JP2005300171A - 分注器 - Google Patents

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栄 斉藤
Shusaku Hirai
収作 平井
Mizuki Arai
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Abstract

【目的】薄板状のチップに形成される流体流路との接続が容易で、サンプル流体の漏洩も防止することのできる新規な分注器の提供。
【構成】内部に複数条の流体流路Lが形成される薄板状のチップTにサンプル流体を供給する分注器であり、チップTを挟み込むための流体注入ヘッド2A及び流体排出ヘッド2Bと、その両ヘッドを結合するホルダ1とを備える。ヘッド2A,2Bには夫れ夫れ注入路23A及び排出路23Bが設けられ、その各一端がチップTの流体流路Lにシール部材30を介して接続される。又、ヘッド2A,2Bには、夫れ夫れ流体流路Lとの接続側で注入路23A及び排出路23Bの一端開口部分にテーパ状の凸部29が形成され、シール部材30には流体流路Lに対応する小孔31の部分でヘッド2A,2Bの凸部29が嵌まり込む凹部32が形成される。
【選択図】図8

Description

本発明はDNA検査やタンパク質の解析などに用いられる分注器に係わり、特にタンパク質などを含んだサンプル流体をマイクロ流体チップと呼ばれる薄板状のチップに供給するための分注器に関する。
従来、動植物のDNA(遺伝子)やタンパク質の解析、遺伝子組み換え食品の安全性検査、又は化学物質の合成や分析といった物質の分析を行う技術分野において、マイクロ流体チップと呼ばれる薄板状のチップにサンプル流体を流し、チップの外側から内部に流されるサンプル流体に光を照射し、サンプル流体に含まれる物質やその性状を光学的に分析する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
尚、係るチップの内部にはサンプル流体を流す複数条の流路が形成され、その流路にゴム管などのフレキシブルチューブを介してサンプル流体を貯留した容器が接続される。
特開2001−337083号公報
然し乍ら、チップの流体流路に対するフレキシブルチューブの接続は、流体流路の端口にフレキシブルチューブの一端を押し当て、その状態で接着剤により固定する方式であるから接続に時間が掛かり、しかもチップにフレキシブルチューブを接着固定するので使用後のチップやチューブは洗浄が難しく、このためチップやフレキシブルチューブは使い捨てにされているので経済性に欠けるという問題があった。
又、流路にフレキシブルチューブを接続したとき、該チューブの一端が押し潰されて流路を閉塞してしまったり、接続不良により流体が接続部分から漏洩することがあった。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は薄板状のチップに形成される流体流路との接続が容易で、サンプル流体の漏洩も防止することのできる新規な分注器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、内部に複数条の流体流路が形成される薄板状のチップにサンプル流体を供給する分注器であって、前記チップを流体流路が開通する両端面の対向方向から挟み込むための流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドと、その両ヘッドを結合するホルダとを備え、前記流体注入ヘッドには前記流体流路に対応する小孔を開通せしめた第1のシール部材を介して流体流路の各一端に接続する注入路が設けられると共に、前記流体排出ヘッドには前記流体流路に対応する小孔を開通せしめた第2のシール部材を介して流体流路の他の各一端に接続する排出路が設けられることを特徴とする。
又、以上のような分注器において、流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドには、夫れ夫れ流体流路との接続側で注入路及び排出路の一端開口部分にテーパ状の凸部が形成され、第1のシール部材にはその小孔部分で流体注入ヘッドの凸部が嵌まり込む凹部が形成されると共に、第2のシール部材にもその小孔部分で流体排出ヘッドの凸部が嵌まり込む凹部が形成されることを特徴とし、更に第1のシール部材及び第2のシール部材がエラストマ製の着脱自在な帯状の薄片から成ることを特徴とする。
加えて、流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドに、夫れ夫れチップの端縁を差し込むための保持溝が形成されることを特徴とする。
更に、注入路及び排出路は、流体流路との非接続側で流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドから突出する剛性管を含んで成ることを特徴とする。
本発明の分注器によれば、流体流路が形成されるチップを挟む流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドと、その両ヘッドを結合するホルダとを備え、両ヘッドに設けられる注入路及び排出路の一端が夫れ夫れシール部材を介して流体流路の各一端に接続されることから、チップの内部に供給されるサンプル流体の漏洩を防止でき、しかも両ヘッドとチップが分離可能であるため、それらの洗浄を良好に行え、洗浄後の再使用でも高い汚染防止効果を得られる。
特に、両ヘッドには注入路及び排出路の一端開口部分にテーパ状の凸部が形成され、シール部材には流体流路に対応する小孔の部分で凸部が嵌まり込む凹部が形成されることから、高いシール性が得られる上、それらシール部材にチップを強力に押し付けても凸部の作用で小孔が押し広げられることからサンプル流体を円滑に流通させることができる。
又、シール部材が着脱自在であるから、これも使用後に良好に洗浄して再利用することができる。
更に、流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドには、チップの端縁を差し込むための保持溝が形成されることから、チップをがたつき無く確りと挟み込んで流体流路と注入路及び排出路の接続部分を密着状態に保つことができる。
加えて、注入路及び排出路がヘッドから突出する剛性管を含んで構成されることから、接着剤などを用いることなくフレキシブルチューブを接続して、注入路及び排出路を所望の位置まで延長することができる。
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。先ず、図1及び図2において、チップ(マイクロ流体チップ)について説明すれば、係るチップTはアクリル樹脂やガラスといった透明材料から成る二枚の基板A,Bを貼り合わせて構成されるもので、一方の基板Aには複数条の流体流路Lが並列状に形成され、その各流体流路Lの両端がチップの両端面に開通するようにしてある。又、基板Aの中央部には各流体流路Lが連通する凹状の反応室Rが形成され、他方の基板Bには反応室Rに対応して電極Eが設けられる。
そして、係るチップTによれば、流体流路Lの各一端から反応室Rの内部に数種のサンプル流体(液状サンプル)を供給し、その各液状サンプルの合成反応により得られる物質を電極Eに接続する測定器により電気的に分析することができる。
尚、反応室を形成せず各流体流路を独立させ、その各流体流路毎にサンプル流体の分析を行うこともできる。更に、電極のないチップにして外部からの照射光によりサンプル流体を光学的に分析する場合もある。又、サンプル流体は液体に限らず、気体が用いられることもある。
図3は、以上のようなチップにサンプル流体を供給する本願分注器を示す。図3において、1は方形枠状に組み付けられるホルダであり、その内側にはチップTが配される。2A,2Bは、チップTを流体流路Lが開通する両端面の対向方向から挟み込むための流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドであり、その両ヘッド2A,2BはチップTを挟んでホルダ1に結合される。
ホルダ1にはヘッド2A,2Bを結合するネジ穴11が穿設され、ヘッド2A,2Bにはネジ穴11にねじ込むためのネジ3を通す透孔21が穿設される。又、ホルダ1には位置決め用のガイド溝12が形成され、ヘッド2A,2Bにはガイド溝12に摺動自在にして嵌合する突条22が形成される。これにより、ヘッド2A,2Bは相対向する所定位置でネジ3による締結力によりチップTを挟持することができる。
ここで、一方のヘッド2A(流体注入ヘッド)には流体流路Lに連通する注入路23Aが並列状に設けられ、他方のヘッド2B(流体排出ヘッド)には流体流路Lに連通する排出路23Bが並列状に設けられる。尚、それらヘッド2A,2Bはサンプル流体を流すとき上流側とされるか下流側とされるかの使用態様が相違するだけで、構造自体は同一であるが、チップTに形成される流体流路Lの態様によって注入路23Aと排出路23Bの数や間隔が適宜変更されることは勿論である。
係るヘッド2A,2Bの構造を図4〜図8により詳しく説明すると、ヘッド2A,2Bの一端には図4のように鍔部24が形成され、この鍔部24に上記のネジを通す透孔21が形成される。又、ヘッド2A,2Bの内部には図5に示すようにその一端面から他端面に亙って細孔25が穿設され、その細孔25に剛性管26を挿入して注入路23A(排出路23B)が構成される。剛性管26は金属や硬質樹脂、好ましくは耐食性や耐薬品性に優れるステンレスなどのパイプであり、その一端部はチップに形成される流体流路との非接続側でヘッド2A,2Bから突出され、その突出部にゴム管などから成るフレキシブルチューブPが接続されるようにしてある。又、ヘッド2A,2Bには剛性管26の突出側で凹状のポケット部27が形成され、そのポケット部27に接着剤を流し込むなどして剛性管26を固定するようにしている。
一方、流体流路との接続側でヘッド2A,2Bにはチップの端縁を差し込むための保持溝28が形成され、その保持溝28内において注入路23A(排出路23B)の各一端が開口される。
図6は係る保持溝を部分的に拡大して示した端面図であり、図7には図6におけるX−X断面を示す。これらの図で明らかなように、ヘッド2A,2Bには注入路23A(排出路23B)の一端開口部分で保持溝28の底面を部分的に隆起せしめたテーパ状の凸部29が形成され、その凸部29の中心に注入路23A(排出路23B)の一端が開口するようにしてある。そして、注入路23A(排出路23B)の各一端は、図8のようにシール部材30(第1のシール部材、第2のシール部材)を介してチップTの流体流路Lに接続される。
係るシール部材30は天然ゴム、シリコンなどの合成ゴム、又は合成樹脂といったエラストマから一体に成型される帯状の薄片であり、これはヘッド2A,2Bの保持溝28内に着脱自在にして配される。図9のように、シール部材30にはチップの流体流路に対応して小孔31が所定の間隔で直列状に開口されると共に、その各小孔31の開口部分には図10に示すようなテーパ状の凹部32が形成される。凹部32はヘッド2A,2Bの凸部29に嵌合し、ヘッド2A,2Bの保持溝28内にチップTの端縁を差し込んだとき、その流体流路Lとヘッドの注入路23Aおよび排出路23Bとがシール部材30の小孔31を介して連通するようになっている。
これによれば、流体流路Lと注入路23A及び排出路23Bの接続部分からサンプル流体が漏れ出さず、チップTの端面にシール部材30が強力に押し付けられた場合でも、凸部29の作用によりシール部材の小孔31が半径方向に押し広げられるようになるためサンプル流体を良好に流通させることができる。
ここで、以上のように構成される分注器の使用例を図11に示して説明すれば、ヘッド2A側の剛性管26にはフレキシブルチューブPを介して容器33が接続され、ヘッド2B側の剛性管26はフレキシブルチューブPを介して回収容器34に接続される。そして、容器33内に貯留されるサンプル流体をポンプ35によりヘッド2A側からチップT内に注入し、これをヘッド2B側から排出しながらチップT内を通過するサンプル流体を電極Eに接続するオシロスコープなどの測定器36により分析するのであり、作業終了後にはチップTとヘッド2A,2Bを切り離し、それらを洗浄して再利用することができる。
以上、本発明について説明したが、係る分注器は上記例に限定されるものでなく、例えば図12のように剛性管26をヘッド2A,2Bに貫通せしめ、その剛性管26のみで注入路23A及び排出路23Bを形成するようにしてもよい。又、図13のように、剛性管26を中空のネジ37によりヘッド2A,2Bに固定することもできる。
チップの構造を示す斜視分解図 チップの端面図 本発明に係る分注器を示す正面図 流体注入ヘッドと流体排出ヘッドの構造を示す斜視図 図5に示したヘッドの断面図 ヘッドに形成される保持溝を部分的に拡大して示した端面図 図6のX−X断面図 チップの流体流路と注入路及び排出路の接続部分を示す部分断面図 シール部材を示す平面図 シール部材の部分断面図 本発明に係る分注器の使用態様を示す模式図 ヘッドの変更例を示す断面図 ヘッドの変更例を示す断面図
符号の説明
T チップ
L 流体流路
1 ホルダ
2A 流体注入ヘッド
2B 流体排出ヘッド
23A 注入路
23B 排出路
26 剛性管
28 保持溝
29 凸部
30 シール部材
31 小孔
32 凹部

Claims (5)

  1. 内部に複数条の流体流路が形成される薄板状のチップにサンプル流体を供給する分注器であって、前記チップを流体流路が開通する両端面の対向方向から挟み込むための流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドと、その両ヘッドを結合するホルダとを備え、前記流体注入ヘッドには前記流体流路に対応する小孔を開通せしめた第1のシール部材を介して流体流路の各一端に接続する注入路が設けられると共に、前記流体排出ヘッドには前記流体流路に対応する小孔を開通せしめた第2のシール部材を介して流体流路の他の各一端に接続する排出路が設けられることを特徴とする分注器。
  2. 流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドには、夫れ夫れ流体流路との接続側で注入路及び排出路の一端開口部分にテーパ状の凸部が形成され、第1のシール部材にはその小孔部分で流体注入ヘッドの凸部が嵌まり込む凹部が形成されると共に、第2のシール部材にもその小孔部分で流体排出ヘッドの凸部が嵌まり込む凹部が形成される請求項1記載の分注器。
  3. 第1のシール部材及び第2のシール部材がエラストマ製の着脱自在な帯状の薄片から成る請求項1、又は2記載の分注器。
  4. 流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドに、夫れ夫れチップの端縁を差し込むための保持溝が形成される請求項1、又は2記載の分注器。
  5. 注入路及び排出路は、流体流路との非接続側で流体注入ヘッド及び流体排出ヘッドから突出する剛性管を含んで成る請求項1、又は2記載の分注器。
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