気体を放出でき、かつ脱臭の為の排気をすることができる香気ヘッドを有することを特徴とする香気装置。
- 請求項1において、香り物質を含む気体を放出するのに用いる無臭気体を供給する為の配管と脱臭をおこなう吸気の為の配管が、香気ヘッドを空中の位置に保持する自在アームと一体化されていることを特徴とする香気装置。
- 請求項1において、香気ヘッドは香り物質を含む二以上のカートリッジが装着でき、カートリッジの選択手段と、脱臭を効率的におこなえるフードから構成されることを特徴とする香気装置。
- 請求項1において、空気、窒素、酸素、二酸化炭素等の無臭の気体を香気ヘッドのカートリッジの中に通すことにより、香り物質を含む気体を放出することを特徴とする香気装置。
- 請求項1において、無臭の気体を供給するポンプ、ファン、コンプレッサ類は香気ヘッドから0.1メートルから1メートルまでの任意の距離に離して設置されることを特徴とする香気装置。
- 請求項1において、脱臭をおこなう吸気の為のポンプ、ファン、コンプレッサ類は香気ヘッドから0.1メートルから1メートルまでの任意の距離に離して設置されることを特徴とする香気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004122905A JP2005304608A (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | 香気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004122905A JP2005304608A (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | 香気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005304608A true JP2005304608A (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=35434059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004122905A Withdrawn JP2005304608A (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | 香気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005304608A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022209405A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | ソニーグループ株式会社 | 香り提供装置および香り脱臭方法 |
-
2004
- 2004-04-19 JP JP2004122905A patent/JP2005304608A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022209405A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | ソニーグループ株式会社 | 香り提供装置および香り脱臭方法 |
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