JP3149363U

JP3149363U - 首飾り型香気放散器

Info

Publication number: JP3149363U
Application number: JP2008009338U
Authority: JP
Inventors: 小林　一; 一小林
Original assignee: 小林　一; 一小林
Priority date: 2008-12-21
Filing date: 2008-12-21
Publication date: 2009-03-26
Anticipated expiration: 2018-12-21

Abstract

【課題】香の扱い方についてのもので、携帯しながら香気を拡散することで、消臭効果、芳香効果を得、また加えて、引っ掛けたり置いたりした状態での自然放散で、生理作用、心理作用を得る香気放散器の提供。【解決手段】香料を入れた香気発生容器を、首飾り様に加工した導管に接続しこれを首に掛け装着すると、当該容器から香気が放出し、体温により温まった状態で着衣内を上昇し、当該導管に入った香気も上昇、共に外部に拡散し、また、首飾り様のため引っ掛ける等での自然放散も選択可能にして課題を解決した。【選択図】図１

Description

本考案は、香料の香気放散方法に関するものである。

香りについては歴史が古く、その香料の濃度により香水からオーデコロンまで数種類に大きく分けられているが、好みは十人十色、千差万別で、それに合わせるように香りの変化も多岐に亘っている。
また、その効果・作用についても、消臭効果・芳香効果から始まって、科学技術の進歩に合わせるように抗菌効果、生理作用、心理作用、ストレス解消の研究へと嗅覚に訴えるものだけに奥の深いものがある。
しかし、使用方法・扱い方については、肌につける、衣服に付ける、また、空気中に放散したり噴霧状態で吹き付ける程度の方法しかない。

本考案は、香の扱い方についてのもので、携帯しながら香気を拡散し、消臭効果、芳香効果を得、また加えて、引っ掛けたり置いたりした状態での自然放散で、生理作用、心理作用を得る香気放散器の提供。
本考案は、以上の解決を課題とする。

課題を解決しようとするための手段

本考案は、この課題に対して、香料を仕込んだ香気発生容器を、首飾り様に加工した導管に接続し、これを首に掛け装着すると、身体に接した当該容器から香気が放出し体温により温まった状態で着衣内を上昇し、当該導管に入った香気も上昇、放散口等より外部に拡散し、また、首飾り様のため、引っ掛けたり移動させたりと場所を自由に選んで自然放散もできるようにして課題を解決した。

考案の効果

本考案は、首飾り様に加工した導管を首に掛け、香気発生容器を体表面に近い部分に保持すると、当該容器より放出した香気が該容器周辺の隙間に広がり温められ、当該導管に入った香気と共に上昇し、放散口等より外部に出て拡散、この時芳香効果が、また、身体を動かすことにより首周り等体表面より出る体臭と混ざり合うと消臭効果を発揮する。
比較的動きの少ない部屋内での場合は、香りに対して対外的な対策より自分本位の香料を選択し、香気発生容器を着衣の外にだした状態で動くことにより香気もより多く放出・拡散されて芳香効果が出また、着座している時等には、首から外し台上に置くとか引っ掛ける等しておけば放散した香気を楽しむことができ、心理作用・ストレス解消にその効果を大いに発揮することができる。

以下、本考案の実施の形態を説明する。
中空状態を確保でき、柔軟性ある素材でできた導管１を首飾り様に環状に加工したものを香気発生容器３の蓋４に取り付けた放出口６のある放出管５の導管接続部７に接続し、首に掛けて装着時、当該導管１に接する肌面等に近い位置の管壁に適数個の放散口２を穿つ。
香気発生容器３については、選択する香材により香気発生手順が変わるため、固形、練り状、液体等使用の香料により該容器３の大きさ、構造等もそれに合わせたものにする。
本考案は、以上の構成よりなっている。
本考案を使用するときは、環状の導管１を首に掛け、香料を仕込んだ香気発生容器３を着衣の内側に保持すると発生した香気の経路の一つは、放出管５より当該導管１に入り上昇し、各放散口２より外部に拡散し、もう一つの経路は当該放出管５の放出口６よりのものでこれは直接体温に接し、着衣内に広がりながら、また、該導管１周りの隙間に沿って上昇し外部に拡散する。
拡散した香気は、芳香効果があり合わせて、周辺の体臭と混ざり消臭効果を発揮することになる。
本考案を装着せず部屋内等で休んでいる場合は、引っ掛けたり吊り下げたりして身近に置くことで、芳香効果と共に心理作用、ストレス解消を計ることができる。
また、年齢が加わることによる加齢臭対策についても、首に掛けての装着の他居住空間に置き、選択した香材による香気を満たすことにより、本人はもとより介護人等に対しても消臭効果、抗菌効果と共に良い生理作用も与えることになる。

本考案の斜視図

符号の説明

１導管
２放散口
３香気発生容器
４蓋
５放出管
６放出口
７導管接続部

Claims

中空状態を確保でき、柔軟性ある素材でできた導管を、首飾り様の環状に加工したものを、香気発生容器の蓋に取り付けた放出口がある放出管の導管接続部に接続し、首に掛け装着時、当該導管の接する肌面等に近い位置の管壁に、適数個の放散口を穿ったことを特徴とする首飾り型香気放散器。