JP2005299644A - 原子力発電システム - Google Patents

原子力発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005299644A
JP2005299644A JP2005068317A JP2005068317A JP2005299644A JP 2005299644 A JP2005299644 A JP 2005299644A JP 2005068317 A JP2005068317 A JP 2005068317A JP 2005068317 A JP2005068317 A JP 2005068317A JP 2005299644 A JP2005299644 A JP 2005299644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main steam
pressure turbine
built
low
superheater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005068317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4636906B2 (ja
Inventor
Koji Shiina
孝次 椎名
Kazuaki Kito
和明 木藤
Masaya Otsuka
雅哉 大塚
Tadao Aoyama
肇男 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005068317A priority Critical patent/JP4636906B2/ja
Publication of JP2005299644A publication Critical patent/JP2005299644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4636906B2 publication Critical patent/JP4636906B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

Abstract

【課題】
原子力発電システムにおいて、炉心熱出力の増加に際し、高圧タービン出口と低圧タービン入口の間の主蒸気配管内へ内蔵型湿分分離過熱器を設置することにより、コンパクトな湿分分離過熱器を提供する。
【解決手段】
従来の原子力発電システムでは、既設の湿分分離器をそのままにして炉心熱出力を増加させると、高圧タービン出口の主蒸気が高湿り度となり、低圧タービンの性能が低下する。
このため、高圧タービン出口と低圧タービン入口の間の主蒸気配管内へ内蔵型湿分分離過熱器を設置することにより、コンパクトな湿分分離過熱器を設置して、その上で原子力の熱効率を向上させることにより、原子炉の電気出力を増加させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子力発電システムに係り特に、湿分分離過熱器(または湿分分離再熱器)を用いた原子力発電システムに関する。
従来の原子力発電システムとして、例えば沸騰水型軽水炉(以下、BWRと称す)は核分裂性物質を含む炉心で水を沸騰させ、沸騰によって生じた蒸気を主蒸気管へ通して高圧タービン,低圧タービンへと送り、高圧タービン,低圧タービンの軸と連動した発電機で電気を発生させている。通常のBWRでは低圧タービン出口側に設置された復水器で蒸気は凝縮して水となり、その後、給水加熱器および給水ポンプ等を通って昇圧,加熱されて原子炉圧力容器内に給水される。
通常のBWRの設計ではまず、炉心の熱出力を決定し、その熱出力で最高の熱効率が得られるように主蒸気管以降の蒸気の流れを最適化している。具体的には、復水器で蒸気を水にすると熱サイクルの原理から通常のBWRの圧力(約7MPa)ではエネルギーの2/3が排出されて無駄になる。そこで、主蒸気のうちの一部を抽気して給水加熱器における給水を加熱するために用いる。この場合、主蒸気の熱はそのほとんどが回収されるため原子炉の熱効率は向上する。一般に再循環ポンプとジェットポンプを用いて湿分分離器
(以下、MSと称す)を備えているBWRにおいては、主蒸気のうち最終的に低圧タービン出口から復水器に送られる蒸気の量は約56%で、残りの蒸気は給水の加熱に用いている。また、湿分分離器の替わりに湿分分離再熱器または湿分分離過熱器(以下、MSHと称す)を設置した改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)においては主蒸気のうち最終的に低圧タービン出口から復水器に送られる蒸気の量は約54%である。これらBWRあるいはABWRの熱効率を向上させるためには、MSをMSHに変更すれば、再熱効率により性能が向上することが知られている。しかしながら、特にBWRでは既設MS容器が小さいため、これら容器内に過熱器である伝熱管を多数本追設することはきわめて難しいと考えられている。
尚、従来の技術としてはMSHが大型化するため、このMSHを設置する際に建屋全体としてどのような位置・配置で設置するかについてのみ課題が置かれていた。このような従来例として特開平9−242357号公報が挙げられる。
特開平9−242357号公報
一般に既設の原子炉を増出力する場合、出力増加にほぼ比例して給水流量および主蒸気流量が増加する。そのため、給水系配管,給水加熱器,給水ポンプ,蒸気乾燥器などの炉内構造物,主蒸気管,高圧タービン,低圧タービンおよび復水器など作動流体の流量増加に伴い、ほとんど全ての機器における設計余裕は減少する。通常のBWRでは主蒸気流量の増加によって最初に設計余裕がなくなるのが高圧タービンである。BWR以外の原子力発電システムにおいても、高圧タービンの設計余裕が比較的小さいプラントについては同様の課題がある。
本発明の目的は、通常運転時から増出力時運転に変更した場合でも、作動媒体である主蒸気を再熱サイクルにより熱効率を向上させ、建屋スペースおよび配管配置空間を大幅に変更することなく、しかも他のプラント機器への影響が無く、低圧タービンに入る低湿り度の過熱蒸気流量を増加させることで、プラントの増出力を可能になる原子力発電システムを提供することにある。
上記課題を解決する本発明の特徴は、冷却材を炉心に供給する給水配管と、冷却材を昇圧する給水ポンプと、冷却材を加熱する給水加熱器と、冷却材から蒸気を発生させる原子炉と、蒸気からエネルギーを回収する高圧タービンおよび低圧タービンと、低圧タービンから排出された蒸気を冷却して凝縮させる復水器と、高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管内に設けられた、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器とを備えたことにある。
本発明によれば、原子力発電システムの大幅な変更をせずに主蒸気配内蔵型である湿分分離過熱器を設置することで、通常運転時から増出力時運転に変更した場合でも、作動媒体である主蒸気を再熱サイクルにより熱効率を向上させ、建屋スペースおよび配管配置空間を大幅に変更することなく、しかもコンパクトで高性能な湿分分離過熱器を設置することにより、他のプラント機器への影響が無く、低圧タービンに入る低湿り度の過熱蒸気流量を増加させることで、原子力プラントの増出力を可能にすることができる。
好ましくは、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、湿分分離器及び過熱器を有し、高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管内において、上流側に湿分分離器を、下流側に過熱器をそれぞれ配置していることが望ましい。
また、好ましくは、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管を流れ方向に対して水平または上向き傾斜に設置し、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器の湿分分離器内に少なくとも1段以上のドライヤ要素を設置し、湿分分離器下部には凝縮ドレン水ポットを設けたことが望ましい。
好ましくは、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、加熱側には原子炉からの高温高圧蒸気、被加熱側には高圧タービン出口からの低温低圧蒸気を用いるとよい。
好ましくは、湿分分離過熱器は、加熱側の高温高圧蒸気を管内側、被加熱側の低温低圧蒸気を管外側すなわち胴側に流すように構成するとよい。
好ましくは、高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管内に設置された、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器の過熱器は、加熱側の高温高圧蒸気を胴側に、被加熱側の低温低圧蒸気を管側に流すように構成することが望ましい。
好ましくは、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、伝熱管長さ方向へある間隔で設置する伝熱管を支持するスペーサを低圧損化するため、胴側流れ方向の上流あるいは下流側、上流並びに下流側を半円,エッジ状,流線形状とした平板スペーサあるいは円柱棒状ロッドを用いることが望ましい。
好ましくは、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、既設沸騰水型原子炉及び改良型沸騰水型原子炉のいずれかにおける増出力用または新設プラント用の主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器であることが望ましい。
好ましくは、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、既設加圧水型原子炉及び改良型加圧水型原子炉のいずれかにおいて増出力用または新設プラント用の主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器であることが望ましい。
好ましくは、既設沸騰水型原子炉あるいは改良型沸騰水型原子炉の低圧損運転のために、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器を組み込むことが望ましい。
好ましくは、高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管に容器内蔵型湿分分離過熱器を設けることが望ましい。
好ましくは、容器内蔵型湿分分離器を高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管に設け、配管内蔵型過熱器を、容器内蔵型湿分分離器よりも下流側で、高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管内に設けることが望ましい。
本発明によれば、原子力発電システムにおいて主蒸気系機器の設計余裕を適切に維持しつつ出力増加を可能にする。
本発明の実施例を図面を用いて説明する。図1は本発明の好適な実施例である主蒸気配管内蔵型の湿分分離過熱器(以下、MSHと略す)を有する沸騰水型軽水炉のシステム系統図を示す。主蒸気配管内蔵型の湿分分離過熱器は、以下、主蒸気配管内蔵型MSHと称する。原子炉1から発生する高圧の主蒸気は主蒸気管2から高圧タービン4へ供給されて高圧タービン4で回転エネルギーに変換されて仕事をする。この後、膨張した主蒸気は主蒸気配管内蔵型MSHに供給される。主蒸気配管内蔵型MSHは湿分分離器5及び過熱器6を有する。主蒸気配管内蔵型MSH内に供給された主蒸気は、湿分分離器5で湿分を除去された後、過熱器6で抽気蒸気配管3から供給される高温高圧蒸気により過熱される。過熱に用いた高圧蒸気は、その後、給水加熱にも用いられ、そのエネルギーのほとんどを回収できるため、過熱器6を設置することによりプラントの熱効率は向上する。熱効率向上の観点からは過熱段数が多いほど良いが、本実施例は、現実的にコスト及び設置スペースの関係から1段あるいは2段再熱式を採用している。過熱された蒸気は低圧タービン7でも同様の仕事をし、膨張した低圧蒸気は復水器8で凝縮される。その後、復水した冷却水は低圧給水加熱器9,主給水ポンプ10及び高圧給水加熱器11で昇温・昇圧されて、再び原子炉1内へ供給される。通常の沸騰水型軽水炉では事故・過渡時に十分に炉心の健全性が確保される範囲で、高圧タービンや湿分分離器からの抽気蒸気やドレン水を給水加熱に用いることにより冷却材の給水温度を高くして熱効率が最大となるように設計されている。
図2は上記した主蒸気配管内蔵型MSHの概要構成を示している。本実施例では、主蒸気配管内蔵型MSHは、高圧タービン4と低圧タービン7の間における既設の主蒸気配管2(高圧タービン4と低圧タービン7とを連絡している既設の主蒸気配管2)内に配管と同径の湿分分離器5と過熱器6を取り付けたものである。湿分分離器5の中にはドライヤ要素12を少なくとも1段以上設置し、この下部には凝縮水ポット14を設けている。A−A断面を見ると、配管の断面にドライヤ要素12を設置した場合、上下左右に生じる空間内を蒸気のサイドリークが流れないように閉止機構13とする。また、湿分分離器5の下流にある過熱器6の中には数本以上の伝熱管15を設置し、これら長ものの伝熱管を支持するために、ある間隔でB−B断面のように伝熱管支持スペーサ16(以下、スペーサと略す)をエッグ・クレート状(卵の仕切り形状)に設置する。エッグ・クレート状格子で伝熱管を支持する場合、最低2点支持となるため、荷重受け、圧損低減および管束の流力弾性振動抑制の観点から、構成上、最も最適と考える。ここで、湿分分離器5から出た低温・低圧の主蒸気18は入口ノズル2aから胴体内へ流入し、伝熱管内の抽気蒸気とほぼ対向で流れ、出口ノズル18bから排出されるようになる。一方、高温・高圧の抽気蒸気19aは入口ノズル6aから入口側水室6cを介して伝熱管内へ流入し、胴体側流れと対向流で流れ、出口側水室6dを介して出口ノズル6b前に設置された凝縮水ドレンポット17で凝縮してノズルから抽気蒸気19bとして排出される。このように、本実施例で用いる主蒸気配管内蔵型MSHは外観は既存の主蒸気配管そのものに見えるほど、細径でシンプルな構造にすることが可能になる。これにより、主蒸気配管を取り外して新たに
MSHの大きな容器を追設しなくとも、この主蒸気配管の中で対向流熱交換をしながら、湿り蒸気を加熱蒸気に変化させることを実現出来る。
図3は本実施例に用いられる主蒸気配管内蔵型MSHの熱交換方式の概要を示す。図3(a)は過熱器である熱交換器内を高圧タービン出口からの低温・低圧の主蒸気18と原子炉出口からの高温・高圧の抽気蒸気19を対向流で熱交換することを示している。図3(b)は流れ方向xに対する温度分布Tの概要を示す。高温・高圧の抽気蒸気19は、過熱器の入口から出口まで一定温度のまま潜熱変化あるいは過冷却された飽和ドレン水となるが、一方、低温・低圧の主蒸気18は、湿り蒸気を飽和蒸気に加熱するまでは一定温度で潜熱移動し、その後、出口までの間で顕熱変化して過熱蒸気となることを示している。
図4は現状で考えられる原子力発電システムの系統図を示す。図1と比較すると、図4では従来例として、ABWRで実績のある容器内蔵型のMSH(詳細構成は図5参照)を用いている。既設のBWRではMS容器内の開いた空間内に加熱用伝熱管を可能な範囲で配置するか、新たに必要交換熱量に応じたMSHを設計製作することになる。
図5は図4に示す原子力発電システムに用いられた従来の容器内蔵型MSHの概要を示す。容器内蔵型MSHは、一般的な多管式熱交換器内の下部に湿分分離器5D、上部に過熱器6Dを内蔵したものである。この方式では、大きなシェル内に湿分分離器5Dと過熱器6Dを設置しているが、シェル内の有効な空間が十分利用されていないため、コンパクトにすることは困難である。すなわち、そのシェルの外径は、主蒸気配管の外径に比べて著しく大きい。
図6はMSHの交換熱量と長さ比の関係を示している。横軸は交換熱量Q、縦軸は無次元長さ比L/Dを示す。ここで、既存のBWR110万kWe級では、主蒸気配管の直管部長さはおよそL=100m、主蒸気配管の外径はD=1.1m であり、これらの上限値を用いて試算した。検討条件は、BWR110万kWe級,胴径(配管径) D=1.1m,伝熱管外径do=25mm,管本数nt=100の場合である。また、配管は正三角形配置とし、TEMAの規格に準じて管ピッチはPt/do=1.5 とした。主蒸気配管口径が一定の場合、図示のように交換熱量Qの増加とともに伝熱管の面積を大きくするためL/Dも増加する。この時、現実的な建屋空間の許容値として、(L/D)max =100を考えれば十分である。本試算結果から、1系統での湿分分離器および過熱器を含めた総長さはL/D=35〜40となり、これらのMSHを3系統並列に配置し、過熱蒸気を3基の低圧タービン入口へ連結するようにする。
図7はMSHの交換熱量Qと熱交換器空間体積Vの関係を示している。横軸は標準化交換熱量Q*、縦軸は空間容積比V*を示す。各々の基準値1.0 には、従来例であるBWRのMSのサイズを用いて、他の条件は図6と同様の条件としたものである。従来例のBWR用MSに比べて、本発明の場合は空間容積が約40%と大幅に減少する。また、従来例のABWR用の容器内蔵型MSHに比べても、本発明に用いる主蒸気配管内蔵型MSHの空間容積は大幅にコンパクトになることがわかる。この際、従来例のBWR用MS及びABWR用MSHともに2基ずつ設置されているので、2基分の容積合計と比較した。
図8は熱交換器コンパクト指標による本実施例で用いている熱交換器と従来熱交換器の比較模式図を示す。この比較手法として、『日本機械学会論文集、Vol.65,No.631,p.
1018,平成11.3 』にコンパクト化の定義と検討法の例が記載されている。すなわち、横軸は胴側レイノルズ数Re、縦軸は熱交換器の胴側コンパクト指標ηs を示す。ここで、一般的なシェル・チューブ式熱交換器の場合、流体空間の大きな、しかも流体の流れが停留する死水域などの存在する胴側が律則となるため、熱交換器の性能やコンパクト化には、胴側流れに注目すればよいと考える。ここで、熱交換器コンパクト指標ηs は次式に示すように、胴側熱伝達率hsと圧力損失係数Kとの比を表し、ηsが大きくなればなるほどコンパクトであることを示している。すなわち、コンパクト指標ηs は伝熱促進構造により付加的に生じる圧力損失の増加に対する伝熱促進割合を無次元数で表した指標であり、具体的には損失係数fsに対する伝熱係数Nusの向上比であり次式で定義される。
Figure 2005299644
ここで、Colburnのjファクターは次式で表される。
Figure 2005299644
また、式(1)に用いる摩擦損失係数fs′はColburnの定義に基づき、次式で定義した。
Figure 2005299644
ここで
Figure 2005299644
ただし、Qsは交換熱量、Lsは流路長さ、ΔTsは温度差である。
上式(4)を式(2),(3)へ代入し、面積はAs=πde 2/4、体積流量はVs
ssの関係を用いると、式(1)のηsは次式のようになる。
Figure 2005299644
ただし、ΔPsは圧力差である。
すなわち、Qs,Vs,ΔTs,ΔPs及び熱物性値の粘性係数μs,熱伝導率κs,プラントル数Prsが一定の場合、式(5)よりηs∝1/As 2の関係が得られ、ηs は熱交換器のコンパクトさの指標を与え、ηs が大きくなるほどコンパクトになることがわかる。したがって、ηsが大きくなり1.0に漸近することは、圧力損失が小さく伝熱性能が大きくなり、熱交換器が非常にコンパクトになることを意味する。ここで、伝熱管に平滑管を用いるか、蒸気凝縮した液を分離しやすくするために従来例で用いられているローフィン管などを用いるかは、上記のコンパクト指標を基に適切な管を決定すれば良いので、種々の管を採用する可能性がある。
比較用に、従来例を併記する。図8より、一般的な多管式熱交換器(水−水)、改良型対向流熱交換器(水−水)、従来よりABWRで採用されているMSHなどは同じRe数で比較するとηs=0.1〜0.3 であるのに対して、本発明で用いる主蒸気配管内蔵型
MSHはηs=0.5となり、大幅なコンパクト化が図れる。ちなみに、この時の条件の胴側レイノルズ数ReはRe=2×105である。
図9は熱交換方式の相違による技術課題の比較図を示す。上図は従来例である伝熱管を直行流で横切る流れの場合、伝熱管下流側で温度境界層がはく離することにより、比較的低流速でも胴側熱伝達率hs が大きくなる。しかしながら、はく離が生じることにより圧力損失は大きくなり、また熱交換器特有の伝熱管束間での流力弾性振動(流動振動の一種であり、一般的な分類としてFIVと略す)が大きくなる懸念がある。一方、下図の本発明で用いる主蒸気配管内蔵型MSHのように、伝熱管内を対向流で流れる場合、伝熱間と支持材近傍での温度境界層薄膜化により、胴側熱伝達率hs は管内側とほぼ同等か僅かに大きくなるが、支持材設置による縮流・拡大流損失はそれほど大きくなく、しかも伝熱管束間での流力弾性振動も抑制されるため、熱交換器としての3大技術課題である伝熱性能,圧損,FIVを満足する観点から見ると、主蒸気配管内蔵型MSHの熱交換器ほうが有効であることがわかる。
主蒸気配管内蔵型MHSの他の実施例(他の構造例)を図10から図19に示す。図
10は他の配管構成法で図2の実施例と同じ符号の部材は同一の構成,効果を有するものであり、直管一軸方向に揃えた場合の主蒸気配管内蔵型MSHの概要を示す。建屋配置上あるいは主蒸気圧損低減のためには、こちらの方が望ましい。図11は図2の熱交換方式の逆の場合の主蒸気配管内蔵型MSHの概要を示したもので、特に言及しない限りは図の実施例と同じ符号の部材は同一の構成,効果を有するものである。すなわち、管内側流体に主蒸気18,胴側流体に抽気蒸気19を流す場合である。この場合、配管内蔵型の構造としては、非常にシンプルになるが、管内が低圧、胴側が高圧となり得る。しかしながら、本方式でも伝熱管厚さなど膜圧に対する一次応力強度を検討すれば、このような実施例を構成することができる。
図12から図17までは、図11に示すMSHの構成例を基本として主蒸気配管内蔵型MSHの他の実施例を説明したものであり、特に言及しない限りは図11の実施例と同じ符号の部材は同一の構成,効果を有するものである。なお、これら他の実施例は図2の構成について適用できることは当然である。図12は湿分分離過熱器の直管部にエクスパンション23を設置した場合のMSHの概要を示す。これは、過熱器6の容器の直管部が配管それ自体を使用するために細径で長尺ものとなり、配管すなわち過熱器の胴体と伝熱管の材質の熱伸びの相違に基づく熱応力を緩和するため、配管側に熱伸び吸収用エクスパンション23を設置したものである。本方式は、一般的に直管式シェル・チューブ熱交換器で用いられている。図13は軸方向に二つの過熱器6A,6Bに分け、その間にエクスパンション24を設置した場合の主蒸気配管内蔵型MSHの概要を示したものであり、図
12よりも図13の構成の方が現実的な設計及び点検の面が有利と考えられる。
図14は湿分分離過熱器6を主蒸気配管2よりも太径とした場合の主蒸気配管内蔵型
MSHの概要を示したものであり、特に言及しない限りは図11の実施例と同じ符号の部材は同一の構成,効果を有するものである。主蒸気配管2下流側に、蒸気流入拡大管25aを設置し、湿分分離器5、さらに過熱器6を接続し、その後、蒸気流出縮小管25bを経て主蒸気配管2に戻す。これにより、配管内へ伝熱管を設置したことによる主蒸気流速の増加を抑制でき、また伝熱管を設置しても、伝熱管が設置されていない場合の主蒸気流速と同じにできるメリットがある。
図15は主蒸気配管内蔵型MSHの過熱器内の伝熱管を支持するスペーサの概要を示したものであり、特に言及しない限りは図11の実施例と同じ符号の部材は同一の構成,効果を有するものである。スペーサは伝熱管を支持する働き以外に、胴側流体の圧損が低く、また伝熱管束への流れが平行流であるため胴側流体力による流力弾性振動の抑制が期待できる。具体的なスペーサ構造として、基本的な薄い平板状スペーサ,半円状スペーサ,エッジ状スペーサ,流線形状スペーサ、そして円柱棒状スペーサなどが考えられる。これらの形状は、流れに対して、上流側あるいは下流側、または上下流両側の組み合わせがある。可能な範囲で、スペーサ流入側の縮流損失およびスペーサ流出側の拡大流損失を低減するようにする。
図16は過熱器内の伝熱管内流れと胴側流れが完全対向流となるように、胴側入口及び出口部の両者へ均一流入内筒管26a,均一流出内筒管26bを設置した主蒸気配管内蔵型MSHの概要を示したものであり、特に言及しない限りは図11の実施例と同じ符号の部材は同一の構成,効果を有するものである。これにより、胴側出入口の均一流入出を達成し、有効伝熱管の面積を大きくし、また胴側ノズルから流入する直交流による伝熱管の流動振動を防止する効果がある。
図17は主蒸気配管内蔵型MSHの過熱器内の胴側流れが伝熱管内流れと熱交換後、凝縮したドレン水の排出法の概要図を示したものであり、特に言及しない限りは図11の実施例と同じ符号の部材は同一の構成,効果を有するものである。この実施例においては、凝縮水ポット17に滞留したドレン水の水位を液位指示計27で検出し、適正な液位を保つように流量調整弁28に信号を送り、弁開度を調整し、ドレン水を高圧給水加熱器11へ供給して給水を加熱する。このシステムは、加熱器内に限らず、湿分分離器内のドレン水の排出処理にも同様に用いることが出来る。
図18は本発明の他の実施例である原子力プラントの構成を示している。この原子力プラントは、3系統の主蒸気配管内蔵型MSHを備えている。実際上のシステム運用に際しては、主蒸気配管内蔵型MSHを3系統に分け、それぞれの出口から過熱された蒸気を3基の低圧タービン7A,7B,7Cへ供給する構成が適用できる。第1系統の主蒸気配管内蔵型MSHは湿分分離器5A及び過熱器6Aを有し、第2系統の主蒸気配管内蔵型MSHは湿分分離器5B及び過熱器6Bを有し、第3系統の主蒸気配管内蔵型MSHは湿分分離器5C及び過熱器6Cを有する。これにより、配管口径が一定の場合、熱交換器内の管側及び胴側平均流速を低減でき、両側の圧損及び流動振動を抑制できる点では有効となる。従来例のMSや容器内蔵型MSHでは、通常大きな2基の圧力容器を設置しているが、これらに比べると、本実施例では主蒸気配管内蔵型MSHは細長いけれども機器設置空間は非常に小さくて済むことになる。
図19は本発明の他の実施例である原子力プラントの構成を示している。この実施例では特に、原子炉に低圧損炉心1aを用いた増出力運転に用いる場合を示す。既存のBWRの湿分分離器を主蒸気配管内蔵型MSHに置き換え、炉心の運転法を変更することにより、プラント運転前に比べて約15%程度の電気出力増加が図れる有効な原子力システムの例である。本実施例の原子力プラントも、3系統の主蒸気配管内蔵型MSHを備えている。
なお、本実施例は沸騰水型軽水炉プラントを例にしたが、本発明は加圧水型軽水炉の2次系やその他の形式の原子力発電システムにも適用可能である。
図20は本発明の他の実施例である原子力発電システムを示している。本実施例は、高圧タービン4と低圧タービン7の間に位置する主蒸気配管2に、図5に示す容器内蔵型
MSH及び例えば図2に示す主蒸気配管内蔵型MHSを設置したものである。本実施例は、例えば既設のBWRプラントにおいて、増出力運転を行う場合にその増出力運転の条件に対して過熱量不足分を主蒸気配管内蔵型MHSで補うことができるシステムである。すなわち、既設のBWRプラントの増出力運転条件に応じて主蒸気の過熱量を適正に設定する増出力運転システムの例である。これにより、増出力運転により電気出力の増加が図れると共に、蒸気過熱量を増加させることができ、BWRプラントの熱効率を向上させることも可能になる。
図21は本発明の他の実施例である原子力発電システムを示している。本実施例は、高圧タービン4と低圧タービン7の間に位置する主蒸気配管2に、容器内蔵型湿分分離器
5D及び主蒸気配管内蔵型過熱器6を設けたものである。容器内蔵型湿分分離器5Dは、図5に示す容器内蔵型MSHの構成から、過熱器6Dを取り除いた構造を有する。主蒸気配管内蔵型過熱器6は、例えば図2に示す主蒸気配管内蔵型MSHの構成から、湿分分離器5を取り除いた構造を有する。主蒸気配管内蔵型過熱器6は容器内蔵型湿分分離器5Dの下流側に配置される。本実施例は、既設のBWRプラントの増出力運転条件に応じて主蒸気の過熱量を適正に設定し、プラント熱効率の向上を図る増出力運転システムの例である。
以上述べた各実施例の原子力発電プラントにおいて、MSHの代わりに湿分分離再熱器を用いてもよい。
本発明の好適な実施例である原子力発電システムの系統図である。 図1に示す主蒸気配管内蔵型MSHの概要構成図である。 主蒸気配管内蔵型MSHにおける過熱器の熱交換方式を示す説明図である。 現状の原子力発電システムの構成図である。 図4に示す容器内蔵型MSHの概要構成図である。 MSHの交換熱量と長さ比の関係を示す説明図である。 主蒸気配管内蔵型MSH及び容器内蔵型MSHの交換熱量と熱交換器空間体積の関係を示す説明図である。 熱交換器コンパクト指標による主蒸気配管内蔵型MSHと容器内蔵型MSHの比較模式図である。 熱交換方式が相違する主蒸気配管内蔵型MSH及び容器内蔵型MSHにおける技術課題の比較図である。 主蒸気配管内蔵型MSHの他の実施例の概要構成図である。 主蒸気配管内蔵型MSHの他の実施例の概要構成図である。 主蒸気配管内蔵型MSHの他の実施例の概要構成図である。 主蒸気配管内蔵型MSHの他の実施例の概要構成図である。 主蒸気配管内蔵型MSHの他の実施例の概要構成図である。 主蒸気配管内蔵型MSHの他の実施例の概要構成図である。 主蒸気配管内蔵型MSHの他の実施例の概要構成図である。 主蒸気配管内蔵型MSHの他の実施例の概要構成図である。 本発明の他の実施例である原子力発電システムの系統図である。 本発明の他の実施例である原子力発電システムの系統図である。 本発明の他の実施例である原子力発電システムの系統図である。 本発明の他の実施例である原子力発電システムの系統図である。
符号の説明
1…原子炉圧力容器、2…主蒸気管、2a…主蒸気管入口ノズル、2b…主蒸気管出口ノズル、3…抽気蒸気管、4…高圧タービン、5,5A,5B,5C…湿分分離器、6,6A,6B,6C…過熱器、6a…入口ノズル、6b…出口ノズル、6c…入口側水室、6d…出口側水室、7…低圧タービン、8…復水器、9…低圧給水加熱器、10…主給水ポンプ、11…高圧給水加熱器、12…湿分分離ドライヤ、13…閉止機構、14,17…凝縮水ポット、15…伝熱管、15a…伝熱管束、16…伝熱管支持スペーサ、18…主蒸気流、18a…主蒸気流入、18b…主蒸気流出、19…抽気蒸気流、19a…抽気蒸気流入、19b…抽気蒸気流出、19c…抽気蒸気流、20…蒸気均一流入機構、21…伝熱管束ガイド、22…凝縮水ホットウェル、23…エクスパンション付き過熱器、
24…エクスパンション、25a…蒸気流入拡大管、25b…蒸気流出縮小管、26a…均一流入内筒管、26b…均一流出内筒管、27…液位指示計、28…流量調整弁、29…主蒸気チャンバ。

Claims (12)

  1. 冷却材を炉心に供給する給水配管と、
    前記冷却材を昇圧する給水ポンプと、
    前記冷却材を加熱する給水加熱器と、
    前記冷却材から蒸気を発生させる原子炉と、
    蒸気からエネルギーを回収する高圧タービンおよび低圧タービンと、
    前記低圧タービンから排出された蒸気を冷却して凝縮させる復水器と、
    前記高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管内に設けられた、主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器とを備えたことを特徴とする原子力発電システム。
  2. 前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、湿分分離器及び過熱器を有し、前記高圧タービンと低圧タービンの間の前記主蒸気配管内において、上流側に前記湿分分離器を、下流側に前記過熱器をそれぞれ配置している請求項1記載の原子力発電システム。
  3. 前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、前記高圧タービンと低圧タービンの間の前記主蒸気配管を流れ方向に対して水平または上向き傾斜に設置し、前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器の湿分分離器内に少なくとも1段以上のドライヤ要素を設置し、前記湿分分離器下部には凝縮ドレン水ポットを設けた請求項1又は請求項2の原子力発電システム。
  4. 前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、加熱側には前記原子炉からの高温高圧蒸気、被加熱側には高圧タービン出口からの低温低圧蒸気を用いる請求項1又は請求項2の原子力発電システム。
  5. 前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、加熱側の高温高圧蒸気を管内側、被加熱側の低温低圧蒸気を管外側すなわち胴側に流す請求項1,請求項2又は請求項4の原子力発電システム。
  6. 高圧タービンと低圧タービンの間の前記主蒸気配管内に設置された、前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器の過熱器は、加熱側の高温高圧蒸気を胴側に、被加熱側の低温低圧蒸気を管側に流す請求項1,請求項2又は請求項4の原子力発電システム。
  7. 前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、伝熱管長さ方向へある間隔で設置する伝熱管を支持するスペーサを低圧損化するため、胴側流れ方向の上流あるいは下流側,上流並びに下流側を半円,エッジ状,流線形状とした平板スペーサあるいは円柱棒状ロッドを用いた請求項1,請求項2、請求項4ないし請求項6のいずれか1項の原子力発電システム。
  8. 前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、既設沸騰水型原子炉及び改良型沸騰水型原子炉のいずれかにおける増出力用または新設プラント用の主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器である請求項1ないし請求項7のいずれか1項の原子力発電システム。
  9. 前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器は、既設加圧水型原子炉及び改良型加圧水型原子炉のいずれかにおいて増出力用または新設プラント用の主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器である請求項1ないし請求項7のいずれか1項の原子力発電システム。
  10. 既設沸騰水型原子炉あるいは改良型沸騰水型原子炉の低圧損運転のために、前記主蒸気配管内蔵型湿分分離過熱器を組み込んだ請求項1ないし請求項7のいずれか1項の原子力発電システム。
  11. 前記高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管に容器内蔵型湿分分離過熱器を設けた請求項1ないし請求項7のいずれか1項の原子力発電システム。
  12. 冷却材を炉心に供給する給水配管と、
    前記冷却材を昇圧する給水ポンプと、
    前記冷却材を加熱する給水加熱器と、
    前記冷却材から蒸気を発生させる原子炉と、
    蒸気からエネルギーを回収する高圧タービンおよび低圧タービンと、
    前記低圧タービンから排出された蒸気を冷却して凝縮させる復水器と、
    前記高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管に設けられた容器内蔵型湿分分離器と、
    前記容器内蔵型湿分分離器よりも下流側で、前記高圧タービンと低圧タービンの間の主蒸気配管内に設けられた配管内蔵型過熱器とを備えたことを特徴とする原子力発電システム。
JP2005068317A 2004-03-18 2005-03-11 原子力発電システム Expired - Fee Related JP4636906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005068317A JP4636906B2 (ja) 2004-03-18 2005-03-11 原子力発電システム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004077373 2004-03-18
JP2005068317A JP4636906B2 (ja) 2004-03-18 2005-03-11 原子力発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005299644A true JP2005299644A (ja) 2005-10-27
JP4636906B2 JP4636906B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=35331464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005068317A Expired - Fee Related JP4636906B2 (ja) 2004-03-18 2005-03-11 原子力発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4636906B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150763A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子力発電プラントとその運転方法
JP2009243925A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 高速増殖炉型原子力発電システム及びその運用方法並びにこれに用いられるポンプ組込型中間熱交換器
JP2009243924A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 高速増殖炉型原子力発電システム
JP2011069271A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 発電プラント及びその運転方法
JP2012127548A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd シェル・プレート式熱交換器と、これを備えた発電プラント
CN103422921A (zh) * 2012-05-25 2013-12-04 阿尔斯通技术有限公司 蒸汽兰金装置
WO2016167445A1 (ko) * 2015-04-16 2016-10-20 두산중공업 주식회사 초임계 이산화탄소 사이클을 이용한 하이브리드 발전 시스템
WO2016178470A1 (ko) * 2015-05-04 2016-11-10 두산중공업 주식회사 초임계 이산화탄소 발전 시스템
JP2017036870A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd 給水加熱装置及び蒸気タービンプラント
WO2017029911A1 (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 三菱日立パワーシステムズ株式会社 湿分分離ユニット及び蒸気タービンプラント

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564724B1 (ja) * 1967-01-05 1981-01-31
JPS59105907A (ja) * 1982-11-24 1984-06-19 ベ−・ベ−・ツエ−・アクチエンゲゼルシヤフト・ブラウン・ボヴエリ・ウント・コンパニイ 飽和蒸気タ−ビン装置
JPH05187205A (ja) * 1991-06-24 1993-07-27 General Electric Co <Ge> 蒸気タービン装置の水分分離方式

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564724B1 (ja) * 1967-01-05 1981-01-31
JPS59105907A (ja) * 1982-11-24 1984-06-19 ベ−・ベ−・ツエ−・アクチエンゲゼルシヤフト・ブラウン・ボヴエリ・ウント・コンパニイ 飽和蒸気タ−ビン装置
JPH05187205A (ja) * 1991-06-24 1993-07-27 General Electric Co <Ge> 蒸気タービン装置の水分分離方式

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150763A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子力発電プラントとその運転方法
JP2009243925A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 高速増殖炉型原子力発電システム及びその運用方法並びにこれに用いられるポンプ組込型中間熱交換器
JP2009243924A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 高速増殖炉型原子力発電システム
JP2011069271A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 発電プラント及びその運転方法
JP2012127548A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd シェル・プレート式熱交換器と、これを備えた発電プラント
JP2013245684A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Alstom Technology Ltd 蒸気ランキンプラント
CN103422921A (zh) * 2012-05-25 2013-12-04 阿尔斯通技术有限公司 蒸汽兰金装置
US9739178B2 (en) 2012-05-25 2017-08-22 General Electric Technology Gmbh Steam Rankine plant
WO2016167445A1 (ko) * 2015-04-16 2016-10-20 두산중공업 주식회사 초임계 이산화탄소 사이클을 이용한 하이브리드 발전 시스템
WO2016178470A1 (ko) * 2015-05-04 2016-11-10 두산중공업 주식회사 초임계 이산화탄소 발전 시스템
KR20160130551A (ko) * 2015-05-04 2016-11-14 두산중공업 주식회사 초임계 이산화탄소 발전 시스템
KR101719234B1 (ko) 2015-05-04 2017-03-23 두산중공업 주식회사 초임계 이산화탄소 발전 시스템
JP2017036870A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd 給水加熱装置及び蒸気タービンプラント
WO2017029911A1 (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 三菱日立パワーシステムズ株式会社 湿分分離ユニット及び蒸気タービンプラント
CN107923262A (zh) * 2015-08-19 2018-04-17 三菱日立电力系统株式会社 湿分分离单元及蒸汽涡轮设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4636906B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4636906B2 (ja) 原子力発電システム
EP2428728B1 (en) Steam generator
US9200622B2 (en) Solar-nuclear hybrid power plant
González-Gómez et al. Thermo-economic optimization of molten salt steam generators
MX2014010579A (es) Procedimiento para mejorar el rendimiento del ciclo termico en las centrales nucleares.
US11454452B2 (en) Heat exchanger for a molten salt steam generator in a concentrated solar power plant (III)
Ferruzza et al. Design of header and coil steam generators for concentrating solar power applications accounting for low-cycle fatigue requirements
KR20170028334A (ko) 일체형 원자로 및 이를 구비하는 원전
CN208059636U (zh) 换热器和包括至少一个换热器系列的熔盐蒸汽生成器
US20200141568A1 (en) Heat exchanger for molten salt steam generator in concentrated solar power plant
González-Gómez et al. Steam generator design for solar towers using solar salt as heat transfer fluid
JP2002031694A (ja) 超臨界圧水炉とその発電プラント
EP3502608B1 (en) Heat exchanger for a molten salt steam generator in a concentrated solar power plant (iii)
JP2009133820A (ja) 高速増殖炉型原子力発電システム
JP4349133B2 (ja) 原子力プラント及びその運転方法
González-Gómez et al. Assessment of evaporators using solar salt as heat transfer fluid
González-Gómez et al. Design optimization and structural assessment of a header and coil steam generator for load-following solar tower plants
JP2009243924A (ja) 高速増殖炉型原子力発電システム
Arpit et al. A state-of-the-art review of heat recovery steam generators and waste heat boilers
Berezinets et al. Heat recovery steam generators of binary combined-cycle units
CN219318403U (zh) 一种新型核电厂对外蒸汽供应系统
KR102514159B1 (ko) 집광형 태양열 발전소 (ⅲ) 의 용융 염 증기 발생기용 열교환기
Eoh et al. Thermal Sizing of a forced draft sodium-to-air heat exchanger and its operation strategy in KALIMER
Jung et al. Preliminary Design of Refueling Decay Heat Removal Systems for the PGSFR
Skiles Improve the performance of your boiler system

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070612

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20071122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100616

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4636906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees